田辺誠 衆議院議員
31期国会発言一覧

田辺誠[衆]在籍期 : 29期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期
田辺誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田辺誠衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

田辺誠[衆]本会議発言(全期間)
29期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期
第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 衆議院本会議 第5号(1967/03/17、31期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、日本社会党を代表し、現在国民生活に最も関係の深い諸問題を中心として、佐藤総理以下、関係閣僚の所信をただしたいと存じます。(拍手)  総選挙が施行された直後の今日ほど、国民が国政に対して強い関心を払い、多くの要望を内包しながら注目をしていることはないと存じます。今回の総選挙で初めて国民の洗礼を受けた現政府が最初に取り組んでまいった四十二年度予算案をはじめとする国政全般に対する施策に対し、国民ははたして満足感を持って迎えたでありましょうか。まさにいなといわなければなりません。いや、むしろ再びその期待を裏切られ、国民の望むものとは全く逆行する政治の姿勢と方向にかつてないほどの失望を……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 衆議院本会議 第5号(1967/08/03、31期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、ただいま議題となりました川野芳滿社会労働委員長解任決議案について、社会、民社、公明、共産の四党を代表して趣旨の説明を行なわんとするものであります。(拍手)  まず、その案文を朗読いたします。   本院は、社会労働委員長川野芳滿君を解任す  る。   右決議する。 以上であります。  以下、その理由について御説明申し上げます。  私は、個人としては、川野芳滿社会労働委員長は、学識経験豊かで、その人柄はまことに温厚篤実でありまして、私は、日ごろ先輩議員として深い敬愛の念をもって日々接しておったのであります。しかしながら、国権の最高機関としての国会における重要な役割りを果たすべき常……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 衆議院本会議 第15号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、提案者を代表いたしまして、最低賃金法案につき、提案理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。  戦後、わが国経済は著しい荒廃と混乱の中から再出発したにもかかわらず、異常な成長を遂げてまいったのであります。今日、その経済成長率は、実に先進国でも世界第一位を示す状態に立ち至っているのであります。しかし、この経済の高度成長の中には、国民の勤勉で低廉な労働力の提供が、その重要な要素として存在しておることを、忘れることはできないと思うのであります。もちろん、今日までの社会機構の中では、労働市場は、ごく一部の例外を除いて、常に買い手が値段をつける買い手市場でありました。しかしながら、……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 衆議院本会議 第34号(1969/05/08、31期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、日本社会党を代表いたしまして、国民世論の反対を押し切って提出されてまいりました健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部改正法案等について、総理並びに関係閣僚の所信を問いながら、真実を解明せんとするものであります。(拍手)  総理、私があなたにお伺いしたい第一の事柄は、この悪法を再び提案してまいりました佐藤内閣の政治姿勢についてであります。  去る一月二十七日、施政方針演説において、総理は、「人間の尊厳と自由が守られ、国民のすべてが繁栄する社会を実現する」と、ことばを強めて述べられました。この言やよし。しかし、国民のだれしもが総理の所信表明をすなおに受け取ることは……

田辺誠[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院31期)

田辺誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 社会労働委員会 第3号(1967/04/19、31期、日本社会党)

○田邊委員 最近の国民経済の発展に伴って国民生活は著しい変動を遂げておりまするけれども、そういう現状の中で、国民の中に重要な位置を占める働く勤労者の状態というものがどのようになっておるかということは、きわめて注目をしなければならぬと思うのです。私は、さきに本会議で佐藤総理並びに労働大臣に対して、勤労者の生活と地位の向上についていかなる具体的な対策を持っておるかということをお聞きをいたしましたけれども、本日は、それに関連をいたしまして、現在労働情勢の中で数多くの問題がありまするが、特に、いま申し上げた国民生活全般と関連のある賃金の問題並びに雇用の問題を主体として、労働行政の立場から大臣以下御答弁……

第55回国会 社会労働委員会 第8号(1967/05/11、31期、日本社会党)

○田邊委員 佐藤内閣が誕生いたしましてから二年有半たちましたが、佐藤さんの最大の公約はひずみの是正と社会開発にあったことは御案内のとおりであります。もっとも本特別国会の冒頭における総理の所信表明によりますると、社会開発と並んで重要な柱であったひずみ是正という佐藤内閣のスローガンがどこにも見当たらないのでありまして、それにとってかわって風格ある社会ということばを佐藤総理は引用されておるわけであります。現在の日本の高度経済成長下において、ひずみの是正ということが最も重要であることは言うまでもありません。しかし、池田内閣以来とってまいったいわば非常に高度の成長政策というものの誤りというものが、ひずみ……

第55回国会 社会労働委員会 第9号(1967/05/16、31期、日本社会党)

○田邊委員 先ほど大臣から、春闘の最終段階において、公労協傘下の組合に対しては、現在かかっている調停段階でなるべく解決したいという、きわめて前向きな御発言がございました。これは、私は日本の労使関係の紛争の解決のためにはきわめて画期的な発言であろうと思うのでございまして、実はそういった点では歓迎をいたしたわけでございます。事実、いま春闘が大体妥結の方向に至っておりまして、春闘共闘委員会で調べたところでも、民間の賃金引き上げの額は大体二百二十六組合を対象にいたしまして四千六百一四円、昨年の平均賃金に比較をして一三・一%の賃上げということになってきておるわけでございまして、好況を反映した現在の賃金引……

第55回国会 社会労働委員会 第11号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○田邊委員 私は、郵政省の不当労働行為問題を中心として、御質問いたすわけですが、その前に、春闘に対して労働大臣から簡明に現状について御報告をいただきたいのでございます。  いよいよことしの賃金引き上げの問題も大詰めに参りまして、公労協関係の組合が主として現在調停段階で折衝を続けておるわけですが、労働大臣の再三の言明によりまして、今年は三公社五現業の当局に対して当事者能力を与え、調停段階で問題の解決をはかりたいという前向きの御意向でございました。そういう状態でいよいよ大詰めにきたというふうにわれわれは判断をいたしておるわけでございまするが、ひとつ簡単に現在の調停段階における状態というものに対して……

第55回国会 社会労働委員会 第23号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○田邊委員 関連質問。私は、児童福祉のいろいろな根本原因をさぐるためには、非常に要素があると思うのですが、いま局長の御答弁にもありましたとおり、先天的ないろいろな障害、特に母体の保護が行き届かないというような点からくるようないろいろな障害というものを、当然これはまずもって除去しなければならぬと思うのですが、それと並んで、最近は、何としても環境からくるいろいろな後天的な障害というものが児童の健全な育成を阻害をしているという、この事実に目をおおうことはできないと思うのであります。そういった点で、その環境を改善をすることによって児童の育成をさらに健全にするということのたてまえから見ますならば、いまお……

第55回国会 社会労働委員会 第25号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○田邊委員 いま各委員からそれぞれ事実問題について質問がありました。私はまとめの質疑をいたしたいのでありますけれども、時間もございませんから、端的に郵政省の考え方を披瀝をしてもらいたいと思います。  九州や近畿に不当労働行為とおぼしき事件が数多く起こりました。これに対しては、ものの見方の相違、考え方の違い、それから事実認定の隔たり等があることはもちろんわかりますけれども、しかし一時的にしかも大量に集団的な第二組合の結成が行なわれたというこういう事実の背後には、やはり当局の介入があったではないかと一様に見られるような、そういうことを私どもはたいへん遺憾に思う。それには相当の理由とやはり根拠がある……

第55回国会 社会労働委員会 第28号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○田邊議員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国有林労働者の雇用の安定に関する法律案について、その提案理由と内容について、御説明申し上げます。  現在、五十万人に及ぶ山林労働者は、人里離れた山奥で家族と別れ、昔ながらの封建的身分差別と非近代的な労働条件に苦しみながら、森林資源の造成、木材生産に従事しているのであります。しかし歴代保守政府の進めてきた高度成長政策は、山林労働者をも一そうの貧困の谷間におとしいれ、近代文化の恩恵に浴することもなく、生活の近代化は望むべくもない状態に放置されているのであります。すなわち、これらの労働者の賃金は、依然として人間としての最低生活を維……

第55回国会 社会労働委員会 第30号(1967/07/21、31期、日本社会党)

○田邊委員 児童福祉法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の提案説明をいたします。  案文は、各委員に配付をしたとおりでございます。  以上をもって終わります。(拍手)
【次の発言】 ただいま提案をいたしました二案に対する附帯決議案は、各委員に配付したとおりでございます。  以上、提案申し上げます。
【次の発言】 ただいまの同案に対する附帯決議案は、各委員に配付をしたとおりであります。
【次の発言】 ただいまの同案に対する附帯決議案を提案いたします。  内容は、各委員に配付をした別紙のとおりであります。御賛同をお願いいたします。(拍手)

第55回国会 農林水産委員会 第10号(1967/05/18、31期、日本社会党)

○田邊委員 いまお話を聞いておりまして、さらに質問をいたしたいのでありまするが、三十一年、宝酒造が木崎にビール工場を設けて以来、ホップの栽培については実は県が具体的な指導をして契約栽培に乗り出したのであります。当初農民はその先行きに対して不安を持っておりまして、実はなかなか作物の転換に対しても懸念をしておったのでありまするけれども、その安定度を高く評価をした県、またそれに関連をする国の指導が相まって、実はホップ栽培が逐年増加をした、こういう経過があるわけであります。したがって、ただ単に宝酒造と地元の農民が直接的に取引をして、当初から農民の渇望した状態の中でこの契約栽培が始まった、こういうことと……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/09/08、31期、日本社会党)

○田邊委員 日本におりまする朝鮮人の人たちの帰国問題に対しては、一九五九年の八月十三日、カルカッタにおいて日本赤十字社と朝鮮赤十字社との間において帰国の協定が調印をされまして、自乗八年間、六十万余といわれる在日朝鮮人の人たちの帰国が行なわれてまいったのであります。ところが、この帰国業務が行なわれてまいりまして、約八万七千余りの人たちがその間に北朝鮮すなわち朝鮮民主も義人民共和国に帰国をいたしたのでありますが、日本政府はつい最近この帰国協定を一方的に打ち切ることを宣言をいたしました。正確には、昨年の帰国協定の延長を協議する際に、昨年八月二十三日に閣議でもって、向こう一カ年の間に帰国業務は終結をし……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/11/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは電信電話事業に関連をする今後の問題について、若干郵政当局並びに電電公社に対して質問をいたしたいと思うわけであります。  戦後における電信電話事業は急速な進展を見せつつある現状でございまして、日本の政治、経済の発展の上に欠くことのできない要素となっているわけであります。したがって、電電事業の経営のいかんということは、国民経済なり国民生活に与える影響もまたきわめて大きいものがあると考えるわけであります。したがって、政府はこの考え方に基づいて、電電公社の事業に対してそれぞれ指導的な立場をとって今日までに至っているわけですが、電電公社は、つい最近、今日まで十五年にわたる第一次から第……


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○田邊委員 いま河野委員から御質問のありました大賀事件でありますが、ただいま吐血をしたところの状況について写真をお見せいたしました。その床の面積は一ますが二十四・五センチ平方であります。四つの面、約五十センチ平方にわたって大吐血をいたしておるという状態であります。特に井村政務次官などは専門家でありますからおわかりのとおり、やや薄黒い血と、その場において新しく胃壁から出た赤い血とまじっておるわけでありまして、これは専門的に見ればおわかりのとおり、いわばひどい病状悪化の中で行なわれた大吐血であることは明々白々たる事実であります。まことにあ然とすべき実は事態であります。  そこで、先ほど来御答弁があ……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○田邊委員 北海道開発庁が監督をする特殊法人問題に対してお伺いをいたしたいのでありますけれども、開発庁長官がお見えでございませんから……。  その前に、小川大臣が就任をされる前だったと思いまするが、政府がいわば法律的につくられました特殊法人がかなりございまするけれども、これは予算を国会できめるというようなこともございまするが、労働三法の適用を受けておる労働組合がそこに所属をしておるわけでございます。したがって、管理者と団体交渉をやっていろいろとものごとをきめているわけでありますが、いま申し上げたように、予算上いろいろな制約もございまするから、政府が全体的にこれを統轄をしていろいろとものごとを処……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 建設委員会 第21号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○田邊委員 治山治水については、政府は今日までいろんな施策を講じてきたのであります。特に第一次、第二次それぞれ五ヵ年計画を策定いたしまして、日本のいわば国土安全あるいは国土開発の基本ともいうべき事業について鋭意その努力を尽くしたことを私どもは注目をしてまいりました。あるいはまた、水は御承知のとおりいろんな面に現在活用されておるのであります。利水の問題は、今日日本の産業全般にわたって欠くことのできない重要な要素をなしておるのであります。今後水の問題はますますその重要度を加えてくるであろうと私どもは考えるわけでございまして、そういう点からいいまして、この水の問題をどのように処理していくかということ……

第58回国会 社会労働委員会 第2号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○田邊委員 時間がございませんから、きわめて端的に、私の考え方は述べないで御質問いたしますので、お答えをいただきたいと思います。  まず、豊川参考人にお伺いをいたしますが、いままでのインターン制度は、 いろいろな弊害なり、いろいろな不備の点があったという事実にかんがみて、今回の研修制度を発足させるということに対して、大筋において賛成の意味の御発言があったのでございまするけれども、卒業後すぐ国家試験を受けられるという、こういう状態の中で今回の臨床研修が行なわれるということ、あるいはいままでのインターンの一年というのが、今度の研修制度は二年以上であるということで、いろいろな違いはございまするけれど……

第58回国会 社会労働委員会 第3号(1968/03/05、31期、日本社会党)

○田邊委員 ただいま大船渡、西成の問題を中心として、鳥本、西風両委員から具体的な指摘がございましたが、このよってきたるところは、やはり郵政省の労務管理といいましょうか、労働政策といいましょうか、そういうところに大きな誤りがあるということを私どもは感ぜざるを得ないわけです。  時間がございませんから前置きは抜きにいたしまして、以下端的に労務管理、労働政策に対する基本についてお開きをいたしたいと思います。  先ほど政務次官は、あくまでも労使間は協調をはかってこれらの運営をはかるべきである、こういう御答弁がございました。まことにそのとおりだろうと思うのです。そういう観点で、昨年の年末の問題がございま……

第58回国会 社会労働委員会 第4号(1968/03/07、31期、日本社会党)

○田邊委員 厚生大臣お見えでございませんから、お約束に従いまして在日朝鮮人の帰国問題に対して、関係当局並びに御出席をいただきました日赤の外事部長さんに御質問をいたしたいと存じます。  この問題に関連をいたしまして、私は昨年九月の八日、当時モスクワにおいて、日本赤十字と朝鮮赤十字で、帰国協定の延長かいなかをめぐって会談が開かれている際に質問をいたしました。その際は、日本政府が一昨年から昨年にかけて二回閣議決定をやりまして、この帰国協定はすでに八年余を経過したという事実にかんがみて、これが打ち切りを宣言いたしたのであります。私どもは、この種の帰国協定は、当然人道に根ざした問題であるし、特に在日朝鮮……

第58回国会 社会労働委員会 第6号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○田邊委員 前国会から継続で審議をいたしてまいりました医師法の一部改正について、私は国民の生命と健康を守る立場からの医療問題、国民のための医師づくり、こういう立場から苦干質問をいたしたいと思っておるわけでございます。あとで基本的な態度に対して大臣からお聞きをしたいと存じまするけれども、何といっても医療の問題は、国民万般が非常に関心を持ち、また直接影響するところの大きい問題でございます。したがって、いわばこれは医師の直接の問題であると同時にやはり国民の問題であるとも私は思うわけであります。この問題の取り扱いも、もちろん専門的な中身に対して十分な審議を尽くすことが必要でありまするけれども、その基本……

第58回国会 社会労働委員会 第9号(1968/03/21、31期、日本社会党)

○田邊委員 前回の委員会で、今回の医師法改正にからむ研修する者の身分、地位についてお伺いをいたしたのでありますが、この研修する人たちのいわゆる地位というものは、今回の研修制度のいわば一つのポイントをなすものでございます。しかも、インターン制を廃止して、学部卒業と同時に国家試験を受ける、その合格した者が二年以上の研修をする、こういう形でありますから、いわば一種の医師の資格を持った者を、いずれにいたしましてもその場所に充てるという形になります。しかも一面、研修の中には実際の診療行為に携わるという事態も起こってまいります。もちろん指導医がその中に付き添っているという形はございますけれども、これは、医……

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○田邊委員 つい最近、群馬県の職安事務所で起こりました一連の汚職事件について、この際労働大臣以下の所信を承っておきたいと思います。  事件の概要は、時間の都合もございまするし、すでに新聞等で報道されておりまするから御案内のとおりでありますが、一職安事務所の若い所員が、旅行先で暴行事件を働いたということが端緒でありましたが、きわめて不幸でありまするけれども、私が予測したとおり、これが職安の汚職事件に発展をいたしました。しかも当時は、個人の暴行事件であるような印象を世間に与えておりました県の職安あるいは当該の職安事務所長等も、その後二転三転、その言明をひるがえしてまいっておる状況でございます。しか……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 今年の賃金引き上げを中心とする労働組合の春季闘争が、だんだんと山場に差しかかってきておるわけでございまするが、御案内のとおり、ここ数年間の異常な物価の値上げによりまして、労働者の実質的な生活水準が低下をしているという現状でございまするから、この賃金引き上げの要求というのが、きわめて熾烈でありますると同時に、また切実なものがあろうと考えるわけであります。こういう中でこの春闘がどういうふうに結末をつけるかということを、われわれは非常に注目をいたしておるわけでございます。  まずもって労働省にお伺いをいたしまするが、現在民間企業を中心とするこの賃金引き上げの要求に対して、いまだ妥結をして……

第58回国会 社会労働委員会 第16号(1968/04/18、31期、日本社会党)

○田邊委員 最初に、ただいま問題になりました国立療養所の病院特会移行に関係をする問題に対して、現在参議院で法案の審議中でありますけれども、これに関連をいたしまして、予算が成立いたしましたけれども、特別会計移管の法律が施行されておらないことを理由にいたしまして、現在国立療養所の諸君に対する給与を支払いしておらない、あるいはまた療養所内のいろいろな支出が渋滞をしているということを聞き、非常に憂慮いたしておるわけでございます。この問題は、こういう事態が起こり得るということはいろいろな場面で予測をできたはずであります。予算が通過をして法律が通らない、あるいは逆に法律は通過したけれども予算の執行はできな……

第58回国会 社会労働委員会 第17号(1968/04/19、31期、日本社会党)

○田邊議員 私は、提案者を代表いたしまして、最低賃金法案につき、提案理由並びにその内容の概要を、御説明申し上げます。  戦後、わが国経済は、著しい荒廃と混乱の中から再出発したにもかかわらず、異常な成長を遂げてまいったのであります。今日、その経済成長率は実に先進国でも世界第一位を示す状態に立ち至っておるのであります。しかし、この経済の高度成長の中には、国民の勤勉で低廉な労働力の提供が、その重要な要素として存在しておることを忘れることはできないと思うのであります。  もちろん、今日までの社会機構の中では、労働市場は、ごく一部の例外を除いて、常に買い手が値段をつける買い手市場でありました。しかしなが……

第58回国会 社会労働委員会 第18号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○田邊議員 最低賃金法をきめる際に、一体どこに尺度を求め、どれを基本にするか、ということに対しては、海部委員の御案内のとおりだと思います。私どもは、労働者の労働力というものをいかに高く評価をし、その価値を向上させるかということにその基本を置かなければならぬと考えるわけであります。いままで、ややもすれば企業を主体に考えてきた最低賃金制というものが、いわゆる日本の最低賃金法を有名無実に終わらせてきた最大の要因であろうと私は思うわけでありまして、そういった点からいたしますならば、今後近代国家として日本が成り立っていくためには、どうしても労働の価値を高く評価をする、こういうことがまず必要であろうと私は……

第58回国会 社会労働委員会 第19号(1968/04/24、31期、日本社会党)

○田邊議員 最低賃金法をきめる際に、常に賃金の支払い能力が問題にされるわけであります。特に全国一律制最賃を実施をしますと、支払い能力を越えてこれが設定をされることによっての非常に大きな影響があるじゃないかという疑問が投げかけられておるわけであります。  私は考えるのに、支払い能力ということばの持つ意味自身が、いろいろと問題であろうと思うのであります。個々の企業にわたって支払い能力を云々するということになれば、これはもう当然最低賃金の意味をなさなくなる、こういうふうに私は思っておるわけであります。一つ一つの企業について、その支払い能力を越えるから最低賃金をきめることはでき得ない、こういうことにな……

第58回国会 社会労働委員会 第20号(1968/04/25、31期、日本社会党)

○田邊委員 時間がございませんから、問題を端的に並べまして質問いたしますので、ひとつ簡明にお答えいただきたいと思います。なお、考慮すべき点や少し答弁が長くなる点は、あとで文書などで御報告をいただくことで了承いたしますから、そういうふうにひとつお取り運びをいただきたいと思うのであります。  先週質問いたしました生活保護基準の中で、生活扶助の重要な要素を占めておる飲食費が非常に不足しておるじゃないかということで、事例をあげまして役所でも御検討いただいたわけであります。この私がお預けをいたしました表によっての検討の結果はいかがでございますか。

第58回国会 社会労働委員会 第23号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 この委員会でもって質問をいたしました、群馬県下における職業安定所の職員が、職業あっせんにからんで、求人側から金品の贈与を受けたという汚職事件、収賄事件が起こったことは、すでに御案内のとおりであります。中小企業がいま非常に人不足で悩んでおるという、こういう事態の中で、それにつけ込むがごとく、職安の職員がこの種の汚職事件を起こしておることはきわめて遺憾でありまして、さきに労働大臣にその所信を明らかにしていただいたのであります。  私は、あとで労働大臣に対してもその後の行政上の措置についてお伺いをいたしたいと考えておるわけでありますけれども、ところが、この職安汚職事件というものが、今度は……

第58回国会 社会労働委員会 第24号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○田邊委員 時間がございませんから、きょうのところは簡単に質問いたしたいと思います。  日本の社会事業は、いろいろな紆余曲折を経てまいりましたけれども、まだまだ十分でございません。これを充実させる方法として、国が当然責任を持つべきでありまするけれども、わが国の歴史的な経過もございまして、民間の社会福祉施設にかなりの負担をかけておると申しましょうか、協力を求めてきたのであります。しかし、私は近代国家として、今後の日本の社会保障を確立するためには、これらの施設はやはり民間からだんだんに公立に移すべきものである。今後の建設等を考える場合には、当然そのあるべき姿に近づけることが必要ではないかと思ってお……

第58回国会 逓信委員会 第8号(1968/03/19、31期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは、放送の普及、普遍性という問題を中心といたしまして、政府並びにNHKに対して質問をいたしたいと思うわけでございます。  申すまでもなく、放送法第一条によって、国民はこの放送によって最大限その放送の利便を受けるということができるわけでございまするし、放送する者はその立場から最大限に国民に対して普及させるようにしなければならぬ、こういうことに規定づけられておるわけでございまするから、国民の立場からいいまするならば、NHKはもちろん、各民放を通じて、この趣旨に基づいた事業の運営がはかられることを待望いたしておるわけであります。特にNHKは、放送法七条の規定によりまして、全国にあま……

第58回国会 逓信委員会 第15号(1968/04/12、31期、日本社会党)

○田邊委員 今回、公衆電気通信法の一部を改正する法律案が上程をされましたが、この中身は、御案内のとおり設備料を値上げをすることでございます。  ひとつ、大臣にお伺いいたしまするけれども、現在政府が政策の基本といたしておりまする物価の安定、公共料金の抑制、こういう、いわば国是の中において、今回この値上げをしなければならない主要な要因というのは、一体どこにございますか。
【次の発言】 三公社がございまするが、専売は別といたしまして、国民生活に直接関係があり、しかも、かなりの設備投資を要するのは電電公社と国鉄でありますが、国鉄に比べて、大臣、電電公社の経営の状態というものはどのようになっておるか、ど……


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第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 社会労働委員会 第2号(1968/08/27、31期、日本社会党)

○田邊委員 人事院は、今月の十六日に公務員給与についての報告と勧告をいたしましたが、これについては、他の委員会においてもそれぞれ質疑があったようでございますので、私は、きょうは時間がございませんから、端的にその中身と問題について人事院総裁、あとでお見えになる給与担当大臣である総務長官なり労働大臣に対して質問いたしたいと思います。  まず、人事院総裁にお伺いいたしますけれども、これは言わずもがなでありますが、公務員の給与に関する人事院勧告というものは、一体何を目標にされて、どういうところをその勧告の基本的な要素として、基礎として、これをなされておるのか、まずお伺いしたいと思います。

第59回国会 社会労働委員会 第3号(1968/09/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 一問だけ関連質問いたします。  私は、当委員会で、たびたび北朝鮮の帰還問題を取り上げて所信をただしてまいったわけでありますが、いまの田畑委員の質問にありますとおり、コロンボ会談以来これが暗礁に乗り上げているという事態は、何としても打開しなければならないと思うのであります。そのためには私は、一つは、日本の立場なりあるいは日本政府なり日赤の真意というものが、相手に伝わっておらなければいかぬと思うわけであります。六月二十四日の日本赤十字から朝鮮赤十字にあてた電報の内容というものは、あまりにも形式主義であり、いままでのいきさつにとらわれて、いわば政府なり日赤の目ざす真意というものが相手に正……

第59回国会 社会労働委員会 第4号(1968/09/17、31期、日本社会党)

○田邊委員 前々回の当委員会におきまして、去る八月に出されました人事院勧告の中身についていろいろと質問いたしました。特に上薄下厚といわれる今回のいわば是正内容についても、かなりの問題がございまするし、その中でも初任給については、総裁もいまだ完全、あるいは十分とは言い切れない、こういうお話もございました。そしてまた、いわゆる春闘の積み残し分に対する調査の精密度は、かなり落ちるものである。そしてまた、今回の勧告が、五月実施を目標としておりまするけれども、四月実施の民間の賃金から見ました場合に、一カ月のズレがあることに対する指摘を私はいたしたのであります。これらのいわばいろいろな問題点がございまする……

第59回国会 社会労働委員会 第7号(1968/11/12、31期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは時間がございませんので、大臣に一つの事実の問題についてだけお伺いをいたすのであります。  それは、労働省の当局が賃金政策、今後の労働政策に関連をして、きわめて重大な発言をした事実がございます。われわれはこの問題に対して徹底的に究明をしなければならぬと思うのでありますが、その根本に触れることは後日に譲りまして、端的にお伺いいたすつもりでございます。  その前に、日本の賃金問題を論ずる際に、常にこれが生産性の問題と関連をして論じられておるのであります。賃金の引き上げが生産性を上回って、そしてそのことによって物価の上昇を来たす、こういったことがよくいわれるのでありますが、これはき……

第59回国会 地方行政委員会 第5号(1968/11/11、31期、日本社会党)

○田邊委員 地方自治法に直接請求という制度がございますが、これは御案内のとおり議会の解散あるいは議員の解職あるいは長の解職、役員の解職等、住民の直接の手によって行なうという制度でございまして、地方自治のたてまえからいいますならば、地方自治は常に住民の手にある、常に住民とともに歩む、こういう精神からいいまして、きわめて重要な意味を持っておると思うわけでございます。ややもすれば、議員は選出をされると、その任期中は安泰である、そういう気分もございますけれども、実は直接請求の制度によって、常に住民の批判の手が、その地方自治体の地方政治なり地方行政なりに及ぶことができるというところにたいへん重要な意義を……


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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 社会労働委員会 第1号(1968/12/14、31期、日本社会党)

○田邊委員 大臣の所信表明がありましたこの機会に、緊急に一言だけ質問を申し上げたいと存じます。  すでに今国会の最大の焦点であります公務員賃金の決定に対しては、政府関係者がいろいろと検討されておるところであろうと拝察をするわけであります。言うまでもなく、公務員給与の決定にあたって、人事院勧告制度が設けられておりますけれども、この人事院の存在は、公務員労働者の労働基本権を制約をしておるというこの現実の状態の中から、その代償機関として設けられたものであることは、御案内のとおりであります。しかし、これとても、いま国際的に見た場合には、ILOあるいはドライヤー勧告に見られるとおり、すでに国際的な見地か……

第60回国会 社会労働委員会 第2号(1968/12/19、31期、日本社会党)【議会役職】

○田邊委員長代理 島本虎三君。
【次の発言】 今国会、内閣改造がありました直後の臨時国会でありまするから、われわれとしては、当然、所管の厚生行政なり労働行政に対して、その基本にかかわる問題についていろいろと討議を進めておるわけであります。きょうは、臨時国会における社会労働委員会最初の日でありまして、そういう意味合いでは、今後の厚生行政のあり方に対して国会がいろいろと審議をする非常に重要な出発点であろうと思うわけです。私どもは、この審議に協力する意味合いで、それぞれ時間を詰めて各委員の発言をしていただいておるわけでございます。それにもかかわらず、当局のほうが、国会軽視の立場で時間におくれて、出席……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 社会労働委員会 第11号(1969/04/22、31期、日本社会党)

○田邊委員 議事進行。いま質疑の行なわれております職業訓練審議会に出された政府の要綱案と国会に出された要綱案との食い違いの問題です。私もきょう聞きまして、審議会が出した答申案と政府が今回出された要綱が違うのならば、これは話がわかる。しかし政府が審議会に提出をした諮問案、しかも審議会はそれを受けて、政府の諮問案は妥当なりと答申をしたのです。したがって、政府が審議会に出した諮問案は、そのままこの時点で生きているわけです。政府は当初の考え方に基づいて国会に法律を出してくるのが当然の責務です。しかも、いまお話を聞いておりますと、この「関係者の責務」という点でありまするけれども、最初に審議会に出された政……

第61回国会 社会労働委員会 第15号(1969/05/07、31期、日本社会党)

○田邊委員 ちょっと関連。大臣御承知のとおり、原爆被爆者に対する援護の問題は長い歴史がございまして、したがって法律も、医療を中心とした医療法から、国会のたびたびの決議もあって、また生活を含めた全般の援護にこれを広げなければいかぬ、こういうことを受けて特別措置法になってきている。そういったことですから、政府の諮問するところの医療審議会も逐次その内容を拡大しなければならぬ。それは、いまの審議会をそのままにしておくのか、改組するのか、名称等についても変えていくのか、それについていろんな検討の材料はあろうと思うのです。しかしいずれにしても、そういう時代の趨勢と国会の決議と政府の意向を受け継いで、審議会……

第61回国会 社会労働委員会 第17号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○田邊委員 いま福岡中郵の問題に関して河野委員から質問がございましたが、私は、たびたび郵政の労使関係の問題で、当委員会においても質疑がかわされたことは、たいへん残念だと思っているのです。きょうは、特に紛争を処理したいと念願しておった国会議員に対してすらも、きわめて非礼な態度をとっているような管理者があることを聞きまして、非常に私遺憾に思います。  大体、この自動読み取り区分機の導入は、私もたびたび取り上げて質問をいたしておりますけれども、それほど、労使間においての話し合いがつかないうちに、それを強行突破して導入しなければならぬ性質のものじゃないはずです。十年間に何百台、何千台の区分機が入るわけ……

第61回国会 社会労働委員会 第19号(1969/05/20、31期、日本社会党)

○田邊委員 失業保険法の改正が提案をされましたが、これは日本における現在並びに将来にわたる政府の雇用政策に関連をすることは言うまでもございません。現在労働問題として一番大きな問題は、一つには雇用の問題であり、一つには賃金の問題でありまして、これが相互に関連をしていく中で、全体の労働政策が構成されるということになっておるだろうと思うわけであります。  そこで、はなはだ恐縮でありまするが、失業保険法の質問に入ります前に、いま申し上げた観点から、当面をする賃金の問題に対してごく簡単にお伺いをいたしまして、引き続き雇用問題に入りたいと思うわけであります。  御案内のとおり、春は労働者の賃金引き上げの闘……

第61回国会 社会労働委員会 第25号(1969/06/10、31期、日本社会党)

○田邊委員 法律案の審議に入る前に、前回の委員会、五月の二十日に、日本の労働問題の中では雇用問題と並んで賃金問題が非常に大きな問題でありまするから、この賃金、雇用の両面が、それぞれ並行的に進展をすることが望ましいという観点で、今次の春闘にからんで、公共企業体等労働関係法の適用を受ける労働者、並びに国家公務員、地方公務員等の賃金問題に対する政府の見解をただしてまいったのでありますが、審議が中断をいたしましたので、きわめて短時間でありますが、このことに対してまずもってお聞きをいたしたいと思います。  さきの質問の中で、今次の春闘における民間の賃金引き上げは、高物価を反映をいたしまして非常に高いもの……

第61回国会 社会労働委員会 第27号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○田邊委員 先ほど来、島本委員から白ろう病に関してかなり広範な質問があったのでございますが、この対策として、労働時間の短縮や、あるいはまた各種の対策が必要であるということがいわれておりました。しかし、現在これにかかっておる人たちに対する治療の方法等についても十分な施策が必要でありますが、大臣からの御答弁も得ましたが、この専門的な治療に対する対策等は、各種の機関を動員をして対策に当たられる、こういう御発言がございました。これはこれなりに私は必要だと思うのですが、しかし、従前ややもすれば各省にまたがるこの種の問題に対する対策というものの責任の所在が明らかでないということが、対策をおくらしている一つ……

第61回国会 社会労働委員会 第32号(1969/07/01、31期、日本社会党)

○田邊委員 今日まで各委員から熱心な質疑が行なわれてまいりましたので、問題点がかなり浮き彫りになったと思います。そこで私は、いままでの質疑を整理、集約をいたしまして、その主要な問題点を端的にお伺いいたしますので、労働大臣からこの際ひとつ明確にして適正な御答弁をわずらわしたいと思います。  質問の第一は、今度の提起をされておる問題の中で最も大きな焦点となっておる受給資格取得期間の延長の問題でありまして、今度の問題提起が失保法の改悪であるといわれる最大の問題であります。今回の改正案の被保険者期間の計算方法によりますると、何といっても従前の受給資格が制限をされる。言うなれば既得権の侵害ではないかとい……

第61回国会 社会労働委員会 第33号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○田邊委員 ちょっと委員長、議事進行について。  いま山田委員から、抜本改正に向ける政府の決意と態度について質問が続けられているわけですけれども、私も本会議で質問をいたしました際に、当然この通常国会百五十日の会期のうちに関係審議会に対して政府は諮問をするということを、予算委員会で約束をし答弁をしているはずであります。これは、延長国会に入ってその会期末の八月五日まででよろしいということを、あの当時予測をして予算委員会で答弁をしているのではないことは御案内のとおりであります。これが第一番目。  それからもう一つは、なぜ抜本改正に対して関係審議会に、今国会中、大綱についてであっても諮問をしなければな……

第61回国会 社会労働委員会 第34号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○田邊委員 関連質問。いま行政努力について質問がされておりまするけれども、その中で特に収納率については、もう目一ぱいの努力をしておるからこれ以上無理だ、こういうお話が再三繰り返されております。ところで、あなた方の行政上のやり方に対して、毎年会計検査院が検査を行なっておりまするけれども、その中で、特にこの保険料収入に対する徴収不足についての検査を行なって、あなた方に御報告があると思うわけでありますが、三十八年以降、摘出調査によるところのこの徴収不足についての不当事項としての指摘を、ひとつ調査済みの事業所数、それの被保険者数、それに対する不当利用者数、同じく不当被保険者数、同じくそれに対するところ……

第61回国会 社会労働委員会 第35号(1969/07/08、31期、日本社会党)

○田邊委員 まず、小池参考人にお伺いいたしますが、今度の特例法の中で特に問題なのは、薬代の一部負担である。これが長期療養に対するところの影響、あるいはまた、受診率を抑制しているという問題、医療担当者の事務煩瑣の問題、こういった点から見て、この一部負担は、本来的に言えば、廃止すべきものである、こういう御意見がございました。  そこで、現在の医療保険制度の中で、本来、いわゆる払うべきものは保険料が主体で、保険料で足らない点は当然国が何らかのそれに対するところの手だてを講ずる、こういうことが本来のあり方であるという御説明もございました。  私は、そういった御意見の中から、一体、現在の政管健保の保険料……

第61回国会 社会労働委員会 第36号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 関連質問。いま枝村委員から、山田質問を受けて、抜本改正に向ける政府の努力を確かめておるわけですね。この前の委員会における大臣なり政府委員の答弁では、先週中に事務レベルの折衝を終える、中旬には閣僚間における折衝をして、最初は大臣から、月末に大綱を関係審議会に諮問したい。しかし、それをなお委員から発言があって、やはり特例法の審議と抜本改革というのは不離一体のものであるから、したがってこの審議中に抜本改革についての政府の考え方を明らかにするのが当然ではないかという質問がありまして、私どもも関連質問をしたのでありますが、これを受けて、いま大臣も言われたように、非常に困難だけれどもひとつこの……

第61回国会 社会労働委員会 第41号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○田邊委員 郵政省の労働問題について当委員会でもしばしば取り上げてきたことは御案内のとおりですが、つい最近全国の職場において管理者の手による不当労働行為、不当弾圧と思われるものが随所に起こっております。社会党はこの事態を重視いたしまして、先般来その顕著な事例に対して現地調査をいたしてまいりました。私ども現地に行っていろいろと実情を調べてまいりますると、あまりにもその事態が不法であり、不当であり、管理者の抑圧行為というものがきわめて過酷なものであることを実は実際に見てまいったのであります。これは何としてもないがしろにすることはできませんので、きょうは現地を調査してまいりました各委員から具体的な事……

第61回国会 逓信委員会 第11号(1969/04/02、31期、日本社会党)

○田邊委員 電電公社は戦後第一次五カ年計画から第四次五カ年計画に至る二十年に及ぶところの事業計画を立てて、国民のための電話の拡充をするということで今日までそれを推し進めてきたわけであります。  そこで、まず総裁、第四次五カ年計画終了時までにおいて電電公社の掲げてきた最も大きな旗じるしは何かといえば、申し込めばすぐつく電話という、国民の需要にこたえるという旗じるしであった。ところが、今回私どもが審議をいたします料金改定の前提となるこの計画の旗じるしを変更されて、第四次五カ年計画の中身を見ますと、その最終年度においては、三世帯に一電話と、こういう形に変更されてきたのであります。あるいは、実質的にそ……

第61回国会 逓信委員会 第15号(1969/04/17、31期、日本社会党)

○田邊委員 いま島本委員から、実際に仕事をする郵政省の職員の労働条件の問題、労使間の問題に対していろいろと質問がありましたが、私は簡潔に、それに引き続いた問題と、またそれ以外の東京をはじめとする過密都市の現在の業務の状態、これを通じまして、いま審議をいたしております簡易生命保険法の一部を改正する法律の中で新しく傷害特約や、あるいはまた最高限の引き上げや、そういった新しい業務、さらに業務量の増大を来たすそういう中で、はたして国民にサービスを与えるような円滑な業務の運営ができるかということに関連をして、ひとつ端的な質問をいたしたいと思うのであります。  まず、大臣にお伺いいたしたいのですが、いま申……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○田邊分科員 私は去る三月十七日の衆議院本会議で、首都圏整備とそれに関連をする問題について、総理並びに建設大臣にお尋ねをいたしたのでございますが、それを受けて、さらにきょうは御質問いたしたいのでありまするけれども、時間の関係もございますので、話を前後いたしまして、まず端的に大臣のほうからお伺いいたしたいのは、首都圏整備に関連をいたしまする東京の水不足を解消するために、利根川の流域に巨大なダムをつくるべきであるという論議がなされましてからかなりの口数がたっておるわけであります。その間建設省の内部でも沼田地点――岩本地点でありまするけれども、かっこうのダムをつくる場所があるから、ここにダム建設をし……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○田邊分科員 先ほど沼田ダムに関しては何か若干質問があったようでありますけれども、さらにひとつ角度を変えましてお伺いをいたしたいと思います。  大臣の言われたことを私はつまびらかにいたしておりませんが、この問題は、御承知のとおり二十七年に当時の国会でもって問題になりまして、つくる意図のあることが表明をされてからいわば十五年にわたって問題になってきたことであります。その間には民間の産業計画会議が昭和三十年八月にいわゆる百二十五メートルのダム構想を打ち出し、三十四年には再度具体的な考え方を明らかにいたしまして、さらに再三にわたって松永安左エ門さんを中心として積極的にダム建設をすべきであるということ……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○田邊分科員 郵政事業は年々伸展をいたしておるわけでございますが、何といってもその中で人の占める割合というのが非常に大きい事業でございます。ところが、近年この郵政事業に機械化を導入するという計画を郵政当局が持ちまして、逐年この計画を実施しつつある、こういうことをお聞きいたしておるわけでございます。  その中で、郵便の機械化についてお伺いいたしたいと思います。来年度の機械化計画の中で、具体的にはどのような機械を導入をしてこれを実施するか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 その機械化と軌を一にいたしまして郵便番号簿制度というのを設けると聞いておりますが、これは具体的には、いつから、どの……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○田邊分科員 公社化の問題で一言だけ大臣に所見を承っておきたいのですが、いま郵政審議会でいろいろと審議をしている途中でございますけれども、前郵政大臣は公社化を推進するということを盛んに言われたのですが、あなたは一体どうお考えでございますか。  もう一つは、公社化の是非を論ずる際に、昔の逓信というのは郵便、電信電話を主体としてやられておったのですが、いま電電は電電公社がやっておるけれども、外国の側からいいましても、イギリスについても北欧についても、それが一体になった形で公社化の問題が論じられるのですけれども、日本はそういう形になっていない。そこで、いま郵政省の所管であるところの郵便、貯金、保険、……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○田邊分科員 近来、東京を中心として首都圏、特に京浜、京葉工業地帯あるいは住宅地帯等が急増いたしているわけでございまして、水の需要はきわめて重大なところへきていると思うのであります。一体首都圏の水事情はどうなのかということに対して、四十五年には毎秒大体百二十トンくらい必要ではないかといわれておるわけですけれども、利根川上流をはじめとするところの各上流のダム群の建設で、利根川に限って見るならば、現在矢木沢、下久保等が建設をされておるわけでございますけれども、これを含めて八十トンくらいの水の供給ではないかといわれているのです。したがって残り四十トンは不足をする、こういう状態でございます。私が昨年質……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○田邊分科員 現在、医療の問題は非常に国民的な反響を呼んでおるわけですけれども、その中でいろいろ難関が数多くあります。特に医療従事者の絶対的な数の不足、その配置の不均等、養成機関の非常に不十分な体制というような問題がその隘路になっておることは、御案内のとおりであります。現在お医者さんは人口十万人当たりに対して大体どのくらいおいでですか。
【次の発言】 ところが、四十年の末の調査によりましても、七大都市においては医師は十万人につき百五十一・四人、その他の市は百二十五・二人、町村は六十五・四人、こういうように非常に大きな格差が大都市と農山村では生じておるわけですけれども、この格差をなくす具体的な方……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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