このページでは大野功統衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○大野功統君 ただいま議題となりました外国等による本邦外航船舶運航事業者に対する不利益な取扱いに対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 本案は、昨三日の運輸委員会におきまして、全会一致をもってこれを成案とし、委員会提出の法律案とすることに決したものであります。 平成八年十一月、米国連邦海事委員会は、我が国港湾の労使慣行である事前協議制の改善等を求めて、何のとがもない我が国の海運企業に対して、米国の港へ寄港するごとに課徴金を課することとする内容の日米友好通商航海条約に違反する 一方的な制裁措置を提案し、平成九年十月には、日……
○大野功統君 ただいま議題となりました中部国際空港の設置及び管理に関する法律案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、最近における航空輸送需要の増大にかんがみ、航空輸送の円滑化を図るため、中部国際空港の設置及び管理を行う者を指定し、これに同空港の設置及び管理を行わせようとするもので、その主な内容は、 第一に、中部国際空港の位置を定めるとともに、同空港等の設置及び管理は、運輸大臣が定める基本計画に適合するものでなければならないこととすること、 第二に、運輸大臣は、中部国際空港等の設置及び管理を営むことを目的として設立された株式会社からの申請があったとき……
○大野功統君 ただいま議題となりました航空法の一部を改正する法律案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、国際民間航空条約改正議定書の批准に合わせ、航空機の登録国が行った耐空証明等に加え、同議定書により締結された協定に基づき航空機の運航国が行った耐空証明等についても、我が国の航空法上の耐空証明等とみなすこととするための措置を講じようとするものであります。 本案は、三月三日本院に提出され、四月二十三日本委員会に付託されました。 本委員会においては、四月二十四日藤井運輸大臣から提案理由の説明を聴取し、本日質疑を行い、質疑終了後、採決の結果、本案は全会一致……
○大野功統君 ただいま議題となりました道路運送車両法の一部を改正する法律案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、最近における自動車の装置の共通化等に対応して自動車の型式指定制度を合理化するため、自動車の装置の型式指定制度を創設するとともに、自動車の使用者の負担を軽減するため、分解整備検査を廃止する等所要の改正を行おうとするものであります。 本案は、三月三日本院に提出され、四月二十三日本委員会に付託されました。 本委員会においては、四月二十四日藤井運輸大臣から提案理由の説明を聴取し、去る五月八日質疑に入り、同日質疑を終了いたしました。 次いで、採決……
○大野功統君 ただいま議題となりました両法律案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、海上保安庁長官が海上災害防止センターに排出油の防除のための措置を講ずべきことを指示し得る範囲を拡大する等所要の改正を行おうとするものであります。 本案は、四月二十四日に参議院より送付され、五月七日本委員会に付託されました。 本委員会においては、五月八日藤井運輸大臣から提案理由の説明を聴取し、去る十五日質疑に入り、同日質疑を終了いたしました。 次いで、採決の結果、本案は全会一……
○大野委員 去る十二日の院内の警察及び秩序に関する小委員会における結果を御報告申し上げます。 記者記章更新についてでありますが、第百四十回国会を期して記者記章を更新することとし、更新に際しては、 一、記者の取材活動のあり方については、いや しくも議貫に対し威圧的であり不快感を与え ることがないよう、引き続き注意を喚起す る。 二、情報公開を推進する立場から、報道の自由 の必要性は十分認識しなければならないが、 いやしくも記者記章を必要最小限度を超えて 交付することがないよう十分精査することと し、記者登録数については五倍以内を厳守さ せる。 三、記章更新……
○大野委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、運輸委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 今日の運輸行政は重要な問題が山積しており、その問題解決はもとより、総合的な運輸行政の確立に寄せられる国民の期待は極めて大きいものがあり、本委員会に課せられた使命はまことに重大であります。 何分微力ではございますが、委員各位の格別なる御指導、御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会の運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○大野委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸行政の実情を調査し、その合理化及び振興に関する対策を樹立するため
陸運に関する事項
海運に関する事項
航空に関する事項
港湾に関する事項
海上保安に関する事項
観光に関する事項
気象に関する事項
について、本会期中調査をいたしたいと存じます。
つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 この際、藤井運輸大臣及び江口運輸政務次官から、それぞれ発言……
○大野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。久野統一郎君。
【次の発言】 次に、草川昭三君。
【次の発言】 次に、今田保典君。
【次の発言】 次に、木村太郎君。
【次の発言】 午後一時十五分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時二十五分休憩
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、濱田健一君。
【次の発言】 この際、外国等による本邦外航船舶運航事業者に対する不利益な取扱いに対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。
……
○大野委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託になりました請願は三十二件であります。
本日公報に掲載いたしました請願日程三十二件を一括して議題といたします。
まず、請願の審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の内容につきましては、請願文書表で御承知のことでもありますし、また、理事会におきましても御協議願いましたので、この際、各請願についての紹介護員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
これより採決いたします。
本日の請願……
○大野委員長 これより会議を開きます。
お諮りいたします。
去る十二日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更等に伴い、理事の辞任及び補欠選任を行います。
まず、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事寺前巖君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任による欠員のほか、委員の異動による欠員一名があり、計二名の理事が欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと思いますが、先例により、委員長において……
○大野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
この際、運輸大臣から、運輸行政の基本施策について発言を求められておりますので、これを許します。藤井運輸大臣。
【次の発言】 次に、平成十年度運輸省予算について、運輸政務次官から説明を聴取いたします。江口運輸政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
次回は、明十一日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十時二十五分散会
○大野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡辺具能君。
【次の発言】 次に、細川律夫君。
【次の発言】 次に、田中甲君。
【次の発言】 次に、今田保典君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。赤羽一嘉君。
【次の発言】 次に、松浪健四郎君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、濱田健一君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時三十八分散会
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、中部国際空港の設置及び管理に関する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。藤井運輸大臣。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。久野統一郎君。
【次の発言】 次に、赤松広隆君。
【次の発言】 次に、福留泰蔵君。
【次の発言】 次回は、明十八日水曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十八分散会
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、中部国際空港の設置及び管理に関する法律案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島聡君。
【次の発言】 次に、草川昭三君。
【次の発言】 午後零時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。江崎鐵磨君。
【次の発言】 次に、平賀高成君。
【次の発言】 次に、瀬古由起子君。
【次の発言】 次に、秋葉忠利君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、航空法の一部を改正する法律案及び道路運送車両法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。藤井運輸大臣。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、御報告いたします。
昨二十三日、議長より本委員会に送付されました、議員佐藤敬夫君外五十四名からの国鉄長期債務関連法案に関する予備的調査の要請につきましては、理事会の協議により、衆議院規則第五十六条の三第三項によって、本日、調査局長に対し、予備的調査を命ずることといたしましたので、御報告いたします。
次回は、来る二十八日火曜日午……
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、航空法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。細川律夫君。
【次の発言】 次に、達増拓也君。
【次の発言】 次に、平賀高成君。
【次の発言】 次に、秋葉忠利君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 本案につきましては、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
航空法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきも……
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、道路運送車両法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。玉置一弥君。
【次の発言】 次に、長内順一君。
【次の発言】 次に、達増拓也君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、秋葉忠利君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 本案につきましては、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
道路運送車両法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
○大野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、参議院送付、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中甲君。
【次の発言】 次に、長内順一君。
【次の発言】 次に、鰐淵俊之君。
【次の発言】 ただいま鰐淵委員から御要求のございました資料につきましては、後日、後刻、鰐淵委員に運輸省から提出、説明させますので、御了解いただきたいと思います。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、秋葉忠利君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
○大野委員長 これより会議を開きます。
この際、申し上げます。
本委員会に付託になりました請願は百十件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において慎重に協議いたしましたが、いずれも採否の決定を保留することになりましたので、御了承をお願いいたします。
また、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付してありますとおり、北陸新幹線の早期建設に関する陳情書外二十八件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
陸運に関する件
海運に関する件
航空に関する件
港湾に関する件
海上保安に関する件
観光……
○大野(功)議員 宮本議員の御指摘、全くそのとおりでございます。 日本の経済はまさに深刻な状況を迎えておりまして、景気が悪い。こういう中でこそ、金回りでもよければ救われるのでありますが、金融機関は貸し渋りをやります。貸し渋りのみならず、貸した金を返せ、融資の回収という現象まで見られるわけであります。こういうことでは中小企業は大変な深刻な状況になりますし、今失業率も四・三%、雇用不安も起こってくる。これに対して、何としてでも大きな安心感を与えていくのが、我々政治家の務めでございます。 もとより国の方は、例えば政策金融を活用していくとかあるいは信用保証枠を拡大していくとか、あらゆる努力をやって……
○大野(功)議員 大手銀行がやっております第二分類債権についての引き当て率でございますけれども、先ほどから大蔵大臣なり提案者がるる申し上げておりますように、大変主観的なものでございます。非常に正常債権に近いものから、それから要注意債権に近いものもある。 そこで、第一に私が申し上げたいのは、こういう状態でありますから、第二分類債権だからといって決して不良債権という認識を持ってはいけない、ここのところをきちっとしていかないと難しいことであるなと。もちろん、一つ一つの銀行についての引き当て率について私は存じておりません。しかしながら、今後、適切に資産査定を金融機関が行うこと、それから貸し倒れ等の実……
○大野(功)委員 本件は、日銀のお金であろうと民間のお金であろうとも政府保証をつけるわけでございますから、先生のおっしゃる国民感情という観点もわからないではございません。しかし、基本的には、このことによって危機管理ができる、それから将来のよりよき金融システムをつくるための再編、合併を軸にして再編していく、こういうことも視野にあるわけでございます。そこが一番大事なところでありまして、この法律の目的は、あくまでも危機管理あるいは将来の再編である、こういう見通しをすれば、国民にとってはその方がベターなわけでございます。しかも、このお金というのは、原則返ってくるお金でございますから、この点を国民の皆様……
○大野(功)議員 ただいま議題となりました日本開発銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由並びにその内容につきまして、提案者を代表して御説明申し上げたいと思います。 私を初め提案者一同は、金融機関のいわゆる貸し渋り等による信用収縮を防ぎ、中堅企業等に対する信用供与を確保することが現下の経済情勢から重要であると考え、日本開発銀行、北海道東北開発公庫及び沖縄振興開発金融公庫の機能を適切に活用できるよう、時限的措置として所要の法的措置を講ずることとし、本法案を提出することとした次第であります。 以下、この法律案の内容について御説明申し上げます。 第一に、企業の資金需要に機動的……
○大野説明員 おはようございます。先般、大蔵総括政務次官を拝命いたしました大野功統でございます。
今回の改革により新たに設けられました総括政務次官を拝命いたしましたこと、職務の重大さを深く感じているところでございます。大臣の御指示を仰ぎつつ、この重責を果たすべく、誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。委員皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。(拍手)
【次の発言】 ただいま上田先生から御提起がございました、民主党案についてどう思うかということでございます。
越智大臣から三点がポイントとして出されておりますけれども、その中で一番大きい問題は、やはり金利につ……
○大野(功)委員 おはようございます。自由民主党の大野功統でございます。 いよいよ、待ち焦がれておりましたガイドライン法案の審議入りでございます。何しろ、橋本前総理とアメリカのクリントン大統領が、ガイドラインをつくろうではないか、こういうことで共同宣言を発表いたしましたのが三年前でございます。それを受けて、ガイドライン関連法案等が国会に提出されましたのが去年の四月二十八日でございます。それから一年たっております。 すぐにでも採決、こういう心がはやるのでございますが、やはりこれは、二十一世紀の日本の安全保障をどうしていくのか、その枠組みをどうするのか、こういう極めて大事な問題でございますから……
○大野(功)委員 自由民主党の大野功統でございます。 きょうは、公述人の先生方には大変お忙しい中、御出席くださいまして、本当にありがとうございました。御意見には十分耳を傾けさせていただきました。御意見の中には、絶対平和主義の立場からの御意見もございました。この点はちょっとおかせていただきまして、私は、ガイドライン法案の現実的、具体的側面について、御質問を申し上げたいと思います。 まず、私ども、この公聴会に函館へ参りまして一番お伺いしたいと思いますのは、地方の協力の問題でございます。地方の協力の問題、このガイドライン法案の大変重要なポイントの一つでございますので、ぜひ室本先生、それから前多先……
○大野(功)委員 私は、自由民主党、公明党・改革クラブ及び自由党を代表し、遠藤乙彦君外九名から提案の、周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。 この修正案は、これまで行われてきた法律案についての審議を踏まえ、我が国の平和と安全を確保するための措置の充実を図るという見地から、政府原案の基本的な考え方と枠組みはこれを維持しつつ、その上で、この法律案に対する一層広範な国民の理解と支持を得ていくとの趣旨で提出するものであります。 修正の第一は、周辺事態の定義そのものを変更するものではありませんが、第一条に「そのまま放置すれば我……
○大野(功)政務次官 ただいま、歴史の流れの中で急変するいろいろな情勢がございます。その中で一番大切なことは、国際化という問題と日本という独自性をいかに守っていくか、これをいかに調和させるかという問題だと思っております。 例えばお札の問題でございます。確かに、二〇〇〇年に二千円を出す、これは心が明るくなるような話でございます。しかし、岩國先生御指摘のとおり、デノミになったら一体どうなるんだ。しかし、デノミという観点を国際化というグローバリゼーションの中で考えますと、やはり一ドルに対して三けたの数字というのはいかがなものであろうか、もっともっと国際化という観点からはそういうことも考えていかなき……
○大野(功)政務次官 ただいま春名先生から、酒づくりというのは中小企業でやっているんだ、中小企業で支えているんだというお話がありまして、私も、フランスなどを見ておりますといろいろな銘柄がありまして、それぞれのメーカーが特別な味をつくっている、非常にいいなと思っております。そういう個々の酒づくりというものを育てていくというのは、やはりすばらしいことだと思います。 そういう意味で、しかしながら反面、中小企業というのは経営が大変厳しい。そこは近代化計画というのを国税庁はつくっております。平成七年から十三年の五年ちょっとの計画でございますが、その五年間の計画の中で共同でやろうじゃないか、包装とか原材……
○大野(功)政務次官 まず、午前中の委員会にお呼び出しをいただいておりましたのに、重なってしまいまして、出席がおくれましたことをおわび申し上げます。 まず、金融ビッグバンと中小企業との関連でございますけれども、金融ビッグバンというのは、もう言うまでもありません、フリー、フェア、グローバル、大きくても小さくても、大きさでは差別しません、小さい方にもどうぞ自由に参入していただいて元気に頑張ってください、こういう趣旨でございます。したがいまして、株式手数料を撤廃したり、あるいは証券会社の免許制を登録制に変えた、こういうことでございます。 このような自由原則の法則に基づきまして、大きさでは差別しな……
○大野(功)政務次官 まず、金融問題でございますけれども、基本論から始めさせていただいてまことに恐縮に存じます。 先ほど公正取引委員会の委員長とのやりとりを伺っていて、大畠先生が御所見を申しておられまして感銘を受けたのでありますが、やはり、自由の裏には規律があるんだ、こういう問題があろうかと思います。 基本的に言いますと、日本の金融問題、日本は自由経済でありますから、やはり自己責任原則と市場規律にゆだねて政策を運営していく、これは当然のことであります。したがいまして、一つ一つの案件について一つ一つの個別的な金融機関にああせいこうせいと言うわけにはいかないと思います。 しかしながら、やはり……
○大野(功)政務次官 このたび大蔵総括政務次官を拝命いたしました大野功統でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 先ほど宮澤大蔵大臣から財政金融の運営につきまして基本的な考え方の御表明がございました。この宮澤大蔵大臣が御発言なさいました基本的な運営方針にのっとりまして、かつまた、宮澤大蔵大臣の十分なる御指導のもとに頑張ってまいりたいと思います。 金子委員長初め諸先生方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)
○大野(功)政務次官 国の財産がどうなっているか、借金がどうなっているか、これをはっきり国民に明示する、これは大変重要なことだと思います。 現状は、若松先生御指摘のとおり、発生主義に対して現金主義というような格好で、国の財産一つとってみましても、建物は償却という考え方がありますけれども、道路、河川になるとわからない。さらに、物品につきましても取得価額で見ている。出資金は一体どうなっているんだ、一体、補助金は地方の財産として見るのか、国の財産として見るのか、こういう本当に現金主義に陥っているところがございます。そういう問題意識を若松先生は常にお持ちになって、過去におきましても行革特委で随分と問……
○大野(功)政務次官 ただいまの北橋先生の国税、関税職員に対します大変な御理解とお励まし、涙が出るほどうれしい次第でございます。 先生十分御存じのことでございますけれども、国税職員の役割というのは、厳正な課税をやる、それから、何といっても日本の財政を縁の下で支えている、こういう役割を持っておりまして、特に最近におきましては消費税の問題、消費税というのは、どうしても会社にとりまして預かり金になる可能性があって、赤字法人の場合には非常に徴収が難しくなってくる場合もありますし、また、先生御指摘のとおり滞納残高がふえてきております。足で歩いてお願いをして回らなきゃいけない、厳しい環境でございます。さ……
○大野(功)政務次官 ただいま石井先生から今の財政再計算は少し甘いんじゃないか、こういう御指摘でございます。確かにことしの四月の閣議で公務員の数は一〇%減らそう、こういうことがあるわけでございます。しかし、まだ新しい計画が発表されておりません。そこで、今先生御指摘のとおり三つの方法で計算しております。 先生は二〇二五年のことをおっしゃいましたが、二〇二五年と同時に二〇六〇年ということも言っているわけでございます。したがいまして、そこまで、二〇六〇年まで参りますと、一つの例でございますが、厚生年金被保険者の数との比率では七十六万人になる、三割減でございます。それからそこまで参りますと対人口比率……
○大野(功)政務次官 まず、将来の我々の生活、年金がどうなるか、はっきり説明すべきである、はっきりできるところははっきりすべきである、アカウンタビリティーの問題でございますが、全く同感でございます。 それから、前回の大蔵委員会で、中川先生、今の財政再計算の中には行政改革の考えが全然入っていないじゃないか、今おっしゃったとおりでございまして、それに対して、私の方からは、年金というのは長期間にわたって負担と給付をバランスさせていく、これが一番大事なことだ、十年間の問題は六十年の間に飲み込まれている、こういう説明をさせていただいたのでありますが、やはり国家公務員の削減問題を入れて計算してみろ、こう……
○大野(功)政務次官 大蔵省というのは、伝統的にもこれからも、むだは省いて必要なところへ財政資金を使う、こういう精神でやっておりますが、一川先生のお尋ねは、そういう財政の方針と行政改革、地方分権との絡みをどう考えるかと。 まず行政改革でございますが、一番は、行政改革の中に組織の問題とそれからコストを削減する、この両方の問題があると思います。組織の問題でいいますと、既に独立行政法人の問題、それから省庁再編の問題、この二つの問題はもう処理済みになっておりまして、やがてスタートする問題でございます。それから、コストの削減の問題になりますと、例えば、このコンピューター時代ですから、行政を電子化してい……
○大野(功)政務次官 大変個性豊かな方の発言でございますけれども、議論というのはもうどういう議論をしてもいいわけでございますし、あのときの日銀総裁の発言というのは、為替市場あるいは金融市場に非常にいい影響を与えたものじゃないか、このように私は思っております。しかし、それはあのときの問題だけに限って申し上げているわけでございます。
○大野(功)政務次官 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨を踏まえまして、配意してまいりたいと存じます。
○大野(功)政務次官 ただいま横内先生から、オウム関連会社の課税はしっかりやっているか、それから、今後法律が成立した後、公安調査庁を初め情報が集まってまいりますから、その情報を十分利用して、活用して、課税をしっかりやって、資金源を断つべきである、こういう御質問でございます。国民の声を代表する御質問として厳粛に受けとめさせていただきたいと思います。 ただし、税務行政という立場からいいますと、先生御自身もおっしゃっておられましたけれども、個別論については国税庁は言わないのじゃないか、一般論でいつも答えているじゃないか、私も、きょう個別論では物を申せない、こういう立場でございます。なぜならば、守秘……
○大野(功)政務次官 消費税というのは、先生御指摘のとおり、まさに消費者が負担する、消費者が支払うものを事業者が一時預かっているわけでございますから、滞納というのは絶対あってはならないことでございます。したがいまして、国税庁、税務署を通じまして、まず未然に発生を防止する、それから滞納が出たときには滞納処理に一生懸命頑張っていく、こういう姿勢で取り組んでおります。 まず、未然防止の方でございますけれども、まず、期限内に納付してもらうよう一生懸命お願いしている。電話でお願いすることが多いようでございます。と申しますのは、納期限を忘れていらっしゃる事業者がいらっしゃるということで、これが意外に効く……
○大野(功)政務次官 社会福祉法人になりますと、特定公益増進法人という税制上の扱いになりますので、これは、個人が寄附をしていただきますと所得控除になることは先生御存じのとおりでございますし、また、法人が寄附をいたしました場合には、一般の寄附の枠以外に、別枠でその寄附された金額は損金算入になるという制度でございます。 これをどのように広報しているかというお尋ねでございますけれども、まず、特定公益増進法人の一覧というのは税務署に備えつけられております。それから、「知っておきたい税情報」という名前でございますが、冊子を出している。それから、「国税のしおり」と呼んでおりますが、パンフレットを出してお……
○大野(功)政務次官 予算の単年度主義でございますけれども、申すまでもないことですが、憲法八十六条におきまして「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。」というふうに規定されているわけでございます。 申すまでもないことでございますけれども、予算というのは、もう毎年、毎会計年度ごとに国会で十分審議して、そして決定していく。予算というのは国民のコントロールのもとにあるという財政民主主義の原則からこの予算単年度主義というのが出てきているわけでございまして、私は、これは大変重要な原則だと思っております。 しかしながら、こういう原則を余りにも厳しく貫……
○大野(功)政務次官 国債の市場につきましては、そのときのさまざまな条件、例えば発行条件、金利の問題、いろいろございます。その場合に、いきなり一兆円が市場に出たらどうなるか。これはそういうケースを一体考えるのかどうか。
市場に聞きながらやっていかないといけない問題ですから、お答えのしようがないのでありますけれども、やはり市場の条件その他環境を見ながら市場に出していく、これが当然のことではないでしょうか。
【次の発言】 私もそういう機関投資家でありませんからどのぐらい大きいのかお答えにくい問題でございますけれども、一兆円ということは国債市場にとりましては大変大きな額である、このように思っており……
○大野(功)政務次官 まず第一に、大使館は所得税の源泉徴収者ではございません。これは法律にはっきり書いてあるわけではありませんけれども、国際礼譲でありますし、またウィーン条約に基づくものでもございます。
問題は、徴収義務者じゃありませんから、では所得税はどうするんだと。税務当局といたしましては、資料収集に十分努め、また申告もにらみながら、もし問題ありとすれば調査をして厳正にやっていくつもりでございます。
【次の発言】 さきの臨時国会で御存じのとおり改正をされましたけれども、その際、日賦貸金業者につきましては、いずれも少額の資金を融通する一方で、顧客の便宜のため毎日の集金等コストをかけており、……
○大野(功)政務次官 さすがにアイデアマンである渡辺喜美先生の面目躍如である案だなと思って感心して聞いていたわけでございますけれども、問題点が幾つかあるのじゃないか。 一つは、土地が値上がりしたらいい人と悪い人がいます。やはり土地が値下がりした方が自分の家は建てやすいなという皆さんもいらっしゃるわけでございます。したがいまして、土地を大量に持っておる方にとってはいいアイデアだなと思いますけれども、第一に国民的なコンセンサスが得られるのかどうか。 それから、政府としてまことにまた裂きになるのであります。一生懸命景気を上げて土地の値段を上げるような努力をしなきゃいけない。そうすると、努力をすれ……
○大野(功)政務次官 まず、事実関係だけ御説明申し上げまして、あと、大蔵大臣に大所高所からのお話をいただきたいと思います。 上田先生から、バランスシートをつくれ、確かにそうでございます。国民の前に、国が持っている資産と負債を明らかにする、当然のことでございますけれども、他面、企業と違いまして、資産、負債だけじゃなくて、行政サービスをどうするか、フローの概念もまた必要な世界が政治の世界じゃないか。このことも一方、頭の中に置いていただきたいと思う次第でございます。 この問題は、平成十年に国会で提起されました。それ以来、大蔵省といたしましても、昨年から主計局次長のもとで勉強会をいたしております。……
○大野(功)政務次官 ただいまの、政策目的によっては、歳出面でやるのかそれとも税制面でやるのか、もう少し整理をしてはっきりさせたらどうか、こういう御議論でございました。税でやる場合の論点も、先生おっしゃるとおりかと思います。 ただ、この問題は、まず少子化対策でございますが、これは政策的に大変重要であるということについては御異論はないと思います。この問題を税でやるのか歳出でやるのか、これはやはり家族構成をどうしていくのか、こういう問題が含まれているわけでございます。家族構成がどうなるか、例えばおじいさん、おばあさんと一緒に住んだ場合、特にそういう控除をどうするか、こういう問題にもかかわってくる……
○大野(功)政務次官 砂田先生御指摘の簡易申告制度でございます。今まで、基本的に引き取り申告とそれから納税申告とをあわせて行っておりましたけれども、引き取り申告と納税申告を分けて、そして信用ある輸入者については、しかも同じ品目、これも品目はHS九けたで特定いたしますけれども、これは最終分類でございますが、しかも年間頻繁に行う、二十四回程度以上行う、こういう信用できる輸入者につきましては簡易申告を認める。すなわち、どういう意味かといいますと、インボイスなしで、納税は後でして結構ですと、品物を即座に引き取ってもらう。大変スピーディーというか、輸入される物が入ってくる時間がわかるわけですから、輸入者……
○大野(功)政務次官 ただいまお尋ねの、生命保険契約者保護機構の全体のセーフティーネットの枠でございますけれども、九千六百億円になっております。その中で、業界負担分五千六百億円でございますから、四千億円分のことでございます。 その四千億円のところでございますけれども、現在のところを申し上げましたら、その時点で、そういう問題が生じた時点で、やはり業界の負担能力などの要件について改めて検討を行って、そして政府として予算措置を講じていく。その場合、当然国会の御審議は必要なわけでございます。このように、政府の補助の必要性はその段階で改めて判断されるべきものでございます。 しかしながら、先生今御指摘……
○大野(功)政務次官 どこまで保証すべきかという問題につきましては、いわばパーセンテージで保証するのか、それとも額で保証するのか。預金の場合は額ということになっております。しかし、この問題は、保険の種類がいろいろございますので、例えば死亡保険、年金となりますと、年金では毎年毎年同様にずっと継続するわけですから、その態様によって、やはり額でやるということになるとインパクトが変わってくるのじゃないか。そこでパーセンテージにする。では、パーセンテージの場合はどこまでやったらいいのか。かつて一〇〇%ということもございましたし、九〇%ということをどういうふうにやったか。 これはいろいろ議論がございまし……
○大野(功)政務次官 海江田先生、中身は十分御存じの上の御質問でございますので、基本的な考え方だけにとどめさせていただきます。 まず、これまでの預金保険機構で保護しよう、これは少額預金者の保護、こういう観点が非常に強くあったと思います。しかし、金融というのは世の中の血液でございますから、破綻した場合の他に及ぼす影響、つまり決済性預金をどうするんだ、借り手保護をどうするんだ、こういう問題が当然出てくるわけでございまして、そういう流れが一つございます。 その流れの上に立って、これは破綻処理が迅速にできましたら、決済性預金の問題も起こりません、借り手保護の問題も起こりません。したがいまして、Pア……
○大野(功)政務次官 これまでの制度でございますと、営業の全部譲渡でないと資金援助はできない、こういうことでございます。しかしながら、営業の全部譲渡をする場合のみに限りますと、司法手続によりまして保全処分をやっていかなきゃいけない。そうしますと預金の払い戻しについても迅速に行えない、あるいは、今も先生御指摘になりましたが、その他の金融機能、例えば決済機能あるいは融資機能、こういうものに停滞が生ずるわけでございます。したがいまして、経済全般や金融システム等に対しまして大きな影響が出てくる、これが一番心配の種でございます。 そこで、そういう影響を最小限に食いとどめるためには、一部譲渡でも資金援助……
○大野(功)政務次官 前回も議論させていただきましたけれども、九〇%の責任準備金を考える場合に、第一には、やはり保険契約というのが安心感のよりどころである。したがいまして、総世帯数の九割の者が保険契約に入っておりまして、しかもそれが安心感で、十年たって、例えば若いころから健康であったけれども十年たったら健康でなくなる、そういう場合どう考えたらいいのだろうという問題があります。それから第二に、長期的な契約でございますから、十年先、二十年先を保険契約者自身が見通して、利率がこうなるああなるということもなかなか難しい問題でございます。それから第三に、やはり保険契約の保険の種類という問題も考えていかな……
○大野(功)政務次官 特別危機管理銀行というのは、破綻処理の問題でございます。そして、御存じのとおり、総理大臣が発議して、金融危機対応会議で決定するわけでございます。
それで、いかなる決定になるのかはすべて金融危機対応会議でございますので、どこまで保護していくか、つまり、ペイオフコストの一千万超を保護するのか、それも含めてすべて対応会議の議を経る、こういう形になっております。
【次の発言】 流動性預金の保護につきましては、金融審議会でもいろいろな議論が交わされました。
一方において、企業や個人の決済への問題が生じないように、流動性預金は全額保護すべきである。つまり、本来預金保険機構というの……
○大野(功)政務次官 今のお尋ねでございますけれども、まず今のシステム、御存じのとおり、全信組連がいわば東京都信用協会の不良債権買い取りの資金を融資している、つまり預金保険機構の役割を果たしております。それから、東京都の信用組合協会が、いわば整理回収機構、RCCの役割を果たしております。 したがいまして、今回どういう問題が出てくるかといいますと、第一点は、全信組連は、これから信用組合を本当に肌のぬくもりを感じ合いながら融資できるような、そういうものに再編、統合していかなきゃいけない、育てていかなきゃいけない大きな義務を、仕事を持っているわけでございます。そういう全信組連について、環境を整備し……
○大野(功)政務次官 骨組み、骨格におきましては自民党の案に沿ったものでございます。
ただ、自民党案では、例えば国会において行政監視委員会を設けて常時財投機関の活動を監視する、こういうのが入っておりましたけれども、それは国会の方でもう先取りされておりますので、そこは今回の法案にはない、こういう違いはございます。
【次の発言】 まず原則は、今おっしゃったように、とにかく自分でお金を調達して、貴重なお金でございますから、必要な事業だけに絞っていこう、それからその仕事も効率的にやっていこう、こういうインセンティブが働くことは言うまでもありません。それをどのようにして促していくかという問題でございま……
○大野(功)政務次官 まず、倒産の問題は、民間の場合の倒産と必ずしも概念が一致しないかもしれません。と申しますのは、政策目的の遂行でございますから、やはり政府の財政資金が入ってくる、こういう意味で、大変ここはいろいろ検討しなきゃいけない問題でございます。倒産法制を適用すべきじゃないかという議論が一方にありますから、これは法制審議会の方で御検討いただいている、これが現状でございます。 それから、一方において、そうじゃなくて、やはり政策目的と照らして考えていくべきだ。つまり、政策コスト分析という言葉がたびたび出てきておりますけれども、政策コスト分析をやって、その見返りのベネフィットがどのぐらいあ……
○大野(功)政務次官 納税者番号制度は、納税者に広く番号を付与し、各種の取引を行う際に取引の相手方に番号を告知することが一つ、それからもう一つ、納税者及び取引の相手方が税務当局に提出すべき各種書類に納税者の番号を記載する、これが二つでございます。それで、納税者に関する課税資料をその番号に従って集中的に整理し管理する方式であるために、民間における一定の番号利用を前提といたしております。 また、住民基本台帳法の一部を改正する法律でございますけれども、住民票コードによる本人確認情報の利用につきましては、民間機関は対象外、公的部門も限定され、税務当局は対象外となっているために、住民票コード導入後も、……
○大野(功)政務次官 まず、情報通信・放送の分野でございますが、これはアメリカも同じでございます。日本でも、将来の発展成長が大いに期待されている分野でございます。将来の発展が大いに期待されている分野というのは、そもそも民間で自分の力で成長発展をしてもらいたい、こういう分野でございますから、基本的に申し上げますと、助成金の交付ということはなじまない分野であろうかと思います。それは官民の役割分担の観点から考えても、やはりそのように考える次第でございます。 しかしながら、情報通信の分野というのは、やはり日本の経済社会の四番バッターを打ってもらいたい。特定の新規性の高い情報通信ベンチャーに対しまして……
○大野(功)政務次官 まず、福留先生の財投改革に対する御支援、まことにありがとうございます。 財投機関債について、どういう機関がどの程度発行するかという問題でございます。 まず、我々の考え方は、あらゆる特殊法人等に、まず自分の力で借り入れをしてほしい、財投機関債を発行してほしい、こういうことでございます。 そういう要請にこたえられるようなところをまず考えてみますと、まず、営団地下鉄あるいは商中金、これはもう既に出しておりますし、今後とも出していくはずでございます。それから、平成十二年度、来年ぐらいからは住宅金融公庫が出す予定にしておりますし、今検討中のものは政策投資銀行あるいは国際協力銀……
○大野(功)政務次官 商法改正法案の中で、会社分割法制度が創設されるわけでございますけれども、会社分割に対して税制上どう扱っていくのか、これは大変難しい問題でございます。 結論から先に申し上げますと、公正中立、まず公平、それから中立、こういう観点から、十三年度の税制改正の問題としてただいま鋭意検討しているということでございます。 まず、何が難しいかといって、どういう形で分割が行われるのか、これはよく見きわめなきゃいけない。分割といっても、吸収分割になるのか、新設分割になるのか。さらに、それに応じて株式はどういうふうになっていくのか。あるいは、会社がホールディングカンパニーとして持ったら、つ……
○大野(功)政務次官 平成十二年度予算につきましては、ただいま宮澤大蔵大臣から御説明のあったとおりでございますけれども、なお若干、計数的側面につきまして補足をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、歳入であります。 平成十二年度における税制改正を踏まえて、国税収入全体の構成を見ますと、所得税の割合は三六・九%、法人税の割合は一九・六%、消費税の割合は一九・五%になるものと見込まれます。 また、直接税の割合は五九・八%、間接税の割合は四〇・二%になるものと見込まれます。 なお、平成十二年度の租税等を基礎として国民所得に対する租税負担率を推計いたしますと、国税におきましては、……
○大野(功)政務次官 まず第一点、所得税の考え方でございますけれども、所得税の考え方は、所得があれば、その所得がどういう原因で発生したか、それに対してどういう法律があるか、そういうことは一切問いません。所得があれば必ず課税する、これが原則でございます。 山口先生からお尋ねのあったケースで考えますと、これは雑所得ということになります。雑所得というのは、御案内のとおり、収入があって、それから経費を引いて、その残りに課税するということでございます。 それから、それは脱税じゃないかということでございますけれども、脱税と申告漏れというのは極めて慎重に考えていかなければいけない問題でございます。 脱……
○大野(功)政務次官 今回の財投改革につきましては、若松先生御存じのとおり、まず第一に市場に問う、市場原則に問うてやるということで、まずとにかく財投機関債を出してもらうということでございます。 市場原理、市場に問うということは、すなわち、財投機関、特殊法人などが、その中身がはっきりしていないと市場の評価は得られないわけでございますから、先生がおっしゃったことは大変大事なことでございます。また、将来の国民負担がどのぐらいになるのか、これは行政コスト分析としてきちっと出しておかないと、政策手段として果たして特殊法人を通じて、財政融資資金特別会計でやることがいいのかどうなのか、こういう問題が出てま……
○大野(功)政務次官 まずお断り申し上げたいのは、本人につきましては既に退職しておるということでございます。それで、もちろん先生おっしゃったような問題がございましたけれども、本人は既にこれは返済しております。それから、本人が相手から何かを頼まれたり、便宜を図ったということは、調査の結果、全くございません。 しかしながら、大蔵省としては、ほとんど面識のないような者からお金を借りるというのは軽率、全くわきが甘い、こういうことでは困るわけでございます。そういうことで、大蔵省職員倫理規程に抵触するために、一月二十四日、出向先から大蔵省に戻し、訓告処分をいたしまして、さらに申し出による退職をさせている……
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