このページでは中馬弘毅衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○中馬弘毅君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました野党提出の理不尽きわまりない内閣不信任案に対し、断固反対の討論を行うものであります。 まず、私は、今国会最大の課題である補正予算が成立していないこの時期に、かかる不信任案を提出し、いたずらに政治的混乱を引き起こそうとする党利党略の野党諸君に対し、心底怒りを覚え、また、野党諸君の良識を疑わざるを得ないのであります。 ようやく明るさが見えてきた日本経済にとって、この補正予算の重要性は言うまでもありません。 思い起こせば、日本発の世界恐慌が来るとさえ言われた危機的な状況から二年余り、小渕前総理が文字どおり命をかけて断行してきた諸……
○中馬弘毅君 ただいま議題となりました国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、国会議員の選挙等の執行について、国が負担する経費で地方公共団体に交付するものの基準を改定しようとするものでありまして、最近における公務員給与の改定、賃金及び物価の変動等にかんがみ、投票所経費、開票所経費、事務費等の積算単価である超過勤務手当及び投票管理者、開票管理者、立会人等の費用弁償その他の額を実情に即するように引き上げ、選挙公報発行費、ポスター掲示場費等の積算単価で……
○中馬弘毅君 ただいま議題となりました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律案につきまして、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、情報化社会の進展にかんがみ、選挙の公正かつ適正な執行を確保しつつ開票事務等の効率化及び迅速化を図るため、当分の間の措置として、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙において、電磁的記録式投票機を用いることができるよう、公職選挙法の特例を定めようとするものであります。 その主な内容は、 第一に、地方公共団体は、条例で定めるところにより……
○中馬委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま、委員各位の御推挙によりまして、本委員会の委員長の重責を担うことになりました。 時あたかも、公務員や国会議員の政治倫理等にもとる事件や疑惑が浮上し、国民の憤りと政治不信を助長しています。何としてでもこれらを究明し、再発防止の手だてを講じなければなりません。 また、本委員会には、前国会からの継続審議となっているいわゆる外国人参政権付与法案の取り扱いの問題がありますし、さらには、昨年の国勢調査の結果に基づいて衆議院小選挙区制の区割りの是正が必然的に求められることになります。これらはいずれも代議制民主主義の根幹にかかわる問題であり、……
○中馬委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員になっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に望月義夫君を指名いたします。
【次の発言】 この際、総務大臣、総務副大臣及び総務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、これを許します。総務大臣片山虎之助君。
【次の発言】 次に、総務副大臣遠藤和良君。
【次の発言】 次に、総務大臣政務官山名靖英君。
○中馬委員長 これより会議を開きます。 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件について調査を進めます。 この際、お諮りいたします。 本件調査のため、本日、政府参考人として警察庁長官官房審議官中川雅量君、警察庁刑事局暴力団対策部長岡田薫君、総務省自治行政局長芳山達郎君、総務省自治行政局選挙部長大竹邦実君、法務省刑事局長古田佑紀君、外務省経済協力局参事官黒木雅文君、財務省国際局長溝口善兵衛君、文部科学省大臣官房審議官上原哲君、厚生労働省医政局長伊藤雅治君、厚生労働省労働基準局長日比徹君、厚生労働省社会・援護局長真野章君、農林水産省農村振興局計画部長百足芳徳君、資源エネルギー庁電力・ガス事……
○中馬委員長 これより会議を開きます。 この際、御報告いたします。 今国会、本委員会に付託になりました請願は二十五件であります。各請願の取り扱いについては、先ほどの理事会において協議いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、そのように御了承お願いします。 なお、参考のため本委員会に送付されました陳情書は、KSD事件の解明及び政治倫理確立のための立法措置に関する陳情書外四件であります。 また、参考のため本委員会に送付されました意見書は、衆議院議員小選挙区割の見直しに関する意見書外七十五件であります。 念のため御報告を申し上げます。
○中馬委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
鈴木 宗男君 原田 義昭君
細田 博之君 望月 義夫君
中野 寛成君 長浜 博行君
井上 義久君 及び 東 祥三君
以上八名の方々を指名いたします。
次回は、公報をもってお知ら……
○中馬委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今国会、本委員会に参考送付されました意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、KSD汚職の徹底究明に関する意見書外一件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
第百四十八回国会、冬柴鐵三君外一名提出、永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案
第百四十八回国会、北橋健治君外六名提出、永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案
第百五十一回国会、中野寛成君外十五名提出、公職選挙法の一部を改正する法律案
……
○中馬委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
鈴木 宗男君 原田 義昭君
細田 博之君 望月 義夫君
伊藤 忠治君 堀込 征雄君
井上 義久君 及び 東 祥三君
以上八名の方々を指名いたします。
次回は、公報をもってお知らせ……
○中馬委員長 これより会議を開きます。
政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として警察庁刑事局長吉村博人君、総務省自治行政局選挙部長大竹邦実君、外務省大臣官房領事移住部長小野正昭君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
【次の発言】 去る七月に行われました第十九回参議院議員通常選挙の結果の概要について、政府から説明を求めます。片山総務大臣。
【次の発言】 続きまして、第十九回参議院議員通常選挙違反検挙……
○中馬委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として総務省自治行政局選挙部長大竹邦実君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。谷本龍哉君。
【次の発言】 次に、井上義久君。
○中馬委員長 これより会議を開きます。 この際、御報告いたします。 今国会、本委員会に付託になりました請願は一件であります。本請願の取り扱いについては、先ほど理事会において協議いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、そのように御了承お願いいたします。 なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしておりますとおり、永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する陳情書一件であります。 また、本委員会に参考送付されました意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、KSD汚職疑惑と機密費問題の真相究明に関する意見書外四件……
○中馬副大臣 直接担当いたしております海上保安庁の立場から答弁をさせていただきます。 昨年の十二月二十二日でございました。事案発生後、やはり事案を徹底解明するためには船体の引き揚げがどうしても必要だということで、その詳細な調査を実施することが必要不可欠と考えて、行動に移ったわけでもございます。 その一環としまして、本年二月二十五日から三月一日までの五日間、巡視船艇搭載の自航式水中カメラ等を用いた調査によりまして沈没位置を特定するとともに、不審船の外観、船名等を確認した次第であります。また、五月一日から八日までの八日間、潜水士及び潜水艇により、沈没している船体の外観調査を実施し、沈没船の船体……
○中馬副大臣 まず、今の事案でございますが、委員御指摘のとおり、突然のこととはいえ、八名の方々が大変な御災難に遭われたわけでございまして、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 今回の事件は、工事現場から古いビール瓶、その中に入ったいわゆる化学兵器による被害ということになりましょうが、工事中のそのビール瓶が割れた状況等も含めて、かなり詳細に報告をいただいております。 その時点においては、少し異臭は感じたようでございますが、特に何も発症等の被害はなかったようでございます。しばらくしまして、十月一日から十二日にかけてぱらぱらと、まず作業員の六名の方が湿疹やかぶれ等がありまして、そして北里……
○中馬副大臣 今、大森委員から御自身の調査を含めてるる御報告がございました。 今、官房長官の方からも御報告がありましたように、戦時中のことにつきましてかなり情報が薄れておったりあるいは隠されておったりする面もあろうかと思いますが、しかし、今回こういう状況が出てまいりましたので、今後は気をつけなければいけないと思っています。 そして、これにつきましては、我が国土交通省だけの対応ということではなくて、地域の住民の方々の安全対策もございますので、国土交通省、神奈川県、神奈川県警、寒川町等で安全対策連絡会議を立ち上げたところでもございます。そして、今お話がありました残土等も含めまして、その地域の方……
○中馬副大臣 国会等の移転につきましては、本委員会を初め、国会において、従来より、大局的な観点から真摯な御論議が行われてきたことは十分に承知をいたしております。 国土交通省といたしましても、国会等の移転に関する法律第一条に定められた移転の具体化に向けた検討責務に基づき、国会における審議が円滑に進められますよう積極的に協力してきたところでありまして、移転の意義、効果等に関する各種調査を実施するとともに、国民の皆様にもより御理解を得られるよう、シンポジウムや講演会の開催、パンフレットの作成、ニューズレターの発行等の広報に努めてまいりました。 本年七月末には、本委員会理事会において、「現下の厳し……
○中馬副大臣 国土交通副大臣に就任いたしました中馬弘毅でございます。よろしくお願い申し上げます。 主に災害対策関係施策、国土関係施策及び社会資本整備関係施策を総括してまいります。 委員長を初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。(拍手)
○中馬副大臣 細川先生は弁護士活動を通じて、またそれ以外につきましても、マンションの問題に対しまして非常に熱心に取り組んでおられますことに、心から敬意を表する次第でございます。 住宅政策におけるマンションのとらえ方についてのお尋ねがありましたが、振り返りますと、戦後は本当に住宅も貧しかった、不足していた、そういったことから、公的に、それぞれの自治体が、あるいはまた住宅公団が、量的な不足を解消するために、いわゆる集合住宅、これを大量に、画一的につくっていったことは御承知のとおりでございます。これが一つは日本人のライフスタイルまでも変えていった点ももちろんあります。そして、それが、それまでの二D……
○中馬副大臣 一川委員御指摘のとおり、この不況のかなり大きな影響を受けているのが建設業でございます。全倒産件数の三分の一は建設業ということになっておりますし、その一つの背景としましても、建設投資が、ピークの平成四年の八十四兆円から、現在五十七兆円まで三割も減少しているわけでございます。そうする中で、ではこれをどうするかということ。 先ほどおっしゃいましたように、不況の一つの原因といいましょうか、これをしたのも、バブルがはじけて以降、かなり建設が、緊急経済対策ということで公共投資に依存したことも事実です。それぞれ八兆円、十三兆円といったような、毎年毎年、公共投資を中心としてかなりの発注をしてま……
○中馬副大臣 予測せざる事態であったとはいえ、被害に遭われました六人の方々に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 今、先生が御指摘のことでございますが、我が国土交通省だけで処理できるものでもございませんので、国土交通省並びに神奈川県、神奈川県警、寒川町で構成する安全対策連絡会議を開催したところでございます。 その残土でございますけれども、その危険物の調査並びに処理につきましては、関係省庁と連携をしつつ、国土交通省において主体的にその残土につきましては進めてまいりたいと考えております。 具体的には、出てきたところのものはもちろん処理をし、そしてその調査をいたしましたが、その中のもの……
○中馬副大臣 国土交通省関係の平成十五年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 平成十五年度一般会計予算に計上しました国土交通省関係予算額は、六兆九千二百九十九億円です。 このほか、自動車損害賠償保障事業特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会計、空港整備特別会計及び特定国有財産整備特別会計について、それぞれ所要額を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の公庫公団……
○中馬副大臣 佐藤委員は、市民と一緒になった公共投資を進めるべしといった御意見でございまして、私も、本当に時代がそういう時代になったことを認識いたしております。 戦後、現在までは、生産優先といいましょうか、そちらの方にどうしてもウエートを置かざるを得なかった日本の現状でございました。しかし、現在では、物につきましてはほとんど満ち足りた中で、やはり河川といったものも国だけのものではなくて地域住民のものだという認識も広がってきており、今大臣からも答弁しましたように、こうした多くのNPOがこれにいろいろな意見を言い、またそれにかかわり、自分たちもそこに汗を流すといったことまでも行われているのが現実……
○中馬副大臣 戦後まだまだ社会資本が充実されていない中で、それぞれ道路は、河川は、鉄道はということで原局に責任を持たせて、そしてそこで一つの事業計画をつくり、枠をつくって、それを一生懸命やらせてきたのは御承知のとおりでございます。 しかし、ほぼ満たされ、まだ十分じゃございませんが、その中で、それぞれの連携がとれていなくて、空港との道路のアクセスがうまくいかなかったり、鉄道がまだできていなかったり、いろいろな問題が出てきて、この総合化が今こうして皆様方に新たな形で、重点計画をつくってという形で持ってきているわけでございます。 そうする中で、今おっしゃいましたように、方法論でございますが、これ……
○中馬副大臣 一川委員御指摘のとおり、これは、利益、利潤追求の民間事業じゃないわけで、国の事業をこれからどう決めていくかということでございますから、ただ効率一点張りで、もう一つ道路が一本あればそれで事足りるということではないと私は思います。やはり今おっしゃったような配慮がなければなりません。かといって、では、全部道路を二本引くか、全線二本引くかということではなくて、それにかわる代替的なことが十分機能されれば、それでもう一つの総合的な計画になり得るわけでございますから。 私も実際経験をいたしておりますが、阪神・淡路大震災のときに、大阪から急に見舞いということで行こうと思いましたけれども、もう途……
○中馬副大臣 岩國委員は、地方の市長もされましたし、地方分権論者であることはよく存じております。 今のお話の、国土審議会で県庁の所在地を云々することが果たして適当かどうか、私はちょっと疑問に思っております。 御承知のとおり、日本の廃藩置県で今の県の姿ができておりますが、そのときの歴史的ないろいろな経緯の中で、特定の町が一つのその県の県庁所在地、県庁に指定されたわけで、現在まで続いております。しかし、それを変えるかどうかは、やはりその県民の方々がそういう判断をされて移されることはともかくとして、何か国の方で、国土審議会が第三者だからといってこれを決めることは、私はいかがなものかと思います。 ……
○中馬副大臣 有料道路の制度につきましては、もう委員御承知のとおり、戦後、非常におくれて出発しました。 それまで日本には自動車の道路はほとんどなくて、馬車が通れば精いっぱいといったような道路で構成されておったのが日本でございましたし、戦後、あのようにほとんど荒廃した形の中から立ち上がったわけでございます。 そうする中で、一方でモータリゼーションが、車社会が一挙に進んでしまいました。そうするところから、通常の一般財源だけでは到底道路整備ができないために、こうして、利用者の方々の御理解を得ながら自動車諸税を、高額な税をちょうだいし、それを道路特定財源とし、また、利用者から料金をいただいての高速……
○中馬副大臣 御指摘のように、将来交通需要推計、これは、道路網の計画だとか、あるいは有料道路の採算性、環境アセスメント、費用対効果、こういったことを決める重要な基礎的な資料であります。これまでも、GDPや人口の将来動向を踏まえまして、道路整備五カ年計画に合わせて五年ごとに見直しを行ってきております。 しかし、今御指摘のように、やはり役人というのは非常にまじめでございまして、決めたとおり、そのとおりやっていく。少しずれても、この五年間だけはかっちりとそれを守っていく、そういう傾向もこれまでございました。 そういうことで、民営化推進委員会意見書におきましては、将来交通需要推計については、「今後……
○中馬副大臣 山本委員が、本当に私も日ごろ思っていることの一端を述べていただきました。この本四連絡橋、本四架橋は、大変な技術の塊でもございます。御承知のように、明石海峡大橋は世界一のつり橋でありますし、また、生口島から大三島のあの多々羅大橋、これは世界一の斜張橋であります。そして、この中には百五十件を超える特許及び実用新案等が集積されておりまして、大変技術として高度なものであります。 今、委員御指摘のように、採算性だけが何か論じられておって、技術の波及効果、地域に対する効果も含めてですが、そして日本の技術の誇りといった評価、このこともどうも少しネグられているような気がして、私も残念でなりませ……
○中馬副大臣 松野委員御指摘になりましたように、時代が大きく変わってきております。昭和二十五年に公庫は創設されましたが、それからもう半世紀たっているわけでございます。 戦後、その当時は、個人はもちろん、無一文といいましょうか、特に都市に集まってくる労働者は住宅もありませんでした。建てようにも資金も不足しておった。一方、金融機関は生産重視でございましたから、融資はほとんど企業融資で、個人に融資してもらうことはほとんど不可能でもありました。そういうときに、政府の役割としてこの公庫を立てまして、ただ公営住宅だけではなくて、御自分で住宅を建てたいという方にいろいろな施策をしてきたこと、これが一つの公……
○中馬副大臣 岩國委員御指摘のような状況は、戦後の高度成長の時代に東京、大阪を初めとした大都市圏で見られたことは、事実でございます。しかし、その対応のまずさといいましょうか、おくれといいましょうか、そういったことがあって、あのような状況が現実にあらわれておったことも、これまた認めるところではございます。 しかし、ここに来て、前提条件が大きく変わってまいりました。景気が悪くなったこともございますけれども、本当に一部の東京におけるそうした地域はありますけれども、大阪等も含めてほとんどのところは、そういう押し屋さんがいて押し込むというような状況は現実問題としてなくなってきております。 数字であえ……
○中馬副大臣 東海水害は、本当に典型的な都市災害ということが言えるかもしれません。従来の水害ですと、山間部で急流に流されたとか、堤防が決壊したとか、そういうのが水害と普通言われるわけですが、この東海水害の場合には、河川が切れた、あるいはあふれたといったようなところは全体の上ではほんの二割ぐらいで、あと八割は、じわっと水がふえてきて、そして全体がつかってしまったという状況なんですね。ということは、まさに典型的な都市災害、十分な下水処理能力がなかった、そういったようなことだと思います。 そして、その結果、地下鉄に水が入り、あるいはまた地下に水が入って人が亡くなったといったようなことにもなったわけ……
○中馬副大臣 一概に防災上問題のある密集市街地と申しましても、いろいろな類型があるわけでございまして、地方都市など、今に残る街道筋の町並みだとか、あるいは商人の町といったもの、それから、京都の町屋に代表される下町風情の豊かな、これもまた密集でございますが、こういったところは逆に、古くからの人間関係もありますし、そこが一つのまた、いろいろな文化がそこから起こってくるような場所でもあるわけでございまして、これらは最小限の防災施設を整備するということを条件にむしろ残すべきだ、残ってそこにずっと住み続けてもらうべきものだと私は思っています。 最小限の防災措置といいましても、ちょっとした公園をつくって……
○中馬副大臣 建設業は、国土建設、そしてまた、まちづくり等の基本的な産業でございまして、これは、どういう国情になろうとも絶対になくなることはもちろんございませんし、必要な産業であることは事実でございます。 しかし、日本におきましては、もう何度もこの場面で申し上げておりますように、日本が少し西欧におくれて、キャッチアップ過程の中で非常に超スピードでそうした国土建設に取り組んできた、その担い手が建設業であったことも事実であります。しかも、時々の好不況の中で景気対策の役割も担わせたことも事実でございます。大きく構造が変わりましたバブルが崩壊した以降のことにおきましてもまた、地域の単独事業等をやらせ……
○中馬副大臣 先生、今御説明されましたように、まさに国土交通省の所管団体ではございますが、法人でございますが、政治連盟の方は、これは政治資金規正法に基づく政治団体で、国土交通省は直接所管はいたしておりません。
【次の発言】 私はこれは読んだことございませんし、また、私のところにも配付されてきておりません。東京の雑誌のようでございます。
【次の発言】 先ほど申しましたように、政治連盟の方は役所は直接かかわっておりませんので、あえて調査する必要はないんじゃないかと思います。
○中馬副大臣 戦後の木造賃貸住宅等に入っていらっしゃった方が市営や公団の二DKに移ったときには、これはもう本当に一つのステータスのようなものでございまして、もちろん、これがすぐに建てかえということではなくて、物理的には六十年もつものだということの認識の上でそこにお住まいになっておったと思います。しかし、その後、経済成長の中で、それまでは手回しの洗濯機であったのが大型の電気洗濯機になってくる、電気の冷蔵庫がと、そしていろいろと家庭の備品もふえてくると、到底それは狭くて、経済的な耐用年数に合わなくなってきている。それどころか、物理的にも、配管が腐ってくるとかあるいはまた目詰まりするとかいろいろなこ……
○中馬副大臣 森岡委員が今御指摘されたとおりでございまして、この京奈和道路のいわゆる奈良市街、そしてまた世界遺産にも指定されました平城宮址、そこを通るところがまだ未決定でございます。 今まで、奈良は本当に静かな山村でもございました。しかし、大阪のベッドタウンとして学園前等がずっと開発されて、そこがかなり宅地化してまいっております。もちろん、京都の北の方もそうですし、滋賀県の方には工場団地ができまして、この人口も急増いたしておりますし、自動車交通も大変なものだということは御指摘のとおりでございます。 それがために、二十四号線が大変交通停滞をしてしまう。私もよく行きますと、もうとまってしまうん……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。