このページでは辻第一衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○辻第一君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十三年度決算に関連し、総理に質問いたします。 昭和五十三年度決算では、防衛庁の航空機購入費の国庫債務負担行為を前年度の二・一六倍に急増させるなど、軍事費を拡大し、P3C、F15の新規発注を行っています。同年十一月には、政府は日米防衛協力指針を取り決め、日米共同作戦体制への新たな一歩を踏み出しました。これは、集団自衛権を否定しているわが国憲法に明らかに違反するものであります。 私は、まず第一に、憲法について総理の見解をただすものであります。 日本国憲法については、サンフランシスコ条約締結交渉の当時から、アメリカが日本の再軍備と改憲への努力を再三……
○辻第一君 私は、日本共産党を代表し、補正予算二案に対し、反対の討論を行います。(拍手) 補正予算審議を通じて明らかになった最大の問題は、中曽根内閣が清潔、公正とはまさに百八十度異なった位置を占めているという厳然たる事実であります。 この神聖な議場で、ロッキード事件の刑事被告人と大臣席から身を乗り出してにこやかに握手を交わすような人物を、事もあろうに法務大臣に据え、そればかりか、この人物の公然たる指揮権発動発言を懸命に弁護する中曽根総理に、国民が一体何を期待できるでしょうか。補正予算の内容を論ずる以前に、それを編成する内閣のあり方そのものが問われているのであります。(拍手) 以下、反対理……
○辻(第)委員 私は、関西新空港問題並びに大阪国際空港の問題について質問をいたします。時間が限られておりますので、大変はしょった質問になること、また御回答はできるだけ簡明にお願いをしたいということをお願いをして質問に入りたいと思います。 まず最初に、関西新空港の計画は、これまでの経過、約束によりまして、地元自治体の合意を得て初めて決定をされるということになっていると思います。そういうことですから、それ以前におきましては正式な決定はない――あたりまえの話ですけれども、もっと言えば白紙の状態であると言っていいと思うわけですが、その点はどうでしょうか。
○辻(第)委員 私は、富士見病院の問題について質問をいたします。 この問題は医療の分野で起こった深刻にして重大な事件であります。単なる診療ミスだあるいは誤診だ、薬づけ、検査づけ医療だというような問題ではなしに、患者の信頼を裏切って、患者の不安につけ込んで医師でない者が診療行為を行う、そして手術の必要でない子宮だとか卵巣だとかの臓器にメスを入れて取り去る、そしてこれで利潤の追求を図る、このようなことが長期にわたって行われてきた、このようなきわめて重大な事件であったと思います。去る九日の予算委員会で厚生大臣は犯罪以上の犯罪などと言われているようでありますが、私も現地に調査に参りまして、被害者から……
○辻(第)委員 私は、憲法問題について総理にお尋ねをいたします。 総理は、総理や十九人の閣僚を含む二百五十余人の自民党国会議員が参加をされております自主憲法期成議員同盟の趣意書や規約はよく御存じだと思います。その趣意書には「日本国憲法は過去八ケ年実施されてきた。そしてわれわれの伝統と国情とに符合しない個所があることも明らかになった。」、このように述べております。 また、ことしの三月に議員同盟が岸信介会長名で全国の三千三百個所余りの地方議会に送られた「新しい憲法を制定して時代を一新する運動に御協力頂きたき御願い」、大変長い名前の書類と一緒に決議のひな型が送られておるわけであります。その決議の……
○辻(第)委員 私は、まず防衛庁の修理契約の問題について質問をいたします。 今日、自民党政府のもとでの大企業本位の政治や経済の中で深刻な財政危機に陥っております。しかも自民党鈴木内閣は、来年度の予算の編成に当たっても軍事費のみは別枠で大幅にふやそう、そして日米安保条約を再編強化をしようという道を進めております。一方ではこの数カ月実質賃金が低下をするなど、国民の生活はきわめて厳しい状況にあります。そして、福祉や教育は見直しと称して切り下げる、さらには公共料金を引き上げ、さらに大増税を推し進めようというような状況になっているわけであります。このような状況に対し、軍事費を削減して福祉や教育、生活の……
○辻(第)委員 私は、まず物価問題、年末年始の物価対策についてお尋ねをいたします。 労働省の勤労統計調査によりますと、九月の実質賃金は、前年同月比で二・八%の減少になっております。ことし春以来、一時金に助けられた七月を除いて、四月には一・三%、五月には一・二%、六月は一・八%、八月は史上四番目の三・五%、それぞれ減少したわけでございます。これは言うまでもなく消費者物価の上昇が大きく影響したものにほかならないと思うわけでございます。 九月末に経済企画庁が発表された国民生活白書を見てみましても、物価上昇による家計の圧迫、労働者の実質収入の伸び率の鈍化を指摘しております。また、家計のゆとりがさら……
○辻(第)委員 私は、国営十津川紀の川土地改良事業について質問いたします。 奈良県と和歌山県の農民の切実な要求や申請あるいは運動にこたえて、昭和二十七年に始まり今日まで二十八年間かかっております。総事業費が三百三十二億という大事業でございます。そのうち十津川紀の川農業水利事業、大和平野農業水利事業、この奈良県の関係分については昭和四十九年に工事が完了しているわけでございます。そして現在奈良県には吉野川の分水が、本当に美しい良質な水が大和平野を流れているというのが現状でありまして、奈良県の大和平野の農民は大変喜んでおるというのが現状でございます。農林省、国に対してもまたこれに大変な理解や協力を……
○辻(第)委員 私は、国民金融公庫など政府系金融機関の融資業務のあり方に関して質問いたします。まず最初に、年末融資の問題について質問いたします。 この十月度の企業倒産は千六百六十八件、今年最高、過去四番目の記録となっておるわけであります。そして新日鉄や電力会社など大企業の多くが戦後最高というような莫大な利潤を上げている一方で中小企業、零細企業は深刻な不況の中で倒産がどんどんふえておるという状況であろうと思います。しかもことしの春闘で賃上げ率が低く抑えられた。その一方で公共料金の大幅な値上げなど物価の上昇がこれを上回って実質所得の低下、購買力の低下というような状況、さらに冷夏だとかあるいは西日……
○辻(第)委員 私は、国立試験研究機関の研究費の問題についてまず質問いたします。 国立試験研究機関の基礎研究を担う経常研究の研究員当たり積算庁費、いわゆる人当研究費は、名目では年々伸びておるわけでありますけれども、実質では逆に年々減少傾向にあります。たとえば一つの目安として実験系Iの人当研究費単価を研究所の研究費デフレーターで補正をしてみますと、実質指数は四十五年度を一〇〇として四十八年度は八七、五十年度は七七・三、五十三年度は七三・四、このように確実に低下をしているわけであります。このように実質的に年々減少の傾向にあったというふうに私は認識をしているわけでございますが、その当否について簡単……
○辻(第)委員 十一月四日の当委員会で、私は肩越し検査では検査の目的を十分達成できないという会計検査院の判断についてそれを否定する根拠が政府にあるかどうかをただしました。官房長官はそれを否定するほどの十分な知識がないとお答えになりましたけれども、もう四カ月たっております。現在はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 肩越し検査では検査の目的を十分達成できないという会計検査院の判断、これを否定する根拠が政府にあるのかどうかと尋ねたら、十分な知識がないと答えられたので……。
【次の発言】 しかし、肩越し検査で十分検査の目的が達成できるかどうかということは、やはり独立検査機……
○辻(第)委員 私は、まず最初に、同和対策特別措置法の問題について質問をいたします。 この同和対策特別措置法は暫定延長からもう二年を経過いたしました。期限切れを約一年後に控えておるというような時期になってきております。全国の部落解放運動連合会などの関係者やあるいは自治体関係者は同法の延長を強く求めています。そして、緊急かつ重要な問題でございます。 この問題については、昨年の七月にわが党の三谷議員が質問主意書を出しているところでございますが、もうあと一年という時点におきまして、同和行政のあり方の検討を任務とする同和対策協議会が再開されていないばかりか、三項目の附帯決議も何ら具体化されておらず……
○辻(第)委員 私は、過疎の問題について質問をいたします。 過疎の問題というのは、旧過疎法が十年、そして新過疎法で一年たったわけであります。人口の流出というのは一定度減りまして、また、道路の問題とか交通の問題、その他一定の対策がとられたわけでありますけれども、いまなお深刻な問題であります。その旧過疎法は、過疎地域対策緊急措置法という名前でしたが、新過疎法は、過疎地域振興特別措置法、このように移ったわけであります。新法では法律の名称に振興という文字が入っているように、過疎化した地域の振興が主眼であるというふうに思うわけでありますが、そのためには何が必要なのか、大臣に答えをいただきたいと思います……
○辻(第)委員 私は、奈良市で焼却灰、鉄分を除いた破砕不燃物、土砂、瓦れきの埋め立て処分をする事業を進めているわけでありますが、これに関連をして質問をいたします。 この事業は、奈良市の東南の山間である米谷というところに、第一工区、第二工区に分けて十年間にわたって一般廃棄物の焼却灰を埋め立てるというものであります。廃棄物容量は第一工区で二十五万五千立方メートル、第二工区で七十五万立方メートルと説明されています。第一工区は菩提仙川、第二工区は高瀬川の上流に当たるところであります。この問題に関連して本年の三月十日、第二工区の真下にある天理市岩屋地区の区長さんであります増田和義さんほか二百三十七名が……
○辻(第)委員 私は、まず国籍法の改正についてお尋ねをいたします。 男女平等の精神に基づく国籍法の改正は、いまや国際的趨勢になっております。フランス、西ドイツに続いて、最近スイス、デンマーク、スウェーデンにおいても父系優先血統主義を改め、子供の国籍取得について男女平等が実現をしておるところでございます。さらに一昨年十二月の国連総会で採択をされた婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約、その第九条第二項で「締約国は、婦人に対し、子の国籍に関して男子と同等の権利を与える。」このように規定をいたしております。日本政府は昨年七月、コペンハーゲンにおいてこの条約に署名したことにより同条約の批准……
○辻(第)委員 私は、行政改革の問題についてお尋ねをいたします。 いま国民は、国民本位の民主的な行政改革を心から願っております。それは行政の全分野からむだと浪費をなくし、利権と汚職、腐敗を一掃し、簡素で効率的な行政機構をつくり上げること、これを強く望んでおります。それと同時に、大衆増税なしの財政再建を望んでいるところでございます。 ところで、鈴木総理は最近、行政改革に政治生命をかけると述べておられます。また、長官も政治生命をかける、このように述べておられるようでございます。また、土光第二臨調会長も並々ならぬ決意をされているようであります。しかし、政府、財界の行革構想というのは、拡大する軍事……
○辻(第)委員 私は、国立病院と国立療養所の問題について質問をいたしたいと思います。
まず、国立療養所並びに国立病院の職員の数をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃられた賃金職員というのは、定員見合い賃金職員というのと一緒ですか。まずそのことと、それからこの賃金職員というのはいわゆる定員の職員の方と同じ仕事を恒常的にやっておられる方、私は大体大まかにおいでそういうことだと理解しておるわけですが、いかがでしょう。
【次の発言】 そういうふうに定員職員と同じような恒常的な仕事をなさっている方が賃金職員ということで、身分は昭和三十六年閣議決定があったのですね。「定員外職員の……
○辻(第)委員 私は、敦賀原発の放射能漏れの問題と、もう一つは会計検査院の指摘事項に関しての問題、この二つをお尋ねしたいと思っておりますが、通産大臣の御都合もありまして、最初に会計検査院の指摘事項についての問題からお尋ねをいたします。 私どもは、会計検査院の指摘事項について約十年間ほど検討をしてみたわけでありますが、そこで幾つかの問題が明らかになりました。 一つは、昭和五十二年度から五十四年度の検査報告で、補助金以外の工事の積算ミスの不当指摘八件、九工事がありました。その事業主体名と工事名をまず申し述べたいと思います。 昭和五十二年の建設省大分の顕徳町宿舎建築工事、五十二年、日本国有鉄道……
○辻(第)委員 私は、予備費の執行の問題について質問をしたいと思います。 予備費制度は、目的と金額を定めた予算の国会議決を経て予算執行を行うという原則の一つの例外規定であります。したがって、その運用は厳格でなければならないということであろうと思います。 そこで大臣にお尋ねをしたいのですが、予備費の使用については憲法、財政法の規定のほかに、昭和二十九年の閣議決定で予備費の使用についてというのが定められております。その第二項で、国会開会中の予備費使用について制限をしているのでございますが、その理由はどういうことなのか、お尋ねをしたいと思います。
○辻(第)委員 私は、タクシー労働者の問題についてまず質問をいたします。 私は昨年の三月の予算委員会で、タクシー労働者の問題について運輸省、労働省に対して、その劣悪な労働条件の改善、車両の整備や管理の問題を取り上げ、改善を求めました。 それまでの奈良県のタクシー労働者の状態、本当に厳しい、劣悪な労働条件でありました。ことに一カ月の総労働時間が三百時間を超えるというのがざらにある。ひどいのは四百時間も働いたというケースがありました。当然その賃金制度はいわゆる累進歩合制度がほとんどであります。また、車両の整備に関してもあるいは管理に関しても非常に不備な状態でありました。こういう状況の中で新しく……
○辻(第)委員 私は最初に、電電公社の不正経理の問題について質問をいたします。 電電公社の不正経理の指摘額は十三億三千三百万、そのうち近畿通信局管内は十二億二千七百万です。そうして近畿管内の会議費の支出は十六億円、うち九億二千七百万円が不正支出であります。実に五七%が不正であります。また、旅費で見てみますと、近畿電気通信局のみ見てみますと四億一千三百万、架空旅費、いわゆる空出張というものが二億六千八百万、これでは六五%ですね。また、旅費で言えば名古屋だとか東北の電気通信局、会議費で言えば神奈川でもこういう問題が起こっているのですね。本当にひどい話でありまして、山内郵政大臣もこの事件を聞いて遺……
○辻(第)委員 私は、公団が団地サービスに経営させている賃貸住宅団地内の有料駐車場の料金について質問をいたします。 五十三年度の、会計検査院が改善要求の指摘をしております、そこでは、利用料金の公団の算定基準の減価償却費と修繕費が実態よりも著しく高く見込まれているということであります。会計検査院の報告を見てみますと、簡単に言いますと、減価償却費を年額約一億三千七百万円としているわけでありますが、会計検査院の計算によりますと約八千百万円であります。結局その間に五千五百万円の開差があるということでありますし、もう一つの修繕費相当額で計算をしておりますのは、年額約四億五千三百万円と算定されているわけ……
○辻(第)委員 私は、最初に平城京の西市跡保存について質問をいたします。 この問題については、ことしの三月二日、わが党の市川正一参議院議員がいわゆる質問主意書でもって質問をし、三月十日付で内閣総理大臣から答弁書をいただいておるということでありますが、さらに質問をしたいと思うわけでございます。 この高度成長というような状況、その後の状況の中で開発がどんどん進められる、いわゆる無秩序な乱開発というような状況の中で、美しい自然やあるいは歴史的な景観あるいは埋蔵文化財がどんどん破壊をされるというような状況が続いてきたわけでありますが、私のおります奈良県も本当に美しい自然や歴史的な景観あるいは埋蔵文……
○辻(第)委員 私は、第二臨調の第一次答申について質問をいたします。 午前中からの同僚議員の質問と重複をすることがあろうと思いますが、了としていただきたいと思います。 まず初めに大臣にお尋ねをいたします。 第二臨調の第一次答申については地方自治関係者からさまざまな意見が述べられていること、御存じだと思います。これらの多くは第二臨調の答申が地方自治体住民に与える影響について問題点を指摘したものであると思います。 ことに全国知事会は、七月二十日の全国知事会議の決議の中で五項目の決議をされているわけでありますが、その三番目、「行政の減量を図らず、単なる補助率の引下げ、負担区分の変更等によって……
○辻(第)委員 私は、まず最初にいわゆる大店法、スーパーの問題に関して質問をいたします。
まず最初に、五十五年の中小企業の倒産件数、それから負債金額、それから前年比、これについてお尋ねをいたします。
【次の発言】 五十五年度のいわゆる中小企業白書というのですか、これで見てみますと、負債総額は二兆四千九百六十九億、それで前年比は、件数では一一・五%増、それから負債金額では二九・一河増、こういうふうに理解をしているわけです。
そして、いわゆる中小企業の中を建設業、製造業、商業、サービス業・その他と、このように四つに分類をいたしますと、前年比で建設業は九・五%、製造業は七・四%、商業は一二・五%……
○辻(第)委員 外務大臣はきのうの外務委員会で、国連包括交渉に賛成するようアメリカを説得する旨答弁をされておるところでありますが、けさのテレビ報道によりますと、レーガン大統領は改めて包括交渉には冷たい態度を示したというふうに言われております。簡単なことではないようであります。そこで、アメリカに対して一層強い働きかけをする必要があるというふうに思います。どのようにされるのか。また、アメリカ以外の先進国は包括交渉に賛成をしているようでございます。アメリカに対してこれらの先進国が連係をして働きかけるということが必要であろうと思います。そのための努力をすべきであると思いますが、いかがでございますか。
○辻(第)委員 私は、営業保証金の問題について質問したいと思います。
主催旅行の営業保証金の算定は、どのような基準をもとにして行われたのか、まずお尋ねいたします。
【次の発言】 営業保証金の引き上げは、旅行者の保護が目的とされているわけでありますが、国内旅行業者で組織されております全国旅行業協会で、旅行者に対する弁済認証額はどのくらいだったのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 それでは、旅行者からの苦情の申し立てはJATAと全旅協、それぞれどのくらいあったのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いまの答弁にありましたように、全旅協で旅行者に対する弁済認証額はほとんどない、また旅行者からの……
○辻(第)委員 三日前の三月二十一日に、北海道の日高地域を中心としてマグニチュード七・三、そして浦河地域では震度六という地震が発生しました。大変な被害が出たわけでありますけれども、私は、まず最初に、負傷された方、被害を受けられた方に心からのお見舞いを申し上げて、質問に入りたいと思います。 この地震は、実際のところ予知できなかったようでございますが、マグニチュード七程度の地震というのは、しかも内陸直下型の地震というものは、現在の時点では学問的にも技術的にも予知できないようにも聞いております。また一方では、あの東海地震を予知するような体制ならば予知できるかもわからないという意見も聞いておるわけで……
○辻(第)委員 私は、日本共産党を代表し、船員法及び船舶職員法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。 第一に、船舶の航行の安全を図ることを目的にして、現在、法律で定めている船舶職員の配乗表を、改正案では政令に全面的に委任しようとしていることであります。 近年、船舶の大型化が著しく進み、しかも、これらの巨大タンカーを初めとする大型船が、狭水道や船舶のふくそうする海域を頻繁に航行しております。何十万トンという巨大タンカーが一たび事故を起こすならば、船員はもちろん、多くの国民の生命と財産に甚大な被害をもたらし、海洋の環境の保全という点でも取り返しのつかない事態を引き起こすことは火を……
○辻(第)委員 道路運送車両法の一部改正案について質問をいたします。
まず最初に、今度の法律の改正案の目的と申しましょうか趣旨と申しましょうか、その点について簡単に言っていただきたいと思います。
【次の発言】 次に、昭和三十八年につくられた定期点検、整備制度、その新設をされたときの趣旨と目的についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和三十八年に定期点検、整備制度を設けられた。その当時、その改正の際は、罰則の適用で定期点検の実施を図るということが行われなかったということだと思うのですね。ユーザー、使用者の自主性を本当に尊重するという立場が非常に貫かれていたというふうに考えるわけ……
○辻(第)委員 参考人の皆さん、本日は御苦労さんでございます。また午前中は、それぞれのお立場での御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。二十五分間で皆さん方に幾つかの点をお尋ねしたいと思います。 まず最初に、自動車連盟の遠間さん、自動車工業会の高橋さん、整備振興会の堀山さん、このお三方は運輸技術審議会自動車部会の特別委員として参加をしておられたわけでございますが、さきの運輸技術審議会の答申をどのように御評価をされておられるのか、またどこに問題点があるとお考えになっているのか、遠間さん、高橋さん、堀山さんの順でお答えをいただきたいと思います。
○辻(第)委員 四月二十四日に小坂運輸大臣は閣議後の記者会見で、国鉄問題について運輸省が独自にまとめた改革案、いわゆる国鉄再建方策というものを発表されたわけでありますが、これはあたかも抜本的な改革案のように見せながら、膨大な赤字や債務をつくり出してきた原因であります借金による設備投資、この政策は全く改めようとしていない。結局、赤字がたまれば一部を棚上げするだけで、あとは五割前後の値上げを見込んだ運賃収入に借料と名前を変えた利子負担を押しつける、長期債務の償還は債券発行で先へ延ばす、一層利子負担を増大させるというようなものではないか、とても責任ある再建策と言えるものではないと私ども考えるところで……
○辻(第)委員 私は、今回の日航機の墜落事故について質問いたします。 まず最初に、今回の事故で亡くなられた方々に心からの御冥福、またけがをされた方々の一刻も早い回復を祈るものでございます。 それでは質問に入ります。 今回の事故後、一定の日にちがたちました。その中で、その原因は機長の異常行動というようなことがだんだん明らかになってまいりました。また、その機長の病歴も明らかになってまいりました。そのような状況の中から、なぜこのような機長を乗務させたのか、また、なぜ乗務停止中や精神科医の要観察判定というような状況の中で航空身体検査証明をパスしたのかということ。さらに言えば、日航の乗員管理や健康……
○辻(第)委員 私は、障害者の自動車免許の問題について質問をいたします。
障害者、中でもいわゆる車いす障害者が社会へ参加されるについては、乗用車を使用されるということが重大な役割りを占めていると思うわけでございます。
そこで、障害者の自動車運転免許取得についてどのような便宜を図っておられるのか、この点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 ところで、指定自動車教習所が全国で千四百六十四カ所、ところが障害者用の教習車両を備えているのは三百十七カ所、二二%、こういうふうに聞いております。障害者が本当に身近な教習所で講習や検定が受けられる、このことが大切だと思うわけでありますが、そういう点で……
○辻(第)委員 住宅地における通過交通の問題について質問いたします。
住宅地域で交通事故や交通公害を除いて、安全で快適な居住地区にするためには、通過交通の流入を防ぐということが大変重要な問題と考えるわけでありますが、建設省のお考えをお尋ねいたします。
【次の発言】 通過交通の流入を防ぐのは大変重要な問題だ、私はこのように考えるわけであります。
ところで、新住宅市街地開発法というのがございます。これをもとにした住宅地域というのがたくさんできているわけでありますが、その目的として第一条に「この法律は、人口の集中の著しい市街地の周辺の地域における住宅市街地の開発に関し、新住宅市街地開発事業の施行……
○辻(第)委員 私は、まず最初に、羽田沖の日航機墜落事故に関して質問をいたします。 けさ、片桐機長を東京警察病院多摩分院に鑑定留置をする措置がとられたということで、新しい段階に入ったということでありますが、運輸省の事故調査委員会の調査もかなり進んでいるのではないか、このように思うわけであります。 さて、片桐機長がいわゆる心身症だとか、あるいは抑うつ状態だとか、あるいは慢性胃炎だとかいう状況の中で治療を当然受ける。その中でかなり長期間、いわゆる精神安定剤に属するドグマテール、トリプタノール、セルシン、あるいはまた不眠症治療剤と言われるダルメートだとか、あるいは抗うつ剤というスルモンチール、こ……
○辻(第)委員 私は、今回の台風十号及びその直後の豪雨の災害に関連して、質問をいたします。 質問の前に、犠牲を受けられた方の冥福を心から祈り、また被災をされた方に心からお見舞いを申し上げます。 まず、国鉄の問題でお尋ねをいたしますが、今度の台風十号並びに豪雨による国鉄の被害というのは、本当に甚大なものがあると思うわけであります。そのことは、国民の通勤だとか、通学だとか、あるいは旅行だとか、貨物の問題で深刻な事態になったわけでありますが、その上、いわゆるお盆ラッシュを目前に控えているという状況であります。どうしてもここで国民の足を守っていただきたいと思うわけでありますが、安全対策を十分やって……
○辻(第)委員 私は、今回の引き続く豪雨による災害について質問をいたします。 まず最初に、犠牲になられた方々の御冥福を祈り、また、被災者に心からのお見舞いを出し上げて、質問に入りたいと思います。 今回の十号台風で、引き続く豪雨により近畿では奈良県、大阪府にまたがる大和川水系、そして、もう一カ所は三重県に大きな被害が集中をしたということであります。私は、これらの現地に調査に入ってまいりましたが、その被害の深刻なこと、大変な状態であったわけであります。被害地は緊急対策と抜本的な対策、その他いろいろ要望があったわけでありますけれども、その強い要望の一つは、一刻も早く激甚災害に指定されたいという要……
○辻(第)委員 私は、最初に、今回の法案が第二臨調の分割、民営化という答申を受けて、全国一貫の大量公共輸送機関であり、国民の足、国民の財産であります国鉄をずたずたに分割をする、そして国鉄法の第一条にあります、公共の福祉の増進を目的とするこのような国鉄、その国鉄の公共性を無視し、さらに、民営化によって財界の利益に奉仕をする、また、国民や労働者を犠牲にする国鉄解体法案というべきものであり、許されざる悪法だ、私は強く強く反対をし、この法案を撤回すべきであることをまず表明をいたしまして、質問に入りたいと思います。 最初に、法案に関連をして、大臣にお尋ねをいたします。 大臣、この法案は臨調答申尊重と……
○辻(第)委員 私は、まず最初に臨調答申の言う分割、民営化という問題に関して総理に質問をいたします。 私は三月二十五日の運輸委員会におきまして、分割された会社の採算制の問題、経営の困難な問題、そして列車ダイヤ、車両運用あるいは運賃の問題など具体的に指摘をいたしました。また、分割、民営が実際上困難であるということを示したのでございます。そして政府の考え方をただしたわけでありますが、これに対する政府の答弁の中で、「分割、民営化と申しましても具体的にどうするのかということについて、まだ臨調答申はその基本的な考え方だけであって、具体的なその内容を示しておりません。実施可能性についての検証もまだなされ……
○辻(第)委員 いま船特法を五年間延長する法案が審議をされているのでございますが、現在の船員の雇用事情はどのようになっているのか、説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 船員の雇用事情が大変厳しいということがよくわかりました。本法の対象は近海等でありますが、外航についても同じような状況だと私は思うわけでございます。雇用の拡大ということが非常に重要な問題になろうと思うわけであります。いま、少し技術を云々というようなことを含めて対策を進めておる、このようにおっしゃったわけですが、もう少し具体的な雇用拡大の対策というものを説明いただきたいと思うのです。
○辻(第)委員 昭和五十二年の海上衝突予防法制定の際、狭い水道における漁労船と他の船舶との優先関係について、条約と法文との表現の違いが問題になりました。政府は、実質的内容は違いがないというような見解でありましたが、法施行後、この問題に関係するトラブルが起こっているのかいないのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 それでは、海上交通安全法の、航路においては、巨大船は、海上衝突予防法の規定にもかかわらず優先権を持っております。その他の船は、漁労船も含めて、巨大船を避ける義務があるということであります。海上保安庁は、漁労船等に対し、必要な場合は、巨大船通過の情報提供だけではなしに、巡視船から航路外……
○辻(第)委員 私は、交通事故問題について質問いたします。
交通事故死者数は、昭和四十五年をピークにして減少しておりましたが、昨年、十二年ぶりに増加をした。ことしはさらに速いペースで増加をしておる。その状況はどのような状況なのか。それともう一つ、特に昨年上半期には、自動二輪と原付の死亡事故が急増いたしました。その後の状況はどうなのか、そしてどのような対策をとっておられるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 五十六年度の事故統計で見ますと、状態別年齢別死者数によりますと、十六歳、十七歳の自動二輪運転中の死者数は、他の年齢と比べても、また原付と比べても、明らかに有意差がありますね。自動二輪で……
○辻(第)委員 私は、まず最初に、昨年二月の日航機の羽田沖の墜落事故に関して質問をいたします。
この事故で露呈されたあるいは投げかけられた問題、あるいは遺族や被災者の補償の問題など、未解決の問題がまだ非常に多いというふうに考えるわけでありますが、この間、事故の再発防止など運輸省がとられた措置についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 これまでの日航に対する勧告だとか指導だとかあるいはその確認、そういうことをされてきたわけてありますが、それでは現在の時点で、日航がとってきた措置で大体運輸省の指導、勧告、こういうものがクリアされているというふうに考えておられるのでしょうか。もう一度お尋ねをいたし……
○辻(第)委員 自賠責保険の保険金の支払い最高限度額は死亡の場合二千万ですね。昭和五十三年七月に改定されてからもう五年たつわけですが、据え置かれている、こういうことですが、今日、死亡事故補償額算出基準として裁判所などが採用している逸失利益に慰謝料、葬儀負担なんかを加える方法、たとえば年収六百万程度の一家の主人だと、逸失利益が六千五百万程度、慰謝料がほぼ一千四百万円、それに葬儀負担を加えると約八千万円、こういうことになるわけですね。 ところが、現在自賠責だけという人が二〇%ほどある、こういう状況になっているわけです。こういうふうに見てまいりますと、やはり二千万円ではいささか低いのではないかとい……
○辻(第)委員 まず最初に、三宅島の火山噴火の問題でお尋ねをいたします。 三宅島は普通観測の常時観測火山でございまして、地震計は一点だけということを聞いているわけでありますが、噴火前の有感地震は阿古では四、五回感じられた。しかし、地震計でとらえられたのは二回だけ。火山情報の第一回発表は噴火後というような状況だったと聞いているわけであります。もし人家のあるところで噴火をしたら大惨事になったのではないか。幸いにして今度はそのような人身の被害はなかったということは大変喜ばしいことでありますが、しかし、後から考えてみると、本当に大変なことであったのではないかというふうに思うわけでございます。地震計一……
○辻(第)分科員 私は、いわゆる西名阪自動車道の香芝高架橋の超低周波空気振動や騒音による公害問題について質問をいたします。 この問題はもうすでに長い期間の問題であります。それから国会の中で何回も質問をされておるという問題で、大臣もよく御存じの問題だというふうに思うわけでありますけれども、実際のところ、現在まで何ら実効のある対策がやられてこなかった、いまだに深刻な被害が続いておるというのが現状であります。私は、本当に国民が健康で文化的な最低限の生活を営む、そのような憲法の権利の問題から見てみましても、また、公害対策の基本理念の面から見てみましても、速やかに解決を図っていただく、このことが政府の……
○辻(第)分科員 私は、奈良県吉野郡大淀町の大淀旭ケ丘小学校に対しての部落解放同盟の不当な教育介入の問題について質問をいたします。 この吉野郡大淀町の大淀旭ケ丘小学校、これは桜で有名な吉野山に数キロというところの農村地帯です。生徒が二百十六名、教員は校長以下十一名、非常に小さい小学校で問題が起こったわけでありますが、この小学校は、自分だけがわかればよいという教育ではなく、仲間づくりを大切にし、子供同士がお互いに励まし合い教え合ってみんなが成長していく、このような教育を目指して班学習などを取り入れてきたわけでございます。 このような学校で、一昨年の十二月、五年生の家庭科の時間における児童の発……
○辻(第)分科員 いま身体障害者の置かれている状況はきわめて厳しいものがございます。昨年は完全参加と平等をテーマとした国際障害者年でございました。ことしはそれを受けての第一年度ということでもございます。どうしても障害者の生活や権利を守る十分な対応をしていただきたい、この立場で質問したいと思います。 まず、身障者の福祉作業所や授産施設などについて質問をいたします。 国が福祉作業所や授産施設に対してどのような施策をされているのか、それとこれらの施設の果たす役割りをどのように考えていらっしゃるのか、時間がありませんので簡単にお答えをいただきたいと思います。
○辻(第)分科員 それでは、先週に引き続いて質問をいたします。 いわゆる福祉作業所や共同作業所の非常に重要な役割りについて先週述べたわけでありますが、授産施設や公立の福祉作業所が、その数からあるいはその地域という問題から見てみましても大変不足をいたしております。 ですから、それらを利用できない人がたくさんあるわけであります。そうなりますと、みずからの手で運営する福祉作業所や共同作業所しかないというのが現状であります。 この福祉作業所や共同作業所の実態、奈良県で私調べたのですが、奈良県下では精神薄弱者の作業所が現在、奈良市、大和郡山市、天理市、五條市の四カ所にあります。来年、生駒市にまたでき……
○辻(第)分科員 私は、いわゆる大規模校の問題について質問をいたします。
まず最初に、適正規模の学級数はどれぐらいなのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 十二ないし十八学級が適正規模、こういうことですね。
それでは、大体十二から十八学級が適正規模ということですが、十八学級よりかなり上回る三十一クラス以上の学校は全国で小学校、中学校でそれぞれどれぐらいあるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 相当の学校でいわゆる適正規模を大きく超えた三十一クラス以上の学校があるわけですね。私、その三十一クラス以上の学校の児童生徒の数はどれぐらいか、きわめて大ざっぱな計算なんですがしたのです。それは小……
○辻(第)分科員 私は、文部省の研究指定校の制度について質問をいたします。この目的は何なのか、簡明にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ところで、いま非行に走る子供がふえ、しかも低年齢化している、中学校では校内暴力的な問題が起こる、また毎日の授業についていけない子供さん、いわゆる落ちこぼれの子供がふえる、大変深刻な事態が進んでおります。また、昨年私、質問させていただいたのですが、人口急増地域などでは大規模校というような問題があり、教育条件が非常に悪化をしている、こういうこと。さらに言えば、四十人学級が凍結をされる。こういう事態の中で、第一線の教職員の方々が本当に精いっぱい奮闘されて……
○辻(第)分科員 私は大和川の治水対策について質問いたします。 昨年八月一日の台風十号及び八月三日の大雨で奈良県は深刻な水害を受けたわけであります。県の集計でも、死亡者、行方不明が十六名、床上、床下浸水が一万二千三百九十八棟、罹災者は四万二千五百二十六人、このような重大な被害を受けたわけであります。ことに大和川水系では、王寺町の下葛川の逆流、溢水で約千七百戸という床上浸水を二回受けております。田原本町での初瀬川の決壊を初め、大和川全流域でがけ崩れだとか土砂の流出、田畑の冠水など大変な被害を受けました。私は、この水害直後も災害対策特別委員会でこの水害の救済、復旧の抜本的対策についてただしたとこ……
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