野田佳彦 衆議院議員
45期国会発言一覧

野田佳彦[衆]在籍期 : 40期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
野田佳彦[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは野田佳彦衆議院議員の45期(2009/08/30〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は45期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院45期)

野田佳彦[衆]本会議発言(全期間)
40期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
第176回国会(2010/10/01〜2010/12/03)

第176回国会 衆議院本会議 第5号(2010/11/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) さきに決定されました円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策を受けて、今般、平成二十二年度補正予算を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要について御説明いたします。  まず、最近の経済情勢と緊急総合経済対策について申し述べます。  我が国経済は、アジアを中心とした外需等により持ち直してきたものの、このところ足踏み状態となっております。また、失業率が若年層を中心に依然として高水準で推移しているなど、雇用情勢も厳しい状況にございます。  先行きについては、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に景気が持ち直していくことが期待される一方で……

第176回国会 衆議院本会議 第6号(2010/11/04、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 大串議員からは、私には五問、御質問がございました。謹んでお答えをしたいというふうに思います。  まず、補正予算についてのお尋ねでございます。特に、与野党の幅広い理解と支援を得られるような工夫をどうするかというお尋ねでございました。  補正予算を含む経済対策の策定に当たりましては、まず、与党からの御提言だけではなくて、各党から、野党からの御提言もしっかり受けとめまして、規模感あるいは中身において相当程度取り入れたというふうに思っております。  その上で、五つの柱を立てました。「雇用・人材育成」、そして「新成長戦略の推進・加速」、「子育て、医療・介護・福祉等」、それから「……

第176回国会 衆議院本会議 第9号(2010/11/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 柿澤議員から、私には二つのお尋ねがございました。  一つは、為替介入についての御質問でございます。  現在、我が国においてデフレが進行し、そして経済情勢が依然として厳しい中、為替相場の過度な変動は、経済、金融の安定の悪影響から、看過できない問題でございます。こうした中で、御指摘のように、先般のG20やAPEC会合でも、より市場で決定される為替レートシステムに移行し、通貨の競争的切り下げを回避することに加え、準備通貨を持つ国々を含む先進国は為替レートの過度な変動や無秩序な動きを監視することが合意をされたところでございます。  なお、整理して申し上げますが、我が国の九月の……


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 衆議院本会議 第1号(2011/01/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 平成二十三年度予算の御審議に当たり、財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明申し上げます。  我が国経済は、リーマン・ショック後の経済危機を克服したものの、足元については、失業率が若年層を中心に依然として高水準で推移するなど、厳しい状況にあります。加えてデフレが続いており、円高、世界経済の動向等、景気の下押しリスクについても注視していく必要があります。  また、少子高齢化、生産年齢人口の減少が進んでおります。さらに、我が国財政は厳しさを増しており、国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難な状況にあります。こうした難局を乗り越……

第177回国会 衆議院本会議 第4号(2011/02/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) ただいま議題となりました平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について御説明申し上げます。  平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項に係る施策を着実に実施する、元気な日本復活予算であります。  こうした施策を盛り込んだ予算全体としては、税収等の収入が依然として低水準にある中で、歳出歳入両……

第177回国会 衆議院本会議 第17号(2011/04/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 今般、平成二十三年三月十一日に発生した東日本大震災に対応し、必要な財政措置を講ずるため、平成二十三年度補正予算を提出することといたしました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要を御説明申し上げます。  三月十一日に発生した東日本大震災は、甚大な被害をもたらしました。この災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。さらに、救助救援活動や復旧活動にかかわる官民の関係者やボランティアなど多くの方々の尽力に敬意を表しますとともに、国際社会から寄せ……

第177回国会 衆議院本会議 第21号(2011/05/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 柿澤議員からは、復興財源の調達のあり方について御質問がございました。  復興財源のあり方については、復興の青写真や今後の対策の規模、さらには市場の信認確保の観点などを踏まえて、今後、歳入歳出にわたり、あらゆる方策を検討してまいります。  こうした検討の過程で、さまざまなアイデアをいただきながら、よいと思ったものは積極的に取り上げていきたいと考えており、柿澤議員の御提案についても、そのメリット、デメリットを含めて、よく勉強させていただきたいと思います。(拍手)

第177回国会 衆議院本会議 第33号(2011/07/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:財務大臣】

○国務大臣(野田佳彦君) 今般、東日本大震災の当面の復旧対策に万全を期すため、必要な財政措置を盛り込んだ平成二十三年度第二次補正予算を提出することといたしました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要を御説明申し上げます。  甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から四カ月が経過しました。全会一致で御賛同いただいた平成二十三年度第一次補正予算に盛り込まれた事業を迅速かつ着実に実施し、被災地域の早期復旧に引き続き全力を挙げていきます。  被災された多くの方々の生活は今なお厳しい状況にあり、喫緊の課題として、その再建を力強く支援してまいります。さらに、先般、東日本大震災復興対策本部を立ち……


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第178回国会(2011/09/13〜2011/09/30)

第178回国会 衆議院本会議 第1号(2011/09/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 第百七十八回国会の開会に当たり、東日本大震災、そして、その後も相次いだ集中豪雨や台風の災害によって亡くなられた方々の御冥福をお祈りします。また、被害に遭われ不自由な暮らしを余儀なくされている被災者の方々に、改めてお見舞い申し上げます。  このたび、私は、内閣総理大臣に任命されました。政治に求められるのは、いつの世も、正心誠意の四文字があるのみです。意を誠にして心を正す。私は、国民の皆様の声に耳を傾けながら、みずからの心を正し、政治家としての良心に忠実に、大震災がもたらした国難に立ち向かう重責を全力で果たしていく決意です。まずは、連立与党である国民新党初め各党各会派……

第178回国会 衆議院本会議 第2号(2011/09/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 自民党の谷垣総裁から、多岐にわたる御質問をいただきました。ありがとうございました。  まず、民主党の綱領に関する御質問がございました。  菅前総理が民主党の綱領について検討する旨の発言をされ、党の前執行部でも検討課題としていたことは承知をしております。  ただし、誤解のないように正確に申し上げますと、法的に、政党届を提出する際には、綱領、基本政策、党規約等の提出が義務づけられており、民主党は、綱領として「私たちの基本理念」を届け出ております。これは、一九九八年四月二十七日に現在の民主党を結成した際に、結党に参加した議員が熱心な議論を重ねた上に、既成の政党の綱領も吟……

第178回国会 衆議院本会議 第3号(2011/09/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 公明党の井上幹事長の御質問にお答えをいたします。  まず最初に、枝野経産大臣の任命について御質問をいただきました。  枝野経産大臣は、先般まで官房長官の要職にあり、特に、三月十一日以降、震災復旧復興にとどまらず、原発事故収束の問題にも非常に深く携わってこられました。今回、その経験と教訓を生かしていただくことは本格的な復旧復興を急ぐための即戦力であると期待をしており、適材適所の人選と考えておる次第であります。  次に、野田内閣、予算委員会に関する御質問をいただきました。  我が内閣が、体制が不十分あるいは不完全な内閣との認識は持っておりません。政府としては、大震災復……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 衆議院本会議 第3号(2011/10/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 第百七十九回国会に当たり、私の所信を申し上げます。  東日本大震災からの復興に歩み始めた被災地で、改革に情熱を傾ける全国各地の農村や漁村で、歴史的な円高に立ち向かう中小企業の町で、そして欧州に発したあらしが吹き荒れる国際金融市場で、今、私たち政治家の覚悟と器量が問われています。  この国会がなし遂げなければならないことは明確です。被災地の復興、原発事故の収束、そして日本経済の立て直しを大きく加速するために、一日も早く第三次補正予算とその関連法案の成案を得て、実行に移すことです。これは、政府・与党と各党会派の皆様との共同作業にほかなりません。この苦難の日々を懸命に生……

第179回国会 衆議院本会議 第4号(2011/10/31、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 自民党の谷垣総裁から御質問をいただきました。順次お答えしていきたいというふうに思います。  まず、民意を問うことについてのお尋ねがございました。  我が国の目の前には、震災からの復興、原発事故の収束、経済金融危機への対応という、乗り越えなくてはならない危機が存在しています。政府、与野党を超えて克服することが国民の願いであると認識しています。  民意を問うことは大切であり、その考えは不変ですが、まずは、政府、国会、全政党が、大震災からの復興、原発事故の収束、経済金融危機からの脱却という共通目標のもとで協力することを国民の大多数が望まれていると理解をしております。  ……

第179回国会 衆議院本会議 第5号(2011/11/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 公明党の斉藤議員からは、私に対して厳しい御指摘も含めて、また、建設的な御提言もいただきまして、ありがとうございました。  まず、私の政治信念と復興への決意についてのお尋ねがございました。  私の政治的信念は、去る九月の所信表明演説で述べたとおり、正心誠意の四文字であります。意を誠にして心を正す。私は、国民の皆様の声に耳を傾けながら、みずからの心を正し、政治家としての良心に忠実に、大震災がもたらした国難に立ち向かう重責を全力で果たしていく決意であります。  この国を希望あふれる国につくり上げ、大震災から立ち直ろうとする新しい日本があすへ向かって大きな一歩を踏み出すた……

第179回国会 衆議院本会議 第6号(2011/11/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 自民党西村議員の御質問に順次お答えをしてまいります。  まず最初に、震災対応のおくれについてのお尋ねがございました。  大震災発生から八カ月経過をいたしましたけれども、これまでに政府は、地方自治体とも協力をして、仮設住宅の建設、瓦れきの撤去、被災者の生活支援など、全力で震災への対応に取り組んでまいりました。  五月二日には約四兆円規模の第一次補正予算、七月二十五日には約二兆円規模の第二次補正予算をそれぞれ成立させていただき、その執行に真摯に取り組んでいるところであります。  また、今国会には、被災地の復興、原発事故の収束などを大きく加速させるための第三次補正予算案……

第179回国会 衆議院本会議 第9号(2011/11/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対して、所信を申し述べます。  政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を十分に体しまして、世界の難民問題の恒久的な解決と難民の保護の質的向上に向けて、国際社会で引き続き主導的な役割を果たしていく考えであります。(拍手)
【次の発言】 私は、第十九回アジア太平洋経済協力、APEC首脳会議への出席のため、十一月十二日から十四日まで米国を訪問しました。  APECは、各エコノミーの自発的な意思によって、アジア太平洋地域における経済面でのつながりを強め、地域の未来を語り合う場として、その創設以来、我が国が主導して育ててきた地域経済統合の……

第179回国会 衆議院本会議 第11号(2011/11/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党・無所属クラブを代表しての畑浩治議員の御質問にお答えをいたします。  私に対する御質問は、復興庁の長としてのリーダーシップについてのお尋ねでございました。  復興庁においては、内閣総理大臣を長とし、復興大臣一人、副大臣一人、復興局を担当する大臣政務官三人を置くとともに、すべての国務大臣等によって構成される復興推進会議を設置するなど、強力な政治主導体制を確保しております。  また、復興庁は、復興特区制度や復興交付金などを所掌し、市町村の復興事業を強力に支援するとともに、各府省の予算要求の事前調整を行うことなどにより、復興施策を一体的に進めることとしています。 ……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 衆議院本会議 第1号(2012/01/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 第百八十回国会の開会に当たり、この国が抱える諸課題と野田内閣の基本方針について、謹んで申し上げます。  昨年九月、野田内閣は、目の前にある課題を一つ一つ解決していくことを使命として誕生いたしました。日本再生元年となるべき本年、私は、何よりも、国政の重要課題を先送りしてきた決められない政治から脱却することを目指します。  「与野党が信頼関係の上に立ってよく話し合い、結論を出し、国政を動かしていくことこそ、国民に対する政治の責任であると私は信じます」これは、四年前、当時の福田総理がこの演壇から与野党に訴えかけられた施政方針演説の一節です。  それ以降も、宿年の課題は残……

第180回国会 衆議院本会議 第2号(2012/01/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 自由民主党の谷垣総裁の御質問に順次お答えをしてまいります。  まず、選挙時の消費税に関する発言などについて御質問をいただきました。  民主党が前回総選挙時に国民に対して約束したことは、衆議院の任期中には消費税の引き上げは行わない、引き上げを行う際には国民に信を問いますということでございました。この方針は今でも変わりません。御指摘のアンケートについても、この観点から反対と回答をいたしました。  今回の一体改革において、政府・与党で取りまとめた素案では、第一弾の消費税の引き上げは二〇一四年の四月を予定しております。これは現在の衆議院議員の任期終了後でありまして、当然、……

第180回国会 衆議院本会議 第3号(2012/01/27、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 公明党の井上幹事長の御質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。  まず最初に、仮設住宅の寒さ対策についてのお尋ねがございました。  本格的な冬の寒さを迎えている中で、応急仮設住宅の寒さ対策は重要であります。私自身、今月八日に福島を、十日には岩手、宮城を訪れ、仮設住宅にお住まいの皆様からお話をお伺いしてまいりました。  昨年九月からの、窓の二重サッシ化、断熱材の追加、暖房器具の設置などは、おおむね年末までに完了したところでございますが、引き続き、被災された方々の生活の負担を少しでも軽減できるよう取り組んでまいります。  続いて、被災者、被災自治体への支援について……

第180回国会 衆議院本会議 第5号(2012/02/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党野木実議員の御質問にお答えをしたいと思います。  まず最初に、避難指示の解除に向けた政府の取り組みに関する御質問をいただきました。  避難区域等の見直しについては、県や市町村などの関係者との綿密な協議、調整を行いながら、三月末を一つの目途に、新たな避難指示区域の設定を目指すこととしております。  住民の皆様の御帰還に向けては、野木議員御指摘の地方税法等改正案に盛り込まれた特例は重要な措置であると考えていますが、学校、病院を含む生活基盤の整備や除染も、復旧復興に必要な措置と認識をしております。  生活基盤等のインフラについては、県、市町村とも意見交換しつつ、帰……

第180回国会 衆議院本会議 第14号(2012/04/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  今回、北朝鮮が予告した人工衛星と称するミサイルの発射は、我が国を含む地域の平和と安定を損なう、安全保障上の重大な挑発行為と言わざるを得ません。  また、北朝鮮に対して弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射も実施することなどを禁じた国連安保理決議第一六九五号、第一七一八号及び第一八七四号に違反するもので、地域の平和と安定を損なうおそれがあり、強行されれば遺憾です。  さらに、対話を通じた諸問題の解決に向けた取り組みも後退させかねないと懸念しています。  政府としては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体し、北朝鮮……

第180回国会 衆議院本会議 第15号(2012/04/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  我が国を含む関係各国が、北朝鮮に対し発射の自制を強く求めてきたにもかかわらず、今回、北朝鮮が発射を強行したことは、我が国を含む地域の平和と安定を損なう、安全保障上の重大な挑発行為と言わざるを得ません。  また、今回の発射は、弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射も行わないことを北朝鮮に義務づけた国連安保理決議第一八七四号を初め、第一六九五号及び第一七一八号といった累次の安保理決議に違反するものであり、日朝平壌宣言にも違反し、かつ、二〇〇五年九月の六者会合共同声明の趣旨にも反するものです。  さらに、国際社会にお……

第180回国会 衆議院本会議 第16号(2012/04/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対して、所信を申し述べます。  政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を十分に体しまして、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ関係を一層緊密なものへと発展させ、世界の平和と安定を実現すべく、最大限の努力を払っていく考えであります。(拍手)

第180回国会 衆議院本会議 第18号(2012/05/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党を代表しての長妻昭議員の御質問にお答えをいたします。  まずは、少子高齢社会の日本モデルについてのお尋ねがございました。  世界最速の超高齢化に対応した新たな社会保障制度に変えていくため、一体改革では、全世代対応型の社会保障制度としていくことや、地域での医療、介護、子育てなどの支援を充実していくことを大きな柱にしています。  具体的には、医療、介護、生活や住まいの支援などが一体的に提供される地域包括ケアシステムを、おおむね人口一万人程度の中学校区を単位として実現し、介護や医療が必要となっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるようにすること……

第180回国会 衆議院本会議 第19号(2012/05/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党泉健太議員の御質問にお答えをしてまいります。  まず最初に、社会保障に子育て支援を位置づけた意味、財源確保、法案成立に向けた決意についてのお尋ねがございました。  一体改革では、未来への投資を強化することにより全世代対応型の社会保障制度の実現を目指すこととしており、子ども・子育て支援に消費税財源を向けることは、人生前半の社会保障を強化する意味があると考えます。  子ども・子育て新システムには、税制抜本改革による財源により〇・七兆円程度を確保することとしており、今後、さまざまな政策の見直しを行う中で、さらなる財源確保ができないか検討を行うこととしていますが、政……

第180回国会 衆議院本会議 第20号(2012/05/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党を代表しての古本伸一郎議員の御質問にお答えをしてまいります。  まず、社会保障の安定財源確保と財政健全化についての御質問をいただきました。  国の税収が歳出の半分すら賄えていない状況に照らせば、社会保障関係費は、その相当部分を将来世代の負担にツケ回ししているのが現状であり、さらに、毎年一兆円規模の自然増が不可避となっております。また、社会保障費の増加に伴う歳出の増加に対して、これまで十分な税収を確保してこなかった結果、公債残高は著しく増加し、その元利払いのための国債費に税収の半分以上が充てられている状況であります。  議員御指摘のとおり、この自転車操業のよう……

第180回国会 衆議院本会議 第22号(2012/05/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党山花議員の御質問にお答えをいたします。  原子力安全規制組織、制度の改革についてのお尋ねがございました。  今般の東京電力福島第一原発事故により、大量の放射性物質が放出され、多くの人々の暮らしに深刻な影響を及ぼしました。利用推進と規制とが同じ組織のもとにあるこれまでの原子力安全行政の信頼は大きく損なわれました。二度とこのような事故を起こさないためには、放射線から人と環境を守るとの理念のもとで、組織と制度の抜本的な改革を行うことが必要です。  このため、政府提出法案では、放射線による有害な影響から人の健康及び環境を保護することを、原子力安全規制の目的として、原……

第180回国会 衆議院本会議 第23号(2012/06/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党福島伸享議員の御質問にお答えをいたします。  私には、二問、御質問がございました。  まず最初に、今回の法案と国家公務員制度改革基本法との関係についてのお尋ねでございます。  今回の法案は、福島議員御指摘のように、自公政権下において成立した国家公務員制度改革基本法に基づき、幹部人事の一元管理や自律的労使関係制度の措置等の国家公務員制度改革を実現するため、昨年六月に国会に提出しているものであります。十分に御審議をいただき、できるだけ早く成立させていただきたいと考えております。  次に、自律的労使関係制度の意義についてのお尋ねがございました。  自律的労使関係制……

第180回国会 衆議院本会議 第30号(2012/07/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党楠田大蔵議員の御質問にお答えをいたします。  まず最初に、九州北部豪雨による災害への対応についての御質問をいただきました。  まずは、九州北部豪雨によりましてお亡くなりになられました皆様の御冥福をお祈りするとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。  七月二十日、私が被災地を訪れた際、御要望が多かった激甚災害の指定については、農地等の災害復旧事業の指定に向け、手続を速やかに進めるよう指示をいたしました。公共土木施設等についても、引き続き、被害額の把握等を進め、基準に達すれば、速やかに対応してまいります。  このほか、被災自治体への支援策と……

第180回国会 衆議院本会議 第35号(2012/08/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  今般の李明博大統領の竹島上陸は、竹島に関する我が国の立場とは相入れず、極めて遺憾であり、政府としては毅然とした対応措置をとります。  その一環として、政府は、竹島問題について、国際司法裁判所への合意付託及び日韓紛争解決交換公文に基づく調停についての提案を行いましたが、このように、国際法にのっとった、冷静、公正かつ平和的な解決を目指しています。  また、我が国の立場についての対外発信の強化、竹島の領土問題に対応する政府の体制の強化、その他、今後とることのあり得る措置の検討をしっかり行い、対応していきたいと考えます……


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第181回国会(2012/10/29〜2012/11/16)

第181回国会 衆議院本会議 第1号(2012/10/29、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 第百八十一回国会に当たり、謹んで所信を申し上げます。  内閣総理大臣を拝命してから一年余り、この間、私を突き動かしてきたものは、この国の将来を憂える危機感です。今何とかしなければならないという切迫した使命感です。  東日本大震災が我が国に突きつけた難題、そしてそれ以前から我が国が背負ってきた重荷の数々、いずれも、このまま放置すれば、五年後、十年後の将来に取り返しのつかない禍根を残してしまうでしょう。立ちどまっている時間はないのです。  二年目の厳しい冬を迎える被災地の復興、今も続く原発事故との戦い、事故に起因して再構築が求められるエネルギー・環境政策、不透明感を増……

第181回国会 衆議院本会議 第2号(2012/10/31、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 自由民主党の安倍総裁から御質問をいただきました。順次お答えをしてまいりたいと思います。  まず最初に、解散についての御質問をいただきました。  十月十九日の三党党首会談のときに、近いうちに国民の信を問うと申し上げた意味は大きい、自分も責任を重く受けとめているし、それを踏まえて、環境整備をした上で判断をしたい、そこは自分を信じてほしいというお話をさせていただきました。これは、特定の時期を明示しない中でのぎりぎりの言及だというふうに思います。  そして、環境整備の中でも、とりわけ急がなければいけないテーマとして、特例公債法案、一票の格差、定数削減の問題、社会保障国民会……

第181回国会 衆議院本会議 第3号(2012/11/01、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 公明党の井上議員の御質問にお答えをしてまいります。  まず最初に、閣僚の任命に関するお尋ねがございました。  今回の内閣改造における閣僚任命とその任命に至るプロセスについては、人事でありますので、さまざまな総合的な検討と判断の結果であると申し上げます。  これまでの閣僚交代人事において、任命した閣僚が職務を全うできない例があったことは遺憾であり、また、拉致事件が解決に至っていないことは、政府として真摯におわびを申し上げます。  任命権者としての責任を自覚しつつ、後任の閣僚を含め、内閣全体としてその職務を果たすことにより、政権としての責任を果たしてまいりたいと考えて……

第181回国会 衆議院本会議 第4号(2012/11/08、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(野田佳彦君) 民主党を代表しての中野寛成議員の御質問にお答えをしてまいります。  三十年を超える長い国会議員活動を踏まえての万感の思いを込めた御質問、ありがとうございました。  まず、オバマ米国大統領再選の受けとめについてのお尋ねがございました。  六日に行われた米国大統領選挙の結果、オバマ大統領が再選されたことを受け、早速私から、再選を心からお祝いする旨のメッセージをお送りさせていただきました。  日米同盟は我が国の外交、安全保障の基軸であり、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、その重要性は増しています。  オバマ大統領との間では、安全保障、経済、文化・人的交流を中心に、……

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委員会発言一覧(衆議院45期)

野田佳彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第173回国会(2009/10/26〜2009/12/04)

第173回国会 財務金融委員会 第1号(2009/11/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 このたび、財務副大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。  藤井裕久財務大臣をしっかりお支えして、峰崎副大臣、そして、古本、大串政務官とも手を携えて、しっかりと職務遂行を果たしていく決意です。  玄葉光一郎委員長初め衆議院財務金融委員会の委員の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げて、一言ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

第173回国会 財務金融委員会 第2号(2009/11/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 資料に沿ってお答えをしたいと思いますけれども、これは左端に番号が書いています。六番から十四番までの見直しの中で、十番だけこれは残したんですね。これは要は、ことしの税制改正があって、来年の確定申告の際に必要なシステムで、これがないと確定申告ができないということだったので、ここだけは残しまして、そのほかの六から十四番は全部執行停止にしました。  その観点は、無駄ではなくて緊要性です。急がなくてもいいということで外したということであります。実際に、ここに政務官もいらっしゃいますけれども、現場も見に行っていただきました。監視用のカメラ、機器があった方がいいなとは思います。思いますけれども……

第173回国会 財務金融委員会 第5号(2009/11/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 お尋ねのOECD諸国における納税者権利憲章の制定状況ですけれども、二〇〇八年現在、加盟国三十カ国中二十三カ国が作成、公表しています。  それから、G7、先進七カ国では、二〇〇九年十一月現在、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、五カ国で制定をしております。  以上です。


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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 決算行政監視委員会 第3号(2010/05/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 五十嵐委員の御指摘のように、高度経済成長時代に集中した橋であるとかトンネル等の、これは、さっき五十年以上経過した橋梁のお話をされましたけれども、今後どんどんとふえてくると思います。  委員御指摘のとおり、新規施設というよりも、既存施設の維持管理、更新の重要性がますます大事になってくるということは、共通認識として持ちたいと思います。  以上でございます。
【次の発言】 石田委員の御質問にお答えしたいと思います。  日本の財政に対する大変強い危機意識からの御質問だというふうに思いますが、少しギリシャと日本は事情が違うところがございまして、まず昨年の十月にギリシャでも政権交代がございま……

第174回国会 厚生労働委員会 第5号(2010/03/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 西村委員の御質問に、謹んでお答えをさせていただきたいと思います。  この影響試算は、委員が御説明のとおり、二十二年度までの制度を前提として機械的に置いていった数字でございまして、先ほど、差額の部分を公債発行とお話しされましたけれども、必ずしもそうではない。あくまで差額であって、これをもって公債ではないということはぜひ御理解をいただきたいと思いますが、お尋ねの、二十三年度の子ども手当の満額支給分については入っていません。一万三千円の、初年度分の前提でその後のことを書いているということでございまして、その後の制度設計は前提としていません。

第174回国会 財務金融委員会 第2号(2010/02/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 山本委員にお答えをいたします。  これは平成二十二年度までの制度とか予算を機械的に延長してつくった試算でございますので、すなわち、平成二十二年度分は月額一万三千円で予算措置をとっていますが、満額支給はとっていません。その他すべて、マニフェスト部分、いろいろ工程表はありますけれども、平成二十二年度まで措置した分をそのまま延長して試算をつくっているということでございます。
【次の発言】 わかりません。教えてください。

第174回国会 財務金融委員会 第3号(2010/02/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 子ども手当自体は大変意義のある制度だと思っていますので、今法案審議が始まりましたけれども、ぜひ早期に成立をさせていただきたいという立場でございます。  財源については、子ども手当については、私は、ハードルが高いと申し上げたことはございます。ただ、二十二年度編成でも、高いハードル、低いハードル、いろいろなものを乗り越えて成立をさせていきたいと思っていますし、二十三年度の編成についても、高いハードル、低いハードル、あるかもしれませんが、乗り越えて、財源確保を図るのが私の使命だと思っております。  以上です。

第174回国会 財務金融委員会 第4号(2010/02/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 石井委員にお答えをしたいと思いますが、特例公債を発行するということは、望ましいとは思いませんけれども、万やむを得ず財源とするということはあると思っています。  これまで反対した経緯というのは、政府提出の予算の内容そのものに反対をしていたわけで、それに関連する特例公債法案に反対をしたというのが事実だというふうに御理解いただきたいと思います。
【次の発言】 私も以前、民主党、野党時代の次の内閣で財務の担当をいたしまして、その前提として、民主党の予算案をつくって、その財源として特例公債を使うということもやりました。予算と特例公債とはやはり一体です。だから、予算関連法になっているんです。……

第174回国会 財務金融委員会 第6号(2010/03/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 竹本委員にお答えいたします。  二十三年度は、二万六千円月額支給ということになっています。その財源を確保するべく全力を尽くしていきたいと思います。

第174回国会 財務金融委員会 第8号(2010/03/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 福嶋委員にお答えをさせていただきたいと思います。  委員のお尋ねは、国家公務員の処遇改善等に関する当委員会における昨年三月の附帯決議に基づく政府の一年間の取り組みいかんということだと思いますが、税関においては、適正公平な課税の確保に加え、不正薬物、銃砲等の社会悪物品やテロ関連物資の流入阻止、さらには北朝鮮に対する厳正な措置や、国際物流の円滑化といった要請にもこたえる必要がございます。  このため、財務省においては、昨年三月の附帯決議の御趣旨を踏まえ、この一年、税関の定員、機構の確保や処遇改善などに向けて最大限努力してきたところであり、具体的には、羽田空港の再国際化に伴う体制の整備……

第174回国会 財務金融委員会 第9号(2010/03/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 今回の二〇一二年度までの資金の提供、拠出というのは、これは前政権下で、二〇〇八年から五年間で一兆二千五百億円、いわゆるクールアース・パートナーシップで国際公約になっていました。それを鳩山イニシアチブで、二〇一二年まで、本来は、二五%削減は主要国の参加が前提でありますが、そのプロセスの過程で少し拡充をした金額になっているということで御理解ください。

第174回国会 財務金融委員会 第10号(2010/04/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 岡田委員にお答えをしたいと思います。  委員御指摘のとおり、足元の経済は、いろいろ指標によりますけれども、おおむね改善の傾向にあると思います。ただ、自律性が乏しい中で、資料にも出ていますとおり、新経済成長戦略の中で、個人金融資産千四百兆円、あるいは実物資産の一千兆円をどう生かしていくかということがこれから大変大事な観点だと思います。その意味での贈与税の軽減の話は、一つのアイデアとして受けとめさせていただきたいというふうに思います。  ただ私、本来はそういう立場なんです、もともと。人類が命がけで獲得をしてきた価値というのは、私は自由と平等だと思います。この両立を果たすというのはなか……

第174回国会 財務金融委員会 第11号(2010/04/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 私も以前、メール問題の現場の責任者として、国対委員長を、責任をとってやめたことがあります。責任というのは、とるという形をとらざるを得ない場合と、果たすという、そういうものもあると思うんですが、私は、現段階においては、国民の皆様に真摯な態度で粘り強く説明責任を果たしていくということを当事者の皆さんが今それぞれ心していくべきだろう。少なくとも、国民の理解が進むように、今、数字の上では国民の理解が進んでいないと率直に思いますので、そういう観点から、説明責任をより果たしていくべきだろうというふうに思います。

第174回国会 財務金融委員会 第13号(2010/04/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 竹本委員の御質問にお答えをいたします。  先ほど、ブラジルの事例もお話をされました。どこか政府の中でも、ブラジルに随分これまで援助してきたけれども、もう次は、BRICsにも入っているし万博もオリンピックもあるから、そろそろ卒業だねという意見があるそうです。私は全く逆だと思っていまして、これまでの御縁を大切にしながら、ビジネスチャンスを物にしていくチャンスだと思うんです。  そのことも含めてですが、かつて日本は、日本株式会社と恐れられたりやゆされたりしたことがありました。むしろ、そういう体制をこれからつくるべきではないかなと。ファイナンスの御指摘がありましたが、まさにそれが一つの課……

第174回国会 財務金融委員会 第16号(2010/05/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 法人税の引き下げについて自民党内でいろいろと御議論、御提言があるということは承知をしていますが、今、民主党が五%程度下げるというお話がございました。経産省の関連の産業構造審議会の中でそういう数字が出てきたとは承知をしていますが、これは政府全体の方針ではありません。  現段階は、平成二十二年度の税制改正大綱で書いていることがすべてでございまして、租税特別措置の抜本的な見直しを行い、課税ベースを広げるということの中で、確かに、国際標準からすると実効税率が高いことは事実でございますので、国際競争力の観点とか、あるいは、これからまとめる新成長戦略との整合性等を踏まえて法人税の見直しをやっ……

第174回国会 内閣委員会 第10号(2010/04/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 大泉委員のお尋ねは、いわゆる現職出向者に対する共済組合の長期給付の取り扱いということだと思いますが、独立行政法人や国際機関等への現職出向者に対する共済組合の長期給付については、国家公務員共済組合法等により、共済年金の算定期間として通算するための措置が講じられております。手当てをされているということでございます。

第174回国会 農林水産委員会 第5号(2010/04/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 石山委員にお答えをいたします。  委員におかれましては、農業政策については理論と実践の両方を兼ね備えた方であり、このたびの基本計画づくりでも党内で大変イニシアチブをとられたということを承知しております。  委員のお尋ねは、財務省の本格実施に向けての考え方というふうに思いますけれども、基本的には、今回の二十二年度編成でもマニフェストの主要事項、いろいろありました。暫定税率のように事実上見送ったものもありますし、より効率的な実施という形で額を抑えたものもある中で、戸別所得補償については、農水省の要求どおり、満額決定をさせていただきました。その満額決定を受けてこれからモデル対策が進むわ……

第174回国会 文部科学委員会 第4号(2010/03/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 松野委員にお答えをさせていただきたいと思います。  平成二十二年度の予算編成では、お尋ねの高等学校の授業料の無償化を含めて、子ども手当等々、民主党のマニフェスト、初年度に実施する事項については、効率的な実施を考えて、三兆一千億円の予算規模とさせていただきました。  その財源は、御指摘のあった行政刷新会議の事業仕分けで評価をしていただいたものと、これだけでは財源確保できないものですから、横断的な見直しを私どもお手伝いしながらやって一兆円の歳出削減をする、同時に、十月十五日に各府省から予算の要求を出していただく段階で一兆三千億円の歳出削減をしていただく、加えて、公益法人の基金からの国……

第174回国会 文部科学委員会 第6号(2010/03/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 菅原委員の御質問にお答えをしたいと思います。  御指摘のように、二月二十五日、衆議院の本会議において、公明党の西議員の御質問に対して、委員の御指摘のとおりの答弁を菅大臣はされました。これは今も変わりません。  と申しますのは、今回の高校の無償化のみならず、農家の戸別所得補償あるいは子ども手当等々、民主党のマニフェストの主要事項、初年度実施に当たりましては、その財源は、去年の十月十五日に各府省から概算要求を出していただくその段階で一兆三千億円の歳出削減を行いました。加えて、去年の秋に行政刷新会議における事業仕分けで評価結果が出まして、それを踏まえた横断的な見直しでさらに一兆円の歳出……

第174回国会 文部科学委員会 第7号(2010/03/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 富田委員にお答えをさせていただきたいと思います。  高校の実質無償化による便益、それとこの特定扶養控除の縮減による負担で、負担の方が多いというような家計については、先ほど委員が御指摘のように、去年閣議決定した税制改正大綱において適切な対応を検討するということになっています。  この時期は、先ほど中川副大臣もお話しされましたけれども、この負担、影響が出てくるのは平成二十三年の末、年末調整のころでございますので、そのころまでに関係省庁と協議をして、その適切な対応の中身を決めていきたいと思います。必ずしも、それが、だから税であるのかそうでないのか含めて検討をさせていただきたいというふう……

第174回国会 予算委員会 第5号(2010/02/04、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 平成二十二年度予算につきましては、ただいま財務大臣から説明いたしましたとおりでありますが、若干の点について補足説明いたします。  初めに、一般会計歳出について補足説明いたします。  社会保障関係費については、十五歳までの子供一人当たり月額一万三千円の子ども手当の支給、年金記録問題への集中対応、協会けんぽの財政再建のため今後三年間における国庫負担割合の引き上げ等の取り組みを行うこととし、二十七兆二千六百八十六億円を計上しております。  文教関係費については、高校の実質無償化を実現するなど教育の振興を図ることとし、四兆二千五百三十八億円を計上しております。また、科学技術振興費について……

第174回国会 予算委員会 第6号(2010/02/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 伊吹委員にお答えをいたします。  おつくりいただいているこのパネルの、自公政権でつくった当初、それから第一次補正と比べての二十一年度第二次補正、この表とか数字は正しいものだというふうに思います。
【次の発言】 そちらで書かれているパネルの「民主党マニフェストに「忠実な」予算」という書き方はこのとおりだと思うんです。その横、「「嘘だった」二十二年度予算」というのは、これはちょっと違うと思うんです。(伊吹委員「数字が違いますか」と呼ぶ)
【次の発言】 数字がまず違うと。解釈です、私ども。  例えば「税外・増税」、これは恐らく税制改正の部分を含んだところで〇・一兆ふやしていると思うんで……

第174回国会 予算委員会 第8号(2010/02/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 宮腰委員の御指摘にお答えをしたいと思います。  昨年の二十二年度予算の編成で特徴的だったのは、予算編成の見える化、透明化を図ったことでありまして、第一に、一番特徴的だったのは事業仕分けだったと思います。同様に、財務省においても、各省庁から出てきている要求について、どのような観点で査定をしていくかということを私の記者会見を通じて公表し、そしてホームページに載せてまいりました。  農家の戸別所得補償制度については、委員御指摘の六つの観点から私なりに御提示をさせていただきましたけれども、その後、予算編成の過程の中で、特に私のカウンターパートの山田正彦副大臣の懇切丁寧、説得力ある御説明を……

第174回国会 予算委員会 第19号(2010/03/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 加藤委員にお答えをいたします。  高速道路の無料化はモデル事業でございますので、社会実験でございますので、一時的だというふうに認識しています。


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第175回国会(2010/07/30〜2010/08/06)

第175回国会 財務金融委員会 第1号(2010/08/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 去る六月に財務大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。  本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  我が国の雇用情勢については、失業率が高水準にあり、高校卒業者の就職率も低下を続けるなど、依然として厳しい状況が続いております。最近の景気動向については、世界的な経済危機を背景に大幅に悪化した後、昨年春を景気の底として持ち直してきておりますが、今後の動向については、引き続き十分注視してまいります。  顧みますと、我が国の経済は、九〇年代後半以降、……

第175回国会 財務金融委員会 第3号(2010/09/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 加藤委員の御質問にお答えをしたいと思います。  経済政策の、要は司令塔は今どこにいるのかということだと思いますが、事実関係で申し上げれば、先ほどの古川副長官それから平岡副大臣のお話のとおり、八月三十日に決めた経済対策の基本方針は荒井大臣を中心にまとめました。今度は九月十日、さらに詳細にわたる九千二百億円の経済予備費の活用などを含めた閣議決定に向けて準備しているものも、これも荒井大臣を中心にまとめていきます。  その中で、何かやるととかく財務省主導と言われてしまうので、分をわきまえながら我々もチームの一員として全力で支えていきたいと思いますが、やはり何といってもこれは総理主導だと……

第175回国会 予算委員会 第1号(2010/08/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 城島委員におかれましては、党の政調会長代理として、今回の概算要求組み替え基準策定に当たり、党の御提言をまとめていただきました。そのお骨折りに心から感謝申し上げたいと思います。  七十一兆円あるいは四十四兆円という数字が、どちらかというと緊縮財政のイメージをつくっているのではないかという御懸念があると思うんですが、平成二十二年度の当初予算は九十二兆円、過去最大の規模であります。この過去最大の規模の予算から国債費を除いた七十一兆円、この七十一兆円を向こう三年間、中期財政フレームの中で、これ以上は超えないようにという閣議決定をしています。その枠の中でつくった話であるということと、四十……

第175回国会 予算委員会 第2号(2010/08/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 田村委員の御質問にお答えをしたいと思いますけれども、まず、委員、前提として、今パネルを掲げられていますが、二・四兆円を前提にされています。確かに、歳出七十一兆の大枠の中で、地方交付税や社会保障を除いていくと二十四兆円、これは対象経費です。その一割を削減で九割要求していただくと、普通計算をすると二・四なんですが、これで定まるかどうかはわからないんです。それは各大臣の御努力によって、削減努力によってこの特別枠はふえます。  さっき三倍要望の話をされていました。例えば八五%で要求した場合には、当然、九割カットの場合一割要望できるんですけれども、深掘りした五%分は三倍になります。すなわ……


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第176回国会(2010/10/01〜2010/12/03)

第176回国会 決算行政監視委員会 第2号(2010/11/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平委員とは、冒頭の御指摘のとおり、二〇〇三年がファーストコンタクトでありまして、以来、何回か議論をしてきました。  先ほどの蓮舫大臣との御議論も聞いていて、大変かみ合った議論ができていた。なぜそちら側に行ったのかなということを今さらながら思っている次第でございますが、簡便に答弁をするということでございます。  確かに、御指摘のとおり、内閣府の試算と財政健全化目標、我々の財政運営戦略、このままいくと乖離が出てくることは事実でございます。特にこの慎重シナリオでいった場合にはその差が大きいということで、改善の幅が大きいんです。  だからこそでありますけれども、まず大事なことは、スター……

第176回国会 財務金融委員会 第1号(2010/10/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 おはようございます。引き続き財務大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。  本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  経済財政運営については、本年六月に閣議決定した新成長戦略及び財政運営戦略に基づき、引き続き、経済成長と財政再建との両立を目指してまいります。  重要政策課題である社会保障改革について、財源と一体的に議論する必要があります。総理が申し上げたように、消費税を含め、税制全体の議論を進めてまいります。こうした政策課題については、野党の……

第176回国会 財務金融委員会 第2号(2010/10/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 柿沼委員のお尋ねは、G20の報告をしろということだというふうに思います。  先週の金曜日、土曜日と、韓国の慶州におきまして、主要二十カ国の財務大臣・中央銀行総裁会議がございました。  これまでG20は、強固で、そしてバランスのとれた持続可能な成長というフレームワークをつくることであるとか、公的債務の削減を成長に配慮しながら行っていくことであるとか、何回か大きな政策的な合意をやってまいりましたけれども、今回の一番のテーマは、強固で安定した国際金融システムをどうやって、それぞれ黒字国、赤字国あります、あるいは先進国、新興国ございますが、その立場を乗り越えてどうやって合意形成できるか……

第176回国会 予算委員会 第2号(2010/10/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 城島委員の御質問にお答えをしたいと思います。  G7等の国際会議における為替の議論を中心に御報告をしたいと思いますけれども、八日、九日とワシントンDCにおいてG7の会議、あるいはIMFC、世銀、こういう一連の国際会議がございました。特にG7におきましては、まず、白川総裁の方から、我が国の経済情勢あるいは日銀が行っている金融政策の取り組みの御説明をした後に、私の方から、特に為替について、九月十五日に為替介入に踏み切った経緯について御説明をさせていただきました。  委員御指摘のとおり、円高というのは我が国の経済に大変深刻な影響があるということで、決して日本の経済パフォーマンスを反映……

第176回国会 予算委員会 第3号(2010/10/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 西村委員の御質問にお答えをしたいというふうに思います。  従来から申し上げておりますけれども、為替相場の過度な変動、無秩序な動きというのは経済や金融の安定に望ましくないという認識を持っています。そういう観点から九月十五日に、過度な変動を抑制する観点から、六年半ぶりに為替介入をさせていただきました。  引き続き、きょうも八十一円台ということでありますけれども、マーケットの動向を重大な関心を持って注視をしながら、必要なときには断固たる措置をとっていきたいというふうに思いますし、加えて、三段構えの経済対策、今ステップツーのところに入ろうとしていますが、こういう政策を着実に実施するとと……

第176回国会 予算委員会 第4号(2010/11/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 委員に御指摘いただいた点についてお答えしたいと思いますが、B型肝炎訴訟については、一つの観点は、一刻も早い解決を願う原告団のお気持ち、それにしっかり我々も思いをいたすということと、もう一つは、これはやはり予防接種によって便益を得たということもあると思うんです。残念ながら感染をされた皆さんもいらっしゃいますが、国民全体では便益もあったということの中で、どうやって国民に合理的な範囲で御理解をいただき、御協力をいただくかという姿勢の中で説明責任を果たしていくというのも政府の役割だろうというふうに思っていまして、最終的には、これは和解協議については厚生労働省を中心に進めておりますけれど……

第176回国会 予算委員会 第5号(2010/11/04、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平成二十二年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  歳出面においては、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策を実施するため、雇用・人材育成について三千百九十九億円、新成長戦略の推進・加速について三千三百六十九億円、子育て、医療・介護・福祉等について一兆千二百三十九億円、地域活性化、社会資本整備、中小企業対策等について交付税及び譲与税配付金特別会計への繰り入れ一兆三千百二十六億円を含め三兆七百六億円、合計四兆八千五百……

第176回国会 予算委員会 第6号(2010/11/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 近藤議員のまず御要請の方の、日銀と緊密な連携をということでございます。これはしっかり受けとめて対応させていただきたいというふうに思います。  その上で、先般十月八日に閣議決定をいたしました円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策の中で、近藤議員御指摘のように、外為の特会から一・五兆円をめどに、JBIC等が外貨資金調達等で活用できるようないわゆる環境整備をさせていただきました。  この背景としては、党からの御提言、近藤議員もその取りまとめの中心的な役割を果たされましたけれども、そういうことを踏まえた対応として、円高は確かに輸出産業にとっては大変大きなマイナス要因でございますし、そ……

第176回国会 予算委員会 第7号(2010/11/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 地域活性化交付金は確かに三千五百億円です。加えて、地方交付税一兆三千億円、二十二年度内に交付できるものは三千億円です。今回の補正予算に伴う地方負担は大体六千億円でございますので、相応の規模の地方に対する支援はできていると思いますし、地方という言葉はついていませんけれども、今回の補正の中身は、全国的に需要や雇用創出効果のある事業を精選しているつもりでございますので、全体的に地方にも貢献できると確信しています。
【次の発言】 まず、このパネルを見て、これは齋藤さんらしくないなと。多分、これは自民党がつくったんだと思います。齋藤さん個人ではないと思うんですが、例えば基本理念で「雇用空……

第176回国会 予算委員会 第8号(2010/11/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 防衛大臣もお答えになりましたけれども、二〇〇六年五月の日米ロードマップ合意によって、電力とか上下水道等のインフラ整備に七・四億ドル、融資等分担することになっています。  それは、まさに今アメリカ当局と協議中ということですので、防衛省でお考えをまとめていただければ、二十三年度の予算編成に当たり、要求が出てきたときに適切に対応していきたいと思いますが、当然、お金を貸すわけですから、回収しなければなりませんが、これは、例えば電力を使ったとか上下水道を使ったという、その使用料を踏まえて回収していくということになると思います。
【次の発言】 現状では、月額一万三千円という形で子ども手当を……

第176回国会 予算委員会 第9号(2010/11/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 小林委員からは、今回の補正予算の財源についてのお尋ねでございます。  規模感としては、委員御指摘のとおり約五兆円ということで、野党も含めていろいろ御提案をいただいた、その提案と遜色のない規模だと思っています。  財源については、平成二十一年度の決算の剰余金が一兆六千億円ほど発生をいたしました。その半分を補正の財源に充てつつ、残り半分は国債の償還に充てました。加えて、税収の土台増を含めて二・二兆円の税収の補正がございました。それから、既存予算の不用が生じました。これが大体一・四五兆円でございます。これらを財源としまして、経済対策をまさに支えるという財源をつくらせていただきました。……

第176回国会 予算委員会 第10号(2010/11/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 補正予算は一日も早く成立をさせることが国民生活を守るということだと思います。  今回の事案で具体的にどういう予算措置が必要なのかという具体的な御提起がないのでわかりませんけれども、組み替えは必要ないというふうに思いますし、国会終了後に、必要ならば予備費で対応すればいいと思います。


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 決算行政監視委員会 第5号(2011/07/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 宅地被害に関する支援制度としましては、被災された個々の宅地の補修について、ただいま執行中の平成二十三年度の一次補正予算においても、住宅金融支援機構による災害復興住宅融資の金利引き下げ等を盛り込むとともに、宅地のみに被害が生じた場合の融資制度を新設したところでございます。  また、石井委員御指摘の大規模盛土造成地滑動崩落防止事業など四事業の制度の趣旨と過去の実例については、大畠大臣ほか御説明がございました。ただいま大臣から、過去の事例も踏まえてよく検討するというお話がございましたので、その検討状況を踏まえて大畠大臣とよく協議をさせていただきたいというふうに思います。

第177回国会 決算行政監視委員会 第6号(2011/08/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 御質問ありがとうございます。  まず、水準の話なんですが、水準とか相場観を私の立場でコメントすることは、さまざまなマーケットへの影響がありますので、そのことについては控えさせていただきたいと思いますけれども、昨今の為替市場における一方的な偏った円高の動きというのは、せっかく日本が震災から復興に向けて全力で取り組んでいるときに、経済や金融の安定を損なう悪影響が出るというふうに思います。したがって、投機的な動き、無秩序な動きを抑制するため、その対応として八月四日に介入に踏み切った次第でございます。  その後、おとといの朝にG7の電話会談がございました。これからも引き続き緊密に関係各……

第177回国会 財務金融委員会 第1号(2011/02/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 今後の財政政策等については、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において、重ねて所信の一端として、財政政策等の基本的な考え方等について申し述べます。  我が国経済は、リーマン・ショック後の経済危機を克服したものの、足元については、失業率が若年層を中心に依然として高水準で推移するなど厳しい状況にあります。加えて、デフレが続いており、円高、世界経済の動向等、景気の下押しリスクについても注視していく必要があります。  また、少子高齢化、生産年齢人口の減少が進んでおります。さらに、我が国財政は厳しさを増しており、国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難……

第177回国会 財務金融委員会 第2号(2011/02/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 ボンジュールといきたいところなんですが、一泊三日の強行日程で、余りフランスの風にも当たらず、会議だけ、ひたすら議論をして帰ってまいりました。  江端委員御指摘のとおり、今回のG20、いろいろな議題がございましたけれども、その中で国際通貨システムの改革といういわゆる一つのセッションがございまして、そのセッションの中で、委員御指摘のように、今、新興国に急増している資本流入についての対応の議論を行わせていただきました。  その中で私が発言をいたしましたのは、こういう資本流入の問題というのは基本的にはマクロ経済政策で対応するのが筋である、すなわち財政政策、金融政策、あるいは為替政策、こ……

第177回国会 財務金融委員会 第3号(2011/02/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 ただいま議題となりました平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について御説明申し上げます。  平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項に係る施策を着実に実施する、元気な日本復活予算であります。  こうした施策を盛り込んだ予算全体としては、税収等の収入が依然として低水準に……

第177回国会 財務金融委員会 第4号(2011/02/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 二月十八日から十九日にかけて、フランスのパリにて行われた二十カ国財務大臣・中央銀行総裁会議、G20に出席してきました。今回のG20は、フランスが議長国となって初めてのG20であります。議論の結果、十一月のカンヌでのG20サミットに向けたよいキックオフができたと考えています。  会合においては、主に、世界経済、強固で持続可能かつ均衡ある成長のための枠組み、フレームワーク、国際通貨システム改革、一次産品価格の変動等について議論がなされました。  世界経済については、回復が強固なものとなりつつあるが、依然一様ではなく、下方リスクが残っているとの認識を共有いたしました。先進国では、成長……

第177回国会 財務金融委員会 第5号(2011/03/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 山本委員にお答えをしたいというふうに思います。  ずっとG20で問題意識としてあったのは、どうやって対外不均衡を是正していくかということでございます。  それは、いわゆる金融危機がございましたけれども、もちろん金融セクターの問題もあっただろうけれども、対外不均衡の問題もあっただろうというのが多くの人の意見としてありました。では、それを是正するためにどういう議論を深めていくかということの中で、参考となるガイドラインを議論しながら定めていこうという中で、経常収支という議論が出てまいりました。  経常収支については、昨年、委員とも議論をさせていただきましたけれども、これは民間の家計や……

第177回国会 財務金融委員会 第6号(2011/03/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 後藤田議員にお答えしたいと思います。  私ども政府としては、あくまで九十二兆四千百十六億円の予算と、それを裏づける関連法案、この関連法案が年度内に成立しませんと、予算執行でさまざまな支障が出ます。これは間違いないと思いますので、これを一体として年度内に成立をするべく、その都度、委員会の御審議をいただくたびに懇切丁寧に御説明をさせていただき、御賛同いただくように全力を尽くしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 今、参議院で御審議をいただいている平成二十三年度の予算案は、いろいろな条件のもとで私どもはベストのものをつくったというふうに思います。評価はいろいろ違うかもしれま……

第177回国会 財務金融委員会 第7号(2011/03/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 政府としては、内閣府が経済の見通し、実質経済成長率一・五%という、いわゆる予想というか見込みを立てています。
【次の発言】 実質でございます。
【次の発言】 これからのそういう動向を踏まえての税収の判断をするというふうに思います。
【次の発言】 全体で四十一兆弱の税収の見込みの中、法人税はたしか九兆円台だったかというふうに思います。
【次の発言】 七兆七千九百二十億円でございます。
【次の発言】 過去の最高額は、たどっていくと、平成元年のころになります。十九兆円ですね。
【次の発言】 委員御指摘のとおり、このたび法人実効税率五%引き下げ、一方で課税ベースの拡大を行うということも……

第177回国会 財務金融委員会 第8号(2011/03/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 提案理由の説明をさせていただく前に、私からも、今般の本当に未曾有の大地震によってとうとい命を奪われた皆様に心からお悔やみを申し上げるとともに、いまだに三十万人以上の皆様が厳しい寒さの中で被災生活を余儀なくされています。心からお見舞い申し上げたいと思いますし、被災地において、あるいは原子力発電所において、まさに命をかけて献身的なお取り組みをいただいている自衛官の皆さん、そして警察官の皆さん、消防の皆さん、民間事業者の皆様に、感謝を申し上げるとともに、心から敬意を表したいと思います。  それでは、ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案及び国際通貨基金及び国際復興……

第177回国会 財務金融委員会 第10号(2011/03/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 中林委員にお答えをしたいと思います。  阪神・淡路大震災時における予算と税制上の対応についてのお尋ねでございました。  阪神・淡路大震災、平成七年の一月十七日に発災をしておりますけれども、その年度である平成六年度に、約四十日後だったと思いますけれども、最初の補正予算を組んで、そして成立をしていまして、平成六年度と、そして平成七年度と、合わせて三回補正を組んでおりますが、合わせると国費ベースで約三・二兆円の予算措置を講じております。  税制上の対応としては、申告、納付期限の延長を行うとともに、住宅、家財等の損失に係る雑損控除や災害減免法による減免を前年分所得で適用できるようにする……

第177回国会 財務金融委員会 第11号(2011/03/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 山口委員にお答えしたいと思います。  今般の大震災の特徴は、規模が大きい、そして被害の範囲が広いということもありますけれども、自治体機能が著しく低下しているというところに特徴がございます。  本来ですと、災害対策というと、自助、共助、公助。公助の中では、市町村、都道府県、そして国の役割分担とあるんですが、自治体機能が著しく低下をしている分、これは相当に国が踏み込んだ支援をしていかなければいけないということが基本的なところだと思います。  そういうことで、発災をした翌日に激甚災害の指定をさせていただいて、国の補助のかさ上げをさせていただきましたし、きのうは、災害救助費負担金などに……

第177回国会 財務金融委員会 第14号(2011/04/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 ただいま議題となりました株式会社国際協力銀行法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国のさらなる経済成長を実現するためには、官民が一体となって我が国産業の国際競争力を強化し、海外の膨大なインフラ需要等を取り込むことが重要であります。本法律案は、経済界等からの要望も踏まえ、国際協力銀行について、必要な機能強化を行うとともに、その実を上げるため、日本政策金融公庫から分離し、株式会社国際協力銀行として設立するものであります。  以下、この法律案の内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、株式会社国際協力銀行の目的につきましては、一般の金融機関が行う……

第177回国会 財務金融委員会 第15号(2011/04/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございます。  今回、週末に行ってまいりましたワシントンのG20で、基本的には震災への対応とかあるいは原発への取り組みとか等々のお話をしながら、日本社会は一体となって頑張っていることを、そして、その金融システムは強靱だということのメッセージ、そういうものを中心にお話をしましたけれども、当然のことながら、財政にも触れております。  どういう言い方をしたかというと、復旧復興には相当な財源を要するであろうが、こうした支出は復旧復興が終わるまでの一時的なものであるということと、そして、中期的な財政健全化が我が国にとっての最重要課題であることに変わりはないという言……

第177回国会 財務金融委員会 第16号(2011/04/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 おはようございます。  ただいま議題となりました東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、今般の東日本大震災による被害が未曾有のものであることにかんがみ、被災納税者の実態等に照らし、緊急対応の措置として、現行税制を適用した場合の負担を軽減する等の措置を講ずることとし、本法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。  第一に、所得税について、雑損控除及び雑損失の繰越控除の特例、災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律による軽減免除……

第177回国会 財務金融委員会 第17号(2011/04/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まず、委員の皆様に、お待たせをいたしましたことを、おわびを申し上げたいと思います。  平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。  平成二十三年度の財政運営に必要な財源の確保を図るため、平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案を既に今国会に提出し、二月二十三日の当委員会におきまして提案理由を御説明申し上げ、これまで御審議をいただいたところであります。  しかしながら、今般提出した、東日本大震災からの早期復旧を図るための平成二十三年度補正予算におきまして、その財源については、公債を追加的……

第177回国会 財務金融委員会 第18号(2011/05/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 内閣としては、国会議員の皆さんが歳費を月五十万円カットするということに準じて同様の措置をとっておりまして、内閣全体はそういう方針でございます。  きのうの総理の御発言は、まさに一人の政治家として、もろもろの対策もこれからも講じていきますけれども、一つの政治判断で、御自身の分をさらに返納するという意思表示をされたんだろうというふうに思います。(後藤田委員「御自分はどうなんですか」と呼ぶ)  私は今、内閣の一員ですから、内閣全体の中での現状の、これ以上、特段議論をしているわけではないので、総理は総理で御判断されましたけれども、内閣全体は、月五十万円のカットという方針のもとで現状は動……

第177回国会 財務金融委員会 第19号(2011/05/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 竹本委員御指摘のとおり、先般五月二日に成立をした第一次補正予算によって、復旧についての事業については、これは着実にこれから推進をしていきたいというふうに考えております。  その後の復興についてでございますが、阪神・淡路大震災を振り返っても、数次にわたって補正予算を組んでいます。順々にこういう形で補正を組んでいきたいと思いますが、まずは復興の青写真をつくり、そして必要な対策をどうするかということを練って、その上で財源の話になると思いますけれども、財源については、これは御指摘いただいた歳入の部分だけではなくて、歳出も含めて、幅広くこれから検討させていただきたいというふうに思います。……

第177回国会 財務金融委員会 第21号(2011/06/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 二重債務の問題は、どういう皆さんを救済するのか。一つは、事業者、個人、あるいは債権放棄した場合の金融機関という整理の仕方と、加えて、既存債務と新債務、それぞれどう対応するかという、ちょっとマトリックス的に考えていかなければいけないと思います。  その中で、一つの大事な観点は、先ほど来、山本委員御指摘のとおりの、経済合理性、そして倫理、モラルの問題があります。と同時に、経済合理性も、あるいはさっき正義という言葉を使われましたけれども、やはり時間軸でも考えなければいけないと思いまして、その瞬間の合理性だけではなくて、やはり歴史観に基づいて、長期的に見た場合に何が合理的だったのかとい……

第177回国会 財務金融委員会 第22号(2011/06/14、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 所得税法等の一部を改正する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。  所得、消費、資産等にわたる税制の抜本改革の実現に向けて、経済活性化と財政健全化を一体として推進するという枠組みのもとで、税制の抜本改革の一環をなす緊要性の高い改革として、個人所得課税、法人課税、資産課税、消費課税、市民公益税制、納税環境整備等について所要の措置を講ずるため、所得税法等の一部を改正する法律案を提出し、二月二十三日に当委員会におきまして提案理由を御説明申し上げ、これまで御審議をいただいていたところであります。  この法律案のうち、期限の到来する租税特別措置を初めとして、現下の厳しい経済状況及び雇……

第177回国会 財務金融委員会 第23号(2011/06/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 おはようございます。網屋委員にお答えをしたいと思います。  租特については、平成二十二年度の税制改正大綱におきまして、租税特別措置の見直しに関する基本方針を定めさせていただいております。そして、政策税制措置について、平成二十二年度税制改正から始まる四年間で抜本的な見直しを行うということでございます。  この基本方針においては、網屋さん御指摘のように、期限の定めのない措置について適時に存続の必要性を判断するほか、「もはや適用状況や政策評価等を踏まえた必要性を判断する必要がなく、かつ、課税の公平原則を逸脱するものではないと明確に認められるものについては、本則化の適否を検討する。」こ……

第177回国会 財務金融委員会 第25号(2011/07/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 二次補正の概数については、今週の火曜日に閣議決定をさせていただきまして、今月のなるべく早い時期に国会に提出をさせていただこうと思いますが、数字的には一兆九千九百八十八億円という数字になりました。  位置づけは、第一次補正で、先ほども瓦れき処理で三千五百十九億、それぞれ十分な措置をとったつもりでありますけれども、引き続き復旧に万全を期すために、しかも緊急なものが何なのか、二重ローンの問題であるとか被災者生活支援の補助金、百万円から三百万円にかさ上げする話であるとか、あるいは原子力損害賠償法の関係経費であるとか、こういうものを合わせて約二兆円規模で編成をさせていただいたということで……

第177回国会 財務金融委員会 第26号(2011/07/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 おはようございます。  目の覚めるような厳しい御質問から始まりましたけれども、御批判は御批判として、これは甘んじて受けとめなければいけないというふうに思います。  ただ、内閣不信任が採決をされる日の菅総理の代議士会での発言については、退陣の時期等は明言をしませんでしたけれども、いわゆる一定のめどという形でお話をされたことは、私は額面どおりに受けとめております。  その上で、その後の記者会見の中で、第二次補正、そして特例公債法案、再生エネルギー法案、この三つのことを具体的に申し上げられたということで、さらにその一定のめどの範囲というのが見えてきているのではないかというふうに思いま……

第177回国会 財務金融委員会 第27号(2011/07/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 お尋ね、どうもありがとうございます。  基本的に、結論から申し上げると、閣内不一致ということではございません。私が申し上げたのは、本格的な復興予算、第三次の補正をつくっていくに当たりまして、まずは、復興構想会議から出てきた提言を踏まえて、今、基本方針を取りまとめる作業をやり始めたところでございまして、今月中にその基本方針を定めることになっています。その基本方針の中に、復興財源のあり方についてもあわせて検討していくことになりますが、いわゆる第三次の補正予算の準備、編成というのはその後という意味で、八月以降ということを申し上げたということでございます。  与謝野大臣については、現段……

第177回国会 財務金融委員会 第29号(2011/07/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 ただいま議題となりました平成二十二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  今般、東日本大震災の当面の復旧対策に万全を期すため、必要な財政措置を盛り込んだ平成二十三年度補正予算(第2号及び特第2号)を提出し、御審議をお願いしておりますが、当該補正予算において新たな国債発行に依存しないとの観点から、平成二十二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理について特例を定める必要があり、本法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案につきまして御説明申し上げます。  財政法第六条第一項において、各年度の歳入歳出の……

第177回国会 財務金融委員会 第30号(2011/07/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 木内委員にお答えをさせていただきたいと思います。  今までのやりとり、大変興味深く拝聴させていただきました。年金の積立金というのは将来の年金給付につながるわけですので、基本的には安全性、効率性という観点での運用が大事だろうと思います。その中で、先ほど来議論があったとおり、GPIFの運用のあり方については、懇談会が設けられていろいろな御議論があったというふうに承知をしています。  木内さんのように、いわゆる投資銀行家として華麗なる経歴を持たれ、豊富な経験を持っている方にとってはいらいらするような運用もあるんではないかと思います。一方で国債を中心にやっていこうという御意見もあるとい……

第177回国会 財務金融委員会 第31号(2011/07/27、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 お答え申し上げます。  基本的には、復興構想会議にまとめていただいた御提言を踏まえて、今週中に復興の基本方針をまとめていきたいというふうに考えております。  その際に焦点になるのは、償還期間と、そして、臨時増税の場合にはどういう形にしていくかという議論でありますけれども、基本的には、今までの御議論を通じて、復興会議の御意見も出てまいりましたが、まずは償還期間については、これは余り長い形ではなくて、復興のつち音が聞こえているときに国民に御負担をいただいて、復興に向けて貢献をしていることが実感できるようにすることが肝要ではないかなと私は思います。  一方で、そのことによる影響は、こ……

第177回国会 財務金融委員会 第32号(2011/07/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 齋藤委員にお答えしたいと思います。  本来ですと、やはり理想は、ことしの三月末までに、いわゆる予算とあわせて、その財源にかかわるこの特例公債法案が成立をすることが当然のことながら望ましかったのでございますけれども、残念ながらその状況が生まれず今日に至ったことは、私自体、本当に申しわけないなというふうに思っております。  これは、前も会見で申し上げたとおり、歳出の許容額が、いわゆる財源の裏づけのあるものが四十八兆、そのうち、四月―六月の執行状況とか七―九の見通しを考えると、九月末までには四十二兆を使わざるを得ないという中で、大変ぎりぎりの段階に来ているというふうに思います。  そ……

第177回国会 財務金融委員会 第33号(2011/08/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 改めまして、おはようございます。  茂木委員とはもう二十年近いおつき合いがございますが、きょうは、二時間半の議論を通じて一層友情が深まればというふうに思っております。御指導のほど、よろしくお願いいたします。  ただいまの、歳入と歳出が一体で処理できなかった、予算と予算関連法案が年度内に一緒に成立できなかったこと、厳しい今の状況を生んでいること、私はまことに極めて残念に思っております。もちろん、私どものいろいろ説明不足、努力不足もありました。こうして、特例公債法案、そして修正税制改正法案、こういう形で御審議をいただきまして、改めて御礼を申し上げたいというふうに思います。  同時に……

第177回国会 財務金融委員会 第35号(2011/08/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございます。  特例公債法案、まさに予算関連法案でございましたので、本来ならば、予算と一体となって二十二年度内に成立を期していたわけでございますが、委員御指摘のような諸般の事情があって、今日まで採決までに至らない。その原因は、いろいろ御指摘がございましたけれども、私ども政府としても、きちっとした御説明と、あるいは妥協も含めての環境整備において十分努力が足りなかった部分、これは大いに反省をしなければいけないと率直に思っている次第でございます。  そんな中で、この間、予算の執行管理で、歳入の欠陥が約四割という状況でございましたので、大変ぎりぎりの努力をしてま……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第2号(2011/05/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 小里委員のお尋ねにお答えしたいと思います。  前回、衆議院の財金委員会でも御質問いただいたときに申し上げましたとおり、できるだけ、御党の御提言で復旧に向けて取り急ぎ実現しなければいけないものについては、なるべく多く取り入れたつもりでございます。引き続き、第二次補正の中で入れられるものがあるのかどうかも含めて、精査、検討をさせていただきたいというふうに思います。

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2011/05/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 三陸沖のまさに被災状況を見ると、さまざまな支援をしなければいけないと思うんですが、何といっても水産業、水産加工業の再生というのが多分一番大事なのではないかというふうに私も思います。  その意味で、今回の第一次補正予算は、水産関係の予算が二千二百億近く、正式に言うと二千百五十ちょっとだったと思いますが、ということは、平成二十三年度の本予算よりも大きな額を予算としてつけました。今御指摘のあった漁船や冷蔵庫とか加工施設等、これらについての手当ても、きめ細やかではないかもしれませんけれども、共同でできるものについては対応できるような、そういう予算措置をさせていただいております。  委員……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2011/05/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 一応、第一次補正でも、金融支援という意味では二重ローンに対する対応は一定のものが入っておりますけれども、総理からの御下命もございまして、先ほど来、官房長官を中心に御答弁しておりますが、内閣府、金融庁、経産省、農水省、国土交通省等々、今関係省庁と、普通の金融レベルの対応だけではなくて、幅広い検討をしています。そこで成案がまとまれば、当然のことながら、速やかに予算措置、税制措置等を対応させていただきたいというふうに思います。

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第6号(2011/05/31、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 階委員御指摘のとおり、二重ローンの問題は大変大きな問題ですし、利子補給は有効な一つの施策だと思います。  政投銀が決算発表会で追加の配当をしようというお考えを発表されたことは事実でございます。これが決まれば、貴重な財源として生かしていきたいと思います。  ただ、これはまだ、株主総会であるとか幾つかのプロセスがあって、確定した財源ではないので、まだ具体的にコメントできる段階ではないというふうに思います。

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第7号(2011/06/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まずは、五月二日に成立をさせていただいた第一次補正予算を着実に実行していくということと、その上で、先ほど来委員が具体的に御指摘をいただいたようなことも含めて、足らざるものは何なのか、それから復興に向けて何をすべきか、そういうことを踏まえながら、しっかりと第二次補正の編成をしなければいけないというふうに認識をしています。
【次の発言】 委員御指摘のように、被災した自治体の支援については、復興構想会議で先般決定された復興構想七原則というのがございまして、その中に、「地域・コミュニティ主体の復興を基本」、そして「国は、復興の全体方針と制度設計によってそれを支える。」とされております。……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第15号(2011/07/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 谷委員にお答えをさせていただきます。  きょうは参議院の先生方もたくさんお見えでございますけれども、きょう成立させていただいた第二次補正予算の中で、御指摘のとおり、福島県から御要望がありました基金、九百六十二億円を措置させていただきました。  今御審議をいただいている仮払い法案、これが今大詰めというふうに聞いておりますけれども、ここで協議が調って、修正協議が調った暁には国の仮払いが進む、あるいは基金の性格づけが決まるということになれば、今回の通った補正予算の中に復旧復興の予備費がございます、あるいは、この後、本格的な三次補正の編成も入ります、それらを視野に入れながら、適切に予算……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第16号(2011/07/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 きのう、谷先生の御質問にも答弁をさせていただきましたけれども、原子力事故被害緊急措置法案が成立をした暁には、当面必要な国の仮払いの費用につきましては、吉野委員御指摘のとおり、東日本大震災復旧・復興予備費、昨日第二次補正を通させていただきましたが、ここに盛り込まれた予備費の使用や、今後編成をする三次補正での計上も視野に入れて、適切に対応していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 適切に対応というのは、必要なことについてはちゃんと措置するというのが適切な対応でございますので、決して後ろ向きの話ではございません。  加えて、二十四年度以降の話でございますけれども、二十四年……

第177回国会 東日本大震災復興特別委員会 第19号(2011/08/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まず、私からも、政府案そして野党案、いろいろとそれぞれ思いを持った御提案があった中で、まさに委員の御指摘のとおり、英知を集めて委員長提案に至ったということ、心から敬意を表したいというふうに思いますし、その国会の御意思をしっかりと私ども受けとめて対応していきたいというふうに思います。  まず、三次補正についてでございますが、これは、瓦れき処理に基金を活用するに当たって、瓦れき処理の状況や基金の執行状況を踏まえて、基金の規模を適切なものにするという観点から、補正予算も含め、必要な予算措置については検討させていただきたいというふうに思います。  後段の、めり張りの部分でございます。め……

第177回国会 予算委員会 第1号(2011/01/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平成二十三年度予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。  平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項を着実に実施する元気な日本復活予算であります。  平成二十三年度予算の基礎的財政収支対象経費は、七十兆八千六百二十五億円であります。前年度当初予算と比べ、六百九十四億円の減少となっております。  これに国債費二十一兆五千四百九十一億円を合わせた一般会計総額は、前年度当初予算と……

第177回国会 予算委員会 第2号(2011/01/31、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平成二十三年度予算の大要につきましては、既に本会議及び予算委員会において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて補足説明を申し上げます。  平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項を着実に実施する元気な日本復活予算であります。  平成二十三年度予算の基礎的財政収支対象経費は、七十兆八千六百二十五億円であります。前年度当初予算と比べ、六百九十四億円の減少となっております。  これに国債費二十一兆五千四百九十一億円を合わせた一般会計総額は……

第177回国会 予算委員会 第3号(2011/02/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 間違いありません。野田議員の言ったとおり、この試算は、二十三年度の予算と制度を前提としてそのまま試算をしたものでございまして、数字はおっしゃったとおりです。  ただし、だからといって、例えば試算の一のように、二十四年度がその差額分全部国債発行になるかというと、そうではなくて、やはり、これからも歳出も歳入も一体的に改革を進めながらこの数字を抑えていく、これは一定の試算のもとでの計算であるということは、ぜひ御承知おきをいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 少なくとも、マニフェストの主要事項を実行するために、例えば子ども手当であるとか高等学校の授業料無償化とかというために……

第177回国会 予算委員会 第4号(2011/02/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 元気な日本復活特別枠を編成するに当たりましては、四つの観点から各省から要望を上げていただくようにお願いをいたしました。その四つの観点が、その図にも示されているとおり、マニフェスト、新成長戦略、こういう分野と、それから国民生活の安全・安定、そして人材育成・新しい公共、こういう観点から各省から要望を上げていただいて、出てきた要望は百八十九でございましたけれども、評価会議で優先順位をつけて、そして予算づけをしたというのが経緯でございまして、もともと国民生活の安定・安全という分野は入っていたということでございます。
【次の発言】 弾道ミサイルの話とかあるいは在日米軍駐留経費、これはまさ……

第177回国会 予算委員会 第5号(2011/02/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 今御提起している平成二十三年度の予算案では、マニフェストの主要事項、子ども手当とか農業戸別所得補償の拡充とか高校授業料の無償化の継続等々、これで全体として三・六兆でございます。  その財源の裏づけは、歳出削減が二・三兆、税制改正によるものが一・三兆という裏づけで、今、田村委員の御指摘は、その中で、今の図でいうと、マニフェストの主要事項を例えばどういうような費目というか財源で手当てをしているかということのお尋ねと受けとめさせていただきましたけれども、その二・三兆の歳出削減の内訳を正確に打ち出すのはちょっと難しいところがあるんですね。社会保障の自然増であるとか、その他の、特別枠を賄……

第177回国会 予算委員会 第6号(2011/02/04、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 マニフェストの主要事項である子ども手当であるとか高校の授業料無償化等々の実現のために、三兆六千億の安定財源をつくりました。その内訳は、歳出削減が二兆三千億、そして税制改正によるものが一・三兆という内訳でございまして、二・三兆の内訳については、公共事業が一・五兆、人件費が〇・一兆、庁費等、補助金その他で〇・七ですか、という内訳をきのう申し上げたと思います。
【次の発言】 これについては、事業仕分けなどによる、そういう努力での削減がございましたので、引き続き事業仕分けというのは続くと思いますので、不断の努力で頑張っていきたいというふうに思います。

第177回国会 予算委員会 第7号(2011/02/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 答弁の機会をちょうだいしまして、ありがとうございます。  予算の評価ですけれども、今回の九十二兆四千百十六億円は、いろいろな環境の中で私はベストの予算をつくったと思っています。三段構えの経済対策の一環としてのその特色と、それから、三・六兆円の安定財源を確保しながらマニフェストの主要事項を着実に実施していくということと、冒頭、地方の問題も触れられておりましたけれども、四年連続地方交付税交付金は増額になるし、地方一般財源総額も、今進行中の平成二十二年度が過去最大規模ですが、それに約一千億円プラスしており、一括交付金もつくったという意味で地方にも最大限配慮しているという意味、加えて、……

第177回国会 予算委員会 第8号(2011/02/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 端的にお答えをしたいと思います。  今回の税と社会保障の一体改革においては、子育て支援についても検討対象となっているものと認識をしています。
【次の発言】 全体の七割でございます。
【次の発言】 いわゆる税収よりも新規の国債発行が多くならざるを得ないという事態は、委員も御指摘のとおり、決算ベースでは平成二十一年度から出てまいりました。その後、必死に努力をしながら、その差を埋めるべく努力をさせていただき、平成二十二年度では七兆差、そして平成二十三年度は三兆差まで縮めてきていますけれども、その要因というのは、やはり国債がずっと蓄積をされてきたことによる国債費がふえること、あるいはや……

第177回国会 予算委員会 第9号(2011/02/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 佐々木委員のお尋ねは、マニフェストの意義と、それをどのように予算に反映してきているかという視点での御質問だというふうに思います。  まず、マニフェストの主要事項に入る前に、今御提起をしている平成二十三年度の予算は、一つは経済対策としての意義があると思っていまして、三段構えの経済対策のいわゆる最終章でございます。その中で、いろいろと、元気な日本復活枠とかつくって予算を組み替えたりしましたけれども、マニフェストでお約束したことの中では、法人実効税率の五%引き下げに伴いまして中小法人の軽減税率の引き下げ、これはマニフェストに書いてあったことですが、そういうことも含めて、中小企業に、恐……

第177回国会 予算委員会 第10号(2011/02/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 下地委員にお答えをいたします。  流派の違いはいろいろあるかもしれませんが、一つの、いろいろな制約がある中で大事な予算案をまとめさせていただきました。  いろいろ評価はあるかもしれません。でも、先ほど申し上げたとおり、限界がある中、制約がある中で、景気への配慮、それからマニフェストの着実な実施、それから地方への配慮、財政規律、これらを総合的に勘案して九十二兆四千億の予算をつくらせていただきました。  これについては、流派の違いはあっても、これを出していることは事実でございますので、先ほど来委員が御指摘のように、何といっても予算とその関連法案が通らないと、やはり日本経済や国民生活……

第177回国会 予算委員会 第11号(2011/02/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 新燃岳の噴火、そして鳥インフルエンザ、口蹄疫、こうしたことによって不安な生活を余儀なくされている宮崎県民の皆様にまず心からお見舞い申し上げたいと思いますし、地元のために御奮闘されている川村委員に心から敬意を表したいと思います。  その上で、患畜処理手当金について、評価額の全額を支払うべきではないかという趣旨の御質問でございますが、現行法では国は、患畜について評価額の三分の一、疑似患畜については評価額の五分の四を負担することとしているというふうに承知をしています。  評価額のあり方については、現行の家畜伝染病予防法では、手当金は早期届け出の奨励措置であり損失補てんとは位置づけられ……

第177回国会 予算委員会 第12号(2011/02/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 これは、今も確かに、そのベトナムの問題とか、実績があることはあるんですけれども、経済界等からかなり強い御要請がございました。一つは先進国向けの輸出金融ができたらいいなとか、困っているのは短期つなぎ融資であって、それに対する資金供与ができたらいいなとか、あるいは海外企業の買収の際の資金供与があったらいいなと。  そういうさまざまな御要請にこたえるためにJBICの機能強化をさせていただきたいということで、その機能強化をする際の実を上げるためには、日本政策金融公庫から分離をして、専門的に機動的に対応することが必要だろう。そういうことで、昨年十二月に、パッケージ型インフラ海外展開関係大……

第177回国会 予算委員会 第13号(2011/02/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 おはようございます。  万葉集から始まって、大変文化の薫りと厳かな空気で朝のスタートが切れたことを御礼申し上げたいと思います。  赤字国債と建設国債の違いという御質問と思いますけれども、財政法の第四条のたてつけでいくと、国の歳出というのは基本的には租税等によって賄うという非募債主義と、あえて言うと、公共事業等についての建設国債は基本的にただし書きで認められている、そういう構図の中で、赤字国債、特例公債は、財政法の中には入っておらずに、特例法をつくって発行をしていく、そういう仕組みであるという法律上のたてつけからすると、委員のおっしゃるとおりだというふうに思います。  ただ、建設……

第177回国会 予算委員会 第15号(2011/02/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 いわゆる納税期間中に納税できなかった場合には、利子税等を納税者にお支払いしていただくということがあります。それとのバランスの関係で、国から還付するとか還付加算金をするときには一定の利子をつけるというのは、これは制度設計になっています。  今、個別の事案でのお尋ねですが、それが事実であるかどうかというのは、これは何とも言いようがありませんので、一般論ではそういう制度設計になっているということでございます。

第177回国会 予算委員会 第16号(2011/02/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 特例公債法及び予算関連法案については、これから御審議いただくわけでございますけれども、あくまで予算と一体となって年度内の成立を目指していくというのが政府の方針でございます。
【次の発言】 債務削減で対応していると承知しています。
【次の発言】 現時点では、その効果の検証を社会実験という形でやらせていただいていますし、平成二十三年度は千二百億円、社会実験としての予算措置をとらせていただきました。  そこまでやるかどうかも含めて実験中ということでございます。
【次の発言】 三十五兆をそのままつけかえれば、それは大変日本の財政に大きな影響があるというふうに思います。

第177回国会 予算委員会 第17号(2011/02/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございました。  基本法と今般の平成二十三年度の税制改正でお願いをしている地球温暖化対策のための税、その整合性の御質問だというふうに思いますが、これは、基本法が通っていなくても、税制改正をすること自体は別に論理矛盾ではないというふうに思っています。もともと、例えば平成二十一年度の税制改正法附則百四条にも、税制面でも環境に配慮した取り組みが必要であるということ、これは自公政権でも決められていることです。その法律に基づくという解釈もできるというふうに十分思っています。
【次の発言】 予算と関連法案はともに年度内の成立を目指すというのが政府の基本姿勢でございま……

第177回国会 予算委員会 第18号(2011/02/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 予算を執行する上で、特例公債法案とか税法とか、これは予算の執行を裏づけるものであります。歳入面から裏づける、そういう一体的な内容でございます。
【次の発言】 ちょっとこの資料だけだと全体像がわからないと思うんですけれども、国から自治体への補助金、これは、例えば投資関係という意味では、二十二年度と二十三年度の、今おっしゃるとおり三角三千百二十五億です。ただ、補助金というのは、経常も含めますと、これは約二十一兆から二十二兆へとふえているんです、全体は。ふえているんです、現実の数字は。  ということであるということで、その前提で、今回の地域自主戦略交付金というのは、国の財源確保のため……

第177回国会 予算委員会 第19号(2011/04/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 復興については、復興構想会議で六月末までに青写真を描くことになっています。その青写真を実現するための財源措置はどうするかということは、これは与野党の協議であるとか等々踏まえながら対応していきたいと思いますが、一部、何かの税目を一定の額上げるとか、いろいろ出ていますが、政府として固定的に確定的にその財源を今定めているということではございませんので、虚心坦懐に皆さんの意見を聞いていきたいというふうに思います。
【次の発言】 国債整理基金にたまると言われているその剰余金というのは、定率繰り入れの年度と実際の現金償還の年度のずれにより一時的に積み上がったものでございますので、これはあく……

第177回国会 予算委員会 第20号(2011/04/28、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平成二十三年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  歳出面においては、東日本大震災関係経費として四兆百五十三億円を計上し、その内訳は、災害救助等関係経費四千八百二十九億円、災害廃棄物処理事業費三千五百十九億円、災害対応公共事業関係費一兆二千十九億円、施設費災害復旧費等四千百六十億円、災害関連融資関係経費六千四百七億円、地方交付税交付金千二百億円、その他八千十八億円となっております。  これらの東日本大震災関係の歳出を……

第177回国会 予算委員会 第21号(2011/04/29、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 さまざまな観点から経済や財政への影響についての御指摘をいただきましたが、一部報道等で、財源ありき、あるいは増税ありき的な報道がありますけれども、政府として確定的にどの税目を上げて対応しようということではございません。  今、復興構想会議において復興に向けての青写真づくりが行われております。青写真がつくられて、対策の規模が明らかになったときに、では、それを実現するための財源はどうするかというのがこれからの議論のプロセスであって、それは、当然のことながら、歳出歳入両面の観点からの議論を丁寧にやっていく必要があろうというふうに思いますし、今さまざま委員の御指摘いただいた点も含めて、経……

第177回国会 予算委員会 第22号(2011/04/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まず、東京電力の損害賠償金の課税上の取り扱いについては、原賠法に基づいて、今その指針、そしてその損害の範囲の議論をされています。それを踏まえて適切に対応することになりますけれども、現段階でも言えることは、現行の所得税法上、心身に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金、あるいは、不法行為その他の突発的な事故により資産に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金は、これは非課税となっております。加えて、日本赤十字社等が募集する東日本大震災義援金の配分を受けた場合にも、これは所得税法上、非課税となるということでございます。

第177回国会 予算委員会 第23号(2011/05/16、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まずは、今の復旧型の第一次補正予算の着実な執行が必要だというふうに思っていまして、委員も御指摘のとおり、瓦れきの撤去は全体でまだ六割という予算であります。この瓦れきの撤去が終わらないと本格的な復興というのはできない部分があると思いますし、鉄道云々というようなお話もございましたけれども、復興構想会議で青写真を出してもらったり、何といっても、被災地の皆さんから自主的にいわゆる復興計画を出そうという動きがあります。  そういうものを踏まえて予算措置をとっていくということが大事だと思いますが、ただ、委員が御指摘のとおり、単に復興型だけではなくて、一・五次予算的な復旧も含んだものは入るか……

第177回国会 予算委員会 第25号(2011/07/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 お待たせをしまして御無礼いたしました。  平成二十三年度第二次補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  歳出面においては、一兆九千九百八十八億円を計上し、その内訳は、原子力損害賠償法等関係経費二千七百五十四億円、被災者支援関係経費三千七百七十四億円、東日本大震災復興対策本部運営経費五億円、東日本大震災復旧・復興予備費八千億円、地方交付税交付金五千四百五十五億円となっております。  また、歳入面においては、追加の国債を発行……

第177回国会 予算委員会 第26号(2011/07/19、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 まずは、三月十八日の協調介入について評価をしていただきまして、ありがとうございます。  三月十一日に未曾有の大震災が発災をして、まさに国難という状況の中で、約一週間たったときに、為替のマーケットにおきまして、まさに無秩序な動きと過度な変動がございました。これが三月十七日でございます。翌三月十八日の早朝に、我が国は介入するということを宣言した上でG7各国に協調を呼びかけましたところ、即応していただきました。マーケットの安定に向けてG7が連帯をした意義というのは大変大きかったというふうに思います。  その上で、現状の為替の水準、相場のお話がございました。せっかく貴重な質問時間を割い……

第177回国会 予算委員会 第27号(2011/07/20、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 農水省とよく検討させていただきたいというふうに思います。

第177回国会 予算委員会 第28号(2011/08/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 お答えいたします。  高木文科大臣の御答弁にありましたように、子供を幼稚園に通わせる保護者の教育費の負担軽減、あるいは被災した幼稚園の施設復旧や経営支援を図るために、御党にも御賛同いただきましたけれども、五月二日に成立をした第一次補正予算において、約一千百億ほど予算措置をとらせていただいております。まずは、文科省におかれましては、この予算を有効に御活用いただきたいというふうに思います。  加えて、まだ国会に提出をされていないということでございますので、出た場合には虚心坦懐に検討したいと思いますが、一般論で言えば、やはり災害復旧に係る激甚法のいわゆる法体系、体系があります、それを……


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第178回国会(2011/09/13〜2011/09/30)

第178回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2011/10/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  田嶋議員におかれましては、三カ月間、福島の現地に入って、まさに対策本部の責任者として、被災地の皆様とさまざまな意見交換をし、さまざまな声を受けとめてこられました。そうした声を踏まえて私にさまざまな御提起をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。  野田政権の最大かつ最優先の課題は、東北の今回の東日本の大震災からの復旧復興、この加速であります。その中で、とりわけ福島の場合は、原発の事故もございました、その事故の収束、全力を挙げるということでございます。そうした中で、所信表明演説で、福島の再生なくして日本の信用回復なし、日本の再生なしと申し上げさ……

第178回国会 予算委員会 第1号(2011/09/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 御質問、どうもありがとうございます。  私の最大かつ最優先の課題として位置づけているのは、何といっても東日本大震災からの復旧復興、あわせて原発事故の収束、これが当面の最大そして最優先の課題だと思っています。加えて、ちょっと今、世界経済が回復しつつあった過程の中で後退をしてきているのではないか。先行きの不安が相当に今広がっています。もともと日本の経済の再生もしていかなければなりません。という、経済危機への対応を着実に行っていくということが当面の最大の課題だと思います。  ただし、三月十一日の大震災の前から、我が国は内政においても、外政においてもさまざまな課題がございました。例……

第178回国会 予算委員会 第2号(2011/09/27、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 石破政調会長とは同世代でございますので、政治を考えるバックグラウンド、共通点が多いというふうに思います。その中で、先ほどロッキード事件のお話もございました。私も、政治家になる一つの背景として、この問題を強く意識しました。  私が一番好きな政治家、尊敬をしている政治家は、余りどなたも御存じないかもしれませんが、イギリスのヘンリー・ジェームズという政治家であります。腐敗防止法をつくった方です。イギリス人ももう忘れています。チャーチルやサッチャーはわかっていますが、ヘンリー・ジェームズは忘れています。でも、そういう政治家になりたいと思ってやってまいりました。ただし、自戒も込めてで……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 外務委員会 第4号(2011/12/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 いや、ちょっと、今の御指摘は初めて聞きました。
【次の発言】 今回の福島第一原発における原発の事故を踏まえまして、我が国のこの経験あるいは教訓、知見というものを国際社会と共有していくということが、まず何よりも我々の責務だろうと思います。その上で、国際的な原子力の安全向上にこれまた貢献をしていく。  今御指摘の点については、どこでも何でもということではございません。それぞれが、諸外国が我が国の協力を希望する場合に、相手国の事情、例えばどういう原子力政策を持っているか、こういうことを見きわめながら、また、核不拡散、平和利用などを確保しながら、相手国に高い水準の安全性を有するもの……

第179回国会 財務金融委員会 第5号(2011/11/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 網屋さん御指摘のとおり、欧州の債務危機の問題は、ユーロゾーンだけではなくて、今度ハンガリーにも飛び火しているように、きちっと中長期的に財政規律を守る国であるということを、その取り組みを示していかないと、妙なものが伝播してくる可能性があります。そこはきちっとやはり遮断しなければいけないというふうに思います。  そのための議論をこれからやっていかなければなりませんが、これはいつも私は申し上げるんですが、国民の皆様に御負担をお願いするときには、政府が考えているそろばん勘定だけではなくて、国民感情と、この両方のカンジョウのバランスをとることが必要です。  そのためには、まずは隗より……

第179回国会 東日本大震災復興特別委員会 第13号(2011/12/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  私どもも、三月十一日に東日本大震災が発災した後、御党含めて各党の御協力をいただきながら、第一次補正、第二次補正、そして予備費なども活用しながら、仮設住宅の建設であるとか瓦れきの撤去、ライフラインの復旧等々、全力で取り組んでまいりました。  一方で、今、井上委員から御指摘があったとおり、スピード感がない、遅い、あるいは支援が十分行き届いていないという御指摘があることも十分承知をしております。  そうした御批判を真摯に受けとめて、先般、本格的な復興に向けての第三次補正予算と、そしてそれを支える復興財源の確保法案を通していただきましたので、これからまさに、……

第179回国会 予算委員会 第2号(2011/11/07、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 まず、大畠委員のただいまの御質問にお答えをする前に、大畠委員も触れられましたけれども、参議院の西岡武夫議長が亡くなられました。私も昨日、長崎まで弔問に参りましたけれども、まず冒頭、心からお悔やみを申し上げたいと思います。  第三次補正予算についての決意というお尋ねでございました。  野田内閣の最大かつ最優先の課題は、東日本大震災からの復旧復興、そして原発事故の収束と日本経済の再生であります。これらのものがほとんど今回の三次補正予算の大宗を占めています。これまで、委員御指摘のように、第一次補正、第二次補正と六兆円余りの予算を組んで真摯に執行してまいってきたつもりでありますが、……

第179回国会 予算委員会 第3号(2011/11/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 今回のG20の中で、もともとG20というのは、各国が協調しながら、力強く持続可能なバランスのとれた成長をどうするかということで、今回、カンヌ・アクションプランという形でそれぞれの取り組みを記載することになりまして、私の方から御説明をしたのは、社会保障と税の一体改革の成案を私どもまとめました。これを踏まえまして、税制改正法の附則百四条に基づいて今年度内にその法案の提出をするということをアクションプランの中に入れて、その説明をしたということでございます。  これは、いわゆる国際社会に初めて発信しただけではなくて、従前から所信表明演説でも国会の答弁でも申し上げてきたことであります……

第179回国会 予算委員会 第4号(2011/11/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 三月十一日に東日本大震災の発災があった後に、まず、五月二日に第一次補正予算を皆様の御協力で成立させていただきました。それから、七月二十五日に第二次補正予算を成立させていただきました。これは合わせて約六兆円でございますが、これらの予算の執行を通じて、瓦れきの撤去であるとか仮設住宅の建設であるとか被災者の生活支援などに努めてまいったところであります。  その後に、復興構想会議で復興全体の青写真をつくっていただくという作業がございまして、それを踏まえて七月の末に政府としての復興の基本方針をまとめました。その基本方針に基づいて、あわせて、被災地の復興計画がすべて出そろったわけではあ……

第179回国会 予算委員会 第5号(2011/11/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 今回御審議をいただいております第三次補正予算の何といっても柱になるのは、震災からの復興を力強く推進していくということでございますし、あわせて、円高等の経済対策も含んで、今、若井さんが御指摘をいただいた、私の内閣の最大かつ最優先の課題であるこうしたテーマについて、予算づけをしっかり行いながら円滑に事業を進めていきたい、そういう思いを込めた予算でございます。
【次の発言】 もちろん、被災地の自治体及びそこにお住まいの皆様が、主体的にさまざまな計画を練って復興の事業を推進するということがありますが、基本的には、いわゆる財政力の弱い自治体もたくさんございますので、国がしっかりとサポ……

第179回国会 予算委員会 第6号(2011/11/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしまして、御趣旨に沿って対応してまいりたいと存じます。
【次の発言】 まずは、武正委員の御質問にお答えをする前に、委員も御指摘でございましたけれども、きょうは東日本大震災の発災からちょうど八カ月ということでございます。野田内閣としては、この震災からの復興を最優先そして最大の課題という位置づけのもとに全力で、きのう第三次補正予算を衆議院通過させていただきましたけれども、しっかりと復興に向けての万全の対策を行っていく決意であることをまず冒頭申し上げたいというふうに思います。  その上で、経済連携の意義という意味のお尋ねだと……

第179回国会 予算委員会 第7号(2011/12/05、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 小沢元代表の件については、現在公判中でありますので、その法廷の場できちっと御説明をされるべきものだと思いますし、その動きを注視していきたいと思います。  今、証人喚問というお話、高橋さんも含めて出ましたけれども、これは国会で御議論いただければというふうに思います。
【次の発言】 前沖縄防衛局長の発言は極めて不適切であり、今般の更迭は当然の措置であるというふうに思います。  その上で、改めまして、沖縄県民の皆様の感情を大きく傷つけたことについては深くおわびを申し上げたいというふうに思います。  その上で、一川大臣の発言でございますが、これは御本人に真意を確認していただければと……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 財務金融委員会 第7号(2012/03/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 確かに、国会がねじれているという状況でございますので、丁寧な議論を積み重ねながら与野党で成案を得るということの大切さというものを、今こういう形の立場になって改めて強く思っております。  ただし、衆議院の選挙の結果も、これも民意のあらわれです、参議院の選挙の結果も民意のあらわれです。それぞれやはり大切にしなければなりません。いや、だからこそ、物事が先に進まない、決められない政治を脱却するために、お互いに、与野党、どうやって真摯に向き合っていくかということが一層大事になってきまして、このことは、ほとんどの、多くの政党の方が政権与党経験者に逆になってきました。だからこそ、むしろ、……

第180回国会 財務金融委員会 第19号(2012/08/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  民主党政権発足当初開催をいたしました予算編成のあり方に関する検討会、これは、その後の予算編成の改革につながる重要な論点整理が行われました。私も、当初、財務副大臣としてこの検討会に入りましたし、その後も財務大臣として、あるいは総理大臣として予算編成にかかわってまいりました。  この検討会を通じましてさまざまな論点整理があった中で、先ほど安住大臣からも総括的にいろいろ説明がございました。  例えば、予算編成過程の見える化という視点においては、先ほど出ていたような事業仕分け等々、一定の効果を上げたものがあるというふうに思いますし、複数年度を視野に入れたトッ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第3号(2012/05/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  前原政調会長からは、なぜこの一体改革をやらなければいけないのかという本質的な御質問だというふうに思います。  私どもの内閣の最優先の課題は、これは従来から申し上げているとおり、大震災からの復興と原発事故との戦いと日本経済の再生、この三本柱は基本です。  その一方で、大震災が始まる前からずっと続いてきた課題がございました。それが今これから御議論をいただく社会保障と税の一体改革であって、もはや先送りできない、待ったなしの状況であるというのが私の危機感でございます。そのことを昨年の、九月の、代表選挙でも特に強く強調させていただきました。  待ったなしという……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号(2012/05/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 一票の格差の問題についてのお尋ねでございましたが、先般の党首討論で御党の谷垣総裁とも議論をさせていただいたときに、これは、お互いの認識は共有できたと思ったのですが、やはり一票の格差是正、これは違憲であると同時に違法状態になりました。これを一日も早く解消しなければならない。いろいろな政治改革の課題がありますが、最優先であるという位置づけについての共通認識ができたというふうに思います。  その上で、特に与党の責任は大きいと思いますけれども、野党第一党、それぞれ、各党に説得をしていきましょうというお話で終わりました。その気持ちは基本的には変わりません。やはり一票の格差是正は、特に……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号(2012/05/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  まず、基本的な姿勢ですが、先般の野田毅先生の本会議での御質問に御答弁させていただいたとおり、もちろん、考え方は、それぞれの積み重ねがあって、違いはあることはあると思います。ただし、それは、その横たわる川は、決して広い川ではない、深い川ではない、乗り越えられるというのが基本的なスタンスであって、最低保障年金の問題等々これまで私どもが掲げているものがございます、しかし、現行の年金制度を改善する、ゴールから見るか、現実を変えていくところから見るか、アプローチの仕方は違っても、折り合うところは折り合えるのではないかという意味で、きのうの答弁をさせていただいた……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号(2012/05/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 社会保障を考えるときに、基本はやはり自助があると思うんです。それをいかに共助、公助がうまく関係づけをする中でサポートしていくかということが大事だと思いますが、自助が基本でも、残念ながら、核家族化が進んでいる、地域のつき合いが希薄になっているという中で、あるいは雇用の問題、非正規がふえている等々、自助を実現するための環境が非常に今損なわれているんだと思います。それをどうサポートするかというのが今回の一つの理念ではないかと思います。  それで、自助を共助や公助がサポートしながら、今御自身の体験を言われましたけれども、自助、共助、公助の関係が好循環に持っていけるような、そういう仕……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号(2012/05/24、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 〇九年のマニフェストに消費税のあり方を明記していなかったということは事実でございますし、むしろ、口頭で国民の皆様にお訴えしたときは、任期中には引き上げないということを主張させていただいておりました。ということは事実でございますし、その意味では、こういう形で一体改革の方向性については御理解いただいていると思いますが、その点では、選挙時において明確に方向性を我々は打ち出していなかったことについては、おわびをしなければいけないと思います。  さはさりながら、これはいずれの日にか実現するテーマではなくなって、待ったなしの状況であるというのが今私どもの基本認識であります。特に、社会保……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第18号(2012/06/11、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  再稼働の問題、エネルギーの問題についての御質問をいただきました。  先週の金曜日に、国民の皆様に向けての会見を行わせていただきまして、再稼働に対する私の基本的な考え方を御説明させていただいたつもりでございます。  国民の生活を守るというのが、何といっても唯一、絶対の基準だと思います。国民の生活を守るということは、二度と福島のような事故を起こさない、そのためにもしっかりと安全性のチェックを行うということでございまして、昨年の三月十一日以来、IAEAであるとかあるいは安全委員会、そのほかさまざまな専門家の知見なども踏まえて、さまざまな対策も講じてまいりま……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第21号(2012/06/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  ただいま武正委員が御指摘のとおり、この衆議院の特別委員会におきまして、今数字のお話ございましたけれども、百時間を優に超える御審議をいただいて、そして大変、しかも熱心な御議論をいただきました。そのおかげをもって、論点が整理をされてきたと思います。その論点整理を踏まえて三党の修正の協議が行われて、そして、これについても合意をすることができました。  きょうは、そこにかかわった実務者の方もたくさんいらっしゃいますけれども、改めて、当委員会における理事、委員の皆様、そして実務者協議にかかわっていただいた皆様に御礼を申し上げたいというふうに思います。  このこ……

第180回国会 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第22号(2012/06/26、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  松本委員御指摘のとおり、結論を出すときには結論を出さなければならない、苦しくても、せつなくても、そういうときがあると思います。  私どもも、これまで一つ一つの山をみんなで力を合わせて乗り越えてまいりました。派遣法の改正あるいは郵政改革法案、長い間解決できなかった問題でありますけれども、各党の御理解もいただきながら、そうした山を乗り越えてまいりました。  今御審議をいただいている一体改革はそれ以上に大きな改革でございます。国民の生活を守る。今を生きている我々の国民の生活だけではありません。将来世代をおもんぱかって、ここで一歩改革に踏み出さなければ、私は……

第180回国会 総務委員会 第6号(2012/03/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 今般の東日本大震災におきまして、いわゆる災害廃棄物、瓦れきが約二千万トン発生をいたしました。それぞれ県別に見ると、例えば宮城県ですと年間の処理量からすると十九年分、岩手県十一年分というような膨大な量でございます。したがって、被災地だけで自己完結でこの処理を行うということは困難でございますので、今、坂本委員御指摘のとおり、どうしてもこれは全国の自治体に御協力をいただいてという広域処理が必要でございます。  その間の時系列の議論の進め方、結論については委員の御指摘のとおりで、与野党の合意を得て八月に法律をつくっていただき、そして十一月に指針をつくるという形になりました。その分、……

第180回国会 予算委員会 第2号(2012/01/31、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 相というのはまさに大臣という意味だというふうに思いますが、資料でヒントをいただいております。  もともとは、語源は木の上に目ということでございますので、これはかつて安岡正篤先生の本で読んだ記憶がありますけれども、要は、高いところから遠方を見ながら判断をしていく、遠い未来をしっかりと見詰めながら困難を乗り越えて物事を判断するというのが、いわゆる相、大臣の役割であり、平の相国だったら、国全体を、遠くを見通しながら判断をする、そういう意味と理解をしています。
【次の発言】 TPPを含めて、またグローバルな展開についてのお話でございましたけれども、私は、何かにチャレンジすることによ……

第180回国会 予算委員会 第3号(2012/02/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  今、仙谷委員から御指摘をいただきました、今御審議をいただいている第四次補正予算のいわゆる中身のお話でございます。  今般の四次補正予算については、追加財政需要を中心に措置しておりますけれども、今回の予算をつくった背景として、円高の進行と、それからタイの洪水による影響、さらには欧州債務危機など、我が国を取り巻く経済環境の動向に的確に対応することができるように、経済活性化や、あるいは将来に向けての安心、安全の確保に資する、概括的に申し上げるとそういう内容となっております。  例えば、セーフティーネット貸し付けやセーフティーネット保証の強化などを図り、円高……

第180回国会 予算委員会 第4号(2012/02/02、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 坂本竜馬が大きな災害を目の当たりにして人生観が変わったということはあったと思いますが、今回の東日本大震災を通じて、多くの人たちが改めていわゆる人生観まで深く考える契機になったことは間違いないというふうに思います。  私としては、これは何回か国会でも御答弁申し上げましたけれども、想定外という言葉、もうこれを言いわけにはしていけないというふうに思っています。これからも大きな地震が起こる可能性があります。今は雪による大きな被害が出ていますが、あらゆる災害について想定外という言いわけを聞かないように万全を期して考え抜くのが危機管理だというふうに思います。そういう体制をしっかり構築し……

第180回国会 予算委員会 第5号(2012/02/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 先ほどの参考人の答弁にもありましたけれども、今般の事案については、服務の規定に基づいてやったという意識があったと。  ただ、委員の御指摘のとおり、それは国民や沖縄県民からすれば批判をせざるを得ない、そういう部分もあっただろうというふうに思います。それが今は基本的には認識であって、その過去にさかのぼる話はちょっと私も詳しくは承知をしておりませんけれども、あくまで今回の事案については、そうした視点から引き続き調査を行って、適切な対応を防衛省の中で行うべきだというふうに思います。
【次の発言】 これは、国家公務員であろうと地方公務員であろうと、やはり政治的には中立性をしっかり守る……

第180回国会 予算委員会 第6号(2012/02/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 具体的に水準そのもの、相場そのものを評価するということについてはコメントを控えたいというふうに思いますけれども、昨年の夏以来の円高基調のこの流れは、今、物づくり、製造業への影響が出ておりましたけれども、そういう製造業の下に多くの中小企業もかかわりを持っています。関連する業界もたくさんございます。そういうことも含めて、日本の景気の下振れリスクになっていることは間違いないというふうに認識をしています。
【次の発言】 今私どもの政権が昨年十月にまとめた円高の総合的対策で三つの方向で対応してきていることは、前原政調会長御指摘のとおりで、一つは、これは守りかもしれませんけれども、円高……

第180回国会 予算委員会 第7号(2012/02/10、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 去年まとめました一体改革の成案で、段階的に二〇一〇年代半ばまでに国、地方を合わせて消費税率を一〇%に引き上げていくという方針の中で、その具体化で素案をまとめました。  御指摘のとおり、その二段階というところが、最初が二〇一四年の四月、そして次に二〇一五年の八月という形で素案をまとめさせていただきましたけれども、その二〇一四年四月にした理由についてのお尋ねだと思います。  一つは、前回の選挙において負託をされた政権担当期間中、任期中には引き上げないということの整合性の話と、それからもう一つは、二〇一四年にいわゆる団塊の世代が全て支えられる側に入ってくる、それが二〇一四年です。……

第180回国会 予算委員会 第8号(2012/02/13、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 エネルギー政策の再構築をしていく際に大事な観点というのは、一つには、やはり経済、それから環境保護、あるいは安全保障等々、複眼的に見ていかなければいけないというふうに思いますが、その際には、若泉委員御指摘のとおり、地域経済への影響、雇用、暮らし、そういうものにも向き合いながら判断をしていかなければいけないというふうに思います。  なお、現在、国民が安心できるエネルギーのベストミックス、構成についての議論をしておりますけれども、ことしの夏までにその新しい戦略と計画を取りまとめていく方向でございますが、その際には、今御指摘いただいた点なども含めながら、しっかりと検討させていただき……

第180回国会 予算委員会 第9号(2012/02/15、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 今お示しいただきました三党幹事長の確認書にありますように、高校無償化に関する政策効果の検証等の対応について不誠実であるとの批判を真摯に受けとめ、民主党の代表としてもおわびを申し上げたいというふうに思います。  その上で、今御指摘をいただきました二項目めでございますけれども、確認書は、しっかり党として、これを踏まえて対応したいと思いますので、きちっと政党間協議を行いたいというふうに思います。
【次の発言】 政府としては、この確認書を踏まえて対応するということが基本です。  ということは、書いてあるとおり、まず、二点目に、政策効果の検証と必要な見直しの検討について政党間協議を行……

第180回国会 予算委員会 第11号(2012/02/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  先般の七日に、委員にも御同行いただきながら、太宰府から梅の使節が官邸をお訪ねいただきました。そのときに、梅の鉢植えと梅干しをいただきました。ありがとうございました。  そのときはつぼみだったんですが、私は、そのとき思ったことは、今、厳しい雪害があります、あるいは原発事故との戦いがあります、被災地における復興があります、経済、金融、厳しい状態です。さまざまな困難がありますけれども、季節季節の花、梅、桜、桃、チューリップ、アジサイ、ヒマワリ、それぞれの季節に国民の皆様が安心して花をめでて和めるような、そういう世の中をつくっていかなければいけないということ……

第180回国会 予算委員会 第14号(2012/02/22、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  まさに熟年国家だなというふうに実感しますのは、たまに国際会議で海外に出ますと、特にアジアなどの町並みを歩いていると、若い人が多いなと思うんですね。それに比べると、日本は全体的に、熟年国家というお話でございましたが、老いてきているという感じを強めています。特に、中位数年齢ですから、平均して四十五歳ということなんですけれども、地域によってはもう既に四十年後、五十年後の日本を先取りして、この間も郊外のある団地に行きましたけれども、高齢化率が四一%という地域もありました。  ということで、こういう人口構造の激変を今経験をしています。では、そのための社会保障を……

第180回国会 予算委員会 第15号(2012/02/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  御質問は、我が国が長期にわたりデフレから脱却できないその原因ということでございますけれども、一つは、あのバブルが崩壊をした後に、資産デフレそしてバランスシートの調整ということが長期化をする中で、需要不足状態が続いてきているということであります。また、こうした中で期待物価上昇率が低下をしてきている、これも指摘をされていることだと承知をしております。
【次の発言】 津村委員とは、今御指摘のあった日銀の金融政策決定会合、私は財務副大臣で、津村さんが内閣府の政務官で、ともに一緒に出ていたことを懐かしく思い出します。  そういう公式的な会合だけではなくて、日銀……

第180回国会 予算委員会 第19号(2012/03/01、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  ただいま大島さんのお尋ねの、先月二十六、二十七、沖縄を内閣総理大臣になってからは初めてお訪ねをさせていただきました。その初日は、基本的には、これまでの沖縄の歴史を自分なりにたどり、そのことをしっかりと心に刻もうという思いで行き場所を選んだということであります。  まず、戦没者墓苑においては、これは戦没者のみたまに祈りをささげる、あわせて、ひめゆりの塔の前でも、同じ思いでそのみたまに祈りをささげさせていただきました。  それから、大田司令官は郷里の先輩でもあります。自決をされたときが、ちょうど私と同じ年であります。その沖縄に対する思い、それから、その後……

第180回国会 予算委員会 第20号(2012/03/06、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 被用者年金の一元化と短時間労働者への社会保険適用拡大の意義は、今、副総理と財務大臣の御説明のとおりでございます。  今回、一体改革は、社会保障の充実と安定化に必要な法改正を順次法改正として提案していくということと、あわせて、年度内にそれを支える安定財源をつくるための税制の抜本改革の法案を提出する。それをあわせて一体として行っていくということでありますが、今申し上げた二つはその大事な柱でございますので、今細部の詰めを行っておりますけれども、成案を得て、法案を提出できるように努力をしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 子供は社会の希望であり、そして未来をつくる力だと……

第180回国会 予算委員会 第22号(2012/03/08、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 西村委員におかれましては、理事として円滑かつ充実した予算審議のためにお骨折りをいただきまして、ありがとうございました。  日本再生重点化枠一兆円、これは日本の成長に資するための予算であります。それから、一次から四次まで復旧復興の予算をつくりましたが、あわせて、今回の二十四年度予算においても三・八兆円の復興予算がございます。早期に復興需要を顕在化していく、そしてスピードアップしていくということは大事だと思います。  いずれにしても、日本再生元年予算でありますので、一日も早い成立を目指して、全力で頑張っていくことを申し上げたいというふうに思います。  ありがとうございました。

第180回国会 予算委員会 第23号(2012/03/30、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 社会保障と税の一体改革につきましては、ついこの間まで、閣議決定した大綱を踏まえまして、党内で闊達な御議論をいただきました。多くの同志の皆様に御参加をいただいて、さまざまな御意見を頂戴して、政府の中にのみ込むものはのみ込むというような対応をして、今回、法案を提出させていただくべく閣議決定をさせていただきました。  こういう形になりましたので、与野党のしっかり胸襟を開いた議論、国会審議を通じて、早期に成立できるように全力を尽くしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 先般、モンティ首相とお会いしました。彼がやっている改革というのは、財政再建もやる、経済成長も図る、厳しい……

第180回国会 予算委員会 第24号(2012/04/18、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  今回の発射は、我が国を含む地域の平和と、そして安定を損なう安全保障上の重大な挑発行為であります。一連の安保理決議にも違反をするものでございます。発射を行わないよう強く自制を求めてまいりましたけれども、にもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは、我が国として容認できるものではなく、遺憾に思います。  我が国としては、北朝鮮に対し、安保理議長声明を重く受けとめ、既存の決議を直ちに、かつ完全に遵守すること、また、菊田さんから御指摘ありましたとおり、二〇〇六年、二〇〇九年、それぞれミサイルの発射の後にほどなく核実験も行っておりますので、この点もよく注意深く……

第180回国会 予算委員会 第25号(2012/06/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  昨年の九月二日に野田内閣が発足をいたしまして、以来、震災からの復興と原発事故との戦い、日本経済の再生、この三つを最重要、最優先の課題として取り組んでまいりました。  そして、この通常国会が始まる前に、一月でありますけれども、第一次改造内閣を組ませていただきまして、そうしたチームの中で、各党の御理解もいただいて、新年度、平成二十四年度の予算を成立させていただいたり、復興庁を立ち上げたり、郵政民営化関連法案を通していただいたり、国家公務員給与引き下げ等々の実現をすることができましたけれども、いよいよその通常国会、第二次改造内閣のときには、およそ二十日前で……

第180回国会 予算委員会 第26号(2012/07/09、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  六月二十六日のいわゆる一体改革の採決をめぐりまして、残念なことでありますけれども、多くのいわゆる造反者が出たこと、そして離党者が出たこと、民主党の代表として大変重たい責任を感じております。国民の皆様には深くおわびを申し上げなければならないと思います。  加えて、そのことによって国会日程にも影響を及ぼしました。そのことは野党の皆様にもおわびを申し上げなければいけないというふうに考えております。  この一体改革、これから参議院で御審議をいただくことになりますけれども、これまで以上に政府・与党が一体となって、そして野党の皆様の御協力もいただき、一日も早く成……

第180回国会 予算委員会 第27号(2012/07/12、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  ちょうど、私どもが政権をお預かりするようになった、一昨年の九月以降でありますけれども、これは四四半期プラス成長になりました。それまでがリーマン・ショックの大きな影響がありましたので、日本経済は厳しい状況でございました。私どもも景気・雇用対策に力を入れ続けてきたことも事実でありますが、これは公平なことを申し上げたいと思いますけれども、自公政権下でまいた種が芽が出てきたこともそれを支えたということは公平に言わなければいけないというふうに思います。その結果、四四半期プラス成長になりました。  ただ、東日本大震災が昨年の三月発生をしたその前後から、残念ながら……

第180回国会 予算委員会 第28号(2012/08/23、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 海洋国家である日本におきましては、遠方離島を含む領土、領海、これについては極めて重要であって、領土、領海をめぐって生じる事案については、不退転の決意を持って毅然とした対応をしていくこと、これが基本的な方針でございます。  これまでも、政府としては、領土、領海を守るために、排他的経済水域の根拠となる離島の命名など、離島の安定的な維持及び管理のための取り組みの推進をしてまいりました。また、海上保安庁の哨戒態勢の強化など、領海における警備体制の強化にも努めてまいりました。大陸棚の延長申請や竹島問題の国際司法裁判所への提訴の提案など、国際社会への正当性の発信などの取り組みも行ってき……


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第181回国会(2012/10/29〜2012/11/16)

第181回国会 財務金融委員会 第4号(2012/11/14、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 先ほどの党首討論での私の発言でございますけれども、今御審議をいただいている特例公債法案、そして一票の格差と定数是正を含む政治改革、これについて十六日までに結論を出し、それをもって十六日に衆議院の解散をさせていただく、そういうお話をさせていただきました。
【次の発言】 特例公債については三党合意がございまして、それを踏まえてのこの衆議院の御審議、参議院での対応があるかと思いますが、一票の格差と定数是正については、きょう法案を提出させていただいております。  それを踏まえて御審議をいただく中で、一票の格差については、一日も早く違憲解消しなければなりません。これはもう最優先であり……

第181回国会 予算委員会 第1号(2012/11/12、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。きょうは夕方までよろしくお願いをいたします。  細野政調会長などに対しまして、マニフェストをつくる際には丁寧な議論を踏まえてつくっていきましょうということを要請させていただいております。これを受けまして、具体的にその政策をつくる前提として、これまでのマニフェストがどういう形で何ができたのか、できなかったのかを含めての報告会を全国で展開する。その分、私は、第一回目という形で、福岡のいわゆる政策進捗報告会に参加をさせていただきました。  会場では、大変厳しい御意見も頂戴をいたしました。一方で、御激励もいただきました。マニフェストの検証、総括を有権者の皆様と一……

第181回国会 予算委員会 第2号(2012/11/13、45期、民主党・無所属クラブ・国民新党)【政府役職】

○野田内閣総理大臣 おはようございます。  一体改革の意義について、大変深い御理解のもとで御発言をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。  これは、もうこれ以上先送りできない、そういう判断のもとで、大変厳しい決断でございました。委員御指摘のとおり、増税をお願いして国民の皆様から喜ばれることはありません。ただし、それは全て社会保障に充てるんだ、そのことを御理解いただく中で、三党合意に踏み切ったわけであります。  これまた委員御指摘のとおりでありますけれども、一体改革は、法案は通りました。だけれども、子ども・子育ての部分の拡充と年金の改善はありますけれども、医療や介護やあるいは公的年金制……


野田佳彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
40期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期

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各種会議発言一覧(衆議院45期)

野田佳彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
40期-42期-43期-44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第1号(2010/05/17、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 城井委員のお尋ねにお答えをさせていただきたいと思います。  特別会計全般の見直しについては、ことしの一月に、菅大臣から他の閣僚の皆さんに、そのあり方を含めて根本的に見直すような御指示が出ました。加えて、枝野行政刷新担当大臣のもとで特別会計全体の見直しを今後していくことになっていますので、財務省としても全力で協力をしていきたいと思いますし、城井委員も含めて、党の中でも活発な御議論が今行われていることも承知をしていますので、ともどもこれは努力をしていきたいというふうに思います。  その上で、減債基金を一般会計に繰り入れることについてなんですが、委員御承知のように、これはもう法律に基づ……

第174回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第2号(2010/05/18、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 まず、後段の方の御提案の方からなんですが、こういう区分経理をしているということは事業ごとの収支を明確にするという意味合いで、専らやはり外国為替にかかわる事務事業を行う際に旅費も含めて計上をしているというふうに御理解いただきたいと思うんです。  私もG20等に出席をしたことがあります。表のテーマ、議題では為替はなくても、やはり為替の議論というのは国際会議であるんですね、間違いなくあります。そのための職員の旅費というのは、やはりある程度ここへ計上することは仕方がないというか、当然ではないのかなと思っています。そういうことで、そこはいろいろ検討したいと思いますが、現状ではきちっと、そう……

第174回国会 内閣委員会総務委員会連合審査会 第1号(2010/04/21、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 西村委員にお答えをしたいと思いますが、牧野さんのケースがわたりかどうかということですか。  基本的にこれは、省庁によるいわゆる再就職に対するあっせんとか情報提供はありません。現象として、ポストでこういう異動があったということは事実だというふうに思います。それをどう解釈するかだと思います。
【次の発言】 こういう疑念がある場合は、今回の法案で出てくるような再就職等の監視・適正化委員会で調査をしたりするということになると思いますが、省庁によるあっせんはありませんでしたということです。
【次の発言】 御質問があるということはお疑いを持ってやっていらっしゃるんだろうと推察をしながらお答え……

第174回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2010/02/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田副大臣 基本的には、政府の緩やかなデフレの状況に対する厳しい認識はお伝えをしております。  その点についての問題意識はかなり共有をされていると思いますし、きのうかおととい山口副総裁が鹿児島で御講演をされて、物価下落の幅がなかなか縮まらないと、テンポが遅いことに対する危機感を表明されていました。その上で、適切に対応する覚悟があるという表現もされています。  問題意識は私は一緒だというふうに思っておりますし、菅大臣が御答弁されたように、そのやり方については基本的には日銀が独自にお考えいただくということでありますが、問題意識はかなり共有をされているというふうに私は認識しています。


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 財務金融委員会経済産業委員会連合審査会 第1号(2011/08/03、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 今井委員はまさに為替の実務にたけたプロでございますので、釈迦に説法みたいな話かもしれませんけれども。  最近のいわゆる円高の傾向の背景として一般的に言われてきたのは、欧州の債務問題、それから御指摘のあった米国の債務上限問題であります。ただし、欧州の債務問題についても、ギリシャ支援も合意ができているわけですし、いわゆる債務上限問題も、ぎりぎりの段階でありましたけれども、上下両院で議決がされて大統領の署名も終わったということで、成立をしています。  にもかかわらず、まだマーケット、これは注意深く見なければいけませんけれども、それがマーケットにストレートに反映されているかというと、決……

第177回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2011/02/25、45期、民主党・無所属クラブ)【政府役職】

○野田国務大臣 平成二十三年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は、九十二兆四千百十六億円余となっております。  この内訳について申し上げますと、租税及び印紙収入は四十兆九千二百七十億円、その他収入は七兆千八百六十六億円余、公債金は四十四兆二千九百八十億円となっております。  次に、当省所管一般会計歳出予算額は、二十三兆九千八百六十四億円余となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、国債費は二十一兆五千四百九十億円余、経済危機対応・地域活性化予備費は八……



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データ更新日:2023/02/05

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