岡本隆一 衆議院議員
29期国会発言一覧

岡本隆一[衆]在籍期 : 27期-28期-|29期|-30期-31期
岡本隆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡本隆一衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第44号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公共用地の取得に関する特別措置法案に対しまして、反対の理由を申し述べたいと存じます。(拍手)  わが国の道路その他の公共施設が諸外国に比べまして著しく立ちおくれ、ことに、太平洋戦争の焦土作戦が国土の著しい荒廃をもたらし、これが復興と整備は日本経済の成長と国民生活の向上のために緊急を要する課題であることは言うを待ちません。しかるに、一方、近年の地価の暴騰は、公共用地の取得を次第に困難ならしめ、そのことが公共事業の進捗を大きくはばんでいることもいなめない事実でありまして、政府はこれに対処するために本法案を提案いたしたものであ……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第43号(1962/04/28、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました安井自治大臣に対する不信任決議案に賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  まず第一に、私が安井自治大臣を信任せずとする理由の最大のものは、公職選挙法の国会提案に際する彼のだらしない態度であります。  公職選挙法の改正は決して新しい課題ではありません。公明選挙こそは長い日本の民主政治の中の宿題であるといわなければなりません。残念ながら今日の日本の政治は汚濁と欺瞞に満ちております。かつて私はある知識人に、政治家というものはどこからかしらわけのわからない金が入ってきて、まるで金のなる木でも持っているように思っている……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第22号(1963/05/14、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました地代家賃統制令の撤廃に関する法律案に対し、提案者並びに政府に若干の質問を行ないたいと思います。  まず第一に、物価安定政策と本法律案との関連について、政府にお尋ねをいたします。  政府は、先年、総選挙を前にいたしまして、所得倍増計画の名のもとに長期経済政策を発表し、国民をバラ色の夢に包もうといたしました。ところが、皮肉なことに、所得倍増の声とともに、物価がこれに先ばしって高騰し、いまや物価問題が政府の泣きどころであるとさえいわれるようになっております。昨年三月、政府は、物価抑制総合対策を定め、物価抑制を政府の至上命令……

第43回国会 衆議院本会議 第44号(1963/06/30、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、建設省設置法の一部を改正する法律案に対し、質問をいたしたいと存じます。  まず第一に、本法案の審議の経過について委員長代理に質問をいたしたいと思います。  先ほど来の論議を聞いておりますと、その日の委員会はまことに異様なものでございます。委員会へうしろの入り口からこそこそと、まるでどろぼうネコのようなやり方で入ってきた委員長が、委員長席に歩み寄ろうともしないで、入り口で何やらわけのわからないことを叫び、それに呼応したととろの与党の委員諸君が万歳万歳と叫んだ由でありますが、それでは全く委員会のていをなしておりません。そんなことで五つもの重要法案の……

第43回国会 衆議院本会議 第48号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております河川法案に対しまして、反対の討論を行なおうとするものであります。(拍手)  反対の第一の理由は、本法案におきましては、河川法改正の本来の目的が見失われているというところにあります。  河川法改正の必要が叫ばれましてよりすでに久しいものがございます。その理由といたしましては、従来の河川管理が府県別に分かれたこま切れ管理であり、上下流に一貫した統一性に乏しく、上流、下流の利害の衝突によりまして流量調節施設や利水施設の設置にしばしば著しい困難を来たし、治水上、利水上大きな障害となっているところにありました。したがって、従来……

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 建設委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 最初に大臣にお伺いしたいのです。今度の十六号台風が起こりまして直後に委員会を開きまして、それから自民党の方にも社会党の方にも災害対策委員会が設けられまして、とにかくこう再々災害があるようだと、そのつどいろいろな特例法を設けるというふうなことでは非常に矛盾をしているから、一つ災害基本法のようなものを作ろうじゃないか、そういうふうな話が出て参りまして、社会党からも法律案をある程度のものを準備いたしまして、たとえていえば、今までは災害に対しまして公共災害は相当政府の手からいろいろの補助が行なわれますが、しかしながら民間災害というものに対してはほとんどそれが顧みられておらぬ。だから、……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 このたび、政府は原子力開発利用の長期計画を改定したものを発表されましたが、それを見ますと、その改定の要旨は、日本のエネルギー事情の変化、あるいはまた、国際的な原子力エネルギーの開発状況の現段階から見て、とにかく、今日の状況のもとにあっては、早急に原子エネルギーを日本に動力として使っていくことは困難である、だから、もう一度基礎的な問題についての研究段階に入っていきたい、というふうな内容のものであるように理解するのでございますが、これを裏返して言いかえますと、結局、日本で原子力が開発されてから今日まで七年の歴史を持っておりますけれども、その間、日本の原子力研究は一種のムードといい……

第38回国会 建設委員会 第7号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 政府は所得倍増計画を定めまして、それに伴うところの住宅政策として、十カ年間に大体一千万戸、こういうふうな政策を立てておられますけれども、その一千万戸の建設計画の中で、一応先般五カ年間の計画を発表しておられるのでありますが、それによりますと、五カ年間に四十三万五千戸の公営住宅と改良住宅を建てる。そこへ公庫住宅や公団住宅、その他合わせて百穴十万戸を政府施策住宅として建てる。残りは民間自力建設に待つ。こういうような方針のようでございます。しかしながら、その四十三万五千戸の公営住宅を建てていくという計画の中で、本年度は公営五万二千戸、改良四千戸、合わせて五万六千戸という計画を予算化し……

第38回国会 建設委員会 第8号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  まず、修正案を朗読いたします。   住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案に対する修正案   住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第一条中第二十一条の改正に関する部分を削る。   附則第二項中「住宅金融公庫法第二十一条第二項及び第五項、」を削り、「並びに」を「及び」に改める。   本修正に伴う歳入の減少は、昭和三十六年度において、千五十七万円の見込みである。  次に、その内容と、提案の理由を説明いたします。……

第38回国会 建設委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 一点だけお尋ねをいたしておきたいと思います。  この公営住宅の建設三カ年計画というものは、政府がさきに発表いたしました長期経済政策の中の住宅計画、その前期五カ年計画として昨年の夏に発表されました住宅建設の五カ年計画と関連のあるものであり、その五カ年間のうちの三年、こういうことになるのだと思うのでございます。昨年の夏発表されました五カ年計画では、四百万戸建設することになっている。つまり、一千万戸十カ年に建設する、その四割を五カ年に建設して、六割を後期五カ年にやる、こういうふうな計画の模様でありますが、そういたしまして、その五カ年間のさらに前半期というと語弊があるかもしれませんが……

第38回国会 建設委員会 第17号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 ただいまから防災建築街区造成法案と市街地改造法案の二法案について審議をいたすのでございますが、この二法案は、今度出ております建設省関係の法案の中では、一番重要な骨になる法案であると思います。ところが、先ほどから委員会の模様を見ておりますと、社会党の委員はほとんど出ておりますけれども、自民党の委員はわずかに四名でございます。しかも、先ほど二階堂委員が退場されるときに、私は警告を発したのです、出ちゃいかぬぞと言って。にもかかわらず、ゆうゆうと出ていった。そのあとまた、理事の薩摩委員もゆうゆうと出ていく。こういうようなふまじめな委員会で、私はこの重要な法案は本日は審議したくないと思……

第38回国会 建設委員会 第20号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 きょうから法案の詳細について質問をさしていただこうと思っておったのですが、残念なことに、昨日、全建労の大量処分を発表されました。十二名の解雇と申しますと、これは異例な処分だといわなければならないと思います。どうしてそういう大量処分をされたのか、今までいろいろな労働争議の場合、たとえば国鉄であるとかその他の場合は、汽車がとまった、非常な社会問題を起こしたというふうなことで、大きな処分が出たことはございます。しかしながら、建設省内部での紛争というものは、新聞紙上でもそう大きく取り扱われてもおりませんし、別に大きな社会的な事件を起こしたというふうなことも考えておりませんでした。しか……

第38回国会 建設委員会 第21号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 まず、公共施設の整備に関連する市街地の改造に関する法律案についてお尋ねいたしたいと思います。この法案は、従来都市計画に用いられておりました区画整理法に比べて、一段の進歩をしたものでございますので、原則的には私はこの法案に賛成でございますけれども、この法律を運営していくのについては、非常にたくさんの問題点があると思いますので、それらの点についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、この法律を作られた精神というものがどこにあるか。区画整理法が、平面的な土地の譲り合わせによって公共用地を生み出していこうという方針であったのに対して、これは立体的に土地の交換をやって、……

第38回国会 建設委員会 第23号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 この前に引き続いて、市街地改造法案についてお尋ねいたして参りたいと思います。前会は、この法案の総論的な事柄について、第一章についてお尋ねいたしましたので、きょうは各論的な問題について、第二章、ことに第二節からお尋ねしてみたいと思います。  第二節の事業計画及び管理処分計画のところでございますけれども、もう一度、局長の方から、この計画の設定、それからそれの進め方というふうなものについて、具体的にわかりやすく説明をしていただきたいのです。
【次の発言】 そういたしますと、この事業計画を決定するのにあたりまして、大体一区画一工区ということが出ておりますが、その施行地区、工区というふ……

第38回国会 建設委員会 第24号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 この改正のねらいとするところについて、ただいま山中委員から御質問がございましたが、従来の測量法ではいろいろの弊害がある、その一つとして精度が低い場合も出てくる、というふうな御答弁でございました。  そのほかに、この測量法のねらいとするところで、従来の測量法のままではどうも弊害があると思われる点でお気づきの点があれば、もう少し具体的に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 千二百人おそらく登録を受けるであろうという先ほどの御説明でございました。私、しろうとで、一向こういうことには暗いのでありますけれども、従来から、たとえて言えば、工務店とかいうような名前でもって土地の登記を……

第38回国会 建設委員会 第25号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 ただいま先生の仰せの通り、この法律案は、考え方としてはきわめて合理的な考え方で、ただ私どもは、この法律を今度は実施していく場合に、いろいろ思わぬ、この法律がねらってもいないような逆効果が出てくるのじゃないかということを実は心配しておる。  その前に、私は先生の御意見を伺いたいと思いますのは、日本の公共用地というものの都市の中に占めるところの面積のパーセンテージが、たとえばワシントンとか、そういうふうな外国の町が四〇%、五〇%が公共用地であるのに、日本の場合にはそれが二〇%、あるいは悪いところでは一〇%というような状態であります。ことに東京なんかでも、今これだけ人口が密集いたし……

第38回国会 建設委員会 第28号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 きょうはこの法案を採決されるそうでございますから、重要な点についてだけお尋ねをいたしておきたいと思います。  この法律そのものの趣旨は非常にけっこうでございますけれども、しかしながら、これが運用を誤りますと、相当従前の居住者に対して著しい影響が生活上現われてくると思いますので、その点を特によくお尋ねをいたしておきたいと思います。それは、管理処分計画をどういうふうにやっていくかということでもってきまってくると思うのでございます。その管理処分計画を立てますのに、先般いただきました手続一覧という解説の図表でございますが、管理処分計画の策定の期間は相当日数というふうになっておるのであ……

第38回国会 建設委員会 第35号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○岡本(隆)議員 ただいま議題となりました地代家賃統制令の一部を改正する法律案について、提案理由並びにその要旨を御説明申し上げます。  このたび政府は地代家賃統制令の撤廃に関する法律案を提案いたしました。その理由とするところは、一つには、終戦当時に比し住宅事情のやや緩和せること、第二には、現在統制を受けている借地借家は、建坪延べ三十坪以下の住宅及びその敷地であって、その後の経済事情により次第に統制を守らないものがふえてきていること、等であります。  しかしながら、政府の調査によりましても、今日なお住宅難世帯は二百万戸といわれ、低所得層ほどきびしい住宅難にあえいでおります。  従って、住宅の需給……

第38回国会 建設委員会 第37号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 議事進行について。今、瀬戸山委員から、少なくともこの案は――もあれは審議は尽くせる、その審議が尽くせないような者は
【次の発言】 今調べて下さい。聞き違いとは違う。

第38回国会 建設委員会 第38号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 建設大臣にお尋ねをしたい事項が相当ございますが、きょうはお見えいただけない模様でございますので、その部分は明日午前の委員会に譲らしていただきたいと思います。  水資源開発促進法と治山治水計画との関連について、企画庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。私どもは水資源確保の問題の必要性はわかりますけれども、同時にまた、これは日本の治水計画の過程の中における水資源の利用、こういうふうに理解いたしておるのでございますが、そういう理解でいいのでしょうか。
【次の発言】 そこで、治山治水緊急措置法に基づく治山治水十カ年計画が策定されました。その計画の中で利水計画というものがどの程度のパー……

第38回国会 建設委員会 第40号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 関連して、一、二問お尋ねしたいと思います。  まず第一に、先ほどから問題になっておった協議の問題でございます。これはやはり議会の同意が要るということにしておいた方が、知事さんとしては、政府との間で交渉をするのに、非常に大きなバックができてやりよいのではないか。ただ単に知事と協議を要するとか、あるいは知事の同意を要するとかいうふうなことでは、まだ少し弱いのじゃないか。議会の同意を要するということにすることによって、初めてそこに県民の側との完全な一致体制ができるというふうに私たちは思うのですけれども、そこまでのことは、どうも希望しておられないかのように先ほどのお話ではとれるのです……

第38回国会 内閣委員会 第38号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○岡本(隆)議員 ただいま議題となりました住宅基本問題調査会設置法案について、提案理由並びにその要旨を御説明申し上げます。  このたび政府は地代家賃等統制令の撤廃に関する法律案を提案いたしました。その理由とするところは、第一には終戦当時に比し住宅事情のやや緩和せること、第二は現在統制を受けている借地、借家は、建坪延べ三十坪以下の住宅及びその敷地でありまして、その後の経済事情により次第に統制を守らないものがふえてきていることなどであります。しかしながら政府の調査によりましても、今日なお住宅難世帯は二百万といわれ、低所得層ほどきびしい住宅難にあえいでおります。  従って住宅の需給の不均衡の著しい今……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 建設委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 企画庁長官にお尋ねいたします。最初に水資源開発促進法の基本的的なものの考え方についてお伺いしたいと思うのです。この第一条の「目的」をすなおにそのまま読みとっていきますと、とにかく都市では工業用水や水道用水に困っておる。だからその地域の水源を開発して、それでもってその水飢饉を解消しよう、こういう意味の法案にとれるのでありますがそれで間違いないでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、水資源開発促進法という法案の名前が、その精神に比して少しこけおどしのように思えるのです。TVAのものの思想というものはずいぶん古いものであって、多目的ダムというようなものもTVAの構想から生まれ……

第39回国会 建設委員会 第5号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 この前の宿題になっておる点だけ二点お伺いして、あとは石川君にお譲りしたいと思います。  そのうちの一点は、今先ほどからの質疑応答でやや明らかにされたのでありますけれども、慣行水利権というものはあくまで尊重するというふうに今建設大臣は言われたのであります。この前企画庁長官の御答弁では、それは管理規則をきめる際に話し合うのだということでございました。それで、この前の御答弁ときょうと少し内容が違うのでございますけれども、そういうことは政令に、はっきり書かれているのでございますでしょうか。大体この慣行水利権の尊重についてどういうふうな政令を予定しておられるのか。その辺についてお伺いし……

第39回国会 建設委員会 第8号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 神戸地方に梅雨前線で大きながけくずれによるところの災害が出たのにかんがみてこの法案が出たのであろうと思うのでありますが、この法案の趣旨自体は非常にけっこうでございますが、私は、この法案では少し足りないのじゃないかと思われる点について、一、二お尋ねをいたしたいと思います。  この法案の第一条に、「がけくずれ又は土砂の流出を生ずるおそれが著しい市街地又は市街地となろうとする土地の区域内」について、この宅地造成工事区域を規制するということになるという御趣旨でございますね。そういうことになりますと、どんどん今宅地開発が行なわれております。その宅地開発がどんどん行なわれていくところは、……

第39回国会 建設委員会 第12号(1961/12/08、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 去る十一月十三日より六日間にわたりまして、名神高速自動車国道等を中心といたしまして、第一班、第二班に分かれ、調査を実施いたしたのでありますが、名神高速の問題は両班に関連するのみでなく、適正単価、治水問題その他の点につきましても同様でありますので、この際両班の報告を別々に申し述べるより、これを総合調整して御報告申し上げることの方がより適当であろうと思われますので、両班協議の上、私より要点のみを御報告申し上げることといたし、これに対する関係当局の明快なる御回答を期待するものであります。  まず第一に、名神高速道路の進捗状況について御報告申し上げます。  本高速道路は、昭和三十二年……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/16、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 建設関係の法案の審査に入る前に、建設大臣に、災害基本法に対する建設省の考え方について少しお尋ねをいたしておきたいと思います。  従来、災害が起こるたびに災害対策の特別委員会が設けられて、そこでいつも言われて参りましたことは、大きな災害が出ますと、とても地方公共団体では、従来の国庫負担法ではどうにも復興できない、だから法律の改正をしてもらわなければならぬ、そうなってくると、災害のたびに各地方団体の長や議会の幹部が、地元の復旧作業はほったらかしにして、何をおいても中央へ陳情に出てくるというのが慣例であって、こういうことでは困るじゃないか、だから、こういうふうな陳情運動をやらなくて……

第39回国会 災害対策特別委員会 第14号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 ただいま提案されましたところの附帯決議について、提案理由を申し上げたいと思います。  まず第一に、案文を朗読いたします。   昭和三十六年五月二十九日及び三十日の強風に際し発生した火災、同年六月の水害、同年九月の風水害又は同年十月二日鹿児島市に発生した火災に伴う公営住宅法の特例等に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は今次災害における住宅被害の極めて広範かつ激甚なる実情に鑑み、次の事項を充分配慮して住宅復旧に万遺憾なきを期すべきである。   一、今次災害についての本特例法の適用に当つては激甚地指定に洩れた地域に対する地元負担を緩和するため、特に起債充当率を引上げる等の……

第39回国会 災害対策特別委員会 第17号(1961/10/31、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 災害基本法を政府から出してみえられましたが、災害基本法が強く要望されておった理由の一番大きなものは、災害のたびに特別立法をしなければならない、そしてまた、災害が起これば、起こった地方の公共団体の首長であるとか、あるいはまた議会の人たちが、何をおいても、地元の救援対策よりも、まず第一に中央への陳情に走ってこなければならぬというような弊害をなくさなければいけないということが、一つの大きな理由だと思います。だから、早くその災害の程度に応じた政府の援助の手が差し伸べられるように、そういうふうに自動的に法律が動くようにしなければいかぬということが、災害基本法を作れという要望の一番大きな……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 建設委員会 第3号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 実は私もきょうは東京の問題をお尋ねしたいと思っておったのでありますが、だいぶ方向が出てきたようでございますけれども、今大臣のお答えによりますと、まず再開発というものを一番に考えておられるように承るのであります。そういたしますと、再開発をやっていくのにどれだけ費用がかかるかということをわれわれもやはり一番に考えてみなければならない。ゆうべ二つのテレビで東京の問題を取り扱っておりましたが、ごらんになりましたか。――非常にテレビも取り扱い、週刊誌なんかも東京の問題を取り扱い、一千万をこえたという一つのこの事実がモメントになって、東京の人口が一千万をこえたということが一つのテコになっ……

第40回国会 建設委員会 第4号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 先般建設省の方から今度の国会に対する提出予定法案をいただきましたが、その中にビル用水のくみ上げの規制法案が予定されております。しかしビル用水だけを規制しても地盤沈下は防げないと思うのですが、そのほかにどういう対策をお考えになっていらっしゃるか、その辺をまず建設大臣から伺いたい。
【次の発言】 ビル用水を規制される場合は、どの程度の揚水設備を規制されますか。
【次の発言】 既存のものについては転換する、新たには一定規模以上のものは許可制にする、こういうことになると、片一方を転換させながら片方を許可していたのでは、何しているかわからないということになってくると思うのです。だから、……

第40回国会 建設委員会 第5号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 住宅金融公庫法の改正案と直接関係はございませんですけれども、住宅問題について資料をお願いしたいと思います。  けさの新聞によると、老朽アパートが焼けまして七人の人が焼死いたしております。これと同様のことが数日前の新聞にも報道されております。最近はひんぱんに起こるところの火災とともに、その火災でもアパートの火災が非常に多く、そのために焼死する人が相当多数に出るようになって参りました。きょうの新聞の報道を見ますと、このアパートは三階建でずんぶん多くの人が住んでおります。それから焼死した家族の状況を見ますと、七人が四畳半に住んでおる、こういう生活環境。それからアパートの中の通路は一……

第40回国会 建設委員会 第7号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 水資源公団がいよいよ出発するということになりまして、わが国の産業の発展のために非常にこれはけっこうなことだと思うのでございます。そこでこの機会に水資源開発審議会の任務、権限といった点についてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、この開発促進法を見ますると、第二条で、政府は開発を必要とする水系の指定に対して基礎調査をやっていくということが規定されております。そこでその基礎調査に基づいて今度は大体この方面の水系を開発したい、こういうようなときには、その地方の関係者及び審議会の意見を聞いて水系の指定をやる、こういうふうなことでございますが、そういたしますと、水資源の開発審議会とい……

第40回国会 建設委員会 第8号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 もう時間がございませんから、ごく簡単に二、三点お尋ねいたしておきたいと思います。  この計画を見せていただきますと、前期五カ年計画と後期五カ年計画との事業量の比率というものが、前期五カ年が非常に少ないのであります。少なくも十カ年間にこれだけのことをやらなければならないのに、前期計画がこのように少ないということ。しかもその間に車がどんどんふえて参りまして、都市の交通難というものがますます激化していく。こういうふうなことをあわせ考えていきますと、元来道路行政というふうなものは先行的なものであらねばならないのに、しりばかり追っかけていって、結局これじゃ五カ年計画を終わっても交通難は……

第40回国会 建設委員会 第10号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 前払い保証制度ということが初めての制度であったという点で、相当事業の運営というものに不安を持たれ、従って、それに対する相当の保護措置が講ぜられておると思います。しかしながら、運営されて数年たってみますと、大体その運営状況というものがわかってきて、その結果、もう保証基金の制度が要らなくなったということになって参ったと思うのでございますけれども、そこで、その運営の状況をまずお伺いをしてみたいと思います。  この法律によりますと、保証基金を積み立てる、そのほかに会社としては責任準備金というものを積み立てなければならないということになっている模様でございますが、責任準備金というものは……

第40回国会 建設委員会 第11号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 前の委員会で局長に質疑をいたしまして、この前払金保証事業についてのある程度の姿がわかったのでございますが、そのときには、大臣もおいでになりませんでしたし、私が質疑をいたしておりますときには、自民党では逢澤さんが一人おられただけであります。あと社会党の議員が五人おりました。六人でもって質疑をしておりました。こういうふうなことでございますので、きょうは、この前の委員会において質疑をいたしまして大体明らかになった事項につきまして、大臣のお考えを二、三ただしておきたい、このように思うのであります。  まず第一に、前払い金保証制度のあり方の問題でございますけれども、この制度というものは……

第40回国会 建設委員会 第13号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 稗田さんに来ていただいておりますし、大臣もおられますから、その間に住宅公団と関係のある分だけ先にお尋ねしたいと思います。ちょっと今中島さんからお尋ねございましたが、現在までの道路公団の高速道路の高架の建設方針というものは、原則的に道路オンリーというふうなものでないかと思うのでございますけれども、下の空閑地というものを利用するということをあわせて考えて建設をしておられるのか、あるいは現在の方針は道路オンリーとだけお考えなのか、それをまず道路公団の方からお願いしたい。
【次の発言】 それでは今度は大臣にお伺いいたします。今都心における用地取得が非常に困難です。それからまた今後とも……

第40回国会 建設委員会 第17号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 通産大臣は時間に制限があるそうでございますから、先にお伺いしたいと思います。  地盤沈下対策としてビル用水の規制が出て参りましたし、また工業用水法も改正しようという御意向、まことにけっこうであります。ところで地盤沈下対策という立場から考えていくときには、ビル用水の規制も工業用水の規制も同じ考え方に立脚してやっていかなければならない。従って、元来ならこれは地盤沈下防止のための地下水くみ上げの規制に関する法律というふうな形で一本化したものでなければならない。ところが、これが別々に行なわれておるという点に私は少し不満を持っておるわけであります。そこで工業用水法の改正案とそれからビル……

第40回国会 建設委員会 第25号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 水資源開発促進法に基づきまして、先般総理大臣から京都知事あてに淀川水系についての指定について、意見を求められております。淀川指定水系の問題について、お尋ねをいたしたいと思います。  この総理大臣から水系指定についての知事の意見を求める書類の中に、淀川を水系として指定したい。その水系には木津川、桂川、神崎川などの支河川、それから琵琶湖などの湖沼及びこれらに流入する河川をすべて含むというふうに、淀川水系のすべてを水系指定をするというふうなことでございますが、そのあとで、なお水資源開発水系の指定に引き続いて行なわれる水資源開発基本計画の決定については、必ずしも当該水資源開発水系に属……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 建設委員会 第4号(1962/09/04、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 先般の所信表明の中に、建設大臣は治水問題について、まず第一は抜本的な国土保全対策を推進したい、そのためには治水、利水の総合的観点に立って現行の治水事業十カ年計画に再検討を加える、こういうふうに軽く触れておられるにすぎないのでございます。ところが新聞を見ますと、その具体的な内容についてかなり詳しく記載されております。そこでその新聞の内容を見ますと、昭和三十五年十二月に閣議決定されましたところの治水十カ年計画の前期五カ年計画のうち、あと残っておる二年分の残事業、それに加えて残りの後期五カ年分の事業を加えて七カ年分を、五カ年間に繰り上げ実施する。そういうふうな御意向のように新聞には……

第41回国会 建設委員会 第5号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 去る九月二十五日から三十日までの六日間、福岡、山口、島根、鳥取、岡山の各県の主として道路を中心とした建設省関係公共事業の調査を行なって参ったのでありますが、そのすべてを御報告申し上げますことは相当の時間を要しますので、要点のみを御報告いたすこととし、あわせてこれに対する当局の見解を承りたいと思うものであります。  まず、九月二十六日に竣工いたしました若戸大橋を中心とした北九州における一級国道三号線、二級国道百九十九号線等について申し上げます。  一級国道三号線は門司市より九州西部を経て鹿児島市に至る延長四百キロにわたる九州の大動脈としての最重要路線でありますが、その改修率につ……

第41回国会 災害対策特別委員会 第4号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○岡本(隆)議員 ただいま議題になりました公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  本年七月の四県集中豪雨によって、二十八年の大水害、三十二年諌早大水害によって原形復旧を施した中小河川堤防、農地及び農業用施設は、一カ所も残さないほどに再度決壊の災害を受け、関係者の深刻な打撃はもちろん、国費のこの上ないむだ使いとなっておりますので、このような被害の愚を繰り返さないよう、この際、多年の懸案である改良復旧に踏み切り、その早期完成をはかる必要があります。  以上が、この法律案を提案いたしました理由でありますが、次にその要旨を……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 建設委員会 第4号(1963/02/15、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 この前の委員会で、私の方の中島委員が河野建設大臣に、河川法の改正をやられるそうだが、その概要をあらかじめ知らしてもらいたい、こういうふうなお尋ねをいたしましたところが、私の方では、今調整中だから言えないが、しかしながら、もし意見があればあらかじめ言ってもらいたい、こういうことでございました。  そこで私は、きょうは私が日ごろ考えておる河川問題について、河川法を改正されるなら、こういう点を一つぜひ織り込んでもらいたい、こういうふうな意見を申し述べながらいろいろお尋ねをいたして参りたい。従ってきょうは、いわば建設省に援護射撃するようなきわめて建設的な御質問になると思いますから、そ……

第43回国会 建設委員会 第9号(1963/03/08、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 今般提案されております土地区画整理法の改正の内容については、私異議はないのでございますけれども、との機会に区画整理法の法律の建前と申しますか考え方と申しますか、そういう点について一、二お尋ねをいたしたいと思います。  大体、区画整理という考え方は、農地であとかあるいは雑地であるとか、そういうふうなところの土地を宅地として有効に使っていく、こういうふうな目的から出ているものであるというふうに思うのであります。ところがそれがだんだん広く用いられるようになりまして、都市計画の中にどんどん区画整理が織り込まれてきておる。そうしますと市街地をつくるためにあるところの区画整理という形式を……

第43回国会 建設委員会 第10号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 住宅金融公庫法並びに住宅公団法の改正を機会に、公団の住宅内部の福祉施設の問題で少しお尋ねをいたしたいと思います。  私がきょうお尋ねいたしたいと思いますのは、団地におけるところの電話架設の状況についてでありますが、ただいま電電公社の方から団地の中の集団の電話の一覧表をちょうだいいたしました。それで電電公社にお尋ねをいたします前に、公団の方で団地内住宅の電話架設の現況というようなものがおわかりになるでありましょうか。私がお尋ねしたいのは、第一に団地内に今住んでいられるのは総数何世帯か、そこへ電話が架設されておるのが何本か、何世帯か、そしてまた、電話の架設を希望しておるのが何世帯……

第43回国会 建設委員会 第11号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 政府の住宅建設の方針についてお伺いしたいと思うのであります。  昭和三十五年末現在における公団の賃賃住宅は八万七千四百三十六戸であり、分譲住宅は五万八千四十二戸である。これは公団からいただいたものでございますが、三十六年度、三十七年度の分についてお伺いしたいのでありす。三十六年、七年のそれぞれの賃貸住宅、分譲住宅の戸数、それから普通分譲、特別分譲の数字をちょっとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その三十六年、三十七年のそれぞれの分譲住宅の中で、普通分譲と特別分譲と区分があるわけでありますが、その区分をちょっとお伺いしたい。

第43回国会 建設委員会 第16号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 いまの日本の住宅難の問題は、むしろ宅地難の問題に入ってきておる、こういうふうに言われております。したがって、そういう段階になっていまこの新住宅市街地開発法案が出てきたということは、少し手おくれでないかという感がなきにしもあらずでございます。しかし、これが出てきたこと自体は喜ばしい現象でございます。しかしながら、この法案だけではなかなか宅地難は解決できない。したがって、宅地政策の一環として出てきたのでございますが、全体的にそれじゃ宅地問題とどういうふうに取り組んでいくかということについて、建設省としても、もちろん宅地制度審議会とかその他のなにはございますけれども、しかし建設省自……

第43回国会 建設委員会 第17号(1963/05/24、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 砂防、これは砂防事業というものが、現地のためのものでなくて、河川全体のためのものである、そういうふうな考え方で砂防法というものは構成されていると承知しておるのでございますけれども、しかしながら、それにいたしましても、砂防法というものは、どうもまだ、私の考えるところでは、国の考え方が砂防というものに対して、その重要さについての認識が少し足りないのではないか、こういうふうに思われるのでございますが、砂防法第二条で主務大臣がこれを指定すると、こういうふうなことになっておりますけれども、一体どういうふうな地点がどれほどの面積において現在指定されておりますのか、まずそれをお伺いしたいと……

第43回国会 建設委員会 第18号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 有泉先生にお尋ねいたします。  先ほどの御説明の中でもって、使用制限がついたままで長期に放置されると、所有者が困るから、買い取り請求権をこの法律で規定したのだ、こういうふうな御説明がございました。私どもしばしば聞いておりますのに、地方公共団体が郡市計画を定めまして、道路用地なんかにセンターを引きますね。私、古いことは存じませんが、古くはそういうところには建物を建てることができなかったようでございます。ところが、政令が改正されまして、そこへ建物を建ててもいいということになったのは、いま先生が言われた理由に基づくものだと思うのです。ところが、そうなってまいりますと、今度は相当の間……

第43回国会 建設委員会 第19号(1963/05/31、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 最初に建設大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。  前回の委員会で宅地問題について、参考人の方四人に来ていただきまして、いろいろ意見を承りました。結論的に申しますならば、四人の参考人がいずれも口を合わせて、土地の所有権については一定の制約を受けてもやむを得ない、したがって、土地の使用者はその土地を有効に使用しなくてはならない、だから、ぜいたくな土地の所有であるとか、土地の買い占めであるとか、売り惜しみであるとか、そういうふうなことに対しては、国は、それを抑制するために、強い方策を講じるべきである、こういうようなことを結論的にはみんな申しておられた。そういうことについては意見が一……

第43回国会 建設委員会 第23号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 近畿は一つという考え方に立って、広域的な見地に立って近畿をもう一度再開発していこう、こういう考え方で本法律案が出てまいったのでありますが、趣旨には非常に賛成でございます。しかしながら、いろいろな疑問点がありますので、それを明らかにしておきたいと思います。  まず第一には、この法律案が作成されます当初におきましては、首都圏整備委員会と似た形の行政委員会方式というものが考えられておった。ところがこれがいつの間にか本部方式に変わってまいりました。ただいまの総務長官の御答弁を聞いておりますと、あまりそれは実質的には変わりはないんだ、近畿は別に軽視したという意味で行政委員会でなくしたの……

第43回国会 建設委員会 第27号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 河川法の改正の問題もだいぶ大詰めにまいりましたが、私どもの党ではまだたくさん質問者が残っておりますので、ごく二、三の重要な点についてだけ質問をいたしておきたいと思います。  まず第一には、今度の河川法の改正の目的でございますが、それは従来のこま切れな管理制度を廃しまして、水系ごとの一貫した管理体系の中で、治水に対して大河川については国が責任を負い、小さな河川については県が責任を負う、そういう形の中で利水の効率を高めていく、こういうことが改正の本来の目的であったと思うのです。そしてまた私どももそういうふうな意味におきましては、河川法の改正はやるべきであるというふうな形で大いに御……

第43回国会 建設委員会 第28号(1963/06/26、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 採決に入る前に、ただ一点私は大臣にただしておきたいことがあります。私が明日の質問で申しましたが、今度の河川法の改正案は非常に治水という点について留意の払い方が少ないということであります。そこで今度の河川法のその大きな欠点を補うために私どもが幾つかの修正案を出しましたが、その中で、一番私たちが修正の中で重要と思っておる点は、洪水常襲地帯に対するところの優先措置という問題であります。ところがそれに対するところの大臣の昨日の答弁では、その点では母法であるこの河川法において規定することは困難だから、治山治水緊急措置法を改正して、その中でもって洪水常襲地帯に対するところの措置を考えてい……

第43回国会 災害対策特別委員会 第3号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 本部長お急ぎのようですから、簡単にお尋ねいたします。  私はこのたび院から派遣されまして山陰に行って参りましたが、そこで痛感いたしました問題について一、二お尋ねいたしたいと思います。  まず第一は、道路の問題でございます。先ほどからの御答弁でだいぶ御意向がはっきりして参りましたが、とにかく雪おろしをいたします雪のために、はねてもはねてもまたその上から堆積していくというような現状でありますので、市街地については、本部長も新聞紙などに御所見を発表しておられますが、バイパスをつくりたい、こういう御意向で、まことにけっこうでございます。しかしながら、それにも増して必要なことは、単にバ……

第43回国会 災害対策特別委員会 第4号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 総務長官お急ぎのようでございますから、関係方面だけちょっと伺っておきたいと思います。  今度私、山陰へ調査に行って参ったのですが、先ほど赤澤さんからおしかりを受けたのですが、非常に思いがけない雪であったというだけに、豪雪対策という点で、北海道に住んでおられる団長の目から見ますと少し不備な点があったために、一そう被害が大きかったのが実情であろうと思うのであります。ことに山陰地方の一番大きな被害というものは、やはり道路の除雪がうまくいかない、交通が確保できないということが、経済の麻痺の一番大きな原因であったと思うのでございますが、そのことはまた後ほどお尋ねするといたしまして、現地……

第43回国会 社会労働委員会 第17号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 きょうは、医療問題その他ということで一時間余り時間をちょうだいいたしておりますので、最初に、それでは医療問題から御質問させていただきたいと思います。  最近、新聞で、医療制度調査会の答申が間もなく行なわれるように発表されておったのを見たのでございますが、医療制度調査会の答申が出て参りましたなれば、政府はこれを尊重して、その方針でもって日本の医療制度を改革していかれるのか、あるいはそれは単なる参考として進んでいかれるのか、その辺のところをまず承りたいと思います。
【次の発言】 医療制度調査会の答申の内容が、新聞紙で、もちろん中間報告でございますけれども、発表されておるのを見ます……


岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院29期)

岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 建設委員協議会 第1号(1961/07/03、29期、日本社会党)

○岡本隆一君 気象庁長官がお見えになっておりますので、日ごろ考えていることをお尋ねいたしたいと思います。  どうも私は、ダム操作というものが現在科学的に行なわれていないように思うのです。理屈から考えていきますと、名谷ごとというわけにはいかなくとも、ある一定の面積ごとに区分けいたしまして、その一定の面積ごとに雨量計を備えておいて、一定のところにそれを集積すれば、その集積面積ごとの降雨量というものは今何ぼ降っているかということが出てくると思うのです。それをまた奥計いたしましたら、今日では電子計算機もあることでありますから、すぐに河川ごとの、一本々々の支流ごとの降雨量、流水量というものは算出できると……

第38回国会 災害対策協議会 第6号(1961/07/25、29期、日本社会党)

○岡本(隆)協議委員 時間もおそうございますし、さらにまた、いろいろ問題点も相当出尽くしましたので、ごく簡単に質問いたしたいと思います。  今度の災害調査に、私は静岡県、愛知県、三重県に参りました。やはりいろいろな問題が出ておりますので、それらについてお尋ねをいたして参りたいと思います。  まず、第一にお尋ねいたしたいことは、建設大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、けさの新聞で見ますと、大体臨時国会は九月下旬になりそうだというふうなことが出ております。一方、先ほどからの質疑応答にも見られますように、部分的ではあったが、深度は非常に深い。ことに、それは飯田について言えると思うのです。従って、どう……

第38回国会 災害対策協議会 第7号(1961/07/26、29期、日本社会党)

○岡本(隆)協議委員 私は、先般本院から派遣をされまして災害地を見て参りましたが、農林水産関係では、愛知用水公団につきまして、その復旧についてお尋ねをいたしたいと思います。  私は、もともと農林関係のことにうとうございますので、愛知用水公団も音には聞いておりましたが、しかしながら、見たこともなかったのです。今度災害が起こりまして初めて見せていただいたわけでございますけれども、どうも設計が不備であったというのか、あまり作り方が粗雑であったためにこの災害が起こったのである、用水のみを考えて、治水というものをあまり配慮に入れてなかったということが、私は今度のこの災害の原因であると思うのです。従って、……

第38回国会 災害対策協議会 第8号(1961/07/27、29期、日本社会党)

○岡本(隆)協議委員 関連して。大臣がおられると思っていたら帰られたそうですから、簡単な問題だけお尋ねしておきます。  ただいま中島委員のお尋ねの終末処理場の復旧の問題でございますけれども、承っておりますと、とにかく簡易処理をやって応急措置を講じておるということでございますが、それはどこへ応急の沈澱池をお作りになっていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 私は、災害後のあのあたりを見ておりませんけれども、災害直前に参りましたので、ある程度の想像がつくのでございますが、あの辺一体はすっかり土砂に埋まって平面になっておる。そこで、復旧されるにつきましても、この間も建設大臣に私の考え方を申しておっ……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第1号(1961/08/02、29期、日本社会党)

○岡本(隆)小委員 宅地造成についての規制法律を準備しているようですが、それの要綱を一緒に出していただきたいと思います。

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第2号(1961/08/03、29期、日本社会党)

○岡本(隆)小委員 この要旨を見ますと、作られる宅地そのものの安全性ということだけが問題になっておって、それから先が問題になっておらないのです。それで、たとえばこの要旨の第三項を見ますと、「宅地造成を行なおうとする者は、排水施設、擁壁の設置等宅地の安全について所要の措置を講じなければならない」と書いてありますが、それではその排水施設を作ったらそれから先、その排水施設がどこではけるのかというところまで配慮が行なわれなければならないと思うのです。しかし。それは住宅局の所管事項ではなくて、計画局の方の所管事項になってくるだろうと思います。だからやはり宅地造成区域というものをまず設定して、その宅地造成……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第3号(1961/08/08、29期、日本社会党)

○岡本(隆)小委員 最初に、この配付された資料、これの考え方についてお尋ねしたいのですが、この間、委員長がわれわれの考え方をまとめて、こういう点について、一応委員会としての次の臨時国会に出す議員提出法案の草稿を作って、それについて委員会の意見を聞こう、こういうふうなもののように私は理解しておったのですが、今委員長のお話を聞いておると、今度これは政府提案になるものの政府の意向を聞いて、大体これで了解が得られるなら、政府提案として出そうというふうなお考えの模様にも察せられるのですが、どちらですか。
【次の発言】 そうすると、これは委員長が起草されたのか、委員長が政府機関に、お前の方で一つ出せるもの……

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第4号(1961/08/09、29期、日本社会党)

○岡本(隆)小委員 きのう出していただいた草案では湛水の排除の問題が入ってなかったのを、きょうは、湛水の排除の問題を、きのうの小委員会の意見の結果、取り上げた案を作ってきていただいております。きのうの御説明では、従来の政令基準でいくと、湛水の排除、これに該当するような地域がないというようなことでございましたけれども、今度こういうような案を出してこられたということ、これは、そうすると、政令基準を下げるという意味に理解していいですか。
【次の発言】 わかっております。だから、そういう意味においては、委員会としては政令基準を下げるというふうに理解しているという意味でお伺いしているわけです。そうすると……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○岡本(隆)分科員 私も医療制度の問題についてお尋ねしたいと思いますが、同僚委員の方からすでに多くの問題について、相当掘り下げたお話がございましたから、できるだけ重複を避けてお尋ねして参りたいと思います。  まず最初に、今度の予算の項目から見て、政府は出産の給付金を増加されました。非常にけっこうなことだと思います。ところが、私は昨年のこの委員会でもって、出産の給付はやらなくちゃならない、しかし、それは現物給付をやるべきだというふうな議論を展開したのでありますけれども、私の期待を裏切って、それが現金給付になっております。まず、なぜ現物給付にせずに現金給付にされたのか、それをお尋ねしたいと思います……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 先ほどから藤山長官にはだいぶ長い質疑応答でお疲れでございましょうと思うので、しばらく頭を休めていただきまして、その間に、お隣に、同じように頭がまっ白で上品な社会党のシャドー・キャビネットの一員がおられますので、一つ井出さんに御質問をさせていただきます。その過程の中で藤山さんからまたいろいろお話を承りたいと思います。  井出さんから、産業と雇用の適正配置に関する法律案というのが提案されております。この提案の理由を読みましても、また法文の第一条を読みましても、大部市への産業及び人口の過度の集中の防止ということ、さらにまた地域的な経済格差を防止するということ、こういうふうな点におい……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○岡本(隆)分科員 一昨年、昨年と災害のたびごとに災害対策委員会から派遣されまして、各地の視察に参りましたが、いろいろ問題は各地でたくさんございましたけれども、非常に多くの共通した問題は、内水排除の問題でございました。だんだん河床が上がりまして、自然排水が困難になりますので、勢いどうしても人工排水にたよらなければならない。だから、その排水設備を何とか早く作ってもらいたいという要望が各地でございました。その後、委員会でも、河川局長から、内水排除の問題は河川の改良事業として今後大きく取り上げていきたい、こういうふうなお話がございましたが、今度予算をちょうだいいたしましても、その何があちこちに分散し……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○岡本(隆)分科員 最初に社会保険の問題でお伺いしたいと思います。  国民健康保険の医療費の国庫負担が五%ふえたということは、これは一歩前進ですから、非常にけっこうだと思います。しかしながらなお医療保険の中には、残された多くの問題があると思うのでございますが、何よりも一番大切なことは、各種医療保険の間にあるところの格差の是正をやるということが、非常に大きな問題で、またもうそろそろ取り組んでいただかなければならない段階にきているのではないか。とにもかくにも国民皆保険、現在までは、国民の中には医療保険の中から取り残されておった人たちがおったわけであります。今度はそれがなくなった。そこで、この各種保……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 地方行政委員会災害対策特別委員会連合審査会 第1号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 災害基本法が制定されまして、それに伴うところの激甚地の指定基準あるいはまたそれに対する補助の内容等については法律で規定がされ、今度はいよいよそれが日の目を見るということでございますので、まことに御同慶にたえないところでございますけれども、今度の法律案を見てみますと、非常に政令にゆだねられている点が多いのでございまして、きわめて内容が不明確なところが多いと思うのであります。従って、それらの点についてお尋ねをして参りたいと思います。  まず第一に、この法律は一応公共土木の災害と、それから農林水産に対する補助、同時にまた中小企業あるいはその他というふうな四本立てに組まれておりますが……



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データ更新日:2023/02/05

岡本隆一[衆]在籍期 : 27期-28期-|29期|-30期-31期
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