このページでは後藤茂之衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○後藤茂之君 民主党の後藤茂之です。 民主党・無所属クラブを代表して、森林・林業基本法等について質問をいたします。(拍手) 山高きがゆえにたっとからず、木あるをもってたっとしとなす。山は高いだけで価値があるわけではない、森林があってこそ山の価値がある。森林あってこその値打ち、その代表的働きは水の保全です。土砂の流出や崩壊を防ぐ働きもあります。近年では、二酸化炭素の吸収源、野生動植物が生息する場としても注目されています。木漏れ日を浴び、木々の香りを吸いながら森林浴を楽しむことは、心豊かな人生を生きる喜びを感ずるときだと思います。 ちなみに、代替法を用いたこうした森林の公益的機能の評価額は、……
○後藤茂之君 後藤茂之です。 民主党・無所属クラブを代表して、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手) なぜ、我が国の経済は、今停滞しているのか。我が国は、これまでの十数年間、バブルへの対応の誤りに加え、長期的展望を欠いたその場しのぎのばらまき型の景気対策や極端な金融緩和政策の採用によって、経済のグローバル化、技術革新の急速な進展、IT化、少子高齢化といった経済社会の構造変化に対応した構造改革を結果として先送りしてしまいました。構造改革による生産性や効率性の低い分野から高い分野への諸資源の移転や潜在的な需要に対応する新しい商品、新……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。 本日は、民主党の第一バッターということで、最初にゼロ金利政策の総括の問題、その他報告書が出ておりますけれども、それにまつわる幾つかの問題点について質問をさせていただきたいというふうに思っております。 さて、ゼロ金利政策でありますけれども、もう御承知のとおり、日本経済がデフレスパイラルという非常に厳しい瀬戸際という異常事態の中で、それに対応してとられた異例の政策であるというふうに位置づけをされていると思います。 そしてそのことについては、所得分配がゆがむとか、あるいは短期金融市場の機能が低下するとか、あるいは市場参加者のモラルハザードが起こる、構造……
○後藤(茂)委員 民主党の後藤茂之でございます。 かつての農業基本法にかわりまして、新たに食料や農村といった観点も視野に入れました新基本法が制定されまして、その基本理念に沿った形で今後、農政も大きく変わっていく必要があるというふうに考えております。私は、その際、食は命の源であるという原点に立ち返りまして、それを国民に訴え、しっかり理解していただくということが、今後の日本の農業にとって非常に大切なことであるというふうに考えておるわけであります。また、新基本法のもと、これまでの農業政策そのものが大きく変わっていくという姿を国民の目に明らかにしていくことが、そのためには非常に重要であるというふうに……
○後藤(茂)委員 民主党の後藤茂之でございます。それでは、早速入らせていただきます。 かつての農業基本法にかわり、新たに食料や農村といった観点も視野に入れた新農業基本法が制定されましたが、その基本理念に沿った形で、今後農政も大きく転換していく必要があります。食料を生み出す農業について国民の理解を得ていくためには、いたずらに農業者を過保護にするのではなく、農業者みずからの足腰を強くし、自立した農業者や、質の高い食料をできるだけ安い価格で国民に提供していけるようにすることが肝要です。かつての基本法のもとでの農政においては、残念ながらこの点は実現に至りませんでしたが、新基本法のもとにおいては、効率……
○後藤(茂)委員 民主党の後藤茂之でございます。 伝産法の問題に入ります前に、一つ御質問をさせていただきたいと思います。 今、経済の現状は非常に厳しいものがあります。政府としてもデフレの状態を認めているわけであります。ITを初めとして先端産業等でそれなりに元気が感ぜられるところもありますけれども、地域経済というものを見てみますと、恐らく、去年の十月の下旬ぐらいからぐっと体感温度が落ちてきた、そんな感じを皆さん持っておられるのではないかというふうに思います。 そんな中で、最近の大変な株の低迷とかあるいはデフレ状況に対応しまして、今また財政出動という動きも出ているようであります。しかし、私は……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。早速質問に入らせていただきたいと思います。 まず、IT、ITとこれまで言われてきたわけでありますけれども、そのITの国家戦略というのが非常に欠如していたというのが私の実感でありましたし、多くの皆さんがそういうふうに考えておられたと思います。今回、e―Japan戦略の中で国家戦略の必要性が述べられておりますし、「国家戦略を通じて、国民の持つ知識が相互に刺激し合うことによって様々な創造性を生み育てるような知識創発型の社会を目指す。」というふうに国家戦略という言葉がきっちりと書かれているわけであります。 さて、それで伺いますけれども、ITの国家戦略とは何か……
○後藤(茂)委員 民主党の後藤茂之でございます。
早速質問に入らせていただきますけれども、水産基本法案は、基本理念として水産物の安定供給の確保と水産業の健全な発展を掲げております。このような基本理念の実現に向けまして、水産資源が持続的に利用できるように、長期的視点に立った水産資源政策を総合的に講ずることが重要であるというふうに考えます。
これまでもいろいろ答弁がありましたけれども、改めまして長期的視点に立った水産資源政策という観点から、大臣から御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 古くから、私たちは海、川、湖といった水域の豊かな自然の恵みを享受してきたわけであります。しかし、今急……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。 それでは、早速、森林・林業基本法並びに三法の質疑に入らせていただきます。 森林の現状については、もういろいろ申すまでもなく、大変危機的な状況にあるわけでございます。特に我が国の人工林、これは全国の森林の四割以上を占めるわけですが、これは先人たちの手によりまして間伐や保育というのが行われまして、森林の健全性と活力が長いこと維持されてきたわけです。 ところが、山村地域の過疎化あるいは就業者の高齢化とか後継者不足によりまして、今非常に厳しい状況に見舞われております。林業の採算性の悪化、あるいは不在村化などによりまして、小規模な森林所有者の間では森林経営……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。 きょうは、林業の健全な発展の関係、林業労働の件とか、あるいは木材産業とか国有林野のことにつきまして質問を少しさせていただきたいというふうに思っております。 まず、総論的な話ですけれども、今回の基本法の十九条に「望ましい林業構造の確立」という条文が起こされておりまして、改めて読むまでもないかもしれませんが、「国は、効率的かつ安定的な林業経営を育成し、これらの林業経営が林業生産の相当部分を担う林業構造を確立するため、地域の特性に応じ、林業経営の規模の拡大、生産方式の合理化、経営管理の合理化、機械の導入その他林業経営基盤の強化の促進に必要な施策を講ずるも……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。早速入らせていただきたいと思います。 日本の経済はマクロ的に見まして、失業それからデフレ、ゼロ金利、流動性のわな、財政赤字、どれをとっても非常に危機的な大変な局面にあると思います。しかし、そのことについてはここではもう改めて申し上げません。しかし、我々が体感している地域の経済は本当に悪くなっていると思います。恐らくここに座っておられる大勢の委員の先生方は皆さんそれをひしひしと感じておられると思います。デフレ経済のもと、すべての産業において今例外なく売り上げが落ちておりますし、中小企業については資金繰りに非常に四苦八苦しております。 私が特に問題だと思……
○後藤(茂)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、年末の資金需要期を迎え、厳しさを深める中小企業者を取り巻く経済金融情勢等に十分配慮しつつ、中小企業者の資金調達の円滑化に一層積極的に取り組むとともに、本法施行に当たり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 物的担保に制約された我が国の金融枠組を改革することの重要性にかんがみ、本改正により創設された売掛金債権担保保険について、信用保証協会の審査体制の整備……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。 それでは早速、短い時間なので質問に入りますが、本日五時半から経済財政諮問会議が開かれます。個別銀行の資金繰りの問題だとか国際マーケットの不安などを考えてみると、ペイオフを控えて金融の三月危機説もささやかれている、そういう中で非常に重要な会議だというふうに思います。 それから、もし三月中に公的資金を注入するということであれば、タイムリミットも近づいてまいります。四月以降どうするかということのファウンデーションを築くための会議でもあるというふうに思っております。また、これは政治の場面でも、改革をめぐる一つの大きな転回点になるかもしれないというふうに思っ……
○後藤(茂)委員 後藤茂之です。 大臣、連日よろしくお願い申し上げます。 きょうは、いろいろな論点があるわけですけれども、ネットワーク社会のもとにおけるさまざまな知的財産権の問題はちょっと後回しにしまして、まず最初に、産業競争力強化の観点から少し御質問をさせていただきたいというふうに思います。 我が国産業の産業競争力強化のためには、技術開発をどんどん推進して技術力を向上させる、そして製品・サービスの高付加価値化を行うということが非常に重要でありまして、今、先端技術分野においてはヨーロッパやアメリカと大変な競争をしております。 一方で、技術が成熟している時代や産業においては、単にその技術……
○後藤(茂)委員 後藤茂之です。
それでは、早速質問に入りたいと思います。
独占禁止法は、資本主義経済、市場システムを採用する我が国にとっては、公正で自由な競争を担保するという大変重要な役割を果たしておるわけでありますけれども、そこで、改めてということにはなりますけれども、委員長に独占禁止法の理念を伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 おっしゃるとおりだと思います。
しかし、独占禁止法については、昭和二十二年に制定されて以来、例えば昭和二十八年、五十二年、平成八年、これは制度改正でありますけれども、それから九年、何回かの大きな改正が行われました。それぞれが、今おっしゃった独占禁止……
○後藤(茂)委員 後藤でございます。早速質問に入りたいと思います。 新しい制度をつくる場合には、どういう制度をつくっていくか、制度設計というのは非常に難しいというふうに思います。RPSについても、世界的に見ても確立した成功事例というのはないというふうに認識しております。 ドイツについても、固定価格による買い取り方式で非常にたくさんの自然エネルギーが買い取られている、発電されていると言われますけれども、これは固定価格が高く設定されているからであって、もしこれが低く設定されれば、イタリアのようにうまくいかないということになると思います。一方、一度固定価格が設定されるとなかなかこれが下がっていか……
○後藤(茂)委員 後藤茂之でございます。 それでは、エネルギー政策基本法の質疑に早速入りたいと思います。 今回のエネルギー政策基本法でありますけれども、従来、需給の見通しやエネルギー政策について総合資源エネルギー調査会の意見を聞いて、経済産業大臣が政策を遂行していくという体制だったわけでありますけれども、今回の新しい法律については、エネルギーの需給に関する基本計画をつくるに当たって、関係行政機関の長の意見を聞く、そして閣議決定を行う、そして、その結果に従って政府が一体となって国の責務を果たしていくという仕組みになっているわけでありまして、従来に比べて、エネルギー政策の策定あるいは実行体制を……
○後藤(茂)委員 後藤です。 大変熱心な、鋭い議論が進んでいるわけでありますけれども、主に政策課題について少し議論をさせていただきたいと思っております。 国内に石油資源をほとんど持っていない我が国にとっては、石油の安定供給を確保するということは非常に重要な政策課題でありまして、そのために石油公団を中心として自主開発努力がずうっと行われてきて、石油総輸入の一三%を自主開発原油が一応賄うようになってきている。そのことについては、安定供給、過去のいろいろな危機的な事例を考えてみれば、相当な成果が上がっていると言えるだろうというふうに私も思います。 しかし、石油開発プロジェクトに二兆円という大変……
○後藤(茂)委員 後藤茂之です。 それでは、早速、時間も短いので質問をしたいと思います。 先ほども少し話になりましたけれども、昨年のセーフガードの本発動が大変大きな争点になりましたけれども、十二月二十一日に、生産者も含めた協議会をつくって日中間で協議するということで、発動が見送られました。 工業製品と農業製品の金額の多寡の問題ではないというふうに思いますし、トータルな対中国外交というのが本当に生きているんだろうかという点で、非常に対中国交渉については毅然とした態度が望まれると思いますけれども、二月七日、八日、三月二十八日の協議も踏まえて、今後の対中国交渉の対処方針や見通しについて、大臣か……
○後藤(茂)委員 後藤茂之です。 それでは、経済金融政策が最近迷走しているように私は思いますので、まず経済政策について伺いたいというふうに思います。 不良債権の処理、資産査定の厳格化というのは、これはもう重要なことは言うまでもありません。これをしていかないと金融の仲介機能を回復するということはできませんし、また、資本が過少になったり、体質の悪い金融機関は、例えば追い貸しをしたり、いろいろな適切な対応ができないとかいう意味で、リスクをやはり管理できない。そういう意味では、資産査定の厳格化ということは、これは推進すべきだと思います。 しかし、私は思うんですが、金融機関の資本の健全性確保の問題……
○後藤(茂)分科員 民主党の後藤茂之でございます。 省庁再編成によりまして、非常に大きな力を持った国土交通省が発足したわけでありまして、初代大臣に扇大臣が就任されました。国民は大変大きな期待を持っておりますので、大きなリーダーシップを発揮していただきますようにお願いを申し上げます。 さて、きょうは幾つかの点についてお話をさせていただきたいと思いますけれども、まず、公共投資についてちょっと話をさせていただきたいと思います。 公共投資の見直しについては、いろいろ最近言われているわけでありまして、見直しの議論が盛んになっております。端的に申し上げまして、私自身は、社会資本整備として必要な公共投……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。