このページでは北川石松衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(北川石松君) 新村議員の御質問にお答え申し上げます。 環境破壊の影響を経済指標に組み込み、そうして検討を開始するOECDの要請に積極的にこたえるかどうか、また、人間と自然が共存共栄する可能についての経済成長をはかる尺度をどうするか、この御質問についてお答え申し上げたいと思います。 人類はもとより生きとし生きる万物がその生存の基盤であるところの地球環境を保全するには、持続可能な開発を実現することが世界の共通課題となっておることは御指摘のとおりであります。そのためには、環境と経済を統合した指標をつくることが効果的であると思います。また、このような観点に立ちまして、昨年のアルシュ・サ……
○北川国務大臣 二月二十八日付をもちまして環境庁長官、地球環境問題担当大臣を拝命いたしました北川石松でございます。 環境委員会の開催に当たりましてごあいさつを申し上げます。 世界の一大経済大国となりました日本は、その物質文明において大事なことがいっぱいあると思っております。そんな考えに立ちますときに、ただいま委員長もごあいさつの中で申し述べられましたように、これからの世界、これからの日本、我々の生活、その環境というものの重大さを痛感いたしております。そんな思いをいたしますときに、これから環境庁に課せられたその任の重さをしみじみ痛感いたすものでございます。 委員長を初めとする委員会皆々様の……
○北川国務大臣 第百十八回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 最近の内外の状況を見ますと、二十一世紀を目 前にし、世界全体が大きな転換期に直面し、新たな価値と行動の模索が始まっております。特に、近年、オゾン層の破壊、地球の温暖化、熱帯林の減少等の例に見られるように、人類にとってかけがえのない地球が病んでいる状況にあります。地球環境問題は、全人類の生存基盤にかかわる重大問題であり、国は異なれど地球は一つの考え方に立って、国際社会の構成員全員が一致して取り組むべき緊要な課題となっております。 一方……
○北川国務大臣 ただいま簗瀬委員の環境に対する御理解とまた環境哲学ということで、我々人類が十八世紀より、どん欲というか、飽くなき経済発展の中に人類の幸福を求めながら環境を破壊してきたことは事実であると言っていいと思うのでございます。そういう中で地球環境を憂えての委員の御質問でございました。私に存分に語れと言われると、大変な自分の重責を担っておる今日、今までは発展であり、また相対する民族の相克の中にあったのでありますが、だんだんこれが融和されてきた、しかし、その融和されてきた以上に地球というものは病んできているのではないか、そうすると、世界を挙げてこの地球環境というものをよくしなければいけない、……
○北川国務大臣 閣議がありまして、遅くなって恐縮でございます。
長谷委員の御質問でございますが、産業排水に対してもやはり強化しなければいけないことはごもっともでございまして、これにつきましてはいろいろな形で過去規制をいたしておりますが、なお家庭雑排水の法案をお願いするとともに、今後とも産業系の排水対策につきましては必要な規制強化を図ってまいりたいと思っております。
【次の発言】 ただいま、長谷委員の環境庁予算が少ないというところの御指摘の中に、世界の環境その他に対処するためにはもっと予算をふやしたらいいじゃないか、大変な御理解と御鞭撻をちょうだいしてうれしく思っておる次第でございます。
本……
○北川国務大臣 ただいま御決議をいただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして努力いたしますことを申し上げます。ありがとうございました。
【次の発言】 ただいま議題となりましたスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
近年、積雪寒冷地域におけるスパイクタイヤ粉じんによる大気汚染は深刻な社会問題となっておりますが、スパイクタイヤ粉じんは生活環境の悪化をもたらすのみならず、人の健康への影響も懸念されており、その未然防止が緊急の課題となっております。
スパイクタイヤ粉じんに関しては、従来から国、地方公共……
○北川国務大臣 馬場委員の水俣病に関しての、元環境庁長官である三木先生がその患者を見て慟哭され、また先生からいろいろの患者の姿を今聞きまして、胸のいっぱいになる悲しみを覚えております。特に、水俣病は公害問題としては初めての、日本においての原点といいますか、そういう公害問題であり、環境行政の重要な課題の一つであると認識いたしております。国といたしましても、この問題を解決するために最大限の努力をしていきたい、こういう思いでございます。
【次の発言】 委員の重ねての環境問題で、特に水俣病に関しては委員はその地元にあっていろいろな中で患者と接せられ、そして環境をよくし、そういう公害をなくさなければいか……
○北川国務大臣 佐藤委員の高速道のキョウチクトウを例にとられまして、環境に強いものを育てるという一面がある反面、弱いものを育てていくのが環境行政ではないかというところの御指摘を受けて、私の考えはどうだということをお聞きくださったのですが、今佐藤委員が環境の重要性を感じていただきながら、人間と語り得ない自然に生育しているもの、これは人間のつくったさまざまなものの中で被害をこうむっていると私は思うのでございます。 そういうことを思いますと、高度経済成長に伴って環境問題が非常に深刻な影響を与える現況を見ますと、環境庁というものはそういう環境を悪くしていくものに対して身をもってこれを痛感すると同時に……
○北川国務大臣 時崎委員のただいまの注射器等またアイソトープ等の廃棄物で大変困っておるという御指摘でございますが、全く、そのような廃棄物が不法投棄されますと、環境を損ねるだけではなしに、その廃棄物による影響はまことによくないという思いをいたします。 環境保全ということは極めて重要なことでございまして、環境庁といたしましては、従来から廃棄物の処分基準等については十分注意するよう言ってまいったところでございまして、このような問題につきましては、もちろん関係諸庁もあることと思いますので十分連絡をとりながら、今後とも廃棄物の問題についてはさらに積極的に取り組んでまいらなければならない、このように思っ……
○北川国務大臣 時間がもったいないから御遠慮しようと思いましたが、そのように御指摘なさったために申し上げておきたいと思います。 というのは、公報は限られた字句でございまして、私は政見放送のNHK、民放においてはっきりとこの点、一兆二千八百億の数字まで出して見直しの必要を有権者に訴えたことを御披露いたしておきます。 以上です。
○北川国務大臣 ただいま山口委員の、世界文化遺産保護条約についての御質問でございました。
御指摘のよりも、百十二カ国今締結をしております。日本といたしましては、この趣旨に沿いまして、今後は各関係省庁と十分協議して、前向きで適切に対処してまいりたい、このように思っております。
【次の発言】 ただいま山口委員の地球環境に対する御理解のある熱心な、そしてCO2によって汚染される地球をどうするかという技術的な面でも御質問を賜り、大変感銘しておりますし、二十一億じゃ少ないというところの御指摘も、これから環境問題に取り組んでいく環境庁としまして、なおなお皆さんの御理解を得てこの予算規模も大きくしていただ……
○北川国務大臣 ただいま委員の御質問のスパイクタイヤ粉じん問題について、去る四月の五日付で中央公害対策審議会より「スパイクタイヤ粉じんの発生防止のための制度の基本的な在り方について」の答申をいただきました。今回この答申によって、スパイクタイヤ粉じんによる健康影響を防止し、生活環境を保全するためには、粉じんの発生を防止しなくちゃいけない、この意味におきましてスパイクタイヤ使用規制等の措置を定めた法制度は必要であると答申を受けました。環境庁といたしましては、答申の内容を踏まえ、スパイクタイヤ粉じん発生の防止に関する法律案の成案を早急に得て、今国会に提出できるよう努力いたしてまいりたいと思います。な……
○北川国務大臣 嶋崎委員の大変環境に対しまする御見識と、そして御理解を賜りまして、ありがとうございます。 ただいま地球温暖化の非常な心配の中に森林対策を仰せられまして、地球環境担当大臣といたしまして、森林は特に二酸化炭素を吸収する役割が大きゅうございますし、また森林のこれに対する数字も挙げられましたが、私は海洋も森林も、そうして地球的バランスをとっていくという大事なことにおきまして、大気中の二酸化炭素が毎年約三十億トンずつ増加しておる、これがやはり地球の温暖化の〇・六度の上昇を来しております。これがやはり外務省の桜でも早く咲いてしまうというようなものにも関連してくるのではないか。こういう思い……
○北川国務大臣 新盛委員の御質問にお答え申し上げます。 近年、東京湾、瀬戸内海等沿岸水域を初めとする水質の汚濁は、大きく御指摘の生活排水にかかっておると思います。このために、先般中央公害対策審議会より、生活排水対策の推進方策といたしまして、生活雑排水対策の実施に関する国と地方公共団体の責任を明らかにするとともに、市町村が生活排水対策を総合的に推進するための計画を策定するなどの制度の創設が必要である旨答申された次第であります。環境庁といたしましては、この答申の内容を実現するため、水質汚濁防止法改正案を今国会に提出すべく準備を進めており、近々提出できる運びといたしたいと思っております。 以上で……
○北川国務大臣 ただいま菅委員から御指摘のホワイトハウスにおいて行われまする会議について、ちょっと申し述べたいと思います。 これは、ブッシュ大統領の提案によりまして、世界十八カ国の閣僚級のメンバー及びOECD、ECの代表が参加いたしまして、地球環境問題について討議をすることになっております。 また、いま一つの経済と環境と特にCO2によるところの温暖化、こういう点についてどうだという御意見でございますが、私は、日本が世界最先端の公害対策を進めてきたと思っております。それは、二度にわたる石油ショックのときに、省エネルギーでも経済成長を維持してきた、こういうふうに思っておる次第でございまして、こ……
○北川国務大臣 嶋崎委員の、ホワイトハウスにおける会議においての環境庁と通産省との食い違いがあったのではないかという御質問でございます。これは食い違いは決してございませんでした。ただ、通産省は通産省といたしましてCO2対策に対してのデータを持ってまいりました。環境庁といたしましては、CO2を初め地球温暖化にまたいろいろの問題が出てまいりまして、特にこれは率直に言いまして、アメリカが環境と経済と両立して環境をよくしていきたい、これは慌てふためいたという言葉は当てはまりませんが、一日も早くやらなければいかない、これを行動に移さなければいかないということで招集をされた問題でありまして、世界の科学者そ……
○北川(石)委員 質疑に先立ちまして、元外務大臣安倍先生の急逝を心から残念に思いますと同時に、長年にわたった外務大臣のその業績とお徳をしのびまして、謹んで哀悼の誠をささげたいと思います。 惜しみてもなお余りある人をこそ人こそ惜しめ人の命を 私は、きのうはまた大事故でたくさん亡くなられましたが、亡くなっていかれる方々、先人に対して心から哀悼をささげ、御冥福を祈るものでございます。 では、ただいまより質問に入らせていただきます。 まず冒頭に、外務大臣、農林大臣、それぞれの大臣の方に、明治憲法以来、外務大臣としては、中山外務大臣は、一人どの方を尊敬していられるか。また、農林大臣も御同様に、明……
○北川国務大臣 ただいま新盛委員から、和解勧告についての期日の指定もあり、新聞の世論もいろいろあるという御指摘の中で、私が水俣病を見たことについても御意見がございました。また、特に水俣病の患者を見舞うこともみずからの職責であり、またこれについていろいろと御苦労願っている水俣市、また熊本、鹿児島を含めるところの知事さんを初め議会の皆さんにも大変お世話をかけておる、こういうことで、お礼を申し上げ今後の対策についても御協議をしたい、この気持ちを持って水俣へ参りました。 また、先ほど環境庁の企画調整局長、山内局長の死を悼んでいただきましたことも深く感謝をいたしますと同時に、山内局長はこの問題について……
○北川(石)委員 二年ぶりと申しますか、六十二年度、六十三年度の決算の審査に当たりまして、この機会を与えていただきましたことに、神に深く感謝の祈りをささげますと同時に、関係各位にありがとうを申し上げます。 まず私は、決算の重要性が近時薄らいでおるのじゃないかという思いをいたします。予算委員会とともに、院の構成において、国民の血税をいかに各省が期待にこたえるようにこれを形づけたかどうかを審査することが、二年間も総括がなされなかった、しかしながら、今日こうして六十二、六十三年度の総括が審査できることを深く敬意を表しておきたい。そんな意味合いの中で、各大臣全部お越し願うことはこれもむだと思いまして……
○北川(石)委員 質問の時間を限られておりながら、できることを感謝いたします。 ただいま羽田大蔵大臣から、六十三年度一般会計予備費使用総調書その他に関しての御説明を承ったのでありますが、時間が限られておるので、ずっと聞かせていただいて、これ、初めて私聞いたのですね、大臣。今初めて聞いたのです。今初めてこれを出されたので。 例えばこの中で、予備費の使用を決定した額は七百六十二億円余であります、こういうふうに一番最初に冒頭述べておられる。内容についてはわからない。決算でございますので、今ここで時間をとることは、みずからもまた時間がないのはわかっておるので、これの明細について提出を願いたい。 ……
○北川(石)委員長代理 次に、有川清次君。
○北川(石)委員長代理 次に、貝沼次郎君。
○北川(石)委員 平成元年度の建設省、国土庁の決算審査に当たりまして質問の機会を得ましたことを深く感謝いたします。
最近、決算委員会が非常に軽くあしらわれているということを感ずるのでありますが、私は、国民の血税を使う決算委員会というものが一番大事なものではないか、こういう観点に立つものでありますが、両大臣はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 今両大臣が非常に重要だというところをお答え願ったので、私もまたこの決算委員会というものが重要なものであると考えております。
そこで、過日の、国民の声が国会に反映されていないというアンケートが七〇%以上のものがあるということを聞きます。また、知って、……
○北川(石)委員 委員長、時間がおくれたけれども御了承願っておきたいと思います。
冒頭に私は、ボランティアで活躍されながらお亡くなりになった中田厚仁さんの霊に謹んで御冥福を祈りながら、このようなことが二度とあってはならないという見地に立って、外務省は政務次官、防衛庁は大臣がお越しですが、どうお考えですか。これは質問には入っておりませんが、御答弁願います。
【次の発言】 時間が短いので、簡単にお答え願いたい。
大臣がお越しになりましたので、中田さんのこのとうとい遺志と、そしてお亡くなりになって、身をささげられたことに対して、私は、外務省は位階勲等を出すほどの国家褒賞をすべきであると思っており……
○北川(石)委員 質問の機会を与えていただき、深く感謝をいたします。
宮澤総理初め各閣僚の皆様には連日審議でお疲れと思いますが、この機会に二、三御質問を申し上げ、そうして国政の正しい方向づけをいたしたい、こんな願いを持って質問いたしたいと思います。
まず最初に、ドイツのサミット、ミュンヘンにおけるところの宮澤総理のあのときの活躍は大変評価いたしたいと思っております。ミュンヘン・サミットにおける北方領土に対しての総理のお考えは、どうですか、その後もいかがですか。
【次の発言】 総理、法と正義に基づいてというあのサミットのあの言葉は、私は大変重要視すると同時に、あれだけのサミットで北方四島につ……
○北川国務大臣 平成二年度の環境庁関係予算案について、その概要を御説明申し上げます。 平成二年度総理府所管一般会計歳出予算要求額のうち、環境庁予算要求額は四百九十六億八千四百二十二万円であり、これを前年度の当初予算額四百八十四億五百九十二万円と比較すると、十二億七千八百三十万円、二・六%の増額となっております。 予算要求額の主要な項目について御説明申し上げます。 第一に、環境保全の企画調整等については、地球温暖化を初めとして地球環境に関する学際的、国際的な研究等を計画的に推進するための地球環境研究計画等の策定及び開発途上国の環境援助促進のための基盤整備等国際協力の積極的な推進に努めるほか……
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