このページでは江藤隆美衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(江藤隆美君) 鉄道共済年金問題につきましては、さきに総理並びに大蔵大臣からも御答弁がありましたが、改めて、せっかくのお尋ねでありますから、運輸大臣としてお答えをさしていただきます。 御案内のように、鉄道共済の問題は、その受給者が約四十六万八千人、所要財源が九千億ということで、平成二年度から三千億の財源の不足を来す、したがって支給ができなくなるということで、関係者はもちろんでありますが、国会の各党各派において御心配をいただいておりますことは御承知のとおりであります。 したがいまして、今回は、鉄道共済年金の自助努力等によって千五百五十億、公的年金一元化の地ならしとしての被用者年金制……
○江藤国務大臣 私は、海部内閣の発足に際して運輸大臣を拝命いたしました江藤隆美でございます。 今国会におきまして、運輸委員会の開かれるこの機会に一言就任のごあいさつを申し上げたいと存じます。 運輸は国民生活と密着しており、豊かで活力ある社会を築き上げていくために期待される役割はまことに大きいものがあります。 私としては、運輸行政の基本であります安全の確保に万全を期しつつ、運輸をめぐる多くの課題に積極的に取り組み、問題の解決に最大限の努力をいたす所存でございます。 特に、国鉄改革の大きな課題である国鉄清算事業団職員の再就職対策や長期債務処理対策には真剣に取り組んでまいる必要がありますし、……
○江藤国務大臣 日米構造協議におきましては、例えば良質な新規参入を規制が厳しくて受け入れないために運賃が割高になったり、あるいは物流 が順調にいかなかったりして、今後の輸入拡大というものに対して阻害要因になっておるのではないか、これらのことが実は指摘されたわけであります。このことは、日米構造協議ではありませんが、先般各機関を通じて、例えばサッチャー首相が日本を訪れたとき、あるいはまたアメリカとの経済閣僚会議においてベーカー国務長官が、輸入拡大を日本はするといったって成田が航空機の受け入れもしない、それから貨物取り扱いのスペースがない、時間がかかる、こういうふうなことで、言うこととやることと違う……
○江藤国務大臣 運輸行政の基本は、陸海空にわたりまして安全というものを忘れたら、私は行政はないと思っております。 今回の日航ジャンボ機の墜落事故につきましては、去る十一月十六日に検察首脳会議が開かれたということは報道によって承知しておりますが、その内容等についてはまだ正式の通知に接していないわけでありますから、そのことについてはこの機会にコメントを避けたいと思いますけれども、いずれにしましても、処罰されなければされないだけ何十倍、何百倍もの責任を肝に銘じて、今後そのような事故が再び起こることがないようにあらゆる努力をして、運輸省自体もそうですが、航空業務にかかわる各社においてもそのようなこと……
○江藤国務大臣 最近こうした運輸業に携わる従業員が九十万人も不足しておるということは、言われますようにやはり職場が汚い、それから労働が非常にきつい、それから危険が伴う、こういうことがあるわけでありまして、なかんずく御指摘のように、労働時間が極めて長いということは、今後若手の働き手がこの業界に参入する道を著しく閉ざしておる、そういうことを私ども考えまして、単なる許認可のいわゆる運用だけではなくて、今後この業に携わる者は、そうした安全と労働条件の緩和、これを世間様並みに守るように社会的な一つの規制を加えてこの法案をつくろう、こういうことで御審議をお願い申し上げておるところでございます。
○江藤国務大臣 お褒めをいただいて大変恐縮いたしますが、歯切れがいいとか悪いとかじゃなくて、本当のことを言っておるということであります。 先般、名古屋を伺いましたときに、実は地元の強い要請がございまして、そのときにこういう話をしております。国会の場所ですからきちっとお答えをしておきたいと思います。 私どもは、日本全体のこれからの均衡ある発展ということを考えたときには、東京、大阪に国際便が集中するという姿は決していいことではない。しかも、先般の日米航空交渉を通じましても、地方空港に乗り入れをさせるという道を初めて開いたわけであります。それから、連日のように各国の首相、運輸大臣、外務大臣が成田……
○江藤国務大臣 このたび運輸大臣を拝命いたしました江藤隆美でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 運輸省におきましては、国民生活に密接な関係がある陸海空の輸送にかかわる行政を所管しておりますが、このような運輸行政を進めるに当たっては、交通安全の確保が何より重要であると認識 いたしております。 このため、運輸省といたしましては、引き続き運行管理体制の充実、交通安全施設の整備、輸送機器の安全確保等の施策を推進し、陸海空の各分野における安全確保に万全を期してまいる所存でございます。 委員長初め委員各位の一層の御指導と御鞭撻を賜りますようにお願い申し上げて、私のごあいさつといたします……
○江藤国務大臣 私も自動車ショー、行ってきまして、ただ性能を競った時代から、やはり自動車メーカーも安全性に気を配るようになったということは一つの進歩であると思ってきたところであります。 運輸省は、御案内のように、陸海空にわたる交通機関をつかさどっておるところでありまして、その基本は、何といっても安全と利用者に対するサービスだと私は思っています。したがいまして、自動車の製作者、販売業者、それから整備業者あるいはまた御意見のような関係のトラック、バス、タクシー、それらの団体挙げて、やはり重大な車による事故でありますから、私どもに大いなる責任があるということを痛感して、運輸省はあらゆる努力を、交通……
○江藤国務大臣 先般来いろいろと御提言をいただきまして、ありがとうございました。 私ども陸海空を預かっておるわけでありますから、まず、例えばタクシーにしましてもバスにしましてもトラックにしましても、それぞれ営業用でありますが、一番の問題は、やはり過労と労働過重による居眠り運転の事故、こういうのがたくさんございますので、ただいま一例を挙げますと、物流二法、いわゆるトラック業法の改正をしながら、物を運べばいいということではなくて、そういう交通安全、労務管理の面という社会的な責任を負わして、三万八千業者あるわけですから、これらの社会的な地位を確立させよう、もって交通安全に徹底さしていこう、これは、……
○江藤国務大臣 運輸大臣の先輩大臣であります塩川先生から国鉄問題についていろいろ御心配いただきまして、ありがとうございます。 仰せのとおり、国鉄が民営・分割されまして、ちょうど平成元年で清算事業団の借金の残りが二十七兆一千億になるであろうと思います。そういたしますと、毎年金利だけで一兆五千億ふえるわけでありますから、三年たちますというと、防衛予算の一年分をはるかに飛び越えてしまうだけの金利を支払わなきゃならぬ、こういうことに実はなりますわけで、いずれその結果は、これはもう当然国民の皆様の税金によって最終的にはしりぬぐいをしてもらわぬと補いがつかぬ、こういうことになりますわけであります。 し……
○江藤国務大臣 成田国際空港は未買収の農地が約二十一ヘクタール、農家数で八戸残っておりまして、この問題を片づけながら平成二年度の概成をめどにして今鋭意努力を重ねておるところでございます。 御意向のように、成田には三十七ヵ国が乗り入れておりまして、四十八社が入っております。なおかつまたそれ程度のものが、それは全部やはり増便をしてくれという要請、それから新たに乗り入れたいというのが三十七社から三十九社ぐらい多分あると思います。ですから、もうこれ以上逡巡することは許されない。したがいまして、いかなる困難がありましょうとも成田の問題は片づけなければ、ゴルフでさえもたった四人で六分置きにスタートするの……
○江藤国務大臣 東京がますます一極集中になっていく、これは政治的な課題で、排除しなきゃならないということが一つあります。もう一つは、サラリーマンの住宅に対する夢がだんだんだんだん遠くなっていて、果てしなくこれは希望を失う結果になりつつある。こういうことを考えますと、いわゆる大量交通手段による新しい都市の過密化の排除と新しい都市の形成というのが私は必要だと思っておるんです。 まさに仰せの常磐新線につきましては、私ども運輸省として何としてもやりたいプロジェクトでありまして、秋葉原から筑波学園都市まで六十キロ足らずであります。ここに約六千ヘクタールから八千ヘクタールの住宅団地をつくって、十五万戸の……
○江藤国務大臣 国鉄清算事業団が所有しております土地というのは、旧国鉄が抱えておるおよそ二十七兆円の負債を償還するための重要な実は宝でありまして、みだりに安く売るわけにはいかぬのであります。そのことは結局回り回って国民のツケに回る、こういうことになりますわけです。しかしながら、少なくとも旧国鉄の所有しておった土地が土地高騰の引き金になるというようなことは、これは厳に戒めなければならない。 それからもう一つは、せっかく国鉄の用地でありますから、およそ公共の役に立つものであるならば、それは進んで役に立つことが必要であろう。しかし、安く売りまして、だれも後の面倒は見てくれぬわけでありますから、そこ……
○江藤国務大臣 航空運賃につきましては、国際運賃を少しこの前下げまして、私は任命されてからすぐこの問題に取り組むように指示しておるわけです。したがいまして、南北格差というのが一つあります。それからキロ別の料金格差があります。それから、もう一つは割引率についていろいろと、例えばシーズンオフでしたら個人割引をもっとふやすべきではないかという議論やら、たくさんあります。それらの問題について早急に結論をつけるように今鋭意努力しておりますから、いずれ御報告できることがあると思います。
○江藤国務大臣 日笠委員からこの大事な予算委員会で日本人妻の問題を取り出していただいて、大変ありがとうございます。 この問題は、今仰せのとおり、昭和三十五年に、日本に在住をする朝鮮人妻の皆さんが、主人が帰国されると一緒に約六千人北朝鮮に渡った。それ以来、全く音信不通になった。最近では少しく手紙やら来て、便りやらありまして、まことに生活が惨めそのものでありまして、着る物もない、ぼろきれでもいいから送ってくれ、砂糖を送ったら二十年ぶりに砂糖をなめることができたなどという実は手紙が来まして、国会議員の皆さんがたしか二百人以上顧問になっていらしたと思います。この中でも志を同じくして与野党を問わず御参……
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