このページでは田中恒利衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○田中恒利君 私は、日本社会党を代表して、ただいま御説明をいただいた昭和四十四年度農業の動向に関する年次報告並びに四十五年度において講じようとする農業施策について、佐藤総理並びに関係各閣僚に御質問をいたします。 いま、全国の農民諸君が政府に対し強く求めていることは、一体農業はどうなるのだろうかという不安、何をつくればいいのかという疑問、そしてどう生きようかというあせりであります。政府は、これらの課題に対し、明快な解答を与えるべきであります。今回提示された農業白書がこれらの問いに答えるには、きわめて不十分であるといわざるを得ません。この白書が農民諸君に届けられると時を同じくして、米づくりをやめ……
○田中恒利君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案された農村地域工業導入促進法案について、佐藤総理並びに関係国務大臣に若干の質問をいたします。 昨年の暮れ、農林省は昭和四十四年度の農家経済調査を発表いたしたのでありますが、これによると、農業の所得は一戸当たり五十二万九千三百円、前年度に比べてわずかに二千三百円、〇・四%の増加にとどまっているのであります。この年の物価の上昇は六・四%でありますので、明らかに大幅な実質所得の低下であります。GNP世界第三位、経済成長率世界第一位を誇るわが国経済の中で、一千万人の就業人口を持ち、二千七百万人の農家人口をかかえる農業の所得が前年を下回るということ……
○田中恒利君 私は、日本社会党を代表して、ただいま辻原弘市君によって提案されました本院副議長荒舩清十郎君の不信任案に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 去る十一月十七日午後三時十五分、沖繩返還協定特別委員会において突如発生したできごとは、まさに、問答無用と言わんばかりの、力の政治をむき出しにした自由民主党の不法、不当の暴挙であり、安保、日韓に引き続き三たびにわたってわが国議会史上に最大の汚点を積み重ねたできごとであります。(拍手) この日、わが党楢崎委員によって、岩国基地に核が存在するとのきわめて重大な疑惑が提起され、これをめぐっての質疑の続行中に政府・自民党が答えた……
○田中恒利君 私は、日本社会党を代表して、ただいま政府より説明を受けました昭和四十六年度の漁業白書について、佐藤総理並びに関係国務大臣に質問をいたします。 まず、私は、この白書を読んで一番感じましたことを、率直に総理に申し上げねばなりません。 それは、毎年のことでありますが、漁業をめぐる現状の分析が行なわれ、課題が提示されていますが、それをどう解決していくかという大胆な政策展開に欠けている点であります。魚をとる漁民も、魚を食べる国民も、いまひとしく政治に求めていることは、漁業発展を阻害する条件、すなわち、海の環境汚染を改め、漁業資源の開発を進め、複雑な流通機構を改革して、良質のたん白質食糧……
○田中(恒)委員 私は九号、十号台風災害を中心にして、主として農業災害についてお尋ねをいたしたいと思います。 時間がありませんので、具体的に要点を御質問いたしますので、端的にお答えをいただきたいと思います。 まず第一は、天災融資法の発動は間近だとお聞きをいたしたのでありますが、同法第二条第四項の政令において次の三つの点が入るかどうか。まず第一は、漁船の範囲を五トン未満にするかどうか、第二は、漁具の範囲にいかだ、いけすあるいは、綱、網、こういうものが該当するかどうか。第三は、養殖物を経営資金の対象とするかどうか。この三つの点について、まずお伺いいたしたい。
○田中(恒)委員 私は今度初めて国会へ参りまして、初めて質問をいたしますので、多少上がり気味になる点もあるかと思いますし、なお最後のほうになりましたので、だいぶ前の方が考えておりましたことを大ざっぱに述べられておりますので、多少重複する点もあろうかと思いますが、お許しをいただきまして、ひとつ農民にお答えをしていただく、こういうつもりで御答弁をいただきたいと思います。 私は長い間農村を歩いてまいったわけですが、国会へ参りまして、総理大臣の農業に対するお考え、農林大臣の当委員会における所信表明をお聞きをいたしましても、何だか日本の農民がいま一番求めておるような問題に対してあまり的確な具体的な御回……
○田中(恒)委員 私は、提案をされております農業協同組合法の一部改正案を中心にいたしまして、今日きわめてきびしい農業情勢の中で、戦後日本農業のある意味では中核的な役割りを果たしてまいりました協同組合の生態と今日の問題に焦点を合わせつつ御質問を申し上げたいと思いますが、本日は大臣がお見えになっておりませんので、大臣に関する質問は後日またあらためて、留保をいたしたいと思います。 政務次官がおいでになっておりますので、二、三大臣に対する質問に関連する前提事項といたしまして、お聞きをいたしておきたいと思いますが、先般御提案になりました農業協同組合法の改正の提案理由の中に、集団的生産組織の育成というこ……
○田中(恒)委員 私は、農業協同組合法の一部改正につきまして、前回時間切れで、まだ予定をしておりましたものを十分にこなしておりませんので、大臣に対する質問の分野はあとにいたしまして、若干事務当局にお尋ねをいたしたいことを二、三質問をいたしたいと思います。
一つは、今回法改正で、信用事業の貸し出しにつきましては、みなし規定の適用をされる、こういうことになっているわけですが、その場合に、地方公共団体以外の営利を目的としない法人ということになっておると思うのですが、それは具体的にどういう法人かお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 それから、たいへん事務的なことになりまして失礼ですが、銀行……
○田中(恒)委員 私は日本社会党を代表して、政府提案の農業協同組合法の一部改正に反対し、社会党の修正案に賛成の立場で、以下若干の討論を行ないたいと思います。 政府提案に反対の理由は三つございます。 一つは、今回の農協法一部改正が、政府の総合農政を中心とする農地法改正との緊密な関連の中で進められている点であります。農地の流動化を促進する農地法改正につきましては、先ほどわが党の松沢委員のほうから討論をいたしましたが、農地法との関連のもとで、農業協同組合法の改善が進められるということを通して、私は二つの問題を指摘せざるを得ません。 一つは、日本の農業協同組合は、御承知のように明治の産業組合以来……
○田中(恒)委員 私は、御提案のありました昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部改正につきまして、若干の御質問をいたしたいと思います。 御承知のように、この制度は今日非常に劣悪な労働条件の中における農林漁業団体職員の身分を安定し、農林漁業団体の機能の万全を期すために昭和三十四年に設置をされまして以来、すでに第一次、第二次、第三次と三回にわたる法改正が行なわれておりまして、特に既存の公的共済制度、国家公務員共済等との均衡のために、当委員会並びにこれを受けて政府当局もその改善に努力をせられてきたのでありますけれども、なお年金者そのものの実感と……
○田中(恒)委員 昨日に引き続いて質問を行ないたいと思いますが、昨日はあらかじめ政府委員の出席を求めておったのでございますが、大蔵省の委員が御出席できなくて延会になったわけです。ひとつ委員長にお願いしておきますが、政府提案の法律でございますので、今後こういうことのないように、ひとつ厳重に御指示をいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは大蔵省にお伺いいたしますが、毎年の予算要求の段階で、農林省は大蔵省に対しまして、農林年金の給付に要する費用のうち、現在の一六%を二〇%に改めるべきだという当委員会の附帯決議等を受けまして、本年度も二〇%の給付額の補助要請をいたしたわけでございますが、これが……
○田中(恒)委員 私は、昨日から審議の始まっております農業者年金基金法案につきまして、若干の御質問を申し上げ、この制度の問題点を指摘いたしたいと思いますが、きょうは大臣もお見えになっておりませんので、大臣に関する質問事項は、あとへ保留させていただきたいと思いますので、委員長のほうでよろしくお取り計らいをいただきたいと思います。 まず、最初にお伺いをいたしたいのは、この年金制度は、さかのぼりますと、昭和三十三年の第二十八回国会におきまして、農林漁業団体役職員の年金法が成立をいたしました際に、衆参両院の農林委員会におきまして、主人公である農民の年金制度が、社会保障制度が不確定の中で、使われている……
○田中(恒)委員 私は前回も質問を申し上げたのですが、大臣に関する質問事項、保留をいたしておりましたので、きょうは農林大臣を中心にいたしまして、事務局の皆さんに関連事項を若干御質問いたしたいと思います。
まず第一は、この農業者年金基金法案の目的につきまして、いろいろ議論がなされたわけですが、この際、農林大臣のほうからこの年金法案の意図しておる問題につきまして、ひとつはっきりとした御答弁をお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 大臣、いま御説明いただきました内容が実ははっきりしないわけなんです。そこでこの法案の審議をめぐっていろいろな問題がいままで出てきておるわけですが、これは一体何……
○田中(恒)委員 私は、果樹問題に焦点をしぼりまして、当面の農政振興上の一、二の問題について、重点的に御質問を申し上げたいと思いますが、昭和四十二年度に公表されました果振法に基づく果樹農業振興基本方針は、目標年次昭和五十一年度の半ばにまだ達しないうちに改定をする、こういう動きが出てきておるわけでありますが、そのおもなる理由についてまずお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 もちろんそのことは承知しておるわけですけれども、問題は改定の内容が当初出されました五十一年度の生産目標量なり、作付面積なり、植栽目標量というものが、ほとんど狂ってしまっておるわけですね。ナツカンはもとよりでありますけれ……
○田中(恒)委員 私は果樹問題と酪農問題の二つにしぼって、時間の制約がありますので、要点を中心に御質問いたしますが、答弁もひとつ要点的に御答弁をお願いいたしたいと思います。 六十三特別国会の最終委員会に、私は、ことしの特にミカンの生産量が農林省推定で二百八十万トン、市場側で三百万トン、戦後最大の大豊作ということで、その価格対策につきまして、農林省に善処を御要望いたしてきたわけでありますが、国会が終了いたしました直後、濃縮果汁の緊急輸入が決定された新聞報道を見ました。この新聞報道によりますと、閣議におきまして佐藤経済企画庁長官と倉石農林大臣との間には意見の不統一のまま佐藤総理の裁断で、総理命令……
○田中(恒)委員 ちょっと関連して。 いま長官のほうから、従来と違って、従来の場合は生産面積に平均反収をかけて、保有量を引いてそれを一応予約の目標というような考え方で進められておったと思いますが、ことしの場合は、昨年の予約実績から生産調整の数量を引いたものを予約目標という形で掲げられておりまして、いま長官のお話のように、一つのめどとしてということでありますが、現実には一つのめどというのが画一的に、末端に行けば行くほど非常にかたいものになっておりまして、ある地区では、この地区の総予約数量これまでというふうなものが数字で出ておりまして、その指示が末端の食糧事務所に行っておるから、食糧事務所の担当……
○田中(恒)委員 畜産局長にお尋ねをいたします。畜産局長とは初めてでありますので、ひとつお互いにざっくばらんに現状を明らかにしていただきたいと思います。 御承知のように、従来から日本の畜産は根なし草だといわれまして、日本の土壌に畜産が定着をしていないということが指摘をされておったわけでありますが、ことしに入りまして一千五百万トンといわれる濃厚飼料が大幅に値上がりをいたしまして、四月にトン当たり千五百円程度、さらに七月に商社系が二千円ないし三千円、農協関係も近く大幅な値上げに踏み切る、こういう状態になってまいりまして、いま日本の農業経営の総資材、おおむね一兆二千億程度と推察いたしますが、その中……
○田中(恒)委員 大臣に関する質問事項は留保いたしまして、大臣質問の前提になる諸事項について二、三果樹と養豚の問題にしぼりまして関係局長の御答弁を求めたいと思います。 第一は、蚕糸園芸局長にお尋ねをいたしますが、グレープフルーツの自由化の問題は、来年の十二月末を目途にするという方針が来年の四月一日に繰り上げたという報道がなされておりまして、関係果樹農民に相当大きな影響を与えておるわけでありますが、本問題につきましては、御承知のように、日米交渉の中で、アメリカに対する日本の温州ミカンの輸出解禁を前提とし、しかも季節関税等を設置をしながらグレープの自由化を進めるという御答弁を国会でもいただいてお……
○田中(恒)委員 私は連合審査会におきましても、農薬の問題で大臣に御質問をいたしましたが、十分に議論が煮詰まっておりませんので、重ねて細部的な問題を含めまして御質問いたしたいと思います。 まず最初に、日本の農業の発展の中で農薬の果たした役割りはきわめて大きいものがあることは申すまでもありません。今日まで農薬につきましては、主としてその効果性の問題あるいは経済性の問題等が加わっておったわけでありますが、公害問題がこれほど深刻化いたしまして大きな社会問題化いたしました今日におきましては、日本農業の生産力を高めていくという農薬の持つ課題と同時に、公害をいかに防止するかという観点に立っての農薬の存在……
○田中(恒)委員 私は農用地の土壌汚染防止法につきまして、昨日の委員会に引き続いてできるだけ各委員との重複を避けながら、若干御質問をいたしたいと思います。 農林大臣にお尋ねをいたしますが、大臣は最近、新しい日本の農政の課題として、農工一体化ということを盛んに主張せられておるわけであります。具体的には、たいへん高度に発達してまいりました日本の企業を農村に誘致をしていくということでありまして、工場の地方分散という観点に立ちましても、私どもとしても基本的にはその趣旨を了解をいたしておるわけでありますが、具体的に工場誘致が農村に持ち込まれた場合にどこでも起きます問題は、今日問題になっております公害の……
○田中(恒)委員 参考人からたいへん貴重な御意見をお伺いをいたしましたが、汚染土壌に対する調査、測定というものがいかに重要であるかというような点が各参考人に共通のお話であったよよに感じます。私どもも強くその点を感じておるわけでありますが、これに関連いたしまして若干御質問をいたしたいと思います。 弘法先生にお尋ねをいたしますが、これまで日本の土壌学というものに原理を置きまして土壌調査というものが農林省やあるいは団体、試験場等を通じて行なわれておるわけでありますが、今日までなされてまいりました土壌調査というものが、いま問題になっておりますこの汚染土壌の把握というものにどれだけの適格性を持つものな……
○田中(恒)委員 私は、関税定率法等の一部改正の法律案につきまして、主として農畜産物に開校する事項について若干の御質問をいたしたいと思います。
質問に先立ちまして大蔵政務次官にお教えをいただきたいわけですが、関税制度というのは国内産業を保護していく、こういう観点に立って仕組まれておるのかどうか、まず御質問をいたします。
【次の発言】 経済の発展に伴いまして、関税に対する考え方というものが、いま局長おっしゃいましたように多元的に変化をしていくということも、それぞれの産業なり品目によっては考えられる側面もあるかと思いますけれども、まあ今日まで国民が一般的に頭に置いておりますのは、関税でもって、国……
○田中(恒)委員 私は農政の責任者であります倉石農林大臣の所信表明を何回か読ましていただいたわけでありますが、やはり一番強く感じますことは、今日の日本の農業に対する農林大臣の認識の問題であります。いろいろな政策の方向が投げかけられておるわけでありますが、一体いまの日本の農村や農民の実態を農政の責任者としての大臣はどのように御認識をせられておるのか、私はこの点が実は一番強くお聞きをいたしたいわけであります。 先ほど来いろいろ御答弁の中にお話がありましたが、私はいまの日本の農業というのは、農林省やあるいは私ども自体が考えておる以上に深刻な様相を持っておるような気がしてならないわけであります。 ……
○田中(恒)委員 卸売市場法につきまして若干御質問をいたしたいと思います。 従来長く日本の流通のセンターとして機能してまいりました中央卸売市場法にかわって、新しく地方市場法もくるめた、市場法としては相当一歩前へ出た本法の提案があったわけでありますが、この際私は、生鮮食料品を中心とする流通問題につきまして、農林省の今後の取り扱い方等をめぐってまず若干問題と思われる点を御質問しておきたいと思います。 御承知のように、生鮮食料品、肉畜等を中心にして中央卸売市場流通というものが今日まで農畜産物の流通の定型として存在しておったわけでありますが、最近新しく生産者主体における流通体系をつくり上げていくと……
○田中(恒)委員 私は、本年の一月一日から発足いたしております農業者年金法に基づく農民年金の業務の進行をめぐっての二、三の問題について御質問をいたします。
農民年金の業務の進捗状況がどうなっておるか、ひとつこの際お尋ねをしておきます。
【次の発言】 加入対象者は推定どれほどになるか、まだおわかりになりませんか。
【次の発言】 そこで、私はきのう農林省からこの資料をいただいたわけでありますが、農業者年金の加入者をめぐる質疑問答集というものが出ておるわけでありますが、これを見ますと「問三」「問四」「問五」等を見てまいりますと、農地等の所有で登記簿上父がなくなっておる者でも実質的に五十アール以上の……
○田中(恒)委員 水産業協同組合法の一部改正につきましてのみ本日は御質問をいたしたいと思います。
最初にお尋ねをしますが、漁協の合併の問題がやはり日本の漁業をどう進めていくかという一つの重要な主体づくりという観点から多年問題になってまいったわけでありますし、当委員会におきましても、先般この助成法の延長を決定をいたしておるわけでありますけれども、現在、この漁協の合併の状況はどういうふうになっておるのか。特に問題の壁になっておるような事項はどういう点なのか。こういう点をまずお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 やはりこの漁協の問題は、何といいましても漁業を発展さしていく主体をどう形成し……
○田中(恒)委員 海洋水産資源開発促進法案につきまして若干御質問をいたしたいと思います。 最初にお尋ねいたしたいのは、この法律は名称が海洋水産資源の開発ということになっておるわけでありますが、御承知のように河川とか湖におきます水産資源の開発の問題も当面の課題になっておると思うわけでありますが、この内水面漁業の開発についてこの開発法の対象からはずしておることは一体どういう理由なのか、せっかくの資源開発をねらわれた法律でありますので、この際、総合的な水産資源全体の開発をこの法律の中へ含まれることが適当であると思うわけでありますが、この点につきましてまずお尋ねをしておきたいと思うのです。
○田中(恒)委員 私は農林漁業団体職員共済組合法の一部改正に関する法律案につきまして若干の御質問をいたします。 政務次官にまずお尋ねをいたしますが、本法は三十四年一月一日に施行以来すでに二十一回に及ぶ法改正が行なわれておりますし、特に三十九年、四十一年、四十四年、今回の四十六年度改正等は大幅な改正でありまして、その内容も、次第に公的年金制度の一般的な水準とほぼ内容も類似をしてくる状態にまで改善をしてきたわけでありますけれども、なおこの全体的な日本の年金制度の将来の方向をめぐりまして、その中心になっております厚生年金との関係あるいは各種公的年金制度との統一、調整等の問題でいろいろ問題が残ってお……
○田中(恒)委員 私は、いま問題になっておりますグレープフルーツの自由化をめぐる問題につきまして、今日まで国会内外を通して政府が明らかにせられていた問題等、最近の情勢につきましては私どもといたしましても了承しがたい点がございますので、これらの問題の前提となっております諸事項につきまして、この際果樹関係農民はもとよりでございますが、一応この問題について不審を持っております国民に対して政府が問題の所在を明らかにする必要があると思いますので、御質問をいたしたいと思います。 まず、外務省にお尋ねをいたしますが、――それでは外務省が来ていないそうですので、通産省来ておりますか。通産省でもわかるかと思い……
○田中(恒)委員 大臣の時間の関係があるそうでありますので、農林大臣に御質問いたしたい事項を重点的にまずお尋ねをいたしたいと思います。 農村地域に工業を導入するという法案は、私は日本の農政の歴史の中ではある意味ではきわめて画期的な内容を持った立法であると理解をいたします。法案の内容そのものは、各省間の調整その他計画法的なもので、不明確な面もたくさんあるわけでありますけれども、ともかくこれまでタブーだとされておった農政の中に他産業の要素を多分に組み入れてくるということ、このことから起きてくるいろいろな問題をどう処理していくかということは、今後の日本の農政にとってはきわめて重大な問題であると思う……
○田中(恒)委員 三参考人にそれぞれ若干ずつ御質問をいたします。
最初に飯島参考人に御質問いたしますが、これまでの工業立地の実態は大体どのようになっておるのか、団地造成という形で入ったもの、単独で入ったもの、これでけっこうでありますが、その割合をおわかりでございましたら、お知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 私どもも正確な内容、数字を握っていないわけですけれども、大ざっぱに、どうも現在までの状況ではやはり単独で企業が特に農村地域等には入っていくケースが多くて、せっかく団地をつくっても団地に入らないものも相当あるし、団地自体がそのまま荒廃をされておる、こういう話をよく聞くわけであり……
○田中(恒)委員 私は、ただいま農林大臣の所信表明をお伺いをいたしたわけでありますが、農政が当面する課題が各般にわたって述べられたわけでありますけれども、特に赤城農政が今日当面する最大の課題といわれる農産物の自由化の問題につきましては、外部的に自由化の要請がきわめてきびしくなっているという程度の表現にとどまっておるわけでありまして、具体的にどうするのかということが明らかにされておりませんので、貿易の自由化の問題を中心にして若干の御質問を申し上げたいと思います。 特に私は、さきに政府が突如実施したグレープフルーツの自由化についての果樹農民の怒りを新農相に対する質問の最初に申し上げねばならないこ……
○田中(恒)委員 大臣においでをいただいておりますので、問題になっております貿易の自由化の問題で、重ねて二、三大臣の所信をお尋ねをしておきたいと思うのです。 近くアメリカへ行かれて、いま問題になっております主要農産物の自由化の問題について話し合いをせられることになっておるわけですが、私どもは、貿易の自由化というものはアメリカのドル危機、アメリカの貿易収支の赤字、この問題から端を発しておる、こういう理解をいたしておりますが、アメリカの貿易収支の赤字は、いろいろ調べてみると貿易外収支の赤字であって、貿易そのものは必ずしも赤字ではない。ことしは赤字になるんじゃないかといわれておるようでありますが、……
○田中(恒)委員 先ほど来各委員より九月の九日、十日持たれました日米経済会議の問題につきましていろいろ御質問がありましたので、私も重複を避けながら、なお若干の問題について大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。 一つは、今度の日米交渉はアメリカのドル防衛という観点で、日本の経済に対してアメリカの不当な諸要求が大きくかぶさってきておることの中で持たれただけに、従来とは違った特徴を持っておると思うわけでございますが、特に農産物の自由化の問題については会議以前は非常に大きくアメリカの要求という形で持ち上げられてきた感がするのですが、どうもいま大臣の御報告、その後の新聞論調等を見ると、むしろ別の面……
○田中(恒)委員 有島委員に続きまして、牛乳の問題で御質問をいたします。 八月八日の毎日新聞は、朝刊のトップに「まかり通っていたインチキ牛乳、ヤシ油や魚油検出」という見出しで、牛乳に異種脂肪がまじっていたという発表があったわけですが、問題は、毎日国民が飲用しておりますものであるだけに、この報道が与えた衝撃はたいへん大きいと思っております。若干乳業界の実情を承知しておる者の立場から言うと、以前から、こういう問題についてはいろいろうわさがあった点であります。私なんか、出るものが出たという、こういう感じすらするわけであります。 公正取引委員会が昨年九月、都内市販の十一メーカーの普通牛乳と加工乳を……
○田中(恒)委員 時間があまりありませんから、しぼって御質問いたします。質問の焦点は、いま問題になっております貿易の自由化、特にオレンジ、果汁、牛肉の自由化につきましての政府の考え方をこの際お聞きをいたしたいと思います。 その第一点は、ワシントンで開催されました十カ国蔵相会議におきまして、たいへん問題でありました通貨調整が、一六・八八%という円の切り上げが明らかになりまして、政府は一昨日来声明、談話を発表しておるわけでありますが、この円の切り上げの問題がこれからの日本の農業にどういう影響を与えるか、そういう点が明らかにされておりませんので、この際政府当局のほうから、私は中小企業と農業にとって……
○田中(恒)委員 灯油の問題につきまして御質問をいたしたいと思っておりましたが、先ほど来武部委員や有島委員のほうから相当詳しく御質問がありましたので、なお若干関連をいたしましてこの際お尋ねをしておきますが、十月の十二日に通産省が出しました「灯油価格の安定化対策について」という通達ですね。この通達は、元売り仕切り価格についての処置と小売り価格についての処置と、大体二つに分かれておるわけですけれども、これを見ますと、小売り価格についても極力値上げの抑制をはかるために次のような処置をすべきだ、こういうことでありまして、小売りの価格を上げないんだという積極的な意味の通達ではない、こういうことが言えると……
○田中(恒)委員 私は、昭和三十年の夏に西日本二府二十五県にわたりまして発生をいたしました森永ミルク中毒事件について、相当昔にさかのぼるわけでありますけれども、最近森永ミルク中毒事件をめぐって被害者と森永との間にいろいろ話し合いも再発をいたしておりますので、この際、当時の状況とこの問題をめぐっての最近の情勢につきまして、厚生省より概要でけっこうでございますが、まず御報告をいただきたいと思うわけです。
【次の発言】 私はこの間帰省をいたしました際に、私の県にも「森永砒素中毒の子供を守る会」というのができまして、まだ関係者はわずかでありますけれども、非常に強い、まさに嘆願でありますが、涙を流して要……
○田中(恒)委員 私は、同僚松沢委員の米と食管の問題を除きまして、特に農林大臣の所信表明を通して、これからの日本農政の特徴として位置づけられるであろうと考えられます農業団地の問題につきまして、この問題をお考えになっておられます赤城大臣の意図や、この団地構想なるものの輪郭についてお尋ねをいたしておきたいと思うのです。 特に赤城農林大臣はベテランでありますので、長い農林行政の経験を通して、農業団地構想というものを組み立てられようといたしておるわけであります。私どもも、この方向は日本の零細農業を国際競争力に対応させるためにきわめて意味のある考えだ、こういうふうに基本的には思っておるわけでありますが……
○田中(恒)委員 私は、主として豚の問題で御質問をすることになっておりますが、その前に、乳価の問題についても二、三、農林省の御方針をお尋ねしておきたいと思うのです。 先ほど来、各委員の皆さんから御指摘がありましたように、ことしの乳価と豚価の諮問案を見ますると、私どもたいへんちぐはぐな気がしてならないわけであります。農林省は、三月二十八日、第十一回目の農業白書を発表いたしております。この農業白書は、従来農業に対してとかくの批判をしておりました一般マスコミ紙においてすら、日本農業の地盤沈下とたいへんな危機がこの白書の中で示されておるという論調が一般的であります。そういう状態の中で豚と乳の価格が諮……
○田中(恒)委員 昭和二十四年に制定をされた土地改良法の今回の相当大幅な改正にあたりまして、私はまず土地改良法の性格に基本的な変化が起きたかどうか、こういう点に焦点をしぼりながら、若干の御質問をいたしたいと思います。
とりあえず、本法改正に至りました背景、いわゆる最近の農業の情勢変化につきまして、土地改良法改正とどのような関連の中で今日の時代を把握せられてこの改正に取り組まれたのか、その辺をまず最初にお尋ねをしておきたいと思うわけであります。
【次の発言】 いろいろ最近の農業の情勢の変化、それに対応する土地改良事業の内容の変化を必要とする諸事項についての御説明があったわけですが、私は、根本的……
○田中(恒)委員 主として農林大臣に、保留をいたしておりました事項を二、三点お尋ねをいたします。 私ども、土地改良法の改正を審議いたしてまいったわけでありますが、やはり一番心配をいたしてまいったのは、土地改良法の改正内容もさることながら、農業に対する自信や意欲を農民が失っておる、そういう状態の中でわざわざ負担金を出して――土地改良事業というものがいままでも困難であったが、今後さらにむずかしくなるのではないか、こういうことが各委員の質疑なり参考人の意見陣述の中に非常にたくさん出ておったと思うわけであります。したがって、この農業に対する農民の意欲をいかにふやしていくかということは、たいへん大きな……
○田中(恒)委員 きょうは大臣もお見えになっておりますので、漁業問題についての一般的な問題と法律案につきまして御質問をいたします。 まず最初に、昨日も同僚委員のほうから御質問があったわけですが、特にきょうは、この問題にたいへん御苦労をされました農林大臣がお見えになっておりますので、重ねて、二、三日中に妥結をするであろうといわれております日ソ漁業交渉の問題について、大臣の所信をお伺いいたしたいと思います。 新聞報道等によりますと、ことしの日ソ漁業交渉は、従来の難航を続けた百日交渉に対して比較的スムーズに交渉が進んだ、内容についても、きょう仮調印をしたという問題につきましても、まあまあじゃない……
○田中(恒)委員 農林年金の法律案の改正につきましては、三十四年の創設以来、三度にわたる法改正を通しまして、順次内容の改善がなされてきたわけであります。 農林業そのものの特殊性から、内容的に幾つかの改善がなされ、本委員会においても附帯決議等で問題の整理がなされてきたわけであります。今度の改正でそれらの点が、部分的ではありますけれども、ある程度満たされたことは、私どもも認めるわけでありますが、なお、この制度が持っております特質並びに今後の年金制度の方向等を考えますと、いろいろ問題がございますので、この際、財政の問題等を中心にいたしまして御質問をいたしたいと思います。 まず最初に、四十五年度の年……
○田中(恒)委員 昭和四十二年に果樹保険の臨時措置法ができまして、試験実施を経まして、ようやく農災法の一部改正の形で果樹共済が実現をされようとしておるわけであります。 本来、果樹問題は地域的に非常にアンバランスがありますし、市場価格との関係あるいはこれまでの統計資料の取り扱いの問題などでたいへんむずかしい条件がたくさんありますだけに、提示されております諸事項につきましてもいろいろ不明の点もたくさんございますので、それらの点について若干お尋ねをいたしますが、大臣がお見えになっておりませんので、二、三大臣に直接お尋ねをいたしたい事項を留保して、事務当局にお尋ねをいたします。 まず最初に、果樹農業……
○田中(恒)委員 私は、昨年の八月に、異種脂肪混入問題で当委員会で質問をいたしたわけでありますが、その後、先般の武部委員の質問から、業界等ではいろいろ問題が発生いたしたわけでありますので、あらためて、異種脂肪の混入問題をめぐって、行政機関として今後とるべき方策を中心にいたしまして質問を続けてみたいと思うわけでございます。 最初に、この問題は、四十五年の八月の公取の抜き取り調査から問題が起きたわけでありますが、その後、もう一年十カ月、約二年に近い経過がありまして、率直に申し上げまして、なお国民は、この問題がはたして黒であったのか白であったのかさっぱりわからぬような形で、問題が表面的には収束され……
○田中(恒)委員 各委員からそれぞれ御質問がありましたので私もダブる点もあるかと思いますが、それぞれの委員の質問の中で、なお私として詰めておきたい問題について二、三お尋ねをいたしたいと思います。 特に足立新農林大臣の農政に対する基本的な考え方について論議をいたしたいと思いますが、そのことは時間がございません。ただ、米価の問題をめぐって今朝来いろいろ大臣の御意見をお聞きする中で、多少の輪郭的なものを私どもうかがい知るような気がいたします。多少赤城農政が持っておったものとニュアンスが違うような感じを私なりにいたしておりますが、具体的にそれらの問題についてはそれぞれの問題を通して論議をいたしたいと……
○田中(恒)委員 現在問題になっております二、三の問題を中心にいたしまして質疑をいたします。
劈頭、農林大臣にお尋ねをいたしますけれども、八月八日、記者クラブとの会見で大臣は、食管制度の改革を私の任期中にめどをつける、こういう言明をされているわけでありますが、このことについての真意をこの際お伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 私はこの問題の内容についていま議論をするつもりはありませんが、どうも新聞で見る範囲においては、大臣の任期中にこの問題についての決着をつける、少なくともレールを敷く、こういう御発言があるようでありまして、私どもも先般の委員会で大臣のほうから、いまお話しのように、……
○田中(恒)委員 私は、日本社会党を代表して、あらかじめ予定をいたしておりました土壌、農薬の問題にしぼっての質問の前に、緊急に、本朝の新聞におきまして発表せられております沖繩の毒ガスの撤去の問題につきまして、山中総理府長官の御答弁をお願いいたしたいと思います。 本日の各社の新聞報道によりますと、沖繩の毒ガス撤去につきましては、七二年返還時までかかるということが一斉に報道せられております。しかもこの問題は、すでに国会におきまして中曾根防衛庁長官、山中総理府長官におきましても、おそくとも来年の一月ころまでには沖繩の全面毒ガス撤去はできるだろうという御答弁をせられているわけでありますが、実に二年後……
○田中(恒)委員 佐藤総理に御質問をいたしますが、午前中来いろいろ同僚委員の質疑を拝聴しておりますと、物価問題については経済政策に根本の理由がある、したがって、総合的、全般的に考えねばならない、こういう企画庁長官の御答弁、総理も肯定せられたわけでありますが、私も実はそうだと思うのです。 そこで、私は主として野菜問題を中心に御質問するわけですけれども、野菜問題を考えてみましても、率直に申し上げまして、生産者はきわめて零細な農家である。そして、野菜流通のネックとされる小売り商は、これまた日本の超零細な企業体である、こういうところに野菜の値段が非常に上がり下がりする一つの理由があるわけです。そうい……
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