国会議員白書トップ参議院議員佐多忠隆>委員会発言一覧(全期間)

佐多忠隆 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

佐多忠隆[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは佐多忠隆参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。佐多忠隆参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会 第1号(1950/07/14、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 地方税法案審議に関する調査資料がございましたら、成るべく委員会を開く前にお配り頂くようにお願いしたいのです。

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 小委員の数は六名とし、小委員の選任及び小委員長選任の方法は、委員長の指名に一任することの動議を提出いたします。
【次の発言】 この百三十五位というのは簿価であるわけですね。そうしますと時価で評価すれば先にちよつと出ましたが、大体どのくらいという見込ですか。
【次の発言】 そうしますと、その時価で見積つて基本金残額というのはどのくらいですか。
【次の発言】 百二十一億を三百六十三億に置き換えて、基本金による共有持分の基本価格が一応時価で出ますね。
【次の発言】 どういうことですか、基本金が五十六億と見た時価を見積つて二百九十億……。

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第4号(1950/10/13、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 数字の点ですね。六月末日銀券発行高三千六十二億、これは私が日本銀行の統計で調べたのによるとちよつと違うのですがね。六月三千百十一億……。
【次の発言】 そうすると三枚目の貸出の七月千百五十二億となつておるのですがね。八十二億そちらの……。
【次の発言】 日本銀行の統計は五十一億になつておりますが、もう一遍お調べ願いたい。
【次の発言】 それから六月の預金増ですがね。全国銀行預金の増六月百六十八億というのが、私の方の日本銀行の月報では百九十五億となつているが、それも一つ調べて頂きたい。
【次の発言】 それから九月の全国銀行の増減は出ておりますが、絶対額は幾らですか。

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1950/10/23、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 地方へ行つてよく聞かれるのですが、公共事業費は政府のほうから出て来ない。地方に来ない場合、地方としては金に困るので地方の銀行とか何かから金を借りるわけですが、そのときに非常な金利を拂わなければならん。こういうのはやはり地方負担ということになるでしようが、政府の金が来ないために金利を余計拂わなければならん、こういうことをしよつちゆう地方に行きますと言われるので、この点はどういうことになるのですか。
【次の発言】 年末手当一ヶ月分というのは、金額にして幾らですか。
【次の発言】 いや国の、七千三百円ベースですか……。
【次の発言】 その一般会計の場合は、一ヶ月分といつたときは七千三百……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 船価……船の価ですね。これの過去三、四年の変化の状況なのですか。
【次の発言】 今大体のところをお示し願つてあとでもう少し正確な資料か何かで調査して報告して頂けば結構です。―
【次の発言】 それから今後はどういうふうに変化するかというような予想ですが、この点について伺います。
【次の発言】 そうしますと、二十四年度の簿価に比べて、現在の時価が二倍くらいだというようなお話はそれはどういう違いから出て来るのでしようか。
【次の発言】 そうすると新造船の方では余り簿価と時価と変化はないわけでございますか。
【次の発言】 それからこの共有持分の価格、ここに出て来ておりますのは共有蘭始のと……

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第6号(1950/11/08、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 昭和二十四年度の租税及び印紙收入の予算は五千百五十九億となつておりますが、これの決算はお分りでしようか。
【次の発言】 十数億ですか。ああそうですか。それじやもう一つ、二十五年は推計実績でどれくらいというお見込ですか、今のところ……。
【次の発言】 今のに関連して……その点は十月以降はそういうことが言えるかも知れませんが、少くとも九月までくらいは油井さんの言われたようなところが妥当するんじやないでしようか。
【次の発言】 今の問題に関連すると思いますが、朝鮮動乱が起きてすぐに、今おつしやたように急いで輸入をすべきだつたのに、荏苒日を送つて今まで殆んどそれらしい実績が行われていない……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私は日本社会党を代表しまして、本法律案に先ず賛成の態度を表明いたします。ただこの法律案を通じて考えますことは、今まで船舶公団として特殊な公団方式で海運業を半公共的に運償いたしていたのが、それか廃止されたとは言え、相当な共有持分を国家が引受けなければならないという意味においては、船舶業者に対する、海運業者に対する国家の介入がまた非常に大きく残つておるという問題があると思うのであります。そういう意味において我々も又海運業に対する国家的な保護、助成をやらなければ日本の海運業が発展しない、その点は非常に重大であるし、更には将来海運業の、或いは国有民営、或いは国有国営というような問題も真剣……

第8回国会 大蔵委員会 第11号(1950/07/31、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 政府にお尋ねしますが、先程認可申請が十分に到達してないので、速報指令を出したというようなお話でございますが、いつ頃お出しになつたのでありますか。
【次の発言】 前国会直後というといつになりますか。
【次の発言】 速報指令が出て後の認可申請の件数、その中の認可されたもの等々の資料はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 その他の金融機関の事業免許なり何なりをおやりになる場合に、例えばここの基準案に盛られておるような八項とか、十項とかいうようなことは、何か基準として一応掲げられておるのか、或いは内規的に採用されておるのか、その辺の事情はどうでありますか。

第8回国会 予算委員会 閉会後第1号(1950/10/05、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 補正予算による歳出、この増は二百六十九億ですが、その財源の方に盛られている歳出の減の方は幾らになりますか。従つてそれと両方の差額として実際上当初予算に比べて歳出は幾ら減るのか……
【次の発言】 そうするとそれが今の歳出増、歳出減の差額であると見てよいのですか。
【次の発言】 それからもう一つ給與改善については先ほどの御説明で一月千円上るという見当で計算されたのでありましようが、これを人事院の勧告通りにするとおのおの金額はどのくらいになりましようか。
【次の発言】 一応その正確な数字が若し出ましたら頂きたいのですが、それから年末手当の方はこれは幾らでお組みになつたのですか。

第8回国会 予算委員会 閉会後第2号(1950/11/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 政府の国家財政は年々少くなつておるにかかわらず、地方財政のほうが歳出が殖えておる、これはちよつと両方調子が合わないのじやないかというお話だつたのですが、それは例えば価格調整費或いは国債費みたように、大幅に特殊な理由で減つたところの国家財政の歳出を除いて比較してみて、尚且つそういうことが言えるのですか。
【次の発言】 それから先程からこの税収の見込みがつかないので、どうも平衡交付金も決められないのだというお話のようですが、これは当初予算をお決めになるときに地方税収入千九百八億という数字を一応予定してお決めになつたと思うのですが、その後それを更に再検討して、これが恐らく殖えるだろう、……

第8回国会 予算委員会 閉会後第3号(1950/11/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その二十四年度雑收入の五百億の中に今の御説明によつて一般財源に振向け得る、振向けたと思われる数字はどれくらいのお見込でございますか。
【次の発言】 だからその百七十五億は一般財源に振向け得る雑收入として見込まれたわけでしようが、その数字に該当する二十四年度の実績はどれくらいとお見込になるか。さつきの二十四年度五百億というのは雑收入全部を実績としてお挙げになつた場合に五百億という数字になるわけですね。ところがそれはさつきの御説明ではこれはまあ一般財源には振向け得ないんで、二十五年度には一般財源に振向け得る分としては百七十五億を見込んだとおつしやるので、その基礎を併せて二十五年度の百……

第9回国会 大蔵委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 公述人はどういう者を予定しておられるのですか。それをちよつと……。
【次の発言】 労働組合は総同盟の方の……。
【次の発言】 今月中に決めたい。二十七日というのは困りますね。もう少く……。
【次の発言】 そういう取計いでもいいのですが、二十七日に出て来たものを、三十日までしかないし、これは衆議院の方が三十七日に済んでこつちに出るというのじやなく、両方一緒に二十七日から始めるなんてちよつと無理だと思うのですがね。
【次の発言】 こつちの希望は、補正予算その他がいつ出ますか、それまでに出せる等じやないか、もう少し早く出して早く審議を始めて、十分審議をさせるということをして頂かなければ……

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先程の御説明によりますと、十億の増資分と、それから月回收の一億五千万円、従つて一――三月で四億五千万円、両方で十四億五千万円程度のものがあるから、これで一応処理ができるというようなお話のように伺つたのですが、この提案理由の説明によりますと、九月以降の貸付には殆どストツプの状態、或いはもつと正確に言えば回收金だけを更に再貸付して来ておるという状態であります。そこで今後一月から三月まで十分だというお話ですけれども、すでに九月以降の貸付が行われていない。ストツプしておるという状態であつて、その分も補完しなければならないと思うんですが、そうだとするならば、十四億五千万円という数字は非常に……

第9回国会 大蔵委員会 第10号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 規準案の八ですが、「役員が金融業務に関し十分な経験及び識見を有すること。」という規定があるのですが、これは勿論こうでなければならんと思いますが、同時に信用協同組合は或る意味では金融業務ではあるが非常にユニークな、そうして或る意味においては、いわゆる今までの型にはまつた金融業者では運営のできない相当たくさんな問題があると思うのですが、そこで一体大蔵省のほうでは金融業務に関して十分な経験と識見を有するというようなことから、すぐに、例えば大蔵関係の役人であるとか、或いは銀行その他の既存の金融機関からこつちに移つて来た人とか、そういうものに限定されてしまうというようなことを考えておられる……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 インベントリー・ファイナンス、外為会計の赤字百億というのは、これは百億出ることは当初からちやんと予定されていたのですか、最近の事情の変更によつてこういう赤字が出るというふうな計算なのですか。
【次の発言】 そうすると、この赤字が出たのは補正予算の閣議決定をされた後の事情の変更によつて赤字が出たというふうに了解していいかと思うのです。ところが、この特別会計の補正、特第一号の外為会計のところの説明に、百億については、昭和二十四年度の一時借入金を償還する財源として日本銀行より借り入れた借入金を償還するために必要な財源として一般会計よりの受入が新たに増加したためである、というふうに言つて……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今のお話で政府は一千円ベース・アツプして、現在は推計実績七千円の平均給與になつているので八千円ということになつて、八十五十八円の人事院勧告ベースにほぼ近いものを達成したことになるというふうな説明をしておるのですが、それに対して簡單にお触れになりましたが、もう少しその点を詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 平衡交付金に関する非常に適切な御意見を伺つたのですが、綿野さんには更に平衡交付金に限らず、もつと一般的な問題で少し御意見を聞きたいのです。と申しますのは、今度の補正予算は御承知の通り、政府がインフレの危險性が非常に大きいということを前提に立てまして、従つてそのインフ……

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 補給金を廃止しても大体やつて行けるというお見込のようでありますが、そうだとすると、今後製鉄業を確立して行く上においては、政府はどういうふうな行政を必要とするか、補給金の問題はとつ外してもやつて行けるとおつしやるけれども、同時に基礎産業は確立しなければならんというようなお話なんで、それにはよく言われておる合理化等々の問題がからんで来ると思うのですが、そういう合理化というようなものをやる場合に、例えば資金的な援助等々の問題があると思うのですが、この資金的な援助は今の日本の金融事情その他から考えると、どうしても本来の今までの市中銀行だけでは問題にならないので、國家的な資金の援助というよ……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の大蔵省の査定された数字を地方財政委員会の数字と対比した表を出して頂きたいと思います。
【次の発言】 地方財政委員会の考え方と大蔵省の考え方と非常に食い違つているようでありますが、大臣はいつお見えになりましようか。
【次の発言】 大臣に対する質問は留保して先ず事務的な問題、今資料を頂きましたが、この中にあるのかないのかわかりまんが、先ず第一に資料の昭和二十三年度当初予算と決算、それから昭和二十四年度当初予算と最終の予算と決算これは地方財政委員会のほうです。全部……。それから昭和二十五年度の当初予算と、税制改革をした後の予算。それから推計の実績、そういうものはこの資料の中にありま……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほど木村委員から、朝鮮動乱以後における消費水準が低下したことは非常に憂うべき現象だし、今後もそういう低下の傾向が見られるのだというようなお話がありましたが、その消費水準低下の原因の一番大きなものは、経済安定本部の調査によりますと、被服品の消費量が非常に減返したためである。例えば被服品の消費水準は、戰前も一〇〇として、七月には五五であつたのが、九月には三二に低下しておる、極度な低下であるということを述べております。これは御承知の通り被服品が朝鮮動乱を契機にして暴騰したために、すべての人がこれらにさく費用がなくなつた結果であり、更に現在の給與ベース引上げをめぐつて、多くの労働者諸君……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連いたしまして、先ほど二十六年度予算の大綱をお示し願つたのですが、それの前提條件として二十六年度の一体財政金融状況といいますか、経済状況といいますか、そういうものがどうなるかという大きな見通しがあつて、その下で今の二十六年度予算も、更には二十五年度の補正予算も出て来ておるものと私たちは承知しているのですが、従つてこの最初の大蔵大臣の御説明を聞いたときに、大蔵大臣お帰りになつたあとでしたが、今申上げたような問題に対してドツジ氏にいろいろな資料を出しておられると思うのでありますが、それの資料を差支えない限りにおいて御提出を願いたいということをお願いして置いたのですが、まだ……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 大蔵大臣に聞きたいのですが……。
【次の発言】 給與ベースの問題ですが、いろいろ大臣或いは政府委員のかたがたの御意見を聞いたんですが、一千円べース・アツプされたまあ一応の根拠は簡單にお聞きしたんですが、一体一千円上げなければならんということをお考え始めになつたのは、いつ頃からのことですか。
【次の発言】 そうしますと、大体一千円アップの場合、所要の経費が出て来るのですが、この点について我々の見解では、人事院はベースを六十三百七円から八千五十八円に上げると、上げるべしという見解であると思いますので、そうしますと、その差額が千七百五十一円になると思うのですが、この千七百五十一円のベー……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今のに関連して……。今の羽生委員の問題に関連してでございますが、吉田総理はしばしばまとまつてどうということを国民に強いたくない。そういう意味で自分の意見はまとまつては発表しないんだというようなお話のようでございますが、私たちが吉田総理の衆参両院の外務委員会その他で今までにお述べになつたことを大体考えて見ますと、平和をば熱心に求めてやまない。我々日本国民は国連軍が中共との全面戰争に陷らない、従つて第三次の世界大戦へ展開することがないようにということを非常に熱烈に切望しておられると思うのです。従つて又日本の再軍備の問題というようなことは起らないだろう。起らないで欲しい。特に日本国民と……

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今のにちよつと関連して、委員長……。
【次の発言】 今のお話の二十億というのは三カ月で二十億ということですか、年間のなんですか。
【次の発言】 それからそれを補うために特殊勤務手当等を考慮するというお話ですが、それは具体的な措置としてはいつ頃からどれくらいになる御予定ですか。
【次の発言】 そうすると、その職階制の改正というのは今年度中に行われるのでありますか。
【次の発言】 そうすると、職階制の改正あればそれに伴つてそれに関連して特殊勤務手当の増額分だけは予算の補正の方法で更に考えるというふうに了解していいのですか
【次の発言】 両方一緒に解決される場合に、これは人事院のほうに……

第10回国会 大蔵委員会 第2号(1950/12/15、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連しますが、いろいろお話を聞いておりますと、食糧配給公団の職員は、まあ建前は一般職の公団の職員と同じだが、実際には若干違うのだと、これは認めるというようなお話じやないかと思うのです。大蔵省のほうからお配り願つた公団の職員の給与額、人員数等を見ましても、食糧配給公団だけは二万七千人を超えておると、ほかのところは千人に充たないところが普通であつて、肥料配給公団だけ千八百五十五人という程度のもので、非常に桁違いに多数なものを擁しておるので、このことは又ほかの公団が事務中心で、いわゆる一般職の公団の職員としての機能を果しておるのに、食糧配給公団だけはむしろ二万七千を超えておる……

第10回国会 大蔵委員会 第4号(1951/02/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連して、拂下げの方針といいますか、どういうものを拂下げて、どういうものを残すというようなおつもりなんですか。その点をもう少し……。
【次の発言】 そうしますと、高能率のものは残されるでしようが、低能率のものを拂下げて、それをアルコール工場自体として民間が採算がとれる見込みがあるのか。或いはアルコール工場自体としてはないが、それをもつと、より総合的な経営にほかの商品工業その他をくつけて始めて採算がとれるようになつて、そういう形で民間は拂下げを要請しようとしておるのか。それらの事情はどうなんですか。
【次の発言】 実績単位は何ですか。

第10回国会 大蔵委員会 第5号(1951/02/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 そうしますと今の法案を地方税改正法と一緒にお出しになるとすれば、お出しになるのはいつ頃になるんですか。

第10回国会 大蔵委員会 第6号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 森下君の提案の通りに今日は一応これで打切つて、改めて一つ詳しく御説明願うということにしたらどうですか。

第10回国会 大蔵委員会 第7号(1951/02/14、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 歳入不足補填の金額、二十六年度三十五億八千三百万円、二十五年度十二億八千三百万円という数字が出ておりますが、終戰後のそれ以前の年度の不足補填はどういうふうになつておるのですか。
【次の発言】 ちよつと、今の三十五億八千三百万円に対応する、二十五年度は十二億八千三百万円ですね、それに対応する終戰後の各年度の数字が知りたいのです。
【次の発言】 そうでなく、二十二年、三年、四年というように、ずつと各年度に何かそういう不足補填をやられたのだろうと思いますが、その数字、二十六年度は三十五億、二十五年度十二億、二十四年度、三年度、二年度と遡つて、どういうふうになつておるかという数字です。

第10回国会 大蔵委員会 第10号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今のに関連しまして、そうしますと、保險料、そういう庶民的な大衆的な保険料につきまして減税をするという、控除するということになつているので、そうだとすると、健康保険その他の社会保險についてもそれを考えて然るべきだと思いますが、その点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 その基本的な問題の検討は、成るほどいろいろありましようし、非常にむずかしい問題ではあると思うのですが、それをどういうふうに理由付けるか、どう考えられるかということはあとでもいいんじやないかと思うのですが、ただ負担の公平なり、平等を考えれば、この際どうしてもやはり生命保険の保険料を控除されるならば、それと……

第10回国会 大蔵委員会 第11号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先日大蔵省当局の説明によりますと、所得税法の改正の一つとして、資本蓄積増強の一環として、生命保險契約に基いて支拂つた保險料については、二千円を限度として所得から控除するということをやつたと、これは資本蓄積の見地であると同時に、このくらいの保險料であれば、大衆的な保險契約者を対象とするものだから、そういう人たちの租税負担の軽減の一助にもなるという趣旨で、これを企てているんだというお話がありましたが、そうだとすればもつと大衆性を持つた健康保險その他の社会保險について、もつとその点を重要に考慮すべきじやないかという御質問をしたのに対していろいろ社会保險、特に健康保險の保險料その他につい……

第10回国会 大蔵委員会 第12号(1951/02/23、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちよつと関連して……、二十五年度の数字が、暫定的でもいいが、実績となる……、一応確定するのは、時期に言つていつ頃か、それから実績になると二十六年度はそう違わないという話だが、二十五年度の実績になるとやはり違う、こういうお見込ですか。
【次の発言】 それでやはり相当違いますか、今までの感じでは……。
【次の発言】 これは生産のほうは、勤労者の員数のほうはその狂わないですか、二十五年度は……。
【次の発言】 そうするとこの問題は又別の機会に……。
【次の発言】 今の問題に関連して……、どうもいろいろ御説明を聞いていると、貸倒準備金を自己資本に算入するということは、非常に無理があるとい……

第10回国会 大蔵委員会 第16号(1951/03/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 国家公務員の給與ですが、これは二十六年度の予算に組んである人件費ですと、一般会計或いは特別会計、一人当り平均どれくらいになるのですか。
【次の発言】 その今お調べの資料はいつ頃までにできますか。
【次の発言】 それではそれをこちらにも御提出願いたい。それから、よくわからないのですが、この場合には、国鉄とか專売はこの国家公務員共済組合法の中に入つておらないのですか。
【次の発言】 国鉄の場合は、そういう問題、団体交渉なり何なりによるというようなことになるのではないかと思いますが、若しこれを準用するということにここで規定されますと、そういう団体交渉なり何なりの範囲外になつて、法律的に……

第10回国会 大蔵委員会 第18号(1951/03/09、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 国民金融公庫で、今度公庫法の予算決算に関する改正法律が出ますね。そうしますと、二十二條の「公庫の予算に定められた金額の借入をすることができる。」という、この條項が削られることになるのだろうと思うのですが、それでいいですか。
【次の発言】 そうすると、今後公庫の改正がなされると「公庫の予算に定められた金額」という、この文句はなくなるわけですね。
【次の発言】 ちよつと私が聞きたいのは、公庫がそういう予算決算の扱い方を変えるとしますと、昭和二十六年度政府関係機関予算の総則の中に謳つてある第二十一條、国民金融公庫法第二十二條の二の規定によつて、国民金融公庫が昭和二十六年度において更生資……

第10回国会 大蔵委員会 第19号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その法案にあります「この法律施行後最初に召集される国会に提出する」云々ということでありますが、そうするとこの返済を昭和二十六年度中に開始するということは、臨時国会を予定しなければできない問題じやないかと思うのですが、その点はどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 そうすると今大蔵大臣その他の御説明によると、臨時国会を召集するかどうかは今のところわからないというようなお話なんですが、その点はすでに予定しておられるのか、予定しておられるとすれば、大体いつ頃になるのかという問題なんです。と言うのは、若し非常に遅れるとか、臨時国会の見込みがないとかいうことであれば、さつき……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関税定率法の適用地域の問題ですが、第十二條に「本法ノ適用二付テハ本州、北海道、四国、九州及命令ノ定ムル其ノ附属島嶼以外ノ地域ハ当分ノ間之ヲ外国ト看做ス」ということになつておるのですが、鹿児島県の南西諸島に属する奄美大島諸島、あれはこの地域からいいますとどういうことになりますか。
【次の発言】 これが外国という観念がどういうところから出て来るのか。これはその命令にそういうように定められるのですか、どうなんですか。
【次の発言】 法文通りというと、命令の定むるその附属島嶼以外の地域……。命令に定められてないというわけですね。それを命令に定めるということは全然不可能なんですかどうですか……

第10回国会 大蔵委員会 第30号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 あと関税定率法のやつは十分で済みますか。済むならば今すぐ済ましてやつて然るべきだと思いますが……。
【次の発言】 さつき愛知委員から提案したように、先ず問題をこんがらかさないで、これから先に取上げてきめましよう、その上であとの問題は……。
【次の発言】 今のお話を聞きますと、実は非常に広汎な多岐なものであつて、ちよつとこう考えさせられるのですが、成るほど今お挙げになつたような機械を入れる、その特定の企業は企業の合理化ができるかも知れないけれども、その他の企業については同種の産業についても非常に大きな影響を與えるのじやないかと、そういう点が一点と、もう一つは、製作が国内で困難なもの……

第10回国会 大蔵委員会 第33号(1951/05/09、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その提出されている書面、書類がおありでしたら委員にお配り願いたい。

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 理由説明にあるのですが、債権者が契約の履行に関してこうむる損害というわけですが、この点もう少し具体的に御説明願いたいのですが。
【次の発言】 これが従来保険事業の中に人づてなかつた、これまで取上げてなかつたのはどういう理由によるのですか。
【次の発言】 今の御説明だと、概念的にちよつと本来の保険事業とは違うんで、これまでは保険の中に入つてなかつたのだが、よく考察して見ると、類似的なものだからというお話なんですが、概念上の相違はわかるのですが、そういう概念上の相違があるにかかわらず、特にこれを類似的な行為だからというので、特にこういうものを取上げなければならないように、例えば最近こ……

第10回国会 大蔵委員会 第41号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 各省、各庁の長において管理する債権というのはどれくらいあるのですか。
【次の発言】 特別会計です。
【次の発言】 債務を免除する予定になつている現在の価額というのはわかつておりますか。現在すでにもう免除しなければならない……。
【次の発言】 そういうものがありますか。
【次の発言】 現在ではないのですか。
【次の発言】 免除になるものがその中に……。
【次の発言】 これはこの議案そのものの問題ではないのでありますが、それに関連するのでありますが、前の国会におきまして、税関の官吏に武装させる案を決定したと思いますが、その後その武装の状況、或いはそれがどういうふうに活動しておるか、或……

第10回国会 大蔵委員会 第42号(1951/05/26、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一応資料をもらつてから、説明するということにしようではないですか。どうせ数字の説明になりますから、資料をもらつてやらなければ、言い放しでは頭に入らないのです。それから今御説明になつた解散及び清算に必要な手続規定、これは政令で定めるということになつておるのですが、できておるのですか。できていたらこれも一つ提出して頂きたい。

第10回国会 大蔵委員会 第43号(1951/05/28、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 安本長官にお尋ねしたいのですが、マーカツト声明の中に、緊急物資調達計画に日本を組み入れるということを一番最初に言つているのですが、その場合に考えられている緊急物資というものを、もう少し具体的に、どういうものが考えられているのか。而もその量をどれくらいに考えているのか、その辺をもう少し具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それから特に運用のうちで国際価格に調整されることが必要だということを非常に強調しているようですが、一体日本の現在の個々の重要物資が国際価格の観点から見てどういうふうになつているのか。例えば賃金或いは米とかいうようなものの値段は、国際価格との比較において……

第10回国会 大蔵委員会 第44号(1951/05/30、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 御存じの通りに北海道開発法案が出て参りまして、そのために五日間会期延長をされているのですが、この問題はほかの地方行政、建設その他各委員会と連合審査をやつているのですが、大蔵委員会でも関連する事項が相当たくさんあると思いますので、大蔵委員会もこの連合審査に参加することをおきめ願いたいと思いますが、そういう提案です。
【次の発言】 一番問題は地方税の負担が殖えるかどうかという問題に関連して、租税徴収の現地徴収の問題と、それからもう一つは直轄事業は全部中央で一括してやるということになつておるのです。そうすると土木請負業者等の問題に関連して、現地の資金の問題やら金融上の問題も相当出て来る……

第10回国会 大蔵委員会 第47号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほど小委員の指名で私指名されたのでございますが、私より野溝さんの方がより適任だと思いますし、私個人の都合からいいましてもお代り願つた方がいいと思います。そういうふうにお変え願いたいと思います。
【次の発言】 それから先日参議院として退職金並びに退職積立金の課税減免に関する決議をいたしたのであります。これに対して政府の事務当局としてはあれをどう扱うというつもりですか。従来決議案が出ましても決議し放しでなかなかすぐに本当に積極的に取上げられないという場合も多々ありましたが、この問題は各会派こぞつて非常に熾烈な希望でございます。事務当局としてどういうふうにお考えになつておりますか。

第10回国会 通商産業委員会 第42号(1951/06/05、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 さつき政府委員の御説明で、機械設備の近代化留保金は重要産業に限るというようなふうに承わつたのですが、この重要産業に限るということは、合理化法案全部に亘つて、その法案の対象として重要産業を特定しておられるのかどうか。ということは合理化、設備の近代化資金のみならず、補助金、或いは試験研究留保金等にいつても全部重要産業に限つておられるのかどうか。それからいわゆる重要産業というようなものは具体的にはどういうものをお考えになつておるか。その二点の御説明を願いたい。
【次の発言】 先ほどの政務次官のお話で、再提出書類には教育上支障なしという意見書が添付されておるので、そういうものと判断してこ……

第10回国会 予算委員会 閉会後第1号(1951/08/15、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その報告の取扱はどうなりますか。
【次の発言】 それで結構だと思いますが、それをもつと具体的にして、そういう報告書を政府を通じて当局に提出すると同時に、当局から然るべき回答をこの委員会において適当なる時期に求めるということにお取計らい願いたい。
【次の発言】 相当具体的に結論も出ておりますし、方策に対しての一般的な示唆も與えてあるのですから、一応やはりそれに対して責任のあるお答えをしてもろうということが適当ではないかと思うのです。(「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 第一班北海道方面の報告をいたします。昭和二十六年度の地方財政平衡金及び公共事業費を通じて地方財政の実……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 トルーマンのいろんな教書というもの、それからこの間の、ダレスの講演にもあつたのですが、内外からの侵略、直接の侵略、間接の侵略、相当いろいろな侵略が予想されるし、従つてそれに対する対策を考えなければならないのだとしていろいろ具体的な論議をなさつていると私たちは承知しているのですが、それならば、今特に日本をめぐつての内外の或いは直接、間接の侵略なるもの、それを具体的にどういうふうに考えておられるか、どういう形において、どういう方式においてそういうものが襲いかかつて来ていると想定されているのか。その点について先ず外務省の御意見をお聞きしたい。

第10回国会 予算委員会 第3号(1951/02/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 質問に入ります前に今日安本のほうから御説明願うのはどういう予定になつておるのでありますか、今の計画だけですか、あと総合資金需給の見込来年度の、要求資料が来ておるのですか、これらも一つ全部御説明を願つてその上で質問することにしたらどうですか。
【次の発言】 自立計画、三ヵ年計画と二十六年度の一年の計画を聞いたのですが、自立計画の初年度としての二十六年度の計画はまあここに大体出ておるわけですが、それと二十六年度の年次計画といいますか、それとは大体合つておるのですか、若干の開きがありますか。
【次の発言】 例えばその次の表の総合資金需要見込によりますと、二十六年度の計画で通貨増発は五百……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) それではこれから予算の予備審査第三日目、鉱工業関係についての審査に入りたいと思いますが、その前に一つお諮りしたいのでございますけれども、公聴会の件についてでございます。公聴会は御承知の通り国会法第五十一條によりまして、必ず開くことになつているのでありますが、先に委員長と理事との打合会におきまして、三月五日と六日の両日に開会したらどうかということに話合つたのでございますが、これについて如何でございましようか、御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 では御異議ないものと認めまして、そのように決定いたします。なお、公聽会を開くことにつきましては議長の承認を要することになつ……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の輸出計画の二十五年度九万俵、二十六年度十万俵として、価格ではどれくらいになるのかドルでも結構であります。日本でどのくらいになるかということと、それから生産は十万俵から二十万俵に相当な増加を来しておるにかかわらず、輸出は九万俵から十万俵にそれほど殖えていない。それは絹の消費に廻してその絹で輸出を更に殖やすつもりなのか、それとも内需が殖えて増産の殆んど大部分は内需に向けられるのか、その辺の事情を御説明願いたい。
【次の発言】 それから製糸業の合理化の問題ですが、コーン巻の問題だとかそういうものに対する研究費、補助費あたりをいろいろ出しておられるようですが、こういう問題は、もういわ……

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/10、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 漁業制度改革に必要な経費、去年は三億九千万円、今年は三億六千万円、前年度相当な金を注ぎ込んで相当改革の実が上つておると思うのですが、今までの実績その他について少し詳しく御説明願いたい。
【次の発言】 今の食管の売買計画、それから輸入食糧の問題、それらについて私たちが頂いております昭和二十六年度予算の説明、大蔵省の主計局から出しておるものの四十七頁に数字が出ておるのですが、この数字と今御報告になつた数字と若干違うようでありますが、これは予算をおきめになつたとき以後に若干の出入りがあるのかどうかという点、若し出入りがあるとすれば、その詳細な数字を、この四十七頁に挙げておるような方式で……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の物価の問題でございますが、この予算書によりますと、第一次の大綱をきめたのが九月二十二日、このときに第一次大綱をきめる。それからドツジ氏との折衝その他の結果いろいろ変わりまして、十二月二十日に更に最終的に閣議決定をしたということになつておるのですが、そこで一応の公共事業費の数字は九月二十二日にきまつたと我々は新聞で承知しておるのです。その後更に十二月二十日にきまつた場合の公共事業費の変化は、今おつしやつたような意味で物価の騰貴を考慮に入れたために相当違つたのかどうかという問題、これを特にお聞きしますのは、この間大蔵省のほうでお話を聞いたときには、この予算の基礎的な諸條件として予……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 二十六年度の貿易の計画はどういうふうにお見込みになつておられるか、それの数字なり品目の問題、或いは地域の問題まで含めて御説明を願います。
【次の発言】 今の数字は後ほど資料で提出をお願いしたいのですが、今のそういう計画をお立てになるときの見通し、或いは計画の結果、二十五年度と対比してどう、いうことが特色になつているのかという問題、特にお聞きしたいのは中共貿易がその計画の中にどういうふうに取扱われておるかという問題であります。
【次の発言】 その場合に單価をどういうふうに御覧になつたのかという点ですが、特に輸入物資について一つ一つずつはお聞きしなくてもいいですが、物価情勢をどういう……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/14、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 どこからですか。

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) それではこれから審議を開始いたします。  本日は日程表にございますように、労働社会に関する問題、特に雇傭状況、失業対策、生活保護、社会保險、結核対策等について労働省と厚生省関係の事項を審議したいと思います。本日只今御出席の政府委員は労働政務次官の山村新治郎君、労働省労政局長の賀來才二郎君、職業安定局長の齋藤邦吉君、労働基準局長の中西貴君、官房会計課長の亀井光君でございます。先ず労働政務次官の山村新治郎君に御報告願います。
【次の発言】 それでは質疑を始めます前に、今御出席の政府委員から逐次各局別に御説明を願いたいと思います。如何ですか。

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連いたしますが、警察予備隊の装備、特に武器の経費は先ほど頂いた資料によりますと、物品費二十五年度百十一億という数字がありますが、この中から賄われているのかどうか、或いはそのほかの費目で賄われているのかどうかという点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは、そのアメリカから貸與されておる武器を日本の金に換算して、経費としてどれくらいのものを貸與されて使用しておるのか。
【次の発言】 その点をどれと対比すればよいかよくわからないのですが、二百億に対比すべきか、或いは物品費百十一億に対比すればいいのか、その辺がよくわかませんので、第一にその質問をいたしたのですが、ど……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/23、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題、今委員長が問題の当該のかたになつておるので、その提案は理事会で後刻取扱うことにして、その際に提案者が是非御出席願つて、一応提案の御説明なり主張なりして頂くように計らつたほうが更にいいんじやないかと思います。
【次の発言】 大体二月上旬までの実績をお知らせ願つたのですが、大雑把の見当でいいのですが、その趨勢で行きますと、年度末までに推計実績としてどれくらいの歳入を確保されるお見込みか。総額でお願いしたいと思うのでございます。特に所得税、法人税、酒税の年度末推計実績はどれくらいお見込になつておるか。
【次の発言】 二十六年度のこの收入見込を作りましたのは、恐らく去年の秋頃の……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/03/01、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行について、地方財政委員会の委員長からの報告はないのですか。
【次の発言】 一応報告願つたほうがいいと思います。
【次の発言】 議事進行について、それじや御両所の御説明では、非常に漠然としていてはつきりわからないのですが、幸いに資料を頂いておりますので地方財政委員会の数字それから内閣のほうの数字、おのおの食い違いのよつて来たるところ、それをもう少し一応説明願つてそれからにしたら如何でしよう。
【次の発言】 昭和二十五年度の地方税の徴收状況は、我々が地方を廻つていろいろ話を聞くところによると、非常によくないというのが各地方公共団体のお話であるように思うのですが、今の御説明によ……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今のに関連しまして、その御説明ではおかしいので、その次の下の(d)を見ますと、日銀調消費財闇物価指数は、十一月、十二月はむしろ上つているのですね。それからあなたがた自身がお調べになつた物価庁調の消費財非配給物価指数では、やはり十一月は上つているのですね。そういう資料を見れば、むしろ上つておる。季節的な変動等々の問題ではなくて、CPIの技術的な問題として御説明にならなければ説明にならんのではないですか。
【次の発言】 それじや物価問題の事務的な問題をちよつと聞いて置きたいのですが、さつき消費財については余り心配していないのだ、若干上昇するだろうがとおつしやつたが若干というのはどれく……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題でちよつと……。
【次の発言】 今、中共貿易の問題に関連してお話があつたのですが、大臣のお答えによると、現在のような状態においては止むを得なかつたのだというようなお話ですが、止むを得ないかどうか、止むを得ないような異常な状態を作つたのはむしろ日本側じやないかという問題もあると思うのですが、その問題をお尋ねする前に、一体中共に対する輸出をやめてしまつた、或いは制限してしまつた。そのために反対に向うからの輸入物資、例えば粘結炭にしても或いは鉄鉱石にしても、或いは大豆にしても、そういうものが入らなくなつた。そのために中国市場から期待すべきものをアメリカなりカナダなり、その他の市……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) それでは只今から公聽会を開きます。  公聽会に公述人として来て頂くかたがたは、お手許に配つてあります書類に書いてございますように全国指導農業協同組合連合会事務局の総務部長平尾卯次郎君、日本銀行理事井上敏夫君、文部省職員組合委員長佐藤忠夫君、中央酒類株式会社社長松隈秀雄君、日本産業協議会理事仲矢虎夫君立教大学教授藤田武夫君、本日の公述人はこれだけでございます。会を開きます前に、公述人のかたがたにちよつと御挨拶申上げますが、これまでの規定に従いまして、参議院の予算委員会として公聽会を開くことになつたのでございますが申上げるまでもなく、昭和二十六年度予算には非常に多くの重要な問……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/03/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 予算と現実とのずれの問題の第三点ですか、外為の問題のお話があつたのですが、その場合に五百億では恐らく不足するだろうという御意見と、それから実際今考えている緊急対策その他を考慮に入れると、むしろ入超が予想しているよりも遙かに多くなつて、外為の円資金不足は、今予想しているものほどうまくなくなるのじやないかというようなお話があつたのですが、この両者の食い違いの問題は、どつちのほうをあり得べき予想としてお考えになつておりますか。
【次の発言】 資本蓄積と国民生活安定の問題なんでありますが、財政消費と、資本の蓄積と、国民消費という三者連関の問題ですが、一応方式的にはそれらのものが相互背反す……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/03/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) それでは只今から予算委員会を開きます。本日電車事故のために委員長がちよつと遅れますので便宜私代りまして司会いたしたいと思います。  これから総理大臣に対する各党代表の質疑を始めるのでございますが、本日は社会党の永井純一郎君、共産党の岩間正男君、緑風会の藤野繁雄君の三君に順次お願いいたします。永井純一郎君。
【次の発言】 次に共産党の代表質問として岩間君。

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 木村君の持ち時間はまだ相当あるかと思いますが、一応十二時を過ぎておりますので休憩にして頂いて、午後続行することにいたしたら如何でございましようか。
【次の発言】 それでは本日はこれにて散会いたします。    午後五時九分散会  出席者は左の通り。    委員長     波多野 鼎君    理事            平岡 市三君            佐多 忠隆君            伊達源一郎君            藤野 繁雄君            櫻内 義雄君            東   隆君            木村禧八郎君            岩間 正男君  ……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 非常に引つくるめたお答えなんで、もつとほかの方面から直接の御関係のことを具体的にお聞きしたいのですが、日本銀行券の発行高をこの年度末、三月末にはどれくらいにお見込みになつておるか。それから二十六年度末までにはその通貨の発行状況がどういうふうになれば一番理想的だとお考えになるか。というのは、政府の報告によりますと二十六年度は相当の生産増加がある、又外国からの影響その他で物価も相当騰貴すると思うのですが、それらによつて日本の経済規模が相当拡大する、そういうことを考慮に入れて、来年度の通貨発行量というようなものはどれくらいのところに持つて行くことが適正かというふうにお考えでしようか。先……

第10回国会 予算委員会 第28号(1951/03/15、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) 次に岩間正男君。

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行について……。只今の政府側のお話では我々は事情を了解しかねる。これ以上議事を進行することは意味がないと思いますから、改めてこの問題に対して委員会としてどういう態度をとるかということについては、理事会で一応お諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 議事進行について…。地方行政委員長の予算委員長に対する申出があるようですが、これを先ずお取上げ願います。
【次の発言】 大蔵大臣の我々の小委員長報告に対する感じ、心構えをお聞きしたのですが、その今お述べになつた御意見では、私たちの報告書の第六に書いてある平衡交付金の増額乃至は二十六年度予算の補正については、池田大蔵大臣は今後の情……

第10回国会 予算委員会 第32号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 船腹拡充の問題でありまするが、我々が安定本部から示された三カ年計画によると、二十六年度から三十五万トン新造計画をやるとかいうことなんですが、問題はこれに対する資金の調達の問題であろうと思います。その資金の調達の問題として我々に示されておるのは、見返資金から百十五億取るということだけが示されておるのですが、これは御承知の通り、昨年に比べれば二十億近くの減になつておる。ところが建造のほうは相当殖えておるのですが、一体見返りのこの金はもつと殖やせないかどうか、殖やすお話がどの程度に固まつておるのかという問題が一つ、それらを更にはつきりさせるために、一体二十六年度の造船の資金計画をどうい……

第10回国会 予算委員会 第33号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ここに提案されておりまする昭和二十六年度一般会計予算、特別会計予算、府政関係機関予算に対しまして、私は日本社会党を代表して反対を表明いたします。その反対の理由を少しく詳しく申述べます。  反対の第一点は、予算編成の基礎的諸條件に関する政府の認織についてであります。この委員会の予算審査によりまして先ず第一に明らかになりましたことは、政府が今後の国際情勢特に朝鮮動乱の見通しと、日本の対外関係の推移につきまして、確たる認識を何ら持たないことであります。吉田総理も勿論周東経済安定本部長官も、大蔵大臣もその点について我には明確な説明を与えなかつただけでなく、政府自身が具体的た認識を欠くこと……

第10回国会 予算委員会 第34号(1951/03/30、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 補正予算としてこれが出て参つたのですが、我々が予算を審議するときには、前の予算を審議するときには、すぐに近い機会に補正予算を出す必要はないと思うというような大蔵大臣のお話だつたと思うのですが、それが急に我々が予算を上げると同時ぐらいにすぐ出て来たという事情について、我々納得の行きかねるものがあるのですが、この開発銀行の問題はすでに今年の初めから、或いは問題としては去年からあつただろうし、少くとも今年の初めに大蔵大臣がこういう問題を持つているのだということを早くから声明をしておられたし、再開劈頭の本会議においても、政府の重要な政策として調つておられたわけでありますが、それが何故非常……

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) それでは昨日に引続きこれより予算委員会を開きます。  大蔵大臣御出席になつておりますが、関係当局とのいろいろな折衝もございますので、向うからの連絡次第随時退席される場合があるかも知れませんので、一応そのことをお含みの上に御質疑をお願いしたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣所用のためにちよつと退席したいと申しますから、退席を許してもよろしうございますか。
【次の発言】 只今一時休憩という動議が出ているのですが。如何いたしましようか。
【次の発言】 それでは大臣以外の質疑があるということですから、それを更に継続するということに……。

第10回国会 予算委員会 第36号(1951/05/09、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 監督官庁の立場から運輸省ではどういうふうにこの事件に対して御覧になつているか。大臣については後刻お聞けすると思うのですが、事務当局のほうも若しお見えになつていればどういうふうにお考えになつているか、一応それを聞いて置きたいと思います。
【次の発言】 先ほど総裁のお話によりますと、当局として電車、或いはその他の客車、貨車の改装の問題、或いは新製の問題等々について若干遺憾の点がなかつたでもないというようなふうに拝聴したんですが、私たちが配付を受けました新製車両数の資料によりますと、二十四年度、二十五年度について急カーブをとつて新製輌数が減になつておる。例えば電気機関車についてもそうい……

第10回国会 予算委員会 第37号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連するのですが、五月三日のリツジウエイ声明に対する政府の見解という中に各種委員会の廃止、殊に教育委員会、公益事業委員会、公安委員会、人事院等の廃止、これに伴う大巾行政機構の改革が行われるということが述べてあるのですが、今の監理委員会はその場合ここに挙げられてあるような各種委員会と考えられているのかどうかという問題を一つ。それから国鉄法の改正、現に御提案になつているかと思いますが、その改正における監理委員会條項の改正はこのリツジウエイ声明に対応するものであるのか、それ以前の問題であつて、更にその改正したあとにリツジウエイ声明に対応するように廃止或いは改革をなされるのかど……

第11回国会 通商産業委員会 閉会後第1号(1951/09/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いろいろ聞いていて、二、三まだはつきりわからないところがあるのでありますが、この調整制度要綱によりますると、肥料流通の円滑を図るのだということが、目的の一つに挙げてあるのですが、昨年肥料配給公団が廃止されたのち現在に至るまで、事実としては流通は円滑だつたとお考えになるのか、不円滑だつたとお考えになるのか、先ずそれを……。
【次の発言】 そこで次の問題になりますが、今後はそういうふうな流通の円滑を期せないであろうという懸念から、こういう問題が出て来たと思うのであります。その流通の円滑を期し得ないだろうという数字的な見込ですね、それらについてはどうお考えになつているのか、それをもう一……

第11回国会 通商産業委員会 閉会後第2号(1951/09/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほどから電源開発の所要資金の問題が問題になつておるようでありますが、見返資金でそれがどう調達されるのか、どういう計画になつておるかということが、さつきから問題になつておる思うのでありますが、これをもう少し具体的に先ず御説明願いたいと思います。事務当局で結構ですから……。見返資金七百六十五億ですか、その中の私企業投資五百三十五億、それを一体計画としてはどういうふうに配分しようとしておられるのか。更にその計画に基いてどれくらい実際には出資されておるのかという問題、それから見返資金だけでなくて、そのほかの資金の調達をいろいろ考えておると次官はおつしやるが、それを具体的にどういうふうに……

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 只今大蔵大臣から補正予算の構想、来年度二十七年度の予算編成方針等について御報告があつたのでございますが、それはむしろ何にもわからぬということで御報告がなかつたのも同じようだというふうに考えるのですが、成るほど講和会議その他の問題に関連しまして不確定的なところが相当たくさんあると思いますけれども、補正予算については、大体の項目なり、大体の見通し、構想は持つていらつしやるのじやないかと思うので、その点についてもう少し詳しい親切な御説明を願いたいと思います。更に明年度予算の編成方針については、いろいろむずかしい問題があるので、今年は編成方針を作らないで、概算要求なり査定を続けて行くつも……

第12回国会 通商産業委員会 第1号(1951/10/10、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 次の委員会の日取りの問題ですが、今度の国会は先ほどお話の通りに講和條約関係、或いは補正予算関係に限つてということであるのですが、特にこの現在通産委員会の関係の貿易の問題、特に輸入の実情の問題、今後の見通しの問題、更にはそれに関連するでしようがドル不足というような問題が非常に緊急に検討しなければならない問題であるし、殊に講和條約の審議に当つて特に前提條件になるものと思われますので、むしろもつと早い機会に通産委員会をお開き願つて、そこで詳細な報告なり、見通しを是非お願いをしたいという希望を持つております。

第12回国会 通商産業委員会 第3号(1951/10/19、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の御説明の中にプラント輸出の契約状況の表の最後の累計の所に、二十六年度二千五百万ドルとなつておりますね。これと輸出銀行の輸出契約金額の百二十四億というのとはどういうふうに関連するかそれを一つ。という質問は、もう少し詳しく申上げますと、二千五百万ドル、二千六百万ドルですから大体九十五億以下だと思うのですが、プラント輸出の契約が九十五億以下で輸出銀行が輸出契約金額として挙げておるものは百二十四億、従つてこの百二十四億の中にプラント輸出といわれるこの二千五百万ドルのどれくらいが、入つておるのか。或いは従つて又百二十四億の中にはプラント輸出以外のものがどれくらい入つておるのか。それから……

第12回国会 通商産業委員会 第14号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 今の銀行局長のお話を聞いておると、お話としては非常にすつきりしておりますが、問題はやはり年末に向つて非常な金融梗塞、特に中小企業について金融梗塞がある。それに対して何か別途特別なことをお考えになつていないかということが出て来た問題だと思います。その点は今のお話を聞いておると何も対策を考えていない、別途に考慮はしていない、何とか考えなければならないだろうがというお話ではあつたようだが、具体的にそれではどういうふうに何かをお考えになつておるかどうか、もつとその点積極的に今の問題ではできないのだが、ほかのこういう手を考えておるというようなことがおありなんですか、その点を伺いたいと思いま……

第12回国会 通商産業委員会 第18号(1951/11/28、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 ちよつと資料の要求ですが、合理化に関する資料ですが、政府のほうでは、特に通産省では今年の初め頃からですか去年からですか、合理化審議会をお作りになつて、そうして各業別に細かにいろいろな御調査、御審議をなさつたと思うのです。それの報告書或いは資料あたりができておりましたら、全部一括してお出し願いたいのです。

第12回国会 通商産業委員会 第19号(1951/11/29、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 それじやちよつと一点だけ……。今度の改正によりまして、預金の受入れ或いは貸付の対象、これは組合の構成員になるわけでしようが、そうなればやはり金庫としては非常に積極的にそういう方面からの業務拡充といいますか、進められておると思うのですが、そうなると既存のいろいろなその他の金融機関、或いは信用金庫等々の間に相当な競合なり、対立を生ずると思うのですが、それらの信用金庫、或いは無尽、又は国民金融公庫、それらのものとの何といいますか、体系的な基準といいますか、規格といいますか、そういうものは混乱のないように運営をして行かれる用意なり、お見込みがあるのかどうか、その辺をどういうふうにお考えに……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連するのですが、前文によりますと、日本国としては国際連合憲章第五十五條に定められた安定及び福祉の條件を日本国内に創造するために努力することを宣言するということになつておりまして、国際連合憲章の五十五條には、御承知の通り、国際連合は一層高い生活水準、完全雇用並びに経済的及び社会的の進歩及び発展の條件を促進しなければならんというふうにはつきり規定してあるのですが、そこで日本の政府としてはそういう問題について具体的にどういうふうにお考えになつており、どういう計画なりプログラムを持つておられるかという点を実は安本長官にお尋ねしたいと思つておるのですが、安本長官の御出席がないの……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほどから曾祢委員も言われ、永井委員によつて触れられたのですが、それでも、なお、はつきりいたしませんので、重ねて御質問いたしたいのですが、先ず第一は、第十四條(b)の規定によつて、連合国は、占領の直接軍事費に関する請求権を放棄しておるのでありますが、その場合に問題になるのは、先ほどからいろいろ論議されました経済援助費の問題でありますが、我々から考えれば、これは特に救済費勘定のごときは、今も永井委員からも主張がありましたように、占領のための経費であり、而も救済費でございますから、そういうものに対しても当然に権利を放棄すべきだと思うのですが、それがそうでなくて、これは債務であることが……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 どうも今朝の理事会のお打合せその他にかなり齟齬しておる点があります。審議も非常にぎこちなくなつたように考えますから、むしろこの際一応休憩して頂いて、更に理事会でお打合せの上で円滑に審議を進めるようにお取計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 理事会の話合いが違つている。このままではスムースに行かんじやないか。

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題に関連するのですが、二十四年度の実績が三兆五百五億と出て、それを基礎にして四兆五千億の数字が出た。従つてその基礎、基準になるものの実数が違つたことが一つと、もう一つは更に物価なり或いは生産の見込は当初予算を作つたときと相当違つておる。そつちの変化からも四兆五千という増加が出て来たのだというお話だつたと思うのですが、そこでお聞きしたいのは、二十六年度当初予算をお出しになるときの三兆八千億という数字を出された場合の産業生産指数、鉱工業生産指数なり、農林水産の生産指数或いは物価の上昇の指数、それらはおのおのどういう数字でお出しになつておつたのか、それらの予測が当初の予算を作つた……

第12回国会 予算委員会 第5号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の出資金の問題は、時期的にはいつ頃とお見込なんですか。
【次の発言】 向うから何か調査員なり何なりが日本にやつて来て、提出された資料の検討を現地でやるというようなことも考えられるのですが、その点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 貿易の問題ですが、先ほど輸出認証額の御説明があつたのですが、その際にドル地域、ポンド地域、清算勘定地域の一月から九月までの間の比率がここに出ておるわけですが、そのときに昨年度の比率をお示しになつて、昨年度とかなり違つた様相を呈しておるというお話だつたのですが、例えばドル地域については、昨年は四四%であつたのに今年は二三%しかない。その反対にポンド地域が……

第12回国会 予算委員会 第6号(1951/10/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) 只今から予備審査を開きます。  本日は予定の通りに電力事情に関する政府からの御説明を願う日であります。先ず公益事業委員会の事務総長松田太郎君の御説明を願います。
【次の発言】 ちよつと皆さんにお諮りいたしますが、松田事務総長はもう一つほかのほうにも約束がありまして、大体三時までにはそちらに行かなければならないというような予定になつておるというお申出があるのでありますが、従つてまだ問題はたくさん残つておると思いますが、一つどうでしよう、今日はあと一、二の継続の御質問を願つて、更に恒久対策の問題あたりではまだ論議が尽されておりませんし、なお経済安定本部からも、それらの問題につ……

第12回国会 予算委員会 第7号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほどのお話で課税対象にならないもつと少額な人たちに対する生活安定の手を打たなければならない。それが今度の補正予算ではちつとも考えられていないというようなお話だつたと思うのですが、誠にその点は私も同感なんですが、そこでお尋ねしたいことは、そういうふうな非課税対象の諸君の生活安定に資するために打たなければならないと考えられる経済的な諸政策、特に財政的な措置とは、具体的にはどういうものをお考えになつているのか、その点をもう少し詳しくお聞かせ願いたい。
【次の発言】 財政の内容を健全にしなければならないし、従つて非常に生産的なものにしなければならない。そうして生産的支出を削るべきだとい……

第12回国会 予算委員会 第8号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 時間もありませんので、簡單に一つだけ……。先ほどから財政規模が過大になつておるというようなお話がたびたびあるのですが、それで或いは明年度は七千億ぐらいが適正だという細かい勘定も出して頂いたのでありますが、その場合に、適正規模というのは大体どういうものとの対比において、どういう感じから適正ということをお考えになつておるのですか。

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちよつと。今の農地局関係の災害復旧、特に今度の災害復旧について何か特別にお考えになつた点があるかどうか。
【次の発言】 八十億の本年度昭和二十六年度災害復旧の費用は、何か補正減額されて七十五億になつているかと思いますが、そのうちすでに使つてしまつたやつもありましようし、それらの点については全体の問題として、後ほど建設省なり、安本にお聞きしたいと思うのですが、そのうちに特に農業関係に、而も農地関係にどれくらいのものを予定されているのか、予定し得るのか。それから而も現在きまつただけでは足りないので、更に追加として相当なものが必要になると思うのですが、それらの点をどういうふうにお見通し……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の御説明の連合国軍の実弾射撃演習等のために使用制限を受けた漁場に対する補償の追加額を補正増額しておられると思うのですが、これは二十六年度当初予算にはどれくらいお組みになつていたか。それから追加額としてどれくらいをお見込みになつておるか。それからすでに補償を現実に行われた額及び箇所等々がどういうふうになつておりますか、その点をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 二十五年度、当初五千万円組んでおられて、二十六年度に生じた損害に対する補償を現実に行われ、今までに実施されたのは幾らぐらいありますか。
【次の発言】 さつきのお話では当初予算としては五千万円を補償費として組んだと……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まだいろいろお聞きしたいことが各委員にあると思いますが、時間も非常に遅くなつておりますので、今日はこの程度で切上げて、もう一遍又の機会に御出席になるということに願いたいと思います。

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 人事院に先ずお尋ねしますが、成年男子標準生計費四千四百九十円、東京都、これの食費が二千五百円、それを一日当りの食糧費に入れると八十二円二十銭ということになつておりますが、これはまあ先ほどの御説明で、マーケツト・バスケツトと、そのときの時価によつてお見積りになつたのでしようが、計算的には八十二円二十銭と出ておりますが、実際の、現在公務員諸君が生活している態様、特にまあ我々自身の生活経験等々から考えて、八十二円二十銭というので、一日の食糧費として足りると、平均的に……、こういうお感じを持つておられるかどうか、先ずその点を。
【次の発言】 私が聞いているのは、計算的には成るほど八十二円……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/09、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) では只今から予算委員会を開会いたします。  本日は予定の日程に従いまして歳入、専売益金、公団その他の雑収入に関する大蔵省その他の御説明を聞く予定でございますが、只今お見えになつている政府委員は大蔵省の主計局次長東條君、それから日本専売公社の監理官久米君でございます。それから主税局の調査課長の亀徳君でございますが、先ず最初に東條次長の説明を願います。
【次の発言】 日本銀行納付金三十二億六千万円の増ですが、これは日本銀行の利益は過去一年或いは二年くらいはどういうふうに変化して来たのか、その場合に償却はどういうふうに見込んでおるのか、更に日本銀行の職員、行員の給与の状況はどう……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちよつと関連して。今の深川さんの御質問に関連した問題ですが、今のお話ですと、失業人員はだんだん減つて来たし、特に失業保險を給付されている人員も減つている、その限りでは好ましい傾向であるというようなお話だつたかと思いますが、ただここで我々が憂慮に堪えないのは、成るほど昨年の七、八月頃と比べますと、失業保險の人員は減つておりますが、特に今まで、六月まではずつと減つて来るカーヴをば描いておつたにもかかわらず、六月二十二万のやつが七月には二十二万三千になり、八月には今お話のように二十三万になり、カーヴが逆に今度は上昇の傾向を辿つて来つつあるのではないかというふうに感ぜられるのです。殊にそ……

第12回国会 予算委員会 第17号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の流用ができるというのは、今のお話では、退職金は官房にあつてその他の部局で人員整理が仮に修正された場合、それだけ人員が減るとその人件費は官房のものを流用できるというふうなお答えでしたか。
【次の発言】 だから官房にあるやつを流用できるという、而もそれは所管大臣が大蔵大臣と話合つて、大蔵大臣と了解の上でできるという意味でございますか。

第12回国会 予算委員会 第18号(1951/11/19、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 第四の小委員会は物価、給与、行政整理等々、生活に直接関連のある問題でございますので、それに是非社会保障に関するテーマを入れた特別委員会をお願いいたしたいと思います。

第12回国会 予算委員会 第19号(1951/11/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 法務総裁が帰られる前にちよつと聞いて置きたいのですが、今の今年当初追加三百十億に比べて相当多額な増額になるというお話、而もそれは施設改修或いは装備充実等々に必要なんだというお話でありますが、そうしますと、我々今補正で審議いたしておりまするところの百五十億は、これを内訳で言うと、装備充実に約四億、施設改修に四十億という数字が取つてありますが、これは相当長期に亘つて、二、三年に亘つてこの充実なり改修が完了する、その頭だけというふうに考えておけばいいのかどうか、その辺の関係をもう少しはつきりさせて頂きたいと思います。
【次の発言】 第一次、第二次両度に亘つての擴充であるとすれば、今百五……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今委員長のそういう御発言もありましたが、実は私関連質問が二、三で済んですぐかかれるつもりでおりましたが、非常にそれが延びてこういうことになつているのですが、併し今問題はたくさん出されておりまするし、私の質問は、実は安本、それから通産大臣等々との関連の問題があつて、それで大蔵大臣に質疑を、その関連において交互に質疑をいたしたいという予定をしておりますので、それらのかたがたもお見えになつていないので、或いは明日時間が頂ければ私の問題は明日に廻して頂いて、今日は御要求のような案、あれの審議に廻して頂いても結構というふうに考えております。

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 先ず建設大臣にお尋ねいたしたいのでございますが、この間南九州、山口県等々の各地を襲いましたルース台風による災害に関して政府がどういうふうな措置をとられたか、とろうとしておられるのか、その点をお聞きしたいのでありますが、先ず政府が損害額としてどれくらいのものをお見込になつているのか、特に公共事業費関係についてはどういうふうに調べがついているのか、その点から先ずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 その査定額がはつきりなるのは時期的にいつ頃をお見込なのですか。建設大臣が現地におかれて現地会議をおやりになつたときに、この際は非常に急いですぐ取まとめて措置するというふうな言明をなさ……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 そうするともう一遍……。その点ははつきりとしておきたいのですが、内容は別問題として、形式的に言つて予算総則第十條の但書「異なる所管又は名称の異なる部款の間において移用することができない。」という但書があるにかかわらず、移用ができるというふうにお考えになつているのですか。
【次の発言】 そこで若し定員法が、例えばさつきいつたような農林省の統計調査部の修正があつた場合には、異なる所管又は名称の異なる部款というものには当らないのかどうか。
【次の発言】 今の学校給食は財政上の理由から駄目だというようなお話でございますが、一体学校給食を年間を通して完全にやるとすれば、五百五十万の場合にど……

第12回国会 予算委員会 第23号(1951/11/27、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 先ず私がお聞きしたい第一点は、総理が繰返しお述べになつておりますように、今度の平和條約は日本の、日本国民の完全な主権を承認されたので、完全に独立したのだというお話であつたと思うのでありますが、そうだとすると、独立後の日本の経済政策或いは政治政策、そういうものすべては日本の国民の独自の判断、独自の決定によつてなされるべきものであると思うのでありますが、それを総理はどういうふうにお考えになつておるか。もつと具体的にお尋ね申しますと、現在申上げるまでもなく、経済政策その他を決定する場合に、経済科学局その他のいろいろな制約を受けておるわけでありますが、講和條約の発効後には、これらから來る……

第12回国会 予算委員会 第24号(1951/11/29、2期、日本社会党第二控室(左))

○佐多忠隆君 財政法の原則の問題でございますがね、財政法の原則はむしろ彼此移用することができるということになつているのだと思うのです。にもかかわらず、財政法の原則ではちよつと困る場合が起きるというので、予算総則の第十條で更に但書を付けてそれを限定したのではないかと思うのです。むしろこの但書を付けているということが、財政法を少し変えてることなんです、形式的に言えば。むしろ財政法で規定している通りに返そうということになるのだろうと思います。だから波多野委員のおつしやる財政法を守るという意味からは、こういうものを付けたつて何ら支障はないのだ。むしろ財政法の本來の姿になるというふうに考えていいと思いま……

第13回国会 電気通信委員会 第2号(1952/01/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の御説明の最後に当省関係の諸法案につきましてはという御説明で非常に簡單でございましたが、今予定されておる法案、その大体の内容、それだけです、若しできましたら御説明願います。
【次の発言】 公社法の問題は行政改革との関連もありましようが、大体今のお見通しではいつ頃……どつちにしてもいつ頃までにはきまるという大体の時期的なお見通しはどうなんです。
【次の発言】 その他の法案はどうなんですか。
【次の発言】 さつきの電通省の従業員の奨励手当制度の問題ですが、前の国会で実現しなかつたので今回努力するというお話ですが、今度の予算にはどの程度それが実現してもらえるか、その点少しく御説明願い……

第13回国会 電気通信委員会 第3号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 網島委員長からそういう内容の問題のいきさつを聞く前に、さつきから問題になつておりますように、この委員会として、或いは委員長としておとりになつた態度に私どうも了解が行かないのですが、理事は了解してくれとおつしやいますけれども、委員長はとくと御承知の通りに、この放送に関するテレビジヨンの標準方式の問題は非常に重大な問題だと思うので、聽聞会をすでに先に開かれるはずだから、これに対する資料その他を早急に提出をして頂きたい。それでそれらを十分に検討して、当委員会としてもそれらの問題を十分に検討した上で一つ標準方式その他はおきめ願いたいから、その前に資料を提出して頂きたい。その資料に基いて我……

第13回国会 電気通信委員会 第4号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 それに補足して、昨日も申上げたのでありますが、今の御質問に対するお答えとして納得できないというゆえんは、各委員のかたがたで非常にお述べになつておる意見の根拠等々がまちまちで統一されていないので、そういうことでは了承しかねるということで、改めて一つ委員会として意見をまとめて十分練つた統一した意見として御答弁を願いたいということを要求しておきましたが、そういうつもりで一つ御答弁願いたい。
【次の発言】 同じ問題ですが、先ずお聞きしたいのは、昨日今日の御答弁によりますと、監理委員会のほうではすでに十二日に事案を決定して、それを土曜日に発表するということを十二日に発表した。そういう事情が……

第13回国会 電気通信委員会 第5号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどの山田委員の質問に関連してちよつとお尋ねしておきたいのですが、先ほど山田委員が送信の標準方式の決定の行為は処分であるかどうかというお尋ねに対して、岡咲副委員長はこの問題は個人的な意見は、そうだと思つている。その他の方面にいろいろ意見があるので、現実の問題になつたときに改めてその点は明確にしたいというようなお話ですが、その現実の問題になつた場合というのはどういう事柄を意味しているか。
【次の発言】 勿論今の御説明のように異議の申立があつた場合に、それが適法であるかどうかを正確に判定するための前提条件として、その処分行為の性質をはつきりしなければならないことは当然であると思いま……

第13回国会 電気通信委員会 第6号(1952/02/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について……。今日打切ることには異議はありませんが、時間的に見て打切ることは異議はありませんが、これに関する質問が全部済んだから別な問題に移るという意味で打切るというなら私は反対で、まだ実は政府の決定書を頂いたのは昨日ですか……今日頂いただけで、これに対する御説明があつて、今一二の委員から質問があつた。而も新谷委員から質問を新たに提起されてまだ留保している。私はこれに対してまだ何ら質問していない。これからしなければならない、そういう意味での打切りにして頂きます。
【次の発言】 今の問題に関連しまするが、これはこの間ちよつと聞いて、まだお答えがないのですが、この決定書を実は……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/02/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 西日からのやつは……。
【次の発言】 資料のあれですが、財政法の審議をいたすんでしようから、財政法に関する提案理由の説明、それから何か改正法との対照表みたいなものができておりますが、大蔵省のほうに……。その資料を一つお出し下さい。

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/02/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 予算の修正の問題でございますが、今金森先生のお話によりますると、予算の修正に対しては減額修正ができるのみならず、増額修正もできるというお話だつたと思うのですが、それを、提出されている予算についての修正の問題と、それから議決された予算の修正の問題とに分けて一つ御意見を聞きたいのですが、先ず提出された予算の修正について、減額修正並びに増額修正ともにできるとすれば、或る一つの項目、或る費目なり何なりを全然削除してしまうというようなことも可能なのかどうか、提出予算の場合にはそういうことも可能なのかどうかということを先ず聞きたい。

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/02/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料の要求ですが、今の御説明の予算説明その他にある資料はそれで結構ですが、最初に御説明になつた予算單位、特に主要物資單価について、若し予算説明その他に出ておりませんでしたら別途資料としてお出し願いたい。

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどの御説明、鉱工業生産指数の問題でありますが、九―十一年を一〇〇とした指数というと、三十六年度は一二八・七というような御報告でしたが、私たちがこの予算専門員室の調べとしてもらつているところによりますと、最近の見通し、安本の調べでは、一二八・七が補正されて一三八と、或いはものと正確に最近の見通しとしては一三六・七というような見通しになつているというような資料を頂いているのですが、それはそういうことになつているのかどうか。
【次の発言】 これはこつちの専門員のほうの間違いなのか、専門員のほうの指数は七―十一年を一〇〇として当「初の見通しは一二八・七だつたが最近一三六に上つたという……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今の御説明で、それから或いは二十七年度予算の一般説明の九頁、十頁に亘つて公共事業費は文教、厚生、行刑、営繕を除いた合計では昨年度が千二億であつたのに対して、今年度千二百九十九億、ほぼ三百億程度の増加になつていると思うのですが、この三百億の増加というのは、物価の値上りによるものがどれくらいあるのか、事業分量の増加によるのがどれくらいあるのか、その辺の区分がつきますかどうか。それから従つてそれの根抵になる公共事業費に関する資材その他の単価をばどういうふうにお考えになつておるか、その点を一つ御説明願いたい。
【次の発言】 先ほど会計課長の御説明のときに河川事業費のなかの百六十七億とい……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の木村さんの質問を繰返すかどうか、或いは続きになるかとも思いますが、さつきの木村さんの質問の、この予算を実施した結果、一体インフレになると思うか、或いはデフレになると思うか、或いは丁度いい加減だと思うか、従つてその結果としては物価はどうなるかというような質問じやなかつたかと思うのですが、政府の説明するところによれば、大体こういう予算、或いは総合資金計画で行けば、大体とんとんになるから、デフレでもないインフレでもない、丁度いいと、従つて物価も騰貴しないというのが政府の考え方だと思う。これは今酒井さんのお話を聞いておりますと、大体どうも時期的には或いは初期或いは上半期くらいにはずれ……

第15回国会 電気通信委員会 第1号(1952/11/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(佐多忠隆君) それとアメリカの全権に対する電報ですね。
【次の発言】 政府のほうで、この国会に出そうとお考えになつておる議案、それからいつ頃お出しになるか、ちよつとお知らせ願いたい。
【次の発言】 放送局のテレビの予算の問題はどうなつておりますか。
【次の発言】 早くお出し願うよう希望しておきます。今のところいつ頃のお見込ですか。

第15回国会 電気通信委員会 第3号(1952/12/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 それと関連しまして、長期計画、特に収支計算、資金計画として、どの時期にバランスがとれるようになるのか、そういう点の見通しも一応ははつきりわかるような資料をお出し願いたいと思います。
【次の発言】 大臣は公共企業体等中央調停委員会の調停は考慮され、或いは重んぜられるおつもりであるかどうか。
【次の発言】 それは当然なお答えだと思うのですが、私たちが調停委員会の委員長の山中篤太郎氏からの申入れを聞きますと、公共企業体等職員の給与に関する調停事案の取扱いに、今般体調停委員会において電々公社職員の基準賃金改訂に関する紛争調停中、これを考慮することなくその給与に関する補正予算の閣議決定が行……

第15回国会 電気通信委員会 第7号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日本社会党第四控室を代表しまして、日本放送協会昭和二十七年度追加収支予算、事業計画及び資金計画について、国会の承認を求めるの件に対して賛成の意を表します。  日本社会党としましては、放送法の審理に当つてすでに態度を明瞭にいたしておりまするように、本来は公共放送でラジオもテレビも実施すべきだという見解を持つておることは、すでに御承知の通りであります。そういう見地から私たちは日本放送協会のテレビ放送実施が早く第一に実現され、着手さるべきごとを強く主張をいたしていたのでございますが、過去におけるああいう経緯からして、残念ながら今まで実現がしていなかつた。で、今漸くその緒につき始めたので……

第15回国会 予算委員会 第2号(1952/11/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料の要求なのですが、主計局長はずつとおられますか、帰えられるのでしたら資料の要求をいたしておきたいと思います。一つは防衛支出金、保安庁経費、それから安全保障諸費、連合国財産補償費、平和回復善後処理費、これらが一番最近までで支出済が幾らになつておるか、その残は幾らで、その残はこの年度中にどういうふうに使われる予定になつておるかという数字が一つ、それから給与改善費でありますが、これを人事院勧告通りに完全に実施するとすれば幾らになるかという内訳を細かに出して頂きたい。それから食管特別会計の不足日金、これは今御説明がありましたが、価格を据置く場合には一体不足金は幾らになるかという数字、……

第15回国会 予算委員会 第3号(1952/11/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 説明を伺う前に委員長から、初めから予定されている会議ですから、当局に然るべくここで一応正式に警告を発しておいて頂きたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)今日ばかりじやないのですから、昨日もあつたことですから……。
【次の発言】 七億七千四百万円は、この表には増加になつているが……。
【次の発言】 そうすると、これはどうも増の違いですか。
【次の発言】 これは二つに分けて書かなければいけない。
【次の発言】 特にお願いしたいのですが、今の(1)の給与改訂による給与関係費増の内訳の問題、それから経費の節約等による歳出の減少額、これは裏の表にありますか、次の表に……。それもなければそ……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと今の提出されたという資料はどれですか。
【次の発言】 輸入価格及び数量というこれですか。
【次の発言】 四百二十万貫というのは先の八億三千万円に見合うわけですか。
【次の発言】 台湾の米二百五十二ドルCIFということになつているのですが、これはさつきおつしやつた準内地米というような意味で相当高くなつておるのですか、どうですか。
【次の発言】 今九月に手当できたのは数量的にどれくらいなのか。それから台湾米は準内地米の性質を持つている。カリフオルニア米は準内地米と見ておられるのですが、それらに代替はできないのか、何か特別な政治的な配慮の下に台湾の米を買われておるのか。

第15回国会 予算委員会 第6号(1952/12/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長、ちよつと…。今の御説明の資料はどれを拝見すればいいのですか。数字の場合はあらかじめ資料を出して頂きたいということは前々からやかましく言つているのですから、資料を一つ出して御説明を願いたい。ただべらべら読まれたつてわかりはしない。
【次の発言】 少し遅れて来ましたのでよくわからないのですが、参議院予算委員会要求資料という一枚の、給与改善につき人事院勧告を実施する場合の所要経費の内訳、これはどこからお出しになつたやつですか。大蔵省ですか。
【次の発言】 いや、私の要求しましたのは人事院勧告を完全に実施すると言えば、五月一日から実施しろという勧告であつたと思うのですが、この数字……

第15回国会 予算委員会 第7号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今預託金の問題が出ましたが、先ほどの長官のお話だと、年末預託増五十億くらいというようなお話でしたが、これは中小企業関係だけの預託増のことをお考えですか。そうすると、これは大蔵省のほうにお聞きしたいのですが、全部の年末の預託増はどのくらいというお見込ですか。
【次の発言】 大蔵省の今のお答えだと、国庫収支の状況がまだ見当が付かないというようなお話ですが、もうすでに十二月に入つておるし、大体の見当は、もう正確の数字としては出るのは少し遅れるかも知れませんが、大体の見当はお付きになるのじやないかと思うのです。同時に年末金融としてどこいらに出さなければならないか、或いは少くとも需要として……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料は来ていないのですか。
【次の発言】 数字だから、資料を見てからでないとちよつとわからんのだが、すぐ届くのですか。
【次の発言】 ちよつと待つて下さい。そいつは暦年でしよう年でございます。
【次の発言】 今のはいつまでですか。
【次の発言】 十月末まで。そうすると又数字の問題になるのですが、農林省からお出しになつた数字ですと、アメリカが十三万五千トン、スペインが非常に違うんだが、これはどういうわけ、これは到着した実績と言つていますけれども……。
【次の発言】 先ほど御説明で、台湾の米の問題ですが、十月までに二万四十トン入れて、而もその価格がCIFで二百五十二ドル、非常に高い米……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 農林省のほうで食糧増産五カ年計画だとか、十カ年計画とかというようないろいろな計画がおありのようですが、これについて私は過去、特に終戦後食糧増産のために土地改良或いは開拓、干拓、開墾等々のことをいろいろおやりになつたし、それに対して相当多額に金を注ぎ込んだと思うのですが、それらの金がどういうふうな経済効果を実績として挙げたか、或いは特に計画を立てた場合とどういうふうに計画通りに遂行されたか、或いは計画とどう食い違つたかというような実績検討がなされていい時期に到達しているし、勿論将来の計画を科学的にお立てになるためにはそういうものが用意されると思うのですが、そういう特別な調査がおあり……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一つだけ。今御説明を聞くところによると、府県税の収入見積りが過大であるというお話ですが、国家のほうでは、政府のほうでは、国民所得が相当殖える。四兆八千億から五兆三千億に殖える。この殖えるのは勤労所得だけでなくて、業種所得、その中における農業のほうも相当殖えるというような考え方をとつておりますので、昨年度に比較して収入が殖えるとすれば入場税、遊興飲食税もそれに応じて殖えると見ていいのじやないか。その場合に不況だから殖えないのだというお話ですが、それならば、この国民所得に対応した県民所得の二十七年度を、二十六年度との比較においてどういうふうに算定をしておられるのか。  それからもう一……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は総理に先ず第一に、現在の日本の国民生活水準をどういうふうにお考えになつておるか。この国民生活水準をどういうふうに変えよう、どういうふうにしようとお考えになつておるかという点をお聞きしたいのであります。と申しますのは、総理は施政方針演説で、国民生活の安定、国民生活水準というような問題は日本の経済復興の基盤であるから、いろいろ配慮をめぐらしておるのだというようなお話をなさつたし、或いは又その他の諸大臣も国民生活の安定は非常に重要に考えているということは、繰返しお述べになつておるところであります。然るにかかわらず、政府が発表しておられるところの資料によりますと、日本の国民生活水準は……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 道路問題が出ましたから、ちよつと関連してお尋ねしておきたいのですが、政府が駐留軍の使用する関係の道路を整備される。そのために安全保障諸費から大体費途のきまつておるもの約三十億、更に今後きめられるであろうものが五十億、合計八十億の道路をば駐留軍関係として建設されるという資料が大蔵省から出て参つておる。そこで駐留軍関係の道路に八十億も注ぎ込まれるということが、一体日本の道路行政について非常なアンバランスになるのじやないかという問題であります。と申上げますのは、二十七年度の道路費はたしか全国で八十六億であつたと思います。二十七年度は六十七億、これが相当殖えて八十億程度のものを全国の道路……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 自治庁長官にお尋ねをいたします。地方公務員の給与は〇・二五カ月分で概略幾らぐらいですか。
【次の発言】 大体昨日からの御説明を聞いておると、一般公務員或いは国家職員については、大体〇・二五カ月ぐらいの給与改善になるという結論だと思うのですが、そうだとすると地方公務員についても今の〇・二五カ月分即ち五十億の給与改善をしなければならんと思いますが、それは現在の状態でできるというふうにお考えになるのかどうか。
【次の発言】 そうしますと、地方公務員では何ら給与の改善はしないと、特に超過勤務の制度のない教育職員その他については全然やらないというふうにお考えになつておるのかどうか。

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連して一点だけ質問します。数日来からの大蔵大臣のお話を聞いておりますと、来年度からの予算を組む心がまえは増産を指示して積極的にやるんだ、こういうお話であります。このことはそれが相当今後長期の対処策として、従つてそれが経済基盤の拡大というような意味であればわからないことはないのですが、併し現在の経済界の実情は長期に見ればそういうことを必要としているにもかかわらず、当今の、少くとも来年度あたりの対策は、そういう物量の増産を言うのではなくて、むしろ過剰生産のためにあらゆる方面で困つているという問題がある。例えば繊維その他については申上げるまでもなく、或いは鉄鋼や石炭についても……

第15回国会 予算委員会 第23号(1953/02/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この農林水産業の生産指数、この上昇率ですが、これは戦後各年ごとにどういう上昇率を示したか、それがおわかりですか。
【次の発言】 それじや、後ほど資料にして……。
【次の発言】 私がそれを欲しいというのは、今の御説明によると、農林水産業の生産指数、本年度の上昇率は一・一%という殆んど停屯の状況になつておる、これが過去においても上昇率はそんなに低かつたのかどうか、過去においては相当ノーマルな上昇に来ているにもかかわらず、本年度になつてこういう停屯の傾向を示したのか、それを疑問に思うのは、農林水産物の増産対策というのは、戦後相当大規模になされたはずでありますし、それらが経済効果として大……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私少し遅れて参りましたので、或いはすでにお話があつたかも知れませんが、若しお話があつたらあとで速記録を拝見しますから、それに基いてその旨御答弁願つてもいいのですが、今の御意見と関連して輸入炭ですね。輸入炭は二十七年度実績はどうだつたのか。それから各市場別にどういうふうに、値段はどういう工合なのか。それから二十八年度の輸入炭に対する政策をどういうふうに数量的には計画をしておられるか。その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 値段は今後どうなるのか。
【次の発言】 それから輸入実績の市場別については資料が出ていないが……。

第15回国会 予算委員会 第25号(1953/02/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 義務教育学校職員の現在の標準における給与総額は大体どれくらいですか。
【次の発言】 それでは現員現給で千百五十五億ですか、或いは定員定額でそうなつておるのですか。
【次の発言】 すると、今の御説明の地方財政計画の自治庁のほうの計画上の数字もそれと同じなのですか。そういうようなことに。
【次の発言】 そうすると、それは員数にして幾らになつているのか。それから給与のベースをどれだけと考えての計算ですか。
【次の発言】 これは至急に一つ資料を出して頂きたいのですが、今の御報告の中の五十三万人というのは、定員ですか。
【次の発言】 現員はどれくらいですか。

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の問題ですが、荒木委員が言われたように、そういう今要求しておるような基本的な調査は、そういう調査に基いて政府は法案を出され、或いは予算を出しておられるに違いない。法案を作り予算を出してからあとでそれにつじつまを合わす資料をお作りになるのじやなくて、逆なんです。だから法案をお出しになり、或いは予算をお出しになつたならば、同時にお出しになるべきはずであるにかかわらず、そういうものを出しておられないのはなぜなのか。殊に本会議の当初からこの問題は問題になつておるのだから、そのときに技術的に準備されたつて、もう今はできておらなければならない。或いはこの委員会が始まつた当初において、理事会……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほど御説明で、保安隊の経費五百九十六億、警備隊の経費二百二十八億億、これが二十八年度の経費でありますが、警察予備隊その他ができてから以後どういうふうにこれが増加して来たかということが知りたいのです。それから二十七年度及び二十六年度のそれに該当する数字を示して頂きたい。
【次の発言】 先ほど保安隊の装備の内容、特に米軍から借受けておる武器の種類、数量についてお話があつたのですが、これは勿論後ほど資料としてお出し願うということになつておるのでありますが、これを金額に見積つたらどうなるのかという点まで一つ加えて頂きたい。金額で見積つたらどうなるかという点は、一つはアメリカで幾らくらい……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連質問……。もう一遍お伺いしますが、防衛支出金の中に在日合衆国軍交付金が五百五十八億で、これは日米行政協定の第二十五条に定める一億五千五百万ドルをそのまま受け入れようとしているものだと思います。ところが先ほど木村委員が質問をしたように、この協定は定期的に再検討をするということになつておると思うのですが、再検討をされたかどうかということをもう一遍明瞭に御説明願いたい。というのは、この金額の定期的な再検討は毎年一回、日米双方の予算決定に当つてなすというふうなことであつたと記憶するのですが、それをやられたかどうか、もう一遍明瞭にお答えを願いたい。


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第1号(1953/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料の要求でございますが、相互安全保障法、一九五一年ですか、と二年の改正法が出ていると思いますが、それらの原文と日本の訳と、それから各国の間に結ばれておる保障協定の原文と訳と、これを至急に御提出願いたいと思います。
【次の発言】 同じような趣旨ですが今のことに関連しまして、先ほど議長がこの委員会で積極的に提案をし審議をする権能があるかというような御質問になつて、私率直に申上げまして非常に消極的な感じを受けたのですが、むしろやはりそうでなくて曾祢君の発言にもありますように、法律なり或いは外交方針なり等々はこちらでも発案権がある。それから外交方針等々はむしろ私たちの希望としては国会に……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/06/19、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) これは、この条約締結の規定その他何かあるのでございますか。
【次の発言】 それでは本日は予備審査でもありますので、本件についてはこの程度にしておきたいと思います。なおこの条約は、今の御説明にもありますように、七月一日数日前くらいまでに議決をした方がいいんじやないかと思いますので、大体二十三日の委員会で本審査に入りまして採決の上、二十六日の本会議に上程するという目途で運んだらどうかと思うのですが、そうしますと、二十六日本会議を通過ということになれば、今の御報告にも支障なく大体決定いたされると思いますが、大体そういう目途で進めたらどうかということをお含みおき願いたいと思います……

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この委員会の開会堅頭において資料特にMSAに関係する資料を相当まとめて御配付願いたいと言つておいたのですが、まだ余り配付がないようであります。特に今日配付された資料の中に、新聞電報ですけれども、オルムステッド将軍が日本側と相互安全保障協定を検討中であるという言明をしたことに対して国務省がそれを否定する声明をいたして、その否定をする声明だけは今日遅滞なく頂いたのでございますが、これの前提になつているところのMSA援助に関する聴聞会の議事録そのものについては何ら配付も何もない。むしろそういうものこそ一つ遅滞なく御配付を願いたい。それから更にお願いしてあつたのは、相互安全保障法の一九五……

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSA援助に関する取扱、特に閣議における取扱の問題でございますが、何か伝え聞くところによると、今日交渉の申入をされたというようなことを聞いておりますが、その点の経緯を先ず詳しくお願いいたします。
【次の発言】 それは今日閣議の決定か何かに基いてそういう申入をされたのであるのか、閣議での取扱の方法はどういうことになつているか。
【次の発言】 閣議決定の必要としないというのはどういう理由からですか。
【次の発言】 外務省単独でそういう了解に基いて申入をされたというお話ですが、二十六日の閣議では、我々が新聞を通じて知るところは交換公文についての意見の交換が行われて、受諾を前提に関係閣僚……

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日本の国内にある国際航空に使う飛行場、それからアメリカの駐留軍が使つておる飛行場、それらの飛行場の使用と、民間航空運送協定とはどういうふうな関連を持つのでしようか、その点を一つ。
【次の発言】 そうすると飛行場の部分でこの民間に使用する部分と、駐留軍が軍事的に使用する部分は場所的に全部区別されておるのですか。
【次の発言】 そうすると向うに貸しておる飛行場は行政協定で貸して、それをこつちから使わしてもらつておるという形になるわけですか。
【次の発言】 そうすると、それとこのアメリカとの民間航空運送協定というものとは何か関係があるのですか、どうなんですか。

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと外務省にお聞きしますが、今飛行場の一覧表を頂いたのに、先ほどもちよつと問題になつたのですが、駐留軍が管理者になつてる個所が相当たくさんあるのですが、これは講和条約発効までに占領して、管理したものと、それから発効後それはどういう扱いになつたのか。現在においてもなお管理をしているというのは、どういう根拠によつて管理をしているのか、その辺の事情をちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 占領中のものと、それから合同委員会で話合つて継続使用しているものと、それからもうすでに継続する必要なしに置かれたもの、それから或いは新たに設定されたもの、それらの関係はどうなつております……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料のことですが、お願いしてある資料のリストを整理して頂いて、できておるものとできていないものとはつきりわかるように御配付願いたいと思います。
【次の発言】 次、ございませんか。
【次の発言】 今の御希望には副えるように一つ手配して頂くように、委員長にも申継ぎしておきます。別にございませんか……。今日はこの程度で散会いたします。    午後四時二十一分散会

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどのMSAの援助を受けたとして、その場合に日本が引受けなければならない義務が何であるかという問題ですが、どうも先ほどの御説明ではよくわからないのですが、昨日のアリソン大使のあいさつによると、これらの義務は相互安全保障法第五百十一条(a)項に明文があるとして、そうしてそれらの義務は日本が国連の参加国となつた場合には当然に引受けなければならない義務であるとは言つているのですが、そこで言う義務なるものはずつと、五百十一(a)項の六カ項目に亘る義務、それを全部説明していると思うのですがそういうふうに了解していいのですか。
【次の発言】 そうするとそれらの義務の中で、それでは一つずつお……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の問題に関連して。今防衛力増強の義務と防衛能力増強の義務というこういう義務が問題になりましたが、この場合に政府は今両方の義務、防衛能力の義務というものと防衛力の義務という二つが違つたものだというふうにお考えになりますか、それとも同じことを言つておるに違いないというようにお考えになるか、その点先ず伺いたい。
【次の発言】 防衛力増強の義務という場合に自国の防衛力の増強の義務と、自由世界の防衛力の増強の義務の問題と両方あるという、それを二つに分けて考えなければならんということをこの間外務大臣は言われたのですが、その自由世界の防衛力の増強という問題は、将来集団安全保障態勢を想定して同……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほど杉原委員もお尋ねがあつたのですが、もう少し角度を変えてアメリカの最近の通商政策、対外投資に対する態度或いは対外援助において経済的な投資の問題と、そうでなくて類似的な援助の問題と、そういうものに対するところの最近のアメリカの態度、今後の方向というようなものをどういうふうに考えて見通しておられるかという点、一応御説明願いたいと思います。  特にそれをお尋ねするのは、御承知のように二、三年前までは通商政策によつてドル不足が相当出てきて、各国のドル不足を緩和するために経済援助の形で対外投資を積極的にやつてそれで緩和をしてやつていた。然るに最近はその対外援助が経済投資の形ではなくて武……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 非常にアメリカ資本を保護し優遇する規定になつておると思うのですが、なるほど相互的には日本の資本があちらでは優遇されるでしようが、実際上の問題として資料をお出しを願えばはつきりすると思いますが、入つて来ているのは殆んど大部分こつちへ入つて来ているので、向うに行くものというのはそうないではないか。それは資料が出て来てから議論したいと思いますが、併しいずれにしても政府は外資を導入することが非常に必要であるという見地の下におやりになつたと思うのですが、一体外資の導入ということがどういう意味において必要なんですか。もつと具体的に言えば特にどういう産業にどういう程度ぐらいの外資導入を必要と考……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この機関に加盟すると分担金というようなものはどうなるのですか。
【次の発言】 これはWMOは国連の未開発国技術援助計画に参加することを決定したということになつているのですが、そういう技術水準からいつて、日本の気象の技術というようなのはどこいらの水準にあるのですか、世界的に言うと。
【次の発言】 その先進国というのはアメリカとか、どこかそういう第一級のものに比べてという意味ですか。
【次の発言】 もつと二級、三級というものと比べてはどうなんですか、施設としては。
【次の発言】 その技術援助の問題、ここにイスラエルとか、ユーゴ、リベリヤ、ドミニカ、イラン等々が考えられておるのですが、……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これからやるのです。
【次の発言】 従来この渡航の許可とか旅券の発給の手続、そういうものに非常に面倒なものがあるようですが、仮にこの条約が発効することになれば、アメリカとの関係においてはそういう渡航の許可だとか旅券の発給に関する手続だとか、査証の問題とか、そういうものはどういうふうに変化して来ますか。
【次の発言】 その問題というのは具体的に言えばどういうことなんですか。
【次の発言】 そうすると、この約条が発効すると、只今おつしやつたその人が過去にどこか中国に旅行したとかソ連に旅行したとか、そういうことの故にチエツクを受けるというようなことはなくなるのですか。

第16回国会 予算委員会 第1号(1953/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 御質問したいのですが、会期は御承知の通り七十五日と定められて、七月一ぱいで一応終了しなければならないことになつておると思いますが、併し二十八年度の予算を本格的に審議する期間をどういうふうに予定を組んでおられるのか、特に私が質問をし希望申上げたいのは、これまでもどうも衆議院のほうでたつぷり審議をされますと、参議院のほうでは期間が残り少くなる、残り少くなつて、併し予算は八月から実施をしなければならないようなことになると、参議院のほうの審議期間が非常に狭められて、審議が不十分になる。そこで衆議院の審議期間との調整その他について、委員長としてどういう目途で、どういうふうに、どういう期間で……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私が総理にお尋ねをしたい第一点は、最近のソ連、中共のいわゆる平和攻勢をめぐる世界情勢を総理はどういうふうに判断しておられるか、どういうふうに見通しておられるかという点でございます。私から申上げるまでもなく、ソ連においてはスターリンが逝去をして、その後にマレンコフの新政権ができて、マレンコフ首相がスターリンの送葬の際に述べた追悼の演説或いは引続いて最高会議で述べました首相新任の演説等々において、いわゆる平和攻勢なるものが展開をされた。両陣営の対立を話合いによつて緩和して行く方向に持つて行こうじやないかという提案がなされ、引続いて周恩来或いは金日成によつて朝鮮休戦会談の提議がなされ、……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この予算委員会の冒頭において私、資料を早急に提出して頂くようにお願いをいたしているのでございますが、二、三の資料が出て参りましたけれども、重要な資料がまだ出ておりません。非常に予算の審議も切迫をいたしております。この資料はいつお出し願えるのか、その点を委員長から御説明願いたいことが一つと、もう一つは、特に私たちが非常に重要に考えますところの防衛関係の諸費、防衛支出金、安全保障諸費一保安庁の経費、平和回復善後処理費、これの二十七年度の使用状況がどうなつているのか、実際に契約をし、或いは使用をした分、それから従つて残が幾らあるのかというようなことを詳しい資料にして審議の前にお出しを願……

第16回国会 予算委員会 第5号(1953/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の収支の二十七年度の実績は……。
【次の発言】 資料にして出して頂きたい。
【次の発言】 失業は。……
【次の発言】 昨年度法人所得三千九百五十億に対して、二十八年度四千三百九十億という見通しですが、法人税収のほうから言うと、百二十八億くらい減つておるのですが、これは所得自体は殖えたにかかわらず、法人税が減るという理由はどこにあるのですか、その点をちよつと伺いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、法人税の基礎になつておる法人所得自体も大体減つておるということでございますか。
【次の発言】 今の点を安定本部と付き合せる必要はないのですか。主税局の法人税の対象になる法人所得の二……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長ちよつと議事進行について……。相当多数の議員が見えておるにかかわらず、政府委員諸君をお待ち申上げるような、こういう不見識な議事の進行の仕方は今後絶対にないように御注意を願いたい。
【次の発言】 先ず今の問題にちよつと関連して、鋼材、特に鉄板あたりが非常に減るのじやないかというようなお話ですが、その場合に中共向けのこれらの商品に対する輸出は今までにどういう扱いになつておるのか。それから数量的にどれぐらいになるのか。特にココムでこれをどういうふうに扱つておるのか。それと日本における扱いとはどういう相違があるのか。今後それをどういうふうに打開して行こうとされるのか、その点を先ず伺……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 大蔵省のほうから給与に関する資料が二つばかり出ているのですが、ちよつと簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 地方公務員はどのくらいになりますか、大体。
【次の発言】 平均給与額の推移ですが、これは三月の推計が一番新らしい推計ですか、もう少しあとまでわかつておりますか、わかつていたら一つ……。
【次の発言】 その一万四千七百七円は、超勤その他を含んでいるということですが、それらを引いて、ベースの一万二千八百二十円に該当する数字はどのくらいになるんでしようか。
【次の発言】 只今の説明で、行政整理に伴う不用額十八億四千九百万円計上になつておりますが、これは毎年どういうふうに……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の保安隊が貸与を受けておる武器の種類、数量その金額等お示し願いたい。
【次の発言】 警備隊の……。
【次の発言】 先の警備隊の借りる艦船は、六十八隻の予定のうちに今五十二隻を借りてありますが、あとはいつ頃までに貸与が完了するのですか。
【次の発言】 それの金額はどれくらいになりますか。
【次の発言】 今の六十八隻分を新品にしては幾らになりますか、六十八隻分だつたら……。
【次の発言】 七千三百三十七万ドル……。
【次の発言】 今の数字その他を書類にしてお出し願いたいと思います。  それから先ほどちと問題になりましに保安隊で使用いたします武器類は昭和二十七年度と同様に米軍のものを……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 自立計画の中の国際収支の問題でありますが、最後はなお二億の特別外貨収入で一応のバランスをとるという考え方ですが、この輸出について十一億六千九百万ドルの二十七年度実績から十四億六千万ドルに増加する主な内容、それから経過年度的にどういうふうに考えておられるか。それから市場構成はどういう変化を考えておられるか、その辺を先ず第一にもう少し御説明頂きたいと思います。
【次の発言】 国際収支の問題ですが、輸入、外貨収入、特別外貨収入、その一つ一つの項目についてはもつとのちほどお聞きするとして、輸出どう伸ばすか輸出規模の拡大という問題が非常に重要なポイントになるんだろうと思うんですが、その場合……

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際収支二十八年度の見通しは甘過ぎるじやないかというお話でしたが、輸出の方は或いはお話の通りになるかと思いまするが、駐留軍の関係収入等々は、ここで見通されているものよりも相当殖えるのじやないか、従つて差引すれば若干もつと殖えれているようでありますが、それらの点については先生どういうように……。
【次の発言】 もう一つ最初の基本的な財政編成の方針でありますが、今先生の御指摘のように、二十八年度から弾力性を持たして従来の収支均衡という考え方を捨てたですが、これは世界的な情勢、イギリスであるとか或いはアメリカであるとかの最近の予算編成の根本的な態度、特に今年或いは去年あたりからはむしろ……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと一つ。今新市場の獲得にもう少し積極的に、或いは購買力なりドルを持つているのにかかわらず、余り心をつけていないのじやないかというようなお話がありましたが、具体的にはどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 重点主義の問題でありますが、産業投資その他について重点をどこに置くかという問題はかなりわかるような気がするのでありますが、予算体系の中で重点主義とおつしやる場合に、今各費目が挙げてある中に、大雑把に言つて、体系として、考え方としてもつと具体的にこういう面にはもう少し重点的にやる、こういう費目、こういう方面はもつと積極的に削つたほうがいいというようなことをもう少し具体的に……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 修正された予算の経緯或いは内容についての御説明を伺うというふうな委員長のお示しのようですが、その修正されている予算なるものの性格が我々にははつきりわかりませんので、先ずその点から一応はつきりする質問をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 性格をはつきりしなければ、この問題は非常に重要な問題であると思います。我々予算委員会としては、その性格を明瞭にした上で、内容なり何なりのお話を聞くので、それでなければ、我々がそれをどう扱つていいかということはわからないので、そういう意味で非常に重要な問題であります。殊に予算委員会として、そういう問題を不問に附しながら、うやむやのうちにそういう……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 総理大臣が修正された予算案について政府が責任を持つというふうにおつしやいましたが、法制局長官はそういう点はどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 一昨日は法制局長官は議運において、修正された部分については政府は責任がないということをおつしやつた。ところが今は責任があると総理はおつしやる。それでその総理の言明に従つて今日は責任があるとおつしやる。それはどういうふうに見解を変えられたのか、どういうふうな解釈の違いなのか、もう一回明快に御答弁を願いたい。

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。総理は対日援助を債務とする、従つて返済をしなければならない、そういう考え方で、而も外務大臣は交渉をしておられる、こういうふうな御報告だつたと思うのですが、そういう債務であるという国家意思をいつ決定されたのであるか。それからそういう国家意思を決定されたことを前提にされて今のような交渉をしておられるのか、その点を。
【次の発言】 それならばまだ債務として確定してないし債務と心得えてもおられない。従つて予算においてはこの問題を計上し、或いは考慮するということは絶対にあり得ないということになると思いますが、そういうふうに了解してよろしうございますか。

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。今のはそういう宣伝その他を目的としたものには出さないけれども、一般的には禁止をしているのではなくて、貿易の伸長その他経済的目的を以て入るものであるならば必ずしも拒否はしない、出すことはやぶさかでないというふうに了解しておいていいのですか。

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 労働大臣がおられますので先ず労働大臣に対する質問からいたします。これまで皆さんと労働大臣の間との質疑を聞いておりまして、いよいよわからなくなつたのですが、一体労働大臣は労働省の使命とか、労働大臣の任務とかいうようなものをどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 大体歴代の労働大臣もそういうふうにお述べになりましたし、労働省設置法の第三条にも今お述べになつたようなこと、労働者の福祉と職業の確保を図り、以て経済の興隆と国民生活の安定とに寄与することを目的として労働省を設置するというふうに規定しておられるのですが、そうだとすると、今も大臣も同じようなことを御答弁になつたの……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今小林君からお話のように事情は変更されておる。この点は当然に別枠の問題だと思います。が、いろいろ御意見もあるのだし、これの運営その他のことでここで時間を空費するのもこれ以上無駄だと思いますから、この問題はあとで理事会で更に御決定を願うということにして、今日我々の提案を十分に考慮の上に御審議を願うことにして本論に入つて頂きたい。
【次の発言】 決定を留保するというのはあとで理事会か何かで御相談願うわけですか。

第16回国会 予算委員会 第28号(1953/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は議事進行に関する発言が許されなくて、全く暴力的な形においてこの審議が続けられますので、予箕案の討論そのものに参加することのできないことを非常に遺憾に存ずるものでございます。  私は以下述べるような理由によつてこの予算の討論、予算案そのものの討論には参加いたしません。こういうふうに暴力的な形においてこの審議が進められたことに対して遺憾の意を表せざるを得ません。  そもそもこの予算案の審議を当初に委員長がお示しになつたときに、十三日に衆議院の議決を経て当院に送られる予算でございました。この予定を議せられたときに私はこの委員会の冒頭におきまして、これでは僅かに参議院の審議は十六日間……

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 その前に大臣に対する質問が非常にたくさんあるのですが、これはどういうふうになりますか。
【次の発言】 それは一遍更に調整してもらつて適当な時期に出て頂くことにして……。
【次の発言】 今日の議運の決定を見てから……大体三日でいいと思いますが……。
【次の発言】 はい、そうお願いいたします。
【次の発言】 少しやりましようか。折角来て頂いたのだから。
【次の発言】 手続は法律的に言えばそうだと思うのですが、併し今の御説明にもありましたように国連軍の刑事裁判権の行使に関する議定書は、むしろその前にアメリカ駐留軍に関する行政協定の改訂に準じてやられたと思うのです。従つてその説明がなけれ……

第17回国会 外務委員会 第4号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどの御説明で、この協定ができる前は国際法の一般原則或いは吉田書簡に従つて取扱われるのだという話なんですが、そういう国際法の一般原則で扱うということになれば、この議定書で認められたようなことは既定の事実として考えているのでありましようか。従つて従来でも現在よりか、より日本に不利であつたということは考えられないのじやないかという気がするのですが、成るほど二、三のいろいろな係争ありましたけれども、ただそれは日本が国際法の一般原則を独立国として完全に主張しなければならない点に関連しているだけに過ぎないと思うのですが、その辺はどういうふうにお考えになりますか。

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 奄美群島復帰の問題ですが、昨日予算委員会で一体いつ頃復帰するんだということをお尋ねした際に、今政府は十二月一日を予定しておる、併しいろいろな準備上或いは少し遅れるかも知れないが、今年中には復帰させるというようなお答えだつたように思うのですが、ダレスが三カ月前に声明をしたときには、日本政府で引受の措置手続完了次第日本に復帰させるというような声明だつたように記憶するのですが、そうすると、だからそれを予定して今までは十月の一日であるとか或いは十一月の一日であるとかいうようなことでずうつとのびのびになつて来たんじやないかと思うのですが、そうだとすれば今までのびのびになつて来たのは、日本側……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の杉原委員の手続の問題に関連してですが、一応事後承認という形で提出を求められているんですが、事前に国会に諮ることができなかつた理由というのが、ちよつと御説明になつたけれども、はつきり呑み込めないんですが、もう一遍その点を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 アメリカ駐留軍との均等待遇の点から、不均衡が生ずることのないように、期日を合せたのだというような御説明だつたと思いますが、併しそれは国連軍の地位が国際法の一般原則に従つてやられるということを貫きさえすれば、それに譲歩をさえしなければ、何も無協約の状態であつても、駐留軍より有利だとか等々の問題は、決してあり得ないはずだと思……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は先ず吉田総理にお尋ねいたしますが、MSAの援助をめぐる交渉、更にその継続かとも思われますが、池田特使がワシントンに行つての日米両国の話合等々の様子から見まして、或いは又吉田総理が重光総裁と会談をされた会談の模様等々から見まして、吉田総理は日本の防衛力増強の方針について大きな変更をされたのじやないか、されつつあるのじやないか。こういうふうに考えるのですが、この点についてのお尋ねはもう少し後にしまして、その変更をされる前提としてしばしば言われておることは、国際情勢が最近非常に変つて来た、こういうことを言つておられるのでありますが、この最近に変更した国際情勢というものを吉田総理はど……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連して……。今中田委員から述べられたことは世間周知の事実であるし、すでに会計検査いんからもたびたび報告が出ていたのです。それに対して、今緒方副総理或いは建設大臣は、ただ今後慎重に研究をいたします、慎重に対処いたしますという答弁で、答弁をにごしておられるのでありますが、誠に政府はその点については怠慢であると糾弾をせざるを得ない。非常に困難であると言われながら、既定経費でもすでに六十億削るというようなことまでやつて財源を捻出しようとしておられる。それならそれと関連して、今言つたような事態を匡正する方策は具体的にすでに立てられているのか、立てられていないとすれば非常に怠慢であ……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 総理は、政府は共同押明を発表したという御答弁をなさいましたが、ところが先ほどからのいろいろな話によると、この声明の内容自体についても、政府の考え方等々ではないのだ、これはただ池田特使が一般的了解に達したことを述べているだけなんだというのが、これまでの御報告なんです。従つてこの共同声明なるものは、ロバートソンと吉田総理個人の使節である池田氏との共同声明ではあるかも知れないけれども、政府の共同声明ではないのじやないか。その点をどういうふうにお考えになつているか。従つて若し政府の共同声明でないのなら、政府はこの声明を正式に国会に、どういう性質のものとしてでもいいが、正式に国会に御提示を……

第17回国会 労働委員会 第3号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(佐多忠隆君) 池田、ロバートソソ会談の共同声明によりますと、相互安全保障法の第五百五十条の規定に基いて、日本に過剰食糧五千万ドルを渡すと、それの代金は積立てて日本の防衛生産及び工業力増強に使用されると、こういうようなことが出ておるようでありますが、そういうことは通産大臣としてはすでに了解済みなんですか。
【次の発言】 受けるか受けないかということをきめるというのは、もうすでに一般的な了解に達しているという共同声明なんです。それをどう使うかということがもうすでに共同声明の中に、売上代金たる円貨は、海外買付及び投資の形により日本の防衛生産及び工業力増強に使用せられるものとするというこ……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の点にちよつと関連して。繰越利益、食管の特別会計創設以来各年度にどういうふうに変化して来たか、特にこの最近数年ですね。
【次の発言】 何か新聞によりますと、中共の米がセイロンに行つて、そのセイロンのものを又日本が買入れるというようなことが出ておりますが、これはどういう事情だつたのかということを一つ聞きたい。それからそれに関連して今後中共或いは台湾、朝鮮等からの米の輸入の余力をどう見ておられるか、値段の関係と合せてお聞きしたい。
【次の発言】 その中共米の値段は、セイロンが買品付けた値段と、それから更にセイロンから日本が買付けるその値段とはどういうことになるのか。更に中共から若し……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。厖大な近代戦を遂行し得るものだけが軍隊であるというように定義をされたのですが、若しそれならば、長官は現在いろいろな種類の軍隊を各国が持つておると思いますが、長官の判定によれば、どことどこの国が近代戦を有効に遂行し得る軍隊なのか、そしてインド同等の小国が持つておる軍隊は軍隊であるのかないのか、その辺を明確に一つ規定をして頂きたい。(「委員長」「違う違う」「長官だ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 関連して。我々の新聞等で察知するとこるによれば、その点こそ池田特使その他がアメリカに対しているくと御説明になつた点であると思う。その説明の内容、その意見が妥当であるかどうかは後ほど質……

第19回国会 外務委員会 閉会後第1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 それではちよつとお尋ねいたしますが、私たちはすでに四日までには総理に是非出席をしてもらいたいということを通告をいたしております。従つて委員長は直ちにその通告を政府に取次がれているはずでありますから、相当前にその通知が行つていると思うのですが、その扱いはどうなつているのか。而もその通告を受けられた当座においては、この委員会に出席をすることを予定をしておられたのかどうか、そういう予定であつたにかかわらず、たまたま昨日病気になつたために初めて出席が不可能になつたのか、それとも通告は早く受けておりながら、出席を無視して今まで無関心な態度で放つておかれたのか、その辺のいきさつを詳しく御説明……

第19回国会 外務委員会 閉会後第2号(1954/09/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。吉田総理に来て頂くのはどうなつたのですか。
【次の発言】 この間の会の町にも、前の欠席の経緯について明瞭に御答弁を願うことを要求をしておきました。従つてあの時も実は申上げたように、今品は是非総理に御出席を願つて、いろいろ質疑をいたしたいと思つたのですが、御出席がないのでこの問題は留保はしておきますけれども、是非外遊前に一度この委員会に出て頂いて、外遊の問題その他について質疑を受けて頂くよう、これは総理の御都合を聞くのではなくて、当然に出席を要求するという態度で、委員長において善処されんことをお願いをしておきます。

第19回国会 外務委員会 閉会後第3号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 御発言中ですが、昨日総理大臣の招請に応じて参られた、そうしてそこでお聞きになつたことを御報告になる前に、今も簡単に委員長から御紹介がありましたが、私たちの立場を表明をしておきたいと思います。只今委員長がお話の通りに、委員長は外務委員長として招請を受けたので、外務委員長として総理大臣の招請に応じたいという御意向を私に伝えられたのでありますが、私はこれまでの経緯から見て、今委員長もお話のように、たびたび我が委員会としては当委員会に総理大臣が出席をして、その問題について説明をし、了解を求めることが然るべきであるという見解は、当委員会すべての者の一致した意見であります。殊にその要求を正式……

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/03/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今提案されました二案件について承認、賛成をいたします。ただ特にこれを非常に急いで決定するゆえんのものは、政府委員その他から御説明のありましたように、主要産業国として特に常任理事国になるように努力をする、その必要上も急いできめてもらいたいというようなお話でありますので、そういう希望にも副うために私たち賛成をいたすのでありますから、これが決定をいたしました上は、必ず常任理事国になるように特段の努力をして頂きたいことと、同時に常任理事国になるということは、単に形式的にそういうポストを得るという問題だけでなくつて、本当に国際労働憲章が誓約をしているところの諸目的を誠実に積極的に実現するこ……

第19回国会 外務委員会 閉会後第5号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 代案を出される前に私意見を述べたいと思いますが、今も緑風会の佐藤先生からお話のように、これは起草委員会ですでにおきめになつたものでございますから、若しそういうふうに変えるならばもう一遍問題を前に戻すこと、私たちはこの原案自体についても非常な不満を持つておるのでありますが、最大公約数をとるという意味において、これを一応呑んで決定をして頂きたいと、こういうふうに思つておりますので、これを直すというようなことは絶対におやり願わないように、それには賛成ができません而ら、この原案のままでお取計らいを願いたいし、若し自由党がそれに賛成ができないのならば、止むを得ませんから採決によつておきめ願……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これは初めの希望通りに総理の登院を待つてやるということにおきめ願いたいと思います。これは我々の希望としては本会議にも出てもらい、更に委員会にも出てもらうということを強く希望をいたしているのでありますけれども、何か所労のために本会議には出られなかつたので、少くとも委員会にだけは出られることを絶対の条件としてそれが可能になつたときに初めて始めるという原則は確守して頂きたいと存じます。

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 前者の通りに願います。一応お聞きしてから……。
【次の発言】 そうして頂きたいと思います。
【次の発言】 両憲法学者から御意見を聞いたわけでございますが、期せずしてお二人とも、このMSA協定が憲法違反であるということを非常に明瞭に御説明になつた。実は内輪の話ですが、或いは佐藤教授は、これは憲法に違反するものでないというような説明をして下さるんじやないかと、ひそかに期待をしてお願いしたような向きもあつたんじやないかと思うのですが、それにもかかわらずはつきりと憲法違反であるという御説明を学者の良心からなされただろうと思うのです。私たちもこれはははつきり憲法違反であるというふうには前々……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほど岡野さんのお話にもあつたのですが、日本の現在置かれておる情勢からして、バターと大砲と両方に国力を配分して行かなければならんのだというれ話でしたが、これはもう政府なんかもそういうあれから現在の予算なり国策を立てておると思うのですが、そのバターと大砲が両立されるものなのかどうか、それが現在の世界的な情勢として、特に財政の問題としてどういうふうな形勢になつておるのか、日本では特にそれをどう判定したらいいのか、大内総長に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは今のお話に更に関連するのですが、二大陣営の対立の中にあつて、孤立しないために今のような政策が必要であるというよう……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ただ今日出席できるかできないかを都合を聞くのでなくて、今日調整さしくりしてこつちにも出てもらいたいという要求をして頂きたいのです。もう今朝からずつと衆議院ではやつておるのだから、すべて衆議院が今日終日独占をしなければならんということもないだろう。その点は適当に調整してこつちにも必ず義務として出てもらいたい。それを要求して頂きたい。
【次の発言】 どうもお話を聞いていてよくわからないんですが、もう一遍確かめておきたいと思いますが、海上保安庁から申入れられた三点というのは、特に第一はどういうことなんですか。ちよつとそれを伺いたい。

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 もう時間がありませんので、非常に聞きたいことがたくさんあるのですけれども他の機会に譲りましてただ一点お聞きしておきたいと思うのですが、というのは今までの議論によつて、アメリカが南太平洋に危険区域を設定をし更にそれを最近拡大をした、その新らしい事態に対処してどういう措置を講ずるかというようなことを考えなければならんというようなお話でありましたが、それに対する根本方針はどうなんだということが、何か責任者がいろいろな根本方針、根本態度を出してそれを承認するかどうかというようなときには承認するかのごとく、併し具体的な措置としてはそれを全然否定しているような措置しか講ぜられておらないという……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まだ了解にはなつていないんだ。了解に達しないからそれをそのままここへ報告している。
【次の発言】 今朝の理事会での申合せなり、話合も大体今曾祢委員なり杉原委員がおつしやつたような含みだと思いますから大体それで御決定を願いたいと思います。
【次の発言】 そういう巾もあることですし、考え方としてもさつきからきまつているように非常に違つた考え方もあるので、もつと事態が明白に、今日明日のうちになつてから改めてそれは御決定して頂く。で順序としては理事会でいろいろ話をし、それの決定或いは決定しなければならんという手は  ずをお取り願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 もう一つこれに関連して。今年の外貨予算についての輸入計画、それを基本とした国内の需給状態、価格の見通し等々のことも一応わかるように資料或いは御説明を願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連して。今の援助期待量、期待の種類、量等については、詳しい表で現在保安隊が保有しておるものが幾らあつて、新たにアメリカ側から期待するものが幾らあつて更に日本自体で装備を増強するものが幾らあるかということを詳細に、明瞭にわかるように資料を提出して頂きたいことを何遍も要求しておりますけれども、まだ出ておりませんので、至急に一つ御提出を願いたい。
【次の発言】 今の憲法と条約との関係ですが、このMSA協定は、私たちの見解によれば明らかに憲法違反だと、こう思うのですが、これは議論の分れるところで、それ自体はあとから議論したいと思いますが、仮に憲法違反の条約である場合には、その条……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日自衛権と戦争、或いは武力行使の問題についてお尋ねをしたのでありますが、特に吉田総理大臣の憲法制定国会における答弁を引用してお尋ねしましたが、総理はその考え方は誤解をひき起す虞れがあるので、あとから若干の訂正がなされたはずだというような御答弁があつたように思うのですが、そういう誤解を解くような言い直しがあつたにもかかわらず、とにかく自衛権の名によつて行われる戦争或いは武力行使というものは、自衛権の名においてでも我々は認められないというのが憲法の考え方ではないかと思うのですが、その点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今の御答弁は非常に重要だと思うのです。自衛権の……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/04/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一九五三年のロンドンの国際砂糖会議に日本が出た場合には、やはりオブザーバーとして出られたのですか。
【次の発言】 一九五二年以来オブザーバーを派遣しておるというふうに説明されていますが、今も依然としてオブザーバーで正式なメンバーになる資格はないのかどうか。或いは正式なメンバーになるのにはどういう資格を必要とするのか、その辺の事情はどうなつておりますか。
【次の発言】 そうして批准後は正式なメンバーになるわけですか。
【次の発言】 その別際砂糖会議に代表を遺派されたときには誰が代表になつて行かれたのか、それからその代表は日本側としてどういう意見を持つて行かれたのか、その意見はどの程……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSAの協定を締結をして、そうしてMSAの援助に対比して日本の自衛力を増強するというのが、このMSA協定なり或いはそれに関連をして提案をされておりますところの防御二法案等々が狙つている点であると思うのですが、この点について先ほどからの質疑応答を聞いておりますと、総理は従来の方針をそのまま踏襲して来たのであつて、何ら事新らしいことではないのだというふうにさりげなくお答えになつて来たのでありますが、私たちから見れば、これは非常に大きな国策の転換ではないか、而も大きく百八十度方向を変えたものではないかというふうに考えるのであります。そういうふうに非常に重大に考えますが故に、私たちはここ……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと今のに関連して。いつも増強に関連して引揚なり何なりがどういうふうになるのだという質問が出て、その答弁がはつきりしないのですが、その前に一体今のアメリカ軍の日本に駐留している状態、それは地上、海空に亘つてどういうふうな態様、どういうふうな量になつているのですか、それを一つ。
【次の発言】 私の聞いているのは、撤退のほうの問題は私自身の質問のときにもつと詳しくお聞きしようと思つている。その前に駐留軍の駐留の態様、陸海空に亘つてそれはどうなつている。
【次の発言】 それがわからなければどう撤退してもらう、どうそれとの関連において地上軍をふやし、或いは三軍をふやすというような計画……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSAの援助によつて日本の自衛力を増強する、それは日本が独立である以上は日本みずから守らなければならないからなんだということが政府のこれまでの御説明であつたと思うのですが、そこで私はそれでは日本の防衛力が増強するにつれて駐留軍はどういうふうに撤退をして行くかという問題についてお尋ねをしたいと思うのですが、その前にアメリカの日本への駐留軍、それの現在の状態、特に地上軍、空軍、海軍、それがどういう態様で駐留しているのか、先ずその点を詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 詳細機微に亘つてお尋ねしようとは思いませんが、大要大体どれくらいのものがどういうふうに駐留をしておるのか……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSA協定を締結する日米交渉、これは非常に長期間に互つておやりになつたと思うのですが、いわゆる去年六月三十日でしたか日本政府から正式交渉の開始を申出られて、調印ができたのは本年の三月八日、従つて御説明にもありますように、八カ月以上かかつたように思われるのですが、こんなに長くこういう交渉に期間をとつた例が外国にあるのかどうか。もつと短い、二、三週間或いは長くとも二、三カ月くらいで締結をしたのじやないかと思うのですが、それら諸外国の例はどうなつていたのかということと、若し諸外国にそういうふうな長引いた例が余りなかつたとすれば、日本で特に長引いたのはどういう理由があつてこういうふうに長……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これは条約局から何か御説明なり何なりはないのですか。
【次の発言】 これは条約局長にお尋ねしたいのですが、この前文でこの協定を取結ぶための背景と言いますか、そういうものを概括的に述べたものだろうと思いますが、今中田委員もいろいろ問題にしておられるように、集団的自衛の問題がたびたび出て来てここでも強調されておるように思うのです。そこで日本は集団安全保障体制にいつ入つたというふうに考えればいいのか。それから入つたとすればどういう形式、或いは内容、又は能様を以つて、この体制に入つておると考えればいいのか、その辺を少し御説明を願いたい。

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 六百五十人とかいう軍事顧問団は陸海空にどういうふうに配属になるのか。
【次の発言】 それから今の職員が中央と地方にどういうふうに配属することになるか。
【次の発言】 そういう配属なり地位なりがはつきりしないでいて、六百五十人というような数字は、どういう基準から算定されたことになりますか。何ら基準もなしに六百五十人掴んで、それぐらいはまあいいでしようというようなことなんですか。
【次の発言】 その折衝の土台になつたそういう配分表、そういうものを出して一つ御説明願いたい。
【次の発言】 保安庁のほうの出席を求め、その説明をさして頂きたいと思います。あとでもいいですから。それから附属書……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の問題ですが、五二年、五三年、それから五四年の計画、そういうものの小麦、大麦の輸入数量価格はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 五十四年度の計画はどれくらいと見ておられますか。
【次の発言】 それらがはつきりしないとアンバランスが相当是正ざれるだろうという数字的なはつきりした根拠がわからないのですが、その点を、今日資料がなければ他日でもいいですが、五十四年度の輸入計画がどうなつているのか、従つてどの程度のアンバランス是正ができるのかをもつと正確に一つ御説明を願いたい。  それから通常取引量といわれるのが、例えば小麦についていえば五十二年度は四十万トン、五十三年度は七……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この協定のカナダ政府との交渉は昭和二十七年十一月からお始めになつたようですが、非常に長い期間に亘つていろいろ交渉されたことになつておるんじやないかと思うのですが、これは普通の慣例と比べてその期間はどうなのか。それから若し普通、その他の場合よりか期間が長かつたとすれば特にどういう問題が問題になつてそう長い期間を必要とされたのが、その辺のいきさつを少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この協定の第三条にいう国際収支を擁護するため、非常に差別的制限を行うことができるという規定ですが、これは具体的にはどういうことになるのですか。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 カナダに対する貿易のアンバランスを是正する具体的な諸方策について通産省の貿易当局その他ともお打合せの上にもう少し具体的に御報告願いたいと言つておいたのですが、その点はどういうふうになつておりますか。できればつ通産省の御当局からも来て御説明を願いたいと思います。この問までの御説明ではどうも了承しかねますから。
【次の発言】 そういう一般的な輸出振興、方策は今聞いているのではないのです。特にカナダとの通商協定を結ばれるに関連してそれの具体的な内容になる、実質上の裏付になる貿易不均衡の是正方策をどういうふうにしてどういうふうに具体的に進めようとしていられるのか。例えばこの間の御説明によ……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日本とカナダとの通商協定の締結に当つて今まで阻害されていた日本の輸出がこれによつて相当伸びた、そして両国の間の貿易収支のアンバランスが調整される方向に問題が解決されて行くだろうというような御説明だつたのですが、その点をもう少し詳しく、例えば五三年度にはカナダへの輸出は千五百万ドルで輸入が一億四百万ドル、従つて入超が八千九百万ドルというような非常なアンバランス状態、この片貿易をどういうふうに是正されるというお見通しなのか、特に一九五四年の予測、見通し、そういうものについて政府としてはどういうお考えをお持ちか、どういう計画を持つておられるか。特に積極的に輸出を伸ばす方策を個々の品目別……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今のにちよつと関連して。
【次の発言】 関連して。特に今中田委員の説明をされたのは、日本にどれだけたまるかという問題の前に、朝鮮における国連軍、特に米軍もそうでしようが、それ以外の国連軍の変遷がどうなつているかということをもう少し具体的に詳しく御説明を願いたいという点だろうと思うのです。
【次の発言】 そこをはつきり。
【次の発言】 それは今の御報告は、昨日から二個師団という話はよく出ているのですが、これは朝鮮の戦争が熾烈なときに大体二個師団ということなんですか、それが逐次減つて現在の状態として殆んど戦闘行動その他がなくて二個師団だけは滞留しておるということなんですか、その辺の変……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今の大蔵省のお話ですと、代替施設の事業費等々については平和回復善後処理費、或いは安全保障諸費等々から何か若干のものが考えられはしないか、考えるつもりだというような御答弁だつたと思うのですが、併しこれは主計局長もちよつとお話のように、そういう一体余裕がこの経費の性質上そういうことができるのかどうかという問題と、もう一つは、実際上平和回復善後処理費等々から代替施設の事業費として考えられているような金額が出せる状態にあるのかどうかという問題についてもう少し御答弁を願いたいのですが。というのは一体平和回復善後処理費というのは二十九年度は幾らに見積つておられるのか。而もそれは事実において……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私も実は昨日出なかつたので或いは質問があつたかも知れませんが、あつたらその旨お答え頂けば速記録で読みますが、一応お尋ねしておきます。  第一条の日本国の所得税及び法人税、それから合衆国の連邦所得税、これがまあ問題になる税でありましようが、現在アメリカが日本国の所得税及び法人税を払うようなことになるこの税の対象になる所得額、それから逆に合衆国の連邦所得税の対象になるような日本人の所得額、そのおのおのがどれくらいになるのか。実際のこの租税協定がない場合と、これができた故にそれがどういう税額の問題として変化して行くか、それらの事情、おわかりでしたら御説明願いたい。

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は資料をお願いしておいたんですけれども、まだ出て来ませんので、改めて資料をお願いして、資料が出てから質問したいと思いまするが、というのは、艦船貸与に関するアメリカ側の国内法がありましたね、去年出たやつ、あれと、それからそれに基いて中国とフランスですか、協定ができていると思いますが、それらの協定が一つと、それから今の十七隻、二万七千トンを期待されておる、それがMSA協定によるやつと、それから貸与協定によるやつとを振分けて、どういうふうになつておるかということ、それから十七隻の各種類のトン数、それからいろいろな艦の型ですか、長さ、速力或いは積載している武器の種類、乗組員の概数、そう……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一時間くらいじやちよつとあれですから、一時間と切らないで、もう少しは余裕をとつて頂きたい。
【次の発言】 併し内閣委員会は相当長時間とつているのですから、それとの対比において、ここではたつた一時間きりというのじや余りバランスもとれませんし、そこは一時間なんという非常に極く短時間に区切らないように。

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 質疑に入る前に、今の委員長からの報告ですが、今日の都合は一時間半ということは一応了承しますが、成るべく簡潔に要領よく質問をするつもりですけれども、質問の過程において相当いろんな問題も出て来ると思いまするので、今日若しそれが済まなかつたならば、更に明日おいでを願うというようなことができることを一つ予定をしておいて、今の一時間半を了承をする、その点は留保をして了承をするということに御了承願いたい。
【次の発言】 この艦船貸与協定によつて十七隻の艦船を借りられるわけですが、これはいろいろ御説明にありますように、侵略があつた場合に、それに対応するものとしてこういう計画がなされているんだと……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。巡洋艦の問題が出ましたが、巡洋艦についてはどう考えられますか。
【次の発言】 この貸与協定の基本になつておるアメリカの貸与法並びにそれに関連して結ばれた各国の協定を資料としてお出し願うように数回たびたび要求をしておるのですが、まだ出ておりませんが、どうなんですか。
【次の発言】 これまでの質疑応答を聞いておりまして、大体昨日私が問題にしていた一体海上自衛隊を作ることによつて防衛をしなければならない侵略とは何を意味するのだということが、ほぼ明らかになつたように思うのです。その場合には、先ほどから御説明があつたように、日本の国土が侵略を現実にされた、或いは侵略の危機があると……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日、今日の新聞にはしきりとそういう記事が出ているのです。何か党を中心に大蔵大臣その他も混ざつて協議がなされたというようなことも言つているのですが、何も外務大臣はまだ参加しておられないのですか。
【次の発言】 そうすると、まあ賠償の問題は問題になつていないとすれば、例のあの焦げ付きになつている債権の状況はどうなつているのですか。
【次の発言】 その六月末の払いと関連して、さつき言われたような会が持たれたとか持たれるのだとかいうようなことですか。何かそういう御意見があるのですか。
【次の発言】 インドネシアに関連した、インドネシアの経済開発、その他に援助をするというようなことで、こ……

第19回国会 予算委員会 第1号(1954/02/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長、今のやつにちよつとお願いがあるんですが、収支見込の二十八年度の予算上の見込と、それから推定実績、それをお出し願いたい。

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の鈴木さんのお話で、国際収支の赤を財政収支の均衡でカバーする、チェックしようとしておると思いますが、そうすると、対策としては国際収支の赤をどういうことにすれば、今お話のような、期待されるような経済の建直しということができるのだというふうにお考えになるのか、その点を、もう少しはつきり……。
【次の発言】 それからそうすると、今のインフレ克服の政策としては財政収支の均衡というか、その均衡の仕方に不足なり不満があるので、これをもつと徹底的にやればいいというお話なのか、そうでなくて、財政収支の均衡だけでは問題は解決しないので、もつと根本的に国際収支の赤そのものの克服の政策、従つてまあそ……

第19回国会 予算委員会 第4号(1954/02/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際収支の見通しの問題ですが、政府が出した予算の説明によりますと、二十八年度は支払超過一億九千万ドル、二十九年度が九千万ドルという数字で一応見通しているのですが、二十八年度の見通し一億九千万ドルももう相当違つて来るのじやないか。更に二十九年度もそういう見通しで行けるのかどうかという疑問をもつのですが、その点はどうお考えになりますか。
【次の発言】 もう一つそれに関連して。そうしますと今のお話では政府の見通では二十八年度には輸出十二億ドル、二十九年度には十三億七千五百万ドルに増加するという見通し。更に輸入は去年の二十一億と同じ二十一億にとめられるという見通しになつておるのですが、輸……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 そのお答えがあるその前に議事進行について……。今木村君が希望を申述べて委員長のお心構え、お心のほどをお聞きしたいという話でありますが、これは委員長個人の問題であるのみならず、この間の十六国会においてああいう無理な審議の仕方をされたことは、委員長並びにその当時の理事であつた西郷君、更には与党の理事諸君等々の連帯の責任である。今にして思えば、なぜああいう無理な議事進行をやられたかということがおのずからはつきりわかつて来た。(拍手)そこでその一つ一つの内容については今後更に審議をいたしますが、審議に入る前に委員長個人の御希望なり、お心持だけではなくて、新たにもう一遍一つ理事会を開いて、……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。理事会の申合せに従つて強行をしようというふうにお話のようでございますが、私たちが先ほど来聞いておりますところでは、理事諸君がいろいろ発言されて、いろいろ問題を提起しておるのでありますから、その申合せがあつたにしても何ら徹底してないし確立してない。而もいろいろな事情が変つたのであります。そう無理におやりにならんで、而も理事諸君はよりより話合をしておられるようでありますから、時あたかも十二時半です、昼食の時間にもなりますから簡単にここで一応休憩して、そうして理事会を開いて簡単にきまる問題と思いますから改めてきめて、円滑に進めたいということを申上げます。丁度時間も時間……

第19回国会 予算委員会 第8号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ず総理大臣にお尋ねしたいと思います。  これまでの総理大臣の衆参両院における各質疑応答によつて大体漠然とはつきりなつて参つたのでありますが、改めて再確認をするという意味において、はつきり御説明を願いたいと思うのです。総理大臣はこの間終りましたベルリンの四カ国外相会議の成果はどういうものであるというふうに判断をしておられるか。更に引続いて四月二十六日から開かれるはずになつているジユネーブのアジア平和会議、これがどういう問題をどういうふうに解決をして行くというふうにお見通しになつているかという点、更にそれに引続いて恐らく軍縮会議が国際会議の重点となつて展開をされて来ると私は思うので……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。アメリカにお示しになつたようだが、アメリカとどういう折衝をされているか。その点は別として、少なくとも先ほどから伊能委員或いは只今の応答によつて、本格的な、総合的な長期国防計画はまだ立てられないし、立つてもいない。併しながら漸増のための長期に亘る五年或いは三年に亘る防衛計画については、大体の目度は付いているというようなお話であり、今具体的に示された問題についてもあるやに、大体の目度としてはそういうものを持つておるやに御答弁があつたと思うのであります。私たちは細目に亘つて確定した数字を示せとは申しません。併し大体においてどういう目度でやつておるか、三年計画或いは五年計画とし……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 その十九億の点ですがね、開銀の三百億の自己資金の中にも計算をされているし、中小企業の五十九億の中にも計算をされていて、二重に計算されているんじやないですか。従つてこの修正の自己資金のところは、若し開銀への返済がないとすれば、開銀の自己資金自体が三百でなくて、十九を削つたものが自己資金ということになるのじやないかと思うのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 ちよつと関連して。どうも愛知大臣のお話を聞いているといよいよわからなくなるのですが、愛知大臣のお話だとまだこういう補助金を受入れるものがあるのかないのかすらわからんのであるが、これから探してみたらあるかも知らんのだというよ……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと今のに関連して。非常に答弁になつておりませんので、是非一つ詳しい具体的の資料を整えて、その資料を配付した上でもう一遍具体的な答弁を一両日中にお願いをしたい。それから先の九十九里の農民、漁民の扱い方にしても、特殊な具体的な例を提示しておるのでありますから、その示された例はどういう扱いになつておるかということを、具体的に一つ御答弁を願いたい。これも一両日中に資料を御提出の上改めて御答弁を願います。

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について提案をいたします。今のお答えだと、何か被害船がどこにいたかの地点がわからない、特に禁止区域内であつたか外であつたかがわからないというようなお答えでありますけれども、航海日誌その他によれば、禁止区域外にあつたことはもう明瞭なんです。ただ、外として八十マイル北東にあつたのか、九十マイル北東にあつたのか。百マイル北東にあつたのか、その距離の数字の問題だけだと思う。従つてそういうことは航海日誌でもうすでにはつきりわかつておるのだし、海上保安庁或いは水産庁は禁止区域外であつたということを明言をいたしております。従つてそういう点はもうはつきりしておると思いますが、ここに改めて……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日、一昨日からの御報告を聞いておりましてはつきりしない点、第一にこの禁止区域の設定は太平洋信託統治協定の第十三条によるのだ、だからこの区域設定自体は問題がないんだというようなお話がありましたが、この点一体こういう広汎な三百マイルとか四百マイルとかいう、こういう広汎な区域に亙つて、而も領海でなくつて公海にこういう禁止区域を設定することが、一体あの協定で可能なのかどうかという問題が更にはつきりしませんので、その点を一つ明瞭にして頂きたい。それから期間も例えば最初通告されたのは二十六年だというお話のようでありますが、そういう数年に亘つて或いは少くとも一、二年前に一遍そういうものを設定……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これまでの質疑応答によつて、昭和二十九年度の予算の基礎をなす財政規模の問題、或いは物価政策、更にそれをめぐる総合施策、或いは外貨予算の編成の問題等々、かなり広範に触れられましてすでに断片的にはいろいろ述べられていると思いますが、ここで私はそういう問題を改めて少しまとめて概括的にいろいろ質疑をいたし、事態を明瞭にして頂きたいと思います。  先ず第一に、二十九年度予算の基礎になる経済規模の問題、経済見通しの問題でありますが、御報告によりますと二十九年度、例えば生産の平均指数は二十九年度一五二で二十八年度の一五二と同じ規模のところで抑えているというようなお考えのようであります。そこでこ……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。問題はそういう事務的な処理の問題ではないのです。先ほどから聞いているように、それは農林省或いは水産庁その他で事務的な内部的な処理としてそういう手配をされること、それは或いは事務的な問題としては了承もされるかも知れない。併し内部的な処理として遅滞なくそういうことをされると同時に、そのことは何にもアメリカからの申出でを承諾しているのじやないのだ、従つてそれと同時に一体そういうことが国際法上許されていいのかどうか。仮に国際法上許されるとしても、日本としては非常に迷惑千万なことでありますから、それらに対して日本としてのしつかりした態度がきまつていて、内部措置を、国内措置をさ……

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと議事進行について……。予算の審議が今日の補正予算が済みますと、引続き分科会の審議に入ると思うのでありますが、分科会は、特に今度の分科会は非常に重要だと思います。これまで汚職の問題その他が断片的にはいろいろ追及をされておりますが、まだ細かな的確な審議が行われておりませんが、それらの問題に関連しても非常に重要な問題になると思いますが、分科会の運営その他については、委員長或いは理事会においてはどういうふうにおきめになつておるのか、若しおきめになつておることがあればここで御報告を願いたい。
【次の発言】 ただああいう形式的なことだけでなしに、今度の分科会は非常に重要でありますから……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昭和二十九年度の予算審議のいよいよ最後の段階に入つて参つたのでございますが、入場税を国税に移管して、国家から地方に配付することを規定いたしております、地方譲与税法の審議状況、それに対処する政府の態度については、これまで各委員から繰返し質問をいたしたのでございますが、その点について何ら明確になつておりません。そこで改めてこれらの事情を詳細に質し、それに対する政府の明確な態度についてお答えを得なければならないのでありますが、その後特につい先ほどまでに私たちがいろいろ直接に調べたところによりますと、この税法、その他予算に関連する諸法案が参議院において未だ本格的な審議をなされておりません……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。今の通産大臣のお話で、練習機五十機程度保安庁のほうで考えておるので、これに関連して今の資金の使用方法が考えられるのじやないかというようなお話だつたように思うのですが、私たちが頂いておる資料によると練習機はT六Gが二十機、T二八が三十一機、T三三が十機、合せて六十一機が問題になつていて、而もこの六十一機はMSAに期待をするということに資料ではなつておるようですが、これ以外に今愛知さんの言われた五十機を国内で調達するというものがあるのかどうか、その辺のことはどうなつておるのですか。  それからそれに関連して従つてここで現有の航空機とそれからMSAに期待する航空機の機種、機数……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今御提案になつておるものは、経済援助資金特別会計ということになつております。大蔵大臣の提案の理由の説明によりますと、これは相互防衛援助協定、農産物購入に関する協定、経済的措置に関する協定、この三協定に関連をされた資金であると、而も直接には経済的措置に関する協定第二条から出て来た特別会計であるというお話でございます。そうしますと、これらの協定においては佃ら経済援助なるものはないのです。経済援助なるものはない。にもかかわらず、経済援助資金特別会計という名前にお出しになつておるのはどういう意味なのか。ここで何で経済援助資金という名前を付けられたのか、その点から先ずご説明を願いたい。

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと資料をお願いいたしたいと思いますが、今主計局長の御説明の歳出の節約額百五十三億、不用額百五十一億、これの各所管別、それから特に防衛庁が内容的にどうなつているかという点を一表にして、わかりいいようなものを一つ御提出願いたい。

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ビルマとの正式国交回復の条件でございますが、国交回復を全面的にやるべきであるということは勿論御異存のないことだと思うのですが、そこで私は本件自体に入る前に、一体新しい内閣、特に重光大臣は一般的に国交未回復の国との間の国交回復について、どういう態度を一般的にお持ちなのかという点、更に特に中国或いはソ連との国交回復について、どういう御意見か、それを先ず承わつておきたいと思うのです。で、中国大陸では申上げるまでもなく中華人民共和国がすでに成立をして、人民大衆はこの新政権に協力をして新らしい建設にいそしんでおります。特に新政権が成立してから五年を迎えて、昨今では新政権はすでに確固とした基……

第21回国会 外務委員会 第3号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今賠償並びに経済協力の対象に列挙されている付属書の問題が問題になりましたが、ここで一つお聞きしておきたいのは、これは両方の対象でありますが、そのおのおののうち、賠償には大体主として、どれが充てられ、経済協力についてはどれが充てられるというような見当をつけておられるか、その点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると今の原則から言うと、例えば鉄道の復旧であるとか、或いは河川運送施設の復旧であるとか、それから5、6の技術者の訓練、或いは教育、そういうものも大体賠償で行きます。
【次の発言】 今度のビルマとの賠償及び経済協力の協定によりますと、大体御承知のように賠償二千……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ず第一に簡単なことからお伺いしますが、この第五条に「戦争中に日本国が与えた損害及び苦痛を償うためビルマ連邦に賠償を支払う用意があり」ということを言つておりますが、その戦争中に日本が与えた損害というのは、ビルマはどういうふうに見積つているのか、日本はそれをどういうふうに評価しておるのか、先ずそれからお答え願いたい。
【次の発言】 それに関連してインドネシア、フイリピン、ヴエトナム、そういうところはどれくらいとおのおの見ておりますか。
【次の発言】 そこで昨年、二十九年度の予算を審議いたします場合に、百五十億の平和回復善後処理費、これをいろいろ討議いたします際には、大体日本は賠償予……

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/04/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。今総理大臣は、そういう事情がわからないからとおっしゃいますが、事情のいかんは別として、かって占領時代には、吉田内閣は事渉外関係だからと言って、しばしば国会を軽視して、国会の委員会、本会議等に出られなかった。これに対して国民は非常な憤激を覚えたから、ついに最後はああいう運命になられたのです。ところが今度は、事防衛隊なり軍関係のことであるから、委員会なり国会の本会議なりより重大だというようなおつもりで向うに出席をして、儀礼的なものに向うに出席をして、こちらをないがしろにされるという態度は、かって東条軍閥内閣時代に、主義が横行した時代のやり方と何ら変らない態度だと思う。鳩山総……

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一般的に何ら異存がないというお話ですが、いまちょっと曽祢君も触れましたが、最後の鉄鋼労連の、鉄鋼に関連する労働組合の諸君が鉄鋼市場の視察、さらには原料入手の問題、進んで中国の鉄鋼業の建設状況の視察、こういうような特殊な任務をもって、すでに早くから申請している。それを却下された。まかりならぬといって却下されたことがありますが、そういうふうな扱いにされるつもりか。今の外務大臣のお話だと、むしろこういうものは積極的にお許しになったほうがよいと思いますが、その点はどういうふうにお考えになっておりますか。

第22回国会 外務委員会 第4号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ただいまの提案理由の説明の賛成二十六、反対なし、棄権五、これはどういう国でございますか。特に棄権五というのはどういう国で、どういう意味で棄権をしたのか。
【次の発言】 これが棄権するに至る事情をもう少し御説明願いたいことと、それから本年二月二十一日にジュネーヴにおいて開始され、現在も続行されておる関税交渉、これがどういうふうになっているか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 先の提案理由の説明の中で、関税交渉会議においてわが国のガットヘの正式加入が討議されておるという御説明がありましたが、どういうふうに討議されているのか。内容を御説明願いたい。

第22回国会 外務委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日ソ交渉の態度に対する方式ですが、今鳩山総理、あるいは重光外相から一応の御説明があったのですけれど、なおはっきりしませんので、もう一つ少し視角を変えてお尋ねをしてみたいと思うのですが、今の重光外相のお話によると、日ソ間に懸案になっている重要問題は全部一応話合う、話合うことはけっこうなんですが、しかし少くともほとんど全部、あるいは少くとも領土問題については日本の主張がいれられなければ国交を回復すべきでないという考え方が一方にあるし、その領土問題は特に重要に解決をしておくべきだというふうな強い主張もなされておりますが、こういうことを外務大臣はお考えになっておるのかどうか。あるいはこれ……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 では、日ソ交渉がいよいよ始まろうといたしておりますが、政府はその場合に在ソ抑留邦人の帰還の問題に最も力を入れて交渉になるというようなことが伝えられておりますが、この抑留邦人の実情についていろいろまちまちに伝えられておりますので、一応あらためてここで日本側の正確なこれまでの調査の結果をまず御報告をお願いいたします。
【次の発言】 そうすると、千島、樺太関係を除きまして、今のお話だと、確実な生存者として考えられるのはどのくらいですか。
【次の発言】 それらの諸君は、日本人の戦犯は別として、そのほかの人たちは、何といいますか、国際法上というか、戦時国際法上というか、どういう形で残留して……

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。論議されたうちに、輸出補助の禁止の問題の条項があったようですが、これに対しては日本はどういう態度をとられたのか、あるいはとられるのか。第一次製品は補助を出さぬとか、あるいは五五年までのやつはそれまでとして、それ以降は禁止されるとかいうような、その問題についてはどういう態度をとられたか。
【次の発言】 ただ、その点は、日本から見ればそういうことでしょうが、アジア、アフリカの後進諸国から見れば、後進国だけを押えるような形になる。非常にそういう意味では先進諸国、特に欧米諸国がおくれた国だけの手足を縛るような結果にならないのかどうか。そういう配慮はされたのかどうか……

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連しまして。どうも今までの総理大臣、外務大臣のお話を聞いていると、あまりに何というか、無制約な手放しなお話で、むしろぞっとするような、実は率直に申しまして感じを持ったのです。と申しますのは、お二人のお話を聞いておりますと、五億五千万ドルの賠償、あるいはさらに二億五千万ドルの経済協力をひっくるめて八億ドルの問題、そういうものはすでに向うからは数額も出されており、場合によってはそれは応ぜられるかもしれないのだというような非常に、何というか、手放しな楽観的な印象を与えるというような折衝なり話し合いをしておられる。われわれ日本人が考えてもそういうふうな感じを持つのですから、向う……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この十三万件というのは、政府の在外公館で記帳したものが十三万件あるわけですか、そうすると、そこはさっきのお話の通りに、理論的には請求し得るのだけれども、請求者が証拠書類を出さなければ渡せないということになるのですか、最後になって証拠書類はないけれども、台帳の上からははっきりしているというようなものが相当残ると思うのです。そういうものは支払いはやられないつもりなのかどうか、問題はむしろ証拠書類を出すということは、かりに台帳に記帳漏れがある、にもかかわらず証拠書類としては確実なものがあるから、台帳にはないけれども、証拠書類があるから、支払いをするということのための証拠書類として使うの……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。私外務大臣の御出席をお願いしたのですが、それは日華平和条約議定書に関する問題として、台湾の問題について本格的ないろいろ全般的な御質問をしたいと思ってお願いをしたのですが、これはさらに問題が非常に大きな問題でして、ぜひ総理大臣も出ていただいて、一緒に御質問をしたい、こういうふうに思っておりますので、それできょうは私は外務大臣に対するその問題の質問は留保しておいて、この次の機会に御一緒にお願いをしたいと思いますから。
【次の発言】 ガットその他の関係でもし外務大臣にお尋ねの方が別におありになって、その点できょう外務大臣に御答弁を願うような仕儀になるのならば、むしろそ……

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ジュネーヴにおける四巨頭会談が済んだのでありますが、これはいろいろな意味を持っていると思います。われわれとしては、適当な機会に、この会談に対する意見あるいは希望その他を総理大臣自身から表明をしていただいて、日本の今後の国際関係に処する態度といいますか、決意を十分に披瀝していただきたいということをお願いをしていたのですが、どういう事情であるか、そういうことがなされなかった。まことに残念だと思うのですが、しかし、すでに過ぎ去ったことでありますからやむを得ません。しかし会談が済んだ現在において、ここへ集まった四巨頭がおのおの国際緊張緩和に対してどういう気持、態度を持っているかということ……

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日華の間の通商及び航海に関する暫定取りきめをこの際延長しようという提案を審議するに当りまして、この際あらためて日本と中国あるいは特に日本と台湾との関係、状態、そういうものをはっきりしておく必要があるのじゃないか、すでに一般的な問題はこの間総理大臣に質問いたしましたが、この問題は少しもはっきりしませんので、むしろ外務大臣にそれらの問題についていろいろお聞きしたいと思うのであります。  まず第一につい二、三日前から中国とアメリカとの間で、大使級の会談をしようという話が持ち上っておりますが、この会談について外務大臣として御承知の状況を一つ詳しく御報告を願いたいと思います。特にどういう経……

第22回国会 農林水産委員会 閉会後第14号(1955/11/11、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとおやめになる前に簡単に一言、先ほど御説明があったかと思いますが、天災による特別措置法の中には、鹿児島県の関係あたりで桜島爆発による災害が非常に多いのですが、これは含まれるのかどうか、その点を一つ御説明願いたいと思います。  それから第二点は……。
【次の発言】 きょう継続してやりますか……。それじゃそれでけっこうです。
【次の発言】 桜島爆発による災害の問題ですが、何か私のいない間にもうすでに御説明があったそうですから、これは繰り返しません。これは大体二十二号台風と一緒にして見ていただくということになっておるわけですね、それじゃそれでけっこうです。  さらにもう一つ、けさ……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。ただいま鳩山総理大臣は、千島、南樺太の返還の問題について話合いしたい。サンフランシスコ条約においては、なるほどそれの帰属の問題はきまっておりませんが、放棄をするということはサンフランシスコ条約でおきめになったように思うのですが、そうするとその問題をさらに取り上げて交渉をなさるという以上は、サンフランシスコ条約を改訂をするという決意をすでにお固めになっているのかどうか。そうでなければさきの言明がなされないはずだと思いますが、その点について明確に御答弁を一つ願いたいと思います。
【次の発言】 関連して……。ただいま総理大臣は非常に重大な御発言を下されたと思いますが、防衛のた……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。関連質問がたびたび出て、しかもその関連質問が一問くらいならいいのですが、二問も三問も四問にもなるというようなことは、この審議の体裁をくずすことになる。特にそれは他党のことであるから申しませんが、われわれはそのために時間外としてこれを取られてしまう。あと少くなってしまうという関係にあると思いますから、この点は一つ審議の規律を守っていただきたい。
【次の発言】 関連して……。今の問題は非常に明瞭な問題ですから、適当に措置することを、明日一つ考えておいていただきたい。

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 第一に防衛分担金、自衛隊関係の経費、これが二十七年度から二十九年度に至る過去三カ年においてどういうふうな数字で推移してきたか、それを数字にわたりますから、まず政府委員から御説明を願います。
【次の発言】 自衛隊関係。
【次の発言】 合計するとどういうことになりますか。
【次の発言】 防衛支出金、自衛隊関係の経費総額の推移は数字的には今のような推移で参ったのでありますが、これを三十年度にどういうふうにするか、さらに三十年度だけでなくて、今後相当長期にわたってどういうふうに処理をするかという問題が、日本の現在の財政を審議する上において一番重要なかぎであるように思いますが、しかもこうい……

第22回国会 予算委員会 第6号(1955/05/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の第五表ですが、それに対応する二十九年度の数字とそれから二十九年度当初立てられた収支見込みと推定実績でいいのですが、推定実績との対比、それから当初の見込みと推定実績がなぜそういうふうに違ったかということをわかるような説明のついた資料の御配付を願いたいと思います。
【次の発言】 四月の数字をちょっと言って下さい。
【次の発言】 それは月末ですか。
【次の発言】 三千三百……、三千七十……。
【次の発言】 われわれがもらっている表には、そうなっております。だからどっちか正確にして下さい。

第22回国会 予算委員会 第8号(1955/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 アメリカ合衆国への日本の輸出品の関税の現況及びその関税引き下げについてどういうふうな交渉をしておられるか、どういうことが問題になっておるか、その点の御説明を願いたい。
【次の発言】 三十年度の輸出の見通しの各品目別のものをいただいておるのですが、これはドル、ポンド地域別になっていますが、主要な各国別の見通しというものはお作りになっているかどうか、もしそれがありましたら、後日でいいのですが、御配付を願いたいと思います。
【次の発言】 さっきちょっとお話が出たかと思いますが、輸出会議なるものをお持ちになるとかいうことですが、これは一体これの会議の構成なりどういうことを目的にしておられ……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと簡単に……。今の農業災害のところで、二十九年度が幸いに少なかったんでというようなお話でしたが、この表によると、成立予算のさらに節約後はもう少し殖えているのですが、今の御説明どういう意味ですか。

第22回国会 予算委員会 第11号(1955/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 どうも大蔵大臣、国会における予算の審議について非常に投げやりな態度であることが今議論されましたが、われわれもそれを痛感をいたしておる。特に、それに関連して、事務当局も予算の審議について一生懸命やっていないのじゃないか。ことに参議院における予算審議を非常に軽視しているのだ。その手っとり早い具体的な話が、今日大蔵大臣の説明の要旨をいただきましたが、その要旨は、衆議院の予算委員会に提出をされたお余りをここに配付しておる。全くこれは参議院を軽視するもはなはだしい、参議院に対する侮辱であると思う。大蔵大臣から陳謝をされることを要求いたします。それが第一点。  第二点は、これまで同僚諸君から……

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。今の御説則だと、暫定予算の各目明細書は出さないということのお話のようでしたが、六月分というものは二、三はいただいておるのですが、これはどういう関係ですか。
【次の発言】 関連して。ただいまの御報告によりますと、短期間の間に九千七百人という数があげられ、しかもこれは駐留軍の総数との比較においては、犯罪率としては非常に高い犯罪率ではないかと思うんですが、こういうことが駐留軍によってなされていることは非常に遺憾であります。総理大臣はそのつど適当に話し合いをしておるというお話しでございましたが、こういうふうに一応三月三十一日を限って一括して考えてみると、非常に高い……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長ちょっと関連して……。非常にいいかげんな御答弁としか考えられないのですが、総理の今のお話は、あくまでも消費水準を高めるということを前提にしておる。しかも先ほど田村委員のお話にあった経済計画、特に三十年度の計画におきましては、個人消費支出昭和二十九年度四兆六千六百二十億に対して、昭和三十年度は四兆七千六百九十億、消費支出もふえております。さらにこれを消費水準で見ると、昭和二十八年度を一〇〇として昭和二十九年度は一〇〇・六であったのを、三十年度には一〇三・二に引き上げる、従って三十年度は二十九年度に比較すると二・八%、約三%弱引き上げるということをはっきり数字的に計画をしておら……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。今のお答えによりますと、定期的に検討していらっしゃる。従ってその定期的な検討をいつ何回やられたか、その検討の結果の状況がどうであったか、それを一つ詳しく御報告を得たいので、今すぐにはできないとおっしゃいますから、しばらくここで休憩されんことを提案いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと発言の前に、政府の事務当局、どうなっておりますか。
【次の発言】 昨日修正についての御説明を伺ったのでありますが、二百十五億の修正ということになっておりますので、まず二百十五億という妥協額が出てきたのは、どういうふうに出てきたのか。それの財政的の、経済的の根拠をまず御説明を願いたい。大蔵大臣にお願いいたします。
【次の発言】 政府の財政経済の基本方針をゆがめることなしに応じ得るものかどうか。これが経済的影響いかんというような問題は、のちほどお尋ねをしようと思っておりますので、それよりも先にお尋ねをしたいことは、どういう経過でこの数字が出て参ったか。従って、どういう財政経済……

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。債券発行の問題で大蔵大臣は当初計画の方針がくずれていないというお話をるるされておりますが、それをもう一ぺん明瞭にしていただきたいと思うのは、公募債の発行は、昨年度は三百九十億を予算として計画をされた。しかるに、これが昨年度一年間に実際に消化され、実行に移されたのは三百三十五億で、計画通りにいかなかった、予算通りにいかなかった。三百九十億は非常に重過ぎたんだということで、それを訂正をなさって、今年度の計画は、三百八十五億の公募債計画として当初お出しになった。これは明らかに昨年の三百九十億が重過ぎたから、これよりも少し少な目に出さなければ消化できないのだという御趣旨で、こう……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の繰越額の二十八年度よりの内訳を資料として後刻御提出願いたい。
【次の発言】 関連質問。今、外務大臣が将来も防衛目的のための経費は削減、減額をすること、特に防衛分担金は減額をすることに努力をしたいという御答弁だったと思いますが、非常に賛成をすべき御答弁で、その限りにおいては、私非常に満足をいたすのでありまするが、しかし、もしそうであるならば、この共同声明の中に、「昭和三十一年及びそれに引続く年間において、自己の資力のより大きな部分を防衛目的のために振向けることが、日本政府の意向であり、政策であることが明らかにされた。」、こういうふうにうたってある。さらに防衛分担金の減額は、本年……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連。日比賠償あるいは経済協力の金額を八億ドルというフィリピンからの申し出に対して、われわれはこれが非常に過剰負担になる、日本の経済力あるいは財政支出力からいって、ほとんど負担し得ない額であるというふうな強い感じを持って質問をいたしておるのでありますが、総理大臣あるいは外務大臣の言葉を聞いておりますと、どうもそれほどむずかしい問題ではなくて、これで大体妥結するつもりだというようなふうにしか受けとれないのでございますが、果して大蔵大臣はそういう容易な負担であり、従って妥結し得る金額であるとお考えになっているのかどうか。その点が第一点。  それからわれわれは、もし八億ドルというような……

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。今のお話を聞いていますと、行政協定があるにかかわらず、それの解釈の問題として別な協定をやったんだ、話し合いをやったんだというような御説明でありますけれども、行政協定が締結された当時の考え方は、今秋山君が言ったように、サービスは今秋山君が例示したようなもので、労務費はこれには含まないというのは明らかだ、そういう説明をしておられた。それにかかわらず二十九年か二十八年にそれだけ変更するような話し合いをされたとすれば、それは行政協定の改訂であるべきであって、あの行政協定は勝手にそういうふうにし得る性質のものじゃないんじゃないか。それを勝手にそういうことをされるのは、先ほ……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まず、私は物価の問題についてお尋ねをしたいと思うのでありますが、昨年の予算編成、予算審議のときには、物価をどうするかという問題が非常に重要な問題として取り上げられたのでありますが、今度の予算編成その他について、この物価の問題の重要性というのが相当軽視されてきているのじゃないかという感じがいたすのでありますが、今度の予算編成について物価の問題をどういうふうに扱われたかという点が一つ、これは大蔵大臣に御答弁を願います。  それからさらに、昨年度――二十九年度の物価政策として、大体どういう見込みをつけて物価政策を進められ、それが実績としてどういうふうに現われたかという昨年度の実績検討を……

第22回国会 予算委員会 第34号(1955/06/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。最も緊張をした時点、段階においても、現在の状態の力で攻撃なりその他の侵略を免れ得たのであります。しかも今大臣も御説明のように、今後は少くとも方向は緊張緩和の方向だ。だとするならば、これ以上力の増強をやる必要は毛頭ないので、ことにアメリカの戦略空軍といいますか、そういうものを日本の基地にさらに増大をするというような必要は毛頭ない。それは世界の、あるいはアジアの緊張緩和の方向にむしろ逆行するものである、こういうふうにしか思えないのでありますが、それに対する答弁には何らなっていないと思いますが、もう少しその見通しとの関連において、なぜ増強をすることが、見通しに逆行して……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。今のお話を聞いておるといよいよわからなくなってくるんですが、この予算の編成をされるときには生産性の向上、あるいはコストの切り下げ、そういうことを一つの大きなねらいにしておられたと思う。そこでそういうことを前提にしておられるからでありましょうが、予算の失業対策費の場合には、失業者数の、増加を考慮して失業対策費を考えておる、失業者の増加を考慮しておる。そこでこれから見ると、今年度は失業者が増加するという予想に立っておられると思う。ところが経済審議庁の経済大綱、あるいは三カ年計画によれば、年間の失業者数は六十三万、去年と同じだと、従って失業者には増減がないという計画を……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まず大蔵省の主計局長に聞きますが、三十年度の予算の編成方針は閣議決定をしたのかどうか、それから予算編成方針を閣議決定したとすれば、その月と日、それから同じく予算自体を閣議決定をした月と日、それをお知らせ願いたい。
【次の発言】 三十一年度の予算の大綱、あるいは予算編成方針はいつごろおきめになるか、それから通常に行けば予算そのものはいつごろ来年度のものは閣議決定をすることになるか。
【次の発言】 予算そのものはいつごろ……。
【次の発言】 今お聞きのように、従来予算編成方針をまず大きくきめて、それからもっと数字的な具体的なものが出てきて、大綱的なものをきめて、しかる後に予算そのもの……

第22回国会 予算委員会 第37号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 第三分科会の経過を御報告いたします。  本分科会に付託せられました案件は、昭和三十年度予算中農林省、運輸省及び建設省各所管の予算であります。  本分科会は昨日の午後と本日の午前、午後にわたって審査を行い、各委員と政府当局との間に、終始熱心な質疑が行われまじた。以下その質疑応答のうち若干のものについて申し上げます。  まず農林省所管でありますが、農地災害復旧事業について「三十年度残事業量が四百十三億円の巨額に達しており、しかも二十六年災がまだ残っておるのはなぜか、本年度予算に災害復旧事業費として百二十七億円が計上されているが、しかし従来の仕越し工事が百五億円もあるので、実際には予算……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 世界における緊張緩和の問題についてお尋ねをしたいのでありますが、サンフランシスコの国連十周年記念の各国代表の演説、あるいは四カ国外相会議のいろいろな話し合い、そういうものをめぐり、さらには近く行われる四カ国巨頭会談、そういうものをめぐって、世界における緊張が今後どういうふうになってゆくというふうにお見通しになるか、まずその点を鳩山総理大臣にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 鳩山総理大臣は世界における緊張は次第に緩和する、従って平和への方向が非常に大きな歩みを歩んでゆくだろうというようなお見通しを述べられたのでありますが、重光外務大臣はこの点をどういうふうにお考えになります……

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 閣僚の御出席はどうなっておりますか。
【次の発言】 そうしてからに願います。
【次の発言】 議事進行。すぐお見えになるものと思ってわれわれ待っておりますけれども、お見えになりませぬので、このまま便々と待つこともできませぬし、われわれ侮辱されたとしか思えないのでありますが、一応暫時休憩をお願いしたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと、関連して。総理大臣にちょっとお尋ねをいたしたいのでありますが、今各閣僚から外遊の計画その他について御報告、御答弁がありました。外務大臣あるいは大蔵大臣は特殊任務を持って行かれるので、これは一応うなずけます。さらに農林大臣も余剰農産物の交渉の問題でいらっしゃるというような特殊任務があるとすれば、所管の大臣としていらっしゃること、もちろんわれわれも反対ではありませんが、ただ河野農林大臣の御答弁の中には、今年サケが非常にたくさんとれたので、それの売れ行き、売り込みの問題が大きな問題である、そのためにイギリスに行きたい、あるいは硫安の問題の研究にヨーロッパ諸国に行きたいというよ……

第23回国会 予算委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 資料のことで……。この昭和三十年度地方財政のことについて三十年十一月四日という資料が来ておりますが、これはどこのものか書いてないが、どこのものですか。

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。連絡会議をもっておられるという事実報告は事実報告として、そういう事務的な報告でなくて、その連絡会議において総理大臣あるいは外務大臣はどういう方針で、どういう方策を提示しながら、その連絡会議の意向をまとめていこうとしておられるか、その大綱、方針をここでお示しを願いたい。

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それに関連して簡単にちょっと……。今の質問で、特に質問したいのは、日本からは衆参両院議員、院議をもって決議案を向うに出したわけですが、その決議案をどうお扱いになったのか、それから国連には電送されたということを聞いておりますが、それに関連して、その院議をさらに国府あるいはアメリカに対してどういうふうに扱われたか、その結果が、特にその反応が、どういうふうに現われて参ったかということについての、最終の事態の御報告を願います。

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 数日前に、経済企画庁のもとにある経済審議会から総合経済計画案が一応の案として発表されたのでありますが、大体のそれの構想というか、目標、内容、そういうようなことについて、大臣自身はどういうふうにお考えになるか、まずその点から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 長官のお話のように、数字として特に人口の増加の問題、その他の数字の変更と同時に貿易の見通しあるいはその国民総生産の伸びの考え方、そういうものに対しては相当大きな変更が加えられたのじゃないかと思うのですが、この点については、すでにさきに六カ年計画をお示しになったときに、ことしの予算編成に関連をして私はいろいろ御質問を申し……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいま中山委員から国連加盟に国府が拒否権を使ったために日本が加入できなくなった点についての御覧間がありました。これに関連してお伺いしたいのですが、国民政府が拒否権を使ったために、結果としてソ連か拒否権を使った。そのために日本の国連加盟がだめになった。日本の国連加盟がだめになったのみならず、十八九国全部がだめになり、しかもその中にはアジアの非常に重要な諸国が含まれ、ことにセイロンまで含まれている。こういうことになりますと、世界の大勢がすでに両陣営のものを一つの機関の中に入れて、ここで平和的な話し合いをすることによって世界平和を確保しようということが、むしろ世界の大勢であり、輿論で……

第23回国会 予算委員会 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 自治庁大臣はどうなっておりますか。
【次の発言】 それでは自治庁長官はあとにしまして。  御承知の通り日本の南海の孤島である奄美群島は、一昨年の十二月にわが国に復帰して、同時に奄美群島復興特別措置法が制定されて、これに基いて復興計画が作られ、復興の方途が講じられているのでありますが、これすら非常に不十分であったところに、不幸にしてこの群島の中心都市である名瀬市は、去る十月十四日火災に襲われた。さらに引き続いて本月三日さらに大きな火災に襲われたために全く壊滅的な状態になっている。しかし南海の孤島であり非常に不便であるために中央との連絡が非常に悪くて対策その他についてなかなかうまく進……

第24回国会 外務委員会 第9号(1956/04/25、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。実績として小包を向うに送るとか、あるいは郵便を送っているとか、あるいは電信電話の交流、そういうものを実績としては現にどれくらいあるのですか。そうしてそれが最近相当ふえてきているのか。そうして小包は若干支障があるようなお話しですが、郵便なり、電信電話はほとんど支障ない状況なのかどうか、その点の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 向うに行くのが。向うからこっちに来るのは。
【次の発言】 その増加の趨勢は。
【次の発言】 その程度だと現在支障はないんですか。
【次の発言】 約定を結んでいなくても香港経由でほとんど……。

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/05/31、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいま羽生委員の質問に対して、総理は大体領土条項の問題その他について両方の話し合いがもう少し歩み寄る可能性があるし、そういう形で国交回復を早期にやらなければならないという御答弁だったと思います。この早期に国交回復をするという基本的な方針を政府としてすでにおきめになっており、しかも党内なり政府なりでその点は完全に意見が一致しているのかどうか。もし一致していないとすればどういう調整の方法をとり、どういう時期にそれが一致するというふうにお見通しになっているのか、その点をもう少し詳しく御説明願いたい。
【次の発言】 その態度を明確にし、国民に納得させるためには、あくまでも先ほどの問題が……

第24回国会 外務委員会 第19号(1956/06/02、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ああいう形で、審議……。
【次の発言】 二、三の問題を質問したいと思いますが、どうも私、今までほとんど出席をいたしておりませんので、あるいは前の方々と相当ダブるかと思いますが、それは一つ御容赦を願いたいと思います。  まず、一つ初めにお聞きしたいのですが、フィリピンでは、一体戦争災害というのを幾らぐらいに見積っておるのか。それからその災害の復興というようなものをどういう資金でやるというような計画になっておるのか。たとえばアメリカあたりから、相当その復興の計画に対して特別に援助をするというようなことになっておるのか、それらの点、どういう事情になっておるか。

第24回国会 外務委員会 第20号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日本社会党を代表して、この案に対して反対を表明いたします。私たち日本社会党は、われわれが戦争を通じて諸国に対して非常な災害を与え、物質的な災害のみならず、精神的な意味において非常な過誤を犯し、それについてわれわれは敬虔な気持で、過去の日本の帝国主義的な、侵略主義的な政策に対して、根本的な批判と反省をなした上で、さらにでき得べくんば物質的な災害その他に対して、できるだけの補償をやり、賠償をやること、そういう物心両面を通じて新らしい諸国間の友好関係、平和関係を確立をすることが必要であり、しかもそれをなるべく早い機会に着々と実現をしていくことが絶対に必要であるという原則をとって参りまし……

第24回国会 逓信委員会 第12号(1956/03/27、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 衆議院の逓信委員会で付帯決議がついていてその第一項に「協会における放送の進歩発達に必要な研究を助成するため、放送法第三十四条の規定に基く国の負担による研究を実施する方途を講ずる」ということが要望されておりますが、われわれ一般会計の予算を審議いたしましたときに科学技術の振興費として昨年度八十三億のやつが百十四億に相当大幅に増額をされた。ところがそれの各省別が示してありますが、郵政省、あなたの方の省にはそれがあげていないのですが、しかしこういう要望がある以上これは何とか政府としては措置をしていかなければならない。これをどういうふうに具体的に措置されるおつもりであるかどうか、その点。

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 拿捕漁船の抑留船員に対する生活保障の問題でありますが、これは先ほど農林大臣も御説明のように、六カ月を限度として一応見舞金程度の額が出されたのでありますが、これは六カ月というのは、すでにとらわれてから六カ月以上を経過している者が大部分であるので、過去のものについての見舞金であって、今後の生活保障の問題は何ら考えていない。しかも今朝ほどの外務大臣のお話によると、なかなかこの問題は早急に解決をしそうじゃないし、なかなかまだ数カ月帰る見込みはない。この措置がなされたときには、もうやがて遠からず問題が解決するというようなお話だったから、六カ月で一応問題が落着をしたのですけれども、しかし、こ……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。非常に重大な御発言だと思うのですが、五カ年後には駐留軍がいることを予定をしてないし、従って特需収入あるいはそれに類する駐留軍からの収入はない、そういう予定のもとに五カ年計画を立てられているというお話なんであります。しかるに衆議院の予算委員会における船田長官の御答弁では、六カ年計画が、かりにこの通りに進んだとしても、なおアメリカ駐留軍の完全撤退は考えられないのだということを明瞭に御答弁になっておる。この最も重大な問題についてかくも大きな食い違いがある。全くあなた方が国防とか何とかいうことを言っておられるにかかわらず、何らこの点については意見がまとまっておらない。支離滅裂と……

第24回国会 予算委員会 第16号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず、離島振興法に関連する予算について質問をしたいと思いますが、離島振興法第八条には御承知の通り「国は、第五条第一項の離島振興計画の実施に要する経費については、毎年度、国の財政の許す範囲内において、これを予算に計上しなければならない。」という規定になっておりますが、この条項に基いた離島振興予算なるものはどういうふうになっているのか。今私たちがいただいた予算書その他を拝見して、どうもよくわからないのですが、どういうふうに見ればいいのか、どういうふうにまとめられているのか、それらの点について、まず企画庁長官から御説明を願いたい。

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず総理大臣にお尋ねいたしますが、ダレス長官が参りまして、総理との間に数回にわたって会談をされた。その会談の内応ですが、特に新聞の伝えるところによると、世界情勢、特に極東の情勢、日本をめぐる極東の情勢というようなことについて相当詳しいお話し合いをされたということが報ぜられておりますので、それらの模様について、どういうことが論議をされ、どういう話をかわされたか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中共に関する問題は、後ほどもう少し立ち入ってお聞きしたいと思うのですが、新聞の伝えるところによると、そういう一つ一つの断片的なことでなくて、もっと概括的に、一般的に現在の世……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 外務委員会 第10号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 松本・グロムイコ公文の点について、ちょっとだけお尋ねをしておきたいと思います。と申しますのは、この問題は、いずれ後刻同僚曽祢委員によっていろいろ質問がなされるときに、きっと関連する問題になると思いますので、そちらで詳しくはお尋ねをいたしますが、ただ簡単にお答えを願っておきます。この交換公文の交渉の時期の問題でありますが、どうも今までの質疑応答を聞いておりますと、これは、はっきりしないのですが、一体これは、今後の共同宣言ができるまでの準備的な書簡として、その準備手続その他の書簡として、共同宣言ができると同時にこれは失効をして共同宣言にかわるのか、そうでなくて、あるいは平和条約の交渉……

第25回国会 外務委員会 第12号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の正力大臣のお話によると、この貸与協定あるいはその前の本協定を作るときの状態とは、まるっきり変っておるということになるのですが、そうだとすれば、その変った事態に応じてこの協定自体、あるいはこのもとの本協定、そういうものが相当変えられていかなければならないのではないか。あるいは現在の状態においてはこのままにしておいて、将来変えられるのか。そこいらの関連をもう少しはっきりしていただきたい。
【次の発言】 今の点をもっと具体的に局長に御説明をお願いいたします。
【次の発言】 そうすると、今直ちには事態は変えられないが、若干変えていかなければならないというのはどういう点か。考え方なり、……

第26回国会 外務委員会 閉会後第2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと一つ関連しまして、今の問題ですがね、通商航海条約的な内容のものを貿易協定で審議し、協議決定をするというような方針はおとりにならないのか。さらに進んでは、むしろ通商航海条約自体を審議するような方向に進められることがしかるべきじゃないかと思うのですが、その点はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 この通商航海条約自体に、あるいはそれの内容的なものをやることにどういう障害があるのか。それからソ連の考え方がよくわからないとおっしゃいますけれども、ソ連が今までにいろいろな機会に公表しているところでは、むしろソ連はそういうものを積極的にやりたいということを切望しておると思います……

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の注文を受けて払わなかったという問題、これまでそういう問題が通商上の取引の場合はたくさんあって、それを政府が必ず取り調べますという返事をしておきながら返事がほとんどない。ナシのつぶてで政府自体が返事をしないのが今までの通例になっておりますから、一つこの問題は正確に、確実にお調べ下さって御報告を確実にしていただくことを切に希望をしておきます。

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その当時国、今おあげになった当時国のうちに、東欧諸国が入っておるのですが、これらは共産圏諸国になったのちには、やはりこれを継続して入っておるのかどうか。それ以外の共産圏諸国は、この問題に対してはどういうふうになっておるのか、その辺の事情を一つ。
【次の発言】 承知いたしておりませんじゃちょっと何だが、もしあれならば、少し調べて別の機会でもいいですから御報告願いたい。どういう態度をとろうとしておるか。
【次の発言】 この問題ですが、もし必要があるとするのならば、この批准と関連して、単に消極的に留保するだけでなく、改正なり何なり積極的にされてしかるべきだと思うのだが、それをやれないと……

第26回国会 予算委員会 第2号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その数字はどこに出ているのですか。

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の行方不明者の調査の問題で、今の御答弁でも、それから昨日の御答弁でも、これは人道上の問題として善処したいというお話。そこで一点、今のに関連してお伺いしたいのですが、中国におけるそれらの調査に対して、中国政府は、これに積極的な協力をしたい、こういうふうに申し入れておる。そこで、もし中国政府がそれを受け入れるならば、日本政府としては、人道上の問題として、国交は未回復であるにかかわらず、日本の政府からしかるべき専門家を向うに派遣をし、あるいは駐在をせしめて、この調査に当らせるという御用意があるか、その点をお伺いしたい。

第26回国会 予算委員会 第9号(1957/03/13、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず岸総理大臣にお尋ねをいたしますが、岸総理大臣は、解散は絶対にやららない、これは前石橋内閣の継承に過ぎないからというお話でございました。そこで、その継承に過ぎないという場合の政策の重点は、対外的には独立の完成であると思いますが、この点については非常に不十分で、問題がそらされてきている点については、すでに曾祢委員から説明をいたしましたが、これは置きます。国内政策としては、特に経済政策としては完全雇用の問題が中心であると思うのですが、ここの点について総理は、特に石橋内閣の引き継ぎの問題として、どういうふうにこの点をお考えになっているか、まずその点から……。

第26回国会 予算委員会 第12号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 補正予算に関連をしまして、産業投資特別会計を中心に質問をしたいと思うのですが、産特会計は申すまでもなく電源開発の問題、電力の問題が大きな問題になっておりますので、それに関連するものとして原子力発電のこと、特に原子力発電自体の問題については、後ほど企画庁長官にお尋ねをしたいと思うのですが、総理には一点だけ、原子力委員会の湯川委員がおやめになるというような話しであります。しかも、そのおやめになる理由が、一応表面上は病気を理由ということになっておりますが、いろいろ伝えられるところによると、そうばかりではなくて、あるいは研究所の問題、さらにはもっと根本的には原子力発電をどう扱うかという問……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/20、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 昭和三十一年度補正第一号は、自然増収が非常に多過ぎて、それの処置に困ったので、その使い方をいろいろお考えになった結果、これを三十二年度以降に使うということがその大体の趣旨だと思うのですが、どうもそういう考え方なり構想をいろいろ私自身も考えてみたのですけれども、いよいよわからなくなっておりますので、これは私がよく知らないためでありますが、もう一ぺん改めて、まず法制局長官に、財政法の第十二条は一体どういうことを規定をしようとしておるのか、まずその条文を一応御説明を願いたい。詳しく御説明を願いたい。
【次の発言】 それは、今その条文を読まれただけですが、その意味がよくわからないのですよ……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日本銀行は、三月の十九日に、日銀の政策委員会で決定をされて、例の高率適用の緩和をやられると同時に、公定歩合を引き上げるという措置をおとりになり、これを翌日から実施に移されたようでありますが、これについて、こういう政策をおきめになった背景、金融情勢、経済情勢、最近のそういう情勢をどういうふうにごらんになり、今後の見通しをどういうふうにお立てになってこういう決定をなされたのか、まず、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体ねらっておられることはほぼ伺ったのですが、その場合に、もう少しそういう政策をおきめになる背景として、国庫収支を現在の状態あるいは三十二年度あたりをどうい……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとその問題に関連して、一言。  どうも今までの御説明がよくわからないのですが、それじゃ、国鉄五カ年計画収支見込みというのをいただいておりますが、この三十二年度の諸勘定と、予算の説明による政府事業建設投資国有鉄道三十二年度の分、その諸数字とはどういうふうに照応するのですか、ちょっと御説明下さい。
【次の発言】 ちっとも合っていないのだ。三十二年度が外部資金二百四十五億、ちっとも数字が合っていない。三百十五億というのは、三十三年度以降の数字でしょう。

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連質問。税関だけでなしに検疫関係の検査ですか、あれが非常に、たとえば飛行機で羽田に着きますと、まず入ってくるのが検疫関係の役人らしくて、それがうさんくさい目をして、二人くらいがずっと飛行機の中を検査をする。一体あの検査がどういう意味を持つのかしりませんけれども、最初に非常に不愉快な思いをさせる。これがまあきれいなお嬢さんでも来て、あいきょうでも振りまきながら検査をするのならばまだいいのですけれども、そういうのでなくて、うさんくさい顔をした諸君がじろじろと、まるで罪人か何かを監視するような感じなんですが、ああいう不愉快なことが一体必要なのかどうか、それらの点をどういうふうにお考え……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。ただいま大蔵大臣が重要な発言をされたのであります。公定歩合の引き上げを本日決定をして、今発表されたというお話ですが、さきに、この問題が問題になったときに、大蔵大臣並びに日銀総裁にわれわれはいろいろ質問をいたして、今後引き続きこういう公定歩合の引き上げその他が考えられるかどうかという質問をいたしましたときに、大蔵大臣は、現在の金融逼迫の状態は、大体三月、年度末までで一応安定をする。従って、新年度に入るならば、円滑になると思うし、何らそういう方面における懸念はないから、そういう心配はないという見通しであるということをお話しになったと思うのです。しかるに、その後の情勢は、先ほど大……

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/11、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先どの条約局長の御答弁ですが、日中貿易協定は内容を一検討しなければ、それを結ぶことが承認になるかならないかわからないというふうな御答弁だったと思いますが、それで非常に答弁があいまいになっているのですが、内容を見なければといっても、日中貿易協定の内容ははっきりしている。あの中には政府間の協定ではないのだから、政府がどうとかというような文句は一つもないのです。従ってあれはそのまま貿易協定として政府間協定に移しても、先ほどのお話からすれば、国交回復なり、承認を意味しないということを直ちに結論し得るように思うのですが、どうですか、そこのところもう一ぺんはっきりして下さい。

第28回国会 外務委員会 第5号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 エジプト、シリアのアラブ連合ができ、さらにヨルダンあるいはイラクとの合邦ですか、そういうものができるということになると、どうもアラブ諸国が二つに分れて、二つの陣営の対立の方向にいくという感じが一つするのですが、しかし同時に、AA会議その他では、アラブもアジア諸国と一緒になって、アラブ全体の統一的な方向というものを指向をしておるようにも思うし、そこいらの今後の方向といいますか、形勢といいますか、そういうものをどういうふうにお考えになっているか。
【次の発言】 イラク、ヨルダン、あるいはサウジ・アラビアを一緒にしたところの連邦といいますか、そういうものが別に結成をされて、それが中立主……

第28回国会 外務委員会 第8号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日本の対印協力について細目を討議したというその討議された細目、私あとから来ましたのであれですが、細目についてはすでに御説明があったのですか、もしなければこれを一つ詳細に伺いたい。
【次の発言】 それでその討議された細目の内容はどういうことが討議をされ、そしてまあその討議の結果、結論だけはここに書いてあるのですけれども、その結論に至るまでの討議の細目、問題点、そういうものを詳細に一つ説明してもらいたいと思います。
【次の発言】 その百八十億円の初年度五十億というのは聞いたのですが、二年度、三年度はどういうふうな割り振りを考えておられるのですか。

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 これまでの同僚諸君の質疑、大臣のお答えを聞いていて、どうもこの問題に対して、大臣なり日本政府が非常に熱意を持ち、積極的であるという感じがうかがわれないのです。これはまことに遺憾なんですが、従って、私はもういろいろ論議は尽きておりますから、もう少し具体的にお尋ねをしますが、第一に、今同僚諸君が言われたように、この問題は非常に大きな、ある意味では歴史的な宣告であると言ってもいいくらいに大きな意味を持っていると思うのです。そこで、この問題に対して日本政府はどういう考えを持ち、どういう態度をとるかということを、早急にやはり態度表明をすることが必要だと思うので、しかもその態度表明は、これま……

第28回国会 予算委員会 第2号(1958/02/06、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと資料を。毎年毎年非常に詳しい課税の積算見積り方法を提示されるのですが、結果は非常に違っていて、これを自然増収という形によく扱っておられるのですが、その食い違いがあまり大きいので、ここらで一つ積算方法そのものを根本的に検討してみる必要があるんじゃないかと思います。たとえば三十二年度の予算のときに出された見積り方法と、それから実績とは、この見積り方法の一つ一つに対比してどこにどういう狂いができてきたのか、三十二年度推定実績ももうおわかりでしょうから、その対比がわかる表を一ついただきたい。それから、三十二年度は推定実績になりますから正確でないと思いますから、三十年度、三十一年度……

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず、現在問題になっております日ソ漁業交渉についてお尋ねをいたしたいのでありますが、けさほどの報道によりますと、ソ連から漁獲量八万トンという数字を提示をして、交渉の局面が非常に展開をしておるというふうに伝えられておりますが、この提示をするに至るまでの交渉の経緯、それからそういう提示があったにかかわらず、その直前に平塚代表に帰国を命ぜられておりますが、それがどういうことを意味するのか、その辺の意味、いきさつをまず農林大臣から御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 今の八万トンの問題、あるいはオホーツク海の全面禁漁の問題、そういう問題は今の御答弁でも明らかなように、すでに予見をさ……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/03/17、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいまの質疑応答を聞いておりますと、大蔵省その他で明確に納得のいく御答弁ができませんから、これをさらに明確に、よく調査をして、納得のいくような答弁をお願いしたいし、同時に、われわれ理事会としても、この問題をどう扱うべきかを十分に協議をしなければならないと思いますから、ここで休憩をして(「必要なし」と呼ぶ者あり、その他発言する者多く、議場騒然)……に移していただきたいと思います。

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行。総理はどうしたのですか。総理は三十分という約束でした。十二時五分過ぎには来ると言っていたでしょう。今の問題は総理にも関連する問題です。
【次の発言】 十二時に来ると言っているんだ、それを便々として……。
【次の発言】 いや、だめだだめだ。それでさっき許したのだから。ほんとうはだめだと言ったのだけれども、時間を厳守しますからというので許したのだから……。
【次の発言】 答弁だけしてもらいましょう。
【次の発言】 議事進行について……。  先ほど公海における核実験制御の提案に対して、総理はこれに反対するあれはないというはっきりした御答弁をされましたが、しかるに今論議がありま……

第28回国会 予算委員会 第20号(1958/03/29、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 予算審議が当委員会で一カ月前に始まりまして、一カ月の間いろいろ審議を重ね、政府の見通し、方針等をいろいろお伺いをして参ったのでありますが、そのときから、当初から私たちが指摘をしておりました政府の現在の日本の経済動向に関する見通しが、全く誤まっておるのじゃないか、従ってこの際その誤まりをただすと同時に、この一、二カ月の間にそれらの事態があまりにも明瞭になって参りましたから、ここで大きく方針といいますか、政策転換をやらなければならない時期に参った。そのことがあまりにもはっきりなってきたのじゃないかと思うのであります。そういうことを私たちは考えておりますし、私たちはそれを主張をして参っ……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/30、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと関連して……。
【次の発言】 今の御答弁では、将来その建物を買うことはわからない、それから、多分借りることになるだろうが、借りる場合吉の賃貸料その他はまだ何らきめてないと、地代も非常に不合理なきめ方をしていると思うのですが、いずれにしても、何ら将来借りることについても確たる決定はなされていない、将来の問題である。そういう状態にあるときに、政府関係機関が自分の所有しておる土地を賃貸をすると、そういう目的がはっきりしてないのに、確定をしてないのに、そういうものを賃貸して提供し得るというようなことは可能なのかどうか、どうも大蔵当局はそういうことは不可能だということを言い切ってお……

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私は、日中のもろもろの交流の問題、さらに日中の国交正常化の問題、そういう点と、それからそれに直接関連する問題でありますが、最近の台湾、澎湖島、あるいはもっと金門、馬祖をめぐる戦争の危機の問題、これらについて政府の御見解と、さらにそれに対してどう対処しようとしておられるかについて、いろいろお伺いをしたいと思いますが、まずその前に、委員長にちょっとお尋ねをしたいのですが、私は、今申し上げたような諸問題を解明する問題は、外交の問題であると同時に軍事の問題でありますから、防衛庁長官のみならず、林統合幕僚会議議長の御出席を要求をいたしたのでありますが、お見えになっておりません。岡田理事から……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと議事進行について。  どうも本国会の本会議以来の総理の意見、答弁を聞いていると、いよいよ堂々めぐりをして、一向議論は進まない。そこで、今みんなから要求をされておるように、もうすでに交渉にも入っておられるのですから、条約改定の基本的な、根本的な方針と、それからそれの全般的な構想、どんなことが改定あるいは新条約に盛られるか、概括的な内容、そういうものを少くとも全般的な構想をまとめて、一ぺん本会議を通じて、あるいは外務委員会に対して、そちらから積極的にまずお示しになるということが、もはやこの段階においては絶対必要だという感じが、これはみんなしておるのだと思うのですね。従って、そ……

第30回国会 外務委員会 第6号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 第二条にいう「事業の実施計画」、これは大体のアウトラインはおきまりになっていると思いますが、細目その他は必要はないのですが、アウトラインについては、何か、どういう考えでおられるのか。その点の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 特に各年度別ということが書いてありますが、これは原則として二年にわたりというふうにもいっておられるのですが、そこらの年度割りの金額の支出別、そういうものは大体どういう見通しなんですか。
【次の発言】 協定実施細目であるとか実施計画というようなものをお立てになる場合に、これまでの例によると、非常に時間を要しているということになっておりますが、今度の場合……

第30回国会 外務委員会 第7号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 よくわからないので、非常にプリミティブな質問ですが、米英とこれらの原子力協定を結んだということになると、ソ連側と原子力についていろいろな話し合いをするとか、さらには、何らかの協定を結ぶとかいうようなことは、少しも制約されない、全然支障はないというふうに考えていいんですか。そっちとの関係はどうなりますか。
【次の発言】 何らの制約がないと見ておいていいですか。
【次の発言】 ちょっと今のことに関連して。日英原子力協定の締結に関する共同発表がありますが、その共同発表の二枚目のところに、「万一保障措置の規定の実施上わが国と第三国との間の協定中の同様な規定との抵触が起るような場合には、」……

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行。今理財局長の御説明を聞いたんですが、すでに早くから、今年度の財政投融資計画の実施状況に関する資料、世銀借款の資料、それからニューヨークにおける諸外国の外債発行に関する資料等を要求をしておるんですが、まだ手元に着いておりません。これはいつ届けられるのか。きょうなるべく早い機会に届けていただきたいと思います。どうなっておるんですか。
【次の発言】 関連。どうもそこのところは、はっきりわからないのですが、総理は事前協議することは当然なことで、それはあくまでも貫くのだということを簡単に言っておられますが、総理にお尋ねをしますが、アメリカと強い同盟関係を結んでいるNATO諸国との……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 外務委員会 閉会後第4号(1959/10/07、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいまお話のように大臣はアメリカでフルシチョフ首相のアメリカにおけるいろいろな言動その他を身近かに見聞をして来られたと思うのでありますが、このフルシチョフの国連総会における演説、あるいはその後アイゼンハワー大統領との間に出された共同コミュニケ、そういうものをめぐって現在の国際情勢がどういうものであるとお考えになったか。さらに、これが今後どういう方向に発展をし、展開をしていくというふうに観察をされたか、それらの点について御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 もちろん、具体的な懸案についの解決その他がもたらされようとは、初めから予期もしていなかっただろうし、目的にもしていな……

第32回国会 予算委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず、安保条約改定の問題についてお尋ねをいたしますが、第一に総理並びに外務大臣にお尋ねをしたいのは、一体、現在の安保条約はどういうことを目的にしているとお考えになっているのか、そして現在の安保条約の改定は、どういう方向に改定しょうとしておられるのか、その方向、その両者を、一応まず最初に明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 外務大臣はどうお考えですか。
【次の発言】 私が現行安保条約の目的を特にお尋ねをしたのは、その一つは、今、総理もお述べになりましたように、日本の安全を望むということが一つの第一の目的であるが、同時に第二の目的は、極東の平和を守るという目的がある。その……

第33回国会 外務委員会 第7号(1959/11/27、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今お話のあったように、経過報告だと、しらを切っておられるけれども、だれが見ても、だれが聞いても、一方的に主張しておられるにすぎないですよ。それは、僕らは、初めは理事の間でそういう話があったからで、そういうことを聞きに来るという意味で出席しているのじゃないのです。しかも一方的な主張を、普通ならば、そういう場合にはちゃんと資料をそろえて、あるいはそれを文書にして出して、それに基づいていろいろ御説明なり何なりがあってしかるべきなんです。それもまだ準備も整わぬうちに、しかも、全般的な主張をここでぺらぺらと述べる。このように、協力を要請しながら、全く非協力な態度はあなた方の方だと言わざるを……

第33回国会 外務委員会 第8号(1959/11/30、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ルーマニア、ブルガリアに日本公館を作るわけでありますが、どうもこれらの諸国の実情をよくあまり私たちわかりませんので、一応そのブルガリア、ルーマニアの最近の経済建設の状況、特にそれがソ連との関連においてどういうふうな建設状況にあるのか、そこいらを一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 もしそれらの資料があるのだったら、審議の前に一応お配り願いたいのですが、今そこにありますか。
【次の発言】 詳しくは、それによってなお調べた上で御質問したいと思いますが、それを詳しく読んだり、われわれ自身で調査する前提として、今私、非常に大ざっぱでいいから、両国の経済建設の状況がどうなっているの……

第33回国会 外務委員会 第9号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとそれに関連して。今の点、それじゃまあ債務と心得る、従って、どういう性格のものとして日米の間に取りきめができるかは、いろいろ今後の問題でしょうが、どういう性格のものにしろ、取りきめをしたら、その取りきめは必ずこの協定なり何なりとして、取りきめ自体を必ず国会に承認を求めるということだけははっきりしていると考えていいですね。ということは、そういうことは、取りきめその他は行政的な措置として話し合いだけをやって、予算に数額だけを出して予算の承認の問題として取り扱えばいいんだというようなことは、よもや考えて、おられないと思いますが、その点をはっきりしておいていただきたい。

第33回国会 外務委員会 第10号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと関連。折衝の前後の経緯その他から見ては、むしろ、今の撤回をしたということは、トータルの問題自体を撤回したというふうに解釈する以外にないのじゃないか。文字はその通りであるにかかわらず、当時われわれが国会でこの折衝なり交渉の問題をいろいろ論議したときには、大体そういう含みで政府は答弁を現実にされていた。従って、たびたび引かれますように、昭和三十年度に出した国の予算、大蔵省が出した国の予算には、それをはっきり明記していると思うのです。あらためて読むまでもないと思いますが、読みますと、「ヴェトナムに対する賠償については、二十八年七月両国政府代表の間で合意に達した沈船引揚げによる賠……

第33回国会 外務委員会 第11号(1959/12/04、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。  先ほどからの議論を聞いておりますと、どういう戦闘なり戦争が、あの地において行なわれたか。従ってまた、いつ戦争状態に入ったと認定をすべきかということが非常に重要な論議の対象になっているように思います。これは、まあいろいろ議論をする上において、事実認識を正確にしなければならないと思いますので、ちょっと事実認識のために、必要な書類を要求しておきたい。  それは第一に、この間、極東国際軍事裁判の速記録の中で、インドシナ王国で行なわれた戦闘状況その他を詳細に、わかるように資料を出してもらいたいということを申しましたら、七、八枚の一部だけは出て参ったのでありますが、これ……

第33回国会 外務委員会 第12号(1959/12/07、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それはいいですね。はっきりそのところはさせておいて下さい。
【次の発言】 関連。そうしますと、その点はお配りを願ったベトナムの主残する戦争損害及び苦痛の中に、「主として米軍の爆撃による港湾埠頭施設の破壊、鉄道の路線の寸断等が相錯綜した原因となって、」いるという主張をしているんですが、この主張、今の問題に関する限りは、この主張をそのまま日本側としてはお認めになって、その上で損害をお考えになっている、こういうふうに了解をしていいということですね、金額その他は別ですよ、考え方としては。
【次の発言】 ちょっと。その人的損害ということについて、常識的にいろいろ勘案してみてというお話ですが……

第33回国会 外務委員会 第14号(1959/12/09、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず簡単なことから聞きますが、現在のサイゴンの駐在大使、アメリカの駐在大使はどなたですか。
【次の発言】 ダーブロー。それからアメリカの援助機関というのがありますね、これはあとでさらに詳しく聞きますが、USOM、これの最高責任者、団長はどなたですか。
【次の発言】 ガーデナー。それからMAAGの団長は。
【次の発言】 これは軍人ですか、ウイリアムズ中将は。
【次の発言】 七月三十日、アメリカの上院対外関係分科委員会で七月三十日から始めました――ワシントンで始めておりますが、南ベトナムにおけるアメリカ援助のひどい乱費、むだ及び窃盗的な実情調査、これをアメリカの上院対外関係分科委員会……

第33回国会 外務委員会 第15号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとつかぬことをお尋ねするのですが、ベトナム側の書簡の、「閣下の次の書簡を受領した」ということ、「次の書簡」というのは、どれを指しているんですか。
【次の発言】 そうしますと、前の書簡を受け取ったことを確認をしておるだけで、前の書簡が主張をしておる文言に対して、ベトナム政府が承認をしたということは言っておりませんね、そこのところはどうですか。
【次の発言】 ああ、そうですか。それならその点はいいですが、今の交換公文に関する効力の問題は、もっと基本的には、この交換公文だけでなくて、賠償協定自体の問題でもあるし、それに関連して、いわゆる今論議になっておるベトナム共和国が唯一正当の……

第33回国会 外務委員会 第16号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと今の点について。今の賠償に切りかわる問題ですが、先ほどからのお話によりますと、それじゃコンサルタントとしては、むしろコマーシャル・べースで開銀あたりでやった方が、建設その他も、時期その他から見て、期間その他から見てスムーズに、しかも、円滑に進む、同時に、あなたがお話し合いになったところでは、輸銀も、従ってまた、政府もそれが可能だというふうには大体その当時はお互いに了解ができていた、こういうふうに考えておいてよろしゅうございますか。
【次の発言】 世界銀行では不可能だというようなお話がありましたね。これはどういう意味なのか。それから、この問題については、アメリカ側は、直接に……

第33回国会 外務委員会 第17号(1959/12/12、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 どうも今の質疑応答ではっきりしないのですが、吉田・アチソン交換公文は存続をするのだというふうなことをお答えになっておりますが、申し上げるまでもなく、この交換公文は安保条約の署名に際して取りかわされた交換公文であります。それが存続をするということは、形式的にそのまま存続をするということになるのか、ただ、先ほどのお話の通りに、その精神が存続をするということなるか、もし条約の体裁からいえば、その精神が存続をするのであるならば、必ず新しい新安保条約と同時に、同じ趣旨のものを盛り込んだ交換公文が取りかわされなければ、完全なこの趣旨を遂行するということにならないと思いますが、まず形式的なその……

第33回国会 外務委員会 第18号(1959/12/15、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の質疑を聞いておりますと、総裁も大臣も、公社がそれを受諾することは公社法上支障がないからこれをやったんだ、消極的な意味でおっしゃっておるようでありますが、それは当時、郵政省から了承した趣旨は違うので、郵政省は、本件は東南アジアに対するわが国通信技術進出上有意義なものである、こういうプラスの役割からこれを進めた、こういうふうにしておるんですね。ところが、もし、そうであれば、これは電電公社自身がそう言っておられる、今の総裁は、意識的か無意識的か知りませんが、そうはおっしゃりませんけれども、記録によると、そういうふうに出ておる。ところが、そういうふうに考えて郵政省がもしこれに了承を与……

第33回国会 外務委員会 第19号(1959/12/16、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先日の委員会でベトナムにおけるアメリカのICAあるいはMAAGあるいはTERM、そういうものの軍事援助、経済援助のいろいろな実情についてお話を聞こうとしたのですが、何ら的確な話が聞けませんので、御調査を願ってあらためて質問をやるということで、そういうお約束をして、きょうに延ばして参りました。そこできょうはその点から少し質問をしたいと思いますが、まず第一点、アメリカのICA、MAAG、TERMがベトナムの現地でおのおのどんな組織的な関係を持っているのかという問題、組織的にどうなっているのかという問題、さらにこれらの諸機関とベトナム国政府との関係がどうなっているかという問題、そうして……

第33回国会 外務委員会 第26号(1959/12/26、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して……。今、森委員からの質問がありましたように、安条約の改定は非常に重要ではありますが、しかし事柄の性質上、この調印に総理がみずから出かけられるということはほとんど考慮の余地がないのじゃないか、従来のたとえばいろいろな国々との相互防衛条約の場合に、総理みずからが出て調印をしたとい例むしろ絶無じゃないかと思う。もしそういう前例があればお知らせを願いたいのですけれども、私の知る限りにおいては、これは絶無である。で、なぜ日本だけが総理みずから出かけていかなければならないかということが、いまだに問題になっているのか、きまらないとおっしゃるからまだきまらないのでしょうが、しかしなぜ問……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/16、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して……。今の防衛庁長官のお話によりますと、そういうために出張をしたのではないから出るはずもないし、出る必要もないと思うと、さらに亀田議員が申しましたように、むしろそういうものには出るべきで絶対にないんです。日本のの憲法その他から見て、そうであることは非常に明瞭であると思います。しかしながら、これまで防衛庁の当局が、特に制服の諸君がアメリカの軍隊と特に太平洋軍その他とのいろいろな話、折衝を考えると、これに必ずしも出ないとは言い切れない。従って、絶対に出ていないと長官は確信を持って言えないような状態であると思うのです。だから、取り調べましてと言いますが、これは絶対に出るべきもの……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/25、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行。政府委員が事務当局として名然に答えなければならないようなことを議員から具体的に指示をされて、ただそれを、各条文を読むというようなことは、何ら答弁になっていないと思う。おそらくこれは、あるいはアメリカ局長の所管でなくて、国際協力局長の所管であるかもしれない。それならば、しかるべき責任者を出していただきたい、ちゃんと事前に通告をしてあるはずですから。それがいなくって、かわった者が何かよろよろとそういう答弁をしたって、答弁に何らなっておらない。予算委員会を侮辱するもはなはだしいと思う。そういう意味においてちゃんとした資格者がここへ来るまで暫時休憩されることを提案いたします。

第34回国会 外務委員会 第8号(1960/04/05、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行。あらかじめ申し出てある質問から順次取り上げていただきたいと思いますが、途中から関連質問その他で……。
【次の発言】 最近、海上保安庁が警報を出して、台湾の東方及び南方海域において大規模なアメリカの海空軍の演習が行なわれておる、そのためにこの海域を航行する船は注意を要するというような警報を出して、そのために南方漁業が壊滅的な打撃を受けつつあるということが言われておりますが、これ、もう少しこの実情を詳しく政府の方から御説明を願いたい。海上保安庁見えておりますか。
【次の発言】 そうすると、もうこの演習は完了をして、あと航行の危険その他は全部なくなったというふうに、いわば解除……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/04、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の三十四年度の当初見込みの内訳を。
【次の発言】 対民間収支。一般会計及び特別会計。
【次の発言】 それは今のやつです。当初、二千四百億の内訳。

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/03/11、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日米の両国は、昭和二十七年に日米安全保障条約を締結して以来、一方には日本とアメリカとの関係において日本の軍事力増強を約束し合いながら、積極的に逐次進めて参っております。対米的にそういう約束をし、そういう義務を負って、その義務をさらに国内において逐次実現をし、実施をしていかなければならないという意味において、いろいろな法律を作り、機構を作り、そして国内の軍事体制を積極的に増強をして参って、わが国の憲法第九条に全く違反したことを次々にやって、今やそれが隠せない事態にまで発展をして参った、このように私たちは見ておるのでありますが、まず外務大臣にお尋ねをしたいことは、軍事力増強のためにど……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/03/12、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 議事進行について。委員長に意見を申し上げたいと思います。  委員長は発言者が発言中に時間が参りましたという、まことに不見識な注意をされ、時間が来たことを、もし御注意になるならば、少なくともその問題の発言が終わったときになさるというくらいの委員長としての運営の常識は心得ていただきたい。

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/19、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。ただいまの御説明を聞きますと、企画庁長官の方では四十年度までの長期計画がまだ立っておらない。それから、予算の方は単年度ごとに、一年一年しか見通しはできないというような状況である。そういう状態のときに、防衛庁の方では四十年度を目標にした長期計画を立てるのだと言っておられますが、もしそういうことになって防衛庁の計画だけが先に立ってしまうと、さっきからみんなが心配をしておるように、それだけが居すわってしまって、固定をしてしまって、ほかの方を圧迫をしてしまうという結果に相なると思いますので、国民経済全体の長期計画が、従ってまたそれに照応する財政の長期計画が立たない限りは、防衛計画、……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。先ほどレバノンの問題が出ましたが、レバノンの場合には、今の条約局長の御説明では、レバノンからの要請があったことと、派兵の要請があったことと同時に、現実には武力攻撃が行なわれていないのだけれども、第五十一条の精神からは、そうでない場合でも派兵があり得るのだというふうに拡張解釈をしてあのときには派兵をしたのだろうというような意向を、声明をアメリカがしたというふうに御説明があったように思うのですが、もしそうだとすると、今度、たとえば日本が、何か日本の安全が脅かされているというような観念に基づいて、日本から、現実にこの攻撃がないにかかわらず、アメリカに派兵を請い、従ってアメリカは、……

第34回国会 予算委員会 第23号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連……。先ほどから、岸総理もあるいは労働大臣も、この瞬間、この段階においては、あくまでも話し合いによって平和的に解決をすることを望むのだ、それを非常に希望しておられることを、先ほどから繰り返し述べておられる。  ところが、ただいま秋山委員もお尋ねしましたように、私たちの得ている情報によると、きょう、あるいは少なくとも明日になると、今言ったような形で、警察官を導入して、警察官の介入を申請をしながら、それを先頭に立てて、あるいはそれで護衛をされつつ、生産再開を強行をするという態勢にあり、その準備が着々進められつつある、こういうふうなことが、われわれの正確な情報では入っている。従って……

第35回国会 外務委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 すでにほとんどあらゆる問題が論じ尽くされた感がありますし、時間もあまりありませんので、ただ二、三の点について簡単に御質問したいと思います。  一つは、日韓関係で、大臣の先ほどの所信あるいはそれに続くいろいろ大会員との間の御質疑によると、日韓関係の正常化ということに非常な意義と必要性を求めている。これを何とかしなければならぬ。こういうことを主張されたのですが、一体外務大臣は、そり日韓関係の正常化ということの内容をどういうふうにお考えになっているか。その点が実は先ほどの御説明その他ではっきりわからない。と申し上げますのは、先ほどのお話あるいは質疑応答の中で、今度外務大臣が韓国にいらっ……

第38回国会 外務委員会 閉会後第1号(1961/06/09、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それに関連して。今度、低開発機構ですか、これへの参加の問題ですが、これは最近、この数カ月の趨勢を見ていると、どうも以前は、日本をこれに参加させるということについて、アメリカも相当いろいろめんどうを見たようですが、この数カ月の形勢を見ると、何かこれに対して、アメリカの方でもさらに消極的になって、これにはほとんど日本を参加せしめるというようなことは絶望的になっているというような気配が見られるようですが、この辺の経緯はどういうことなんですか。
【次の発言】 DAGの方は。
【次の発言】 DAGの方については非常に積極的でしょうが、それとの関連かどうか知らないけれども、開発機構の方への参……

第38回国会 外務委員会 閉会後第3号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一つ外務省にお聞きしたいが、外務省で、「わが外交の近況」という青書をずっとお出しになっておるのですが、最近これが出ないのはどういう事情ですか。
【次の発言】 第一号、第二号を出したころは、半年に一ぺんずつ出すという計画でやっておられたのが、その後はおくれちゃって、一年に一回になり、そのおくれるのも、順次二、三カ月ずつずれてくる。ほかの各省の政府の白書を非常に精力的に出しているときに、外務省だけが、最も率先してむしろ出さなければならない外務省がこういうものをおくらし、しかも、一年に一ぺんおざなりなものを出して、まことに怠慢だと思うのだが、その点どうお考えですか。

第38回国会 外務委員会 第8号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 メートル法が国内において実施されている状況といいますか、実情はどういうことになっておりますか。よくわからないのですが……。
【次の発言】 まだ実施されていない分野というものは、どういうところですか。

第38回国会 外務委員会 第9号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとそれに関連して。この認証官というのは、厳密に言ってどういうことなんですか、この認証を受けた者というのは。憲法第七条によると、国務大臣あるいはそれクラスの者に対しては、官吏の任免を認証するということになっていますね。ところが、大使、公使は、信任状あるいは全権委任状を認証するということになっているのですな。だから、それはおのずから認証する仕方が違うんじゃないですか。そういう意味で、いわゆる国務大臣あるいはそれに準ずるクラスのいわゆる厳密な意味における認証官と大公使の場合の認証とはおのずから違うんで、だから、そういう点から考えれば、バランスを失するとか何とかということは問題にな……

第38回国会 外務委員会 第15号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日本国とパキスタンとの間の貿易実態は、三十五年はどうなっているのか。それから、三十六年の見通しなり計画はどういうふうにお立てになっておるのか。  それから、特にパキスタンに、中国が貿易関係としてどういうふうな進出の仕方をしているのか。それらの事情を御説明を願いたい。
【次の発言】 三十六年度の日本とパキスタンとの貿易の規模というか、金額、それはどのくらい見通しておられますか。どのくらい計画しておられますか。
【次の発言】 パキスタン側が、日本との関係において、輸出入がバランスしないということで問題は起きないのですか。どうですか、その点は。

第39回国会 外務委員会 第4号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 インドネシアとの友好通商条約についてちょっとお尋ねしたいのでありますが、これは、御説明によると、東南アジア諸国と締結した第五番目というふうに御説明があったと思いますが、これらの、たとえばインドだとか、 マラヤ、フィリピン、パキスタン等の同じ種類の条約あるいは協定と比較して、特にインドネシアの場合の特徴的な点はどういうふうに考えればいいですか。
【次の発言】 今の航海条約ですが、航海条約は、フィリピンにはついているわけですね。それから、あとのインドとか、マラヤ、パキスタンにはついていないのですか。それから、なぜ航海条約がインドネシアとの場合には問題にならなかったのか。そこらの事情は……

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今配っていただいた資料についてお尋ねするのですが、よくわからないのですが、賠償による船舶と、賠償引き当てによる船舶の違いを一つ御説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、さっき口頭で御説明の、引き当て借款による十件というのと、今のお話のやっとはどう関係しますか。
【次の発言】 いや、さっき御説明になった賠償引き当て借款十件、これとの関係……。
【次の発言】 そうすると、その船舶の分とあれと合わせて十件で、さっきおっしゃった輸銀八、市銀二というものの内容になるわけですか。
【次の発言】 いや、その引き当て借款十件というやつですね、これは、さっきのお話の船舶が九件と……

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/14、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 活眼をもって池田総理にひとつ御質問をします。  来年度の見通しは、なかなか数字的には言えないというようなことを繰り返し言っておられますが、しかし、方針としては、三十七年度の秋あるいは末に国際収支はバランスするということを目途にやるということをお話になっておると思うのですが、それならば、その秋あるいは末にバランスするということは、三十七年度の年間を通じて国際収支がどういうふうになるというふうにお考えになるのか。しかも私は、秋ごろにバランスさせようとすれば、年間を通じて、総理のしばしば言っておられるように、若干の赤字が出ると思うのです。そのような赤字が出た、その程度の赤字にとめるため……

第39回国会 予算委員会 第8号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。ドミニカの特に漁業移民の問題ですが、一カ月くらい前に、ほうほうさんざんな体で、こじきのようにして帰ってきたのであります。私の郷里の鹿児島県の諸君であります。その諸君の、前からのいろいろな通信、特に帰って参りましてから詳しくいろいろな事情を聞きますと、これは単に外務省の問題だけでなくて、もとは農林大臣の問題だということがあまりにも明瞭なのであります。というのは、農林省のほうから、いろいろな漁業調査と称して――あるいは、したのかもしれませんが、実に非常に楽観的な希望的な報告書を作って、それに基づいて移民を選出をして――全く見込み違いな、ずさんきわまる報告をやり、それに基づいてか……

第39回国会 予算委員会 第9号(1961/10/21、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まことに時間がおくれまして申しわけございません。  実は、きょうの質問をする資料その他の関係で出先に行っておりまして、日本橋に参っておりました。そこから実はかけつけて参った次第でございますが、出先にこちらから御連絡をいただいたのが十一時十五分前でございました。これから予算委員会が始まるから、さっそく来いということで、すぐそれから参りましたら、御承知のとおり、今非常に自動車が混んでおりまして、そして、ことにきょうは雨でございましたので、今ようやく着いた次第でございます。四十五分も自動車がかかりまして、私は、あすこからだと十分ぐらいかかるかと思っておりまして、間に合うと思っておりまし……

第40回国会 外務委員会 第11号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと資料の要求を二、三しておきたいと思います。  一つは、日本が出した終戦処理費、これを毎年度どういうふうに出してきたかということがわかるような数字にして出して下さい、終戦処理費。  それから、戦後のタイと日本との間の輸出入の金額、その輸出入のしりが幾らになったかという状況。  それから赤字が相当たまっていると思うのですけれども、これが為替の上で年々どういうふうにたまってきたかということがはっきりわかるような数字を出していただきたい。  それから、外務委員会で今後この問題を審議する場合には、総理大臣、外務大臣はもちろん出ていただくと思いますが、大蔵大臣もぜひ常に出ていただくよ……

第40回国会 外務委員会 第12号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ガリオア・エロアの処理の問題あるいはタイ特別円の処理の問題についての論議に入るわけでありますが、これらの問題は、たとえば将来返済されるであろう金額について、それを後進国開発の援助のために向けたいというような意向があります。あるいはまた、特にタイに対して特別な政治的な配慮をもってこの処理をやられるというようなことを言っております。これらの問題から考えますと、東南アジアにおける政治的な状況、特によく言われておりますところの東南アジアにおける脅威と緊張の問題、そういう問題が背景になってこれらの処理の問題が考えられておると思いますので、あわせて、本日の議題には国際情勢について論じるという……

第40回国会 外務委員会 第13号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとそれに関連して。そうしますと、例の防衛支持援助というものにも使わないことは保証されていますか。
【次の発言】 防衛支持援助にも使われませんね。

第40回国会 外務委員会 第14号(1962/04/18、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の問題、ごうまつもそういう事実はないという結論だけですが、どういうような調べ方をして、どういうあれだから、そういうあれはないということなんですか。
【次の発言】 ガリオア・エロアについて、政府のほうでは、この債務性を論証する論証の資料としていろいろなものを出しておられるのですが、これらの資料を一応拝見をいたしますと、これはただアメリカ側が債務と考えているということを一方的に主張しているだけであって、日本側がこれに対して債務であるという了承はしていないし、したがって、債務というものは確定をしていないのだというふうに考えていいのですか。まず、その点から。

第40回国会 外務委員会 第15号(1962/04/20、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 内海さんにちょっとお尋ねしますが、この債務は確定債務ではなかった、金額もあいまいだったし、証文もないから、そういう意味では確かに確定債務ではなかったし、かるがゆえに、三分の一なり何なりの減額がされたと、この点はドイツの場合においても同じだったと、こういうような御説明だったように私了解をしたのですが、しかし事実としては、ドイツの場合には金額ははっきりしておる。対独援助総額ははっきりしておる。しかも、この点については今度の日本の場合と違って、両国の間に何ら意見の相違もなくてきまっている。それから証文もちゃんと、日本の場合と違って、初めから債務として証文が取りかわされておる。それにもか……

第40回国会 予算委員会 第21号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。どうも総理なりあるいは企画庁長官は、計画、政策は変更しないのだということを繰り返し言っておられますが、なるほど所得倍増計画はお変えにならないかもしれぬが、計画の真髄は所得倍増、しかもそれは高度成長対策でなければならぬのだということを特に総理は強調をされた。そうして経済審議会の会議では、かりに倍増する場合に年々七・二%でやればいいのだ、大体倍増するのだといったときに、いや高度成長でなければならないからもっと引き上げるべきだと言って、総理は無理に九・二%ですか、九・四%に上げられた。ところが、そういうふうに上げられた結果、実勢はさらにそれをこえて一〇・四%ですか、名目的には一四……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 外務委員会 閉会後第1号(1962/10/31、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。  どうも答えになっていないと思うのです。沖繩は非常な核武装化が行なわれておる。たとえば、エイルズ陸軍次官がアメリカの下院の軍事委員会で答弁したことによっても、沖繩は極東唯一最大の核武装基地であるということを言明しておる。一体そういう状態にあるのに、非常にのんきに、今まで平和が保たれてきたからそれを多とすればいいじゃないかというような答弁で済むとお考えになっているのかどうか。一体大臣は、沖繩における核武装化という問題がどういう状況にあり、どういう程度進んでいるというふうに認識を持っておられるのか。そういう状況にあるにかかわらず、今言ったような答弁でいいとされるのか。私たちか……

第41回国会 外務委員会 閉会後第2号(1962/11/01、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 近くアジア・アフリカ会議、バンドン会議が開かれると思うのですが、これに対して日本側はどういう態度で臨まれるのですか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 アジア・アフリカ会議が開かれるならばこれに参加をするという態度であるように思いますので、この点は非常に多とするものですが、ただその場合に、今もお触れになったように、時期が悪いということをしきりと述べておられるように思うのです。時期が悪いことの理由として、今御説明のありましたように、中印国境紛争があるから、どうも時期が悪いのじゃないかというふうにお話をしておられます。しかし、私たちから見れば、むしろこういう紛争があるからこそ、……

第41回国会 外務委員会 第3号(1962/08/23、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとさっき話がありましたが、大陸――中国との郵便約定の問題、話し合いその他はどの程度おやりになったことがあるのか。今後どういうふうにしようとお考えになっているか。
【次の発言】 現在では、そうすると、その話し合いを北京あるいは東京でやってもいいという空気ですか、どうなんですか日本側としては。

第41回国会 外務委員会 第4号(1962/08/29、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 防衛庁長官に、沖繩の戦略的価値あるいは意義、それをアメリカ側はどういうふうに見ているか、それから日本としてはそれをどういうふうに評価されるか、その点からまずお答え願いたい。
【次の発言】 非常に簡単でよくわからないのですが、禅問答みたいで。  それでは、もっと内容的にお尋ねいたします。  沖繩における現在の兵力配備の状況を、アメリカ軍の兵力配備の状況を御説明願います。
【次の発言】 まずその米軍の兵員、あるいは戦闘機数、あるいは海軍の内容、そういうものはどうなっておりますか。
【次の発言】 沖繩が核武装されているということがよく言われているのですが、それらの点について、どういう状……

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/08/31、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 琉球船舶の国旗掲揚に関する問題は、今もちょっと付加説明があったのですが、日米の間でさらに折衝するということになった。これは、私が質問をしたときには、日米交渉を待つまでもなく、直ちにこの問題についてだけは向こうとかけ合うということを外務当局は通常国会のときに言われたんですよ。その後、この交渉はどいうふうになったか、今どういうことになっているのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私が質問をしたのは前の通常国会のときで、しかも、そのときの御返事には、日米交渉を待つまでもなく直ちにこの問題だけはやりたいのだ、やりますというお話だったんだが、今のお話によると、まだ検討中だし、そ……

第41回国会 懲罰委員会 第1号(1962/08/15、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(佐多忠隆君) それでは、これより委員会を開会いたします。  ちょっとごあいさつをいたします。このたび、はからずも懲罰委員長に選任をされました。私はこういうことについてははなはだふなれでありまして、しかも十二年以上も実は議員生活をやっておるのでありますが。こういう懲罰委員会なんというような委員会があることすら知らないぐらいに無関心でおった委員会に、はからずも委員長をやるということになりましたので、まことにふなれであり微力でございますので、委員会の皆さん方の絶大の御協力をお願いいたしたいと思います。  ただ、この委員会は事の性質上、むしろ働かないことをもって尊しとするという委員会じゃない……

第43回国会 外務委員会 第5号(1963/02/14、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 この日本航空の北回りと南回りを比較して、終点に到着するまでの所要時間、それから航空運賃、そういうものはどういう工合になっておりますか。
【次の発言】 片道ですか。
【次の発言】 この両協定を結ぶにあたって、両国間で問題になった点はどこですか。何か意見が相当違って、歩み寄りに困難をしたとか……。
【次の発言】 附表の内容がどういうふうに問題だったのですか。
【次の発言】 今の問題で、私が数年前にフルシチョフ、ミコヤンとこの問題を話したときには、互恵平等の立場からいって、航空路はハバロフスク―東京間を両国でやるということがちょうど互恵平等になるので、さらにモスクワまでということになる……

第43回国会 外務委員会 第10号(1963/03/07、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 技術導入の過去数年間における件数と、それに支払ったロイアルティ、それからそれの各国別、それはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 今の技術導入の件数、それからロイアルティの金額、それらのものの各国別はどうなっていますか。
【次の発言】 今のそれらの数字を書類にして出してもらいたいのですが。

第43回国会 外務委員会 第19号(1963/05/16、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 新たにソ連が加盟したというのですが、今までなぜ加盟しなかったのか、今度どうして加盟するようになったのか、その辺のいきさつを少し。
【次の発言】 今度の改正で、日本の輸入基準といいますか、それが五〇%から八五%に引き上げられたというのは、どういう理由からこういうふうに引き上げられたのですか。

第43回国会 外務委員会 第27号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 この海外移住事業団は「海外移住機構の抜本的刷新を行なう」ために作るのだ、その結果として、「行政機関は基本方針を定めてこれを指示するにとどめ」るということになった、こういうふうに考えられておりますが、そうすると、この事業団ができた結果として、行政機構、特に外務省とか、農林省とかいうようなところの機構は、相当これに関連しての改革とか簡素化とかいうことが行なわれるのかどうか、その辺はどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 こういう公団の人事の問題で、いつも天下りとか横すべりとかいうような問題が問題になるのですが、また、この移住事業団は普通の公団と違って、今言ったように、……

第43回国会 外務委員会 第31号(1963/07/05、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 コーヒーが最近過剰状態になってきたというのは、需給の関係からいって、どれくらい数量的に過剰の状態にあるのか。それから最近下落の傾向にあるというが、どういうふうな下落の状況を示したのか、その辺を教えていただきたい。
【次の発言】 こういう過剰状態になっておるときに、生産のほうの量の規制、そういうものはやられておるのか、どういう規制方法でやられているのか。
【次の発言】 この提案理由の説明によりますと、「輸出国はさらに生産及び在庫についても協定上規制を受けることとなっております。」、こういうふうに御説明になったのですが、それはどういう態様になっているのか。

第43回国会 外務委員会 第32号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 この条約が結ばれるまで、今までの間で、日本では所得税及び法人税、タイでは所得税、これがどういうふうな状況になっていたのですか。同時に、この条約を結んでからは、これはどういうふうに変わっていくというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今度輸入する豚肉は、どこから入れたのですか。
【次の発言】 ニュージーランドから入れる羊毛は、豪州から入れる羊毛と、性質なり値段なり、どういう相違があるんですか。

第46回国会 外務委員会 閉会後第1号(1964/07/09、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと、いまのお話の日本の態度について御質問しますが、伝えられるところによると、朝海代表は、初めのうちはいろいろな問題についてやたらに留保して、そのために、一般に――特に後進国諸国には不評、ひんしゅくをかった。それで非常に困って日本に帰られて、閣議その他でいろいろお話しになった結果、方針を若干変更されたというようなことが抽象的に伝えられておりますが、これはもっと具体的に言うとどういうことですか。
【次の発言】 国民所得一%の援助の問題ですね。これは日本の実情からいうと、過去数年間どのくらいやっているんですか。それから、今後それを達成することは容易なのか、いつごろをめどにして達成……

第46回国会 外務委員会 閉会後第3号(1964/09/03、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一体この原潜の寄港の問題をアメリカと折衝される場合には、原子炉の安全性の問題はいろいろやられたかと思いますが、ノーチラス型で、しかもそれにはサブロックを装備するのかどうか。ノーチラス型に関連してサブロックの問題を取り上げてアメリカ側と論議、交渉をされたことがあるのかどうか。その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 どうも、それは論議しなかったとおっしゃるのですが、御承知のとおり、国会では去年からしばしばこの問題が論議をされているのですよ。そして中心問題になり、単に原子炉の安全性の問題だけでなく、核戦略に関連するものだとしてわが党はしばしば追及をしたのです。それにかかわらず、それを……

第46回国会 外務委員会 閉会後第4号(1964/09/11、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私は沖繩の問題について外務大臣、総務長官にお尋ねしたい。  まず総務長官にお尋ねしますが、総務長官、ついせんだって沖繩の現地に行かれまして、向こうで現地調査、懇談その他で詳しい最近の事情をおつかみになっていると思いますので、まず、その結果のあらましを御報告願いたい。
【次の発言】 沖繩の大田主席の辞任の問題をめぐって、向こうの政局はかなり混乱をしておるように思うのですが、これらの状態はどうなっているのか、今後どうなると見通してこられたのか、この点についても伺いたい。
【次の発言】 辞表を提出して、それから副主席は辞表を受理され、主席のほうは辞表を受理されないで、そのまま非常な混乱……

第46回国会 外務委員会 第8号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いまの台湾の帰属の問題ですが、御承知のとおり、北京のほうではいわば一つの中国、したがって台湾が別に存在するということはあり得ないのだということを言っているのですが、北京はどういうものを根拠にしてそういう議論をしているとお考えになっておりますか。
【次の発言】 北京のことは非常におきらいなようですから、北京のことはそれじゃこれ以上お聞きしませんが、それなら、非常にお好きな台湾のほうはどういうふうな主張をし、どういう根拠でどういう主張をしているというふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それじゃ、大臣としてはごたごた答弁するのはやめるとおっしゃるならば、事務当局でよろしいが、そう……

第46回国会 外務委員会 第10号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。この問題について外務大臣あるいはこの間本会議で農林大臣も、非常にさりげなく、この問題は解決をしているということを前提にして議論をお進めになっているようですが、非常にこの点が、いま岡田委員も言うように、問題じゃないかと思うのです。と申し上げますのは、今度たびたび向こう側は李ラインのあとには国防ラインを設定をするということを繰り返し言っておるのみならず、ついこの間の政治会談の冒頭のあいさつにおいて、元長官は、韓国は海洋上にも国防上の特殊性を考慮に入れる必要があるので、ということを非常に明瞭に言っておるのですね。これは韓国側が国防ラインを存置をするという意図を持っている、意図して……

第46回国会 外務委員会 第12号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 韓国の、おとといからきのう、きょうにかけての政治情勢が非常に不安なものになってきつつあるようですが、こういうことを私たちは見通したから、これを警戒すべきだということをしばしば申し上げてきたのですが、この問題はあとでお聞きするとして、その前に、大臣が金鍾泌氏に会われたときの、何といいますか、資格といいますか、それはどういう形で外務大臣としてお会いになったのですか。それとも、そうでなくて、何か別な形でお会いになったのですか。それはどうなんですか。
【次の発言】 総理がお会いになるときには、大臣のお話では、党の総裁として会われたということだったのですが、総理の場合はどういう資格でお会い……

第46回国会 外務委員会 第13号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 どうもその点が私たちにはよくわからんのですけれども、赤城・元農務長官の会談というものが、最初は事務当局の会談から政治会談へ移さなければならないということで、赤城・元会談となったと思うのですが、そのときのいきさつを見ましても、どうもまだそういう政治会談に移すべき時期でないのにかかわらず、事務的なレベルから取り上げて、政治会談に移された。そうして、非常に高次の政治会談が行なわれるのだろうと思ってわれわれが見ていたのにかかわらず、その後やられたことは、再び事務レベルの問題、そこの煮詰め方の問題をいたずらに両長官でやっているにすぎないという印象を持たざるを得ないのですね。そういう意味で、……

第46回国会 外務委員会 第14号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 自家稲車一時輸入に関する通関条約が採択されたのは一九五四年、それが発効したのが五七年の末ということになって、その間かなり期間を経過しているのですが、これはどういう事情によるのですか。
【次の発言】 その、正規に批准したのはどういう国ですか。
【次の発言】 昨晩、南漢宸総裁が来日した。総裁は、今後二ヵ月間くらい滞在をして、そうして日本の各方面の方々と意見の交換をしたいということを切望しておるようです。南漢宸氏は、御承知のとおり、中国銀行の総裁であり、中国の国際貿易促進委員会の主席でもあり、経済人として第一等の人物だと思うのです。その人が各方面の方々とお会いしたいと言っておりまして、……

第46回国会 外務委員会 第16号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっといまのあれは……。
【次の発言】 経済開発が積極的に進められているというお話でしたが、どういうふうな状況ですか、オーストラリアにおいて。
【次の発言】 開発計画の今後の進捗に関連して、日本からの輸出で希望の持てるような商品はどういうものですか。
【次の発言】 そういう設備輸出に関連して延べ払いの状況はどうなっているのかという問題と、さらに、一般的に言って、日本からの資本の輸出、あるいは向こうからの資本の輸入、そういう問題がどういうふうになっているか。
【次の発言】 発電機の輸出なんかに関連して、外国との競合する状況ですね、イギリスあるいはアメリカ、あるいは西ドイツ、それと……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今度のOECDの加盟を契機にして、日本の経済政策が大きな政策転換をしなければならないのじゃないか、こういうふうに考えるのです。というのは、OECDの目的は、申し上げるまでもなく、財政金融上の安定を保持しつつ経済成長を達成する、こういうことにあるのです。安定ということが非常に重要な問題になっていると思います。そこで、過去の池田内閣の経済政策が高度成長政策、しかも超高度成長政策で、その点においては池田内閣は、高度成長政策で超高度成長政策になってしまって失敗をして、ここでそれを転換をして、安定を期しつつ成長しなければならないという、いわゆる安定成長に切りかえなければならないと思う。で、……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/24、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 その点にちょっと関連して、同じ問題ですが、先ほどの御答弁によると、積み取り比率が悪くなった原因は、貿易の輸出入が非常に伸びたのに海運がそれについていかなかったということにあるのだというような御答弁だったと思うのです。池田内閣は所得倍増長期計画を持っておられる。したがって、その長期計画の前提としては、貿易が輸出入とも非常に伸びることを予想をして長期計画を立てておられた。それなのに、海運だけがそれについていけなくて、そこにそごを来たしたということになれば、海運政策が非常に怠慢であった。見通しをあやまったとかなんとかいうようなこと以前の問題として、非常に怠慢であって、何ら方策がなかった……

第46回国会 外務委員会 第19号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 この条約批准をすでに済ましている国はどこどこなのかということ。
【次の発言】 何か批准でもめているような国はないですか。
【次の発言】 それから、この条約に西側で調印をしてない主要な国があるのかどうかということ、それから、共産圏で調印をしているのはどことどこなのか。
【次の発言】 それでは、日本の扱いとして、未承認国に対してこういうものに準じて外交官を扱うというようなことはあり得るのかどうか。
【次の発言】 じゃあ、たとえば大陸中国から外交官がパスポートを持ってくる場合がしばしばあるですね。そういう者に対する扱いはどうなりますか。これに準じて扱うというようなことをしているのかどう……

第46回国会 外務委員会 第20号(1964/05/12、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。提案理由の説明のときに、「最近においては、低開発国の関税行政についても積極的な援助を行なっています。」、こういうふうに述べておりますが、どういうふうに援助しておりますか、具体的に御説明願いたい。
【次の発言】 それ以外には。
【次の発言】 ちょっとその前に関連して。  南ベトナムの現存の段階になってアメリカがあらためて二十四カ国か二十五カ国に援助を特別に要請をし出したという背後の事情は、どういうふうに御判断になりますか。
【次の発言】 現在の段階において特に世界二十四カ国に呼びかけたという背後には、非常に深刻な事態があると思うのです。だから、その点をもう少し徹底的に究明……

第46回国会 外務委員会 第21号(1964/05/19、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 本条約は、午前中の質疑でも明らかになりましたように、核兵器の全面的な禁止が一つの目標になっておる。ところが、この核兵器の全面的な禁止という問題がなかなか交渉が進捗をしないのです。そこで私はまず防衛庁長官にお聞きしたいのは、アメリカとソ連の核戦力の現状がどういうふうになっているのか。防衛庁ではどういうふうにそれを観察しておられるのか。それをまず。
【次の発言】 核兵器の保有量がいまちょっと出ましたが、ミサイルのほうの保有量についてはどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 特に極東における核装備の状況、これはアメリカもソ連も両方極東においては装備の状況がどうなっているのか。

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/06/23、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 香港とこの条約との関係はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 マカオは。
【次の発言】 中国大陸はどうなっているのですか。特に生産なり取引の状況。大陸自身はどうなっているのですか。あるいは取り締まりの状況。
【次の発言】 中国大陸での生産の状況なり取引、使用の状況、あれはどういう状況なんです。
【次の発言】 いまの麻薬が医療上あるいは研究上使われている分量と、密輸出入される分量とは、量的にどれくらいの比率になっているものですか。

第46回国会 外務委員会 第24号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 台湾にいらっしゃるというお話ですが、台湾にいらっしゃる場合に、いま中心的な問題はやはり必ず出ると思うのですが、例のニチボーの中共に対するビニロン・プラントの輸出の問題、これに対してはどういう態度をもって向こうと対応されるつもりか。  もう一つは、これは池田内閣がさらに再出発するにしろ、あるいはまただれかほかの方にかわられるにしろ、今度新しく出発される内閣においては、必ずもう日本と中国との間の大使間の直接の交渉というような問題はやらなければならない段階に来ていると思うのですが、そういう点についてはどういう心がまえで向こうとお話をなさるおつもりか、その辺を。

第48回国会 外務委員会 第2号(1965/02/02、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 自民党の副総裁の川島さんが、東南アジア諸国に、総理の特派使節というような形で行かれるとかいうようなことが新聞に出ておりましたが、こういう場合の経費は外務省から出るんですか。外務省から出るとすれば、どの項目から出るんですか。

第48回国会 外務委員会 第12号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとその前に。そうしますと、いまのお話を聞いておりますと、韓国籍を持っている者ならば全部永住権が与えられるということにほかならないと思いますが、どうなんですか、この点は。
【次の発言】 そのとおりですね。そうすると、子々孫々に至るまでという期限の問題は二十五年で切れているだけで、それまでは全部の韓国人が永住権を持つと、こういうことになりますか。
【次の発言】 韓国籍を持つ者は、大体推定で幾らあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、北鮮系の人あるいは中立――どっちにもつかない人、そういう人たちに対する法的地位といいますか、特に処遇、そういうものはどういうことになりますか。

第48回国会 外務委員会 第15号(1965/05/11、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連。現在日本からベトナム、あるいはその周辺の地域に飛行機による哨戒活動が行なわれる。これは一体作戦行動と考えておられるのかどうか。その点はどうですか。
【次の発言】 伝えられるところによると、ベトナムの戦況が現在のように非常に激化しはじめてから、初めて日本の岩国の基地からあの周辺の哨戒活動が始まって、現にひんぱんに行なわれておる。こう言われておるのですが、何かさりげなく、そんなことはないと思いますというようなことですが、これはもっと正確にひとつ調べて御答弁を願いたい。  それから、もしそういうことがあっても、それは戦闘活動ではないとおっしゃるが、いま申し上げたように、現在のよう……

第48回国会 外務委員会 第16号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 西独、韓国、南ベトナム、そういう諸国との郵便の協定はどうなっておりますか。
【次の発言】 そうすると、東独、北鮮、北ベトナム、モンゴール、こういうところとの関係はどうなります。
【次の発言】 次の質問はまず外務省にお尋ねするんですが、中国、いわゆる中共ですね、これと日本との郵便協定の問題は現在どういうふうに行なっておりますか。
【次の発言】 その二国間の郵便協定、これは結んでいい、あるいは結ぶべしといり意見があるのかどうか。
【次の発言】 二国間の協定を結ぶ場合に、中国承認との問題はどうなりますか。
【次の発言】 単なる技術協定あるいは業務協定として郵便協定が結ばれるその可能性が……

第48回国会 外務委員会 第17号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。その熾烈な要望というのはどういうようなことですか。
【次の発言】 米はどうなんです。
【次の発言】 後進国のうちの主要な国々と日本との間の貿易関係の計数的なあれはどうですか。あらましでいい。
【次の発言】 収支のしりのほうだけ、金額でいいです。
【次の発言】 大きなところだけ。
【次の発言】 大体それでいいですが、インドネシアは千二百万ドルということで、フィリピン、インドネシアは非常に低いが……(「単位の間違いじゃないか」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 いま大体輸出入額の差額はおのおのどうなっておりますか、しりは。

第48回国会 外務委員会 第18号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとそれに関連して。いまの問題ですが、さっきちょっとお触れになったようですが、安保理事会と平和集会との問題ですね。この問題が、いま国連憲章の改定の問題として重要な問題になるのじゃないですか。それはどうですか。
【次の発言】 平和統合といいますか。
【次の発言】 そうそう。
【次の発言】 それに関連して。  私は本会議でその問題を質問をしたのですが、椎名外相は第十九回の国連総会の演説で、「国連を強化するため、現実に則して憲章を全面的に再検討することもわれわれの重要な課題である。」、「国連創設二十周年を控えたいまこそ、憲章の再審議を真剣に考慮すべき好機といえよう。」ということを非……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1966/06/03、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず、宇宙開発の現状について、特にアメリカとソ連の現状のあらましを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 日本のやつはあとで聞きます。まず米ソ。
【次の発言】 国連における宇宙開発の研究の状況はどうですか。
【次の発言】 一般的な科学技術小委員会でやっているものがあるのじゃないですか。
【次の発言】 企画庁長官のほうに時間の御都合があるらしいですから、少し問題をあとに残しまして、長官のほうにお尋ねしますが、宇宙開発のステーションが鹿児島県の種子島にできることになりました。その種子島は、申し上げるまでもなく離島振興計画の中に入って、振興計画をいろいろおやりになっておると思いますが……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 新聞の伝えるところによれば、モンゴールとの間に国交を回復する準備をしておられるというようなことが伝えられておりましたが、どうなんですか。
【次の発言】 特に墓参団を派遣するとかあるいは生存者を調べてもらうとかいうような意味において、政治的な交渉が必要になっているんじゃないですか。
【次の発言】 アメリカがモンゴールに対してはどういう関係なり態度をとっているのですか。
【次の発言】 そうすると、日本と同じように、事実上の承認はしているけれどもそういう国交はいまだ回復していない、こういう状態ですか。
【次の発言】 現実にはどういう状態にあるのですか。

第51回国会 外務委員会 第8号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。  アメリカでは、マンスフィールド上院議員が、ベトナム問題をめぐって関係諸国の間で和平会議を開いたらどうか、日本あるいはビルマが適当だと思うというような提案をして、追っかけて、政府はその提案を受けて、日本に何らかの仲介をしてほしいという申し出をしたというふうなことが伝えられておりますが、その辺の事情はどうなっておりますか。

第51回国会 外務委員会 第9号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いまあげられた軍縮に関する国連の諸決議、それを資料としてひとつ出していただきたいと思います。
【次の発言】 それから、先ほど大臣は、拡散防止の問題について、大国――核保有国に対しても一定の義務、制約を負わすような主張を日本は主張しているのだと、それを一体どういうふうにあらわすかというような問題は、技術的な問題でいま考えていないというようなお話であったのですけれども、もうすでに拡散防止条約の案は、ソ連でも、アメリカでも、りっぱなものができ上がっている、向こうでは。したがって、それに対してさらに日本の意向をどう反映するかということを反映させるためには、それを具体的にどういう手続によっ……

第51回国会 外務委員会 第11号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほど外務大臣のお話にちょっと出たんですが、バンコックにおける準備会談のときに日本側の提言を云々とおっしゃいましたが、その日本側の提言というのはどういうことなんですか。
【次の発言】 その点についてもう少し具体的に詳しく、どういう訓令を出されたのか、これは局長でけっこうですが、お願いします。

第51回国会 外務委員会 第12号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 中国の問題が最近とみに重要になりつつありますので、この問題についていろいろお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、アジア公館長会議で、特にきのうの会議あたりでは中国問題が中心議題になったようですが、大臣としては、中国の現在の問題をどう認識しておられるか。それから、中国に対する態度を今後どういうふうに持っていこうとしておられるか、まず、その点からお聞きしたい。
【次の発言】 アジア局長にお尋ねしますが、昨日いろいろな方の、中国認識、対策でいろいろお話があったようだし、最終的には意見の一致を見たというふうに報ぜられておりますが、どういう意見があり、どういう点で意見が一致したか、御説……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 わが国がアジア諸国に経済協力として出している金額――一九六〇年以降の大体の金額を教えてください。
【次の発言】 そうしますと、総額は六〇年以降はどうなっておりますか。六五年までもうわかっているでしょう。――私が調べたのでは、六一年が三億七千百万ドル、六二年が二億八千二百万ドル、六三年が二億六千五百万ドル、六四年が二億四千五百万ドル、六五年が四億一千四百万ドル。で、これを国民所得との比率において出しますと、六一年が一%、六二年が〇・六六%、六三年が〇・五四%、六四年が〇・四五%、六五年が〇・六三%、こういう実績になっておる。ここからうかがえることは、六五年度を別とすると、六一年度か……

第51回国会 外務委員会 第16号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 中国は一つであるという考え方と、いや中国は二つである、あるいは一つの中国一つの台湾という形でなければ今後の中国政策は解決ができないというような意見があるようですが、現在政府としてはこの問題に対してどういう態度をとっておられるか。
【次の発言】 佐藤総理は、しかし、中国は二つであるという考え方はとらないのだ、一つであるということを明言をされているようですが、その点は外務大臣の見解とは違うのですか。
【次の発言】 しかし、中国は一つだということを、総理は明言をしておられる。しかも、中国は一つであるということの前提に立って台湾政府を認め、さらには、本土の中国は認めないというような重要事……

第51回国会 予算委員会 第7号(1966/02/22、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと関連。不用資産の処理ということを言われますが、いただいた資料によると、三十九億の資産充当という項目がありますが、それが大体すでに不用資産の充用は、ここで計上され尽くしているのではないかと思う。それ以上にさらに六十億なり八十億をまかなえるものがあると言われるのかどうか、それが第一点。  それから第二は、これは大蔵大臣と国鉄総裁との答弁の食い違いですが、国鉄の総裁は増収をもってまかなう、こう言っておられますが、それならば一月、二月、三月の大体収入予想を立てておられると思いますが、それらをどういうふうに数学的に、どれくらいどういう方法で引き上げてそれに充当するというお考えなのか……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/03/07、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一昨日は、またまた大きな航空機の事故が起こりまして、日本国民は非常なショックを受けております。私は日本社会党を代表して、去る五日、富士山麓で起こったイギリスのB ○AC航空機の事故による百二十四名の遭難者に対して、心から冥福を祈るとともに、遺族の方々に深甚な弔意を表します。  過ぐる二月四日には、全日空のボーイング727型機が東京湾に墜落をしました。一カ月たって三月四日には、カナダ航空のダグラスDC8型が羽田空港で大事故を起こし、その翌日には、いま申し上げましたBOACの飛行機が墜落する等、世界的にも全く類のないような三大事故に直面をいたしました。この三たびの大事故に直面をして、……

第52回国会 外務委員会 第2号(1966/07/15、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 この協定には「アジア及び極東の地域」ということばが繰り返し述べられているんですが、「アジア及び極東の地域」というのは、正確に言ってどういうところですか。
【次の発言】 その「アジア及び極東」という、「及び極東」と、こうわざわざ断わっているんですが、これはアジアの中ではないんですか。あるいはアジアの中であるにかかわらず、もう一ぺん「及び極東」と言ったのは、何か意味があるんじゃないですか。
【次の発言】 そうすると、「極大」というのは、アジアの中にあって特に重要であるからとかなんとかいう意味で「及び極東」と繰り返しているんですか。アジア外であって、アジアと極東と、こう書いてあるんです……

第52回国会 決算委員会 閉会後第1号(1966/08/30、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 防衛庁長官にお尋ねしたいのですが、第三次防衛整備計画の問題が、前の臨時国会でもいろいろ問題になりまして、あるいはこの六月中に大体の政府の統一的な見解がきまるだろう、あるいは少なくとも内閣改造前にきまるだろうというようなことが伝えられたのですが、そういうことがなくて今日にまでそういう具体的な審議なり、決定がなされないままに推移しているのではないかと思うのです。そこでお聞きしたいのは、この三次防に対する心がまえです。それから取り扱い、そういうものをどういうふうにやろうとしておられるのか、新しい大臣に一応の御説明を願いたい。
【次の発言】 防衛庁当局の原案はすでにでき上がっておる。それ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第10号(1967/06/30、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 アメリカで問題になっておりますプライス法改正、これの背景あるいは法改正が何を目的にしているか、それから、いままでにどういう扱い方をされているのか、それらについて御報告願います。
【次の発言】 そうすると、プライス法の旧法――改正されない前のものだと、年千二百万ドルを最高限として援助するということになるわけですね。
【次の発言】 ところが、この一九六八年度の予算によると、あなたのほうからお出しになった資料によると、千六百六十六万八千ドル、こういうことになっているのですね。もうこの限度をすでに越えているわけですが、これはどういうことですか。

第55回国会 外務委員会 第7号(1967/05/30、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いま一つ。バンコクとパリ在留邦人の激増によって領事事務が急激に増加したと、こう書いてありますが、この二、三年来、どういうふうに激増しておるのですか。
【次の発言】 最近日本では牛肉、馬肉その他肉類が非常に不足していて、外国からの輸入を必要としていると思いますが、その場合に、アルゼンティンの肉は安くて非常にうまいと、向こうの連中が非常に得意になって宣伝しているのですが、それにもかかわらず日本は買ってくれない。何とかいう病菌を持っているとか、いないとかということでやむを得ないとか言っておるけれども、それはもはやそういうおそれはないのだ、その点をもう少し積極的に調査して打開してもらえな……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 外務大臣はきのうアラブ七カ国の大使と会談をされたようですが、その会談の模様をお話し願いたい。
【次の発言】 国連の安保理事会の即時停戦の決議、これを早く受諾しろということを勧奨されたようですが、あの決議がなされて以後、アラブ諸国、あるいはイスラエルがこれに対してどう対応をしつつあると見ておられますか。
【次の発言】 そういう状況で、即時停戦の決議というのはなかなかうまくいかないようなおそれもあるんですが、まあ、それはそれとして、いまおっしゃったように、期限つきの停戦の決議も出ていることでありますから、これらがまあ今後どういうふうに展開をすると見通されるか。特に即時停戦は平和回復へ……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日ソの文化協定についてですが、この文化協定については、これまで外務省当局は何か非常に消極的だったように思うんですが、しかるに、先般川島正次郎氏が特使として行かれた場合に、向こうの首脳部との会談の席上この問題を出されて、向こうもそれに対しては大いに乗り気だったというような返事だったというふうに伝えられておりますが、これに対しては大臣はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 政府間で文化交流を積極的にいろいろ進めようということを考え、主張されながら、さらに一歩進んで文化協定にまで問題が至らないのは、何か理由なり事情があるんですか。

第55回国会 外務委員会 第13号(1967/06/22、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。さきの総会において、穀物協定については、日本が協定のワク外で、しかも、穀物以外のもので援助をするということに大体各国の了解ができたというふうな報告を受けていたのですが、きのう、きょうの新聞によると、特にアメリカの主張は、いや、それを了承しているのじゃないんだ、したがって、原則に従って日本も対処してほしいというようなことを非常に強調しているように見えますが、総会のときの態度は一体了承されたのですか、されないのですか。

第55回国会 外務委員会 第15号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 先ほど外務大臣は、一九七〇年に特別なアクセントを置きたくないという御答弁でしたが、そのことは、安保条約の自動的延長ということを前提にしてお答えになったのかどうか、その点を御説明願いたい。
【次の発言】 それから、総理が韓国を訪問されるときに、ハンフリー副大統領ともお話し合いがあるというふうに伝えられておりますが、これはどういう問題を中心にして話し合いをされるのか。ただ単に儀礼的なものなのかどうか。それからもう一つは、国府からも参加があると思いますが、これも会われる予定があるのかどうか、会うとすればどういうことを問題にされるのか。

第55回国会 外務委員会 第16号(1967/07/04、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 油のこの条約の署名のところに、「受諾を条件として」というのと「批准を条件として」というのがありますが、これはどう違うのですか、受諾と批准。
【次の発言】 批准と受諾というのは、日本の場合においてはどう違うのですか。はっきりしないのだが、正確に……。
【次の発言】 そうすると、受諾の場合は、国会もそれを認める必要はないのですか。政府だけでいいのですか。その点はどうなんですか。
【次の発言】 一九五四年会議には日本が参加をして署名したわけですね。それでもって受諾はしてないのですか、どうなんですか。
【次の発言】 そうすると、国会が通ってあれすれば、それは受諾ということになるのですか、……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それは収益ですか、運賃収入ですか。
【次の発言】 おかしいね、共同運航をやっていて、数字が出ないというのは。
【次の発言】 この条約の附表にあげられている路線ですね。これはまああげられているのですが、現実に現在運航している路線はどことどこですか、地点。
【次の発言】 現実に行なわれている路線の運送量――といいますかね――は、どれぐらいの実績があるのですか。
【次の発言】 それから、さっき出たその以遠の問題ですがね。以遠の問題では、いま考えられる以遠の地点というのはどういうところなんですか。
【次の発言】 考えるほどのあれもない・・・。

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一つだけここで問題になるのは、この国家と他の国家の国民との間の投資紛争ということになるわけですが、そうすると、民間投資で紛争が出てきた場合、投資する主体は民間であるにかかわらず、それが国家と他の国家の国民との紛争になるというのはどういう場合ですか。
【次の発言】 投資の主体が民間個人、国民でありながら、国家がその紛争の当事者に出てくるというのは、具体的にどういう場合なんですか。
【次の発言】 そうすると、そういう場合には、投資主体の個人あるいは私人がその紛争の解決を国家に頼んで、そうして国家が出てくるということになりますか。そういうことなしにでも、国家が当然に出てくるというような……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第3号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いま総理は、沖繩の施政権を返すということについては日米両方原則的には意見が一致している、ただし、沖繩における軍事基地の問題についてはどうもいまのところは意見が合わないので、というような御答弁であったと思います。基地に関するそのアメリカの主張、それから日本の主張、その差違はどういう点にあるのですか。
【次の発言】 さきのお話では、この間の論議のときに、両方が違ったので合意に達しなかったのだというふうにわれわれには聞こえる。あの前後の新聞の記事から見ると、そうとしか思われないので、日本の意見とアメリカの意見とはどう違ったのだということをお尋ねしているわけです。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第7号(1968/04/05、7期、日本社会党)

○佐多忠隆君 いまの御説明によりますと、これは昭和四十二年度の予算でも若干計上されているのですが、四十二年度、四十三年度、おのおの幾らになっているのか。
【次の発言】 そうすると、昭和四十二年度予算に基づいて、すでに工事なりなんなりに着手し始めていたのかどうか。
【次の発言】 そうすると、昭和四十二年度において、すでに若干の設備なりなんなりができていたとすれば、これを譲渡する特別な法案というのは、そのときに同時に出されていなければならないのじゃないかと思うのですが、四十二年度にはそういう問題が起こらないで、四十三年度になって初めてこの法律を提案する理由が出てきたというのはどういう事情なんですか……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会金融政策並びに制度に関する小委員会 閉会後第3号(1950/10/02、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 全国平均規模のこの数字がちよつと消えているのですが、一組合当りに貯金額は幾らですか。
【次の発言】 役員の選挙方法で、今おつしやつたような弊害を除くには、もつと具体的に言うと、どういうことですか。
【次の発言】 預金部の預かりが十八億六千万円というのは、どういうふうに区別して、期間的に言つていついつというような御記憶がありますか。
【次の発言】 今まで政府から出したのは、どのくらいに分けて出したのですか。
【次の発言】 それはどういうふうに分けて出したのですか、去年の暮からずつと分けて出しましたね。
【次の発言】 それからもう一つ、これ以外に府県その他の地方自治団体の預託金という……

第8回国会 大蔵委員会租税行政に関する小委員会 閉会後第2号(1950/10/04、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 物品税の改正案の実施は来年一月一日からですか。
【次の発言】 それから酒はいつからですか。
【次の発言】 この所得税の軽減ですが、シヤウプの案によつた場合には幾ら減になり、それから今度政府でお決めになつた案によれば十五万円以上ですか、二十万円から三十万の辺を下げる場合ではどのくらいになるのか、その両方の減税額の比較はどのくらいになるのでございますか。
【次の発言】 物品税の問題ですが、今までの税率を一律に引下げるのか、そこにいろいろ不均衝がありますね、類別その他についても相当改正をしにおりますか。
【次の発言】 例えば具体的にいうと、蓄音器とレコードというようなものがありますね、……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 市町村民税について二三点お尋ねしたいのでありますが、先程藤野委員も述べられましたように、市町村民税は昭和二十五年度は五百七十五億、二十六年、二十七年になりますと四百六十億というふうに減少して参つておりますが、どういう原因で減少しているのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、先程岩間委員も触れたのでございますが、前年度の所得税額を基準にするということになりますと、その後いろいろな事情の変更その他があり、現在のように非常に激変する時代においてはこういうやり方がいいかどうかということに、いろいろ疑問はあると思いますけれども、事実上どうしてもそれ以外に方法がないとなれば、これは方法……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 総理の施政方針演説、或いは岡野国務大臣の提案理由の説明によりますと、地方税改正の目標は地方自治の確立であり、その前提條件をなすものが地方財政の強化であるという説明であつたのでありますが、シヤウプ勧告の報告書によりますというと、更に地方財政の強化のためにはその前提條件として地方の財力、地方の経済力が増強されていることが必要であるということを申していると記憶いたしておるのでありまするが、然らば政府は現在ああいう、大掛りな地方財政の強化をおやりになるのにふさわしく地方の財力なり、経済力が増強されておるかどうか。私たちが地方において経験するところは、むしろ逆に、この一、二年の間に地方の財……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 地方税法案におきまして附加価値税を設けるために、殊に県に設けるために、各事業の租税の負担に急激な変更を加えることになると思うのですが、この変更を緩和するような方策は、どういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 特例を設けた以外の一般の事業についても非常な激変があると思うのですが、その激変はそのままで耐え得るというふうにお考えになつておるのですか。
【次の発言】 固定資産税の方に移りますが、固定資産税における課税の客体の時価算出に用いる倍率、いわゆる十地、家屋賃貸価格の九百倍というふうにお考えになつておると思うのですが、これは又何としても評価基準を引下げるということは一……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 そうすると、その利子負担は追加予算その他の形でやるつもりでございますか。

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 只今の日本銀行総裁の説明によりますと、二十四年度はインフレ收束をするために財政的に相当の緊縮が行われるので、金融的な調整をやつて、それで大体ディス・インフレの線に持つて行きたい方針でやつたところが、二十五年になると事態は変つて来ているのであるから、インフレ收束の問題は勿論やるが、而もそれを緩和するディス・インフレの操作も財政自身でやるべきだというようなお話だと承つたのでございますが、この点に関しまして、今年の四月、五月あたりは財政自身で措置すべきであつたに拘わらず、非常な引揚超過になつたために、日本銀行は依然としてこれを金融で調整する方策をお採りになつていると思うのですが、その後……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第1号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私の質問は非常に具体的な数字に亘つてつき合わしての問題になりますので、先ず資料の提出をお願いして、その上で、先ほど同僚委員から増田大臣のほうへの資料の提出要求もございますので、それが出た上で改めて両者をつき合わして田中知事にも併せて質問をすることを留保して置いて頂きたい。それでただ私はここでは田中知事に対する資料の提出だけを要求して置きたいと思います。
【次の発言】 できるだけそういたしますが、ただ問題は両者の数字の問題になりまして、つき合わして見てかなり違つているところがあるのじやないかと思いますので、その上で更に質問をすることをお許しを願いたい。

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちよつと議事進行について……。今総理の出席が今日できないというお話でございましたが、委員長申合せのときに、総理には是非一遍出て頂きたいというようなことになつておつたと思いますので、或いはそれでは明日でも出て頂いて更に続行することになるのですか。
【次の発言】 その点は今朝の申合せでは、総理が御出席下されるのを前提に今日打切るというようなお話のようだつたと思うのですが、成るべくそういうふうに御期待に副うように計いたいということで申合せたと思うのですが、全然今日はできないということになれど、是非後刻で結構だと思いますが、もう一遍委員長さんがたがお打合せ下さいまして、その点を更にどう扱……

第10回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○佐多忠隆君 そうしますと二十五年度の実はこれは切落されたのですが、二十五年度どういう措置で実際には支給されたのでしよか。
【次の発言】 ちよつとさつきの点に関連して、今のは府県分でもわかつておりませんか。
【次の発言】 それに対して大蔵省のほうではそういう事実を御調査になつたのかどうか、それからそういう事実であるにかかわらずこれでやはりやるべきだという判断をされておるのはどういう理由に基くのか、大蔵省のほうの御所見を伺います。
【次の発言】 一応。
【次の発言】 その資料を至急に文書にしてお出し願いたいのですが、そうしますと半月分或いは半月分以上に出しているところは問題はないのですが、そのお……

第15回国会 通商産業・大蔵連合委員会 第1号(1953/02/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今のと関連して、その問題は発議者において一遍統一した意見を御提示願いたいと思いますが。


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。具体的にもう少し御説明にならなければ了承ができないと言つておるのですから、一つ具体的に御説明を願いたいと思います。そちらからお出しになつている例えば人員の増強にしても制服二万その他八千七百、合せて二万八千七百の陸上自衛隊を作る、海上は両方合せて五千七百四人にする、航空は七千七百六十五人にすると、人員については具体的に極めて明瞭に出している。更にそれを議するためのいろいろな、MSAに規定する小銃であるとか、機関銃であるとか、機関砲であるとか、ロケットランチャー、迫撃砲等々を非常に具体的に出しておられる。これは具体的にどういう侵略の危険があり、どういう対処の仕方をしなければ……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第3号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。そうすると今の御説明を聞いていると、自衛のためには戦争はできない。それから交戦権は自衛のためといえども放棄している。これは明瞭ですね。先ずそれから……、これは明瞭ですね。
【次の発言】 それじやその次に、自衛のための武力行使はできるんですか、できないんですか。
【次の発言】 それは吉田総理の意見だと思つていいですね。
【次の発言】 今日においてはというのが少し曲者ですね。(笑声)併し曾つては吉田総理は、日本は戦争を放棄し、軍備を放棄したのであるから、武力によらざる自衛権はあると、外交その他の手段で以て国家を自衛する、守るという権利は無論あると思います。そこで、ここでは自……

第19回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1954/03/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際労働機関憲章の附属書の中に国際労働機関の目的に関する宣言が付いておりまして、その宣言の三に「総会は、次のことを達成するための計画を世界の諸国間において促進する国際労働機関の厳粛な義務を承認する」として、「(a)完全雇用及び生活水準の向上」から「(j)教育及び職業における機会均等の保障」に至るまで非常にたくさんな広範にわたるいろいろな達成すべき目的を挙げておりますが、日本において特に国際的な比較においてこういう条項がどの程度達せられている現状であるか。それから未達成であるとすれば、それをどういう計画方策によつてどういう機関にわたつて達成をされようとしておられるか。それらの点につ……

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この法律によつて軍機保護法に類するものができて来たんじやないかという感じを持つんです。というのは我が国は憲法で軍備をすることを禁ぜられている、従つて現在では諸外国にはあるところの軍機保護法なり、国防保宏法というようなものを国内に持つてない。ところが今度の相互防衛援助協定を結んだために軍備を持つことになり、それに関連をして軍機保護法に類するものとしてこの秘密保護法案ができて来たというふうにしか考えられないんですが、その点は長官はどういうふうに考えておられますか。
【次の発言】 そうすると、軍機保護法との根本的な本質的な相違は、軍機一般でなくて、アメリカから供与される武器の秘密に限定……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 保安庁関係の経費、予算現額とそれから支払済額、それから年度現在までの支払済額、それから年度中の支払済予定の額等をもう少しわかるような表もついでに一緒に御提出願いたい。

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○担当委員外委員(佐多忠隆君) 高等学校の生徒の育英資金に関する件でありますが、非常に細かい問題ですが、実は鹿児島県の奄美大島の高等学校ですが、あそこには大島高等学校、名瀬高等学校、大島実業高等学校、古仁屋高等学校、徳之島高等学校、喜界高等学校、永良部高等学校、名瀬女子高等学校等々の高等学校がありまして、それに対しまして大体五千人ぐらいの生徒がいると思うのです。ところが文部省の予算によりますと、これまで大体高等学校生徒百人に対して三人くらいの割合だつたと思いますが、育英資金が月に一人当り七百円くらいで出ているのじやないか。ところが奄美大島は御承知の通り昨年末に日本に復帰をして参りましたので、こ……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 経済六ヵ年計画の完全雇用の問題ですが、御説明で半失業が六百万なり七百万というようなものがいる場合に、この問題が考えられていないというようなお話であったと思いますが、これはおっしゃる通りに、この計画では、たとえば三十二年度に五十五万三千、それから三十五年度に四十三万五千というような完全失業者を認めて、その程度の減少を計画しているにすぎない。このことは、裏を返して言えば、その間に増加する労働人口は一応吸収はするが、現在存在している半失業の吸収ということまでは及ばないのみならず、完全失業者も十何万を減少するにすぎないのだということを数学的に示しているにすぎないと思うのですが、これは計画……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○主査(佐多忠隆君) 皆さんの御推薦と佐藤さんの御指名によりまして、主査をやらしていただくことになったのでございますが、元来非常にふつつかでございます。それに非常にふなれであります。質問をやる方はやりますが、どうも質問をまとめる方は非常にふなれでございますので、うまくやれるかどうか危惧をいたしておりますが、幸いにして皆さん方の御協力によりまして大過なくやりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  審査に入ります前に、議事の進め方につきましてお諮りをいたします。  当分科会は昭和三十年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算中、農林省、運輸省、建設省の所管について審査を……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○主査(佐多忠隆君) ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。  まず昭和三十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中運輸省所管の部を議題に供します。本件につきまして政府より説明を聴取いたします。
【次の発言】 これより質疑に入ります。御質疑のおありの方は御発言願います。
【次の発言】 ちょっと私から申し上げますが、衆議院の方で議運から運輸大臣をちょっと回してもらいたいと要求されておりますので、十分くらいで済むそうですから、一応向うに渡すことにいたしたいと思います。それでは……。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――御質疑がないようですから、運輸省所管について……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の御報告で、現在の編成様式の予算はすでに行き詰まっておる、大きな手を打って新しい何か構想を考えるべきじゃないかというようなお話でありまするが、その点全く同感なんですが、それならばその大きな手を打つとか、あるいは新しい構想というようなものをほぼどういうふうにお考えになっておるか、あるいはそういうことを考える場合の問題点を、どういうものを問題点とすべきだとお考えになっておるか、その辺ちょっとお尋ねをしたわけであります。

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 大蔵省から配布されている予算の説明の外務省分六十四億九千万円と出ているのですが、今の御説明によりますと六十五億三千万円ですが、この相違はどういうところから出ているのですか。これはむしろ大蔵省に説明願った方がいいと思うのですが。
【次の発言】 昭和三十一年度予算の説明、例のあの予算説明書であります。それの雑件の各省別が出ているのですが。
【次の発言】 ちょっと今のそれに関連して。そうしたら、ただ一本で出されているので非常に疑問になるのですが、実績として前年度二億幾らですかのものが、大体大まかにどういうふうに区分けして使われたのか、それからさらに、それを二十億にふやす、要求として二十……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょと、今の警備艦というのは、先の二万五千トンの内訳ですか。
【次の発言】 今のそれに関連してですが、よく武力攻撃があった場合にはとか、あるいは直接侵略があった場合には、それに対応するものとしてそういう自衛の態勢を固めるんだというお話ですが、そういう武力攻撃あるいは直接侵略というようなものがどういう戦略的な、あるいは戦術的な態様で来るということを想定し、それに対応してどういうふうな防衛の仕方をし、特に海上自衛隊の防衛方式としてはどういうふうしに、そういう面から今追及されておる艦種別その他がどういうふうな配備がなされるというふうに考えておられるのか。その辺をもう少し具体的に一ただ一……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと一つだけ……。三十二年度の物価の趨勢をどういうふうにお考えになるか、ちょっとお触れになりましたが、もう少しその点をはっきり御説明を願いたいと思うのですと。いうのは、政府の計画によりますと、三十一年度は卸売物価が六〇%上っておる、それからCPIが一・二%上っておる、それに比べて三十二年度は、見通しとして、卸売物価が二・六%、CPIが〇・四%の騰貴にとどまるであろう、あるいはそこにとどめなければならないという計画になっておるのですが、今までのお話によると、なかなかそんなものではなく、昨年度の物価騰貴よりも高いものが現われてくるだろうというようなことになるのじゃないかと思います……

第26回国会 予算委員会公聴会 第2号(1957/03/16、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 一点お尋ねしたいのは、今、科学技術の振興に関して原子力関係のお話がございましたが、科学技術振興については、今度の予算では、昨年十五億足らずであったものを六十億に増加をいたす、これは政府の予算としては、倍率から見れば非常に思い切った増額のように考えるのですが、しかし今のお話では、なかなか足りないというお話でありましたが、あなたからごらんになって、原子力関係費、科学技術の振興、これはどれくらいあったらもっとよいのだというようなお気持かどうかということが第一点。  第二点は、最近防衛産業のいろいろな注文が出て参りつつあるのじゃないかというように思いますが、しかし今の日本、昨年から今年に……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私はほんとうに簡単に一問か、二問ですから。
【次の発言】 ちょっと一、二点簡単にお聞きしておきたいのですが、予算によりますと、去年千二億であったやつが今年は千十億、従って防衛庁経費は、この予算に関する限りは一応増勢がストップしていると見ていると思うのです。これはここ数年の過去の形勢から言えば、漸増の名のもとに相当多額に毎年増加してきた。百五十億とか、去年は百三十億くらいでしょうが、ずっと増勢をたどってきたにかかわらず、今年だけはストップした。そこでこのストップがどういう意味を持つかという問題を一つお聞きしたのいです。ということは、これはストップさして、今後とも大体このストップの傾……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日中貿易を中心にして二、三お聞きしたいと思いますが、すわったまま御質問いたしますから、どうぞお答えになる方もすわったままで答えていただきたい。  まず第一点、大臣にお尋ねしたいのですが、中共貿易に対してアメリカがどういう態度、気持を持っておるかということ、特にバミューダ会談でマクミラン首相とアイゼンハワー、あるいは両国外務大臣の間で、この問題がどういうふうに扱われたか、その結果がどういうことになったと大臣の方では推測しておられるか。それからその後アメリカの態度はどういうふうに変りつつあるか、そこいらをどういうふうに見ておられるか、その辺を一つ。

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○担当委員外委員(佐多忠隆君) 日銀総裁にお尋ねしたい。先日おいでを願って、現在の日本の経済状態、特に景気観測、不景気の局面、不況の見通しというような問題を一般的に御説明を願ったのでありますが、その場合に、やはり意見が完全に一致しているようでもあり、あるいは違っているようでもあり、というのは、総裁の考え方と大蔵大臣の考え方との間に、若干の相違なり、あるいは大まかには一致しているかと思いますが、そこらではっきりしない点がありますので、その点特にもう少し明瞭にしていただきたいと思うのです。ということは、一番の問題はやはり今後の国際収支の見通しをどういうふうに考えるかという点が、一つの見方の相違の因……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと、関連。今のインドの鉄鉱石の開発の問題ですが、ルールケラーの鉱山開発、これは今度の協定によると、開発資金八百万ドル、これを現物出資するというような形の話のように思うのです。これは例の百八十億協力の問題ですね、この資金と今のこの開発資金八百万ドルとは、どういう関連として考えておられますか。
【次の発言】 そうすると、五千万ドル、百八十億の計画は、この間から聞いておるところによると、大体三ヵ年くらいで出す。初年度は五十億程度のものを出すというようなお話だったと思うのですが、この五十億の経済協力は、それ以外の問題を考えておられて、五十億以外に、開発資金八百万ドルのこれは何年計画……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それでは鉄の問題を少しきのうの続きで伺います。きのう鉄鉱石の問題はいろいろお聞きしたのですが、ところが、鉄鉱石の問題は、きょうは偶然各新聞が相当詳しく、私の質問と関連なしに、私がお聞きしようと思っていた問題を相当みんな大きく扱っておりますので、まあ大体わかったような気がするのですが、そこで今度は、問題は、鉄鉱石の問題よりも問題は粘結炭の問題だと思うのですが、粘結炭の問題をきのう若干お聞きしたのですけれども、これをもう少し今鉄鋼業の諸君が考えているような、きょうそして発表されているような、鉄鉱石に関連する長期のああいう対策と照応するような石炭に対する対策、特に鉄鉱石においてすらアメ……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいまの先生のお説は非常に興味深く拝聴いたしたのですが、ちょっとお聞きしたいのは、先生のお説の租税限界函数という考えから見まして、昭和三十四年までの間に、各年度ごとにどれぐらいの自然増収があったというふうに、各年度ごとに、三十二年度だけでなくて、どういうふうに御計算になったか。もしその数字があればお示しを願いたい。ということは、現実にはそれだけ取っておりませんから、だからその数字を知りたいことと、それからもう一つは、そういうふうな先生のお説からいえば、自然増収がそれだけあったにかかわらず現実には過去において取っていない。従ってそれは増収可能なものを取らないで逃がしていることにな……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1960/03/23、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 問題になりましたこのターターについてちょっとお尋ねしたいのですが、まずターターの性能その他について一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 このターターを買い入れるというのですが、これは何ですか、一機を買い入れるのですか、それを何に装備しようとしているのですか。それから、その総額、ターターの総額は一体どのくらいになるのですか。
【次の発言】 どうも、その総額がわからないのに、日本の分担額だけがわかる、明瞭だというのは、どういうことなんですか。そこのところがよくわからないのですがね。
【次の発言】 どうもそこのところが、総額がわからないのに日本側の分担額だけが確定をし、しかも三十四年度……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 高橋先生にひとつお尋ねしたいと思います。先生のお話で、たとえば自動車産業でいろいろなメーカーがおのおの一つの単位の製造をして、これが非常に不合理だから、各メーカーが一緒になって分業を合理的にやったらもっといいんじゃないか、少なくとも国際競争力を増すのじゃないかというふうな意見があったというお話ですが、もしそういうことにするとすれば、これは産業の再編成と申しますか、経済の再編成につながる問題でありまして、財閥であるとか、あるいは資本系列の一つのグループ、そういうものを解体をしてしまって、財閥その他を解体をしてしまって、もっと次元の高い一つの産業体といいますか、企業体、そういうものを……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○佐多忠隆君 豚の問題についてちょっとお聞きしたいと思います。政府は農業基本法によって新しい成長的な選択拡大を重要な問題として、家畜特に豚の増産を奨励されたのでありますが、結果は、最近において、特に去年末からの価格が暴落をして、さらに二月大暴落をするというような情勢になって、農家は非常に困惑をいたし、将来の見通しがつかないというような状態に当面をいたしております。最近のこの豚の価格の暴落の状況、特に最近の暴落した原因、今後これはどういうふうに推移するであろうか、それに対して政府はどういう措置をとろうとしておられるか、一応概要をお説明願  いたい。


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 エネルギー対策特別委員会、商工委員会連合審査会 閉会後第1号(1962/10/22、6期、日本社会党)

○佐多忠隆君 どうも時間がないそうで、簡単に御質問いたしますが、この答申案の中にある石炭鉱業審議会の改組強化、この程度のことをやろうとすれば、むしろ社会化に踏み切らなければこの程度のこともできぬじゃないかいとうような問題、あるいは資金、経理対策で特に予算の問題、財政支出の問題をもっと具体的にお尋ねをしたいというようなもろもろの問題がありますけれども、時間がございませんのでそれらは全部割愛をして、ただ一点だけ、雇用の安定の問題で、今後の答申案の最重点はむしろここにあったのじゃないかと思うのですが、その場合に、生産計画にしましても、あるいは消費の計画にしましても、経理、資金の問題にしましても、価格……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

佐多忠隆[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。