正示啓次郎 衆議院議員
35期国会発言一覧

正示啓次郎[衆]在籍期 : 29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期
正示啓次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは正示啓次郎衆議院議員の35期(1979/10/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は35期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院35期)

正示啓次郎[衆]本会議発言(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期
第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 衆議院本会議 第2号(1980/01/25、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(正示啓次郎君) 一九八〇年代への第一歩を踏み出すに当たり、わが国経済の当面する諸情勢と、これに対処する所信を明らかにし、国民各位の御理解と御協力を仰ぎたいと存じます。  顧みますと、一九七〇年代は、世界経済にとって激しく、厳しい変動の時代でありました。国際通貨における変動相場制の発足や、二度にわたる石油危機の発生など、まさに激動の七〇年代を象徴する大きな出来事が相次いだのであります。わが国も、こうした世界経済の影響を直接、間接に受け、狂乱と言われた物価騰貴や、戦後最も長い不況を経験いたしました。このように、わが国経済は大きな試練を受けたのでありますが、反面、そこから貴重な教訓を学び……

第91回国会 衆議院本会議 第7号(1980/02/19、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(正示啓次郎君) 伊藤議員にお答えいたします。  まず第一は、財政についてでありますが、ただいま総理、大蔵大臣からお答えのように、国債の発行を本年度も来年度もできる限り圧縮する、こういう方針を貫いたことが第一でございますし、公共事業の執行につきましては、御承知のように五%保留いたしまして、これを物価対策に寄与するように運営しておることも御案内のとおりであります。  次に、金融問題でございますが、本日から公定歩合を引き上げまして、いわゆるインフレムードの発生を未然に防止する上に大変な効果を発揮することと私どもは期待いたしております。  また、国際収支の面におきましても、これはやはり円に……

第91回国会 衆議院本会議 第19号(1980/04/18、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(正示啓次郎君) 総合交通体系につきましての御質問にお答えいたします。  昭和四十六年十二月に臨時総合交通問題閣僚協議会を設置いたしまして、この協議会におきまして、政府の基本的な総合交通体系に関する方針を取りまとめまして、今日までこの基本方針に従って交通政策を推進してきたことは御承知のとおりでございます。  この方針につきましては、現在も基本的にはこれはそのまま適用していって差し支えないと考えておりますが、最近における資源エネルギー情勢等経済、社会情勢にかなりの変化が見られますので、右の方針に関して修正を要する点があるかどうか、現在、関係省庁に御検討を願っているところであります。  ……

第91回国会 衆議院本会議 第20号(1980/04/22、35期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(正示啓次郎君) 武部議員にお答えを申し上げます。  仰せのとおり、公共料金の取り扱いにつきましては、厳しくその経営の徹底した合理化、物価及び国民生活への影響、これを考慮すべきことはもとよりであります。  そこで、御指摘の郵便料金につきましてもこれをやったわけでありますが、一方、御承知のように、五十一年一月から改定しておりません。そこで、五十三年度以降には、単年度でも赤字が出ておるわけでございます。五十四年十二月には、御指摘のように、郵政審議会の答申もございました。私どもは、事業の徹底した合理化をやるためには、やはり最小限度にこの料金を改定いたしまして、自主的な努力ができるような励み……

正示啓次郎[衆]本会議発言(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院35期)

正示啓次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期
第89回国会(1979/10/30〜1979/11/16)

第89回国会 商工委員会 第1号(1979/11/16、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 このたび経済企画庁長官に就任いたしました正示でございます。よろしくお願い申し上げます。  今般のアメリカ、イラン石油断交に象徴されますように、わが国を取り巻く国際経済清勢は、石油問題、インフレ、米国における景気後退の兆しなど一段と厳しいものがございます。  わが国の景気は、民需を中心にして当面、年内は堅調に推移すると見られておりますが、物価は海外高や円安などを背景にして騰勢が続いております。  今後の経済運営に当たりましては、物価と景気の両にらみという基本的姿勢のもとで、当面、物価の動向に特に注意を払い、機動的に対処してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても大変……

第89回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1979/11/13、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 このたび小坂前長官の後を受けまして経済企画庁長官に就任いたしました正示でございます。よろしくお願い申し上げます。  御承知のように、卸売物価は、原油等海外一次産品価格の上昇、為替相場の円安傾向等により大幅な上昇を続けておりますが、一方、消費者物価は、これまでのところ比較的落ちついております。消費者物価の今後の動向につきましては、卸売物価の上昇の影響が漸次及びつつあることや、長雨や台風による野菜等の価格への影響が見られていることなど、厳しく注視していく必要があると考えております。  政府といたしましては、去る二月、生活必需物資や国民経済上重要な物資の需給、価格動向を調査、監視する……


■ページ上部へ

第90回国会(1979/11/26〜1979/12/11)

第90回国会 商工委員会 第1号(1979/12/05、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 まず最初に、委員長を初め当委員会の委員の皆様方に大変お世話になります正示啓次郎でございます。よろしくお願いします。  いま松浦委員から御質問がございましたが、当時はまだ円が大変強くございまして、たしか百九十円ということで算定をしておると承知しております。
【次の発言】 いま松浦委員のおっしゃることは大変大事な点でございます。ことしの経済見通し、これは五十五年度の予算と非常に密接にかかわり合うことは御指摘のとおりでございます。ただ申し上げたいことは、私どもの当初の見通しに対しまして大きくいま移動しておるというか、変化のあったのは、円とドルとのいわゆる為替相場、それから卸売物価、こ……

第90回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1979/12/06、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 まず、参議院の方で少し予定よりおくれまして、申しわけございません。  それでは、昨日の松浦委員の商工委員会における御質問についてお答え申し上げます。  新経済社会七カ年計画は、内外諸条件の長期的展望のもとに、経済社会の変化に対応して適正な経済成長を図りつつ、完全雇用の達成、物価の安定、国民生活の充実等の目標を達成するため、一、経済各部門の不均衡の是正、二、産業構造の転換とエネルギー制約の克服、三、日本型福祉社会の実現等を目指した中長期の経済運営の基本的あり方を示したものであります。  この基本的あり方は、中長期の経済運営に関しても十分妥当なものであり、かつこれを堅持すべきものと……

第90回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1979/12/20、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 ただいま亀井委員から現在の物価問題の重要性にかんがみまして非常に温かい御激励をいただきまして、ありがとうございました。仰せのとおり、非常に重要な局面に臨んでおります。  後で御質問もあろうかと存じますが、きょう米審の方は一応の答申が出たようでございますが、この答申の御趣旨を体しまして、政府としてはいろいろ検討を要するところがあろうかと思いますが、これらについては慎重に関係閣僚と相談をしたいと考えております。また一方外では、いま御指摘のようにOPECの総会がきょうの最終日もまだ結論か出ないで、いろいろと折衝が行われておるように報道されておることは御承知のとおりでございます。この結……

第90回国会 予算委員会 第1号(1979/12/03、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 ただいま大蔵大臣からお答えがありましたように、この試算は、一兆円の、あるいは一兆円以上の国債を減らすということが主眼でございまして、それには自然増収はどのくらいになるかということをどうしてもめどをつけなければならぬ、こういう観点から出されたように承知をいたしております。本年度の自然増収一兆九千億円、来年度四兆五千億円、そのところに主眼があるようでございます。  仰せのとおり、来年度の予算の全体及び経済の全体像、これは相互に非常に関連が深うございまして、予算の全体が決まりますときはもちろん経済の全体についても見通しを立てまして、それに基づく歳入歳出のあり方、こういうふうなことで相……


■ページ上部へ

第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 決算委員会 第13号(1980/04/09、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 昭和五十二年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  経済企画庁の歳出予算現額は九十二億九千三万円余でありまして、支出済み歳出額は八十八億四千六百八十九万円余であります。  この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、四億四千三百十三万円余の差額を生じますが、これは不用となった額であります。  歳出予算現額につきましては、当初予算額が百十五億九千八百三十七万円でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額二十一億八百八十八万円と予算補正減少額二億二千五百七十四万円余を差し引き、関係各省所管から移しかえられた額二百十九万円余と予算補正追加額二千四……

第91回国会 商工委員会 第1号(1980/02/12、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 わが国経済運営の基本的あり方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  最近のわが国経済をめぐる内外諸情勢は、石油問題の深刻化を初めとしてますます厳しさを加えております。第一次石油危機をようやく克服し、安定成長軌道への定着を目指すわが国経済の前途には、多くの困難が横たわっているのであります。  特に物価面では、卸売物価が原油を初めとする海外産原材料価格の高騰等により大幅な上昇を続けており、消費者物価にも卸売物価上昇の影響が漸次及びつつあります。  このような情勢のもとで、……

第91回国会 商工委員会 第2号(1980/02/19、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  おっしゃるとおり、昨年来ずっと景気と物価、両にらみの政策ということが、大平第一次内閣のときはずっとそれで参ったと思いますし、また私は、それは正しかったと思うのであります。ところが、われわれ、昨年十一月初めに第二次内閣に命を受けましてから、私どもは物価問題、これが非常に重要性を加えたという認識を持っております。これはもう全閣僚がそういう考え方になっております。と申しますのは、ただいまもお話しのように、今回の公定歩合の引き上げにいたしまし  ても、結局経済を着実に、また安定的に成長させていくためには物価の安定が先決である、物価がいわゆる狂乱状態というか、非常に……

第91回国会 商工委員会 第3号(1980/02/20、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 先ほど来通産当局と質疑応答されましたように、電力、ガスは最も重要なエネルギーとして、その安定的供給を確保するという要請と、この際やむを得ない外部的要因から起こってくる値上げでございますけれども、これは国民生活、また企業の経営あるいは物価全体への影響というふうな点から大変むずかしいということは御指摘のとおりでありまして、それらをにらみ合わせながら、原価主義にのっとってぎりぎりのところでこれを解決しなければならぬ、こういう考え方でただいま通産当局がヒアリングをやっておられ、これから公聴会、私の方へ御協議がありますれば物価安定政策会議等にも御意見を聞く。また国会の御意見は一番大事な御……

第91回国会 商工委員会 第4号(1980/02/22、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 私どもは仰せのとおり物価について非常に大きな責任を負っておるわけでございます。そこで、私も着任いたしましてからじっと見ておりますと、物価担当官会議という各省庁、それには日本銀行とか公取委員会も入っていただいておるわけですが、そこでいまのようないろんな動きに対して常にお互いに情報交換をいたしておりまして、いやしくも便乗的な値上げ、また不公正な値上げについては絶えず監視の目を光らせておるわけでございます。いま御指摘のような電力、ガス、これは政府の認可事項でございますが、鉄鋼等はそうじゃございませんが、仰せのようないろいろの動きについては、常に目を光らせて、適正な原価の高騰等によるも……

第91回国会 商工委員会 第17号(1980/04/18、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 御指摘のように、卸売物価は大変上げ足を大きくしておることは最近の指標等でも明らかでございます。その原因は、やはり原油価格、それからそのほかの海外から来る原材料価格、そしてまた円安の影響、こういうものが相乗的に働いておりまして、卸売物価は大変上げ足を速めておるわけでございますが、一方消費者物価に波及しておることも事実でございます。私どもの物価政策は、この卸売物価の上昇の消費者物価に対する波及度をいかにして最小限度にするか。こういうことで最善を尽くしてまいったわけでございますが、若干そういう影響も出始めておることも御指摘のとおりかと思います。しかし、いま御指摘の年度末及び新年度に入……

第91回国会 大蔵委員会 第25号(1980/04/23、35期、自由民主党)【政府役職】

○正示国務大臣 確かに、山田委員御指摘のように論理的には一つの点でございまして、私どもの税制調査会等でもそういう御議論があったわけでございます。ただ、山田さんは実際の御体験もおありでしょうが、ある程度整備はされましたけれども、道路需要はまだ地方には強いのでございまして、経済企画庁でやっております新経済社会七カ年計画でも二百四十兆円の公共投資を予定しておりますが、地方の道府県とか市町村の方に聞きますと、何といっても圧倒的に道路が足りない、これをやってくれというのが一番多いということが一つあります。しかし、今日のような財政事情でございますから、なまやさしいことではできません。ただ、この際、長期にわ……

第91回国会 大蔵委員会 第26号(1980/04/24、35期、自由民主党)【政府役職】

○正示国務大臣 エネルギーの日本の一番のウイークポイントとでも申しましょうか、これは、いままでかえって恵まれ過ぎておった点が逆に一番のウイークポイントになったと申し上げた方が正しいと思うのですが、とにかく石油を非常に安く、また豊富に確保できた、そういう事態にだんだんなれておりましたのが、第一次石油ショック、第二次石油ショックにおいてさま変わりの情勢になってきた。これに対応して、いままでは省エネルギー、これで当面を切り抜けて、これから脱石油、こういう方面にエネルギー政策の基本的な方向を向けまして、あらゆる努力をそれに傾倒せざるを得ない事態になったものと私は認識をいたしております。

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1980/01/26、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  きのう総理、大蔵大臣とともに私も、物価問題がいま非常に大事な問題になっておるので、政府を挙げて全力をこの物価の安定に注いでおる、こういう趣旨を申し上げ、国民の皆様にもひとつ、一人一人がこの物価問題についていままで非常に冷静かつ賢明に対処してこられたけれども、これからも御一緒に物価の安定に努力をしていただきたいと呼びかけたわけであります。御指摘のとおりであります。  さて五十四年度、これは三月末をもって終わるわけでございますが、だんだんと卸売物価の騰勢が強く、また季節商品等は消費者物価に直に反映しておりまして大変御心配をかけておりますが、われわれはいまのとこ……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1980/02/19、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 わが国経済運営の基本的あり方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  最近のわが国経済をめぐる内外諸情勢は、石油問題の深刻化を初めとしてますます厳しさを加えております。第一次石油危機をようやく克服し、安定成長軌道への定着を目指すわが国経済の前途には、多くの困難が横たわっているのであります。  特に物価面では、卸売物価が原油を初めとする海外産原材料価格の高騰等により大幅な上昇を続けており、消費者物価にも卸売物価上昇の影響が漸次及びつつあります。  このような情勢のもとで、……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1980/03/06、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 最近消費者物価も相当上がっておることは御指摘のとおりでございます。ただ、これには特殊な要因がございまして、予算委員会でもたびたび申し上げたのですが、野菜価格、これは季節的な理由とそれから本年特有の自然現象といいますか、災害、長雨、日照不足、こういう原因が非常に特異な理由になりまして、野菜価格が著しく騰貴しておる。このことを十分われわれとしても心得まして、いま政府を挙げまして、特に農林水産大臣が産地、市場というふうに現場にはせ参ぜられまして、何とかこの春野菜の早期出荷とか、あるいは契約栽培中のキャベツとか、そういうものの出荷を促進する、あるいは輸入をやる、いろいろな手を打って野菜……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1980/04/01、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 電気、これは電灯、電力、それからガス、御承知のように、この中で直接消費者物価に響くのは電灯とガスでございます。電力は間接的にどの程度響くかはわかりません。電灯で〇・七、ガスで〇・三、二つ合わせまして一というものが一応われわれとしては試算されるわけであります。それで、残りの電力が製造過程を通じてどの程度波及をしてくるか、これはこれからの生産性向上という関係業界の御努力にかかっておる、こういうふうに考えております。そのほかいろいろな要因がございますが、いまのところ私どもとしては、五十四年度の四・七、これは若干の端数はございますけれども、枠として四・七の見通しを達成し、引き続き五十五……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1980/04/08、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 御案内のように、内外の情勢、きわめて物価に対して厳しいものが山積しておる、こういう状況かと存じます。特に、きょうの閣議あたりでも、一方では野菜はおかげさまでだんだん落ちついておるのでございますけれども、国際関係が、御案内のように、アメリカ、イランの関係等、また厳しい情勢を加えておる。これが日本に対する原油の供給等にどういうふうな影響を持ってくるか、大きな懸念材料だと思います。そこでまた円安の傾向、これは最近ますます事態は深刻になっておりまして、そんなようなところから、大変厳しいものがあるわけでございます。  一方では、われわれがこの間決定いたしました総合物価対策の中の金融関係は……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1980/04/17、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 御指摘のような動向をたどっておりまして、四月についても相当の高い上昇率になるというふうに見通せるわけでございますが、なお、一番大事なのは円レートの動向だと思っております。  こういう点につきまして、政府委員から若干詳しく御説明をさせます。
【次の発言】 いま御指摘のように、大きな傾向といたしまして、やはり卸売物価の上昇が非常に高いのでございますけれども、いわゆる素原材料の分と中間品、それから消費財の分というふうに分けて考えますと、われわれとしては、消費者物価の方は比較的モデレートな動きという点について考え方を変えておりません。野菜も比較的落ちついてきております。まだまだ高い水準……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1980/04/22、35期、自由民主党)【政府役職】

○正示国務大臣 これはやはり勤労者の方々にとっては大変きつい状態であることは御指摘のとおりだと思います。われわれとしては物価を安定さすことによって勤労者の実質的な生活内容の充実を図っていただくこととそして物価の安定とがバランスのとれたような、そういう経済情勢というのが一番望ましいと考えておるわけでございます。したがって、今回の春闘の動向等を見ましても、われわれはまだ完全に終わったものでもございませんし、一つ一つの交渉について七やかく申し上げるわけではございませんが、全般としてはいま申し上げたように物価の安定かけではなくて勤労者の実質的な生活内容の充実もほどほどに行われて、労賃のコストの利潤のコ……

第91回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1980/05/08、35期、自由民主党)【政府役職】

○正示国務大臣 申し上げるまでもなく、いま御指摘のように公共料金は非常なウエートを持っております。特に五十五年度においては、もうたびたびこの委員会でも御指摘ありましたように、原油値上がりその他の要因から、またいままで抑制をしておったのが一度に是正せざるを得ないというふうなところから公共料金の引き上げがメジロ押しという表現で指摘されておりまして、やはり私どもの一番関心の的になっておるわけであります。  そこでわれわれの基本的な政策は、どこまでも経営の徹底した合理化を進めまして値上げをできるだけ抑制していく、あるいはまた最小限度の値上げをいたしました場合もそれに基づく他の物価への波及を極力抑制する……

第91回国会 予算委員会 第2号(1980/01/31、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  五十五年度、一九八〇年度の経済について、ただいま多賀谷委員御指摘のようないろいろ困難な情勢があることは、私も全く同感でございます。しかし、私どもはその困難を克服いたしまして、先ほど総理の責任だと仰せられたように、国民の生活を安定させ、経済を着実に向上させて雇用を確保していかなければならぬこともまた事実でございます。  そこで、仰せのとおり、来年度の経済を私どもの立てました目標のように成長させ、安定させていくためには、私は二つの大きな問題があると思っております。一つは物価、もう一つは国際収支でありますが、この二つを突破していくために、われわれは、与えられた原……

第91回国会 予算委員会 第3号(1980/02/01、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 物価担当者といたしましてお答えをいたします。  確かに原油は大変な値上がりで、昨年末とその前の年の年末をとりまして円ベースでは、これは円の下落の問題がございましたので、合わせて二倍を超す値上がりになっておるわけでございます。これに対しまして、いま御質問のポイントは、いわゆる便乗値上げはなかったかどうか、こういう点を中心にお尋ねでございますが、私どもは、まず便乗値上げというものを排除することを一番大きな主眼にして物価対策を進めております。前回の石油危機以来の諸外国における状況と比べまして、いま日本は、とにかく国民の皆様の大変な御協力によりまして、まずまずの成果であったという先ほど……

第91回国会 予算委員会 第4号(1980/02/02、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えを申し上げます。  いわゆる公共事業全体として、その中に空港事業というものを見込んでおることは事実でありますが、これが関西かあるいは羽田かというふうに特定はしていないと承知しております。
【次の発言】 新経済社会というのは昨年決定をしたのでありまして、今度は暫定試算でほんの一部的な見直しをさしております。
【次の発言】 最初につくりました分の中にそういう文句があることは事実でございますが、具体的にはただいま運輸当局から御説明いたしましたようになかなか確定をいたしませんので、ただいまのところそれをはっきりと計上しておるという段階ではない、こういうことでございます。

第91回国会 予算委員会 第6号(1980/02/05、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えを申し上げます。  国民生活を国別に比較する、こういうことでございますが、これはなかなかむずかしい問題でございます。しかし、いろいろな機関がいろいろな調査をいたしておるようでございますので、たとえば日経連でございますか、ああいうようなところの調査も私ども参考にしております。  ただ、いろいろな資料がございますけれども、私はやはり一定期間における消費者物価の上がり方がどうであるか、これが一番大事な問題ではなかろうか、こういう感じを持っておりまして、本年度、五十四年度の消費者物価が、非常に苦しい情勢の中ではございますけれども、諸外国に比べて日本は一番上がり方が少ない。こういう……

第91回国会 予算委員会 第7号(1980/02/06、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  二百四十兆円という大きな中にお示しのとおり、国鉄、地下鉄その他として十七兆七千五百億円、これは個別にどの線どの線というふうに特定はしておりませんが、いまお話しのようないろいろのものを総合して計上しておるわけであります。
【次の発言】 ただいま資源エネルギー庁長官からお答えいたしましたように、いろいろの要素を総合いたしまして、カラカスのあの状況とか、それからいろいろの動きを総合いたしまして、私どもは経済の見通しとその運営の基本的方向を定めたわけでございます。  そこで、その後における原油の値上げはどうかというふうなことでございますが、結論的に申し上げますと、……

第91回国会 予算委員会 第9号(1980/02/09、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  六・三という見通しでございましたが、御案内のように石油事情その他が大変大きな変化を見ましたわけであります。しかし、国民各位、また企業経営者、労働者、すべての方々が過去の苦い経験にかんがみ、きわめて冷静に、また合理的に行動せられました結果、大体において当初の見通しに近い六%という成長を遂げ得たわけでございまして、私は、非常に大きな変化のあったことはここに改めて申し上げるまでもございませんけれども、大要においては、結果としてはまあまあというところではないか、かように考えております。
【次の発言】 大きな点をまず内需と外需、こういうふうに分けて申し上げますと、内……

第91回国会 予算委員会 第11号(1980/02/15、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 大体において皆上がるということで大変御心配をかけておりますが、どこからどこまでで下がるかということになりますと、けさほど農林水産大臣に大変御心配をかけまして野菜の早出しというふうなことをお願いいたしました。これで恐らく今日の野菜の値段はある程度下がるものと期待をいたしております。
【次の発言】 いま一番上がっておりますのが御案内のように外国から来る原油、これが大変な上がり方で、そのほか国際情勢を反映いたしましていろいろの原材料価格、これについても大変上がっております。国内ではいろいろと企業努力その他をやっていただきまして、個別には上がり方の非常にモダレートなものもあり、中にはあ……

第91回国会 予算委員会 第12号(1980/02/16、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お話しのように、成長率の問題が大変大事なんでございますが、横路委員御承知のように、当初私どもば七カ年計画では五・七という成長率を一つの目安にしておることは御承知のとおり。しかし、五十四年度の実績見込み等を基礎にいたしましていまフォローアップをやりまして、これは五・五ぐらいに引き下げるのが本当じゃないか。しかも、五十五年度についてはもうすでにたびたび申し上げておるように、四・八というふうに低目になっております。しかし、五十五年度に限って申しますと、一%ぐらいの労働力増加を予定いたしましても、この程度の成長でもって失業者の数はふえない、こういう基本的な考え方で労働省とも打ち合わせて……

第91回国会 予算委員会 第13号(1980/02/18、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 ただいま運輸大臣、大蔵大臣、官房長官からもいろいろお答えがございましたが、いま御指摘のように、総合交通体系の問題は私の方で担当させていただいておるわけでございます。そこで、四十六年十二月に臨時総合交通問題閣僚協議会ですか、こういう協議会を開きまして、基本的な考え方を決定いたしておるわけでございます。仰せのように、その後の情勢としてはエネルギー問題が一番大きな問題になりまして、今年度の交通白書等でもエネルギー問題を中心としてこれからの交通対策を考えていくべきであるということを強調しておられるところは、私も全く同感でございます。  そこで私どもは、との四十六年の閣僚協議会の決定に対……

第91回国会 予算委員会 第14号(1980/02/19、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  ただいま宮田委員御指摘のとおりに、今回の公定歩合の引き上げは、これはもう物価安定ということを一番大事な政策として実行せられましたこととして、私は金融当局に心から敬意を表しておるわけでございます。  さて、私どもの責任はますます重大になってまいりまして、本年度の年度末において年度を通じての消費者物価の上昇率を、当初は四・九というふうにわれわれは見通しておったわけでございますが、これを四・七、それよりも内輪におさめ得るということをだんだんと検討いたしまして、ただいまのところは若干野菜価格その他、また卸売物価の消費者物価への波及等の問題がございますけれども、何と……

第91回国会 予算委員会 第15号(1980/02/20、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 いま野坂委員御指摘のように、物価問題が大変大事な局面に参りましたので、公定歩合の引き上げを異例の英断をもってやられたことについては、これを大変高く評価いたしております。  さて、政府の予算関連の公共料金につきましては、予算の編成の際に、それぞれの省庁からいろいろ御要求がありましたものを、私どもは一定の期間にわたりまして検討を加えまして、それぞれの原要求に対しましては相当強く抑制をお願いいたし、また実施時期等についても調整をいたしたわけであります。一方ではいわゆる財政再建というふうなことも大事な要請になっておりますので、若干の期間にわたりまして収支を見ますると、この程度のことは最……

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/02/21、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 金に対する日本の国の政策は御承知のように一貫しておるわけでございますが、これも最近のいろいろな経済に対する撹乱要因が外国から来ておりますように、金に対してどうするかということを各国がそれぞれの思惑でいろいろやっておるというようなことが最近の投機者心理というものに微妙な影響を与えておることは御指摘のとおりだと思います。私の方はそういう意味で国民生活センターとか地方公共団体の消費者センター、こういうところへいろいろ御相談のあるのがございます。  これは国民生活センターですが、五十三年に一件、五十四年に五件、五十五年に入ってからはまだございません。それから地方の方では、五十三年に三件……

第91回国会 予算委員会 第18号(1980/03/03、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 御指摘のように、卸売物価の騰勢はますますその足取りを速めておるということは、ただいまお話しの日本銀行の発表等でもはっきりいたしております。いまニクソン元大統領の発言とか大平総理、私どものあれを申されましたが、私もインフレーションこそはパブリックエネミーのナンバーワンである、こういう認識で皆様と御一緒に物価問題に取り組んでおるのでございます。  いま仰せのように、卸売物価がだんだん上げ足を速めておりますが、その消費者物価への影響、波及、これが一番大事な点でございます。前回の石油ショックのときと比べまして、卸売物価は非常に上がったにかかわらず、消費者物価の方が比較的落ちついた基調を……

第91回国会 予算委員会 第19号(1980/03/07、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えを申し上げます。  景気の基調は相当底がたいものがあるという感じを持っております。しかしながら、この点については、ただいまも日本銀行総裁からもお話があったように、これからの推移については物価、これを非常に大事な問題として何としても物価を安定させること、これは卸売物価は海外要因で相当上がっておりますけれども、いままでのところ関係各層の御協力によって消費者物価が――季節的な野菜価格等は若干これは例外的なものでありますが、しかし、これを除きましても卸売物価の消費者物価への波及というものに相当警戒を要する。そこへもってきて御案内のようないろいろの公共料金問題がございますので、これ……

第91回国会 予算委員会 第20号(1980/03/08、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 お答えいたします。  実はいま通産大臣からお答えがありましたように、電力料金、ガス料金の査定作業もいまいろいろ御努力中でありますが、申請の時期に認可すべく努力をしておられる、こういうことを踏まえまして、昨日の閣議で総理を初め各省庁の担当の大臣各位に、ついてはわれわれはそういう事態を前にしてこれからいつも物価対策は時期を失しないようにやろう、こういうことで進んできておることは大内委員も御承知のとおりでございますので、早速各省庁で事務的に対策を準備することについて関係閣僚の御了解を得た次第でございます。
【次の発言】 そういう点につきまして、各責任を持っておられる大臣各位に、これか……


正示啓次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院35期)

正示啓次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期
第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1980/03/04、35期、自由民主党・自由国民会議)【政府役職】

○正示国務大臣 昭和五十五年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、百十八億三千五百万円となっており、これは前年度予算額に比べて三億八千万円の減額であります。  また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として二千六百七十三億円を予定しております。  以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。  第一に、経済政策の総合的推進に必要な経費として、三十二億一千九百万円を計上しております。  この内訳の主なものは、国民生活安定対策等経済政策推進費であります。景気の……



正示啓次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

正示啓次郎[衆]在籍期 : 29期-30期-31期-32期-33期-34期-|35期|-36期
正示啓次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 35期在籍の他の議員はこちら→35期衆議院議員(五十音順) 35期衆議院議員(選挙区順) 35期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。