このページでは大橋敏雄衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○大橋敏雄君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されております中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法案について質問をいたしたいと思います。 先ほど、後藤議員の質問に対しまする労働大臣の答弁は、きわめて皮相的であり、納得いくものではございませんでした。私がさらに質問申し上げますので、どうか質問の内容をよく聞かれまして、一つ一つ適切に答弁をお願いしたいわけでございます。 しょせん労働政策の目標は、常に労働者の権利を守り、その生活の安定と福祉の向上を目ざし、強化、促進さるべきものであると思うのであります。 わが国は、昭和三十年代に、世界でも類を見ない経済成長を達成いたしましたが、……
○大橋敏雄君 私は、公明党を代表いたしまして、健康保険法及び厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案並びに同修正案に対し、反対の意見を表明するものであります。 御承知のとおり、今回の政府提案になる原案は、政府管掌健康保険の赤字を理由に、標準報酬の上下限の改定、保険料率の引き上げ、賞与からの特別保険料徴収、さらには保険料率の弾力的調整まで行なおうと意図した、健保の改悪法案であります。すなわち、積年の保険財政悪化の根本的原因を徹底的に究明することもなく、安易な赤字解消の道を求め、中小企業及び零細企業従事者を対象とする政管健保の被保険者に、国が一方的に過酷な負担を押しつけ、低賃金の中からさらに高い……
○大橋(敏)委員 私は、北九州市の洞海湾の汚染問題と、同じく北九州市にいま起こっております降下ばいじん問題と、それから機関庫公害といいますか、この三つの問題点を若干お尋ねしてみたいと思います。 答弁者の時間の関係で、特に国鉄関係の答弁者は非常に時間のことを気にしていらしゃるようでございますので、順番を変えて先にお尋ねいたします。 公害問題が全国的にクローズアップされてきている今日でございますが、聞きなれないことばではございましょうが、私は、機関車公害といいますか、機関庫公害といいますか、そういう問題をまず取り上げてみたいと思います。 その事例といたしましては、福岡県の直方市にある直方機関……
○大橋(敏)委員 私は、ただいま話題にのぼっております失対事業に関連いたしまして、いろいろな事実を示しながら政府の見解をただしてみたいと思っております。 まず最初に、いまここに私が掲げております新聞は、天下の公党、日本共産党の機関紙、赤旗でございます。その三月七日、三月八日付の新聞でございますけれども、常に彼らは真実を追求し、国民の自由を守り、権力の圧政と戦い、正義の味方と称しておられる日本共産党のりっぱな機関紙でございます。これに掲載されております記事の内容でございますが、私には納得のいかないことばかりなのでございますので、失対問題に関連した内容でございますので、お尋ねする次第でございます……
○大橋(敏)委員 関連して。労働大臣が急に用件ができて席をはずされると聞きましたので、私も一言お尋ねをしてみたいと思います。 きょう審議されております法律の改正案は、いわゆる労働者に対する一応の援護法案でありまして、私はその趣旨については決して反対するものではございませんけれども、まだまだこまかい問題になりますと、いろいろと検討しなければならぬ内容がたくさん含まれております。それについてはあとで古寺議員のほうから質問すると思いますが、要は企業そのものが健在であることが私は前提条件だと思うのです。 きょうの一般新聞に「企業倒産ふえ始める」、町の金融に申し込み殺到、こういう見出しで現状が報道さ……
○大橋(敏)委員 私もいまの問題に関連いたしまして質問をいたしたいと思いますが、先般起こりました大阪のガス爆発事故というのは、いまもお話がありましたように、ほんとうに悲惨そのものでございます。おそろしい事故でございますが、この事故が自然発生事故といいますか、あるいは不可抗力的な事故であるというならば、まだまだ考えようもあると思いますけれども、今回の事故はいわゆる人災である。ここに深くこの問題を究明しなければならない事柄がひそんでいると思います。二度とこのような悲惨な事故を起こさないためには、まず原因を徹底的に追及することである。つまり原因をはっきり把握して、その原因を取り除かない限りは、再び起……
○大橋(敏)委員 ただいま児童手当審議会の審議経過とその問題点の骨子の報告がなされたわけでございますが、いまその内容をお伺いしておりまして、率直に感じましたことは、全く期待はずれの内容だ、こういわざるを得ないわけでございます。いまも大臣みずからおっしゃいましたように、この報告については、去る二月の二十一日、わが党の矢野書記長が、予算委員会において、児童手当問題について大臣並びに政府当局をきびしく追及して得たその結果として、少なくとも審議会の答申がおくれたために四十五年度実施は見送りとなった。したがいまして、八月までには答申を仰いで、そして四十六年度の概算要求にそれを組み込み、あわせて立法化もす……
○大橋(敏)委員 第六十三国会において日雇健保の修正案がついに廃案になった。それに応じまして、直ちに擬制適用の廃止が打ち出されたことによって、いまや大きな社会問題が起こりつつあるわけでございますが、この廃案になったいきさつにつきましては、いろいろとうわさもされているわけでございますけれども、結果的にはいわゆる一片の厚生省の通達でもって四十一万人という大ぜいの擬制適用者を切ってしまう。つまり四十一万人という人々の健康と生活を脅かすようなことが現実になされた。これはもう重大問題である。率直に私もそのように感じております。確かに日雇健保の財政面は憂慮されるべきいわゆる危機状態にあることは、われわれも……
○大橋(敏)委員 私は、精神病の問題についてお尋ねするわけでございますが、時間が非常に制限されておりますので、答弁のほうはひとつ簡潔に、的確にお願いしたいと思います。 精神病院に関しましては、よく撲殺だとか、あるいは虐待、最近は焼死事件などが起こりまして、最近非常に精神病院の問題が目立ってきているように感じます。しかしそういう中にもとにかくごく一部の事件がさも全体的に行なわれているような印象を与えられて、その関係者がさらに不安を抱くというようなことも起こっているようでございます。またその反面、先般火災事故が起こりました、集団脱走をはかった入院患者六名の放火が原因である、こういわれておるあの栃……
○大橋(敏)委員 時間が非常に制約されておりますので、きわめて簡単にお尋ねしたいと思います。きのう、おとついと公害対策特別委員会で論議され、話題になりました田子の浦のヘドロの問題なのですが、いわゆる都市、産業廃棄物については厚生省が所管である、そういう立場からいきますと、この田子の浦の海上投棄の問題について、もう少し厚生省としては明確な立場でものを言うべきではないか、私はそう思うわけでございますが、さきおとついの科学技術特別委員会の席におきましても、厚生省のある課長さんの答弁等を聞いておりますと、きわめて抽象的で無責任きわまりない答弁である、こういうふうに考えるわけであります。まず、この田子の……
○大橋(敏)委員 私は、新規中学校、高等学校卒業者についての労働力の需給状況はどうなっているかという問題について若干質問をしたいと思っおります。実は先月のことですけれども、たまたま社労の理事の皆さまと一緒に、ジュネーブのILOの国際事務局で、ILOの事務局長代理という人といろいろと懇談する機会を得たわけでございますが、その事務局長代理がお話ししていた中に、日本の経済成長の驚異的な姿には感心している、またいろいろとその問題について研究もしているけれども、問題は、経済成長がそのまま雇用の増大あるいは安定というものに直結していない、むしろ潜在失業者といいますか、そういうものが著しく増大しているところ……
○大橋(敏)委員 私は老人問題についてお尋ねしてみたいと思います。 先月のことでございますが、四十五年度版の厚生白書が、たしか十月二十三日だったと思いますけれども、その内容とともに一般新聞に紹介されていたのを私見たわけでございますが、その記事を基本としまして、いまからいろいろとお尋ねしてみたいと思います。ですから、私がいまから申し上げるのはその新聞に発表になりました厚生白書の内容でございますので、あるいは記事の間違いがあるかもしれません。もしそのときには遠慮なく指摘してもらいたいと思います。 今度の白書の内容を見た場合、非常に特色ある内容になっているなと感ずるのは、従来の厚生白書の総論を見……
○大橋(敏)委員 連日の委員会でさぞやお疲れと思いますけれども、国民のための問題でありますので、しっかりがんばっていただきたいと思います。 私は、内政問題、中でも特に社会保障問題を中心にお尋ねしてみたいと思います。 わが国は、経済大国日本といわれるほど、いわゆる自他ともに許すだけの成長を遂げました。確かに自由諸国では第二位という偉大な成長でございますが、その反面、何と申しますか、国民所得は世界自由諸国の中では十九位という低い位置におります。ということは、いわゆる国は栄えて国民は貧乏だ、富国貧民の姿、こういう姿が出ておりますが、これはやはりわが国の社会保障制度、その姿勢そのものに私は問題があ……
○大橋(敏)委員 今度の公害国会といわれたこの臨時国会でございますが、根本になる公害基本法がいろいろと改善されるというものの、内容は非常に問題をはらんでおります。いずれにいたしましても、経済の発展の調和条項が削られたということは、環境保全あるいは人命尊重という立場で、いわゆる公害防止は厚生省が中心で今後進んでいくんだ、このような考えに立ってまず間違いないんじゃないか。大臣の決意をまず要求し、しかも今後の対策に対する熱意をお願いする次第であります。 さて今回提出されました廃棄物処理法案は、その目的の中に示されておりますように「この法律は、廃棄物を適正に処理すること等により、生活環境の保全及び公……
○大橋(敏)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 自然公園法の一部を改正する法律案に対 する附帯決議(案) 政府は、自然公園の保護を強化するため、次 の事項について配意すべきである。 一 汚水排水設備の新設等に際しては、その資 金に対する金融上の措置を講ずること。 二 湖沼等を指定した際既に設置している施設 よりの汚水の排出及び特別地域内の河川への 汚水の排出については、適切な行政指導等を 行なうこと。 三 汚水排出許可基準の設定に……
○大橋(敏)委員 私も関連して質問させていただきますが、今国会において事業団の雇用促進住宅の用地取得に関しまして、深い疑惑が持たれたわけでありますが、先ほどお話があっておりましたように、事業団が持つ使命またはその役割り、そういう観点から考える場合に、非常に残念でありくやしい思いがします。先ほどから理事長からるる答弁があっておりましたけれども、まだ疑惑はさっぱり晴れません。今後この問題はさらに追及されていくことであろうと思いますけれども、先ほどのお話では、五、六年前の話で――確かに事件そのものは三十九年あるいは四十年の問題ではありますけれども、私は、前の問題だからこれでいいのだという問題ではない……
○大橋(敏)委員 安中のカドミウム公害がこれほどまでに問題化してきたそもそもをいえば、岡山大の小林教授による中村登子さんの臓器のいわゆる分析がなされまして、その結果が非常に高い濃度であったことからであります。安中カドミの公害はほんとうに深刻そのものでございますけれども、御承知のとおりに、これまでイタイイタイ病というのは大体骨をおかしていく、そういうもののみを認定してきたわけでございますが、今度の中村登子さんに見る例からいきますと、新しいイタイイタイ病の姿が出てきているわけであります。われわれも新聞に発表された分析資料等からこれを重視して、いろいろとその対策に乗り出しているわけでございますが、実……
○大橋(敏)委員 きょうは勤労者財産形成促進法の法案の中身について実は質問していく予定であるわけですが、この法案の中に雇用促進事業団の果たす役割りというものはきわめて重要なものであります。したがいまして、前々回から、この促進事業団にまつわる黒い霧の問題が国会で非常に騒がれてきたわけでございますが、この法案の中身に入るにあたりまして、まずそうした黒い霧についてすっきりして入っていきたいということから、きょうの参考人の要請になったと思います。 そこで、いままで武部委員からこまごまと質問されましたので、私はそうした詳細については割愛するといたしましても、一言で言いまして、たとえば関東物産あるいは日……
○大橋(敏)委員 私は、公明党を代表して、本案に対し賛成の意を表するものであります。 近年わが国の賃金水準は次第に上昇し、勤労者の所得もわずかに向上しつつあるところでありますが、住宅その他の資産については、欧米諸国に比してきわめて低い水準にとどまっていることは否定できません。このため、勤労者が自主的な努力によって、住宅、預貯金あるいは有価証券等の財産を持ち、生活の長期的な安定向上を奨励助長するための制度として、今回政府は本案を提出したわけでありますが、本法案の内容をつぶさに検討し、また本委員会における各党委員の質疑を通じても明らかなごとく、本制度は、当初西ドイツにおける制度にならい労働省がま……
○大橋(敏)委員 厚生年金保険法の審議にあたりまして、ただいま大原委員から冒頭に、年金は一体何のためにあるのかというようなきわめて端的なしかも重要な質問がなされておりました。厚生年金保険というのは、結局は労働者の老齢あるいは廃疾または死亡などによって年金や一時金を支給して、労働者やその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与していくもの、ここにあくまでも目的がなくてはならないし、それを土壌にして一切が展開されていかなければならないと私も考えるわけであります。そういう立場から逐次質問していくわけでありますけれども、きょうは大蔵省を呼んでおりますが、他の委員会の関係で時間がないようでございますので、質問……
○大橋(敏)委員 きょうは朝からずっとの質疑応答でかなりお疲れになっていると思いますけれども、答弁だけはひとついいかげんなものでないように、最初に御要望申し上げておきます。 私は、初めに雇用失業情勢の問題から入ってみたいと思いますが、何人かの委員の質問、その答弁を聞いておりまして、大体の方向は理解できたわけでございます。経済の高度成長が続き、雇用は確かに拡大はされました。しかしながら、その雇用情勢というものは非常にアンバランス的な要素を生じております。いわゆる若年労働者は労働力不足ということであるし、また中高年齢者の雇用の不安定、就職難というものはきわめて深刻な問題となっているわけでございま……
○大橋(敏)委員 参考人の皆さんにはほんとうにきょうは御苦労さまでございます。皆さまの肉体的御疲労のところも考慮されまして、質疑応答の時間がきわめて制限されておりますので、御答弁のほうは簡明に、要領よくお願いしたいと思います。また、私の党からもう一名質問することになっておりますし、これは医療の専門家でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず最初に、小山先生にお尋ねいたしますが、学者という立場から率直な御意見を聞きたいのでございます。 その一つは、今回の改正案と抜本改正との関係についてどのような御意見をお持ちであるかということです。私が言うまでもなく、健康保険の改正案が国会に出……
○大橋(敏)委員 先般、九州全域を襲いました台風十九号は、当該地域の住民の生命、健康あるいは生活、産業経済等に甚大なる被害をもたらしたものでございます。わが党といたしましても、直ちに台風十九号九州地方災害援助調査団を編成、派遣しました。私もその一人といたしまして、八月の六日から鹿児島、宮崎、熊本県の被災地地域にわたりまして、つぶさに調査してきたわけでございますけれども、その惨状は筆舌に尽くせないものがございました。私は、まず、今回の災害において数多くのとうとい命を失われました方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、また、けがをなされた方々に対しまして、心から厚くお見舞いを申し上げる次第でござ……
○大橋(敏)委員 私は、保険医の辞退問題に関して若干質問したいと思いますが、去る七月一日に日本医師会の保険医が辞退をした、こういう問題は、たとえていうならば、夜、電灯のスイッチを突然切られた、そういう感じでございます。国民の戸惑い、不安、そして混乱というものはたいへんなものでございます。これまでにあらゆるマスコミが報道しているとおりでございますが、医師会にいたしましてもいろいろな事情や問題はあろうと思いますけれども、こういう非常手段に訴えたこと自体に対しては、われわれははなはだ遺憾だと思っている次第でございます。また、事が人間の健康やあるいは命にかかわる問題になるわけでございまして、それだけに……
○大橋(敏)委員 八月一日をもちまして保険医総辞退の問題が終止符を打たれたということについては、国民の一人といたしまして非常にうれしく思っていることでございます。しかしながら、突入されまして以来、国民が受けた不安あるいは混乱というものは、これは想像以上のものでございました。武見会長さんがおっしゃるとおり、その最大の原因は確かに政府の厚生行政の怠慢にあります。しかしながら、だからといって今回日本医師会のとられたこうした総辞退という手段というものは、われわれは遺憾でならないのであります。新しい時代の国民のためのよい医療を確立したい。今度の事件を通しまして、私どもも武見会長さんの気持ちはわからぬでも……
○大橋(敏)委員 わが国の精神病院における事故とか事件が続発しておりますけれども、精神病院に関係しまして若干質問するわけでございますが、まず最初に確認しておきたいことがございます。
それは昭和大学附属烏山病院の院長であった西尾友三郎氏が国立久里浜療養所に九月一日付をもって赴任されたと聞いておりますが、これは事実かどうかということです。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、わが国の精神病院でとかく事故あるいは事件等が続発しておりますけれども、実は先般、たしか二十一日だったと思いますが、厚生省に予算要求の申し出をやりました際、政務次官ではございましたが、精神病院の実態についての資料を要求……
○大橋(敏)委員 きょうは朝から国鉄の生産性向上運動にまつわる不当労働行為の問題で、同僚議員が数々の事例を持ち出して指摘したわけでございますが、私はそれを聞いておりましてほんとうに遺憾でならない。常識では考えられないような事柄が、北は北海道から南は九州の果てまで起こっている。これは、国鉄総裁がきょうの談話の中にも「現実は有史以来の難局に直面しております」とおっしゃっているとおりだと思いますね。もともと、このマル生運動というものはILOの、いわゆる人間尊重の労使関係を実現しようという、つまりフィラデルフィア宣言に基づいたものでございましょう。また、総裁自身もこのようなことをおっしゃっていますね。……
○大橋(敏)委員 さきの予算委員会で、いわゆるドル・ショック問題または繊維問題等がかなり深く審議されていたわけでございますが、それは経済的な問題あるいは商業ベースの問題がかなり多いように思われました。要するに労働者の立場でという話は少なかったように思いますので、きょうは、私は労働者の立場に立ちまして、そういう問題をお尋ねしていってみたいと思います。 雇用・失業情勢というものの、いわゆる策定といいますか見通しといいますか、そういうものは、わが国の社会情勢あるいは経済事情あるいは世界の動向等、総体的にひっくるめたその上で、当然そうした掌握の上から策定され、それに対応する施策が行なわれるのだろう、……
○大橋(敏)委員 ただいま同僚の古寺議員から国鉄の新幹線工事に伴う労働災害あるいは採石場の労災事故等についていろいろな角度から指摘していったわけでございますが、私もこれから労災事故に関係いたしまして質問申し上げるわけでございますけれども、感ずるところ久しく労働災害の一番原因は何かということで問題になってきたことは、いわゆる企業側が、つまり産業優先で人間生命軽視にあると常々これはいわれてきておりますけれども、まだまだこの姿勢というものは改まっていない。底流にはその精神は昔とちっとも変わらないんだと、このようなことを感ぜずにはおられないのであります。 実は去る二十六日の日に新日鉄八幡製鉄所戸畑地……
○大橋(敏)委員 時間が非常に切迫しておりますので、簡単に質問したいと思いますが、私は、労働基準法に関連いたしまして、若干お尋ねするわけでございますが、今日のわが国の経済成長というものは、異常といわれるほどなし遂げてきたわけでございまして、御承知のとおりでございます。ところが、その産業優先の企業の姿勢の中に、常に労働者が長時間、低賃金というものを押しつけられてきた、こういう点について、われわれは事実をもって常に労働省に指摘してきたわけでございますが、労働省といたしましても、そういう問題を重視なさいまして、労働基準法研究会という労働大臣の諮問機関ですか、そこにいろいろとはかっていらっしゃっておる……
○大橋(敏)委員 佐藤総理大臣、それから原さん、あえて原さんと言わしていただきますが、私は御承知のとおり公明党の議員でございます。そして、ただいま社会労働委員会の理事といたしまして、野党の立場から福祉行政の推進にがんばっている一人でございます。 その私が、去る一月十六日の日曜日の日に北九州の地元においてこの新聞を見ました。これは読売新聞でございますが、それの一面に原労相が成人式で暴言、「養老院へ行くのは我利我利亡者だ」と、こういう見出しでございます。いま申し上げました立場で働いております私の心境はお察し願えるでしょうか。しかし原さんは、もともと人情家だということも聞いていましたし、まさか何か……
○大橋(敏)委員 本日は社会労働委員会における厚生大臣の所信表明に対して質問することになったわけでございますが、この所信表明の冒頭に大臣みずからお述べになっておるように、いままでわが国の福祉行政というものは日陰に置かれていたといいますか、それがようやく明るい太陽のもとに出てきたという時期である。「福祉優先の声は、蓄積した経済力を社会資本への投資と福祉向上に充てるべきであるという政治の基本姿勢としてとらえられるに至っております。」まさに厚生行政の好機到来である、だから厚生大臣である私もその心境に立って今度は大いに力を入れたつもりだといってずっとお述べになっているわけでございますが、この中身につい……
○大橋(敏)委員 私は沖繩の円・ドル問題等に関連いたしまして、若干質問してみたいと思いますが、御承知のとおりに五月の十五日が沖繩復帰の日になっているわけでありますけれども、それを目前にいたしまして、沖繩県民の心情といいますか、それはむしろ復帰不安におののいているという実情であるようでございます。特に基地労働者の大量解雇、あるいは賃金の一ドル対三百六十円切りかえ要求問題等々で、現在沖繩では、全軍労あるいは県労協等のストも行なわれておるわけでございますが、まず最初に、こういう不安におののいている沖繩の労働者の立場を、労働省としてどのような立場でそれを見、そして考え、今後手を打たれようとなさっている……
○大橋(敏)委員 昼休み抜きで審議するということでたいへんであろうと思いますけれども、これも国民のためだと思ってがまんしていただきたいと思います。 実は援護法につきましていろいろと質問を準備したわけでございますが、いま後藤委員の質問で私が聞きたいと思ったことはほとんど聞かれましたので、重複をなるべく避けたいと思いますが、あるいは重複するかもしれませんけれどもお願いしたいと思います。 先般、横井庄一さんがグアム島から奇跡的に生還なさったわけでございますけれども、こういう一件がありまして厚生省、特に援護局がクローズアップされてまいりました。また有名なことばに、これは佐藤さんが言ったことばですが……
○大橋(敏)委員 関連して質問させていただきますが、いま田邊委員からいろいろと質問がございましたが、私も、いままでの質問はそのまま同感でございます。 さらに、私は斎藤厚生大臣に責任を追及したいものがあります。なぜならば、あなたは何回国民にうそをつけば気が済むのかということなんです。私は、政治家で最も要請されるものは、その誠意、実行力、責任感だと心得ております。最初に申し上げました誠意については、私は、斎藤昇さん個人的につき合った場合は、これは私はそういう印象を持ってきました。しかし、あなたが厚生大臣の座にすわられたときは、それが消えていきますね。いまも指摘があったとおりです。ましてや実行力あ……
○大橋(敏)委員 私に与えられております時間は非常に少ないのでございますが、まず参考人の方方に順を追って一人ずつ最初に全部聞いてまいりますので、お答えのほうを、要領よくまとめていていただきたいと思います。 まず最初に、近藤参考人にお尋ねするわけでございますが、先ほど小川参考人のほうからこういう話がありました。抜本改正案がまとまらないうちに、すでに政管健保の財政対策案が国会に提出されたということはまさにさか立ち論である。私はそれを聞きながら、全く同感だという感じでございますが、私はそれをもう一歩進めまして、日本の医療は、医療基本法というもので、それこそレールががっちり敷かれて、そのレールの上に……
○大橋(敏)委員 佐藤総理、人生において人の出処進退ほど重要なものはないということを聞いておりますが、あなた自身一国の行政府の最高責任者でございます。当然そういう立場にいらっしゃるあなたならば、もうすでに心の中ではおきまりであろうと思います。私も、遠からず去っていかれることと思いますが、そのあなたに、うしろから切りつけるような感じにはなりますけれども、私は、きょうはあなたにどうしても言わなければならぬことがございます。 まず、私が初めてこの国会に参りました昭和四十二年、そのときもこの健康保険の改正案が提出されておりました。私は、御承知のとおりに医療に関しては全くのしろうとでございます。しかし……
○大橋(敏)委員 大臣に初めにお尋ねいたしますが、いままで廃棄物の処理問題についていろいろ議論がなされてきたわけでございますが、何はともあれ、ものごとを解決しようと思えば実行、そして行動力というのが非常に重大な要件になるわけでございますが、この行動力、実行力というものは、ものごとの認識、評価の違いによって相当変わってくるわけでございますけれども、この廃棄物についての大臣のまず認識の程度をお尋ねをしてみたいと思うのです。と申しますのは、これはちょっとさかのぼりますけれども、政管健保の問題については、これは制度の崩壊の危機だということで、言うならば、厚生省の総力をあげてそれに取り組まれていたという……
○大橋(敏)委員 私は、カネミ油症の問題について若干お尋ねしたいと思います。 御承知のとおり、カネミ油症事件が発生しまして、もうすでに四年を経過したわけでございますが、その患者の皆さんの症状というものは、よくなるどころか、だんだん悪化の一途をたどっておるという実情にあります。そういう実態をわが公明党は調査いたしまして、その調査結果に基づいて、何とか油症患者の救済を、政治的な配慮をということで、厚生省に質問状を参議院の小平芳平の名前でやったわけでございますが、先般厚生省からその返事がまいりました。いわゆる回答がまいったわけでございますが、それは油症は公害ではない。そして公害関係法律による患者救……
○大橋(敏)委員 時間が非常に制約されておりますので、答弁のほうは要領よくお願いしたいと思います。 ただいま私が手元に持っております本は、日本評論社発行の月刊「労働問題」という雑誌でございます。この中に、「急がれる有給教育休暇の検討」小山泰蔵先生の論文が出ているわけでございますが、私はこれを拝読させていただきまして、非常に興味を覚えるとともに、その重要性を深く感じますがゆえに、本日若干の質問を行ないたいと思います。 まずその冒頭に、「本年五月から六月にかけて開催されたILOの第一八三回理事会は、「有給教育休暇」を明一九七三年に開催される第五八回ILO総会の議題とすることを決定した。」このよ……
○大橋(敏)委員 私は限られた短い時間の中で、大体四つにまたがる問題を聞きたいと思いますので、答弁のほうは簡潔に要領よくお願いしたいと思います。 まず最初に、先月の社労委員会、たしか九月十二日だったと思いますが、そのときにブラジル移民のお年寄りの問題、あるいはサンパウロ日伯援護協会の招聘で厚生省の森専門官が参るというようなことを取り上げたわけでございますが、その質問に対しまして、塩見厚生大臣あるいは外務省の方のきわめて前向きな御答弁がありまして、そのことがすでに現地に伝わりまして大きな反響を呼んでいるわけであります。 実は私の手元に現地から新聞のリコピーが次々と送られてきております。そうい……
○大橋(敏)委員 私も関連質問をさせていただきます。
大臣にお尋ねいたしますが、今回のルバング島の元日本兵の事件、そして先般大きな話題になりました横井さんの事件等を見られまして、大臣はまずどういうことをお考えになったか、どう感じられましたか、その感想を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 感じることは大体同じだと思いますけれども、特に家族の方、なくなられた小塚金七元一等兵、せっかく生きた姿があらわれて、わかったときにはまた、射殺された。何という悲しい知らせであったでしょうか。その家族の人の心境に立ってみると、もうお気の毒でものの言いようもないほどでございます。
そこで私が大臣に訴え……
○大橋(敏)委員 私も今度政府から提出されております農業者年金基金法案関係資料に一通り目を通させていただいたものでございますが、先ほどから先輩委員がいろいろな立場から追及しておりますように、今度の農業者年金法案は、農業者が年をとってからのいわゆるる社会保障と農業政策の転換という立場からこの法案ができ上がっているようでございまして、中身は非常に複雑な感じを受けます。 まず私は農林大臣にお伺いいたしますけれども、これまでのわが国の農政は、率直に言って失敗であった。その原因についてはいろいろと論議されておりますけれども、最大の原因は、農業政策に対する長期的な計画あるいはその見通しの甘さにあったので……
○大橋(敏)分科員 私は、児童手当に関しましていまから数点お尋ねしたいと思いますが、実はきのうわが党の小川分科員がすでに質問したと思いますけれども、それをさらに掘り下げまして、確認の意味も含めましてお尋ねするわけでございますので、明確なる答弁をお願いいたします。 私がここで申し上げるまでもなく、国民の児童手当の実現に対する期待というのはこれは言うまでもない。また児童手当が必要であるかないかとかいう問題は、もう論議され尽くされております。当然必要であるという結論に達しているわけです。というわけで、まず国民のいま児童手当に対する関心といいますか、期待というものは何かといえば、国がいつ実施をするの……
○大橋(敏)分科員 私は失対関係につきましてお尋ねいたしますけれども、失対就労者の中で、特に議員の不正受給の問題が国会や地方議会でも取り上げられまして、いまや大きな社会問題になってきております。私はこの際、きょう新しい事実を申し述べるわけでございますが、その事実を含めて労働省の見解をただしてみたいと考えております。
以下具体的に質問いたしますが、まず最初に大臣にお尋ねいたしますけれども、先般私は社会労働委員会でこの種の質問をいたしましたが、その後具体的にどのような措置をとられたか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 時間に制限がありますので、答弁のほうは的確簡明にお願いいたします。いまか……
○大橋(敏)委員 私は、廃棄物処理法案を中心といたしまして若干質問いたします。 いまや第二の公害としてクローズアップされつつある都市産業廃棄物でありますけれども、この日本の廃棄物、いわゆるごみの一日の排出量は百万トンも排出される。この量のみでなく、その質の内容に至っても、化学産業の進展によりまして多種多様化しております。それの及ぼす被害のほうも多様化しているわけでございますが、人間の生活環境を正常かつ健康的に維持するためには、いかなる廃棄物もすみやかにその生活圏から除去、処分されなければなりません。ごみの発生から処分に至る一連の移動というものは、きわめて重要な問題であります。つまり、ごみの発……
○大橋(敏)分科員 本国会で非常に焦点となっております三K問題があります。すなわち米、国鉄、健康保険の問題でありますけれども、それとともに大きな話題を呼び、あるいは問題とされているのに、失対事業の打ち切りの問題があるわけであります。今回中高年齢者の雇用促進に関する特別措置法案というのが閣議決定されて、いまだ関係委員会には付託にはなっておりませんが、すでにその内容等がマスコミ等で報道されておりますし、その関係者はきわめて不安を覚えております。この法律の名前は中高年齢者の雇用促進に関する云々ということでございまして、名前から受ける内容は何も失対打ち切りではないという感じを受けないわけではありません……
○大橋(敏)分科員 総理も福祉なくして成長なしと言われておりますし、一九七〇年代はいよいよ内政充実の時代に入ったといっても過言ではないと私は思うのであります。そこで私は、社会保障関係予算のその一部について、具体的な問題を取り上げまして大臣の理解を深め、認識を深めるとともに、どうしても大蔵大臣に前向きの答弁というよりも決定的な答弁をいただきたいという気持ちでここに立った次第でございますので、その点よろしくお願いいたします。 時間もずいぶん延びましてお食事なさる時間もなくなってきたようなお話を聞いておりますので、私も結論から申し上げますと、児童福祉の中に特別児童扶養手当制度があります。これは重度……
○大橋(敏)委員 私は社会労働委員会に所属している立場から、本日のこの連合審査に臨んでいるわけでございますが、社会労働委員会というのは申し上げるまでもなく、社会保障あるいは社会福祉を力強く推進していこうという委員会でございます。そういう立場から実は去年でございましたか、佐藤総理のことばを思い出すわけでございますが、福祉なくして成長なし、有名なことばになっておりますけれども、その中身は必ずしもそのことばと一致をしておりませんが、わが国の内政の中で特に福祉政策の拡充、充実強化というものは最大の課題になっていることは、御承知のとおりでございます。私はそういう立場から、きょう運輸大臣等に若干の質問を申……
○大橋(敏)委員 公述人の皆さまに対しましては、本日はたいへんお忙しい中、ほんとうに御苦労さまだと思います。わが国の医療危機に関しまして、その問題について先ほどからいろいろと御意見を賜わり、また御見解を賜わったわけでございます。非常に参考になったわけですけれども、お話を伺っておりますと、ただいま当委員会で審議をされておりますいわゆる政管健保の財政対策案、これが中心にいろいろ論じられたと思うわけです。しかも賛否両論とはいうものの、賛成者側の方も非常に歯切れの悪い態度でものを言っていらっしゃったように伺いました。私は、もっと重要な問題が論じられなければならない。と申しますのは、われわれも今日当委員……
○大橋(敏)分科員 私は、北九州市の洞海湾等に関連いたします質問を若手いたしたいと思います。 まず第一に、去る二月二十六日だと思いますが、わが党の市会議員の調べによりまして、若松のメッキ工場から、排出基準の九百倍だといわれるほどの総クロムがたれ流された――一千八百PPMだというのですけれども、それが洞海湾にたれ流されたという事実が実は明らかになったわけでございます。すでに質問通告をいたしておりましたので、この件について環境庁としても地元にお問い合わせになったと思いますが、どのような報告がなされたのか、特にたれ流された原因といいますか、その理由ですね、その点をまず御報告願いたいと思います。
○大橋(敏)分科員 大臣や関係局長さん等もたいへんお疲れであろうと思いますが、私が最後でございますので、がんばっていただきたいと思います。 地方住宅供給公社というのがありますが、それに対する建設省のものの考え方、それともう一つは北九州市にあります遠賀川の河口ぜきの事業計画の問題、この二つをお尋ねしたいと思うわけであります。 まず、住宅供給公社の問題でありますけれども、わが国の住宅不足は、私が申し上げるまでもなくきわめて深刻な状態にあろうかと思います。建設省のお仕事の中でも、住宅政策というのは非常に大きなウエートを占めて施策がなされておると思うのでありますけれども、この住宅難解消に対する種々……
○大橋(敏)分科員 私は、ため池の井樋の問題と、もう一つはいま話題になっております、政府が持っております古古米とそれからお百姓さんが持っていらっしゃる新米との交換問題、この二つをお尋ねしたいと思うのです。 まず最初に、ため池の問題を取り上げたいと思いますけれども、実は私の選挙区は筑豊炭田をかかえているわけでございますが、筑豊地方といえば、だれでも御承知のとおり非常に疲弊し切ったところでございます。これは石炭が終わりまして、ほんとうに見るからにみじめな地域になっているわけでございますが、そうしたいわゆる石炭産業の後退に伴いまして、あと、産炭地域の振興ということでいろいろと議論されている中で、特……
○大橋(敏)分科員 私は、きょうは、ある意味の喜びといいますか、期待を持っていまこの場に立っているわけでございます。と申しますのは、日ごろ田中通産大臣のお人柄等につきまして、私は深い思いで見詰めてきた一人でございます。実は、私の選挙区の中には、産炭地域といいまして、一時代は黒ダイヤということでどえらい景気がよく、しかもわが国の経済をささえたといわれるほどの場所にあったわけでございますけれども、現在は非常に落ちぶれたといいますか、エネルギー革命の影響とそれから政府の石炭政策のいわゆる後手後手政策といいますかおくれのために、犠牲を余儀なくされているというのが筑豊の皆さん方である。私は、あの筑豊に参……
○大橋(敏)分科員 私は、北九州市の山田弾薬庫の問題に関しまして、若干お尋ねしたいと思うのでありますけれども、これはもうすでに同僚議員等からこの問題が提起されているとは思います。しかし、私は北九州市の市民の一人として、百万市民の気持ちを代表しまして、きょうはどうしても防衛庁長官に心情を訴えたい、こういう思いで実はここに立たせていただきました。 御承知のとおりに、北九州市の山田弾薬庫は、去る二月の十五日に米軍からいわゆる全面返還されたわけでございます。ところが、そのあとに自衛隊が肩がわりに入ってまいりまして、聞くところによりますと、引き続いて自衛隊の弾薬庫にしたい、こういう防衛庁の見解であるよ……
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