中馬弘毅 衆議院議員
34期国会発言一覧

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中馬弘毅[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中馬弘毅衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

中馬弘毅[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第17号(1977/04/12、34期、新自由クラブ)

○中馬弘毅君 先ほど政府から趣旨説明のありました国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、新自由クラブを代表して若干の質問をいたします。  日本列島の人の流れ、物の流れの大動脈であり、経済、社会面において多大な影響を持つ日本国有鉄道は、これまでの無為無策な政治に翻弄されて、いまや雪だるま式に赤字を累積させていく、いわゆる不良企業に転落し、瀕死寸前の動脈硬化症状を呈するに至っております。  ここに至っては、ただ一時的な救済策や、単なる作文にすぎない経営改善案ではなくて、いまこそ抜本的かつ長期的な再建案をもって取り組まなければならないときであると考えるものであります。  ……

中馬弘毅[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

中馬弘毅[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 運輸委員会 第4号(1977/03/02、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず、運輸大臣の所信表明に対しまして、三つほど御質問させていただきたいと思いますが、その前に、全体の総合的な運輸体系、これが非常にはっきりしてないのが大きな混乱を起こしている原因じゃないかと思うのです。これは、公的な役割り、国鉄だとか自治体、これがどの程度の役割りを受け持つのか、あるいは民間、私鉄とか私バスとかタクシー、こういったものが、交通体系の中でどういう役割りを示すのか、あるいはまた個人的なマイカーにどの程度のあれを期待しているのか、こういった総合的な運輸体系、これについての基本方針が明確でない点が、少しいろいろな面で日本の中での混乱を起こしているように思うのです。それ……

第80回国会 運輸委員会 第16号(1977/04/26、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 昭和三十九年に国鉄経営が赤字に転落して以来、その根本原因については、少なくとも企業経営の何かを知る人あるいは学識経験者から、いろいろな機会を通じてほとんどすべてが指摘されて言い尽くされております。  すなわち、運賃法定主義を初めとする国鉄当局の当事者能力の欠如だとかあるいは硬直化した官僚的な人事制度、相互不信の労使関係、またいまや独占的輸送機関ではないのに顧客に対するサービス精神が欠けていることなど、問題は非常に多いかと思います。にもかかわらず、何ら抜本的なところにメスが入れられずに、赤字が出たら運賃値上げという安易な対応策で過ごしてきたところに大きな問題がありましょうし、そ……

第80回国会 運輸委員会 第17号(1977/04/27、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 どうも参考人の先生方皆さんのお話を聞いておりますと、やはり国鉄の問題といいますのは相当根本的なところから改革していかなければならないということの御認識が皆様方一致しているようでございます。その中にありまして、こういう公共的な立場で、かつ競争にさらされているといった中におきます公共企業体のあり方といったもの、これについての一つの御見解をいただきたい気がするわけでございます。どこまで公権力がタッチすべきなのかあるいは企業としてのことを発揮しようとするならばどこまで自由であるべきなのか、この点について、山内先生ひとつ御見解をお願いいたします。

第80回国会 運輸委員会 第18号(1977/05/13、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず、毛利さんにお伺いしたいと思うのでございますが、先ほど永久国債、これもイコール国の出資というようなことかと思いますが、過去の一つの累積赤字に対しましてそういった形で国が全面的にやるべきだという御意見、これは前向きな御意見だと思って私も同感するわけでございますが、それにつきまして、一つの公共企業体というもののあり方、これに問題が及んでくるかと思うのです。あるいはいままでのことはそういう形で政府がいろいろなことを見て、条件さえ整えば今後はやはり独立採算の公共企業体としてやっていくのか、あるいは国が大幅にいろいろなめんどうを見る、あるいは国家経営的なものに持っていった方がいいの……

第80回国会 運輸委員会 第21号(1977/05/25、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 領海十二海里それから漁業専管水域二百海里ということで一つの海洋分割時代に入ってきたかと思うのですが、それだけに今後の海上保安庁の責任と役割りは非常に重大になってくるかと思います。先ほど来漁業専管水域に関します問題についてはいろいろ御答弁がございましたので、私は主として不法侵入といいますか、領海を守るということについての御意見を承りたいと思います。  この間の子算におきまして五十四年度までの整備計画が出ております。これは先ほどもお話がございましたが、範囲が、たとえば領海の場合に三倍ぐらいに広がるといったことにつきまして、保安体制の面それから整備の面が現状に比べてどの程度の割合に……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1977/03/16、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先般の科学技術庁長官の所信表明に対しまして、まず基本的な点について質問さしていただきます。  科学技術に関する諸政策は、長期的視野に立ち、かつ明確なビジョンを持ってこれに当たらなければならないと思量いたしますが、わが国の科学技術政策の基本を規定する科学技術基本法が第五十八回国会に提出されましてその後、審議未了のまま第六十回国会で廃案になっております。科学技術基本法もなきままに科学技術政策並びに行政というものがなされているために、原子力の問題、海洋開発の問題、宇宙開発の問題その他もろもろの問題において、国策上何を目的としてなされているのか、どこに重点が置かれているのか、いつをめ……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1977/03/23、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先日来、こういった予算を含めての原子力問題あるいはいろいろな科学技術の開発の問題等について、この委員会というものを見ておりまして、委員というものが政府あるいはこうしてたくさんお集まりいただいております政府委員の方々にただ口頭試問のようなことばかりしていることに対しまして、何かさびしさと一つのむなしさを覚えるような次第でございます。委員というものが、それぞれの立場でそれぞれの意見を代表して来ているわけでございますから、またそれぞれの見識に基づいて、こういった科学技術の問題でございますから、お互いにフリーなディスカッションをして、そして何か前向きの建設的なものをつくり出していきた……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1977/04/14、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 国民が注目しておりました十四日、きょう参ったわけでございますが、何らの手を打たずに、あるいは明らかにならずに日が過ぎようとしております。この点につきましての最終的な責任と申しますか、これはどこにあるとお考えでございましょう。
【次の発言】 だとするならば、きょう国民に向かって何らかの陳謝あるいは釈明を今後の方向につきましても明確にしながらやられるお気持ちがあるのかないのか、その点お伺いいたします。
【次の発言】 やはり政治に信頼を取り戻すならば、それこそ総理大臣が誤ったことは誤ったんだと、あるいは悪かったことは悪かった、このことを明確に、もちろん功績を自慢されることも必要でご……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1977/04/27、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 長時間にわたりまして大変貴重な御意見を聞かしていただいております。お疲れでしょうが、私が最後でございますので、もうしばらくお願いいたしたいと思います。先生方のお話、細かいところまで聞かせていただいたわけでございますが、最後でもございますので少し基本的な点を皆さん方にお伺いしたい、かように思う次第でございます。  原子力というのは、非常に科学が進歩いたしまして人間がさわり始めたわけでございますけれども、この科学の進歩と人間が立ち入ったらいけない部分が場合によってはあるかと思うのです。これは私の知人の遺伝学者からちょっと聞いた話でございますが、何か四万人に一人ぐらい生まれた子供が……

第80回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1977/05/12、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先ほど来、ロンドン会議でのいろいろな交渉の経過あたりの御報告があっておりますが、これは日本の将来のエネルギー政策にとっても重大な一つの転機に来たかと思いますので、再度、もう少し御質問させていただきます。  アメリカとの交渉以外に、あの席で、カナダとはたとえば天然ウランの問題、あるいはドイツ、フランスとはたとえば技術的な問題についての何か話し合いが行われたのかどうか、これをちょっとお願いしたいと思います。
【次の発言】 もう少し詳しく、局長の方からでも……。
【次の発言】 資源のない日本としまして、多方面からの原料の確保、あるいは場合によっては技術的な意味での国際的ないろいろな……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先日、エアバステストの視察に私も参ったわけでございますが、そこで感じました印象といいますのは、住民の行政当局に対する非常に強い不信感、これは、たとえばテストフライトのやり方にしましても、本当にちゃんとした荷物を積んでいるだろうかとか、あるいはきょうは測定器の真上を飛んでいないんじゃないか、こういった不信感でございますね、これを非常に強く感じたわけでございます。  それと、現在の対策のやり方が非常に場当たり的な、あるいは買収の仕方にしましても全くくしの歯を抜いたような形になっておったり、いろいろ問題があろうかと思います。  その前にちょっとお聞きしておきたいのでございますが、伊……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 運輸委員会 第1号(1977/10/28、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 国鉄の状態をこのような末期的な症状にまで至らしめた原因、これは種々ありましょうけれども、最終的には法改正を含めて何ら抜本的な対策を打たなかった政府の責任であるということの謙虚な反省が必要だと思います。と同時に、いろいろな場面において余りにも国鉄の経営にまでタッチしてきた政治というものに対する一つの反省もなければならないかと思っております。  私たちが今回の法案に対しまして、値上げ法案という要素を除きまして、今年度じゅうは値上げをしないということを前提に法定制緩和に踏み切りましたのも、国鉄総裁に当事者能力を持っていただきたいということの真なる願いが含まれておるつもりでございます……

第82回国会 運輸委員会 第4号(1977/11/16、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 今度開港されます成田空港、これこそ日本の一つの大きな空の玄関口になるわけでございますが、世界の飛行場を見回してみましたときに、これからつくる飛行場としては必ずしも広くない、千ヘクタール強でございます。ダラス、フォートワースほどの広さは必要でないにしましても、もう少し広い必要があるのじゃないかとすら思っているわけでございますが、計画はもっと広かったわけでございますね。その計画が広かったのが、これだけになったことの問題点もあろうかと思いますが、本法案で言いますところの防止特別地区、ここでは移転補償あるいは土地の買い入れが行われていくわけでありますが、その処置の姿勢、これは住民から……

第82回国会 運輸委員会 第5号(1977/11/18、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 参考人の方々には、お昼の時間もつぶしまして大変御苦労いただいております。  まず、山本参考人にお伺いいたしたいと思いますが、もう皆さん方の御質問で大体わかっておりますので、簡単にお答えいただいて結構でございます。  地元中心に本当にひざを交えてやっていかなければならないということでございましたが、確かに、いまここでいろいろ問題になっておりますのは、法律の問題以前の行政の問題だという気がするわけですね。いかにりっぱな法律をつくりましても、行政の側で住民と非常に離れたことをやっておる、意識も十分にくまないというようなことでのいろいろなトラブルが起こっているようだと思います。そうい……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1977/10/25、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まずは長官にお伺いしたいと思うのでございますけれども、現在の財政状況、御存じのように、三割の国債依存ということで、戦時を除いてはこれほどの高率はないというような状況になってきております。そしてこれもただ単なる一時的なものでないということはほぼ認識が基本的にも統一してきているのではないかと思いますが、国家公務員の数にしましても五十一万人、それから非常勤の者を加えますと七十万人余りの国家公務員になっております。人間の数だけではなくて、仕事のダブリといったようなこと、これは戦後三十年の間にいろいろな仕事がふえるたびに行政機構をふくらませてきた、こういうことで、大変な事態を招来してい……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1977/10/27、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 NPT条約批准、それに伴いますIAEAの保障措置協定、これを受け入れるということ、これはわが国が国際協調のもとに原子力の平和利用を図っていくというためには必要の手続と考えるわけでございますが、そのための規制法の改正自体には特に問題を差しはさむものではございませんが、若干の疑義を明らかにしておきたいと思います。  協定の中にもありますように、情報提供が抜けた場合だとかあるいは計量のミスがあった場合、それから核物質を紛失した場合と、いろいろなケースがございましょう。これに関しまして罰則といいますか、これがかなり個人的なものになっているような気がするのですけれども、これでは委託を受……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1977/11/17、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 きょうは、少し基本的な問題についてお伺いしたいと思います。  いま世界的に見まして、第三次経済戦争に入っているとも言われております。と同時に、世界の資源戦争がいよいよ始まったという認識に立ってもいいような状況になってきております。これは四十八年の石油ショック後から出発したと考えていいわけですが、あのときには産油国と消費国との間の一つの戦争、そしてそれに引き続くところの原子力の国際的ないろんな絡み合いの一連の動き、それの基礎になっておりますのは、八〇年代に石油が枯渇段階に入るだろうというようなことでございますが、それすらも場合によってはアメリカとメジャーとの一つの謀略かもしれな……

第82回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1977/11/24、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 原子力基本法の一部改正案についての質問をいたします。  従来の原子力委員会から分かれまして原子力安全委員会をつくるということでございますが、その原子力安全委員会は、原子力の安全の確保のための規制に関する重要事項を所掌するとなっております。しかし、安全という問題は非常に大きな問題ですし、また幅の広い問題ですが、委員五人ぐらいでこれがどのような形で実際できるのかどうか、この辺についての大臣の御所見をまずお伺いいたします。
【次の発言】 その国民の信頼を得る委員会というものは五人でやるわけでございますが、その辺について、果たして幅広いまた重要であるこの安全という問題がどのように所掌……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 運輸委員会 第2号(1978/02/15、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先般の大臣の所信表明に対しまして、本日は運輸行政全般の総括的な問題についての御質問をさせていただきます。  ここでも触れておられますように、国鉄再建の問題が第一番に来ておりますが、昨年末に成立しました国鉄法、国鉄運賃法の改正というのは、国鉄経営にとって画期的なことだと思っております。従来、政党の駆け引き、あるいは当事者能力を欠いていた国鉄当局、その責任者たる国鉄総裁が、まだ完全とは言えないまでも、企業経営者として大きな権限を持って事に処することができるようになったということは、評価できるのではないかと思います。それだけに責任は重いのではないかという気がいたします。  先ほど小……

第84回国会 運輸委員会 第4号(1978/03/10、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 長時間どうもお疲れさまでございます。  最後でございますので、短期的な問題、すなわち、つなぎ需要の問題、あるいは倒産防止の問題、離職者対策等は、御要望も含めまして御意見も聞かしていただきましたので、今後いろいろ日本の造船業の長期的な問題を考えていく上に一つの参考にしたいということで、中長期の問題を御質問させていただきたいと思います。  造船業をそれこそ石炭産業や繊維産業のような形で構造的な不況産業にしたくないと思っております。その意味から、いま船台が空っぽで、いろいろ人的な余力もあるときにこそ、また別の一つの新しい道が開けるのではないか、このように考えている次第です。そういう……

第84回国会 運輸委員会 第5号(1978/03/17、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 造船不況に対する対策でございますが、自由経済を前提とする以上、やはりこの責任といいますか、先ほどから責任論が出ておりますけれども、あくまで企業の自己責任ということに一つの重点を置かなければならない、このように思っております。したがいまして、この対策に対する政府の助成あるいは資金といったものも、これは国民の税金だということの御認識が、経営者も労働者の方々もあるいは関係の方々も必要だという気がするわけでございます。そのときに、あくまでも後ろ向きの対策はごく限られたものでなければならないと思っておりますし、逆に前向きのものに対しては大きな施策を打っていくべきだ、このように感じている……

第84回国会 運輸委員会 第6号(1978/04/07、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先ほど来、大臣の強い御決意並びに反省等がありまして、それなりに心強くまた評価している次第でございますが、これも将来に向けて生かしていかなければ何にもならないと思っておるのです。ところで、その点について将来どういう形で進められるか、このことについてお伺いしたいと思います。  まず、新東京国際空港の建設候補地に初めは海上案あるいは内陸案といったのがございまして、それが最終的に内陸の三里塚に決定した経緯、これはもろもろの理由があると思います。技術的なことあるいは資金的なことあるいは管制の空域面のこと、それから農民、漁民の反対の問題あるいは政治的な側面といったようなことがあろうかと思……

第84回国会 運輸委員会 第9号(1978/06/06、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 五月二十日の出直し開港、現在までのところ無事運航が続いておりまして、同慶至極に存ずる次第ですが、それまでの大臣の御心労並み大抵ではなかったと拝察申し上げる次第でございます。結果的には適切な対処であったと言えるかと思います。  それで、成田立法なんですが、先ほど河村先生の方からもいろいろな御心配がなされておりましたが、私たちが共同提案に加わりました前提といたしまして、現行法でできるのではないかということを、一つ問題にいたしておりました。しかし、これはいろいろなことでできないということで、政府を督励する意味での行政措置として共同提案に加わったわけです。ということは、あの法律をつく……

第84回国会 運輸委員会 第12号(1978/07/13、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず、国鉄の関連事業についてお伺いしたいと思いますが、さきに運賃法定制の緩和がなされまして、そして運賃値上げがある意味では自由化されたわけでございます。国鉄総裁並びに運輸大臣の認可で値上げが行われるという形になってまいりました。これで今回値上がりしたわけでございますが、それで国鉄離れが起ころうがどうしようが、それはそれこそ国鉄当局並びに運輸大臣に挙げて責任がある、それだけの責任を自覚して内部合理化に取り組んでいただきたい、このように願うわけでございます。  同時に、関連事業の拡大について法改正がなされたわけでございまして、それにつきまして資産活用懇談会でも六月二十日に報告書で……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1978/02/16、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先般の大臣の所信表明に対する質疑ということで質問させてもらいたいと思います。  この所信表明を読ませていただきまして、先ほどもちょっと問題になっておりましたが、大臣の科学技術というものに対する取り組み方といいますか、一つの哲学といったようなものが全然入っていないのを非常に残念に思ったわけでございまして、きょうはまずその点から少しお伺いしたい。これは今後いろいろな科学技術の審議をしていく上において基本的なことでございますので、まずここからお願いしたいと思います。  申すまでもないことでございますが、科学技術といいますものは、人類が幸せな生活を享受できる、高度な文明社会を創造する……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1978/03/22、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 長時間どうも御苦労さまでございます。大体問題も出尽くしたようでございますが、二、三質問させていただきたいと思います。  地震の予知は、これこそ防災という観点からなされるわけでございますけれども、そういう点からしますと、大きな地震をいかに予知するかということでございます。しかし学問的な点から言いますと、もちろん小さな地震でも予知できなければならないと思うのですが、最近確かに小さい地震は多く起こっております。これの予知はやはりちゃんとできておるのでしょうか。そしてまたできておるのであれば、こういう地震が起こりますよ、しかしこれは軽微ですから別に心配することはないですよということを……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1978/03/23、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 本法案の審議は一年近く論議されてまいりました。そこで問題になっておりますのは、日本のいまの経済官庁に原子力の安全という問題を一部渡すことについての危惧が非常に大きかったと思うのです。そのことを十分おくみ取りいただいたことと思います。私は、きょうは特に質問はいたすつもりはございません。その中にあって意図をおくみ取りいただきたい。  私も第八十二国会でも質問しましたように、安全という問題には、いろいろな観点からの安全が考えられる。狭義の技術上の問題から環境上の問題、場合によっては住民に対する心理上の安全の問題もあろうかと思います。広義のテクノロジーの安全といったこともある。業界と……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1978/04/19、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 長い間御苦労さまでございます。  私が最後でございますので、ひとつまとめ的にお願いしたいと思うのでございますが、先ほど来の議論を通じまして、安全というものがどういうものかというようなことも、また各委員がどういう点に危惧を持っているかということもおわかりかと思います。  そういうことで、安全の問題でございますが、それぞれ委員の方によって若干ニュアンスが違うような気もいたします。かなり技術的な意味での安全をおっしゃっている場合があったり、あるいは人に対する影響といったようなことをおっしゃっている先生もおられますし、またこれは現実の問題としまして核ジャックだとかそういったことでのこ……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1978/05/10、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 この第二処理工場が議題に上るのは、資源も何もない日本にとってむしろ遅きに失したと考えております。少し当初にさかのぼりますけれども、三十二年に核原料、核燃料物質及び原子炉の規制法が成立をした当初、なぜこの再処理事業を民間で行うことを禁じたのか。これは四十四条で禁じておりますが、その経緯あるいは理由といったことをお聞かせいただきたい。
【次の発言】 同じ一つの核燃料サイクルの中で製錬事業、加工事業、発電事業、こういったのは民間で行うことができることになっておって、現実にやっておるわけでございますが、何かそこで問題がありましたか。

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1978/05/31、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 大分時間も経過し、問題もほぼ出尽くしたと思いますので、私は基本的な点三点ばかりをお伺いして終わりたいと思います。  まず第一点は、さきに総合エネルギー調査会の長期エネルギー需給暫定見通しが去年の六月出されたわけですが、その中でも前の四千九百万キロワットから三千三百万キロワットに落としております。しかし現状で見てみますと、この原子力に限らずほとんどの諸元、数字だけでございまして、具体的な絵がかけていない。原子力にしましても、現在は着工中あるいは電調審の認可のものも含めましてまだ二千万キロワット強でございます。そういったことからして、この三千三百万キロワット実現の可能性がどうなの……

第84回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1978/06/01、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 中島先生は先ほど自主技術の開発の必要性を強調されましたが、昨日は各電気事業者の責任者の方々から今度の第二再処理工場の諸元、いろいろお聞きいたしました。二百万坪、千五百トン、そして技術はサンゴバンというようなことでございますが、現状でいたしましたならば自主技術で場合によってはできるんだとか、あるいはもう少し資金さえつぎ込めばできるんだとか、六十五年めどでございますが、これを五年くらい延ばせばできるのか、そういったことを学者の立場からひとつお答え願いたいと思います。中島参考人と高島参考人にでもお願いしたいと思います。
【次の発言】 いや、六十五年をめどにしておりますが、たとえば完……

第84回国会 災害対策特別委員会 第13号(1978/04/25、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず地震の予知について少し御専門の末広さんあたりからお答え願いたいと思うのですが、本法案の前提になっておりますのは、ある程度予知が可能かもしれないという地震でございますね。活断層型の地震といいますか、そういったことかと思います。しかし、現実にはいろいろな地震があるわけでございまして、内陸性の地震、直下型の地震、こういったものでの被害は歴史を振り返りましても相当大きなものが出ております。ここに対象になっております関東あるいは東海だけでなくて、関西におきましても、たとえば京都の寺社の大半がつぶれたとか、伏見城が全壊したとか、あるいは堺の町で何百人も死んだといったようなこともあるわ……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/02/22、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 昨年来の総理の強気の発言とはうらはらに、この不況はますます深刻化してきております。企業倒産件数は期末を迎えるに従って増加傾向にございますし、しかも負債額が大型化してきております。また、完全失業者数は月を追って増加し、新卒者の就職決定状況は非常にはかばかしくございません。そしてこれらの青年は、投げやりな気持にすらなり始めております。特にこの新卒者の、大学は出たけれども仕事がないという人たちに対して、政府はどう対処をされていくか。これは社会不安すら起こす一つの問題でございます。この人たちはもちろん勤めていないわけですから、失業保険ももらえないわけでございますが、この点に関しまして……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 運輸委員会 第1号(1978/10/13、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 今回のいろいろな対策は、ただ一時的な不況対策というだけではなくて、日本の造船業のあり方、あるいは構造改善を含んだものだと私は理解しております。  造船業といいますか海運業自体、これは非常に特殊な業界でございます。私も四十四、五年当時、ある造船会社におりまして、こういうような状況は長くは続かないともちろん思っておりました。同時に、先行きに対しての危惧も持っておりました。二十年ごとの一つのブームだというように私も理解しておりました。業界の方は御存じのとおりに、大体二十年のサイクルで海運ブーム、造船ブームというものが来ております。それからまた、非常に投機的な要素がございまして、それ……

第85回国会 予算委員会 第3号(1978/10/03、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 総理は、最近の所信表明演説で、変化する時代に臨んでわれわれ日本民族の新しい活力の源泉を再び教育にこそ求めるべきであると確信すると、格調高くうたい上げられました。われわれ教育立国を主張する者として全く賛同いたす次第であります。  そこで、総理が目指されている教育ないし人づくりについて若干質問を申し上げたいと思います。  戦後三十年、新しい教育制度のもとで高学歴化が進み、いまでは高校進学率九三%、大学進学率は三八%という、世界で最も教育水準の高い国の一つになっております。内容はともかくとしまして、少なくとも国民すべてに高等教育を受けさせるという目的は達成されたと言ってよいかと思い……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 運輸委員会 第3号(1979/02/15、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 大分時間もおそくなりましてお疲れでしょうが、最後でございますので、おつき合い願いたいと思います。  先ほどから、先般の運輸大臣の所信表明に対する質疑ということで、ほとんど細かい問題は先に委員の方々が御質問なりましたので、ひとつ大臣としてのビジョンあたりを聞かせていただきたい、このように思っております。  一般に、役所の機構だとかなわ張りとかいったようなことを御存じでない一般の国民は、最近いろいろな交通機関が非常に発達しているけれども、何かお互いばらばらじゃないかということを感じていると思うのです。たとえば飛行機で一時間で東京から大阪に来ても、自分の家に帰るには一時間半も二時間……

第87回国会 運輸委員会 第5号(1979/03/16、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 法案に関連の質問は、先の議員がほとんどお済ましになっておりますので、基本的なことを少しお聞きしたいと思います。(私語する者あり)
【次の発言】 わが国の物流に占める比率で申しますと、内航海運というのは、鉄道やあるいは自動車のような華やかさもなく、新聞に取り上げられることも非常に少ないわけでございますが、しかし、重量あるいは距離といった観点から見ますと、非常に大きな割合を占めているわけでございます。現状だけではなくて、三全総あたりを見ましても、今後の伸びというものを考えたときに、自動車や鉄道よりもむしろ高くなっているわけでございます。こういうわが国の総合的な物流体系に占める内航……

第87回国会 運輸委員会 第6号(1979/03/20、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 お疲れさまでございます。私が最後でございますので、もうほとんど各委員の方々がお聞きになりましたので、全体的なことだけを簡単にお聞きしたいと思います。  私も造船業界に一時身を置いたことのある者として、それぞれの業界の実情あたり非常によく存じております。大変な御苦労だと思っております。  それで、まずひとつ、海運と造船の問題について今後いろいろ考えていく上の参考のためにお聞かせ願っておきたいと思います。  海運業界、これはそれこそ三年が王様で十年間がこじきといったような、非常に国際的な意味での特殊性も持っております。これはただ世界景気の変動だけではなくて、投機性を持ったギリシャ……

第87回国会 運輸委員会 第8号(1979/04/25、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 他の委員の方々からほとんど問題は出し尽くされましたので、少し基本的なことで、御答弁を聞いておりましても、この外航船舶の緊急整備の目的というのが何であるのかがまだ少し明確ではないので、その点について質問をさしていただきます。  二十八年にできました利子補給法制定の趣旨は、これは戦災による日本商船隊の壊滅的な打撃、これを再建するということでございました。そしてこれは、その努力がありまして、便宜置籍国のリベリアを除けば世界一の船舶保有国になっておるわけでございます。したがって、これが五十年三月末で利子補給を打ち切ったということは、その趣旨が達成されたということかと思いますが、今回の……

第87回国会 運輸委員会 第9号(1979/04/27、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 イランの政変あるいはスリーマイル島の原子力の問題等で、またぞろエネルギーの問題が非常に国民の関心を得てきております。四十八年の石油ショックのときには、それこそ深夜テレビを禁止したり、あるいはネオンを制限したりということで相当な対策を打ったかに見えましたが、その後はのど元過ぎればということでほとんど何もなされておりません。そういうことと、交通体系の関係で、その後省エネルギーの観点からどういう施策を打たれたか、これについて少し具体的な例も挙げながら御質問申し上げたいと思います。  まず、マイカーのことでございますが、マイカーの増大あるいはトラックの問題、それから新幹線や交通の問題……

第87回国会 運輸委員会 第11号(1979/05/25、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 最後で、時間も相当経過いたしておりますので、簡単に進めさせていただきたいと思います。  大臣の御発言がいろいろ物議を醸しておりますけれども、しかし私は、逆に非常に評価したいと思っておるのです。いままで、どちらかと言いますと、実際に大臣の就任というのは非常に短うございますから、その内容かおわかりにならないというようなこともあって、大体お役人さんがおつくりになった作文をそのとおりにお読みになる、あるいはそのとおりの指示に従われるというケースが非常に多かったわけでございますが、いろいろな問題、各方面からリアクションが出ておりますけれども、こういった具体的な提言があちこちに出てまいる……

第87回国会 運輸委員会 第13号(1979/06/01、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず、大臣にお伺いいたしますが、非常に基本的なことになります。いろんな公団がございますが、公団というものの性格を大臣はどのようにお考えになっておるか。これは単に営利を目的とした企業でないことはもちろんでございますし、また公共企業体ともそういう意味でも若干性格が異なったものだと思っております。したがって、これはある意味では民間ではできないような大きなプロジェクトだとかあるいは採算に当面乗らないといったようなことで役所がお金を出したりするわけでございますが、しかし、公団というものが独自の企業のような形で出資をし、あるいは人を派遣してどんどん企業を支配していくといいますか、民間を支……

第87回国会 運輸委員会 第16号(1979/08/15、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 私が最後でございまして、ほとんどの委員の方が御質問になられましたので、あえて質問という形ではなくて、御見解を承る形をとりたいと思っております。  ずっと議論を聞いておりますと、実際に無資源国日本が中長期にエネルギーをどのように確保し、節約していくかといういわゆる省エネルギーという問題と今回の事態、すなわち末端で燃料が十分に確保されないという問題とが、どうも世間では混同されておるようなんですね。これまでの参考人の御陳述を繰り返すまでもございませんし、また細かい数字を挙げるつもりもございませんが、原油は順調に輸入されておるようでございますし、元売り段階の出荷も前年に比べてかなりふ……

第87回国会 商工委員会 第14号(1979/05/09、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 予定の時間も大分オーバーしておりますので、簡単に残った問題で御質問さしてもらいます。  まず、鎌田参考人にお願いしたいと思うのですが、先ほど御陳述の中で、今回のこの法案を契機として、日本の省エネルギーの対策が一段と進むということを非常に評価されておりました。これは、特に鎌田さんあたりが出されました省エネルギー部会の答申がそのまま実施された場合の話でございましょうが、ここへ出てきておりますこの法案は、ほんのその一部だけのことでございまして、あと交通の問題あるいは農業の問題、その他先ほど問題になっておりました教育の問題、あるいは倫理の問題といったことはすべて何もなされておらないわ……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1977/04/21、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 まず、山本公述人と福田公述人にお伺いすることになりますが、基本的な問題をお聞きしたいと思います。  先ほどの山本さんあるいは津上さんの賛成の立場からのお話もありましたように、いみじくもおっしゃいましたが、今度の法定制を外してそうして物価上昇分プラス一五%というのは、五十四年度、国鉄年間赤字をとんとんに持っていくという、この点についての、ただ計算上でやればこれは確かにそういうことになるんだ、しかし、現実の問題としてこれがあるいは労使の関係の問題、またその後のいろいろな物価上昇の問題、そういったことも含めてこれはどうも達成不可能だということを何かいみじくもおっしゃったような気がし……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/14、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 先ほど来の議論の中でもありましたが、本法案は一般法の体裁をとりながら成田だけが限定されているというところに何か問題があろうかと思います。このため現行法との矛盾とかあるいはダブリが出ているとともに、本法を実施に移しますと、それぞれの現地でいろいろ手続上、解釈上の問題が出てくるように思います。しかし、ここでは一般法としての質問をさせていただきますが、特定空港指定の条件、先ほどからいろいろな観点からの御質問がありますが、ひとつまとめて指定の条件を具体的にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それはこの法律の文言に書いてあることでございまして、私が言っております具体的というのは、……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会公聴会 第1号(1978/02/09、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)委員 時間も制限されておりますので、金森公述人に限って三点ほど質問させていただきます。  国家運営の目的は、国民が豊かな生活を享受できる高度文明社会を築くことだ、そして経済はその手段だと思いますが、どうも最近は経済の方が目的のようになっております。来年度の予算にしましても、七%という経済が何か目的化しているようなことでございますが、それに関しまして先行きに一つの目標がない、安心感がないということで貯蓄性向も高まっているような要素があろうかと思います。老後の問題、それから教育の問題、住宅の問題、そういったものが完全に保障されるならば、国民は安心して財布のひもをほどきましょうし、あるい……

第84回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1978/02/28、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)分科員 来年度予算におきましては政府は七%成長率達成ということで非常に大きな公共投資中心の予算を組んでおられます。 このところをちょっと振り返ってみますと、建築着工あるいは住宅着工、いずれにしましても石油ショック以来ほとんど横ばいの状況が続いているわけです。しかし、ここへ来て特に住宅にあれだけの予算をつけて伸ばすことになってまいりますと、宅地の供給がいままでのようにスムーズな形でいくのか、そのことについてどういうお考えでやられるのか、御答弁をお願いしたいのであります。
【次の発言】 宅地開発をやられる場合にいろいろな、特に住民の反対だとかが起こってくるわけでございますけれども、そう……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1979/02/28、34期、新自由クラブ)

○中馬(弘)分科員 きょうは質問の通告では教育費負担の増大ということで申し出ておりましたけれども、その前提としましていま大学問題全般について基本的なことを大臣にお聞きしておきたい、むしろその方に重点を置きたいと思っております。  現在の大学というものなんですけれども、進学率は、御存じのように四〇%近くなっておる、戦前の中学校に行く人よりもむしろいま大学に行く人の方が多いような状況でございます。あるいは進学希望者全部入れたとしたらもっと高い進学率になるのかもしれません。そうすると、本来大学というものはエリート養成、高等専門教育の場ということかもしれませんけれども、現実におきましてはそういう形じゃ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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