田辺誠 衆議院議員
32期国会発言一覧

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田辺誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田辺誠衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

田辺誠[衆]本会議発言(全期間)
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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 衆議院本会議 第19号(1971/03/19、32期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、日本社会党を代表いたしまして、公約を無視して提案してまいりました健康保険法等の一部改正法案について、国民の願いを込めた具体的意見を提示しながら、総理並びに関係閣僚の明確な所信を問いたいと思います。(拍手)  佐藤総理、私があなたに真意をたださんとする第一の事柄は、社会保障制度確立に向ける政治姿勢についてであります。  去る一月二十二日の施政方針演説において、総理は、「社会の健全な発展と国民の福祉を確保するためには、社会保障体制の整備をはからなければならないことは申すまでもありません。」と述べられたのであります。社会保障制度の中で、所得保障と並んで重要な柱である医療保障の理念は……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 衆議院本会議 第2号(1971/07/15、32期、日本社会党)

○田邊誠君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員藤枝泉介先生は、去る六月六日逝去されました。  藤枝先生は、昨年の十一月初めごろからすでに体調の変化を感じておられたとのことですが、激務に次ぐ激務のため、わが身の健康を顧みるいとまもなく、第六十四回臨時国会が終わった後の同年十二月下旬に至り、ようやく医師の診断を受けられました。しかし、そのときには、無情にも病魔は完全にからだをむしばんでいたのであります。  本年五月初旬、私が病床を見舞い、療養に専心して必ず再起してくださいと励ましのことばを申し上げますと、先生はベッドの上にすわり、目に涙を浮かべながら私をじっと見詰め、痛いほど強く手……

田辺誠[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

田辺誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 社会労働委員会 第2号(1970/03/05、32期、日本社会党)

○田邊委員 新しい大臣を迎えまして、いろいろと今後の施策についてお伺いしたいと思うのでありますが、きょうは医療問題については、また別の機会に抜本改正を中心とした問題についてお伺いしたいと思うのでありまして、医療保険の問題、医療制度の問題を除いた、当面する課題に対して二、三お伺いしたいと思うのであります。  佐藤内閣の改造によって、先輩内田さんが大臣になられたのですが、どうでございましょうか、ほかにいろいろと希望されるような所管があったと思うのでありますけれども、厚生大臣になられてあなたはよかったとお思いでございますか。
【次の発言】 たいへん心強い御発言を承りまして、今後われわれも大いに期待を……

第63回国会 社会労働委員会 第3号(1970/03/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 議事進行について、ちょっと発言……。  山上さん、あなたは、ずっと私は質問を聞いておりまして、きわめて巧妙な、親切のような答弁をされるけれども、実際にはきわめてそれは不親切ですよ。いまも、特別給付金の特別措置についても、退職時がたとえ年末であれ、あるいは一月であれ、いつであれ、退職することについては変わりないのですから、十二月の時期において退職する人に対しては特別措置ができて、今後これについてできないはずはない。理屈からいっても、それはできないはずはないです。したがって、あなたは、ただ単に努力するというけれども、やはり実現するという決意のもとに今後最大限の努力をすることをここではっ……

第63回国会 社会労働委員会 第5号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○田邊委員 郵政省の労働政策、労務管理について、これから私と山本委員、島本委員が、相互に関連をしながら、与えられた時間の範囲内で質問をいたしたいと思うのであります。  私は、郵政省の労務管理の問題については、私が社会労働委員会に席を置きまして六年有余の間、最も数多くこの問題に対して質問をさしていただきました。私は、きょう、この問題に対して、また質問をしなければならぬことを、非常に残念に思っておるのであります。はたして郵政省の労働政策が誤りであるのかどうか、あるいは質問する側の私どもの立場が間違っておるのかどうか、あるいは労働組合のやり方に対して、総括的に見て、これが誤りであるのかどうか、私は実……

第63回国会 社会労働委員会 第9号(1970/04/07、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、次に上程をされまする家内労働法案を審議する前提として、次の二点を明らかにしておきたいと思います。  まず第一の点についてお聞きをしたいと思います。それは、家内労働法の中心となる最低工賃に密接な関連を持つ最低賃金制につきましては、われわれは深い関心を持っておるのでありますが、私どもは従来から、その基本的なあり方として、全国全産業一律制でなければならないと主張してまいったのであります。この点については、昭和四十三年の最低賃金法改正の審議の過程において、わが党からの質問に対して、当時の小川労働大臣は、中央最低賃金審議会に対して全国全産業一律制を含めて御答申をいただくようお願いしたい……

第63回国会 社会労働委員会 第10号(1970/04/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。    戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一、今日の経済成長の実情にかんがみ、援護の最低基準を引き上げ、公平な援護措置が行なわれるよう努力すること。なお、戦傷病者戦没者遺族等の老齢化の現状を考慮し、これら老齢者及び妻の優遇措置を講ずること。  一、未帰還者の調査については、さらに真剣に取り組むとともに、その実態のは握に万全を期すること。  一……

第63回国会 社会労働委員会 第12号(1970/04/13、32期、日本社会党)

○田邊議員 私は提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました家内労働法案につきまして、提案理由並びにその概要を御説明申し上げます。  さて、御承知のように、今日の日本経済の目ざましい発展は、一方ではあらゆる分野に格差やひずみを生じ、特に家内労働の性格にも大きな変化があらわれ、物価高に対する収入を確保するため、一般労働者の主婦が家内労働に従事する傾向が強まってまいりました。また経営者にとりましても、電気器具、プラスチック製品、メリヤス、紙器などの分野では労働者の不足に対処するため、家庭主婦の家内労働の活用が増大しておるのであります。  政府の調査によりましても、現在家内労働者は約百万人にの……

第63回国会 社会労働委員会 第13号(1970/04/23、32期、日本社会党)

○田邊委員 関連して。いまお話がありました豊かな老後への国民会議の構想は、私がこの委員会で質問をいたしました際に、大臣がこれに関連をいたしましてきわめて野心的な老人対策の構想をお持ちである、それを称して豊かな老後への国民会議である、こういうようなことを言われたのであります。それで私は、これにあくまでも、いま後藤委員からの質問にありましたとおり、五カ年計画等の計画がおありのことは当然でありますけれども、いずれにしても、長期的な展望に立った老人対策、計画的なしかも長期的な意味合いにおける老人福祉対策、こういったものの一環としてこれは持たれるものである、こういうふうに私は思うのであります。何かアメリ……

第63回国会 社会労働委員会 第14号(1970/04/24、32期、日本社会党)

○田邊委員 今年も各労働組合による賃金引き上げを中心とした運動が行なわれておりまするけれども、景気の状態についての見解はいろいろありまするが、一応高原的に好景気が続いておるということもありまするし、何よりも消費者物価、最近は鉄鋼をはじめとする卸売り物価の上昇等も異常に続いておるという状態でございまするから、労働者の賃金引き上げの要求というものもまた非常に切実なものがありまするし、熾烈なものがございます。そういった点で、今年の春闘についての今後の見通し等についてはわれわれは非常に注目をいたしておるのであります。  そこで、きょうは時間がございませんから、きわめて端的に一言ずつお伺いしたいのでござ……

第63回国会 社会労働委員会 第15号(1970/04/27、32期、日本社会党)

○田邊委員 在日朝鮮人の帰国問題については、私はこの委員会でしばしばこれを取り上げて、政府の所信をただしてまいったのであります。  御承知のとおり一九五九年四月十三日にジュネーブにおいて在日朝鮮人の帰国に関する協定が結ばれてから、年々歳々、帰国を希望される人たちに対してその事業が円滑に行なわれてまいりました。この帰国事業は、御案内のとおり歴史的に見て、いわゆる第二次世界大戦前における日本の朝鮮に対する支配の中から、やむなく日本に定着をした在日朝鮮人の方々がきわめて多いという歴史的な事実の上に立って、当然戦後の日本としてはその責任においてなすべき人道的な問題でございました。そういう立場で事業が行……

第63回国会 社会労働委員会 第17号(1970/05/06、32期、日本社会党)

○田邊委員 今回の労災法並びに船員保険法の改正は、内容的には労働者にとってプラスの面もあるわけでございますけれども、われわれはそういった災害補償の内容の改善というものも当然必要であるとは考えておりまするが、しかし労働者の福祉のためには、災害の防止や職業病の発生防止等に全力を尽くすことによって、業務災害の絶滅を期することが、まず先決ではないかと思うわけであります。そういった点で、この法律案の審議を続けてまいりましたけれども、法案の審議の最終段階において、やはり政府の基本的な考え方としては、いま申し上げた災害の防止なり絶滅なり、特に職業病の絶滅等についての特段の努力をすることが、私は何といっても肝……

第63回国会 社会労働委員会 第18号(1970/05/07、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、それぞれの党の立場を代表する意味で、ただいまの心身障害者対策基本法に関連をして、政府の所信を二、三点ただしたいと思います。  心身障害者対策はまさに現代の要請であります。先国会から各党を通じてこの基本的な考え方をまとむべきであるという熱意が燃え上がりまして今国会に引き継がれ、ここに基本法案の成案ができたわけでございまして、皆さんとともに喜ぶものでありまするが、特に私は、この基本法案の中で重要な点は、何といいましても心身障害者の個人の尊厳を認めておる点であります。そして、そのことからいいまして、当然それにふさわしい処遇を保障される権利を有していることを明確にしている点だろうと思……

第63回国会 社会労働委員会 第19号(1970/05/08、32期、日本社会党)

○田邊委員 保助看婦法につきましては、昨日来各委員からいろいろな角度で質問が繰り返されてまいりました。私は基本的には政府原案に反対であるという立場におきまして、この際政府の考え方なり今後の方針を確認するために、基本的な内容に限って総括的に若干の質問を行ないたいと存じます。大臣の明快な御答弁を心からお願いする次第であります。  現在、看護職員の数が大幅に不足をして、このために国民医療の確保に重要な支障を来たしていることは、すでに国民がすべて認めているところであります。厚生大臣も本法案の提案説明の中にその事実を率直に認めて、この深刻な事態に対処するために今回改正が行なわれたことを申し述べておるので……

第63回国会 社会労働委員会 第20号(1970/05/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     旅館業の適正化等に関する件   政府においては、次の諸点について可及的すみやかに所要の措置を講ずべきである。  一 一般にモーテルといわれる旅館がとかく社会的批判の対象となっている現状にかんがみ、旅館業法施行令の一部を改正し、例えば客と面接できる構造の玄関帳場を設置させる等の措置を講じ、行政運用と相まって不健全な営業形態の排除を図ること。  二 営業の許可に際して附することができる善良の風俗保持上必要な条件については、いやしく……

第63回国会 社会労働委員会 第23号(1970/06/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 厚生大臣に、政府の立場を代表する意味から端的な質問をいたしたいと思います。  去る特別国会において政府から出されました日雇健保の法律案は、最終的に審議未了、廃案になったわけでありますが、この法律案が廃案になると同時に、政府・厚生省は、この廃案をよしとせずして、いままで行政運用で行なってまいりましたいわゆる擬制適用を廃止するという方針をきめたようであります。われわれは、日雇健保の法律の持つ重要な意味からいい、これが適用者の生活と健康に及ぼす影響からいいまして、重大な関心を払ってきたのであります。少なくとも特別国会においてわれわれが審議をしておる過程において、この擬制適用の問題について……

第63回国会 社会労働委員会 第24号(1970/07/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 労政局長にお伺いいたしますが、今年の春闘における賃金引き上げの状態は大体集計ができたと思うのでありまするが、昨年に比較をいたしましていかほどの賃金引き上げの状態であるかをまずひとつお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまお話のありましたとおり、昨年もかなりの高額の賃金引き上げでありましたが、今年はまたさらにそれを上回った賃金引き上げの状態であります。これにはいろいろと条件があったろうと思うわけでございまするけれども、その中身はここでは発言をすることを差し控えておきまするが、いろいろな要件が重なりまして今年異常な賃金引き上げの状態になってきておるわけであります。  そこで人……

第63回国会 社会労働委員会 第25号(1970/08/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 地域開発の一つの大きな柱でありまする水資源を確保するために各地で多目的ダムが建設されておりますが、このことは、日本の経済発展の上に一つの大きな役割りをいたしておるわけでございまして、その重要な意味合いを私どもは十分感じ取っているわけであります。ただ、ダムの建設に伴って、その地域で長い間生活をしてまいりました住民にとりましては、ダムの水没等によって大きく生活環境が変わり、あるいはまた、いままでやってまいりました自分の営業なり職業なりの前途に大きな不安を及ぼすわけでございまするので、いろいろと問題が起こることはうかがい知れるわけであります。  そういった中で、その衝に当たるところの政府……

第63回国会 社会労働委員会 第26号(1970/09/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 来年度予算並びに諸施策について検討を加えるべき時期が参りまして、各省とも重点施策をいま鋭意策定中のようでございます。  そこで、社会開発なり人間尊重なりを唱えてきた佐藤内閣としても、これから立ち向かうべき内政の七〇年代の重点的なものとして、特に社会保障なり、その中の社会施設なり、あるいはまた公害なり、重大な問題をかかえておるときであろうと思うわけです。  私、実はここ一月ばかりの各地の新聞を切り抜いておるのでありまするけれども、毎日私どもが読みまする新聞紙上で、厚生省に関する記事の載っておらない日はないのであります。厚生省の今後に立ち向かうべきいろいろな施策についての構想なり、ある……

第63回国会 社会労働委員会 第27号(1970/10/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 先月の十六日の新聞をはじめとして、その後連日新聞等をにぎわしておる汚職事件が埼玉県の職安から東京都内の職安にまで波及をしております。  私は、二、三年前に群馬県内の職業安定所で起こった求人汚職について、当時の労働省の幹部諸君に対して綱紀の粛正を求める発言をした記憶があります。にもかかわらず、今日の求人難に籍口してこの種の汚職事件が起こるということは、これはまことにゆゆしい問題であると考えざるを得ないのであります。  事件の経緯は、まだ司直の手で取り調べ中でありますから、いまだその全貌が明らかになったとはいえないと思いますが、しかし、今日まで判明したところでも、これはまさに底の知れな……

第63回国会 社会労働委員会 第28号(1970/11/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは郵政省の労働政策についてお伺いしたいと思うのでありますが、当委員会でも郵政省の労務政策、労使関係についてはたびたび取り上げてまいりました。私もある程度事情を知っている者として非常に憂慮してまいっておるところであります。きょうまたこの種の問題を取り上げることについてはきわめて遺憾でございまして、私自身も気持ちの上ではたいへん重たいものがございます。しかし、えりを正すという意味で御質問を申し上げるわけでございまして、ぜひひとつ関係の皆さん方も――私の話は決して事をかまえたり、事を荒立てたり、事を公にすることによって済まそうという考え方では毛頭ございません。郵政省の業務が正常な運……

第63回国会 逓信委員会 第8号(1970/04/01、32期、日本社会党)

○田邊委員 簡易郵便局法の改正に対して各委員から質問がございましたが、私も、これに関連をして質問をいたしたいと思うのであります。  私は、特に簡易郵便局が、郵政事業の今日の現況から見てどういう地位を占めるかということを中心とし、それを究明するために、当面する郵政事業をめぐる経営上の諸問題に対してごく事務的にお伺いをしたいと思うのであります。したがって、断片的に各事業局に対して質問をいたしますが、それを突き詰めていきまして、結局、いま申し上げた簡易郵便局のあるべき姿ないしはその事業上に及ぼす効率、社会的な影響、こういったものを実はお聞きしたいというのが私の真意でございますから、数字等の質問に対し……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 社会労働委員会 第2号(1970/12/07、32期、日本社会党)

○田邊委員 最初に委員長と特に与党に対して警告をしておきます。  公害国会といわれて、しかも短期間に重要な法律案を成立せしめるという任務を持った委員会の運営が、きわめて委員の出席が悪いという状態は遺憾であります。はたしてこの国会でもって、国民の負託にこたえる審議を正常に行なって法律案の成立を期す熱意ありやいなや疑うものでありますが、今後一そうひとつ努力されるように強く要望いたしておきます。  午前中に同僚委員から質問がございましたので、それにふえんをしていろいろとお聞きをいたしますが、その前提としての問題について若干まずお伺いしたいと思います。  経済社会が発展をいたしまして、特に都市を中心と……

第64回国会 社会労働委員会 第4号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 公害の発生源にはいろいろありまするけれども、特に古来から最も問題にされておるのは何といっても毒物、劇物でありまして、これについては従前もある程度の規制をはかってきたのであります。しかし、なおかつ、この取り締まりの不完全さによって起こるところの事故の発生というものは絶え間ない状態であります。つい最近、特にこの毒物劇物の輸送中におけるところの事故というものがかなり多くの要素を占めているように思っておりまするけれども、あなた方のほうで把握しているこの毒劇物の事故は一体近年どんなような趨勢にあるのか、ひとつお話しをいただきたいと思います。

第64回国会 社会労働委員会 第5号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 廃棄物処理法案については、今日まで各般の質問が各党を通じて行なわれてまいりました。その重要な意味はすでに御理解をいただいているとおりであります。特に増大をする廃棄物の中で、家庭の廃棄をするものをはじめとするいわゆる一般廃棄物と称するものの処理対策については、これを進めるにあたっては、本来地方自治体の固有事務として地方自治法の規定もある現状でありますから、やはり原則としては委託業者にゆだねる、あるいは許可業者を増加させるということのないように、本来的な意味における市町村の直営事業として実施すべきであるというふうにわれわれは考えておりますけれども、この際ひとつ大臣からこれに対する方針を……

第64回国会 社会労働委員会 第6号(1970/12/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 郵政事業にとっては最も熾烈な年末繁忙期に差しかかりました。間もなく年賀郵便の取り扱いも始まるという時期であります。しかし現在全逓の年末闘争が終結をしてないという事情の中で、郵便物の滞貨は日一日と増加する一方である。これは国民にとっても郵政省にとっても、非常に重大な危機に来ているのではないかと私は思うわけであります。例年やっておるからそのうち片づくだろうというような、そういう安易な考え方でこれに対処することは最も避くべき事態になってきておるのじゃないかと思うのであります。  私が前々から当委員会あるいは逓信委員会等を通じて郵政当局に対してただしてまいりました各般の問題がありますけれど……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 社会労働委員会 第3号(1971/02/16、32期、日本社会党)

○田邊委員 労働大臣はさきの当委員会における所信表明で、当面する労働政策についての基本に触れて所信表明がございました。きょうは時間がございませんから、各般にわたる質問をすることはできませんけれども、その中で取り立てて問題になるであろう二つばかりの点についてお伺いをいたしたいと思います。  第一番目は、大臣はつい最近ある労働組合の大会であいさつをされまして、現在いわれておる所得政策なるものについては、政府は直ちにこれを導入することはいたさないということを言明をされたようであります。何か役人が用意いたしました原稿を抜きにいたしまして所信を述べられたということで、私は非常にその点では注目をいたしたの……

第65回国会 社会労働委員会 第4号(1971/02/18、32期、日本社会党)

○田邊委員 厚生省は今度の国会には社会保障各般にわたる施策について各種の法案を提案をして、国会の審議をわずらわそうとしているわけですが、この国会を通じて日本の社会保障の前進のためにどういう姿勢とどういう決意で臨もうとされておるのか。大臣は福祉なくして成長なしと言われておるわけでありまするけれども、内閣を代表して社会保障を受け持つ大臣として、しかも通常国会は昨年の特別国会から二度目であります。したがって、昨年の国会において大臣がいろいろ抱負経綸を述べられたことを引き続き実証する国会ではないかと私は思うわけであります。そういう意味合いで、あなたの社会保障に対する熱意と決意のほどを国民の前に示しても……

第65回国会 社会労働委員会 第5号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは、三つの課題について御質問いたしたいと思います。  一つは、労働基準に関する問題、特に女子労働に関する問題について、二つ目は、最近行なわれている公害防除に関連をして、公害の名のもとに、企業が立ちゆかないということで倒産ないしは解散をするということが行なわれておりますけれども、日本製紙にからむ企業解散というものが、はたしてこの種のものに類するのかという点に関する問題、三番目は、さきの予算委員会分科会において取り上げられました雇用促進事業団の黒い霧に関する問題この三つについてお伺いしたいと思います。  最初にお伺いしたいのは、労働基準法に関連をする問題でございまするが、つい最近……

第65回国会 社会労働委員会 第6号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○田邊委員 各委員から質問がありましたし、時間もありませんから、私は前置きと私の意見は省きまして、きわめて簡単に一つ一つ質問しますから、明快に答えてもらいたい、このように思います。  最初に、社会労働委員会が現地を二月の九日に視察をいたしましたが、基準局長、私たちが視察をする前の晩に、東邦亜鉛の安中製錬所は、一番悪臭ガスが出るところの焙焼炉をとめておるという事実をあなたは知っていますか。
【次の発言】 調べてください。私たちの視察の前の晩に焙焼炉をとめておったのでは、われわれが行ったときに、悪臭もあるいはガスも出ないのがこれは当然なんです。そういうような工作をしておってわれわれの視察を迎えてい……

第65回国会 社会労働委員会 第9号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 ちょっと関連して。いま川俣委員から資料の要求がありましたから、私もあとで質問の際に、あらかじめ言っておいたほうがあなたの都合がいいでしょう。親切に資料要求しておきます。  いまの川俣委員の勤労者の貯蓄の状態というのですけれども、わが国の貯蓄の総量ですね、これは一体どういう推移を示しているか。勤労者の貯蓄の推移と現在の状態、これに比較をしたほうがいいと思います。  二番目は、民間企業や公団それから勤住協も入りますが、そういうもの等でつくっておる標準家屋の分譲価格というのが年度別にどういう推移を示しておるかということをひとつ。  それからこの法律案の中で一番実は問題になるのが、事業計画……

第65回国会 社会労働委員会 第12号(1971/03/18、32期、日本社会党)

○田邊委員 いまの大臣の発言については、あらためてまた機会を見て委員会における態度を表明していきたいと思います。しかし私は、その後におけるいろいろな質問にも関連をしまするが、大臣が国会においていろいろな発言をされ、あるいはいろいろな約束をされていることに対しては、やはり一つ一つ丁寧にそれの処理をされて実施に移されることを私は強く望みたいと思うのです。特にこの厚生行政は、非常にきめこまかい、国民の日常活動につながる分野でありまするから、何か大ざっぱに事をかまえたり、あるいはまた、大向こうをうならせるような約束をすればそれで事足りるということではございませんので、そういう点からやはり約束は約束とし……

第65回国会 社会労働委員会 第14号(1971/03/23、32期、日本社会党)

○田邊委員 各委員からそれぞれの立場で質問がございましたので、かなり審議が深まっておると思いますから、要約いたしまして概括的な質問をいたしたいと思います。  今回の勤労者財産形成促進法案は、その手本とするところは西ドイツの財産形成政策であるといわれておりますが、その西ドイツの財産形成政策の内容について、すなわち一九五七年に第三次アデナウアー政権のもとでこの政策が発表されて以来、貯蓄割増金法を別にいたしますならば、三次にわたる改定がなされて今日に至っておるわけですけれども、その中心的な柱は一体何であったのか、簡単でけっこうですから、お答え願いたいと思います。

第65回国会 社会労働委員会 第15号(1971/03/25、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。    戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一 今日の経済成長の実情並びに戦没者遺族等の老齢化の現状にかんがみ、これら老齢者及び妻の優遇措置を講ずること。なお、援護の水準をさらに引き上げ、公平な援護措置が行なわれるよう努力すること。  一 準軍属に対する処遇については、軍人軍属との格差をさらに縮少すること。  一 戦傷病者に対する障害年金等の処遇……

第65回国会 社会労働委員会 第20号(1971/05/07、32期、日本社会党)

○田邊委員 厚生年金の審議については、各委員から各般にわたり質問がございました。多くを尽くされておると思うのでありますが、私は委員の質問を受けまして、厚生年金法の持ついわば基本的な立場に立って若干の質問をいたしたいと思います。  言わずもがなですけれども、厚生年金は、日本の社会保障制度の中において大きな柱が幾つかありますけれども、その中でも二つに大きく分けてみますならば、いわゆる生活保障、所得保障、これと医療保障と二つ並んでおります。その中の所得保障の一つの重要な柱、しかも年金、共済等、いろいろな所得保障の法律規定がございますけれども、その中でも厚生年金は、いわば母法という形でもって他の法律の……

第65回国会 社会労働委員会 第21号(1971/05/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 ただいま提案をされております法案につきましては、各委員各党からそれぞれの立場からの質問がありました。大かたのことについて政府側の答弁もありましたが、この際質問を終了するにあたって、これを集約いたしまして、政府の明快率直な態度を表明してもらいたいという立場から簡潔に質問いたしますので、答弁も明瞭簡潔にお願いをいたしたいと思います。  終戦後における失対事業の意義についてはすでに御案内のとおりであります。混乱から再建、そして高度成長へと日本の経済は進んでまいりました。しかし雇用失業の情勢は、今後において必ずしも楽観を許されるとは思われません。政府の楽観的な見通しにもかかわらず、今後いろ……

第65回国会 社会労働委員会 第22号(1971/05/12、32期、日本社会党)

○田邊委員 この委員会においても、現在の時代の要請でありまする公害防止の問題、あるいはまた環境衛生の問題等についていろいろと意見の交換をしてまいったのでありまするが、特にこれらの施策を行なうについては、国民の理解と協力を得なければならぬことが前提であることは御案内のとおりだろうと思います。特に大臣からも発言がありましたが、環境衛生の整備等については、たとえば屎尿、ごみ等について整備計画がこれから立てられるわけでありますけれども、五カ年計画についての実施がいまだ十分できない、こういう釈明もありまして、われわれはこれから先検討していかなければならぬと思うわけであります。こういった屎尿、ごみ、いわゆ……

第65回国会 社会労働委員会 第24号(1971/05/14、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、次の事項につき、適切な措置を講ずるよう努力すべきである。  一 年金額については、さらに増額するとともに、物価の上昇、生活水準等を十分勘案してすみやかにスライド方式の確立に努めること。  一 積立金の運用については、被保険者の福祉が最優先するようにするとともに、拠出者の意向が十分反映するよう民主的な運用に努めること。  一 五人未満事業所の従業員に対する厚生年……

第65回国会 社会労働委員会 第26号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○田邊委員 四人の参考人の方々からいろいろと御意見を承りまして、たいへんありがとうございました。  時間がございませんから、多くの質問をするわけにまいりませんから、簡単に、私どもの意見は申し上げませんで、質問だけさしていただきますので、端的にお答えをいただきたい、こういうように思っておるわけでございます。  最初に小山参考人にお伺いいたしますが、現在の医療保険制度がいろいろな面で矛盾があることはわれわれも承知をいたしておるわけであります。それが医療制度全体とからみ合っているという御意見も、私はそのとおりだろうと思うのです。これを解決するためには、まず医療保険制度の中身についてメスを入れることが……

第65回国会 逓信委員会 第8号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○田邊委員 ただいま審議を続けております郵便法について、若干の質問をいたしたいと思います。各委員からの質問があったと思いますので、なるべく私は郵政事業の根本に触れる問題、本質に触れる問題について大臣の所見を承りながら、その中で当面する郵便事業の業務運行上の最も大きな課題となるべきものについて触れていきたいと思っておるわけであります。  私がそういう前提を申し上げるのは、御案内のとおり、今回の郵便法が料金改正を含む重大な改正でありまして、一つには国民生活に大きな影響を及ぼすこと、あるいはまたいままで料金を決定する際に原則がなかなか打ち立てられておらなかったのでありますけれども、これが常識的になっ……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、日本社会党)

○田邊委員 近年わが国の医療は、国民皆保険下におきまして、たいへんな進歩を遂げてきたといわれております。しかし国民は、この医療に対して多くの不満あるいはまた多くの危惧を持っておるのであります。特に、最近政府管掌の健康保険の財政が赤字であるということを盛んに強調してまいりました。しかし私は、ただ単に政管健保の財政がきわめて悪化しているという、こういう観点だけでものをとらえることなく、一体、現在日本に各種の保険が実在いたしておりまするけれども、これらを包括をして見た場合においても、各種の保険財政というのはきわめて悪化の一路をたどっているというのが現状ではないかと思うのであります。政管健保の赤字の中……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○田邊委員 いまも御質問がありましたが、保険医総辞退になってからすでに一月になんなんとする時間が経過いたしました。この問題については衆参の代表質問なり予算委員会でもすでに取り上げられている問題ですが、所属といいましょうか専門委員会の当委員会ではきょう初めてでございますので、一通り経過も含めまして大臣から考え方を明らかにしていただきたいというふうに思っているわけであります。  これについて斎藤厚生大臣が就任以来かなりの努力をされていることに対して、私どもは敬意を払っているわけであります。しかし大臣のそういう努力にもかかわらず、事態はいまだに具体的な進展をしておらない。こういうことに対してわれわれ……

第66回国会 社会労働委員会 第4号(1971/08/03、32期、日本社会党)

○田邊委員 きょうは、武見日本医師会長が当委員会に最近初めてお見えになりました。われわれの質問に対して答えていただくことをたいへん感謝をいたします。  さきに保険医総辞退という、国民にとってはいろいろな面で影響のある問題が起こりましたけれども、これが中止をされましたことは何はともあれ喜ばしいことである、このように思って御同慶にたえないわけであります。ただ私は、ここでもって武見さんに率直にお話を申し上げたいのは、当委員会としてはさきの通常国会における健保法の審議もあり、いま非常に国民が関心を持っておる医療問題について、できるだけ各方面の意見を聞きたいというその一環として、武見医師会長にも当委員会……

第66回国会 社会労働委員会 第5号(1971/09/03、32期、日本社会党)

○田邊委員 沖繩問題については、次回の委員会でいろいろと質問をいたすことに理事会で決定を見ておるわけですが、ただその中で、沖繩が復帰をするについて制度的にも実態的にもかなり大量の失業者が起こるであろうということが予測をされ、いわばこの失業者、離職者対策というものが沖繩復帰に伴う諸事業の前提条件になるであろうということが当然いわれておるわけであります。そういった点から見て、政府は次の沖繩国会に向けて予測される大量の失業者に対してどういう手当てを講ずるかということが緊急の問題として取り上げられなければならないと思うわけです。われわれとしては、四万人とも想定されるこの失業者群あるいは離職者群、これら……

第66回国会 社会労働委員会 第6号(1971/10/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 今日国鉄が置かれておる現状はまことに憂慮すべきものがあることは、いまの質問、答弁でも明らかなとおりです。国鉄が現在かかえている構造的な赤字、それを一つの起点として起こっておるところのいろいろな内部的な問題、あるいはまた事故の多発化、特にわれわれが心配をいたしておりまするのは、ぬぐうことのできない労使の間の不信感、こういう状態というものがそのまま続きまするならば、国鉄が目ざすところの再建も、あるいはまた国民の足を守るところの安全輸送も、私はとうてい達成できないと思うのです。そういった点から見て、この現状が何らかの形で打開をされなければ、そのことの持つ意味は、国民の不幸であると同時に、……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号(1971/12/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 先ほど専売問題に代表されるように、沖繩の復帰によるいろいろな制度上あるいは企業の変動等によって起こるいわゆる失業者に対してどういうあたたかい措置を講ずるかということに対して、きわめて不明確な答弁が実はあったのであります。山中長官からお話のありましたとおり、もちろんこれはきわめて流動的でありまして、いま全体を捕捉することは非常に困難な状態であることは十分承知をいたしております。しかし、なおかつ、いわば今後に予想されるところの離職に対して一体どういうようなあたたかい手を講ずるかということは、生活の安定、雇用の安定を最も望んでおる沖繩県民にとっては最大の関心事であるはずであります。したが……

第67回国会 社会労働委員会 第1号(1971/11/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 前回の委員会で、国鉄のいわゆるマル生運動に関連をして質問いたしました。その後、私は国鉄の現場に参りましていろいろと実情も調査をいたしてまいったのでありますが、国鉄の職場は私どもが予想した以上に非常に暗い状態であります。これでは私は国鉄の再建もでき得ない、労使の正常化ということもまだまだ先の遠い話である、こういうことを実は痛感をしたわけであります。したがって、委員会で総裁から表明のありました労使の正常化、不当労働行為は根絶するというそのことばが額面どおり実行されることを私は心から期待をしておるわけであります。  そこで、まず労政局長にお伺いいたしまするけれども、さきに国労に対して公労……

第67回国会 社会労働委員会 第2号(1971/11/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 医療費の値上げ問題を審議をいたしておりまする中医協は、具体的に医療担当者側あるいは支払い者側からそれぞれ意見が開陳をされた段階で、いよいよ最終的なまとめに入っておると聞いておるのであります。その状況の中で、一昨日、医師会側委員から新しい要求が出たことによりまして、その審議が中断をされるという事態も起こりましたけれども、しかし大筋としては十二月一日実施をもくろんで、この医療費値上げ問題についての一つの結論を出すやに聞いておるわけでありまするけれども、厚生省のほうで把握をいたしておりまするところのこの医療費問題に対する中医協の審議の状態と、それの結論が出ました際におけるところの実施の時……

第67回国会 社会労働委員会 第3号(1971/11/30、32期、日本社会党)

○田邊委員 いま国鉄の問題を取り上げてまいりましたが、それと同様ないしはそれ以上に実は労使関係の紛争が続いておる郵政の問題について、若干お伺いしたいと思います。  郵政大臣、最近の郵政の職場は、あなたも御存じの過去のような、まことになごやかな、まことに和気あいあいたる職場ではなくて、まことに陰惨な、まことにとげとげしい職場に変わりつつあるわけですが、一体この主要な原因は何であるとあなたはお考えになりますか。
【次の発言】 いま大臣も過去を振り返られて、現在の職場が非常に暗いものであることについては十分御認識をいただいておると思うのであります。いま大臣の言われましたとおり、いわば管理者の人たちが……

第67回国会 社会労働委員会 第6号(1971/12/14、32期、日本社会党)【議会役職】

○田邊委員長代理 次に、古寺宏君。

第67回国会 社会労働委員会 第8号(1971/12/21、32期、日本社会党)

○田邊委員 医療費の問題は国民が注目をしている非常に重大な問題であります。聞くところによりますると、昨晩からけさにかけての中医協は、大筋においてこれが合意に達したにもかかわらず、最終の点でついに結論を見ることができなかったやに聞いておりまするので、われわれとしてはこの問題がさらに長引いていることに対して非常に心配をしておるのであります。  さて、この中医協の審議は、利害相反するような構成の中で非常に難航してまいったのでありまするけれども、それだけにこの中医協の運営については非常に慎重を期さなければならない、また公正明朗でなければならないということは理の当然であります。  そういう際において、去……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 社会労働委員会 第1号(1972/01/24、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は野党三党を代表いたしまして、厚生大臣の、去る一月十四日の社会保険審議会の席上において発言をされました内容を検討いたしましたところが、きわめて事実と相違をする内容でありまして、私どもは、こういった発言に対しては、これを認めることはできません。特にその中で、健康保険法改正についての通常国会冒頭において自民党から提案をされましたこの内容について、その経過と中身について野党側が認めているやの発言がありましたけれども、これは私は断じて許すことはできないと思います。これは各社の報道によって、その内容を検討いたしましたが、要約いたしまするならば、今回自民党が出されたものは、前国会において廃案……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/03/14、32期、日本社会党)

○田邊委員 郵政省に起こっている労使関係については、この委員会でもしばしば取り上げてまいりました。実は、この種の問題をもう取り上げることのないように何回も要望してまいったのですが、つい最近も、全国各地においてわが党の国会議員による調査団が実情を調査いたしましたところが、従前にも増してひどい状態であることを実は見てまいったわけであります。  そこで労使関係の基本について労働大臣にお伺いいたしますが、塚原さんが労働大臣になられて、ものごとを客観的にながめておられるので、労使関係の基本は何といっても労使がそれぞれ自主的な立場に立って対等の交渉をやり、問題の解決をはかる、こういうことでありますから、組……

第68回国会 社会労働委員会 第8号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○田邊委員 時代の進展によりまして、働く職場の状態が変わってまいりましたが、政府は、今回、この職場の安全を確保し、そして産業の進展に寄与するという意味合いから、新しい法案を提案をしてまいりました。  私は、きょうは労働安全衛生法案のいわば前提をなすいろいろな条件なり、あるいはまたその周辺の問題について主として質問をいたしてまいりたいと思います。  労働災害は、日本の場合はかなり多発をしておるわけですけれども、その総数は年間百六十万から百七十万といわれておりまして、数のはかり方にも問題がありまするけれども、まあ百万といわれる交通事故に比較をしても、さらにこの労働災害は多発をしておるという状態であ……

第68回国会 社会労働委員会 第11号(1972/03/30、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。    原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について、その実現に努めること。  一 被爆者対策の根本的改善を促進するため、原子爆弾被爆者援護審議会の設置などについて所要の措置を講ずるとともに、昭和四十七年度設置の原子爆弾被爆者医療審議会の福祉部会については、被爆関係者を含めた委員を選任し、被爆者の福祉増進のため積極的に努めること。  二 ……

第68回国会 社会労働委員会 第14号(1972/04/12、32期、日本社会党)

○田邊議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました最低賃金法案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  申すまでもなく最低賃金制は、制度ができた初めのころは、欧米資本主義諸国で、極度に窮乏化した一部の極貧層の労働者救済のための社会政策として、また資本家の側からは、産業平和や社会緊張緩和のための手段として採用されてきたのであります。しかし第二次大戦後においては、最低賃金制は労働者の最低生活保障のための統一要求として掲げられるようになっております。  本来、最低賃金制の目的は、労働者の最低生活水準を保障することであります。現在労働者の最低生活費はほぼ全国同水……

第68回国会 社会労働委員会 第16号(1972/04/14、32期、日本社会党)

○田邊委員 時間がおそくなりましたし、また本会議後は参議院の予算の関係もありまして、大臣がお見えでございませんので、きわめて残念でありますが、この際、基本的な論議は別にいたしまして、緊急を要する当面の問題についてだけ御質問いたしますので、ひとつ正確に簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  二、三点にしぼってお答えをいただきます。  第一は、現在児童の問題は時代的にも非常に大きな問題になっております。私は、児童の福祉の問題は、児童憲章に定められておるとおり、すべての児童が豊かに生活ができる状態をつくり上げることが、いわば日本国憲法の精神に従った重大なことであろうと思います。たとえばその中で、家……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/04/20、32期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して、説明にかえさせていただきます。      戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一 戦没者遺族等の老齢化の現状にかんがみ、老父母及び妻に対し一段の優遇措置を講ずること。なお、援護の水準をさらに引き上げ、公平な援護措置が行なわれるよう努力すること。  一  準軍属に対する処遇については、軍人軍属との格差をすみやかに縮小すること。    戦傷病者に対する障害年金等の処遇については……

第68回国会 社会労働委員会 第19号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○田邊委員 いまの点は、説明をもうちょっと整理して、わかるように説明してもらいたいのですが、私は、こういうふうにもう一度やり直したらどうかと思うのです。  ベースを、給付費のベースならベースにまず合わせる。その場合に一体国保は、四十六年なら四十六年をとって、どれだけの金を出したか。それから政管はどれだけの金がまず出ているか。その中で、国の出した額は一体何ぼか。これは、国保についても政管についても何ぼか。それから今度は、いわゆる事業主負担というのがあるのですね。これは支出面ではかるわけにいかないのですよ、これはいわば保険料の折半なんですからね。  ですから、その年に事業主が政管健保で負担をして出……

第68回国会 社会労働委員会 第20号(1972/04/25、32期、日本社会党)

○田邊委員 労働安全衛生法案については、二日間にわたって質問が展開されました。突っ込んだ意見がありましたけれども、中にはまだ十分意を尽くされない点もございます。  そこで、各委員の質問を総括する形で、端的にお伺いいたしますので、ひとつ明快に、しかも簡潔にお答えをいただきたいと思います。  まず第一は、労働災害の発生というものは、やはり長時間労働やあるいは低賃金等の劣悪な労働条件に起因しているということがいわれておりますけれども、こういった点から見て、労働基準法から今回の法案を分離いたしまして、その結果というものが十分な災害防止にいわば役立たなくなるのではないか、こういう実は心配をしておる向きが……

第68回国会 社会労働委員会 第21号(1972/04/26、32期、日本社会党)

○田邊委員 関連して。あなたのほうはいま、ホームヘルパーの実際の配置について法令上の規定はないと言うけれども、昭和四十年の四月一日に社会局長通知でもって出しておる「老人福祉法による老人家庭奉仕事業の実施について」という中に、担当世帯数は常時勤務する者にあってはおおむね六世帯ということがあるわけですね。ですから総数でもって六万二千何がしの老人がいるとすれば、算術計算からいったって一万人必要なんだ。しかもいま常勤でない者がまだ残っておるという状態から見ても、これを一体どうやって改善するかという二つの問題があるわけです。大体常勤は八一%、非常勤は一九%。市町村の職員は常勤が七七・二%、社協の職員だっ……

第68回国会 社会労働委員会 第23号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 ちょっと委員長、関連。  いま具体的な例を出して、山本委員から質問がありましたけれども、一般論として大臣の答えは、あなた方の考え方を述べているかもしれないけれども、具体例に対して、どう対応していくかという面に対する答弁としては、きわめて不満足であると思うのです。しがって山本委員も不満の意を表明したわけですから、ひとつ次回でもう一度これに対する統一的な、しかも親切な答弁をすることを私ども求めたいと思います。そういうふうに取り計らってください。

第68回国会 社会労働委員会 第29号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○田邊委員 日本の医療制度、医療保険制度に対して重大なかかわり合いのある健康保険法の改正案について、審議をいたしてまいりました。このことは、現在の日本の国民のための医療を確立するために非常に重大な内容を含んでおるとわれわれは考えておりまして、慎重審議を続けてまいったわけでございます。この際、最高責任者たる佐藤総理は、一体この医療の問題に対していかなる所信をお持ちであるかということについて、簡潔にその考え方をただしたいと思うのであります。  御案内のとおり、いま日本の医療はたいへんな危機にあります。公害があり、交通事故が多発化し、そして難病、奇病あり、いわば国民の命と健康はいろいろな面でおかされ……

第68回国会 社会労働委員会 第34号(1972/06/06、32期、日本社会党)

○田邊委員 ただいま議題となりました勤労婦人福祉法案に対する自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党共同提案にかかる修正案につきまして、四党を代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。  お手元に修正案が配付してありますので、朗読は省略させていただきますが、その要旨は、  一、勤労婦人の福祉に関する基本的理念について、勤労婦人が性別により差別されることがない旨を明確にすること。  二、国等が勤労婦人について、職業訓練に関して講ずる措置は、技能を習得し、その能力の向上をはかることを促進し、かつ、勤労婦人に対し職業訓練の機会が均等に確保されるようにするために行なう旨、その目的を明らかにすること……

第68回国会 社会労働委員会 第36号(1972/06/09、32期、日本社会党)

○田邊委員 各委員から質問がございましたので、所得保障の中心としての年金の拡充改善についての政府の考え方は明らかになってまいりました。しかし、特に来年度、国民年金もあわせて財政再計算期における大幅な改善をはかろうとする政府の意図と、これに寄せるところの国民の要望というものはきわめて熾烈だろうと思うのです。そういう意味では、政府は決意を新たにしてこれに取り組んでもらいたいと思っておるわけでして、私は、これは一大臣、一内閣の問題ではないと実は思っておるほどであります。  特にその中で、もとになるのは何といっても無拠出の福祉年金でありまして、この福祉年金の増額要望については、その支給制限の撤廃とあわ……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 社会労働委員会 第1号(1972/08/08、32期、日本社会党)【議会役職】

○田邊委員長代理 大橋敏雄君。
【次の発言】 簡明にお答え願います。
【次の発言】 次に、田畑金光君。

第69回国会 社会労働委員会 第2号(1972/09/12、32期、日本社会党)

○田邊委員 関連して。いま後藤委員から話がありましたのは、私も社労でもって取り上げたこともあるし、またずっと聞いておったこともありまして、いまさらの問題ではないわけですね。ですから給与課長の話も私よく聞いておって、問題のむずかしさは私知っておるわけですよ。しかしそれは、毎年行なわれる人事院勧告だって、たとえば中だるみの問題にしても、あるいは技術職の給与改善の問題にしても、全部が一挙に解決していないけれども、長年の懸案事項というのが逐次解決する方向で勧告は出されておると思うのですよ。五月実施も四月実施になってきたという、こういう経緯もあるわけだから、この際一挙に全部が解決できないとしても、その中……

第69回国会 社会労働委員会 第3号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○田邊委員 労使間の正常な状態をつくり上げることは、国民生活の上からいっても、労働者の権利を守る立場からいってもたいへん重要なことでありますが、日本の労働関係法は時代の進展に即応し得ない状態がかなり見受けられます。そういった点で実は実例をあげていろいろと御質問をいたしたいのでありますけれども、総務長官の時間が限られているそうでありますから、話は前後いたしますが、総務長官に限ってまずお伺いをいたしたいと思います。  労働三権が基本的に付与さるべきであることはもう言わずもがなでありますけれども、しかし、公務員労働者あるいは公企体労働者は、その持つ公共的な性格からその一部が制限されております。しかし……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 社会労働委員会 第1号(1972/10/28、32期、日本社会党)

○田邊委員 十月十九日、フィリピンのルバング島において元日本兵の二人が現地警察軍と交戦をして、一人が射殺をされたという事件がございました。  私ども、なくなられた小塚さんに対して、心から哀悼の意を表したいと思いまするし、現在残った小野田さんと思われる生存者を救出すべく捜索が行なわれていることに対して、政府並びに御親戚の方々あるいは御家族の方々に対して、心から敬意と感謝をささげたいと思います。  そこで、いま質問がありましたから、重複を避けて簡単に質問をいたしますけれども、いまの御報告を承っておりますと、このルバング島についても、戦後何回かにわたって現地調査を行なったということを言われた。三十四……


田辺誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-31期-|32期|-33期-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期

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各種会議発言一覧(衆議院32期)

田辺誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-31期-|32期|-33期-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期
第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○田邊分科員 大臣、四十五年度の郵政事業特別会計は、その実体予算におきまして約百三十二億八千四百万ほどの歳出超過、すなわち歳入欠陥を来たしております。これを持ち越し現金によって補てんをする、こういう変則的な状態であるわけであります。これに対して大臣、どういうふうにお考えでございますか。
【次の発言】 この特別会計の中で、実際に業務上入ってまいりまするところの主要なものは、いわゆる郵便業務収入であります。それと委託収入、委託事業に対する電電公社等からの収入等でございます。そこで問題になりますのは、この事業収入の中で郵便業務収入というものが一体どういうふうな割合を占めてきているのか、最近の傾向は一……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○田邊分科員 近来、都市に対して人口が集中をしてまいりました。特に首都圏をはじめとする中京圏、近畿圏、三大都市圏に対してはきわめて人口の集中度が多いのであります。総理府の統計によりますると、昭和四十年に五千四百六十万人であったのが六十年には大体五〇%増の七千三百万に達するだろう、こういわれておるのであります。特にそのうち市街地は、三千二百八十万から約二倍の五千七百四十万になるだろう。二十年後においては、実はたいへんな都市集中が予想されるのだ。このように住宅地ができ、工場ができて都市に人口が集中してまいりますると、当然そのために必要な水は、実はたいへん大きな需要になってまいるのです。  そこで大……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○田邊分科員 最近身体障害者が非常にふえてまいりまして、交通事故よる障害者だとかあるいはいろいろな近代的な病気やあるいは労働災害、職業病等によって身体障害を受ける者が非常に増加をしてまいっておりまして、この対策は近来非常に重要視されておると思うのであります。  そこで局長、四十五年度の予算の中において、政府全体でもって身体障害者、障害児等を含めての対策の予算はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 障害児予算が四十一億と障害者に対する予算が五十五億、それはもちろん承知しているけれども、それ以外に、障害者対策というのは、私は必ずしもいまここに盛られているところの予算だけで終わりじゃないと思……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○田邊分科員 昨年の七月に同和対策事業特別措置法が公布をされたのでありますが、これはわが国にとっては同和対策上画期的な法律でありまして、政府はこの特別措置法に基づいて、逐次施策を講ぜられるべきものと考えておるわけであります。しかし、私どもが見るところでは、まだこの同和問題はいわば緒についたばかりでございまして、全国各地にいわれのない差別が存在していることはきわめて遺憾としなければならぬと思うのであります。そこで私は、この同和対策の中で一つの重要な柱である職業選択の自由の問題、就職の機会均等の問題に対して、この差別をいかにしてなくすかということに対して若干の質問をいたしたいと思います。  いま私……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○田邊分科員 郵政事業は、百年という長い年月を経て、今日国民の間に定着をいたしておりまするが、時代の変遷とともに、その内容についても逐次変えていかなければならぬ部面が出てきたことは申すまでもありません。しかし、たとえば独占的な郵便の業務の性格等から見て、国がその責任において今日まで事業を遂行してきたこともまたうかがい知れるところでありますが、近来、諸外国においても、いわゆる国の国営にによるところの事業体よりも、若干弾力性を持ち得るところの公社の組織によって郵政事業をやるということがかなり実施をされてきたのに刺激をされまして、わが国においても、郵政公社化の構想というものが打ち出されておったのであ……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○田邊分科員 私の地元の群馬県では、御案内のとおり、多目的ダムがかなり数多くつくられておるわけでありますけれども、先ほど山口鶴男君が八ッ場ダムについて質問したのではないかと思いますが、すでに建設がきまっておりまする草木ダムについて若干お伺いしたいと思うのです。  草木ダムについてはすでにかなりの準備が進んでおるように見受けられまするけれども、一番大きな問題は、どこのダムでもそうでありまするけれども、地元との補償の折衝がなかなか円滑にいかないことであります。それはそれなりに理由があると思うのでありまするが、草木ダムの場合においても、この補償問題が現在いまだ最終的な妥結を見ていない、こういうことは……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○田邊分科員 いま堀委員の質問にもありましたが、最近老齢人口がふえてまいりましたけれども、それに伴うところの疾病も非常に多くなっておるわけでありまして、老人対策は国の全体の施策からいって非常に重要になってまいりました。したがって、われわれは、この老人問題について総合的な対策を講じてもらいたいと思っておるわけでございますけれども、その中でも、施設に入所できるところの老人については一応の手だてが講じられるようになってまいりました。まだまだ不十分な点が数多くありまするけれども、しかし、それはそれとして、また改善の道があると思うのであります。問題は、全国に散在するねたきり老人あるいはまた手足が不自由で……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1972/05/18、32期、日本社会党)

○田邊委員 各公述人の方々のお話を聞きましたが、最終的に替否の御意向はありまするけれども、いまの政府が出しておる案そのものでいいという方は八人の方々どなたもなかったように思いました。なるほどと思ったのでございますが、そこで、時間がございませんから簡単にお聞きをいたしますが、水野さん、これをどういう形で赤字対策を行なっても、一、二年でまた赤字になるという形ですね、医療費の値上げ等も予測されるわけですから。で、いろいろ病気にならないような方策をとること、いろいろな実はくふうなり努力が必要なんですが、しかし、医療費の値上げを見たときに、今後の赤字になるということは、これは避けられない。これは一体、端……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○田邊分科員 大都市圏の人口が稠密になってまいりまして、その生活やあるいは産業を円滑に行なうために必要なのは何といっても水でありますが、この水の問題は日本の今後の経済にとって非常に重要なことでございまして、私は西村大臣が前に建設大臣の当時に実はしばしばお伺いしたことがあるわけでありまするが、水需要の問題と水資源の開発の問題にしぼって簡潔に質問をいたしたいと思います。  建設省は昭和四十一年度から約五カ年の日時を費やしまして広域利水調査をいたしました。この第一次報告書というのを私いただいておるわけでございます。いままで民間に委託をしておったり、いろいろな産業計画会議やその他水の問題に対して論議を……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1972/03/18、32期、日本社会党)

○田邊分科員 社会保障の充実強化が叫ばれておる中で、特に老人に対するところの諸政策は、その中の大きな柱として注目を浴びているわけでございます。私は、この老人問題については、常日ごろから、大臣あるいは政府当局に対して所信をただしてまいりましたから、きょうはその多くを省かせていただきますが、しかし、その基本になりますところの老人問題は、ただ単に救貧なりあるいはまた老後の生活あるいは健康に恵まれないお年寄りに対して恩恵を与えるという形ではなくて、長く社会のために貢献をしてまいりましたお年寄りに対して社会全体が責任を負う、こういう立場でなければならぬと思います。したがって、老人問題のいわば帰結するとこ……



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データ更新日:2023/02/05

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