武藤嘉文 衆議院議員
39期国会発言一覧

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武藤嘉文[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは武藤嘉文衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院39期)

武藤嘉文[衆]本会議発言(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 衆議院本会議 第6号(1990/03/22、39期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 富塚先生からは、輸入促進税制に八百七十億という減税予定があるけれども、それの裏づけとなる細かい数字を示せ、こういう御指摘でございます。  実際問題といたしまして、まだこれからやることでございますし、また、この輸入促進税制だけではなく、今回千四品目にわたる関税の引き下げ、撤廃も考えておりますし、また輸入拡大予算を大幅に拡大をしていくという、いろいろ総合的な輸入拡大政策をとろうといたしておるわけでございます。  また同時に、そのような政策をとりますことと、相手側がやはり輸出拡大努力をしていただかなければなりませんし、また日本の国内の経済情勢もございますが、いずれにいたしま……

第118回国会 衆議院本会議 第13号(1990/04/19、39期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) お答えいたします。  今回の日米構造協議におきまして、大店法につきまして規制緩和をすることにいたしておりますけれども、これは国だけではいけない、今自治大臣からも御答弁がありましたように、地方自治体 においてもいろいろの規制が行われておりますので、これを緩和していただきたいと考えておるわけでございます。  そこで、今の御質問は、私の談話の表現と今度の中間報告にある表現と少し違うじゃないか、こういう御指摘でございますが、これは私といたしましては、地方公共団体を尊重いたしまして丁寧に申し上げたつもりでございまして、その趣旨は全く同じでございます。(拍手)

第118回国会 衆議院本会議 第16号(1990/05/17、39期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 私の方からは、二点についてお答えをさせていただきます。  まず、プルトニウム利用の経済性でございますけれども、プルトニウム利用の経済性については、天然ウランの価格や回収されるウラン及びプルトニウムの利用方法などいろいろの要因に左右されるものでございまして、一概に申し上げることはなかなか困難でございますが、いずれにいたしましても、プルトニウム利用の推進は、ウラン資源の節約、資源の海外依存度の低下につながるなど、エネルギーの安定供給を確保する上で重要なものであると考えております。  なお、第二点は、再処理施設建設を急ぐ理由ということでございますが、これは科学技術庁の方から……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 衆議院本会議 第3号(1990/10/17、39期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 大内委員長にお答えをいたします。  ベーカー国務長官との間でいろいろお話をいたしましたが、ウルグアイ・ラウンドにつきましては、何としてもこれはこれからの二十一世紀に向かって世界経済、世界貿易のためには成功させなきゃいけない、こういうことで意見の一致を見ました。それに加えて、この七月にシンガポールにおきまして開かれましたAPECの会合におきます共同コミュニケの中で、それぞれ各国がウルグアイ・ラウンドの成功に向けてこれからお互いに政治的な柔軟性を示さなければいけない、こういう点につきましてもお互いに再確認いたしました。しかし、今も御指摘のございましたような、私が具体的に米……

第119回国会 衆議院本会議 第4号(1990/10/18、39期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 私に対する御質問は、万が一にも武力の行使が行われたときには、日本のエネルギーに対してどういう影響があるか、こういう御質問であったと思います。  日本は、御承知のとおりエネルギー源の約五七%を石油に依存をいたしておりますし、その石油の約七割を中東地域に依存いたしておるわけでございますから、万が一にも中東地域に武力の衝突が起これば、これは石油の供給に対して大きな障害が起きることは当然でございます。今、私ども、そういう万が一の事態を心配をいたしまして、それぞれ備蓄をいたしておるわけでございますが、IEA加入の各国の備蓄は、今平均百四十九日でございます。万が一にも石油の供給に……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 衆議院本会議 第18号(1993/04/09、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 佐々木議員にお答えをいたします。  ウルグアイ・ラウンドにおける農業交渉における対応について御質問でございます。  農業については、各国ともそれぞれいろいろと困難な問題を抱えておりますが、お互いに協力をし合って、最大限、解決に向かって努力をすべきだと思っております。  米につきましては、たまたま私が通産大臣のときに多少柔軟な発言をいたしましたので、大変御心配をいただいたようでございますけれども、あくまで国会決議等の趣旨を体しまして、日本の基 本的な考え方が十分反映されるように努力をしてまいります。  東京サミットにおきましても、適当な機会をとらえて、できるだけこの日本……

第126回国会 衆議院本会議 第21号(1993/04/20、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 時崎議員にお答えをいたします。  我が国は、国際社会の中に占める我が国の地位にふさわしい貢献が期待されておると思います。これからも、我が国といたしましては、今まで同様、積極的に環境協力に貢献をしていきたいと存じております。(拍手)

第126回国会 衆議院本会議 第22号(1993/04/22、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 児童の権利に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明を申し上げます。  この条約は、平成元年の国連総会において採択されたものであり、児童の権利の尊重及び保護の促進を目的とするものであります。  この条約は、我が国が締約国となっている経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約及び市民的及び政治的権利に関する国際規約において定められている権利を児童について広範に規定するとともに、さらに、児童の人権の尊重及び保護の観点から必要となる詳細かつ具体的な事項をも規定したものであります。この条約の目的は、基本的人権の尊重の理念に基づいている我が国の憲法と……

第126回国会 衆議院本会議 第23号(1993/04/27、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 江口議員にお答えをいたします。  今たまたま総理から、外務大臣時代の経験をお話をいただきました。  今御指摘をいただきましたが、在外邦人の安全を確保する上で、政府独自の輸送体制を整備すれば、今後、より適切な措置をとれるのではないか、こういう御指摘でございます。  政府は、これまで海外で緊急事態が発生し、邦人の退避が必要になった際、可能な範囲で民間航空機をチャーターの上派遣し、これに対応してまいりました。しかしながら、過去において、民間機の派遣に当たっては、短時間のうちに機材を確保することが困難であったり、航空会社との調整に時間を要するなどの理由により、適切なタイミング……

第126回国会 衆議院本会議 第24号(1993/04/28、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 佐藤議員にお答えをいたします。  私からは、まず、モザンビークヘの要員派遣に関連して支援体制をどうとっていくのかということでございます。  現在、モザンビークは近隣の在ジンバブエ大使館が兼轄しておりますけれども、今回、国連モザンビーク活動への我が国の要員派遣が正式に決定されたことを踏まえまして、我が国の国際平和協力業務が行われる間及びその前後の期間、首都マプトに臨時に事務所を設けまして、モザンビーク政府やONUMOZとの連絡、調整や、派遣要員に対する適切な支援等に当たらせることにしております。さらに、南アにあります大使館、ジンバブエにあります大使館などの関係在外公館に……

第126回国会 衆議院本会議 第25号(1993/05/11、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 鉢呂議員にお答えをいたします。  たまたまテレビで私が、ウルグアイ・ラウンド交渉に関しまして、米だけでいいのか、米以外の農産物も含めてやらなければいけないのか、米だけであればそれなりのやり方がある、しかし、いずれにしても農業関係の皆さんとよく話を聞いてみたい、こういうことを私は申し上げました。その後、農業関係の皆さんにお話を承りますと、現時点においては、米だけではなく他の農産物についても慎重な態度で臨んでもらいたい、こういうことでございましたので、私は、今後の交渉に当たりましては、米以外の農産物についても慎重な態度で対処してまいりたいと思います。(拍手)

第126回国会 衆議院本会議 第26号(1993/05/13、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 遠藤議員にお答えをいたします。  私に対しましては、外交努力についての御指摘であったと存じます。  ポル・ポト派に対しましては、既に、昨年十一月三十日の国連安全保障理事会の決議におきまして、木材禁輸に係るSNCの決定の支持、国境チェックポイントの設置等の具体的措置を決定し、ポル・ポト派のUNTACへの非協力的態度に対する国際社会の確固たる意思を表明いたしました。  また、本年三月八日の国連安全保障理事会決議において、UNTACへの攻撃を非難するとともに、あらゆる暴力行為を停止するためのあらゆる措置をとるようカンボジア各派に要請、また四月二十三日のパリ協定署各国の共同声……

第126回国会 衆議院本会議 第27号(1993/05/18、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) 松浦議員にお答えをいたします。  私の関係はもうほとんど総理から御答弁がございましたけれども、NPTに関係をいたしまして、東京サミットではどうするかということと、北朝鮮に対することだと思います。  北朝鮮の問題につきましては、私どもとしては、この脱退の意思を一日も早く撤回をしていただくことになるように努力をいたしております。  それから、東京サミットにおけるこの延長の問題につきましては、総理から御答弁の趣旨で対処してまいりたいと思っております。(拍手)

第126回国会 衆議院本会議 第28号(1993/05/20、39期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(武藤嘉文君) お答えをいたします。第一点は、海外の国に対してODAをした場合のその検査について、相手国に対して検査権限が及ばない、これは今総理から御答弁があったとおりでございます。  そこで、私どもといたしましては、援助案件につきましても、現場に赴いて視察を会計検査院に実施をしていただいております。会計検査院の視察に際しては、相手国政府に事前に視察に対する理解と協力を要請するとともに、会計検査院の係官が円滑に業務を遂行できるよう便宜を供与するなど、外務省としても積極的に協力しております。  次に、湾岸平和基金に対して速やかに拠出金の使用状況の報告を求めるべきであるという御指摘は、ま……

武藤嘉文[衆]本会議発言(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 商工委員会 第2号(1990/04/17、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 この特別国会が始まりまして、きょうが初めての商工委員会でございます。私も十年以上になりますけれども、相当長い間この十八委員会室で商工委員会の皆様方、与野党ともに一緒になって通産行政を支えてまいった一人だと自負をいたしておりますけれども、今回逆に通産行政を直接担当させていただくことになりまして、商工委員の先生方には何かと御指導、御鞭梶撻をいただかなきゃならない立場になりましたので、よろしくひとつお願いを申し上げる次第でございます。  それでは、委員長のお許しをいただきまして、私の所信の一端を申し上げさせていただきたいと思います。  現在、戦後の自由主義経済の発展を支えてきた世界経……

第118回国会 商工委員会 第3号(1990/04/18、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のとおりでございまして、今度の日米構造障壁協議というのは、今いろいろと経済政策を協調的にやってきておりますし、特に国際的にも理解される経済政策を進めていこうということでやってきておりますが、しかしそうは言うものの、一方大変大きな、日本にとっては貿易収支の黒字、アメリカにとっては赤字が存在していることも事実でございまして、もう少し何か、今お話しのとおり補完的な政策を、構造政策をいろいろやっていけないだろうか、そしてそれによって多少なりともこの貿易収支が改善をされていくならばいいのじゃないかということでこの話は昨年始まったわけでございます。  そういう点からまいりますと、私……

第118回国会 商工委員会 第4号(1990/04/25、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のとおりでありまして、この工業所有権制度というのはやはり産業発展の大変重要な基盤でございますし、今日まで日本の特許庁を中心として大変努力をいたしてきたと思うのです。  ただ、今いろいろ、私も長い間ここに昔おりましたときに、昭和四十五年に特許法の大改正をやりました。それからその次が五十九年に第二回の改正、その都度結局案件が非常にたまってくる、これはいけないということで、四十五年のときには公開制度、それから五十九年のときには、いわゆる特許の特別会計というものをつくってやったわけでありまして、今度もまた非常に案件がたまってきておるというようなこともありまして、新しい時代のいわ……

第118回国会 商工委員会 第5号(1990/05/25、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のとおりでありまして、本当に今経済構造というのは高度化、ソフト化、大変進んできているわけでございますし、今後ともその方向が進んでいくことは間違いのないことだろうと思います。今回、私どもの通商政策の中でも、生産優先から消費者重視へ、こういう観点で政策を進めていこうというのもその一環でございますし、何にいたしましても、多様化した消費者のニーズにいろいろこたえていくためにも、また世界の中における日本の経済が発展をしていくためにも、そういうソフト面、大変大切なことだろうと思っておりますので、ぜひともこれからの経済政策の中ではそういう面にもっともっとウエートを置いたような形でやっ……

第118回国会 商工委員会 第6号(1990/06/08、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私はかねがね日本の電力の供給体制を見ておって、約三割近い原子力発電、どうしても将来ともに日本にとって必要だ。しかしながら、そのためにはあくまで安全に運転されるということが前提である。十分管理をし、また機械の故障などが起きないように点検をしてできるだけ早く、場合によれば摩耗する前に機械を、部品なんか取りかえるようにすべきだということを私はかねがね言ってきているわけでありまして、そういう面からいくと、きのうも私は写真を見せていただいたのですが、今度のこの故障、トラブル は大変遺憾だと私は思いますし、また先ほど来言われているように、警報が鳴ったのに一週間も運転を続けてきたというのも私……

第118回国会 商工委員会 第7号(1990/06/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今お話のございましたように、最近、世界経済も、また日本経済も大きく変わってきておりまして、例えば為替が変動制いわゆるフロートに移行したということもあるでしょうし、あるいは経済情勢が大変変化が激しいということもあると思います。そういう面からいって、商品の先物市場において何とかリスクを回避をしたい、経済活動の中ではその辺は大変重要な役割を果たしてきているのが今の商品市場ではないかと思うわけでございまして、ではこれからそれをどうしていくのかということでございますけれども、やはり今お話の中にございました例えば証券関係においても非常に国際化に対応した体制がとられつつあるわけであります。日……

第118回国会 商工委員会 第8号(1990/06/13、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 いわゆる技術革新の時代と言われておりますように、どんどんすばらしい技術がつくられつつあるわけでございますし、一方は情報化時代と言ってすべての情報がいろいろのルートを通じて流れていくという時代になってまいりました。だれでも情報を知りたがる、また情報をできるだけ的確に流したがるといういわゆる情報化時代になってきたと思うのです。  そういう中で、いわゆる営業秘密、特許権の関係で、特許は得ていないけれども、実際問題、営業上これは大変大切なものであるということでその営業秘密が守られていかなければならない。もちろん現在でも民法や刑法でそれらについての担保はなされておりますけれども、たまたま……

第118回国会 商工委員会 第9号(1990/06/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 大谷石の陥没事故というのは、地元では本当に大変なことだと私も承っております。  お話のように二十億の基金で今やっておりますけれども、これはとりあえず平成元年度の補正予算で組みましてやっただけの話で、発足したばかりでございますから、これから将来のことは何とも、事実関係、実際どれだけそういう面にお金が要るのかも私わかりませんけれども、本当に足りないときは、やはり基金をより充実していくために国からも出さなければならないと思いますし、あるいはまた、今お話のございました平成二年度に引き続いて平成三年度においても栃木県がまだまだ調査をしていかなければならないということであるならば、それに対……

第118回国会 商工委員会 第11号(1990/09/14、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今中東の、今回のイラク侵攻に伴います問題に関しましての日本政府の対応の仕方でございますが、割合経済制裁の方は早く言ったものですから、それと比べるといわゆる貢献策の方が遅かったのではないか、こんな感じで今御指摘があったと思うのでございますが、これは私は考えてみますと、従来はこういうことになりますと日本というのはお金だけ出してそれで終わっておったということではなかろうかと思うのでございますが、今回はお金だけではいけない、物も人もという話になってまいりましたものですから、そうなると憲法の範囲内でどこまでできるか、こういう議論の方が先に立って、それで正直、相当時間を費やしたものでござい……

第118回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1990/03/22、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 石炭対策特別委員会の御審議に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。  我が国石炭鉱業をめぐる環境には厳しいものがございますが、最近におきましても、三菱南大夕張炭鉱の閉山が会社側から提案されるなど一層その厳しさが増しつつあります。  このような中で、集中閉山の回避を基本とし、地域経済・雇用に及ぼす影響をできる限り緩和して、生産体制の集約化を円滑に行うとの考え方に立つ第八次石炭政策の着実な推進が求められており、私といたしましても、その実施に全力を尽くしてまいる所存でございます。  また、炭鉱の閉山や規模縮小により影響を受ける産炭地域の振興につきましては、関係省庁……

第118回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1990/04/18、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 第百十八回国会における石炭対策特別委員会の御審議に先立ちまして、石炭政策に関する私の所信の一端を申し上げます。  最近の我が国石炭鉱業を取り巻く状況は、依然として厳しいものがあり、去る三月二十七日には三菱南大夕張炭鉱が閉山に至るなど、その厳しさが増しつつあります。  このような中で、集中閉山の回避を基本とし、地域経済、雇用に及ぼす影響をできる限り緩和しながら、生産体制の集約化を円滑に行うとの考え方に立つ第八次石炭政策の着実な推進が必要となっております。この第八次策は現在までおおむね順調に実施されてきておりますが、今後とも、石炭企業の最大限の自助努力を求めつつ、その円滑かつ着実な……

第118回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1990/06/22、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今お話の中にございましたけれども、やはり石炭産業というものに対する歴史的な、いろいろの日本の国策の中で大変石炭対策というものを重要視していこうという歴史的な経緯があったと私は存じております。そういう中でこの特別委員会がなお引き続き現在存在をしておる、皆さんがこうやって御審議をいただいておる事実というものは、現在においても日本の産業の中で石炭産業というものが、特に地域の関係とか、また従来のエネルギー源の中で非常に大切なウエートを占めてきたということにおいて現在もこの特別委員会がある、こういうふうに承知をいたしております。

第118回国会 予算委員会 第2号(1990/03/08、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今外務大伍からも、この三〇一の問題については大変日本政府としては遺憾であるということでございますが、アメリカとしては、日本政府のスーパーコンピューターの導入について、大変大きな値引きを強いられるとかあるいは技術的な問題でいろいろ日本企業に有利ではないか、こういう受けとめ方をしているわけでありまして、その点日本側もいろいろ努力をいたしまして、幸い来年度の予算案の中でも文部省の方も何か非常にそういう点では予算措置をしていただいているようでございますし、技術的な問題についても相当詰めてまいりまして、最近は専門家会議の中でも大分うまくいっているようでございますが、まだ多少問題点も残って……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/22、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私の場合は全然消費税というのは出てないようなお話でございますが、私の公約には消費税見直しと書いてありますので、ひとつもう一回私の公約だけはちょっと見ていただきたいと思うのです。

第118回国会 予算委員会 第4号(1990/04/03、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のございました大店法の問題が大変シンボライズされましたので、国民の皆様方の関心も非常に強いというのはよく承知をいたしております。  そこで私といたしましては、今池田先生おっしゃるとおりで、一つは、やはり我々通商産業政策をこれから進めていく上に当たりましては、従来どちらかといえば、まあ企業側に近いような考え方でやってきたという点は私は否めないと思います。しかし、これからはやはり消費者を重視した政策を通商産業政策の中に取り入れていかなければならない、そういう考え方から消費者をより重視した観点というのが一つございます。  それからいま一つは、また一方、それぞれの地域社会におい……

第118回国会 予算委員会 第9号(1990/04/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 ゴルフ事業というのもサービス産業の一つということでございまして、その意味においては私どもの所管かと思いますけれども、正直今ゴルフ場の開発許可に当たりましては、私もこの間見てみましたら、一番最大関係しますと中央の役所だけでも八つなのですね。それから法律は、一番最大二十四本関係しているところがあるわけです。しかもまた、開発許可に当たっては各部道府県がいろいろおやりをいただいておりますから、これは自治省も関係をしてくる。これは非常にその範囲が広うございまして、とても私どものところだけの手には負えない問題でございます。  しかし、今お話のございましたように、会員権の問題であるとか、きの……

第118回国会 予算委員会 第13号(1990/04/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私は、この間から御答弁いたしておりますように、何もアメリカから言われてこの大店法の問題をとやかくしようとしているつもりはございません。昨年の六月に、産業構造審議会の流通部会それから中小企業政策審議会の流通小委員会、この合同会議によって「九〇年代流通ビジョン」というのが提言されまして、そこで、これからの新しい時代の消費者の利益をより考えるという観点からいって、大店法の運用についても思い切って緩和をしていこうという方向が打ち出されているわけでございます。  確かにその中には法律改正まではうたわれておりませんけれども、例えば出店調整期間を思い切って短縮しようとか、あるいは営業時間をも……

第118回国会 予算委員会 第18号(1990/05/17、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 ただいま御指摘の点は、昨年の十月に東京電力から自主的に電柱の変圧器の中の絶縁油、特に新しい油にはないようですけれども、再生油の中にPCBが含まれているということが報告がございまして、早速各電力会社を調べさせたようでございます。  後ほど担当の政府委員から数字はお話を申し上げます。決して隠しているわけではございませんが、いずれにしても、そのような数字が検出をされましたので、早急にそのようなトランスについては取りかえるように指導いたしまして、現在作業中でございます。しかし、それは停電までしてなかなか取りかえるわけにはまいりませんので、できるだけ速やかに取りかえるようにということで、……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第2号(1990/10/24、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 一つ基本的に考え方として、第一次オイルショックのときと今回とは非常に違うわけでございます。第一次オイルショックのときには産油国全体で供給を削減をしてきたわけでございますが、今回、御承知のとおりイラクとクウェートの分だけでございます。そして、その分についてはサウジアラビアその他が増産をいたしておりますので、現時点においては、国際的にも、もちろん日本国内においてもいわゆる需給関係においては全くタイトになっていないわけでございます。そういう点が一つございます。  もちろん、価格の問題については非常に不透明な点がございますので、例えば、ひょっとしたら 戦火が起きるんじゃないかというとこ……

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第5号(1990/10/29、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 物資協力の調達につきましては、御承知のとおり湾岸平和基金、運営委員会というものの中に湾岸平和基金があるわけでございますが、その湾岸の協力会議の運営委員会においてそれぞれの関係国の要請を踏まえながら調達をされる、私どもはそれを受けまして調達に協力をしておる、こういう形でございますが、その中身につきましては、今御指摘のとおり七百八十五台、これは四輪駆動車を中心とした車両でございます。これは十月の十四日に米国側に引き渡しております。  それ以外に、サウジアラビアにたまたまシャシーと上に乗っけるのと分かれて在庫がございましたのが、たしか七十五台の給水タンク車とそれから五十台の冷凍車、こ……

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第6号(1990/10/30、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 物資協力においては第一弾だと思います。

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第9号(1990/11/06、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私どもとしては武力衝突がないことを願っておりますけれども、今の御質問は、幾ら願っていても結果的にそういう事態が起きたら、大変これは日本経済に大きな影響を与えるのではないか。これは日本経済だけではなくて、私は世界経済に大きな影響を与えるだろうと思います。  そういう中で、私どもいわゆるエネルギーの安定供給という役割を担っておるわけでございまして、今御指摘のとおり油の値段、上がってきてはおりますけれども、万が一武力衝突になれば、これはもう大幅に値上げになるだろうと言われておるわけでございます。私どもとしては、今そういう意味で備蓄というのがあるわけでございまして、世界的には百四十九日……

第119回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1990/11/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 実は、六月以降、私どもエネルギーの長期見通しをした後、今お話しのとおり中東の情勢がああいう形で八月に変化をいたしまして、その後私ども、もう一方においては地球温暖化、いわゆる化石燃料によって炭酸ガスの排出があり、炭酸ガスの排出量が多くなってそれが地球温暖化させ、海水が隆起したりあるいはそれによって熱帯林がやられたりいろいろするではないか、こういうことから地球温暖化を何とか防止をしなければいけないということが出てまいりまして、九月でございますか、私ども代替エネルギーのまた見通しの中で六月に行われました長期のェネルギー見通しを多少改善をいたしまして、今御指摘がございました石油に対する……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 予算委員会 第2号(1990/12/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のとおり、今回の補正予算におきましてもいろいろと中小小売商対策を計上していただいておりますが、これだけではもちろん不十分でございますし、今関係省といろいろと協議をしながら町づくりの中での商店街対策というものを考えておりまして、所要の予算についても財政当局にお願いをしておるわけでございます。
【次の発言】 今全体的なお話は外務大臣からございましたけれども、個別の問題につきまして、例えば農業とともにテキストがジュネーブででき上がらなかったアンチダンピング、これにつきましても、おかげさまで何とか今よりも規制を強化しようと、一方において迂回措置を条件つきながら認めるという、そん……

第120回国会 予算委員会 第3号(1990/12/13、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今の御指摘は、一生懸命働いている人たちに全く余裕がないではないかという御指摘かと思うのでございますけれども、確かに日本の経済が今日になるまでには、一生懸命皆さんが働いてきていただいて、全く後ろを振り向く余裕もなかった時代もあったかと思います。  幸い、先ほど来いろいろとお話がございますように、日本もある程度国民生活にもゆとりが出てまいりました。経済もこれだけ大きな経済大国にもなってまいりましたので、これからは、九〇年代は、今までのいわゆる生産重視ととられていたような政策を転換をいたしまして、消費者重視の経済政策もひとつそういう観点から見ていこうということで、今回のビジョンの中に……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 予算委員会 第2号(1992/02/03、39期、自由民主党)

○武藤(嘉)委員 私は、自由民主党を代表させていただきまして、主に総理並びに関係大臣に御質問させていただきたいと思います。  いずれにしても、総理、大変な強行日程で国連の安全保障理事会の初めてのサミット、御出席御苦労さんでございました。どうも先ほど、私はテレビを通じて、いろいろと総理になかなかきつい質問もあったようでございまして、私は、せっかくお疲れのところでございますからなるべく余りきつい質問はしないようにと思っておりますけれども、たまには、私のことでございますので時たまきついことを申し上げるかもしれませんけれども、それは善意で申し上げますので、お許しをいただきたいと思います。  私ども、新……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 安全保障委員会 第5号(1993/04/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今般、外務大臣を拝命いたしました。ごあいさつを申し上げる機会を賜り光栄に存じます。  まず、何より、渡辺前外務大臣の一日も早い回復をお祈りいたします。  今日の世界は歴史の転換期にあり、不透明で流動的な状況にあります。東西冷戦は終了したものの、国際社会に新しい平和と繁栄の枠組みが構築され、安定がもたらされるまでには、なお少なからぬ年月を要するものと考えます。  アジア・太平洋地域においては、中国、ロシア、韓国それぞれの関係が進展するなど、冷戦の終了に伴う一定の好ましい動きが見られます。しかし、この地域の安全保障環境の多様性をも反映して、安全保障面での変化は欧州におけるほど劇的で……

第126回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1993/04/27、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 外務大臣に就任をいたしましたので、沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  初めに、渡辺前大臣の一日も早い御回復をお祈りいたします。  北方問題について申し述べます。  戦後四十七年が経過し、冷戦も終えんした今日、北方領土問題がなお未解決であることは日ロ両国にとりまことに遺憾な事態であります。  現在、ロシアは、改革に伴う多くの政治的、経済的問題に直面しておりますが、我が国は同国での改革が完遂されることを強く期待しており、国際社会とも協力して適切な支援を進めていく考えであります。同時に、法と正義に基づき北方領土問題が解決され、日ロ関係の……

第126回国会 外務委員会 第2号(1993/04/09、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今般、外務大臣を拝命をいたしました。正直、大変複雑な心境にございまして、二十何年の長い間、同志として一緒に行動をともにしてまいりました渡辺前大臣が病気のために辞任せざるを得ないという、そういう中でその後を引き継いでやれということでございまして、何かこれが人の運命かもしれませんけれども、渡辺さんのことを思いますと、非常に複雑な心境にございます。  しかし、日本の今国際社会の中で置かれている立場を考えれば、いっときも外交の停滞は許されません。そういう面において引き受けろということでございますので、お引き受けをいたしました。  私は、今までどちらかといえば国内的な問題については相当経……

第126回国会 外務委員会 第3号(1993/04/16、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 きのうまでのG7合同閣僚会議は、今ロシアにおいて、いわゆる政治的な面では民主化、経済面では市場経済原理の導入、こういう形での改革が行われておるわけでございまして、言ってみれば我々自由主義社会と同じ体制になろう、こういうことで一生懸命努力をされておられるわけでございます。それを支援をしていかないとなかなかそれが達成されない、場合によればこれが後戻りしてしまうのではないかという心配がなされているという国際的な認識のもとに、私はおとといときのうの会議が持たれたと認識をいたしております。  一方、日本は北方領土の問題いわゆる領土の問題という、そしてそのために平和条約もまだ締結されていな……

第126回国会 外務委員会 第4号(1993/04/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 日本とトルコとの経済交流というのは最近緊密化していると私は承知をいたしております。  具体的な数字は、日本とトルコの貿易は、一九八五年の往復約五億ドルから九一年には往復約十一億ドルに増加をしております。それから、我が国企業のトルコに対する直接投資は八〇年代半ばより活発化してまいりまして、一九九二年までに四十四件、二億七千六百万ドルに増加しております。また、我が国のODAの供与額は中近東では第二位を占めておるという状況でございます。
【次の発言】 クリントン政権の対中東政策について私からお答えをさせていただきます。  クリントン政権は、中東和平交渉を含んで、中東の政策については高……

第126回国会 外務委員会 第5号(1993/04/23、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 沖縄というのは、第二次世界大戦において非常に激しい、世界の戦争の歴史の中にも残るような激しい戦いが行われたところで、しかも民間の人まで巻き込まれての状況であったということ、沖縄の方のことを考えれば非常に残念なことだと思います。しかも、戦争が終わりましてからも長い間米軍の占領下にあったということ、これはやはり沖縄の方にとっては耐えられないことではなかったかと思います。その意味において、本当に我々本土の者としては、同じ同胞として、沖縄の皆様方の受けられたいろいろのつらいことを考えますと、できるだけの協力をするというのは当然のことだと私は思っております。  しかも、現在まだまだ相当の……

第126回国会 外務委員会 第6号(1993/04/27、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 クリントン政権になりまして、クリントン大統領もそうでございますけれども、とりわけゴア副大統領は従来からこの地球環境問題に非常に熱心な方でございましたし、そういう点でも、クリントン政権が地球環境の保全に積極的な役割を果たしていこうという大変すばらしい方向に来ておられることを私は心から歓迎をしたいと思います。  日本といたしましても、このようなアメリカのスタンスに対応いたしまして、日米間でもこれから地球環境をどう守っていくかということに対して、協議を進めていくような仕組みを考えていきたいと思っておりますし、また、国際的な場におきましても、地球環境保全のための国際的な枠組みづくりある……

第126回国会 外務委員会 第7号(1993/05/11、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 先般の高田警視の痛ましい死亡事件というのは、今おっしゃるとおりで、何者かによって、しかも、カンボジアの和平のために努力していたその高田警視が、何者かはわかりませんけれども、少なくとも考えられるのはカンボジアの国民によって殺害される、まことに義憤の念を禁じ得ませんし、本当に悲しい気持ちでいっぱいでございます。心から御冥福をお祈りしたいと思うのでございます。  いずれにしても、選挙が行われるかということでございますけれども、このような事件が時たま起きていることは事実でございますが、しかし、全面的な戦争に至っているわけではございませんし、我々は、パリ和平協定の基本的な枠組みというのは……

第126回国会 外務委員会 第8号(1993/05/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 先ほど来お話のありますように、高田警視の亡くなられたことに対しては、本当に心から義憤を感ずると同時に、哀悼の意をささげたいと思います。  今、カンボジア情勢の中で果たして選挙が行われていくのかどうか、一応和平プロセス、選挙を行い、そしてそれによって憲法をつくる議会が発足し、憲法ができ、新しい民主国家ができ上がっていく、こういう形はできるだろうかということでございますが、私どもはぜひそういう方向で行かなければならないという気持ちを強く持っております。  そこで、それではどういう手を打っているのか、こういうことでございますけれども、一応UNTACに協力をいたしまして、できる限りの努……

第126回国会 外務委員会 第9号(1993/05/14、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今お話のありました中田さんそれから高田さんの御冥福を私も本当に心からお祈りすると同時に、長い内戦から脱却をして平和な、民主的な国家をつくっていきたいというカンボジア国民の願望、それにこたえて、この際パリ和平協定に基づくいわゆる和平プロセス、その一つとしての制憲議会の総選挙、これが平和なうちに行われるように、また民主的に行われるようにということで努力をされてきた方があのような形で不幸にしてお亡くなりになったこと、本当に残念でたまりません。  相手がだれであったかはまだ最終的に、特に高田警視の場合にわかっておりませんが、とにかくカンボジアの人であったということは間違いないようでござ……

第126回国会 外務委員会 第10号(1993/05/19、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私は正確にまだ中曽根さんから直接は聞いておりません。ただ、私の方から申しますれば、前から申し上げているように、たとえサミットにエリツィンが来た場合でも、二国間で話し合いが行われるときには、いわゆるエリツィン・宮澤会談が行われれば、当然日本からは領土問題を持ち出すということを私は言ってきたわけでございますし、宮澤総理もこの間記者会見で、エリツィンと会えば当然領土問題を持ち出します、こう言っておりますので、エリツィンがそういうことをもし中曽根さんに言っておったとしても、日本側としてはこれはもう当然、二国間の首脳会談が行われれば、私はそれがどういう形式かわかりませんけれども、いずれに……

第126回国会 外務委員会 第11号(1993/05/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 この条約の前文にもうたわれているとおりでありますが、児童を含む「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳及び平等のかつ奪い得ない権利を認めることが世界における自由、正義及び平和の基礎を成すもの」と考えております。このような条約の精神を踏まえて、児童の保護の促進に向けて、国際協力に向けて努力するというのは当然のことだというふうに考えております。
【次の発言】 私の承知しておるのでは、国連の人権規約で、やはりチャイルドを日本は児童と、こう訳しているわけでございます。これは間違いないと思うのです。  それから、国内法との整合性からまいりますと、私は、いつも同じことを申し上げて恐縮でご ざ……

第126回国会 外務委員会 第13号(1993/05/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今お話しのとおりで、カンボジアの皆さんは、二十一年ぶりに迎えた総選挙、自分たちの手で非常に民主的なルールのもとに選挙を行い、そしてそれによって新しい国づくりができる、これに対して、国民のほとんどの方々が大変それに意欲を持って、多少情勢的には不安な情勢があっても投票所へ赴かれた。私はその姿を見て、同じ人間として、日本は非常に恵まれたる国でございます、民主的な国でございますが、同じアジアの、カンボジアの国の人たちが民主国家を目指しておられるという姿を見て、本当に私どもは何か心を打たれるものがございました。今日まで御努力をなさいましたUNTACの皆さんあるいは日本のボランティア、ある……

第126回国会 外務委員会 第14号(1993/06/11、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 両国間の協議は、アメリカ時間で十日の午前十時から始まったようでございます。昼食を挟んでずっと行われてきたようでございますが、先ほどの連絡では、まだ続いておるというふうに連絡を受けております。
【次の発言】 いずれにしても、申し出て三カ月すれば効力が発生するのですが、今、北朝鮮の時間なのかあるいは国連の時間なのか、ちょっとその辺は事務当局も少しはっきりしないようでございますが、いずれにしても三カ月すれば発効するというのは、これはもう規定で決まっているわけでございますから、十二日のいっかというのは、どこの十二日のいっかというのはわかりませんが、十二日の午前零時ということが正確なとこ……

第126回国会 決算委員会 第5号(1993/04/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 確かに中田さんのあのような死というのは、使命が崇高なものでありましただけに大変残念な事件であり、私どもは心からお悔やみを申し上げる次第でございます。  ただ、私としては今、事実関係をでき得るだけ正確に詳細に把握したいと思っておる次第でございます。今現在の段階ではそういうことでございまして、PKO協力法に基づく自衛隊の派遣を直ちに中止すべきだとかいうようなことは、私は考えておりません。また、ボランタリーの方を引き揚げたらどうかというお話でございますが、これは、国連においてボランタリー活動される方を募集というか集められて、ボランタリーの皆さんが国連に喜んで参加してやっておられるわけ……

第126回国会 決算委員会 第10号(1993/06/07、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 今御指摘のございました五六年のいわゆる日ソ共同宣言、先ほど総理が御答弁ありました、また北川議員からも話のございました法と正義に基づく外交、その法の中には私は当然これは含まれておると思っております。  ですから、今後の領土の返還問題に当たりましては、日ソ共同宣言というのは当然含まれて交渉をしていかなければならない、先人のせっかくつくられたものを無にしてはいけない、その考え方で一貫して対処してまいりたいと思います。
【次の発言】 やはりカンボジアの国民は約九〇%の投票率で民主的な選挙を行ったわけであります。これはやはりカンボジアの国民が、長い間の内戦状態、あるいはまた独裁的なポル・……

第126回国会 予算委員会 第22号(1993/05/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 私も、高田、中田両氏のあのような痛ましい事故が二度と起きてはいけない。しかしながら、彼らは丸腰で行動しておったわけでございまして、せっかく日本の自衛隊が派遣されている、今施設部隊として派遣されている、できれば、この自衛隊が警護に当たることができるならばあのような事件は起きなかったかもしれない、こんなことを考えますと、何とかその辺の警護のことを考えなければいけないと思っておりまして、たまたま私も同じように記者会見で、警護のためにはPKFの凍結を解除したらどうか、こういう話がありましたから、それは私も検討しましょうと、こういうことで、帰って法律を読んでみますと、なかなかこれ読めない……

第126回国会 予算委員会 第23号(1993/05/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 パリ和平協定においては武装解除もするということでございまして、ポル・ポト派もそのパリ和平協定を承知をし、それを遵守をするということを言っておるわけでございまして、確かに結果的にはポル・ポト派が武装解除をしなかったということはございますが、その後もポル・ポト派は、あくまでパリ和平協定は遵守をする、こういうことを言っておるわけでございまして、そのパリ和平協定に基づいてUNTACがカンボジアから委任を受けて、和平プロセスを進めてきておるわけでございます。私どもは、そのパリ和平協定に基づいて進めてきておる和平プロセスに、何とかうまくいくようにということを願いながら、参加をしてきたわけで……

第126回国会 予算委員会 第24号(1993/05/24、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 本当に、今お話のございましたように、カンボジアのあの国民の皆さんが朝早くから列をなして投票所へ行っておられる姿を見て、同じ地球の上に住んでいる我々人類の中で、民主的な国家がない、それをぜひつくりたいというそのお気持ちで集まっておられる、今明石さんの句も御紹介ございまして、私どもは何としてもあそこに平和な民主的な国家ができ上がることを心から願っております。  そこで、状況でございますけれども、投票所は千四百三十カ所だと承知をいたしております。今後も同じように午前八時から午後四時までの投票と聞いております。移動投票所を含めてできる限り、我々としては、平穏なうちに、選挙妨害もないよう……

第126回国会 予算委員会 第25号(1993/05/25、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 二十一年ぶりの総選挙を迎えたカンボジアの国民が、やはり自分たちでもって自分たちの国家をつくり上げていきたい、こういうあらわれが約七〇%の投票率にあらわれているのではないかと私は思っております。幸い、大きな選挙妨害も、まあいろいろ散発的にはございますけれども、大きな選挙妨害もなく行われていることは、本当にカンボジアの将来を考えますと、大変今のところは明るい展望ではないかと私は思っております。  今後のことは、やはりこれはカンボジア自身がお決めになることであり、特に、このような形で二十一年ぶりにいわゆる民主的なルールに基づく総選挙が行われているわけでございますから、この結果というも……

第126回国会 予算委員会 第26号(1993/05/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 正直、私もきょう報告を受けたわけでございますが、きょうといっても今、現時点で報告を受けたわけでございますけれども、その報告の義務がないということで報告をしてないようでございますが、いささか、こういういろいろの本当に重要な問題については、もう少し、国連との間の文書などもできる限り、外務省の事務当局だけが持っておるものではなくて、しっかりやはりみんなにわかるようにすべきだと私は反省をいたし、今後はでさるだけそういう方向で努力をしてまいりたいと思います。


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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1990/04/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○武藤国務大臣 平成二年度の通商産業省関係予算の予算委員会分科会における御審議に先立って一言ごあいさつを申し上げます。  現在、戦後の自由主義経済の発展を支えてきた世界経済システムは大きな転換期を迎えております。すなわち、ベルリンの壁の崩壊に象徴されるように東欧諸国は政治・経済両面において改革への大きなステップを踏み出しており、新たな東西関係のあり方が模索されているところであります。しかし、その一方で先進国間の対外不均衡が存在し、我が国の貿易黒字も依然として巨額に上っております。これを背景として欧米において我が国に対するいら立ちが高まるとともに、保護主義的な動きも見られております。  こうした……



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データ更新日:2023/02/05

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