柳沢伯夫 衆議院議員
44期国会発言一覧

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このページでは柳沢伯夫衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

柳沢伯夫[衆]本会議発言(全期間)
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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 衆議院本会議 第5号(2006/10/03、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 太田代表からは、肝炎対策と障害者自立支援法の施行状況についてお尋ねがございました。  まず、ウイルス性肝炎につきましてですけれども、かつて予防注射が行われておりましたが、それの針が連続使用された、お互い経験のあるところですが、そういうことであるとか、あるいは出産時等の異常出血をとめる薬剤に起因するというようなことが言われておりまして、患者の方々から一部訴訟が提起されておることは皆さん御承知のとおりでございます。  感染後、発症しておられる方と無症候の方がいらっしゃるわけですが、こうした肝炎につきましては、何よりも早期発見、早期治療の促進並びに治療水準そのものの向上によ……

第165回国会 衆議院本会議 第10号(2006/10/26、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 笠議員から、私に対しては六点にわたって御質問がありました。  まず、フィリピン人看護師及び介護福祉士の受け入れの背景についてでございます。  国内におきましては、御指摘のように、看護、介護いずれの分野におきましても、全体としては人手不足の状況ではないものの、一部地域や事業所では人手不足感があるものと認識いたしております。こうした人手不足感に対しては、有資格者の未就労者の就労促進等により対応すべきものと考えております。したがいまして、今度の受け入れにつきましては、労働力不足対策ではなく、あくまでもフィリピンとの経済連携協定の枠内で例外的、特例的に行うものであります。  ……

第165回国会 衆議院本会議 第16号(2006/11/14、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 平岡議員から私へは、五点にわたって御質問がございました。  まず、少年事件への対応についてでございます。  今回の少年法改正案は、触法少年等に対する厳罰化を意図したものではなく、一つには、加害少年の立ち直り支援の観点から調査の充実を図ること、二つ、個々の子供の育て直しのために処遇の選択肢が広がることなど、子供の自立支援を図る観点からも意義があるものと考えております。  次に、触法少年の調査についてお尋ねがありました。  触法少年調査につきましては、これまでも、警察から通告されるケースについては警察において事実確認等が行われてきたところでございまして、今回の改正は、この……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 衆議院本会議 第3号(2007/01/29、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 松本議員にお答え申し上げます。  私は、去る一月二十七日、島根県松江におきまして講演をいたしました。その講演の一部におきまして、人口推計の説明をいたしました。その際、女性と人口の関係につきまして、女性の方々を傷つける不適切な表現を用いました。国民の皆様、特に女性の方々に対しまして申しわけないと存じ、ここに改めて深くおわびを申し上げます。  今後は、安倍内閣のもとで、子どもと家族を応援する重点戦略の具体化などを含め、少子化対策のために全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。(拍手)

第166回国会 衆議院本会議 第4号(2007/01/30、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 太田議員から私に対しまして、新人口推計と年金制度の持続可能性につきましてお尋ねをいただきました。  平成十六年の年金制度改正によりまして、保険料水準の範囲内で給付水準を自動的に調整する仕組みなどを導入しまして、将来にわたって持続可能なものとするというところで、大枠のところではこれを確保しているということでございます。  しかしながら、年金財政におきましては、人口や経済の長期的な動向がどうなるか、常にこれは注視をしていかなければなりません。法律の規定によりましても、少なくとも五年に一度、将来見通しを作成することによって、財政検証を行うことが規定されております。  この規……

第166回国会 衆議院本会議 第7号(2007/02/20、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 池田議員から私への御質問は、年金事務費の節減状況についての御質問でございました。  保険料を充てている年金事務費等は、十九年度の予算におきまして、前年度比五%減の二千三十九億円としておりまして、引き続き、無駄遣いを排除するための取り組みを徹底してまいる所存でございます。  以上でございます。(拍手)
【次の発言】 西村議員にお答え申し上げます。  私に対しましては、児童手当の乳幼児加算に関する平成二十年度以降の公費財源につきましてお尋ねでございます。  平成十九年度に乳幼児加算をしましたけれども、その財源は、十九年度予算の中で、いわば基金の取り崩しで手当てをした。した……

第166回国会 衆議院本会議 第8号(2007/02/22、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 馬淵議員にお答え申し上げます。  雇用保険三事業の見直しについてのお尋ねがございました。  今回の雇用保険の見直しに当たりましては、雇用保険三事業について、失業等給付の抑制に資するものに限定するという観点から雇用福祉事業を廃止することとし、これを盛り込んだ法律案を提出しているところであります。  雇用保険のその他の事業については、先ほど申したように、失業等給付の抑制に資するものに絞ってこれを継続するということにしておりますが、このことは、雇用保険制度として妥当なものと考えております。  次に、労働保険特別会計から独立行政法人等への補助金等の支出についてのお尋ねでござい……

第166回国会 衆議院本会議 第12号(2007/03/08、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 雇用保険法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律において、労働保険特別会計については、雇用保険三事業及び労働福祉事業について廃止を含めた見直しを行うこと、また、雇用保険の失業等給付に係る国庫負担のあり方について廃止を含めて検討することとされており、船員保険特別会計については、必要な措置を講じた上で労働保険特別会計に統合するものとされているところであります。  このため、これら同法の規定を踏まえた特別会計改革に必要な措置を講ずるとともに、雇用保険制度の直面する課題に対応するための見……

第166回国会 衆議院本会議 第13号(2007/03/15、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 児童手当法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国における急速な少子化の進行等を踏まえ、総合的な少子化対策を推進する一環として、子育てを行う家庭を経済的に支援することが喫緊の課題となっております。  このため、三歳に満たない児童に係る児童手当等の額を引き上げることにより、これらの児童の子育てを行う家庭の経済的負担の軽減等を図ることとし、この法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。  三歳に満たない児童に係る児童手当及び附則第六条第一項の特例給付の額を、一月につき、一万円に三歳に満たな……

第166回国会 衆議院本会議 第14号(2007/03/16、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 塩川議員にお答え申し上げます。  最初に、予算委員会公聴会での公述人の発言に関してお尋ねがありました。  個別の企業等にかかわることにつきましては、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。ただ、一般論として、どのような働き方を選択しても、安心、納得して働ける環境の整備が重要であるとは考えておりまして、働く人のルールの整備にもしっかりと取り組んでまいりたいと考えます。  なお、派遣受け入れ期間の制限等について、経済界から廃止を含めた見直しの意見があることは承知をいたしておりますが、正社員を希望しても正社員になれない派遣労働者のさらなる増加や固定化を防止する観点から……

第166回国会 衆議院本会議 第19号(2007/04/03、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、就業形態が多様化する中で、短時間労働者については、その数の増加とともにその果たす役割の重要性も増大してきておりますが、短時間労働者の待遇は必ずしもその働きに見合ったものとなっていない状況にあります。短時間労働者一人一人が安心し納得して働くことを可能とし、ひいては我が国の経済社会の活力を維持していくためには、多様な働き方に応じた公正な待遇を実現することが極めて重要な課題となっております。  こうした状況を踏まえ、政府といたしましては、短時間労働者について、通……

第166回国会 衆議院本会議 第21号(2007/04/12、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 雇用対策法及び地域雇用開発促進法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  現下の雇用失業情勢は全般的には改善が進んでいるものの、フリーター数が依然として多い等の若者の雇用問題や、地域における雇用情勢の改善のおくれ等の課題があります。また、人口減少等が見込まれる中で、今後とも我が国の経済社会の安定等を図る観点から、これらに的確に対応した雇用政策を講ずる必要があります。  このため、働く希望を持つすべての人の就業の実現を図ることを明確化するとともに、青少年の応募機会の拡大、雇用情勢が特に厳しい地域への支援の重点化等のために必要な措置を講ずることとし……

第166回国会 衆議院本会議 第23号(2007/04/17、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 馳議員からは、私に、幼保一元化関連で二つほど御質問をいただきました。  保育所と幼稚園とはそれぞれ異なる目的、役割を果たすものとして設置をされております。したがいまして、今後とも、それぞれの特性を踏まえながら連携を深めていくことが基本であろうと考えております。  他方、少子化の進行や保育、教育ニーズの多様化への対応も求められておりまして、これに対しましては、保育、教育を一体的に提供し、地域における子育てを総合的に支援する施設として、認定こども園というものを昨年十月より設置し始めたところでございます。  いずれにいたしましても、文部省との間で垣根を低くして協調して、保育……

第166回国会 衆議院本会議 第24号(2007/04/19、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 森本議員から、地方公営企業等金融機構の貸付対象事業についてお尋ねをいただきました。  御指摘のとおり、現在の公営企業金融公庫におきましては、介護サービス事業が貸付対象事業となっております。今後、地方公営企業等金融機構が設立された後におきましても、地方公営企業としての介護サービス事業につきましては、その資金需要をよく把握された上で、地域における介護サービスの確保に支障が出ることのないよう対応されることを求めてまいりたいと考えております。(拍手)

第166回国会 衆議院本会議 第27号(2007/05/08、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 日本年金機構法案及び国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、日本年金機構法案について申し上げます。  公的年金制度は、国民の信頼を基礎として常に安定的に実施されるべきものであります。しかしながら、その運営を担う社会保険庁については、事業運営に関するさまざまな問題が生じたところであり、公的年金制度の運営体制を再構築し、国民の信頼を確保することが不可欠であります。このため、社会保険庁を廃止し、厚生労働大臣が公的年金制度に関する財政責任及び運営責任を担うこととする一方、新たに年金事業の運営業務……

第166回国会 衆議院本会議 第34号(2007/05/24、44期、自由民主党)【政府役職:厚生労働大臣】

○国務大臣(柳澤伯夫君) 労働契約法案、労働基準法の一部を改正する法律案及び最低賃金法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、労働契約法案について申し上げます。  就業形態や就業意識の多様化等が進み、個別労働関係紛争が増加しているという状況のもとで、労使双方が安心、納得した上で多様な働き方を実現できるよう、体系的でわかりやすいルールを整備することが重要な課題となっております。  このため、労働者及び使用者の自主的な交渉のもとで、労働契約が円滑に継続することを通じて、労働者の保護を図りつつ、個別の労働関係の安定に資するための基本的なルールを法制化するため、この……


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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 衆議院本会議 第9号(2007/11/06、44期、自由民主党)

○柳澤伯夫君 ただいま、私ども三名、院議により在職二十五年の表彰の栄に浴しました。  三者協議の上、私、代表してごあいさつ申し上げることになりました。  まず、この栄誉はひとえに郷里選挙区の皆さん、国会の先輩同僚各位及び友人知己の御指導、御支援のたまものでありまして、ここに深く感謝を申し上げます。また、家族及び事務所の者に対しましても、お許しをいただき、この場から感謝させていただきます。(拍手)  私は、国会議員としてまず農政に携わりました。平成二年度全国の新規学卒就農者が二千人を割り込みました。このショックから「新農政」の策定が始まり、私も党政調農林部会長としてこれに参画いたしましたが、その……

柳沢伯夫[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

柳沢伯夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第1号(2005/09/22、44期、自由民主党)

○柳澤委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの石破茂君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、二階俊博君が委員長に御当選になりました。  委員長二階俊博君に本席を譲ります。

第163回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第5号(2005/10/31、44期、自由民主党)【議会役職】

○柳澤委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のため、その指名により、私が委員長の職務を行います。  この際、御報告申し上げます。  本会期中、当委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、お手元に配付してありますとおり四件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  郵政民営化に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午後四時一分散会


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 厚生労働委員会 第1号(2006/10/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 このたび厚生労働大臣を拝命いたしました柳澤伯夫でございます。  厚生労働行政の当面する諸課題の解決に向け、先頭に立って取り組んでまいりますので、委員長、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  厚生労働行政の使命は、国民一人一人が、この世に生を受けてから生を全うするまでの間、健やかに社会生活を送り、就労などを通じて社会や経済に貢献することができるよう、年金、医療、福祉、雇用といったさまざまな政策を適切に実施することであります。  一方で、急速な少子高齢化の進行に伴い人口減少社会が到来し、経済社会に与える影響、社会保障の支え手の減少、現役世代への負担の増……

第165回国会 厚生労働委員会 第2号(2006/10/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 社保庁改革につきましては、もう一つの事業法、事業面の改革を行っております法案とともに、社保庁改革、二つの関連法案ということで、前国会に提出をさせて御審議をいただいたわけでございます。審議未了ということになりましたので、私ども、九月の二十六日の日に安倍内閣の組閣が行われたわけでございますが、その日の初閣議でもって、この社保庁改革関連二法案については、引き続き継続の御審議を国会にお願いするということで閣議決定をいたしたわけでございます。  そういうことでございますので、私どもといたしましては、先般の私の所信表明でも申させていただきましたように、この私どもの提出したところの法案を中心……

第165回国会 厚生労働委員会 第3号(2006/10/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、筒井委員から、厚生年金それから各共済年金、さらに国民年金の積立金の規模について、トータルしたところ非常に巨額なものになっておる、この運用を考えたときにこれをどう評価すべきか、こういうお話がございました。  これについては、筒井委員もつとに御承知のとおり、従前は財政投融資に預託をするというようなことが大きな部分を占めておりましたが、それが徐々に引き揚げられるということの中で、独自の運用をしていかなければならない、そういう位置づけの変更もありまして、こういった問題にしっかり対応していくということは非常に大事なことだと私どもも思っております。  ただ、一つには、先般の年金改正のと……

第165回国会 厚生労働委員会 第4号(2006/11/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 専門家の福島先生から、いろいろと御経験に基づいた御指摘を質問の形でいただきまして、私ども、一々ごもっともで、心して取り組まなければならない、このように思ってお聞きをいたしておりました。  国際的な協力というのは、もとより、交通手段が各般に発達してボーダーレスになっている中でのこうした感染症の蔓延を防ぐということからして絶対不可欠なものだ、このように我々も承知をいたしております。  今、担当官の方から御説明いたしましたように、私どもは、WHOというような国連の専門機関との協力はもとより、さらに二国間での協力のネットワークというものも今構築をいたしまして、何とか感染症が発生をした折……

第165回国会 厚生労働委員会 第5号(2006/11/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今の大島委員の御指摘は、要するに、研修に振り分けられた施設が、本当に研修に力を入れて、資格を取ることに協力的であるかどうか、この点は非常に問題ではないか。むしろ、単純な労働力の不足の補充というようなことで、余り研修に熱心でなくて、認められた滞在の日数をいわばそういう労働力の補完としてやってしまうというようなことをいかにして防ぐか、こういうお話でございます。  したがって、今局長が答弁をさせていただいたように、そういうことに御関心があることは当方としてもよくわかります。しかしながら、また、少数の、例えば二人ぐらいを受け入れたところの施設がそうしたことを明らかにすることによって、個……

第165回国会 厚生労働委員会 第6号(2006/11/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 日本で初めて熊本市の病院が、ドイツの先例等が恐らく念頭にあったかと思うんですけれども、赤ちゃんポストということで、ここに赤ちゃんを置いていってくれれば後は善処しましょう、こういう前提のもとでこうした施設をつくられるということ、この報道には私自身も接して承知をいたしておりますが、詳細はまだわかっていない、こういう段階でございます。  この段階で個人としてどう思うかということのお尋ねでございます。  私も、今先生がおっしゃられたとおり両面あるなというふうに最初思いました。つまり、最近における虐待とか、あるいは場合によって子供を遺棄してしまうというようなこと、それで子供を大変不幸な目……

第165回国会 厚生労働委員会 第7号(2006/12/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 結論を申しますと、いたしておりません。  これは、今筒井委員が御指摘になられた私の十一月十日の経済財政諮問会議における発言ということでございますけれども、私は、その際、年末までに新人口推計を策定予定ではあるけれども、推計結果は前回推計より厳しくなる可能性がある、こういうことで、人口推計についての御説明をさせていただいたということでございます。将来の年金水準がどうのこうのという、年金にまで立ち入った話は一切いたしておりません。ということです。
【次の発言】 今局長が説明をさせていただきましたような法律上の文言、これからそんたくされるところは、五〇%を維持したいというのが法律の中で……

第165回国会 厚生労働委員会 第8号(2006/12/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 障害者自立支援法は、本当に、今、吉野委員が触れられたように、八代議員を筆頭にいろいろな方々のお知恵をいただいて、障害者福祉のあり方というものをよりよいものに改めていくという大きな構想のもとで制定されたものだということでございます。  今委員がお触れになりましたように、地域での生活や就業など、障害者のニーズに即応した支援を体系づけるなどの改革を行うものでありまして、こうした自立支援法の目指す方向性はおおむね賛同が得られていると認識をいたしております。しかし、本改革が抜本的なものであったがゆえに、御指摘のように、利用者負担のさらなる軽減を図ってほしい、あるいは事業者の報酬の状況はど……

第165回国会 厚生労働委員会 第9号(2006/12/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 ただいまは、大村筆頭理事の方から、公的年金をどうとらえているのか、それから、これをつかさどる組織はどうあるべきかという根源的なことについて、厚生労働省の見解を改めて御確認いただくための御質疑をいただいたもの、このように思っております。  公的年金は、老齢、障害または死亡によって生活の安定が損なわれることを防ぐため、世代間扶養の仕組みによりまして、賃金や物価の動向に応じた年金を一生涯支給するものでありまして、まさに国民生活を支える柱である、このようにとらえております。このような役割と機能は、国が運営に責任を持つ公的年金だからこそ果たすことができるものでありまして、将来にわたって社……

第165回国会 予算委員会 第2号(2006/10/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 少子化対策そのものについては、安倍内閣におきましては専任担当の大臣が置かれておりますので、むしろその大臣から御答弁があった方がよろしいのではないか、このように思いますが、いかがでございましょうか。  私、税制調査会長をついこの前までやっておりまして、その間でもこの問題は大変大きな問題で、大議論があったところです。  フランスは、有名なN分N乗方式という、税において家族の大きさというのがそのまま税率の低さに反映するような制度をとっておりまして、これが大きく影響しているのではないかという議論もありますし、また、これが導入されたときに、それほど効果があったとは見られない、そういう知見……

第165回国会 予算委員会 第3号(2006/10/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 菅議員にお答え申し上げます。  まず最初に、税の問題ですけれども、税の問題は、菅議員も御承知だと思いますけれども、我々は従来は、高齢者は即弱者である、低所得者であることが多い、あるいは所得に担税力がない方が多い、こういうような考え方で、高齢者なるがゆえの控除をいろいろたくさん設けておったわけであります。しかし、高齢者社会が徐々に進行するに従って、我々は考え直すべきである、こういう認識に達したのです。  それは、高齢者であるから、その年齢だけで控除の制度を設けるべきではない、やはり高齢者も現役世代と同じように、稼得する所得のレベルに応じて必要な控除を設けるべきである、こういう考え……

第165回国会 予算委員会 第4号(2006/10/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 まず、児童養護施設に入所している子供たちが大学等へ進学する率は、平成十六年度で一九・一%。ちょっと古い数字で恐縮ですが、私ども利用可能な最新の数字でございます。そういうことになってございます。  それからもう一つお尋ねの、生活保護世帯からの大学進学率でございますが、これはちょっとまた、いわゆる浪人をしての進学率というのが把握できませんで、高校新規卒業者のうちの大学進学率ということで申し上げますと、一〇・三%ということになっております。


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第2号(2007/04/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 お医者様、これは我々の健康、生命に直接関連する職業でございまして、その能力、資質というのは我々の生活にとって重大な影響がある、これは申すまでもないわけです。したがいまして、安心した医療、それからまた国民から信頼される医療ということを考えたときには、まさに、時代の進展というか、日進月歩の医学的知見というものに常に通暁していなければならない。  そういう意味では、中教審の答申であるそうですけれども、教員以上に、常に自分の知見というものを一番今日的なものにしておかなければならない、そういう意味で自己研さんに努めていなければならない、そういう性質の職業であることは間違いないということで……

第166回国会 厚生労働委員会 第1号(2007/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 厚生労働委員会の御審議に先立ち、厚生労働行政についての所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  まず初めに、去る一月二十七日、島根県松江市において、女性と人口の関係につきまして不適切な発言を行い、国民、特に女性の方々を傷つけましたことを改めて深くおわび申し上げます。その深い反省に立ち、今後とも、国民一人一人が、みずからが望むように、安心して結婚し、子供を生み育てることができる環境の整備に向けて、働き方の改革や少子化対策など直面する課題に全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。  さて、我が国は、一昨年より人口減少社会に突入いたしまし……

第166回国会 厚生労働委員会 第2号(2007/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 皆さんおはようございます。  本日から通常国会における厚生労働委員会の御審議を、かなり長丁場になるかと思いますが、いろいろとお世話になって始めていただくわけでございます。特に、ただいま質疑のトップバッターにお立ちになられた谷畑委員におかれましては、今度は与党の筆頭理事さんということで、各法案の審議等につきましても格別のお世話になりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたい、このように思います。  また、今、冒頭、私の過日の不適切発言につきまして御注意と御激励をいただきましたことを、おわびをしながら感謝を申し上げておきたい、このように思います。  さて、御指摘の少子化対策でござい……

第166回国会 厚生労働委員会 第3号(2007/03/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 おはようございます。  ただいま議題となりました雇用保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律において、労働保険特別会計については、雇用保険三事業及び労働福祉事業について廃止を含めた見直しを行うこと、また、雇用保険の失業等給付に係る国庫負担のあり方について廃止を含めて検討することとされており、船員保険特別会計については、必要な措置を講じた上で労働保険特別会計に統合するものとされているところでございます。  このため、これら同法の規定を踏まえた特別会計改革に必要な措置……

第166回国会 厚生労働委員会 第4号(2007/03/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 社会保険庁における、国民年金あるいは厚生年金、あるいは国民健康保険料等もかつてはそうでしたけれども、そういった、いろいろ窓口事務が行われているわけでございますけれども、これらの事務処理の状況を、業務管理的な意味で数値をつかんでいくという作業は、一つの組織体であれば一般にはかなり同時並行的に行われるということを私どもも期待しているわけでございますけれども、社会保険庁の仕事が、いろいろ所属が、地方というか国とあわせて責任を持つような体制から、さらにまた国の主管に変わるというようなことの中で、なかなか通常の、そうした経緯のない機関に比べると、そうした管理的な資料の整理というものが十全……

第166回国会 厚生労働委員会 第5号(2007/03/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今回、私ども雇用保険法を改正させていただきまして、まず、国庫負担につきまして、これは当然基本的な給付に係る国庫負担でございますけれども、四分の一というものを五五%に今回は削減させてもらうということにいたしたわけでございます。  その理由はいかんということでございましたけれども、私は、その際、三つのことを御指摘申させていただいたということでございます。  まず第一に申し上げたことは、この国庫負担という制度、このことは、失業が政府の経済政策であるとか雇用対策というものと無縁ではないので、政府もその責任の一端を担っているという、その基本を揺るがすものではないということが第一点でござい……

第166回国会 厚生労働委員会 第6号(2007/03/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 人口動態統計速報によりますと、平成十八年の出生数は、今菊田委員が御指摘になられたように、前年より三・二万人程度増加いたしておりまして、出生率の分母となる女子人口が減少傾向にあることから、平成十八年の合計特殊出生率は一・三台に乗る可能性が高いものと見込まれているというのが現在の状況です。確定値はことしの半ばごろでしか出せない、こういうことです。  出生率の改善は雇用環境の改善が要因の一つと考えておりまして、そういうことではありますが、出生数の増加約三・二万人というのは、平成十七年度の減少が約四・八万人でありましただけに、それの三分の二ほどの回復にしかなっていないという状況もありま……

第166回国会 厚生労働委員会 第7号(2007/03/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 私ども政府・与党におきましては、基礎年金の国庫負担を平成二十一年度に二分の一に三分の一から引き上げるということを国民年金法等の一部改正法の附則でもって定めているわけでございます。したがいまして、これはある意味で、法律で定められた、我々政府・与党の負うている義務というふうに心得ておりまして、そのために一体どういうふうにするか、そのための財源を一体どのように調達するかということが非常に大きな課題であります。この課題に対して、与党の方の税制改正大綱等では累次にわたりまして言及をいたしておりまして、それは十九年度をめどとして税制の抜本的な改革を行う、そのことの中で基礎年金の国庫負担の増……

第166回国会 厚生労働委員会 第8号(2007/03/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今回の石川県能登半島沖を震源とする地震によりまして、まず、亡くなられた方の御冥福を私もお祈り申し上げる次第でございます。なかんずく、被災された方々には、また心よりのお見舞いを申し上げておきたい、このように思います。  ただいま菊田委員の方から、厚生労働省としての対処についてお尋ねをいただきましたけれども、厚生労働省といたしましては、被災当日、溝手防災担当大臣を団長とする政府調査団が現地に派遣されたわけですが、この調査団に担当官を加えました。そしてまた、石川県を初めとする関係機関との連携を密にしまして、被災情報の収集に努めているところでございます。  具体的な対応でございますが、……

第166回国会 厚生労働委員会 第9号(2007/04/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 ただいま議題となりました短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、就業形態が多様化する中で、短時間労働者については、その数の増加とともにその果たす役割の重要性も増大してきておりますが、短時間労働者の待遇は必ずしもその働きに見合ったものとなっていない状況にあります。短時間労働者一人一人が安心し納得して働くことを可能とし、ひいては我が国の経済社会の活力を維持していくためには、多様な働き方に応じた公正な待遇を実現することが極めて重要な課題となっております。  こうした状況を踏まえ、政府といたし……

第166回国会 厚生労働委員会 第10号(2007/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今回の法律におきましては、新たに「紛争の解決」という章を一章設けているわけでございます。  紛争解決のプロセスの基本は、まず第一には苦情の自主的解決ということでありまして、そういう事業者は、短時間労働者から苦情の申し出を受けたときには、苦情処理機関というものを組成しまして、そしてその処理をゆだねる等自主的な解決を図らなければいけませんよということが、いけませんよというか、努めるんですよということが書いてございます。  それからその次に、そういうことでもなかなかうまくいかないという場合には、今度は都道府県労働局長に対していろいろな働きかけをすることによって、この局長が紛争の両方か……

第166回国会 厚生労働委員会 第12号(2007/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 まず、昨日の参考人の意見聴取におきまして、それぞれに、政府案、民主党案、これについていろいろな御論議があったという御報告もいただき、また、園田委員の方からは、現実にこの法律を適用になる、そういうことの見込みの人たちからは非常にこの改善について期待があるんだから、よく、しっかりやれ、こういう御激励をいただきまして、この御激励に対しては、しっかりと私ども政府として受けとめて努力をしてまいりたい、このように思っておりますことを申し上げたいと思います。  差別禁止規定の対象者の事例について、山井委員の質疑と私どもの答弁につきまして前回いろいろな往復があったわけでございますけれども、これ……

第166回国会 厚生労働委員会 第13号(2007/04/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、るる西村委員から今回のパート労働法の改正の内容について確認的に御質疑をいただきました。それに対して雇・児局長からお答えをいたしまして、労働条件を引き下げるというようなことを招来しないようにしっかり取り組んでいくという趣旨の答弁をさせていただきましたが、これは、私といたしましてもそのように取り組むということをはっきりここで申し上げておきたい、こう思います。  それから、加えまして、有期、無期の問題につきまして御指摘をいただきました。  有期契約労働者の均衡待遇ということについては、今回は、パートというか短時間労働者だけについては有期であっても実質期間の定めがないものについては……

第166回国会 厚生労働委員会 第14号(2007/04/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 結果の平等それから機会の平等ということがございますが、いずれかといえば、やはりそれは機会の平等が大事ではないか、こういうように思いますけれども、その機会というものがどういうふうに与えられるのがいいのか、一回みんな平等に与えられればそれでいいのかというと、そうではなくて、やはり何回も何回もその機会を与えられるというようなことが、特に職業との関係なぞでは当然のことながら大事だというふうに考えているということでございます。
【次の発言】 おっしゃるとおり、機会の平等がまず第一に必要なんですけれども、そうすると格差が生ずるわけですけれども、格差の固定化、特にそれが世代をまたがってまた格……

第166回国会 厚生労働委員会 第15号(2007/04/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 日森委員から今御指摘のありましたとおり、今回の法律におきましては、外国人の労働者について届け出の制度を設けさせていただいているところでございます。  これは、外国人というのは在留資格の範囲内で就労が可能という入管制度の枠組みのもとにございまして、今就労をされている方がいらっしゃるわけですけれども、そういう方々の実態を見ますと、非常に不安定雇用であるとか、あるいは社会保険の未加入であるとかという問題がございます。そういう問題がございますので、これらの外国人労働者について雇用管理の改善であるとかあるいは再就職援助を図る、場合によっては、依然として後を絶たない不法就労に対してより効果……

第166回国会 厚生労働委員会 第16号(2007/04/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 国家公務員、地方公務員につきましては、それぞれの法律におきまして平等取り扱いの原則が定められておりまして、職員の採用に当たりましても、合理的な理由のない差別はこの法律によって禁止されているものと承知をいたしております。  したがいまして、国家公務員、地方公務員については、こうした別途の法的枠組みが既に整備をされていることから、本法案におきましては適用除外といたしたところでございます。せんだって御答弁申し上げたとおりでございます。
【次の発言】 地方公務員法第十三条でございますが、これは国家公務員法二十七条とほぼ同じような規定が置かれておりまして、したがいまして、私ども、地方公務……

第166回国会 厚生労働委員会 第17号(2007/04/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 生協、消費生活協同組合ですけれども、今委員が御指摘になられたように、昭和二十三年、終戦間もなくに相互扶助組織として組織をされまして、今日非常に大きな組織に全体としてなっておりまして、国民生活にとって不可欠な事業をなさっているというふうに認識をいたしております。  今委員の御指摘になられたような地産地消と申しますか、あるいは産直と申しますか、そういったことを始めたのも、私の記憶では、川崎でしたかの生協がその嚆矢の役を務めたというようなこともあります。また、最近では、事業としてということよりも自主的な活動として家事援助や子育て支援等のいわゆる福祉活動を行っているということも聞いてお……

第166回国会 厚生労働委員会 第18号(2007/05/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 ただいま議題となりました日本年金機構法案及び国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、日本年金機構法案について申し上げます。  公的年金制度は、国民の信頼を基礎として常に安定的に実施されるべきものであります。しかしながら、その運営を担う社会保険庁については、事業運営に関するさまざまな問題が生じたところであり、公的年金制度の運営体制を再構築し、国民の信頼を確保することが不可欠であります。このため、社会保険庁を廃止し、厚生労働大臣が公的年金制度に関する財政責任及び運営責任を担うことと……

第166回国会 厚生労働委員会 第19号(2007/05/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 御指摘の五千万件のデータの内訳件数でございますけれども、生年月日に誤りがあると申しますか、また場合によっては、誤りが推定されるもの、記載がないというものが、今御指摘のように、厚生年金保険で三十万余り、それから国民年金で千百件余りあるということでございます。  このような記録につきましても、氏名及び事業所名での検索を行うなど調査を丁寧に行って、御本人の記録と確認できたものについては、順次修正、整備を進め、そしてさらに基礎年金番号への統合の作業を進めるということでございます。
【次の発言】 五千万件の中には、年齢に着目して分類をして件数をそれぞれに挙げさせていただいた、これはそうい……

第166回国会 厚生労働委員会 第20号(2007/05/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 基礎年金番号を、国民年金の方々、あるいは厚生年金の方々、それから共済年金の方々、それぞれ、平成九年の一月にこれに付番をするときに、そのとき現に被保険者であるとか受給権者であるとかという立場でなかった方々については基本的にまず統合ができないというか付番ができなかった、これはそういうことであるわけですね。そして、もとより、そういう過去で違った番号を持っている方々は当然には統合できなかったわけでありますけれども、申し出をいただくこと、それから同時に、社会保険庁内部の作業として統合をしたということで、基礎年金番号に必然的に統合できなかった部分についてもできる限りの統合の努力をいたしまし……

第166回国会 厚生労働委員会 第21号(2007/05/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 五千万件、まだ統合ができていない年金手帳の符号番号の口があるわけでございます。そのうち、今古川委員が御指摘になられたように、既に受給年齢に達しているのではないかという年齢で区切ってみますと、千九百万件がそうしたものとして未統合の状況にある、こういうことでございます。  この状況は、かねてから私たびたび申し上げておりますように、本当にできるだけ早く統合すべきは統合するという事態が実現しなければならない、こういうことでございまして、そういう観点から、いろいろな個別の方々に対して通知を行ってもいるわけでございます。五十八歳通知というものをさせていただいたということがございますし、また……

第166回国会 厚生労働委員会 第23号(2007/05/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 それぞれ言論の自由があるわけでございますから、ある事態をどのようにとらえて表現するかということも、それぞれの考えに従って御主張があろうかと思うわけでございます。  しかし、消えたと言われますと、本当に世の中から消えてなくなってしまったのかというのが、一般に考えられる、その言葉から受ける印象でございまして、私どもの五千万件の記録は、基礎年金番号の記録と同じように、実はオンラインの中、つまり電磁的なファイルの中にファイルをされているわけでございまして、いわば統合を待っているというふうに言わせていただきたいわけでございます。  私どもといたしましては、やはり、統合されていない年金記録……

第166回国会 厚生労働委員会 第24号(2007/05/25、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 年金の記録の処理の問題というのは、年金の運営に当たる社会保険庁の改組の問題に対して改正案を出した冒頭から、ずっと議論をされてまいりました。  そういうことの中で、予算委員会で御質問がありまして、五千万件の持ち主不明の記録と、現に年金を受給している方の支給漏れが起こっているということが一番問題なので、それを突合したらどうかという御提案がありまして、これについては総理から、できるだけのことをするという答弁がありましたのを受けまして、私としても、検討はしてみますというようなことをお答え申し上げておるわけでございます。  時効のことについては、私も、新聞報道やテレビの画面で、そういう動……

第166回国会 厚生労働委員会 第25号(2007/05/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 衆議院議員石崎岳君外四名提出の厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律案につきましては、政府としては異議はありません。
【次の発言】 ただいま委員から、五千万件のことについてもう少しわかりやすく位置づけをすべきだという御指摘をいただきました。五千万件がなぜ生まれたか、それから、五千万件の未統合の記録に対してどういう働きかけをしているか、この二点について簡潔にお答え申し上げたいと思います。  平成九年一月に基礎年金番号制度を導入しまして、一元的に年金を管理したい、こういうことをそうした形で実現しよう、こういうようになったわけでございます。基礎年金番号……

第166回国会 厚生労働委員会 第27号(2007/06/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今委員がおっしゃるとおり、子育て、それから生産性向上のための自己啓発、あるいは地域社会、家族、こういったようなものに時間を割いて、本当に仕事と生活が調和のとれたものになるということ、つまり、ワークライフバランスはこれからの働き方の中でキーになるコンセプトだ、このように考えているわけでございます。  そういう意味で、今回の労基法の改正におきましては、一方で長時間労働の抑制ということを図ると同時に、仕事というものを、今委員が仰せられるように、労働時間ではなくて成果ではかる方がいい、そういう一定のホワイトカラーの仕事というものがあるわけでございます。  そういうものについて、私どもは……

第166回国会 厚生労働委員会 第28号(2007/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 有期雇用を含めましていろいろな雇用形態がある中で、それぞれについて、これを良好な雇用形態にしたいという観点から、労政審においても諸般の検討が行われました。  その際、雇用形態あるいは雇用の実態に応じた労働条件について、均衡の考慮ということも審議が行われたこと、これは以前パートタイム労働法の改正につきましても委員からそういう御質疑があり、私もお答えしたわけですけれども、結局、労働者側の代表者からはそうした御主張があるということの中で、使用者代表委員からは、具体的にどのような労働者についてどういうことをしろと言っているのかということについて不分明であるということから、労働契約法制の……

第166回国会 厚生労働委員会 第29号(2007/06/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 三井委員から御指摘がございましたように、年金記録につきまして、いろいろと問題というものが御指摘を受けまして、そしてそのことが、国民の皆さん、本当に年金の保険料を営々とお払いになっていらっしゃる、そしてまた、ある一定の年齢に達して年金をお受けになられるようになって、それを生活の重要な柱として頼みにしていらっしゃる受給権者の皆さん、こういうような人たちに非常に不安を与えているということは、私、本当に認識を強くいたしておりまして、申しわけないという気持ちでおるわけでございます。  一体どうしてこういうことが起こったんだということで、これはこれでまた検証委員会でしっかりと検証していただ……

第166回国会 厚生労働委員会 第30号(2007/06/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 我々が社会人になるころというのは、労働争議が炭鉱の閉山を中心にして非常に多発をいたしておりました。木原さんはお若いので、その当時のことは御存じないかと思いますけれども、赤旗が林立して、大変な労働争議が起こったわけでございます。それは、しかし、集団的な労働関係の中で起こった争議であったということが言えるかと思います。  それに対して、最近の労働争議あるいは労使紛争といったものは、極めて個別的なものが多くなってきた。これは恐らく、労働形態あるいは就業の形態というものが多様化する中で、そうして個別的に満足できない、納得できないというような労働契約関係が惹起している、こういうことであろ……

第166回国会 厚生労働委員会 第31号(2007/06/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 医療の供給体制につきましては、地域間に格差があるということはたびたび御指摘を受けておりまして、私どもも、そうした傾向が見られるということについては、これを強く認識をして取り組んでいるところでございます。  救急医療体制につきましても、そうした懸念がないように、ぜひ救急医療体制の確保に努めろという御指摘でございます。救急医療体制につきましては、現在におきましては、都道府県がその地域の実情を踏まえまして、それぞれが定める医療計画において、初期の救急医療、二次の救急医療、三次の救急医療というように、順次高次のところに行くということで、体系的な整備を行っているところでございます。  先……

第166回国会 厚生労働委員会 第32号(2007/06/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 最低賃金は、労働者の最低限度の水準の賃金を保障するという、いわばセーフティーネットとしての意義を賃金において有するものだというふうに位置づけることができようかと思います。  今度の賃金でございますけれども、まず、最賃法の改正におきまして、いわば地域別の最低賃金というのはあまねく全国各地域について決定されなければならないということで、今までも、事実上は、地域別最低賃金は全国あまねく決められていましたけれども、今度はそれが法律上義務化されまして、例外は許されないというような法制にさせていただいているところでございます。  そういう位置づけも変わっているわけでございますが、その中で、……

第166回国会 予算委員会 第2号(2007/02/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 まず、野田議員にお答えする前に、一言だけ申させていただきたいと思います。  私の過般の講演の一部におきます女性の方々と人口との関係に関します表現で、私、大変不適切な言葉遣いをいたしてしまいました。このことによりまして、国民の皆様、また女性の方々の一番大事な部分を大変傷つけてしまうということをいたしました。本当に申しわけなく、この場をおかりして、改めて心からおわびを申し上げたい、このように思っております。本当に大変申しわけありませんでした。  ところで、ただいまの御質疑の中国残留邦人の問題でございますけれども、野田議員御指摘のとおり、一昨日お昼ごろに東京地裁で判決が出まして、国側……

第166回国会 予算委員会 第3号(2007/02/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 新型インフルエンザの問題というのは、私が厚生労働大臣に就任して事務当局からいろいろな説明をされる中で、最も私自身が緊張して聞かざるを得なかったテーマでございます。  それはさておきまして、そういった観点から、抗インフルエンザの対処策については、現在、新型インフルエンザ対策行動計画というものが策定されておりまして、昨年の九月に訓練が行われました。この二月の五日にもまたさらに地方自治体を巻き込んだ訓練を行うことになっておりますが、そうしたことも着々と進めておりますし、また現在、ガイドラインというものにつきましては、もう最後のパンデミックの状態に至る事態までを包含するガイドラインの策……

第166回国会 予算委員会 第4号(2007/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 ただいま猪口委員から、本当にいろいろな多角的な見地から、私のこれまでの発言について、非常に御同情をいただく、温かい励ましの言葉を含めてのお話がございました。大変感銘を受けてお聞きいたしておりました。  私の一月二十七日の松江における発言、これは講演中に発した発言なのでございますけれども、女性と人口の関係について実に不適切な表現を用いたということがございます。そのことによりまして、女性のみならず国民の皆様に大変大きく傷をつけ、混乱も招いたこと、本当に心からおわびを申し上げる次第です。  この上は、強い反省の上に立って、与えられた任務のために、微力ではありますけれども、私の全力を挙……

第166回国会 予算委員会 第5号(2007/02/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、佐々木委員御指摘のとおり、私が一月二十七日に講演しまして、その講演の一部で人口推計の説明をした際、女性と人口との関係について説明をしたくだりがございます。その中で今御指摘のような箇所がございまして、それらについて、そういう不適切な発言をしたということをまことに申しわけないと感じておりまして、深くおわびを申し上げますとともに、反省をいたしておるということでございます。
【次の発言】 とにかく、人口推計の説明に当たりまして、女性と人口との関係につきまして大変不適切な発言をしたということでございまして、その点はもう本当に申しわけなく思っているということでございます。

第166回国会 予算委員会 第6号(2007/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 我が国の社会保障制度が、国民皆年金、国民皆保険ということで世界に冠たる給付内容を実現しているという御指摘、社会保障を専門としてこれまで数々の実績を挙げてこられた丹羽委員の御指摘は、私も全く同感でございます。  二つ問題があるのだろうと思います。一つは、すべて税方式、税の収入に頼ることがどうなのか、それからもう一つは、事業主負担というものをどういうふうに位置づけていくであろうか、このことが問題かと思うわけでございます。  まず、税方式ということになりますれば、これはもう本当に、まず自立の契機が全く否定されているというようなこと、それから、権利性がどうしても希薄になりますから、勢い……

第166回国会 予算委員会 第7号(2007/02/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 事実ですから、事実の問題ですから私から御答弁させていただきます。  まずパート労働法ですけれども、パート労働法は、確かに菅さんがおっしゃられるように、十六年と十八年に民主党は出されております。しかし、これは一律にパートの労働について差別の禁止をするというようなことでありまして、今回私どもがパート労働法と出しているのは、パートにはいろいろな形態がある、正社員と同じようなことをやっている人もいるし……(発言する者あり)
【次の発言】 また、コールセンターか何かで電話の応答をしているというような、まさに文字どおりのパートをしていらっしゃる方もいる。そういうようないろいろな働き方をして……

第166回国会 予算委員会 第8号(2007/02/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、小野寺委員が御指摘になられたように、平成十七年の十月に介護保険制度を見直し、改正いたしました。そのときに、在宅と施設入所の方の負担の公平性という観点から、介護保険施設等における居住費、食費というものについては保険給付の対象外ということにいたしました。  したがいまして、少しその分利用料が総体としては増嵩する、かさがふえる、こういうことになりましたけれども、当然のことながら、低所得者の皆さんには過重な負担とならないよう、所得に応じた負担上限額の減額を図っているところでございます。国民年金以外に収入のない高齢者につきましても、食費や居住費の負担を含めましても、制度改正よりも利用……

第166回国会 予算委員会 第10号(2007/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 近年、企業、労働者双方のニーズによりまして働き方が多様化しているということがございます。そして、非正規雇用が増加をして、今、全雇用のほぼ三分の一にならんとしている。こういう状況にあることは、私も当然のことながらよく認識しているところでございます。  私どもは、問題としては、派遣にしろ、フリーターにしろ、アルバイトにしろ、パートにしろ、こういう非正規労働、非正規雇用が若年者を中心として増加しておるということが将来の格差の固定化あるいは拡大というようなものにつながっていくおそれがある、そういうことには十分な注意が必要だというふうに考えておりまして、このような雇用の多様化は、それはそ……

第166回国会 予算委員会 第11号(2007/02/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 本事案に係ります混載された牛肉二箱は、米国政府が発行する衛生証明書に記載がなく、すなわち、米国農務省が対日輸出を認めた貨物ではないこと、次に、米国政府より誤って混載されたのではないかとのとりあえずの報告を受けているところであります。  したがいまして、本事案につきましては、現在、米国農務省が詳細な調査を行っているところでありまして、その結果を踏まえて、事案の性質に応じた対応をしなければならない、このように考えております。
【次の発言】 まさしく、そのような点について今米国政府に調査を求め、そして、米国政府のそのあたりのことについての調査結果の報告を待っている、こういう段階であり……

第166回国会 予算委員会 第12号(2007/02/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、中川委員から、かねてからの発言に端を発しまして、私自身の発言に対する信頼がだんだん減衰をしてきているのではないか、こういう御指摘をいただきましたけれども、発端になりました、先月一月末の松江での私の発言というものがやはり非常に適切を欠いたというものでございましたので、それについて私が反省をし、そしてみずからの与えられた職責を十分に果たす、こういうことの覚悟をして進んできているつもりでございますけれども、その努力がなお十分に国民の皆さんの理解を得るところまで、つまり、一月末のこの発言で傷ついた信頼を回復するところにまでいっていないということを意味するのかもしれない、このように考……

第166回国会 予算委員会 第13号(2007/02/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、笠井委員御指摘のとおり、生活保護の中に老齢加算という制度で加算が行われておりました。これは昭和三十五年に創設されたものでございますが、加算の理由としては、高齢者の場合には、それ以外の年齢の者と比べて消化吸収のよい食品が必要になる、あるいは厚着をするための被服費等もかかるだろう、こういう、それ以外の年齢の者と比べてのかかり増し分があるということを根拠にしていたというふうに承知をいたしております。
【次の発言】 老齢加算の創設後、生活保護基準につきましては、加算を含めて、一般国民の消費の伸び以上に、全体として水準を引き上げてきたところでございます。  ところが、一方、平成十五年……

第166回国会 予算委員会 第14号(2007/02/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 正社員、非正社員といいますか、正規労働、正規雇用、あるいは非正規の労働、雇用といったような範疇で労働市場の動向を見ますと、今深谷委員の仰せられるとおり、最近においては、大変非正規労働が、雇用が多くなっている、大体三分の一近くになっている、こういう状況でございます。それから、その中でパートも非常に大きな部分を占めている、こういう情勢になっております。  これについてどのような認識を持っておるかということでございますけれども、これは、これがもたらしたものについては、使用者側の構造変化への対応という動機があったことは間違いないと思いますが、同時に、労働者側の、労働形態を多様化して自分……

第166回国会 予算委員会 第16号(2007/02/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 研修・技能実習制度につきましては、特に技能実習生に係る法定の労働条件の履行の問題につきまして、従来から重点的に取り組んでいるところでございます。  監督対象事業場については、投書等の各種の情報から、法定労働時間の履行確保上特に問題があると考えられる事業場を選定して調査を行っているところでございますが、御指摘の違反率になっているのにはそういう関係も作用しているというふうに思います。  この九割ということは、確かに無視できない非常に高率の違反でございます。もう糸川委員も御承知かと思いますけれども、これは賃金の問題、労働時間の問題、それから健康管理の問題、寄宿舎の問題、安全衛生の問題……

第166回国会 予算委員会 第17号(2007/03/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 厚生労働省におきましては、これまでも離島を含めて僻地医療の確保という観点は大変重要なものだというふうに考えておりまして、僻地診療所の整備、僻地医師が不在の場合に代理を務める医師の派遣、このようなことについての都道府県の取り組みを支援しているところでございます。  また、平成十八年度補正予算におきましては、医療機関まで相当の時間を要する、容易に利用できない地域の患者及び家族を対象とした宿泊施設の整備、それから、平成十九年度予算におきましては、船では相当の時間を要し、十分な巡回診療が難しい離島に対しましては、民間のヘリコプターの活用をする等の措置を盛り込んで、いずれにしても僻地医療……

第166回国会 予算委員会 第19号(2007/05/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 長妻委員は、この年金記録の問題につきまして、非常によく丹念にいろいろな問題点をお調べになって今日まで至ったことについては、私は率直に言って敬意と感謝を申し上げております。これは委員会でも同じです。  ただし、余りに政治的な文言を使用されまして国民の年金に対する不安をあおる、そういうことについては、これはお互い、年金などという問題は、年金の実体の改革をしたときもそうなんですけれども、与野党一緒になってやりましょう、スウェーデンの例もそうです。  ですから、本問題につきましても、消えた年金記録というようなことで……(発言する者あり)


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 財務金融委員会 第1号(2009/01/09、44期、自由民主党)

○柳澤議員 ただいま議題となりました銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表して、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  現在、世界的な金融資本市場の混乱のもとで、我が国の株式市場は、本来の企業価値からは考えられないほどの不振な状況に陥っております。このような株式価格の著しい変動が、銀行、企業の財務内容や金融システムに影響を与え、銀行の健全性を損ね、また、過度の信用収縮を招くことが懸念されます。こうしたことを通じて、経済や国民生活に重大な支障が生ずることのないよう、対応を図っていくことが必要であります。  このような観点から、銀行等保有株……

第171回国会 財務金融委員会 第25号(2009/05/26、44期、自由民主党)

○柳澤議員 我々、かつて金融危機のときに、銀行が大変たくさんの株を保有している、そして、これが時価会計というか公正価値会計のもとで値下がりをしますと、たちどころに信用収縮が起こってしまう、こういう現実を前にしまして、とにかく株式の保有制限をしようと。そして、それを市場で売られたんじゃかなわないから、それを市場から退避させるような、そういう保有機構をつくろうということでつくったわけでございます。  現在は、特にティア1との関係で規制しましたが、ティア1に照らして考えますとかなりの水準には下がってきているんですけれども、やはりその後においても安定株主対策というような力が経済界にかかっておりまして、……

第171回国会 財務金融委員会 第26号(2009/05/27、44期、自由民主党)

○柳澤議員 基本的に、先ほど宮下提案者が御説明申し上げましたように、今回の危機対応業務に伴う私どもの変更としては、まず、三年間、二十四年の三月三十一日までは危機対応業務をやるし、また必要ならば政府による増資も行われるということで、ここは勘定に入れずにというか、それを飛ばして二十四年四月の一日から五年ないし七年の期間で完全売却をしよう、こういうことでありまして、基本の考え方は、五年ないし七年で完全売却しようという原則というものは大切にしよう、こういうことの仕組みになっているわけでございます。  そうはいいましても、なぜこの検討条項を設けたかといいますと、ここで現実に増資が行われるということははっ……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第1号(2007/04/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 平成十七年度厚生労働省所管一般会計及び特別会計の決算の概要につきまして御説明申し上げます。  まず、一般会計につきましては、歳出予算現額二十一兆四千八百八億円余に対して、支出済み歳出額二十一兆千七百二十八億円余、翌年度繰越額千五百四億円余、不用額千五百七十四億円余で決算をいたしました。  次に、特別会計の決算につきまして申し上げます。  第一に、厚生保険特別会計につきましては、収納済み歳入額五十二兆五千九百三十一億円余、支出済み歳出額五十一兆四千四百六十九億円余、翌年度繰越額七千七百八十七万円余であり、差し引き一兆一千四百六十億円余をこの会計の積立金として積み立てるなどとして、……

第166回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第2号(2007/04/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、まず療養型の病床についての転換の問題が一つございます。これが介護のシステムの中で私どもが取り組まなければならない問題、このように考えております。  それから、この前の介護保険制度の改正以降、大きな転換を私どもいたしたわけでございますが、その一つは予防重視型のシステムへの転換、それともう一つは地域密着型のサービスの創設、こういったことを主な柱とする抜本改正を行いました。  その中で、地域包括支援センターというものの整備をするということが非常に喫緊の課題になっているんですが、この体制整備についてはやや立ち上げがおくれているという面もあったわけでございます。これは、各市町村の努力……

第166回国会 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号(2007/04/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、雇児局長から説明をいたしましたように、この一時保護施設が、児童虐待のケースが増加する中で、定員を超過するような事態になっております。  そういう中で、今委員が御指摘になられたように、虐待を受けた子供と非行の児童が同室で保護されるといういわゆる混合処遇というような事態も起こっておりまして、これは、委員の御指摘にもございましたけれども、問題がある、こういう認識でございます。  したがいまして、これについては、今、雇児局長の方からお答えいたしましたように、十八年度の補正予算で、一時保護施設の間取りの改修であるとかというようなことにつきまして手当てをいたしました上に、十九年度におき……

第166回国会 予算委員会第五分科会 第1号(2007/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 平成十九年度厚生労働省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。  平成十九年度厚生労働省所管一般会計予算の総額は二十一兆四千七百六十九億円であり、平成十八年度当初予算額と比較いたしますと五千三百五十二億円、二・六%の増加となっております。これは国の一般歳出の四五・七%を占めております。  以下、主要施策について御説明申し上げます。  第一に、医師の偏在により、一定の地域や診療科において必要な医師が確保できない状況に対応するため、都道府県医療対策協議会の取り組みに対する支援や、小児科、産科における拠点病院づくりを初め、新医師確保総合対策に基づく各般の対策を推……

第166回国会 予算委員会第五分科会 第2号(2007/03/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○柳澤国務大臣 今、赤羽委員のおっしゃるとおり、去る一月の三十日に東京地裁の判決がありまして、その判決自体は国側勝訴ということでありましたけれども、その機会に総理から御指示をいただきました。法律問題や裁判の結果は別として、中国残留邦人の方々への支援のあり方について、誠意を持って対応するように指示する、こういうのが御趣旨でございました。  これを受けまして、私も、総理と官邸でお会いになった方々と引き続いてお会いして実情を聞きましたが、その後もまた一度、今度は別のグループの方々ともお会いして、生活の実情を聞かせていただいた次第です。それやこれやで、今まさに委員の御指摘になられたような、尊厳の問題と……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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