このページでは稲垣実男衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○稲垣国務大臣 このたび北海道開発庁長官を拝命いたしました稲垣実男でございます。 北海道は、御承知のとおり、美しい自然と広大な国土に恵まれた地域でございます。我が国が均衡ある発展を図り、豊かで安心できる社会を実現していく上におきまして、大変重要な役割を果たすことが期待されている地域でもございます。 私としましては、この北海道の開発に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えておりますので、委員長初め理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○稲垣国務大臣 沖縄開発庁長官並びに北海道開発庁長官を拝命いたしました稲垣実男でございます。仲村委員長を初め理事、委員各位の御指導と御鞭撻をお願い申し上げます。 皆様御承知のとおり、沖縄は、さきの大戦で焦土と化し、また、戦後も二十七年間にわたり施政権が分離されるなど、多難な道を歩んでまいりました。今日まで沖縄県民が耐えてこられた苦しみと負担の重さに思いをいたし、沖縄の心を心として職員を果たしてまいる決意でございます。 さて、昭和四十七年五月に本土に復帰して以来、三次にわたる振興開発計画に基づいて総額約五兆円に上る国費を投入して沖縄の振興開発のための施策が講じられ、県民の皆さんのたゆまざる御……
○稲垣国務大臣 ただいま下地議員から質問のあったことについてお答えを申し上げます。 私も、実は省内から、台湾船の座礁事故後、いろいろな時点で早く撤去できないかということで相談も受けております。いずれにしましても、船舶の安全確保というものが、平良港の大型船の入港が現在のところは制限されておるような状況だ。平良港への定期航路を有する海運各社においても、入港可能な代替船を入港させるというようなこと等も聞いております。早急に大型船が入港できるように、航路の安全確保と原状回復がもちろん必要だと考えております。 沖縄開発庁といたしましては、原状回復の対策として、今回の状態は、その原因をつくった座礁船の……
○稲垣国務大臣 私も就任早々二回ほど沖愚に参りました。今日まで沖縄県民の抱えておられます心の痛みといいますか、今日までのお苦しみが本当に響くような思いがいたしました。我が内閣といたしましては、これらの問題については真剣に内閣を挙げて取り組むべき問題だと考えております。 米軍の施設・区域の約七五%、SACOの最終報告は今回二一%減で約五千ヘクタール減になりますが、これが実現されましても約七〇%になりますが、こういった施設・区域が沖縄県に集中しておる、このことも事実でございますし、住民の生活環境や地域振興にさまざまな影響を及ぼしている現状を踏まえまして、政府として、沖縄の米軍基地問題を引き続き最……
○稲垣国務大臣 斉藤議員御承知のとおり、私は沖縄開発庁長官と北海道開発庁長官、両方を兼ねて受け持ちをさせていただいております。それぞれの、北海道あるいはまた沖縄には長い間の振興開発をずっと進めてきておりますが、まだその道半ばと言ってもいい状態でございます。 特に沖縄の場合は、先ほど総理からもお話がありましたとおり、我が内閣の最重要な課題の一つである、こういうことでございますので、その認識のもとで今後の振興開発計画等々を進めてまいりたいと思う次第です。 また、北海道はあの極地の地域にありまして、過日私も出張いたしましたところ、札幌におきましては毎年、特に昨年は除雪の費用だけでも百四十億かかっ……
○稲垣国務大臣 沖縄開発庁長官として所信の一端を申し上げます。 皆様御承知のとおり、沖縄は、さきの大戦で焦土と化し、また、戦後も二十七年間にわたり施政権が分離されるなど、多難な道を歩んでまいりました。 政府は、昭和四十七年五月の本土復帰以来、三次にわたり振興開発計画を策定し、沖縄振興開発事業費として総額約五兆円に上る国費を投入して各般の施策を積極的に講じてまいりました。その結果、県民の皆様のたゆまざる努力と相まって、社会資本の整備は大きく前進し、本土との格差は次第に縮小されるなど、沖縄の経済社会は総体として着実に発展してきたところであります。 しかしながら、沖縄には、広大な米軍施設及び区……
○稲垣国務大臣 今まで切々と訴えておられました質問の状況を私お聞きしまして、全く同感でありますし、沖縄県民が今次まで抱えておられるいろいろな問題が、次から次へと起こってきておる問題について大変な御留意をしておられることの気持ちを十分重く受けとめたいと思っております。 沖縄におきまする米軍の施設・区域をめぐる問題におきましては、委員御承知のとおり、第三次の沖縄振興開発計画におきましても、いわゆる米軍施設・区域の整理縮小及び返還跡地の有効利用の重要性が指摘されておるところでございますし、私といたしましても、これからの沖縄の振興開発を進める上でぜひ解決を要する問題である、そのように重要な課題である……
○稲垣国務大臣 今、下地議員から御指摘のございましたとおり、最近の報道等によりますと、外国人がいろいろな方法で大変入ってきておる、とみに最近は集団的な悪質な犯罪等がある、それらのあれではないかということ等がございますが、何にしましても、離島地域を目指しまして、その警備の緩みといいますか、あるいは夜陰に乗じてというようなことで来るわけであります。あくまでも沖縄県民の皆さんたちが安全で過ごされることを期待しておるわけでございますので、そのことに一層努力をいたしたいと思う次第でございます。
【次の発言】 ただいま下地議員から御指摘のありましたとおり、八重山地域の産業の振興あるいは住民生活の向上を図る……
○稲垣国務大臣 沖縄振興開発特別措置法及び沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。 ただいまの附帯決議につきましては、十分その趣旨を尊重いたしまして努力いたす所存でございます。(拍手)
○稲垣国務大臣 今、下地議員から言われておりますとおり、将来の展望を、もっと先の先を見なさいということは十分わかるわけでございますが、ちょうど今、三次振計の後期展望を見出したところでございまして、この自由貿易地域を発展させるためにはどういうような調査が必要かということで、今かかっているところでございまして、そのために、沖縄の産業振興、貿易振興のための沖縄に展開する自由貿易地域のあり方、あるいはそのために必要な機能等について海外のフリートレードゾーンの実例の分析を踏まえて調査検討を行うということで、この調査費が組まれておるわけでございます。 そこで、できるだけ速やかに調査を実施したいと考えてお……
○稲垣国務大臣 委員御指摘のとおり、今県のサイドにおきましても、自由貿易地域におきまして、税制や関税面を中心としまして、いわゆる特別措置の導入等規制緩和による拡充強化が強く要望されておるところでございます。最近の新聞の紙面を見ましても、県の要望と委員との間にもいろいろな差異が生じておりまして、一定地域にしようと思ったら、いや、全島的にしろとかいろいろな論議が行われて、錯綜しておるような状況でございます。 私どもといたしましては、昨年、御承知のとおり、総理の談話におきましても、この拡充強化が産業や貿易の振興に、沖縄県とともに検討を加えていければいいものになるだろうということで、ただいま沖縄政策……
○稲垣国務大臣 ただいま議題となりましたアイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 アイヌの人々は、古くから北海道に居住し、自然と共生する生活の中でアイヌ語、ユーカラ等さまざまな固有の文化を発展させてきた人々であります。 近年、これらのアイヌの人々の誇りの源泉であるアイヌの伝統及びアイヌ文化を継承する基盤が失われつつあるとともに、アイヌの人々が民族としての伝統や文化を伝えていることについて、国民一般に十分な理解が得られていない状況にあります。 政府といたしましては、これらの状況を踏まえ、アイヌ……
○稲垣国務大臣 甘利委員にお答え申し上げます。 我が内閣は、御承知のとおり、沖縄が今日まで苦渋に満ちた歩みをされておりますし、また安保体制のもとで大変な役割を果たしていただいておるわけでございますので、とりわけ経済の自立あるいは雇用の確保、県民生活の向上というものを大きく目指して、特に県知事さんほか沖縄県の経済団体等から、さまざまな拡充強化、いわゆる規制緩和等も含めてでございますが、要望がございます。 そこで、委員の言われておりますのは、自由貿易地域についてのさらなる発展策ということではないかと思うわけでございますが、そのために本年度実施する自由貿易地域に関する調査、四千二百万円を計上して……
○稲垣国務大臣 したがいまして、私どもとしては、委員御承知のとおり、三次振計の後期展望の中でこういったそれらの問題等も取りまとめて課題とし、そしてこれらの進展を見ていきたい、こう思っている次第でございます。
私ども沖縄開発庁といたしましては、三次振計の策定後は、今日、社会経済の情勢が大きく変化しておりますし……
【次の発言】 お答えを申し上げます。
委員御指摘のとおり、今日まで沖縄に対しましては三次振計で進めてまいりまして、ここへ参りまして、この後期ということで展望を持ってやらなければならぬということでございまして、その中に、国際交流の拠点形成、また国際的な観光リゾートの形成、あるいはまた……
○稲垣国務大臣 連日、委員長初め理事、委員の諸先生から大変熱心な御討議を拝聴いたしまして、沖縄の振興策がますます重要な問題だなと。また、これは内閣挙げて取り組まねばならぬ重要な課題であることは申し上げるまでもないわけであります。 ただいま現在、内閣官房長官、関係各大臣と沖縄知事とで構成する沖縄政策協議会において検討がなされているところでございますが、特に、所管といたします沖縄開発庁としても、庁内に設置しております沖縄振興プロジェクトチームを中心に、昨年の総理大臣の談話に基づきまして、何にしても本土から随分離れておる離島地域にあるわけでありますので、交通手段というと空港または港湾ということであ……
○稲垣国務大臣 上原先生御指摘の点につきましては、本法が立法過程においてもろもろの議論があったことはよく承知しておるところでございまして、また、今議員が御指摘のように、地元においても強い要望、改正、そういったことについてよく承知しております。 しかし、同法改正については関係方面とのもろもろの検討が必要であります。そういうことで、慎重な検討が必要ではないかと思いますので、全力を挙げて検討いたしたいと思います。
○稲垣国務大臣 お答えを申し上げます。 北海道開発庁は今日まで、歴史的にも浅い北海道の状況にかんがみまして、まだ開発が道半ばでございます。さらに、二十一世紀を見通した場合に、非常に広い国土を持っておりますし、豊かな自然があるわけでありますので、自然との共生を踏まえたあり方がまた国民の求められておるところでもありますし、同時に……(発言する者あり)大変御激励をいただいてありがとうございます。北海道はまた、二十一世紀を展望してまいりますと、食糧の重要な供給基地でもあります。そういう意味で、今の開発庁のあり方といたしましては、縦割り行政の弊害を十分取り除いて、総合的に、そしてまた経済的に効率のいい……
○稲垣国務大臣 ただいま委員から御指摘がございましたとおり、私どもといたしましては、沖縄の問題は内閣を挙げて取り組んでいかなければならない極めて重要な問題だと認識をしておる次第でございます。 そこで、先ほどからお話のありますとおり、振興策については沖縄政策協議会、これは内閣官房長官、関係各大臣、沖縄県知事とで構成する協議会でございますが、ここで検討がなされているところでございまして、開発庁といたしましても、庁内におきまして沖縄振興プロジェクトチームを中心に、昨年来から総理大臣の大臣談話に基づきまして空港あるいは港湾等の社会資本や観光関連施設の整備、特にさらに今御指摘ありましたとおり、自由貿易……
○稲垣委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの下地幹郎君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、前田武志君が委員長に御当選になりました。
委員長前田武志君に本席を譲ります。
○稲垣委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、五島正規君が委員長に御当選になりました。
委員長五島正規君に本席を譲ります。
○稲垣国務大臣 平成六年度及び平成七年度における北海道開発庁の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 平成六年度の当初予算額は一兆一千百三十六億二千八百二十八万円でありましたが、これに予算補正追加額六百六十六億四千三百六十六万円余、予算補正修正減少額三十四億九千三百万円余、予算移しかえ増加額五千四百四十八万円余、予算移しかえ減少額三千五百四十六億三千九十三万円余、前年度繰越額五百八億七千五百六十六万円余、予備費使用額六千五百五十六万円余を増減いたしますと、平成六年度歳出予算現額は八千七百三十一億四千三百八十二万円余となります。 この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は八千五百二十……
○稲垣国務大臣 鉢呂議員にお答えをいたします。 この北海道開発庁の廃止論につきましては、いろいろな形で既に議員からも質問等はございますが、押しなべてこの件につきましては、中央省庁の再編成ということでございまして、行政改革会議を中心にただいま具体的な検討が進められておるものと考えております。行政改革の中でも極めて重要な課題の一つであると認識をしております。北海道開発庁のあり方については、個々の組織の問題というだけではなくして、そのような中央省庁全体の見直しの中で検討されるべきものであると考えておるわけであります。 また、その検討に当たりましては、現行の体制というものが北海道開発を推進する上で……
○稲垣国務大臣 上原委員におかれましては、沖縄の問題につきましてはとりわけ御熱心に、また非常に重要な問題を抱えているということで、大変なセットをしていただいて、感謝しておる次第でございます。 私どもは、沖縄の問題は、その解決に内閣を挙げて取り組まなければならない重大な課題であるというように認識をしております。その認識の上に立ちまして、議員が言われますように、沖縄の振興策諸点につきましては、何回も申し上げておりますが、去る九月十日の沖縄問題についての内閣総理大臣談話におきましても、政府として、沖縄県が地域経済として立派に自立をしていかなきゃなりません。 そしてまた、よく言われますとおりに、学……
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