このページでは宮地正介衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得税法等の一部を改正する法律案など四法律案につきまして、総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。 初めに、税制改革問題についてお伺いします。 さきの通常国会におきまして、マル優廃止を含む売上税関連法案は、国民の強い反対によりついに廃案となりました。中曽根総理をして、国民世論の力を無視できない、これからは永田町の論理だけで政治を動かすことはできないと言わしめたほどであります。まさに名言であります。この総理の発言は、これからの政治は数の力だけの論理は通用しない、公約違反に対する国民の声は厳しいとの反省が込められ……
○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております消費税法案を初めとした税制改革六法案並びに同修正案について、総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。 総理は、今回の税制改革の目的について、均衡のとれた税体系を二十一世紀に向かって構築することにあると述べられ、再三にわたり国民の理解を求められてまいりました。ところが、各種の世論調査等に見られる国民の声は、消費税導入には強い反対を示しております。リクルート疑惑の問題が明るみに出て以来、この傾向はさらに強まっているのであります。 去る十日に政府・自民党が衆議院税制問題等調査特別委員会において行った税制改革六法案の……
○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま提案のありました竹下内閣不信任決議案に対し、賛成の討論を行うものであります。(拍手) 不信任決議案に賛成する理由の第一は、大型間接税を導入しないとした国会決議並びに政府統一見解、さらには総選挙での公約に反して、消費税法案を国会に提出したことであります。 国民の大多数が消費税の導入に反対であることは、最近の世論調査において極めて明確に示されております。特に、自民党が衆議院で採決を強行し、参議院で消費税の問題点が指摘されるに伴って、国民の反対世論は高まっております。審議を通じて国民の理解をという総理の言い分は無残にも否定されている……
○宮地委員 きょうは地方交付税法の一部改正案を中心といたしまして、最近の社会情勢の重要課題について何点か質問をさしていただきたいと考えております。きょうは夜なべの審議ということで,大臣以下皆様方には大変御苦労さまでございます。 まず最初に、本日の自民党の税制調査会におきまして、特に正副会長会議という大事な会議のようでございますが、中曽根総理がさきの衆参同日選挙で国民に公約をいたしました大型間接税の導入はしない、またマル優の制度の廃止はしない、こういう公約に反するがごとく日本型付加価値税の線あるいはマル優制度の廃止の線、この方向がほぼ固まったような報道がされているわけでございます。 中曽根内……
○宮地委員 きょうは、IDA、MIGA、HSの三法案についての質疑でございますが、大蔵大臣が途中で商工委員会の方に採決で行かれるということで、最初に大臣にお話をしておきたいと思います。 このIDAへの加盟措置改正法及びMIGAの加盟措置法の問題については、日本が先進国としていわゆる発展途上国に対しての経済協力等について、今非常に大事な時期にあると思います。特に、日米貿易摩擦あるいは円高問題、世界経済の中で日本の果たす役割というものが非常に注目されているわけでございまして、今回のOECDの閣僚理事会においても、発展途上国に対する先進国、特に北の南に対する経済協力問題が大きな課題になってまいりま……
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び同修正案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 我が国経済は、一昨年九月のG5以降の急激な円高が進行し、一ドル百三十円台というかつてない厳しい局面を迎えております。輸出の低迷、産業構造の調整に伴う失業者の増大など円高不況、雇用不安が深刻化しており、円高不況克服のため内需主導の積極的な財政運営が求められています。 中曽根内閣は、六十五年度赤字国債脱却を目標として掲げ、財政再建を緊縮財政の運営によって推し進めてまいりましたが、これは……
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりましたNTT株売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する二法案につきまして、反対の討論を行うものであります。 反対の第一の理由は、現在、国民が期待している六十二年度所得税減税二兆円規模について、財源対策の道を切り開いていないからであります。 大幅な所得税減税は、現在、重税感に苦しむ中堅サラリーマンにとっても、また、我が国が国際公約した内需拡大の経済効果のためにも緊急な課題であります。 政府が提案している所得税減税一兆三千億円では余りにも力不足であり、八月七日の与野党幹事長・書記長会談で二千億円の上積みで一兆五千億円にな……
○宮地委員 ただいま自民党から、所得税法等の一部改正案の修正案が出されましたので、最初に提案者に、御確認を含め御質問さしていただきたいと思います。 これは与野党幹事長・書記長会談の、自民党竹下幹事長から提案をされました四項目につきまして、具体的に法律の修正という形で出てきたわけでございます。特に、この修正案の要綱の第四項目の「その他」の第一項「利子所得に対する所得税の課税の在り方については、総合課税への移行問題を含め、必要に応じ、この法律の施行後五年を経過した場合において見直しを行うものとする。」と附則の第五十一条に今回明記をされたわけで、これはこれからの税制改革にとりまして大変に重要な問題……
○宮地委員 最初に中曽根総理大臣に、総理として今国会が恐らく最後の予算委員会になるのではないか、こういう感じがするわけでございますので、中曽根内閣が誕生いたしましてからこの四年八カ月を振り返りまして、最初に「戦後政治の総決算」の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。 率直に言いまして、歴代の総理大臣の中で中曽根総理ほど大変な語録を残された総理大臣はいないのではないかと思っております。第一次中曽根内閣が発足いたしまして、一九八三年の一月二十四日に施政方針演説の中で、戦後総決算に向け、タブーに挑戦をしよう、こういうくだりの中で、「私は、日本が、戦後史の大きな転換点に立っていることをひしひ……
○宮地委員 きょうは、租税特別措置法の一部改正案の最後のバッターとして、質問をさせていただきます。
まず、大蔵大臣にお伺いを申し上げたいと思いますが、土光臨調の生命線であります「増税なき財政再建」、これについては大蔵大臣としてどのように考えておられるか、堅持をしていく決意を持たれているかどうか、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この「増税なき財政再建」のいわゆる土光臨調の中身、「増税なき財政再建」というのはもう御存じのように、「当面の財政再建に当たっては、何よりもまず歳出の徹底的削減によってこれを行うべきであり、全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的に……
○宮地委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、左記事項について配慮すべきである。 一 世界経済における我が国の立場を踏まえ、国際的協調特にガット・ウルグアイラウンドの積極的推進、開発途上国への協力等を通じ、保護主義の台頭を防ぎ、世界経済の安定的成長に引き続き貢献し得るよう努めること。 一 関税率の引下げに当たっては、国内産業への影響に配慮し、特に農林水産業、中小企業の体質の改善を併せ考えるとともに、調和ある対外経済関係……
○宮地委員 参考人の皆さんには、御多忙の中大蔵委員会にお越しいただきまして、感謝を申し上げる次第でございます。限られた時間でございますので、何点かお三人の方に順次質問をさせていただきたいと思っております。 最初に、先ほど来御陳述いただいた中におきましても出てまいりましたが、大蔵省のはじいたいわゆる税収見積もり、これが六十二年度の当初予算に比べますと、恐らく六兆円近い自然増収になるのではないか。第二次補正後におきましても二兆三千億から二兆五千億くらいの自然増収が出るのではないか。この自然増収の今後の活用の仕方につきまして、先生方から、一つは今後の内需拡大あるいは公共投資、こういう面の活用も検討……
○宮地委員 きょうは財確法の最後の総理質問ということでございますので、最初に六十三年度の減税問題につきましてお伺いをしてまいりたいと思います。
竹下総理は去る十八日に首相官邸におきまして内閣記者会と懇談を行いまして、六十三年度の減税問題につきまして、いわゆる戻し税方式はよくない、税理論からすれば恒久的図柄の中に位置づけるべきである、こうお述べになったということが言われておりますが、事実でございましょうか。
【次の発言】 そうしますと、このお話の延長線上にいわゆる新型間接税の導入を柱としたこれから予想される税制の抜本改革、この一環としての関係において、総理は、六十三年度減税というものはそうした……
○宮地委員 今回の証取法の一部改正案並びに金融先物取引法案の問題につきまして、まず大蔵省にお伺いしたいのですが、この法案が分離されて今回提案をされた、むしろ考え方によっては一本化して提案することはできなかったのか、この点についてはどのような検討がなされたのか、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 国際的な一つの流れとして、既にアメリカなどにおいては一本化されて行われておる。日本においては、二年後に見直しをするという前提の中で二本立てで出発をする。このことが、これからの国際化の金融市場の流れの中で、また日本が大きくニューヨーク、ロンドン、東京という、国際金融市場の重要なキーポイントの位置づけ……
○宮地委員 きょうは多岐にわたって問題がございますが、最初にエイズ対策の問題から質問をさせていただきたいと思います。
特に、ただいま国内におきましては血友病患者のいわゆるエイズのウイルス感染の問題が大変に大きな問題でございますが、厚生省にまずお伺い申し上げます。いわゆる血友病患者の皆さんに投与しておりました非加熱血液製剤の投与が実際にエイズウイルスの感染のおそれがある、こういう認識あるいは厚生省が認知をいたしましたのは五十八年の夏ごろと伺っておりますが、正式には何月でございますか。
【次の発言】 この五十八年の六月に厚生省がエイズ研究班というものを設置いたしました。そのときの班長は安部英現帝……
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十三年度政府予算三案について、反対の討論を行うものであります。 昭和六十三年度予算は、持続的な内需拡大と貿易に偏った経済構造、産業構造の転換を同時に進めるために、山積するさまざまな課題を解決し、我が国の今後の方向を決定する重要な役割を担っております。 我々は、この一カ月余にわたる予算審議において、さまざまな角度から政府予算案の矛盾をただしてまいりました。その結果、我が党は、日本社会党、民社党、社会民主連合と共同で大幅所得税減税などを含む二兆九千四百億円に上る予算修正要求を与党自民党に提出したのであります。 当……
○宮地委員 最初に法務大臣の方にお伺いしておきたいと思います。 松原弘被告が贈賄工作を認める戦術、いわゆる単独犯行、こういう方向にどうも考えを変えた、こういうことが昨日来のマスコミで報道されているわけでございます。これは非常にこれからのリクルートの解明の一つの道筋として重要なポイントではないか、ある意味ではリクルート隠しに故意に被告が行う、自分がみずからかぶって、いわゆるリクルート隠しに一つの道筋をつくる、こういうことになると、本来の司法権というものが非常に大きな問題になるのではないか、私はこういう感じがするわけですが、この点について大臣の所見を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 私は、今回の税制改革の特別委員会におきまして本日は不公平税制を中心とした集中審議、このように伺っております。そこで、まず政府の税制改革に臨む基本的な政治姿勢、この辺の問題からお伺いをしてまいりたいと思うわけであります。 今、国民の皆さんが大変注目しているこの税制改革におきまして、大変にいら立ちというかあるいは政治に対する不信、これはいわゆるリクルートの疑惑解明問題に対しまして、特に竹下総理あるいは宮澤大蔵大臣、また自民党の安倍幹事長、渡辺政務調査会長などいわゆる税制改革を提案するその中心的な政治家が、このリクルートの問題に、秘書とかあるいは親族とか側近の皆さんとはいえ、関与してい……
○宮地委員 最初に、けさから大変に世界的に大きな問題となっておりますところのイラン・イラク戦争の停戦問題につきましてお伺いをしたいと思っております。 世界の民々がこのイラン・イラク戦争の停戦、終結を大変望んでおりまして、デクエヤル国連事務総長の大変な御努力によりまして、本日、八月二十日からこの八年間続いたイ・イ戦争が停戦になるという喜ばしい発表がなされました。この点につきまして日本政府といたしましても、まさに「世界に貢献する日本」として、このイ・イ戦争の停戦に伴いまして日本が積極的に今後の対応をしていかなくてはならない、このように考えているわけでございますが、まず総理のこの点についての日本政……
○宮地委員 きょうは暫定予算の審議でございますが、非常に重要な政治課題が山積をしておりますので、順次質問をさしていただきたいと思います。 まず、当面の政治姿勢の問題につきましてお伺いをしてまいりたいと思います。 先ほど来からの質疑でもるる出されておりましたが、今日の我が国における竹下内閣に対するところのこの政治不信、これは戦後の日本の政治におきましても大変に危機的な状況にあるのではないか。特に、本日の読売新聞の竹下内閣に対する支持率も一二・九%と歴代最低の状況にあるわけでございますし、さきの毎日新聞の調査によりましても九%、また朝日新聞の調査でも一五%、これはまさに我が国の議会制民主主義の……
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、竹下総理を中心といたしまして、ただいま国民が大変危惧をしておりますところのリクルート問題を中心に質問を進めてまいりたいと思います。 今回のリクルート事件の最大の特徴は、中曽根政権時代に起きたところの政財官の構造的な汚職事件であるということであります。既に財界のトップと言われておるNTTの元会長真藤恒氏が逮捕され、起訴をされております。また、官界のトップである加藤労働省元事務次官が逮捕され、起訴をされております。さらに現在、高石文部省元事務次官が逮捕され、勾留中であります。政界につきましても捜査の手が伸びている状況でございます。こうした状況……
○宮地委員 公述人の皆さんには御多用の中、本予算委員会にお越しいただきまして、心から敬意を表する次第でございます。私に限られた時間は十五分でございますので、江見公述人を中心として何点かお伺いをしてまいりたいと思います。 私も実は芸術家の息子の一人でございまして、特に先ほど来江見公述人から藤原義江さんのお話が出ましたが、私の父も藤原歌劇団のオペラをやっておりまして、やはり芸術、音楽一筋に生きていく人生というものを、私も父親の姿を見まして体験をしている一人でございます。 そういう中で、江見公述人が、文化は人間が人間であるあかしである、あるいは我が国は芸術、文化というものが今回の売上税問題におい……
○宮地委員 公明党の宮地正介でごぜいます。公述人の皆さんには大変に御苦労さまでございます。限られた十五分という時間でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 二年前にいわゆる売上税の問題が政府から出されまして、今回、大型、新型の間接税、こうした問題が出てきているわけでございますが、そういう中で特にいわゆる土地の高騰という、そうした新しい一つの状況の変化というものが出てまいりました。 そこで、最初に和田公述人と石原公述人に、そういう中におきまして、今、一つは法人の持っている土地というものの再評価あるいは株の再評価、こうした含み資産というものを、最近のこうした円高、株の高騰あるいは土……
○宮地委員 公述人の皆さんには大変御多忙の中当委員会に御出席いただきまして、大変にありがとうございました。きょうは限られた時間が十分以内ということでございますので、基本的な問題について何点かお伺いをしたいと思います。 まず最初に、山田公述人に。リクルート疑惑の問題についても触れられました。今回のこの税制改革の法案審議に当たりまして、リクルート疑惑との関係は大変に重要な問題であろうと思っております。既に御存じのとおり、この六法案の政府提案者の中心的な立場にある竹下総理あるいは宮澤大蔵大臣、この方々がこのリクルート疑惑に大変に関係がある。こういうことで国民の政治不信というものも大変強いわけでござ……
○宮地委員 公述人の皆様方におかれましては、御多忙の中、当予算委員会にお越しいただきまして、感謝を申し上げます。 公明党を代表いたしまして、限られた時間でございますが、何点か御質問さしていただきたいと思います。 初めに、井上公述人にお伺いをいたしますが、消費税の問題につきまして、価格の転嫁の問題、あるいは納税事務の問題、またそれを受ける税務署の対応、また税理士の先生方の対応等、非常に今大変な状況にある。言うなれば混乱を招きやすい、そうした環境に今ある。すなわち、昨年の十二月に国会で成立をして、わずか三カ月間で実施、こういう非常に短期間の中に行われるというところに物理的にも無理が生じているわ……
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