津川武一 衆議院議員
34期国会発言一覧

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このページでは津川武一衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

津川武一[衆]本会議発言(全期間)
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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 衆議院本会議 第11号(1978/03/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川武一君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出の予算三案に反対の討論を行います。  提出されている予算は、五年来のスタグフレーションに、昨年末からの円高危機が追い打ちをかけ、年間約一万八千件に及ぶ中小企業と一部大企業まで含む倒産、この一月には百二十六万人という完全失業者、そして減反の押しつけによる農民の不安など、不況が一層深まり、日本の経済と国民生活のかつてない危機という中で編成されました。  円高危機の要因は、国内的には、日本の大企業が労働者を低賃金で働かせ、下請中小企業には低単価を押しつけるなどによって国際的競争力を強め、さらに、大企業への特権的減免税、産業基盤重点の公共投資、……

津川武一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

津川武一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第24号(1977/06/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 どうも農林大臣御苦労さまでした。大変な難物を相手にしてがんばっていただいて、私も現地のモスクワで農林大臣に会ったり、またその後農水委その他でお会いして、大臣の苦労というのを身にしみて感じておるわけです。まだソ日暫定協定もあるし本協定もありますので、ますます元気でがんばっていただくようにひとつお願いいたします。  ところで、外務大臣、鈴木さんか非常に苦労されて衝に当たられた、そうして漁獲量がかなり減りまして、これに対して不満足である、満足してない意を表明しているわけであります。この状態を外務大臣としてはどう見ているか、まずそこを聞かしてもらいます。

第80回国会 災害対策特別委員会 第6号(1977/04/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今回の豪雪、寒波によって被害を受けた方たちに対して、日本共産党・革新共同を代表して心からお見舞いを申し上げつつ、被災農民を救済し、農民が営農に立ち上がれるように鼓舞するために若干の質問をしたいと思います。  一つは、皆さんのこの報告にもありますように、西日本では主として果物、お茶において葉の変色、落葉、枝の枯死などの損傷が広範な地域に発生したわけであります。  そこで、この葉でございますが、リンゴの斑点落葉病で、その年に受けた被害も大したものなんですが、それ以上に被害を受けるのは、次の年なんです。そして、次の年と次の年、葉というものは本当に新陳代謝の中心になっております。今度の場合……

第80回国会 農林水産委員会 第3号(1977/03/10、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農林大臣、どうも大変なイシコフ漁業相との交渉、成果は別問題としてどうも御苦労さまでした。  そこで私たちこの状態、いろいろな点から見ておりますが、発展途上国がその経済権益を守ろうとする動き、これに便乗してアメリカなどの大国が海洋資源の再分割に乗り出したこと、日本ばかりじゃないのですが、日本の大手資本の漁業家がかなり資源を乱獲させた、こんなめんどうな状態が起きて、いまわれわれがここで論議しなければならぬような状態になっております。しかし、私たちはこれに対して、必ず将来非常に正しい公正な海洋資源を国際的に管理する道が開かれると思っております。そのために私たち日本は、持っておる技術、この……

第80回国会 農林水産委員会 第4号(1977/03/15、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 伊藤さんと石原さんにお尋ねいたします。私たちの覚えているところでは、戦後一回、今度一回と大量発生を見たわけでありますが、今回の大量発生の原因について何かお考えございましょうか。
【次の発言】 次は池田さんと石原さんにお尋ねいたします。  先ほどもちょっと問題が出ましたけれども、なぜ森林だけを問題にするのかということ。私は青森県出身ですが、私たちの青森県でリンゴの主産地帯にこんなふうな防御暦があるのです。これに最低スミチオン三回、年五回内散布させて十五年たっているわけなんです。この間のことが余り問題にならないでいまなぜ山のことだけが問題になるようになったのか、そこいらあたりを池田さん……

第80回国会 農林水産委員会 第5号(1977/03/16、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 松は、松の国日本として守らなければならぬ、守りたい、とはいっても自然の生物体系も壊したくない、自然も守りたい、こんな立場から若干の質問を試みてみます。  第一の質問は、近年なぜこんなふうな大流行を見たのか、これの原因、これの考え方がはっきりしないと自後の対策も立たないので、まずこの点をお尋ねいたします。
【次の発言】 大臣、二十五年ごろの大流行のときは、松はいろいろな燃料だとか坑木に使うとか、そのときは労働力もあったので切って切って切りまくってなくした。今度はそれがなくなったからふえた、こういうわけです。つまり、松に対する対策がなくなったわけです。やはり松を育てなければならないと思……

第80回国会 農林水産委員会 第8号(1977/03/23、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 この委員会の質疑を通じて、政府は空中散布によって大したことの被害は出てこない、そういう調査もたくさん出してきたようであります。そこで、空中散布によってどんな被害があったかを確実に調べなければならない、この点はどなたも異論ないと思います。そこで、被害があった生態系にどんな変化があったかということを見きわめる第一の条件は、薬剤散布をする前にそこの状態を、昆虫がどうであった、川の魚がどうであった、どんな植物が生えておったかということが明らかになっていなければ、薬剤散布の後、事後調査をしても検討することができないわけです。  そこで、林野庁、政府にお尋ねしたいのは、これからこういうスミチオ……

第80回国会 農林水産委員会 第9号(1977/03/24、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 昨年の暮れからことしの一、二日にかける豪雪、寒波で、ただいま瀬野委員が話されましたが、その被害の把握になかなか時間がかかるということです。ところで、雪も消えてもう農作業が始まる。たとえば豪雪で言うと、リンゴの枝折れなんか、全部土が出てきてもう対策を講じなければならない。そのときにこれから調査して天災融資法、激甚を発動するというのではまことになまぬるい。昨年のあの冷害のとき、私たち統計情報部の調査の状況を見てみました。人が足りない、できない。これほど被害が野菜や果物に広がったとき、恐らく九州、四国ではミカンの被害の調査なんというのはそう簡単にできるものじゃない。だが皆さんのところには……

第80回国会 農林水産委員会 第15号(1977/04/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 すぐれた後継者を育成する、農村青少年に対して農業のいろいろな研修教育を施すための改善でありますので、私たちも賛成の立場から問題を少し進めてみます。  そこで第一の問題は、農業をする人、働く農民をどうするかという立場からの質問であります。いままで基本法農政だとか構造改善だとかいろいろやってまいりました。この中で選択的拡大をやるといって、酪農農家は規模を拡大し、その結果は、いま背負い切れない借金であります。負債整理の立法をせよなどということが農民の心からの要求になっています。  またもう一つには、生産性の向上、このために機械化をする、これをやりました。農民は機械化のために貧乏、その借金……

第80回国会 農林水産委員会 第16号(1977/04/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農業改良助長法について、農林大臣にお尋ねいたします。  大臣、この法律は私たちも賛成なんです。ところが、中学校卒業しただけで後継者になる人たちに対する対策が不足なんです。たとえば青森県で、現在、中卒の人たちに農業技術を授けるための研究センターがある。ここに去年は三十人入っています。ことしは四十人入りました。まだこういう状況なんです。岩手県の浄法寺というところにやはり中卒を指導する、教育する機関があります。ここには高卒の人と中卒の人が入っております。青森県の南の方に近いために三戸郡からこの浄法寺に入っております。つまり、これは広域になっております。秋田県でもこの状態なんです。今度皆さ……

第80回国会 農林水産委員会 第17号(1977/04/13、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農薬の問題と昨年度の東北、北海道の冷害問題について若干質問してみます。  そこで、たとえばリンゴだとか桑だとかサトウキビにはがんとも言うべき病気がございます。この病気に対して根本的な治療薬が開発されると、非常に農業が明るくなる。そこで、こういう農薬の開発に対して、農林省はどのようになさるのかをまず明らかにしていただきます。
【次の発言】 よくわかりました。  それで、リンゴでございます。私はたびたびこの委員会で、また直接農林省と話し合いで、いま昭和六十年に百二十一万トンの生産を目指しているが、現実には腐乱病のために減りつつあります。もう九十万トンを割って八十五万トン。リンゴをその計……

第80回国会 農林水産委員会 第22号(1977/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 初めに鈴木農林大臣、二回、三回と交渉御苦労さまです。私たちもソ連を訪ねてみて大変な状態だということがわかってまいりましたので、一層の御奮闘をお願いする次第でございます。  そこで第一の問題は、鈴木・イシコフ第二回会談の中断を余儀なくせしめたものは、あなたからの報告を聞いてもわかるとおり、領土問題、ようやく妥結するかに見えたサケ・マスの二百海里以外の漁獲量の六万二千トンへの出漁、これを間に合わせなくしたのも、向こうが日ソ漁業条約の線でなく、ソ連の閣僚会議決定の二月の線を持ち出した、このようなことがきのう起きております。私たちはこのことに強く抗議するものであります。私たちの党としても問……

第80回国会 農林水産委員会 第23号(1977/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、漁業水域に関する暫定措置法案に対する修正案の提案理由を説明いたします。修正案の朗読は省略さしていただきます。  日ソ漁業交渉が中断し、北洋漁場で一千隻に上る日本漁船が全く操業できないという異常な事態が続いております。漁業者を初め水産加工業者など、関連業者の経営は重大な困難に立ち至ったのであります。そこで、日ソ漁業交渉の進展に役立たせるために本案が提案されました。  しかしながら、政府案には改善の余地がなお少なからず残されておるのであります。韓国漁船などについては、わが国の漁業水域全般にわたって外国人漁業に対する操業の規制条項が適用除外になるとい……

第80回国会 農林水産委員会 第24号(1977/05/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度修士課程二カ年を卒業した人を獣医師にするという法改正で、私たちもそれ自身は賛成できると思っておりますが、獣医学を進めるために若干の質問をしてみたいと思います。  昭和四十六年十一月九日に日本学術会議会長が佐藤榮作農林大臣に獣医学修業年限の延長についての申し入れを行っております。それによるまでもなく、国際的にも獣医科大学を持っておる六十二の国のうちで日本の四年というのが一番短い。そんなために日本の獣医学者が国際的な会合に出ても引けをとる、ひがみを感じなきゃならぬ、学術会議がこういうふうに申請しておる。そして、いま、どこでも、獣医学の修業年限を、専門教育四年を含む六年に延長すること……

第80回国会 農林水産委員会 第25号(1977/05/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 日ソ漁業が難航し、私も超党派の国会議員団の一人としてソ連に行ってまいりまして、帰ってきてから塩釜から八戸の三陸沿岸、小泊から鯵ケ沢、深浦などの日本海岸の漁業関係者を回って懇談してまいりました。その中で早急に解決しなければならない幾つかの問題にぶつかりましたので、その中からさらに二、三点しぼって質問してみたいと思います。  第一は、資源の問題です。川を上るサケ・マスは遡河性の資源で、ソ連などというものが向こうのものだと言うことに真っ向から対抗して、その点で押し負けないために早急に日本の河川にサケ・マスのふ化放流事業を拡大しなければならぬという事件でございます。農林省のことしの予算で、……

第80回国会 農林水産委員会 第27号(1977/05/18、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農林大臣、きのうからきょうで十分議論を尽くされて、大臣も十分伺って覚えておると思いますが、やはり農林年金は公的年金制度の中でもほかの制度に比べてよくない。五十年末の比較で言うと、農林年金は平均六十五万八千円、厚生年金六十六万七千円、私学共済七十八万七千円、国家公務員共済百万五千円、こういう形になっているわけです。これらよりも低い。この基礎になる標準給与で言うと、農林年金十一万二千百六十七円、厚生年金十二万二千五百五十二円、私学共済十三万千八百九十五円、地方公務員十五万一千八百九十六円、こんなふうなかっこうになるわけです。最低保障額について、退職年金もらっても月額四万九千円、非稼働老……

第80回国会 農林水産委員会 第29号(1977/05/25、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度の法改正で具体的対象になる河北潟について若干質問してみたいと思います。  問題は、計画を民主的に入植する、関係する農民と協議してやるべきだということでございます。この点で言いますと、一九七三年の一斉地方選挙のときに、安倍農林大臣が地元の農協青年部の講演に行きまして次のように話しております。この干拓地で米をつくろうという農民の要求の大きいことは承知している、ここは単作地帯である、全部とは言えないが、そういう事情がありますので幾らかは米作を認めなければなるまいな、こういう発言をしております。  また、今度の営農計画を見ますと、基幹作物に野菜、これにはレンコンも入っている、畜産、こう……

第80回国会 農林水産委員会 第30号(1977/05/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 いよいよ米価の季節になりました。そこで、大蔵省は据え置くなどとも言っておりますし、けさの新聞によると、生産者米価五%以下、消費者米価一〇%程度、米の消費が減った、消費者の方には、生産者米価は上げるな、いろいろな議論が出てまいっております。農民もまたいろいろな動きをしなければならなくなりまして、全中は二万円の要求をしておる、近くまた大会もやる、米価審議会も開かれる、政府は政治加算もやるなどということで、毎年同じことを繰り返してまいりました。  そこで、私たち共産党では、いまの日本の農業を日本の経済を支える大事な大事な柱として位置づけて、農業を評価し、援助をしていく、そのために主な農産……

第80回国会 農林水産委員会 第31号(1977/06/03、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 鈴木農林大臣、九十日の交渉本当に御苦労さんでした、心からそう言いたいところですが、協定の全文を見ますと、私は非常に残念でならない。遺憾でならない。どうしてこうなったかということについて、国政を十分検討していただかなければならぬ。したがって、事後処理においても何としても対策を強力に進めなければならないと考えているわけであります。  大臣は、第一条で九〇%、時間的にもいろいろエネルギーを使ったとも言っている。そこで、第一条の線引き、これは余りにもひどい、むちゃくちゃなものだと思います。ソ連の大国主義的な、歴史的な過程を顧みない、そして社会主義国としての理論をも放棄した横やり的なやり方が……

第80回国会 農林水産委員会 第33号(1977/07/19、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 いままでの生産者米価一万六千何がし、これを六十キロで割ってみると、百グラム、御飯で茶わんで二杯、一食分、これが二十七円、コーヒー一杯二百五十円、コカコーラ一杯六十円、七十円、昭和三十五年を一〇〇とすれば、いろいろな値段は、現在、生産者米価は三〇〇、これに対して入浴料は八〇〇、理髪料は一一〇〇、バス代で六〇〇、こういう情勢であります。お米は安いんじゃありませんか。安いと考えていますか。いかがでございますか。
【次の発言】 そこで、政府は米は安いと考えている。今度の諮問した米価二・五%、一万六千九百八十六円、これは農民の要求に恐ろしく反しているものであるし、農業もこれでは続けていけない……

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 定係港の撤去をめぐる原子力船問題を材料にして、政府の政治的な責任を問題にしてみたいと思います。  原子力船「むつ」について、青森県、むつ市、青森県漁連、政府との四者協定で定係港の撤去完了を決めましたが、その撤去完了の日時がこの四月十四日に迫っております。ところで、政府は青森県知事やむつ市長などを呼んでいろいろ日延べするような動きも露骨に見られております。欠陥原子力船を押しつけられて、国民、わけても青森県民、むつ市民、漁業者などは、はかり知れない不安に陥り、そうした政府の無責任に対して、やっと手に入れた四者協定を政府はほごにするんじゃないか、このまま居座るんじゃないか、こんな心配を次……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 災害対策特別委員会 第1号(1977/07/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 志賀節君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、湯山勇君が委員長に当選いたしました。  委員長湯山勇君に本席を譲ります。

第81回国会 災害対策特別委員会 第2号(1977/08/02、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度の竜ケ水の災害で被災された皆さん、特に亡くなられた方たちに、心からのお見舞いを申し上げます。  現地視察してくださった委員会も、本当に御苦労さまでございました。  そこで、第一の質問は、亡くなられた方に対する弔慰金、これはこの委員会が独自に立法したものでございます。ところが、昨年、一昨年と亡くなられた方の遺族として、兄弟姉妹しか残らなかった例が幾つか出てまいりまして、今度の場合――昨年この竜ケ水の十二、三キロ離れた同じ鹿児島の宇宿で九人亡くなりまして、この中で遺族として弔慰金を受けたのが幸田節子さん、この方はお父さんとお母さんと四人の兄弟姉妹、合計六人亡くしております。お父さん……

第81回国会 災害対策特別委員会 第3号(1977/09/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 共産党と革新共同を代表して、有珠火山、八月五日の津軽集中豪雨、今度の台風九号、被害を受けられた皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。  そこで、私も現地に行ってみましたが、一番最初に問題になったのは、避難されている人たちです。大きな体育館の中に雑居している。見ておれないので、仕切りカーテンをつけたが、それでも雑居です。この中で子供さんが元気に遊ぶ、歌う、叫ぶ、当然であります。そのために眠れない方たちがたくさん出てきております。それから、雑居のために皆さんが見ておりますので、自分たちの私生活、プライバシーがない。ここでまたかなり問題が出てまいります。それから、普通の災害、台風水害で……

第81回国会 農林水産委員会 第2号(1977/09/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 二十分という短い時間なので、きょうは水田利用再編成対策を中心に、それと関連して、ことしの余り米をどうするか、もう一つ、リンゴの腐乱病などについてお尋ねしてみたいと思います。  最初に、リンゴの腐乱病ですが、昼食のとき大臣とも話しましたけれども、農民の要求があったり私たちの要請もあったりして、とにかく農林省独自に計画したりして対策を進めてまいりました。五十一年度からは低位生産園再開発計画をやって予算をつけた。昨年度は休眠期に対する薬剤散布に補助を出したりしております。しかし、根本的には根治の薬剤開発でなければならないと思っております。今度、農林省が大蔵省に要求した予算の中に、リンゴ腐……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 原子力船の母港をむつに設置するとき、いろいろな放射能が漏れる、放射線が漏れる、危険が完全に解消されていないなどということを県民が心配したら、時の政府は、あなたじゃないのだけれども、原子力を恐れるのは火を見ておののくけだもののようなものだというふうにして、非常に国民を罵倒し無知扱いにして、原子力船をむつに置こうと決めた。そうしたら、果たせるかな、三年前の九月一日に放射線が漏れた。そして三年前の十月に母港を撤去するという四者協定を結んだ。ところが、それから三年たっていまだに問題はちっとも解決されていない。国民、県民の中には、政府は本当に真剣なのだろうか、こういう疑念がかなり出ております……

第82回国会 農林水産委員会 第1号(1977/10/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょうの理事会の申し合わせの課題からちょっと離れますが、サクランボのことなのです。  九月の三十日に主産地の山形の寒河江でサクランボの輸入解禁反対の大会を開いております。きのうは青森県の三戸郡で同じように農民が大会を開いております。サクランボは稲作転換作物として導入されております。また、非常に手数のかからない、手数がかかるというと六月の下旬から、一時期しかかからないので、畑作物や他の果物と競合しない、地域の農業を支える非常に大事な大事なものでございますが、この輸入禁止を政府は解禁する腹なのか。問題はコドリンガがどうかということだけになったようですが、アメリカではコドリンガの薫蒸をや……

第82回国会 農林水産委員会 第2号(1977/10/25、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 ソ連がこの三月一日から二百海里を実施しまして、それから十月二十四日現在で日本の漁船は百二十数隻、軍服を着ていかめしく乗り込んできたソ連の取締官に点検され、監査を受け、倉庫を探され、こちらはびっくり仰天し、心臓がおののいて、あげくの果てに一億一千万円もの罰金をとられ、そのために家族も眠れない思いをしております。こんな思いはもう御免だ、こんな思いをするなら、いっそのことソ連の二百海里内に行かない方がいいと、規模の小さいイカつり船は二百海里内操業をあきらめて、ムラサキイカに集中しております。  私は、そんな漁民を励まし、漁民の苦情を聞いて、日本の漁業を守るために当委員会の現地調査にも参加……

第82回国会 農林水産委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 砂糖は私たち国民にとって非常に大事な食糧、欠かすことのできない食糧であります。カロリーから申しますと、非常に高いカロリー存持っておるし、子供の成長にとっても欠かすことのできない材料でございます。また、非常に水に溶けやすい。百グラムの水に二百も溶けるというので、日本のわれわれの食品、特に調味料のあらゆるところに入っていくことができる大事なものであります。また、そういう調味料として見たときに、水をたくさん含むので、たとえばパンなどの老化を防ぐこともできるし、非常にそういう意味でまた防腐剤の役割りも果たすので、ある程度の砂糖を含んでいるものは、その他の防腐剤は要らないというかっこうの大事……

第82回国会 農林水産委員会 第4号(1977/10/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農林大臣、御苦労さんです。七時間も同じ繰り返しみたいな話をされまして大変ですね。私、できるだけ繰り返さないようにやってみたいと思います。  そこで、四十五年から五十二年までの生産調整と転換対策で一兆千二百九十三億円使っている。四十五年が余り米のために一兆円くらい使っている。そのあげくがことしかなり大規模な百万トン近い余り米。来年から百七十万トンもの生産調整をするという。使った金がまことに痛わしい。これからの百七十万トンをうまくやれるだろうかの疑問が本当に農民の間にみなぎっております。それは昨日の知事会議でも、そう簡単にあなたのことをうんと言ってくれなかったでしょう。  そこで、四十……

第82回国会 農林水産委員会 第5号(1977/11/01、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さんには、きょうは本当に御苦労さまでございます。皆さんの示唆に富んだお話、業界の非常に容易ならぬ状態、労働界の状況なんかも伺わしていただきまして、ありがとうございました。  私たち、砂糖はカロリーが一番多い食品だと考えております。また、一番いい甘味資源だとも考えております。また、日本の食品、特に加工食品の中で、砂糖を加えることによっていろいろなにおいを取ったり、酸っぱみを取ったり、さらにはまた、パンなどに加えると腐敗や老化を防ぐことができている、そんな大事な国民の食品なので、この需給の関係、これを何とかよくしたい、ここで働く人たちの生活を守りたい、このように考えてきたとこ……

第82回国会 農林水産委員会 第6号(1977/11/02、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 本会議で大臣が大臣席に着かなければならぬので、五十五分までに終わるようにやってみたいと思います。  そこで、最初に質問全部話してみます。  一つは、転換作物でございますが、なたね。なたねは、作付がぐんぐん減っておる。自給率はいまでは〇・八五%。国民の植物性の油として大事な大事な食糧であります。そこで、特定作物に加えて転作の畑作物にした方が、主食を国民の手で生産する上においても、また減反を成功裏にやり抜く上にもどれほどか都合がいいと思いますので、この点まずひとつ答えていただきます。  第二の問題は、先ほど佐藤委員も話をした鳩山外相が昨十一月一日の閣議で、開発途上国への食糧援助に国産の……

第82回国会 農林水産委員会 第9号(1977/11/22、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 提案されている法律の融資条項、いま二百海里問題で苦しんでおる水産加工業者とともに、私たちもこれを使うように努めてみたいと思います。  そこで、行政的な技術的なことを若干質問し、政治的な本質的なものは、後刻大臣に質問させていただきます。  そこで、一つは、業界の要求は設備投資の融資措置だけでなく、いまかなり苦しくなっているので、お金を借りることも結構だけれども、それ以上にやはり根本的に助成、こういうことを求めております。私も今度の法律のことである加工業者に聞いてみたら、三百万や五百万借りていてもどうにもならない状態だから、この際助成ということも考えていただきたい、これを政府に求めてい……

第82回国会 農林水産委員会 第10号(1977/11/24、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 最近、野菜の値下がり、ブルドーザーで野菜を砕く、ミカンもカキも余りよくない、こういう中で、まことに困っておるものの一つにリンゴがございます。九年前にリンゴが売れなくなって、山や川に捨てて山川相場が成り立った、これは私たちはまだ忘れていません。それで、農民は懸命に品種更新に乗り出し、リンゴ産業の振興にがんばりました。政府も県もこの農民に援助してくれました。政府も県も農民の品種更新に、土地基盤整備に、土壌改良に、薬剤散布のスピードスプレヤーの普及拡大に、そしてまた、その防除の組織を確立する上に、矮化栽培、腐乱病対策、黒星病対策、冷蔵庫や選果場の建設にかなりの援助もしたし、農民も農業団体……


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第83回国会(1977/12/07〜1977/12/10)

第83回国会 災害対策特別委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 高鳥修君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、湯山勇君が委員長に当選いたしました。  委員長湯山勇君に本席を譲ります。

第83回国会 農林水産委員会 第1号(1977/12/08、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 本論に入る前に、地域的なことを一つお伺いします。  リンゴでございます。安くて売れない。そこで、青森県では農協も出荷しない、移出商の商人も出荷しない、出荷団体も出荷しないで過剰ぎみになる。三月、四月を迎えて余って腐る心配が出てまいりました。県も一万箱、何か加工に回したいなど、いろいろなことをしております。出荷団体ともいろいろ協議しているようですが、なかなかうまくいかないで出荷が思うようにいかない。これをどうするか、この点が一つ。  二つ目には、値段が下がっても売れない。そこで、売れていく方向にやはり消費の拡大に政府は乗り出さなければならないと思います。関係業者だけでは、地元ではもう……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1978/06/14、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょうは、原子力船「むつ」のことと、今度の十二日に発生した宮城県沖地震に関連して予知技術の向上について質問しょうと思って通告しておきましたが、地震の予知技術の方が非常に問題がありますので、それだけにさせていただいて、原子力船は次の機会にさせていただきたいと思います。  きのうの政府部内の検討でも、今度の地震の予知はできなかった、そんな意味のことを言われたような記事も拝見いたしました。しかし、私たち振り返ってみますと、この地域にも大変地震があります。東日本における昭和以後の被害地震、マグニチュード七・〇以上のものを見ましても、現在まで二十四回起きております。この中で、一九三三年、昭和……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 昨年二百海里問題が起きまして漁業も非常に苦労しましたが、逆に魚隠しが起きて魚価が非常に上がって国民が大変迷惑したわけであります。今度のサケ・マスの沖取りの制限でそういう魚隠しや便乗的な値上げはさせてはいけないと思いますが、政府の決意はいかがでございますか。
【次の発言】 ことしの沖取りのサケ・マスで入漁料を払うことになりましたが、この入漁料分がまた魚価の高騰につながるようなことがあっても好ましくないと思いますので、この点でも上げないように指導すべきだと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 次はサケ・マスの母川国主義についてでありますが、交渉されてみまして、ソ連はどんな態……

第84回国会 災害対策特別委員会 第1号(1977/12/19、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 志賀節君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、川崎寛治君が委員長に当選いたしました。  委員長川崎寛治君に本席を譲ります。

第84回国会 災害対策特別委員会 第9号(1978/04/18、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 大規模地震に対して私たちも何らかしなければならない、大規模地震から国民の生命、財産を救わなければならないということで切に考えております。しかし、今度出されておる大規模地震対策特別措置法案には、国民の間から二つの心配が持たれております。  一つは、予知が大丈夫なのだろうか、こういうことであります。二つ目は、自衛隊が出動して、自衛隊の治安出動というものに道を開くことになるのじゃないかという心配が持たれております。  きょうはこの立場から、二つのことに対して質問してみたいと思います。連絡は建設省にもありましたけれども、二つやりますために、建設省にはいくまいと思いますので、建設省の方おいで……

第84回国会 災害対策特別委員会 第10号(1978/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 大規模の地震に対して、このままでいいとは私たちも思っていない、どうにかしなければならないと思っております。この中で、観測、研究、予知、こういう体制が何よりも必要になってまいると思います。今度提出された法案を見てみましても、第三十三条で「(科学技術の振興等)」「国は、地震の発生を予知するため、地震に関する観測及び測量のための施設及び設備の整備に努めるとともに、地震の発生の予知に資する科学技術の振興を図るため、研究体制の整備、研究の推進及びその成果の普及に努めなければならない。」と書いておりますが、この点で、きょうは予知だけにしぼってお伺いいたします。  浅田先生は東京においでになるの……

第84回国会 災害対策特別委員会 第13号(1978/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 国民の命、財産、国土を大規模地震、特に大都市地震から救わなければならぬということで、私たちも一生懸命考え、政策も提案してまいりました。今度の立法に当たりまして、総理、この委員会の論議でも明らかになりましたが、東海地方を指定してそれなりに一つのものを集める、それはそれなりにいいとして、南関東、大都市をどうするか、東京をどうするかということなんです。東京を防災都市として整備していく上では、何十年という日数が必要なので、いま計画的に防災都市をつくる。危険なものは東京から去らせる、必要な重要なものは去らせる、避難公園をつくる、いろいろなことがたくさんあると思うのです。これは今度の立法で指定……

第84回国会 災害対策特別委員会 第16号(1978/05/31、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 けさの委員長の報告にもありましたが、私も日本共産党・革新共同を代表して、この場をおかりいたしまして、今度の災害で亡くなられた方や被災された方たちに心からのお見舞いを申し上げます。  そこで質問に入っていきますが、とりあえずあの災害の後の応急対策でございますが、私も見て、あの土石流の多いのにはびっくりしました。土石流が宅地などにいっぱい詰まっておるし、川も埋めております。これの取り片づけば大変なことでしょうけれども、住宅、河床、ダムなどの土石流を早急に排除する必要があると思いますが、これに対する政府の施策を聞かしていただきたいと思います。  もう一つは、ああいう土というものが国土の建……

第84回国会 災害対策特別委員会 第19号(1978/07/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私は、最初に、宮城県沖地震で罹災された方々に心からお見舞いを申し上げると同時に、罹災者の救済、災害の復旧に苦労されておられる山本知事、島野市長、両参考人の御意見を伺って、これに感謝を申し上げて質問に入っていきます。  そこで、きょうの質問のやりとりの前提ですが、先ほどから明らかになりましたように、現行法での救助、復旧を一生懸命やっておりますが、それだけではそれからはみ出るものがあったりしますので、きょうは政府も弾力的に現行法規を運用してほしい、そういう立場から答弁していただきたいということを前提として質問に入っていきます。  まず第一は緑ケ丘団地でございます。昨日、私もあそこを見て……

第84回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1978/06/15、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私たちは、日本のエネルギーをできるだけ国内でよけい手に入れる、自給率を増す、こういう意味合いから、石炭の利用に対しては非常に大きなウエートも置いているわけでございます。 ただいまも議論になっておりましたが、その需要の拡大を図ってエネルギーの自給率を高めていくということに国民的な話し合い、合意、それを得て、政府にさらにさらに強く迫っていかなければならないと思っております。  きょうは北炭の再建に対して若干の質問をさせていただきます。  北炭の再建は、もちろん第一義的には会社自身の責任だと思います。計画を立てられるには、それが実行できるように、働く労働者がそこに意欲を燃やしてやっていけ……

第84回国会 農林水産委員会 第1号(1978/02/09、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 二つの点を農林大臣に尋ねてみたいと思っております。  一つは、円高を一つの原因といたしまして、アメリカの農産物の輸入が日本に強く迫られ、日米共同声明などが発表されておりますので、そのことから日本の農業を守ること、そのことの経過、将来のことなど、これが一つ。  もう一つは、これも円高に関係しますが、円高を生んで、日本の工業製品の集中豪雨的な輸出がアメリカに対して行われている原因の一つとして、出かせぎ者を低賃金で、低福祉で使っておりますので、問題の根本解決には出かせぎ者の福祉を進めていかなければならぬ、こういう大きな二点からやってみたいと思います。  最初の問題ですが、きょう農林大臣の……

第84回国会 農林水産委員会 第2号(1978/02/10、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 初めに、漁業の問題。  それは、いま行われておる日本、カナダ、アメリカの漁業交渉で、サケの区域や漁獲量がかなり困難を来しております。さらに、これから始まる日ソのサケ・マスの漁業交渉でも難航が予想されてまいります。  そこで、政府としてもこれに万全の対策をして臨むことをお願いしつつ、当面、とりあえずそういう交渉において有利になるために、日本でのサケ・マスのふ化放流、ここがかなり大事になってきたと思います。資源が減るのに対しても、これを守ることが非常に大事であります。私はかねてから、北海道でのふ化放流を五十億程度にいかないか、内地でのものは十億程度でいかないか、日本の河川のサケ・マスの……

第84回国会 農林水産委員会 第3号(1978/03/17、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょうは畜産の中で養鶏、わけても商社的インテグレーションの養鶏がかなりあくどいこともしておるし、生産調整も乱しておるので、瀬野委員も若干やりましたが、さらにそれを継いで問題を深めてみたいと思っております。  採卵鶏の規模、飼養戸数と飼養羽数の推移を見てみますと、昭和四十五年から五十二年の八年の間に、一千羽未満では百三十四万戸が減って、ここで減った羽数は三千百二十三万羽、一千ないし五千羽未満のところでは減少戸数が一万戸、減っている羽数が一千七百万羽、ところが五千を超しますと、五千から一万未満では千二百戸ふえて八百万羽増加になっております。一万羽以上は千六百戸ふえて、四千三百万羽の増に……

第84回国会 農林水産委員会 第4号(1978/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 提案されている法案に賛成の立場から、若干の質問をしてみたいと思います。  そこで、一つの問題は、森林組合合併助成法が公布されて以来、森林組合の合併は急速に進んだと言われておりますが、専従職員が一人もいない組合も全組合の四分の一程度ございます。こういう形で、森林組合は大きなものになると同時に合併しない小さな方が残るという両極分化の傾向がはっきり出ております。今回改めてこの合併助成法が五年間延長される背景には、森林組合全体の事業活動を進めるということがあると思いますので、賛成したいと思うのです。  そこで、五十年度においても森林組合の主要事業である林産、造林の二つの事業のいずれも実施し……

第84回国会 農林水産委員会 第5号(1978/03/23、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 この間、三月十七日、全国養鶏経営者会議が六党要請を行いました。そのとき全鶏会議から見せていただいた航空写真、これを自民党では羽田委員も見てくださいまして、それが意外に反響を呼びまして、私たちの理事会でも、養鶏を農業として、畜産として扱っていかなければならぬ、育てていかなければならぬということに相なりまして、私は、そういう声もありまして、もう一度質問してみたいと思います。  一つに、私たちは、養鶏を日本の大事な畜産として育てていきたい、日本の農業として育てていきたい、こう考えておりますが、養鶏に対する政府の態度を聞かしていただきます。

第84回国会 農林水産委員会 第6号(1978/03/29、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 畜産物の価格については後刻大臣が出席したとき大臣に質問するとして、いまは畜産の振興について今井政務次官に若干の質問をしてみたいと思います。  肉牛でございますが、産地としては九州、東北、北海道が期待されており、畜産農民はそのためにがんばっております。その肉牛の産地東北では、岩手県も青森県も大体同じですが、青森県で言えば、短角とヘレフォードが中心です。ヘレフォードも導入当時の千二百十五頭から二千三百頭へ伸びて、短角もいま一万四千台に頭を伸ばしてきましたが、なかなか伸び悩みがございます。  これは私が直接見たのではないのですが、私に肉牛のことを教えてくれたある専門家の話ですと、おととし……

第84回国会 農林水産委員会 第8号(1978/04/04、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 リンゴについて若干の質問をいたします。  昨年の十一月後半から十二月、ことしの一月にかけてリンゴの売れ行きが不振になり、しかも安値で、この先どうなるかと心配されました。このとき、私の質問もあって、農林省は現地に出かけていって出荷の促進やいろいろな調整に当たってくれたことを私はよかったと思います。そのときの私の質問で、いままでリンゴ行政は、土地基盤整備、矮化奨励、腐乱病などの病虫害対策などで、どちらかと言えば生産体制に重きを置いた趣もある、したがって今後流通や価格保証の点についてもいままで以上にやらなければならないというふうな答弁があったわけであります。そこで、きょうはリンゴの流通、……

第84回国会 農林水産委員会 第9号(1978/04/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度森林組合法を独立させる。これは森林組合の強化育成のためだと思います。稲富委員も、いまその育成強化に対して格段の農林省側、政府側の決意を要請したわけでございますが、育成強化のためにせっかく組合法を独立さしたので、これから森林組合の強化育成に対して政府の考えていること、具体的な政策などということを少し最初に聞かしていただきます。
【次の発言】 この間、秋田県の北部の森林組合連合会、木材、製材、木工関係の調査をしてみました。また、青森県の県庁や森林組合の幾つかについても事情を聞いてみまして、そのとき、どうしてもやはり林業に対する意欲がわかない。秋田県に行ってみましたら、苗木を買ってく……

第84回国会 農林水産委員会 第11号(1978/04/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 大臣、本当に御苦労さまです。元気を出して行ってきてください。私も先ほど芳賀さんが話したように、去年の二百海里のときソ連に行ってみまして、鈴木前大臣の苦労というものも身にしみて感じ取っておりましたので、大変でございます。  そこで、やはり日本の実情を向こうに正しく伝えていただく、日本の漁民の利益は守っていただく、そして十分調査されて、理にかなった交渉をしていただく、交渉団全部率いてしていただきたいということを心からお願いして、成功を祈る次第でございます。  そこで、時間がないので、四つ、ばかりまとめてお伺いします。  一つは、漁獲量のことでございます。  きのう私はある会合でソ連大使……

第84回国会 農林水産委員会 第12号(1978/04/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 森林組合のことについて前回基本的なことをお尋ねしましたので、きょうは森林の関係で働く労働者の待遇改善などで若干質問してみます。  一つは、林業労働者の就労改善についてです。林野庁の「林業労働者就労形態近代化調査結果報告書」を見ますと、事業協同組合、共同請負事業体などの常雇いの比率は、それぞれ五一%、四一%となっております。これらの事業体の半分が国公有林野等の事業を行っており、このうち過半数の事業体は、その年間事業量の七割以上を国、県に依存しております。したがって、労働者の待遇改善に対して国はかなり責任がございます。  ここで問題になるのは、これら事業体が、就業規則や各種手当等の適用……

第84回国会 農林水産委員会 第13号(1978/04/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農業災害対策の基本は災害の予防だと思います。その立場から農林省に一つ、気象庁に二つばかり質問してみます。  まず第は、畑作物の生産技術の前進、指導についてであります。いま麦は共済が赤字になっております。共済の担当者に言わせると、政府は麦の増産といえば奨励金をつけてそのほかは余りしない、もっと生産技術というものの研究、指導をしたならば共済も赤字にならないだろうと言っております。さらに、これからは転作の押し付け、強制で各県で大豆がかなり共済の対象になると思いますが、あれは水があるところだとすぐ減収になって共済の対象になる、こんなことで大変大きな赤字になるんじゃないかという心配がございま……

第84回国会 農林水産委員会 第14号(1978/04/13、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょうは、出かせぎ対策、出かせぎ者対策で若干のお尋ねをしてみたいと思います。  私も国会に出てから九年目になりますが、沖繩に出ても、鹿児島などに行きましても、東北に行きましても、かなりの相談を受けるのが出かせぎ者の相談でございます。この点で、私は、ここ九年くらいで、出かせぎ者の賃金不払いの相談を受けたのが一億五千万から二億近くになっていると思います。これは労働省のいろいろな御援助をいただいて、三分の二ぐらい解決していると思います。本当に労働省、お世話になっておりますし、御苦労さんでございます。出かせぎの留守家族にもたくさんの問題がありまして、この点では農林省のお世話にもたくさんなっ……

第84回国会 農林水産委員会 第16号(1978/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度の法律を延期するについて、提案理由の中に、試験実施の延長という形で法案を御提案しております。各国の二百海里漁業水域の設定により、新しい海洋秩序の形成が急激に進展したことにより、漁船の操業形態に変化が生じ、保険設計の基礎データに大きな変動をもたらすおそれがあるので、五カ年間試験研究を継続する、こういうふうに提案されておりますが、そこで、提案されているように、日本の漁業にどんな変化が起きているか、まずお尋ねしてみたいと思うのでございます。  サケ・マスではどういうふうな変化が起きておりますか。
【次の発言】 アメリカとカナダの関係ではどうなっておりますか、日本のサケ・マス漁業は。

第84回国会 農林水産委員会 第17号(1978/04/20、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 三月十七日と三月二十三日に、商社系によるやみ増羽の実態の一部を明らかにして、ヒヨコのイセとタケクマについて実態を調査するよう要求し、対策も要求したわけであります。ちょうどそのころは畜産物価格のことで皆さんが忙しいだろうから、その後どうなったかを聞いてなかったのですが、畜産物の価格も終わって大分、二十日もたっていますので、さぞかしりっぱなすばらしい調査報告があるかと思って期待しながら続けていきますが、その前に、養鶏を日本の農業の基本と考えて育成していく、この点で私も主張した、農林省もそのとおり答えた、これは意見一致したのです。そうかと思って今度農業白書を見ました。第一部の「農業の動向……

第84回国会 農林水産委員会 第18号(1978/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 大臣、御苦労さまでした。ソ連との交渉をテレビで見たり新聞で読んだりして、大変だったと心から思っております。  しかし、現実は必ずしも満足する状況ではありません。かなり関係者が困ってもおり、不安にもなっており、また落胆もしております。先どうなるかという心配がかなり出ております。漁船の基地である釧路、八戸、塩竈などは大変な状態になっております。これが現実でございます。  このうちの一つ、八戸ですが、八戸港では、昨年、太平洋中型サケ・マス流し網漁船三隻、日本海サケ・マス流し網漁船二隻、母船式独航船二隻、合わせて七隻を減船しております。ことしもまた、いま大臣の言う三割減船で七隻の減船は必至……

第84回国会 農林水産委員会 第22号(1978/05/10、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私は、いま提案されておる内閣提出、国有林野事業改善特別措置法案、もう一つは、芳賀貢君外十二名提出、国有林野事業再建整備特別措置法案について質問したいと思います。  このうちで、きょうは、内閣提出の法案、あしたは、芳賀貢君外十二名提出の法案について質問しようと思いますが、両法案が提案されておりますので、芳賀貢君外十二名提案の法案について一言だけ触れてみたいと思います。  芳賀貢君提出の法案によりますと、住民福祉の向上に寄与することになるように国有林野を活用し、それに必要な経費を一般会計から出すようにというふうにしてあります。ところが政府案は、いろいろ聞いてみますと、こういう国民福祉の……

第84回国会 農林水産委員会 第23号(1978/05/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きのうに引き続いて、政府提出の法案並びに芳賀貢君外十二名提出の法案の二つについて質問をいたします。  まず第一に、政府提出の法案についてであります。  林野庁と農林省は、この五十三年度で終わった牧野、林野の混牧林の実験農場、これをやってみました。そこで、国有林野を、それが存在する地域の産業振興に利用することが非常に必要であります。それで、政府がやった混牧林の実験農場、林野経営上でも、畜産上でも、非常にぐあいがよかった、成功したと聞いております。私もそれはよかったと思います。  ところで、この国有林野活用、こういうふうに混牧林に使うことは、計画改善の事業の内容として当然含まれると思い……

第84回国会 農林水産委員会 第24号(1978/05/24、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 時間がきわめて逼迫しているので、全部一度に質問しますので、またまとめて答えていただきます。  一つは、今回の法改正で利率が引き下げられる別表二関係の資金は、改正案の施行の日から金利が下がり、他方、法改正が不要な別表一関係の資金の金利引き下げは五月一日から実施され、約一カ月のブランクができます。これは、片一方が不利な扱いを受けることになるのではないでしょうか。もっと早く改正案を提案すべきであったと思います。また、今後の問題として、運用を弾力的に運営して、すべての金融が金利引き下げが公平に行われるようにすべきと思うのですが、いかがでございますか。これが一つ。  二つは、公庫資金のほかに……

第84回国会 農林水産委員会 第27号(1978/05/31、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 今度の種苗法の提案、私は本当によかったと思います。育種のために一生懸命努められた人たちがある程度報いられるようになってよかったと思います。  この間、五月二十四日にこの委員会で参考人の意見をお伺いいたしましたが、その中で、世界に誇れる品種が民間の育種者の手によって数え切れないほどつくられておるということを伺いまして、私も非常に希望を大きくしたわけであります。  そこで、こういった人たち、過去において新品種をつくられた人たちに対して何らかの形で国が敬意を表したり、経済的な報いをしたりする必要があるかと思います。と申しますのは、たとえば青森県の農事試験場の藤坂支所で田中稔先生のグループ……

第84回国会 農林水産委員会 第28号(1978/06/01、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 商社系の養鶏のやみ増羽についていろいろ問題になっておりますので、お尋ねいたします。  そこで、事情はさておくとして、四月二十日のこの委員会で今井政務次官がこう答えております。「しばしばここで御答弁申し上げたように、私どもも社会正義に反するものを見逃すわけにはまいりません。したがいまして、先生おっしゃいますように、四十九年の凍結羽数時点に戻すことについては、当然、当該事業体がその方向で努力するように強力な指導をいたしたいと思いますが、問題は、先生十分御存じだと思いますけれども、善良な農民が実はそこで多数働いておられるわけですね。ものによっては土地を提供された方がそこに雇用契約を結んで……

第84回国会 農林水産委員会 第29号(1978/06/06、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  一部の参考人からは非常に貴重な御意見を承りました。一部の参考人からは弱肉強食でもいいというような恐ろしい意見も拝聴いたしたわけでございます。  そこで、一番最初に伊勢参考人にお尋ねいたしますが、いまヒヨコのイセの経営はどうでございますか、お願いします。
【次の発言】 経済状態、景気がいいかどうか、順調かどうか。
【次の発言】 昨年までは非常によかった。ところで、五十一年度の法人税滞納、このことで大蔵省に一億五千九百六万円の抵当権設定契約をしていますね。理由を聞きましたら、納税の猶予、換価の猶予にかかる五十一年度法人税一億五千九百六万……

第84回国会 農林水産委員会 第33号(1978/06/15、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 五十三年度の米価を決める米審の時期になりましたので、若干の質問をしてみたいと思います。大事な時期になっておりますので、政府の基本的な考え方をまず伺わせていただきます。  それは食管法どおりに、生産者米価については再生産費が補償されるように、消費者米価については国民の家計を圧迫しないようにというおつもりでお決めになるだろうと思いますが、そこいらをまず聞かせていただきます。
【次の発言】 そこで、生産者の側が、再生産費を補償するような形で、この問から農業団体がそれぞれ要求米価を試算して、それを出しております。私たち、その立場を見たら、なるほどということが、試算した、要求した根拠があるの……

第84回国会 農林水産委員会 第34号(1978/06/21、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 時間もないので、基本的なことを三つばかり大臣に質問して、そのことでまた、問題があれば、お昼過ぎに質問を続けさしていただきます。  生産者麦価のことでございますが、政府は昨年基本麦価に奨励金を繰り入れ、二千三百円も上げた。それはやはり非常によかったと思います。それは生産者麦価に対する基本的な態度としてよかったと思いますが、それでも北海道などでは麦専業の畑作の耕作面積は減っております。依然として、麦の増産体制に対してその点ではまだ問題があります。  一体、生産者麦価がどうしてこんなふうになったかについて、私たちは私たちなりに意見を持っておりますが、それは、昭和二十五、六年、アメリカの占……

第84回国会 農林水産委員会 第35号(1978/07/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さんにはきょうは御苦労さまでございます。貴重な御意見を伺わせていただいて、きょう午後からあしたの一日いっぱいの質問で、さらにまた日本の農政を確立していく上に皆さんの御意見を反映させていただきます。ありがとうございます。  そこで、先ほどから伺っていましたけれども、端的にひとつ伺わせていただきたいのは、どうやら米価を据え置きと決めたらしい。これをどうお考えになってどう対処されるのか。これに対して政治加算をする、この政治加算をどう考えて、どう対応されるのか、四人の参考人から、私、先ほどお伺いしてわかっていたのですが、ひとつ明確にしていただきたいと思いまして、お伺いします。

第84回国会 農林水産委員会 第36号(1978/07/06、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 前の委員たちが激しく質問し、諮問米価を撤回して再諮問するよう求めてきましたが、私もそう思います。これから私がお尋ねすることを含めて、諮問を撤回して再諮問していただくよう最後にお尋ねします。  一つは、生産調整。血の出る思いをして生産調整に協力している、これに報いるのが米価でなければならないと思うのです。今度の米価であの生産調整にがんばった農民にどんな形で報いたのか、これが一つ。  二つ目には、生産調整をあれだけやられたらもう農業はやめた、こういう形で農民の意欲が減退しております。これは日本の農業の危機につながるものだ。この意欲を生産者米価でどのように考えたか。  まず、この二点を簡……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 災害対策特別委員会 第2号(1978/10/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 ことしは一月に伊豆沖地震、六月に宮城県沖地震、そして九月、最近は青森県の西海岸に群発地震が起きておりますし、福島沖にも学者の研究では地震があるなどという発表が出ております。地震対策は、ほっておけない、かなり緻密に進めなければならないと思います。  そこで、この間大規模地震対策特別措置法による新たな防災体制整備をすることになったのでございますが、その整備関係はどの程度予定されて、要求されている予算面でこれをやっていく体制の準備などがどうなっているか明らかにしていただきたいと思います。  そこで、私たちはこの間九月一日に、防災の記念の日に党で震災予防の提言をいたしまして、私も内閣への申……

第85回国会 災害対策特別委員会 第4号(1978/11/21、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私たちは、この間、川崎委員長を団長として現地を見せていただきまして、亡くなられた方の葬儀にも参加させていただきました。この席をおかりしまして、亡くなった方、行方不明の方、被害を受けた北海道の現地の方たちにお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、第一の質問は、もう一人まだ行方不明になっておる小菅雅敬さん、七歳の子供さんですが、この捜索はどうなっているでしょうか。私は、大事な人命のことなので引き続き全力を挙げて捜索を続けなければならないと思います。そこで、現状とこれからの方針を聞かしていただきます。
【次の発言】 そこで丹羽次官、現地から要請があればそれにこたえて捜索に……

第85回国会 農林水産委員会 第1号(1978/09/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 大豆の価格と水田利用再編対策下の大豆の営農の実態、これが一つ、二つ目にはてん菜の価格、三つ目にはコーンスターチ用トウモロコシの輸入制限、こういったことに対して質問していきますが、時間も少ないので、きわめて的確に答えていただきたいと思います。  大豆への転作面積、一万二千ヘクタールから六万七千ヘクタールへと五・五倍にふえて、私もびっくりしている次第でございます。これが本当に定着するならばいいんだがというふうな感想もないわけではありません。ところが、実態を見ましたらびっくりしているのでございます。特に湿田、さるけ地帯に植えた大豆、これは大豆だけでなく、ソバもそうです。これはソバについて……

第85回国会 農林水産委員会 第2号(1978/10/04、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 質問の時間が十分間という残酷物語なので、全部続けて質問の項目だけを申し上げます。  一つは、問題になっておる畑作物の価格でございます。これはこの間の九月二十七日のこの委員会で主として大豆を中心としてやりましたが、きょうはてん菜を少し問題にしてみたいと思います。  きょうだけでも、島田委員、芳賀委員、野村委員、そして神田委員、特に島田、芳賀、野村の三委員はビートがつくられておるたった一つの地帯である北海道の出身であります。論議がかなり進みましたが、依然として納得できないのは、奨励金を半額全部を基本価格に入れろということでございます。政務次官が価格を下げないから心配するなと言っているが……

第85回国会 農林水産委員会 第3号(1978/10/18、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 水産庁に、二百海里時代における漁業対策、わけてもイカの対策に対して若干質問してみたいと思います。  オイルショックに続く二百海里時代、日本の漁業には幾つかの困難が起きてきております。  そこで、私たち共産党では、問題解決の一つとして、日本の二百海里内の漁業を重視し、そこで漁業の再建と発展を図ることを昨年早々政府にも申し入れ、提案もしております。  そこで、イカについて言えば、あのオイルショック前のとれれば売れる、とれれば高くなって売れる、装備も改善して大型化した、こうして非常に漁船が多くなったわけでございます。ところが、二百海里時代になって大切な漁場の幾分かから締め出されてしまった……

第85回国会 農林水産委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農林水産大臣にお尋ねしますが、実は十月九日の毎日新聞の夕刊を見てびっくりしてしまったわけであります。それにはこう書いてあります。「五十三年産米が空前の豊作となり、米過剰問題の深刻化に悩む農林水産省は九日までに、米価審議会を来年度は早期に開き、生産者米価の実質引き下げを図るとともに、古米処理を開始するなど、当面の方針を固めた。」「このうち、生産者米価引き下げは北海道、青森の米をねらって行う方針だ。両道県の米は質が他県より劣るうえ、収量は全国平均を一―二割上回る多収穫米だ。」「そこで農林水産省は、こうした品質格差を来年度から生産者米価に反映させることを決め、米価審議会に諮って両道県の米……

第85回国会 農林水産委員会 第6号(1978/11/22、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私は、きょう森林、国有林や民有林をもう少し何とか守れないかという立場から若干の質問をしてみます。  実は昨年の暮れ、秋田営林局のお世話になって能代から二ツ井の状況を教えていただきました。この間は長野営林局のお世話になって南木曽の国有林野を、また青森営林局のお世話になって弘前、鰺ケ沢、深浦の営林署、下北の川内の営林署、国会の委員会としては大畑の営林署などを見せていただいたわけであります。本当にお世話になりました。ありがとうございました。皆さんよくお世話してくださいまして、よかったと思っております。  そこで、ここを見て、私、日本の一人の国民として非常に心配になってきたことがあります。……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1979/05/29、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 最初に、水俣病について若干の質問をしてみますが、大臣は水俣病の患者、その病状、その苦しんでおられる苦悩、その生活を見られたことがございましょうかしら。
【次の発言】 昭和四十三年からことしは五十四年、大分また病状も変わっているようですが、大臣になられてからはいかがでございますか。
【次の発言】 やはりぜひ行ってみて、またかわいそうな患者さんたちを救う気持ちを強くしていただきたいと思うのですが、この点はいかがでございますか。  それからもう一つ、もとの総理大臣の三木さんが環境庁長官のときに行ってみられまして、ちょうど私その十日ほど前にずっと水俣を視察して回ったのですが、帰ってこられて……

第87回国会 災害対策特別委員会 第3号(1979/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 ユーゴスラビアの地震についてお尋ねしてみます。  四月十五日、ユーゴスラビアの南部に強い地震がありまして、死者が百余人で隣国のアルバニアも死者が出ていると言われております。古い石づくりの建物の倒壊で被害が大きくなっているなどと新聞にも報道されております。わが国の震災予防を進める上で、この大地震についてその発生の状況や被害の状況、救済の実情など調べてみることが、わが国にも大地震の心配が出ているときなのでかなり必要だと思います。これでどういう調査をなされているか、どういう教訓を引き出そうとしているのか、これをお伺いします。これは、一つユーゴだけでなく、地震国日本がいままでの外国、これか……

第87回国会 災害対策特別委員会 第6号(1979/07/13、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 先般のひょう害について最初に若干質問してみます。  七月八日夜青森、秋田、山形、岩手、宮城などでひょうが降り農作物にかなり大きな被害が出ました。ひょうの場合局地的に被害が集中することが多いので、被害を受けた個々の農民が大変苦労しております。県庁から農林省に届いた報告を農林省にまとめてもらったものによりますと、七月十一日現在被害総額三十二億六千八百万円、被害面積青森、秋田、山形三県で三千八百六ヘクタール、うち青森県が十二億六千七百万円でリンゴが十二億六百万円、秋田県が十億二千三百万円で水陸稲が四億五千万円、山形が八億四千二百万円で、うち水陸稲が四億七千万円、岩手ではたばこが中心に被害……

第87回国会 大蔵委員会 第10号(1979/03/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 前議員に続いて、米の支出について若干質問してみます。  過剰米は保管経費だけで年間トン一万七千円、さらに評価がえによる損失を考えると、一日も早い処理が財政上からも求められております。また、消費者においしい米を届けるという立場から言うならば、新米を優先的に配給する、古米は食用にしないで工業用や輸出用などで活用する方向も妥当であります。  私たちはこういう意味から昨年にも政策を出しました。それは現在のアメリカの世界戦略に追従した食糧援助の形態を改め、平等互恵の正しい援助の原則に立ち、相手国の農業を圧迫しない形で米を経済援助や延べ払いの対象に加える、こういうことも入れて食糧援助を強める、……

第87回国会 農林水産委員会 第3号(1979/02/21、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 私はきょう、お米の流通、お米の質、食管などについて一つと、いわゆる減反などについて一つと、この二つの柱で大臣の所信を伺ってみたいと思います。  実はぎのりNHKの一〇二で、米のやみ流通、やみ相場、またやみで実際に取引している場面を見せられたわけであります。食糧庁長官もそこへちょっと顔を出してきたりして、しどろもどろのことを話しておるわけでありますが、このやみの米、自由米については後の機会にさらに私も事実に即してもっと尋ねてみたいと思いますが、大臣はやみ米に対してことしの三月の雑誌「地上」でこう言っております。「やみ米が流れるというが、だれが流しているのですか。政府は流していませんか……

第87回国会 農林水産委員会 第6号(1979/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 畜産と外国農産物の輸入の関係についてお尋ねしてみたいと思います。  どこへ行っても農民は外国農産物の輸入を少し抑制しなければならないと言うし、私たちはその農民の団体である全中からも畜産物輸入の抑制の陳情を受けております。この間、私、全中の国際部担当の落合常務理事と二、三回懇談したことがございましたが、非常に心配しています。減反をやっていても、外国農産物の輸入がかなり自由に入ってくるようでは減反どころでない、減反の前に外国農産物をどうするのかという基本対策を立てなければ減反は大変になる、これが全中の意見でございます。私もそうかと思います。  今度、一方消費者の代表である日本生活協同組……

第87回国会 農林水産委員会 第7号(1979/03/29、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 養豚のインテグレーションについて、最初に質問してみます。  昭和四十年、豚の頭数が三百九十七万頭、五十二年になると、養豚農家の懸命な努力によって八百十三万頭まで上がっております。このふやすに至りた過程で養豚農家の借金が大変ふえまして、五十ないし百頭層では四百六万円の借入金、三百頭以上では九百六十万円の借入金、こうして養豚農家は一生懸命苦しんでやっております。そこへ今度中心価格がダウンになる。えさもまた上がりそうだというので、農家の悩みも非常に大きいのですが、一番心配しているのは、インテグレーションが養豚、肉牛、こういうところに入ってくるんじゃないかという心配なんです。鶏のことで農家……

第87回国会 農林水産委員会 第9号(1979/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 提案されております林業等振興資金融通暫定措置法案、これをつくらなければならなかった背景に対して若干お尋ねしてみます。  その一つに、外材の輸入、木材自給率の低下している状態がございます。この外材の輸入による国産材の受けている打撃、これは何とか考えなければならないと思います。この間出されました林業白書は「国産材の自給率は前年より更に一・三ポイント低下して三三・六%と過去最低となった。」としております。日本の木材輸入量は世界木材貿易量の五割、日本の輸入品目の中で二位、一兆二千億円にも達しております。林業白書は世界の木材資源の需給見通しについて、わが国がこれまでのように豊富かつ低廉な外材……

第87回国会 農林水産委員会 第10号(1979/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 最初に、水産庁長官に、日ソサケ・マス交渉についてお尋ねいたします。  今度の議定で、漁業協力費が、五十三年の十七億六千万円から五十四年三十二億五千万円へと倍近くになっております。しかも、この三十二億五千万円という金額は、くしくも日本国内のサケ・マスふ化放流事業への国の投資額と同じになっております。漁業協力費と言っていますが、実質上は入漁料、五十四年度をとってみますと、水揚げ額の九%になっています。国際的な常識では三・五%、高過ぎませんか。少し日本の方が腰が弱かったんじゃないか。議定書をつくる間における皆さんの苦労はよくわかりましたが、この点が国民の間に、漁業関係者の間に多少疑念を持……

第87回国会 農林水産委員会 第11号(1979/05/08、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 日本の林産業が後退しているときに、これを守り立てるためには、造林の面、消費拡大の面、価格の面、流通機構の改善などあらゆる面からなさなければならない中で、芳賀委員ほか社会党の皆さんが、造林の立場から今度、国が行う民有林野の分収造林に関する特別措置法を提案されたことを私たち高く評価するものであります。法案の審議は、政府提案の法案、議員提案の法案同じでありますので、議員提案の法案も本当に真摯に質疑をすべきだと思っているわけであります。そういう立場から質問に参加していきます。  きょうはまた、政府提案の場合は余り出てこない委員の皆さんが、議員提案のときにこんなに出てきて質問を展開されている……

第87回国会 農林水産委員会 第12号(1979/05/09、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 年金制度の将来像について検討を進めていた年金制度基本構想懇談会、この懇談会は、四月十八日に「わが国年金制度の改革の方向 長期的な均衡と安定を求めて」という報告書を橋本厚生大臣に提出しております。報告書はこの中で、早期に着手すべき事項として、支給開始年齢の引き上げ、これを重要な項目のトップに挙げております。日本の年金制度に対する大きな後退、社会福祉に対する非常に大きな攻撃として、私たちはこの報告書に強い抗議をするものでございます。  と同時に、きのうの本会議でもきょうのこの委員会でも、厚生省が支給開始年齢の引き上げを五十五年からでもやるというふうな意味の答弁をしております。報告書がよ……

第87回国会 農林水産委員会 第13号(1979/05/22、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さんには貴重な御意見を聞かしていただきまして、本当にありがとうございました。  そこで最初に、肥料価格の取り決めについてお尋ねいたしますが、価格のことについて余り芳しくない声が農民の中にあるわけであります。  一つは、国内価格を高くして外国に安く、これはいま御答弁いただきましたから、ここでは触れていきません。  第二の問題は、硫安の原価について、回収硫安が生産量の大部分を占めておる。ここで、廃液となった硫酸とかアンモニアの評価が問題になるわけですが、価格取り決めのときに原価がないといってもいいというふうに農民が言っているこの硫安の硫酸の価格を、全農とそれから硫安工業協会で……

第87回国会 農林水産委員会 第14号(1979/05/23、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農業を営む上で肥料の占めておる役割りはかなり大きくなっております。農林水産省に教えてもらった資料だけでも、現金支出で昭和五十二年度は農業経費の一四・三%になっております。しかし、これを耕種別に調べてみますとかなり違ってまいります。稲作の単一経営では二二%、露地野菜では二三%、工芸作物では三四%と、経費の中に占める肥料の割合がかなり大きくなっております。 この工芸作物でさらにもう少し調べてみますと、なたね、これは費用の七〇%、お茶五〇%、てん菜五〇%となっております。こうなってきますと、農民の収入を確保する意味においても、消費者に安い作物を提供する意味においても、肥料はかなり重要にな……

第87回国会 農林水産委員会 第15号(1979/05/24、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょうは、リンゴのことで二、三質問をしてみたいと思います。  最近のリンゴの生産、それからリンゴの消費、販売はここ数年どうなっているのか、まず明らかにしていただきます。
【次の発言】 そこで、農林水産省が設定している長期見通しではどうなっているか。昭和六十年見当でお知らせいただきます。
【次の発言】 百二十一万トンを六十年目標にして、最近は八十五万トン、九十万トン、九十五万トン、これでは達成されそうもないと思います。現実からかなり離れておりますので、長期見通し、長期計画は変更して着実にやるべきだと思いますが、この長期計画に対する見通し、気持ちをお知らせ願います。

第87回国会 農林水産委員会 第16号(1979/05/30、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さん、本当にありがとうございました。貴重な御意見を伺わしていただきまして、私たちこれから参考にしていきたいと思います。私も十分なので皆さん全部にわたらないかと思いますが、お許し願いたいと思います。  そこで、最初の質問は、掛金の負担割合でございますが、五十三年十二月三十一日に青森県で百十二組合調査しましたから、五〇%、五〇%というのが八五・七%、経営者の方が六〇%負担しておったのが五・四%、七対三、七〇%負担が七・一%、全額経営者が負担しておる一〇〇%が一%あったわけでございます。私、年金はやはり社会福祉であるので国と経営者で負担するのが本当だと思うわけです。  そこで、……

第87回国会 農林水産委員会 第17号(1979/06/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 農協の合併を進めることのあり方について若干質問をします。  いままでは指導と称して天下り的なところ、無理押しつけのようなところもなきにしもあらずだと思うのですが、これからの合併は、農民の中から合併促進の機運を出させる、合併する単協が主導権をとる、このような合併でなければならないと思いますが、政府と参考人から御意見を伺います。
【次の発言】 その次は、合併の規模がどのくらいであれば適正だと思っているのか、望ましいと思っているのか、このことが一つ。  このことと関連して、大規模農協合併をどのように考えるかという問題でございます。全中がことしの二月に出しました「農協合併十七年の成果と残さ……

第87回国会 農林水産委員会 第19号(1979/07/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 参考人の皆さんにはきょうは本当に貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございました。皆さんの御意見を一つの宝として、私たち日本の農業を守るために全力を挙げたいと思います。  そこで質問でございますが、お米をどう考えているかということです。政府は、まずい米がある、まずい米は売れない、まずいから消費がふえないんだと言っておりますが、まずい米があるのでしょうか。そのまずいという政府の言葉が正しいのか。たとえば減額I、減額IIのお米を食べている消費者に聞いてみますと、非常においしく食べたと言うのです。ササニシキを食べた人に聞きますと、おかずが要らないほどおいしい。まずい米はない。……

第87回国会 農林水産委員会 第20号(1979/07/12、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 きょう諮問案を拝見してみましたが、まことに遺憾でございます。実はきのう、農協の青年組織協議会、全国農協の婦人組織協議会、消費者団体連絡協議会、消費者の団体をも含めて民間米審を開いておりますが、そういう消費者の意向にも反しております。  そこで、今度の生産者米価を引き上げないということと品質格差を導入するという二つの点を撤回して、せめて農協が要求しておる米価に少しでも近づけていくという方針をとるべきだと思いますが、大臣の所見を伺います。
【次の発言】 生産者米価を上げると消費者米価を上げろということだという大臣の食管法の認識は強く国民から反発されるだろうということを指摘して、もう一つ……


津川武一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院34期)

津川武一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1977/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 この日韓共同開発区域でとれる魚の実績はどのくらいになっていますか。
【次の発言】 今度開発が始まると、この漁獲高に、漁業にどんな影響が出ると見ていますか。
【次の発言】 石油の出るところはどうやら魚が非常に繁殖するところだというふうな説がかなりありますが、ここのところはそういうところでございますか。
【次の発言】 そこで、外務大臣にお尋ねします。  協定の五条で、日韓の開発権者が結ぶ事業契約に基づいて「漁業上の利益との調整」を規定する、合意議事録の第四では、政府は「漁業上の利益との調整に努めるよう行政指導を行う。」こうなっております。  ところで、二十三日の外務委員会で参考人の意見……

第80回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1977/06/05、34期、日本共産党・革新共同)

○津川委員 鳩山外務大臣にひとつお尋ねします。  私たち今度の暫定協定に賛成して日本の漁業を守るつもりでございますが、それについてもやはり気になるのは領土の問題です。向こうは決定済み、もう片づかないものは何もない、日本は未解決、こういうことでいままでやってまいりました。この点で、今度の八条でそこのところを解釈できるというので、私たちこれを武器に戦うつもりですが、いままで向こうは決定済み、こっちは未解決、それでやってきた。これで一つの平衡があったわけです。今度は暫定協定の一条で向こうの線引きを認めたわけです。いままではこれで平衡してきたのに、日本が線引きを認めたという新たな事態が加わったわけです……

第80回国会 農林水産委員会農産物の価格等に関する小委員会 第2号(1977/06/07、34期、日本共産党・革新共同)

○津川小委員 きょう、農協の人たちの要求大会がありましたし、すでに私たちもきのう米麦の価格について政府に申し入れしてありますが、私たちきょう出てみまして、農協の要求しておる米麦価は十分支持することができると思いますので、政府においてもあの要求に一〇〇%こたえるようにひとつ要請して、次の問題に入っていきます。お米です。  米は、農民の懸命な努力、政府の指導もありましたりして、生産量は昭和三十七年にそこいらが限界かと思ったら、また生産量は上がっております。それから農業労働の生産性も向上しておる。日本農業の中心が米であって、米を中核にして複合農業経営も展開されているし、また低賃金にあえいでいる労働者……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本共産党・革新共同)

○津川分科員 きょうは酒などアルコール飲用、それの実態を少し明らかにして、アルコール飲用によって起こるいろいろな障害に対して、精神衛生面から若干の質問をしてみたいと思っております。  そこで、国税庁にお尋ねいたします。酒の税金の額がどのくらいになっていますか。四十八年度、四十九年度、五十年度の実績、五十一年度の見込み額、五十二年度の予算案、これを明らかにしていただきます。
【次の発言】 それだけの酒税を国民が払っておるとすれば、国民の飲んでおる、酒のために使ったお金は総額どのくらいになっていますか。それを国民一人当たりにするとどのくらいになっていますか。四十八年度、四十九年度、五十年度について……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 農林水産委員会農産物の価格等に関する小委員会 第1号(1978/03/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川小委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さまです。たくさん教わりまして、ありがとうございます。  そこで、片柳さんにお伺いしますが、今度の畜産物の価格、これは五十三年度の農産物の価格全体のトップを切っております。これでこの次に生産者米価がまた大体同じように扱われていく。今度はサトウキビだとかてん菜だとかバレイショだとか、そういうことまで全部影響していきますので、私たち日本の農業を守るために今度の畜産物の価格、非常に大事だと思っておるわけです。  そんなときに、世論というのかマスコミというのか、けさの日本農業新聞も、加工乳で言うと二円くらい諮問が下げる、政治加算して据え置きぐらいになるのじゃな……

第84回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川分科員 きょうは、全国の河川改修、その例として岩木川の河川改修について若干の質問をしてみたいと思います。  大臣、昭和四十七年、五十年、五十二年の岩木川のはんらん災害では建設省に大変お骨折りいただき、お世話になりまして、地元の人たちが非常に感謝しております。このことをまず大臣に申し上げておきたいと思います。  しかし、建設省の取り組みも、問題解決にはまだまだ遠いという現状でありますので、この岩木川の改修をさらに進める立場から質問してみたいと思います。  そこで、いままでの建設省の皆さんから聞いてみたところによると、岩木川の改修には千億円かかる。毎年十億程度のもので、このままだと百年もかか……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○津川分科員 お酒のことで若干質問してみます。私も飲むことの社会的効用は認める者の一人ですが、酒の飲み過ぎによって、本人、社会、家庭にかなり大きな損害を与えております。私も、酒の害から家庭や社会を守る民間の運動の一翼に参加してやってまいりましたが、どうしても政府に大きく出ていただかなければならない、こんな立場がありますので質問してみたいと思います。  そこで第一に、国税庁にお伺いしますが、酒の税金はどのくらいになっているか、五十一年度の実績、五十二年度の見込み額、五十三年度の予算案でお知らせ願います。
【次の発言】 もう一つお伺いします。  それだけの酒税を払うとすれば、国民の飲んでおる酒、こ……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○津川分科員 アルコール飲酒について若干質問いたします。  昨年のこの分科会で、私はアルコール対策に対して質問して、最後を次のように結んでおります。「来年またこの席できょう質問したのがどのくらい前進しているか、ひとつ激励も含めてお尋ねします」と、こう約束したわけであります。ところが、実際、厚生省やってみているところを見ますと、ことしは精神衛生センターを中核として酒害問題に取り組む方針を決めた。酒害相談所を開設して、医師、保健婦、ソシアルケースワーカーらがスタッフとなって、一週三回程度の酒害相談を受け、アルコール中毒者や酒害に悩む家族、関係者らの相談に応じることになった、こういうふうになったよう……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○津川分科員 きょうは、出かせぎ者に人間らしい生活を保障することを求めて、出かせぎの問題点の若干を明らかにして、具体的な問題でまた二、三質問してみたいと思います。  出かせぎ者の実態に対しては、昭和五十二年六月調査の青森県民生労働部出稼対策室の調査がございますが、それによりますと、出かせぎしておる人で六カ月以上十二カ月以内家族のもとを離れて出ている者が九〇・六%、こういう人たちで六年以上続けている者が六二・一%、これからも続けると言っている人が八八・四%ございます。これから考えてみますと、一体出かせぎ者にとってどこが自分の住みかなのかというと、出かせぎで寝泊まりしているところが自分の生活の根城……



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データ更新日:2023/02/05

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