このページでは佐々木秀世衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○佐々木国務大臣 このたび運輸大臣を仰せつかりました佐々木秀世でございます。 もとより浅学非才でございますので、何とぞ皆さま方の御指導、御鞭撻を賜わりまして、運輸行政に支障のないように私自体も一生懸命つとめたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。 ただ、この際一言御報告申し上げたいと存じますが、長い間たいへん皆さま方の御心配を賜わっておりました海員ストが、昨晩十時三十分、労使双方の方々においでを願いまして、双方でお話し合いを願っておったのでありますが、ごくわずかなところでなかなかまとまりませんものでしたから、大臣の私のほうから一つの案を提示いたしまして、国民も非常に心配され……
○佐々木国務大臣 金丸委員お説のように、運輸行政というのは非常に重大な、ことに地方開発に使命を持っていると存じます。そういう関係でございますので、ただいまの国鉄の問題などにつきましてもたいへんな赤字を出しているからといって、ただ単に赤字だ黒字だということだけで、地方鉄道ないしはまたA・B線なども含めましてこれの処置を簡単に左右するというわけにはまいらぬと思います。地方地方の実情をよく勘案いたしまして、また地方住民の意見を尊重いたしまして対処しなくてはならぬ、こう考えておりますので、金丸委員と同じ考えを持っております。
【次の発言】 国全体の輸送計画からお話し申し上げますことは、われわれはやはり……
○佐々木国務大臣 御承知のとおり国鉄財政再建に対しましては、当委員会において前国会からいろいろ御審議を願い、しかも皆さま方の御好意によって衆議院は通過し、参議院であのような結果になって、おそらく全体の問題に対して、いろいろな問題に対する話し合いがただいまやられていることだろうと思うのです。私はまだ就任して二カ月そこそこで、詳しいいきさつはまだよく存じておりません。しかし、何とかして先般参議院で流れました再建法についてはあらためて御審議を願わなくちゃならぬということで、それらの問題について詳しく検討を始めたい、こう思っているやさきでございますので、いまこの六百億ですか、この問題等の処置については……
○佐々木国務大臣 昭和四十五年度の運輸省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。 まず、一般会計について申し上げます。 歳出予算現額一千九百十三億二千百二十四万円余に対し、支出済み歳出額は一千八百八十四億九千七百七十一万円余でありまして、差し引き二十八億二千三百五十二万円余のうち、翌年度へ繰り越した額が十八億七千四十三万円余、不用となった額が九億五千三百九万円余となっております。 次に、特別会計について申し上げます。 まず、第一に、木船再保険特別会計でありますが、収納済み歳入額は四億四千五百二十一万円余であり、支出済み歳出額は一億八千八百四十七万円余で……
○佐々木国務大臣 お尋ねの点は貨物輸送の問題かと思いますが、御承知のとおり、国鉄の貨物輸送の状況は、いろいろな経済の状況の変化によって大きく変わっていると思います。しかしながら、今日、この輸送の内容あるいは将来の計画等におきましては、現在の輸送計画に加えまして、たとえば、私も就任してまだ日が浅いものでございますから、国鉄内の専門語一つ勉強するにも――さっきも答弁の内容を読ましていただいたのですけれども、ロットということばがあって、ロットというのは一体どういうものだと言ったら、一つのまとめた荷物のケースのようなものをロットというんだというようなことを聞いて、にわか勉強中でございますから、知ったか……
○佐々木国務大臣 岡本さんは航空公害に非常に御熱心で、私、運輸省に参りましてからも何回かお会いして、大阪空港の実情はよく身にしみていろいろお話を承りました。住民の方々もさぞお困りであろうということはよくわかります。ただ、こういうように時代が進んでおります今日、しからば航空関係を全部廃止するかというわけにもまいりませんので、先般お話ししたように、大阪は日本の経済の中心になっております。また、こういうような航空の発展した今日は、大阪から飛行機を抜くということは、世界の経済の中心になっております大阪の立場等も考えなければなりませんので、それらを勘案して将来の航空行政というものをやらなくてはなりません……
○佐々木国務大臣 先生御指摘のように、私、運輸省の所管を拝命いたしましてからまだ一カ月そこそこでありますから、大事な気象業務につきましてはさほど勉強はしておりません。ただ、御案内のように、気象観測というものが非常に身近なものでありまして、毎日の国民生活が気象に関係のないものはないと承知しております。そういうような大事なものでありながら、比較的、なれと申しますか、空気や水と同じように特別な関心をはさまないということは非常に遺憾だと思います。だから予算の措置などにいたしましても、わずかな予算を節約した結果、大きな災害をこうむるというようなことが間々あることはよく承知しておりますので、今後のいわゆる……
○佐々木国務大臣 ただいま委員長から発言を許されまして、委員の皆さま方に二百おわびとごあいさつを申し上げたいと存じます。 去る六日の未明に起きました北陸本線の事故並びに日航機のハイジャック問題、あるいは引き続きまして九州の日田彦山線の火災事故と、相次ぎましての不祥事件を起こしまして、皆さま方にたいへん御迷惑をかけまして、何ともおわびの申し上げようもございません。この詳細につきましては、加藤政務次官より皆さま方に御報告を申し上げたと聞いておりますが、私は、六日の予算委員会の途中におきまして、予算委員会のお許しをいただき、また、運輸委員長の御了解をいただきまして、六日午後四時の新幹線で現地に参り……
○佐々木国務大臣 委員長のお許しをいただきまして、この予算委員会、国会を通じまして、国民の皆さま方に運輸大臣として心からおわびを申し上げなければならない二つの事件が起きました。 それは、一つは北陸本線におけるところのトンネルの火災事故であり、もう一つは日航機の乗っ取り事件であります。ほんとうに残念なことでありまして、その事件の内容を御報告申し上げ、心からおわびを申し上げたいと存じます。 まず、北陸本線北陸トンネル列車火災事故について御報告を申し上げます。 本日、一時十分ころ、北陸本線北陸トンネル内において、急行旅客列車、十五両編成でありますが、前から十一両目の食堂車から出火し、多数の乗客……
○佐々木国務大臣 お答え申し上げます。 外航船に対する利子補給の問題でありますが、御承知のとおり、海国日本といたしまして海運業は非常に重大な問題であります。しかし、戦後、壊滅いたしました船舶、造船関係につきましては、最初計画造船ということで、利子補給を兼ねた国の非常な助成をしなければならないという方針でございました。国と国民との一体となった努力によりまして、今日三千五十万トンという世界一の現状を築きましたことは、御承知のとおりであります。 しかしながら、この情勢に従いまして、お話しのようなもう利子補給は要らないのじゃないか、こういう声が出ていることは承知いたしております。しかしながら、昨年……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。