このページでは浦井洋衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○浦井洋君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部改正案について、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 この改正案でまず問題にしなければならないのは、その内容が国民の期待に沿うものであるかどうかという点であります。先ほどからの論議でも明らかなように、この改正案は赤字対策だけではないか、あるいは抜本的対策になっていないではないかなど、多くの批判がございます。これは、単に与野党間のやりとりというだけではございません。社会保険審議会におきましても、反対の意見が強くて、意見を一本にまとめて答申を出すことができなかったのであります。また、医療団体、労働組合など、国民各界、各階層が一斉に反対を……
○浦井委員 私は、共産党を代表いたしまして、時間があまりございませんので特に住宅の問題、できれば土地政策、こういうところまで主として大臣にお尋ねをしたいと思います。 御承知のように、政府の総理府が行ないました昭和四十三年十月の住宅統計調査によりますと、建設省の基準二人で九畳、四人で十二畳、こういう基準でいきましてなお三百六十万世帯が住宅難で困っておられる。こういう数字が出ておるわけでございます。特にその傾向は大都会でひどいわけでございますが、私の住んでおりますところの神戸におきましても二人で九畳、それから四人で十五畳というような少し甘い基準でいきますと、ほほ半数の世帯の方が狭小過密住宅に住ん……
○浦井委員 私、共産党を代表いたしまして、この河川法施行法の一部改正について二、三質問をさしていただきたいと思うわけです。 この改正案についてまず考えなければならぬことは、この改正案が国民にとりまして有利なものであるかどうかということが、判断のメルクマールになるのではないかというふうに思うわけでございます。具体的に申し上げますと、この改正案によりまして治水事業が進むのか、あるいは治水事業がむしろ萎縮し、後退するのかというような点から判断していかなければならぬというふうに考えるわけでございます。治山治水事業というのは、直接的に国民の生命、財産にかかわりのある重要な事業でございますけれども、その……
○浦井委員 私は、建設業に従事する労働者の労働災害とそれから職業病、そういうようなことについて質問したいと思うのですが、建設省並びに労働省関係の方にお尋ねします。 ここに持ってきておるのですが、御承知のように、労働省の労働基準局の出しております「安全の指標」、これで全産業の四十三年度の死傷者数を見ますと、大体昭和四十一年度から、それまで減ってきたのが、カーブが横ばいないし鈍化してきておるわけなんです。死亡者だけを見ると、せっかく年間六千人を割っておったのが、四十三年には六千人を再びこえるというような状態になっておりまして、必ずしも喜ばしい傾向とは言えないのじゃないかというふうに思うわけなので……
○浦井委員 いまこの建設委員会にかけられております道路に関する四つの法案ないし一部改正でございますが、それぞれの違いはございますけれども、いずれも有料道路に関するもの、または有料道路に非常に深い関係のあるものでございます。 有料道路が取り入れられてからすでに十数年になるわけでございますが、その間、非常に有料道路というものが発展してきておるわけでございます。ここにちょっと数字を申し上げますと、有料道路事業というものが、道路投資額より見ますと昭和二十九年に二十一億円、それが四十四年には二千六百九十五億円、実に百三十倍になっておるわけでございます。そしてこの額というものは、一般の道路事業に対して四……
○浦井委員 私は、共産党を代表いたしまして、このたびの本州四国連絡橋公団法案について質問をいたしたいと思います。 時間がないのでひとつ簡潔にお願いしたいのですが、本州と四国の間に橋をかける、こういうことにつきまして、これは本州と四国の交通の安全であるとか、あるいは四国の経済発展に貢献するものであるというふうに考えて、私どもの党は、連絡橋をつくるということについては賛成をいたします。そして、この連絡橋のできることによって、四国の四百万住民の生活が一そう豊かになる、そして業者の営業が発展するということが当然なければならないというふうに考えるわけでございます。ところがこの公団法案を見ますと、必ずし……
○浦井委員 私、政務次官にお尋ねしたいのです。 たしか前々回だったと思うのですが、大臣に、道路というものはやはり無料、公開ということが原則ではないかということをお尋ねいたしました。それに対しまして大臣は、それは原則である、しかし、そういうことを守っていたんではなかなか道路ができないというお答えをいただいたわけでございますが、この問題をさらに引き続いて、きょうは大臣おられないので、政務次官にお尋ねしたいのですが、いま提案されておりますところの公社法案によりますと、地方の幹線道路を公社方式で建設し、そして有料にしていく、こういうことになっておるわけですが、そういたしますと、前々回に指摘さしていた……
○浦井委員 私も引き続いて大阪のガス爆発についてお聞きしたいのですが、事故が起こった当初、通産大臣も、この事故は高度成長によるひずみだというふうに言われております。そうですね。だから、そういう意味では、私はやはり人災だというふうに考えるわけです。したがって、この事故でなくなられた方々には非常にお気の毒だと思います。それから、非常な損害を受けられた方もたくさんあります。こういう方々に対しては、やはり公的にできるだけ補償をすべきだというふうに考えるわけなんです。補償の問題につきましてはひとつあとで質問したいと思うのですが、まず最初に、やはりこういう事故が起こった、非常に悲惨な事故なんですが、再び繰……
○浦井委員 私は、共産党を代表しまして、この建設業法の一部改正について二、三質問をさせていただきたいと思います。 まず一番初め許可基準の問題でございますけれども、許可基準の第一に「五年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者」、こういうふうになっているわけなんですが、これは一体どのようにして認定されるおつもりなのかという点をお聞きしたいと思うわけです。というのは、いままで大工さん、建設業で働いておって腕もみがいてきた、そしてやっと一人前の親方になった、多少のお金もできたので独立した建設業者になりたい、そういうときに、さっき言いましたように五年間の経営業務の管理責任者としての資格の認定を……
○浦井委員 私は、日本共産党を代表して建設業法の一部を改正する法律案に反対する態度を表明いたします。 法案の提案説明では、「施工能力、資力、信用に問題のある建設業者が輩出して、粗悪工事、各種の労働災害、公衆災害等を発生させるともに、公正な競争が阻害され、業者の倒産の著しい増加を招いている」、それゆえ建設業者の資質の向上などのために、従来の業者の登録制を許可制に変えるのだと説明されています。しかし、この制度では、弱小の建設業者の淘汰はできても、業者の質の向上ははかれない、こういうふうに考えるわけであります。なぜなら、資力、信用のない業者の生まれる条件は、もっとほかにあるからであります。 わが……
○浦井委員 私もきょうが最後になりますので、一番問題になります住宅の問題について、主として住宅公団の問題について質問をしたいと思うわけです。住宅公団は、五月の四日に本年度の事業計画を発表されておるわけなんですが、まず最初に、その問題について二、三質問したいと思うのです。 最初、多少家賃の実情を述べさせていただきますけれども、四十五年度の賃貸住宅の平均家賃が一万七千四百六円、これは前年度よりも一一・五%の値上げの見通し、最高は三万円をこすだろうというふうにいわれておるわけですが、三万円をこすというようなことになりますと、これは、もう公団住宅は庶民にとりまして高ねの花ということになるわけで、こう……
○浦井委員 初めに大臣に聞きたいのですが、今度の国会は公害国会だと言われており、この建設委員会にも下水道法の改正というものが出ておるわけなんですが、建設関係ではほかにいろいろ公害があるわけです。地盤沈下であるとか、あるいは建築騒音であるとか、日照権の問題、こういうものがあるわけなんですが、そういうものに対する対策は今度の臨時国会に出されておらない。一体法改正そのほかのどういうような対策を持っておられるのか、特に、大臣には、建築騒音と日照権の問題についてどのように考えておられるのか、この点を最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 騒音と日照権の問題について大臣の見解をお聞きしたわけなんです……
○浦井委員 一番初めに政務次官にちょっと御意見なり感想なりをお伺いしたいのです。 私、つい最近新聞を見まして非常に感じたことがあるわけなんです。それは政務次官も御承知だと思うのですが、ことしの十一月二十三日に、都内で、四畳半の間に親子六人が寝ておって、そしてふとんの中で赤ちゃんが圧死をされたという記事が出ておるわけでございます。その一家は都営住宅に入居申し込みをやって落選した直後だった。非常に象徴的に現在の住宅難の様相をあらわしておるというふうに私ども思うわけでございます。 つい最近、私さらに足立区のほうに行きまして、そして非常に住宅に悩んでおられる都民の皆さん方の実情を見てきたわけでござ……
○浦井委員 私、きょうは都市問題で、時間があまりないので、都市再開発の問題について突っ込んで大臣にお聞きしたいと思うのですが、その前に、これは新聞の報道によるわけですが、本四架橋の問題で大臣が十六日に参議院で答弁されておるわけです。この前の特別国会で、協力をいたしましてこの法案を通したわけですが、そのときに、三ルートについて同時着工ということをしきりに強調されたわけなんです。それが、十六日の大臣の御答弁によると、一斉にスタートするとは言えないというような表現をされておる。こうなりますと、これは新聞報道にもありますように、時差着工ということもあり得るというふうに私は理解するわけです。そこで、この……
○浦井委員 この法案で二、三質疑をしたいと思います。 残っておる問題があまりないようなんですけれども、一番初めに目的の項なんですが、第二の目的として、「水田の宅地化に資すること」というような表現で書かれておるわけなんですが、やはり住宅を建てるというところがおもな目的であって、その前段の「居住環境が良好で家賃が適正な賃貸住宅の供給」というところにおもな目的があるだろうというふうに私は思うのです。そうすると、この第二の目的の「水田」というような表現がこのままでは少し狭くなるのではないか。先ほどからいろいろな同僚委員からの質問がございましたのでおわかりだと思うのですが、たとえば市街化区域の中でも、……
○浦井委員 時間がだいぶおそいので、できるだけ簡単に要点を質問したいと思うのですが、私は、ニュータウンといいますか、大規模団地の問題について少し質問をしてみたいと思います。 初めに例をあげたいのですが、兵庫県の三田市に、現在神戸市と住宅公団が事業主体になって北摂ニュータウンを計画されておるわけでございますが、その中で、区域決定の際に二つの問題が起こっておる。 一つは、溝口地区という、いわゆる同和地区の立ちのきの問題でございます。一つは、西野上地区というところで、農民が長年農業をするのに必要な材料をそこで採取しておる。それが、片一方のほうは立ちのきを迫られるし、片一方のほうは立ち入り禁止という……
○浦井委員 時間がないので三点ほどお聞きしたいのです。 まずお聞きしたいのは、この法案の改正案ができたいきさつについてなんですが、建設省のほうとしては、当初、積み荷の是正というような、権限というだけでなしに、駐車違反とかいろいろな面での取り締まりもやれるようにしたいということであったけれども、警察庁のほうが強くそれに反対をされて、結局いまのような形になったというように聞いておるわけなんです。その辺、なぜ警察庁のほうで反対をされたのかという理由についてお聞きをしたいと思うわけなんです。 それで、そうであれば、建設省のほうとして、今回はこうだけれども、将来は、積み荷の問題だけでなしに、駐車違反……
○浦井委員 宅建業法の改正と、それから積み立て式の両方合わせて質問したいのですが、一番初めにお尋ねしたいのは、先ほどから言われておるように、今度の宅建業法の改正については、一部出てきておる悪徳業者を排除するということが一つの点になっておると思うわけでございますけれども、免許基準の整備をされるということなんですが、今度の改正案の第五条の第一項のところの五番目の項で「不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな者」が欠格事項としてあげられておるわけなんですが、具体的にはこれはどういうような事例をさすのか、ひとつ教えていただきたい。
【次の発言】 そこで、ひとつ具体的な問題を出したいと思うのですが、こ……
○浦井委員 私は、きょうは、交通騒音の問題について建設省の意見を聞きたいと思うわけですが、道路があって、そしてその上に自動車そのほかのいろいろな交通機関が通るというときに発生する公害には、排気ガス、それから振動、それからテレビ、電話の聴取障害、さらには日照権の問題などがあるわけなんですが、その中でも、特にきょうは、交通騒音といいますか、道路騒音といいますか、この騒音の問題についてお尋ねをしたいわけでございます。 特に、最近の大都会で、道路沿いの住民の方々からいろいろな苦情が持ち込まれておるわけでございます。生活環境が破壊されるという問題が全国至るところで起こっておるわけで、何としてでもこれは……
○浦井委員 私は、静岡県の大崩海岸と、兵庫県の相生の高取峠の、この事故に関連いたしまして、建設行政の問題についてお尋ねしたいと思います。 大臣御承知のように、四十三年の八月に岐阜県の飛騨川で大きな事故がありました。そして、その直後に、局長名で「道路の災害による事故防止の強化について」という通達がされておるわけです。ところが、それにもかかわらず、四十五年九月十八日、これは三十八年に起こったわけですが、高知県の落石事故に関する最高裁の判決があった。それに影響されて、今度は、建設省は、「道路管理の強化について」という通達を出されている。ところが、今度また、七月の五日に、静岡県の百五十号線の大崩海岸……
○浦井委員 私、関西新空港について大臣とそれから航空局長にお尋ねしたいのですが、十一月の八日から三回ほど飛行機を大阪湾に飛ばされたわけですね。それに関連して大阪湾沿岸の住民、ひいては全関西の住民がいま一番知りたいと思っておることを代表して聞きたいと思います。 まず第一番は、あの三回の試験飛行でこういうことはわかったのかという点です。晩秋から冬にかけてやられたということになるわけですが、春や夏あるいは秋というような気象条件のときに一体音の伝わり方がどう変わるかということはわかったのか。それからそれに関連するわけですが、風向きとか風の速度、こういう影響で騒音がどう変わるのか。それから音の伝わり方……
○浦井委員 なくなられた方に哀悼の意を表するとともに、けがを受けられた方が早くよくなることを祈るわけであります。 今度の実験の大体の前提、ことしもつい九月の台風二十五号で千葉県下だけでもがけくずれで五十六人の方がなくなられた、こういうようなことで、国民的な要望として危険な個所に対する科学的な調査が非常に要望されておった。これにある程度こたえた実験であるということで、実験そのものは技術者の良心に基づいた、非常に精神的な意義を持ったものであるというふうに思うわけでございますけれども、現実にこうして事故が起こってきたということで、その実験のやり方に非常に大きな認識不足があったのではないかというふう……
○浦井委員 私は関連質問といたしまして、大蔵省と建設省、それから公団、その三つに質問いたしたいと思います。 けさ方からの論議によって、大蔵省の十三日の発言は軽率であるということで、この新聞発表は消えたものだというふうに私理解をするわけです。それはさておきまして、その新聞発表を見てみますと、格差を是正するのだ、それから一般の物価とつり合っておらないから、古い公団家賃を値上げするのだということで、非常にこまかい計画数字をあげておられるわけなんです。私は、この住宅を建てるのは、これは建設省の仕事だ、公団家賃の値上げあるいは値下げをきめるのは、これは建設大臣だというふうにいままで理解をしておったわけ……
○浦井委員 私、きょうは大臣の所信表明に対する質疑として、居住環境、特に日照問題についてしぼってお尋ねをしたいのです。 まず、最初にお尋ねしたいのですが、大臣、WHOというのは御存じでしょうな、世界保健機構。――いやそれで安心したわけですが、WHOが一九六一年に健康な住宅環境の基準をつくっておるわけです。ここで、住宅の基本は四つのファクターだというふうにきめておるのですね。それは何かといいますと、安全性がしっかりしておる、それから二番目は健康性、それから三番目が効率性、四番目が快適性、この四つの性質が完備しておらなければ健康な住宅環境であるといえないというふうにはっきりと言って、これが世界じ……
○浦井委員 住宅金融公庫法の改正の問題で質問をしたいのですけれども、その前に、その一番底にございます住宅全般の問題について一、二、大臣に御意見をお伺いしたいと思うわけなんです。先ほどからの、あるいは前回からのいろいろな他の委員の方の御質問で、はっきりしてきたわけなんですが、沢田調査官に、第二次五カ年計画、四十六年度から発足したわけですが、大体御意見を総合いたしますと、やはり民間自力建設部分、四十六年度は落ち込んだとは言われないわけですけれども、何とかしたいということですけれども、少なくとも横ばいである、当初の予定よりはやはり少し低いというようなことになるだろうと思うわけなんですが、大体そういう……
○浦井委員 それでは、下水道事業センター法案について質問をしたいと思います。 まず、藤尾政務次官に最初に確認をしておきいのですが、今度のこの法案は、ここに「目的」が書かれておるわけなんですが、特に下水道の技術者が不足しておる。その中でも十年以上あるいは相当経験を経たベテランの技術者が少ないというのが、下水道事業を促進していく上で一つの大きな隘路になっておる。しかも現在、数少ないそういう技術者も、いままで下水道事業がある程度やられてきておるところの指定都市そのほかの大都市に偏在しておるということでこの目的が一つ唱えられておるわけなんです。それと同時に、このセンターの「設立」の項を見て見ましても……
○浦井委員 私はきょうは、地代家賃統制令が昨年の暮れに告示によって改正をされた、この問題を取り上げてみたいと思うわけです。時間が半時間ということなので、要点だけ、住宅局関係の方並びに大臣にお尋ねをしたいと思います。 私、まず最初に申し上げておきたいのは、この統制令というのは、過去四回も国会に提出をされて、廃案あるいは審議未了という形になった。それだけを見てもなかなか撤廃されないだけの理由がある、存在理由のあるものだというふうに思うわけなんです。しかし一方で、零細な地主あるいは家主さんなどから、統制家賃と統制外家賃との間に格差がある、あるいは統制家賃の額が非常に低いということで不満もある、端的……
○浦井委員 まず最初に治山治水五カ年計画についてお聞きしたいのですが、これは時間がないので数字のほうはこちらで申し上げますけれども、四十七年度を第三次五カ年計画の最終年度とみなすと、そうすると河川とかダムとか砂防、その合計、こういうものの事業費における達成率というのは大体どのくらいになるものですか、ちょっとお聞きしたいのです。
【次の発言】 九七%ということは、三%は第三次五カ年計画が達成できなかったということなんですが、これも非常に遺憾なことだと思うのです。それと同時に、これは事業費でいくわけですが、年々人件費だとか材料費、こういうものが上がっておるわけですから、五年前にきめた金額ということ……
○浦井委員 澤竹さんにたくさんお聞きしたいのですが、いろいろ大阪に関してのお話をお伺いしたのですが、津竹さんは水道の専門家でいらっしゃる。だからこの場合には、淀川下流と大阪府、市あるいは阪神水道企業団、この範囲を含めてひとつお答え願えればはなはだ幸いであると思っておるわけなんです。 まず、工業用水の問題なんですが、工業用水は先ほどのお話しのように、大阪の場合、生産額に比べて非常に使用量の伸びが鈍化してきておる。非常に企業としても努力をしておるというお話なんですが、木村先生がその前に言われたように、大阪の工業用水の場合、回収率がたとえば福岡であるとかあるいは千葉ですか、こういうところに比べて非……
○浦井委員 大臣に初めにお尋ねしたいのですが、三月の末に、マイナス一・五メートル、毎秒四十トンということで三県知事と取りきめをされたということなのですが、私いろいろなものを読んでみたりあるいはお話を聞いてみても、極端に言えば、聞けば聞くほどわからぬようになるわけなんですが、その内容についてひとつお尋ねをしたいと思う。たとえばこういう質問をしたいのですが、滋賀県側の意見を聞きますと、あの取りきめは、マイナス一・五メートルが水位低下の最高限度なんだ、だから大体一メートルくらい水位が低下し出すころから下流のほうにも相談を持ちかけて節約をしてもらいながら、できるだけマイナス一・五に押えたい、二メートル……
○浦井委員 新都市基盤整備法の質問をしたいと思いますが、まず最初に、この事業を全国で八カ所考えておられるというお話なんですが、どういうような自然的な条件のところを考えておられるのか。山林あるいは原野、農地、いろいろなのがあると思うのですが、どういうところを考えておられるか、それをひとつ建設省にお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、その辺はいまのところはまだ地価は比較的安いというふうに考えてよいわけですね。
【次の発言】 そうすると、そういう新都市整備をされまして新都市ができ上がる、あるいは完全にでき上がらない前に必然地価が上がっていくだろうというふうに思われるわけなんですが、その辺のおおよ……
○浦井委員 首都圏にまず最初にお尋ねをしたいわけなんですけれども、今度の法改正を見てみますと、昨年十月に出された第一次の百部圏整備審議会の答申からいろいろな点で後退をしておるように思うわけです。この点を私はそれなりに理解をするわけなんですが、業界からもいろいろな要望が出ておる、あるいは自治体の意見もまちまちであるということで、それなりに私自身も理解はしておるわけなんですけれども、その点について少し意見をお聞きをしたいと思うのです。 たとえば東京都の隣にある埼玉県の川口市の例を取り上げてみます。これはなぜ取り上げるかといいますと、今度の改正で具体的には五百平米から千平米の工場敷地のところが問題……
○浦井委員 労働省に来ていただいていると思うのです。私、一昨年の三月二十五日、建設委員会で、建設業、土木業あるいは運輸業、そういうところで使われておるところの大型の機械車、たとえばショベルカーであるとかブルドーザーであるとかフォークリフトであるとかそれからクレーンカー、こういう大型の機械車に乗っておる人たちの中で、振動が非常にきつい、それから無理な作業姿勢をやっておる、そういうことで新しい職業病が頻発しておるということについて質問をしたわけなんですが、その後特にこのいろいろな機種の中でフォークリフトに乗っておる人たちが何人か、それぞれの地方の労働基準局に、専門家の意見を添えて労災認定をしてほし……
○浦井委員 武内先生と村田先生に限ってお尋ねをしたいのですが、私ここに「現代内科学大系」という本を持っております。これは私も医者なんで、先生方も御承知だと思うのですが、内科医に限らず、医師全体がこの本を教科書のように見ておるわけなんです。この六九年度版の中に「イタイイタイ病」という項があります。そこに武内先生が執筆をされておるわけなんですが、ここではカドミウムが第一の引き金である。そして第二の引き金としていろいろな栄養障害、ビタミンDの不足であるとか云々ということが書かれてあるわけなんです。これかきょうの先生のお話では変わったということになるわけなんです。そうしますと、第一点は、これは教科書み……
○浦井委員 生野鉱害について私お尋ねをしたいわけなんです。時間がないので要点をお尋ねします。まず通産省に、きょう初めにお断わりしておきますが、推積場関係についてだけお尋ねをしたい。 この生野の鉱山には宮ノ谷堆積場があるわけなんですが、この堆積場は企業に言わせますと、非常に金をかけて近代的な設備をしたんだということで、崩壊防止という観点、それからカドミウムをはじめとした重金属の流出防止という観点で完全だというふうなことになっておるようでございますけれども、この生野鉱業所を監督指導しておる立場の通産省としては、そのように考えておられるかどうか、この点をまず第一に……。
○浦井委員 建設行政全般についてはひとつ大臣の所信表明を期待して待って、そのあとでやりたいと思うのですが、それがやられない前でも、多くの国民は緊急に何とかしてほしい、特に建設行政にかかわる問題でたくさんの要望を持っておるわけです。そこできょうはその中の一つの問題を取り上げてみたいと思うのです。 それは土地区画整理事業の問題。四十七年の建設白書に、土地区画整理事業についてこういうふうなことが書かれております。「既成市街地における生活環境の整備」、それから「新市街地における良好な住宅地の大量供給」、さらに「新市街地における開発の誘導などを目的として、今後の市街地整備の主導的役割りを」土地区画整理……
○浦井委員 時間が二十分なので、一点にしぼってお尋ねをしたいわけなんですが、すでに問答があったように、障害福祉年金を受給しておるところの盲人の母が、次男の児童扶養手当を受けたいということで申請したところ、それが却下された。 これで裁判を起こしたところ、神戸地裁はこれは憲法第十四条第一項に違反するという判決を九月二十日に下した。この問題について、私は主として大臣にお尋ねをしたいのです。 私は、この判決というのは全く当然のものだと思う。すでに六十五国会でわが党の寺前議員もこの問題を取り上げたわけでございますけれども、大臣に端的にお聞きしたいのですが、政府としては、直ちにこの判決に従って、具体的に……
○浦井分科員 きょうは土地問題について二、三お伺いしたいと思いますが、御承知のように非常に住宅難でございます。その住宅難の大きな原因に、やはり用地の取得の困難性ということがあると思うわけなのです。私、東京都へ行ってまいりましたのですが、やはり非常に東京都でも、都営住宅その他の建設で用地難で困っておる。ある場所に都営住宅を建てるとき、いろいろな公害があるという環境の悪い場所、みすみす公害があるとわかっておっても、そこに都営住宅などを建てざるを得ないのだというような実情も伺ったわけなのでございます。そこでクローズアップされてまいりますのが、やはり米軍基地の問題でございます。実は一昨年の八月八日、五……
○浦井分科員 私は、空港周辺の航空公害、特に騒音の問題にしぼってお尋ねしたいと思うのですが、まず大臣に基本的な問題についてお尋ねしたいと思います。 御承知のように、現在伊丹空港の騒音の問題で、大阪の地裁で裁判が行なわれておるわけなんですが、その裁判記録を読んでみますと、残念ながら、運輸省は大体一貫してこういう精神で臨んでおられる。被害と騒音との相関関係というものははっきりしておらないというような前提で、たいした被害はないんじゃないかというような態度をとっておられるように私はお見受けするわけなんですが、しかし、実際に訴状を読んでみましても、被害を受けている住民の側からはいろいろと問題が出ておる……
○浦井委員 もう、他の委員からいろいろ質問がありましたので、私、重複を避けて、少し違った角度から質問をしたいと思うのですが、この公有地の拡大の推進に関する法律案は、公共用地の取得が非常に困難になってきておるから、それを打開するために出されたというふうに思うわけですが、私も、特に、市街化区域内の土地の先買い制度というものは必要だと思うわけです。しかし、先ほどお話がありましたように、非常に微温的であるといいますか、この程度のやり方ではたして公有地が拡大できるものかどうか、効力がどれくらいあるものかという点が、これを検討すればするほどはなはだ疑問になってくるわけなんです。そこで、先買い制度の問題を取……
○浦井分科員 私は、建設省、兵庫県、芦屋市、日本住宅公団、兵庫県住宅供給公社、日本建築センター、こういうところが主催をして今回実施しようと考えております工業化工法による芦屋浜高層住宅プロジェクト、この問題について建設省その他の御意見をお伺いしたいというふうに考えておるわけです。 このいただいた「提案競技募集要項」によりますと、この競技の趣旨というものは「市街地における高層住宅団地において、住宅等の工業化工法の開発を促進し、良質な高層住宅のコスト・ダウンを図るとともに、あわせて住環境の向上に必要な施設の整備を図り、」云々と、こういうふうになっておるわけなんですが、この点は間違いないですね。
○浦井委員 私は、この決議案の第一項から第四項までは賛成なんでございますけれども、問題が第五項にあると思います。「民間宅地開発事業について、住宅金融公庫による公共公益施設整備資金の融資を検討すること。」ということになっておるわけでございますけれども、この住金から関連公共施設に対して融資をするということによって、大きな建設業者あるいは宅造業者がいままで以上に利潤をあげられるというようなことになるし、さらに低利の公庫の資金を融資するということになって生ずる利益をそういう大きな業者が取得できる、こういうことになるわけでございますので、本来住金は設立の趣旨からいって個人の小口融資を本来の目的としておる……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。