このページでは中島武敏衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○中島武敏君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、現在重大な社会問題、政治問題となっている水銀、PCBなど有害物質による汚染問題について、田中総理並びに関係大臣に質問をいたします。熊本大学第二次水俣病研究班による第三水俣病の発見に引き続き、有明海沿岸各地、徳山湾などに水俣病の疑いのある患者が発見され、さらに全国各地でおそるべき水銀、PCBによる魚介類の汚染の実態が次々と明らかになり、国民の不安は日ごとに高まっています。多くの漁民もまた出漁停止のやむなきに追い込まれるという深刻な事態に直面しています。いまや国民の食生活と健康、漁民と関連業者の営業と生活は、きわめて大きな不安と危機にさらされてい……
○中島武敏君 私は日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和四十八年度補正予算三案に対し、反対の討論を行なうものであります。(拍手) 今日、深刻な経済情勢のもとで、国民は大きな不安と強い憤りを感じております。刻一刻と物価は急騰し、インフレは高進しています。しかも、大企業や商社による買い占めや売り惜しみによって、生活必需品も手に入らないという異常な事態を生じております。石油危機はこの深刻な事態を一そう激化させています。 このような事態に国民をおとしいれた原因は、歴代自民党政府の対米従属のもとでの大資本本位の高度成長政策にあることは明白であり、政府の責任はきわめて重大であります。世論調査に……
○中島武敏君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました会期延長問題について、反対の討論を行うものであります。(拍手) まず、今回の会期大幅延長が、徹頭徹尾自民党と政府の党利党略に基づくものであり、国民生活圧迫、民主主義否定の悪法の成立を企図したものであることは、全く明白であります。 自民党は、会期延長の理由を会期内での審議日数の減少に求め、その中で、稻葉法相問題での憲法論議があったことなどを挙げていますが、これこそ、みずからの責任を何ら顧みない言語道断のこじつけであると言わなければなりません。 さらに重大なことは、天下の悪法と言われる公選法、政治資金規正法の改悪、独……
○中島武敏君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま発議されました五日間にわたる会期再延長に対して、国民の怒りを体して、反対討論を行うものであります。(拍手) 私は、会期再延長に、二つの理由から断固反対します。 第一の理由は、諸物価高騰の新たな引き金ともなる郵便料金の値上げ法案と、インフレを激しくする膨大な赤字国債発行のための財政特例法案を成立させる、そのためだけの反国民的な会期延長だからであります。(拍手) 三木内閣と自民党は、年の瀬を控えてますます深まりゆく深刻な不況とインフレに対して、国民がその対策を真剣に求めているにもかかわらず、この国民の要求を無視して、大企業の仕事と利……
○中島委員 当委員会におきましての議論、答弁をいろいろ伺ってまいったのですけれども、どうもはっきりしない点があるのです。それで二、三お尋ねをいたしたいと思います。 まず最初には、地価公示法の果たす役割りにかかわる問題ですが、地価公示法が設けられたときの議論で、これは参議院の建設委員会においてわが党の春日正一議員に対する当時の坪川建設大臣の答弁でありますが、こういうふうに言っていらっしゃる。「地価公示制度によってすべてが速効的に万能薬として期待するものではございませんけれども、最近の地価高騰に対するところの抑制策として、また不正な地価、土地取引等に対するところの一つのやはり抑制策といたしまして……
○中島委員 今日、非常に大規模な公有水面の埋め立てが行なわれて、臨海工業地帯がたくさんつくられる。そのことによって各種の公害が激発をして、海は死の海と化している、こういうのが実態であります。こういうおそるべき実態を救うために、公有水面埋立法の全面的な改正に大きな期待を持った国民が多数いたと思うわけであります。ところが今回の改正案は全面的な改正ではありません。部分的な改正です。なぜ部分的な改正にとどめられたのか。国民の期待は、いま申し上げたように全面的な改正、そしてそれによって住みよい環境を守るということにある。この点ひとつ最初に大臣から御説明願いたいと思います。
○中島委員 環境庁長官は過日の所信表明の中で「公害の発生を未然に防止するため、各種公害にかかる環境基準や、排出基準、排水基準等の設定、見直し強化につとめるとともに、総量規制方式の導入をはかってまいりたいと考えております。」こういうふうに環境基準や排出基準、排水基準などの設定、見直し強化という問題を強調されております。そこで私は、きょうは第一に環境基準の問題、それも新幹線の騒音の環境基準について質問を行ないたいと思います。これも過日予算委員会の総括質問におきまして、私は若干の質問を行ないました。そして長官のほうから答弁をいただきましたが、その上に立ってさらに質問を行ないたいと考えております。 ……
○中島委員 水俣病訴訟の判決が二十日の日に出されました。水俣病はその被害におきましてもまたその規模においても全世界にその類例を見ることができないぐらいひどいものであります。しかもこの間チッソは責任がないというふうに言い張り続けてまいったわけです。政府もまた、私はチッソの擁護者としてふるまったと思うのです。そういう点でこの二十日の判決を聞いて長官はどういうふうにお考えになっておられるか。まずそれをお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いま長官はこの問題について政府がチッソの擁護者としてふるまってきたとは思わないというふうに言われ、かつまた各方面に対して反省を与えた事件であるというふうに言わ……
○中島委員 先ほどから質疑の中でいろいろ明らかになってきておりますが、富士の演習場の使用転換の本協定がきょう結ばれる。これはまさにニクソン・ドクトリンに基づく自衛隊に対する肩がわり政策の実行であるというように私どもは思っております。また、巷間伝えられるところによりますと、知事にこのことをのませるために富士保全法を出すということで、すでに閣議決定もされたというように聞いております。先ほどからの長官の答弁を聞きますと、富士に演習場はないほうがいい、しかしかわる場所がないのでやむを得ないというふうな考え方を答弁されておられたと思うのです。そして一方で安全保障ということを強調されて、安全保障と環境保全……
○中島委員 チッソの島田社長に端的にお伺いしたいと思います。
新聞報道によりますと、社長は判決が出たときに、この判決には服する、こういうふうに言っておられますが、それはこれまで裁判で述べられた主張を撤回されてこの判決に服するという意味であるのか、そうではなくてまた、判決の内容には不服なんだけれども判決が出た以上はしかたがないということで判決に服するというふうに言っておられるのか、この点をまず端的にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、判決が出てからは判決の内容というものを認める、こういう趣旨の発言でございますか。つまりいままで裁判の中で主張されてきたことが、判決が出た、間……
○中島委員 先ほどからの質問に多少ダブるところもあろうかと思いますが、非常に重要な問題ですので、なおいろいろお聞きしたい点があります。
この問題は早く国民の不安を解消しなければならないという事態に直面しておるわけですが、そういう点でまず第一に私は、すでに販売されている量については大づかみなことを先ほど報告がありましたが、その行き先ですね、これは全部わかっているのかどうかということをまず最初にお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 つまりその行き先がわかっているというのはどの範囲で言っておられますか。すでにずっと家庭の中にまで入ってしまっている、あるいは学校の中にも入ってしまっているというよ……
○中島委員 千葉ニッコー問題について、私も視察しましたが、非常に企業責任は重大でありますが、同時に、あわせて政府の責任も非常に重大だと思うのです。
それで、第一に聞きたいのですが、厚生省のほうでは十八日の夜に熱媒体が検出されなかった、こういう中間発表をされておりますが、しかし、最も危険性のある事故時における油につきましては、何かたいへん調査がおくれているようにいわれているけれども、これはどういうわけでしょうか。私は一番危険性のあるものから調べるのが当然だと思うのですが、その点どういうことでしょうか。
【次の発言】 私の聞き間違いでなければ、いま、水島のほうにあった残品を国立衛生試験所に検査を……
○中島委員 最近、ついこの間ですが、窒素酸化物とそれからオキシダントについての環境基準が告示されましたが、これに基づいて排出基準などをきめて実行に取りかからなければならないと思いますが、これは一体いつごろから具体的な規制にかかることを計画されておりますか、それを最初にちょっとお尋ねしたいのです。
【次の発言】 その場合にどういう規制のしかたをされようというふうに考えていらっしゃるのか。検討されていらっしゃると思いますので、その点もまたあわせてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この規制の方法に関してなんですけれども、いま検討されておられる最中だというのですが、この間の中公審の答申の中にもあ……
○中島委員 有明海沿岸の有明町に第三水俣病の患者が発見されましたが、これは関係住民はもとより、全国民に対してきわめて大きな衝撃を与えたわけであります。
熊本に第一水俣病が発生し、引き続いて新潟に第二水俣病が発生しました。それにもかかわらず、全国の水銀使用工場あるいは水銀排出による環境汚染被害の調査というようなことについて、総点検と対策を政府は行なっておられなかった。そして今日第三水俣病の発見に至ったわけであります。私は率直に申し上げますが、これは政府の責任はきわめて重大であると思うのです。長官の所信をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 行政があと追いにならないために、やらなければなら……
○中島委員 武内先生たちの今回の研究報告に対して深い敬意を表します。また同時に、たいへんな圧迫感と戦っておられるというお話を聞いて非常にわかる気がいたします。私どもも現地調査を行ない、ほんとうにいまのお話を聞いてわかる気がするわけです。そうしてこの問題は、やはり漁民の補償の問題というようなことを考えなければならない問題でありますから、当然原因者あるいはまた行政の側が責任を持って解決しなければならない、そういう問題だと思っております。そういう上に立って武内先生に三点御質問をいたしたいと思います。 一つは、熊本県の沢田知事が先般通達を出されました。「熊本県の魚介類の安全性について」という通達でご……
○中島委員 水銀、PCBなどによる汚染というものは、現在非常にすさまじいものがあります。これは非常に重大な問題で、今日もう社会問題政治問題になっておるといっても私はいいと思うのです。 去る十六日、十七日、十八日と三日間、私も第三水俣の問題に関して現地調査を行ないましたが、一そうその感を深くいたしております。しかし、この水銀やPCBなどによって汚染が行なわれる、患者が発生する、この問題を考えてみるのに、今日のような重大な事態を引き起こした上で企業が水銀をたれ流す、あるいはPCBをたれ流すということを放置してきた政府の責任というのはきわめて重大だと考えます。なぜなら、第一水俣病がチッソのメチル水……
○中島委員 きのうに引き続き質問を続行いたします。 きのう私は水銀、PCBなどの汚染が深刻な事態になっていること、そしてその重大な責任が企業の公害たれ流しを野放しにしてきた政府にあること、政府の姿勢を根本的に改めなければならないことをただしました。同時に、政府の責任とともに企業の責任を明確にすることの必要をただしました。この質問の中途で長官が退席されましたので、この問題から質問を続けます。 私は、企業がいかに公害のたれ流しを隠蔽しているかを日本カーバイドや日本合成の例をあげて実証したつもりであります。また雑誌「商事法務」に書かれている経団連常務理事、産業部長菅元彦氏の「これからの企業経営と……
○中島委員 長官に最初に伺いたいのであります。
各種の開発によって自然環境が非常に破壊をされております。それだけに自然環境の保全ということは非常に重要な問題だと思うのです。どういうふうにしてこの破壊を防止するか、この点についての基本的な長官の考え方、これを最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 自然環境保全法の第二条には「基本理念」というのが載っております。「自然環境の保全は、自然環境が人間の健康で文化的な生活に欠くことのできないものであることにかんがみ、広く国民がその恵沢を享受するとともに、将来の国民に自然環境を継承することができるよう適正に行なわれなければならない。」こういうふうに述べ……
○中島委員 一つ一つおもなことをお伺いしたいと思うのですが、最初に指定地域の問題に対してなのですが、現在環境庁のほうでは新しく地域を指定しようとして、検討されていらっしゃると思いますが、八つ検討されていらっしゃるわけですね。これはどこどこでございますか。
【次の発言】 東京、大阪をどうするかという問題、そのほかにもつと地域の指定をやろうという、そういう御検討はされていらっしゃるのではないのですか。
【次の発言】 東京、大阪以外にもお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 東京、大阪以外はどこどこでしょうか。
【次の発言】 政府が指定するというのではなくて、県や市が独自に指定をしていると……
○中島委員 きのうに引き続いて質問をいたします。
障害補償費のことに関してなんですが、この障害補償標準基礎月額、これは政府としては一体幾らを予定されておられますか。
【次の発言】 額は、それを基礎とされるということですが、それの一〇〇%を予定されていらっしゃるのか、あるいは何%を予定されていらっしゃるのかということをお尋ねしたのです。
【次の発言】 なぜ一〇〇%支給という道をとらないのでしょうか。
【次の発言】 因果関係が明らかにあるということでこの障害補償費が出されるわけですから、因果関係がはっきりしていると申しましょうか、があるという限りにおいてはやはり民事責任を十分踏まえて出す、つまり……
○中島委員 環境庁水銀汚染調査検討委員会健康調査分科会が八月の十七日に、熊本県有明町の水俣病類似患者十名のうち二人について水俣病の疑いがないという判定を下した、このことが非常に大きな問題になっていることは御承知だと思うのです。
それで最初に、この問題について環境庁のほうから簡潔な御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 健康調査分科会の中で、いまの御報告ではまだわからないところがありますので、伺いたいのですが、つまりどういう意見とどういう意見の対立があったわけですか。どういう意見とどういう意見の違いであったのかということについて伺いたいのです。
○中島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害補償法案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府案は、公害反対運動をある程度反映しており、民事責任を前提として損害を補償する制度のない現状に比べれば一歩前進といえます。しかし政府案は、加害企業の責任を明確にし、企業がみずからの負担においてすべての損害賠償すなわち損害の回復及び補償を完全かつすみやかに行なうという点からすれば多くの弱点を含んでいます。したがって、政府案はできるだけ近い時期に抜本的に改める必要がありますが、政府案の弱点を若干なりとも改めるための最小限の措置として、ここに本修正案を提出した……
○中島委員 私は、きょうは大分新産都市の問題について質問をしたいと思っています。 一つは、大分市の三佐地区の健康被害問題についてです。もう一つは、最近結ばれました、県、市と新日鉄の大分の大増設計画をめぐっての公害防止協定の問題、三つ目は六、七号地の埋め立て問題、いま一つは佐賀関漁協の漁業権問題、これらについてお尋ねしたいと思っております。 まず最初に三佐地域の健康被害の問題に関してなんですが、これは大分県の医師会が行なった健康調査に関する報告書ですけれども、「三佐校区住民健康調査結果報告書」というものが出されております。環境庁は、いつこれを入手されましたか。
○中島委員 総理にお伺いしたいのですが、今国会の総理の施政方針演説の中で、「環境基準をきびしく改め、排出規制における総量規制の導入など規制を強化する」こういうふうに言われました。このことに関してお伺いしたいのですが、たとえば、政府がきめました硫黄酸化物の環境基準が守られていても、実際には公害病の患者が続発しているわけであります。たとえば千葉市であるとかあるいは新南陽市であるとか、こういうところは環境基準以下であります。しかし、市が独自に患者を公害病として認定しているわけであります。つまり現在の硫黄酸化物の環境基準、これは人間の健康を守れるものとはなっていないということをはっきり証明していると思……
○中島委員 私は、本論に入る前に、外務大臣に一言お尋ねしたいと思います。
それは、ほかでもありませんが、アメリカの原子力潜水艦の入港問題についてですが、昨年は非常にしばしばアメリカ原子力潜水艦が日本に入港いたしました。ことしはまだそういう話について、アメリカの側から申し入れがないかどうか、この点、最初にお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 私どもは、一部アメリカの原子力潜水艦が、近々、今月中にも入港するのではないか、こういう話を聞いたのですけれども、そういうことはないということでございますか。
【次の発言】 アメリカの原子力潜水艦の入港問題というのは、非常に重大な問題でありまして、私ども……
○中島委員 私もきょうは五十一年度規制の問題についてお伺いしたいと思っておるわけです。 五十一年度規制と申しますのは、申すまでもなく命と健康にかかる非常に重大な問題であります。特に大都市においては、とりわけそうだと思うのです。ことしも東京におきましては光化学スモッグの注意報が、もうすでに何度も発令されておりますし、また被害者も非常に多数出ているわけであります。そういう上に立ってお尋ねしたいのですが、環境庁は五十一年規制をいわゆる再諮問されておられますが――この再諮問ということばについては、何かこだわりがあるようであります。ありますけれども、まあいわゆる再諮問をされているわけでありますが、この……
○中島委員 道路運送車両の保安基準の一部を改正する省令を明二十六日に告示しようとされておられます。その中で、窒素酸化物の最高値をテンモードで等価慣性重量千キログラム以下の乗用車〇・八四グラム・パー・キロメートル、千キログラムを超える乗用車一・二〇グラム・パー、キロメートルとしょうとされております。また、継続車に対する適用時期を五十二年三月一日以降、輸入車に対する適用時期を五十三年三月一日以降にされようとしております。これは、中公審の答申に引き続く、実施段階での一層の後退を示すものであり、厳しい規制を求める国民の要望に真っ向から挑戦するものであると言わなければなりません。すでに、この告示の前提と……
○中島委員 二十六日に道路運送車両の保安基準の一部を改正する省令を公布されて、窒素酸化物の最高値また継続生産車に対する適用時期について決められましたが、これは非常に業界にとって有利なように緩めた内容であります。この点、冒頭抗議をして、私の質問を行いたいと思うのです。
最初に田付部長にお尋ねしたいと思うのです。私の質問は、この間途中で終わりましたので、きょうは引き続きお尋ねしたいわけですが、田付部長が部長に就任された年月日をお尋ねいたします。
【次の発言】 この間、私がお尋ねしたときには、最初は内示を運輸省が自工会に対して行った、その返事が来たという日付もはっきりと示してお尋ねしたのですが、そ……
○中島委員 この排ガス五十一年規制、自動車の排ガス公害から国民の命や健康を守る問題これは非常に重大な問題であります。ところが、共産党の不破哲三書記局長が衆議院の予算委員会で明らかにしましたように、科学的、技術的に公正な審議が行われなければならない専門委員会の討議が業界に筒抜けになっている。しかも自動車業界は挙げて対策を行う。結局、業界の手のひらの上に自動車公害専門委員会があり、その自動車公害専門委員会の上に大気部会があり、中公審の総会がある。そして、政府がまたそれをそのまま認めようとしている。つまりいま、中公審のあり方、そしてまた政府としても、告示を取りやめて再審議をするかどうかという問題が問……
○中島委員 長官の所信表明について伺いたいと思っているのですが、これはもう本当に百の言葉より一つの実行であります。そういう点で私は具体的にお伺い申し上げたい。 中公審の大気部会及び自動車公害専門委員会における委員外出席者の名簿一覧を見ますと、昨年八月三日の第十回大気部会には日産岩越氏が傍聴しておられます。また、この大気部会と八月九日の第二十三回自動車公害専門委員会から十二月五日の第三十八回自動車公害専門委員会に至る自動車公害専門委員会及び十二月十日の第十一回大気部会には、必ず毎回自工会の青木技術部長が傍聴しております。ただし、第二十四回、二十五回、二十六回、この三回の自動車公害専門委員会につ……
○中島委員 端的にお尋ねしたいと思いますが、最初に渡部先生にお尋ねいたします。
北海道の日本電工の栗山工場についての疫学調査をおやりになったという、先ほど、お話しがございましたが、これは先生が自主的におやりになったものでしょうか、それとも労働省とか、どこかから依頼されて調査をされたものでございますか、まず最初に、ちょっとお伺いしたいのです。
【次の発言】 続けてお尋ねしたいのですが、その場合には、クロムと肺がんとの因果関係ですね、この点を明らかにすることを目的とされていたのだと思うのですが、そういうふうに先ほど伺ったと思いますが、間違いないかどうか。
そうして、そのときの調査の対象ですね、……
○中島委員 六価クロムの問題、そしてまた産業廃棄物の問題は、非常に重要な、重大な社会問題になってまいっております。ところで、この廃棄物処理法が施行されましたのは昭和四十六年九月二十四日であります。そしてこのときに、有害鉱滓は海洋に投入することが禁止されたわけであります。ところが経過措置が設けられまして、施行令の附則におきまして、有害鉱滓中に六価クロム化合物を含むものについては、四十七年九月三十日まで約一年間、延期をされたわけであります。つまりその間は六価クロム化合物を含む有害鉱滓は海洋投入ができる、こういう措置がとられたわけであります。これは私は非常に重大な問題であったと思うのです。なぜ、こう……
○中島委員 青木さんにお尋ねしたいのですが、あなたが中公審の大気部会や自動車公害専門委員会に随行して傍聴し、克明にメモをして自工会各社に配付した問題は、国会でも非常に大きな問題になっております。
あなたの傍聴を許したのは、環境庁の大気保全局長でありますが、大気保全局長の答弁によりますと、あなたは家本さんの分身、手足、かばん持ちであるということで、傍聴を許したということになっております。どなたに指示されて随行されたのか、家本さんに指示されて随行されたのか、まず最初に伺いたいと思うのです。
【次の発言】 昨年の八月三日の大気部会、これは第十回の大気部会ですが、これにも、岩越さんに随行されておられ……
○中島委員 まず、大臣にお伺いしますが、昭和四十五年の初めごろエアバスの四十七年度導入を決めたとすれば、機種は何になったと思われますか。
【次の発言】 当時どういうふうに決めたかということよりも、いま振り返ってみて、当時の状況のもとで四十五年の初めごろに導入を決めたとすれば、一体機種は何になったかということについてのお伺いなんです。
【次の発言】 きのう三井物産の石黒氏にこの場で証言をしてもらいました。これはすでに御存じと思いますが、そのときの発言によりますと、全日空におきましては大庭社長が四十四年の七月、ここでDC10を三機確定発注し、四機オプションをされた、それから四十四年の九月には確定発……
○中島委員 昨日の全日空関係三名、丸紅関係一名の逮捕によって、ロッキード社からの金の流れは非常にはっきりしてきたと思うのです。先ほど来コーチャン証言の信憑性についていろいろと質疑がありました。そこで、重ねて法務大臣にお伺いしたいのですが、コーチャン証言の正しさが一層高まった、こういうふうに考えてよろしいでしょうか。
【次の発言】 次に、請託収賄罪は時効五年、枉法収賄罪は時効七年であります。少なくとも今度の問題については七年前までは捜査をしなければならないのじゃないかというように思っておりますが、法務大臣あるいは刑事局長、いかがにお考えでございますか。
○中島委員 総理にお伺いをしたい。
本年の二月二十三日に、国会は全会一致で「その真相の解明は徹底的かつ迅速になされなければならない。」というロッキード問題に関する決議を採択しました。また、その後国会がきわめて不正常な状態に陥ったときに、五党首会談が行われ、議長裁定が出されました。この議長裁定におきましても、「国会の決議を踏まえ真相の徹底的解明を期する。」と強調されております。
総理及び自民党総裁として、国会決議と議長裁定を踏まえて、真相の徹底的かつ迅速な解明を行う決意に変わりはありませんか。
【次の発言】 この議長裁定の中で「国会は、ロッキード問題に関し、本件にかかわる政治的道義的責任の有……
○中島委員 総理きのう四党国対委員長の申し入れに対して、自民党宇野国対委員長から自民党の態度についての回答がありました。これによりますと、証人喚問はしばらく差し控えたい、捜査の推移を見きわめた上、その時点でだれを呼ぶかについては決める、こういうことでありました。先ほど三木総理は、との態度は議長裁定に反しないと言われました。それは、議長裁定の中にある「推移をみて」という言葉を引用して言われましたが、しかし、この議長裁定で言われました「推移をみて」と申しますのは、これはいわゆる灰色高官の公表を捜査終了の時点でなければやらないという意味ではないのだ、推移を見て灰色高官の公表を行うのだ、こういう意味で……
○中島政府委員 お答え申し上げます。 海洋法会議はただいま第六週目の終わりに近づいておりまして、先生御承知のように、国際海峡の問題はこの会議において論議せられているわけでございますが、そうしてその論議の基礎は、前会期の終末にアメラシンゲ議長から配付されました非公式単一草案を基礎として論議が重ねられておるわけでございますが、国際海峡の制度につきましては、従来各国から表明された立場がいろいろ改めて表明されまして、いまだ結論は得ておりませんけれども、一般的には国際航行に使用せられる海峡については、領海におけるよりもより自由な航行制度を確立するという方向で審議が進んでおるという状況でございます。 ……
○中島委員 政府は、ロッキード問題で、法務省刑事局堀田参事官を米国に派遣をしたと伝えられておりますが、これはいつ派遣されましたか。またその身分は何でございますか。
【次の発言】 質問していることをよく聞いておいてもらいたいのですがね。どういう身分で堀田参事官は米国に行かれましたか。
【次の発言】 法務省の参事官として行かれたということですが、外務大臣、これはそのとおりでございますね。
【次の発言】 東京地検検事ら捜査官の派遣とこの派遣はどういう関係にありますか、この点、伺いたいと思うのですけれども、これはつまりこれの先遣部隊の一員ということになるのじゃないかと思うのですが、どうですか。
○中島委員 一昨日五党国対委員長会談をやりまして、井出官房長官を通じて、四党の国対委員長は、とりあえず疑惑のある灰色高官の氏名は政府並びに総理の責任において公表すべきであるということを申し入れたわけであります。けさほど来の総理の答弁は、相変わらず国会で基準を決めてくれというような式の答弁であって、はなはだ誠意のある答弁とは思えません。 そこで、私はまず聞きたいのですが、灰色高官の公表問題を含めて、事件の内容、真相、これを発表することは政治の責任であり、そしてまたその権限を持っているのは政府であり、政府の責任であると思いますが、いかがですか。
○中島委員 私は、最初にいまのロッキード事件の問題について総理にお尋ねしたいと思います。ロッキード事件の真相解明、政治的な道義的な責任の追及、そうして再発防止、このためには、金をもらった政府高官、政治家の氏名を明らかにするというだけではなくて、やはり全日空に対するトライスターの売り込みになぜ政府高官への賄賂が必要であるのか、政府高官は何をしたのか、どんな職務権限に基づいて何をやったのか、それによって行政はどういうふうにゆがめられたのか、こういう問題を明らかにしなければなりません。これは刑事責任の追及とは異なるものでありまして、国会が丸紅やあるいは全日空の関係者や灰色の政府高官、政治家や国会議員……
○中島委員 新幹線のもたらす騒音、振動、日照その他公害問題はきわめて重大な問題であります。東海道新幹線、山陽新幹線には、新幹線公害に反対する大きな運動が起きております。またこれから敷かれる予定の東北、上越、北陸新幹線の通過地帯でも、新幹線の現在計画に反対する大きな運動が起きております。 そこで東北新幹線についてお伺いいたしたいと思います。 三月十日、佐藤運輸政務次官が畑埼玉県知事、小林東京北区長らに東北新幹線の大宮以南は上野部分を除き高架にする、この条件を地元がのめば、東北新幹線に通勤線を併設してもよいと提案をされております。これに対してわが党の平田議員が、四月十二日の交通対策特別委員会で……
○中島委員 非常に時間が制約されておりますので、私は簡単に質問を行なって、あと庄司委員のほうに譲りたいと思っているわけです。
それで、土呂久をはじめとして、休廃止鉱山による鉱害の被害というものは非常に続出いたしております。ところが、この金属鉱業等鉱害対策特別措置法案を見ますと、鉱害防止義務者のいない廃止鉱山については、この法律の対象外になっておると思うのです。
そこで、念のためお尋ねしたいのですが、鉱害防止義務者のいない休廃止鉱山はどれくらいあるものでしょうか。
【次の発言】 大半ではよくわからないんですけれども――。
【次の発言】 鉱業権が消滅しておりましても、五年間は鉱害防止義務がある……
○中島分科員 きょうは非常に時間が制約されておりますので、端的にお伺いしたいと思います。 公団の家賃問題についてお伺いしたいと思うのですが、最初に大臣にお伺いします。 日本住宅公団法第一条の目的の項で「日本住宅公団は、住宅の不足の著しい地域において、住宅に困窮する勤労者のために耐火性能を有する構造の集団住宅及び宅地の大規模な供給を行うとともに、」云々というふうに書いてありまして、住宅に困窮する勤労者のために住宅をつくるという義務を公団は課せられていると思うのです。 そこで、昭和四十八年度の予算を見ますと、公団住宅の賃貸住宅の新築計画が大幅に減っております。四十六年度で五万八千戸、四十七年……
○中島分科員 私は、きょうは大都市の震災対策についてお聞きしたいと思っております。
六十九年周期説によりますと、もう非常に危険期が近づいてきておるわけでありまして、あと幾年もないというようなところに迫ってきておるわけです。そこで、これは言うまでもないことですけれども、都市住民の生命と財産を守るという問題は非常に重大な問題だと思うのです。そこで、最初に大都市の震災対策、防災対策について大臣の所見を伺いたいと思うのです。
【次の発言】 大都市が非常に大きな震災にいま襲われるということになりますと、現状のもとでは非常に大きなはかり知れない被害が生じることは言うまでもないと思うのです。これは非常に明……
○中島分科員 私は、非常に短い時間でたくさんのことをお聞きしたいと思っております。そこで、私も質問は簡潔に行ないますが、ひとつ御答弁も簡潔にすることをあらかじめお願い申し上げておきたいと思います。
公団住宅の団地を建設するという場合に、多くの自治体がたいへん難色を示しております。その最大の理由の一つは、関連公共施設、公益施設、環境整備施設の負担の問題であります。
そこでお尋ねしたいのですが、関連公共施設の用地費と建築費ですね、これの公団と自治体の負担割合は現状どれくらいになっているか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 大体において二分の一、これはケース・バイ・ケースでいろいろ実際には……
○中島分科員 まず最初に、道路行政のあり方について大臣にお尋ねじたいと思うのです。
道路行政につきましては、産業中心とかあるいは自動車優先の考え方ではなくて、国土の均衡ある発展と地域住民の利便、環境第一義的に考えた住民本位の立場で行っていくべきだと思いますが、大臣の基本的な考え方をお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 昭和四十七年六月六日の閣議了解で「各種公共事業に係る環境保全対策について」というのがありますが、これに基づいて環境アセスメントを行うことになっておりますが、道路建設事業についての環境アセスメントはどうなっているでしょうか。
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