このページでは津島雄二衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○津島雄二君 森本議員の、企業・団体献金を政党に対するもののみに政府案のように一本化しなかったのはなぜか、こういう御質問にまずお答えをいたします。 御承知のとおり、議会制民主主義の基本は、国民が自発的にそのコストを負担しながら積極的に政治に参加していくということでございます。この場合に、その国民が企業や団体を通じて参加するということもまたこれは認められるというのは、私から今さら申し上げるまでもなく、昭和四十五年の最高裁の判決で、会社も一つの社会的実在であるとか、あるいは会社が納税義務を持つ以上、政治的行為の自由を有する、こういうことでございまして、その点に着目をいたしまして、政 府案におきま……
○津島雄二君 神田議員の御質問のうち、で、企業・団体献金の取り扱いにつき、我々の案が政府案と違うのはなぜか、政府案のように政党に対するものに一本化しなかったのはなぜか、こういう御質問でございます。 最初に申し上げますが、我々の考え方は、もとより一党の党利党略に基づくものではなく、議会制民主主義のあり方をまず問うておるということでございます。皆様方御承知のとおり、今回の全体としての改革の中で、国民の血税による政党助成をお願いしておりますが、我が国の政治、殊に政党の運営が政党助成のみに頼っていいのでしょうか。自己努力と自発的な国民の参加を一定の節度の中で担保をしていくことが、議会制民主主義のため……
○津島雄二君 私は、ただいま議題となりました所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案、平成七年分所得税の特別減税のための臨時措置法案及び地方税法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、改革を代表して、その趣旨を説明いたします。 そもそも租税とは、すべての国民から政府が強制的に、対価なしに財産を徴収するというものであります。国民の代表たる立法府において真剣な討議を行い、議員の良心に問いかけながら、いかなる内容の課税が許されるかが決定されるべきことはいわば当然であり、これがいわゆる租税法定主義の本質でもあります。税制のあり方について、何ゆえに、またどのような原則に基づいて課税が許さ……
○津島議員 ただいまの委員と自治大臣の御答弁を拝聴しておりまして、私ども自民党と与党案と限りなく同質のものだなという感じをいたしました。 今、佐藤大臣の答弁にございますように、政党は公的存在であるから、これを通すことによって、政治資金というものは企業から出されるものであってもその正当性が担保されるということであれば、私どもも同じように政党に対するものと並んで厳しく政治資金調達団体というものを定義をいたしまして、これを公的な存在とし、しかも公開限度を厳しくすることによって同じ目的を達成しようということでございまして、全く考え方は同じであるというふうに感じさせていただきました。
○津島議員 宮本委員、先般の国会において私ども百七時間の論議をしてきた、それを一市民として見守っておられたのではないかと思いますのでございますから、議論の本筋のところは御承知だと思いますけれども、委員の最初の御質問でございますから、ちょっと最初のところから申しますと、まず、政治活動、議会制民主主義のもとにおける政治活動をどうやって支えていくかという根本から考えていかなきゃならないんであって、よく言われるのは、政治資金というものはただただ少ない方がいいという議論も行われております。それは、やはりできるだけ節約する必要がございますけれども、しかし、それぞれの政党がそれぞれの政策、公約というものを草……
○津島議員 葉梨委員が今提起されておる問題は、実は議会制民主主義あるいは代議制民主主義の根幹にかかわることであろうと思います。 先ほどからのお話を伺っておりますと、政党というのは議会制民主主義とともに生まれてきたのだけれども、しかしそのあり方について反省の声も上がっているよ、むしろ選ばれている代議士なり代議制民主主義を支える政治家個人の責任が重いんだよと、こういうことにどうも力点があるように承っておるわけであります。私は、いろいろ議論の余地はあると思いますけれども、委員の御見解と多少違った見解を持っております。 近代憲法におきまして、我が国憲法二十一条の結社の自由というのが、いわば議会制民……
○津島議員 今西村委員が読み上げられました我が党の総裁の御発言は、公党として新しい事態の中で、国民に対して、我々の真剣、真摯な態度を表明したというものでありまして、これは当然、私どもすべての党員がこれを心の中にとどめてこれからも政治をやっていきたいということでございますから、変わるものではございません。 ただ、申し上げさせていただくのでありますけれども、これは我が党ばかりでなくて、すべての政治に携わる者が、それぞれの立場において、これまでの政治のあり方についてその節目節目で反省をすべきものでございまして、自民党としては今のような形でやったということであろうと思います。 なお、もう一つつけ加……
○津島議員 三野委員とは通常国会から続けて議論させていただいておりますが、私どもの今御指摘の点についての基本的な考え方は変わっていないと、たしか三野委員は御理解いただけると思います。 そういう立場から申しますと、先般の葉梨委員のお考えは、私ははっきりあのときの答弁で申し上げましたが、見解を異にいたします。どこがやはり問題かといいますと、今の政治そしてこれからの政治について、政党の役割については私どもとは見解が異なる。また、それを基礎として政策中心の日本の政治状況をつくらなければならないということについて、むしろ葉梨委員は政治家個人を選ぶということの方が大事であろうというところに力点があったと……
○津島委員 先般、予算委員会で総理初め閣僚の皆さんに質問させていただきました。あのときは、まだ総理初め皆さん方おなれになっていないだろうという、私の方も気にしながら御質問したのですが、大分皆さんおなれになったようでありますし、余裕も出てこられた。そこで、政治改革がいよいよ山場になってまいりましたので、国民の期待にこたえて、きょうは真剣に質疑をさせていただきたいと思います。
先ほどの御質問にも答えておられましたけれども、今回の政治改革、その原点、そのねらいは那辺にあったか。この点について簡単に総理からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 政権交代可能な政治状況をつくると、まあこれは前……
○津島委員 当委員会もいよいよ、私どもがみずからの良心に問いかけながら、政治改革関連法案について最終的な意見を明らかにする段階が近づいてまいりました。これまで四年あるいは五年にわたって国民の環視のもとで議論をしてまいりました政治改革の話でありますが、私ごとを言って申しわけありませんが、私にとってもまさに感慨無量のものがございます。 二年前、平成三年十一月、そこにおられる羽田副総理は御存じでございましょう、あなたは私の党の政調会の選挙制度調査会長であった。私は代理であった。私どもは協力をいたしまして、政治改革大綱を立案いたしました。そして、並立制の導入を提案するとともに、野党と積極的に話し合い……
○津島委員 午前中の自民党を代表する橋本委員の質疑を引き継ぎまして、論議を深めてまいりたいと思います。
まず最初にお伺いをしたいのでありますけれども、激動するロシア情勢、大変私どもも憂慮しておりますけれども、新しい変化がございましたら、この機会に御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 この審議の過程におきましても、重要な新しい変化がございましたら御報告をいただきたいということをお願い申し上げておきます。
さて、政権交代があったわけでございます。国民の期待は、やはり政権交代のある、緊張感のある政治を取り戻してもらいたいということであるとすれば、私ども与野党双方とも議会制民主主義の成熟……
○津島委員 大変お忙しい中を、参考人の皆様方、お出ましいただきましてありがとうございました。また、我々、いろいろな立場から強く望んでおりました自己株式の取得について、皆様方それぞれのお立場で熱心に御議論をされた結果がこうやって国会提出法案になりました。そのことについて、まずもって心から敬意を表したいと思います。 そこで、先生方の大変短いお話でございましたが、その中に非常に重要な幾つかの御指摘がございまして、もっとお時間をいただきたいような問題点はたくさんありますけれども、とりあえず絞りまして何点かお伺いしたいと思います。 まず、前田先生でございますが、大変明断に分析をされて、私も理解をさせ……
○津島委員 当委員会の質疑でありますけれども、これまでのところ大変スムーズに進められてまいりましたね。これは、与党側の、つまり今度の税制改革案を提出した側の方々の質問でございますから、スムーズにいくのは、これは当然のことでございます。 いよいよ私、統一会派の改革を代表して質問させていただきますが、これから私どもの質問、必ずしも御答弁もスムーズにいかない場合もあるかもしれませんけれども、国民の立場から考えて本当に実のある議論をやりたいと思いますので、どうか総理以下閣僚の皆さん方もできるだけ簡潔に、要点の御答弁にとどめていただきたいと最初からお願いを申し上げておきたいと思います。 さて、代表権……
○津島委員 改革の津島雄二です。 きょうは、大変率直な御意見をいただきまして、私も非常に参考になっております。皆様方の御意見をさらによく理解するために、端的に幾つかの点をもう少し敷衍してお話しをいただいたら幸いだと思います。 まず、高木市長さんですけれども、地方税源の充実という点は、私ども政治に身を置く者としてひとしく大事なことだと理解をしておりますが、問題は方法論ですね。今度の地方消費税はそういう意味では、全体としては進歩、前進であったと思いますが、若干心配なのは、消費を基準として財源配分、税源配分をするわけですから、大消費地に有利になるということは、これはやむを得ないことなんですね。そ……
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