村山富市 衆議院議員
33期国会発言一覧

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村山富市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは村山富市衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

村山富市[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第21号(1973/04/03、33期、日本社会党)

○村山富市君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  先月二十日、水俣病裁判の判決がありました。公害の原点といわれ、争われていたこの裁判は、住民の全面勝訴となったことは御承知のとおりであります。特に注目に値するのは、その判決文に、「いかなる工場といえども、その生産活動を通じてその環境を汚染、破壊してはならず、いわんや地域住民の生命と健康を侵害し、これを犠牲にすることは許されない」と述べていることであります。これは、戦後一貫をしてとられてきた高度経済成長政策がすべてに優先をして生産活動が推し進められて……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 衆議院本会議 第15号(1976/05/06、33期、日本社会党)

○村山富市君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。  歴代自民党政府による国民生活を犠牲にした大資本本位の経済成長政策は、人間の生存に必要な自然環境を破壊し、各種の公害を引き起こし、合理化による低賃金、労働強化は新しい職業病をつくり出し、その上、頻発する交通事故など、国民の命と健康は、時、所を問わず常に脅かされているのであります。  しかも、厚生省の発表によれば、四十九年の国民医療費は五兆三千二百億円と推計されており、五十年には六兆四千億円に達すると言われております。その他、この推計に……

村山富市[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

村山富市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、先般社会党の公害調査団が大分県の新産都市一期計画の公害並びにそれに関連をして二期計画の問題等につきまして調査に参りましたので、その調査に基づいて御質問を申し上げたいと思うのです。  特に先月の二十七、二十八の二日間環境庁が現地の調査に行っております。この調査は、これまでの調査がややもすると受け入れが行政が主体で行政ペースで行なわれた。そのために住民のほんとうの声が反映されない。調査をしたことが逆に住民の期待を裏切り、同時に不信感を強めておる。こういう調査が多かったのですけれども、今回の調査は、そういう意味から申し上げますと、地域の住民が三木長官に直訴した。その直訴した結……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 原子力研究所における労使問題について、最近ロックアウト事件等をめぐりまして、水戸地方裁判所の判決が出ておりますし、あるいはまた人事考課の問題をめぐって、茨城県労働委員会等で問題になっております。あるいは不当労働行為に類すると見られる事件等があるわけでありますが、そういった問題について若干お尋ねしたいのであります。  最初に、この原子力研究所の労使問題というものは科学技術庁とどういう関連が持たれているのか、言うならば、原子力研究所の労使の自主的な団体交渉あるいは交渉を通じて協定された事項、そういうものについては介入せず、尊重するという立場に立っておるのかどうかという点についてお……

第71回国会 社会労働委員会 第5号(1973/03/01、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もございませんので、公的病院の病床規制の問題だけにしぼって質問したいと思います。  いま厚生大臣から、地域医療体制の確立と、国民みずからが自分の健康は守る、こういう意味のおことばがありましたけれども、しかし、自分の健康を守るために自分たちが病院をつくろうというふうに考えたって、公的病院は規制でつくれない、こういうところに問題があるのではないか。ですから、ことばだけではなかなか解決しない現状があるんではないかと私は思うのです。  まず聞きたいことは、今回、国民の医療需要にこたえておそらくやられたと思うのですが、規制数値の改正がなされましたね。この規制数値を改正されたその数値……

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました最低賃金法案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  申すまでもなく最低賃金制は、制度ができた初めのころは、欧米資本主義諸国で、極度に窮乏化した一部の極貧層の労働者救済のための社会政策として、また資本家の側からは、産業平和や社会緊張緩和のための手段として採用されてきたのであります。しかし第二次大戦後においては、最低賃金制は労働者の最低生活保障のための統一要求として掲げられるようになったのであります。  本来、最低賃金制の目的は、労働者の最低生活水準を保障することであります。現在、労働者の最低生活費は……

第71回国会 社会労働委員会 第20号(1973/05/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょう、午前中わが党の山本委員から種々御質問がありまして、あるいは重複する面もあるかもしれませんけれども、その点は、それだけ問題があるんだというふうに御理解をいただきたいと思うのです。  まずお尋ねをいたしたいことは、先般社会保障長期計画懇談会が発足をいたしました。そこに厚生大臣が出席をいたしまして、あいさつをされていますが、そのあいさつの中に、こういうことがあるわけです。「十年後の社会経済の変化およびこれに伴う国民意識についてのヴィジョンのもとに、五年後の社会保障の目標を設定し、その目標を達成する具体的諸施策」を講ずべきである、こういう意味のことが述べられているわけでありま……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、前回の委員会で今回の健康保険法の改正をめぐって、一体国民は保険給付を受ける以外にどの程度の差額の診療費を払っておるのかということが明確にならなければおかしいではないか、こういう意味で差額ベッドの問題を取り上げたわけであります。  そこで、それに引き続いてお尋ねしたいと思うのですが、前回の質問に対する答弁を聞いておりますと、厚生省のほうでは、患者が欲しないのに差額ベッドに収容することは避けるべきである。さらにまた若干の需要を考慮して二割から二割五分にとどめるべきである。こういう意味の基本的な方針を三十九年にきめて指導しておる。現に国立病院や公的病院には、直ちにその方針に直……

第71回国会 社会労働委員会 第35号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もだいぶ下がっておりますから、簡明率直にお尋ねしたいと思うのです。したがって答弁のほうも、できるだけ簡明率直にお願い申し上げます。  まず厚生年金法からまいりますと、五人未満の事業所は除外をされているわけです。いろんな経過があったと思いますけれども、五入未満の事業所が厚生年金から除外されている理由は一体何なのかについて、まずお尋ねします。
【次の発言】 私はいま説明された答弁だけでは、これはやはり問題があると思うのです。と申しますのは、この五人未満の事業場は、いま言われたように零細企業が多い。したがって賃金も安い、あるいは退職金ももらえない、あるいはまた老後のたくわえもで……

第71回国会 社会労働委員会 第39号(1973/07/06、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 午前中相当具体的に詳しく突っ込んだ質疑がございましたので、この提出されておる改正案についてはそれほど問題はないと思うのですが、ただ、先ほど来お話がありましたように、この資料を見ても難解でなかなかわかりにくいのです。  そこで私は端的にお尋ねしますが、今回の改正案は、要するに通勤災害の場合に、業務上災害とみなすのではなくて、準じて保険給付をする、そこが基本的に違うわけですね。その基本的な違いから出ておる今度の改正案は、具体的に業務上災害の場合と、準じて保険給付される場合と、どういう点が違うのか、違う点だけを明確に示してください。

第71回国会 社会労働委員会 第41号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いままでの質問で大体問題点は言い尽くされたのではないかと思うのです。ただもう少し具体的に明確にしてもらいたいというような点もございますので、主としてそういうことについてお尋ねしたいわけです。  まず最初に、いままでいろいろ家庭用品のそれぞれ安全性についての検査をされてこられたわけですね。それによって、五カ年間で百八十品目大体想定しているというお話がございましたけれども、いままでの検査結果で初年度大体どういう家庭用品を指定をしていこうとするのか、この家庭用品の指定は具体的に個々の品目をあげて指定するのかどうかということについてお伺いしたいと思います。


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 もう時間が本会議ぎりぎりまでしかありませんので、簡明にお尋ねしますが、主として現在の石油危機や電力危機等の問題に関連をして、相当倒産をする事業場やあるいは失業者が出るのではないのかということに関連をしてお尋ねをしたいのです。  そこで、第一番に企画庁にお尋ねをしたいのですが、いろいろ経済成長率やあるいは経済の見通しにつきましては、予算委員会や商工委員会等で論議をされておりますから、そのことには深く触れませんが、端的に現在石油と電力が一〇%カットされております。一〇%カットされた場合に一体労働力の需給関係はどうなるのか。さらに、いろいろ説がありますけれども、来年は二〇%ぐらいカ……

第72回国会 社会労働委員会 第4号(1973/12/20、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 こまかな問題はまた年を越してじっくりやるとしまして、基本的な問題だけについてこの際お尋ねしておきたいと思います。  その一つは、長い間混乱を続けてまいりました中医協も、ようやく正常化のめどができて再開されております。今回、厚生大臣から中医協に対して諮問も出されたと聞いておりますが、それまでの経緯について若干お尋ねをしたいわけであります。  一つは、特別国会における健康保険改正案についての質疑のときに、たまたま中医協の中で、ある委員の発言をたてにとって経済的な圧迫を与えた。言うならば中医協の中における言論の自由が保障されておらない、こういう問題についてお尋ねしたことがあります。……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/02/14、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 午前中、大原委員から総括的な質問が行なわれましたが、私は、特に大臣が所信表明で述べておられますように、今年度予算編成にあたって、第一に社会福祉の充実をやった、こういうふうに言われているわけであります。  そこで、社会福祉施設の実態というものがどうなっておるかという現実問題をとらえながら、具体的に質問をしたいというふうに思うわけです。  まず第一にお尋ねをしたいのは、今度二月一日から医療費の改定が行なわれました。給食費ももちろん引き上げられたわけであります。これは東京都の例と国立病院の例とを比較しますと、国立病院の場合には、四十八年は給食費の材料費については二百九十円、東京都が……

第72回国会 社会労働委員会 第11号(1974/03/26、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました最低賃金法案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  申すまでもなく、最低賃金制は、制度ができた初めのころは、欧米資本主義諸国で、極度に窮乏化した一部の極貧層の労働者救済のための社会政策として、また資本家の側からは、産業平和や社会緊張緩和のための手段として採用されてきたのであります。しかし第二次大戦後においては、最低賃金制は労働者の最低生活保障のための統一要求として掲げられるようになっております。  本来、最低賃金制の目的は労働者の最低生活水準を保障することであります。現在労働者の最低生活費はほぼ全……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まずお尋ねをしたいのですが、どうも、さっき話がありましたけれども、法律がむずかしくて、なかなか解釈するのが難解ですね。これは一人一人の労働者に関係する問題ですし、特に失業保険というのは、安定所の窓口で認定を受ける場合に。ちょっとしたものの言い方で非常に困るということもあり得るわけですよ。それだけに一人一人の労働者に正しく理解してもらうということが必要なんだけれども、これはちょっと専門家でもわからぬような、一つの条文の中にも、カッコの中にまたカッコがあったり何かしてわかりにくいという点をまず冒頭に指摘をしておきたいと思うのです。何とかもっとくふうして、大多数の大衆によく納……

第72回国会 社会労働委員会 第25号(1974/05/16、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 どういう法律の場合もそんな扱いをしていますか。いま大臣からあった答弁とは内容が違いますよ。こう書いてあるのですよ。「標記について、昭和四十九年度の検診単価が下記のとおり内示されたので、お知らせします。  なお、健康診断、予防接種の実施方法については本年十月九日の結核予防審議会の答申に基づいて実施することとするので、よろしくお願いします。」これは明らかに審議権無視じゃないですか。どうですか。大臣の答弁とは全然中身が違いますよ。
【次の発言】 これは国会の審議権に関する問題だし重要な問題だから、軽く考えてくださいなんて、解決されませんよ。まだ法律が出ておらない、しかもまだ提案もさ……

第72回国会 社会労働委員会 第28号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 日雇健康保険法の改正案の主要な問題点については、先般の委員会でわが党の八木委員からそれぞれ指摘されておりますが、その問題点についてなお若干掘り下げをしていろいろ質問を申し上げたいと思います。  まず、この点は大臣にお伺いしますが、今度の改正案は、給付とそれから保険料を政府管掌の健康保険に準じて改正をする、こういうことが前提になっていると思うのです。ところが、健康保険の加入者と日雇い健保の加入者とでは本質がうんと違うわけです。言うならば、日雇い健保のほうは非常に体質が弱い。こういう意味で、そういう前提に立ってものを考えていくことは無理ではないかというふうに思うのですが、その点は……

第72回国会 法務委員会 第28号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いま沖本委員から詳細にわたって質問がございましたので、あまり重複する点は避けまして若干お尋ねしたいと思うのです。  まず労働省のほうにお尋ねしたいのですが、先ほども御説明がございましたけれども、四十八年三月三十一日に出した通達、この通達を出した積極的な背景をいま一度御説明いただきたいと思うのです。
【次の発言】 通達の中身じゃなくて、通達を出すに至った積極的な理由は何なのかということですね。何か具体的に背景があって、そうしてこの通達が出たのだというように思われますから、その背景について具体的に聞きたいのです。
【次の発言】 過去にそういう事例がたくさんあった。特に一つの例を申……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 まず労働省にお尋ねをしますが、本年当初の労働大臣の所信表明の中で、これからの労働省の重点施策として労使の正常化に力を入れる、こういう意味の表明がありましたが、その後民間、地方自治体等を問わず労使の正常化についてどのような指導をされているか、その点について説明を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 市町村なんかの場合、これは民間と違って直接指導されるかどうか知りませんけれども、具体的にはどういう経過を通って市町村あたりの労使問題についての指導をされておりますか。
【次の発言】 福岡県の星野村という村で、役場の職員の賃金問題をめぐって、役場職員労働組合と、一部の村民がつくりました……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1975/06/24、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 休廃止鉱山の鉱害防止対策についてお尋ねしたいのですが、昭和四十八年に金属鉱業等鉱害対策特別措置法というものが成立しまして、その特別措置法に基づきまして、通産大臣が「使用済特定施設に係る鉱害防止事業に関する基本方針」を告示されております。その告示を見ますと、大体事業量が三百三十億円が見込まれて、責任者が存在していない施設については、五十二年度末までに鉱害防止事業を完了する、こういう方針が出されておりますが、現在、休廃止鉱山はどれくらいありますか。
【次の発言】 その中で、閉山してから五年以上経過しているもの、同時に、五年以内でも、破産をしたり能力がなくて実質的に鉱業権者あるいは……

第75回国会 社会労働委員会 第16号(1975/05/22、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 ただいま五人の参考人の方々からそれぞれ、スモンの薬害を受けた悲惨なしかも深刻な生活の実態等々が報告され、まことにありがとうございました。余りにも深刻なお話で、どういう点からお尋ねしていいか、ちょっと戸惑うような気持ちでありますが、私も二、三患者の方を存じておりますが、その患者の実態の中でこういう事例があるのじゃないかと思うのです。  たとえば、いまスモン病については難病の特定疾患として扱われておりますけれども、仮に、患者さんがその届け出を福祉事務所なりにする。そうしますと、いま医療補助を受けているから、あなたもうそれでいいじゃないですか、こう言って全然扱ってくれない。医療補助……

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者の日本社会党を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  日本経済は大変に発展を遂げ、今日ではアメリカに次いで、資本主義国第二位の生産力を持つに至っております。ところがその陰には、労働者の長時間労働、高い労働密度、婦人労働者に対する必要な保護措置の欠落などが横たわっておるのであります。  長時間労働、高い労働密度で、営々と働いてきた日本の労働者は、今日では、百万人以上もが完全な失業に追いやられています。潜在的な失業者や、半ば失業状態に置かれている労働者は、その何層倍にも及ぶと推定さ……

第75回国会 社会労働委員会 第18号(1975/05/29、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の立場を代表しまして質問をいたしたいと思います。  第一に、薬局等の適正配置規制の撤廃に伴って薬局等が乱立し、ために薬局等の経営の安定が損なわれ、また、品質の悪い医薬品が出回るなどの事態が予想されますが、そうした事態に今後どういうふうに対処されるおつもりか、厚生省の対策を承りたいと存じます。
【次の発言】 さらに、大規模なスーパー、チェーンなどが医薬品小売業界へ進出し、過当競争が激化されるということが心配されますが、医薬品の乱廉売や不公正な方法による販売が引き起こされるおそれがあると考えられますが、こうした問題に対しまして今後どの……

第75回国会 社会労働委員会 第19号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 ただいま三公社五現業のスト権問題に対する質疑応答がございましたが、スト権を保障した上で、新しい労使関係の正常化の形成のために今後一層の御尽力をいただきたいということを強く希望いたしておきます。  なお、私は振動病の問題についてこの際若干お尋ねしたいと思うのですが、この問題につきましては、相当以前から衆参両院を通じてあらゆる角度から問題が議論されております。そこで私は、まず大臣に、職業病に対する基本的な考え方、姿勢について承りたいと思うのですが、この職業病というのは、言うならば人為的な病気であります。したがって適切な対策を講じて予防に万全を期せば相当数減少する、同時に早期に発見……

第75回国会 社会労働委員会 第20号(1975/06/05、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 先般この委員会で、スモンの薬害関係についての参考人を呼んでの質疑が行われました。薬害がどれくらい人間に大きな被害を与え、同時に、被害を受けた本人だけではなくて、家族全体を引き込んだ苦しい状況に追い込んでおるかということもよく皆さん御存じのとおりであります。  そこで、きょうは主として薬の問題についてお尋ねを申し上げたいと思うのですが、あのスモンの裁判の中でも明らかになっておりますが、言うならば、厚生省はメーカーが提出した資料だけを参考にしながらいろんな委員会の経過を経て許可をしておる、こういうことが大変問題になっております。私はいまのメーカー全部がそうだとは申し上げませんけれ……

第75回国会 社会労働委員会 第24号(1975/06/26、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 本会議の時間が大分延びまして、時間も下がっておりますから、端的にお尋ねをいたしますから、要領よく、端的にお答えをいただきたいと思うのです。  まず第一に、きょう午前中、歯科医療問題について、それぞれの参考人の方に御出席をいただいて意見を承りました。いろいろ質疑もあったようでありますから、重複する面は省きたいと思いますが、この点ひとつ大臣にお尋ねしたいのですけれども、保険制度についていろいろ問題が出ていますね。こういう大きな問題をここで議論しようとは思いませんけれども、その中で歯科医療問題について一、二点お尋ねしたいと思うのだけれども、これは私が三月の予算委員会で質問申し上げた……

第75回国会 社会労働委員会 第26号(1975/07/03、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党を代表して、当面する医療の看護問題に集中をしてお尋ね申し上げたいと思います。  国民の医療需要は年々増大しているにもかかわらず、医療従事者、特に看護婦等の確保は著しく立ちおくれております。その看護婦不足による病床、病棟の閉鎖はもとより、労働強化によって看護婦等の健康破壊が進み、国民医療の重大な危機に直面をいたしております。このような現状を政府はまともに見て、看護婦確保を初めとする医療従事者の増員、要員確保にさらに一段の御努力をしなければならぬことは当然であると思いますが、そうした観点に立ちまして、次の諸点についてお尋ねを申……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まず、福祉の担当大臣である厚生大臣に、これから社会保障政策や福祉政策に取り組んでいく意欲について聞いておきたいのです。  御存じのように、わが国の社会保障水準は国際的に比較してみた場合に、西欧諸国が大体国民所得の一五%から二〇%を社会保障給付に回しておりますが、わが国の場合には、残念ながら依然として六%程度を低迷しておる。先般の参議院本会議におけるわが党の質問に対して、三木総理は、五十一年度から実施のできる長期計画を策定するという意味の答弁をいたしておりますが、少なくともこれからつくられる長期計画の目標は、大体一五%以上ぐらいに目標を置いてやるべきではないかというふうに……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 社会労働委員会 第1号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 最近の経済不況に伴って、十月の統計によりますと戦後最大の倒産数を数えている、こういう状況の中で、大手の興人等の倒産もあったわけです。  そこで、きょうは主として興人の倒産に関連してお尋ねしたいと思うのです。興人も会社更生法の手続が開始されて、やっと再建の足がかりがついたという段階ではないかと思うのですが、この興人の倒産に伴って、興人並びに下請関連企業等を含めて、全体の労働者の数はどの程度あると把握されておるか、それをお尋ねします。
【次の発言】 いま興人の倒産に伴って、会社更生法の手続が開始されておるのは、興人並びに関連二社ぐらいで、あと下請の企業で地方の裁判所に更生法の適用……

第76回国会 社会労働委員会 第2号(1975/11/13、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まず冒頭に中医協の問題に関連してお尋ねをしたいと思うのです。最近、特に医療関係団体が全国的なそれぞれ大会を開いて、一日も早く中医協が再開されるように切望をされておりますし、いろんな運動があることは皆さんも御存じだと思うのです。この診療報酬の改定の問題については、医療関係者がそういう強い要望があるということはもとよりでありますが、同時に、国民皆保険制度の中においては、単に中医協だけの問題じゃなくて、やはり国民的な関心の的になっておるというふうに判断をすべきではないかと思うのです。そういう意味からしますと、私は、これは単に中医協の中に閉じ込めて、臭い物にはふたをするというよ……

第76回国会 社会労働委員会 第6号(1975/12/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私はまず冒頭に、来年度予算編成に当たっての厚生省の方針が出されておりますが、この方針の伝えるところによりますと、大幅に福祉予算を圧縮をして、受益者負担を増大させる、こういう方向が出されております。特に財政制度審議会の第二特別部会におけるいろいろな議論を見てまいりましても、大体それと同じような方向が出されておりまして、具体的に、たとえば医療保険の一部自己負担、つまり初診料、入院料、あるいは標準報酬月額の上限を引き上げるとか、さらに患者が負担する高額医療費の限度額を引き上げるとか、さらにまた老人医療に一部負担を導入するとか、こういうようなことが言われております。せっかく四十八年を……

第76回国会 社会労働委員会 第7号(1975/12/16、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 この臨時国会の最大の課題は、国民の立場から見れば、この深刻な経済の不況の中で雇用不安や失業問題が一番大きな問題ではなかったかというふうに思いますが、そうした問題に対する取り組みがなされなかったということは、きわめて残念に思いますし、同時にまた、せっかく野党四党が出しております緊急措置法についても、積極的な取り上げがなかったということについてきわめて残念に思います。会期末も迫って、わずかな時間でありますから、具体的に御質問申し上げますので、ひとつ政府は誠意のある前向きの姿勢で御回答いただきますように御期待を申し上げます。  最近の深刻な経済不況の中で、特に雇用と失業の傾向はきわ……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょうは大臣の所信表明に対する質問ですから、できるだけこの所信表明に忠実に従いながら御質問を申し上げたいと思うのです。  その一つは、この所信表明の中の四ページの終りの方に、「なお、最低賃金制度につきましては、地域別最低賃金が昨年末をもって全都道府県に設定され、適用労働者数も三千三百万人に及ぶに至りましたので、今後はその内容の充実を期してまいる考えであります。」こういう言葉が述べられております。今後内容の充実を期してまいりたいと言われておるわけですけれども、具体的にはどういう内容を考えておられるのか。いま社会党を中心に四野党が全国一律最賃制の法案の提案をいたしておりますが、こ……

第77回国会 社会労働委員会 第3号(1976/03/04、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は問題をしぼって、救急病院について若干お尋ねをしたいと思うのですが、これはきょう午前中からそれぞれの委員から御質問もございました。したがって、若干角度を変えて、救急病院に取り組む基本的な姿勢、考え方について若干話しておきたいと思うのです。  これは午前中からの質疑の中でございましたように、依然としてたらい回しが後を絶たないという現実はお互いに認めざるを得ないと思うのであります。そこで、このたらい回しの問題については先ほどもお話がありましたけれども、ついに告訴事件にまで発展する、こういう事態になってまいりました。  この告訴事件の中身を見てみますと、事故が発生したのは午後の十……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 先ほど来、労災改正案につきましてはいろいろ御審議がございましたので、私はむしろ、いまの労災法やあるいは労働安全衛生法あるいはじん肺法等が現実に適用されている部面で若干の問題がありますから、そういう問題を、二つの事例を挙げて御質問申し上げたいと思うのです。  一つは、これは最近の新聞で報道されて大体明らかになっているわけですけれども、大分県の佐伯市と、南海部郡というところがありますが、この地域一帯に異常にじん肺患者が発生している、こういう事実が明らかになってまいりました。私が調査したところによりますと、大体現在把握されている数は千三百六十人ぐらいである。これはどうして把握したか……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もだいぶ下がっておりますから、私もよけいなことはできるだけ言わずに省きますから答弁もひとつ簡潔に要領よくお願い申し上げます。  この法案の内容を検討してみますと、政令にゆだねられている事項が大変多いのです。そこで、そういう内容について若干ただしてみたいと思うのです。  まず最初にお尋ねしますが、最近の企業倒産、賃金未払いの現状、賃金未払いの解決状況等について御報告を願います。
【次の発言】 この法案で言う「未払賃金の立替払事業」の対象となる倒産の範囲について、これは政令で決まるわけでありますが、その倒産の範囲については裁判上の倒産と事実上の倒産と二つに分けてあります。裁判……

第77回国会 社会労働委員会 第9号(1976/05/14、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 まず冒頭に、私は本会議の代表質問でも申し上げましたが、今回提案をされました健康保険法の改正案を見ますと、わずかに分娩費と埋葬料が引き上げられただけで、あと一部負担の大幅引き上げやあるいは高額医療費の自己負担分の制限枠の引き上げ、さらにまた保険料の引き上げ等々、全体的に見た場合に国民に対するメリットというのはほとんどないわけですね。したがって、従来からの考え方をしますと、むしろやはり福祉を看板にしている三木内閣としてはもう少し医療保障を国民に十分責任を持った形でやっていく、こういう態勢を示すべきであるのに、そういう方向は一向に見えずに、一方的に負担だけを押しつけてくる、こういう……

第77回国会 地方行政委員会 第13号(1976/05/20、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いま同僚の小川委員からも御質問がございましたが、福岡県庁の異常な事態について若干御質問をしたいと思うのです。  昨年五十年度は、自治省が地方財政の危機に名目をかりて、相当強力な財政立て直しの指導をやった。これは指導というよりもむしろ強要されたと言っていいくらいにやられた。そういう自治省の強要を背景にしながら全国的に自治体では労使紛争が激化した、こういう年ではなかったかと思うのです。その中でも福岡県はまさに異常であるというふうに私は思います。したがって、きょうはひとつ労働行政のサイドから若干お尋ねをしてみたいと思うのです。  私も先般福岡県に参りまして、山崎副知事以下関係の方と……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 十七、十八、十九の三日間、全国から白ろう病の患者を中心に関係者が東京に集まりまして「イノチを返せ三千人告発中央動員」というものが行われております。関係各省に要請行動を行ったわけですが、きのうも労働省に対して労働基準局長以下、関係者との折衝が行われ、切実な訴えがありました。局長以下、そうした関係者の切実な訴えをお聞きになって相当認識を新たにされたのではないかと思うのですが、それらの実情を踏まえた立場から、これから幾つかの問題点についてお尋ねしたいと思うのです。  この白ろう病関係は、主として山で働く労働者に発生をしているわけですが、国有林関係につきましては、後でまた川俣委員の方……


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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1973/06/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間も、ございませんから端的にお尋ねしたいと思うのですが、今度提出されました改正案は、先ほど来説明がありますように、いままでの赤字をたな上げをして健全基調で財政を維持していくというところにあると思うのです。しかし先ほど来お話がございますように、この保険財政がどうして赤字になっておるのかということが一つと、いまほど医療の荒廃がいろいろ叫ばれている時期はないと思うのです。そういう意味で二、三の点について質問したいと思うのです。  一つは、先ほどもお話がございましたが、いま被保険者、患者は保険料以外に、かりに病院に行った場合に、入院すれば差額ベッドあるいは付添料、こういったような保……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○村山(富)分科員 楢崎委員に関連をしてお尋ねしたいのですが、ちょうどいま高校、大学の入学シーズンで、試験が行なわれております。ことしの受験率は、去年と比較をしてどういうふうな見通しですか。それをまずお尋ねします。
【次の発言】 ことしも依然として受験戦争というようなことばが使われておりますように、たいへん激しい状況を呈しております。しかも、これはよく世間でいわれるように、やはりどうしても有名校に集中するわけですね。その有名校ということばが、よく使われるのですけれども、大臣に聞きたいのですが、有名校という中身は、一体どういうものをさしていっているのか、あるいは有名校という学校を、大臣はどういう……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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