石田宥全 衆議院議員
27期国会発言一覧

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このページでは石田宥全衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
石田宥全[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

石田宥全[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 大蔵大臣にお伺いいたします。大臣は、先ほど井上委員が指摘されたように、米価の最終決定の際に、閣議において、明年度からは統制を撤廃するという了解を得たということを発表しておられる。農林大臣はそういう了解を与えておらない、こう言っておるのですが、その真相を承わりたい。
【次の発言】 そうしますと、大蔵大臣は、先ほど個人的な意見としては統制撤廃がよろしいと考えておるということでありますから、三十一度の予算の編成方針としては、米の統制撤廃をするという態度で予算編成方針を立てて、会議に臨まれるというふうに理解してよろしいのかどうですか。

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 農業所得税関係の御質問を関連的に申し上げたいと思うのであります、大体基本的なことについては他の委員からの質問で明らかになったのでありますが、国税庁としては、政府の予算編成方針に基いて、一応私この場合農業所得税だけに限りますけれども、農業所得税としての税収入の総わくというようなものが一応押えられて、そのわくの中において各税務署ごとにわくを下されて、そのわくの範囲内において所管税務署がいろいろ標準等の作成をして、その標準がちょうどわくに合致するように苦心をしておるのではないか、こういうことを言われておるのですが、その点一点伺いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 私はただいま委員長の提案されました決議案に対して賛成でございます。  今回の二十九年農業所得税に対する増税は、農民生活を圧迫し、農業経済の再生産に対して重大な打撃を与えるような増税でございますが、元来一般的に行われておりまする税制を農業所得に当てはめるということ自体きわめて不合理な点をたくさん内包いたしているわけであります。たとえば農家に対して、家族専従者控除の問題にいたしましても、農業経営をやる場合に青色申告をしなければ家族専従者控除が行われないというようなことを当てはめるということがいかに不合理であるか、農家が青色申告をするというようなことはほとんど不可能に近いのでありま……

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 林野庁長官にお尋ねいたしたいと思いますが、本法案によって処分されました既決分の件数並びに面積、さらに未決分の件数並びに面積をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 概要はわかりましたが、この整備臨時措置法によってて処分されました案件については、全国至るところにおいて払い下げを受けた側でいろいろ紛争を生じ、払い下げを受けたものが、その趣旨や条件に反するような再処分などをいたしまして、町村または部落等に各種の紛争が起っておるようでございまして、大体私どもの承知しておる範囲においては、その件数はきわめて多いのであります。林野庁では大体その実情はおわかりだと思いますが、そういう紛……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/04/05、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 一点だけ簡明直截にお伺いいたします。先般来の本会議並びに予算委員会における農業所得税に対する大臣の答弁ははっきりしておるわけでありますが、要するに収量の増加と価格の上昇分が課税対象になるから、当然農業所得税は増税になる、こういう御答弁なのでありますが、その面はだれでもわかっておる。そうではなしに、今委員長から言われましたように、課税の標準を税務当局が決定せられるに当りまして、反当所得並びに石当り所得というようなものの標準を出される際に、村の当局あるいは農協あるいは農業委員会等と協議の上に決定するように国税庁長官は指示を与えたと言っておる。しかし事実は少しも協議の上に決定してお……

第22回国会 農林水産委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 ただいま、長官の御報告を承わりますと、局長あてにそれぞれ要綱を電報で指示を与えたということでございますが、これはただ局長あてに電報でもって指示を与えられただけでは十分末端まで浸透しておらないのではないかと考えるのでありますが、この点はどうお考えになりますか。
【次の発言】 そうしますと、大体国税庁関係の部内は大よそ浸透しておると理解してよろしいと思うのでありますが、そのことが一般の納税者に対してはほとんど周知徹底いたしておらないのではないかと考えます。ただいま長官から、新潟県の一部においてはというお話がございましたが、これは特に新潟県のわれわれの方でその周知方の手配をいたしま……

第22回国会 農林水産委員会 第13号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 ただいまの松野委員の動議でありますが、これはきわめて重大だと思いますので暫時休憩をいたしまして、理事会に諮って対策を決定していただきたいと思います。   (「異議なし」と呼ぶ者あり〕

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 大蔵大臣に対して質問を申し上げたいと思います。昭和二十九年の減収加算の問題に関しましては、本年の一月以来農林省はこれの支払いをすべき義務と責任のあることを認め、大臣もまたしばしばそのことを言明いたしておったわけであります。われわれ生産農民といたしましては、いろいろ計算の仕方はありますけれども、石当り二百七十円を至当としてこれを主張いたして参ったのでありますが、その後農林大臣は百四十円を至当とするという見地に立って、これが支払いをすることを妥当として主張をいたし、また本委員会においてもそのことを主張して参ったのでありますが、この農林大臣の主張に対してすら、われわれ生産農民はきわ……

第22回国会 農林水産委員会 第16号(1955/05/26、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 農林大臣に対して御質問申し上げたいと存じます。昭和二十六年ごろに始まりました解放農地補償連盟または農政連盟という旧地主の政治団体が全国各地に結成を見ておるわけであります。われわれが推定するところによりますれば、農地の解放をいたしました地主のおおよそ過半数がこの組織に入っておると考えるのでありますが、この農政連盟の運動がほとんど各府県に行きわたり、また全国的にもその組織の確立を見ておるわけであります。この運動に関しまして民主党は、その解放農地補償連盟からのアンケートによれば、現役の国会議員の九〇%はこれに賛成であるということを発表いたしておるわけでありますが、農林大臣はこの解放……

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 三十年度の麦価の問題でありますが、すでに麦の収穫も始まっております今日、麦価の決定の時期並びに買い上げ開始の時期の見通しについて、明確な答弁を承わりたいと思うのであります。すでに関係農民の間におきましては、いろいろな価格の変更その他の政治情勢から見まして、非常な不安にかられておって、一面金詰まりの関係もあって不安にかられておるわけでありますから、これについても明快な御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの大臣の答弁の通りですと、六月中には麦価を決定するというようなことでありますが、これは本年は特に早場は早いのです。商人等に買いたたかれるというような心配もございます……

第22回国会 農林水産委員会 第23号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 関連して……。ただいま調達庁長官の御答弁によりまして救難艇施設の予定が新潟にもあるということが明らかにされたのでありますが、このような施設は今予定されておりまするのは、私どもの聞くところにおりますと、新潟、大阪、八戸、松島、勇沸の五カ所と聞いておりますが、今の長官のお話によりますとまだそれ以外にも予定があるやに承わるわけでありますが、その点はどうなんでございましょうか。
【次の発言】 この救難施設というものはただいま淡谷委員の質問に対するお答えで、秘密的なものではない、こういうことでございますが、新潟ではすでにある程度調査も進行いたしまして、阿賀川、信濃川における沿岸漁民の人……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 この法案の「目的」の第一条にカッコして「以下「凍霜害等」」という文字が使われておるのですが、新潟などの果樹の被害の状況を見ますと、二十年ぶりの大凶作だということでありますが、これは凍霜害とは言い切れないもので、非常な低温からきた霜害もあり、凍害もあるという混合型の被害で、これは二、三郡にわたる相当深刻な被害なんです。そこでこの「凍霜害等」という文字を使われたことは、そういう凍冷害というような、いわゆる低温といった方がわかりがいいのですけれども、そういう意味の実際の被害を含むというふうに解釈してよろしいのですか、どうですか。

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 関連して……。時期の問題については御答弁があったわけでありましたが、この文章によりますと、凍霜害というふうに限定されておるわけであります。昨日もちょっと触れたわけでありますが、果樹の場合のごときは、明確に凍霜害というものに限定されますと、その適否が非常に疑問が起るわけであります。いわゆる凍冷害と申しますか、低温障害というようなことがいろいろ重なり合って、結果において重大な被害を及ぼすというような関係がございまするが、この凍霜害というものは、今申しまするようにいわゆる低温障害であって凍霜害等をも含むところの被害、こういうふうに理解してよろしいかどうか、この点を承わっておきたいと……

第22回国会 農林水産委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 ただいまの点は米価審議会の懇談の際に、品質等が決定をした場合にはすみやかに対策を講ずるという言明があったので、米価審議会はこれを了として御承知のような申答をしたわけであります。ですから今山本委員が指摘されました点については徐々に実績が現われて参っておるので、これは遠からず適切なる処置を願いたいと思うわけであります。  私、この機会に米価審議会の答申を中心といたしまして、米価についての考え方の点を明らかにしておきたいと思うのです。それは昨日も足鹿委員から質問がありましたが、明確なる答弁を大臣は避けておられる。午前中の各委員の質疑の中にも出ておりますけれども、この点はやはり明確に……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 関連して。繭の価格の問題については、従来の製糸だけでなしに繭に及ぶというその趣旨はよくわかるのですが、現在全国的に見まして、養蚕組合の支配下にある乾繭施設というものはどの程度でありますか。
【次の発言】 ただいまの報告の通りの実情だといたしますと、県によってはほとんど製糸家のものになっておるということが言えるので、それからまた、ただいま報告になりました乾繭施設の百十三ですか、そのような数字の施設が、果して現実に養蚕農協の施設であるか、あるいはまた名目は全販連、または養蚕連の施設であっても、現実には製糸家の支配下にあるかということは、私は大きな問題だと思うのです。名目だけが養蚕……

第22回国会 農林水産委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 先ほど予報部長は、五十年間の各地域の回数をお話になったのですが、その五十年間における回数のうちで、非常に片寄るというような傾向は見られないですか。
【次の発言】 地域的な片寄り方、季節的な片寄り方と、もう一つ、年間別で、たとえば同じく五十年間十回あったとしても、このうち初めの方にずっと片寄って、あとの方にはほとんどこないというような工合で、ずっと長い目で見たならば、やはり台風の通路が移動しておるというような点は見受けられぬかどうか。要するにそういうことによって、常襲地帯というような定義をすることが、厳密な意味において果してできるのかできないのかということでお尋ねしておるわけで……

第22回国会 農林水産委員会 第50号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 ただいま大臣は善処すると言われましたが、先般この三十年産米に対する検査規格の整理改正は行わないという達しが出ておるはずでありますが、その点一つ明らかにしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 検査のことは、規格の整理改正ということになると、等級の問題になる。それから実際の検査になりますと、規格そのものは動かさないが、標準米のとり方は年々変えておられるのです。ですからこの点は、規格そのものは整理改正しなくても、その年の産米の実情に応じて、その年の産米の大部分が標準の三等米に該当するように標準米の査定をしんしゃくをする、この二通りの処置がある。今大臣のお考えになっておられ……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 本谷理事長にお伺いいたしますが、ただいまのお話によりますと、総解け合いをするに至った理由として、取引高が急増をしたためという一点だけを述べておられるのでありますが、そうではないと考えるのでありまして、その間の事情をもう少し詳しくお聞きしたいと思います。
【次の発言】 まあ大体のことは、この前小倉局長を中心としまして、本委員会において一応の質疑が行われたのでありまするし、さらにまた先般参議院において二回にわたってこの問題の質疑が行われたのでございますから、私はその要点だけを二、三御質問を申し上げたいと思うのであります。  これは木谷理事長に伺いたいのでありますが、五月二十七日の……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 先刻来有明湾の農薬被害の問題が論議されておったのでありますが、この機会において一般の河川あるいは港湾に対する農薬並びに公害等についての対策について伺っておきたい。私直接関係しておる新潟県の阿賀川の問題にはっきり現われたのでありますが、農林省がよく指導されまして、漁業協同組合が結成され、最近数年間にわたってアユ、あるいはサケの放流等には相当な予算を計上して、育成に努めておるわけです。ところが阿賀川などではすでに三年間来毎年八月の下旬ころに――この毒は一体どこにあるのか実ははっきりしておらないのですが、工場側ではこれを農薬の被害だという、農民側ではこれは工場の公害であると、こうい……

第23回国会 農林水産委員会 第9号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 食糧庁長官に米の集荷の問題について御質問申し上げたいと思うのでございます。政府は昭和三十年産米集荷に当りまして、従来の供出制度を予約制度に切りかえをいたしました。その際に大臣はしばしば三十年産の米の集荷は、予約以外のいかなる制度をも一用いない、予約一本で集荷をするということを言明されておったのであります。同時に当初の予定では二千三百五十万石集荷の予定であったのでありますが、幸いにして豊作のために二千七百万石以上の予約が集まった・さらにまた第二次予約の手続をされまして、これまた三百三十五万石以上の予約ができまして、三千万石以上の予約による集荷の見通しが立ったわけであります。これ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会 第23号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して一点だけお伺いして、あと資料の要求をしたいと思うのですが、さっき計画局長は、駐留軍の施設等はこれは完全保障法の第三条によるということでございまして、これは第三条に基いて本法の適用によるということであろうと存ずるのであります。そこで自衛隊関係の施設は、この法案の適用を除外するという答弁が、三鍋委員の質問に対してあったようであります。これは私の聞き違いであったかどうかわかりませんけれども、自衛隊の施設等に対する場合にはこの適用を除外するとすれば、他のいかなる法律に基くものであるかどうか、その点一つ伺いたい。
【次の発言】 そうすると、当然本法の適用にはなるが、今度の改正案……

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ダムの構築に関しまして関連してちょっと御質問を申したいと思うのでありますが、ダムを建設されますれば、当然沿岸に対しては、あるいは水温低下の問題があり、あるいは水温上昇に伴う被害等が必ず出て参るわけでありまして、既設のダムの建設に伴いまする各種の被害はすでに調査が行われておると思うのでありますが、おもなるどういうふうな被害が関連して起っておるか、その調査の状況を一つ承わっておきたいと思います。
【次の発言】 先ほど松甲委員の質問に対する答弁の中に、従来の被害については民法の規定に基いてそれぞれ賠償することになっておる、そのように処理をしておる、こういう答弁であったわけであります……

第24回国会 大蔵委員会 第41号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○石田宥全君 ただいま議題となりました昭和三十一年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案につきまして提案の理由を説明いたします。  現下の食糧需給の現状にかんがみ、政府においては昭和三十一年産米穀についても生産者の自主的売り渡し申し込みを基調とする事前売り渡し申し込み制度により集荷を行うことを決定しておられるのでありますが、本制度の一層の発展をはかり、集荷をより効率的に行うことは国民全糧の大宗をなす米穀の国家管理遂行上、きわめて重要なことであると思われます。このために昭和三十一年産米穀について、昭和三十年産米穀につき採用されました減税措置の一層の強化徹底をはかることが集荷促進の協力たて……

第24回国会 農林水産委員会 第6号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 二十九年度の産米の追加払いの問題に対しまして、大臣に所見を伺いたいのであります。米価の算定方式は、すでに御承知のように、パリティ価格による算定方式によって買い上げ一行われて参ったのであります。昭和二十九年度の産米に対しましては、こまかな計算は抜きにいたしますが、パリティ指数が上昇した分については、石当り四十五円という追加払いをしなければならないことになると思うのであります。しかるに政府は、昨年七月までのパリティ指数の上昇にもかかわらずその後何らこれに対する処置をとらず、また米価審議会等も開催をいたしておらないのであります。昭和二十二年以来昭和二十三年、四半、五年、六年――七年……

第24回国会 農林水産委員会 第8号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 大臣にお尋ねいたします。先般来審議を続けておりまする昭和二十九年度産米の追加払いの問題でありますが、過日根本官房長官は日本農民組合の代表に対しまして、二十九年度の追加払いについては閣議において再検討するということを約束いたしておるのでありますが、その後この問題についていかような閣議の決定をされておるか、承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいま私がお尋ねしておるのは、官房長官が閣議にこれを諮るということを確約いたしております。それがいかように処置されたかということを承わりたいと思うのであります。
【次の発言】 それでは、先般私は事故のために質疑を途中で打ち切っておったわけ……

第24回国会 農林水産委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今淡谷委員の請求されましたものに、もう一つ過去五年間おける一般乳牛の輸出入の状況についての資料をつけ加えておいていただきたいと思います。
【次の発言】 先般来、本委員会におきまして調査を続けて参りました昭和二十九年度産米追加払いに関しまして、日本社会党を代表して次の動議を提出いたしたいと存じます。すなわち    昭和二十九年産米追加払いに関する件   パリティ指数の上昇による追加払いは、昭和二十二年以来、米価決定方式として採用せられ、かつ今日まで確実に実施せられており、すでに動かすべからざる慣例となっているにもかかわらず、二十九年産米についてのみこれを実施しないのは、明らかに……

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 新農村建設の計画は先ほどから論議されておりますから、私繰り返しませんけれども、この新農村建設というのは今に始まった問題じゃないのです。現在やっておる新農村建設というものは、大臣御承知のようにすでに数年間やっておりますけれども、だんだん先細りになって、当初の計画が単なるペーパー・プランに終っておるのです。われわれの地方などにおきましては、当初のプランが全く遂行されない。たとえば政府の農地の買い上げの問題にしても、ほとんど農地法を空文化せしめておって、森林の解放等もストップをさせられて、新農村建設というものが全く行き詰まりを来たしておる。同時に新農村建設協議会というものがあって機……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 総裁が見えておられるので総裁に伺いたいと思います。農林漁業金融公庫が設立いたしましてから三年になりまするが、前の農林漁業資金融通特別会計時代から通算すれば、六年目かになっておるわけでありますが、この間の貸付額は千百六十六億、昭和三十年度末現在融資残高九百五十億ということでありますが、今日までの貸し出しの償還の状況がどういうふうになっておるかを伺いたいと思います。
【次の発言】 先刻審議されました開拓融資というものについては若干いろいろ円滑にいかない面もあるように思うんですけれども、大体農林漁業関係の融資というものは、以前から割合に成績がよく償還されてると思うのですが、今お示し……

第24回国会 農林水産委員会 第13号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 資料の要求を一つ農地局長にしておきたい。農地法の運営が非常に乱れておると思うのです。大臣は適法にやっておるといわれるけれども、農地法の四条、五条、二十条、二十一条、二十二条、二十三条の実施の状況、それからその現れた数字と、裏面的な動きの実態、これを一つ早急に資料を御提出願いたいと思うのです。

第24回国会 農林水産委員会 第16号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 この開拓入植者等の事情はきわめて困難な事情でありまして、かつて満州の開拓等におきましてもずいぶん苦杯をなめておるわけでありますが、日本におきましては、特に条件の整ったところはすでに開拓も終っておる。戦後食糧難と人口問題から、相当無理な僻遠の地にまで開拓の事業が進められて参っておるのでありますから、現在行われておるような開拓事業というものは一通りならない悪条件がそろっておると見なければならないわけであります。  そこで私は端的に御質問を申し上なたいのでありますが、新潟県の糸魚川市に見滝という入植開拓部落がございます。昭和二十二年に二十四戸が入植をいたしまして、国から総面積四十四……

第24回国会 農林水産委員会 第20号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 局長にお尋ねしますが、午前中の淡谷委員の質疑に対して一局長は、ふすまの価格並びに需給の状況について、今の状況では昨年の豊作で需要が減退しておる、こういう答弁であったわけですが、これは局長の考え違いじゃないかと思うのです。なぜかというと、飼料の需給の関係は、豊作だから売れ行きが悪いというふうに一面的に考えるならば、これは日本の畜産行政の根本的な認識を誤まっておる。特にふすまを中心とします需給は、昨年春以来の牛乳の値下りが大きく影響しておるのであって、私も乳牛を四頭ほど飼っておるのですが、私自身から考えても、十分に濃厚飼料を供給するわけにいかないのです。十分に濃厚飼料を供給すれば……

第24回国会 農林水産委員会 第25号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 大臣はお忙しいそうですから、きわめて簡単に御質問を申し上げたいと思うのでありますが、三十一年度予算によりますと、外麦並びに内地麦の売り渡し価格は四月一日からこれを引き下げることとなっておるのであります。さらに最近新聞では、外米は自由販売にするということであり、その価格も三段階にするということが報ぜられておるのでありますが、売り渡し価格引き下げは国民の食生活安定の上にきわめて適切な措置であると考えるのでありますけれども、政府は四月一日から外米や内地麦の価格の引き下げを実施されるのかどうか、まずこの点を伺いたい。
【次の発言】 米麦の買い入れ価格または売り渡し価格は米価審議会の議……

第24回国会 農林水産委員会 第26号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 一点だけお尋ねしたいのであります。耕土培養法に基きまして、予算の中に低位生産地調査事業という項目がありますが、これは昨年までは人員で二百六十五人の人件費が入っておるわけでありますが、その分と関連いたしまして、甘藷試験用材料隔離増殖事業それから施肥改善事業等を合せて二百六十五名の人件費が全部削除されておる。そしてその分は事業費として支弁することになって、予算の金額では変更がないのであります。そういうことになりますと、今年は予算は減額はしておかないが、来年からは人員の整理をやろうという目途のもとにこういう組みかえをなされたのであるかどうか、この点を伺っておきたい。

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して、今公団法の原則的な問題が出ましたが、愛知用水公団の場合は、審査に当ってわれわれが心配をいたしておったことが、その通りに悪い方に動いてきたように考えられるのであります。  そこで今次官の御説明によりますると、ただ抽象的に評判が悪いというようなことでありますけれども、実際はやはりアメリカとの関係においてこっちの計画が思うようにいかないということが、一番根本の問題じゃないかと考えるのです。なるほど用地の買収その他もございましょうけれども、それよりはアメリカとの関連がもっと強いのではないかと思うのですが、そういう点についてもう少し承わっておきたいと思うのです。

第24回国会 農林水産委員会 第31号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して。ちょっと答弁を聞いているとだんだんわからなくなるのですが、一体ジャージーの導入の基本的な考え方は、集団酪農地域というものが酪農振興法で指定されて、指定地区を中心にして導入されておった。今度は機械開発公団にこれをやらせる、こういうことなんですが、一体機械開発公団法の一部法律改正までやって、これを機械開発公団で導入させるということは、畜産行政上から考えられたのですか、あるいは農地の開発という見地から考えられたのですか、どっちなんです。どっちが中心にこれが考えられたのですか。
【次の発言】 そうしますと、今度は機械開発公団は従来のような開墾という行政的な仕事から事業面に手……

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 基本的なことでちょっとお尋ねしたいんですが、公団は、公団の性格といたしまして、機械開発をやる場合に、先ほども答弁の中にありましたように、政府の仕事、それから府県の仕事あるいは公団独自の仕事をおやりになる、こういうことでありますが、われわれがこの法案の審議をいたします際には、開墾計画というものはすでに完璧を期せられてある、すでに工事の一切の計画は完成しておるんだ、こういうことで了承しておったわけです。ところが先ほど和田さんの話を聞いておりますと、さらにこの実施計画を今やっておる、こういうお話であったわけですが、そういうふうに一応の計画は計画してあったけれども、さらに実施計画をや……

第24回国会 農林水産委員会 第36号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して。今の川俣委員の質問に対して何とか善処しますというお話ですが、ところが昨年の被害のときにも地方にあったのですが、被害が起るとすぐ調査をしなければならないのです。ところが改良普及事務所の職員も統計事務所の職員も同様にほとんど満足な自転車にのれない。満足な自転車を持たない者が末端は多いのですそういう状況でありますから、特別な旅費の手当をされなければ、今現に動こうにも動けない実情にあるのです。それをこれから考えるということでは、霜害などはもう少したつとその状況はわからなくなります。これは植物を抑制したような状況で、一ぺんにぱっと出て、見たところは非常にりっぱになるのです。し……

第24回国会 農林水産委員会 第40号(1956/05/18、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま小委員長から御報告になりました決議案の第一項でありますが、『被災農家に対しては、「天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法」の適用により』ということでございます。この法の適用をするにあたりましては、被害の特に著しい農家に対しては、政令によって地域指定を行うということに相なっておるわけであります。この地域指定は市町村単位に行われるわけでありますが、同一市町村と申しましても、特に最近は市町村合併等によりまして非常に広範な市町村があるわけです。その場合において、同一市町村内といえども、その被害の程度が著しく異なる、たとえば小さな小川があって、その川の沿……

第24回国会 農林水産委員会 第43号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 小金井参考人に対しましてお伺いしたいのであります。東京都が開設者になっておりますので、今日は場長ということでなくて、開設者の代表としてお見えになっておるわけでありますが、都として強く主張されております点は、卸売業務の許可権を農林大臣に変更することと、類似市場の問題でありますが、この許可権の問題についてお伺いいたしたいのであります。  先ほど参考人がお述べになりましたように、現在の中央卸売り市場そのものについては、現行法におきましてもあらゆる面において指導監督ができる規定になっておるわけであります。従って卸売業者の許可権が、開設者にあろうとあるいは大臣にあろうと、実質的には同様……

第24回国会 農林水産委員会 第44号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま議題となりました農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案は、質疑討論を省略して、直ちに採決されんことの動議を提出いたします。

第24回国会 農林水産委員会 第49号(1956/08/01、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 最初に湛水被害の問題ですが、さっき川俣君も触れられたようでありますけれども、実はこの湛水地の被害の状況については、目測程度でいたしておりましては正確な被害の状況が把握できないのです。幼穂形成期にちょっとやられておりますと、稲そのものはきわめて健全に立て直っておるようであっても、それが出穂いたしますと全くから穂が出るというような状態でありますが、そういうものの調査については、一体どの程度にまで調査ができるようになっておるか。統計調査事務所では、そういう微細な点については、一応顕微鏡等によってこれを観察いたしますれば、大体の実情が把握できると考えるのでありますが、そういうふうな設……

第24回国会 農林水産委員会 第53号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 きわめて簡単に二、三お尋ねいたしますが、先ほど渡部経済局長は、天災災よる農林漁業者等に対する融資の暫定措置法ですか、あれに基いて前回分と合せて十六億、こういう話があったのでありますが、かつて七月の東北北陸における水害対策に当って本委員会はそれが対策要綱を決定したわけであります。その際の分を含む、こういう意味でありますか、前回分とは何をさすのでありますか。
【次の発言】 そこでお伺いしますが、この融資関係では、この前の委員会で特に問題になりました地域指定の問題ですが、地域指定を行うことによって貸付利子を三分五厘にすることができるということで、被害の甚大な地域に対してはすみやかに……

第24回国会 農林水産委員会 第55号(1956/10/01、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 先刻全国精麦協同組合連合会の代表から陳情があったのでございますが、麦価の問題で対米価比の問題を中心といたします業界の実情をつぶさに述べられ、さらに資料の配付を受けたのでありますが、この問題は国の食糧政策の面においてきわめて重要な問題であるので、この際政府からの詳細な資料の提出を要求いたしたいと思うのであります。ついてはこの資料を次の委員会までに委員の手元に配付されるよう委員長において適宜取り計らわれるように要請いたす次第でございます。


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 農林水産委員会 第1号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して。ただいまの災害の調査ですが、統計事務所の調査では町村単位で三割以上の災害というような標準でやっておるのじゃないですか。そういたしますと、最近町村合併が行われまして、非常に大きな町村ができておりますから、町村において平均の三割以上の災害ということになりますと、よほどの災害があっても浮び上ってこない。ことに今度の冷害のごときは、平場地帯よりも山間地帯に多いのでありまして、山間地帯の小さな部落ではほとんど全滅しておるようなところが多いのであります。そういうものが大きな町村になりますと一部落が全滅、収穫皆無になりましても町村平均で三割以上ということになりますと、全然それは統……

第25回国会 農林水産委員会 第4号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今度の改正案の趣旨、目的の点で先ほど来中村委員、芳賀委員の質疑に対して、はなはだ明瞭を欠くのみならず、大臣の言明の中に、わが国の農業事情が急激な変化を来たしておる、そういう事情にかんがみて云々ということ、さらにまた、私には私なりの考えがあるんだということを言っておられる。私はその含みのある言葉の中に、われわれが最もおそれている問題が含まれておるんじゃないかということを心配するのです。と申しますのは、農業委員会というものは元来農地改革に伴いまして農地委員会というものができ、農地委員会というものは農地法の適正な運営のために階層別選挙が行われて参ったのであります。その後これが農業委……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 私は農業課税について大蔵大臣、農林大臣または自治庁長官に若干お尋ね申し上げたいと思うのでありますが、最初に昭和三十一年度産米の予約減税についてお尋ねをいたしたいと思います。この問題は元来、低米価に対するプラス・アルファとして数年前から行われて参ったものでございますが、本年度は前国会の終りに当たって米価の決定が行われないので立法化することについては賛成できないという政府側の意向のために、社会党からは石当り二千円の減税措置の法案を提出してあるのでありまするけれども、継続審議に相なっておるわけであります。もはや大部分供米も終っておりまする今日、果して政府当局は予約減税をやる方針なの……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 大臣がお急ぎのようですから、建設大臣にちょっとお伺いしたいのですが、後進地域である東北の開発が、興業会社を中心としての資金関係その他による開発計画と、民間企業に対する融資等で一方はいくわけでありますけれども、ただいまもお話がありましたように、産業立地条件の整備というようなことが強く言われておるわけでありまして、特に東北地方では地下資源並びに森林資源は相当豊富にありながら、道路網がきわめて貧弱なために開発できない。私は後進地域の開発というものは、工場の建設事業を起すことも必要でありますけれども、根本的な問題は、むしろ道路網の完成でなければならないと思うのです。ところが、これはひ……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石田宥全君 ただいま議題となりました補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  この法律は、連年の決算検査において不当事項として指摘せられる事項のうち、補助金に関する事項が非常に多い事実にかんがみ、予算執行の適正化のための措置の一環として制定され、昭和三十年九月から実施を見ておることは御承知の通りであります。  しかしながら、この法律の円滑なる運営をはかるためには、補助金等の交付に関する本法の規定の厳格なる適用もさることながら、国の側においては、地方公共団体等の当面する財政事情の窮迫の実態を十二分にしんしゃくして、事務処……

第26回国会 農林水産委員会 第3号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 私は昭和三十二年度の農林水産業の基本方針についての質疑をいたしたいと思うのであります。他産業が神武景気といわれるように繁栄の一途をたどっておりまする中に、ひとり農業だけは前年に比較いたしまして相当な生産の低下を見ておるという、こういう時期に当りまして井出農林大臣を迎えましたことは、私どもまことに同慶にたえないところであります。大いに井出農林大臣に期待を寄せるものであります。  そこで最初に伺いたいことは、まず井出農林大臣は先般の農林予算の内容の説明に当りまして、農政の中心は農林水産業の生産力を高め、農山漁村民の福祉を増進することであり、同時に食糧の総合自給力を向上することであ……

第26回国会 農林水産委員会 第4号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 昨日の私の発言中に新潟県の中之島土地改良区の補助金等適正化に関する法律違反事件に関しまして、すでに起訴されたように申し上げておりましたが、行政報告の間違いでありまして、けさほど現地から代表の方が見えまして実情を聴取いたしましたところ、まだ起訴の手続はとっておらない、こういう状況であります。そこで適正化法の適用について全国で最初のケースに当るということで、最高検の方でも非常な慎重を期しておる、農林大臣に対しても一応意見を求められるのではないか、こういう状況であります。従って、昨日申し上げましたように、適正化法が土地改良事業に適用をされるかされないかという重大な段階であり、この点……

第26回国会 農林水産委員会 第8号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ちょっとこの機会に公取の関係で伺っておきたいのです。ただいまの議論と同じことなんですが、養蚕組合の場合、昔大製糸資本との間に特約組合というものがあった。最近またそれの準備が進んでおります。これが一つの組合と製糸資本との間に契約ができますと、蚕種はその会社の指定した蚕種、肥料もその指定した肥料、それから桑苗も指定した桑苗、これがほとんど半強制的に販売される。従って繭はその会社に出さなければならない。こういう形のものが最近また準備が進められているわけです。こういう場合に、やはり公取でこれを独禁法違反として取り上げられるかどうか、見解を承わっておきたい。

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 一、二伺いたいのですが、ことしは去年よりだいぶ資金を増額されて、原価が三百五十億、内訳としては政府出資が七十億で、借入金が資金運用部資金百八十億、回収金百億、こうなっておるのです。今お話がありましたけれども、一般の融資の回収状況はどんな状況になっておりますか。これはこまかな数字でなくともよろしいのですが、その概要を一つ総裁の方から承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいまの数字を承わりますと、成績がかなりいいように見受けられるのでありますが、一応償還した形になっておっても、事実上は償還が不能であって借りかえをする部分が相当あるのじゃないかと思うのです、地方の実情から。そう……

第26回国会 農林水産委員会 第13号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 開拓問題全般について質疑をいたしたいと思うのであります。御承知のように農地は年間平均三万三千余町歩あるいは四万町歩と言われておりますが、そのくらいずつ壊廃をいたしておりまして、戦後十年間ではおよそ四十万町歩程度はつぶれておると推定されるのであります。このままで推移いたしますならば、国内における食糧の自給度を高めるなどということはとうていおぼつかない。後にこの転用基準等についてお尋ねしたいと思うのでありますが、農地の壊廃による耕地の減少はまことに憂慮にたえないものがあります。幸い開拓事業が年間平均五万五千町歩の耕地拡張をはかり、戦後六十万町歩の農地を造成し、九百二十五万石の増産……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 開拓営農振興法案を主にいたしましてきのう一通り一般的な問題について質疑をいたしたのでありますが、きょうは振興法案を中心にして要点だけを質問いたしたいと思います。局長の答弁はややもすると冗長に流れまして、要点を捕捉しがたいような点がございますので、この点はもう少し要領よく答弁をしていただきたいと思います。  きのうからいろいろお話がありましたように、今日の開拓農家といたしましては、負債の償還問題が一番大きな問題になっておるわけでありまして、各種の負債の償還を延長し、経営の安定を見るまでこれは据え置きにするということが率直に申し上げて一番重要な点であろうと思うのであります。新法案……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連。今稲富委員から質問のありました問題と同じようなケースなのですが、新潟県三島郡の野積村というところです。ここはことしから開墾建設の工事をやることになって、三十一年度予算に実質的経費が計上された地区です。ここは従来漁村でありまして、この村では一戸当り平均三反歩くらいしか耕地がない。漁民かどっちが本業かわからないようなところなのです。そこで信濃川の分水が行われましてから、海岸にずっと沖積地ができて、砂寄せができてそれを従来個人々々ですでに野菜畑にしたり、いろいろ耕作をしておった。一反くらいずつ耕作をしておった。それがあわせ買収が行われて、今度は開墾建設の事業として、たんぼにす……

第26回国会 農林水産委員会 第21号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して安部参考人に伺いたいのですが、最近、特に土地改良事業の不当支出等の問題が非常にたくさん指摘されておりまして、二十六年には二百七十四件、二十七年には八百九十四件、二十八年には九百七十四件、二十九年には八百十一件、こういうふうに非常にたくさん不当支出が指摘されております。これは地方において最近さらにまた一そうその摘発が激しくなっております。土地改良事業が特に会計検査院から指摘を受ける件数がほかの事業に比して多いということは、一体どういうところに原因があるか。それからもう一つは、最近補助金等適正化に関する法律が実施されるに至りまして、法務省は特別な担当検事を各地に配属をいた……

第26回国会 農林水産委員会 第24号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 私は本年度の豪雪対策について政府の所見を承わりたいと思うのであります。  御承知のように、本年は非常な豪雪でございまして、北海道等におきましても非常な豪雪のためになだれその他の被害を生じておるわけであります。特に新潟県、長野県の一部、福島県等におきましては非常な豪雪でありまして、四月一日現在におきまして、新潟県の小出地方におきましては田面においてなお三メートル二十センチというような現状にあるわけであります。従って、農作業が著しく遅延をいたしまして、バレイショの植付等も完全な終了を見越すことはほとんどできない状態であります。なお苗しろの播種も全く予定よりは二週間以上もおくれると……

第26回国会 農林水産委員会 第25号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今度農林省は土地改良制度調査会というものを設置されたようでありますが、土地改良制度調査会というものは、土地改良法の改正並びに特定土地特別会計法との関連においてこれを設置されたように伺っておるのでありますが、この今審議中の法案との関係はどういうことなんですか。
【次の発言】 予算はもちろん関係ありますけれども、土地改良制度調査会というものは直接これに関係ないというのはどういうことです。土地改良全体に関する土地改良法の改正でありますし、特定土地特別会計法というものとの関連における予算でしょう。それがこの法案と全然関係がないというのは一体どういうわけです。

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま伊瀬委員より一応事業の概要を尋ねられたわけでありますが、たまたま春肥の輸送の最中であり、国鉄の輸送力等の関係から農民は肥料が適期に施肥に間に合うかどうかということで非常に憂慮いたしておりまするときに、河村事件が起き、さらにまた農林省との関係における事件が報道されて、六百万の農民はまことに重大な関心を持ってこの成り行きを見守っておるわけであります。私は事ここに至りますまでの購連の内部の監査の状況、それから農林省の監査の状況についてはこれは別の機会に政府に対し質疑をいたしたいと思いまするが、少くとも月例検査というものによって全購連の内部の監査というものは相当緻密に行われて……

第26回国会 農林水産委員会 第34号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 特に新潟県の豪雪対策につきまして、本委員会から委員を派遣され、また政府等も二回にわたって係官の派遣をなされ、調査の上すみやかにその対策を樹立されまして、まことに感激にたえない次第でありますが、ここで一点お伺いをいたしたいことは、御承知のような豪雪地帯でございますので、冬季間はほとんどその主人公が先になって都会地、あるいは温暖地方に出かせぎをいたしておる。こういうような状況の中にあって、消雪をいたしまするにはやはり相当な犠牲を払って、もちろん女や子供までかり出しますけれどもやっておる。ただいまの御報告によりますと、雇用労賃だけに対してその二分の一程度の補助金を交付されるというこ……

第26回国会 農林水産委員会 第35号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 前日の芳賀委員の質疑についての関連で若干質疑をいたしたいと思いますが、損害評価の問題でございます。  御承知のように各県連段階で一応評価をいたしまして、それを中央に上げてくる。それに対して中央でこれの最終決定が行われるのでありますが、それを見ておりますと、ある県では一二〇%以上、たとえば神奈川県などは一二三・九という状況でありますが、福井県では三二・五、山梨県では二二・六というように、非常に著しい段差があるわけです。こういうふうになりますと、素朴な農民から見ますと、一方は一二〇%以上に評価される、一方は二〇%か三〇%に評価される。一体どこに問題があってこういうことになるのか。……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今回東北並びに北陸の両電力会社から電気料金値上げの申請が出されておりまして、すでに地元におきましては公聴会等が行われているようであります。承わるところによると、排水関係は五%、灌漑関係は一〇%、その他の農事用電力、いわゆる脱穀調整等については二〇%程度の値上げを内容とするものであると伝えられております。御承知のように電力料金は農民にとって大きな負担でございまして、たとえば私どもの県で亀田郷などの六千七百町歩という大規模なところにおきましては、その負担が反当年間四千五百円というようなもう限界点に達しておるいわれているような状況にありますが、その中でやはり電力料金の占める比率はか……

第26回国会 農林水産委員会 第41号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今度設けられる審議会は、蚕糸業全般にわたっての広範な問題を審議されるようでありますが、従来ありました繭糸価格安定審議会はそのまま存置されるのか。あるいは今度の新しく設けられる審議会の中に新しい部門的なものとして存置されるのか。吸収されるのか。
【次の発言】 公取の委員長が見えておりますのでそれにお尋ねしたいと思いますが、その前にちょっと一般的な点でもう少し局長から伺っておきたいと思います。昭和二十六年に五カ年計画が樹立されまして、そこで一応の振興対策が立てられて数字も決定を見ておったわけでありますが、その中で桑園関係は二十三万町歩の計画が十九万三千町歩にしか及んでおらない。産……

第26回国会 農林水産委員会 第43号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ちょっと関連して。ただいまの局長のお話ですが、昨年は公定が一万七十円であったのが、実際の手取り総平均は九千九百七十円程度になった。その理由は大体二つある。時期別格差の二百十円が百七十七円になった。それから等級間格差が、八十九円程度見ておったのが二十二円に低下した。これが一番大きな原因であることは明らかなんでありますが、時期別格差は、これは天候その他の関係で、一定の基準で線を引かれておりますから、やむを得ない面もあると思うのです。しかしこの等級間格差の方は、昨年から特に検査等級の改正が行われまして、従来の一、二等を一等にし、三等を二等にし、四等の上は三等に繰り上げる。そういうふ……

第26回国会 農林水産委員会 第45号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま御報告を伺ったわけでありますが、昭和三十年十月からずっと農林省が当初設計、計画をいたしたものに基きまして準備をお進めになっておられるわけでありますが途中において資金の関係は第三次余剰農産物の受け入れが取りやめになったので、その点についての資金計画の変更はこれは当然なことであると思いますけれども、今日まで実施計画についてダムについては三十一年の十月ごろに実施計画が完成し、幹線水路上流部分は同年の十一月ごろに完成をしたということでありまするけれども、また下流の分については、いわゆる支線水路については実施計画ができ上っておらないということでありますが、当初われわれがこの法案……

第26回国会 農林水産委員会 第46号(1957/06/04、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 昭和三十二年度の生産者米価の決定に当りまして、政府は前年来予約集荷制度をとっておるのでありますが、予約制度をとるということは、植付を前にして米価の決定をなすことによって、農家が植付の上にこれを参考に資するという点を重視しておったはずでありますが、すでに東北地方等におきましても植付を終ろうとしております。今日植付が終る時期になっても、まだ米価審議会の開会のことも聞いておらないのでございますが、いつごろまでに政府原案が決定をし、米価審議会を開いて米価が決定される予定でありますか、おおよその見通しを承わりたいと思います。
【次の発言】 まだ予測がつかないということでございますが、承……

第26回国会 農林水産委員会 第47号(1957/06/05、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ちょっと関連して端的に一、二伺いますが、米価が公正妥当でなければならないということは申し上げるまでもないのでありますが、その公正妥当な米価を算出するのに一定の方式が問題になる。農業団体、農民団体その他は生産費及び所得補償方式によるべしという主張をしておるのであります。しかし政府はパリティ方式によるのである、こういう主張を昨日来一貫して主張しておられますので明らかであります。そこでそのパリティ米価の基本をなすところのパリティの基本年次をどこへとるか、これが米価を大きく左右する問題であります。まだきのう私の食糧庁長官に対する質問の際にはどうもばく然としておったようでありますが、今……

第26回国会 農林水産委員会 第48号(1957/06/06、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 最初に農林大臣から伺いたいのですが、私どもはこの法案の審議に当りまして、余剰農産物の見返り円を重要な資金源にするということについて疑いを持ちまして、この点について、もし見返り円をとめるようなことになった場合のことを想定いたしまして、この点をやかましく追及したのでありますが、われわれが心配をいたしておった通りに、第三次余剰農産物の受け入れが取りやめになった。この見返り円の取りやめになったことに関連して、その資金源は預金部資金が充当されることになったわけでありますが、それに伴って四分の利息が六分五厘というふうになる。この金利の負担部分が農民にしわ寄せになるというような、これはあと……

第26回国会 農林水産委員会 第50号(1957/06/08、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 公益事業局長にお尋ねいたしておこうと思います。  先般、東北、北陸両電力会社がそれぞれ、東北は二一・二%、北陸は二四%の料金の値上げの申請をいたしたのでありますが、その後政府は、東北については一八・五、北陸については一九・四程度に押えるという案をお作りになり、先般開かれた商工委員会でその案の御説明があったようであります。その後さらに当局は内容の検討をし、また与党側からもその値上げ率低減についての申し入れが行われたということを承わっておるのでございますが、現在の段階における電気料金値上げについての概要を御報告願いたいと思います。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 農林水産委員会 第6号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 まず最初に、午前中の細田委員の質問と関連する事項について大臣にお尋ねしたいと思うのでありますが、それは農林中金の問題であります。農林中金の問題は別に深く質疑をいたす機会があると思いますが、ここでお尋ねしたいことは、とかく農林中金並びに農林漁業金融公庫等の融資の際に、業務方法書というものによって実務をやっておるのであります。たとえば農林漁業金融公庫の場合におきまして、前例をあげますと、自作農維持資金ができました際に、本委員会において法律の一部改正の修正をやったのであります。すなわち土地を担保にして融資をするというその担保条件を削除修正をいたしたのであります。しかるに公庫の業務方……

第28回国会 農林水産委員会 第8号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 長官に農業所得税の問題についてお伺いしたいのでありますが、三十二年度の農業所得税の総額はどれくらいの額になっておりますか。前年度と比較してどの程度の伸びになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと所得が相当に下っておって、税収見込みも相当下っておるということでありますが、ところが地方の実情を見ますると、税額は前年度よりはるかに上回っておるのであります。所得が下れば税収見込み額が下るのは当然なんでありますが、おそらくこの見込み額をはるかに上回ったものが上ってくると思うのであります。この点について実はお伺いしたいのは、国の税収見込み額と見合って、やはり国税庁としては各国税……

第28回国会 農林水産委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ちょっと委員長にお尋ねしますが、きょうは実は中金の業務運営全般について質疑をいたしたいという希望であったわけです。ちょっと遅刻して参りましたところ、開拓関係に限定するということのようでありますが、後日適当な機会に楠見参考人をお呼びになって質疑をおやりになる方針であるかどうか、それを承わって、もしあとで機会をお作りになるということであれば、芳賀委員からいろいろ具体的に伺ったようでありますから、私は質疑を取りやめにいたしてもよろしいのであります。

第28回国会 農林水産委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 統計部長に伺いますが、先月の二十七日の本委員会において統計部長は、県段階における数字は確信を持って申し上げることができるというお話でしたが、さっき瀬水参考人が述べたように、新潟県の場合は対前年比で申しますと五%増している。八千町歩ふえているわけですね。そこで、かりに同じだとすれば、面積がふえれば反収は減らなければならないのです。ところが、面積が八千町歩ふえておって、さらに収量がまた非常な増収だという数字が出ている。これは一郡の例でありますけれども、対前年比で反当三斗五升の増収ということになっている。この場合は中頸城郡でありまして、相当大きな郡でありますが、一郡で平均して三斗・……

第28回国会 農林水産委員会 第13号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま答弁を承わっておりますと、局長は蚕糸の価格については長期的には相当有望である、こういうふうに言っておられます。また従って、従来は政府が買い上げをやった場合に欠損をしたようなことがない、こういう答弁でありますが、これはちょっと時代が変っておるので、以前の統計や何かから出てきたものと現在では違っておるのではないか、化学繊維が今日のような高級な繊維が安く生産されるような時代になると、従来のような考え方でこれを処理するということは妥当でないのではないか、こう私は考えるのです。そこで従来はむしろ輸出中心にお考えのようでありますし、生糸は輸出が相当多いのでありますけれども、輸出に……

第28回国会 農林水産委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 臨時肥料需給安定法による従来の保管の問題でございますが、最近の肥料事情からいたしまして、ここ二、三年の生産の状況、在庫の状況からいたしますれば、一応ここでこれが無用論が出るのは常識上ちょっとわかるのでありますけれども、しかし最近の肥料が特に中共を中心とする輸出がようやく本格的になろうとするときに当たって、これが改正を行うということは当を得ないのではないか、こう考えられるのであります。従来の法律のもとにおきましても、保管の数量については、そのときの在庫の状況に応じてこれを勘案するということは当然行い得るのでありまして、特にここで法律の改正をしなければならないという理由はないので……

第28回国会 農林水産委員会 第18号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 酪農全体について最近急速に非常な伸びを見せておるのでありますが、最近の進展のテンポからすると、ここ数年の後には非常なだぶつきが出てくることは当然なんであります。これは実は大臣か政務次官に将来の見通しやら、基本方針を伺わなければならいと考えておったわけでりますけれども、一体将来このままにしておいたならばどの程度までこれが進展していくものであるか、また今の需給の状況から見て、やはりこれを抑制するところの措置を講じなければならないような事態が生ずるのではないかということが心配されるわけです。今後の酪農の見通しと、それに対する局長としての考え方を承わりたいと思います。

第28回国会 農林水産委員会 第19号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 先刻稲富委員の質問に対する御答弁によりますと、最近空気銃の性能が非常に高度のものが出てきたというお話でございますが、従来猟法については制限がありますけれども、猟具について明確な規定が行われていないわけでございます。同じ空気銃といいましてもその性能がいろいろあるわけでありまして、ほんとうに子供のおもちゃ程度で別に被害もないというようなものもあり、またずっと性能の高いものになりますれば、従来の猟銃とそう変りのないものまで出てきておるということでありますが、そういう点で性能別に一定の制限を加えるというようなことができないものかどうか。また将来こういうものを全面的に禁止してしまうとい……

第28回国会 農林水産委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 一楽参考人にお伺いいたしますが、あなたのところで取り扱われております酪農関係の新しい施設に対する融資、協乳あるいは雪印というような農協系統の会社に対する融資がどの程度に行われておるか。それから昨年来の滞貨融資がどの程度に行われておるか。  それからもう一つは、従来はとかく総合農協第一主義に融資が行われており、また総合農協の中に入っておっても、酪農関係に対する融資というものは、どうも中金の方あるいは信連の方は好まないのではないか。そこで特殊農協というものはやむを得ず大資本の方に、生乳の取引関係において会社から融資を受ける。融資なりあるいは購入資金なりの融資を受ける。そうすると、……

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 今の問題に関連して……。ただいま建設部長の説明ではまだはっきりわからない点があるのですが、要するに非補助事業に対する利子補給ということでありますが、非補助事業というものは非常にたくさんある。六十五億の利子でありますと、わずか四億程度しかないと思うのですが、四億程度で非補助融資の全体に対してこれを及ぼすことは不可能ではないかと思うのです。そうなりますると、同じ小団地の土地改良事業をやっておりましても、その恩典にあずかり得るところと、あずかり得ないところと出るのではないかと思うのでありますが、全体に及ぼすとすれば、どの程度の金額があれば及ぼし得るのか、またその選択の基準はどこに設……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/05、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 岸総理に伺いますが、農地改革が行われまして十余年になっておるのでありますが、農村には地生の亡霊が全国農地解放同盟というような名のもとに活躍をいたしておりまして、農地解放前の地主と小作の対立のような状態を再燃いたしておるのであります。これは政府与党が明確な態度方針を示さないところからくるものであって、政府与党の責任ではないかと思うのであります。首相は二十六国会までは地主に対する補償はこれを行わないと言い切っておられたようでありますが、二十七国会から答弁の内容が変って参りまして、単に農地補償を行わないということではなしに、日本の農村社会に急激な変化をもたらしたために、これから生じ……

第28回国会 農林水産委員会 第25号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 ただいま議題となりました分収造林特別措置法案に対する附帯決議について、案文を朗読いたします。   分収造林特別措置法案に対する附帯決議  一、分収造林の最も通常の対象地域と考えられる市町村有林及び部落有林は、権利関係が極めて複雑であり、且つ部落民の薪炭採草等日常生活に密接な関係を有するものであるから、分収造林契約を締結するに当っては、山村の土地利用区分について適正を期するとともに、現実に関係部落等の利用権者の全員が一致して当該契約に賛成した場合のほかはこれを行い得ないものとするよう、政府は指導に万全の措置を講じ、もって山村経済の振興に遺憾なきを期すべきである。  二、政府は、……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○石田(宥)委員 関連して。電気料は灌漑排水関係の特例を認めてあるのですが、それは中部電力と関西電力との関係はどういう開きがあるか、それが一点、それから一トン当りの用水料の負担額が発電関係は二円何がしで、農業用水の方は四円幾らになる。そういうふうに開きをつけてあるが、農事用電力等の場合に、農地開発をやった場合の何か特例のような話し合いがあるのかないのか、またそういうことをやる余地があるのかないのか、これはきわめて重要なんです。
【次の発言】 それが別になっておるから指摘しておるのです。農地開発をやった場合、土地改良等をやった場合に、その地域の農事用電力というものに対しては特別なやはり恩典を与え……

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、日本社会党)

○石田宥全君 時間の関係上簡単に御質問申し上げたいと思うのです。今年のウンカの異常発生の問題ですが、改良局長の担当かと思うのですが、官房長でおわかりだと思います。非常な豊作をうたわれておったわけでありますが、特に北陸地方においては八月の中旬ごろから一時的な非常な異常発生を見たわけでありまして、新潟県などにおきましては、ツマグロヨコバイ、セジロウンカというようなものが、おそらく明治三十年来かつてないといわれるような状況であったわけです。御承知のように、それが非常な豊作を予想されておったので、実はみんな安心しておったわけです。ところが急激にふえて参りまして、驚いてこれが対策に取りかかったわけですが……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 私は余剰農産物の受け入れに伴いまする日本農業に対する影響の点について、具体的にお伺いを申し上げたいと思うのでありますが、政府は余剰農産物を受け入れることによって、必ずしも日本農業に重圧を加えるものではないということを言っておられるのでありますけれども、現に昨年、三十年度は、わが国においては未曽有の大豊作でございまして、七十九百万石余の収穫を上げたと推定されておるのであります。また政府の買い上げも普通は二千三百五十万石程度の予定をいたしておったのでありますけれども、昨年度は三千五百五十万石というおそらく戦後いまだかってない買上量が予想されておるわけであります。しかるに外国米麦の……

第24回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○石田(宥)委員 関連して。今の答弁では認定だけの問題です。淡谷委員の質問された問題は全体を言っておられるのですよ。四十条では土地の所有者及び関係人との協議に関する関係だから、これは当然今度の改正に関係するのです。今度の改正に関係しないということは詭弁ですよ。だから六十条にいたしましてもその通り、会議及び議決であって、収用委員会の会議それから会長の権限、これが一番重要な改正点の一つ並んです。それが関係ないとは一体どういうことなんですか。
【次の発言】 先ほど来の同僚委員の質問に対する答弁でほぼ明らかになっているのでありますが、現在の土地収用法というものが、農民にとっては自分の所有地を権限によっ……

第24回国会 農林水産委員会水害による農林災害に関する小委員会 第2号(1956/08/03、27期、日本社会党)

○石田(宥)小委員 救農対策については、助川委員からの御質疑でほぼ一般的には明瞭になったわけでありますので、私はさらに補足的に御質問を申し上げたいと思うのであります。第一に営農資金の問題でございますが、営農資金についての貸付は系統金融機関を通じまして、下部におきましては農協がこれを貸し付けることになるわけであります。従って営農資金というものは償還能力中心に貸付をされることになる。今回のような深刻な被害を受けた農家では――償還能力に十分の信用のある農家などでは他の方からも借り入れすることができるのでありますけれども、深刻な被害を受けた農家におきましては信用程度がきわめて低い。それがために一番その……

第24回国会 農林水産委員会凍霜害による農業災害に関する小委員会 第1号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○石田(宥)小委員 今蚕糸局長は被害の基礎的なものを明らかにしておきたいが、対策については若干融通性を持たせたいというお話ですが、被害の基礎的な問題ですが、ここにある桑及び茶で、茶は別として、桑については蚕糸局長の担任ですが、ここに書いてあるところの被害の程度、七割以上とか五割以上というようなことについて先ほどお話があったわけです。今回の凍霜害で完全に全滅してしまった、春蚕用としてはもう副芽までやられておるから、完全に全滅で、一〇〇%ということになります。しかしながらそういう場合に、桑は春蚕にとって、また夏秋蚕にもとるということになりますが、春蚕用の根刈り桑が全滅してしまったあとは、夏秋蚕用と……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第2号(1956/10/03、27期、日本社会党)

○石田(宥)小委員 時間がございませんから簡単にお伺いしておきます。経済局長さんにちょっと伺いたいのですが、自作農資金の問題です。この前の水害に当りましては、まだ残額が九億ほどあった。それで災害による自作農の転落防止のために優先的にこれを考慮しよう、こういうことであったわけですが、その後この九億の配分はどのように行われておりますか。
【次の発言】 今どういうふうに進行しておるか、その実情です。
【次の発言】 この問題は、聞くところによりますと、各府県の方で書類を整備するのに非常に複雑煩瑣なためにひまどっておる、農家の方はのどから手が出るほど急いでほしがっておるのだけれども、なかなか事務処理が困……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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