このページでは赤松正雄衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○赤松正雄君 公明党の赤松正雄でございます。 ただいま議題になっております防衛計画の大綱並びに中期防の問題につきまして、公明党を代表して、基本的な問題について質問をさせていただきます。(拍手) 前回の大綱からちょうど十年がたちました。冷戦期におけるいわゆる脅威対応型から冷戦後における基盤的防衛力整備、こういったものから、今度は、先ほどもお話がありましたように、国際テロや新たな脅威に対応する形での多機能、弾力的な対応をしていくもの、こういうことで、今、前原議員の方からは極めて厳しい御指摘がありましたけれども、私たちは、基本的に大枠としてこれを了とする、時宜にかなったものである、こんなふうなと……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは、石破長官、川口外務大臣、また逢沢外務副大臣、毎日激闘御苦労さまでございますが、先般行われました所信表明に対する質問を若干させていただきます。 その前に、安全保障委員会に所属すること延べ約十年の私にとりまして、最初に所感を申し上げたいなという気分に駆られております。 といいますのは、今から約十、正確に言うと十一年前、平成五年でありますから、当時、私、当選を初めてしたばかりのときの国会は、文字どおり、安全保障委員会の与党側の筆頭理事が大出俊先生で、野党側の筆頭理事が山崎拓先生という、極めて、今から思えばへえという感じがする布陣でござ……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 本日は、お忙しいところ、大変にありがとうございました。また、日本の東ティモールにおけるPKO活動に対する大変高い評価をいただき、感銘を受けた次第でございます。 時間が制約されていますので、ショートクエスチョン、ショートアンサーでいきたいと思います。 まず第一点ですが、今、日本の果たした役割について大変大きな評価をいただいたんですが、その前提というか前段階の問題として、この東ティモールにおける現在というのは、オーストラリアを中心とする多国籍軍による治安回復が非常にうまくいった、このことがやはり大きくその前の問題としてあると思うんですが、その……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 石破長官、また浜田副長官並びに関係の皆さん、大変長い予算審議、またイラクの事態を瞬時気にしながらの状況、大変に御苦労さまでございます。 きょうは、私、最後でございまして、既にこの委員会に来る前にあちらこちらかけ持ちしておりましたので、つぶさにここでの議論は聞いていないんですが、恐らく、大半、もう既に出たようでございます質問ばかりなんですが、確認も込めて質問をさせていただきたいと思います。 まず、今も大出委員から出た話でありますが、これからの日本の防衛という面にとって、今一番大きな転換期になっている。前回の委員会でも長官にいろいろお話をお伺……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 平松参考人、また金田参考人、きょうは貴重なお話ありがとうございました。 まず、平松参考人にお伺いいたします。 先ほど来のお話を聞いておりまして、私も非常に感慨深いものがございます。参考人の、御自身おっしゃっておりました、十年近くこの中国の海洋進出に関する注意を喚起してきたんだけれども、ほとんど確たる反応がなかったというお話、先ほどは尖閣もとられちゃうよというお話がございました。 当日本国国会においても、参議院では八年前に平松参考人は外務委員会の場にお出になっておられるんですが、衆議院はきょうが初めてのようであります。 私もこの問題につ……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 最後に質問しようと思ったんですが、今、岩屋委員が私が質問しようと思った趣旨と重なった質問をされましたので、事の成り行き上、最初にお聞きしたいと思うんです。 今、これからの新しい防衛計画大綱、これからの日本の防衛のあり方について、大臣が今おっしゃったように、数十回、防衛庁の中でもいろいろな議論をし、さまざまな場面でいろいろな議論が交わされているという話があったんですが、その辺のところでまだ具体的な形が見えてこないんでしょうけれども、私なんかが過去の日本の防衛のあり方というものを見るときに、かつての脅威対応型、非常にわかりやすいネーミングだなと……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私は、平成十六年のきょうは一月の三十日ですか、ちょうど一年前の今ごろを今思い出しておりました。といいますのは、あのイラクに対するアメリカ軍を中心とする連合軍の攻撃が始まったのが三月二十日ですから、一月の三十日ごろというのは、今から思いますればその約二カ月前だったんですが、私ども公明党は、懸命になってそれぞれの立場で、あの三月二十日に起こったような事態を起こさせないための努力をいたしました。党首がアメリカに行ったり、あるいは代表代行がイラク周辺に行ったり、さまざまなことをやりました。 おまえはどこへ行ったのかという話ですが、私は仲間と一緒に東……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私は、きょう冒頭で外務省、防衛庁から、現在のイラクの状況について、防衛庁からは自衛隊の部隊の活動、そして外務省からはイラクの治安情勢について御報告がありましたが、それについて若干お尋ねをしたいと思います。 まず、私自身、イラクという国が今日のこういう事態を迎えるに当たって、イラクにおける知識人、イラクという国は、私は行ったことはないわけですけれども、中東の中における非常に文化の程度が高い、民度の高い国だ、そういうふうにお聞きをしているわけですけれども、そういう状況の中で、イラクにおける知識人が今日の事態をどうとらえているかというのが非常に気……
○赤松(正)委員 おはようございます。公明党の赤松正雄でございます。きょうは、十分間時間をいただきました。 今、自衛隊の持つ業務の高度化あるいは専門化という話にまつわる細かな話がございましたけれども、私の方からは、自衛隊が持つ業務の高度化という部分とはちょっと逆の方向かもしれません。極めて多様化、さまざまな任務が、今まさにミサイル防衛から鳥インフルエンザの始末まで、大変な任務が自衛隊に押しかかってきているという事態があるわけです。 実は、昨日までの日本じゅうを襲った、ことしの夏から今日にかけて、十個もの台風が日本じゅうをおびえ上がらせたといいますか大変な被害をもたらして、今回の台風二十三号……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 民主党の若々しい議員の皆さんがはつらつと質問された後に、ちょっと古手でございますが、質問させていただきます。中身で若々しくいきたいと思います。 私は、きょうは武器輸出三原則の問題に限定してお話をさせていただきたいと思います。 この問題は、佐藤内閣の昭和四十二年、そしてその後三木内閣の五十一年、さらにその後中曽根内閣、五十八年、こういうふうに三つの内閣で、当初は、共産圏諸国への輸出、あるいは紛争当事国、あるいは国連決議によって対象となった国、そういったことで武器輸出をしないということからスタートして、次の段階にはそれ以外の国にも武器輸出をし……
○赤松(正)委員 おはようございます。公明党の赤松正雄でございます。 今、御法川委員から御質問があったのに引き続きまして、集中審議ですから、同趣旨のことをお聞きします。 大野防衛庁長官は、今、反省すべきは反省する、検証すべきは検証すると四、五回、もっと言われたかもしれませんが、そういう反省、検証するんだということとあわせて、何について反省し、何について検証しようとされているのかなと思って聞いておりましたら、同じく数回にわたって、迅速、毅然、そして透明性というのは少し少なかったですけれども、迅速に毅然と透明性を持って、こういうお話でございました。 ということは、先に防衛庁の話を聞きますが、……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 アフガンの事態をきっかけに制定されましたテロ特措法がちょうど三年を迎えたその日ともいうべきときに、大変に、きょうの委員会の冒頭でみんなで黙祷をいたしましたけれども、本当に残念な、極めて残念無念なことが起こったことを、本当に私も激しい憤りを持って感じているところでございます。 今回の事態を迎えるに当たりましてといいますか、私は、全体のとらえ方というのは、やはり九・一一もさることながら、その前の、一九九三年から九・一一を含めて五回にわたる、九三年、九四年、九八年、二〇〇〇年、そして二〇〇一年と、世界各地でさまざまなテロが起こった。そういうものが……
○赤松(正)委員 おはようございます。公明党の赤松正雄でございます。 あすの十二月十四日でイラク特措法に基づく自衛隊のサマワ派遣の期限が来るということで、先ほど官房長官から報告がありましたように、一年間の延長ということを基軸にした基本計画の変更というものの御報告がございました。 私たち公明党の基本的な姿勢というのは、このイラクにおける自衛隊の派遣という問題は、国際政治のリアリズムという観点から、あるいはまた日本の国益という観点から、このことを支持するものでございます。今この瞬間も、日本が得ている利益というものは、私ははかり知れないものがある。 ただ、危険というものも同時にあるわけでござい……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは、所信表明、主に外務大臣の所信表明に対する質問をさせていただきます。防衛庁長官はないので帰ってもらってもいいんですけれども。 まず、きょうの質問の背景は、要するに対北朝鮮の問題で、北朝鮮が核の保有という表明をし、国内的にも対外的にもいろいろな意見が噴出しているところでありますが、私は、当然のことながら、特に際立って新しい違ったことを言うつもりはありませんが、要するに、北朝鮮に対する日本単独の経済制裁というのは余り意味がない。やはり中国並びに韓国、こういった両国と北朝鮮との関係が非常に強いわけでありますから、当然御承知のことですが、北……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。おはようございます。 きょうは、防衛庁設置法の一部改正法案、ミサイル防衛を除くということで、今、寺田委員の方からも統合運用ということについて最後に御質問がございましたけれども、私の方もその問題に関連して、実際の一つの具体的な場面というか具体的なケースとしての去年の暮れに起こったインドネシア・スマトラ沖大地震並びにインド洋の大津波、こういう事態に対しまして、国際緊急援助隊法の法的根拠に基づきまして、最終的に一月の初めですか、十二月末、先遣隊も入れれば約二カ月余りですか、自衛隊の皆さんの大変な活躍があったわけですが、そのことについて、その周辺の問題……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは、三人の参考人の皆様には、大変貴重な、また専門性の高いお話をいただきまして、ありがとうございました。 私は、順番を変えまして、真ん中の神保参考人からいきたいと思いますが、先ほど、一番最後のくだり、米軍と自衛隊のインターオペラビリティーの確保の部分が時間がなくてお話をいただけなかったんですが、そのくだりの中で、とりわけこのペーパーにあります最後の、現行のBMD―WGに加えて産官学による戦略対話、また日米共同研究の確立が必要だ、こういう結論、お話、この周辺、若干触れていただきたいと思います。
○赤松(正)委員 私は、自由民主党及び公明党を代表いたしまして、議題となっております防衛庁設置法等の一部を改正する法律案並びに同法案に対する自由民主党及び公明党提出の修正案について賛成、民主党・無所属クラブ提出の修正案について反対の立場から討論を行います。 我が国の周辺においては、弾道ミサイルを開発、配備している国家が存在し、地域の安全保障における重大な不安定要因となっております。このような脅威に対応し、国民の生命財産を守るために、平成十五年十二月に弾道ミサイル防衛システムの導入が閣議決定されました。BMDシステムの導入に伴い、法制度を整備することは、システムの実効的な運用を可能とし、我が国……
○赤松(正)委員 おはようございます。公明党の赤松正雄でございます。 若干久方ぶりに開かれました当委員会、私は、防衛庁・自衛隊絡みのお話が続きましたので、外務省を中心に御質問をいたしますが、突然振るかもしれませんから、大臣、お休みになったりしないように聞いていただきたいと思います。 ちょっと違った角度のお話でございますが、国連のイラク石油食糧交換プログラム、いわゆるオイル・フォー・フードをめぐる不正事件につきましてアメリカ議会が調査活動を展開しているということを報道を通じて知るわけですけれども、この点につきまして、若干、事実関係、とらえ方等についてお聞きしたいと思います。 既に、少なくと……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 防衛庁長官に主に質問をさせていただきます。 先ほど防衛庁からの自衛隊の活動の報告にもございましたけれども、七月十三日以降のサマワ周辺の情勢について、主な事件は以下のとおりですということで、具体的なケースとして六つ挙げて、七つ目に、現地部隊には異状がないということを確認している、こういうふうな報告がございました。 その中で、私はちょっと、大臣ももちろんそうだろうと思うんですが、非常に気になったのは、二番目の、サマワ市内で、日本とムサンナの友好協会の前会長ですか、この友好協会そのものがもう解散になっておる、会長が経営している宝石店にロケット弾……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 今、含蓄のある前官房長官の御質問を聞いておりまして、官房長官時代に総理に御進言されたのかな、されなかったのかなと思ったわけでございます。 まず、私、冒頭に、私が住んでおります兵庫県の尼崎におきますあの悲惨な鉄道事故、先ほど来お話がありますように、百七人の方が亡くなり、そして五百人を超える皆さんが大変な負傷をされたこの事故に対しまして、亡くなった皆さんに心から哀悼の意をささげますとともに、事故に遭われた、負傷された皆さんの一日も早い御回復を祈るものでございます。 先ほどもお話ございましたように、日本の安全、安心神話というものが本当に崩れてし……
○赤松(正)分科員 おはようございます。公明党の赤松正雄でございます。 きょう、私は、国土交通省所管の問題のうち、交通事故に関連する対策についてのお話を中心に若干質問をさせていただきたいと思います。 昨年の交通事故の死者は七千七百二人、過去最悪だった一九七〇年、つまり約三十年前の半分以下であったものの、事故の件数は九十五万弱、負傷者数は百十万人と、過去最高を記録している、こういう事実がございます。 こういった事実に対して、総理は昨年の施政方針演説におきまして、今後十年間で交通事故死者をさらに半減させ、道路交通に関して世界で一番安全な国とすることを目指す、こう述べられたり、あるいは、本年の……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 先ほど、私どもの仲間から社会保障に関する話がありました。私の方から、安全保障に関することについて、若干公明党の考え方を述べさせていただきたいと思います。 先ほど、仙谷幹事の方から極めて自制をきかせられた御発言があった。昨日の菅代表とは大分違うなという思いをいたしました。私どもの代表に挑発的なことをおっしゃった代表に比べたら、先ほど回していただいた仙谷委員のペーパーには、先ほどもおっしゃっていましたが、自民党の方々や小泉内閣が、こういう格好で、公明党を名指しにされていないのはなかなかの御配慮だなという思いを持って聞かせていただきました。 実……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 この憲法調査会のきょうのこの会合、今、先ほど他の委員会から戻ってまいりましたところなので、今までの経緯はちょっとよくわかりませんので、そういう経緯とは関係のないお話をさせていただきます。 実は私、先般、つい数日前に、参議院の憲法調査会でこの安全保障をめぐる問題について三人の、まあお三方とも有名な方、大阪大学の坂元一哉さん、そして拓殖大学の佐瀬昌盛さん、そして朝日新聞の田岡俊次さん、三人を呼んで、参議院憲法調査会の話、特に集団的自衛権をめぐる問題についてお三方の発言を聞いていて、非常に感ずるところがあったというか、思いがあります。 それは、……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄です。 先日行われました最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会の二回目の直接民主制の諸制度にまつわるお話、私も参加をさせていただきましたが、実は、大変残念ながら、最後までいませんでしたので、自由討議における各委員間の討議を聞かないで退席してしまいました。 今、手元に配られました衆議院憲法調査会ニュースを拝見させていただいて、中山太郎会長の御発言並びに山口富男共産党委員の御発言のやりとりを読ませていただいて、若干、感想というか、私の意見を述べさせていただきたいと思います。 いわゆる九十六条の憲法改正の発議に対する国民投票制度等の細目について触れら……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 今も、自由民主党の杉浦委員から、自由民主党の中における、きょうのこの場でも一番最大の焦点になっております憲法裁判所の話について、党内論議が進められているというお話がございました。また、今憲法調査会における小委員会での議論は、先ほど船田筆頭幹事から整理をしていただきましたけれども、そういうふうな整理状況にあって、議論がこれから進められていくんだろうと思います。公明党におきましても、実は、毎週各条ごとの現行憲法についての審査を急ぎ進めているところでありますが、まさにきょう話題になっておりますこのテーマは、昨日の課題でもございました。 私並びに私……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 先ほど来、地域の安全保障ということに関して、極めて具体的また包括的なお話がなされておりますが、先ほど来交わされているような議論につきましては、私もこの場で既に何回か申し上げてまいりましたので、ちょっと違った角度で若干お話をさせていただきたいと思います。 といいますのは、今憲法を取り巻く状況というのは、いろいろな場面で、いろいろな論者が、さまざまな時間的経緯の中で区切りのような、そういう時代的区分というか、時代的気分を期限的な区切りでもって示される傾向が強い。つまり、ムード的に、雰囲気的に、憲法をめぐる状況、つまり日本にとって今一つの大きな転……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 この憲法調査会の議論は、私もきょうも聞いておりまして思いますことは、憲法をどうするかということにつきまして、全面的に、先ほどどなたかがおっしゃっておりましたように、ありとあらゆる分野で改正すべしという意見から、一方、全く変える必要はないという意見まで、まさに百家争鳴、百花繚乱という感じがいたしますが、この憲法調査会の中、あるいはまた国民、皆さんの間の中でもまだまだいろんな意見がある。 そういう中で私が思いますのは、ここの、時間が四年半たったから云々というのではなくて、やはりより一層、問題、事の所在を整理する必要があるんじゃないかと思います。……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 小熊、船曳、山崎、三人の先生方、きょうは貴重な御意見ありがとうございました。 先ほど来お話を聞いておりまして、私は、さっきの船曳公述人のお話を聞くまで、小熊、船曳の関係を知りませんでした。師弟、おっしゃることは九条をめぐって極めて似ているなという印象を受けました。公明党におきましては、九条をめぐっての議論は、まさに船曳、小熊両公述人の意見に同調する動きが極めて多いわけで、私個人としては山崎先生の意見に極めて近いという二対一の状況でございますが、それを踏まえまして若干お話を聞かせていただきたいと思います。 まず、山崎公述人にお伺いいたします……
○赤松(正)小委員 公明党の赤松正雄でございます。 本日は、大変に刺激に満ちた参考意見、ありがとうございました。参考人のさまざまなお書きになったものを事前に読ませていただいて、私は、このたぐいの一連のものの中でこんなおもしろいものをかつて読んだことがないというふうな印象を受けました。そういう感想を述べさせていただいた上で、幾つか聞かせていただきたいと思います。 今の憲法の規定からすると、要するに、まず国民があって、国会があって、内閣があって、天皇が来ると。憲法の論理に最も適合的な序列からいくと、今言いましたように、国民そして国会、内閣があって天皇だ、こういう規定づけをされておりますけれども……
○赤松(正)小委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは、井口参考人、本当に示唆に富んだお話をありがとうございました。 幾つか御質問をさせていただきますが、まず、先ほどのレジュメに従ってのお話の中で、直接民主制は市民参加を増加させるかという話の中で、議会選挙の投票率と国民投票の投票率では、国民投票の投票率の方が低い、そういう状況の中で、特にフランスは国民投票の方では投票率が低いという傾向が顕著である、こういうふうなお話がございましたが、フランスについては、一九〇〇年以降のレファレンダムを見ると、一九六〇年代に四つあって、あとほぼ十年単位ぐらいに一つずつ、合計八回にわたるレファレンダムを……
○赤松(正)小委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは参考人の皆さん、大変ありがとうございました。 まず、先ほど笹田参考人もおっしゃっていましたけれども、今の最高裁判所の仕事について、過重であるかどうであるかということについての見方が、事務総長との間で若干の違いがあったかなという気がする問題について、最初に事務総長の方にお伺いしたいんです。 先ほど、実際に最高裁判所の裁判官の皆さんに聞かれた場合に、過重であるというふうなことは余り反応としてなかった、むしろ、いわゆる学者出身の皆さんの中にそういう意見があったかのように思うというようなお話がございました。私は、先ほど来のいろいろなお話……
○赤松(正)小委員 公明党の赤松正雄でございます。 齊藤参考人には、大変にありがとうございました。 先ほど、冒頭で御説明いただいたレジュメの中から二点、さらにもう少し説明を加えていただければありがたいなという箇所がございます。といいますのは、事務局からいただいた「国法体系における憲法と条約」、齊藤先生のお書きになられた本の中で二点、レジュメの部分のさらに一層詳しくお聞きしたいこととの関連がございます。 一つは、レジュメの三ページの真ん中にあります「「条件つき憲法優位説」と「条約分類論」」というところの中に、「政府見解」として、「確立された国際法規」、それから「一国の安危にかかわるような問……
○赤松(正)分科員 公明党の赤松正雄でございます。 大臣、連日大変に御苦労さまでございます。極めて重要な年金法案でありますとか、あるいは、大臣が御就任される直前にできたんですか、この介護保険の仕組みというのは、そういったこと、極めて重要な課題が山積しておるときに、前の厚生労働大臣がだれだったか忘れるぐらい長期にわたってやっておられる、大変に御苦労さまだと思います。 私の方から四、五点、御質問をさせていただきたいと思います。 まず第一点目は、今もお話があったんだろうと思いますけれども、介護の問題であります。 介護という極めて重要な課題が家庭のいわゆる親子関係の中で処理をされてきた、そうい……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 先ほど我が党の論点整理につきましては、太田昭宏さんの方から述べられました。私の方からは、いささか重複をするかもしれませんが、若干恣意的になることを恐れずに、個人的なとらえ方を補足的に申し述べたいと思います。 今、自民党また民主党の委員の方から相互の見解についてのとらえ方がありましたが、私にはそのゆとりがありませんので、我が党の物の考え方についての補足的なお話をさせていただきたいと思います。 まず、公明党は、昭和三十九年に結党されましたから、この秋で四十年の歴史を刻むことになります。ちょっと蛇足っぽい話になりますが、四十年という歳月につきま……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 先ほど来の若干のやりとりを聞いておりまして、多少、ちょっと公明党の立場も申し上げないといけないな。保岡幹事が与党ということを非常に強調されまして、あと社民、共産のお二人が先ほどのような発言をされた、ちょっと順序がこういう順番になってあれですけれども。 今、与党の中で、さまざまな事務的な部分で、保岡幹事、私とか太田委員とかでいろいろ、船田幹事もそうですけれども、議論はさせていただいておりますけれども、この憲法常任委員会というものについて、私たちは今の時点でもっと慎重でなければいけない、まだそういう段階には来っていない。むしろ、この憲法調査会で……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 オンブズマンにつきまして、今も柴山委員そして辻委員からお話がございましたけれども、私、公明党に所属はいたしておりますけれども、党の見解というよりも、個人的見解ということをお断りいたしまして、言わずもがなのことでありますけれども、見解を申し上げさせていただきたいと思います。 まず、結論から申し上げますと、将来において仮に憲法が全面的に改正をされる、二十一世紀にふさわしい、全く全面的に見直すというふうな憲法をつくる、こういったときが訪れるとするならば、その場合にはこのオンブズマンの仕組みというものは取り入れられるべきだろう、こんなふうに思います……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私は、きょうもいろいろ皆さんの御意見を聞かせていただいたり、あるいは今までも、特に憲法改正のための手続法云々という話が話題になるたびに少し違和感を感じることがあります。それは、憲法改正のための手続法が未整備であるということについて立法の不作為云々ということを、きょうもそういう発言をなさった方がいらっしゃいましたが、そういう立法の不作為という言葉を聞くたびにちょっと違和感を感じる。 なぜ感じるかといいますと、今の憲法ができてから来年で六十年になるわけですか、そういう流れの中で、ほとんど大半の部分は、今の憲法を全面的に変えるか、あるいは全く変え……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。ありがとうございます。 きょうのテーマにつきましての公明党の物の考え方は先ほど佐藤委員からお話をしていただきましたので、私の方は、若干少数意見的な、ちょっと違う角度のお話をさせていただきます。 私は、実は、参議院も含めての一院制を推進する議員連盟の一員に所属をいたしております。ただし、一院制を推進するといっても、その議員連盟はほとんど、会合は一回か二回やったぐらいで、今日まで余りそういう会合をやった記憶はないわけです。 これは、実はエピソード的に申し上げますと、この会に入って、余りふだん私の活動に対して賛同や喜びというか、いいよと言ってくれ……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 きょうは、中曽根先生、宮澤先生、武村先生、お三方、いずれもかつて、今もお話ありましたが、憲法改正を一貫して主張してこられた中曽根先生、また、こういう言い方をしてあれですが、自民党単独政権最後の総理大臣であった宮澤先生、また、初めて非自民党政権の内閣の官房長官をされた武村先生、それぞれ日本の戦後史の中で宝物のような三人の方にお話を聞かせていただく機会が得られたことは、大変に光栄に存ずる次第でございます。 まず中曽根先生にお聞きしたいんですが、先ほどのお話の中で、平成憲法、いわゆる二十一世紀の日本的体系ともいうべきものを示す平成憲法が必ずできる……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 まず冒頭に、けさの一部新聞報道につきまして各党からコメントというか抗議の御発言がございましたので、公明党につきましても、見出しに「自公民合意」、こういうふうな形になっておりました。そういうことに至るような事実は全くないということを申し上げさせていただいておきます。どうしてそういうふうな報道になったのか、極めて疑問に思うところでございます。 それから、先ほど来各党から表明のありました天皇制の問題につきまして、若干二点ほど申し上げさせていただきたいと思います。 まず、基本的な物の考え方は先ほど私どもの同僚委員が述べたとおりでございまして、憲法……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私の方から、先ほど来お話が出ておるテーマですが、重ねて申し上げたいと思います。それは環境権の話でございます。 私は、一九四六年に制定された今のこの憲法というのは、すばらしいものを持った憲法である、非常に重要な役割を果たしてきた、こう思いますけれども、今、二十一世紀劈頭に当たって改めてこの憲法を見た場合に、一点、一点というかいろいろな意味で、きょうも、多少というか基本的な部分で見解がこの問題についても分かれておりますけれども、より国民的合意が得やすいと私が考えるテーマがこの環境権ではないか、こんなふうに思います。 それで、この環境権について……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 この憲法調査会は、言わずもがなのことでございますが、設置の趣旨が、日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うという観点で今日まで議論が進められてきたわけです。私の理解するところでは、この憲法調査会でもって憲法をいろいろな角度から議論をして、現行の憲法の適用されている状況をきちっと認識をする、そして、では、どこをどう変えるかということの議論は改めて違う場で行われる、そうなるのか、あるいはそうならないのかもしれませんけれども、いずれにしても、いろいろな角度から憲法の規定に対する運用状況というものを調査する、そういう場であろうと思うわけです。 ……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 憲法の前文のことを思うにつけまして、私は十年前のことを思い出します。十年前というのは、言うまでもなく阪神・淡路の震災のあった年、一九九五年なんですが、村山総理、旧社会党の委員長だった村山さんが総理になられて半年たった時点、そのときに、かつて自衛隊を憲法違反だ、そういう位置づけをされてきた政党の党首が総理になられたということで、実は予算委員会、平成七年一月二十七日に村山総理に対して私どもの先輩議員が、何を根拠にして自衛隊をかつての違憲の立場から合憲に変えたのかという論争を挑んだわけでございます。かつて、私たちが若いころ、社会党といえば非武装中立……
○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 公明党を代表いたしまして、この憲法調査会の最終報告書に対しまして、細かいことではなくて、全体の受けとめ方につきまして意見を申し上げます。 現行憲法が、一九四六年に公布されて以来今日までの約六十年間に日本人の生活において果たしてきた役割の大きさは、いかように宣揚してもし過ぎるということはありません。主権が天皇から国民へと移るに伴って、より一層多くの基本的人権が保障されることになりました。そして、戦争を否定し、戦力不保持をうたった恒久平和主義を中軸に据えることによって、そのほかの条件もあったというものの、世界においてまれなる平和の時代を享受する……
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