このページでは伊藤宗一郎衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○伊藤宗一郎君 自由民主党を代表し、総理の所信表明演説に対し、質問をいたします。 総理も述べておられますように、今日政府が当面している課題は、広範かつ複雑であります。そして、その多くは、長期的視野に立った対応が求められるものであります。 私は、そのうち、特に重要と思われる課題、国民が当面最も関心を持っている問題にしぼって、総理の御所見と御決意をお伺いしたいと思います。 まず、鈴木内閣の政治運営についての基本方針についてであります。 先般の衆参両院選挙は、わが国議会史上初めての同時選挙であり、八〇年代のわが国の政治の進路を決する歴史的な意義を持った選挙であったのであります。そして、この選……
○国務大臣(伊藤宗一郎君) お答えをいたします。 ソ連は、極東方面におきましても、いわゆる戦域核戦力を増強してきており、射程約五千キロメートルの中距離弾道ミサイルSS20を数十基配備しているとともに、相当数の、バックファイア爆撃機をシベリア内陸部及び沿海地方に配備しているものと見られます。 非核三原則を堅持しているわが国といたしましては、核の脅威に対しましては、米国の核抑止力に依存することとしております。このためにも、防衛庁としては、なお一層日米安全保障体制の信頼性の維持向上に努めてまいりたいと考えております。 以上で終わります。(拍手)
○国務大臣(伊藤宗一郎君) お答えをいたします。 五六中業は、昨年の国防会議で了承されました方針に基づいて、「防衛計画の大綱」に定める防衛力の水準を達成することを基本として現在作業を進めております。現段階では、その事業内容等が固まっておりません。また、GNPの成長率も流動的でありますので、期間内の防衛関係費や対GNP比がどのようになるかについて、ただいまお答えできる段階にないことをぜひ御理解を賜りたいと思います。 ただ、GNP一%に関する閣議決定が現に存在するところであります。五六中業は、効率的かつ節度ある整備に留意をし、GNP一%に関する閣議決定を念頭に置いて、「防衛計画の大綱」の水準の……
○国務大臣(伊藤宗一郎君) 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊千三百二人、航空自衛隊六百三十人、統合幕僚会議四十六人、計千九百七十八人増加するためのものであります。とれらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役等に伴うものであり、統合幕僚会議については、防衛庁中央指揮所の開設準備等に伴うものであります。 次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛隊の予備勢力を確……
○国務大臣(伊藤宗一郎君) 五月六日、防衛懇話会における講演中、一部……(発言する者あり)適切さを欠いた点については取り消し、十分意を尽くした表現をし得なかったことを深く反省するとともに、遺憾に思います。(発言する者あり) 今後は、このようなことのないよう十分心に戒めてまいります。(拍手)
○伊藤(宗)委員長代理 西村章三君。
○伊藤説明員 お答え申し上げます。 国際放送の重要性という点につきましては、私どもも十分認識しておるつもりでございます。ただ、郵政省が認めた全額をどうのこうのというのは、直接私お答えしておりませんのでやや確認しておりませんが、たまたま今年度の場合には郵政省の御要求とおおむね同じぐらいの額で査定がなされておろうかと思います。ただ、今後すべてをもってそういうふうにしろということになりますと、交付金といえどもやはり歳出の一部でございます。国の財政事情等々も勘案しながら適正な額を計上してまいりたいということでございます。 それから、第二点の命令放送についてはという点でございますが、先ほど条文の御紹……
○伊藤国務大臣 衆議院安全保障特別委員会が開催されるに当たりまして、最近の国際軍事情勢及びわが国の防衛政策につきまして私の所信の一端を申し上げます。 最近の国際軍事情勢は、ソ連の一貫した軍事力の増強とこれを背景とする周辺地域及び第三世界への勢力拡張、特にアフガニスタンへの直接軍事介入やポーランドへの陰に陽にわたる影響力行使等によって、西側諸国のソ連に対する不信感が高まっております。このため、軍備管理、軍縮交渉等の話し合いは行われているものの、東西間においては対立の側面が強まっているとともに、中東における情勢は混迷を続け、朝鮮半島及びインドシナ半島においても緊張した情勢にあるなど、総じて不安定……
○伊藤国務大臣 大変広範な内容を持たれた御質問でございますので、そのままお答えにはならないと思いますけれども、御指摘の三月二十七日の日米定期協議におきましては、国際情勢につきまして特にアメリカ側から、ジュネーブにおけるアメリカとソ連との中距離核戦力規制交渉の状況の報告、また、最近のアメリカと中国との関係を中心に説明があり、これに関連をいたしまして当方から若干の質問を行ったわけでございますけれども、山崎先生御訪米等で得られております情報その他と比較いたしまして、新しい情報なり話があったというようなことはございません。 なお、ソ連の軍事力の増強及び米ソの軍事バランス等につきましても、御指摘の範囲……
○伊藤国務大臣 細田委員長初め委員各位には、平素よりわが防衛行政に各別の御尽力を賜り、感謝にたえないところでございます。また、先般は、陸海空自衛隊の各部隊の御視察を賜り、自衛隊に対する御理解を深めていただいたわけでございまして、この機会に厚く御礼を申し上げたいと思います。 本日は、先般国防会議に報告の上了承を得ました五六中業並びに今回の私の訪米につきまして御報告を申し上げたいと存じます。 まず、五六中業について申し上げます。 昭和五十八年度から昭和六十二年度までを対象とする中期業務見積もり、いわゆる五六中業につきましては、去る七月二十三日の国防会議において、私から報告をいたし、防衛庁の中……
○伊藤国務大臣 外務大臣がお答えになったとおりでございます。
【次の発言】 御案内のように、日米安保条約を結んでいる両国でございますので、この条約の信頼性といいますか、条約というものを、本当に条約の機能が発揮できるように、両国間で不断に、間断なく対話を続ける必要がありますし、それをできるだけやっておるわけでございます。その間にアメリカ側から、私どもがやっております防衛努力につきましてその時点での評価があったり、また、一般的な防衛力整備についての期待の表明が、それぞれの時点であることは事実でございますけれども、わが国はそういうことを念頭に置きながらも、わが国の諸条件を総合的に勘案をいたしまして、……
○伊藤国務大臣 昭和五十四年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は一兆八千五百二十六億二千二百万円余でありまして、これに高空における放射能塵の調査研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額九百万円余、科学的財務管理調査のため、大蔵省所管大蔵本省から移しかえを受けた額二百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管文部本省から移しかえを受けた額二十三億四千百万円余、前年度からの繰越額三十九億三千六百万円余等を加え、既定予算の節約等による予算補正修正減少額十八億二千七百万円余を……
○伊藤国務大臣 先般、防衛庁長官を拝命いたしました伊藤宗一郎でございます。 内外の諸情勢ことのほか厳しいこの時期に防衛行政を担うことに相なりまして、その責任の重大さを身にしみて痛感をしております。与えられました職務に誠実に忠実にその責めを果たしてまいりたいと決意をいたしておりますけれども、委員長を初め委員各位の御理解ある御支援なり御鞭撻がなければ、この任務をつつがなく果たすことばとうてい相かないませんので、委員長初め委員各位の格別の御理解と御支援のほどを心よりお願いを申し上げまして、私のごあいさつにかえたいと思います。 何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。(拍手)
○伊藤国務大臣 去る五月六日、防衛懇話会の依頼により私が行いました話は、防衛庁長官に就任して五カ月間の所感を、一人の政治家の立場を含め申し上げたわけでございます。 約五十分間の講演の中で、わが国の防衛を所掌する責任者として、一つ、「日本の防衛における日米安保体制の重要性」、二つ、「国民の期待に応える防衛努力のあり方」、第三点、「防衛問題をとりまく環境」等につきましてお話をいたしました。 しかしながら何分にも、講演を行うに当たりまして特に草稿をつくることもなく、また講演の記録も作成しておりませんので、この段階におきまして講演の内容を必ずしも発言どおりにあらわすことができない面のあることは否定……
○伊藤国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。 初めに、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊千三百二人、航空自衛隊六百三十人、統合幕僚会議四十六人、計千九百七十八人増加するためのものであります。これらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役……
○伊藤国務大臣 御指摘の点は、先般の衆議院の予算を御審議いただいております予算委員会でも御質問を受けたことがあるわけでございますけれども、五十五年の選挙のときに、大変親しい飛島建設の社員の方五人から寄附をいただきました。それを事務の方の者が飛島建設という名前で届けてあったものでございまして、その御指摘を受けたものでございますから、早速、個人からいただいたということの事実で、いま県選管の方に訂正の申告をしたところでございます。
【次の発言】 もちろん私自身は御指摘を受けた段階で初めて承知をしたわけでございまして、献金を受けたとき、また受けたときの状態等、私はその場にもいなかったものでございますか……
○伊藤国務大臣 自衛隊が守っていかなければならないモラルには幾つかございますけれども、その大きなものはやはり規律を守るということだろうと思います。そういう規律が崩れ、また試験というものは公正でなければならない、それがまた破壊をされ、また若干の金銭が動いた、自衛隊員はもっと清廉でなければならないというような幾つかのモラルに反したようなことが起こったわけでございまして、あってはならない、起こしてはならないそういう事件、今回の不祥事、私まことにくやしくて、この無念さをどこにぶつけていいかわからないくらいの思いでおるわけでございます。したがって、自衛隊に寄せていただいております国民の信頼にそのことによ……
○伊藤国務大臣 お答えをいたしますけれども、日米安保条約に従いましてわが国を防衛する立場にある米国が、わが国の防衛努力について関心を持ち、期待を持つことは自然であります。
しかし、われわれはあくまでも、ただいま総理御答弁のとおり、憲法、財政状態等について勘案しながら自主的にやっているわけでございまして、アメリカ側からの具体的な話につきましては、特別ございません。また、やりとりにつきましては、公表できないのでございます。
【次の発言】 いま防衛局長が答弁されたとおりで、私が防衛庁長官になりましてからそういう具体的な内容は聞いたことはありません。また、お話しのとおり、それは文書でもあったわけでも……
○伊藤国務大臣 言うまでもなく、国の防衛は国家存立の基本ともいうべき重要な問題でございまして、今回の防衛予算は、わが国防衛のために必要最小限度のものであると考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
なお、数字の問題につきましては、経理局長から補足説明をさせていただきます。
【次の発言】 ただいま総理からもお話がございましたように、総理の御指示を受けまして、防衛庁は早速鋭意研究を進めております。これからの作業の過程でまた御報告を申し上げますけれども、ただいま防衛庁がとりつつあることにつきまして、防衛庁の考え方を申し述べて御答弁にかえたいと思います。
公明党の御指摘をいただいております……
○伊藤国務大臣 建設工事の発注に当たりましては、関係法令に即し、厳正公平に行っているところでございますが、御指摘の横須賀海軍施設長井五十六年度高層住宅新設一工区建築工事に絡み、業者間の談合があったのではないか等の疑惑がある旨の報道がございましたので、現在、同工事の契約は保留をし、これらについて厳正に調査を実施することとしたところでございます。いずれにいたしましても、当庁が発注する工事において疑惑が持たれたことはまことに遺憾であり、今後の工事発注に際しましては一層の厳正公平さの確保に努めてまいる所存であります。
【次の発言】 防衛施設庁長官から答弁をさせます。
○伊藤国務大臣 そういう趣旨の答弁をしました。
○伊藤国務大臣 政府委員から答弁させます。
【次の発言】 そのように報告を受けています。
【次の発言】 私が申し述べましたのは、日米両国の間で共通の開発対象となる武器を定めて、双方が技術や資金を出し合って進めるような本格的な共同研究開発をしようとするならば、当然に新たに取り決めを結ぶ必要があろう、そのときの御質問にありました覚書は、そのような取り決めに当たるものではないということを申し上げたのでございます。
【次の発言】 先ほど来御指摘をいただいております相互防衛援助協定に基づく新たな取り決めでございます。
【次の発言】 取り決めでございます。
○伊藤国務大臣 お答えを申し上げます。 日米安保体制の堅持を防衛の基本方針としておりますわが国といたしましては、在日米軍の駐留経費の負担については、地位協定の範囲内でできる限りの努力をすべきであると考えております。労務経費につきましては、これまでにとった措置が地位協定上の限度と考えており、施設を整備し提供することについては、安保条約の目的達成との関連を考慮し、その緊要度等諸般の事情を総合的に勘案の上、個々に決定をしていく考えでございます。 また、御指摘の航空機掩体のような所要の抗堪施設を整備することは、在日米軍の能力を有効に機能させるための必要な措置であると考えております。
○伊藤国務大臣 稲葉委員御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 防衛庁としてはぜひお認めいただきたいとはお願いしておるのでございますけれども、お認めいただくのは財政との絡み合いでございますので、いまこの時点で申し上げることはできません。
【次の発言】 ぜひお願いをしたいとは思っておりますが、先ほどP3C、F15でも申し上げましたとおり、財政との絡みの問題でございますので、防衛庁としてはお願いしたいということだけでお許しを賜りたいと思います。
【次の発言】 外務大臣からお話しになったとおりでございますけれども、防衛庁長官といたしましては、安保条約の相手国である米国大統領並びにワインバーガー長……
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。
先生御指摘のとおり、汎用、両用等につきましてのアメリカからの要望があることでありますが、御指摘にもございましたとおり、われわれとしてはアメリカにつきましても武器輸出三原則あるいは統一見解というものに基づいて対処をしたいということでいま進めております。ただ、対米関係につきましては、安保条約との関連もございますので、目下この点について鋭意関係省庁で検討を行っているところでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。
今回のF4ファントムの試改修につきましての五十六年度予算につきましては、その執行を停止いたしまして、その取り扱いにつきましては、今後引き続き御審議を賜りたいと存じます。
【次の発言】 今後検討した上においてお答えを申し上げたいと思います。
【次の発言】 最初にお答えしたことで御理解を賜りたいと思います。
【次の発言】 昭和四十三年の国会における増田元防衛庁長官の発言は、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備は保有しないという方針を述べたものでございまして、この方針は現在でも変えてはおりません。
○伊藤国務大臣 ただいま官房長官からお答えを申し上げましたとおり、できるだけ急いで基盤的な防衛力をつくり上げたい、そのための努力をいささかも怠ってはならないということは、仰せのとおりでございます。 また、いまお話しのとおり、これから調達をするものが二年、三年かかるということであるならば一九九〇年代にもなるものも出てまいりますので、そういうようなことを踏まえましてアクセントをつけながらやらなければならない面も出てまいるわけでございまして、武藤先生の御意見を十分参考にいたしましてこれからの作業に取り入れてまいりたいと思っておりますが、若干補足することがあるなら、防衛局長から補足さしていただきます……
○伊藤国務大臣 お答えを申し上げます。武器の共同研究開発の定義についての見解は、次のとおりでございます。 一つ。武器の共同研究開発という用語は、法令上の定義があるわけではございませんが、一般的に言えば、二つ以上のものが特定の武器の研究開発について、必要な構想、技術、技術者、運用者、資金、試験設備等の面で協力して実施する活動を言い、協力の態様により種々の形態がございます。すなわち、双方の技術をプールし、責任分担を調整し、かつ必要資金を分担するといった本格的とも言える形態のものから、協力がごく一部に限られるといった形態のものまでございます。 二番目。いずれにいたしましても、武器の共同研究開発に……
○伊藤国務大臣 先生もお触れになりましたけれども、四方を海に囲まれた狭小な国土に多くの人口を抱え、エネルギー、食糧等資源の大部分を海外に依存するわが国が生存と発展を続けていくためには、わが国の生命線とも言える海上交通路の安全が確保されることはきわめて重要なことと考えておりますし、総理の御発言は、こういうことを踏まえまして、自主的な防衛力の整備を進めてまいりたいという自主的な御発言であると考えております。
【次の発言】 公海上における他国からわが国船舶に対して行われる攻撃が、御指摘のようにわが国に対する組織的、計画的なものであると認定された場合には防衛出動が下令されることとなると考えております。……
○伊藤国務大臣 先生御指摘のように、私も新聞等で、臨調において統合幕僚会議の強化につきまして審議をされているということは承知したのでございますけれども、具体的な審議内容につきまして、まだ通報を受けておりませんので、この段階において私が意見を述べますことは差し控えさせていただきたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。
【次の発言】 先生篤と御承知のとおり、ただいまの統合幕僚会議におきましては、各種研究や統合演習の実施、中央指揮システム運用体制の整備等、また統合運用体制強化のための努力を行っているところでございますけれども、有事における三自衛隊の統合運用体制確立の、御指摘のことでございます……
○伊藤国務大臣 御指摘の本年一月十一日に開催されました日本兵器工業会の昭和五十七年新年賀会には、従来からの恒例でもございまして、新年のあいさつを申し上げました。
なお、会長さんのお名前はちょっといま記憶にございません。
【次の発言】 御指摘の件につきましては、防衛庁長官としてコメントすべき立場にはございませんので、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 調達については厳正に、適正にやっておりますし、先ほど申し上げましたとおり、この件につきましては私から防衛庁長官としてコメントすべき立場ではございませんので、改めて答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
○伊藤国務大臣 お答えを申し上げます。 昭和四十三年の増田元長官の答弁は、わが国は他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備は持たないという基本的な方針を述べ、このような観点に立ち、当時の軍事技術の水準等諸般の情勢を考慮して、次期戦闘機には他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるものとの誤解を生じかねないような爆撃装置は施さない旨を述べたものと理解をしております。 今回のF4EJの試改修は、同機の十年程度の延命にあわせ、低高度目標対処能力の改善、搭載ミサイルの拡大近代化等により要撃性能の向上を図ることを主眼としております。その際、新たにF15と同じセントラルコンピューターを装備いたしますが、この活……
○伊藤国務大臣 先生お話しのとおり、まことに遺憾な、不幸な事態でございまして、和枝さんを初め二人の御子息のみたまに対しまして、二度とこういう事故は起こしてはならない、起こすべきではない、そういうためにわれわれとしても万全の施策を講じなければならぬということを肝に銘じております。 また、いまもお言葉がございましたけれども、このことにつきましては、先生から防衛庁なり防衛施設庁、また現地の防衛施設局に対しまして、大変お心のこもった適切な御指示をいただいてまいりましたことを、この機会に防衛庁の責任者として先生に厚く御礼を申し上げたいと思います。これからまだいろいろの問題が残っておりますので、今後とも……
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