このページでは小杉隆衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○小杉隆君 私は、新自由クラブを代表して、昭和五十三年度決算に関連する幾つかの問題について質問いたします。 まず第一に、決算に対する政府の基本的な姿勢についてであります。 決算は、予算の執行結果であるということで、ややもするとその審査を軽視する風潮が感じられます。しかし現在、行政改革、財政再建が叫ばれている中で、決算の審査、検査結果を的確に予算に反映させることが大切だと考えますが、総理の決算に対する基本的な考え方を聞かせていただきたい。 第二に、決算の審査結果を来年度予算にどのように反映するおつもりか、大蔵大臣のお考えをお示しいただきたい。 第三に、五十三年度決算の検査報告を見ると、鉄……
○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、ただいま議題となっておりますいわゆる行革関連特例法案について、賛成の立場から討論を行います。(拍手) 戦後三十六年、わが国は、行政機構の肥大化や既得権益の拡大によって徐々に管理社会化し、往時の活力を失いつつあります。こうしたわが国の現状を憂え、二十一世紀を展望して、再びわが日本民族がその自由な社会的活力を取り戻し、今後確実に予想される高齢化社会、資源・エネルギーの制約、国際社会での責任分担の増大に対処するため、私たちは、いち早く、思い切った制度改革を含む行財政改革の必要性を訴え、その実現を望んでまいりました。 第二次臨時行政調査会の設置、……
○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、議題となっております昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案につき、総理並びに関係大臣に御所見を承ります。 この法律案は、ある意味では事務的な法律案であります。法律案それ自体は、昭和五十年度補正予算審議から毎年同様の法案が出されているところでもありまして、すでに論議を尽くされております。法律論議はいまさら不要と申し上げてよいかと思います。しかし、この法律案が今国会に提出されているその背景を考えますと、ここにはきわめて大きな問題があるわけであります。すなわち、現在の財政状況、これと関連する財政再建の問題、景気動向と経済政策、さらには経済……
○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、ただいま議題となっております公職選挙法の一部を改正する法律案について、提出者並びに総理及び関係大臣に質問をいたします。 本議案については、すでに参議院で、比例代表制と憲法とのかかわり合い、参議院の機能と役割りなど、いわゆる総論的な論議が行われましたし、また本院でも、先ほど来各党から質疑が行われておりますので、私は、観点を変え、できるだけ論点をしぼって質問をしたいと思います。 第一に、全国区の定数削減と地方区の定数是正についてであります。 私たちは、行政改革の必要性が叫ばれる中、行政改革の推進に説得力を持つには、国会議員みずからが率先垂範……
○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表し、議題となっております租税特別措置法の一部を改正する法律案、製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 まず、租税特別措置法でございますが、この改正法律案は、不公平税制の是正の観点から毎年行われている特別措置の縮減合理化のほかに、幾つかの重要な改正が含まれております。そこで、若干の問題点を取り上げます。 特別措置の縮減合理化に関しましては、価格変動準備金制度の整理その他の整理合理化で、初年度百四十億円、平年度二百二十億円の増収が見込まれておりますが、現下の厳しい財政事情に対処する整……
○小杉隆君 私は、新自由クラブを代表して、ただいま御提案のありました行革関連法案について、総理及び関係大臣に質問をいたします。 私たち新自由クラブは、結党以来、簡素で効率のよい政府をということで行政改革の必要性を主張し、その推進に党を挙げて努力してまいりました。特に、第二臨調の五次にわたる答申については評価し、その実現を強く政府に求めてまいりました。臨調答申が述べているとおり、高度経済成長時代が去り、行政をめぐる内外情勢が厳しくなり、変化の激しい今日、行政機構の肥大化や行政運営の固定化を防ぐことは、国を挙げて取り組むべき重要課題であります。しかし、こうした理念とはうらはらに、実際の臨調答申の……
○小杉隆君 私は、新自由クラブを代表し、議題となっております行政改革関係法案について、一部修正の上賛成する立場から討論を行います。 まず、国家行政組織法の一部を改正する法律案並びにその施行に伴う関係法律の整理法律案につきましては、行政の弾力化、機動性の確保という点から一応評価に値するものと考えます。 行政が時代の変化に即応し常に自己の改革を図ることは行政改革の基本であり、私どもが最も期待するところでもあります。本改正案は、省庁の内部部局の組織編成につき、従来立法府が持っていた権限を行政府に移し、自己改革を可能にしたものであります。 われわれ新自由クラブが、立法府の審議権を相当規模縮小して……
○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、国連大学について質問をいたします。 本会議で私どもの河野前代表からも質問をいたしましたので、さらに掘り下げたいと思います。持ち時間が大変短いので、私も端的に質問をしていきますので、できる限り簡略に、かつ率直にお答えをいただきたいと思います。 国連大学は五年前に鳴り物入りで政府が誘致を決定したわけでありますが、その後、国連大学の経過を見ておりますと、どうも余りはかばかしくないというふうに考えられるわけですが、誘致をした際の条件、幾つかあったと思いますが、それらをお答えいただきたいのと、その約束の時期というのは大体いつまでなのか、まずお答えいただきたい……
○小杉委員 すでに各党から七人の質問者が出て、かなり質問も進行いたしましたので、私はできるだけ重複を避けて、時間も二十分でございますので、端的に質問をいたしますので、ひとつお答えもできるだけ簡明にお願いしたいと思います。 今度の政治資金規正法の改正の中身に入りたいと思いますけれども、できるだけ候補者等は政治資金を受ける場合には政治団体において受け入れるようにすべきだというのが、今度の一つの骨子になっておりますけれども、現状はどうなのか。候補者等で政治団体を持っている人、あるいは持ってないで個人でやっている人、そうしたものを分析されたことがありますかどうか。あれば、その現状を御説明いただきたい……
○小杉委員 私は、総理に三つの点についてお答えをいただきたいと思います。 第一に、総理はこの政治資金規正法の一部改正をどのように評価しておられるかということです。 いままでこの委員会におきましても、今回の法律改正は、いまの指摘にもありましたように、入りの方は規制しても出の方が規制されていないとか、あるいは金銭だけに限定をして、書画骨とうとか貴金属類、そうしたものを加えていないとか、いろいろ不備な点が指摘がございました。私自身もその懸念を持っている一人であります。もちろん公職の政治家たらんとする者の自覚、自粛にまつという点は多々ございますが、しかしやはり法規制に頼らざるを得ないという側面があ……
○小杉委員 きょうは柿澤委員にかわりまして、私、質問をしたいと思います。 かなり長時間にわたりまして大臣以下大変御苦労だと思いますが、きわめて短い時間でありますので、最後まで誠意ある答弁をいただきたいと思います。時間がきわめて限られておりますから、端的に伺っていきたいと思います。 まず最初に、先ほど来問題になっております景気回復のための公共投資という側面を質問したいと思います。 大蔵省で出されたいろいろな資料によりますと、昭和五十年度以降国債が急にふくらんでおります。これらはもちろん社会保障、文教関係予算等もありますが、一つは景気回復のための公共事業という点が多いわけであります。この五年……
○小杉委員 それでは、新自由クラブを代表して、数点の問題についてお伺いしたいと思います。 まず第一は、最近、非常に問題になっております学校内暴力あるいは家庭内暴力を中心とした少年の非行の問題を取り上げたいと思います。 昨年からことしにかけていろいろ新聞、テレビ等で学校内暴力とか家庭内暴力のニュースが報道をされておりますが、私は、ことしになってから新聞紙上でにぎわった問題のその見出しだけをちょっと並べてみたいと思います。 「放火、暴行、破壊 校内暴力やまず 生徒18人を書類送致」、「暴力団なみ女子中学生」、「少年非行 粗暴・凶悪に 中学生暴力増加の一途」、「校内暴力も集団化 先生を殴る中学……
○小杉委員 放送大学につきまして質問をいたします。 昨日の新聞に報道されたところによりますと、大学の進学率が横ばいになってきているということでございます。そして一方において、いま大学というものが各所に整備されて、諸外国、たとえば英国などはオープンユニバーシティーをやっている国ですが、大学の進学率が日本よりはるかに低いというようなところと違って、日本のように、いまならば多少大学へ行きたいという意思があれば大学へ入れるという環境に恵まれているのに、あえて放送大学が必要なのかというちょっと基本的な疑問を思うわけですが、改めてひとつ放送大学を必要とする理由、それをお聞かせ願いたいと思います。
○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、放送大学学園法案に賛成する討論を行います。 そもそも私たちにとって、教育は、日本の置かれた環境、つまり、限られた国土や資源を考えるとき、最も重要視すべきものであります。日本の今日あるを振り返るとき、国民がいかに教育に熱心であったか、あの戦中戦後の苦しい時代においても、教育に対する情熱と真剣な態度をゆるがせにしなかったかを身にしみて感ずることができます。 教育の自由な広がりこそが、今日の日本の民主主義と経済発展をつくり上げた源と申し上げてもよいと考えます。 学校における教育から社会におけるさまざまな教育まで、私たち日本人は、学ぶことに貧欲な性格を持……
○小杉委員 すでにたくさんの質問が出ましたし、私も、すでにこの問題については去る十月二十二日の当委員会で質問をいたしておりますので、時間もかなり制約されておりますから、ごく要点だけの質問にとどめたいと思います。 きょうは、警察庁から少年非行の状況の資料をいただきました。私は、学校の現場では、こうして警察が把握できた、外にあらわれた問題のほかに、警察のところまでいかない部分で非常に問題が多発していると思うのです。たとえば登校拒否とか授業拒否、あるいは極端な場合には生徒が自殺をするというようなケースも頻発をしておるというふうに聞いておりますけれども、こうした外にあらわれてこない、データに載ってこ……
○小杉委員 本会議の時間が迫っておりますから、また、各党から質問が出されておりますから、ごく簡潔に質問をしたいと思います。 伊東外務大臣、ヨーロッパ歴訪でお疲れのところと思いますが、ひとつ日ソの関係についてお伺いしたいと思うのです。 アフガニスタンの侵入に関連して、アメリカ、ヨーロッパ、日本は経済制裁措置をとったわけですけれども、最近、フランス、西ドイツなどは必ずしも歩調を合わせない、むしろその経済制裁からだんだん脱落しているという状況の中で、日本だけが非常に生まじめにこの経済制裁を行ってきているわけでございます。今度もしポーランドに侵入があった場合に、ヨーロッパ諸国が日本に対して対ソ制裁……
○小杉委員 すでに各党から質問が繰り返されておりますから、私は重点的にお伺いをしていきたいと思います。 まず第一は、定数是正の問題であります。去る一月十一日のNHKの国会討論会には、私も後藤田さんと一緒に出させていただきました。先ほど来の答弁によりますと、定数是正は早急にやらなければいかぬ、それから、この定数是正の問題は、裁判所の判決にゆだねるのではなくて、国会がみずからの判断でやるべきであるという点、あるいは現行定数をふやすのではなくて、現在の五百十一名の定数内で是正を図るべきである、そしてできるだけ人口比例方式によるべきであるという見解を後藤田さんの方から示されましたが、そう確認してよろ……
○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、現在議題となっております酒税法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。 わが党は、従来より財政の再建の必要性を強調してまいりました。その意味で、来年度予算案における国債発行額の二兆円削減を評価するものであります。しかしながら、財政の再建をこのような安易な増税によってなし遂げようとする数字合わせの考え方には賛成できません。 財政の再建は、歳出構造の見直し、すなわち諸制度の改革を含む広い意味での行政改革によって達成されるべきであり、歳入の増加策、すなわち増税によってなされるべきではありません。まして、来年度予算案に見られる行政改革の不徹底……
○小杉委員 私は、まず最初に、学校内暴力、家庭内暴力に関連する問題を質問したいと思います。 昨年の十月二十二日に、この文教委員会で学校内暴力の集中審議を行いました。それ以来、教育関係者はもとより、マスコミあるいは各界各層の間にこの問題の関心が非常に深まったということは、こういう事態は大変残念でありますけれども、国民各界各層の間にこの学校内暴力をどうしたらいいのか、何とかしなければいけないという機運が巻き起こったということは、私は非常にいいことだと思っております。 そこで、昨年のあの集中審議以来、いろいろ各党から指摘をされた問題が多々あったわけでありますが、文部省あるいは警察庁、総理府各省庁……
○小杉委員 今度の国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、いままでの東京大学の宇宙航空研究所を廃止して、宇宙科学研究所にする、国立大学共同利用機関として新たな機構にするということですが、こうしたことをするねらいとか目的を、まず聞かせていただきたいと思うのです。
【次の発言】 いま宇宙研究のためにいろいろな大学で研究が行われているということですが、具体的には東京大学のほかにどういう大学でいままで研究が行われてきているか、もしおわかりでしたらお答えいただきたいと思うのです。
それからもう一つは、いままでわが国では宇宙研究あるいは開発のためにいろいろな機関が関与していると思うのですが、どういう……
○小杉委員 私は、数点についてお伺いしたいと思います。 まず最初に、高校野球の問題についてでございますが、つい数日前に春の選抜高校野球大会が、数々の哀歓のドラマを織り込みながら終わったわけでございます。この高校野球には文部大臣も始球式に出席をしているということで、私どもも、この高校野球というものが、青少年の健康あるいは健全育成という面で果たしている役割りが非常に大きいということで、この高校野球の現在のあり方でちょっと問題だと思われる点を取り上げてみたいと思います。 最近のマスコミの報道によりますと、横浜高校に在学していた愛甲選手の在校中の暴力の件で横浜高校の生徒が試合に出られなくなったとい……
○小杉委員 すでに各党からいろいろな質問が出ざれましたので、重複する部分はなるべく除いて、要点にしぼって質問をしたいと思います。 まず最初に、大変率直に私は感ずるのですが、いまやっている日本の学校給食会の仕事にしても、あるいはまた学校安全会のやっている仕事にしても、これは何もお役所がやらなくたって、基本的に民間でできる仕事ではないかというふうに思うのです。たとえば日本学校安全会というのは、負傷、疾病に対する医療費の支給として六十六億四千百万円とか疾病見舞い金として十三億三千七百万円あるいは死亡見舞い金として二十一億九千万円、合わせて幾らですか、この程度の仕事でしたら、いま民間の保険会社でも、……
○小杉委員 すでにこの問題については各党から質問がありましたし、また時間の制約もありますから、なるべく簡潔に質問をしたいと思います。 いまのいろいろ質疑を聞いておりまして、考え方としては、大学教育が量から質へ転換すべきだというような考え方とか大学院の充実とか教養学部のあり方とか、いろいろ論議をされている内容については「私も同感する部分が多いわけです。やはり教育の問題というのは、国民の多数の合意の上になされていくものでなければいけないと思うのです。不幸なことに、戦後の教育をめぐる政争というかイデオロギーの対立というのが、私は、ある面では日本の教育の一つの発展を妨げてきたと思うわけです。 そこ……
○小杉委員 まず、社会党の方に質問をいたしますが、従来この衆議院の文教委員会で論議をしていたときには、大体において特殊法人ということで議論をしていたわけです。一転してNHKにやらせるというふうな形に変わってきたわけですけれども、そういうふうに変わった理由、これをまず聞かしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 私はいま言われた後段の部分ですね、いま行政改革で非常に財政が苦しいときに、全く新しい放送大学をつくって、また莫大な投資をかけるということがどうなのかという観点からちょっと聞いているわけなのですが、仮に社会党案でNHKに委託してやった場合は経費は大体どのくらいかかるのか、お答えいただき……
○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、行政改革についての質問と提言をいたします。 私たちが五年前に立党して以来叫び続けてきた行政改革が今日ようやく国政の中心課題となり、今国会においてもこのような特別委員会が設置されて審議されるというところまでこぎつけたことにつきましては、私たちにとっては一歩前進であり、それなりに評価をいたします。しかし、いままで私たちの主張を取り上げようとしなかった歴代総理及び政府・与党の怠慢が今日のような財政破綻をもたらしたということを強く反省をしてもらいたいと思います。 さて、ここで行政に取り組む姿勢についてお伺いをしたいと思います。 いまもいろいろな……
○小杉委員 私の時間はわずか九分間でありますから、基本的な問題にしぼってお伺いしたいと思います。
それは、これからの臨調の姿勢とかあり方の問題です。今回の一次答申に対しては、政府は、いま審議している三十六の一括法案を提出したり、あるいはまた、五十七年度予算編成に当たってはゼロシーリングということでいま概算要求を出している段階ですが、いままでの政府の臨調に対する対応の仕方についてどう評価されているか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大体いい線をいっているのじゃないかという御答弁でしたけれども、今回のは、言ってみれば本当の緊急的な、一時的な即効薬ですから、たとえば血が出ているところを……
○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、ただいま本委員会で議題となっておりますいわゆる行革関連特例法案について、賛成の立場から討論を行います。 戦後三十六年、行政機構の肥大化や既得権益擁護の拡大によって徐々に管理社会化し、往時の活力を失いつつあるわが国の現状を憂い、二十一世紀を展望して、再びわが日本民族がその自由な社会的活力を取り戻し、今後確実に予想される高齢化社会、資源エネルギーの制約、国際社会での責任分担の増大に対処するため、私たちはいち早く思い切った制度改革を含む行財政改革の必要性を訴え、強くその実現を望んでまいりました。 第二次臨時行政調査会の設置、鈴木内閣の行……
○小杉委員 河本経済企画庁長官が五日の経団連の講演で、国民の経済活力を伸ばすためには数兆円の大型所得減税が必要であるということを強調されたそうでございます。まあこの国会でも、とにかく行革国会ということでできるだけ歳出削減の方に重点を置いた議論が行われておりますし、また大蔵省もゼロシーリングで大変御苦労されているわけですけれども、やはりいま日本の経済を支えているのは国民の、何といいますか、個人消費ですね。この個人消費が非常にいま停滞をしている。しかも、たとえば住宅に対する民間の投資も、土地とか建築費がここ二、三年急激に上がりまして、非常に住宅投資に対する意欲が乏しくなっているということは国民生活……
○小杉委員 それでは質問をいたします。 私は、現在の全国区制度が非常に金がかかる、あるいは候補者にとって肉体的に大変な負担である、あるいは日本列島すべてを選挙区とする大選挙区で八千万の有権者がこれを選択するというのは非常にむずかしいというようなことから、今回拘束名簿式比例代表制というものをとった、こういう考え方については、大筋において支持をしているものであります。しかし、私も先日来から参議院で行われました質疑を全部速記録で調べてみましたし、また先般の衆議院の本会議あるいはきょうの、あるいは先週からの質疑でも明らかになっているところでありますが、特に無所属立候補の問題、個人立候補の問題というの……
○小杉委員 皆さんには長時間本当にお疲れだと思います。先ほどから聞いておりまして、衆議院として参議院の方々をお呼びするというのは非常にユニークな初めてのことでありましたのでいろいろ事務局も心配していたようでありますが、私がこう聞いてきた中では、やはり実際に全国区の選挙を戦った人ならではという貴重な御意見を聞けたということでこの催しは、企画はよかったというふうに自賛しているわけであります。 そこで、実は割り当てられた時間にこだわらないで、私はもうずばり率直なところをお聞きして早く終わりたいと思います。 そこで、まだこの法案の行方がどうなるか、まことに予測がつかないわけでありますが、いまの衆議……
○小杉委員 時間が限られておりますから、私は三点まとめて御質問をしたいと思います。 まず第一は、政党要件の緩和ということの修正についての基本的な考え方であります。 この委員会で一番論議が集中した点は、まさにこの無所属候補とか少数政党、いま全国区の最も特徴とも言うべきこういう人たちが締め出されるということをできるだけ回避するために、政党要件の緩和をすべきではないかということが盛んに言われております。私どもも一昨日修正案を出しまして、できるだけ無所属候補、少数政党の方がより出やすいようにということで、大幅に政党要件を緩和するあるいはサン・ラグ方式をとるとか、そういった修正案を出したわけでありま……
○小杉委員 お答えをいたします。 この委員会でも、また参議院でも非常に議論の集中したところがこの政党要件の緩和であることは、堀委員の指摘のとおりでございます。いまの全国区制度というのは無所属でもあるいは少数会派でも、だれでも立候補ができるというところにあるわけですが、今回政党選挙ということで一挙に政党要件を厳しくするということについてはいろいろ憲法論議もありましたし、いまの参議院の全国区のよさというものを損なうのではないかという議論もたくさんございました。私どもは別にバナナのたたき売りで社会党さんの案をさらに緩和したということではなくて、私どもはやはりいまの参議院の先例集を見ますと、一つの会……
○小杉委員 「財政の中期展望」に関連して、ゼロシーリングということについて伺いたいと思うのです。 この中期展望によると、五十八年度三兆三千七百億円要調整額が出るわけですが、先ほど来の大蔵大臣の答弁を聞いていますと、国債の発行をやるということは言っておりませんし、増税もすぐやるというわけにはいかないと思うのですね。そうしますと、歳出カットということをやはり当面最重点に考えなければいかぬという場合に、たとえば五十八年度予算をこれから編成するに当たって、五十七年度と同じようにゼロシーリングという手法で抑え込んでいくというお考えがあるのかどうか。あるいはこれも、ゼロシーリングを余り続けると景気対策に……
○小杉委員 今回の農業共済再保険への繰り入れにつきましては、昨年、ことしと予期しない冷害あるいは台風ということもあって、やむを得ない面があります。しかし、農業というのは天候、気象に左右されやすいというのは宿命的な面があるわけでございまして、これは去年とことしだけの例ではなくて、また来年も再来年もという、あるいは五年続いてこういう事態が起こり得ないということはない、起こり得る可能性があるわけでございます。 今回この繰り入れの実績を見てみますと、残高を見ますと、農業勘定で千八百七十六億、果樹勘定で二百九十四億、合わせて二千百七十億という、いままでの残高の中では最大の金額になっているわけです。これ……
○小杉委員 まず、土地税制の問題について幾つかの疑問点をお伺いしたいと思うのですが、今度の土地税制の改正のねらいというのは、宅地の供給をふやし住宅の建設を刺激して内需の拡大に役立たせるということですが、果たしてそういうねらいどおりになるのかどうかという点に私は疑問を持つわけであります。 一つはまず、供給する側、地主の方が果たして土地を手放すかどうかということであります。地主は、株や預金よりも土地を持っている方が資産価値があるということであれば、恐らくこれは手放すことにはならないだろうと思うのですね。最近土地の上昇率というのはどの程度になっているのか、土地の値段の上がり方の方が金利よりも大きけ……
○小杉委員 私は、今度の提案されている法律案の中で、租税特別措置法を中心にお伺いしたいと思うのですが、まず土地税制の改正についてお伺いしたいと思います。これは前回の委員会でも取り上げましたが、残念ながら国土庁の方がおられませんでしたので、十分詰めることができませんでした。
そこで、まず第一に、かつて土地税制を緩和したことが何回かありましたが、過去の実績とか、この税制の緩和によってどんな効果があらわれたか、まずその辺から聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明で、昭和四十年代は確かに税制を緩和することによって土地の放出というものが行われたということで、政策効果はあったという……
○小杉委員 大蔵大臣は、参議院の予算委員会から非常に忙しいところ御苦労さまでございます。 時間がいかんせん九分間ですから、私は、たくさんの質問事項を持っておりますが、しぼってお伺いしたいと思います。 いま一番焦点になっておりますものはグリーンカードの問題です。昨日の自民党のグリーンカード対策議員連盟の総会には、金丸信会長以下相当大ぜいの出席者が出て、参加者は二百人以上と聞いております。それに民社党の春日常任顧問なども個人の資格でと断りながらも廃止論を唱えております。そういうことで、グリーンカードに対する廃止論、見直し論がここへ来て急激に高まってきております。さらに加えて、全国銀行協会の村木……
○小杉委員 お疲れのところ恐縮ですが、できるだけ簡潔に質問をしたいと思います。
今度の関税の改正のそもそものねらいというか、その背景というのを改めてお伺いしておきたいと思うのです。
【次の発言】 わが国の方がそういうふうに貿易摩擦解消のために、これで約四百億ですか、減収も覚悟の上でやるわけですけれども、われわれが考えていると同じようにアメリカやEC諸国が、本当に日本は努力しているのだ、貿易摩擦解消のために涙ぐましい努力をしているのだという受けとめ方をしてくれるかどうかというところに、私は非常に問題があると思うのですね。
そこで、先ほどの佐藤委員の質問に答えて、関税負担率で言うと、すでにもう……
○小杉委員 大分時間もたちましたし、お疲れのことと思います。また、私の持ち時間がきわめて限られておりますから、私は、いままでの質疑の中で出てきた疑問の中で二、三端的に質問をしたいと思います。 まず日銀総裁に、いまのアメリカの高金利政策に対する対応ということについてお伺いしたいと思うのです。 いまの円安、ドル高というのは、先ほど来言われているアメリカと日本のいわゆるファンダメンタルズから見て非常に不当なものである。どこの国と比べても日本の経済成長は比較的順調でありますし、物価も安定しているし失業も少ない。こういうことに対しまして、アメリカとかヨーロッパは全く逆だ。こういう非常に不自然なドル高……
○小杉委員 大分時間も経過しておりますので、私は、持ち時間の大半を後日に持ち越しまして、きょうはできるだけ切り詰めて、重要な点にのみしぼって質問をしたいと思います。 まず最初に、大蔵大臣にこれからの財政についての認識を伺いたいと思うのです。 確かに、先ほど来議論がありますように、今日も日本の財政状況は非常に深刻であります。しかし、今度の特例債の発行にも関連しますが、本当に深刻な状況は六十年代に来るというふうに私は考えるべきだと思うのです。先ほども質問がありましたけれども、大蔵省が予算委員会に提出した資料によりますと、たとえばこの国債の発行額を、特に建設国債を中心にして六十年度の発行額と同額……
○小杉委員 私は、三つばかり質問をしてみたいと思います。一つは、いまも問題になっておりましたが、大幅な歳入欠陥に関連をして当面の財政対策、二番目はグリーンカードに関連する問題、最後に税制についての考え方、こういった点について質問をしたいと思います。 先ほど来いろいろ議論が出ておりますように、昨日発表された五十六年度二月末の決算によりますと、法人税がまだ半分程度しか進捗率がありませんので断定はできませんが、累計で大体一六・二%法人税がダウンするだろうと言われておりますし、一般会計総額で見ると、前年同月比で一〇%ダウン、補正後で考えましても八・五%ダウンということで、けさの閣議でも、大体税収見込……
○小杉委員 グリーンカードの廃止ということについて、署名がいま自民党内で着々と進んでいるようですが、大臣、この制度の廃止を求める署名がどのくらいになっているか、それから、きのうの対策議員連盟に出席した数は何人ぐらいか、御存じでしょうか。
【次の発言】 ずいぶん無責任な答弁ですけれども、やはり与党の自民党の中でグリーンカードの反対の署名が三百十四人にも達している。そして昨日の総会での出席者数は百六十四人と、こういう数くらいは大臣は大体つかんでいなければいかぬと思うのですが、何か非常に取り組みが甘いように思うのですが、きのうの総会に政調副会長の木野晴夫代議士が参加して意見を述べていたようですが、こ……
○小杉委員 提出されている法案に関連して、対外経済協力の問題について質問したいと思います。時間の節約上、ちょっと資料を配って質問をしたいと思います。 この表にありますように、日本の政府開発援助というのは〇・三四ということで、諸外国と比べてそんなに遜色はないということがわかるわけですけれども、そのほかにいろいろ民間ベースの協力がありますから、一概にこれだけを取り上げて比較をすることはできないと思うのですが、私が把握し得た数字で、こういう政府開発援助というものと、それから防衛予算というものを書き出しました。これで見ますと、これは各国は一九七九年度のミリタリーバランスによるものでして、日本のは五十……
○小杉委員 きょう三時に五十六年度の決算が出たと思いますが、歳入欠陥の額とその原因について、一言お答えいただきたいと思うのです。
【次の発言】 それ以上はいいです。あと税外収入とか不用額とかというのは、この間の予算委員会と同じかどうか。
【次の発言】 大蔵大臣はしばしば、この歳入欠陥の原因は主として物価の安定によるものだというふうに言っておられると聞きましたが、そのとおりでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、歳入の面でも確かに物価が鎮静したことが響いてきた。同時に歳出の面でも、たとえば建設事業などのコストとかいろいろな面で物価がこれだけ上がるだろうと見込んでいたのがそれだけ安定化したために……
○小杉委員 時間が制約されておりますので、お手元にお配りした資料に基づいて質問します。 まず、いま国民が一番関心を持っている問題はグリーンカードがどうなるかという問題あるいは所得税減税だと思います。最近自民党の中でも三百名を超える反対署名が集まったし、対策議員連盟は反対決議を行っております。また、野党の中にもそういう動きがあります。このグリーンカードがどうなるかということによって金融界も相当揺れております。現実にもう事務は進んでおりまして、たとえばコンピューターセンターは、筑波にこの十一月を目途に進行中であります。民間の銀行等でもPRが盛んに行き届いておりますが、一体このグリーンカードは本当……
○小杉委員 時間が限られておりますので、単刀直入に伺います。
今度補正予算で三兆九千億円の国債を発行いたしますと、大体国債の残高はどのくらいになるのか、それから一般会計における国債の依存度はどの程度になるのか、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今年度末で九十七兆円ということは、来年度五十八年度末では恐らく百兆円を超えるだろうと言われております。
いままでずっと国債の残高がGNPに対してどのくらいふえてきたかというと、これはもう非常に増高の一途をたどっているわけなんですが、外国の経済学者の中には、この国債残高がGNPの六〇%までは許容限度だという学説を唱えている人もおりますけ……
○小杉委員 時間も大分遅いことですし、私は、昨日の時間切れによって質問を十分尽くせなかった点にしぼって質問をしたいと思います。 まず、今度の補正予算案を見まして、いかにも経費の節減が少な過ぎるのではないか。それは、歳入が六兆円も落ち込んだ、これは収入の見込みの三十六兆円の約六分の一に及んでいる。これに対して経費の節減は、確かに表では三兆三千三百九十五億円になっておりますが、これは、いまこの法案の出されている国債費の定率繰り入れの停止ということで一兆二千億、地方交付税の減額で一兆七千億、あと予備費の削減が千二百億ということで、既定経費の節減というのはわずか三千二百五十億円にしかすぎないというこ……
○小杉委員 今度提案されている法律案に関連して、議員定数の問題についてお伺いしたいと思います。 ことしは統一地方選挙が行われる年でありまして、いま全国各地の市町村議会あるいは県議会等で議員定数の見直しとか削減に踏み切る例が多いと聞いておりますが、つい最近の新聞報道によりましても、市議会議員だけでも年間十二億円浮くというような報道がされております。こうした傾向が私はやはりいまの国を挙げての行政改革ということからも当然出てきていると思いますが、自治省ではこうした地方議会における定数の見直しということについての実態を調査されたことがあるかどうか、まずお伺いしたいと思います。
○小杉委員 先ほど来、直間比率の問題が議論されておりますが、いままで大蔵大臣の本会議あるいは予算委員会等での発言を整理してみますと、こういう文脈になると思うのですね。 まず第一に、直間比率については見直しの時期が熟しているということですね。それから、大型間接税と所得税減税との抱き合わせということ。それから次に、その直間比率は七対三から大体五対五にする、そしてもし大型間接税とすればEC型の付加価値税というような文脈が、いままでの答弁の中から浮き上がってくるわけでございますが、これに対しまして経済企画庁長官が、いま大型間接税を導入すれば消費を冷やしてしまう、そして一方、所得税減税で消費をふやそう……
○小杉委員 まず、災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、主として自動車重量税の問題にしぼってお伺いをしたいと思うのです。 この改正案は、災害に遭って使用ができなくなった自動車の自動車重量税を還付するということになっているわけです。重量税は現在、権利が発生した時点で納税することになっておりまして、有効期限内に廃車をしても、いままで二年なら二年先取りをされてしまう。そして、先取りをされた重量税は一切還付をしないということで、これは一般のオーナードライバーにとっても非常に不満の種であったわけです。そのほかの自動車の関連税は、廃車をすればその時点で税……
○小杉委員 私は、九分間の持ち時間ですから、一問ぐらいしかできないと思いますが、まず小倉税調会長に伺いたいのです。 グリーンカードが三年間凍結されたという現時点に立って、これにどう対応していくか、税調としてどう対応していくかという点について、しぼってお伺いしたいと思います。 いままでの税調の経過というものをたどってみますと、昭和五十二年度の税制改正の答申で、完全総合課税を実現するための方策について検討すべきだということが言われまして、それ以来ずっと毎年毎年税調の答申ではそういった方向でやってまいりまして、昭和五十五年度の答申でグリーンカード制度というものがはっきりと提起をされたわけですね。……
○小杉委員 すでに各党から、たばこの問題についていろいろな角度から質疑がありましたから、私は、なるべく論点をしぼりまして、一、二伺ってみたいと思います。
そこで、まず最初に伺いたいのは、いま等級別によく売れているものから順に、ひとつ値段もあわせて並べてみていただきたいと思うのですが、一級品から三級品まで。
【次の発言】 そうしますと、まず一番売れているマイルドセブンとか、それから二番目のセブンスター、これは一級品で、百八十円から今度二百円になるわけですから、値上げ率とすると一一・一%。それでは二級品のハイライト、これは全体では三番目に売れ行きがいいわけですが、これが百五十円から百七十円に上が……
○小杉委員 私は、議題となっております租税特別措置法の一部を改正する法律案及び製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案について、新自由クラブ・民主連合を代表して、反対の立場から討論をいたします。 まず、租税特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 租税負担は、国民及び法人に等しく公平かつ適正なものでなければなりません。しかし、国民生活への影響を考え、政策的な意図のもとに特別の措置を講じる場合のあることもやむを得ないところであります。ただし、これは必要最小限度にとどめるべきものであります。 今回、特別措置の縮減合理化策として二十五項目、廃止四項目が提案されてお……
○小杉委員 まず関税局長に伺いますが、今回の関税引き下げの根拠となりましたのはやはり貿易摩擦が原因でございます。そこで、関税局長としては、貿易摩擦の解消策としては関税だけじゃなくてほかにどんな手段が考えられるか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま局長からお答えがあったとおり、この貿易摩擦の原因にはいろいろあるわけでありまして、関税だけで貿易摩擦解消を図るというのは、私はこそくなやり方ではないかと思うのです。先ほど来の質疑の中でありますように、わが国の関税は、関税負担率でも先進国の中で、米国の三・一、ヨーロッパの二・八に比べて、二・五と最低のところに来ているわけで、私は、昨年の……
○小杉委員 大分時間も経過しておりますし、各党からそれぞれ質問がありましたから、なるべく重複する部分は省きまして、時間はなるべく短縮して質問をしたいと思います。 今回の財確法というものを見ますと、とにかく特殊法人とかあるいは特別会計から、取れるところからできるだけ取ろうということで、非常にたくさんの税外収入を見込んでいるわけです。この前別の法案で、五十八年度の税外収入は、専売公社の納付金とかその他全部トータルしますと約四兆七千億くらいになりまして、前年度よりも二兆一千四百二十三億増収になっているわけです。これは、五十六年度の国債整理基金への繰り戻しの二兆二千五百億に大体見合う金額です。今回の……
○小杉委員 それでは、所得税減税にしぼって質問をしたいと思います。 いままでの所得税減税をめぐる動きを経過をたどってみますと、昨年来、減税小委員会ができまして、この減税の財源について相当突っ込んだ前向きの議論がなされてきたわけですが、途中で自民党の内閣改造などがあって山中小委員長が交代したりなんかして、結局財源問題で各党の合意が得られずにこれは解散をしてしまったわけです。 そのときに、自民党も減税の必要性というものは認めたわけですが、その後ことしの予算委員会に入りまして、一応政治的な合意として与野党の合意として所得税減税をやる、二階堂さんも発言されて今日に至っているわけですが、当然もういま……
○小杉委員 今回の電源開発促進税の値上げ率が四八%と、最近の低成長下におきましてはかなり大幅な値上げになっているわけです。しかも、前回の値上げが五十五年ですから三年後、当初五十五年のときには五年間その料金でもつという想定であったのに、三年に繰り上がって値上げになった。しかも、四八%もの税率になったというのは非常に不可解なんですが、まずその理由と、それから、今度の値上げによって大体何年間ぐらい値上げしないで済むのか。先ほど五年間という答弁が一応ありましたけれども、いままでの経過から考えて、果たして五年間これでもつのかどうか、確約できるのかどうか、まず、その二点からお答えいただきたいと思います。
○小杉委員 時間が限られておりますから、できるだけ簡潔に質問をしたいと思います。 まず総理に伺いますが、国民の負担の限界というものをどのくらいに考えておられるかということです。臨調の答申でも明らかなように、これからの日本の将来を考えますと、高齢化社会ということで年金や医療の負担がどんどんふえていく。それから、国際社会の中での責任が大変重くなっていくということで、日本の対外的な分担というものがふえていく。こういう将来展望を考えますと、ほっておきますと、どんどん国民の経済的な負担がふえていくということは容易に想像できるわけですが、総理としては、この国民負担の限界についてどのような見解をお持ちにな……
○小杉委員 私の持ち時間はわずか六分でありますし、すでに各党から種々の側面からの質問がありましたから、私は、これからの行革審に対する期待を込めて、これからのあり方について一点だけ伺いたいと思うのです。 瀬島さんは臨調もやっておられたわけですから、行革審とのスタッフなり委員などの相違というのはよく御存じだと思うのですが、私は、いまの体制で果たして行革審が目的を十分に達することができるのかどうか、一抹の危惧を持つわけです。事務局からいただいた資料によりますと、たとえば委員などを比較してみますと、臨調では九名おりましたけれども、行革審では委員が七名ということになっております。それから専門委員は臨調……
○小杉委員 すでに審議も終盤になっておりますし、また、私どもは共同修正案で、国家行政組織法については国会に報告の義務を課するとか、あるいは五年後にその組織のあり方について見直すというようなことの修正案を提出しておりますし、また、後ほど附帯決議等も提案する予定でございますので、さらにまた、いま各党から質問がございましたので、そういった点を除きまして、一点だけ伺っておきたいと思います。 今度の総務庁の設置法によりますと、審議会というものが一部各省に移されるわけでございますが、この審議会の問題について触れたいと思います。 まず、行管庁長官に伺いますが、この審議会の整理合理化については、いままでど……
○小杉委員 すでに各党からそれぞれ質問がございましたので、ほぼ論点は出尽くしているような感じがありますし、また、大蔵大臣も行革特別委員会とかけ持ちで大変だと思いますから、なるべく簡潔に質問をしたいと思います。 まず、今度の共済の統合の問題ですが、私は、これからの全体のプログラムをやはり示すべきだと思うわけです。今度の統合は、将来の年金制度全般の統合の第一段階だということですが、これはなかなか言葉だけでは、果たしてこれが第一段階なのかどうかということが納得できないわけでございます。 そこで、今度の「公的年金制度改革の進め方について」という、ことし四月一日の公的年金制度に関する関係閣僚懇談会の……
○小杉委員 大分限られた時間でありますので、個条書きというか、続けて質問を二、三問したいと思います。 まず、今度の第八次の増資が、前回一九八〇年に行われたのに、わずか二年ということでなったわけですけれども、本来五年ごとに増資の検討を行うというIMFの増資が、今回なぜ二年で再検討せざるを得なかったのか。その背景というか、その理由をはっきりしていただきたい。前々回はたしか一九七八年だったと思うのです。これもやはり二年。そういうことで、従来の増資の経過を見てみますと、最近二年とか三年でどんどん増資が行われているわけですけれども、今回増資をしてもなおかつ、先ほど来の説明では、世界の累積債務の問題は非……
○小杉分科員 大変長時間にわたる審議で、大臣以下皆さんお疲れだと思います。また、きょうは特に営団の山田総裁、また自治省の井上公営企業第一課長、御苦労さまでございます。 それでは、時間に制約がありますから、私は東京都の地下鉄計画あるいは地下鉄の一元化というような問題にしぼって質問をしたいと思います。 まず最初に地下鉄計画についてであります。四十七年の三月、都市交通審議会の十五号答申で東京の地下鉄計画が発表されました。これが発表されて以来、すでに九年たっているわけであります。地下鉄はいま、大臣の地元である大阪を初め東京、名古屋、そうした大都市の一つの交通のかなめでありまして、いまの路面交通の現……
○小杉分科員 私は、高齢化社会への対応という面から、主として年金を中心にお伺いしたいと思います。
厚生省が昭和百年を見通した一つの財政再計算というものを厚生年金、国民年金について行ったことを、私は非常に評価したいと思います。
そこで、この内容はざっと見ましたけれども、概括的に、この年金財政の見通しとその対応策についてお答えをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いま、現在の年金水準を維持していくためには、適正な負担をしなきゃいけないというお答えがありました。今日、勤労者一人当たりの税負担率、そして社会保険料の負担率、これを合わせますと大体一二%ぐらいですね。これはいま、このままでいきま……
○小杉委員 私は、住本公述人には国会改革と議員特権の見直しという点をお尋ねし、また、藤田公述人には人事院勧告のあり方について御意見を伺いたいと思います。 まず住本公述人に伺いますが、先ほど来、省庁の統廃合などをやるときは官僚とか組合の抵抗がある、あるいは補助金整理などの場合にも圧力団体などの反対があってなかなかできないということで、一口に言って従来の行政改革というのは、総論賛成、各論反対でなかなか進まなかったというのがいままで繰り返されてきたパターンだと思うのです。こういういままでのパターンを打破するためには、やはり議員みずからがその姿勢を正すことが必要だということで、たとえば議員定数の削減……
○小杉小委員 時間がきわめて限られておりますから、続けてお話ししたいと思います。 銀行なり金融機関というのはやっぱり普通の業務と違って、人が休みのときになかなか一緒に休みにくいという一つの宿命的なものもあろうかと思うのですね。先ほどからいろいろアンケートのことも出されておりますけれども、いま現実に土曜日が銀行は一番込んでるし、もしいまのままで銀行が土曜日休みになっちゃったら利用者は本当にたまったものではない。私も外国を見て非常に便利だったのは、たとえばウィークデーに夜九時ごろ銀行があいているわけですね。先ほどのアンケートでも条件つき賛成という人たちもかなりおります。いまのままで仮に土曜日を完……
○小杉小委員 私は自動車重量税の還付という問題とその徴収方法について質問をしたいと思います。 もうすでに日本の自動車というのは非常に大衆化しておりまして、運転免許の所有者は四千三百万人、これは免許取得可能年齢の十六歳以上の人口の約五〇%ということでございますから、二人に一人は免許証を持っている。そしてまた自動車の保有台数もいまや四千万台に近く、乗用車だけで二千百万台を超えようとしております。したがって、いまや自動車というのは広く一般大衆のものであり、社会、経済活動だけではなくて国民生活にとっても不可欠なものになっている。 私は先般の行財政改革特別委員会で車検制度と免許更新制度について取り上……
○小杉委員 私の質問時間は本来、ドント方式でありますと七分間ですが、諸政党の御配慮によりまして十二分間ということで延長していただきました。選挙法の審議に当たっても、こういう精神を持っていただきたいものだということをまず申し上げたいと思います。 そこで、いままで公述人の皆さんに長時間御出席いただき、各党からお話が出ましたので、私はできるだけ論点をしぼりまして一、二お伺いをしたいと思います。 まず、政党要件の緩和というところが非常にきょうは焦点になったと思います。今度の自民党提案によります原案では、従来の個人中心の選挙から政党本位の選挙に移行していくのだ、そしてその政党とは、政党らしい政党だと……
○小杉小委員 一年後から始まる国債の窓口販売に関連して、幾つか問題点を質問したいと思います。
五十八年四月からいわゆる十年ものの長期の公債が発行される額は大体どのくらいか、銀行局長はおわかりになりますか。
【次の発言】 細かい数字は局長の言われたとおりだろうと思いますけれども、おおよそのところは、たとえば「財政の中期展望」によりますと、五十八年度の公債発行は八兆四千八百億円、このうち、いままで大体八〇%程度が十年ものだったわけですね。それから政府保証債とあと地方債があるわけですが、その金額を大体合算しますと、たとえば国債の八兆四千八百億円の八〇%としますと六兆七千億余円、それから政府保証債が……
○小杉小委員 ちょっと資料を一つ。
所得別の租税負担率の世界各国との比較というものができましたら、その資料を出していただきたい。
【次の発言】 たとえば年収一千万以上とか。
【次の発言】 所得段階別というのかな。いままで総体の比較は出るのですけれども、もう少しきめ細かに……。
【次の発言】 それじゃ、とりあえず国内のだけ出していただいて、もし国際比較がわかれば、時間をかけて結構ですから、いずれ出していただければと思うのですが。
○小杉小委員 地方交付税の八千五百八億余の原資の減少という事態になったのですね。
そうしますと、国から国税三税の三二%はもうすでに地方団体にいっているわけでしょう。そうすると上げ過ぎているということですね。この八千五百八億は返してもらわなければいけない。その処理が、例年何か、いつも二年後の五十八年度になるということですね。そういうふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 非常に単純な質問なんですけれども、その上げ過ぎた地方交付税が五十八年度に返ってくるというふうに見ていいわけですか。
【次の発言】 わかりやすく言うために……。
【次の発言】 国の財政と地方財政の規模を比べますと、大体同じ……
○小杉小委員 同様です。
○小杉分科員 私は、特にまず最初に白金迎賓館の跡地の利用について質問したいと思うのです。 今度東京都では、白金迎賓館の跡地、約一万坪ですが、これを百三十八億円で買収をして、そして昭和五十七年度予算で調査費ということで、美術館とか迎賓館などに利用するための調査ということで予算を計上したわけですけれども、ここに私いささかの疑問を感ずるわけです。やはり東京都内でこうしたまとまった緑というのは非常に貴重なものでございまして、ここに美術館とか迎賓館をつくるということに対して、非常に疑問に思うわけです。このことは東京都議会でも取り上げられたわけですが、やはり緑の問題、これは建設省も全国的な視野で考えてお……
○小杉分科員 農林水産省関係の分科会では主として生産者の問題が多く論議されると思うのですが、私は消費と流通の面にしぼって質問をしたいと思います。 すでに食管制度が改正をされまして、ことしの一月十五日から施行されております。今度、小売業者とかあるいは販売所というのは六月から許可制度で行われるわけですけれども、私は、今度の改正食管法の中で幾つかの問題点があると思うのですが、まず第一に、今度の食管法の一つの特徴である販売所、いわゆるブランチですね、この数について、その区域内の消費者人口をその区域内の営業所小売と販売所小売の総数で割った数が千五百人を超えることというふうになっておりますが、千五百人と……
○小杉小委員 竹本先生の言われることとほぼ同様でして、いままでの経過を見ますと、いろいろ財源問題も出されてきているわけなんで、この辺でそろそろ自民党がやる気を出して、具体的に政府なり与党としての考え方をきちっと出していただかないと、幾ら小委員会を開いても会議は踊るという結果に終わってしまうということです。自民党の方は、昨日の税制調査会では所得税減税については言っていないわけですけれども、この小委員会の方向に沿ってやる気があるのかどうかというのをはっきりさせていただきたいということ。 それから、この小委員会は五十七年度予算に絡んで出てきた小委員会ですから、たれ流しでいつまでもというわけにいかな……
○小杉分科員 私は、私立学校の指導監督というような面にしぼって御質問をしたいと思います。 特にこれは私立学校でも百年近い歴史を持つ名門の暁星学園に関することでございまして、この暁星学園の問題についてはたびたびマスコミでも取り上げられておりますし、私のところにもたびたび投書等が参っております。たとえば、いままでちょっと拾っただけでも、つい最近でありますが、一月二十九日付の新聞報道によれば、先生が職員室内暴力ということで、暁星国際で殴る、けるという暴力行為が行われたというようなことが報道されておりますし、そのことがいま発売中の週刊誌にも取り上げられております。さらに、三年前にもやはり週刊誌に「カ……
○小杉委員 御苦労さまです。 時間にきわめて限りがありますし、また問題点は各党から出されましたから、私は少し観点を変えて質問をしたいと思います。 行政改革を進めるには、やはり痛みあるいは犠牲を求めなきゃいかぬという側面があるわけですが、私どもは、国民に痛みを求める前に、やはり国会みずからあるいは国会議員が率先する、そういう一つの隗より始めよという姿勢が必要だと考えます。そこで私どもは、行政改革に先立って国会議員の特権の見直し、国会改革ということをうたっておりますが、きょうは特に一点だけ伺いたいのです。 私どもは国会議員の定数を削減すべきだという考えでおります。アメリカと日本の制度というの……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。