このページでは伊藤英成衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○伊藤英成君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております野党四会派の共同提案である消費税廃止関連四法案及び政府提出の消費税 法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に関連し、一括して質問を行うものであります。 まず、私は、このたび消費税廃止法案等を提出をした四野党の皆様方の御努力に敬意を表したいと存じます。(拍手) さて、消費税廃止関連四法案について伺います。 我々は、高齢化社会に向かって、直間比率の是正や勤労所得者に偏った課税など、税の不公平、不公正を抜本的に是正することを強く求めてまいりました。しかし、竹下内閣のもとで実施された消費税は、まず第一に、国民の合意や国会の審議……
○伊藤英成君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました地価税法案について、総理及び関係大臣に質問を行うものであります。 我が国は、一人当たり国内総生産が世界の先進国の中でスイスに次いで第二位を占める経済大国でありながら、国民の日常生活には、それにふさわしい豊かさが全く感じられません。その最大の原因は、異常な地価高騰による劣悪な住宅事情にあります。 戦後の我が国においては、これまで数回にわたって地価高騰の波が押し寄せています。八〇年代の終わりから今日に至る狂乱地価に先立って、高度成長や列島改造を契機とした地価の異常な上昇もありました。これは、過去の教訓を生かさず、国民の利益を後回しに……
○伊藤英成君 私は、民社党を代表して、ただいまの羽田大蔵大臣の財政演説について、総理及び大蔵大臣等に質問を行うものであります。 まず第一に、当面の景気対策についてお尋ねいたします。 内需を中心に堅調な拡大を続けてきた我が国経済に陰りが見えています。経済企画庁は、十二月四日、七―九月期の国民所得統計を発表しましたが、実質成長率は前期比〇・四%、年率でわずか一・六%にとどまり、景気後退の姿がはっきりとあらわれたと受けとめております。 ある民間信用調査機関がまとめた十月の全国倒産状況によると、負債総額一千万円以上の企業倒産は、前年同月比六五・八%増の千七十一件で、八七年十月以来四年ぶりに一カ月……
○伊藤英成君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました証券取引等の公正を確保するための証券取引法等の一部を改正する法律案、金融制度及び証券取引制度の改革のための関係法律の整備等に関する法律案について、総理、大蔵大臣及び郵政大臣に質問を行います。 昨年の夏から秋にかけて行われた臨時国会は、証券・金融機関の一連の不祥事の真相究明、再発防止を争点とする異例の国会となりました。証券会社による損失補てん、暴力団との取引、株価操縦もどきの行為、大手銀行による不正融資など、社会的責任を欠いた金融業界の不祥事が国民の前にさらされ、しかも、大蔵省当局がかかる行為に関係したことも明らかになりました。日本……
○伊藤英成君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、宮澤総理及び林大蔵大臣に質問を行います。 質問の第一は、所得減税実施についてであります。 宮澤内閣が甘い経済分析を続け、対策を後手後手に回してきた結果、日本経済は深刻な不況に直面しております。実質経済成長率は、昨年四月から六月は〇%、七―九月はマイナス〇・四%となり、最悪の事態に陥っております。昨年十月以降、有効求人倍率は一を下回り、大量の従業員、パート・内職者が職を失っております。 また、この不況はこれまでにない深刻な消費不況となっています。乗用車や家電製品などの耐久消費財を中心……
○伊藤(英)委員 まず、日米並びに日本・EECとの譲許税率の合意文書についてお伺いいたしますけれども、この二つの文書は、国内の砂糖生産農家のこうむる打撃を避けるために必要な措置である、このようになっておりますけれども、もしもこの関税率の引き上げが実施できない場合、このときに予想される影響はどういうものがありますか、まず御説明をお願いします。
【次の発言】 私に与えられた時間は十五分間でありますので、要点のところをばしっとお答えいただければ幸いだと思います。
今審議しておりますその対象の一つが、日本とECとの関係の問題でありますけれども、ECの問題についてちょっとお伺いをいたしますが、ECは一……
○伊藤(英)委員 今トピック的なことを二、三要点のみ質問をしたいと思いますが、まず最初に、在日韓国人三世の法的地位の問題についてお伺いをいたします。 この問題は、本日、他の同僚委員からも一部話があった問題でありますけれども、何といっても現在の日本と韓国との間の当面の最大の懸案は、この在日韓国人の法的地位、待遇の問題であると思います。今日まで何回にもわたって公式非公式の協議がそのために行われてきてもおります。そしてまた、この五月二十四日には盧泰愚大統領も訪日を予定されているわけでありますし、そしてまた、今月末には日韓外相会議も予定をされております。そして韓国側の方でも、今回この懸案が解決されな……
○伊藤(英)委員 まず最初に、このタイとの租税条約改定について伺いますけれども、この問題はタイ側から要求してきたようでありますが、その理由と今回の主な改正点を御説明ください。
【次の発言】 ところで、タイは日本の援助の中では大変大きな位置づけを示しているわけですね。今インドネシア、中国、フィリピン、その次にタイが位置づけられる、このように思いますけれども、そういう状況にあるわけであります。しかも、今日本の援助というのは文字どおり世界一、百億ドルになんなんとするという状況であります。そういう意味でいわゆるODAの問題について伺いますけれども、去年の九月にODAの行政監察の結果が報告されております……
○伊藤(英)委員 イラク問題についてお伺いいたします。 まず最初に、大臣を初めとして関係各位の皆さん方が本当に日夜にわたって御努力をされておりますことについて心から敬意を表したいと思いますし、そしてまた、今後一層の御努力をお願いしたい、このように思います。 まず、私は基本的にこの問題についての考え方をちょっと申し上げたい、こう思うのですけれども、私は、このイラクの行為は、まずは言語道断のことである、そして、あくまでもこれは原状回復をすべきで、もとの姿に回復すべきものであるし、こういうことが再び起こってはならぬ、このように思います。そしてまた、人質の安全のために頑張っていただくことをまず強く……
○伊藤(英)委員 まず経済運営の問題についてお伺いをいたします。 今、賃金引き上げのシーズン、あるいはもうかなり進んだ段階でありますが、そういう状況でありますので、その賃金引き上げやらあるいは労働時間の短縮等の交渉が進んでおりまして、例えば賃上げについて見れば、最終的にはどのくらいの水準にいくかというのはまだまだこれからでありましょうけれども、まあ六%内外ということなのだろうと思いますが、そうした水準の問題について、いわゆる経済運営の面から経済企画庁としてどういうふうに評価をするのか。あるいは今内需主導型の成長云々と経企庁長官も言っておられるわけでありますが、そうした観点から見てどういうふう……
○伊藤(英)委員 政府の見直し案の問題点なり欠陥について、既に多くの委員から指摘もされております。私自身も一昨日の衆議院の本会議で、この見直し案の問題点それぞれについて、幾つかを総理にも大蔵大臣にも質問をいたしました。 本日は、原点からこの税の問題についてもう一度考えてみたい、このように思っております。 私たちは、消費税の論議のときに、常にその手順が必要だということを申し上げてまいりました。それはまずは、第一は、この高齢化社会が進む中で国がどれだけの福祉水準を保障しようとするのか、その福祉ビジョンを明らかにせよ、そしてまた第二には、税のむだ遣いを徹底的に排除するために行政改革のビジョンを示……
○伊藤(英)委員 まず、平成元年度の補正予算の内容並びにその考え方について質問をいたします。
まず内容でありますけれども、その件について二点、まず伺います。
第一は、今回のこの補正予算の歳入に消費税が含まれているかどうかということ。
それからもう一点は、歳出について、一部、自民党が消費税対策としてPRした項目があるとも言われております。例えば中小企業特別対策費などはそうだと、こう言われるわけでありますが、それは事実かどうか、まず伺います。
【次の発言】 そういうふうに聞いているが、そういうことは事実かどうか。
【次の発言】 今の中小企業特別対策費というのは、消費税対策としてではないという……
○伊藤(英)委員 まず外務大臣にお伺いしますが、今話題となりました北方領土の問題ですね。あの問題で一昨日自民党の実力者が二島返還論について言及をされました。実は昨日、私はある人からこのように言われました。自分は昨夜一睡もできませんでした。極めて残念な、今まで何のために四島一括返還ということでやってきたのだろうかということで一睡もできませんでしたというふうに言ってまいりました。私も、もっともだと、このように思いました。もちろんきのうの本委員会でも議論になったようでありますけれども、改めて私はお伺いしたいと思うのですが、まず、あの二島返還論と言われることの二島はどこを指すと思われるでしょうか。
○伊藤(英)委員 私は、今回のこの議論をいろいろ聞いておりましていろいろ思います。それは、この世界情勢の変化やらあるいはその中で日本の位置づけが本当に大きくなっている。そういう中で、これからの日本の外交をどういうふうにしていくかという意味で極めて重要な問題を取り扱っているわけですね。そのときに、今国民の合意というのが極めて重要な問題であるわけでありますけれども、しかし、このいろんな議論を聞いておりますと、いかにもわかりにくいな、わかりにくい議論をしているなということであります。それはいろんな言葉の問題もある。本日も、例えば武力行使と一体となっているか一体となっていないかというような問題も含めて……
○伊藤(英)委員 まず初めに、長崎県雲仙・普賢岳噴火によりまして多数の方々が亡くなられたことを本当に心から残念に思い、また御冥福をお祈りをいたします。そしてまた、遺族の方々に対しても心からお悔みを申し上げたいと思います。また、この噴火活動の長期化が予想される中で被災地において日々心血を注いだ救援活動を展開されている皆さん方の御苦労に対しても心から敬意を表したい、このように思います。 民社党は、本日、大内委員長みずから団長として現地に調査団を派遣をしているところであります。 そこでまず、被害の拡大防止の件について質問をするわけでありますけれども、普賢岳は昨年の十一月十七日に百九十八年ぶりに噴……
○伊藤(英)委員 まず最初に、労働力の確保の問題についてお伺いをいたします。
今、日本は長期にわたる経済拡大の中で人手不足が各方面で問題となっておりまして、いわゆる人手不足倒産というような事態も招いているわけでありますけれども、当面の労働力需給の状況についてどのように見ているか、まず伺います。
【次の発言】 今の人手不足の状況は、特にまた規模別に会社を見てみますと、いわゆる中小企業においてはますます大変だという状況であります。これは、私が地元の方の会社をいろいろ見たりしましても、いわゆる中小企業というところは、全体的にももちろん大変でありますけれども、特
に大変だなということを痛感をいたしま……
○伊藤(英)委員 大店法の改正案と関連法案に対して質問をいたします。
まず最初に、大規模小売店舗の出店について、従来の調整手続等において運用上どういう問題点といいましょうか反省点があったのかをお伺いいたします。
【次の発言】 今言われたような意味で、例えば、これまでの商調協による調整制度を改めて大店審において調整をしていくということになったりしているわけです。同僚の委員からも質問があったようでありますけれども、透明性確保のためにも大店審の審議経過、これは公開されてもいいのではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 今の話は、今までの問題点といいましょうか、反省点はどういうことであり……
○伊藤(英)委員 今土地の問題というのは本当に大変な状況にあるな、しかもそれは、ただ土地が高騰している、価格が高騰しているということだけではなくて、今の状況のもとにまじめに働く人がいなくなってしまうのではないかというぐらいの状況だと思うのですね。そういう意味で、この土地の価額の問題について深刻に考えているわけであります。そういう視点からこの問題について幾つか質問をさせていただきたい、このように思います。 まず最初に、政府税調及び自民党の税調で、土地税制の見直しがこの土地対策の有力な手段として出されているわけでありますが、政府の土地税制の見直しでサラリーマンが家を持てるようになるのだろうかな。……
○伊藤(英)委員 まず、適正な地価の水準について質問をいたします。
政府は土地政策の目標の一つに適正な地価水準の実現ということを掲げております。総合土地政策推進要綱によりますと「地価については、土地の利用価値に相応した適正な水準まで引き下げることを目標とする。」こういうふうになっておりますけれども、ここで言うのは収益価格を言っているのかどうか、まず伺います。
【次の発言】 大都市の商業地とか今話が出ました住宅地、その収益価格の試算というのは実際にはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 実はその商業地の場合は、その収益価格というのは私の実感として考えれば何となくわかるような気がするの……
○伊藤(英)委員 一昨日、二十四日の正午に、地上戦突入に当たってのブッシュ大統領の記者会見を私はテレビの生中継で見ました。そのときに、大統領が、仕事をちょっとやめてと言ったと思うのですが、神に祈ってほしいという話をされました。私はそれを見ながら、黄色いリボンのついている情景も思い浮かべながら、本当に無事に帰ってほしいと心から願ったわけであります。 きょうはできるだけ基本的な問題から議論をしたいと思いますけれども、私の質問時間も余り多くありませんので、簡潔に御答弁をぜひお願いを申し上げたい、このように思います。 まず、この湾岸戦争について、日本も支持をしております多くの決議、国連決議がありま……
○伊藤(英)委員 私は、民社党を代表して、平成二年度補正予算二案に対して賛成の討論を行うものであります。 イラクのクウェート侵略は、米ソの冷戦後の社会においても、国家間における戦争や軍事バランスまで削減しないことを如実に示しました。この事態を受け、国連は、平和解決のため、ぎりぎりまでの調停を行いましたが、サダム・フセイン大統領は、これをことごとく拒否し続け、地上戦にまで至ったことはまことに遺憾でなりません。この戦争は、国連の平和努力を拒否したイラク側にすべての責任があると私は断ぜざるを得ません。 我が国は、平和を願う国際社会の一員として、国連の平和活動に対し積極的な貢献を求められているので……
○伊藤(英)委員 民社党の伊藤ですけれども、よろしくお願いいたします。 今回の証券不祥事の問題あるいは金融不祥事の問題、この問題は本当に国民の信頼感を失うことになったわけでありまして、非常に残念だと思っているんですね。同時に、これは国内だけではなくて、海外からの信頼あるいは不信感というのも大変だろうと私は思っているんです。 実は、この間日本経済新聞に公表されたその日の朝だったと思うのですが、CNNをちょうど見ていまして、各主要企業の名前を公表してCNNで報じておりました。私はあのテレビを見ていながら、ああ、この瞬間に、同じ時間に世界に流れているんだなということを痛感をしたわけでありますが、……
○伊藤(英)委員 まず、この七月に平成三年度の労働白書が出されましたけれども、その第二部で若年労働者及び女子労働者問題について取り上げております。今これからの日本の労働状況等を見てみましても、あるいは企業や労働組合の関心もそこには非常に高いものがありまして、そういう意味でもこの分析というのは非常に時宜を得たものである、こういうふうに私、評価をするわけであります。したがいまして、こういう観点から幾つかの質問もしてみたい、こういうふうに思っております。 まず、今、若年労働者の不足問題がいろいろ言われておりまして、その対策として今までも高年齢者対策やらあるいは女性の労働者に対する方策等もいろいろと……
○伊藤(英)委員 まず、この公共職業安定所の出張所の設置の問題であります。 現在の女子労働者問題を考えたときに、女性のための就業ニーズに応じたきめ細かな再就職援助措置、こういうのは極めて重要な問題だと思うのです。そういう意味では、そうした認識での活動に対しては私も非常に評価をしたい、こういうふうに思いますが、今回なぜ東京、大阪の二カ所に新設をしようとするのか。本来こうしたニーズは、全国的にあるいは全国の主要な都市といいましょうかそういうところに非常にあると私は思うのです。そうしたときに、なぜ全国の職安あるいは主要な職安で、こうしたレディ又・ハローワークの事業として、その内容としていることを進……
○伊藤(英)委員 私は、総理に対して、今回のこのいわゆるPKO法案と国会承認との関係について中心に所見を伺いたい、このように思います。 まず私は、基本的に民社党としては、この国連の平和維持活動に、自衛隊の活用も含めて日本は積極的にその役割を果たさなければならぬ、こういうふうに思い、しかし、憲法やあるいは自衛隊に関する今日までの日本の非常にセンシティブな状況やら、あるいは周辺諸国に大きな迷惑をかけたその歴史的な経緯等にかんがみて、内外世論の理解を得るためにもシビリアンコントロールがどうしても必要だ、そしてそのために国会承認とすることが必要だ、こういう考え方であります、 そこでお伺いするわけで……
○伊藤(英)委員 宮澤総理は国民の最高のリーダーであります。それで公明正大でなくてはならぬわけでありますけれども、国民から疑惑を持たれているこの問題について、総理がみずから率先をして、しかも積極的に明らかにしなければならぬ、そういう責任があると私は思うんですね。 それで、これまでの総理の答弁を聞いておりますと、例えば秘書に聞いたところによるととか、あるいはその問題は聞いたことがないとか、あるいはプライバシーにかかわるから公表できないというように、総理みずからが真相を明らかにする熱意というものがなかなか感じられない。そういうことで、一国の総理としての自覚を欠いているんではないか、あるいは責任を……
○伊藤(英)委員 まず、私はソ連問題について総理にお伺いをいたします。今ソ連の国内では、ソ連邦の消滅ということが宣言されたりいたしまして大変混乱をしているわけでありますけれども、そこでソ連の情勢や日ソ関係について、総理の認識と今後の対応についてお伺いをいたします。 今の状況から判断しますと、私は今四つの大変心配する点を持つわけであります。その四つは、一つは、核管理はどうなるんだろう。今度のあの三つの共和国で全部保有しているわけでもありませんし、それさえもどうなるかわからぬという意味で、核兵器の管理はどうなるんだ、核の問題ですね。それから二番目には、あの中の領土紛争等の問題、内乱という危険性に……
○伊藤(英)委員 まず、労働時間の短縮の問題につきましてお伺いをしたいと思います。 もう申し上げるまでもありませんけれども、日本は、戦後の経済成長によりまして今や世界一、二の経済大国というふうになっているわけでありますけれども、しかし、そういう数字的な豊かさと裏腹に、私たちの国民生活はなかなか豊かさを実感することができないという状況であります。 民社党は、昭和六十三年に、各一人一人が本当に豊かさを味わえるようにということで、生活先進国をつくろう、こういう言い方をいたしまして運動もしてきているわけであります。最近は宮澤総理も生活大国ということを言っているわけでありますけれども、いずれにいたし……
○伊藤(英)委員 私は、民社党を代表いたしまして国会改革に関し、まず基本的な考え方を述べたいと思います。 我が国のGNPは、今や世界の一六%強を占めるに至っております。日本がくしゃみをすれば世界の多くの国が風邪を引くという強大な経済大国になっております。国際社会とのかかわり合いが指摘をされ、国際的な我が国の責務が議論されて久しいわけでありますが、一たび国内の政治システムを考察いたしますと、旧態依然としており、胸を張って国会の使命を全うしているとは決して言えない状況にあります。世界の平和と福祉国家を実現するためには、何としても国会改革を実現しなければなりません。 私は、国会が国際情勢や時代の……
○伊藤(英)委員 私は、まず、あすは定例日であるということが一つ。それから二番目には、あすは議案もあります。先ほど報告のありましたとおりに、PKO法案等はPKO特別委員会で有効に可決をされております。また、中西議運委員長の解任決議案も出されております。したがいまして、あす十一時理事会、十二時委員会、十三時本会議の開催をセットすることには賛成をいたします。 以上です。
○伊藤(英)委員 茂木先生、貴重なお話をありがとうございました。 私、大きく分けて二つお願いしたいのですが、まず一つは、今までもいろいろお話もあったのですけれども、この国会移転ということについて当委員会として鋭意検討しているわけですが、先生のお考えとしては、この移転ということについてどのくらい急いだ方がいいと思われるのか。そして同時に、首都機能ということを補完する意味で重都という言葉があるのですが、一時的にその機能を代替するために、いわば第二国会議事堂のようなものを用意した方がいいという話もあるのですが、そのことについて先生はどういうふうに考えられるかということです。 それからもう一つは、……
○伊藤(英)委員 三人の参考人の皆さん方には、本日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 早速ですけれども、幾つかの問題につきまして、また御意見をお伺いしたいと思います。 まず最初にお伺いしたいのですが、先ほどもお話に出てはいるわけでありますけれども、このバブル経済の崩壊に伴いまして、融資先の倒産やら支払いの滞る債権などが急増して、ノンバンクの抱えるいわゆる問題債権が十兆円近い、こういうふうに言われるのですが、業界にいらっしゃる青柳参考人それから小山参考人から見て、この額についてどういうふうに思われるのか、そして、これからこの問題についてどのように対処しようとされるのか、……
○伊藤(英)委員 証券取引等監視委員会は、三権分立という観点から当然のこととしてこれは中立性の確保が重要であるわけでありますけれども、そのためには、まず委員長及び二人の委員の人事が問題になります。そのときに、大蔵省出身以外の人を採用すべきだと考えるのですが、どのような人を今想定しておられるか、そしてまた事務局も、他の省庁の役人はもちろんでありますけれども、民間企業出身者とかあるいは弁護士、会計士など幅広い方面から人材を確保すべきであると思うわけでありますけれども、大臣の見解をお伺いいたします。
【次の発言】 政府の資料を見る限りでは、委員会や官房検査部の事務局はほとんど大蔵省出身者で占められる……
○伊藤(英)委員 まず、不動産業向けの融資の総量規制解除の問題と今後の問題についてお伺いをしたいと思います。
国土庁長官の所信表明を聞いておりまして、私の率直な感想は、大変苦しい所信表明だなという感じを持っております。長官は、昨年の末に発表し、本年の一月から実施をいたしました不動産業向け融資の総量規制解除に関する政策の妥当性については一言も触れておりませんが、これはなぜでしょうか。
【次の発言】 これは、いつの国会だったでしょうか、私は、国会の委員会の場でも申し上げたんですけれども、この解除の問題は、政府あるいは自民党では、もう実質二カ月ぐらい前から既成事実のようにどんどん報道したりしており……
○伊藤(英)委員 民社党の伊藤英成でございますけれども、本日は、田中先生と塩見先生、お二人、それぞれ貴重なお話をありがとうございました。
まず、早速でありますけれども、田中先生が本日冒頭、今回の地価暴騰につきまして、土地情報の整備が非常に不十分であったからああいうことになったのだということを言われましたけれども、もしもこの土地情報が整備されておれば、どのように活用されて、どのような効果をもたらしただろうと思われるでしょうか。
【次の発言】 これはまた田中先生と塩見先生お二人にお伺いしたいのですが、現在の地価の状況ですね、かなり下落してきたわけでありますが、現在の地価水準は、まあまあ適正な水準……
○伊藤(英)委員 私は、今日本にとって極めて重要なテーマについて、幾つか質問をしたいと思います。 まず、日朝の、日本と北朝鮮ですね、正常化交渉についてお伺いをいたしますけれども、日朝交渉においてこの核査察問題は極めて重大な意味を持っていると思うんです。去る二月の二十五日に、国際原子力機関、IAEAが理事会において、査察に関し未申告の核物質並びにその施設の特別査察実施権について確認をしたと伝えられます。これは、現在の核不拡散条約等の変更をすることもなく、今まで可能だったけれども実施していなかったこの特別査察権を今後は実施をするという意味に考えていいんでしょうか。
○伊藤(英)委員 大臣は、「我が国は、世界有数の高い経済的水準に達し、」「この高い経済力をすべての勤労者と家族の方々に還元し、ゆとりある豊かな暮らしを実現することが生活大国づくり の基盤であり、労働行政の使命であると考えております。」と所信の中で表明をされました。 言わんとするところは非常にいい話だと私は思っているのですが、まず最初に、これは言葉の問題なんですが、生活大国という言葉ですね。これは宮澤総理も所信表明演説やらあるいは予算委員会等でもいろいろ話をされたりしておりましたけれども、私は、言葉は余り適切な言葉ではないな、こう思っております。民社党は生活先進国という言葉を使っております。私……
○伊藤(英)委員 今労働組合は春の取り組みということで鋭意やっている最中でありますけれども、今の労働組合のいろいろな取り組みは、日本の経済あるいは日本の国民の生活の仕方という意味においても非常に重要な取り組みをしているというふうに私は思うのです。それで、一つは今の日本の経済の状況を考えて、いわゆる賃金の引き上げの問題をどういうふうに考えるかということだと思うのです。 大臣にまずお伺いいたしますけれども、今の経済成長の三・五%の目標を達成するという意味において相当な水準の引き上げということが重要だと思うのですが、その辺のことについてどのように認識をされておりますか。
○伊藤(英)委員 まず、失業給付についての雇用保険率及び国庫負担割合の引き下げに関してお伺いをいたします。
近年の失業給付の収支を見ますと、昭和六十年度に約二千四百億円の積立金の増加を見て以来、その積立金は毎年拡大をしてきております。特に平成二年度は保険料総額のおよそ半分に当たります七千八百三十四億円の積立金を計上するに至っているわけであります。この要因としては、本質的にはここ数年間の人手不足を基調とする経済社会の動向が挙げられると思うわけでありますけれども、まず、今後の雇用失業情勢についての見通しについて伺います。
【次の発言】 雇用保険制度の問題を考えるときには、二つの側面から見なければ……
○伊藤(英)委員 労働安全衛生法の一部改正についてお伺いをいたします。
まず最初に、労働災害に関しては、年間二十万人を超える労働者が休業四日以上の災害をこうむって、約二千五百人が死亡をしております。中でも、建設業における労働災害は依然として多く、休業四日以上の死傷災害で全体の約三割、死亡災害で全体の約四割を占めているわけでありますけれども、この一年間の建設現場の労働災害の状況とその特徴について伺います。
【次の発言】 今、現象面といいましょうか、そういう形で分類されたのですけれども、その災害の原因はどういうところにあると思われますか。これはいわば安全管理上の問題かもしれませんし、あるいは作業……
○伊藤(英)委員 まず最初に、介護労働者問題の状況認識についてお伺いをしたいと思います。 介護労働者の確保の問題につきましては、高齢化の進む我が国においては非常に重要な問題でありますし、そういう中でこの介護労働者の数は現在不足しているという状況でもありますし、また、将来にわたっても不足していくのではないか、こういうふうに指摘もされております。 そういう中にあって、介護労働者の労働条件も大変立ちおくれているわけでありますし、特に民営の職業紹介所の家政婦は、個人事業主であるために、労働基準法とか労働安全衛生法あるいは労災法による労働者の保護もなかなか及ばない。したがって、労働条件等でもいろいろ……
○伊藤(英)委員 今、実は私たちは労働時間短縮という極めて重大な問題について論じているわけですね。私は、この問題はいわば私たちの生活の仕方あるいは生き方の問題を論じているんだ、こういうふうに思うのですね。先回の本委員会で、私は、時間外の割り増し率の問題のときに、これは時間に対する価値の問題を私たちは今議論しているのですよという話をいたしました。 例えば、よく言われることですが、レジャーという言葉がありますね。レジャーというのは一体何なんだろうかということでありますが、百科事典なんかで調べてみますと、もともとこれはラテン語のリセレという言葉から来ているんだそうです。意味はどういうことかというと……
○伊藤(英)委員 先回の本委員会で、労働時間の短縮促進臨時措置法案について、私は、その基本的な取り組み姿勢、それから企業内の労働時間短縮推進委員会の決議が一部を除きまして労働基準監督署への届け出が免除されることについて問題提起をいたしました。これは先回の委員会の最後のところで今申し上げたようなことを提起したわけでありますが、本日は、その提起したところから始めさせていただきたい、こう思うのです。 この時短推進委員会についてでありますけれども、まず、労働組合のない企業のケースで伺うわけであります。 第六条によりますと、時短推進委員会は事業主が設置することになっているわけですが、労働者側からの要……
○伊藤(英)委員 障害者の雇用の促進に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。 障害者の雇用の問題につきましては、関係者の努力もありましてやっているわけでありますが、ただ、政令で定めた実雇用率の達成は、一部を除いてできないという残念な状況にあるわけであります。 今後の方針及び考え方等についてお尋ねをいたしますけれども、まず、政府はこれまで障害者対策に関する長期計画を策定して重点施策を推進しているわけでありますが、実雇用率の現状からすると、引き続き長期計画を策定して推進する必要があると思うわけです。 その場合、今回の改正によって策定される、労働大臣が定めます障害者雇用対策……
○伊藤(英)委員 総理、まず減税と財政運営のあり方の問題についてお伺いをいたします。 民社党は、今回の大変な不景気の中で、減税を柱とする対策を既に六月の時点から提唱をしてまいりました。特に今回の不況の状況は、消費拡大策がぜひとも必要である、そういう観点からでありました。御承知のとおりに、七七年以来本格的な減税は行われておりません。今サラリーマンは年間約二兆円もの税金を余分に取られている、こういうふうに思っております。 政府は、本日の総理の答弁でも、財政難を理由にして減税を拒否していらっしゃいますけれども、私は、減税ができないというのは経済財政運営の基本そのものを誤っているんではないか、こう……
○伊藤(英)委員 まず最初に、先ほども若干話も出ましたけれども、来年の春闘と最近の景気対策等について伺いたいと思います。
まず、来年の春闘での賃上げについてでありますが、特にこういう景気低迷あるいは消費意欲が一段と冷え込んでいる、こういう状況の中でありますけれども、この春闘の問題について労働大臣としてどういうふうに考えられるか、その効果、意義等についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今日までも労働大臣は、日本の経済の状況を見ながらいろいろと見識のある発言をされているわけでありますけれども、ぜひ頑張っていただきたいな、こういうふうに思っております。
それにも関連するのですが、先ほ……
○伊藤(英)委員 きょうは重要なことを幾つか質問したいと思っておりますので、要領よく、内容のある御答弁をお願いしたいと思います。 最初に大臣に伺いますけれども、本日のある大新聞の朝刊に「外務大臣影薄い時代」、こういう大きな解説記事が載っておりました。かつて私がイスラエルに行ったときに、シモン・ペレス元首相、現外務大臣ですが、彼に会ったときに、イスラエルにとって外交というものが国家の運命を決定するということを私に話してくれました。私は、日本も全く同じだと思います。そういう意味で、新外務大臣にどうか本当に力いっぱい頑張っていただきたいと期待を込めて申し上げたいと思います。何か決意がございますか。
○伊藤(英)委員 環境基本法案について質問をいたしますけれども、まず最初に、環境基本計画について伺います。 理念的なこの環境基本法案を実効あらしめるためには、環境基本法案に明記されております環境基本計画の内容それから定義が非常に重要な意味を持つわけであります。 環境基本法案第十四条に記されております環境基本計画のくだりはこういうふうにあるのですね。「環境の保全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱」と「環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項」について環境基本計画を定める、こういうふうになっているわけでありますが、具体的にどういう中身のことを述べているのか、そしてま……
○伊藤(英)委員 趣旨説明の取り扱いに関する民社党の考え方を説明いたします。 政治改革は重要な政治課題となっておりますが、この見地から、国会も着々と改革を行い、国民にわかりやすい国会運営とするよう、与野党で精力的に改革を進めてきたところであります。 それは、党利党略を排し、国民の立場に立った国会とする改革でなければなりません。いわゆるつるし問題が今議論されておりますけれども、私は、党利党略に基づくものや、断固反対だからという理由から、長期にわたり法案を棚上げし審議をさせないということは、議会制民主主義の本旨から、少数党に認められてきた数少ない国会対策上の手段であるとはいえ、国民の側からする……
○伊藤(英)委員 冒頭、建設大臣と委員長に申し上げたいと思うんですが、かつて本委員会、建設委員会で一緒に建設行政に関して議論をしてまいりましたお二人がそれぞれ建設大臣として、そしてまた建設委員長として今大変な御努力をされておりますことについて心から敬意を表したいと思いますし、私としても非常にうれしく思います。どうか今後ますますこの重大なる仕事に対して御尽力を賜りますようにまずお願いをしておきたいと思います。 きょうは、十一次道路整備五カ年計画を中心にいたしまして、道路関係の問題につきまして質問をしたいと思います。 最初に、道路は経済発展と生活水準の向上のための基盤として、他の社会資本に先駆……
○伊藤(英)委員 総理にまず伺います。
日米首脳会談と円高の問題についてお伺いをいたしますけれども、総理が四月十六日の日米首脳会談から帰られた後に円は急騰をしております。そして、本日は百十円を切りまして百九円台ということであります。
まず最初に伺いますけれども、両首脳の記者会見の折に、クリントン大統領が円高容認発言をされておりますが、私は、これだけ重要な問題は事前に相談があったんではないか、こう思うんですが、総理は事前にこのことについて承知をしておられましたか。
【次の発言】 今回のこの円高の、輸出産業を初めとして日本の経済に与える影響というのは、私は大変重大なものだ、こういうふうに思うん……
○伊藤(英)委員 きょう私は、自賠責保険に関係することに絞りましで質問をいたしたいと思います。
まず最初に自動車事故対策センターについて伺いますが、私は昨年の三月十一日の予算委員会で、この事故対策センターについて、その運営並びに人件費の問題等々につきましてかなり詳しく論じたつもりであります。そうした経緯を踏まえて聞くわけでありますが、まず、仄聞いたしますと、自動車事故対策センターにおいて職員の空出張が多発しているというふうに聞いておりますけれども、監督官庁であります運輸省の調査ではどういうふうになっているか伺います。
【次の発言】 運輸省としては調査をしているということでありますね。
会計……
○伊藤(英)委員 長官に、地価水準に対する政府の認識をお伺いしたいわけであります。 最近の地価動向について、大都市圏において特に顕著な下落傾向もありまして、また地方でも下落または横ばいの状況にあったりするわけであります。国土庁長官の所信表明でも、二度と地価高騰を生じさせないよう、土地神話の打破、適正水準の実現など、総合的な土地対策を推進する、こういうふうにあります。 しかしながら、国土庁の幹部の一部には、昨年の暮れから、地価は下げどまったとか、あるいは地価は底を打ったなどと、地価の下落を歓迎しないかのような発言をしているように報道もされたりいたします。 国土庁は、現在の地価水準が、果たし……
○伊藤(英)委員 本日は、三人の参考人の先生方、本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。私もいろんなことに関心を持っていたわけでありますが、本日、同僚議員からもいろいろな議論が既にされておりますので、できるだけ重複を避ける、そんなことにつきましてお伺いしたいと思います。 まず最初に、長谷川参考人にお伺いしたいのですが、先ほどの御説明で、一九八五年以降構造変化をしてという話をされました。また、稲本先生は一九八三年を一つのベースとして考えられているお話もあったのですが、今後のためにということで思いますし、そしてまた、今の日本のいわば経済状況も、こういうものの結果が今日の状況に……
○伊藤(英)委員 景気対策の問題について伺います。 昨年の六月に内閣は、ここにありますこの「生活大国五か年計画」を策定をいたしまして、生活者、消費者重視の政策を掲げました。しかし、一昨年以来のいろいろな景気対策を見ておりますと、どれだけ生活者、消費者の重視というスタンスをとったのか私は疑問なしとしないんですね。 そこでまず一つの政策は、預金金利の大幅な引き下げを連動する金融政策であったわけですね。これの影響を考えますと、いろいろな影響があるんですが、一つは、利子収入を生活の糧とする老人世帯あるいは一般の世帯に与える影響というのが大変大きいと思うんですね。 幾つかの試算があるんですが、一般……
○伊藤(英)委員 本日、私は経済問題に絞って質問をいたしますけれども、これからの日本の経済の状況等を考えますと、例えば為替レートの推移は、やはり今後の日本経済、あるいは産業、あるいは雇用に対しても非常に大きな影響を与えると思いますし、そしてまた、目の前に東京サミットもありますけれども、そのサミットの状況やらあるいは日米関係がどうなっていくかということが、今申し上げた為替の問題も含めて、日本に本当に大きな影響を与えていくんだろう、こういうふうに思っているわけであります。 そんなふうに思いながら質問をいたしますが、まず最初に総理にお伺いいたしますが、本日為替レートが一ドル百八円台という戦後最高の……
○伊藤(英)委員 まず、時短の問題に関連することについてお伺いをいたします。 昭和六十三年に閣議決定をされました経済計画「世界とともに生きる日本−経済運営五カ年計画−」の中に、労働時間短縮について、「おおむね計画期間中に」すなわち平成四年度までになるわけですが、「週四十時間労働制の実現を期し、年間総労働時間を千八百時間程度に向けてきる限り短縮する。」こういう目標を掲げております。 平成四年度は、速報によりますと、年間総労働時間千九百七十二時間ということでありまして、計画期間の五年間で百二十八時間短縮したことにおります。しかしながら、政府目標であり、かつ国際公約でもあります千八百時間にはほど……
○伊藤(英)委員 レディス・ハローワークについて伺いますけれども、今回新たに札幌、仙台、名古屋の三カ所に設置しようとした理由、また、その設置するに当たっての具体的な基準がどうなっ
ているかをまず伺います。
【次の発言】 今のお話をもとにして、来年度以降もこのレディス・ハローワークを設置しようとするお考え方があるのかどうかについて伺いたいと思います。
今までのいろいろな御説明ですと、一応今年度の三カ所で終わるというふうにもちょっと聞いたりするのですが、初めて来所した女性が非常に多くて、しかもなかなか好評のように聞いておりますし、そしてまた既存の職業安定所からシフトしているという話も聞いたりする……
○伊藤(英)委員 きょうから極めて重要な労働基準法の改正の審議に入るわけでありますけれども、その第一回の委員会審議であります。この労基法の改正案につきましては、私は本当にたくさんの問題点があると思うのですね。本日は、したがって、基本的な問題並びにその多くの問題のうちの一部について質問をしたいと思っております。 まず初めに、前回の経済計画「世界とともに生きる日本」で掲げられた労働時間の目標が達成できなかったその原因と政府の責任について、先般我が党の代表が本会議で質問をいたしました。労働大臣の答弁は、労働時間短縮が進まなかった一般的な理由を述べたということかな、こういうふうに思っております。 ……
○伊藤(英)委員 本日は、先回の労働委員会でお話を申し上げたとおりに、時間外労働並びに休日出勤の割り増し率の問題を中心にして質問をいたします。 まず最初に、時間外労働の割り増し賃金率についての問題であります。 時間外割り増し率二五%というのが一九一九年のILO第一号条約の定めた基準でありまして、昭和二十一年当時の労働法策定の原案では時間外五〇%とされていたようでありますけれども、敗戦直後の産業復興を理由にして二五%に修正をされたというふうに聞いております。 そこで、今日日本がまさに世界の最高水準を達成しているのに、時間外の割り増し賃金率が二五%のままでいいはずはないと私は思うのです。労働……
○伊藤(英)委員 質問に先立ちまして一言申し上げたいと思いますが、私の質問順位につきまして、本日も委員長初め各党の皆さん方に大変御配慮をいただきまして、まず感謝を申し上げたいと思います。 この労基法の改正の問題につきまして、本日は三回目の委員会になります。私は、第一回目のときに、労働時間の規制の仕方といいましょうかそういうこと、あるいは猶予措置、特例措置のあり方の問題について議論をいたしました。次の二回目の二十一日には、時間外及び休日の割り増し賃金卒について議論をいたしました。本日は、まず変形労働時間制の問題について伺いたいと思います。 この問題につきましては、一年単位の変形労働制の導入に……
○伊藤(英)委員 本日は、まず中小企業関係の問題から伺います。 今後の中小企業をめぐる労働力の需給というものを見ますと、まずは、これから若年層を中心とする労働力の供給がどんどん減少していく、そしてまた、若年層の意識変化ということもありまして大変厳しい状況になっていくだろうと予想されます。そしてまた、中小企業庁の調査でも、休暇とか労働時間を重視する傾向というのがますます強くなっておりますし、会社を選ぶ要因としても、休日がどのくらい多いかということが非常に大きなファクターになっているわけですね。そういう意味で、今後、中小企業の時短を本当に進めていかないと中小企業自身の死活問題にもなっていくだろう……
○伊藤(英)委員 労働基準法等改正案に対する賛成討論を行います。 私は、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議及び民社党を代表し、政府提出の労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、これに賛成し、日本共産党提出の修正案に反対の立場で討論を行います。 ドイツやフランスなどと比べ年間三カ月分ほども長いという日本の労働時間の現状を改善することが国民的緊急課題となって既に久しいことは、改めて指摘するまでもありません。宮澤内閣が昨年六月に策定した「生活大国五か年計画」において、労働時間の短縮が第一番目の課題として取り上げられ、年間総実労働時間千八百時……
○伊藤(英)委員 政府提案の短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律案について質問をするわけでありますけれども、私ども民社党としても、このいわゆるパート労働の問題について長きにわたって研究もし取り組んでまいりました。そして、昨年の初めに他の野党とも共同で、議員立法の形でいわゆるパート労働法を出しているわけでありますけれども、それほど重要なテーマとして取り組んでいるわけでありまして、そんな意味で、問題提起も含めまして質問をいたしたいと思います。 最初に、この法律案の目的に関して伺うわけでありますが、政府提案の「目的」はこういうふうに書いてありますね。「短時間労働者について、その雇用管理の改善……
○伊藤(英)議員 今長勢委員から物の考え方といいましょうか、そういう意味でいろいろな規制の問題についての話がありましたけれども、私は幾つかのことについてこんな感情を持つのです。 例えば、先ほど定年延長の話から始まりました。私は、まずはできるだけ機会を拡大しよう、いろいろな働きたいという人がいたらその機会をできるだけ与えられるような制度にしようという意味で機会均等、そしてまた、その機会をできるだけ働きたい人には働けるような制度にしよう、これは例えば男女雇用均等法なども皆同じだと思います。働きたい人がいたらできるだけ機会を与えられるようにしようと考える。同時に、労働問題で考えれば、労働者を保護す……
○伊藤(英)委員 パート労働の問題について議論をしているわけでありますけれども、もちろん、労働省としてもパートの皆さん方に差別的な扱いをしないように、その適正な労働条件を確保するためにということで御努力をされていると思うのですが、まず最初に伺いますけれども、この間、新宿の公共職業安定所の求人申込書を見せてくれた方がいらっしゃいまして、それを見ますと、パートの求人申込書、これはピンクの用紙だったと思うのですが、その中に会社の特徴という欄はないのですね。一般求人申込書の方には、これは緑色の用紙でありましたけれども、こちらの方には会社の特徴を書く欄がありました。これはなぜここに差があるのでしょうか。
○伊藤(英)分科員 今交通問題の中で交通渋滞というのはますます激しくなっているわけでありますけれども、最近警察庁の方でこの交通渋滞あるいは交通事故への対応策として道路交通法並びにいわゆる車庫法の改正を検討している、このように今報道もされたりしているわけでありますけれども、その改正の方向、それから法案提出のスケジュールがこれからどのようになっているのか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 法案の提出等の準備の状況並びにこれからのスケジュールはどのように考えられますか。
【次の発言】 今国会に間に合うくらいにそれぞれの関係省庁と十分に打ち合わせ等をやっているという意味ですか。
○伊藤(英)委員 地価税法案について質問をいたしますけれども、私は、この地価税法案の趣旨説明に対する本会議での質問におきまして、固定資産税と地価税との関係について質問を行いました。そのときに回答が必ずしも明確ではなかった、こういうふうに思っております。 そこでまず質問をするわけでありますけれども、地価の抑制に資する税制あるいは保有税強化ということで固定資産税は極めて重要な意味を持っているわけであります。今回の地価税は、広く薄く課税することによって地価を抑制することを理念としておりますけれども、現実には極めて限定的な課税というふうになっております。地価税は固定資産税を政策的に補完する税制である……
○伊藤(英)委員 民社党の伊藤英成でございますけれども、きょうは三人の先生方の貴重な意見、ありがとうございました。 まず、牟田口先生にお伺いいたしますけれども、今回のこの湾岸戦争に関してでありますけれども、御承知のとおりに今回の戦争は、いわゆるイラクといわば国際社会との戦いということでありますし、そこでお伺いするわけでありますけれども、今議論をしておりますこの九十億ドルの支援とかあるいは自衛隊の輸送機の問題等、こうした支援をもしも一切やらずに、日本は戦争が終わってからのいろんな支援といいましょうか協力ということだけをしようというふうにした場合には、日本との国際関係、日米関係を中心にして国際関……
○伊藤(英)分科員 本日、私は、自動車損害賠償責任保険の問題についてお伺いをしたいわけであります。
早速具体的にお伺いします。今、自賠責の関係で約一兆四千五百億、丸めて一兆五千億の滞留金で、今回料率引き下げを実施することになっているわけでありますが、これに関連して運輸省は特会法をいつ改正するのか。御承知のとおりに、私は六十一年の予算委員会においても特会法の改正の問題について質問をいたしました。そのときも運輸省は特会法の改正について言及をされたわけでありますが、いつ特会法を改正するつもりか、まずお伺いします。
【次の発言】 どういうふうになったときに改正をするわけですか。
○伊藤(英)分科員 私は、自動車賠償責任保険制度の問題についてきょうはいろいろとお伺いしたいと思います。 この自賠責の問題は、私が昭和五十八年に初当選以来、自動車のユーザーの人たちのためにどうしたらいいんだろうかというような意味でこの問題についてはずっと私ども取り組んできたわけであります。そしてこの自賠責の問題は、いろいろな問題があった中で、特に医療費の適正化の問題を初めとして、大蔵省を初めとして関係者の皆さん方が大変な努力をされてきたというふうに私は思っておりますし、その点については感謝もしながら、そしてまたこれからさらに鋭意積極的に取り組んでいただきたい、まずこういうふうに思います。 ……
○伊藤(英)委員 民社党の伊藤英成でございますけれども、三人の公述人の皆様方、きょうはいろいろと貴重な御意見、ありがとうございました。 まず最初に、奥村先生にお伺いいたしますけれども、端的にお伺いいたしますが、日本経済の持つ潜在成長力、その水準をどういうふうに考えられるのか。そしてことし、ことしというのはこの平成四年度、平成四年度にこの潜在成長力をできるだけ達成するためにどういう政策がこれから必要なのか。そして、そうしますと九二年度の成長率を何パーセントできると思うか。そしてもう一つ、平成五年度、九三年度に成長率はどのくらいになると先生は考えられますか。お伺いします。
○伊藤(英)分科員 私は、自賠責保険についてお伺いをいたしたいと思います。
この保険の累積運用益の使途についてでありますけれども、この累積運用益については、平成二年度に約百八十億円が補助金、助成金として使用されておりますけれども、こうした補助を決める際の手続についてお伺いをしたいと思います。これは損保分とそれから特会分それぞれについてお伺いしたいと思いますし、それから、その補助する対象及び助成先で異なるのかどうか、それもあわせてお願いします。
【次の発言】 そうしますと自賠責審議会は、この具体的な使途について、累積運用益の使途について審議する権限を持っているのですか、持っていないのですか。
○伊藤(英)分科員 まず最初にお断りしておきますけれども、今自民党と民社党の党首会談をやっておりまして、今私はそこに同席をしておりまして、ちょっとおくれてまいりまして、事務局の皆さん方に御心配をおかけしまして済みませんでした。 早速ですけれども、本日は自賠責保険の問題についてお伺いをいたします。 まず料率の問題でありますけれども、一月の三十一日に自賠責審議会が開かれ、自賠責保険の収支が報告されました。審議会の資料によりますと、平成三年度の損害率は一一一・四%であります。この検証結果だけを見ますと収支は赤字でありますけれども、昨年、当時の滞留資金約一兆四千五百億円を還元する目的で、料率の引き……
○伊藤(英)分科員 最初に、社会福祉施設の問題についてお伺いをいたします。 先日、私は地元の社会福祉施設を訪問する機会がありました。そして、関係者から具体的な状況等について伺ったのですが、実は豊田市の特別養護老人ホームの豊田福寿園、身体障害者養護施設の光の家、それから精薄者の更生施設の無門学園というのを見てまいりました。見てまいりまして、ああこれからますます現在の施設の内容を充実する必要もあるな、あるいは身体障害者と精薄者に関して社会の受け入れがまだまだ不十分だな、あるいは精薄者で社会復帰が可能なのだけれども、施設を卒業した方々の生活の場が足りなくて、いろいろな問題も引き起こしているのだなと……
○伊藤(英)小委員 どうもありがとうございます。 民社党の伊藤でございますけれども、本日は、高梨参考人、加藤参考人、荒川参考人の三人の参考人の貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。今もお話にありましたとおりに、ちょっと私は今からすぐ退席しなければいけないものですから、最初に意見と質問をさせていただきたいと思います。 まずは、今のお話にありましたとおりに、パートタイマーも八百万人余という状況の中、しかも、そのパートタイマーにはいろいろなタイプがあるわけでありますが、賃金あるいはその他労働条件をとってみましても大変な格差ということですね。そういうことで、私ども野党が、現行法制の……
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