このページでは西村真悟衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○西村眞悟君 ただいま議題となりました議員松浪健四郎君懲罰事犯の件につきまして、懲罰委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本件は、去る二十日の本会議における発言中、議員松浪健四郎君が演壇から議員席に向けてコップの水を振りまいた行動について、議長宣告をもって本委員会に付託されたものであります。 委員会といたしましては、国民の代表たる地位にある議員の一身上に関することでありますので、慎重に審査いたしました。 昨二十七日、議長より文書によって付託理由の説明がありました。次いで、本件につき懲罰事犯として懲罰を科すべきかどうか、及び懲罰を科するとすれば、国会法第百二十二条に規定……
○西村眞悟君 私は、自由党を代表して、森総理大臣の米国及びロシア訪問に関する報告に対して質問をいたします。(拍手) 首脳外交は、お互いに国益を背負った礼服を着た戦闘とも言われるものでございます。しかるに、その直前に、国家主権の象徴たる政府専用機の機内で、やめる時期を聞かれて目的地に向かう国家の代表は、日本以外のどこにもおりません。ボクサーがリングに上がるときに引退時期を聞かれてそれに答えていれば、試合に負けるのは当たり前でございます。それと同じでございます。事実、森総理は、父上の眠るイルクーツクで負けたのでございます。 私は、総理に、国家を背負って立つ者の気力の衰えを感じます。気力が衰えた……
○西村眞悟君 自由党の西村眞悟でございます。 私は、自由党を代表して、ただいま議題になりました法人税法等の一部を改正する法律案を中心として質問いたします。(拍手) まず第一に、五月八日の日本領事館事件について申しておかねばなりません。小泉総理は、本件事件に関して、中国における国際法違反と人権擁護の理念のもとに、遺憾の意を表明されましたけれども、中国人によると日本人によるとを問わず、我が国家の主権がないがしろにされたことの発言が小泉総理からなされていないことを遺憾に思うものでございます。 このたびの事件をきっかけとして、改めて、中国は人権に関して極めて重大な問題を抱えている国家であることが……
○西村眞悟君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました本国会の会期延長について、反対の立場から討論いたします。(拍手) まず第一に、我々立法府は、法の定めた規則とシステムにのっとって運営されるべきところであります。 国会法は会期制度を定めており、第十条において、常会の会期を百五十日と定めているのであります。このことは、与野党にあらかじめ会期を指定しておいて、計画的に国会を運営すべきことを促して、立法府の秩序を確保しようとするものであり、この観点から、あらかじめ指定された会期は国会秩序のかなめというものであります。これは、特に与党における、多数を頼んだ場当たり的な国会運営を排除する趣……
○西村委員長 これより会議を開きます。
一言ごあいさつを申し上げます。
昨日の本会議において、私が懲罰委員長に選任されました。まことに光栄に存じます。
申し上げるまでもなく、当委員会は、議院の規律保持に関し重大な責務を課せられており、その職責の重大さを痛感している次第でございます。
甚だ微力ではございますが、委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
理事は、議院運営委員会の決定の基準のとおり、その数を五名とし、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませ……
○西村委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、委員長は、理事に
町村 信孝君 茂木 敏充君
赤松 広隆君 日野 市朗君
を指名いたします。
【次の発言】 去る二十日、議長宣告をもって懲罰委員会に付されました議員松浪健四郎君懲罰事犯の件を議題といたします。
議長から、議員松浪健四郎君を懲罰委員会に付し……
○西村委員 西村です。扇大臣、泉副大臣、ごぶさたしております。 これからJRに関して御質問いたしますが、冒頭に、JRという設備は、明治以来、我が国家が我々に残してくれた大きな資産でございます。今や文化財ともいうべきあの東京駅がつくられたときの乗降客は一日何人かといえば、八十人でございます。経済の採算性とかそういうことではなくて、このJRを我々に残すということについては国家の志が感じられるわけです。今審議されているこの民営化にするというのも、やはり民営化が目的ではなくて、安全な公共輸送機関を末永く国民に残し、もって国民の利便と国民経済を支えるという志がなければなりません。 したがって、単なる……
○西村委員 西村です。 今、野田さんが、立法、司法、行政、すべてにわたって元気がないということをおっしゃって、最高裁の問題にかなり時間をとられておりました。それで啓発されて言うわけではありませんが、私は、近年における最高裁の最大の不祥事は、玉ぐし訴訟のときに、判決文を事前に漏らした者が最高裁の中におるということでありました。一定の政治的目的を持った運動体とつながっている者が最高裁の中におる、そういう疑念を著しく私に抱かせた漏えい事件でございました。この問題を克服しているかどうかということが私の関心事であります。 さて、これは質問ではございません。本日の質問は、今進行しておるいろいろな不祥事……
○西村委員 警察力の問題、この警察の力が低下すれば治安が悪化するという連鎖の中にありますから、警察がしっかりしてくれておる組織の体制にあるのかということに重大な関心を払わざるを得ません。
したがって、警察の懲戒事例の増加傾向、犯罪検挙率の低下傾向、この二つは、警察が本当に本来の任務として機能し得る体制にあるのか否かを判断するのに一つの重要なバロメーターだと思いますので、この懲戒事例の増加傾向と検挙率の低下傾向について、今までの推移を概略御説明いただきますようお願いします。
【次の発言】 今までの強盗の件数でも明らかなように、かなり増加しておる中で検挙率が低下しておる。懲戒事例については、奈良……
○西村委員 重複があるかと思いますが、まず最初に、古川判事の証拠隠滅の有無に関して、最高裁の調査とその結論を御報告いただきたいと存じます。
【次の発言】 関連いたしまして、マスコミの報道では、捜査段階において妻園子がパソコンのハードディスクの消去を行ったという具体的な報道がなされ、これが証拠隠滅疑惑に直結しているわけでございますが、この事実については捜査により認定されておりますか。
【次の発言】 次に、関連いたしまして、本件捜査の段階におけるいろいろな具体的な状況が報道され、それは今、最高裁からその事実はないという答弁をいただいております。
さて、この捜査においては、先ほど申しましたように、……
○西村委員 簡潔に御質問いたしますので、お願いいたします。
二十三条に、職務関係者による配慮等の義務が記載されておりますが、この趣旨を御説明いただくとともに、次の二十四条に、国、地方公共団体の教育啓発の項がございますが、具体的に、いかに教育啓発をされるのか、立法者のイメージはどういうものであるかということについて、御答弁いただきたいと存じます。
【次の発言】 ありがとうございました。これで質問を終わります。
○西村委員 自由党の西村でございます。 総論的な部分については大臣に、条文に基づく質問については法務当局に御答弁いただきたいと存じます。 司法サービス、法的サービスが国際化し、グローバルである、それを提供する者はグローバルな場で活動しなきゃならない、これは現世界経済を見れば自明のことでございまして、しかしながら、我が国弁護士は国内のタコつぼに潜っておるような状態でございます。この法律は、このような国内の閉塞状態にある意味では覆いを払って、我が国の弁護士が国際場裏で法的サービスを提供する基盤をつくるものであると高く評価するものでございます。 質問の前提として、世界各国の、主にアメリカ等の法……
○西村委員 民法の三十四条を基本法とする現状の法人体系においては、このたび提出されました中間法人法が成立される必要性は強く認めております。したがって、この法案に賛成しておるわけでございますが、これからちょっと立法論について大臣の御所見を伺いたいと思っております。 問題は、この中間法人法を成立させた上で、我々立法府としては、法人に関する制度を民法三十四条改正を視野に入れた上でいかにしなければならないのかという問題であろうかと思います。 民法三十四条から出発しておりますので、この法律の名称が示しておりますように、中間法人、今の体制では法人化できないものを法人化する。その内容は、先ほどの御答弁の……
○西村委員 自由党の西村です。よろしくお願いします。 我々の今の議論は、民法三十四条、公益法人は一般的禁止である、個別的禁止解除による許可ということはおかしいんではないかという前提から始まっております。特に山野目先生は、これが、人間がいかに社会的活動を友、同志とやっていくかという個人の尊厳から発しているんだということを言われました。 さて、この議論は、必然的に法人を営利と非営利に分けて、非営利の分野で我々は今行っているわけですが、法人というもののあり方がかくのごとき認識であって、それから、その入り口、出発点ではなくて、活動実態に即して第三者が税制の優遇措置等の評価をしようやということになっ……
○西村委員 当法務委員会が連続して基本法に関する審議をしておるわけでございます。前のときは中間法人法、これは民法三十四条の公益法人の設立原則に関することでございました。このたびはまた商法という基本法の改正でございまして、これも定款の絶対的記載事項を変更さすというような内容を含んでおります。 そこで、この質問の入り口で私が奇異に感じていることを申し上げてから、具体的な質問に入りたいんです。 民法という基本法の審議に当たっては、民法三十四条、公益法人は、一般的禁止、個別的禁止解除、つまり、許可制によって設立するというのは、時代の趨勢においてもう改正すべき必要があるのではないかと申し上げたときに……
○西村委員 自由党の西村です。 私は、この商法二百十条の基本的なものに関する改正の審議が緊急経済対策というレッテルのもとでされるのは少々不満でありますけれども、本来、自己株式取得は自由な領域にあると考えております。したがって、ここは法案審議ですから、熊野参考人が自己株式取得は本質に反するという立論のもとに論旨を展開されていることについては、やはり本質に反するということに御質問せずして法案審議は論理的にないと思うので、ここで御質問させていただきます。 その本質というのは何だろうかと、先ほどのお話以降考えてきました。自己株式は、自分が自分に対する権利である、だから自分のものだ、金を渡して購入し……
○西村委員 今、情報公開と文書提出命令の関係については佐々木委員が詳しくされましたので、御質問の通告をさせていただいているところからは外して、今、大臣が答弁された部分から入っていきたいと思います。 今、大臣は、民事訴訟において刑事記録は広範に利用されている、したがって、佐々木委員が修正案として提示されたものに対して、利用状況を勘案しということを申されたわけです。ところが、この文書提出命令は、刑事記録は一般的に民事訴訟において公開禁止だということになっておるわけです。今まで、この大臣の答弁がなければ、いささか民事訴訟の実態とこの文書提出命令の条文の趣旨は矛盾するなということで済んでおりましたけ……
○西村委員 佐藤先生、御足労いただきましてありがとうございます。 実は、御無礼なことなんですが、昨日質問通告をいたしまして、私は、憲法学者であられる先生に憲法のこともと申し上げましたら、当局から、それは審議会会長としての意見は出てこず個人の意見をお述べになるということでありますから、この場ではいかがなものかという御意見をいただきまして、それもそうだなと。 憲法学者としての先生からは後日お教えを受けるとして、本日は、法務大臣また法務当局に御質問させていただいて、御無礼ですが、時間があればその感想を承れれば幸いでございます。 さて、質問に入ってまいりますけれども、司法制度の改革は、結局、法の……
○西村委員 おはようございます。 今のお話の保安処分については、我々も、昭和五十六年に法務省が発表されたことをも踏まえて検討してみたいと思いますので、後日また質問の機会があろうかと思います。 本件、刑法の一部を改正する法律案でございますが、速やかなる成立と、そして法適用による犯罪の防止、鎮圧等を期待しております。したがって、この法案に関してとりたてて質問ということはないのでございますが、私の世代でいえば、同世代の人に失礼なのですが、電磁的記録というのは何かというのがどうもわからない。例えば本件の刑法で電磁的記録というのは、例えばこのノートの、ここにあるバーコードの記録等は電磁的記録というこ……
○西村委員 西村ですが、本日、五十五分間よろしくお願いいたします。 総論的な観点から御質問させていただくべく質問を事前に提出させていただいておりますが、現在も進行中の、米原子力潜水艦との我が国高校生が乗船する船の事故に関して、一言防衛庁長官と官房長官に御質問させていただきます。 この一報を聞きまして、またその後マスコミ報道で私が認識したことは、また我が国に責任の所在が空白である、または責任者が何を考えているかわからないという時間が生まれてしまった、これは梶山先生がおられればすぐわかる言葉なんですが、死節時が生じたなという感じがいたします。 私は、森総理大臣が十八番ホールまでゴルフをされて……
○西村委員 本年も、お国のために気を引き締めて、よろしくお願い申し上げます。 自由党の西村でございますが、私は、本件東シナ海の不審船事例における我が国の対応は、国際法上全く正当であり、周辺諸国から何ら非をあげつらわれるものではないというふうに思っております。その前提で、しかし、国内においては、我が国の特殊な歴史上、議論すべきものが多い、したがって、その点について議論するということでございます。 さて、海上保安庁とは何ぞやということでございますが、本件の事例は国境警備、警戒活動の領域にある事例でございまして、国際法上、分類はむしろ軍事的領域に入っておる。海上保安庁法二十五条は、この法律は、海……
○西村委員 二十分間御質問しますが、実は、今我が国の国民の一番の関心事は治安であろうかと思いますね。午前中は、夫婦別姓がどうかと、世論調査のことお詳しいのはよくわかりました。反対は理解を示していないというお考えもよくわかりましたけれども、法務大臣マターとしては今治安であろう。だから、日本国民の安全をいかに守るかという観点からは、ニューヨークでのテロで日本人が二十数名死んだということが真実なのかどうか、風聞によると二百五十名以上が実は死んでおるのではないか、領事館等々に日本人の身元の照会が絶無なのかあるのか、あるとすればその所在はわかったのか、そして実数何名の日本人が死んでおるのかということにつ……
○西村委員 自由党の西村でございます。 まず第一に、国家制度としての三権分立の原則から見る司法の任務の観点から、事務総長と久保井会長にお尋ねいたします。 言うまでもなく、三権分立における司法というものは、立法、行政とは利害関係なき第三者として離れた地位にありながら、根本規範によって行政及び立法の営為が合致しているのか否かを審査する任務を負っております。 現憲法上も、七十六条から八十一条までは、裁判の独立と裁判官の良心、そして最高裁判所が独自に規則を制定し得るという憲法上の権限を決めたものでございます。 その意味から申しまして、今回の法案は、司法改革の推進計画案の作成及び推進本部の本部長……
○西村委員 質問通知事項の二、三、四に限って簡潔に御質問いたしますので、お答えいただきますように。
まず、司法の目的であり、かつ機能する前提としては、真実の発見という使命がございます。この真実が発見されずに、その上に人権擁護また国民の信頼等のスローガンがいかに掲げられても、それは空虚でございます。この点についての大臣の認識をまずお伺いいたします。
【次の発言】 それは、この法案にうたう社会の変化がいかに激しかろうとも変わらない司法の原点だと思いますし、今大臣のお答えもその線であったと認識させていただいて、次に進みます。
したがって、司法制度のこのたびの改革のスタートは、真実の発見という使命……
○西村委員 局長から実務的、また理論的な御答弁をいただくことを前提にして御質問しますので、大臣、副大臣、私の質問で拘束される必要はないというふうに御承知おきください。 さて、このたびの商法の法改正は、我々学生時代商法を学んだ者から見ると、基本法であって、基本法の改正だと思いますが、実は、グローバル化する国際金融情勢の中で、日本もいよいよ直接金融の領域を商法の世界でも開いていこうとする戦略的な流れの中にあるということを承知しておりますが、個々の問題について、これからお聞きしていきたいと思います。 まず、種類株式制度、この議決権制限株式等の発行をできることになるということでございますが、議決権……
○西村委員 自由党の西村でございます。 被害者の会の会長をされております井手参考人が述べられたことの中に、全体としての今回の刑法改正の中で、刑の免除規定というものがあるゆえをもって交通事故を許容することになる、そしてまた、アフガンの難民のように被害者が見捨てられることになるという御認識を述べられて、ある意味では、ここで審議している我々、また法案を出した法務省にとっては、非常に残念なことであります。 毎年百万件以上近く起こる交通事故の加害者側、運転者側として事故に関与した者についてすべて刑罰を科するということ、それによって果たして被害者が見捨てられないことになるのか。私は、そういうふうな社会……
○西村委員 先ほどのお話を聞いておりましたら、いろいろなこともしゃべりたいように思いますけれども、限られた時間ですからきょうは法案に関してのみ御質問させていただきます。 さて、この裁判官の育児休業の法案なんですけれども、ではその裁判官とは何ぞやということになりますと、これは結局、司法の権威をある意味では究極において支える、これはもう裁判官の識見でしかないわけですね。先ほど、普通の人のような感覚というふうなお話も聞いておりましたけれども、実はこの司法の権威というのは、普通の人を裁く立場にあるわけですから、単に普通の人と同じようにということでは裁判官の最終的な職務は果たせないんだろうと思います。……
○西村委員 自由党の西村です。
本法案に関しては、一歩前進であり、我が党は賛成しております。この時間をいただいて、出入国管理の問題、いかにあるべきかの問題意識の前提としての国内の治安の問題、これに中心を当てて、現状から始まって、政府の認識をお伺いしたい、このように思います。
まず、我が国の治安状況でございますけれども、犯罪発生件数、検挙率、これの推移、増減、傾向ですね、そして外国人犯罪数の推移、増加傾向にあるのか否か、外国人犯罪者の国別集計等について一度御説明いただきます。
【次の発言】 犯罪外国人について述べていただきました。
犯罪の検挙率についてはどうですか。
○西村委員 三十分、朝銀の問題を中心にして御質問いたします。 現在は、複雑な行政事務がある時代でございまして、その一つ一つをとれば、日常的に相当法条を適用して処理すべきという事例の集積に見えますけれども、それらを総合して全体としての流れを見た場合に、非常に反社会的な不都合な結果が全体として招来されている、こういう事例はあり得べき時代だと思います。経済理論で言う合成の誤謬という問題を出すまでもなく、例えば、全く関係のない会社、法人等々がいろいろな手続をしておりますけれども、その中のかすかなつながりを総合して、そのコネクション、ネットワークを把握して考えますと、大きなマネーロンダリングのからくり……
○西村委員 有本さん、先ほど、気持ちを聞かせてほしい、どういう思いで過ごしておるのかと言われました。実は、私も同感なんです。家族の皆さんを初め、娘また息子が行方不明になって、何が起こったのかわからなくて、孤立無援でうろうろして、そして北朝鮮にいる、また拉致されたということがわかって愕然とする。そこで政府を頼る、日本国政府。そして、この国の政治をもって子供たちが助かることを願うわけです。そのときに、何を考えていたのかわからないような壁が皆さんの前に立ちふさがっている。私も、だれに聞いたらわかるのかと先ほどの発言を聞いて思っていましたけれども、これだけは言える。我が国のこの政治、この政府において、……
○西村委員 自由党の西村でございます。 これから、大臣の所信表明をお聞きして、その所信表明に直接的、具体的には触れられなかった部分について、重要と思われる箇所について、若干の項目、質問させていただきます。 まず、法務行政の基本的使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全を通して国民生活の安定と向上を図ることであるというふうな根本の原則を申し述べられたのでお伺いいたしますが、平時におけるこの法秩序を維持しながら、それが国民生活の安定につながるというふうな状態の場合もありますけれども、平時の状態が何らかの理由で破れて、非常時にはこの法制度が機能しない、または、平時の法制度を維持しておればこの事態に……
○西村委員 前回に引き続き、我が国治安上重要な問題と思われるJR東労組内の革マル派浸透問題について質問いたします。 松崎明JR東労組顧問は、サンデー毎日誌上で、みずからが革マル派をつくった一人と自認しているところ、このたび、毎日新聞社発行の「鬼の咆哮」というみずからの著書の中で、第八章「愚かな民よ 何が正しいかを知れ」という項目の百三十ページで、今私が問題、質問の主題としている革マル派の浸透について、公安調査庁は、「もはや「無用の長物」として潰れかかっている」、「官僚の側からすれば、整理縮小は困る。ポストがなくなる。だから、裏でいろいろ画策したり、様々なでっち上げ工作をする。例えば「JR東労……
○西村委員 引き続き、御質問いたします。
前回、拉致の問題についての質問に対する御答弁は、これは政府全体として真剣に取り組まねばならない、現在、副大臣を中心としたプロジェクトチームができて、そこに法務副大臣も参加している、適切に対処すべくスタートをしておるという趣旨の御答弁をいただいております。したがって、大まかなところ、政府全体として取り組まねばならないこの拉致日本人の救出問題に関して、具体的に法務省として何を進めようと考えておられるのかということを大臣にまずお聞きしたいと存じます。
【次の発言】 そこで、横内副大臣が参加しておられるので、可能な限りお伺いしたいんですけれども、このプロジェ……
○西村委員 重複を避けまして御質問させていただきますが、北野参考人と児玉参考人に御質問をさせていただきます。
まず、今回の法律をいかに位置づけるかという点に関しての基本的認識を両参考人にお伺いしたいんですが、私は、今回の立法は、現状の法曹人口の偏在という事態に適応したものであるが、あくまで臨時的、例外的措置であって、法曹養成の制度の本質から当然導かれるものではない、このように認識しておりますが、まず、基本的な認識について、北野先生、また児玉先生、いかがでございますか。
【次の発言】 私が臨時的、例外的と申し上げたのは、記録に残すという意味で、御両者がどういうふうにこの改正法を位置づけておられ……
○西村委員 政治家の倫理が昨今厳しく問われております。その観点から、さらに、政治家と法律家、とりわけ法律家のうちで、その政治家の倫理を問う側の法律家である検察に職業倫理がなければすべての社会の信頼関係は崩壊するという観点から、一昨日行われた加藤紘一氏の参考人質疑で一端があらわれました検察と加藤紘一氏の関係について、事実関係をこれから確かめていきたいと存じます。 まず、元検察官であり、加藤紘一氏がさきの参考人質疑で、今は自分の顧問弁護士である、そしてこの顧問弁護士は、自分が中学生、彼が大学生のときから知っておって、なぜ知っておったかといえば、彼は自分の兄と生年が一緒で、大学も同級生で、司法修習……
○西村委員 基本的なことについて、質問予定事項に従って御質問させていただきます。 大臣及び法務当局に御質問させていただきますけれども、まず冒頭、本改正案は商法の機構についての改正でありまして、これが商法の法理論上出てきたというよりも、むしろ国際的な社会経済情勢にかんがみて、かようにしなければ我が国の会社活動が国際的に通用しなくなるというよりも、国際競争に伍していけないという問題意識から生まれてきたと思うんですが、この委員会等設置会社の制度を設けることは、現下の国際的な社会経済状況にかんがみて、具体的な理由、背景というのはどういうことでありましょうか、御答弁いただきたいと思います。
○西村委員 よろしくお願いいたします。 まず、江頭参考人に理論上のことをちょっとお聞きいたしますが、先ほど先生は、本件改正は会社のガバナンス上の選択の幅を広げたとおっしゃいました。しかしながら、委員会等設置会社においては、四委員会、これは指名委員会、報酬委員会、監査委員会、執行役、この四つがセットになって初めて導入可能なんですね。 また、先ほど高橋参考人が御説明いただいた分野なんですが、監査委員会を導入すれば監査役との併存を許さないということも本件の改正でございます。 これは、理論上セットでなければならない、また監査委員会が導入されれば監査役は理論上要らないということなのか。それとも、理……
○西村委員 商法は、本来自由な領域にございますから、要点のみ聞いておこうと思います。 前回、会社の機関という構造問題が改正法の主眼でありますので、この部分についてお聞きしましたが、本日はそれ以外の点についてお聞きしたいと存じます。 まず、大臣の提案理由説明によれば、従来の変態設立事項としての現物出資等の際の検査役の制度、これにかわるものとして弁護士等の専門家による財産の価格の証明制度を拡充する方向に改正するということでございますけれども、この拡充の意味についてお伺いするとともに、次に、なぜこの拡充を行うこととしたのか、この理由について重ねてお伺いいたします。
○西村委員 これは法務当局にお答えいただくのが適当だと思います。 以下、本案についての少々技術的なことをお聞きします。 まず、第二条に関しまして、「情を知って、」という文言が冒頭にございますが、この文言がなくても、条文は故意犯を処罰の対象としているということが明らかになるのでございます。この「情を知って、」の文言なき構成要件の上に「情を知って、」という文言を加えることによって以下の構成要件を何か限定する意味を有するのか、また、限定するとすれば、通常の故意犯の何を限定するのか、また、限定しないとすれば、この「情を知って、」ということを入れたことによって、拡大するのか、どういう機能があるのか、……
○西村委員 審議されている本案を中心にして、周辺事情も含め質問させていただきます。 現在はまだ牧歌的な感じがいたしますけれども、確実に犯罪数は増加しておりますし、凶悪犯罪数が増加しておる、それに対応して検挙率が維持されているかといえば検挙率が維持されていない。こういうふうな、ある意味じゃもうあと一つの段階を超えれば治安の崩壊かと思われるような、例えば新宿の歌舞伎町のあの状況が全東京の範囲に広がるというふうな感じがいたさぬでもないのです。 こういうふうな問題意識を持って、前提として数字をお聞きしたいと思いますが、現在、少年院や刑務所、そこに収容されている人の数、男女別や年齢別、それからそれが……
○西村委員 自由党の西村です。
これから法案について少々と他の問題について、三十分おつき合いいただきますようにお願い申し上げます。
まず、当局から受入移送、送出移送の見込み人数をお聞きしようかなと思っておったんですが、人数が法案の参考資料の中に出ております。出ておりますから、この中で、この条約及びこの法案の恩恵を受けない十四歳以下の少年が外国でどれほど拘留、拘禁されておるかということがわかりましたら、それだけで結構でございますから、冒頭、そのことについてお伺いいたします。
【次の発言】 我が国においては、十四歳以下の少年が外国で拘留されておる場合にも、この法の趣旨を生かして日本の本国の方に……
○西村委員 自由党の西村でございます。 夫婦別姓に関してですが、この場は、やはり法務大臣としての考えを述べる場だ、党内の部会での御意見を述べていただく場ではないのだろうと思いますね。それから、大臣がよく夫婦別姓について、世論調査等の結果を踏まえて、理解が深まってきたと。しかし先ほどの答弁では、説得は困難だろうとおっしゃいましたですね。理解が深まってきたというのは、理解していない人間は、知性があれば当然そうなるのに知性が足らないのでいまだ理解できない、こういう前提で申されているんです。私は、夫婦別姓は日本ではすべきではないという考えを持っておりますが、夫婦別姓を推進するという方の考えは理解して……
○西村委員 本日は全般的なことをお聞きいたしますが、民主党が案を出されておりますので、まず民主党の案について、若干の御答弁をいただきたいと存じます。 民主党の案の趣旨説明、配られた資料ですが、「今回の池田小学校事件の犯人が、過去に軽微な犯罪行為を繰り返していたときに、きちんとした精神鑑定を受けていたならば、その時点で何らかの刑事処分がなされることによって、今回のような重大な犯罪は防ぎ得たでしょう。」というふうな趣旨説明の中の文章がございます。 私もそういうふうな思いを持って、痛恨な思いを持ってあの事件を眺めている者の一人ですけれども、民主党は、本案を提出した以上、現状を放置してはだめなのだ……
○西村委員 御苦労さまでございます。 まず、拉致の問題からお聞きしますが、昨日クアラルンプールでは、北朝鮮側は、拉致問題は終わった、つまり、五名生存、八名死亡ということで結果が出て、謝罪もあって終わったんだという認識を示しました。 実は、この北朝鮮の認識と我が日本の認識が共通していた期間があったと私は判断しております。それは、九月十七日午前十時ごろから翌九月十八日にかけてでございます。この共通の認識が日本側の錯誤に基づくものであるならば、これは我が国外交の脆弱性を示して余りあるものでございまして、どういう脆弱性かといえば、今まで貴族的な優雅なマナーで食事をすることしか知らなかった者が、なら……
○西村委員 まず警察当局にお尋ねして、その後官房長官にお尋ねいたしますので、よろしくお願いします。 警察当局はつとに、JR東労組に過激派である革マルが浸透しているという事実を突きとめられた上、重大な関心を持って注視、また対応をされてきたところでありますが、まことに我々の問題意識も、国民輸送の大動脈、基幹産業であるJR東の中に過激派である革マルが浸透していることは、国政上も治安上も見逃し得ない、見過ごすことができないという問題意識を持っておりました。 このたびマスコミに報道されたところによりますと、概略、JR東労組の幹部らが、組合の指示を拒否した組合員を無理やり退職させたとして、警視庁公安部……
○西村委員 初めに局長から技術的な概略をお答えいただきまして、大臣から、今も議論にありましたけれども、これからのIT社会における犯罪と社会問題に対するあり方というのをお聞きしたいと思います。 古物商ということの名前でありますが、文字どおり古物蒼然、古色蒼然とした店舗で古物を売っているというイメージでこの法律の名前もつくられておるわけですが、最近はインターネットで古物商を営むという場合が多い。名前と最先端のインターネット利用という実態とは合わないわけでございますけれども、この改正について、ホームページを利用して取引する古物商に対して、そのホームページ上に氏名または名称、許可証番号等を表示するこ……
○西村委員 どうも、よろしくお願いします。 午前中の大臣の御答弁、非常に好感が持てまして、率直におっしゃっておられる。私、これからある意味では書生論を大臣とさせていただきたい。 見えにくい特区構想であります、どれだけの経済効果なのか、きちっとは今答えられないのが恐縮であるけれども、一挙にやれない以上は徐々にやるんだ、特区で風穴をあけ、成功例を飛び火させていくんだと。これはよくわかっております。その上で、私は、根本に返りまして、この法案の前提の議論をいたしたいなと思うわけですね。 と申しますのは、本法案のいろいろな特区ができていくという前提での日本国のあり方を見るときに、ある意味では合成の……
○西村委員 西村でございます。 特区の問題、特別区の問題は、つまり規制を我々はどうするのかという問題でありまして、もちろん規制を担当するのは、先ほどの質問でも、極めて細かいことも含めて答弁を担当しておるのは行政機関であったという点から、行政機関の問題であります。 さて、その行政機関の実態とは何かということを端的に示す事例が二つありまして、それを挙げて冒頭質問させていただきますが、この行政機関が、やることはやらずに、やらなくてもいいことで頑張っていれば、規制を緩和するとか緩和しないとかいう議論以前に、我が国は少々いびつな国になるわけであります。 さて、李登輝前台湾総統が日本に入国するか入国……
○西村委員 自由党の西村でございます。よろしくお願いいたします。 本日の各参考人の御意見の中で一番印象に残ったのが、宮内参考人の、総理が言っても事務が動かない、福祉、農業は一歩動いた、医療、教育はゼロ回答であった、遅々として進んでいるという言葉でございましたけれども、これはある意味では異常性を示しておるのでありまして、革命前のアンシャンレジームを表現されたと言ってもいいわけでございます。 経営者の観点から、このような組織にあって、このような組織にお伺いを立てておれば会社はつぶれるということをお考えになれば、今回のこの法案の出来るプロセスは、相談すべきでない相手に相談して回答を得た上で作成し……
○西村委員 自由党の西村でございます。 質問の順番をちょっと変えて、六番の方に申しておった質問から始めます。 先ほどの大畠議員も冒頭に大臣の熱意を評価しておられまして、私も評価しております。しかしながら、方向がゾーンから外れておれば、熱意を持ってバットを振っても大いなるファウルになるわけであります。私ども、やはり大臣に熱意を持ってホームランゾーンに打ち込んでいただきたい、その立場から質問させていただきます。 まず、我々が熱意を持って決断する以上、ホームランゾーンにボールをぶち込むべきだという思いで出した法案がございまして、第百五十三回国会に民間の事業活動の規制の廃止等に関する法律案という……
○西村委員 自由党の西村でございます。 先ほどから、財政、金融に話題が、当然ながら、世上、集中するわけでございますが、それを前提にして、私の観点から総理にお答えいただきたいと存じます。 税を納める国民がなければ国家の財政が成り立つはずがない、これは自明のことでありまして、税を納める国民がなければ規制緩和も経済活性化もないわけでございます。したがって、伝統をたっとんで教育を正して盛んにすれば、国家、郷里を愛するよき納税者が育つ、国家、郷里を愛するよき納税者が多く育てば、将来の国家財政は安泰となる。この論に総理は御賛同いただけるかどうか、お答えをお願いします。
○西村委員 自由党の西村です。概観的、概略的な質問をいたします。 高度情報通信社会というものの進展が本審議法案の背景にあるということでございますから、情報というものを扱う立法上の全体構想は何かといえば、情報には、個人の情報があります。今、個人の情報をやっておる。それから、国家の情報がございますね。それで、国家の情報をいかに保護するかという視点が抜けたまま、個人の情報の保護を今やっているということは押さえられると思います。 それから、情報の管理という観点からは、これは情報の公開というものがある。そして、情報の保持、保護という二つの管理がある。それにいかに整合性をとるかというこの議論も、個人情……
○西村委員 あらかじめ申し上げた質問事項に従って質問いたしますが、十二時からの十五分については男女共同参画社会関連の質問といたします。 では、お願いいたしますが、私は、旧正田邸解体問題に関しては強い問題意識を持っておりますので、これについて再度質問いたします。 この旧正田邸は国有財産である、相続税の物納を受けた国有財産である、これは公知の事実であって、この前提で行政は解体を決定して、実際に解体工事を開始したわけでありますが、現に私がここでこの国有財産の管理に関して質問をしているので明らかなように、これは官房長官、政治の問題である。国会で審議してもいい問題であり、むしろ審議すべき問題の中に入……
○西村委員 自由党の西村です。 大臣の担当で、今の法案とは違う分野のことについてから質問を始めたいと思いますが、まず、北朝鮮の日本人拉致について、アメリカの、これはアーミテージそれからモリアティ、国防、国務両省の幹部ですからアメリカ政府の見解と言ってもいいんですが、これは明確にテロであると言っているわけですね。核の問題と同等に処理しなければならないテロであると。 さて、我が国の川口外務大臣は、テロの定義はない、したがってテロであると言いにくい、法的に詰めていくと難しいと言って、テロであるかどうかの言明は避けておるわけですな。 しかし、そもそもテロかテロでないかという問題は、定義があって言……
○西村委員 自由党の西村でございます。 基本的なことから御質問いたしますが、私は、この基本法案に大いに不満がございます。なぜなら、国の責務は定めておりますが、それがいかによって立つ、いかなる原因によって国の責務が発生するのかという根本の問題をあやふやにしているからであります。 すなわち、我が国においては国の責務は、国民が安全に生活することができるという基本的権利が存在するので国の責務が生ずるわけでございます。封建時代の民のように、お上の恩寵のもとに安全に生活させてもらえる臣民ではなくて、国民が基本的に安全に生活できる権利を有しているので国の責務が生ずるわけであります。我が国においては常にこ……
○西村委員 この安全基本法を前提にして、文字どおり基本法でありますから、これを土台にして、いかに食品の安全を構想し、それを具現化していくか、この観点から三問ぐらいを御質問したいと思います。 我々は、食がなければ生きられないわけでありますから、安全な食をいかに確保するかということは、我が国家生き残りの戦略どころか、人類生き残りの戦略であります。したがって、この基本法制定の機会に、生物化学知識そして技術を結集した、食の安全を研究する研究機関というものが今各所にあるでしょうが、それを総合して設立するというふうな発想があってもいいんではないかなと思いますね。 これは、自然食品ということが付加価値が……
○西村委員 今の質問が、最後には大臣のリーダーシップに期待して終わっておりますので、私自身は、一方的な意見の表明を、大臣の中に残ることを期待して、冒頭始めます。これは質問ではありません。 今の我が国の政治の救いがたい無能さをあらわしているのは、今の時間のこの国会の状況です。第一委員室では個人情報保護法をやっている。したがって、私もこの質問時間を短縮して向こうに行くわけですが、質問する気にもなれない。 なぜなら、国家が個人情報を保護する、そして向こうはセクション同士やっておるんですから、官僚さんはいい起案をしておるわけでしょう。しかし、国家の持つ情報を、個人情報を含めてすべてこっそり盗まれた……
○西村委員 今のお話のついで、続きなんですが、犯罪情勢は悪化の一途をたどっておる。それは、犯罪率の増加、犯罪件数の増加、外国人犯罪の急増、それと検挙率の低落という要因を総合すれば、悪化の一途をたどっておるということですね。 それで、局長にお聞きしたいんですが、日本における犯罪者集団、暴力団、極左過激派、革マルは武器アジトが警察に摘発されておりますが、また、オウム真理教がどういう武器を保有しようとしておったのか、生物化学兵器を含む武器を保有しようとしておったのか、これは明らかになったことでありますが。現在、我が国の犯罪者、つまり一般国民でない、かたぎの国民以外の者はどの程度の武器を保有しておる……
○西村委員 法案審査に入る前に、大臣は防災対策の大臣でございますからちょっとお聞きしたいと存じます。 と申しますのは、我が国では、ミサイルが我が国に落ちればこれは災害対策で対処するんだと言った閣僚もおられるわけですね。この瞬間、我が国の災害対策と国防というのはどういう関係になっているんだと。私は、ミサイルが我が国に落ちる前から防衛出動だと思っておったのでびっくりしたわけですね。国家が対処できるのか、どこを鴻池大臣は担当されておるのかわからなくなってくると。 それと同時に、もう一つ問題がある。予告された災害というのが近づきつつある。今、東京電力の原子炉は一つしか動いておりません。この夏、猛暑……
○西村委員 大臣がおろうがおるまいがの質問になりまして、変則的な委員会になりますが、委員長にお許しをいただいて、しかし、答弁される方はそれぞれ実務の中枢の方々でございますから、実りある答弁を期待して質問させていただきます。 さて、日本人拉致問題のとらえ方でございますが、昨年十月十五日に我が国に五名の方が帰国されました。この五名の方をいかに我々が見るか。一つの視点としては、二十数年異国で生活し、突然日本に帰って生活し、そして生計を支えねばならない、こういう観点はもちろんございますが、もう一つ、この行方不明、拉致被害者の特異な点は、彼、彼女が謀略の中にあるという観点から支援をしなければならないと……
○西村委員 自由党の西村です。 自由党は、この法案の提出者にはなっておりません。根本的な問題で法に対する姿勢が少し他党と違うのかなと思うからでございます。やはり法万能主義といいますか、基本法をつくればそのとおりになるんだと。しかし、現実は、決して法をつくれば法のとおりになるわけではありません。 阿藤参考人が言われたように、子供は労働力であった、家業を継ぐ者であった、家名を継ぐ者であった江戸時代の農耕社会、これが全然違ってきておるのが人口構成の変化にあらわれているとするならば、基本法をつくったからこれが改まるわけではない。それは、例えば現在の社会状況でも多くの人が子育てが負担だと思っておるな……
○西村委員 大臣がおられますので、まず冒頭に大臣から。 本法案提出者が協議して、修正の文言を入れられた。その文言は、法案前文における「結婚や出産は個人の決定に基づくもの」ということでございます。 この法案は成立するでしょうが、成立すれば、内閣府の所掌の中にあるということでございます。したがって、ここで大臣にお聞きしておかねばならないのは、「出産は個人の決定に基づく」ということでありますが、妊娠するか妊娠しないかは個人の自由にゆだねられている、これはいいんですが、妊娠した女性がその胎児を出産するか出産しないか、これも個人の自由な決定の中に置かれることなのかどうか、これについて大臣はどのように……
○西村委員 自由党の西村ですが、基本的なことをお聞きいたします。
この前文に言う、少子化が人口構造にひずみを生じさせて、国民生活に深刻かつ多大な影響をもたらす、我らは、紛れもなく、有史以来の未曾有の事態に直面しているというこのくだりですね、これは、具体的にどういう事態が未曾有の事態なんだろうかということについて、いま一度説明していただけますか。
【次の発言】 今先生御説明なさったことは、社会の不可逆的変化、収入がふえる、高学歴化する、男女がともに働き始める、この不可逆的変化だと思うんですね、これが「未曾有の事態」というふうな法案の言葉になっている事態を現出している。そして、今の御説明の範囲か……
○西村委員 自由党の西村です。 御苦労さまでございました。二つほど、質問というよりも会話をしたいと思います。 今の御質問とも関連するんですが、なぜ四月二十九日が我が国においては祝日として今も残っておるのか。国民は、今もこの祝日、四月二十九日が祝日であることに何ら疑問を抱いていないということ。これはなぜかといえば、昭和天皇崩御の後、この四月二十九日という昭和天皇の誕生日を祝日として国民に定着したこの日を、なおも祝日として残したいという国民の、我々の願いがあった。これ以外に根拠はないわけですな、これ以外に。四月二十九日が祝日である、現在もあるというのは、これ以外に根拠はないわけです。 そこで……
○西村委員 よろしくお願いします。
まず、拉致問題から御質問いたしますが、総理大臣は、拉致問題の解決なくして日朝国交正常化なし、つまり、拉致問題は、国同士の国交を樹立するか否かに関して重大な影響を与える問題である、こういうふうに述べられたわけであります。ということは、拉致問題こそ、我が国家の主権を侵害し、日本国民の人権をじゅうりんする重大なテロ行為であった、こういう認識で政府は立たれておるのかどうか、官房長官にお伺いします。
【次の発言】 北朝鮮による日本人拉致は、国家の主権を侵害し、日本国民の人権をじゅうりんする重大なテロ行為である、この認識でよろしいでしょうか。
○西村委員 十五分ですので、端的にお伺いします。 旧正田邸に関してのことであります。 旧正田邸は国有財産であり、私がこの国会で現に質問していることから明らかなように、その管理、処分は政治の領域にかかわるものであります。しかるに、この国有財産に関して、何ら管理及び処分をする権限のない宮内庁においては、皇后陛下がこの解体を望まれているということを殊さら公表し、国会議員に告げ回り、果ては保存運動をしている責任者に架電して、皇后陛下が迷惑されておる、皇后様のお言葉です、運動をやめなさい、皇后様のお気持ちがわからないのですか等々を申し向け、保存運動をやめさせてこの建物を解体しようとしておったわけであ……
○西村分科員 正反対の立場からの質問で、政府も大変ですね。 教科書からいきます。衛藤副大臣が来られています。時間を割いていただいて、ありがとうございます。 歴史教科書の問題について、中国政府から、特定の教科書の検定不合格、そして出版停止を求められてきております。中国政府の声明は、要旨はこのとおりでございます。 中国政府と人民は、日本国内で最近教科書に絡みあらわれている動向を極めて注視しているものである。指摘すべきは、日本の右翼団体が周到な用意のもとに、皇国史観を高く宣伝し、侵略の歴史を否定、美化する目的で歴史教科書をつくり上げていることである。仮に修正を経たとしても、反動的ででたらめな本……
○西村分科員 官房長官、よろしくお願いします。 拉致日本人のことに絞って質問させていただきます。 質問中、ここに原本がございます朝鮮商工新聞と題する書面を御閲覧の上、質問させていただきたいと思いますので、配付方、よろしくお許しいただきますようお願い申し上げます。 三月に小泉総理が、北朝鮮に拉致された日本人の御家族に会われてから、テレビカメラの前で、拉致された日本人の問題解決なくして日朝国交正常化なしというふうな発言をされました。私はそれをテレビで見ておりまして、小泉ドクトリンと名づけさせていただいた次第でございます。 この小泉総理の見解は政府の見解だと認識いたしますが、そのとおりでござ……
○西村分科員 到着がおくれまして、申しわけありません。 本日、この機会をいただきまして、防衛産業について長官と議論をいたしたいと存ずるわけでございます。 と申しますのは、調達実施本部の不祥事以来、少々萎縮して、国においても防衛産業の本質、重要性を国民に周知しない中で、いささか憂慮すべき傾向が生まれてきているのではないかというふうに考えるからでございます。 さて、事実の確認、前提の確認からしたいと思いますけれども、自衛隊は有事に出動するわけでございまして、それは内閣総理大臣及び防衛庁長官の命令によって出動するわけですが、武器を携行せず裸で出動させるということはあり得ないわけでございます。自……
○西村委員 自由党の西村でございます。 御質問いたしますが、まず第一に、我々が今審議しているこの法案の実効性は、一にかかって精神医療の充実というものが我が社会基盤としてあるのかどうかということにかかっております。したがって、先ほども少々この点に触れた質疑がございましたけれども、この観点から厚生労働の方に御答弁をいただきたいと存じます。 まず、この法案を提出された以上、今全国で予定している指定入院医療機関は何カ所であり全国総ベッド数はいかほどであるか、また指定通院医療機関は何カ所を予定しておられるのかということについて御答弁をいただきたいと思います。
○西村分科員 西村でございます。
日朝関係について質問させていただきます。
まず第一に、昨年九月十七日にピョンヤンで締結されたいわゆる日朝平壌宣言、この効力について押さえていきたいと存じます。
この平壌における両首脳の署名した文書は、国際法上いかなる文書であるのか、我が国を法的に拘束するのか、これについてまず確認させていただきたいと思います。
【次の発言】 両署名者の意思の表明にすぎず法的効力はない、例えが大げさで恐縮ですが、ヤルタ密約と同じようなものだ、このように解釈してよろしいですね。答弁をお伺いしておきます。
【次の発言】 てこにしてと、それから、北朝鮮側が守る内容が多く含まれてい……
○西村分科員 遅くまで御苦労さまでございました。こんな遅くなるとは思いませんでしたが、締めくくりで有意義な話し合いをしたいと存じます。 アメリカ・ブッシュ大統領が空母の上でイラク戦闘終結の宣言をしたときの結びは、私は諸君の最高指揮官であることを誇りに思うということであります。これらを聞いておりましたら、やはり国家には名誉の体系というものがあるんだろうと。そして、我が国の栄典の制度は我が国という国家の現状における名誉の体系を示しているんだと。 そこで、今栄典の制度を改めていく動きがある中で、長官にお聞きするわけですが、そもそも栄典というものは軍人に対する名誉の授与から発達した歴史を持ちますけ……
○西村分科員 これから三十分、実り多いかどうかはわかりませんが、我々政治家としては、制度の中で生きつつも、その制度に対する点検を怠らず、そして、その制度も改革が必要ならば改革の議論をする、これが我々の任務でありますから、省設置、防衛省、国防省設置のこと、レッテルのことだけが議論されて、その中身の自衛隊法、防衛庁設置法についての点検の議論が余りないと思われますので、文民統制下で一番重要なことである補佐の体制、これについて少々御質問したいと思います。 私は、文民統制というものの原点は人民の武装権だと思っております。人民は、我々、現憲法でも、家族と祖国を守る基本的権利を有している。そのための手段で……
○西村分科員 お願いします。 塩川大臣、私は、今の小泉内閣の閣僚の中で一番安定感があるお方だと思っております。それは、コモンセンスがおありだ。それで私は、一番、地元でも、塩川大臣が本当にいいことを言ったんだ、日本経済活性は閣僚が、財政に責任を持つ閣僚がこういう戦略的発想を持つことだと言って、いわゆる座談会でも盛んに申したのは、大臣が一ドル百五十円から百六十円程度が適正だとの認識を示されたことです。国民が今苦しんでおる、国民は、不当なハンディの中の経済、世界経済の中に組み込まれて苦しんでおるんだ、為政者としては、そのハンディを正す、レートを正さねば、国民の汗と努力が雲散霧消するんだ、これが政府……
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