このページでは臼井日出男衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○臼井日出男君 ただいま議題となりました特定放射光施設の共用の促進に関する法律案につきまして、科学技術委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、科学技術に関する試験研究を行う者による特定放射光施設の共用を促進するための措置を講ずることにより、科学技術に関する試験研究の基盤の強化を図り、あわせて科学技術に関する試験研究に係る国際交流の進展を図ろうとするもので、その主な内容は、 第一に、内閣総理大臣は、特定放射光施設の共用に関する基本的な方針を定めなければならないものとすることであります。 第二に、日本原子力研究所及び理化学研究所の業務の範囲に、共用施設を整備し共用に供……
○国務大臣(臼井日出男君) 大野議員から二つの御質問をちょうだいいたしました。 初めに、信頼醸成の進め方についての御質問でございました。 冷戦終結後の今日の国際社会におきましては、より安定的な安全保障環境の構築という課題が大変重要な課題になってきております。こうした安全保障上の課題の変化や我が国が置かれている国際社会における地位、こうしたものを考えますと、御指摘のとおり安全保障対話や防衛交流の積極的な進め方というものは極めて重要でございまして、新防衛大綱におきましても、新中期防におきましても、この重要性を確認いたしているところでございます。 このような観点から、防衛庁といたしましては、こ……
○国務大臣(臼井日出男君) 防衛庁設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 第一に、情報本部の新設についてでございます。 防衛庁といたしましては、冷戦後の国際情勢に的確に対応するためには、高度の情報収集・分析等を総合的に実施し得る体制等の充実が必要不可欠であると考えております。他方、現在、防衛庁においては、内部部局、各幕僚監部、統合幕僚会議等に置かれているそれぞれの情報組織が独自の情報業務を行っているため、防衛庁全体としての情報処理・分析能力が不十分であり、かつ、各組織が小規模であることから、能力の高い情報専門家の確保も困難な状況にあります。 このため、統合幕……
○臼井委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 このたび、科学技術委員長に就任いたしました臼井でございます。 近年における内外の著しい社会経済の変化のもとで、豊かな国民生活の実現、国際社会への対応など、我が国の科学技術の果たす役割は極めて大きいものとなっております。 このような中で、本委員会に課せられた使命は、まことに重大であると言わなければなりません。 何分、微力でございますが、練達堪能な委員各位の御協力、御指導を賜りまして、本委員会の円滑な運営を図り、その重責を果たしてまいりたいと思います。 何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○臼井委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する事項
原子力の開発利用とその安全確保に関する事項
宇宙開発に関する事項
海洋開発に関する事項
生命科学に関する事項
新エネルギーの研究開発に関する事項
以上の各事項につきまして、本会期中調査をいたしたいと存じます。
つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 原子力の開発利用とその安全確保に関する件、特にロシアによる放……
○臼井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
江田国務大臣から科学技術行政に関する所信を聴取いたします。江田国務大臣。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時十四分散会
○臼井委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に与謝野馨君を指名いたします。
【次の発言】 請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託になりました請願は十一件であります。
請願日程第一から第十一までの各請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の趣旨につきまして……
○臼井委員長 これより会議を開きます。
理事の選任についてお諮りいたします。
去る四月二十七日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更に伴い、これよりその選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
平沼 赳夫君 笹木 竜三君
を指名いたします。
【次の発言】 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する事項
原子力の開発利用とその安全確保に関する事項
宇宙開発に関する事項
海洋開発に……
○臼井委員長 これより会議を開きます。
会議を始める前に、私から一言御理解をいただきたいと思いますが、本日使用するこの委員室におきましては、質疑、答弁等につきましては、マイクの構造上、できれば自席で着席したまま発言をしていただくようにお願いをいたしたいと思います。
なお、都合上お立ちいただく場合には、ちょっと声を大き目にお願いいたしたい、このようにお願いをいたしておきます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野田佳彦君。
【次の発言】 小野晋也君。
【次の発言】 笹木竜三君。
○臼井委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件
原子力の開発利用とその安全確保に関する件
宇宙開発に関する件
海洋開発に関する件
生命科学に関する件
新エネルギーの研究開発に関する件
以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。
次に、閉会中の委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中審査案件が付託になり、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の……
○臼井委員長 これより会議を開きます。
理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事川島實君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任による欠員のほか、委員の異動に伴う欠員一名、計二名の理事が欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に
甘利 明君 及び 今村 修君
を指名いたします。
○臼井委員 私、委員会に所属して初めての質問でございますが、田中大臣が科学技術庁長官に御就任をされた。閣内唯一の女性大臣、マスコミにも大変うるさいくらいにつきまとわれて、大臣としては御迷惑な部分もあるかと思うのですが、田中大臣が科学技術庁長官に御就任いただいて大変私はよかった、こう思っております。それは、長官をされて、科学技術というものが国民の皆さん方に大変近い位置でもって受け取られるようになった、このことは私は大変いいことであると思っております。 また、私も議員になりましてから十年過ぎて初めて科学技術委員会に所属をさせていただいて、従来は文教関係が長かったものですから、同じ科学技術に関係す……
○臼井委員 きょうはお三方の参考人の皆さん方、大変お忙しいところありがとうございました。 きく六号に関連して幾つかの質問をさせていただきたい、こう思うわけですが、私どもの日本の宇宙開発の状況は大変目覚ましいものがございます。昨年二月のH−Uロケット一号機の打ち上げ成功というものが我が国のロケッ十分野で世界のレベルに達した、こういうふうに言って差し支えないわけでございまして、世界でも大変注目も集めましたし、私ども大変そのことに対して意義を感じている次第でございます。 それだけに、昨年八月のきく六号の故障、そしてことしの一月の、今御説明ございました回収型衛星エクスプレスの失敗というものは、私ど……
○臼井委員 このたびの放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の改正でございますが、ますます幅広く活用されつつある放射性同位元素の利用に資するために、二つの大きな目的があるというふうに理解をいたしております。 その一つは、政府の規制緩和の政策の一環といたしまして、規制の合理化を図ることでございます。いま一つは、賃貸の業を認めることを目的としている、このように理解をいたしているわけでございます。 実際に、放射性同位元素というものは、最近はさまざまな分野でもって活用されておりまして、医療、工業、農業分野等で大変積極的に利用されております。特に近年におきましては、地球環境問題への関心の……
○臼井委員 私は、自由民主党・自由連合として、議員提案されました科学技術基本法について質問させていただきたいと思っておりますが、初めに、この法案を、四党の提案者の皆さん方が大変精力的に御努力をいただいて今日まで持ってこれたということは、私どもの大変長い間の宿願ともいうべきものでございましたので、心から敬意を表しておきたい、こう思う次第でございます。本当に御苦労さまでございました。 そこで、先ほど趣旨説明の中にもございましたけれども、今まではいわゆる日本は欧米に対するキャッチアップの時代だ、こういうふうにおっしゃっております。私も、日本の場合は日本独自のいわゆる日本型の科学技術研究システムとい……
○臼井国務大臣 このたび防衛庁長官を拝命いたしました臼井日出男でございます。 吹田委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 国内外の情勢が変動著しいこの時期に、我が国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務に携わることとなり、その使命と責任の重大さを痛感いたしている次第でございます。 私は、我が国の平和と独立を守るためには、引き続き日米安保体制を堅持するとともに、節度ある防衛力を自主的に整備することが肝要であると考えております。 我が国の防衛力につきましては、昨年、国際情勢や自衛隊に期待される役割の変化等を踏まえ策定された新防衛大綱及び新中期防衛力整備計画に従い、適……
○臼井国務大臣 防衛庁長官の臼井日出男でございます。 本日は、平素から我が国の安全保障に深い関心を持たれ、御指導いただいている吹田委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げるとともに、あわせて私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと思います。 まず最初に、国際情勢を見ますと、冷戦終結後、東西間の軍事的対峙の構造は消滅しましたが、依然として不透明、不確実な要素が残っており、我が国周辺地域においてもいまだ種々の不安定要因が残っております。他方、国際関係の一層の安定化を図るための各般の努力も継続されております。 また、国内におきましては、科学技術の進歩、若年人口の減少傾向、経済財政事……
○臼井国務大臣 初めに、ただいまは自衛隊に対して温かい御激励の言葉をいただき、ありがとうございました。 委員御質問の二十年前との比較でございますが、朝鮮半島におきましては、韓国と北朝鮮が非武装地帯を挟んで厳しく対峙をいたしております。このような軍事的対峙の状況は、前大綱策定時と基本的には変わりはございません。 このような状態の中で、北朝鮮は、深刻な経済困難に直面をしているにもかかわらず、一貫して軍事面にその国力を重点的に配分をいたしております。例えば、陸上兵力は約四十三万人から約百万人に増強されているところでございます。また、北朝鮮の核兵器開発疑惑や弾道ミサイルの長射程化のための研究開発の……
○臼井国務大臣 ただいま委員お話しいただきましたように、四月一日以降の土地所有者に返還をされていない状態につきまして、四つの理由を挙げまして、直ちに違法ではない、こういうふうに考えを述べているわけでございまして、これはたびたびいろいろな場で表明させていただいているわけでございます。 委員お話しの本件と類似の事例、すなわち、駐留米軍に施設・区域として提供している土地について土地所有者による所有権に基づく土地明け渡し請求、今お話しの板付飛行場事件が権利の乱用に当たるとして国の使用が認められた事例がある、このことも承知をいたしているわけでございますが、このことをもっていたしましても使用の権原がなく……
○臼井国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 第一に、情報本部の新設についてでございます。 防衛庁といたしましては、冷戦後の国際情勢に的確に対応するためには、高度の情報収集・分析等を総合的に実施し得る体制等の充実が必要不可欠であると考えております。他方、現在、防衛庁においては、内部部局、各幕僚監部、統合幕僚会議等に置かれているそれぞれの情報組織が独自の情報業務を行っているため、防衛庁全体としての情報処理・分析能力が不十分であり、かつ、各組織が小規模であることから、能力の高い情報専門家の確保も困難な状況にあ……
○臼井国務大臣 御承知のとおり、冷戦終結後の世界情勢は、残念ながら我がアジア太平洋地域においては極めて不透明な状態が存在をしている、こういう状況には変わりはないわけでございます。 それと同時に、従来から日米安保条約というのは、単に我が国の防衛のためだけに必要であるということだけではなくて、両国関係の中核であり、また我が国の外交関係、多くの外国との外交関係を取り結ぶ基本でもあるということから考えますと、私どもの国の役割、周辺地域への安全と平和のための貢献ということを考えますと、その役割は一層重要になってきている、こういう認識のもとに改めて日米安保条約の再確認をいたしたところでございます。 こ……
○臼井国務大臣 ただいま議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 自衛隊とアメリカ合衆国の軍隊との間の物品または役務の提供を行うための枠組みにつきましては、これまで日米間で検討を続けてきたところでありますが、今般、日米間で合意に達し、四月十五日に、日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の署名が行われたところであります。 本協定は、共同訓練、国際連合平和維持活動または人道的な国際救援活動に必要な物品または役務の自衛隊とアメリカ合衆国の軍隊……
○臼井国務大臣 先ほど委員がお述べになりました昭和三十一年二月二十九日の見解そのものは現在でも変わりがない、私はこう考えている次第でございます。 また一方、委員がお述べになりましたとおり、最近における科学技術の進展というのは非常に目覚ましいものがございまして、そうした防衛上の環境も大変大きく変わってきている、このように感じている次第でございます。 我が国といたしましても、現在BMD研究等も通じながら、専守防衛たる我が国の安全をしっかりと守っていくためにはいかにすべきかということを鋭意研究いたしているわけでございまして、私といたしましても、できるだけ早く今後いかにすべきかという結論を出すべき……
○臼井国務大臣 六月四日に発生をいたしました海自のリムパック派遣部隊の事故につきましては、まことに遺憾である、このように考えている次第でございます。 事故直後から、現地においては米側と協力をいたしまして事故調査を開始いたしております。また、六月六日に、海上幕僚監部内に監察官を長とする事故調査委員会を設置いたしております。既 に担当官四名を現地に派遣をいたしておりまして、昨日十三日から「ゆうぎり」に乗艦いたしまして、事故時の現場状況の正確な確認及び事故原因の分析調査に当たらせているところでございます。 現時点では、調査に着手したばかりでございまして、事故原因についてお答えができる段階にはござ……
○臼井国務大臣 防衛庁といたしましては、中国が台湾周辺で行っている軍事演習の目的につきましては、的確に判断をしているわけではございません。しかしながら、中国は、現在台湾周辺で実施している軍事演習の目的については、祖国の安全と統一を擁護するための軍事能力の向上を目的とした正常なものであるというふうに説明をいたしております。 他方、台湾の李登輝総統が昨年の六月に訪米をいたしまして、それ以来中国が台湾周辺で演習を連続して実施をしていること、また、今月二十三日には台湾において総統選挙が実施される予定になっていること等から、台湾の国際的地位の向上を図る動き等に対する牽制の意図を有する、そういう見方が多……
○臼井国務大臣 委員の沖縄に対するお気持ちは大変ありがたい、こういうふうに思っております。ただいま委員お話しの県道一〇四号越え実弾射撃訓練の分散、移転につきましては、日米合同委員会の下にございます特別作業班におきまして、本土の複数の演習場に分散実施をする、こういうことに方向が決まっておりまして、現在、専門的、技術的な検討を進めているところでございます。 現時点では、具体的に移転先や移転訓練の方法等を決定しているわけではございません。まだその段階には至っておりませんが、現在、米軍の運用上の要請、移転先における自衛隊の訓練等との調和、そういったものに十分留意しつつ今後検討を行っていくということに……
○臼井国務大臣 委員御指摘になりました有事法制研究につきましては、いわゆる現行法制上不備な事項、問題点を整理することにありまして、近い将来国会に提出をする、立法を予定するものではございません。しかしながら、我が国の防衛を担当している私ども防衛庁といたしましては、有事法制については、当然のことながら研究にとどまらず、その結果につき法制が整備されることは望ましい、こういうふうに考えている次第でございます。 単に研究にとどまらず法制化をしていく、この問題につきましては、国民の世論の動向あるいは高まり、並びに国会における議論、御審議の経過、国会議員の多くの皆さん方の御意思、そういったものを踏まえて検……
○臼井国務大臣 ただいま委員御指摘をいただきました、沖縄県県道一〇四号線越え実弾射撃訓練分散移転の問題につきましては、日米合同委員会のもとの特別作業班におきまして、昨年十月以来複数の演習場で分散実施をする、この方向で専門的、技術的な検討を重ねてまいったところでございます。その結果、ただいまお話のございました、演習場の面積あるいは機能等を総合的に勘案をいたしまして、矢臼別、王城寺原、東富士、北富士、日出生台の五演習場について分散実施が可能であるとの結論に達した次第でございまして、関係自治体に御理解と御協力をお願いいたしているところでございます。 沖縄県民に対しましては、米軍の施設・区域が集中を……
○臼井国務大臣 委員ただいまお話しのとおり、冷戦終結後の国際環境の中にありましては、より安定した防衛、いわゆる安全保障環境の構築というものが求められてきております。そうした安全保障上の課題の変化や我が国が置かれている国際環境というものを見てみますと、委員お話しのとおり、安保対話あるいは防衛交流というものを通じて国家間の信頼醸成というものをしっかりと図っていくということは極めて重要なことだと考えている次第でございます。 先般策定をいたしました新防衛大綱におきましても、私どもの日本の周辺諸国を初めとする国家、そういう国々との信頼の関係というものを高めていく、このことは極めて大切であるというふうに……
○臼井国務大臣 北朝鮮は現在大変経済的に困難な面に直面をいたしておりますが、にもかかわらず、その国力の大変大きい部分を軍備の面に向けております。そして、軍事力の近代化というものを図っているということが現況でございます。また、そのほかにも核開発疑惑あるいは弾道弾ミサイルの長射程化、そういうものを行っているわけでありまして、そうしたものは、私ども周辺諸国のみならず国際諸国に対して大変大きな脅威になっているということを私どもは心配をいたしているわけでございます。 私どもは、いろいろな情報の中から、今委員がお話をいただきました飛行機の大きな移動あるいは軍組織の改編、そういった動きが昨年の後半あったと……
○臼井国務大臣 国際海峡につきましては、現在政府部内で、従来の方針のままに進むのか、あるいは十二海里に広げるのか、あるいはその他の方法があるのか検討いたしているさなかでございます。
【次の発言】 この国際平和協力法の見直しにつきましては、施行後三年という期間を過ぎておりまして、見直しの時期を迎えていることでございますので、検討の時期に私どもといたしましても入っているわけでございます。
いずれにいたしましても、既に終了いたしましたカンボジア、モザンビーク、ザイール等への派遣の経験というものを踏まえた上で、国会における御論議等にも十分耳を傾けながら引き続き検討をいたしてまいる必要がある、こういう……
○臼井国務大臣 中国は国防力の量から質への転換というものを図りつつございます。特に近年、国防費を大幅に増大をいたしておりまして、核戦力や海空軍力の近代化を推進をいたしております。 ちなみに中国が公表をいたしております国防費は、一九八九年度以来七年連続で前年度比一〇%以上の高い伸びを示しており、特に九四年、九五年は二〇%を超える伸びとなっております。 しかしながら、中国は経済建設を最重要課題といたしておりまして、インフレ基調あるいは財政赤字、こういった困難にも直面をいたしておりまして、国防力の近代化は漸進的なものになる、こういうふうに考えております。 また、中国は最近、南沙諸島を初め海洋に……
○臼井国務大臣 我が国が国際法上、国連憲章五十一条に定める個別的自衛権、集団的自衛権双方有しているということは、疑いはございません。 しかし、我が国で憲法上許される自衛権の発動というのは、まさに我が国に対する急迫不正の侵略に対する、これを排除するための必要最小限度の範囲のものである、こういうふうに言われております。これはまさに個別的自衛権ということでございまして、したがいまして、我が国においては憲法上集団的自衛権の行使は認めておらない、こういうふうに理解をいたしております。 こうした解釈のもとで、自衛隊がどのような具体的な行動が可能なのか、こうした問題につきましては、必要に応じて個別具体的……
○臼井国務大臣 委員御質問いただきました職務執行命令訴訟につきましては、去る二十八日五時に至りましても沖縄県知事に署名押印していただくことができませんでしたので、それを確認をいたしまして、主務大臣たる総理大臣に署名押印をお願いした次第でございます。 お話しのとおり、本日より使用権原が喪失した状態になることは事実でございます。今回のことにつきましては私ども絶えずお話を申し上げておりますが、あの楚辺通信所全体が一体有機的なものでございまして、全体の地主四百四十人、そのうちただ一人、決してその方の権利というものを軽んじるわけではございませんが、のことによって全体が使えなくなるということは、私ども日……
○臼井国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。 賃貸借契約を結びまして使用してまいりました楚辺通信所、全体で五十万平方メートル、所有者四百四十人、こうした土地が、期限切れの中で、お一人の所有者の使用権原が得られなかった、こういうことでこのような状態になったのは極めて残念でございます。しかしながら、私ども日本は、アメリカ側に対しまして日米安保条約上の義務あるいは地位協定上の義務、そういうものを有しておりまして、引き続きこの土地につきましては提供する義務を負っている、こういうことでございます。 重ねて申し上げるようでございますが、昨日来、使用権原がない状態になっておりますが、過去二十年間にわ……
○臼井国務大臣 お答え申し上げます。 防衛庁は、万一の化学兵器による攻撃に対処するために、化学兵器に対する防護及び汚染された器材の除染について必要な装備を保有をいたしております。しかしながら、化学兵器を廃棄するためにそれらを分解しまたは焼却する等の処理を行うためには、特別に設計されました設備及び装備が必要でございまして、防衛庁はそうした設備、装備を有しておりません。さらには、それに必要な知識及び経験を有しておらないわけでございます。 防衛庁といたしましては、従来より、外務省が派遣をする調査団に化学防護及び不発弾処理の専門家を参加をさせてきたところでございますが、旧軍が中国で遺棄をいたしたと……
○臼井国務大臣 今委員お話しのとおり、四百四十名の地権者がおいでのところ、たった一人の拒否のためにこうした状態になっておるということは極めて残念でございます。
ただいまお話をいただきましたように、この駐留軍用地特措法に基づく手続というのは、大変長期間かかる状態でもございます。今後、こうした状況の起こらないように、御指摘の点も踏まえまして、慎重かつ適切に対応いたしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 委員お話しのとおり、まさに緊急使用の必要性があって緊急使用のお願いをいたしているわけでございますので、委員会におきましても一日も早く御決定をいただけるように希望いたしております。
○臼井国務大臣 今外務大臣からお答えを一部いただいたわけでございますが、朝鮮半島有事というような具体的な問題についてお答えをいたすわけにはいかないわけでございますが、あえて一般論的に申し上げますと、新防衛大綱にも記述がございますとおり、我が国周辺地域において我が国の安全と平和に対して重大な影響を与えるような事態が起こったときには、憲法及び関係法令に従って、必要に応じ国際連合の活動を適切に支持しつつ、日米安全保障体制の円滑かつ効果的な運用を図ること等により適切に対応する、こういうふうに記述をいたしているわけでございます。 先ほどお話しございましたとおり、安全保障会議の開催等も含めまして、政府と……
○臼井国務大臣 ただいま委員御指摘の日米物品役務相互協定条約につきましては、御指摘のとおり、現在、共同訓練、PKO活動及び人道的な国際救援活動に適用する方向で最終的な詰めを行っているところでございます。 また、御指摘の極東有事の対処につきましては、新防衛大綱において記述いたしておりますとおり、我が国周辺において「我が国の平和と安全に重要な影響を与えるような事態が発生した場合には、憲法及び関係法令に従い、必要に応じ国際連合の活動を適切に支持しつつ、日米安全保障体制の円滑かつ効果的な運用を図ること等により適切に対応する。」こういうことにいたしているところでございまして、かかる事態において自衛隊が……
○臼井国務大臣 委員今お話をいただきましたとおり、新防衛大綱では、従来の「我が国の防衛」に加えまして、新しい柱として二つ立てたわけでございまして、その一つ,に、「より安定した安全保障環境の構築への貢献」という項目が入っております。こうしたものから、従来アメリカを中心とした二国対話というものを進めてきたわけでございますが、今お話しのASEAN地域フォーラム、そういった多国間対話というものも私どもは重要な柱としてこれからやっていかなければならない、このように考えているわけでございます。 ただいまお話をいただきましたアジア太平洋地域の国防相会議についてでございますが、残念ながら、詳細についてはまだ……
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