児玉健次 衆議院議員
38期国会発言一覧

児玉健次[衆]在籍期 : |38期|-39期-41期-42期
児玉健次[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは児玉健次衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院38期)

児玉健次[衆]本会議発言(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 衆議院本会議 第7号(1986/10/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉健次君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について質問します。  それに先立って、内外で大きな問題となった九月二十二日の自民党全国研修会での総理の講演に関連してお伺いします。総理は、その釈明の中で、日本が単一民族であるとの発言を繰り返されました。私は、そこでお尋ねしたい。  我が国における少数民族というべきアイヌの方々の存在は、総理の念頭にはないのですか。ウタリ協会を初め多くの国民から、あなたの単一民族発言に対して怒りと抗議の声が上がっているのは当然のことです。日本における戦前の大東亜共栄圏思想、ナチスドイツが行ったゲルマン民族の純血性、……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 衆議院本会議 第6号(1988/02/18、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉健次君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和六十二年度第二次補正予算案に対する反対討論を行います。  今、世界の大勢は、米ソ首脳のINF合意に見られるように、核軍縮の方向に動き始めています。また、世界株式市場の暴落を引き起こしたブラックマンデーに象徴されるように、レーガン政権の大軍拡がつくり出したアメリカの財政赤字は、資本主義諸国の経済を重大な困難に直面させています。現在求められているのは、我が国が国際的平和に貢献し、自主的な経済、国民のための真の内需拡大を実現する上でも、軍事費を大幅に削減し、国民が願う平和、軍縮の方向に抜本的に転換することであります。  六十二年度予算……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 衆議院本会議 第8号(1989/11/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉健次君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律案等関連二法案について質問いたします。  政府・自民党は、昨年、高齢化社会のためと言って消費税の導入を強行しました。今回の参議院選挙で、国民は消費税は廃止との明確な審判を下しましたが、政府・自民党は今も国民の審判を無視したままです。しかも、消費税の口実となった高齢化社会論は、今国会における日本共産党の論戦によって論破されたものです。それにもかかわらず、性懲りもなく高齢化社会論を新聞広告などで繰り返し、消費税存続に固執する政府・自民党の態度は全く許せません。(拍手)  消費税がお年寄り、年金受給者の生活を直撃して……

児玉健次[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院38期)

児玉健次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1986/10/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日は、私たちの委員会に御出席いただいてありがとうございます。  今、この委員会の審議に対して、日本の山の労働者、家族、そして産炭地の皆さんの祈るような期待が寄せられております。その期待は何かといえば、日本の山を何年もたせるか、ソフトランディングをどうするかという問題ではなく、日本の石炭産業の永続的な擁護、発展、そこにあるだろうと私たちは思っております。  そこで、向坂先生にお伺いしたいのですが、五月八日に発表された「検討小委員会の審議状況について」という中間報告に次のような部分があります。「海外炭については、数量面では当面手当て済みの状況にあり、長期的にも確保が可能と見込まれる。……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1986/11/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先週私は産炭地を前後三日ばかり回ってきたわけですが、そのとき石炭の関係者や地域の商工業の皆さん方からこもごも言われたことなんですが、なだらかな閉山であればやむを得ない、こういう意見は一つもございませんでした。  一つの例え話なんですが、皆さんもいすとりゲームというのは御存じだと思うのです。ここに十一人人間がおる、いすが五つか六つ提供されていて用意ドンといったらだれが一番先にそのいすに座るか。座れなくなった人は結局立ち往生ということになるわけですが、そういった状態が、今第八次石炭政策の原案が提示されている中であちらこちらの山の関係者に深刻な不安を与えている。  私は最初に、田村通産大……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1986/12/02、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは御出席いただいてありがとうございました。  これまで随分多岐にわたった論議、とりわけ八次策を仮に実施していくとすれば、私たちは八次策にどうしても賛成することができませんが、八次策を実施していくとすればどういう問題があるか、そういった観点からの論議が続きましたが、私はちょっと観点を変えまして御質問をしたいと思うのです。  最初に、横路参考人にお伺いしたいのですが、この夏以来、北海道の赤平とか三笠とかその他各地で、産炭地の市町村を含む北海道を中心とした地域ぐるみの集会がございました。私もずっと参加させていただいたのですが、その中で、なだらかな閉山であればやむなし、こういう声はつ……

第107回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1986/12/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私どもの委員会の審議に労働大臣がおいでになっておりますから、私はまず雇用の問題、失業の問題から入りたい、こういうふうに思います。  私どもの方で多少独自に調べたものも含めまして、日本を代表する幾つかの企業、そこの人減らし合理化の計画、それを五つに限定してちょっと御紹介をしてみたい、こう思います。  石川島播磨重工業、早期の勇退、転職援助などで七千人を早期に削減する。新日鉄、十二月から一日二千人を一時休業にする、九〇年度まで一万五千人を削減する。神戸製鋼、八八年度までに出向などで六千人を削減し、十二月から一時休業に入っている。これはいずれも西暦です。  日産自動車、五千人を販売会社に……

第107回国会 内閣委員会 第2号(1986/10/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回の国家公務員災害補償法の一部改正案について、大きく三つに分けましてそれぞれについて御質問をいたしたいと思います。  まず、通勤途上の災害についてですが、最初にお尋ねしたいのは、「日用品の購入その他これに準ずる」、この文言が削除された理由はどういうことでしょうか。
【次の発言】 この通勤途上の災害に対する補償の問題は、長い間の日本の公務員労働者の要求と運動が基礎にある、そう私たちは受けとめております。  そこで、ただいまの御答弁でございますけれども、「日用品の購入その他これに準ずる」という文言を削除するのは、もちろん日用品を買ってはならぬという意味ではなく、日用品の購入というふう……

第107回国会 内閣委員会 第5号(1986/10/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 防衛二法の改正案の質疑に先立ちまして、若干お尋ねしたいことがございます。  この二十一日の衆議院本会議で私は防衛二法改正案について御質問いたしましたが、そのとき、戦前における日本の大東亜共栄圏思想、そして同じく戦前のナチスドイツのゲルマン民族に対する特別な純血性と単一性の強調、これらが不幸な戦争への思想的要因になったということを思い起こしつつ、中曽根首相の単一民族発言について質問いたしました。それについて中曽根首相は、日本には差別を受けているような少数民族はいない、私なんかも、まゆ毛は濃いし、ひげは濃いし、アイヌの血は相当入っているのではないかと思う、こういう答弁をされました。この……

第107回国会 内閣委員会 第6号(1986/11/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、防衛二法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  今回の改正案は、アメリカのアジア・太平洋戦略に基づく日米共同作戦体制強化、そのもとで米軍の補完部隊としての自衛隊の増強を一層進めるものであり、我が党は断じてこれを容認することはできません。今日、自衛隊は世界でも有数の強大な軍隊となっています。  アメリカのレーガン政権は、ことし一月、海洋戦略を発表し、ヨーロッパ有事の際、アメリカは直ちにアジアにおいても第二戦線を展開し、千島、サハリンへの上陸作戦さえ強行するということを明らかにいたしました。重大なことは、アメリカがこの戦略の中で同盟国の……

第107回国会 内閣委員会 第8号(1986/11/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 関連して御質問いたします。  今度の数多くの法律改正が俎上にのせられているその中に、電源開発調整審議会の問題が電源開発促進法との関連で出ております。  そこで、経済企画庁にお尋ねをしたいのです。私は簡潔に聞きますのでぜひ簡潔にお答えいただきたいのですが、いわゆる電調審が電源開発基本計画に新規地点を組み入れようとするとき、関係都道府県知事の同意を得ないまま電調審に付議したことがこれまでにあったでしょうか。
【次の発言】 すなわち、電調審の事務局を担当されている経済企画庁が事前に知事の意見を十分に聴取して、知事の同意がなければ電調審に付議しなかった、こういうやり方で今御答弁のようになっ……

第107回国会 内閣委員会 第9号(1986/12/04、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 新しい行革審設置法案について審議するために、臨時行政調査会、以下臨調と申しますが、それと旧行革審がこれまでに行ってきた諸活動について振り返って、その問題点を今日の時点で明らかにすることが、この後の審議にとっても必要だと私はこう考えます。そういった観点から、何点かまずお伺いしたいと思います。  五十七年七月の臨調基本答申などで、防衛力の整備、運用などについて触れられております。いわゆる防衛行革、この内容についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今の点はともあれ承っておきたい、こう思います。  次に、通産省にお伺いしたいのですが、昭和五十六年七月十日の臨調の行政改革に関する……

第107回国会 内閣委員会 第10号(1986/12/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、一般職職員給与法改正案に賛成、特別職職員給与法改正案に反対、防衛庁職員給与法改正案に棄権の討論を行います。  まず、一般職職員給与法改正案についてであります。  今年度の給与勧告は、今日のように全俸給表にわたって改定する勧告形式をとった一九六〇年以来最低の二・三一%という水準であり、公務員労働者の要求や生活実態から見て極めて不十分なものと言わなければなりません。しかし、公務員労働者と労働組合の要求に根差した闘いを一定限度反映して、一九八一年以来五年ぶりの人事院の勧告どおりの実施であり、また、公務員労働者が早期完全実施を要求していることなども考慮……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1987/05/15、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 この件の質疑に入る前に一言私たちの基本的な考えを述べておきたい、こう思います。  言うまでもなく歯舞、色丹、これは北海道の文字どおり一部であって、それが現在ソ連によって不法、不当に領有されている、これは戦後処理の極めて不適切なそういうことの結果である。それから千島全体について言えば、これは日本が平和的手段で取得したものでありまして、すべての千島、それを速やかに返還してほしい、これは当然全国民の願いでもあります。  昭和五十七年に成立した本法の場合、サンフランシスコ平和条約二条(c)項、その枠の中で北千島の放棄を固定化しようとしておりますし、それから歯舞、色丹と国後、択捉を同列に置く……

第108回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1987/03/24、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先ほど幾らかの議論がありましたが、石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案、この中で法の目的から「未開発炭田の急速かつ計画的な開発を促進する」、これが削除された、このことに関連して句点か御質問したいと思います。  まず、昭和三十三年に今の未開発炭田云々、この部分が提起されたとき、当時の商工委員会の会議録を私は調べてみたのですが、そこで白濱政府委員が次のように述べております。「将来の増大するエネルギー需要に対処し、石炭資源の開発を急速、かつ、計画的に行うため、未開発炭田の開発に関する規定を設けたことであります。」将来における増大するエネルギー需要、これはまさしくそのときの指摘……

第108回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1987/05/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 大臣に余儀ない御用がおありのようですから、最初に二点ばかりまず大臣に集中的にお伺いして、その後労働省の政府委員に御質問したい、こう思います。  私が大臣に率直に伺いたいのは、いわゆる内需の拡大、国内需要の拡大、これが、従来ともすれば中曽根首相の対外公約との絡みで論議されることが多かったと思うのです。本来の内需の拡大は、言ってみれば国民の経済の立て直し、国民の暮らしを守り向上させていく、そこに基本が置かれるべきではないか、こう考えています。  なぜそう言うかというと、国内需要は全体として約六〇%を個人消費に依拠している、これが多くの経済学者の、言ってみれば定説でございます。そこのとこ……

第108回国会 内閣委員会 第1号(1987/03/24、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回提案された在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、これは、外務公務員が海外で勤務をなさる、さまざまな困難があると思うのですが、その困難の実態に迫られて改善を図ろうとされる努力だ、こういうふうに理解をしております。  そこで、このこととの関連で一、二お伺いしたいのですが、外務公務員、この方々が家族同伴、とりわけ御夫人とともに任地で活動される、これは外務公務員の勤務の特性という点でどのような意義を持つのか、まずその点をお伺いします。
【次の発言】 今度出されている法律案の中身を検討させていただきましても、今お話しのあった外務公務員の夫婦の同居、任地でと……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 社会労働委員会 第1号(1987/07/28、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本で働くすべての人がそれぞれの職場で労働者としての権利を十分に保障されて生き生きと活動する、これはすべての国民の共通の願いだと思いますが、現状はそれにほど遠い、そのように私は思います。好ましい方向に進めていく、その点で労働行政が果たす役割は極めて重要です。きょうは時間がありませんから、端的に、働く人々の職場の模範となるべき国や自治体など公務員の職場、JR、NTTなどの職場、そういったところで働く人々の権利の保障という点で具体的に問題を取り上げてみたい、こういうふうに思います。  まず職場の衛生と安全という点です。これは運輸省おいでになっていると思うので、運輸省にお聞きしますが、J……

第109回国会 社会労働委員会 第5号(1987/08/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今回の臨時国会で最大の焦点の一つになっているマル優制度の廃止の問題、現在これは他の委員会で並行して論議されておりますが、そのマル優制度の廃止との関連で一般財形貯蓄に課税が二〇%される。先ほどからの論議を聞いておりますと、労働省としてはまるでやむを得ないというふうな形で受けとめていらっしゃるようで、私は大いに驚いております。  先ほどこの制度の成立時の経過について若干の論議がありましたが、私はまず大臣に伺いたいのですが、この制度が社会労働委員会に提案されてかなりの論議がされましたが、昭和四十六年三月十六日、社会労働委員会で財形制度について、既に亡くなられた野原労働大臣と共産党の寺前巖……

第109回国会 社会労働委員会 第7号(1987/08/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、これまで七カ所の国立病院・療養所へお邪魔しまして、そして今度のこの法律についての私たちの調査をさせていただきました。そのとき院長さんや総婦長さん、そして事務長さんを初め職員の皆さん方が非常に温かく迎えてくれて、そして率直な意見を述べてくれた、この機会にお礼を言いたいし、それから医務局を初め私たちに便宜を図ってくれた関係者にも私は感謝します。  そこで、私はこれが最初の質問ですが、事柄は非常に重要だし、十分に時間をかけて審議を尽くさなければなりません。それが国民の負託にこたえる議会の道です。  そこで私は、医療要求と国立病院の役割について、僻地、離島の場合はどうか、大都市圏の場……

第109回国会 社会労働委員会 第8号(1987/08/31、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 共産党の児玉と申します。きょうはどうも御苦労さまです。  最初に、小川参考人にお聞きしたいんですが、先ほど参考人の御意見の中で、日本の賃金の仕組みは多くの場合、日建て、月建てである、こういう御発言がありました。日建ての方はさておきまして、今回の労基法のいわゆる改正案の中で、変形労働時間制の問題が非常に大きなかかわりをこの後及ぼすだろう、もちろんその前提に一日八時間制が突き崩されていく、それがありますが、参考人に端的に二つ私お伺いしたいのです。  現行労基法の中に含まれている四週間の変形労働時間制、これは四週間です。そして一カ月というのは一カ月です。日数としてはそう多くの違いはありま……

第109回国会 社会労働委員会 第9号(1987/09/01、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本共産党・革新共同を代表して、労働基準法の一部を改正する法律案に対する修正案について、趣旨説明を申し上げます。  政府案は、現行労働基準法の根幹である一日八時間労働制を破壊し、変形労働時間制、みなし労働の導入など企業の都合にあわせて、労働時間を自由自在に伸縮できるようにするものです。これは八時間を超えて何時間働かせても、時間外手当を支払う必要がなくなるという資本、企業のための改悪であると言わなければなりません。  このような労働基準法の改悪は、労働者の健康と家庭生活を破壊し、特に婦人労働者の働く権利そのものを奪うものです。  よって、現行の八時間労働制を厳守し、これを根本から崩す……

第109回国会 社会労働委員会 第10号(1987/09/03、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案及び自民党提出の修正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、戦後国立病院・療養所が全国で展開してきた地域における基本的、一般的医療は他にゆだね、より広域を対象とる高度、専門医療に重点を移すと称して、現在ある二百五十三施設の約三分の一を統廃合しようとするものです。  現在、国民が国立病院・療養所に期待し、求めているのは、かつて国民病と言われた結核との闘いで国立病院・療養所が残した巨大な足跡に示されるように、国立医療機関が地域医療に責任を負い、医療における総合性、一貫性を確保……

第109回国会 社会労働委員会 第11号(1987/09/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本におけるこれまでの精神障害者の対策は、精神障害者を長期にわたって社会から隔離するかそれとも放置しておく、こういった特徴を持っていたと思います。今回の改正案はいわば当然過ぎるほど当然の措置を何点か含んでいると私たちは考えております。  そこで、もしこの改正案について十分な時間をかけ慎重に審議すれば、精神医療の今後の改善、向上に貴重な手がかりが得られるだろう、そう考えているだけに、このような短時間の審議については極めて遺憾である、それをまず冒頭に述べておきます。  さて、時間もありませんから、私は手短に質問しますので、ぜひ御答弁も簡潔にお願いしたいと思います。  本人の同意に基づく……

第109回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1987/09/07、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に労働大臣にお尋ねをしたいのですが、北炭真谷地の未払い退職金を完済させるために労働省は随分長い間努力をされてまいりました。私もこの委員会でほとんど欠かすことなくこの問題を取り上げてきたわけですが、この未払い退職金は本来退職時にまとめて支払われるべきものであって、それが真谷地について言えば二十一億円いまだに払われていない。これは全く異常とも言うべき事態だと思うのです。そこで、労働省としてはこの面の努力をさらに強化されると思うのですが、未払い退職金を完済させるための努力というのは、間違っても北炭真谷地鉱山閉山の前提条件をつけるためのものではないと思うのですが、その点いかがでしょうか……


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第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1987/12/18、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 田村通産大臣が、私たちが今この委員会で論議していることと関連して、どうしてもよんどころない事情で早目に退席をしなければならぬということですから、恐縮ですけれども質問の順番をちょっと変えさせていただいて、最初に大臣に対して御質問をしたい、こう思います。  この十月に北炭真谷地炭鉱が閉山したとき、北炭真谷地及び関連業者と建設一般夕張炭鉱関連労働組合両者の間で、北海道民の強い世論の支持のもとに粘り強い交渉が進められて、下請労働者に対して閉山見舞い金、退職金などを支払う協定が締結されたことは非常に重要なことだったと私は受けとめています。閉山に至ったことはまことに残念ですが、この交渉の出発点……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1988/04/20、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 高鳥長官は先日の所信表明で、北方対策本部長として今後とも国民世論の啓発、元居住者に対する援護、隣接地域の振興等の施策を推進する、こうお述べになりました。  隣接地域の振興ということに関連してですが、北海道では、とりわけ北海道の東部では公共交通機関の果たしている役割が非常に大きいものがあります。いわゆる長大四線と言われているものの一つに標津線というのがございまして、標茶から根室標津に、厚床から中標津に、この標津線が隣接地域で果たしている役割について長官はどのようにお考えになっておられるのか、一言お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それは承っておきます。  ちょうど高烏長官は北方対……

第112回国会 社会労働委員会 第4号(1988/03/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 先日の厚生大臣の所信を伺いましてさまざまに考えることがございましたが、きょうは、大臣の所信とも関連させながらエイズの問題、とりわけ血友病患者におけるエイズ感染の問題を中心にしてまず御質問をしたい、こう思います。  そこで、大臣に最初にお尋ねをしたいのですが、聖マリアンナ大学教授でHIVキャリアの発症予防・治療に関する研究班主任研究者山田兼雄先生、この方が「血友病がAIDSの直撃をうけたことは、今世紀における医療の最大の悲劇の一つと考えてよい。」このようにおっしゃっております。この分野の医療活動、教育活動で文字どおり先頭に立たれている医学者の言葉として私は非常に強いものだと思いますが……

第112回国会 社会労働委員会 第5号(1988/03/31、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 厚生省の国民健康保険課が「国民健康保険四十年史」というのを出していらっしゃいまして、昭和五十四年三月の発刊です。一通り読ませていただきました。大変興味深いものですが、その中で、「新国民健康保険法の立案」、昭和三十三年のときのことですが「厚生省当局で立案した新国民健康保険法の要点は、次のとおりである。」ということで若干のことが書いてありまして、その中で次のように述べている部分があります。「国民皆保険体制の確立のための国の責任を明確にしたこと。」「国民健康保険事業を行うことは、市町村の固有事務であるとする旧法の考え方を改めて、国民の医療保障を行うことを国の責務とし、これを市町村に団体委……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/04/05、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日は、御出席いただきましてありがとうございます。共産党の児玉と申します。  最初に菅原参考人にお伺いをしたいのですが、先ほどの御意見をいただきましたときに、参考人は、保険者の立場から述べる、そういうふうに最初におっしゃいました。そして国民健康保険制度が高齢者、低所得者が増加する構造的な要因を含んでいる、私の聞いたことですから、そのとおり正確でないかもしれませんが、その上で、保険料負担が今加入者にとって限度に近づいているというふうにお話があったわけです。  そこで、まずお伺いしたい点です。  今度の改正案がもし実施に移されたら、都道府県の負担が四百四十億、市町村の負担が二百五十億、……

第112回国会 社会労働委員会 第7号(1988/04/12、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 特定不況業種に関連した法案について、私から質問いたします。時間が非常に制約されておりますから、私は手短に聞きますので、ぜひ簡潔にお答えいただきたいと思います。  今回の改正案で下請企業も法といいますか、この制度の対象となる。そこで改正案で言う雇用維持等に関する計画。従来は、第一のケースとして百人以上の離職者または出向者を出す規模の縮小、第二のケースとして一カ月以内に三十人以上の離職者を生ずる規模の縮小、この場合事業主が再就職援助等計画を作成する、こういうふうになっておりましたが、今度下請企業を対象にするということになると、こういった規模では実情に合わないと思うのですが、この点につい……

第112回国会 社会労働委員会 第8号(1988/04/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国民健康保険法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論をいたします。  国民健康保険には事業主がなく、現行の国保法は国民の医療保障を行うことは国の責務であることを本来の趣旨、目的としています。これを踏みにじって都道府県及び市町村の負担を新たに導入することは、国の責任を地方自治体に転嫁するというにとどまらず、憲法二十五条に明記された国の責務規定に反するものであります。また、国民健康保険において無職の世帯が激増し、年間所得二百万円以下の世帯が実に七二・三%を占めているため、抜本的な低所得者対策が求められています。真に低所得者対策を考えるなら……

第112回国会 社会労働委員会 第10号(1988/04/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に大臣にお伺いをしたいのですが、厚生省は昭和六十年の十月、戦後初めて原爆死没者に関する調査を実施されました。その目的と動機、そして調査をなさった後約二年半経過したのですが、いつまでにどのような形式で発表されようとなさっているのか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 原爆死没者に関する調査について、これは何人の回答ということが、亡くなった方だからできませんので、この調査についての回答カード数は何枚になっておりましょうか。
【次の発言】 生存者調査についての回答数が三十一万三千四百九十九人、そして死没者調査に関する回答カードは二十八万六千八十七枚、被爆者の大変な協力がこれには……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/05/10、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 労働安全衛生法の改正案についてお尋ねをします。  今回の改正案で、先日大臣が行われた提案理由の説明においても、「労働者の健康の保持増進のための措置を充実すること」、このようにうたわれております。このような措置は、労働時間の短縮、残業の規制への努力を一層強化することと結びつかなかったら実効のあるものにならない、こう思うのですが、大臣のお考えを最初に伺います。
【次の発言】 法案の中身について何点か触れたいんですが、法十九条にあります安全衛生委員会についてです。ことし一月二十九日の中央労働基準審議会の労働災害防止計画、その中で次のような一節があります。「労働組合の労働災害防止への取組み……

第112回国会 社会労働委員会 第14号(1988/05/17、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 この法律は、憲法第二十八条で言う労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権を保障する、それを支えるという意味で非常に重要な法律でして、今度の改正には幾つかの重要な問題点を含んでおります。改正案の一部について修正の合意があったにせよ、極めて短時間の審議、私は二十分ですが、そしてきょうの午後の本会議に緊急上程、こういう運びは遺憾であるということを最初に述べておきます。  そこで、手短に私は質問いたしますので、お答えいただく方も端的に答弁をいただきたい。重ねてその点は要望いたします。  まず、地方調整委員の新設についてですが、現在の労組法二十五条一項、ここに「二以上の都道府県にわたり、又は全……

第112回国会 社会労働委員会 第15号(1988/05/19、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私はこの三月二十五日に衆議院の社会労働委員会でエイズに対する対策で最も急ぐ課題として、発症の予防、根治療法の確立、そして安全な血液製剤の供給、そのことに触れて質問いたしました。きょうはそのとき尽くせなかった問題について引き続いて質問したい、こう思います。  まず最初に、昭和六十年八日に厚生省の血液事業検討委員会中間報告、それが発表されております。その冒頭において、「血液は、貴重な人体の臓器組織の一部であり、医療上の必要による輸血は、臓器移植とも言うべきものである。」非常に重要な指摘、ある意味では基本的な理念が提示されておりますが、この点について厚生省はどのように受けとめていらっしゃ……

第112回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1988/04/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 臨時石炭鉱害復旧法が昭和五十七年に十年間延長されましたが、期限切れまであと四年を残すだけになっている。政府は石炭鉱害復旧長期計画の中で、最終的解消を図るためこれを計画的に処理すると述べられております。午前中の論議もありましたが、現在の進行状況はどうか、その点をまず伺います。
【次の発言】 この一月、三日ばかり筑豊に行って鉱害の現状を見てまいりました。さまざまな問題にぶつかったのですが、ここでは二つのことについてお尋ねをしたいと思います。  一つは、いわゆる有資力鉱害の問題です。最近一部に、鉱害認定の請求に対して、裁判に持ち込むことによって認定手続、復旧手続を先に延ばそうという動きが……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 リクルート問題に関する調査特別委員会 第2号(1988/11/21、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 証人は先ほど、九月末辰巳氏の使いが来たとき、三千株は次官室の職員に保管してもらった、そういうふうにおっしゃいました。私はここにリクルートコスモス株を譲渡した際のファーストファイナンス株式会社代表取締役小林宏氏、金銭消費貸借契約書を持っております。今お話しになった返済の期限は九月三十日、六十二年九月三十日、これにこうなっています。その第二条に「乙は甲に対し、乙の甲に対する債務の履行を担保するため、株式会社リクルートコスモスの株式○○株を本契約締結と同時に預けるものとする。」こうなっています。証人がおっしゃった、事務次官室の職員に頼んで保管してもらったというのは偽りではありませんか。

第113回国会 リクルート問題に関する調査特別委員会 第3号(1988/12/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 法務大臣にはちょっとお待ちをいただいて、最初に御三人の大臣にお伺いしたいと思います。  まず中山郵政大臣にお尋ねをしますが、郵政省はNTTに対し、リクルート疑惑について内部調査を厳格に行うようにと再三要請されておりますが、これは当然のことだと思う。  さて、率先垂範という言葉もありますが、郵政省関係者にコスモス未公開株またはリクルート社の株の譲渡を受けた者がいるかいないか、このことについてどのような内部調査を行われたか、その結果はどうであったか、OBも含めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 同様のことを文部大臣にお伺いいたします。

第113回国会 科学技術委員会 第1号(1988/11/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 委員長それから同僚の委員の皆さんの御了解をいただいて、この委員会で質問できることを大変喜んでおります。  最初に科学技術庁長官にお伺いしたいのですが、この十月十五日、北海道泊原子力発電所の周辺町村で約四百七十人の住民が参加して防災訓練が行われました。この訓練は直接国が実施されたものではありません。北海道、周辺市町村でやったものですが、いろいろと問題点があったと私は思っておりますが、この防災訓練について国はどのように受けとめていらっしゃるか。改善すべき点や今後への教訓、そういうことについてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 通産省においでいただいていると思いますが、北海道電力……

第113回国会 災害対策特別委員会 第3号(1988/08/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 八月二十五日、二十六日、北海道で非常に激しい雨がありました。既に政府としては留萌市、沼田町、北竜町については災害救助法を適用してくださっているわけですが、空知支庁の沼田町の場合に、二十六日正午までに四百二十五ミリという降雨量でした。昭和五十六年の八月初旬に北海道では非常に甚大な水害がありましたが、今度は地域的にそれを上回るものがあります。一昨日、昨日、私そこに参りまして、きょう早速この委員会で質問させていただくことを委員長初め同僚の委員が了解してくださったことを感謝いたします。  まず第一の質問、農水省にいたします。沼田町で私が町長や助役から伺ったところによれば、今農作物、農地被害……

第113回国会 社会労働委員会 第2号(1988/08/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 参考人として参加していただいた御三人に心からお礼を申し上げます。  最初に、伊藤参考人にお伺いしたいのです。  先ほど伊藤参考人は、エイズ予防法案に反対である、これは廃案にした方がいい、そのようにおっしゃった上で、この法案が予防に効果があるのかどうか、それからこの法案によって人権が守られるのかどうか、二つの問題を出されて、そして特に予防に効果があるかどうかという点では、患者を医療機関から潜行させるというふうにお述べになったと私は伺いました。埼玉という東京に非常に近接した地域で患者団体の中心になって御苦労なさっている伊藤さんのお立場で、患者が潜行していくという、そこのところをもう少し……

第113回国会 社会労働委員会 第3号(1988/08/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 日本における血友病患者のエイズ感染は国とメーカーの責任によって生じたものであって、国は被害者に対して完全な補償、救済策をとるべきであると以前から私たちは主張しておりますし、そして今もその点強くなりこそすれ、全く変わりがありません。この主張について冒頭明らかにしておいて、きょうは法案の審議やその他とは切り離して、今度政府が提起されている緊急の対策に限定して質疑をしようということですから、私もそれが今必要なことだと思いますので、提起されている対策に即して何点かお聞きをしたい、そう思います。  まず、発症予防・治療研究事業についてです。  全国ヘモフィリア友の会、東京ヘモフィリア友の会、……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/09/08、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは三人の先生に貴重な御意見をいただいて、ありがとうございます。  最初に、西岡先生にお伺いしたいのですが、今の質問とも関連いたしますが、先生は日赤中央血液センターの副所長でいらっしゃる。それで、私は血液行政一般でなく、血友病患者、子供さんもいらっしゃれば成人の方もいらっしゃる、体重の違いもある、そして軽症、重症、さまざまな問題があります。そういった方々に対する安全な血液製剤等を供給していく体制、この点で日赤に対する患者の皆さんの期待というのは非常に強うございます。血液濃縮製剤、クリオプレシピテート、中間クリオ、RCGと言われているもの、そういったものについてのこの後の日赤の御……

第113回国会 社会労働委員会 第6号(1988/10/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案に反対する立場から討論を行います。  私は、まず、この法案が当委員会において法案そのものの審議が開始された初日、実質的な審議わずか一日でこのような形で議了、採決が強行されることに心からの怒りを込めて抗議するものです。  現在、エイズの蔓延防止のために何より必要なことは、エイズについて正しい知識の普及を進めることです。本年一月、ロンドンで開催された各国エイズ担当大臣会議が情報提供と教育が唯一最も重要なエイズ対策であると強調しているのは、まさにこのことであります。  日本のエイズ感染は、約九割が血友病の患者で……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号(1988/10/26、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に、総理に御質問をいたします。  「ロッキード問題閣僚連絡協議会の設置について」、これは昭和五十一年二月十九日、閣議の口頭了解でございますが、冒頭、「いわゆるロッキード問題に対処するため、次のとおり、ロッキード問題閣僚連絡協議会を設置することといたしたい」と述べて、協議会には副総理、当時福田赳夫さんでした。法務大臣、外務大臣、宮澤さんでいらっしゃいます。大蔵大臣、通商産業大臣、運輸大臣、総理府総務長官、国家公安委員長、防衛庁長官、内閣官房長官及び内閣法制局長官が参加する、そういう形で五十一年の二月十九日に発足をいたしました。  そして協議を経て、昭和五十一年十一月十二日、ロッキ……

第113回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1988/12/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 第八次石炭政策が実施される直前の高島炭鉱の離職者の問題については、以前多少議論したことがありますが、きょうは最初に、八次政策のもとで最初に閉山となった三井砂川鉱、そこの離職者の状況、地域雇用の状況についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の数字を下請に限定するとどういうことになるのでしょうか。
【次の発言】 私どもが三井石炭鉱業株式会社の労務課からいただいた数字によりますと、現在いまだに職が見つかっていない方が三百五十二名、そのうち約二百名が下請であるというふうに把握をしているのですが、この状況について労働省としてはどのようにお考えでしょうか。


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第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 社会労働委員会 第2号(1989/03/28、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 本日、加藤孝元労働事務次官が起訴されると報道されております。加藤氏の逮捕時における被疑事実は、自己の職務に関してわいろを収受したものとされています。行政のトップにある事務次官が在職中の行為で逮捕、起訴されるということは、全く異常であると言わなければなりません。私はここで強調したいのは、リクルート社と癒着し、株式の譲渡、授受、飲食、ゴルフ、釣り、こういった接待を受けていたのは、加藤氏などごく一部の幹部であって、労働基準監督署、公共職業安定所等の第一線で働く労働省の職員はこのような腐敗と全く無縁である、これを私は強調したいと思います。  そこで、大臣に伺いますが、全労働省労働組合は「労……

第114回国会 社会労働委員会 第4号(1989/05/23、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に労働委員会、ここでは中央労働委員会、地方労働委員会に限定しますが、労働委員会が果たすべき役割について簡単に伺います。  労働委員会が果たすべき役割の一つに、不当労働行為の迅速な救済があります。旧労組法では、不当労働行為の禁止を処罰でもって行うこととされていました。この場合、労働委員会の裁判所に対する処罰請求が刑事訴訟法上の訴訟条件でした。昭和二十四年の労組法改正で、いわゆる処罰主義、直罰主義を改めて原状回復主義、すなわち不当労働行為がなかったと同様の状態に速やかに復せしめることを主眼とすることになった、このように理解しておりますが、そうですね。

第114回国会 社会労働委員会 第5号(1989/05/25、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 まず、厚生省が実施された死没者調査について伺います。  二十八万六千を超える回答、これは現在に生きる国民にとって極めて貴重であるだけでなく、後世の国民に伝えるべき貴重な資料だと言わなければなりません。昨年もこの問題についてお尋ねしましたが、さまざまな調査項目がある、相互のクロス集計などを含めて綿密に行うべきだと考えますが、いかがですか。
【次の発言】 これらのデータは原爆被害の原資料として大切に保存し、適切な形で公開されるべきだと考えます。昨年、藤本厚生大臣は私の質問に対して「私といたしましても、今後このような資料を、被爆国の日本といたしましては、かかる悲惨な問題が二度と再び起こら……

第114回国会 社会労働委員会 第6号(1989/06/15、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 今度の日本労働協会法改正案について、まず質問します。  日本労働協会と雇用職業総合研究所を統合して日本労働研究機構とするという内容ですが、ここ数年の日本労働協会の活動を見てみると、一九八一年から八七年までの間、調査テーマ三十九のうち十七テーマ、四三・五%ですが、それが受託研究という形になっております。調査研究予算は、一九七九年が千七百四十万円、全体の予算の一九%。それが一九八七年には二千四十八万円、絶対額は若干上がっていますが、予算全体に占める比率は下五%、予算における比率が激減している。そして、常勤の研究員は七六年から定数一名。ところが八五、八六の両年は欠員でゼロであった。今回の……


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第115回国会(1989/08/07〜1989/08/12)

第115回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1989/09/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 これまで幌内鉱の労働者、家族、そして三笠の住民や市当局は、何としても山を守りたい、こういった一心で、多くの犠牲を払いながら頑張ってきました。  先日、閉山提案を聞いて緊急に集められた山の存続を求める千五百人分の署名は、山本長官を通して大臣にお届けした、そう思います。閉山は、これまでもそうでしたが、労働者、家族から職を奪い、地域経済に回復不能の打撃を与えますから、何としてもこび閉山は回避しなければならない、そういう立場で私は質問をします。  最初に、雇用対策についてですが、閉山の際に企業が提出する雇用計画がどのように実施されたか、または実施されなかったのか、これを一昨年十月、同じ企業……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1989/11/14、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 九月二十七日、ニューヨークで行われた日ソ外相会談で、ソ連側から、ゴルバチョフ議長が一九九一年に来日する、こういった意向表明があったと聞いております。ゴルバチョフ議長の来日が日ソ両国間にある諸懸案の平和的解決を促進し、日ソ両国民の友好関係に役立つために、両国の間に横たわっている歴史的な、そして現状にかかわる障害をいかにして取り払っていくのか、そこに目を向ける必要があると思います。  中山外相は、報道によりますと、この日ソ外相会談で日ソ関係改善のために真剣に努力する考えであると表明されたと伺っておりますが、どのような努力をなさろうとしておるのか、大臣の御答弁を求めます。

第116回国会 社会労働委員会 第3号(1989/11/16、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 戸井田大臣は、就任後新聞社のインタビューに対して「老人保健の医療費の国負担を二〇%から三〇%にしたら将来的にいくらかかるか。そういう具体的な問題提起をしていこうと思う。」これは八月二十四日の毎日新聞の朝刊ですが、そのように述べていらっしゃいます。このインタビューは大臣が就任されて約二週間を経過し、満を持しての発言だと私は思いますが、この御発言がその後どのように具体化されつつあるのか、大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 消費税は、たとえそれが福祉目的税と言おうとどうしようと、国民の審判が既にきっぱりと下っているものですから、廃止以外にない。それで、私は大臣のこの御発言の中に……

第116回国会 社会労働委員会 第5号(1989/11/22、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 最初に大臣にお伺いしたいのです。  六十歳を超して六十四歳、五歳、そういうところで一家を預かるあるじがどんな経済的な生活をしているか。総務庁の統計局が昭和六十三年に行った貯蓄動向調査が最近報告書になってまとめられました。六十歳代前半層に属する世帯のうち約四分の一の世帯が六百万円を超す負債を持っている。そして、その中で最も多くの部分を占めているのが住宅、土地である。総務庁の調査によれば四百九十一万円と言っておりますが、そういった状態で、土地や住宅について在職中の収入で解決することができず退職後にもそういった経済的負担を引きずっている、こういった実態があることを大臣御承知ですか。

第116回国会 社会労働委員会 第6号(1989/11/29、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 年金の財政、とりわけ厚生年金の財政について、先日来の審議でこういった傾向が明らかにされています。財政が困難であれば、一つは支給開始年齢を繰り延べする、ないしは保険料を引き上げる、そして三つ目の選択肢として給付を切り下げる、この三つが考えられる選択肢だ、そういった議論が随分多いんですが、私はこういった考えに賛成できません。厚生年金の財政を考えるとき、国の負担増、国の負担をどうするかという問題、企業の負担率をどのように上げていくか、この二つの選択肢を欠落させるというのは、国民に対して正しい判断を求める態度ではないだろう、そう考えます。  そこで、前回の年金改正の際、これはもう周知の事実……

第116回国会 社会労働委員会 第7号(1989/11/30、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 私は、国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党・革新共同を代表して、その趣旨を説明します。  消費税の導入によって年金受給者の生活は一層苦しくなっており、物価上昇に見合った年金額の引き上げと、政策改定の四月にさかのぼっての実施は全国の年金受給者の切実な要求となっております。  我が党は、物価上昇に見合った年金額の引き上げと政策改定を本改正案から切り離して直ちに実施するよう要求してきましたが、今日に至るもいまだに実現していません。  政府提案の国民年金法等の一部を改正する法律案は、多くの容認できない問題点を持っております。  まず、支給開始年齢の六十五……


児玉健次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院38期)

児玉健次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 内閣委員会在外公館に関する小委員会 第1号(1986/12/18、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉小委員 ただいま小委員長がお述べになった所見に対して、日本共産党の見解を述べさせていただきます。  日本共産党は、日本外交は平和五原則に基づいて行われるべきであり、在外公館の警備対策の強化、緊急時の邦人保護対策の強化には、自衛隊の海外派遣は含まれていないものと理解していることを付言いたします。  以上でございます。


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉分科員 ことしの一月、竹下総理大臣がアメリカにおいでになった際、ロバート・バード上院民主党院内総務が竹下首相に対して日米自由貿易協定の共同研究を提案した、こういうふうに言われております。現在外務省が日米自由貿易圏構想の研究を開始している、その際通産省とも調整を進めている、こういうふうにも言われております。  そこで、この点は大臣にお伺いしたいのですが、バード氏の提案にある日米自由貿易協定または日米自由貿易圏構想、何と言おうとすべての商品が日米間で自由化されていく、このようになっていけば、脱脂粉乳、でん粉、牛肉、オレンジ、米、これを含めて日本の農業が壊滅しかねない事態に追い込まれる可能性が……

第112回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉分科員 きょうおいでくださった皆さん方、ちょうど三月なんですが、積雪寒冷の地帯ではそろそろ雪が解けて舗装面が露出をする、そこに依然としてスパイクタイヤを装着した車が走り抜けることによってもうもうたる車粉を巻き上げる、一年間で最も厳しい時期でもあります。それから、きょう三月九日は、国の公害等調整委員会で申立人と被申立人が午後一時から集まって、大体そろそろ終わろうとしているのではないか、こういうときでもあります。  それで、まず最初に通産省に御質問したいのですが、通産省は、この間、脱スパイクの推進ということでいろいろ御努力をなさってきました。脱スパイクというのは、スタッドレスタイヤを普及促進……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1989/11/27、38期、日本共産党・革新共同)

○児玉委員 きょうは御苦労さまでした。  最初に五十嵐公述人にお伺いしたいのですが、今は日本の特に大企業の職場などで五十歳前後から出向、配転や希望退職制、そういったもので相当深刻な雇用不安が生まれております。そういった状態と、今回の国民年金法等の改正の問題についてどうお考えかというのが一つです。  二つ目は、連合としてのお考えを伺いたいのですが、今度この六十五歳繰り延べが提起されている、そういった中で、もし高齢者の雇用が改善されれば、六十五歳年金支給開始もやむを得ないとお考えなのか。それとも将来にわたって六十歳支給を堅持すべきだとお考えでしょうか。  ちょっとそれとの関連なのですが、八五年の年……



児玉健次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

児玉健次[衆]在籍期 : |38期|-39期-41期-42期
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