このページでは浦井洋衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○浦井洋君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、老人保健法等一部改正案について、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 本題に入るに先立ち、お伺いしたいことがあります。総理は、近く訪中して、中国側からA級戦犯合祀の分離による靖国公式参拝再開の了解を取りつける方針だと伝えられています。ところが、このほど厚生省が憲法に違反して、A級戦犯を含む合祀に深く関与してきた事実が発覚をし、これまでの政府の言い分が内外の世論を欺くものであることが重ねて明白になりました。まず、この点につき総理の責任ある答弁を求めるものであります。(拍手) 言うまでもなく、靖国問題の核心は、天皇のための戦死と侵略戦争を礼賛……
○浦井洋君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国民健康保険法一部改正案について、総理並びに関係閣僚に質問をするものであります。 そもそも国民皆保険の根幹をなす国保は、事業主負担がなく、低所得者世帯が集中しているのが特徴であり、このため国保事業に対しては国が全責任を持ち、費用も国庫負担として財政的責任を果たすことによって成り立ってきた制度であります。この国民健康保険制度が今破綻の危機にさらされています。一九八四年から三年間に全国の九七・四%の自治体で四割近い驚くべき保険料引き上げが行われ、負担能力をはるかに超える保険料を強いられているところが少なくありません。保険料を払えない世帯に対し、政……
○浦井委員 けさ方厚生大臣、所信表明をお伺いしたわけであります。ペーパーがないので、全体を覚えておるというわけにいかぬわけでありますけれども、たしか、いつでもどこでも公正、公平にいろいろやっていきたい、福祉問題、医療問題、保健問題というようなことを言われたと思うのです。要するに、結論としては、政府がこの間発表した「長寿社会対策大綱」に沿って施策を実施する、一言で言えばそういうことだろうというふうに思うわけでありますが、大臣の言われたような格好では、政府の発表した「長寿社会対策大綱」というのはバラ色ではない。いろいろな人がいろいろな意見を言っておりますけれども、一体だれがそういう施策を実施するの……
○浦井委員 老人保健法等一部改正案につきまして、私の初めての質問をやりたいと思います。これからたくさん時間をいただいて慎重の上にも慎重を期して審議をしたいというふうに考えて、きょうはその第一段という意味で質問させていただきたいと思います。 それで、まず最初に、厚生省の出しました「長寿社会にふさわしい老人保健制度の確立」厚生省老人保健部、これの五ページのところに「今回の老人保健制度の改正は、@適切な医療の給付及び給付と負担の公平化という方向をめざして進めてきた第一次段階の医療制度の改革の総仕上げであるとともに、A将来の医療保険制度の一元化をめざす第二次段階の改革への橋渡しとなる重要な改革です。……
○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております農林水産省設置法の一部改正案に対して、反対の討論を行うものであります。 本改正案は、農業問題が今日国際的重要課題となっているので、主として対外交渉に当たる次官クラスの農林水産審議官を新たに設けるという内容であります。そのような特別職が必要とされていることを一概に否定するものではありませんが、肝心なのは日本農業に対する政府の基本方針と、そこから生まれる農産物自由化に対する政策と態度であります。 この点で、戦後、自民党政府が農産物自由化に対してとった態度を系統的に見ても、また本日の委員会の審議からしても、政府の農業政……
○浦井委員 今審議されております改正案というのは、これは言うまでもなく在外職員の子女教育手当の加算限度額を上げるというもので、私はそれはそれとしてよいことだと思うのです。 しかし、問題は自己負担が完全に解消されるのかどうか。この間の質疑を聞いておりましても、自己負担のある子供さんの数が改正後も六・六%ある、こういうことでございまして、私は、本来在外職員の子供さんの教育費の自己負担というのはゼロにせよと言うところでありますが、限りなくゼロに近づけるべきだというふうに思うわけでありますけれども、ひとつ冒頭に大臣の御意見を伺っておきたいと思います。
○浦井委員 私は、いわゆる恩給欠格者の方々の問題を中心として、法案について質問をしたいと思うわけです。
まず最初に、何度も繰り返されることになるわけですが、平野さんにお尋ねしたいのです。この法案の趣旨というのは一体何ですか。
【次の発言】 そうすると、今言われた特別基金ですね。基金の目的というのは一体何なんですか。
【次の発言】 趣旨と基金の目的を言っていただいたのですが、私、お尋ねしたいのですけれども、その基金の趣旨と目的から見て、恩給欠格者に対して個人的な慰藉といいますか、個人給付と言ってもよいし、いろいろな言い方が出ておりますけれども、そういうことが可能であるということが言えるわけなん……
○浦井委員 まず最初に、今審議されております防衛二法の改正案について二、三質問をしたいわけであります。 いろいろありますけれども、改正案の一つの大きな柱に航空自衛隊の骨格組織を抜本的に改編するということが盛り込まれておる。これは一九五四年に航空自衛隊が創設されて以来の最大の組織改編だとも言われておる。去年の九月十日の朝雲新聞によりますと、「八四年に空幕防衛課内にプロジェクトチームが編成されて、約二年間の検討作業の結果、「骨幹組織の整備」計画が作成され、防衛庁の昭和六十三年度の業務計画にも反映された」、こういうふうにあるわけなんです。こういう経過を経て今度の防衛二法のいわゆる改正案というものが……
○浦井委員 私は、潜水艦「なだしお」衝突事故の問題に絞って、ひとつ竹下総理に所見をお伺いしたいのであります。 潜水艦「なだしお」と第一富士丸の衝突事故では「なだしお」の責任が極めて大きいということが、その後の各セクションといいますか、そういうところでの原因究明であるとかあるいは捜査によって一層明らかになってきておる。山下前艦長といいますかの責任は言うまでもないことでありますけれども、私はこの事故の根本原因というのは、海上自衛隊の軍事優先、人命軽視という本質にあるというふうに指摘をせざるを得ないのであります。 そこで、九月二日に横浜地方海難審判理事所が横浜地方海難審判庁に海難審判開始の申し立……
○浦井委員 この行政機関の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律案について若干の質問をしたいと思うのですが、まず高鳥長官にお伺いをしたい。 先ほどからも言われておるように、この法律案というのは「行政機関の保有する」ということでくくって、それから「電子計算機処理に係る」というところでくくって、そして「個人情報の保護」というふうな限定された分野についての個人情報保護の法案だというふうに私理解するわけであります。だからそこでは、当然総務庁として法案作成の過程ではプライバシーの保護が立法の動機となっておると私は思うのですけれども、長官にお聞きしたいのは、その動機になっておるのだという……
○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております行政機関の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律案に対する修正案の提案理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 プライバシーを保護するための法制度の整備は国民が強く要望しているところであります。コンピューターによる大量の個人情報の処理、保有に対するプライバシー侵害への危機感、諸外国や地方自治体でのプライバシー保護制度の確立がその背景にあり、そして警備公安など公権力による盗聴、スパイ行為や個人情報を取り扱う民間業者からの干渉を身に迫る危機として国民は痛感し、あるいは怒り、これらのプライバシー侵害を禁……
○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題になっております一般職の職員の給与等に関する法律及び国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 政府提出法案は、全く別々の法律改正を一本の改正法案として提出していますが、これは国会の審議権を制約する不当な手法であることを初めに指摘しておきます。 さて、政府案には、不十分ながら一般職職員給与を人勧に基づいて平均二・三五%引き上げる改善部分と、北海道、東北地方の寒冷地の中でも、特に厳しい地域に勤務する職員に支給する寒冷地手当の加算額を切り下げるという改悪部分……
○浦井委員 官房長官にお尋ねしたいのですが、新しい祝日としてみどりの日が設けられるということなんですが、それがなぜ四月二十九日でなければならぬのかということを簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いろいろくどくど言われましたけれども、要するに天皇誕生日をみどりの日というふうに名を変えて残そうという意図が見え見えてあるわけなんです。だから、天皇を特別の扱いをして、そのゆかりの日を祝日とするというようなことには私は反対をしておきたいと思うのです。
そのほかの祝日の件でありますけれども、御存じのように、憲法の原則というのは主権在民であります。天皇は、国政に関していかなる機能も有しない。も……
○浦井委員 法案に直接関係をした問題についてお尋ねしたいのですが、今度大使館を置くマーシャルとミクロネシアの二つの国というのは、アメリカと自由連合盟約を八六年に結んで独立をした、それを機会にして昨年十二月、日本が両国と外交関係を設けて、そして大使館を設置することになった、こういうことになるわけであります。 自由連合盟約というのはどういうものかといいますと、結局この両国の場合には安全保障とか国防権というものをアメリカにゆだねるということで、私いささか危惧するのは、これで完全な自治であるとか完全な独立が保障されるのかというふうに危惧をするわけです。 例えば、この二つの国がアメリカと自由連合盟約……
○浦井委員 法務省来ておられますか。――そうしたら、まず厚生省と提案者の方にお伺いしたいのですけれども、午前中から問題になっておる死というのは一体何なのかということについてお伺いしたい。
【次の発言】 生命というのは何ですか。
【次の発言】 提案者の方はどうですか。
【次の発言】 それはそうといたしまして、ここで脳死という新しい定義が登場してきたわけです。新しいデフィニションといいますか、これはやはり何といいましても国民大衆からは見えない死であるという表現も可能だというふうに思うわけであるし、それから先般来議論されておるように、心臓だとか肝臓だとか膵臓というような生死にかかわる臓器移植の問題に……
○浦井委員 鎌田参考人、参考人としてお招きをして、やや批判的な御意見を申し上げることになるだろうと思いますけれども、冒頭の御発言の中で、脳死、臓器移植について、社会的な合意というのは世論調査でもはっきりしているのだから早く国会と行政で決めて臓器移植をやらなければだめだと言われたように私は受け取ったわけであります。これはやや性急な御意見ではないかと思うわけです、鎌田先生がおられたイギリスにしてもあるいはアメリカにしても、前段階でかなり慎重な議論をして、その上で結論を出しておる。まして日本の国では、今問題になっておりますように和田移植の一件以来、これは議論をすることもタブーになって、全くのブランク……
○浦井委員 防衛問題に入る前に、せっかく海部内閣総理大臣御出席でございますので、きのう、きょうと国民の皆さん方が注目をしておられる例の消費税の見直し問題について、二、三御質問をしておきたいと思うのです。 総理はことしの九月の八日のバンクーバーの記者懇談で、十一月中に見直しの青写真を示すということを言われ、その後もたびたび十一月末決着を明言しておられる。きょうはもう師走ですね。十二月の一日であります。そういう国民へのたびたびの言明、公約が、結果としては十一月中には決まらなかったわけでありますから、守られなかったということになるわけです。どう反省されますか。
○浦井分科員 労働大臣、ひとつ私の話をとっくりと聞いていただいて、お答えを願いたいと思うのです。 私は兵庫県の神戸なのですけれども、御承知のように兵庫県の瀬戸内側には、造船、鉄鋼の大企業、大手がずっと並んでおるわけなんです。そこで問題は、そういう大手鉄鋼、造船が競い合って大合理化、あるいは結果としては人減らし、こういうことで今しょうけつをきわめておるわけです。そのやり方が非常にえげつないわけなんです。えげつないというのは、大臣おわかりだと思うのですけれども。それで、職制の人でも愛想を尽かして、早目早目に企業をやめる人もあるし、ほとんどのやめた人は、名目は自己都合になっていますけれども、実際は……
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