このページでは宇野宗佑衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(宇野宗佑君) まず、石油財源問題につきまして、お答えをいたします。 確かに御指摘のとおり、石油の需給関係は最近とみに緩和基調で進んでおります。しかしながら、わが国といたしましては、中東の情勢もまだ不安定でございますし、さらにはそうしたことから、あるいは逼迫を来すのではないかというような説すらもございます。特に、日本は石油小国であります。そして消費におきましては大国でございます。常に、その準備おさおさ怠りなきことが肝要かと存ぜられます。 しかしながら、そうした意味合いにおきまして、備蓄等につきましても今後も着実に進めていきたいとは存じますが、それにいたしましても、やはり原油価格の……
○国務大臣(宇野宗佑君) まず、経済摩擦に関しましてお答えを申し上げたいと思います。 輸出全体に対しましては、最近、ややもすれば保護主義が台頭いたしておりまして、これではいけない、だからあくまでも自由貿易体制を堅持すべきであるということがサミットにおいても確認されましたし、また、私が参加いたしました四極会議においても確認されております。従前もわが国の貿易理念はさようでございましたが、今後もその方針は貫くつもりでございます。しかしながら、現実の問題といたしまして、やはり二国間があるいは多国間におきましていろいろと規制がなされておることも事実でございます。 したがいまして、日本としてはいかなる……
○宇野国務大臣 このたび通産大臣に就任いたしました宇野宗佑でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
御承知のように石炭情勢もきわめて厳しい中でございますが、私といたしましては石炭行政に最善の努力を払いまして取り組んでいく所存でございます。どうか委員長初め委員の皆様方のよろしき御指導、御鞭撻を仰ぎまして、簡単でございますがごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 前任者の述べておられます線は私も同感でございます。特に私も先年、科学技術庁長官を務めまして、わが国のエネルギー情勢のきわめて厳しい状況も知っております。したがいまして、国内におきましてもそうしたエネルギー情勢に対処するた……
○宇野国務大臣 このたび通産大臣に就任いたしました宇野でございます。 内外ともに多事多難なときでございますので、全力を傾注いたしまして任務を遂行いたしたいと思います。 委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を衷心よりお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○宇野国務大臣 当委員会におきましていろいろ皆さんの御意見を承り、なおかつ石炭協会に対しましてはもう一度いろいろ私から考え方をただしました。そして、あらゆる面の御意見を私といたしましても総合的に判断いたしまして、先月の十一日に、まことに遺憾な措置ではあるけれども万やむを得ざることである、こう思いましたので、私の責任と判断におきまして御承知のとおり再開発断念という声明を出した次第でございます。 その主たる理由といたしましては、やはりこれからの石炭炭鉱等、あの地域におきます経営そのものについての保安確保に自信を得られなかったということが第一点であります。 そしてもう一つは、これという経営主体が……
○宇野国務大臣 むつ小川原に関しましては、いま両大臣からいろいろと大切なプロジェクトである旨が表明されました。それは私も重複を避けますが、備蓄という観点から申し上げますと、やはり資源小国日本といたしましてはエネルギーの供給は常に安定的でなくてはならない、かように存じております。特に中東の情勢等々を勘案いたしますと、今日ただいま需給が緩和されたから大丈夫だというようなわけにはまいらないのではないかと思いますし、また、わが国の為替レート等を考えますと、まだまだ不安な要素もあります。私たちは極力、円高になって、そして輸入品が安くなって国民の生活が楽になるように望んでおるわけでございますが、しかし世間……
○宇野国務大臣 通産省といたしましては、設備に関しましては投資減税ということも一つの方法だろうというので、いまやかましくそれを言っておりますし、また、耐用年数の短縮ということも必要ではないか、こういうお問いでございますが、確かにそういう面も検討に値する問題であるかもしれません。ただ、われわれといたしましては、やはり財政等々をにらみ、また現在の景気回復をもにらみ、あるいは投資が将来における種をまくことであるというふうに考えてまいりますと、あらゆる観点から、どれに重点を置くべきかということを選択しなければならない問題ではないかと思うのであります。 同時にまた、いま鉄鋼という一つの例がございました……
○宇野国務大臣 通産省といたしまして、物資の輸送にはいろいろ影響があるのではないかというお問いでございまして、たとえば化学製品でございますが、これは大体どのような輸送方法があるか、この点に関しましては影響少なくないものがあるだろうと思いますが、現在のところでは、個個のケースをそれぞれ運輸省、国鉄と相談をいたしまして、国鉄も善処をしてくれるというのが今日までのことでございました。今後どうするか、これは十二分に検討いたしたいと考えております。 また、赤字ローカル線でございますが、これは炭鉱あるいはまた足尾銅山、炭鉱は特に幌内、歌志内等々がございます。これは昨日も衆議院並びに参議院の石特並びにエネ……
○宇野国務大臣 いままで商品取引に関しましてはいろいろとトラブルがあることは私も何回か知っております。いまおっしゃったように、通産、農林両省に分かれておる。それには一つの経緯、いろいろないきさつがあったことと思いますが、しかし、そうした意味で、今後もそうしたトラブルが続くということは決してよいことじゃありません。したがいまして、私といたしましては、今後それにどういうふうに対処するか、いまいろいろ御意見を拝聴いたしておりましたが、なるほどとうなずいておるところも多々あるわけでございます。したがいまして、検討させてもらいます。
【次の発言】 もちろん私も自民党でございますから、前大臣と大筋におきま……
○宇野国務大臣 七次答申に関しましては、もちろんこれを尊重いたしまして、そして千八百万トンから二千万トン、そうしたことを目標として石炭鉱業界の現状を維持し、なおかつその発展を祈るということは、私たちが常に考えておるところでございます。しかし、何分にもやはりわが国は資源小国でございますから、したがいまして、今日ただいまでは、あるいは国内の需要の伸びからいろいろ問題はございましょうが、私は、当然石炭が代替エネルギーの中におきましても一番豊富な資源でございますので、そういう観点に立ちまして、今後わが国といたしましてはそれを広く求めるという大きな枠組みも必要であろう、かように考えております。
○宇野国務大臣 九月になりましてから、小売と元売りの間で値決めがなされたということを承っております。これは、従来から値決めをすることが後回しにされておりまして、小売が過当競争で安く売って、そのツケを元売りに回すというふうな傾向があったものですからなされたというふうなことでございますが、もちろん政府といたしましては、ガソリンの値段はあくまでも市場原理に基づいて売買されるものでございますから、介入はいたしません。 なお、詳しいことは事務当局から御説明させたいと思いますが、十分注視をして考えてみます。 なお、灯油は現在は需要期ではございませんが、やがて需要期がやってきます。したがいまして、風生物……
○宇野国務大臣 景気浮揚のためには内需が活力に乏しい、私もそう思うのです。だから、この間の経済閣僚会議におきましても、そのことになお一層内閣は力を尽くそう、こういうふうに申し上げておりますが、なかんずく、民間活力の活用という新しいパターンをつくりたいというのが通産省でございます。 もう御承知のとおりに、本邦資本の流出が最近円安の引き金になっておる。あらゆる景気等々を考えました場合に、われわれはやはり着実な円高を志向すべきである、こう思いますと、本邦資本をやはり国内において投資をしてもらう、そういうふうな体制をとることも必要である。そういう体制をとれば当然中小企業も参画していただく機会が多い。……
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