このページでは大野功統衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○大野功統君 自由民主党の大野功統でございます。 自由民主党並びに公明党を代表して質問をさせていただきます。(拍手) 私は、まず、昨日、イラクにおきまして三人の日本人が人質として拘束された、この卑劣な、理不尽なテロ行為に対して、激しい怒りの念を表明させていただきます。(拍手) 自衛隊は、平和の使者として、人道支援のためにイラクへ行っているわけでございます。何の関係もない民間人をどうして人質として拘束しなきゃいけないのか。一日も早く、一刻も早く、三人の同胞が無事解放されることを心からお祈り申し上げるものであります。(拍手) 政府におかれましては、三人の救済のために、救援のために、全力を尽……
○国務大臣(大野功統君) 私がサマワを視察した際の所感等についてお尋ねがありました。 私は、昨年十二月、サマワを訪問し、武部先生、冬柴先生にも御視察いただいておりますけれども、そのとおり、現地部隊が高い規律と士気を保ち、イラクの復興のために一丸となって取り組んでいることを確認してまいりました。特に、私も隊員とともに市内を視察した際、道行く人々が現地部隊に対して手を振るなど、自衛隊の人道復興支援活動がサマワの人々の共感を得ていることに大きな感銘を受けました。 イラクの復興は道半ばであり、今後ともイラク側のニーズにこたえた支援を着実に実施してまいりたいと考えております。 現地部隊の安全につき……
○国務大臣(大野功統君) 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において、「平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について」、すなわち新防衛大綱及び「中期防衛力整備計画(平成十七年度?平成二十一年度)について」、いわゆる新中期防を決定いたしました。 以下、これらについて御報告申し上げます。 新防衛大綱は、今後の我が国の安全保障及び防衛力のあり方について新たな指針を示すものであります。 これまでの防衛大綱は、策定から十年近くが経過し、今日、我が国を取り巻く安全保障環境には大きな変化が生じております。特に、米国の九・一一テロのような国際テロ組織の活動、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散の進展な……
○国務大臣(大野功統君) 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容としております。 平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に基づき、多機能で弾力的な実効性のある防衛力を効率的に整備するとの観点から、統合運用体制の強化、弾道ミサイル等に対する体制の整備、情報部門の改編、陸上自衛隊の混成団の旅団化を行うとともに自衛官の定数及び即応予備自衛官の員数等を改め、あわせて、防衛庁の職員に対し適用されている一般職の職員の給与に……
○大野前議院運営委員長 一言ごあいさつを申し上げます。 昨年の十月からことしの十月の衆議院解散までちょうど一年間、議運委員長を務めさせていただきました。議運委員長としてのこの一年間は、私の人生において、大きくて、そして貴重な思い出となるものと思います。 この一年間、各党の皆様の御協力、そして御理解のおかげさまでございます。職責を果たすことができました。この機会に、心から厚く厚く皆様に御礼を申し上げるものでございます。 今後とも皆様方のお世話になることが多いと思いますけれども、よろしく御指導、御鞭撻をお願い申し上げる次第でございます。 簡単ではございますけれども、一言御礼を申し上げます。……
○大野(功)委員 おはようございます。自由民主党の大野功統でございます。 きょうからいよいよ平成十六年度の本予算の審議に入るわけでございます。この審議、速やかに進めて、そして、一日も早く国民生活のために、日本経済のために頑張っていくことをお誓い申し上げまして、ただ、ことしの通常国会の開幕戦の論議を振り返ってみますと、この論議、ほとんどがイラク問題に集中いたしましたけれども、この論議を聞いておりまして、えっと私は耳を疑うようなことがございましたので、この開幕戦の論議から始めさせていただきたい、このように思うわけでございます。 えっと私は耳を疑いましたのは、まず、民主党菅代表の本会議における代……
○大野(功)委員 自由民主党の大野功統でございます。 年金一筋の質問をさせていただきます。 今回の年金改革につきましては、自民党内でも真剣な議論を重ねてまいりました。自民党内での議論の時間は六十時間に及んでおります。また、パートナーの公明党と与党年金制度改革協議会をつくりまして、その与党年金制度改革協議会におきましても二十二時間に及ぶ議論を重ねた結果、年金改革につきまして与党の合意ができ上がった次第でございます。 我々の議論は、二つの反省から始まりました。 第一の反省は、まず、グリーンピアとか、あるいは福祉施設とか、年金財源を使っていろいろな施設をつくりました。過去におきましては、一定……
○大野(功)委員 おはようございます。自由民主党の大野功統でございます。 民主党提案の年金改正法廃止法案、拝見いたしまして、まず、私の率直な感想を申し上げたいと思います。 まず第一に、この廃止法は国民の皆様に何を訴えようとしているのか。 今、海江田先生の提案理由説明の中で、民意に沿わないじゃないか、こういう話がありました。でも、日本の将来の安定のためには、政治責任というのは、あるいは民意に沿わなくてもやらなきゃいけないことは絶対やらなきゃいけない、こういう問題があると思います。 第二に、もし廃止をするならば……(発言する者あり)静かに聞いてください。廃止をするならば、責任ある政党の立場……
○大野国務大臣 防衛庁長官を拝命いたしました大野功統でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。本日は、小林委員長を初めとする委員の皆様に防衛庁長官として所信を申し上げたいと思います。 冷戦が終結して十年以上が経過いたしました。しかしながら、冷戦の終結は必ずしも平和の到来を意味しておりません。平成十三年九月十一日の米国同時多発テロの発生は、安全保障分野が新たな局面を迎えたことをあらわしております。 我が国に対する本格的な侵略の可能性は低下しておりますけれども、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、国際テロ組織の活動等、平和と安全に影響を与える新たな脅威や多様な事態への対応が、国際社会の差し……
○大野国務大臣 寺田さんは、かつて財務省の防衛担当の主計官をされていらっしゃいましたので、十分おわかりの上の御質問ではないかと思いますけれども、今おっしゃられましたとおり、確かに今回の法人化、大学の法人化につきまして、大きく言いますと二つのカテゴリーで影響がございます。 まず、国立大学の附属高校の問題でございますけれども、こちらは合計九十人おりまして、これが廃止になりますと、今例えば少年工科学校で働いているこれらの方々、先生方、これの給料表がなくなってしまう、こういうことで、新しく自衛隊教官俸給表というのをつくります。つくって手当てする。 もう一つは、大学レベルの問題でありますけれども、大……
○大野国務大臣 自衛隊がテロの撲滅のために縁の下の力持ちという役割を果たしている、目立ちませんが立派に果たしていると私は思っております。 今回、なぜ必要か、これを説明しろと。今、九月十一日のテロの脅威を地球からなくしていく、これが一番の問題であります。しかし、どういうふうにすればこの九月十一日の脅威がなくなっていくのか。これは、テロ組織アルカイダなりタリバンなりの組織を分断して、その主な人物を撲滅していかなきゃいけない、と同時に資金面も断っていかなきゃいけない、物資の面も断っていかなきゃいけない、こういうことであります。 現在、そういう意味で、具体的にもうちょっと説明しろということでありま……
○大野国務大臣 まず、昨日の朝早くでございますが、国籍不明の潜水艦が先島群島周辺海域で我が国の領海内を潜水潜航している、潜って航行しているということを海上自衛隊の対潜哨戒機が確認いたしました。対潜哨戒機に加えまして、対潜ヘリコプターあるいは護衛艦も参加いたしておりまして、所要の追尾を行った次第でございます。 御存じのとおり、昨日八時四十五分に海上警備行動を発令した。 現在でありますけれども、現在は沖縄の西方の公海上にあります。これからどこへ向いてどういうふうに行動するのかということは、ちょっと答えを控えさせていただきたいと思いますけれども、なお追尾行動をとっていることは申し上げます。 ま……
○大野国務大臣 ただいまの御質問は、従来の脅威、例えば対潜水艦というようなことでありますけれども、これを少し軽視しているのではないか、こういう御質問だと思いますけれども、昨年の閣議決定をやりましたときの文章を見ますと、いずれも、陸も空も海も「転換」という言葉を使っております。例えば、「陸上自衛隊については、対機甲戦を重視した整備構想を転換し、」「海上自衛隊については、対潜戦を重視した整備構想を転換し、」「航空自衛隊については、対航空侵攻を重視した整備構想を転換し、」つまり、そのときの発想でございますけれども、脅威が多様化してきた、だからやはり発想法も転換しなきゃいけない、ここに重点を置いた書き……
○大野国務大臣 防衛庁長官を拝命いたしました大野功統でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。本日は、船田委員長を初めとする委員の皆様に、防衛庁長官としてごあいさつを申し上げます。 冷戦が終結して十年以上が経過いたしました。しかしながら、冷戦の終結は必ずしも平和の到来を意味しておりません。平成十三年九月十一日の米国同時多発テロの発生は、安全保障分野が新たな局面を迎えたことをあらわしております。 我が国に対する本格的な侵略の可能性は低下しておりますが、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、国際テロ組織の活動等、平和と安全に影響を与える新たな脅威や多様な事態への対応が、国際社会の差し迫った課……
○大野国務大臣 まず、香田さんの事件につきまして、まことに言語道断、卑劣な許しがたい行動である。犠牲になられました香田さん、御家族の方々に心から弔意を表したいと思います。また同時に、テロには屈してならない、こんな思いでございます。 さて、御指摘になられました、先生御自身、アラブの問題を十分研究なされて、アラブ人から見ると、対米追従じゃないか、日本のよさを失っているんじゃないか、こういう御指摘でございます。 私は、サマワにおける自衛隊の活動でございますけれども、自衛隊の活動はさまざまな面で地元では評価されている、このことは申し上げたい。特に、例えば七夕さんを一緒にやるとか、そういう活動もやっ……
○大野国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
【次の発言】 イエスでございます。
【次の発言】 この問題、イエスかノーかでは答えるわけにいきませんので、若干説明をさせていただきたいと思います。
先生がおっしゃるのは、いわば非常事態宣言が出ている、それから、多国籍軍、米軍のファルージャへの総攻撃である。このことにつきましてはアラウィ首相も了解しているわけでありますけれども、私どもが申し上げております非戦闘地域というのは、イラク特措法第二条第三項に基づいて非戦闘地域に自衛隊を派遣します、そこで、非戦闘地域で安全を確保しながら人道復興支援をやります、こういうことでございます。
したがいまして、……
○大野国務大臣 まず非戦闘地域という概念でございます。これは、先生御存じのとおり憲法九条との関係でございます。非戦闘地域の定義につきましては法律上きちっと書いてございまして、これは、例えば、国際的な武力紛争の一環……(佐藤(茂)委員「結構ですが」と呼ぶ)よろしゅうございますね、もう定義はやめます。 それでは、そういう意味でこのサマワは非戦闘地域である、あり続けているということを申し上げたいと思います。 それから二番目に、これらの安全確保義務、総理大臣並びに防衛庁長官に自衛隊員の安全確保義務がございます。これは治安の問題と言いかえてもいいかと思います。イラク南東部、特にサマワを中心として考え……
○大野国務大臣 ただいま三つの分野における支援でございますけれども、その中で水の問題、これは浄水機がそろそろ据えつけられてきております。実際この目で見まして、宿営地のすぐそばに浄水機二基、もう建設中でございました。したがいまして、この水に対するニーズというのはだんだん減ってくるのではないか、このように思っております。 また、今後一番大きな問題として、失業率が非常に高いものですから、やはり雇用の問題、これは大きなニーズとして存在しておると思いますし、また、インフラ整備ということをしきりに要求、要望があるようでございますが、こうなってくると、やはり自衛隊だけの人道復興支援活動では賄い切れるもので……
○大野国務大臣 与謝野委員御指摘のとおり、この世の中での安全保障環境というのはどんどん変わっていっていると思います。それに応じて、昨年十二月十九日の閣議決定でございますけれども、新しい安全保障環境の変化に応じて防衛計画の大綱をつくろうじゃないか、こういう決定をいたしております。閣議決定によりますと、中期防衛力の整備計画とともに、ことしの末までに新しい防衛大綱をつくっていこう、こういうことになっております。 そこで、これに従いまして、小泉総理のもとに安全保障と防衛力に関する懇談会をつくりまして、その懇談会で議論していただきました。十月四日に報告書ができておりますけれども、この報告書の中でも触れ……
○大野国務大臣 防衛庁長官の大野功統でございます。 本日は、小林委員長を初めとする委員の皆様に防衛庁長官としての所信を申し上げます。 冷戦が終結して十年以上が経過いたしました。しかしながら、冷戦の終結は必ずしも平和の到来を意味しておりません。平成十三年九月十一日の米国同時多発テロの発生は、安全保障分野が新たな局面を迎えたことを意味しております。 我が国に対する本格的な侵略の可能性は低下しておりますが、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、国際テロ組織の活動等、新たな脅威や平和と安全に影響を与える多様な事態への対応が、国際社会の差し迫った課題となっております。 政府が昨年十二月に決定した新し……
○大野国務大臣 高木先生がただいま、今回2プラス2というのは仕切り直しじゃないか、こういうお話がありました。まさにおっしゃるとおりでございます。 当初、在日米軍の兵力構成につきましては、個々の施設・区域ということで先方から提案がありました。しかし、それはやはり、お互いに両国の同盟関係をいかに考えていくか、そこから出発すべきである。私も、昨年十一月にアメリカへ参りましてラムズフェルド長官に会いましたときに、ぜひともこれは、共通の戦略目標あるいは安全保障環境をお互いに認識していこうじゃないか、そしてそれから役割分担、最後の目標がやはりそれぞれの基地、施設・区域である、こういうことを言いまして、先……
○大野国務大臣 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において、平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について、すなわち新防衛大綱及び中期防衛力整備計画について、いわゆる新中期防を決定いたしました。 以下、これらについて御報告を申し上げます。 新防衛大綱は、今後の我が国の安全保障及び防衛力のあり方について新たな指針を示すものであります。 これまでの防衛大綱は、策定から十年近くが経過し、今日、我が国を取り巻く安全保障環境には大きな変化が生じております。特に、米国の九・一一テロのような国際テロ組織の活動、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散の進展など、新たな脅威や多様な事態への対応が国際社会の共……
○大野国務大臣 赤城先生から、今後、自衛隊としてどういう活動をやっていくのか、こういうことでございます。 まず、先生御指摘のとおり、二月四日で給水、浄水活動は現地のサマワの人々の手に渡りました。二月五日以来、自衛隊はこれに従事しておりません。 ただ、私、昨年十二月の初めにサマワに参りましたときに、例えば道、住宅街にパラボラアンテナがかなりあるんですね。これはフセイン政権のもとではなかったような光景でした。それから、住宅建設もかなり進んでいる。しかしながら、これは明るい兆候なんですが、例えば学校ということで見ますと、ムサンナ県内に三百五十校あるんですけれども、その半分以上がやはり復旧を待って……
○大野国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容といたしております。 平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に基づき、多機能で弾力的な実効性のある防衛力を効率的に整備するとの観点から、統合運用体制の強化、弾道ミサイル等に対する体制の整備、情報部門の改編、陸上自衛隊の混成団の旅団化を行うとともに自衛官の定数及び即応予備自衛官の員数等を改め、あわせて、防衛庁の職員に対……
○大野国務大臣 寺田先生から御指摘いただきました第二混成団、まさに香川県のそれも私の選挙区の中の善通寺にございまして、私も大変なじみの深い第二混成団でございます。これが十七年度中には、御指摘のとおり第一四旅団になる。 そこで、一四旅団としての役割というのは機動性を持ってやれ、こういう御指摘でございました。機動性という点におきましては、例えば普通科連隊を新設する、あるいは場合によっては軽装甲機動車を導入していく、これは大変大きなポイントだと思っております。それも、今は全く装甲車を持っていませんから、これを七十台持っていく、こういうことになっておりますので、かなりの機動力が出てくると思っています……
○大野国務大臣 冒頭、岩屋委員からもお触れになりましたけれども、昨日、MU2、訓練中でございますが、国を守るということはやはり命をかけるということでございます。とうとい命が犠牲になりました四人の方々に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、御家族の方々にお悔やみを申し上げる次第でございます。 なお、事故原因については徹底的に究明をいたしまして、こういうことがなくなりますように長官として指示をしております。その点を御理解いただきますよう、お願いいたします。 ただいま御質問の米軍との関係でございますが、米軍の方は、今おっしゃいましたので改めて申し上げません。 考え方でございますけれども、新……
○大野国務大臣 教授の講義を聞いているような感じでございまして、さまざまな角度からの御質問でございます。答弁漏れがあれば御指摘くださいますようにお願いいたします。 まず、なぜ八十二条にしたのか、八十四条ではないのか、こういうことでございます。 八十四条、領空侵犯でございますが、飛行機がやってきて、単に追い返す、武器の使用も制限されている、こういうことであります。しかし、ミサイルというのはまことに新たな現象であります。科学技術の発達によって、ねらい定めて外国から飛来してくる、こういう新たな問題でございます。 この問題、やはり根本は二つあります。一つは、どうしたって撃ち落とさないと、国民の生……
○大野国務大臣 まさに古川委員御指摘のとおりでございます。 我々の悩み、それは、自衛隊の諸君のいわば後ろから支援してくれる医官が早期退職をしていく。御指摘のとおり、確かに九年目までに約三〇%が退職しております。それから、十四年度までに約五〇%、半分やめてしまう、こういう状況になっております。特に、最近の例で申しますと、平成十六年でございますが、任官している者が六十五人、退職している者が何と七十八人、十三人減ってしまっているんですね。これは驚くべき現象であるし、また、我々、真剣に考えていかなきゃいけない問題であります。 そういうことで、我々も何とかこの医官の退職を食いとめていかなきゃいけない……
○大野国務大臣 私たちも、法律をつくる場合には、法文が国民の皆様にわかりやすくなるように努力しているつもりでございます。 今、岩屋先生から、今回の法文をもう少しわかりやすく明快にしたらどうか、こういうような修正文を後からお出しになる、こういうお話でございます。岩屋先生初め委員の皆様におかれましても、より国民の皆様に法文をわかりやすくしていこう、こういう御努力に対して大変私は感謝申し上げたいと思います。 さらに、この委員会における議論を通じまして、ミサイル防衛という全く新しい防衛システムというものがだんだんと国民の皆様にわかりやすくなってくる、このことにつきましても、委員の皆様に感謝申し上げ……
○大野国務大臣 去る二月十九日、町村外務大臣とともに、いわゆる2プラス2、日米安全保障協議会に出席をいたしました。その際に、当然、外務大臣は外務大臣同士の話し合い、それから私は防衛関係大臣、ラムズフェルド長官との会談をやっております。そのいずれにおきましても、イラク問題というのは話題にされております。 まず第一に、2プラス2でありますけれども、グローバルな課題のもとにおける協力、こういうテーマのもとに、私の方から申し上げたのは、イラクの安定というのは非常に日本にとっても大切なことである。つまり、イラクというのは世界地図を見ますと中東の真ん中に位置していて、イラクの安定というのは中東の安定なん……
○大野国務大臣 今外務大臣から御説明がありましたとおり、広い意味でのテロとの闘いという意味では、テロ特措法の方は、テロを撲滅する、こういう国際的な行動に対する後方支援をやっている、こういう意味でございますし、それは当然ながら国連の安保理の決議があってやっていることであります。ただ、そういう後方支援ということになりましたのは憲法上の制約があることはもう言うまでもないことですけれども、テロを撲滅するという国際的な枠組みの中で日本としてできる限りのことをやった、こういうことでございます。 それから、イラクの方は、これは外務大臣もおっしゃっていましたとおり、テロというのは、とにかく不安定な地域に入っ……
○大野国務大臣 テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。 テロ対策特措法に基づく基本計画の変更が、四月二十一日の安全保障会議を経た後、四月二十二日、閣議で決定されました。 具体的には、基本計画上の協力支援活動等を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等の派遣期間を六カ月間延長し、平成十七年十一月一日までとすることといたしました。 なお、あわせて、私が定めている実施要項についても、基本計画に沿った所要の変更を行いました。 次に、今回の基本計画の変更に係る背景について御説明申し上げます。 約三年半にわたる国際社会のさまざまな分野でのテロとの闘いの取り組み……
○大野国務大臣 我々は、イラクの復興につきまして、自衛隊の行う人道復興支援活動、それからJICA、ODA経済援助、その他の経済援助系統の活動、これを車の両輪だと、この車の両輪でイラクの復興支援をやっていくのだ、こういう御説明をしてまいっております。 今、太田群長の話あるいは藤田委員のお話は、この車の両輪を一つにして一輪車にしたらどうだ、一つの考え方だと思います。 しかし、ちょっと待って考えてみなきゃいけない。これはやはり治安の問題ではなかろうか。サマワというのは、イラクの他の地域に比べて比較的治安は安定いたしております。しかしながら、なかなか治安も予断を許さないところがあるし、自衛隊以外の……
○大野国務大臣 サマワにおける治安情勢をどう考えているのか、どう認識しているのか、こういう御質問でございます。 まず第一に申し上げたいことは、サマワにおける治安情勢、この点は、再々申し上げておりますけれども、イラクの他の地域に比べれば比較的安定している、こういう認識には変わりはございません。 例えば襲撃件数で見まして、ムサンナ県、南東部は全体の数十分の一である。あるいは、サマワのあるムサンナ県だけとってみますと、多国籍軍の死亡者数は全体の数百分の一である。そういうことで、他の地域に比べれば比較的安定している、こういう認識は変わっておりません。 これを時系列で見てみますと、自衛隊がサマワに……
○大野国務大臣 ムサンナ日本友好協会が解散されたことは大変残念なことだと思っています。自衛隊の活動はまさにイラクと日本とのかけ橋、心のかけ橋となって頑張っている面がありますので、私は非常に残念であるし、そういう協会が基盤を広めていくこと自体が大変治安の安定にも役立っていくんじゃないかと思っております。 この背景について、もちろん調査もいたしております。それはサマワの治安当局あるいは多国籍軍あるいは部族のヒューミント等、これらの情報もありますけれども、まだまだ確たるものがないということでございます。いずれにしても、こういうものを再開していってもらいたいなと思います。 しかし、このサマワの問題……
○大野国務大臣 細野先生からの、国民保護基本指針とミサイル防衛との関係でございます。 ミサイル防衛という観点からしますと、その局面において防衛出動が下令されている場合、されていない場合。されている場合は、当然武力攻撃事態でございますから、武力攻撃事態の中でこの基本指針は整理されている、こういうことであります。それでは、下令されていない場合については、八十二条の二で整理しよう、こういうことで法案を提出させていただいている。 なぜそういうことにしたか。自衛権の発動というのは、十分御存じのとおり、三要件がある。一つは、急迫不正な侵害がある、他に代替する手段がない、そして必要最小限。他に代替する手……
○大野国務大臣 まず、昨年のスマトラ地震・津波の際に、御指摘のとおり、たまたまシンガポール沖を海上自衛隊の護衛艦が通過しておりました。私どもは、タイからの要請をいただいて、直ちに現地に派遣をいたしました。そして、五十七体の遺体を収容して、タイから大変感謝をされた次第でございます。 今、さらにインドネシアの方から要請をいただきまして、約九百人に及ぶ自衛隊員が現地へ派遣されております。 その主な仕事というのは、第一は医療支援業務であります。防疫、治療等でございますけれども、そういう防疫、医療支援業務が一つ。それから運送業務でございます。運送業務の方は、C130を一機出しております。さらに、ヘリ……
○大野国務大臣 トランスフォーメーションについての現状についてお尋ねでございます。 昨年秋ごろまでは、どちらかといいますと、在日米軍の基地の問題を中心に議論がありました。そうなりますと、基地について、対する関係みたいに、交渉事になってしまう。それじゃいけません。日米同盟の中で、安全保障という大事な問題、共通の共同作業として進めていかなきゃいけない。したがいまして、やはり安全保障をどういうふうに考えていくか、こういう問題を中心にすべきだという雰囲気が出てまいりました。 私も、昨年十一月にワシントンへ参りましてラムズフェルド国防長官にお目にかかったときには、まず、やはり日米双方で安保環境の問題……
○大野国務大臣 まず、大雪のため被害に……(佐々木(秀)委員「なるべく簡単で結構ですから」と呼ぶ)さようでございますか。 防衛庁長官といたしましては、知事等からの御要請があれば直ちに柔軟に対応していく、即応していくということでございます。 ただ、要請ということを申し上げている、これは大変大事なことなんです。自衛隊の性格として、やはり自衛隊法第八十三条がございます。この八十三条によりまして、災害があれば必ず対応していく、こういうことになっております。要請があれば対応していく。ただし、例外として、緊急、必要性のある場合には独自に対応することもございますが、原則はやはり要請主義でございます。 ……
○大野国務大臣 まず、九回にわたるロケット、迫撃砲が自衛隊へ向けて発射された、あるいは、自衛隊の中にも三つばかりロケット弾が着弾しております。しかし、いずれにしましても、これは信管がなかったり火薬がなかったりというケース、あるいは、最後には、そういう信管それから火薬がありましたけれども角度等から破裂をしなかった、こういうケースでありまして、いずれも夜中であります。 夜中につきましては、何度も私御説明申し上げておりますとおり、大変な防護措置をとっているわけであります。そして、これらの背景については、あらゆる情報収集をやっておりますけれども、この点につきましては我々は確固としたことを言えるわけで……
○大野国務大臣 まず、佐藤先生おっしゃったように、領空侵犯、領海侵犯なんかの場合と違いまして、ミサイルが飛来すれば、これはもう必ず、ブースト段階を別にして、日本へ必ず落ちてくる。この判断があれば、そういう確認があれば、これは必ず日本の人命財産に危害を加えることになってくるわけでありますから、どうしたって落とさなきゃいけない、こういう問題が一つあります。落とさなければ日本人の生命財産に影響を及ぼす、これは当然のことであります。 しかし、そういうことをやるに当たって一番大事なことは、それがシビリアンコントロールのもとで行われるかどうか、これが一番大事なことでありまして、基本理念は、やはり国家の安……
○大野国務大臣 北朝鮮問題が、我が国にとりまして、あるいは地域にとりまして、いわば安全保障における重大な不安定要因である、これはもう同じ思いでありますし、それから国際的な拡散防止の努力に対するいわば深刻な問題である、こういうことをまず申し上げたいと思います。 BMD体制につきましては、御存じのとおり、十五年の十二月十九日の閣議決定で、これをやっていこう、こういうことを決定しております。また、昨年暮れにつくり上げました新しい防衛大綱の中でも、先生御存じのとおり、BMDシステムの整備を含む必要な体制を確立することにより、実効的に対応していこう、こういう記述がございます。予算的には、既に十六年、そ……
○大野国務大臣 確かに白保先生がおっしゃるとおり、与那国島の真ん中で防空識別圏が分かれていまして、東の方は日本の防空識別圏、西の方は台湾の防空識別圏という奇妙な状況になっております。これはもう先生十分御存じのとおり、歴史的な経緯があるわけでございます。 しかし、防空識別圏と領土、領空という問題は、まさに別の問題でございます。領空の侵犯に対しましては断固たる態度で措置しております。 したがいまして、この防空識別圏というのが、いわば対領空侵犯措置を有効に行うためにある存在であるということはもう先生御存じのとおりでありまして、事実上の問題としては、我々は、領空、領域の、領土の安全のために万全を期……
○大野国務大臣 玉沢先生にはいつも国防、防衛問題につきまして御激励をいただいておりますこと、改めて厚く御礼申し上げます。 ただいま、このような緊急の場合に直ちに行動しろ、それがやはり国防のイロハのイじゃないか、こういうお話でございます。 今回も、十九日にワシントンで行われました日米安全保障協議会、2プラス2におきましても、中国問題を論ずるときに、私の方から、中国という国はやはり良好な関係を維持すべき国である、維持強化すべき国である、しかし、最近このような中国の原子力潜水艦が日本の領海を侵犯した事件がある、このことについては、海上警備行動の発令が極めて遅くなったこと、これを反省しておる、した……
○大野国務大臣 事実関係だけを申し上げたいと思います。 まず、アメリカ軍としましては、事故調査を適切に行うために事故機の残骸を分析することが必要である、そういう意味で、分析能力のある米国内の施設に残骸、パイロンをぜひとも送るということで、十月五日の事故分科委員会で報告があった由でございます。 他方、日本といたしましても、やはりアメリカからの説明を客観的に確認する必要がある、こういう意味で、アメリカに送られた部品を確認する、十月七日及び十一日の現地視察結果からそういう認識をした、こういうことで、日本側からはその残骸の返還を求めております。それで、米側がこれに応じたことから、日本側の専門家が残……
○大野国務大臣 たびたび申し上げておりますとおり、SACO最終合意を着実、誠実に実行していくことが沖縄の負担の軽減につながる道である、私はこのように信じております。 さきに行われました2プラス2、いわゆる日米安全保障協議会におきましても、この点は、その着実な実施が在日米軍の安定的な駐留のために重要である旨確認されていることであります。もちろん、この中には普天間飛行場の移設、返還も当然に含まれているわけでございます。 先生御指摘のとおり、このトランスフォーメーションとSACOとの接点がある可能性を完全に否定しない、私もこういうふうに申し上げました。この意味は、普天間の移設は絶対やらなきゃいけ……
○大野国務大臣 普天間飛行場の返還、そして辺野古への移転という問題につきましては、その背景に大変いろいろな歴史があるわけでございます。一九九五年の沖縄における少女暴行事件に始まりまして、その翌年に、モンデールそして橋本総理大臣の間で返還の話がありました。その後、いろいろな紆余曲折を経まして、苦渋の選択が辺野古への移設でございます。そしてまた、その辺野古への移設をやり遂げていくことがやはり沖縄の県民に対する負担の軽減につながっていく。我々は、そういう認識のもと、二月に行われました2プラス2の合同の声明文でも、SACO合意を着実にやっていこう、こういうことでございます。 もちろん、先生のおっしゃ……
○大野国務大臣 平成十五年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は四兆三千七百十九億千六百万円余でありまして、これに平成十五年度総合防災訓練のため、内閣本府から移しがえを受けた額四百万円余、高空における放射能塵の調査研究のため、文部科学省所管文部科学本省から移しかえを受けた額二千五百万円余、南極地域観測事業のため、文部科学省所管文部科学本省から移しがえを受けた額二十九億六千九百万円余、前年度からの繰越額百二十九億六千七百万円余、国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の……
○大野国務大臣 まず、井上委員から、昨日のJR西日本福知山線の事故について哀悼の意、お見舞いのお言葉がありました。私からも同趣旨のことを申し上げたいと思います。 自衛隊につきましては、昨日の十一時四分に兵庫県知事より第三師団長に派遣要請がありました。直ちに派遣人員四十三名、車両六両を派遣いたしました。人命救助等の活動をした後、昨日の十七時に兵庫県知事より撤退要請、撤収要請がございましたということを申し上げたいと思います。 さて、横田基地の問題でございますけれども、少し整理をして申し上げたいと思います。 まず、平成十五年にブッシュ大統領とそれから小泉総理大臣との間で会談が行われまして、あの……
○大野国務大臣 宇野先生のミサイル防衛に対する御理解、本当にありがとうございます。 ミサイル防衛というのは、まさに、新しい安全保障環境の変化とともに、科学技術の進歩によって、大変、防衛に対する考え方を変えていかなきゃいけない、非常に大切な問題であります。 今、宇野先生御みずからおっしゃったように、飛んでくる、何だかんだ言う前に撃ち落としていかなきゃいけない、こういう問題がやはりあるわけでございまして、そういう意味で、私は、最近のあるマスコミの世論調査を見ますと、このミサイル防衛の必要性についてイエスと答えた人が六七%あった、これは大変ミサイル防衛に対して、本当にやはり備えていかなきゃいけな……
○大野国務大臣 今回の会談では、いわば共通戦略目標が主な話題でございました。したがいまして、個々の問題については触れられませんでした。
【次の発言】 私も、正月、一月に沖縄へ参りまして、普天間飛行場、そして辺野古を拝見させていただきました。それで、やはり自然環境を保護する、ジュゴンを保護する、あるいはサンゴ礁を傷つけちゃいけない、こういう思いは胸に深く刻み込まれました。
しかし、この普天間飛行場を辺野古へ代替施設として移していく、このことは、本当にいろいろな議論があって、苦渋の選択の上にできたものでございます。したがいまして、現段階におきましては、辺野古の代替施設を着実に進めていく、これが、……
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