このページでは田中慶秋衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○田中慶秋君 私は、民社党・民主連合を代表し、ただいま提案されております労働基準法の改正案について、中曽根総理並びに関係大臣に質問いたします。 四十年ぶりの労基法改正は、国民の関心の的になっているわけであります。言うまでもなく、ゆとりと潤いのある国民生活を実現するためには労働時間の短縮は不可欠であり、同時に、現在深刻化しつつある貿易摩擦の解消、内需拡大の実現にとっても急務であります。 労働時間の短縮は、当然余暇活動、例えばスポーツや趣味に振り向ける時間を長くいたします。国民生活にゆとりが生まれるだけではなく、余暇関連産業への需要が高まることでしょう。現在、余暇関連産業の市場規模は約五十兆円……
○田中(慶)委員 私は、民社党・民主連合の立場から、厚生大臣及び関係の皆さん方に厚生行政全般にわたって御質問を申し上げたいと存じます。 まず一点は、二十一世紀に向かって、今我が国は三つの大きな社会変化の波が押し寄せているということはよく言われているわけであります。その一つには、高齢化社会であり、さらに情報化、技術革新であり、国際化の時代を今迎えられているわけであります。こうした社会変化の波を乗り越えて、新たな福祉社会を築いていく必要があると思うが、厚生省としては、この社会変化に対応して、特に高齢化社会の到来に対応するため、これまで具体的にどんな施策を講じられてきたのか、また、今後これにどう対……
○田中(慶)委員 私は、民社党の立場から、今般の老人保健法の一部を改正する法律案について順次質問させていただきたいと思います。
まず総括的に大臣にお伺いしたいわけでありますけれども、福祉国家の論議をちょっとしてみたいと思います。
福祉国家の建設はかねてから我が党の主張であり、世界に例を見ない高齢化社会を前提とした現在、長期的視点に立って社会保障の確立が急務であろうと思います。そういう中で、初めに高齢化社会に対する取り組みについて大臣はどういうふうにお考えになっているか、まずこの辺をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今、大臣からこれからの高齢化社会に対する考え方、生きがいと活力の問題、……
○田中(慶)委員 私は、今回提案されております加入者按分率の問題から触れてまいりたいと思いますが、その関連の中で、最近の著しい円高、それに伴う経済、雇用情勢の悪化等は大変なものになっているわけであります。そういう中で減税問題も今それぞれ芳しくない状態になっておりますけれども、いずれにしても、勤労所得者というものが大変な立場に置かれているというのは事実皆さんも御理解いただけると思います。 既に、そういう中で非鉄金属や石炭が全滅に等しい状況に置かれておりますし、あるいはまた鉄鋼、造船などについてもレイオフが続いているのが実態であります。景気の低迷により来年度の賃上げも多くは期待できない、こういう……
○田中(慶)委員 私は民社党・民主連合を代表して、ただいま自由民主党より提案されました老人保健法等の一部を改正する法案に対する修正案に反対、並びに修正の部分を除く政府原案に反対の討論を行うものであります。 中曽根内閣は、行政改革イコールマイナスシーリングという誤った認識のもとに政策を推進し、当面する財政事情によって、福祉の後退、国民の負担の増加を安易に行おうとしているのであります。昭和五十八年の健康保険法の改悪、補助金の地方への負担転嫁、そして今回の老人保健法の改悪と、福祉の後退を図っているのであります。その場しのぎ、財政だけが中心で、福祉や医療について真剣に考えていない、すなわち国民を無視……
○田中(慶)委員 今回提案されております雇用開発等促進法のそれぞれ法案に関連しながら幾つか質問をしてみたいと思っております。 我が国の雇用失業情勢は極めて厳しいものがありますし、一月の時点ではもう既に失業率が、先ほども言われておりますように、戦後最大三%という数字を記録しているわけでありますが、逆にまた、とり方によればこれが四%にもなるだろう、こんな話も出ているのが昨今であります。 そこで、実は三和総研が予想されております失業率は、もう既に三年後には四・四、五%になるであろう、こんな話が出ているわけであります。労働省としてこの雇用失業情勢の実態をどのように認識しながら、さらに一ドル百五十円……
○田中(慶)委員 身体障害者雇用促進法の一部を改正する法案に関連をしながら質問をさせていただきたいと思います。 精薄者にとっては、身体障害者と同じような形で雇用率制度が適用されることは、長年の念願であり、今回の改正案については、雇用の義務づけを行う者の事業主そのものが雇用をしている場合に、同じような評価がされることになるかどうかということが懸念をされているわけであります。身体障害者に比べて不利な条件というものが一部解消されることにはなっても、雇用の促進というものに対する期待というものが、この法律によって心身障害者に対する期待は大きくなっていても、現実には雇用というものが期待とは大変裏腹な形の……
○田中(慶)委員 私は、民社党の立場で、今回御提案になっております社会福祉士あるいはまた介護福祉士等の法案の問題について質問をさせていただきたいと思います。 高齢化社会が進行する中で、お年寄りの介護体制を整備することが極めて重要であり、今回の法案は、こうしたお年寄りを介護する意味でも、あるいはまたしようという人たちに対する大きな刺激を与える意味でも、評価をしたい、こんなふうに思っております。 しかし、せっかく制度をつくるのですから、その制度が有効で、かつまた機能的な形での運用をしなければいけないであろう。大体いつもこういう法案というのは、仏つくって魂入れずという日本のことわざにもあるように……
○田中(慶)委員 労働一般について政府すなわち労働大臣にそれぞれ質問をさせていただきたいと存じます。
最近、日本が国際国家日本あるいはまた国際化の時代、こういうことをとみに聞くわけでありますし、またそれぞれが定着している日本の実態だろうと思います。そういう中で、貿易摩擦解消を含めた国際的な役割として労働行政というものをどのようにとらえていらっしゃるのか、それらに対する見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、第一にお伺いしたいのは、現在円高の影響で一つには大変な雇用の不安あるいはまた産業構造の変化を招いている、これらの実態を大臣としてどのように考え、どのような打開策を持たれている……
○田中(慶)委員 厚生全般にわたる基本的な考え方を最初に伺っておきたいと思います。 現在、厚生行政は、少なくとも民生、衛生、年金、医療、保健等を含めて国民の日常生活に大変密着されているわけであります。特に揺りかごから墓場まで、こんなことが言われるくらい大変幅広いわけでありますけれども、反面、私たちを取り巻く社会情勢は、経済、政治、あらゆる環境を含めて大きな変革を遂げているというのが実態だろうと思います。 日本は最近、特に国際化の時代とか国際国家日本とかという言葉がよく聞かれてまいります。しかし、その中における政策や制度の問題を考えてまいりますと、特に年金、福祉、社会資本の充実等の問題につい……
○田中(慶)委員 私は、今回の国立病院統廃合の問題、これは行政改革の一環としての再編成計画と位置づけられているように承って今日までまいりました。
そこで、大臣にお伺いしたいのは、今度の特別措置法と言われるものは、政府においてはこれを行革関連法案として具体的な位置づけをされているというふうに私は考えているわけでありますが、行政改革の意義と理念、まずこの辺からやっていかないと、――あなたたちはただ財政を中心として、お金がかかるからとかいろいろな形でこの問題に取り組んでいるようでございますので、この辺をひとつ明確にしていただきたい。
【次の発言】 そこでお伺いしたいのが臨調の基本答申、ここに行革の……
○田中(慶)委員 財形問題について大臣に伺いしたいと思います。
勤労者財形貯蓄等合わせて千四百五十万の非課税貯蓄を利用することができたわけでありますが、今回の税制改正において、少額貯蓄非課税制度は原則廃止ということで現在政府が打ち出しているわけであります。財形制度を主管する大臣として、この税制改正についての基本的な考え方を冒頭にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今大臣からお話がありましたように、年金あるいはまた住宅の問題は、話し合いの中で非課税とするという形でありますけれども、しかし、全般的に見て、日本の住宅がウサギ小屋であるとか、あるいはまた賃金と比較して土地、住宅の比率が高いという……
○田中(慶)委員 橋本参考人にお伺いいたします。 医療福祉というものは、一つには国の政策としてそれぞれただ採算ベースだけのものではないのじゃないか、こんなふうに考えているわけでありまして、そういう点では、専門病院なり地域の医療というものと、あるいはまた一般の地域の小さな病院であっても、山間僻地のような形のものも、国の一つの政策として存続する必要があるのではないか、私はこんなふうに思うわけでありますけれども、その辺についてまず一問お伺いしたいと思います。 もう一つは、先ほど来お話がありますように、三十九の県、あるいはまた二千九百九十八の市町村が反対をしている。それは地方自治体としての病院その……
○田中(慶)委員 国立病院の統廃合の問題で考え方を若干お伺いしたいわけであります。
実は、昭和二十七年、国立病院を地方公共団体に譲渡されるという法律ができて、六十の病院がこの計画対象になったわけであります。しかし、現実には十の病院しか移譲できなかった、こういうことが事実だと思います。また昭和六十一年度の予算で八カ所の予算が現実にはついている、しかしきょう現在で三カ所しか進んでいない、こういうことが明確だと思いますが、この辺、まず冒頭に確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 まず、このような状態になったその理由はどこにあるんでしょう。
○田中(慶)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。私は、限られた時間でございますけれども、できるだけ皆さんの御意見を聞かせていただきたいと思っております。 まず小川参考人にお伺いしたいと思います。 日本の今日の経済状態、まさしく国際国家として世界のGNP一割国家として評価をされているのではないか、こんなふうに思います。しかし、その反面、労働時間、労働環境というものは、現実に今アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、こういうふうに比較してみますと、二百時間、五百時間というような格差がある。こういう点では経済摩擦やお互いの友好関係が、現時点においてはココムやいろいろな形で見られるよう……
○田中(慶)委員 労基法の改正の問題の中で、今回四十時間への移行の時期の問題、この辺について大臣とちょっと詰めてみたい、こんなふうに思っております。 今回の改正に当たって、当面の週法定時間四十六時間とする考えを変えるおつもりがないかどうか、まずこの辺について冒頭に質問をさせていただきたい、こんなふうに思います。 なぜならば、新前川レポートの政策は国際的に公約をされている、今までの一連の中での認識は、この辺については一致されていると思います。労働大臣としても、これらについて二十一世紀まで千八百時間という政策目標からして考えてみると、四十六時間のスタートでは不十分だと言える、具体的な根拠がない……
○田中(慶)委員 今回提案されております国立病院の統廃合問題についてでありますけれども、何回か指摘を申し上げたように、この法案は行革関連法案の一環として位置づけられ、臨調答申の中での国立病院の整理統廃合の問題以外の何物でもないと思います。私は、医療や福祉というものは、ただ行政改革だからという形で、健康あるいは福祉というものがそんな形で位置づけられては困ると思うのです。国民の生命財産というのはもっと大切なものであろうと思っているわけであります。今回の法案についても、三十七の県、二千九百九十八の市町村が反対をしている。それはやはり今申し上げたような理由からだと私は思います。 同時に、昭和二十七年……
○田中(慶)委員 今回の精神衛生法の改正は、患者の人権尊重をしつつ精神医療の進歩に従って適切な医療を行うということを前提とし、さらに患者の社会復帰、社会参加が実現していくことを目指したもの、こういう形であると思います。もう一つは、そのための地域医療や福祉という観点が大切であろう。こういうことが重要視される中で、今回の法改正は、少なくとも二十数年ぶりに外国のいろいろな批判あるいはまた今日における社会的なニーズにこたえて改正されたものと思います。こういう一連の考え方について、冒頭に大臣の所信をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこでお伺いしたいわけでありますが、厚生省では、精神障害者と言われ……
○田中(慶)委員 関連質問に立たせていただきます。
まず、総務庁長官にお伺いしたいのですが、一つは、総務庁長官は新前川レポートを御存じですね。新前川レポートでは、労働時間短縮の問題で少なくても西暦二〇〇〇年までに千八百時間、こういう問題が取り上げられておりますけれども、御承知ですか。
【次の発言】 そこで、現在労基法改正の問題もありますけれども、今般、人事院の勧告で四週六休問題が取り上げられて書かれたということは、これからの時間短縮を初め労基法の改正にとっても大変有意義だ、こんなふうに評価しているわけであります。
そこで問題は、総務庁長官にお伺いしたいのですが、過去に、昭和五十五年、「週休……
○田中(慶)委員 今回の水鳥の保護に関連した動物全般にわたる保護の問題について質問をさせていただきたいと思います。 特に、我が国におけるワシントン条約で禁止されている動物の輸入が続発をして、これらについて国際的な非難やひんしゅくを買っていることがときどきマスコミ報道初めこういう形で聞かれるわけでありますけれども、やはり一方においては、経済がこれだけ成長しているから全体的なモラルが低いんではないかとか、あるいはまた、個人の趣味だけを生かして国際条約に対する守る姿勢といいますか、こういう問題について大変欠けているんじゃないか、こんなことをよく聞くわけでありますが、これらに対する実態等々、さらには……
○田中(慶)委員 このたび御提案いただいております都市再開発法及び建築基準法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきたいと思います。
御案内のように、地方の工場跡地利用が今日いろいろな社会問題になっているわけでありますけれども、この都市再開発法改正に当たって本案の効果等についてどのようにお考えになっているのか、まず第一点、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大変積極的な取り組みをされているわけでありますけれども、ただ、そこで問題なのは、この工場跡地の問題で、例えば今お話にもありましたように、市街地、駅周辺並びに町の中心に約八割の工場跡地が存在している。そこには例えば工業地区と……
○田中(慶)委員 私は、今回の区画整理法の一部を改正する法律案について、今回の改正とさらに現行法の問題点について質問をしてみたい、こんなふうに思っております。
まず大臣にお聞きしたいのですけれども、今回の区画整理法の一部を改正する法律案というのはどういう趣旨で提案されているのか、基本的なことをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 区画整理組合の事業を促進する、要約すればこういう意味だと思います。先般も再開発のときに残念ながら余り時間がなくて大臣の考え方を聞けなかったわけですけれども、私は、まず区画整理を組合事業として促進をするために、今度のような改正も一つには必要だと思います。しかし、現行……
○田中(慶)委員 私は、このたびの労働大臣の所信表明を含めて一般質問を行うわけでありますけれども、最初に外国人労働者問題について質問さしていただきたいと思います。
最近の外国人労働者の急増が大きな社会問題になっているわけであります。このような外国人労働者の不法就労の現状について、労働省はどのように認識しているのか、さらにまた、その職種別、男女別不法就労の実態がおわかりであればお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 このような状態を見て、これからの外国人労働者において、一つには今お話にもあった低賃金の問題や、さらには今長時間労働が実態というふうに聞いているわけであります。私も、この質問……
○田中(慶)委員 私は民社党の立場で参考人の皆さんに御質問させていただきたいと思います。 参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、貴重な意見をちょうだいし、まことにありがとうございました。 さて、過去に健康保険の改正の問題あるいは退職者医療制度の問題、さらには老健法の問題、そしてまた国民保険の改正の問題等々含めて、そのときにいつも言われてまいりましたのが一本化、一元化という問題です。その立場に立って水野先生にお伺いしたいわけでありますけれども、政府が国会答弁を含めて、昭和六十年代後半にこの保険医療制度の一元化、一本化をする、こういう意向を述べられておりますけれども、この辺について具体的にど……
○田中(慶)委員 今回の特定不況業種関係労働者雇用安定法の問題について、私は民社党の立場で質問をさせていただきたいと思います。 雇用情勢は、全般的に見ればベースアップの状態やらあるいはまた今日の経済動向を見ても改善の方向を示しているわけでありますけれども、業種別に見てみますと、改善のおくれが目立っているところがあるわけであります。特にそういう点では業種間の格差がむしろ拡大されている。従来まで日本の基幹産業と言われておりました鉄鋼、造船あるいはまた繊維、自動車、電機、こういうのが基幹産業の御三家と言われてきたわけでありますけれども、現実には鉄鋼、造船、石炭など現在の特定不況業種に指定されている……
○田中(慶)委員 今回の国民健康保険法の一部を改正する法案の審議に当たりながら、要は給付と負担の問題がよく論じられてきたわけでありますけれども、これは全般的な社会保障という問題を踏まえてとらえなければいけないのではないか、こんなふうに考えております。
そこで、大臣にお伺いしたいわけでありますけれども、長寿社会はどのような社会でなければならないか、まずこういう問題、さらには長寿社会のビジョンをまず明確に示すべきではないか、こういうふうに考えているわけでありますけれども、これらについて大臣の見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いずれにしても、長寿社会対策大綱あるいは高齢者ビジョンという……
○田中(慶)委員 私は、今回の港湾労働法の改正問題について若干質問をさせていただきたいと思います。
先ほど来質疑でも明らかになってまいりましたけれども、技術革新や社会の変化に伴って荷役量の変化あるいは貨物の技術革新、港湾労働をめぐる職場環境の変化等々を含めて最近の著しいこのような変化の中で、港湾労働の実情は大変多くの変化を来していると思いますし、さらにまたこの港を抱える地域差も当然ここにはあるのではないか、こんなふうに思っております。
まず、この点について労働大臣の考え方を冒頭にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今のお話でも、貨物の近代化あるいは港湾の近代化ということは明らかでありま……
○田中(慶)委員 社会福祉・医療事業団法の改正について質問をさせていただきたいと思います。 もう既に我が国は長寿社会を迎えようとしているわけでありますが、そこの中で一番問題になってきているのは寝たきり老人や痴呆症老人などの介護の問題であったわけであります。これらについて、高齢者に対する商品やサービスを供給する事業は、従来行政、社会福祉法人によって多く運営されてきたわけでありますけれども、民間活力の導入の動きの中で、民間企業の参入ということが盛んに言われてまいりました。今回の改正案は、こうした動きに合わせて行うものだと思われますけれども、このようなさまざまなシルバーサービスが登場したことについ……
○田中(慶)委員 労働安全衛生法の一部を改正する法律案について、若干質問をさせていただきたいと存じます。 日本の経済そのものが国際化となってきているわけであります。そういう中で産業構造の変化からあるいはまた円高の問題を含めて海外派遣の労働者が増加の一途をたどっているわけであります。こういう関係の中で、聞くところによりますと、日本企業が海外進出している中で、例えばバンコクとかジャカルタ等でそれぞれの疾病あるいは事故等々が毎月出ている、こういう話も聞いているわけであります。こういうことから、海外の現地法人は現地の法のもとにあることもあって、安全衛生教育あるいは健康診断が十分に行われていないのでは……
○田中(慶)委員 私は、民社党の立場から、今回提案されておりますエイズ法案について質問をさせていただきたいと思います。
特に、今度のエイズ法案が国会に提出をされてから一年有余経過しているわけでありますけれども、まず、この間において、厚生省として、これらに対する予防対策あるいは具体的な救済問題を含めての措置をどのように検討されてきたのか、冒頭にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この法案は、本委員会に昨年の七月提案をされたわけであります。きょうまでそれぞれ慎重に対応し、かつまたこの法案が審議をされなかったということについて、厚生省としてどのように考えられているのか。一つには、この法案の重……
○田中(慶)委員 今回の多極分散型国土形成法の問題について、基本的な考え方をまずお伺いしたいと思います。 今回の東京圏内での分散策を図ることを前提として先ほど来論議をされておりますけれども、地方の権限移譲、財源というものが大きなウエートをなすものだ、こんなふうに思っております。そこで、これは総理及び国土庁長官にお伺いしたいわけでありますけれども、基本的に具体的な移譲策といいますか、そういうものがあってこれが促進されるのではないかと思うのですけれども、権限の移譲についても財源問題についても明確でない、こういうことになってきますと、せっかくお骨折りをしてつくられた今回の法案も大変期待薄になるんじ……
○田中(慶)委員 このたびの法案の中で特に裁判官の定数増加の問題でありますけれども、今日の裁判の判決までといいますか、それらに対する日時が大変多くかかっているということをよく言われているわけでありますけれども、時代の流れが大きく変わり、そしてまたスピードが要求されているときに、やはりそれに対応しなければいけないのではないか、こんなふうに私は思っております。そういう点では今回の裁判官の定数増加はこの程度で十分なのかどうか、まず一点、その辺をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大変丁重なる御答弁をいただいたわけですが、素朴な疑問として、例えば今度の定員の問題でも五名ですが、これで本当にスピード……
○田中(慶)委員 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度補正予算三案について、反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、本予算案が内需拡大及び貿易摩擦の解消などの今日の緊急課題の解決に何らこたえてないからであります。国民の期待を裏切るものと言わざるを得ない多くの問題点を抱えているわけであります。 私たち民社党は、経済大国から生活先進国への大転換を図るために、まずGNPと国民生活の実態との生活水準のギャップを解消し国際協調への道を開くべきだとして、昭和六十二年度においては国民の生活向上に直結する大型補正予算を編成するように要求してまいりまし……
○田中(慶)委員 最初は総理にお伺いしたいわけでありますけれども、総理は昨日韓国の大統領、盧泰愚さんの就任式に行かれて大変友情を深められたことと思います。そういう中から韓国はむしろ民主化とオリンピックを成功させよう、こういう形で今日合い言葉で国家挙げて取り組んでおられると思います。日本もまたそれに対して協力しようということでありますから大変すばらしいことだ、こんなふうに考えております。 そこで問題は、あした総理が一般質問には出てまいりませんので、そういう点できょうこのことだけ、通告はしておりませんけれども、冒頭に考え方を求めたいと思うわけであります。 ということは、オリンピック、すなわち東……
○田中(慶)委員 土地問題を含めて若干きのうの質問の中で、時間の関係で、通告に対して質問できなかった部分がありますので、まず冒頭にその辺からきょうはやらせていただきたいと思います。 きのう申し上げましたように、首都圏の土地が大変高騰していることは事実でありますけれども、しかしそれも許認可や、あるいはまた制度上の問題でもっともっと地価を抑制することができるということをきのう申し上げたわけであります。例えば、きのうの例でも、調整区域の活用等で、一つには調整区域のマスターテーブル、基準というものがあってしかるべきじゃないか、そのことによって都道府県に、あるいは地方自治体に対する指導というものができ……
○田中(慶)委員 参考人の皆さん、大変早朝から、また遠方のところ、御苦労さまでございます。また、日ごろ皆さん方がそれぞれ今日の社会環境の中で大変屈辱を受けたり、あるいはいろいろな問題がという形で先ほども述べられております。皆さんの御労苦に心から敬意を表したい、こんなふうに思っております。 さて、この血友病の問題でありますけれども、まず、先ほどもお話が出たわけでありますが、大体五千人程度の人たちがおりますけれども、現実に組織化されている人たちが約二千五百人程度、半分ぐらいだということで、これから医療関係の問題が、全国的に患者及び感染者の万全を期するためにということで、やはりネットワーク化といい……
○田中(慶)委員 参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。
まず冒頭に、三橋参考人にお伺いしたいと思いますけれども、大変現場で御苦労され、そしてまた、現場の経験からして今日のエイズ法案のデメリット、メリット、こういう問題、またこの法案がたとえ制定されたとした場合、どういう点により注意をしなければいけないか、こんな形について見解をお伺いしたいと思います。私の方は時間が余りないものですから、ストレートに物を申し上げて大変恐縮ですけれども、そんなふうに思います。
【次の発言】 現場でそれぞれ御経験をされたわけでありますけれども、今回のプライバシーの問題あるいはまた公表の問題やら感染経路の問題等……
○田中(慶)委員 今、首都圏における交通渋滞というものは大変甚だしいものがありまして、実はきょうも交通安全対策委員会で現場調査をしてまいりましたけれども、目的地へ行くのに大体三十分以上おくれるというのが現状であります。 そういう点で、例えば横浜新道というのが今建設省の肝いりで拡幅工事をやっているわけでありますが、御承知のように横浜新道を幾ら拡幅したところで、首都高が入り、第三が入り、あるいは一般道が入るところにトンネルがあるわけでありまして、建設省みずからそれがボトルネックなんだということを言われているぐらいです。私はこの問題について何回か質問をさせていただいたわけですけれども、少なくともこ……
○田中(慶)委員 今回の労働基準監督署及び職業安定所の再編については、基本的に賛成の立場で御質問を申し上げたいと思います。 さて、平成元年を迎えたわけでありますけれども、この行革大綱についてお伺いをしたいと思います。 行革推進の立場は今までも私ども主張してきたところでありますし、また労働基準監督署や職業安定所の統廃合については基本的に賛成であります。しかし、平成元年の行革大綱では平成五年度末までの五年間にさらに労働基準監督署七カ所あるいは職業安定所二十五カ所の整理統合をするとの方針を定めたが、昭和五十九年度の行革大綱に比べて半減をされているのではないか、こんなふうに見受けられるわけでありま……
○田中(慶)委員 私は、民社党の立場で労働大臣の所信表明に対し質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に総論的に、大臣が先般「今日、我が国経済社会は順調な発展を遂げておりますが、一方では経済構造の転換、高齢化社会の進展、就業形態の多様化など種々の変化に直面しております。このような社会構造変化に対応し、社会の活力を維持するとともに、我が国の経済的地位にふさわしい豊かな勤労者生活を実現するため」に労働行政を積極的に推進をする、こういう所信を述べられたわけであります。私は大臣のこのような考え方に賛意を申し上げながら、さらに今私たちを取り巻く社会情勢というもの、例えば一つには、経済大国日本が、……
○田中(慶)委員 私は、民社党の立場から、まず最初に厚生大臣の所信表明に対する質問をさせていただきたいと存じます。 政府は、昨年十月二十五日、我が党の要求してまいりました福祉ビジョンにこたえて、「長寿・福祉社会を実現するための施策の基本的考え方と目標について」という福祉ビジョンを国会に提出されたわけであります。その後、当委員会における十分な討論する機会はございませんで今日に至ったわけでありますが、先般の大臣の所信表明でも、この福祉ビジョンを踏まえて政策を展開するとの見解を示されたわけでありますけれども、この福祉ビジョンを今後厚生行政にどのように生かしていかれるのか、まず最初に大臣の基本的な姿……
○田中(慶)委員 このたびの日本労働協会法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきたいと思います。
まず、日本労働協会と雇用職業総合研究所を統合するという一つの積極的な理由、行革の考え方であるとかいろいろなことを言われておりますし、この辺について冒頭に見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 基本的な考え方を聞かせていただきましたけれども、説明によりますと、機構が一つになっても設置される場所が従来どおり二つになっている、こういう話であります。基本的に二つの場所で一元的な運営というのは非常に難しくなってくるのではないかな、こんなふうにも考えておりますし、しかも雇用職業総合研究所の……
○田中(慶)委員 まず冒頭に、この法案に対する基本的な考え方をお伺いしたいわけであります。 昭和六十一年十二月内閣広報室の調査で、高齢者を対象に行った世論調査によれば、「高齢期の生活で大切なことは」という問いに対して、八七%の人が「健康であること」、こんなふうに答えております。また、「高齢期の生活における不安」についての問いに対しては、「自分や配偶者が寝たきりなどになること」が一番不安である、こういうふうに挙げている人が六八%に上っているわけであります。さらに、病気になってから、あるいはまた身寄りがなくなってから、寝たきりになってから施策を施すというのではなく、老人が健康であることを保障して……
○田中(慶)委員 政府は、安全、快適な交通社会の実現を図り、国、地方公共団体等と一体となって事故防止のための諸施策を従来にも増して推進する必要があるということで、平成元年度予算についても交通安全対策関係予算が十二分に計上され、その対策に努力をしていることについては敬意を表しますが、昨年の交通事故死者一万三百四十四人、これは昭和五十年以来の最悪と言われるような数字であります。ことしはもう既に九千人に上る交通事故死者が出ていると伺っておりますが、秋の交通安全運動期間中の死者三百二十人、負傷者二万一千四百四十八人と昭和四十八年以来の最高の記録を示し、激化する交通戦争に歯どめがかからない。このままいけ……
○田中(慶)委員 私は、このたびの非常事態宣言等の問題について質問したいと思います。 特に十一月三十日、交通事故死亡者数が一万人を超えるという事態になったわけでありまして、昨年八月交通対策本部決定の交通事故防止に関する緊急総合対策の一層の強力な推進と、国民一人一人が交通安全の担い手であるという原点を踏まえてそれぞれ家庭、職場、地域等における交通事故防止対策に努められるよう、本部長談話として国民に訴えられました。 しかし、この問題を考えてみますと、もう既に一万人の交通事故死亡数というものは以前から推定をされ、そしてその緊急対策が求められておったわけであります。十一月二十八日、交通事故非常事態……
○田中(慶)委員 私は、労働大臣の所信表明に対する一般質問をさしていただきたいと思います。 まず、冒頭に、今日の労働環境というものは大変大きな変化を来しているであろう、こんなふうに思っております。 その一つには、勤労者がいかにゆとりを目指すかということが大きな課題ではないかと思います。先般、国民生活白書でも明らかなように、世界一長労働時間、二千二百時間を超しているというのはそう自慢をできるものではありません。特に、一昨年、一九九三年までに千八百時間に向けて努力をしていこうという、そしてそのことが対外的に表明をされていても労働時間が短縮されないというところに大きな問題があるだろう、こういうふ……
○田中(慶)委員 私は民社党の立場から、立党以来三十年福祉の充実を目指して取り組んでまいったわけでありますが、昨今、二十一世紀に向けて高齢化社会に対応した福祉施策を充実するために、普遍的かつノーマライゼーションの理念に基づいた施策の充実を図るとともに、将来の国民の負担が過重なものにならないように効率的社会保障の確立を私どもは求めているわけであります。 そのために、国や地方自治体において各種の福祉サービスを効率的に受けられるようにするために総合的な施策が必要であろう、こういうふうに思います。国においては高齢者や障害者が地域で快適に生活できるような町づくりのためのアメニティーガイドラインの策定を……
○田中(慶)委員 今私たちの世の中というのは、一つには高齢化社会に向けてどのような形でこれからの世の中を組み立てていくかというのが大きな問題だろうと思います。 一般に、国民はこの高齢化社会に対して将来の不安というものを大変感じている。昨年政府が取りまとめた福祉ビジョンは、端的に申し上げて具体的内容に乏しい、不十分である、このように私たちはその内容を見ながら考えているわけであります。福祉はやはり財政的裏づけを持った福祉ビジョンを明確にし国民の前に明らかにすることが、将来の不安を解消することになるのだろうと思います。 そういう点で、この問題について大臣はどのようにお考えになっているか、冒頭にお……
○田中(慶)委員 私は、年金問題そのものが二千五百万の受給者のことを考えてできるだけ速やかに実施をしなければいけないと考えておりますが、そういう中でやはり問題は問題としての解決をしてその処理をしなければいけないだろうと思います。 そこで、本来ならば総理に質問したいところでありますけれども、実は一昨々日総理は福岡で行われた消費税の対話集会の中で、消費税の使途については福祉に使うということを明言されているが、そこでまず厚生大臣に福祉の考え方についてお伺いをしたいと思います。私は、福祉というのは年金であり、医療であり、あるいはまた、これからの養護施設等を含めた施設づくり等の問題であろう、こんなふう……
○田中(慶)委員 この年金問題は、今回受給者二千五百万人の受給対象として、老後の生活に欠かすことのできない大変重要な問題であるわけであります。特に年金と雇用というのは表裏一体であるわけでありますけれども、今回この厚生年金の問題で、六十歳を六十五歳の支給開始、こういう形になっているわけでありますが、昨日来のそれぞれの与野党の話し合いで、今回は削除されました。しかし、問題として前提となるのは、高齢化の問題を含めて将来六十五歳の雇用確保が明確に ならなければならないと思います。 その前段として、現在六十歳の定年という問題がまだ六二%台であるわけでありまして、そんなことを含めて、一つには六十歳定年を……
○田中(慶)委員 三人の先生方、本当に大変御苦労さまでございます。
まず最初に、岩田先生にお伺いしたいわけであります。
土地問題でありますが、今の土地問題を考えて、今回政府が一省庁一局削減、こういう問題を発表されているわけでありますけれども、果たして一省庁一局というこの発想は私は余りにも場当たり的な発想ではないかなと、こんなふうに思うのです。それぞれ一局、部が削減されたところで大変いろいろな問題が生じるではないか、こんなふうに考えておりますので、冒頭にこれらについてお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 先ほど削減と言いましたけれども、移転ということになろうかと思います。ですから、私と……
○田中(慶)分科員 最初に、道路問題について若干質問してみたいと思います。 先般の予算委員会の一般質問で、高速道路を初めとする有料道路の関係の問題を指摘しました。すなわち、混雑緩和という前提で現在ボトルネックと言われている問題が数カ所あろうと思います。このボトルネック対策を何らかの形で行っているかということが一つ。 さらにまた、交通渋滞というのはいずれにしても建設省やあるいは警察の方でそれぞれ把握をしているわけでありますけれども、もう十年一昔と言われて今日に至ってもなかなかその解消がされていない。そういう点についてはどのような考えと対策を持たれているのか、お伺いしたいと思います。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。