岡本隆一 衆議院議員
27期国会発言一覧

岡本隆一[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期-30期-31期
岡本隆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡本隆一衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第16号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昨日提案されました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、鳩山総理以下関係閣僚に若干の質問をいたしたいと存じます。  まず第一に、社会保障制度の拡充強化の問題について鳩山総理にお伺いいたしたい。社会保障制度の拡充強化は、第二次鳩山内閣成立の際の最大の公約でありました。積年にわたる吉田内閣の圧政に苦しんだ国民は、この魅力ある公約にそこはかとない希望を抱き、苦しみあえぐ自分たちの生活にほのかなあかりがさすのではないか、こういう期待を持って、鳩山内閣の成立を許したのであります。ところで、私は近ごろ霞ケ関を通っていつも思うのでありますが、防衛庁の実に……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第15号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国民健康保険法について、岸総理、一萬田大蔵大臣並びに堀木厚生大臣に若干の質問を行わんとするものであります。(拍手)  岸総理は、昨年の春首相就任とともに、貧乏の追放を国民への公約とされました。まことに大胆にして率直なその所信の披瀝には、私どもは心より尊敬の念を抱きました。そして、貧しさにあえぐ国民のために、その成果の結実の一日も早からんことを祈りました。しかしながら、その後の岸内閣の諸施策を見て参りますと、だんだん私たちのその希望は薄らいでいくのみか、岸総理が初めてその責任において編成されました本年度予算を見るに及びまし……

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 数項目質問したいのですが、そのうち大臣が来られるまでの間、二、三の問題について質問したいと思います。  まず第一に、人口対策費の中の生活困窮者受胎調節普及事業費補助金であります。受胎調節の問題が、今までどういうものか厚生省では母性保護として取り扱われておりまして、人口対策としては取り扱われておらなかった。それが初めて人口対策として取り扱われるようになつたのでございまして、非常にけつこうなことでありますが、この生活困窮者に対する受胎調節普及の方法は、どういう機関にやらせて、どういう方法でおやりになるのか、その方針を承わりたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第8号(1955/05/11、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 昨日お伺いいたしまして、医務局長がおいでにならなかったので、きょうもう一度お伺いするのですが、らい収容所の患者さんから、最近たびたび手紙が参りまして、留置場設置の企てがあるが反対であるという手紙の内容であります。そういうことをする必要があるような事例が、しばしば療養所に起っておるのか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 昔、らい収容所内部の待遇が悪かったために、その待遇改善を要求したらい患者に対して、強い弾圧が加えられた歴史があるのであります。らい患者の人権を無視して非常に悪い待遇に置いておいて、しかも、待遇改善の要求に対して弾圧を加えたという歴史を覚えておるらい収容所の患者さん……

第22回国会 社会労働委員会 第12号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 先ほど医務局長の御説明によりますと、大体五百床ほどのベッドがある施設でもって、胸郭の手術をやる患者さんがその一割だ、従って手術患者の実数は週に一名くらい程度である、だから、それでもって、厚生省の計画通りでもって看護はやっていけるつもりだというような御説明があったと思うのですが、しかしながら、私はそうは思わないのです、もっと多いと思うのです。また事実私が聞いている範囲では、もっと多いのです。従って、全国というわけにも参りますまいが、関東だけの範囲でけっこうでありますから、昨年一カ年間にどれだけの胸郭成形手術及び肺切除手術が行われたかという数を調べて出していただきたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第15号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 まず砂原さんにお伺いいたしたい。このつき添い看護婦の問題は、まず第一に、病院の管理のあり方の問題として考える、その次には、患者の立場に立って考える、その次には、つき添い婦の立場に立って考える、こういう三つの立場々々で考え方に開きがある。私は今まで委員会での論議が、多く病院の管理の形、そういう意味から論じられ、さらにまた、つき添い婦の人の失業の問題として考えられてきた傾向が強いと思う。しかし、今吉川さんの質問にもございましたが、患者の精神上に及ぼす影響というものは、非常に重大だと思います。そういう点については、この委員会で論議されている点が割合に少いと思います。私、先日病院へ行って参……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 ちょっと今の問題ですが、私はこう解釈しているのです。病態は、パス、マイシンあるいは手術その他の結核予防法に規定する治療を受けなければならないような病態である、しかしながら経費の都合でもって結核予防法では承認しない、しかしながら、健康保険もしくは生活保護法によって治療を受けてくれという不承認通知がやってくるわけです。結核患者のすべてに対して、結核予防法が全部予算的な裏づけを持てば、こういう問題は起らないのです。しかしながら、その予算の裏づけを持たないから、結局予防法の対象として当然結核予防法によって国が負担しなければならない治療費を、健康保険や生活保護法にしわ寄せしている。それが不承……

第22回国会 社会労働委員会 第25号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 今度の失業保険法の改正の重要なのは、適用範囲の拡大と給付期間の改正とが大きな二点だと思うのです。その二つの問題について、具体的な問題でお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、第六条の適用範囲の問題でありますが、第六条で、従来の法律では第一号のイからホまでのいろいろな業種が適用をはずされておったのであります。それはどういう理由に基くものかということを、まずお伺いしたいと思います。一つ一つの項目について、どういう理由で従来は適用されなかったかということをお伺いしたい。
【次の発言】 お話を承わりますと、ハからホまでは離職率がきわめて少い、言いかえますと、景気、不景気の変動によるところ……

第22回国会 社会労働委員会 第30号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 先日来の論議によりまして、健康保険の赤字の原因がだんだんはっきりされて参ったと思いますが、今度の改正案を見ますときに、その改正案の内容というものが、改正と銘打っておりますものの、これを政府の立場、被保険者の立場、事業主の立場、そういうふうなおのおのの観点があると思うのでありますが、被保険者自体の立場に立って考えていくときには、被保険者に取ってはマイナスになることが非常に多いというよりも、マイナスになることのみであると思うのでありますが、どういう点が被保険者に取って改正になっているかという点を、一つ大臣からお教えを願いたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 せっかくお忙しい中を三沢先生、岩原先生に来ていただいておるのでありますが、私たちが両先生方に期待しておることは、いわゆる療術というものと、あんま、あるいはマッサージというものの間に相違点があるかないか。私たちは、ごく大ざっぱな考え方でありますけれども、あんまとマッサージ及び指圧療法というふうなものは、大同小異のものではないか、こういうふうな考え方を持っておるのでございます。しかしながら、先生方はそういう問題について、どういうふうなお考えを持っていらっしゃるかということを、この機会に概括的にお話しおきを願いまして、そうしてそれに従って、また私たちがお尋ねしていくというふうにしていった……

第22回国会 社会労働委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 一点だけお伺いしておきたいと思います。先ほどの山本委員の御質問でお触れになったのでありますが、業者の養成施設の問題であります。この法律の趣旨を見てみますと、大体検定の制度になっておるようであります。業者の免許を与えるに際しまして、検定でよいような種類のものと、どこまでも学校教育でなければならないものとがある。たとえば、今日では医師、薬剤師のようなものは、検定で免許を与えるということは原則的に許されておりませんが、その他のものについては、一応試験をしたらそれでよいというような考え方の上に立っておるのであります。ところで、その試験を受けるのに、試験を受ける資格を与えられるというのでもっ……

第22回国会 社会労働委員会 第39号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 足利療養所であります。たくさんの患者から手紙が参りまして、約百通近くはがきが来ておるのであります。それを分類していきますと、一番大きなのは院長の問題、それから外科医がおらないということ、その次には患者の処遇問題でございます。  その院長に対する不満でありますけれども、患者が書いてきておるようなことが事実とすると、院長は、はなはだ気の毒だけれども、けしからぬということになります。そういう点について、厚生省側では、おそらく同じような投書が行っていると思いますから、十分御調査になったかどうかということをお伺いしてみたいと存ずるのでありますが、第一に院長の回診の回数が非常に少いということ、……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 大臣はお急ぎのようでありますから、先に大臣にお伺いいたします。最初の問題は、きょう私がお尋ねしようと考えておる問題から離れておるのでございますが、同僚の加賀田進君からぜひ大臣のお考えを聞いてくれということでございますので、一点お伺いいたしたいと思います。  それは京都市の地方裁判所の裏にある拘置所の移転の問題が起っておりまして、それを下京の吉祥院というところへ移転させるという計画があるやに聞いております。それにつきましては弁護士会から、また京都の福祉会からも、またその付近一帯の住民からも、猛烈な反対の声が上っておるのはすでに御承知であろう。またその問題については、先日同僚の加賀田進……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 社会労働委員会 第5号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○岡本委員 七人委員会の方々が非常な御努力でもって大部な報告を作っていただきまして、健康保険の赤字の問題あるいは日本の健康保険制度は将来いかにあるべきかということについて大きな示唆を与えて下さいましたことは、その御労苦をまことに感謝する次第であります。こうしていろいろな観点から社会保障を前進させたいという意図のもとに将来への大きな構想を作っていただいたのでございますが、現実において、それでは本年度の予算においてどういう形でその結果が出てきておるかということは、先日の厚生省の健保改正要綱を見て私ははなはだ心寒いのを覚えたのでございます。報告書の中にも、健保の国庫負担というものは原則的にはあるべき……

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○岡本委員 七海さんにお伺いしたいのですが、この事件が起りました当時と現在とでは、原因がだんだんはっきりしてくるにつれて、森永の会社の方でも気持が変ってきているのじゃないかということが考えられるのです。と申しますのは、最初はとにかく森永のミルクのために中毒した。ところがそれが砒酸ソーダであるということになって、結局森永が求められた第二燐酸ソーダを売ったところの一商事会社の悪徳行為が、この事件を起してきたというふうなことがだんだんはっきりしてくると、何かしら森永の方で気持が軽くなってくるんじゃないかと思います。しかしながら患者の方は、森永を信用して、森永であれば大丈夫と思って買って飲んでいる。だ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○岡本委員 一、二点ちょっと関連して質問したいのです。前回のビキニの実験のときでありますが、あの前は、そういうことについての経験がなかったために、今も楠本環境衛生部長が指摘されたように、非常におそれたために、魚なんかどんどん捨ててしまったというような点で、不必要な程度にまで被害が大きかったということは考えられると思うんですね。そこで前回、たとえば漁獲物をどれくらい捨てたかとか、あるいはまた漁場をどのように変更したために損害を受けたかとか、いろいろ有形無形の損害があったろうと思うんです。それの補償が総括的にどの程度あったかということを、およそ累計が出ているだろうと思うんですが、一つそれを聞かして……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1956/11/09、27期、日本社会党)

○岡本委員 去る七月十四日、十五日にわたり、議長の承認を得て、只見川水域及び田子倉発電所建設現場を視察いたしましたので、派遣委員を代表し、御報告申し上げます。  只見川は、尾瀬の湿原より河口新潟に至る全長約二百六十キロ、その流域面積八千四百方キロに及び、重畳たる山岳地帯を水源とし、流域はうっそうたる密林におおわれ、丈余の積雪を見る有数の多雪地帯でありまして、流量の豊富、流出の均衡相まって、絶好の水利条件を備え、加えて天与の地形、地質は、経済的にも技術的にも電源開発の宝庫として、天下にその比を見ないといわれております。  さらに利用落差千四百メートル、その包蔵電力量は全国未開発電力量の一側に達す……

第24回国会 社会労働委員会 第7号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○岡本委員 大臣も岡先生との論戦でだいぶお疲れでしょうから、私は今度の予算の二、三の問題にきょうはとどめて、大臣にお尋ねしておきます。  まず最初に、児童保護費の問題でございますが、昨年の秋に、ちょうど国会の休会中に、ある近くの児童保護施設でもって集団赤痢が発生いたしました。私、医者として参ったのであります。参りましたときに、いろいろ施設の話を聞いたのであります。何か子供の食べたものに心当りはないか、こういうことを尋ねましたが、その施設にいるところの子供が、秋のことでありますので、カキが赤く熟して下に落ちているのを拾って食べた。熟して落ちたカキを食べて、それが原因かどうかわかりませんけれども、……

第24回国会 社会労働委員会 第9号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○岡本委員 今度の法の改正の趣旨には私は何ら異存はないのでありますが、この法の改正の問題とは少し離れておりますけれども、援護の問題についで一、二点質問したいと思います。  よくこういうことを耳にしますのですが、戦時中あるいは応召中に結核にかかった方が一たん大体において治癒したというような状態になると、退院して、一応それでもって帰還したといり形になるのでありますが、ところがこの治療がなおったというもののすっかり完全でなかったためにまた発病してきたというふうなことが間々ある。そうしますと今度は援護が受けられないので、みずからの手でもって療養しなければならないというふうな状態になって非常に困窮してお……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○岡本委員 今の生活保護法と結核あるいは精神病との問題に関連いたしまして、私も一つお伺いいたしたいと思います。  大体従来政府は、たとえば結核予防法、これは国民の結核をなくするためにやるのだという考えから、こういう結核予防法という非常にいい法律を作っております。あるいはまた精神病が非常に多い、だからこの精神病対策として精神衛生法を作る、これも非常にいい法律であります。看板だけは非常にいい看板をおかけになっている。ところが看板はかけるけれども、中身はからっぽなんです。つまりそれに対する財政的な裏づけがない。財政的な裏づけがないから、勢い結核予防法によるところの入院患者にいたしましても、あるいは精……

第24回国会 社会労働委員会 第13号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○岡本委員 今度のこの法律の一番大きな点は地方の労働者災害補償審査会と労働者災害保険審査会、この三つのものをなくして、中央の労働保険審査会一本にしてくれというような内容でありますが、それについて従来各都道府県にあった労災の補償審査会あるいは労災の保険審査会がどれくらいの程度の数の審査を取扱っておられたか、まずそれから伺ってみたいと思います。
【次の発言】 それでは今度新たに設けようとしておられるところの中央の労働保険審査会の機構でありますが、委員三人のほかに、事務局はどのようなものを用意されるつもりか、お伺いしたい。
【次の発言】 それではこの労働保険審査会が独自の機構を持ち、独自の働きをもっ……

第24回国会 社会労働委員会 第19号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○岡本委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっている労働保険審査官及び労働保険審査会法案に対しまして、反対の趣旨を説明いたしたいと存じます。  本法案の趣旨とするところは、従来都道府県労働基準局ごとに設置されておりましたところの労使、公益三者構成の労働者災害補償保険審査会を廃して、これを労働保険審査会と置きかえ、さらに中央に政府が国会の同意を得て任命する三名の委員よりなる労働保険審査会を設けまして、これを労災保険並びに失業保険の異議の審査機構とせんとするものであります。勤労にいそしむ者がその職場において不慮の災害にあい、あるいは業務上の原因に基いて傷病に倒れた場合、その傷病者……

第24回国会 社会労働委員会 第22号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○岡本委員 夕べ京都から、三月二十日総辞退決行す、京都府医師会、こういう電報が参っておるのでありますが、それで私の順番でありませんけれどもこの問題について緊急に質問をさしていただきたいと思います。これは大臣のところにもきておると思いますが、大臣御承知でありましょうか。
【次の発言】 先日本会議で私は政府が頑迷な態度を改めなければ非常事態がやってくるということを忠告いたしたのでありますが、良識のある医師の諸君は総辞退などというふうなことはなさらないと思うというふうな御答弁よりなかった。しかしながらその良識のある医師が本日総辞退をし始めたのです。京都府が第一波、やがて大阪、東京というふうな大都市が……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○岡本委員 法案の質問に入る前に、一般的な問題について局長にお伺いしたいと思います。  母子福祉対策の方針の基本的な問題でございますけれども、どうも今の政府の母子福祉対策というものを見ておりますと、生活に困っておる母子にとにかく独立自営の生計を営ませる、そうして子女の教育をやらせる、それをもって事足れりとしている、こういうふうに私には思えてならない。しかし私は少くも子供をかかえた未亡人にとって、それはやはり基本的な人権の無視だと思う。私どもはよく未亡人会とかそういう団体の集まりなんかに、参って話し合いますと、こういう集まりほど涙もろい集まりはないのです、何か話をするとすぐ目に涙を浮べて涙ぐむの……

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○岡本委員 午前中の中川委員の牛歩質問で私の質問の時間を制約されて、非常に残念でございますが、重点的に質問をいたしますから、政府委員の方は二十分ほどしんぼうしていただきたいと思います。  この自衛隊の増強と、それから米軍ないし国連軍の撤退とが、これからは入れかわりになっていく。それがまた今の自民党の政策の一つであります。従って、そういう予定された事項に対して、入れかわりになる限りにおいては、それに計画性を持たして、そして出てくるところの失業者をうまく失業状態に置かないような施策をとる責任か政府としてあると思う。ところが今ではそういうふうな形がとられていない。国連軍ないしは米軍が帰れば、どかどか……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○岡本委員 まず最初に学術局長にお伺いいたします。先刻来、両大学の方々から御意見を承わっておりまして、現在の宇治という位置の選定は、これは予算を取るために一応便宜上宇治としたのであり、そしてこれはあくまでも第一候補地であって確定的ではない、こういうふうな意見を大阪の大学の方から聞きました。今、局長のお話を承わっておりますと、準備委員会では一応宇治と決定した、文部省としては宇治という方針でやっていきたい、しかしなお異論があるので、もう一応準備委員会に検討してもらう、こういうふうな御意向を今、承わったのでありますけれども、局長の言われるのが正しいのか、あるいはあくまでもこれは第一候補地であって、ま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○岡本委員 レントゲンのためにいろいろな障害が出て参ったので、それを取り締る法規があとから出て参りましたが、今度はラジオ・アイソトープについてはそういう障害があまり出ない前に、こういう法規を作られたということは、非常にけっこうだと思います。しかしながら、この法規のために学問の発達あるいは研究の障害になるようなことがあっては困る、学問の研究を萎靡させるようなことがあっては困るという観点から、二、三の問題をお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、第六条でございます。申請があった場合には、いろいろな観点から、その施設の位置、構造等が不十分なれば、許可してはならないというふうなことになっております……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/11、27期、日本社会党)

○岡本委員 最初に大臣の御所信を承わっておきたいと思うのであります。石橋内閣の厚生大臣として最初に御就任になったときに、厚生省の予算というものは、大蔵省へ行って頭を下げてもろうてくるものと違う、これは当然ぶんどってくるべきものだというふうな、非常に頼もしい御声明が新聞に出ましたので、これは非常に心強いことだなと、実は喜んでおったのであります。そしてここでお目にかかりますと、前のもう一つ前の川崎厚生大臣をちょっと小型にしたような風貌のお方でありまして、社会保障の問題には非常に御理解が深いように見受けられるのでございます。(笑声)そこで今度石橋内閣の出してきた厚生省の予算というものが、大臣として非……

第26回国会 社会労働委員会 第6号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○岡本委員 今度政府は在外財産の補償をやる。一応利子として十億出そう、こういうふうな御意向の模様であります。戦争によって国民が払った犠牲というものは当然国の責任において補償しなければならぬという考え方は、私もしごく賛成であります。従ってまた戦争をやる場合には、戦費に数倍するところの国民の払った犠牲に対する補償というものを覚悟でもって国は戦争をやらなければならぬ。そこで問題になってくるのは、戦争のために失った生命であるとかあるいは身体の一部であるとか、下足であるとかあるいは盲目になったとか、いろいろそういうふうな戦争の犠牲として失ったものの中で、資産を失った者と、それから資産を失って、かりにまる……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○岡本委員 昨日の滝井君の質問に答えて、大臣は、〈今度の法律改正は赤字対策ではない、健康保険制度の合理化のために出したものだ、こういうような御意見でございました。なおまた御説明の中に、健康保険制度は日本の社会保障の一大支柱であるというふうな表現を用いておられますが、社会保障制度の一大支柱という立場に立って現在日本の健康保険というものを考えてみるときに、その制度の根本的な欠陥というものはどこにあるか、そういう点について大臣のお考えになっていらっしやるところを承わりたいと思い  ます。
【次の発言】 悪いところがあるから改正したいのだ、合理化したいのだ、とおっしゃいますが、現在の健康保険制度におい……

第26回国会 社会労働委員会 第12号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○岡本委員 最初に、日本の医療制度をどういうふうにやっていくかということについて大臣のお考えを承わっておきたいと思います。もう少し具体的に話しますと、公的医療機関と民間医療機関、従来はこの二本立でもってやっていくというふうなお考えで、川崎厚生大臣のときもあるいは小林厚生大臣のときも進んでおられたのでありますが、今後あなたは日本の医療機関を引き続き二本立の上に立ってやっていこう、運営していこうというふうなお考えでありますか、あるいは前と方針をかえていこうというふうなお考えであるか、それから承わっていきたいと思います。
【次の発言】 二木立でやっていくということになりますと、やはり公的医療機関と並……

第26回国会 社会労働委員会 第14号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○岡本委員 一昨日の続きで、結核と健康経済との関係の問題をもう少しお尋ねしたいと思うのでありますが、大臣がお見えになりませんので、それまでの間に事務的な問題を二、三お尋ねいたしたいと思います。  まず第一は給食の問題でございますが、健康保険における完全給食という制度のねらいはどこにあるのかということをお尋ねしたい。
【次の発言】 そうすると完全給食の行われている病院では、完全給食の費用の三点加算をもらっていない病院よりもよりいい食事を出さなければならないと思うのです。そしてまたすべての病院において、できるだけそういう完全給食の設備を行うことを厚生省としては望んでおられるのかおられないのか、そう……

第26回国会 社会労働委員会 第16号(1957/03/04、27期、日本社会党)

○岡本委員 大臣に一つお伺いしたいのですが、けさの朝日新聞に大きなアドバルーンが上っております。なかなか厚生省はうまいことやりおるなと実は思った。もう健保の審査が山を迎えましてここらで医療機関の頭をちょっとなでておかぬといかぬというところじゃあないかというふうなことも疑えば疑えないことはないわけであります。厚生大臣はあの記事をごらんになって、これは大へんな記事が出たとお感じになったか、あるいは自分の所信があのようにはっきり新聞に公表されて天下に、先日来の私たちとの間の論争の結論が出ましたので、ほんとうに仕合せな記事だ、こういうふうにお感じになっていらっしゃいますか、御感想から一つ承わっていきた……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/03/11、27期、日本社会党)

○岡本委員 大蔵大臣に、二、三の健保財政の問題について質問いたしたいと思います。  今度の健康保険の改正は、国民皆保険に進むための制度の根本的な改革である、こういうふうに厚生大臣から説明を受けております。これはおそらく政府の今度の方針であろうと思います。そこでその根本的な改革をやるために、被保険者の一部負担はやむを得ない、こういうふうな御意向のようであります。しかしながら被保険者の一部負担を強化するということは、これは給付内容が少くも幾分かは低下するものであるというふうに考えるのでありますが、大蔵大臣はどのようにお思いになりますか。
【次の発言】 持ち寄りでやっていくのだから、一部負担は給付内……

第26回国会 社会労働委員会 第23号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○岡本委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております健康保険法の一部を改正する法律案、船員保険法の一部を改正する法律案その他関係法案の改正案に反対し、さらにまた一昨日提出されました自民党の修正案に対しても同様に反対の態度を申し述べたいと思うのであります。  昭和二十六年以来健康保険は累積する赤字に悩み、昭和三十年度に至ってはついにその額百億をこえんとし、わが国社会保障制度の根幹をなす健康保険制度もまさに崩壊の危機に見舞われるに至りました。従って健康保険の改正の問題は第二十四国会以来社会労働委員会におきましても懸案となっているところであります。今般政府の提案いたしました改正……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○岡本委員 この機会に事務当局の方から御意見を承わっておきたいと思います。戦争による犠牲には、生命を失ったとか、あるいは身体に障害を起したというふうな犠牲と、それから財産的な損失を大きくこうむったというふうな犠牲と二種類あるわけですが、今度の場合には財産的な損失に対して補償が出るわけなんです。しかしその場合、生命を失ったとか、あるいは不具者になったとか、あるいは非常に病弱になってしまったとかいうふうなことに伴うところの損害に対する補償と、それから財産を失ったということに対する補償とどちらを重要に考えておるかということについて、局長のお考えを承わりたいと思います。

第26回国会 社会労働委員会 第52号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○岡本委員 最近の新聞を見ておりますと、アメリカの極東軍司令部がこの七月一日にハワイに引き揚げまして、さらにまた第一騎兵師団を中心とした地上部隊も大量に引き揚げるということであります。調達庁の方からお答え願いたいのでございますが、あらかじめ事前の通告があったことであろうと思いますので――また伊丹の航空基地とか仙台の苦竹キャンプというようなところでも、年内に引き揚げが行われるというようなこともうわさに出ているのでございますが、それの真偽、さらにそういうふうなところの施設がなくなりますと、そこに働いている駐留軍労務者がどれほど整理されるかということですが、そういう見通しについてお述べ願いたいと思い……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会 第5号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○岡本委員 一点だけお伺いしたいのでございますけれども、現在そういうふうな角膜移植の手術を行われる頻度でございますね、どの程度にあるのかということと、それから今度は具体的に比較的急がない手術でありますから、そういうふうな角膜が、眼球が出るのを待機しておって、そういう申し出があり、あるいは承諾があるような角膜をお使いになるのであろうと思いますが、そういうふうな寄付するという篤志家と、それから必要とする患者との結びつけを行う機関でございますね、そういうふうなものをどういうふうにして運営されていかれるのか、あるいは現在はおそらく病院で死体解剖がある場合にそれをお使いになっていらっしゃるだろうと思うの……

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○岡本委員 ただいまの長谷川委員の質問に関連して一言お伺いしたいと思います。この第二条の第二項によりますと、眼球の提供者は遺族ということになっております。そこで、遺族が眼球の提供をやるということになりますと、経済的な事情その他の事情によって、自分の家族が死に瀕してきたというふうな事情があった場合、ひそかに眼球の提供を申し出てくるということが私はあると思います。そうして、同時にそれに対して代償を求めるというふうな行為も、これはやはり現下の経済事情から申しましたなれば出てくるのもやむを得ないと思います。そこで、そういうふうなことが起った場合に、そこに眼球提供ということについて権利義務の関係が生じて……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○岡本委員 岸内閣ができてから今度が最初の岸予算になるわけで、昨年は石橋内閣の予算をそのまま私たち審議したわけであります。今度初めて岸内閣になってから岸さんの構想がほんとうに具体的に現わされた予算を審議するわけであります。岸さんの一番大きな題目は何といっても貧乏の追放だと思う。そしてまた国民もその言葉に一番魅惑されている。そこで、貧乏の追放の方法としてはいろいろな施策によって産業を振興したり、あるいは完全雇用の実現によって貧乏に転落する人をなくするという予防の面と、同時に現在貧窮の中に追い込まれてしまった人をどのようにして救済していくかという形のものと二方面あると思う。厚生大臣はその第二の面を……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○岡本委員 先般質問申し上げました場合に、保険の問題について、局長がおいでにならないで、質問を留保しておりますので、それらの点についてお伺いしてみたいと思います。  まず第一に、今度国民皆保険に備えるために、国民健康保険の改正案をお出しになる模様であります。それについて五人未満の事業場に働いている人たちが長い間懸案として問題となって、先般新聞の報道を見ますと、その五人未満の事業場に働く人たちは健康保険の被用者保険の方に任意包括の形で吸収する、こういうような報道があったのでございますが、そういう人たちが、国民保険でなしに健康保険の被用者保険の方に吸収されるということは、私は非常にけっこうなことだ……

第28回国会 社会労働委員会 第17号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○岡本委員 だいぶ滝井委員から詳しい質問がございましたが、残っている問題について少しお伺いしたいと思います。  今まで未熟児は産科の医者からもあまり重要視されなかったし、また小児科の方でも比較的手のついていない、ちょうど境界線のものでありますから、勢いまま子扱いになっておる。さらにまた保護者の方でも、ことにいなかの方では、子はわきものというような感覚がありまして、未熟児については、あまり厚い看護が及ばなかったのですが、こういうような法案ができることによって、未熟児問題というものが大きくクローズ・アップされてくるでありましょう私は非常にこれは喜ばしいことだと思うのです。そこでこの法律案を見せてい……

第28回国会 社会労働委員会 第20号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○岡本委員 議事の進め方について、私は一言委員長に希望を申し上げておきます。労働関係については非常に重要な法案がたくさん出ております。それにもかかわらず、与党の委員の諸君の出席がきわめてりょうりょうであるのは、私は残念に思う。野党の私たちがほとんど全員に近い形で出席しておるのに、与党の諸君の出席がきわめて少いのであります。そのために定員を欠いておるのであります。従って定員が満つるまで暫時休憩されんことを要求いたします。
【次の発言】 定足数が切れておりますから、これで散会にしていただきたい。

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○岡本委員 先般の三月五日の委員会で児童福祉法の問題についていろいろお尋ねしたのでありますが、その節児童局長から御答弁をいただきましたが、私どうもふに落ちない点がありますので、もう一度お伺いしておきたいと思います。ことに保険局長がいらっしゃるからちょうど都合がいい。それは未熟児の養育医療の施設に収容された場合、あるいはその他の場合でもそうでありますが、そういう場合の一部負担金の支払い義務がどこにあるかという問題でありますが、その節局長から御答弁では第一次的には県が負担をして、そして県が本人から徴収をする。つまり最終的には――最終的というよりも、とにかく県が負担をするのだ、こういうふうな御答弁で……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○岡本委員 関連して。ただいまのサービス料の問題ですが、これは発生の過程から見ていったらあなたとおのずから違った考え方が出てくると思うのです。というのは、今までお茶代とか女中に対する心づけを幾ら置こうかということで、客は非常に判断に苦しんだわけです。そこでそういう客の判断をわずらわすことが営業上かしこくない、それよりも明朗に一割なら一割とポンと打ち出した方がお客さんも歓迎するだろうという、客に対する旅館の一つのサービスの形態としてサービス料一割という制度が発生してきたのです。そういう観点から言うなれば、このサービス料は当然従業員のサービス行為に対して支払われる対価であって、旅館側の所得になるべ……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第3号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○岡本委員 まず宮尾公述人にお伺いいたしたいと思います。この医薬分業の問題は、いろいろな観点から見られると思います。先ほど仰せのように、患者にどちらが十分な治療を施すことができるか、そういうふうな観点、あるいはまた経済的な面において、どちらがいいか、あるいはまた医師は調剤能力を持っておるということは、すべて各方面で認められておるところであるが、その持っているところの調剤能力に従って出てくるところの調剤の権利というものを制限し、剥奪することが正しいかどうかというふうないろいろな観点から問題にたっておるわけでございますけれども、私が本日お伺いいたしたいと思いますことは、この医薬分業問題は、保険経済……

第22回国会 社会労働委員協議会 第1号(1955/08/27、27期、日本社会党(左))

○岡本隆一君 山口局長に、関連してお尋ねしたいのでありますけれども、この白石工業の製品ですが、これが出ておりますのは森永だけでしょうか、あるいはその他の食品業者にも出ておりますか。その辺お調べになっていらっしゃるかどうかということを、お伺いしたいのです。
【次の発言】 そこで要望したいのでございますが、もしも他の会社にも出ておるとするなれば、森永と同じような措置をその製品にも講じていただかなければならないと私は思うのです。ことに、それがもしも粉乳に混入されているとするなら、ぜひともその措置は講じていただかなければならぬと思います。今度の事件は、日本の医学史が始まって以来初めての事件でありまして……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、日本社会党(左))

○岡本隆一君 先ほどの大臣並びに局長からの御説明によりますと、徳島で作られましたところの有毒粉乳の全体の量というもの、それからそれの各府県への分布、その回収された量というようなものの御報告がございませんでした。あるいはこれはあまり詳細になるという意味で御説明がなかったかと思うのでありますが、そういうことはあなたの方でキャッチしておられますか。
【次の発言】 その消費量とそれから患者発生数との分布でもって、大体どの府県では何ぼくらいの消費量があった、従ってそれに応じてどれくらいの患者が出ているというふうなことがわかってくると思います。それからまたその消費された量によって、ある程度平均的な価を出す……

第22回国会 社会労働委員協議会 第4号(1955/11/10、27期、日本社会党)

○岡本隆一君 私も七人委員会の報告が出まして、それをめぐる来年度予算に対して、厚生大臣がどういうふうな態度をもって臨まれるかという基本的な構想をお伺いしたいと思います。滝井君からも、かなり掘り下げた質問がございましたが、一、二の補足的な質問をいたしたいと思います。  七人委員会の報告を見ますと、赤字の原因の一番大きなものを、結核対策に見ておるように思うのです。政府が、結核予防法を作っておりながら、それに対するところの予算措置が少いために、全部それを保険財政に転嫁してしまった。このことが、結局は健康保険の赤字を築き上げてきた。また同時に、政府が保険財政の収入に見合って、それに伴うところの支出を考……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○岡本分科員 最初にらい対策費についてお伺いいたします。らいの患者さんが、収容所の中でもって長い間不自由な暮しをしていられるのは御承知でもありましょうが、そういう患者さんたちに対して、軽症者はある程度の作業をしていられるんですね。いろいろやはり中でお小づかいもいることだろうと思うんですが、それに対してどの程度の待遇をしていられるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 一日五十円というのはどういう作業をさしているのですか。
【次の発言】 その手当の金額をお伺いしているのですが……。
【次の発言】 甲に準ずるというのはどれくらいの金額ですかということを聞いているのです。甲乙丙それぞれの金額を一つ………


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第2号(1957/04/15、27期、日本社会党)

○岡本小委員 そこでちょっと伺いたいのですが、戦前にきめられておった単価というものは、また診療報酬というものは当時の日本の経済状態あるいはその財政状態の観点から大体において妥当なものだったと思っておられるのか、あるいはあれはこれからの単価の方式をきめていくことについての基準にならないものだというふうなお考えを持っておられますか。
【次の発言】 いや、もうその後そうでなくなっておるんです。ごく初歩はそうだったけれども、大体前半くらいですよ。
【次の発言】 いや、そんなことはございませんよ。単価は十二銭だったか何かで相当長く安定していたように私は記憶しておりますがね。

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第5号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○岡本小委員 診療報酬の改訂の問題はいろいろな面から検討されると思うのですが、一番集約的に具体的な形でそれをどの程度引き上げるかということを現わすのには、単価を幾らにするかというふうな形で現わしていくのが一番わかりやすいと思うのです。そこで一点単価を一円引き上げるについてどれだけの政府の財政負担が必要かという問題は委員会でしばしば問題にされて、政府からも一円引き上げるについては百数十億必要だというふうな御答弁があったわけですけれども、どうも私その数字がふに落ちませんので、どういうわけで百数十億になるのかという積算の根拠をもう一ぺん説明していただきたいと思うのです。

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第7号(1957/06/25、27期、日本社会党)

○岡本小委員 それでは一点だけさっきの滝井委員の質問に関連して、社会局の方にお尋ねしたいのですが、最近何か通牒を出されたらしいのですね。そして民生安定所の所員が、患者さんの要求とその通牒との板ばさみになって、非常につらいというふうな声を聞くのです。その内容を聞きますと、私通牒の文を見ていないのですが、病気がなおってある程度の収入が予想される場合には、医療扶助の給付をしてはならぬというふうな基準が示されたように聞くのですが、それが事実なんですか。それとも事実とすればどういうふうな基準をお示しになったのだろうか、一つ承わりたいと思います。

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第8号(1957/08/08、27期、日本社会党)

○岡本小委員 議事進行について。方針がきまらなければ作業できないと思うのです。八月中には出しますと大臣も局長も言っているのです。だから私は今作業中だと思っている。作業中であれば、何らかの方針というものはすでにきめられて、その方針に従って作業しておられると私は思っている。ところが、方針もそれも含めて検討中だというようなことでは、これはしらを切っているということになると思うのです。それではわれわれがここへ出てきている意味がないと思うのです。われわれの意見というものはやはり厚生省の事務当局も取り入れる意思を持っていると思う。よきをとりあしきは捨てるという意味で取り入れる意思は持っておられると思うので……

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第9号(1957/09/12、27期、日本社会党)

○岡本小委員 滝井委員から総括的な問題について質問がありましたので、私は出していただいた案についての具体的な問題をお尋ねしていきたいと思います。  最初にちょうど厚生大臣お見えになりましたから、いい機会でありますからお考えを承わっておきたいのですが、今度出してこられた案というものは、これは日本の医療制度に画期的な案である。従ってこういうふうな案をお出しになった理由と、もう一つ甲案、乙案というふうにあるということは、医療機関にとってもいずれをとっていいかどうかということで非常にわずらわしい問題でありますし、同時にまた患者の側から見ましても、この問題はまたいろいろな問題を含んだものです。従って、こ……

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第10号(1957/10/10、27期、日本社会党)

○岡本小委員 資料要求をしておきたいと思いますが、その前にちょっと一点だけ伺っておきたいのです。この甲表、乙表をお作りになるときに、一応その当てはめ作業を、標準的な診療機関の診療報酬についてやってみた上で、この表ならば大体八・五%の増になるというふうに計算してみて、これならよかろうということでとの甲表、乙表を御決定になったのか、あるいはおよそ目の子でこれでいくだろうというふうな推量でもって点数表をお作りになったのか、その辺を一つ承わらしていただきたいと思います。
【次の発言】 三十年度の頻度の調査に従って当てはめて大体八・五%の増になるというふうな御意見のようですが、それでしたらその三十年度の……

第26回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○岡本分科員 旅客運賃の値上げについて二、三お伺いいたしたいと思います。  今度の旅客運賃の値上げによりますところの値上げ率の問題でありますけれども、旅客運賃と、それから貨物の運賃と、値上げ総額に対してそれぞれ何パーセントを見積っておられるか、それを聞かしていただきたい。
【次の発言】 それでは、従来の運賃に対する値上げ率はそれぞれ何パーセントになりますか。
【次の発言】 それでは、旅客運賃の中でバスと鉄道――汽車と申しますか、それは同じようにやはり同比率においての値上げを考えておられますか、あるいはその中に多少差異があるのですか。
【次の発言】 通学及び通勤の定期運賃、これはあまり上げないよ……



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データ更新日:2023/02/05

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