このページでは石田幸四郎衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○石田幸四郎君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました、政府提出、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案に対し、田中総理並びに関係大臣の見解をただすものであります。(拍手) 現在、国鉄は約一兆二千億円に及ぶ累積赤字をかかえ、このまま放置することができないのは、まさに自明の理であります。しかし、事を急ぐあまり、安易な国鉄再建計画を策定するならば、国民の足、国鉄は永久に財政の立て直しが不可能になるばかりか、わが国の交通基盤は根底からくつがえされることになりかねないのであります。 また、円再切り上げの中に、異常な物価高騰が心配されている今……
○石田幸四郎君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。(拍手) 破局寸前の経営状態に陥った国鉄をどのように再建するか、この問題をいま国民は重大な関心を持って見守っております。それは、国鉄再建計画の内容と再建の成否いかんが、国民生活とわが国経済にきわめて重大な影響を及ぼすからであります。したがって、国鉄の再建計画は、単なる収支均衡策であったり、一時的な赤字穴埋め策であってはならないのは当然のことであります。 そうした観点から見ると、今回の政府の国鉄再建策は、そのような認識を欠いた、きわめてあいまいな……
○石田(幸)委員 港湾法の細部にわたります質問の前に、関係がございますから若干お伺いをいたします。
まず、三重県の津松阪港の問題でございますが、これは四十七年に重要港湾に指定をされておるわけであります。ところが地元のいわゆる漁業組合との漁業補償の問題が解決のつかないままに今日に至っておるわけでありますが、まずその進行状況についてわかりましたら、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 津松阪港の進行状況については港湾局長さんからお話があったとおりでございますけれども、昭和四十七年の十一月におきましては、この津松阪港から名古屋港を経て東京港に至るまでフェリーの就航を予定して、フジフェリーKK……
○石田(幸)委員 いまの地下鉄の問題に関連してお伺いをいたします。 名古屋の三号線におきましては、上前津から八事間、これが本年五月着工の予定でありまして、八事―赤池間、これが開通しないので、全然営業にはならないわけであります。この問題については、八事―赤池間をいわゆる高架方式の予定にしておるわけであります。運輸省としては、基本的に地下鉄についてどう考えているか。高架方式ということになりますれば、その地域、特に八事―赤池間というのは、昭和区天白町地域一帯でございまして、完全な住宅地域であります。名古屋市の中には少ない、緑地を含めた、そういう非常に環境のいい住宅地であるということが言えると思うの……
○石田(幸)委員 前回私は、いわゆる港湾整備の緑地化の問題について質問を留保してあるわけでありますが、その後資料提出を求めたところ、四十八年度の各港湾の管理者の事業要求というものがそれぞれ出てきているわけであります。これについて若干お伺いをするわけであります。 まず一つは、これらの全国の港湾についてどのような基準で重点的におやりになるのか、この点が第一点であります。 それから、私はここに名古屋港の緑地計画の推進状況についてたいへんおくれているという旨の新聞記事を持っているわけなんでございますけれども、特に東京周辺の大型の特定重要港湾それから大阪港、神戸港あるいはまた名古屋港というように、大……
○石田(幸)委員 それでは国鉄の問題について質疑をいたしたいと思います。 まず私は、独立採算制の問題について大臣にお伺いをするわけであります。 昭和三十八年から国鉄は、それまでは黒字基調を続けてまいりましたけれども、三十九年より経営状態が悪化をしてまいりました。そのとき政府は、国鉄はあくまで公営企業という独立の企業体であるので、赤字は国鉄自身の企業努力で解決をすべきであるといって援助をしてなかったわけであります。これは、いわゆる独立採算制という問題を強調した立場によるものと私は思うわけでございますが、その後四十四年より利子補給が始まり、また四十六年には三十五億の政府投資が行なわれてまいりま……
○石田(幸)委員 それでは私の質疑を再開をするわけであります。 本日は、鉄道弘済会の会長小林参考人にはたいへんお忙しいところを恐縮でございました。よろしくお願いをいたします。 いろいろ政府委員の都合もあるようでございますから、先に公務員の週休二日制の問題から入りたいと思います。昨日の読売新聞、さらにまた本日の朝日新聞等を見ますれば、公務員の週休二日制の問題が五十年度をめどに完全実施の方向である、このような報道がなされているわけであります。五十年度という時間的なめどがついたわけではないと私は思うわけでございますが、いずれにしても公務員の週休二日制が、国鉄再建計画の後半におきましてこれが実施さ……
○石田(幸)委員 私はこの十年間の再建計画につきまして、その負担比率が利用者が八、政府助成が五、国鉄の企業努力が五というふうに、八・八・五というようなそういう負担率になっているわけでありますけれども、物価政策の立場からいたしますれば、十年間に四回もの値上げをするというのは、物価の高騰を誘発する可能性も非常に濃厚であるし、非常な高負担と思う、こういう立場に立つものでございます。そこで国鉄の再建計画それ自体は、国鉄は国民の財産でありますので、また将来の輸送手段の軸になっておることは言うまでもないので、どうしても再建をしなければならない。しかし、この間の運輸委員会で私質問いたしましたけれども、国鉄は……
○石田(幸)委員 これから総理に対して若干の質疑をするわけでございますが、私に与えられた時間はわずか二十分でございますので、ごく簡潔にお伺いをいたしますので、簡潔に御答弁をお願い申し上げます。 まず最初に物価対策の立場から、許認可料金、公共料金との関係について若干お伺いをいたします。 今回、国鉄運賃の値上げ案等が出されておりますが、この国鉄の値上げが物価に与える影響は消費者物価指数に〇・四三%、その程度であり、そうたいしたものではない、このように政府はしばしば弁明されているのでありますが、私にはなかなかそうは思えません。この係数は、いわゆる国鉄をあまり利用しない人たちを含めた国民全般の消費……
○石田(幸)委員 物価問題特別委員会におきまして初めてのことでございますので、基本的に、経企庁長官の先般の所信表明からお伺いをしたいと思うのであります。 御存じのとおり最近は、たいへんな商品投機等いろいろな問題が起こっておりまして、消費者物価に与える影響が非常に強いわけであります。そういう消費者物価の高騰に対して、輸入政策を弾力的に活用するということがいつの場合も問題になり、また、今回の場合もその問題が、政府の各大臣からもお話があるわけでありますが、まず最初に考えられることは、海外にすでにインフレーションの傾向が強くあらわれております。商品投機の問題になった木材にいたしましても、あるいはまた……
○石田(幸)委員 私は、本日おいでになった各参考人の方に対する幾つかの御質問をお願いしたいと思います。 まず最初に郡司参考人にお伺いをするわけでございますが、私が調査をいたしたところによりますと、各港湾におきましては、木材を貯蔵するところがいわゆる水面倉庫、このようにいわれておりますが、東京、大阪、名古屋等の主要港におきましても、この水面倉庫の蓄積量というのは非常に限定をされておるわけであります。したがって、税関等におきましては、あるいはまた港湾管理者等におきましては、この水面倉庫に見合うようなそういう量しか輸入できない、こういうような見方をいたしておるわけであります。一体、協会として、ある……
○石田(幸)委員 私は、まず檜山参考人にお伺いをしたいと思いますが、今回のモチ米の買占め事件につきまして、各紙にいろいろと報道をされております。こういった状況になったところから、今日の委員会におきましても、今後米の取り扱いをやめる、このようなお話がいまあったわけでございますけれども、私どもがいままでお話を聞いてきた経過、あるいは一昨日におきます自民党と皆さんとの対話の状況等の新聞を拝見をいたしておりますと、このような事件が指摘されて以来、たいへん世間に御迷惑をかけたので、今後は米の取り扱いをやめたい、このような御意見のようでございますけれども、この問題について、私は単に世間を騒がしたからやめる……
○石田(幸)委員 私は、わずかな時間でございますので、答弁は、関係政府委員におきましてできるだけ簡潔にお願いしたいと思っておるわけであります。 いまの大豆の問題に関連いたしまして、三月八日この物価の委員会におきまして、私が、大豆、木材、羊毛等において、公取として商品投機の対象としての調査を開始しているだろう、こういう質問に対して、委員長は、いわゆる大豆等ということでおっしゃいましたが、独禁法の四十条に基づいて調査をしておるのだ、こういうお話でございますが、商社におけるいろいろな商品の買占め状況については、通産省におきましては、三月中旬から調査を始めて、四月の三日にすでに資料を提出していらっし……
○石田(幸)委員 参考人各位には、お忙しい貴重な時間をたいへんありがとうございます。 時間がございませんので、私から一つ二つお伺いをするわけでございますが、今日のこのインフレ状況、戦後最悪の状況に立ち至っているといわれております。 その理由といたしましては、一つには過剰流動性の問題、二つにはこういったインフレ傾向に対する政府の無策、また三番目としては情報の不足、四番目には消費者の動揺というような問題が取り上げられておるわけでございますが、こういった商品投機によりますところの価格上昇、さらにまた、慢性化したインフレの状況の中におきまして、一般の国民は生活を守っていかなければならないわけであり……
○石田(幸)委員 私は、公明党を代表いたしまして、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案に対し、次の理由により反対の討論をするものであります。 その第一点は、法律案が、国民生活の安定に資することを目的としながらも、買占め、売惜しみに対する緊急措置にとどまり、あくまでも行政措置の補完的な役割りを果たすことを主眼としていることであります。ゆえにこの法律案は、不当な利益を得ている企業に対する強い規制措置ではなく、企業擁護の立場から少しも脱却していないと判断せざるを得ません。 今日までの高度経済成長政策が社会の至るところにひずみを生み、国民が望む、より豊かな生活の基盤が脅か……
○石田(幸)委員 関連して、公取にきていただいておりますので、本日発表になりました商社巨大化にメスを入れるという公取の見解について、若干お伺いいたします。 まず石油関係の問題でございますが、ガソリンスタンドが全国でいま四万店、これは大手石油資本メーカー十三社の中で、ほとんど全部系列化をされているわけであります。このような系列化は、十三メーカーが特別の協議をしなくても、現在石油は外国に依存をしているわけでございますから、輸入価格の高騰が見られますと、こういうものを利用してメーカーもあるいはガソリンスタンドも価格のつり上げをしている、こういうことも考えられるわけであります。 まず通産省にお伺い……
○石田(幸)委員 去る五月二十九日に公定歩合が〇・五%引き上げられたのであります。また預金準備率の第三次の引き上げも発表があったわけでございますが、このように公定歩合の引き上げが第一次、第二次にわたって行なわれ、預金準備率の引き上げが三次にわたって行なわれているわけですが、その他いわゆる金融政策としましては、商社向け貸し出しの抑制措置あるいは土地の関連融資の抑制等窓口規制が行なわれておりますけれども、最近のマネーサプライの関連指標の数字等を見ますと、四十六年から四十七年にかけて非常な増勢を示しております。四十八年に至ってもさらにまた増加をいたしておるわけでありますが、こういう過剰流動性というの……
○石田(幸)委員 私は、灯油の問題について、これから若干の質疑を行ないたいと思います。 最近の問題になっておりますのは、公害問題に悩む鉄鋼あるいは電力業界等で、いわゆるエネルギー源の低硫黄化対策として、家庭用に使用されるべき灯油を大量に流用しているのではないか、こういうようなことが問題になっているわけであります。 御存じのとおり、灯油は特に冬季の一般家庭の暖房用に使用されている状況でございます。さらにまた、ことしの冬季、三月ごろには東北、北海道において一部品切れ状況になって、大きな社会的問題になった。そういうような状況もあったわけでありまして、灯油の供給が少なくなるということは、一般家庭に……
○石田(幸)委員 経企庁長官にお伺いいたしますが、いまの農地問題、私もこの問題、若干やりたいと思っておったのでありますが、いま野間委員のいろいろな指摘がございましたから、補足的な意味で簡単に御質問をしたいと思います。 今回の農業会議所が調査をいたしました買い占めは四十万ヘクタールといわれているわけでありますが、先ほどもお話がありましたように、野菜生産用の耕地面積六十万ヘクタールというふうにいいますから、これは相当な面積であります。東京都の面積に匹敵するであろう、こういうふうにいわれておるわけです。こういったことからここ数年の間に買い占められているということは、農業の将来にとって非常に大きな危……
○石田(幸)委員 私は、公益事業局に対します資料要求の問題から入りたいと思いますが、先ほどいただきました要求資料の中で、九電力の関連事業の明細、投資しているもの全部というふうに申し手元にいただきました中を見てみますと、この前私は、たしか四十二年だと思いましたが、電力問題をやりましたけれども、そのときの東京電力の投資内容を見てみますと、若干これと違っておるのですね。たとえばホテルなんかの投資もやっているはずなんでございますけれども、これに落ちております。もう一ぺん明細を検討した上でお願いしたいと思います。 それから、現在九電力をめぐる環境整備その他に関する係争中の問題について、どういう状況があ……
○石田(幸)委員 最初に、魚介類の水銀暫定基準についての発表の件について若干お伺いをいたしておきたいと思います。 この魚介類の水銀汚染の濃度基準が発表になりまして、二日後に、魚の安全な食べ方という指導方針はけしからぬというので、魚商の協同組合の代表が来たときに、いわゆる現在市場に流通している魚は安心して食べてよい、こういうような安全宣言みたいなものを出した。いわゆるアジならば週に四十六匹ぐらいはよろしいであろうというようなことを、大幅に変えたわけでありますが、まず、このように、二十四日発表されたものと異なった週間摂取量を発表したことについての事実関係について伺っておきます。 まず、二十四日……
○石田(幸)委員 まず、物価局長にお伺いをしたいわけでございますが、現在のインフレ状況に対して、いろいろな金融政策また財政の繰り延べ等が行なわれておるわけでございますけれども、物価局としては、どういう対策を主眼としてこれからおやりになるつもりなのか、特に現在のインフレ状況に対して一般庶民の心理的な影響が非常に強い、こういうふうに影響をおそれておるわけでございますけれども、そういう問題に対して物価局としてはどう対応していくのか、これをまずお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 現在の政府の物価政策について、私たちは必ずしも賛成の意思をあらわしているわけではありませんで、いろいろ批判をすべ……
○石田(幸)委員 最初に私は、塗料関係に使いますボイル油の問題についてお伺いをいたします。 このボイル油の生産が、年間を通して大体七千五百トンから八千トン、多いときで九千トンぐらいいっているわけでございまして、最近の状況を見ておりますと、この生産がだいぶ下がってきておる、こういうことからたいへんに先行き不安というような傾向が出てまいりまして、一般のいわゆる塗装屋さんでかなりこれが問題になっているわけであります。 それで、まず最初にお伺いいたしますが、このボイル油の生産状況、年度別にどの程度の状況になってきているのか、この点をお伺いをいたします。
○石田(幸)委員 通産大臣に対して一点だけお伺いしたいのでございますが、今回関西電力の料金改定申請が認可されることになりましたが、こういった公益性を持つ企業といたしまして、今後の営業活動においてどんな姿勢で社会に対応していくのか、これは社会全体に与える影響はきわめて大きいと思われるのであります。私はここで、いま関西電力等の火力発電に伴う環境破壊あるいは大気汚染、今日までのそういう各会社の姿勢を見ておりますと、終始非常に消極的な態度であるように思えてならないわけであります。これは特に国民全体に与える心理的な問題といたしまして、今回値上げが行なわれたわけでありますからその収益性もおそらく高まろう、……
○石田(幸)委員 お許しを得て一問だけ長官にお伺いしたいと思います。 現在異常な物価高騰が続いておるわけでございますけれども、政府はこの物価高騰に対してどういうきびしい認識を持っておられるかというのがはなはだ私としては疑問な点があるわけであります。まあ私どもが認識をいたしますには、現在の物価問題というのはまさに非常事態である、こう考えざるを得ないだろうと思うわけでございます。石油問題一つを見ましても、いわゆる中近東問題から産油国の輸出制限あるいは原油の価格引き上げ等が発表されておりますし、その波及効果というものはガソリン、灯油、あるいは電力料金あるいはその他の石油製品の値上げ等枚挙にいとまな……
○石田(幸)委員 それではまず最初に公取委員長にお伺いをいたしますが、二十七日の新聞によりますと、石油業界に対する公取委の立ち入り調査が行なわれたことが報ぜられておりますが、それに伴ってこのような話題が掲載をされておるわけであります。公取としては従来値上げのための価格カルテルを摘発した場合に、その協定の破棄を勧告し、カルテルを解消させている。しかしこれまでの例でいえば、こういった価格カルテルによって一たん引き上げられた価格というものはなかなか下がらない、こういう現状があるわけであります。したがって、カルテルが解消されておっても、実質的にはその価格というものはそのまま継続されているというふうにな……
○石田(幸)委員 私は国鉄問題を中心にして、これから関係各大臣に質問をするわけでございますが、その前に、最近話題になっております投機買いの問題について若干お伺いをしたいと思います。 最近大豆や木材が急騰して、それが商社の投機によるものである。そういうものだけに、たいへん国民感情をさかなでにしておるわけでありますが、これらの対策はきわめて急を要する問題だと思います。また最近では、繊維の流通機構にも同じような問題が起こっておりまして、絹織物の白生地問屋など、ここ数日新規契約ができない状態になっている。その理由もまた、流通段階における商社の買い占めが行なわれている。そのために今秋には洋服も和服も五……
○石田(幸)委員 参考人各位におかせられましては、午前中からたいへん貴重な御意見を賜わりまして、ありがとうございました。 大体四時をめどに終わろうということになっておりますので、ごく端的にお伺いをさしていただきたいと思います。 一つは、両知事さんにお伺いをしたいのでありますが、今回大阪の国際空港周辺整備機構、これは仮称でございますが、その事業内容が規定をされております。さらにその事業地域が指定をされておるわけでございますけれども、先ほどのお話ではWECPNL七〇以上というような御意見があったと思うのです。そういうような御希望に反して、法律は八五以上の範囲の地域を事業地域とする、こういうこと……
○石田(幸)委員 大阪国際空港の公害訴訟の判決に対するいろいろな評価があるわけでございますけれども、まず運輸大臣に基本的にお伺いをいたします。 この公害訴訟判決に対していろいろな角度からの考え方があると思うのですが、判決の結果は結果といたしまして、私どもも運輸委員会として現場をいろいろ視察をいたしたのでございますけれども、たいへんに被害のひどいところは一分半ないし二分間隔ぐらいで大型ジェットが飛び立って、そのジェット騒音におけるいろいろな被害意識というものは、いわゆる地元の人たちに言わせますと、受忍限度を越えておる、こういうようなところがらこの公害裁判が起こったわけでございます。 大臣も現……
○石田(幸)委員 最初に空港騒音の問題から入りたいと思います。 先般、公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律を審議したわけでございますが、この改正が通過をしたわけでございますけれども、私は、名古屋空港周辺の問題について、これから若干お伺いをしてまいりたいと思うわけであります。 この名古屋空港は、御存じのとおり自衛隊と民間の共用飛行場になっておりまして、かなり頻度が高まっておるわけでございます。周辺都市は、名古屋市、春日井市、小牧市、豊山町、師勝町、そういうような問題でございますが、昭和四十六年二月十七日、離着陸の頻度を調べてみますと、自衛隊と民間と約半々ぐらいでご……
○石田(幸)委員 最初に、民鉄部長に、伊勢八王子線の問題についてお伺いしまして、それから国鉄問題についてお伺いをしたいと思います。 まず、民鉄部長さんにお伺いをするわけでございますが、先般の分科会におきましても、公明党の坂口委員のほうから御質問がありましたから、概略御存じではあろうと思うのでございますが、どうも私どものほうのいままでの陳情を受けた状況、あるいは現場を調査したり、そういう感じからいきまして、どうもこの問題については、過去約十年になるわけですね、問題が発生してから。ところが、どうもその状況の把握がきちんと行なわれてないのじゃないかというふうに私は感じているのですけれども、この点は……
○石田(幸)委員 私は、公明党を代表して、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行なうものであります。 この法律案に反対する第一の理由は、運賃値上げをわずか六カ月程度延長したからといって、現在のインフレ高進を抑制できないといわざるを得ないからであります。高度経済成長政策に端を発する最近の物価上昇は、昭和二十六年六月の朝鮮動乱当時に匹敵する異常事態となっており、このため国民は日々の物価高騰に苦しみ、その生活は急速に破壊されようとしています。しかも、先般行なわれた石油製品価格の引き上げや生活必需物資の高値凍結に見られる、い……
○石田(幸)委員 私は、この国民生活安定緊急措置法案につきまして、まず基本的な問題から伺いたいと思います。 それは、今日の異常な物価上昇の元凶というのは、いわゆる高度経済成長の破綻であり、同時にまた予測をしなかった中近東におけるああいった戦争の一つの結果としてのあらわれだと思うのでございますけれども、いわゆる高度経済成長が使い捨て経済あるいは消費は美徳であるという、そういった社会的な思想を助長したわけでございますけれども、先般の予算委員会等におきましても田中総理大臣は、節約は美徳である、このようにいま大きく方向転換をしようとしているわけであります。そういった意味におきまして、いわゆるちまたに……
○石田(幸)委員 公明党の石田でございます。本日はたいへんにありがとうございました。 補足して、幾つかお伺いをしたいと思うのでございますけれども、この国民生活安定法はいわゆる恒久立法というような形で行なわれておるわけでございます。性格はそういうふうになっております。これについて長洲先生にお伺いをしたいのでございますけれども、この恒久立法的な性格というものは経済を硬直さしていくというような御心配を非常にしていらっしゃるわけでございますが、そういった意味におきまして、この法案の性格をやはり時限立法に限定をする必要があるのではないかというふうに思いますが、この点いかがでございましょう。
○石田(幸)委員 堀越参考人にお伺いをいたしますが、先ほど来覚え書きの問題がしばしば話題に出ているのでございますが、現在公取委員長は、政府の価格介入というような問題があっても、業界側の価格への状況を聴取をした場合には当然これは独禁法違反であるという見解もすでにお示しになっておるわけでございます。政府もきのうの発言ではそういうことを認めておるように思うのでございますけれども、先ほどの堀越参考人の御意見をお伺いいたしますれば、価格の問題について相談をすればカルテルというのでは困る、こういうような御見解でございましたが、すでに公取委員長はそういう見解をお示しになっているということについては、独禁法の……
○石田(幸)委員 私はまず主として通産大臣にお伺いするわけでありますが、その前に経企庁長官に具体的な問題をお伺いいたしたいと思います。 きょうの新聞発表によりますれば、政府は国鉄、消費者米価を十月まで半年凍結というようなことをおきめになったように発表になっております。その国鉄、消費者米価の半年凍結というものが、当然郵便あるいは私鉄等の運賃にもブレーキがかかるであろう、こういうふうに報道されておりますし、また大蔵大臣の談話といたしましても、記者会見におきます談話は、政府がこれだけの決意を示しているのだから、他の料金値上げも当然考え直してもらわねばならない、こういうふうに語ったといわれております……
○石田(幸)委員 政務次官に二点ばかりお伺いしたいのでございますが、最初に投機防止法案の品目指定の問題でございますが、この前のいわゆる石油二法案の審議をいたしましたときに私、自動車タイヤの問題を取り上げまして、運輸大臣に品目指定の中に入れるべきではないかというようなお話をしてあるのですが、そのとき運輸大臣は入れる、こういうお話があったわけでございます。タイヤそのものは通産省の管轄かと思うのでございますけれども、政務次官も御存じのとおり、いまタイヤはたいへんな高値になっているわけでございます。一ころ安定期にたしかトラックのタイヤで一万数千円のものがいま実勢は四万円程度しております。トラックという……
○石田(幸)委員 いまの問題について私どもの調査をしたことについての確認をまずしたいと思うのでございますけれども、洗剤不足が深刻化した十一月、十二月におきましては、第一次問屋の入荷量というのは激増しておる、このように私たちの調査では結果が出てきたわけでございますが、これについて通産省のほうでは同じ傾向、そのような傾向があると、このように認定をされておったのかどうか、この点が一点。 それからもう一点、やはり大手スーパーにこのときに大幅な入荷の激増があるわけです。私が中日新聞で拝見をしたところによりますれば、十二月の時点で、十二月の当初、山中スーパーというところでは先年比三一九%の増の入荷があっ……
○石田(幸)委員 私は、プロパンガスの標準価格の問題について非常に疑義が多いので、この問題についてこれからただしてまいりたいと思います。 まず、森下政務次官にお伺いをいたしますが、プロパンガスにつきましては標準価格千三百円というふうにきめられたわけでございますけれども、これはいわゆる十キロ入りボンベ、そしてその中にはボンベの賃貸料あるいは計量器の賃貸料あるいはまた配達料が込みになっておる、こういうような通達が出されておるわけでございます。その重量売り、それからまた普通リットル売りといっておるようでございますが、容量売り、ここにも大きな問題が存在するように思います。さらにまた、この容量売りの場……
○石田(幸)委員 公取と通産省にまずお伺いをいたします。 去る二十六日、予算委員会におきまして、四十六年の石油連盟に対する価格カルテルの勧告問題が追及されたわけでございますが、そのとき石連の密田会長は、この四十六年度の価格カルテルは通産省の指導に基づいたそういう協定であるから、いわゆる言われているところのやみカルテルではない、こういうふうに強弁をして、四月二十二日の通産省の指導の内容をあげられたわけでございます。 きょうの読売新聞によりますれば、この石連の密田会長発言は全くのうそを言ったものであって、いわゆる二月二十二日の営業委員会の価格カルテルをさして公取は勧告を行なったのであって、四月……
○石田(幸)委員 私は学校給食の問題についてこれから御質問を申し上げたいと思います。 今回、公明党のほうで地方議員を動員いたしまして、物価の高騰が教育関係のいろいろな経費にも大きな影響を及ぼしておるわけでございますが、特に学校給食の問題については、いろいろな生鮮食料品あるいは調味料等の高騰によって非常に大きな影響を与え、それが献立の質の低下、給食費の父兄負担の大幅な上昇というような状況をもたらしておりまして、この給食問題はかなりピンチに立たされておる、こう考えざるを得ない結果が出ておるわけであります。わが党は全国の各都市、札幌、仙台、千葉、東京、新潟、名古屋、京都、大阪、神戸、松江、岡山、広……
○石田(幸)委員 まず公取の事務局長にお伺いをするわけですが、先ほど、十四日に通産省の平林計画課長が石連の営業委員会で通産省の指導方針的なものを発表された、こういうことが問題になっておるわけでございます。先ほどエネルギー庁長官の説明によりますれば、プロパン、灯油、その標準価格を据え置く、あるいはA重油等は国民生活に与える影響が大きいので、指導的な上限価格を考えているのだというようなことが、概略報告があったわけでございます。 公取委員長は、こういうような行動は、いわゆる元売り業者にある程度のそういった価格形成の示唆を与えたというような立場から、カルテル行為だ、こう確認をされているようでございま……
○石田(幸)委員 まず片岡先生にお伺いするわけでございますが、去年物価委員会で、いわゆる生鮮魚介の問題につきまして、八戸まで視察に行ったわけでございます。そのとき、たとえば一つの例をあげますと、魚の中のサバなんというものは、月に一ぺんないし二へん業者の連中が公園に持ってきて、ただで販売をしておったわけであります。ところが、東京みたいな消費地に参りますと、必ずしも安くはない。先ほども先生がお触れになっておりましたように、流通段階が、生鮮食料品、特に魚なんかの場合は、生産地市場あるいは消費地市場というところで幾つもの流通段階があって、かなり流通コストを食っておるわけであります。四十五年の経企庁の調……
○石田(幸)委員 参考人各位にはたいへん長時間、いろいろ貴重な御意見ありがとうございました。私で終わりでございますので、しばらくお伺いをしたいと思います。 まず松村参考人にお伺いするわけでございますが、冷蔵倉庫の問題でございますけれども、これは冷蔵倉庫をつくり始める当初の目的は、いわゆる物資の保冷、保存をなして、その物資が季節的に不足を来たしたときに放出して物価を冷却させるというようなことが、当面の目的であったと思うのでございます。ところが最近の状況をいろいろ聞いておりますと、完全にその目的が逆転をして、利益追求のための、いわゆる投機のためのそういうような傾向がかなり見受けられるのではないか……
○石田(幸)委員 最初に、伊部参考人に過剰流動性の問題についてお伺いをしたいと思います。 四十八年度の経済白書に、過剰流動性の問題について触れております。それによりますと、四十七年度について企業の手元流動性比率あるいは企業の資金繰り、そういうものを判断をしてみると、 ほとんどすべての流動性指標が過去のピークを大幅に上回っている、こういうふうにいわれております。それからまた、流動性の基本である通貨量の伸び率が、実物指標に比較しても高く、過去のピークを大きくこえていることから見ても、四十六年度から四十七年度にかけてのわが国は異常に高い流動性のもとに置かれていた、こういうことが記載されておるわけ……
○石田(幸)委員 私はいま非常に問題になっております畜産物の基本であります飼料問題と、それからこれは経済機構の本質的な問題として私はとらえているのでございますけれども、備蓄機構全般の考え方についてこれからただしてまいりたいと思うわけです。 経企庁長官に最初にお願いをしておきますが、最初に飼料問題を取り上げますけれども、最後には備蓄問題のことについての質疑になりますので、前段の質問についてもいろいろと聞いておいていただきたい、こういうふうに思うわけでございます。 まず最初に農林省にお伺いをするわけでございますが、飼料の値上げ動向は非常にきびしいものがあるわけであります。特に先般いろいろ食肉関……
○石田(幸)委員 経企庁長官にお伺いをするわけでございますが、今回の電力料金の値上げの問題につきましては非常に各方面にショックを与えておるわけでございます。こういった料金改定に伴って、産業界では電力料金改正に伴って、その電気料金の製品転嫁はやむを得ないという姿勢が各紙に報道されておるわけでありますが、新聞等で拝見いたしまして、またさらに先ほど来松浦委員等の質疑の中でも、物価局長が卸売り物価にはさほど影響はないのではないかというような御説明もあったわけでございますけれども、しかしいままでの物価上昇のいろいろな要因の中には、いわゆるインフレマインドというのも相当にあったし、そのための便乗値上げとい……
○石田(幸)委員 私は、越後参考人にお伺いしたいと思います。わずかな時間でございますので、端的に事実を申し上げますので、所見を承りたいわけでございます。 いま、私が問題にしようとしている会社は、伊藤忠商事がその資本金の九五%を保有する伊藤忠燃料についてでございます。 午前中にも問題になったようでございますけれども、この伊藤忠燃料は、いわゆるタクシーが使用いたしますところのプロパンガス、これを会社自体で扱っていらっしゃるわけでございますが、いま私が指摘をしようとする問題は、いわゆる石油危機が勃発して燃料カットが各所に行なわれた、燃料関係がたいへんな混乱を来たした状態の中に起こってきた問題であ……
○石田(幸)委員 今日まで石油元売り会社は、石油輸入量削減という国民的危機を逆用して、ばく大な便乗値上げによる利得を得たことが追及をされてきたわけでございます。しかし、この値上げ問題だけが、いわゆる石油元売り会社が経済社会に与えた損害ではないと思います。いわゆる便乗値上げの陰に隠された、いままであまり問題にはならなかったことではございますけれども、この決算期を迎えましてようやく表面化してきた問題に、いわゆる代金決済の支払いサイト短縮の問題があるわけでございます。 いま私が指摘をしようとするものは、経済社会におきます契約は自由であるという、そういう原則的な原理を問題にしようとしているのではない……
○石田(幸)委員 私は、先ほど太田委員からもお話のありました私鉄問題とりわけ先般災害のありました近鉄八王子線の問題について、まず質疑を行ないたいと思うわけであります。 その近鉄八王子線の話に入る前に、まず大臣に基本的な問題でお伺いをしたいのでありますが、いわゆる過密過疎の問題は、日本の社会にとっても非常に大きな問題でありますが、特に過疎対策の一つとしては、交通機関の整備もまた重要な政治的な問題であろうかと思います。この過疎地方、過疎地帯の交通機関の実情を見ますれば、先般もニュースで報道しておりましたが、高知県交通が二十億の負債で倒産をいたした、こういうような実情であります。地方の私鉄、国鉄の……
○石田(幸)委員 午前中から総合物価対策並びに個別物価対策でいろいろと議論があったわけでございますが、私は主としてプロパンガスの問題についてこれから質疑を行ないたいと思います。 まず最初に経企庁長官にお伺いをするわけでありますが、いわゆる物価担当大臣としての役割りが非常に大きなウエートを占めているわけでありますが、この物価に対して、いわゆる総合的な基本的な物価政策、そういうものについては当然これはいろいろな御意見をいろいろなところで申し述べておられると思うのですが、個別の物価対策についてはどの程度経企庁としてはこれに参画をされるのか。 たとえばプロパンガスにつきましては、八月十六日の閣議に……
○石田(幸)委員 経企庁長官にまずお伺いをします。
きょうの新聞を見ますと、労働大臣が、現在の物価安定に対しては、いわゆる食料品の安定供給がそのかぎを握っているのではないかというようなことを、総理に進言をしたということが報道されておりますが、私どももこのインフレ下におきまして一番大事なのは、やはり食料品の安定供給だと思うのでございますけれども、この点について経企庁長官はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 そこで、先ほど来井岡委員から、物価問題あるいは物流問題について、先般の視察に基づいた質問がるるあったわけでございますけれども、この食料品の安定供給の問題について、私は前々から非……
○石田(幸)委員 私は、四点ばかり時間の範囲内で御質問をしたいと思いますが、私に許された時間は大体十五分程度でございますので、その点御配慮の上、よろしくお願いしたいと思います。 まず一つは経済構造の二重性の問題でございますけれども、長官も御存じのとおり、ここ十数年間にわたるところの高度経済成長政策というものがいろいろな意味で副産物的の、たとえば環境破壊とかあるいはいろいろな社会的跛行を生んでいると思うのでございますけれども、そういう中にございましてそういう政策がとり続けられ、さらにまた前回のいわゆる石油ショックの問題がございまして一挙に物価狂乱という形になってきたわけでございますけれども、そ……
○石田(幸)委員 それではこの道路運送車両法の一部を改正する法律案について、公明党を代表して私から質問をしたいと思います。 まず、運輸大臣に基本的にお伺いをするわけでございますが、今回の法律案は、いわゆる車両の点検等に関する、登録、検査等に関する手数料の、いわば値上げてございますが、御存じのとおり、三木内閣が発足いたしまして、その政治的な姿勢の一番大きな目標として、いわゆる物価の抑制ということが挙げられておるわけでございます。そういうような状況の中で、国鉄あるいはその他の地方鉄道あるいはバス、過疎地帯のバス、こういうものは大幅に赤字であるわけでございますが、こういう認可料金等に対しても、まだ……
○石田(幸)委員 それでは航空法の一部改正の問題について、これからいろいろ幾つかの質問を申し上げたいと思うわけでございますが、まず最初に、雫石におきます空中衝突事故によって百六十二人の人命が失われたわけでございますが、改めて哀悼の意をささげたいと思います。同時に、この事故によっていわゆる航空法の改正問題まで事が進んできているわけでございますけれども、先般の三月十一日におきます裁判の結果を見ますれば、その事故の起こった原因究明ということが一つの大きな課題として裁判が行われたわけでありまして、しかしながら、この裁判の結果を見て、さらに運輸行政のいろいろな責任が追及されていることも事実でございます。……
○石田(幸)委員 まず鉄道敷設法の一部を改正する法律案につきまして大臣にお伺いをするわけでございますが、四十七年の予算委員会におきまして、公明党の松本委員の質問に応じて、この場合はいわゆる国鉄運賃の値上げに絡んでの質問でございますけれども、鉄道敷設法の問題について佐藤総理が発言をしておられるのでありますけれども、どういう発言をしておられるか、御存じですか。
【次の発言】 それでは後ほど申し上げることにいたします。
国鉄の方にお伺いをいたしますが、この宮守線ですか、四十一年以来工事を進めてきたけれども、四十九年の二月北丹鉄道の廃止に伴って終点を福知山までに改める、こういうことなんでございますけ……
○石田(幸)委員 私は、しばしばこの委員会でも取り上げました近鉄八王子線の問題について、その後の進捗状況を承っておきたいと思います。 四十九年の七月二十五日に集中豪雨によりまして三重県の天白川が破壊をし、堤防の決壊があった。そのことによって、近鉄は八王子線を従来廃止したいというような意向があったために、それを一つのチャンスとして廃線という方向を強く打ち出していたわけでございますが、地元の非常な反発がありまして、なかなか話し合いがつかない。その間、運輸省が間に入ってこの紛争の解決を要望してまいりましたけれども、このことについてどのような進捗状況になっているか伺いたいと思うわけでございます。 ……
○石田(幸)委員 近海海運の問題が話題になっているわけでございますけれども、ずいぶん質疑が行われましたので、私は補足的に二、三の質問にとどめたい、こう思うわけでございます。 まず最初に、念書船の問題でございますけれども、いずれにしても、この方向を見ますと、近海海運問題の発生した最大の原因というのは、需要の激減である、それからそれに伴う船腹過剰である、こういうふうにとらえておられるわけでありまして、確かにそういう面もあろうかと思います。しかしながら問題は、やはりその念書船の本質的なところにその問題があるのではないか。念書船そのものが、船腹過剰、そういうものを前提条件にして認めておられるというふ……
○石田(幸)委員 まず、運輸省にお伺いをしたいわけでございますが、いま太田委員が取り上げられた衣浦港の大プロパン基地建設に関して、いわゆる大型タンカーが出入りをするわけでございますので、その交通安全等の問題について私はこれから質問をしたいと思うわけでございます。 そこで、この衣浦港湾にそういうようなプロパン基地が建設をされることについて、大蔵省は一体どの時点でこの問題を承知しておったのかということをお伺いをしたいのと、さらに、また、この港湾建設、特にプロパンガスの基地を建設するについて、一体どこが中心になって総合検討しているのか。これはいわゆる県という問題だけではなくして、漁業補償の問題も出……
○石田(幸)委員 私は、本日は物価対策予算の問題について、副総理にいろいろお伺いしたいわけですが、その前に個別問題がございますので、それを最初にやらしていただきたいと思っております。 一つは、家庭電化製品の価格問題でございますけれども、この問題については通産省と公取にお伺いをしたいと思っております。 これは前回、予算の一般質問におきまして、社会党の松浦委員が同じく取り上げられた問題でございますけれども、私どもにも同じような苦情が来ているわけでございます。それは、いわゆる小売価格の改定が行われて、かなり広範囲に販売会社からパンフレットが出回っておるわけでございますけれども、しかしながら、実際……
○石田(幸)委員 私は、公益法人でありますゴルフ場の問題について、これから若干の質疑を行いたいと思います。 この前、予算委員会で文部大臣に対して伺ったのですが、ゴルフ場で公益法人を名のっているところは、全国で三十カ所あるわけなんですね。三十ヵ所という言い方はおかしいかもしれませんが、三十法人あるわけです。これはスポーツ振興というために公益法人の認可をとっているわけなんですが、問題は、やはり現在のゴルフ場の経営状態から見て、公益法人としてのあり方としてはふさわしくないのじゃないか、こう思うのです。 具体的に申し上げますと、税金の面でも、一般のゴルフ場ですと、収益に対して四〇%課税であります。……
○石田(幸)委員 基礎的な知識をもう少し得るために、三社の方にお伺いをするわけでございますが、四十八年度、四十九年度にわたりまして、いわゆる加盟金形式の収入、それから商品販売におきますところの販売収入、この二つに分けてお知らせをいただきたいと思うのです。
それからあわせて、営業外投資をしていらっしゃるかどうか。もししていらっしゃるとすれば、その額についても、四十八年度、四十九年度にわたってお知らせをいただけないかと思いますが、そういう数字をもしお持ちであるならばぜひお願いをしたい、こう思います。柴田さんからお願いをいたします。
【次の発言】 いわゆる自分の会社の業務以外の投資、たとえば土地を……
○石田(幸)委員 去年の八月、経企庁の総合交通研究会の中間報告が出ました。「総合交通体系の検討に関する中間報告」、これに基づいて、総合交通体系の将来がどうあるべきかということについて、私はこれから副総理に御質問を申し上げたいと思うわけであります。 御存じのとおり、いままでの総合交通体系というのは、いわば高度経済成長政策の中で位置づけられてつくられたものでございます。それから低成長時代に転換をするわけでございますので、それだけにまたいろいろな制約があるわけであります。この中間報告におきましては、四つの制約の問題が取り上げられております。エネルギー、労働力、環境、空間、この四つの制約というものが……
○石田(幸)委員 私は、まず最初にビールの値上げの問題について伺いたいのであります。 五月二十七日の新聞の報道記事によりますれば、キリン、サントリーのビール価格が流通段階で自主的に値上げされることになった、こういうことが報道されているわけであります。大手酒類問屋の国分、または日本酒類販売株式会社、その両社がそれぞれの所管の税務署にそういう届けを出したそうであります。 長官にお伺いをしたいのでありますけれども、経企庁としては、十月ごろまでにいわゆる消費者物価上昇率を対前年の同期比一けた台におさめる方針を固めた、それを実現するために、総需要抑制策を続ける中で麦価、米価等の一連の認可料金の引き上……
○石田(幸)委員 まず、村井先生に一問お伺いをするわけでございますが、先ほど来いろいろ現状についてのお話を承っておりまして、私立大学と国立大学の格差はいろいろな面であるわけでございますけれども、特に教員一人当たりについての生徒数が、私立の場合は国立の四倍、こういうふうになっておるわけでございます。確かに大学の先生方が多いにこしたことはないと思うのでございますけれども、理想的な大学の特に教育に携わる教職員の数と生徒の関係、これはどこら辺に置くべきなのか。 それから、もう一点お伺いしたいのですが、人件費と教育研究経費との比率。これはなぜかと申しますと、大学の先生方はいろいろな意味で教育だけでなく……
○石田(幸)委員 まず最初に、馬場参考人にお伺いしたいのでございますが、現在の経済状況を見てみますと、多分に海外要因、いろいろ原材料の面で左右されている面があるわけでございます。現在の不況を打開するために景気浮揚策がとられるわけではございますが、そういう両方の要因を考えながら、私が考えますには、不況対策のために景気刺激策をとっても、かなり原材料を中心とした海外要因というものが大きく響いてくるのではないか、こういうふうに思われるわけでございます。 そういう点におきまして、各企業の製品価格というものが不況対策をやりましてもどうしても上がりぎみになる、こういうふうにいま考えておるわけなんでございま……
○石田(幸)委員 質問に先立ちまして、委員長のお許しを得て、これから質疑をいたします内容の資料を一応各大臣にお見せいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
【次の発言】 では、配ってください。
三木内閣が発足して以来、すでに三カ月を経過しようとしているわけでございますが、その三木内閣発足に当たっての政治の一つの基本的な柱と一して、社会的不公正の是正ということが挙げられておるわけであります。
本日、経企庁長官の所信表明がございましたが、そのお話を聞きましても、これからの経済運営に当たっては一いわゆる資源は無限というような従来の立場から大きく方向転換をしなければならない。その長期方針の転換……
○石田(幸)委員 それでは、まず、国鉄側にお伺いをいたしますが、新幹線の騒音並びに振動公害に対する防止処理の問題についてこれからお伺いをするわけですが、国鉄の方でお出しになっておりますも「新幹線鉄道騒音に係る障害防止処理要綱」の中の第二の項の「助成の対象となる工事及び費用等」の第五番目の項を見ますと、移転工事を行う際に、当該建物の所在する土地の所有者から跡地買い取りの申し出があった場合、それが適当と認められる場合のみ買収をするというようなことになっているわけです。 これの基本的な考え方は、新幹線の騒音や振動防止のためにある特定地域の両側を約二十メートルずつ買収をしようということがかなり大々的……
○石田(幸)委員 いまお二人の委員の灯油に関する議論を聞いておりまして、なおいろいろ納得のいかない点がありますので、この点について先に二、三質問をいたしたいと思います。
まず十月十七日に、経済閣僚協議会の席上におきまして、総務長官から、灯油価格が値上がりしそうである、物価対策上好ましくないので十分注意をしてほしい、こう通産大臣に要請があったと伺っておりますけれども、その要請を受けて、いわゆる通産省としましては具体的にどういう柱を立ててこの総務長官の要請にこたえようとしているのか、まず簡単にこれを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど山中委員からの御質疑もございましたけれども、い……
○石田(幸)委員 それでは石連の会長さんに三点お伺いいたします。 新聞等でも発表されているわけでございますが、現在標準価格づくり諮問が行われているわけであります。そして石油業界の値上げ要望に対して、需要業界の方におきましては軒並み企業が赤字であるという点から、なかなか希望どおりに受け入れるようなことはできない状態であろうかと思うわけでございます。そこで問題になりますのは、今回の一〇%値上げの問題に伴って、さらに赤字が各メーカー、元売り業者等において拡大をするわけでございますけれども、その赤字を補てんするというようなことになりますれば、かなり利潤を見込まないと赤字は補てんできないのは道理でござ……
○石田(幸)委員 まず公取に家電の問題についてお伺いをいたします。
本年の二月二十日、当委員会において消費者を守る立場から家庭電化製品の二重価格表示の問題を取り上げたわけでございますが、その際に二重価格の実態について調査をすべきであると要求をいたしておったのでございますけれども、この問題のその後の経過はどういう状態になっておりますか、御報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 結局、一般消費者はカタログ等に示された価格を標準にして買うわけでございますから、こういうように実勢価格との間に相当開きがあるというのは、一般消費者の損失をメーカー側があえて行っておるというふうにわれわれは見るわけで……
○石田(幸)委員 まず川崎参考人と民鉄部長に伺うわけでございますけれども、九月期の決算等を見ますと、営業利益が全体で二六%増加しておる、こう言われております。各社ごとの営業利益等を見ますと、やはりいろいろ経営規模に大きな差がありますので、内容が非常に違うわけであります。南海等は、鉄道部門の欠損だけでも前年度に二十一億、本年度が十八億という、約四十億の赤字が出ているわけですね。それに比較しまして小田急等は、鉄道部門だけでもかなりの利益を上げていらっしゃる。先ほど金利負担等の話もありましたから、そういう問題については承知をいたしておるわけでございますけれども、各社によって、その経営内容においてある……
○石田(幸)委員長官 先ほどの予算編成の問題について、若干繰り返しになって恐縮でございますが、お伺いをしたいと思うわけです。 きょうの新聞報道等によりましても、公債の発行を全体的に三〇%くらいに抑えたいということで、かなり行政の予算が圧縮をするようなニュースが出ているわけなんですけれども、この間も総理はテレビ出演におきまして、来年の予算編成は景気刺激型の予算編成になるであろうというような、そういうニュアンスが報道されておるわけなんです。物価抑制との関連もあると思うのでございますけれども、大筋として、経企庁長官とされて、景気刺激型にならざるを得ないというふうにお考えなのか、あるいはむしろ否定的……
○石田(幸)委員 それでは最初に、下請代金の問題について若干質問を申し上げたいと思います。 去る十一月二十五日、建設大臣、公取委員長名で下請取引の適正化について通達を出されておりますね、七百五号、六号。最近の下請取引の適正化問題については、経済情勢がこういう状態であるだけに非常に厳しいものがあるわけです。したがって、こういうような通達が出されたのだろうと思うのでございますけれども、この通達を出されました基本的な実態調査、そういうものがあってこの通達が出されたのだと思うのですけれども、公取の方に伺いますけれども、この通達が出された根拠、これについて報告できますか。
○石田(幸)委員 時間がありませんから一問だけにしておきますが、今回の改正案については、海上保安庁の権限強化という意味においては一歩前進かもしれませんけれども、たとえばこの防災センターの機構を見ますと、いろいろと運輸省の説明を聞きますと、まだきわめて規模の小さなものですね。日本の海域は御存じのとおり広いわけでございますから、災害はいつどこで起こるかわからない。ということになりますと、たとえば全国港湾にこういった防災センターを逐次拡大整備しなければならぬと思うのですけれども、その説明を聞いても、当初はきわめて微々たるものというような感じで、これでは実際の運用に当たって支障を来すのではないかと私は……
○石田(幸)委員 運輸行政の問題が非常にクローズアップされておりますので、私もその角度からこの問題を若干質疑をしたいと思います。
まず、最初にお伺いをしますが、いま、日本航空においては、あのいわゆる大庭証言で問題になりましたDC10の購入をすることになっておるわけでございますが、その間の状況を若干御説明をいただきたい。いわゆる導入に至るまでの経緯ですね。
それから、現在、運輸省の資料によりますと六号機まで購入をするということになっているようですが、その後の見通しはどうなのか、ここら辺からまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 このDC10―40の購入のときの代理店はどこですか。手数料……
○石田(幸)委員 大分時間も経過いたしましたので、各参考人から簡単にお伺いをいたしたいと思います。 まず、中島参考人と村木参考人にお伺いをするわけでございますが、公共料金の問題が出てきますと、受益者負担が原則だということがいつも総理大臣や各大臣の答弁の骨子になっているわけです。ところが、受益者負担がどうあるべきかという内容の定義というものはいままで政府から見解を示されたことがないわけなんですね。今回の国鉄運賃の値上げにつきましても、たとえば大別をいたしまして貨物と旅客というものが問題になっているわけでございますけれども、貨物と旅客を利用する側というのは非常に大きな食い違いがあります。その数か……
○石田(幸)委員 国鉄問題の質疑をこれから行うわけでございますが、まず最初に大臣と総裁にお伺いしたいわけです。 会期末になりまして、新聞等の報道によりますれば、会期延長がないということはすでに与野党の合意事項となっておるし、参議院の河野議長も、本質的には会期延長なし、それから財特法については継続審査、値上げ法案は断念という、その方向で了承しているというようなニュースが伝えられております。それに伴って、政府は、仲裁裁定が出されても国鉄、電電についてはベアに応じないという態度を最終的に確認しておる、あるいはまた赤字経営を続けている国鉄に対しては夏期ボーナスの凍結もやむを得ない、それから工事の延期……
○石田(幸)委員 わずかな時間でございますので、よろしくお願いをいたします。 まず、長官にお伺いをするわけでございますけれども、日本経済は高度成長時代から、あの石油ショックを転機といたしまして、一挙に低成長時代へと変わってきたわけでございます。その石油ショックを吸収するのに両三年は必要とするであろうというような長官の御意見の表明等もありましたけれども、いままさに、そういった意味におきましては、経済社会は屈折の時代ではないか、こういうふうに思うわけでございます。しかも将来の低成長時代というのがどのような形で展開されていくのか、一般の企業にとりましても、特に中小企業等にとりましては、どういうよう……
○石田(幸)委員 各電力会社の社長さんに伺っておりますと時間がありませんので、代表して原谷参考人と永倉参考人にお伺いをするわけでございます。 新聞記事の報道によりますと、一月下旬に、通産大臣と九電力の社長と懇談会を開かれた。そのときに、景気浮揚のために電力業界が五十二年度の設備投資の一部を五十一年度に繰り下げてやってもらいたいというような話が出たというのでございますけれども、最近の経済情勢を見ますと、公共投資の予備費にいたしましても、これを凍結するというような話も出ておる。あるいは五十一年度の公共事業費につきましても減速をしようというような状況になっておりますけれども、そういった情勢下におき……
○石田(幸)委員 長官にお伺いをするわけでございますが、先ほど中村委員からも発言がありました生活関連物資等の指定の解除に伴うこれからの対策でございますけれども、閣議了解でその解除に伴う措置というものが明示されておるわけでございますけれども、具体的にさらに物価対策に取り組まなければならないと思うのでございます。 まず一つは、価格調査官の全員解任、こういうような形に必然的にならざるを得ない。しかしながら、最近の物価の動きを見ておりますと、必ずしもこれから秋から冬にかけての物価というものは安心できないという状況にあるわけでございますので、こういう人たちがこの指定の解除に伴って解任になるわけでござい……
○石田(幸)委員 時間も迫っておりますから簡単にお伺いをいたしますが、消費者ローンの問題についてお伺いをいたしたいわけでございます。 経企庁が委託調査をされております全国地域婦人団体連絡協議会が発表した「金融、保険の表示等に関する消費者の意識調査」この調査結果を拝見いたしますと、かなりの人が使っていると思われるわけです。消費者ローン、いわゆる住宅ローンとか電化ローン、ピアノローン、トラベルローン、いろいろあるわけでございますけれども、相当数の人が使っておるわけですね。日本の人口が一億でございますから、世帯数にして約二千五百万世帯、こう考えられます。そして消費者ローンを利用したことがあるかとい……
○石田(幸)委員 それでは、電力会社関係につきましては、加藤参考人に代表してお伺いをいたしたいと思います。 まず一つは、この電力料金の値上げについては、非常に各産業界とも深刻な影響を受けるというので心配をいたしております。また、一般家庭においても、家計に占める比率というのは決して小さくないわけでございますので、あるいはそういった各製品の値上げというものが再び一般消費者のところへかぶってくるというような関係もございまして、この電力料金の値上げ問題については非常に反発が強いわけなんです。 そこでお伺いしたいのは、いわゆる他の産業界への影響あるいは国鉄とか私鉄とか地下鉄とか、そういったもろもろの……
○石田(幸)委員 私は、この予算委員会におきまして、今回の五十一年度政府予算案、これが大幅な赤字国債を発行しての景気対策予算案である、このようにしているわけでございます。さらにまた、その景気対策の中心が公共事業であると言われておりますが、果たしてこの公共事業が本当に景気回復の目玉になるのかどうか、そういった問題について参考人から御意見を伺うと同時に、各大臣にまたそれに対する所見を承りたいと思うわけでございます。もう一点、今日このような不況の中ではございますけれども、同時に公共料金の生活に占める重要度というものがいろいろな角度から大きな話題になっておりますので、この点についても参考人から御意見を……
○石田(幸)委員 まず伊藤証人にいろいろお尋ねをする前に、一言申し上げます。 先ほど自民党の山口議員がわが党の渡部一郎議員の発言に対しまして、大平大蔵大臣の名誉に関するとのことでシグ・片山氏との関係について言及されましたけれども、渡部議員の発言は、大平大蔵大臣とシグ・片山氏との関係についてユナイテッド・スチール社社員と名のる者の通告によるものでありまして、その内容を鬼氏に確認する意味で行ったものであることを、この際一言申し上げておきたいと思います。 早速、それでは伊藤証人にお伺いをいたしますが、今回の事件につきまして、いわゆるアメリカからの金の流れが非常に大きな問題点になっておるわけでござ……
○石田(幸)委員 それでは、私はまず最初に、最近地方都市に起こっております中型スーパーと小売業の関係について若干質疑を行いたいと思います。 と申しますのは、東京、大阪、名古屋、こういった大都市もしくはその周辺の人口急増地帯に中型スーパーが進出をいたしておりますが、小売業とのトラブルはそう目立っておらないのであります。むしろ大型スーパ一との関連の方がその地域の小売業とのトラブルが多いわけでございますけれども、最近、人口二十万ないし五、六十万の都市の中におきましては、この中型スーパーと小売業のトラブルが非常に目立っておると思うのです。この前も熊本県で、たしかこの問題が県議会でも大変話題になったよ……
○石田(幸)分科員 私は、中小企業退職金共済制度の問題について、これから大臣並びに各局長に御質問をするわけでありますが、いろいろと大臣のお時間の関係もございますので、この前予算委員会におきましての一般質問のおりに時間切れでたいへん失礼いたしましたので、その問題から先にちょっとお伺いをしたいと思います。 労働大臣の私設諮問機関でありますところの労働者生活ビジョン懇談会というのがありますね。これから定年延長の問題の答申――中間報告ですか、が出ておりまして、五年後を目途として、五十五歳から六十歳まで定年延長をしてはどうか、こういうようなことでございました。一体、労働大臣といたしましては、これを全産……
○石田(幸)委員 今日の石油不足によります経済危機、当面これを解決するためには、何といっても適正な石油の需給関係を確立しなければならないと思うのでございますが、その意味におきまして、私は航空行政のことについてお伺いをいたしたいと思います。 まず運輸大臣にお伺いいたしますが、大臣も御存じのとおり、航空機燃料というのは、いわゆる原油の処理量からいきまして、相当大きなウエートを占めているわけでございます。すなわち、ジェット燃料として販売もしくは輸出をされた量といいますのは、四十七年度の数字でございますけれども三百六十四万キロリットル。この原油の処理量を見ますと、一・六%という大きなウエートを占めて……
○石田(幸)分科員 私は環境庁長官にお伺いいたします。連日たいへん御苦労さまでございます。 最近とみに騒音公害という問題が非常に大きな社会的な問題になっているわけでございます。大阪空港にまつわるああいった公害裁判の結果も出ましたけれども、さらにまた新幹線の問題につきましても、いわゆる国鉄当局がその対策としまして、八十五ホン以上の地域については買収を進めたい。それから八十ホンについてはいわゆる防音対策、各戸における防音対策をやりたいというようなことを発表いたしまして、これもまた非常に話題になったわけです。ある意味におきましては一つの大きな前進的な措置ではないか、こういうようなことを言われておる……
○石田(幸)分科員 それでは労働大臣に所見を承るわけでございますが、私が取り上げます問題は、中小企業退職金共済制度の問題でございます。 実はちょうど一年前の去年の分科会におきまして、加藤さんが労働大臣のときにこの問題を取り上げたわけでございます。実情をちょっと申し上げますと、この共済制度に加入をいたしておりますのは、四十八年度末におきまして企業数が十五万二千七百七十六、それから被共済者数、いわゆる労働者の数は百四十一万七千百九十名という大きを数えておるわけでございます。そこで、これは中小企業退職金共済制度でございますので、中小企業につとめている人たちに対する退職時のいわゆる退職金を出すという……
○石田(幸)小委員 公明党の石田でございます。 まず一つお伺いをしたいことは運賃の改定の問題でございますけれども、この間も経企庁長官の福田さんといろいろ議論したのでございますけれども、こういうような国鉄のいまの累積赤字の中におきまして運賃改定の原則をどうするかということについては、福田さんは受益者負担が原則だと言う。受益者負担の原則というのは国民のすべてが基本的には納得している問題だと思うのですよ。ところが、新幹線のように社会開発的な事業をやる、金も借りなければならぬ、赤字がふえる、利子は払わなければならぬというようなものは、そういう意味からいきまして受益者負担という原則だけで運賃問題は処理……
○石田(幸)委員 私の持ち時間はごくわずかでございますので、簡潔にお尋ねをいたしますので簡潔にお答えをいただきたいと思うのです。 この独禁法につきましては、経済の自由な競争原理を維持するための経済の憲法、そういうような位置づけが行われているわけでございますけれども、その根底におきましてはやはり消費者の利益が不当に侵害されてはならない、こういう精神が内在をしなければならない、こういうふうに思うのでございますけれども、そういう点から見まして、今回の改正案におきまして課徴金の問題、あるいは企業分割等、そういう問題が満足ではないにしても一応項目として取り上げられておるわけであります。しかしながら、消……
○石田(幸)委員 まず福田副総理にお伺いをいたします。二点ばかり最初にお伺いをしたいわけなんですが、きのうの新聞によりますと、郵政省の方針として、郵便料金の値上げが成立しなければ、省令分だけでも上げようというようなことが発表になっているわけです。これは郵政大臣にお伺いすべきことかもしれませんけれども、これは確かに先ほど来審議が行われておりますように一種、二種のみが国会の法律案件であって、三種以下は省令で決める、こういうふうになっているわけですけれども、しかし国会で郵便料金の値上げ問題がこれだけ審議されている中におきまして、もしこういうような方針だとすれば、これは国会軽視もはなはだしいという感じ……
○石田(幸)分科員 私がこれから労働省にお伺いをしたい問題は、中小企業退職金共済制度の問題でございまして、この問題については大臣も御存じでございますが、去年の分科会におきましていろいろと御質問申し上げたわけでございます。その前の年の分科会でもやっておりますので、ちょうどまる三年ということでございます。今回、この中小企業退職金共済制度のいわゆる法律の一部改正をする御提案をなさっているわけでございますが、前回私が疑問として申し上げた点については、残念ながら全く触れられておらないわけでございます。この前の議事録をいろいろ読んでみますと、いわゆる前向きにお考えをいただくという御答弁が二年にわたってあっ……
○石田(幸)分科員 最初に大臣にお伺いをするわけでございますが、私がこれから取り上げるのは繊維問題でございます。 いまも大島つむぎの問題をめぐっていろいろ議論が交わされておるのを伺っておったわけでございますが、この繊維の不況に対して――私も名古屋市でございますので、あの周辺にはたくさんの繊維業者がおるわけでございますが、その実情をつぶさに聴取してみましたところ、長い間、この業界全体に対する構造改善をしなければならないという議論が行われながらも、いろいろな問題があって一向に構造改善が進まない、こういう状況の中にあって決定的な不況状態に追い込まれておるわけでございます。この繊維の不況を脱するため……
○石田(幸)委員 最初に、高屋先生と工藤公述人にお伺いをするわけでございますが、今回の値上げは、いわゆる二カ年間の財政再建計画に基づいて五〇%の値上げ案が出ているわけでございます。四十八年度にはいわゆる再建十カ年計画が出たわけですが、ちょうど石油ショックという大きな事件がありましたためにたちまちに瓦解をしてしまったわけでございます。そういったことにこりて、長期計画ではもうだめだ、経済変動がしばしば起こるかもしれないというので、一挙に二カ年間の財政再建計画というふうになったんだと思うんですね。まるであつものにこりてなますを吹くというような感が私はするわけでございます。 累積赤字は三兆円をはるか……
○石田(幸)委員 昨日運輸委員会のいろいろな質疑を伺っておったわけでございますけれども、河村委員の質問だと思いましたが、来年度の値上げに関連するわけでございますが、今回の五〇%値上げに次いで、さらにまた来年度も一五〇%以上の値上げが必要であるということです。その基本は、この二カ年間でいわゆる財政再建計画を立てておられるわけでありますから、当然そういう発想になってくるのだと思います。 来年度の値上げの問題について河村委員が御質問をなさっておったが、その答えを聞きますと、ことし五〇%値上げをしても、値上げの時期もずれておりますので、そういった減収等を考えると来年にも五〇%以上の値上げが必要である……
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