このページでは石田宥全衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○石田宥全君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました農地法及び農協法改正案に関し、若干の質問をいたします。 昭和三十六年政府・自民党の強行採決によって成立いたしました農業基本法をもって、政府与党は、農業の発展、繁栄への道であるとし、われわれは、衰微、衰退への道であり、農民生活を不安におとしいれるものであると指摘してまいったのでありますが、政府はこれをいかに評価するか。所得格差は前にも増して拡大し、また、構造政策上して規模拡大をはかり、二・五ヘクタール農家百万戸の数字的目標を掲げ、昭和三十七年に農地法を改悪して、これを遂行しようとしたのでありますが、われわれが指摘したとおり……
○石田宥全君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま御報告になりました四十四年産米穀の価格問題につきまして質問をいたします。 本年産米価の据え置き論は、昨年末すでに財界や政府の一部から出ていたところでありますが、去る十日、ただいま御報告のように決定がいたされたのであります。よくもまあ、あつかましくも昨年の米価以下のものを決定したものと驚くばかりでございます。(拍手)政府は、昨年の生産者米価決定の際に、生産費が対前年比で一三・九%上昇しておるにもかかわらず、米価を五・九%引き上げたのであるから生産者米価は値上げをしたのだと、言っておったのでありますが、実質的には八%の値下げとなっておるの……
○石田(宥)委員 政府に対して資料の要求をいたしたいと思います。 五月二十九日に私が水俣病事件並びに阿賀野川における水銀中毒事件に対する質問書を提出いたしました。六月九日に答弁書がまいったのでありますけれども、きわめて抽象的でございまして、私どもにはとうてい理解しがたい部分が多いのであります。何と申しましても、水俣においては、現在なお十九名が入院加療中であり、五十一名が自宅療養を続けておるという状況で、四十一名が死亡しております。その原因はほぼ明確であるにもかかわらず、これが政府の決定とならない状態のもとにおいて、重ねて阿賀野川における水銀中声事件が発生をし、さらに新潟県の糸魚川地方において……
○石田(宥)委員 きょうは時間もございませず、ほんの二、三問いたしたいと思うのですが、かねて私から熊本県における水俣病並びに阿賀野川における水銀中毒事件に対する質問書を提出いたしましたところ、政府側から答弁書がまいっておるわけであります。これについては、当委員会を通じましてかなり多くの資料を要求いたしました。資料はほぼそろったようでありますが、ごく最近まで資料が整わないために、ここでこれを究明する機会がなかったふけであります。そこでほんの二、三の点、こ、答弁書について御質問を申し上げたいと思うのであります。 最初に、五ページの(4)に、「当時の科学技術水準をもつてしては病因物質の発生過程等を……
○石田(宥)委員 ちょっと要求しておる政府委員のメンバーがそろっておらないようでありますけれども、時間の関係もございましょうから、責任者のおられないところは代理の方でお願いするか、あるいはまたあとで御答弁を願う、こういうようにして質問を始めたいと思います。 先週の本委員会において、板川委員から態本における水俣病の問題並びに阿賀野川の水銀中毒の問題について質疑が行なわれたのでありますが、これに関連いたしまして若干質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、態本における水俣病に対する対策がきわめて不徹底に終わっている。態本大学並びに新日本窒素の病院では、実験データを出したにもかかわらず、それが……
○石田(宥)委員 ただいま森田委員から食糧の自給度の問題について質問がございまして、大臣からあとう限りの自給度を高めることに努力をしたいという御答弁がありましたので、私は、その点について重ねて質問を申し上げようとは存じませんが、ただ、今日の食糧の中での畜産物でありますが、畜産が相当に伸びたようでありますけれども、外国の飼料に依存する分が非常に高いのでありまして、はたして日本の畜産がそのように伸びたかどうかという点については、大きな疑問を持たざるを得ないわけでありまして、一部の学者は、四本足の家畜は三本まで輸入ではないか、日本自体の畜産の伸長ではないという酷評をしておる向きもあるようでありますの……
○石田(宥)委員 大臣にお伺いしますが、きょうは米価の問題についてお伺いしたいと思うのです。
御案内のように、本年度の米作については、ほとんど資材は投入してありますし、労賃も投下してある。年々そういう点を勘案されて七月の上旬におおむね米価が決定されておるわけでありまして、本年度も大体七月上旬をめどとしてきめられるのではないかと考えられるのでありますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 農業団体は、これは系統団体でありますから、地方の団体まで入れる必要はなかろうと私は思うんです。ところが、全国的な組織である農民団体もあるわけです。農民団体といたしましては、先般食糧庁の企画課長を呼んで準……
○石田(宥)委員 ちょうど大臣がお見えになっておりますので、一言お伺いをしたいと思うのでありますが、漁業関係について珍しくことしは法案が四本も提出されて、政府の漁業に対する取り組みの熱意のほどがうかがえるわけでありますが、しかし、大臣も御案内のように、沿岸といい、内水面といい、至るところ公害の被害が続出をいたしておるわけでありまして、沿岸のごときは漸次その漁場が縮小され、あるいはほとんど漁業が不可能になっておるような状況に置かれておると思うのであります。政府は公害基本法を提案されまして、せっかく審議をされるわけでありますけれども、原案の中でほとんど骨抜きになってしまって、総理大臣は小骨も抜かな……
○石田(宥)委員 私は、ただこれから審議を進めるにあたりまして、資料の要求だけをいたしたいと思いますので、委員長のほうでしかるべくお取り計らいを願いたいと思います。 最初に、消費者米価の変動と物価上昇の関係、それから、消費者米価値上げと小麦消費量の関係、三番目には、麦作付面積の昭和三十年度以来の推移、四、米生産費調査農家の変動の状況、五、三十九、四十、四十一年度の八〇%バルク農家の生産費と八〇%バルクライン農家の住所、耕地面積、労働人員、六、調査農家の階層分布、七、平均生産費と従来とってきた標準偏差と八〇%バルク農家の生産費の比較、八、四十一年度米生産費中の時間当たり賃金、九、学校給食用パン……
○石田(宥)委員 大臣が暫時退席をされたようでありますので、事務的なことについて、食糧庁長官並びに統計調査部長にお伺いをしたいと思うのであります。 ただいま藤田委員から食管会計の赤字についてのお話があったわけでありますが、食管会計の赤字の内容についてお伺いをしたいと思います。すなわち、内地米の取り扱い赤字、それから政府経費が幾らであるか、それから売買損が幾らになるのか、政府経費の中で集荷費が幾らか、運賃はどうか、保管料が幾らか、事務人件費は幾らなのか、金利は幾らになるか、こういう事務的な問題を、どなたでもけっこうですが、お伺いをしたいと思います。
○石田(宥)委員 前の委員各位の御質問でほぼ明らかになったようでありますから、ごく簡単に要点だけを御質問申し上げたいと思います。 私は長い間農林水産委員会におりまして、中央卸売市場については改正のつど勉強してきたつもりでおるわけでありますが、先ほど来参考人の御意見にもありましたように、またもや大改正を必要とするのではないかと実は考えておるわけであります。そういう意味も含めてお伺いをしたいと思うのでありますが、そうした点についての抽象的な論議はきょうばいたしません。 そこで、最近は物価問題特別委員会が衆議院内にも設置されるほど、物価問題が国民生活の上に重大な影響を持つに至った今日でありますが……
○石田(宥)委員 私は六月九日、内閣衆質第五五第四号で、熊本県水俣湾並びに阿賀野川における水銀中毒事件に関する質問に対する答弁書について、詳しくお伺いをしたいと思ったのでありますが、時間の関係で、あまり詳細に御質問を申し上げるわけにはいかないようでありますから、要点だけを御質問申し上げたいと思いますので、答弁をされる方のほうも要点だけを御答弁願いたい。あらかじめ要望をしておきます。 答弁書によりますと、水俣事件では、死亡四十一名、それから入院加療中十九名、五十一名が自宅療養を続けておる、こういうことでございますが、私の見るところでは、さらに相当数の患者が出ておるのではないかと想定いたしておる……
○石田(宥)委員 私は、本日は主として阿賀野川における水銀中毒、すなわち、水俣病の問題を中心といたしまして、これに関連する農薬の問題について質問をいたしたいと考えておったわけでありますが、けさ新聞を拝見いたしますと、先般来暴露されました病菌豚肉の問題について、一時需要も減退をし、小売り業者も相当深刻な打撃を受けたようでありますが、同時に養豚業者が買いたたきにあって、非常な深刻な影響を受けておったわけであります。しかしながら、これについては、本委員会においてもしばしば問題になり、あるいは他の委員会等においても問題になりまして、政府といたしましては、すでにこれについては安全宣言を発した形において解……
○石田(宥)委員 時間の申し合わせもございますので、要点だけを御質問申し上げたいと思いますので、政府委員のほうも簡潔に答弁を願いたいと思います。 災害対策本部長である総理府長官も副長官も不在でございますが、建設大臣がおられますから、災害対策本部ができて、内容も充実し、機構も拡充されたといわれておるのでありますけれども、必ずしもそのようにはいっておらないようでありますが、この点は強く御指摘を申し上げておきたいと思います。 次に、ただいま稻葉委員からも御指摘がございましたが、行政管理庁から建設省並びに農林省に対して、災害対策についてどうも積極性がないのではないかという指摘が行なわれておったわけ……
○石田(宥)委員 副長官がお急ぎのようでありますから、一問だけ伺いたいと思います。 災害対策は総理府所管ということになっておりますが、御承知のように、災害基本法を中心とするこの法体系は、防災並びに復旧というところにほぼ限定されると考えるのであります。したがって、先ほど黒川村長が陳情されましたように、今度部落の集団移転というような問題になりますと、少なくとも一市十九カ町村にまたがって五百十九戸、こういうようないまだかってない集団移転というようなものは、単なる災害復旧という範疇に属するとも考えられない一つの建設的なものだ。そうなりますと、建設省の所管、農林省の所管、あるいは地方自治体に対しては自……
○石田(宥)委員 先般の本委員会におきまして、新潟、山形における八・二八水害に関する集団移転についての小委員会設置の意見がございまして、本委員会のお認めを願いまして、それに基づいて二十八、二十九の両日審査をいたした次第でございます。ただいま稲葉小委員長から御報告になりました中にこの事項については御報告になっておるわけでございますが、ここに四党共同で新潟、山形地方の豪雨災害による被災者の集団移転対策に関する件について御決議を賜わりたいと思う次第であります。 本年八月の新潟、山形地方における豪雨災害は、被害総額千二百億円をこえるきわめて激甚なものであり、特に、山腹崩壊、土石流、山津波などにより、……
○石田(宥)委員 去る八月三十日に、かねて問題になっておりました阿賀野川における水俣病事件に対する食品衛生調査会の答申が出され、またその後、この答申は厚生省の意見として科学技術庁に送付されたようでありますが、この問題並びに九州における水俣病事件に関して、本日質疑を行ないたいと考えるのであります。 まず、参考人にわざわざ御足労を願っておりますし、時間の節約を考えまして、当初に、阿賀野川の水俣病事件に対する厚生省の意見に関して、舘林局長からその意見の概要をお伺いいたしまして、そのあとで、小林参考人から、内部のこまかな問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
○石田(宥)委員 最近農地行政についてはなはだ遺憾の点が多いようでありますが、まず最初に、現行農地法について、農基法体制を進める上についての農地の移動が困難である、また、小作料が非常に安いというようなことが理由となって、農地法改正の準備が進められているように伝えられておるのでありますが、その準備の状況を簡単にひとつ農地局長からお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 次の国会くらいまでにはやや具体的なものが出せるのではないかという御答弁でございますから、われわれもこれから大いに勉強したいと思うのでありますが、少なくとも現行法が存在する限り、現行法は守られなければならないと思うのです。ところが、……
○石田(宥)委員 先ほど御報告のございました今次八・二八災害に関連いたしまして、御質問を申し上げたいと思うのでありますが、特にきょうは建設省の河川局長においでを願っておりますが、時間がないそうでありますから、なるべく時間をかけないように御質問を申し上げたいと思います。 今回の新潟県における災害は、委員派遣の件もございますので、やはり要点だけを申し上げておいたほうがよかろうと思いますが、大体、一つは昨年破堤いたしました加治川が、再度同じ個所が決壊をしておる。両岸とも決壊をしておる。しかも、上流は堤防ができたにもかかわらず、下流にまだ民有地があって、そこには、桑の木であるとかクルミであるとかが水……
○石田(宥)委員 災害について、先ほど来調査班の班長さんの御報告にもあり、また新潟県町村長会長の要請にもございましたように、今次の八・二八羽越災害といわれておる災害にあたりましては、一市三郡にわたりまして部落の集団移転の問題が重大な問題になっておるわけであります。これはちょっとした大雨が降れば、さらに大きな土石流による崩壊現象が起こることはきわめて明瞭なんでありまして、住居地としては危険地域であるから、知事がこれに対して、同じ場所で住居を求めることは不適格である、こういう指摘をいたしておるところの移転に関しましては、これは現在のところ約五百戸ほどになっておる。 それで、先ほどの要請にもありま……
○石田(宥)委員 ただいま議題となりました阿賀野川水銀中毒事件につきまして御質疑を申し上げたいと思いますが、本問題は、御案内のように昭和四十年以来の問題でございまして、すでに厚生省は、これに対して意見を決定して、これを科学技術庁に送付してある段階でございます。しかるに、この問題について、九月十一日の産業公害対策特別委員会並びに十月十一日の科学技術特別委員会、十一月十日の科学技術特別委員会におきましては、またこれがあと戻りしたような議論が行なわれて混迷をいたしておるかの感を持たざるを得ないのであります。私は、そういう事情のもとにおいて、今日なお多くの患者がおり、あるいはすでに死亡者は死亡者として……
○石田(宥)委員 私は、昨日御質疑を申し上げました阿賀野川の水銀中毒事件について御質問を申し上げたいと思うのでございますが、本問題はすでに数年前からの論議もあり、かつまた、二階堂前長官から特に引き継ぎがあったはずでございますので、長官に対して御質問を申し上げたいと思うのであります。
なお、現在どのような状況にあるか。死者五名、患者二十一名ということでございましたが、本年に入りまして胎児性水俣病が一人確認されたことと、患者が一人確認されたと報ぜられておりますが、この点は厚生省の環境衛生局の課長のほうから御確認を願いたいと思います。
【次の発言】 新潟大学付属病院で胎児性水俣病という診断が下され……
○石田(宥)委員 ただいま小澤委員といろいろ御議論があったようでありますが、私は時間の関係もございますので、あまり時間をかけたくないと考えておるわけでありますが、ただいま議論になりました問題は、議論としては残ると思います。ただしかし、いま拝聴いたしまして、一体二歳魚のニゴイが一年にどのくらい水を飲むかなんということは、魚に聞かなければわからない問題です。この事件は、こういうような問題が山積しておる事件です。一つや二つの問題をとらえて結論をどうこうするような性質のものではなかろうと思うのです。ことにその水俣病というものは、昭和三十一年ごろから病人や死者がたくさん出てまいりまして、これについての研……
○石田(宥)委員 きょうは、実は質問者の予定がちょっと変わったようでありますので、私も予定いたしました質問を省きまして、いま工藤委員から質疑のありました問題について、重複を避けながら、要点だけを質問を申し上げたいと思います。 まず第一に、いま工藤委員からも指摘がありましたように、熊本県の水俣病については、政府の窓口は経済企画庁であったわけであります。阿賀野川の水銀中毒事件は、科学技術庁が窓口になったわけです。さらにイタイイタイ病もまた、科学技術庁が窓口になるようです。なぜ一体、厚生省がこれをやらないのか。厚生省というものが、この種の問題を担当する政府機関ではないのか。なぜあなたのほうで、これ……
○石田(宥)委員 ただいまの質疑応答の中で、ようやく取りやめになったということがこの場でわかったというようなことで、農林省、水産庁は外務省に寄りかかっておる。外務省はまた外交案件であるからということで高姿勢で、漁民の安全操業とかいうような問題についてはあまり関心を持たないような感じを受けるのです。これは私は外務省にも問題があるし、農林省にも問題があると思う。農林省側はもっと積極的にアメリカ側に対して交渉を持つと同時に、外務省にまかせっぱなしでなしに、なぜもっと独自に行動をとられないのか、はなはだ私は不満にたえないわけです。この点は、外務省ももう少し漁民というものに対する思いやり、配慮が必要であ……
○石田(宥)委員 関連でちょっとお尋ねしたいと思うのです。 先ほど来最高限度額の問題がずいぶんやかましく議論が行なわれ、ただいまは償還計画について質疑が行なわれたわけでありますが、元来この償還計画というものは、年限が長くなればなるほど実態とはおよそ縁のない作文になるのです。これは多年の経験から申し上げるので、償還計画というものは作文なんです。だから私はそういう問題をやかましく言おうとは思いませんが、この酪農の場合に五百万円までということもよろしいし、その他百万円を二百万円にし、三百万円にするのもけっこうだと思いますけれども、実際問題としては、百万円まで貸すといって百万円まで手続をする、しかし……
○石田(宥)委員 関連して。いま美濃君との論争の中で、その他経費の中に含んでおると、こういうことです。統計の中では分類できないと、こういうことです。しかし、それは積算の基礎がないわけではないのです。そういうことで、美濃君が要求したような積算の基礎を示してもらいたい。なぜそういうことをやかましく言うかというと、その基礎が明らかでないために、ことしの酪農関係の税金が、所得税も地方税も含んで非常に大幅に上がっているのです。あなた方は税金のことをちっとも考えていない。その他収入などに回すべきものでありませんよ。その他収入などというものは、もっと性質の違うものが入るべきものであって、一本の柱が立たなけれ……
○石田(宥)委員 たいへん時間が迫っておるようでありますから、土屋参考人並びに池内参考人にお伺いをしたいと思うのですが、これは基本的な問題でございまして、いまの中央卸売市場の運営がはたして妥当であり、公正なものであるかどうか、私は非常に疑問に思うのです。中央卸売市場というものは、生産者が卸売り、これはいわゆる荷受け機関ですから、荷受け機関に出荷をする、荷受け機関がこれを市場に出す、そこで仲買い人というものがこれを評価して分荷をする、それで金融の関係もこれをやる、こういう形になっておるのでありますが、しかし、法文の上では卸売り人ということになっておる。しかし私は、卸売り人という名称は使われておる……
○石田(宥)委員 私は、この間参考人を呼んでいろいろ意見の聴取をいたしました中央卸売市場法を中心として、要点だけをかいつまんでお伺いをしたいと思いますので、答弁のほうも簡潔にひとつお願いしたいと思います。 特に農林大臣に出席を求めましたのは、中央卸売市場というものが、物価問題特別委員会などでも非常に注目をされておりまするし、さらにまた三十七年の四月には、河野さんが農林大臣の時分に、中央卸売市場は国営にしなければならないという意見を発表しておるのです。それから三十八年の七月には池田総理大臣が、中央卸売市場は必要がないという無用論を発表されておるのです。問題があらゆる角度から論議の対象になってお……
○石田(宥)委員 数日来の審議の中で、その趣旨は明らかになっておりますので、案文だけを朗読いたしたいと思います。 農林漁業金融公庫法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、農業金融の将来あるべき方向につき、系統金融と制度金融が有機的な関連をもつべきものであることを認識し、両金融制度の本来あるべき分担を明確にして、農業金融制度の充実に力をいたすとともに、制度金融についても確固たる農林漁業の諸政策を樹て、これと調和のとれた金融体系を整備すべきである。 当面、左記事項につき、すみやかに検討を加え、その実現を図るべきである。 記 一、総合資金制度が……
○石田(宥)委員 私は、いわゆる阿賀用水汚職事件についてお尋ねしたいと思うのでありますが、阿賀用水の工事というのは愛知用水に次ぐ大規模なものといわれておりますが、実は昭和二十四年、私が発起人の一人となって今日に及んでおるわけでありまして、また、私の農地は全部これに関係をしておるのでありますから、こういう事件が起こることによる被害者の一人なのでございます。
そこで、簡単にお尋ねしたと思いますけれども、もうすでに相当日もたっておりますので、大体おわかりだと思いますが、今日までの汚職事件の概要を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの概要の御報告にありますように、この問題は、私は二側面からと……
○石田(宥)委員 米価の審議は、今後慎重に行なわれなければならないと存じますので、次の資料を要求いたします。 一、三十年以来の各年の米麦輸入量 二、三十年以来の各米穀年度末における前年古米の持ち越し量 三、三十年以来の飼料を含む穀物輸入数量及び金額と、輸入総額に占める比率 四、二十八年以降の生産者総手取り米価の推移 五、二十八年以降の消費者米価の推移と物価、賃金の上昇率 六、三十年以来の三麦作付面積の推移 七、三十年以来の食管会計各賞日別内容以上の資料を、十九日の審議会までに本委員会に提出を願いたいと思います。 さらに、昨年、一昨年の米価審議会の記録、これを各委員に配付を願いた……
○石田(宥)委員 いよいよ四十三年度の生産者米価決定の時期が参りましたが、最近、大蔵省をはじめ経済企画庁等がそれぞれ、米が過剰であるから、経済企画庁は、生産者米価も消費者米価も据え置きをすべきであるという意見を明らかにしております。また大蔵省は、間接統制に移行すべきである、あるいは総合予算主義は貫かなければならない、こういうような意見を発表しておられますが、その前提となるものは、米が過剰であるということを前提としておるわけですね。はたしてことしの米が過剰であるのかどうか、これはひとつ両大臣から伺いたいと思います。
【次の発言】 四十三米穀年度末においては、農林省は二百六十五万トンほど過剰になる……
○石田(宥)委員 ちょっと関連で。 ただいまの農林大臣の答弁ですが、米価審議会の権限は、条文で明白になっているわけです。これは、価格についての根本的な問題についてと限られているわけです。きのう大蔵大臣並びに経済企画庁長官が出席されまして、ここでは、食管制度に関する問題については、法律の改正がなければ動かすことはできないし、動かす意思はないということを言明しております。いまの農林大臣の答弁では、この点がきわめてあいまいでありまして、食管制度そのものの根本的な問題、それから価格の根本的な問題というものを混同されております。この点は混同してはならないのであって、やはり食管制度というものは、食管法と……
○石田(宥)委員 実は、きのうの農民の要請行動について、いろいろけが人等が出ておりますので、若干御質問申し上げておきたいと思うのであります。 きのうの要請行動は、テレビなどで皆さん御承知のような状況でありますが、特に負傷者が出ておるわけであります。長野県駒ケ根市赤穂の小林克喜、三十八歳、左手親指手甲捻挫、同じく小沢一郎、これは三十八歳、同じ状況です。それから福島県会津本郷町の安部辰男、二十八歳、これは右背中打撲傷、こういう状況であります。さらに秋田県大曲市の小笠原敬一、三十二歳、これは左第三指挫傷で全治十日間の見込み、これは九段坂病院の工藤洋という医師が診察をし、治療に当たっております。その……
○石田(宥)委員 ただいま長官は、法三条並びに政令五条の五、この問題に触れて、食糧庁長官としての解釈だとこう言っておるのですね。ところが、二十日の日に農林大臣が当委員会に出席いたしまして、しかも、これは官房長と田中次長との三人の間で打ち合わせをし、メモを交換しながら、いまの食糧庁長官の答弁と同様に、要するに全量買い入れというのは義務規定であって権利規定ではないと、こういう答弁をしておるのです。 そうしますと、食糧庁長官としての法律解釈ということではない。少なくとも農林大臣が、官房長や田中次長と打ち合わせた上で答弁をしておる限りにおいて、私は少なくとも、政府とは言わないが、農林省としての統一見……
○石田(宥)委員 私は公害の問題を中心に質問をいたしたいと思うのでありますが、きのうの新聞、けさの新聞を見ますと、富山県の小矢部川では川魚からメチル水銀が検出され、第三の水俣病のおそれありという――見出しだけ申し上げます。さらに、百年戦争といわれた渡良瀬川の報告書がようやく出てまいりましたが、経済企画庁はこの審議会を九年も引き延ばしてまいっております。また、対馬にもイタイイタイ病が発見されて、近く学会で発表をする予定になっておるという記事が出ておるのであります。さらに、きのうの新潟地方裁判所においては、阿賀野川の中毒訴訟の第二回公判で「タスキ論争で一時中断」という大見出しで記事が載っておるので……
○石田(宥)委員 先ほど科学技術庁長官から、阿賀野川の水銀中毒事件についての御報告がございましたが、この点について二、三お尋ねをいたしたいと思います。 第一の点は、昨年の九月二日に厚生省案の送付をお受けになりまして、本年の九月二十六日まで、これの見解を出すことができなかったという理由でありますが、政界、財界からの有形無形の圧力というものは、これは明らかでありますから、お尋ねをしようとは思いませんが、技術的に見て、はたしてどういうところに困難な問題があって、一年以上も遅延をするに至ったのか、この点をまず最初にお伺いをいたしたいと思います。
○石田(宥)委員 だいぶ時間の制約を受けて、理事会では一時間の時間をもらったはずでありますが、三十分もないようなことでは、これはもう一度やり直しをしなければならないのじゃないかと思いますけれども、ポイントだけを質問申し上げますから、簡潔に明瞭にお答えを願いたいと思います。 それで、前段は一切抜きにいたしまして、八月十九日の米価審議会では、委員のほうから、八月三十日までに四十四年度の生産者米価の算定方式を示しなさいという要求があったといわれております。今日の米価審議会委員は、その期間は一年間なはずであります。四十四年度の生産者米価を審議する資格があるのかないのか、私はないのではないかと考える。……
○石田(宥)委員 委員派遣第二班の調査報告を申し上げます。第二班は、農林水産事情、特に真珠養殖業の実情調査のため、私ども七名の委員が参加いたしまして、去る十月十四日から十七日まで四日間にわたって、長崎県及び三重県の調査に当たった次第であります。 以下、その概要を御報告申し上げます。 まず、今回の調査の主目的であります真珠養殖業につきまして、その現況を簡単に申し上げます。 真珠養殖業は、戦前から日本のパールとして親しまれ、わが国の恵まれた環境と漁業者のすぐれた技能とを生かした独特の沿岸漁業であって、昭和四十一年度における養殖真珠の生産量は、約三万四千貫、このうち、約七〇%に相当する二万三千……
○石田(宥)委員 大臣にお伺いしたいと思うのですが、米価審議会委員の任期は一月で満了しております。これは年じゅう諮問をしているわけではございませんから、米価審議会を開いて諮問をするときに存在すればいいような審議会ではありますけれども、やがて新しい年度の米価審議をしなければならない時期が近づきつつあるわけでありまして、これに対してはずいぶんいろいろないきさつがありましたが、大体いつごろまでに任命をされる見通しであるかということ。 それとあわせて、従来は、大蔵官僚とか農林官僚などで、どうも大蔵省や農林省のひもつきと思われるような人たち、それと報道関係の人たちで、限られたメンバーの中で選任をされて……
○石田(宥)委員 私は、米価審議委員の任名の問題について、緊急の問題として質問をしたいと思うのであります。
十四日の午前十時から、農林大臣と保利官房長官との間に、米審の構成について会談が行なわれまして、米審の構成は生産者、消費者、学識経験者の三者構成を復活する、二番目には、ただし与野党の国会議員及び革新系の全日農、総評代表は除外する、発足は五月半ばと見て人選を急ぐ、このように決定をされたと伝えられておるのでありますが、その真偽のほどを承りたいと思います。
【次の発言】 はっきりした答弁でありますが、これは、この前に私が質問を申し上げる際に申し上げておったわけでありますが、ずっと以前から、革新……
○石田(宥)委員 まず、農政局長にお尋ねしますが、先般農協法改正の審議にあたりまして、中央会の指導性の問題や農民の意思がどの程度反映されるかということについて触れておきましたが、きょうはきわめて具体的な問題について若干お尋ねを申し上げたいと思うのであります。 新潟県の吉田町の農協で起こった問題であります。これは食糧庁長官にも聞いておいていただきたいと思うのでありますが、米の予約について農協と商人側で激しいせり合いが各地で行なわれたわけであります。この吉田町においても同様にせり合ったわけでありますが、この農協の中で六十五戸だけが農協に予約しなかった。こういう事実に基づいて吉田農協では、四つのい……
○石田(宥)委員 関連しまして。 今度の法改正の中で、農業委員会にいろいろな権限を与えられるわけですが、これは私、非常に問題だと思いますので、ついででございますから、各県農業会議の予算総額のうち国庫負担分、その他と区分をされて、同時に現在おる人員なども明らかにしてもらいたい。それから、いま問題になっております市町村の農業委員会の予算、人員等これはほぼ明らかになりましたけれども、県段階、中央段階の分は克明にひとつ資料として御提出を願いたい。実はあとで要求しようと思っておりましたけれども、いま論議になっておりますから、ここで要求をいたしておきます。
○石田(宥)委員 農政局長にまずお尋ねいたしたいと思うのであります。 先般の本委員会におきまして、吉田農協が、組合員の中で、米の予約をほかの業者に取りつけをした組合員に対して、施設の使用禁止、金融の禁止など除名に値するような措置をとったことに対してお伺いをしたのでありますが、当日局長の答弁では、私どもの考える筋と同じように、そういう取り扱いは不当であるという趣旨の答弁があったわけでございますが、その後いかようにお取り扱いになったかということを伺いたい。 さらに、引き続いて北蒲原郡の豊浦農協で、同じように予約業者に取りつけをした数名の組合員を除名処分にいたしておるのであります。しかも、これは……
○石田(宥)委員 もう時間もないのでやめます。
○石田(宥)委員 農地法の一部改正につきまして御質問を申し上げたいと思うのでありますが、各条章についてのこまかな質問は、同僚委員から相当程度尽くされておると考えますので、私は、せっかく総理がおいででございますから、総理に対する基本的な質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、農地法の一部改正の法律案提出でございますが、昨年の五月に自由民主党の都市政策大綱というものが発表になりました。この中では、農地法は廃止すべきであるという主張が明らかにされておったのであります。 私どもは、昨年の農地法改正に対しては、絶対に反対という立場に立っておったわけでありますから、たまたま継続審議にするかどうかの……
○石田(宥)委員 時間の制約があるようでありますから、問題点だけを御質問申し上げますので、答弁のほうも、そのようにしていただきたいと思います。 まず最初に、本年度産米の検査体制でありますが、昨年新潟では、生産者の住宅内に八十俵から百俵も積んでおいて、お葬式も出せないというような状態にたって、大きな問題になったわけでありまして、その後若干検査員の増員などをいたしたのでありますが、本年はそういう支障がないような体制ができておるかどうか。 実は、一昨日新潟県議会で、新潟食糧事務所長を呼んで、その問題について準備はよろしいかという質問に対して、自信を持っておりませんという答弁をしておるわけです。そ……
○石田(宥)委員 私は、公害の問題の一般並びに具体的な問題、さらに、食管法を中心とする諸般の問題について質問を申し上げたいと思いますが、時間に制限がございますから、大臣の答弁はあまり説明をしないで要点だけを答弁を願いたいと思います。 公害の問題でございますが、最近の政府の高度経済成長政策に比例いたしまして、産業公害、都市公害、さらに基地公害など、あわせてきわめて深刻な社会問題となってまいりました。これは政府や地方自治体が加害者であり、水俣病や阿賀野川水銀中毒あるいはイタイイタイ病などのように、間接的な殺人傷害事件といわれる問題に対しても、企業に追随しておりまする結果、さらにこの公害が深刻かつ……
○石田(宥)分科員 私は、昭和三十九年以来問題になっております阿賀野川の水銀中毒事件についてお尋ねをしたいと思うのでありますが、まず概要をちょっとかいつまんで申し上げておきます。 三十九年以来明らかになったところによりますと、水俣病によって死者五名、今日寝込んでおる者あるいはどうにかうちの中だけは歩けるというような者などで患者二十一名、そのほか四十名の胎児性水俣病を生むおそれのある婦人があって、それから乳児のうち十六人が水俣病の症状に似た脳性麻痺になった、これは、調査の結果は、母の胎内にいるときに水俣病にかかったものという診断が下されておるのであります。これ以上多くのことを申し上げませんが、……
○石田(宥)分科員 関連して……。時間がないそうですから、きわめて簡単なことでありますけれども、先般四日の予算委員会で阿賀野川の水銀中毒問題を取り上げたわけでありますが、長官はずっとその経過をお聞きになっておられる。十八日に厚生省の調査班の報告が発表になりました。私は四日の委員会でも指摘をしておったのでありますが、一応厚生省の調査班の報告が行なわれても、さらに再検討を必要とするということで、別個の調査会なり研究班なりを、編成されるということになって、その中に昭和電工の嘱託の学者であるとか、あるいは電工の重役であるとかいうような人たちが多数参加するところの調査会なり調査班なりができるということを……
○石田(宥)分科員 私は、公害としての地盤沈下問題について御質疑を申し上げたいと思うのでありますが、これは全国にございまして、かなり広範なものでもございますので、これは別の機会に譲るといたしまして、本日は時間の関係もございますので、新潟市を中心とする地盤沈下の問題について二、三御質問を申し上げたいと思います。 新潟市を中心とする地盤沈下は、最近ややその速度が緩慢になったようでありますが、いまの沈下があと十年続くと、砂丘地帯を除く全新潟市がゼロメートル地帯になると推定されております。科学技術庁ではどのように把握されておりますか。さらにまたゼロメートルからマイナス五十センチ程度の面積はどれくらい……
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