岡良一 衆議院議員
24期国会発言一覧

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岡良一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡良一衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第23号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、ただいま上程されました両案のうち健康保險法の一部改正に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意を表明いたしたいと存ずるものであります。  本法案は、三百万の被保險者と、かつまた千数百万にわたるところの家族の生活の利害と最も深くかつ直接に結びついておるところの問題であります。にもかかわらず、一ぺんも公聴会を開くことなく、早々に審議を急がれまして、その成立を急がれたところの取扱い方につきましては、私は、その非民主的なる取扱いに対しまして、冒頭において衷心より遺憾の意を表せざるを得ないのであります。  私どもは、この改正法案におきまして、被保險者が保險を拂いながら、医師の診……

第5回国会 衆議院本会議 第26号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○岡良一君 社会党を代表して、本案に遺憾ながら反対の意思を表明いたしたいと存じます。  われわれが反対いたしまする根本的な理由は、本改正法案が時代の要請である社会保障制度の実現に対するところの逆行的な措置である点にあるのであります。申し上げるまでもなく、わが國における社会保險制度は、その制度と運営の不統一、独占せる、関係のない法規の上に立つて、主務官廳を異にし、給付の不統一と不均衡を來し、あるいは事務費の増額を來し、あるいは手続の複雑重複を來す等の点において、しばしば世人より批判檢討されておるのであります。  第二点は、わが國社会保險制度の欠陥は、これがきわめて官僚的な、非民主的な、一方的な運……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第4号(1949/10/31、24期、日本社会党)

○岡良一君 日本社会党を代表いたしまして、社会保険、なかんずく現在行われておりまする健康保険諸制度が目下会計上の赤字のために非常な危機に見舞われているのでありまして、この危機を政府はいかなる施策をもつて突破せんとせられるかをただしたいのであります。  健康保険制度は、昭和二年、当時賃金百円以下の百九十万人の労働者を対象といたしまして、漸次拡大発展いたして、現在は被保険者は六百万人を超え、その扶養家族を加うるならば、おそらく二千万人を超えているのであります。これに加うるに、国民健康保険制度は、これまた昨年七月発足をいたしましてより、すでに五千七百の市町村においてその設立を見、その対象は二千七百万……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第35号(1950/04/08、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、日本社会党の立場から、わが国における公衆衛生の徹底と、結核対策の充実という観点におきまして、最近相次いで惹起されておりますところの二、三の不祥事件に関しまして政府当局の責任を明らかにし、またあわせて今後に処する責任ある措置を要求いたしたいのであります。  第一点は、本年の春、神奈川県及び東京都におきまして実に爆発的に発生をいたしましたあの発疹チフスの大流行であります。この流行に際しましての予防措置といたしましては、まず予防注射の励行と、この病菌を媒介するしらみの駆除であります。そこで当局とたしましては、当人はもちろんのこと、近隣、居宅、同居者等に対しまして徹底せろDDTの散布……

第7回国会 衆議院本会議 第40号(1950/04/22、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、社会党の立場から、本改正法案に対しましては賛成の意を表します。  われわれが本案に賛成いたしますのは、かつて生活保護法といえば、お助けの制度、救貧の制度であつたのでありますが、本改正を通じまして、国民の最低の生活が国民の当然の権利として保障され、また政府の責任として義務づけられた点でありまして、この点は、あくまでも日本の国の生活扶助が民主主議的な方向に大きく前進したことを何人も疑う者はないと思うのであります。このことがもし吉田内閣によつてできないなば、吉田内閣は当然国民の追究によつて追陣をしなければならないでありましよう。しかしながら、そのことと、この法案の改正の趣旨そのもの……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第11号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○岡良一君 ただいま御提案になりましたる健康保險法の一部改正、すなわち料率を千分の五十から千分の六十に引上げ、その最高限は千分の六十五までを認めることによつて労働者に対して年間少くとも十五億の負担加重をし、また一方においては保險の資格を喪失したる者に対し、病気になつたときの医療給付については嚴重な制限を加えておるこの改正案に対しましては、日本社会党は全面的に反対するものであります。  なぜ反対するかと申しますると、この保險料率は、現在における日本の労働者の賃金の実情から見てきわめて苛酷なる措置なのであります。現在世界の社会医療保險の統計を見ますと、たかだか千分の五十から六十五でありますが、これ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第40号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、社会党の立場から、ただいま上程されましたる生活保護法、兒童福祉法並びに身体障害者福祉法の今次の改正に対して賛意を表するものであります。しかしながら、この三つの法律案は、将来にわれわれが大きな期待を寄せておりまする社会保障制度そのものの大きな四本柱の三本でありまして、この重要性にかんがみまして、われわれは、この法案の運営に対して、わが党の立場から、以下希望を付したいと思うのであります。  その第一点は、これら三法の運営の民主化及び財政についての責任ある裏づけを要求いたしたいのであります。現在は、福祉主事あるいは福祉司というものがこの制度の運営の第一線に当ることになつておりまする……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第17号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、ただいま御提出の食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からなる繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、これに対しまして、日本社会党の立場から意思を表明いたすものであります。(拍手)  さきに政府は主食の統制撤廃を公表され、ごうごうたる国民大衆の非難を浴び、かつはまたトツジ氏の来朝ともその警告にあうや、一朝にしてこれをたな上げにして、天下にその信を失い、引続き供出確保の問題に関しては、二千五百五十万石の供出確保のために全国知事会議あるいは全国農業委員代表の前に叩頭百拜、しかもはたして二千五百五十五石の確保ができ得るやいなやについては、いまだに何らの成案もないので……

第12回国会 衆議院本会議 第19号(1951/11/26、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、日本社会党の立場から、現在きわめて深刻な危機に陷つておる社会保險、なかんずく医療保險制度について、政府がこの危機打開に対していかなる具体的な方途を有せらるるや、総理大臣、大蔵大臣並びに厚生大臣にただしたいと思つたのでありますが、ただいま厚生大臣が見えましたので、特にその所管の点について重点的にお伺いをし、なお他の部面にわたつては、後刻においてでも、責任ある政府所信を伺いたいと思うのであります。  現在社会保險、なかんずく医療保險が非常な危機に陷つておるというその現実の理由は財政の赤字にあるので気りまするが、しかしながら、毎年毎年の深刻な財政赤字からいたしまして、あるいは被保險……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第15号(1952/02/27、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、ただいま野党各涯によつて提出されましたる国務大臣岡崎勝男君に対する不信任案に対しまして、日本社会党の立場から賛意を表するものであります。(拍手)  今や、この締結も間近と伝えられておりますところの行政協定は、聞けば聞くほど国民の基本的権利や国家の主権にかかわるところの重大な内容を含んでおることは、すでに国民周知の事実であります。(拍手)政府は、憲法第七十三條に恪遵いたしまして、国会に報告し、国会の承認を求むべきが当然であるにもかかわらず、われわれをつんぼさじきにかり立てておいて、委任状も與えないところのわれわれから、多数の暴力をもつて白紙委任状を強奪せんとするかごときことは、……

第13回国会 衆議院本会議 第70号(1952/07/31、24期、日本社会党)

○岡良一君 私は、共産党を除く野党各派を代表いたしまして、次の決議案を提出し、各位の心からなる御賛同を得たいと存ずるものであります。すなわち    弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議案   戰傷病者戰歿者遺族等援護法にもとすき遺族に交付される弔慰のための公債については、その必要ありと認められる場合、政府買上げによつて換金の措置を講ずべきである。   右決議する。  簡單にその趣旨を弁明いたします。  戰争が済んだあとでは、勝つた国も負けた国も、戰争によつて大きな犠牲、なかんずくその生命をささげた遺族に対して、国が当然にその補償をなすことがまず何よりも大切なことであることは、古……

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

岡良一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 厚生委員会 第5号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 過般来新聞で拝見いたしております山形縣上の山温泉における幼い子供を中心とする性病の集團発生の眞相について、その原因、またその應急対策、またその結果、かつまたそれに関連いたしましてそうしたような事案が各所に起つておるかのようにも承知いたしておるのでありますが、全國的にこれらに対する予防の措置についていかなる措置をとられておるか。その点についてお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 性病の予防一般についてでございますが、最近法的措置等によつて、性病予防にいろいろ御努力されている点は多といたしますが、何と申しましても、性病の予防は青少年男女の大きな思想的対策が強力に用意されねばな……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今の政府委員の御説明で、入院患者、外來患者の各單價の引上げが実現されたことは非常に多といたしますが、現在の國立病院の財政を見ましても、支出の最大を占めるものは医薬品衛生材料費であります。この医薬品衛生材料費は昭和九、十、十一年に比較いたしまして厖大な騰貴をいたしておるのであります。特にここ三、四年の騰貴はものすごいものがありまして、たとえば重曹とか、苦味チンキ、アルコールとかいうような必需資材はここ四、五年の間に五百倍、七百倍にも騰貴しております。かかる状況において国立病院の支出の中でも最も大幅な医薬品衛生材料の騰貴をそのままに放置しておきますならば、そうした予算單價をきめられ……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 國立公園の改正法案について一点だけお尋ねいたしたいと思います。改正の要点の第二に、水位、水量の増減を來す行爲を制限し得るというような規定があるように承知いたすのでありますが、現在の日本におきましては、未開発電源の開発はすべての各党が党是として取上げている重要な問題であります。單に電力と動力を確保し補給するのみならず、治山治水の面において、農林産業の再建復興にも重要な役割を果し、ひいては農山村の生活文化の水準の向上にも、一石五鳥の策として各党が取上げている問題であります。現にわが石川縣におきましても、手取川の國立公園に指定されておる水源地帯におきましては、すでに未開発電力の開発事……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保険の運営について今日さしあたりの二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。第一点は失業者、あるいは恩給権の有無にかかわらず退職した者が、そのために從來得ていたところの健康保険の被保険者としての恩典から除外されるような傾向が見受けられるのでありますが、今日失業者あるいは失職者が多面に放出をされようとしておる段階に対しまして、何らかの具体的な措置を講ずる必要があろうかと思いまするが、その点について承りたい。
【次の発言】 私が申し上げたのは、現に病氣である者が失業をして、失業手当をいただいておるという場合においては、おつしやる通りでございますが、現に病氣でなくても、今日……

第5回国会 厚生委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この機会にお伺いいたしたいと思います。実は先般國民保險組合の方々がお見えになりまして、今度の社会保障制度審議会の中に、われわれの代表が参加させてもらえないのではなかろうかという、懸念をるる申し述べておられました。現在活動状態にある國民健康保險組合の被保險者も約二千七百万名を数えられておるのでありまして、将來の社会保障制度においては、重要な役割を期待されており、この國民健康保險組合系統の代表者を、この社会保障制度審議会の委員にお加えになつておらないならば、ぜひとも加えてやつていただきたいということをまず第一点として伺います。

第5回国会 厚生委員会 第17号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 兒童福祉法の制定がわが國でも珍しく文化的な立法であるという立法の精神は、私ども非常に敬服いたしておるのでありますが、その物質的な裏づけと申しましようか、予算措置とか施設の充実という点につきまして、私ども地方におつて非常に遺憾な実情を見ておるのであります。石川縣の実情を申しますると、母子寮の比率は一・二%であります。保育所の福祉比率はわずか三・四%というふうな、まことに貧弱な状況になつておるのであります。從いまして母子寮あるいは保育所の増設拡充ということは廣く一般的な要望となつておりまして、先般いただきました資料について見ますると、生活保護法によるところの被保護者中で乳幼兒を持つ……

第5回国会 厚生委員会 第18号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 宮崎さんにお尋ねいたします。不勉強で恐縮でございますが、予託金の納入の期日は大体全國的にどういうように取扱われておりますか。
【次の発言】 そうしますと、この間改正になつた支拂の遅延に対する延滞利子は、そのきめられた日に納入しなかつたら、その日以後延滞利子が課せられるのでありますか。
【次の発言】 保險料率が引上げられましたし、また標準報酬も改正になつたり、初診料も徴集する等、いろいろ改正になつたわけでございますが、そういうふうにいたしまして保險料の収入も相当増すかと思いますが、本年度における健康保險の財政面から見まして、大体収支の点につきましてどういうふうなお見通しを持つてお……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/08/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先般委員長のお供をいたしまして近畿数府縣の方へ視察に参りましたところ、たまたま大阪府で近畿地方数府縣の遺族代表の方々と懇談する機会を得たのでありますが、そのときの所見、また当時の遺族代表の方々の情報の二、三を披露いたしまして、当局の御所見を具体的に承りたいと思うのであります。  まず第一に各府懸の遺族代表の御意見を総合いたしますと、遺族の團体の間に、府縣ごとにいろいろな対立というような姿が見受けられるのであります。ひとしく戰爭による最も大きな打撃を受けた遺族の痛切な切望が、大きな團体となつて力強く政府当局に善処の要求をいたすべき筋合にもかかわらず、これらの團体が府懸においても別……

第5回国会 厚生委員会 第28号(1949/08/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今後の法律改正と同時に、政府の方では各府縣に設置されている保健所に適当な年輩の保健婦等配置いたしまして、これに受胎の調節その他に関するところの適切な専門的な知識を與えて、相談に來る方々に適当なる指導の指示を與え、かつ婦人團体等の要請に應じてはみずから出かけて行つて、この問題について適当な抜術的な指示を與える、こういうような方法もあるやに聞いておつたのでありますが、政府の方ではその後そういうふうな処置をどられたのかどうかという点を承りたいと思います。
【次の発言】 最近開業医その他病院の内科診療室を訪れて、人工的に妊娠調節のために理由となるべき診断書を要求される主婦が非常に多いの……

第5回国会 厚生委員会 第29号(1949/09/14、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 社会保障制度審議会の勧告書を読みますと、現在の政府の官省健康保險を中心とする保險財政の赤字に対しまして、法律を改正して医療報酬の一部を政府の支出においてまかなおうというような意向が、明確に数字をもつて政府当局に勧告されておりますが、來るべき第六臨時國会に政府といたしましては、かかる法律改正をもつて改正案を提出される御意思がありやいなやという点を承りたいと思います。
【次の発言】 私どもの希望といたしましては、單に医療報酬の一部負担のみならず、でき得べくんば事務費の全額を國庫でもつて負担をしていただきたいということは、第五國会以來の私どもの希望しておる点でありますので、どうか厚生……

第5回国会 厚生委員会 第30号(1949/09/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 最初に人口問題研究所長の岡崎博士らお伺いいたしますが、このたび優生保護法の一部改正が実施されましてからまだ日も浅うございますが、また年間における人口問題の専門家でいらつしやいますからお尋ねしますが、日本において、年子の場合における二番目の年子の死亡率と、そして最初の子供の死亡率との差はどういうものであるか。および子供を三人以下持つている母親と三人以上持つている母親の死亡率は、どういう程度てあるかということをもし御調査であればお伺いしたい。
【次の発言】 優生保護法の今度の改正以後でございます。
【次の発言】 保健所の課長さんにお伺いしますが、優生保護法の改正と同時に、保健所には……

第5回国会 厚生委員会 第31号(1949/10/07、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 政府の方の基金の拂込みの預託金と申しますか、六月、七月、八月あたりの基金への支拂い状況はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 とにかく法律で拂わなければならないことになつておるのだが、富士銀行の方にもちつとも入つていないというのが実情のようですが……。
【次の発言】 この機会に局長の私見でもけつこうですから承りたいのですが、シヤウプ勧告案で見ますると、政府の補助金といつたものがかなり全面的にけずられて来るようなかつこうになつておりますが、特にこれは社会関係の生活保護法において顕著な影響があるのではないかと考えております。保險関係所管の行政事務の中で、この影響を受ける。……

第5回国会 厚生委員会 第32号(1949/10/08、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 次官にお尋ねいたしたいと思いますが、昨日の保健局長からの御報告で、社会保障制度審議会の生活保護制度の改善強化に関する勧告の中にうたわれております、すベての國民に対しこの制度の定めるところによつてその最低生活を保障するというこの原則を、厚生省としてはご承認になつておられるのかどうかということをまずお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 そこで今お話のシヤウプ勧告の平衡交付金の問題でありますが、千二百億という非常に巨額であるとおつしやいますが、それが本年度の額は地方では期待されておつたのが三三%から二七%に減額されたために、地方の知事会議においても、交付金の増額を非常に要求さ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 砂間委員にお尋ねをいたしたいのでありますが、砂間さん外三十五名御提出にかかる決議案の中で、「今春ソヴェート社会主義共和国同盟よりは」云々という言葉がありま  それからただいま砂間委員が御発言になつて、あながち固執いたさない、委員長の申された決議案に同調するという、非常に協調的な御意見がありまして、私は非常にこの点は好意を持つてこの御意見を今拝聽しておつたわけでありますが、ただ、つけ加えて申された砂間委員の御意見の中に、この決議案が本会議に上程された場合に、つけ加えて別の角度から意見を述べたいという申出がありました。しかしこの決議案は、今伺いますと、各党共同提案ということになりま……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この申し入れを、もし向うが受取つて、これを不問に附されては、われわれとしても立場がないわけですが、どうか合同審議というふうな形をとつていただいて、われわれとしての反対の理由をいろいろ申し述べる機会をつくつていただきたいと思います。

第6回国会 厚生委員会 第5号(1949/11/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 回答文に関して私の意見を申し上げます。この回答文を見ますと、回答になつておらないのではないかと考えます。  まず第一の点を見ますと、これは整備法案の内容を説明しているに過ぎないのでありまして、厚生委員会から申し入れました第一の点である日本の旅館業全般としてこれが発展向上に主眼を置くという点に関しては、改めようというようなものではないようであります。  第二の点といたしましても、「改善の検討」と「衛生」に関する取締り等の問題が重要なのでありまして、ホテルの内容の充実等ということは、今でも規格より以上のものが沢山あるので、部屋の数とか、施設の面とかは問題がないのであり、衛生面の取締……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 医務局長にお伺いいたしたいのでありますが、このたび身体障害者の福祉法案の対象に、結核のアフター・ケヤーのケースが除外されておるのでありまして、これは御存じのようにアフター・ケヤーの過程にある諸君が、福祉法案の対象に含めてくれということを強く全国的に要望しておられましたが、除外されております。これは含むべきかいなかということについては私ども疑義は持つておりますが、しかし一応福祉法案がこれを除外して制定されるということになりますると、含めてこれという熾烈な要望を特つておるアフター・ケヤーの諸君に対しては、まことにわれわれとしてお気の毒にたえないと思います。従いまして、アフターケヤー……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 生活保護法の総括的な質問は後日に譲りたいのです。ただいまの社会局長の御答弁、御説明で数字の点について少しお尋ねいたしたいと思います。  最初に局長は、失業をしている者、あるいはそれに準ずる者の生活保護法の適用は一・七%であるという御説明でございまして、それに関連いたしましての渡部委員の質問に対しては、失業者に関しては統計的に明確な数字がないというふうな御答弁でありました。また青柳委員の御質疑に対しましては、何であろうと、とりあえず生活が困窮しているという現実に即してわれわれは生活保護法を適用しているのであるというお話でありますが、その御答弁なり御説明についていささか疑問に思いま……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/03/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 麻薬の取締法ですが、結局麻薬中毒患者を防止するということが大きな目的だと思いますが、現在日本の国にモルヒネ、コカイン、ヘロインの中毒患者はどれくらいあると見ておりますか。
【次の発言】 それでそういうふうな患者、中毒になりそうな患者に対しては、どういうふうな取締りが適用されておりますか。
【次の発言】 たとえばそういう場合、麻薬中毒患者というものは、御存じでしようが、麻薬を手に入れることについては非常に機敏であり、大胆であり、かつまた実に巧妙なうそを言う性格的な変質を来しておる者が非常に多いのですが、そういうような点について、やはり麻薬中毒患者を防止する意味において、何か具体的……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 実はただいまわれわれが審議しておる案件とは直接関係はないのですが、この機会に厚生年金保険法の運営の実施について、いささか勉強をしたいという意味でお尋ねを申し上げたいのです。現在大蔵省預金部に預け入れられておる資金の総額は、年金の勘定ではどれだけありますか。
【次の発言】 持つていないのですが……。大体の総額はどれくらいですか。
【次の発言】 それではその預け入れておる金の利子は、かつてどれだけで、現在どれだけで、将来はどれだけで、その額は金額としてどれくらいになりますか。
【次の発言】 金額は……
【次の発言】 それでは預金部がそういうふうにそれぞれの会計勘定等から預けられてお……

第7回国会 厚生委員会 第18号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員  珍しく大臣が御出席でございますので、この機会に政府の御所見を質したいと思います。  私は日本社会党の立場から、あらかじめこの法案の改正に関連いたしまして、まず第一條にうたわれている「日本国憲法第二十五條に規定する理念に基き」というこの点に関しまして、第二点は、その他の憲法の各條章とこの二十五條、あるいは生活保護法運営上の関連的な調整の問題について、第三点は、今日国民がひとしく待望しているところの社会保障制度そのものとの関連、この三つの角度から、いささか原則論的な抽象談にはなりまするけれども、本法の将来の運営及び発展のために念を押しておきたいと思うのであります。そこでいわゆる本……

第7回国会 厚生委員会 第19号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今事務費の問題が出たので、その取扱いをどういうふうになさるか聞きたいのであります。実はこういう実例がある。それはある県で同胞援護会というものがありまして、これが孤兒の收容施設と引揚者の寮の中に売店を経営したり、ミシン及び疊表などの授産所を経営をしておりますが、この孤兒の收容所は、兒重福祉法によつて国あるいは県等の補助金をもつて維持されておりますので、現在のところ同胞援護会とは何ら関係がないというようなかつこうになつている。同胞援護会が管理するという形にいたしますと、孤兒の施設の長は手続上きわめて煩雑であり、いろいろな面で時間的なずれがあるために、非常に不自由を感ずるだろうと思い……

第7回国会 厚生委員会 第29号(1950/04/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私も日本社会党の立場から、本改正案に修正案をも含めまして、賛意を表します。  私どもが賛意を表するゆえんは、ただいま青柳委員からも申されましたことく、これまでは生活保護法と言えば、いわば救貧制度であつた、お助けの制度であつたものが、このたびの改正を通じまして、憲法の第二十五條に明確にうたわれておるその理念を制度上にはつきりと打ち出して、国民の最低生活が正当な国民の権利としてその保障が要求されるということは、また同時に政府もその責任においてその保障に当らねばならないということをも意味するという建前におきまして本改正は、とりもなおさず日本の生活秩序が民主主義的な一大前進を遂げるとい……

第7回国会 厚生委員会 第30号(1950/04/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ぼくはこの前も医療を中心とする社会保險の危機を突破するために、国庫の大幅負担を実現するようにという意味の趣旨でもつて、決議案を提出いたしておきましたので、近々この委員会にそれを諮られるというお話も事務当局からあつたのでありますが、ただいま御説明の青柳委員の御提出になりましたお諮りになつておられまするこの決議案は、私どもの考え方よりもなお十分に整備されておりまするので、私が提出しております決議案は、青柳委員御提出の決議案に同調するというふうにおとりはからい願いたいと思います。  ただいま青柳委員から、これは社会保障制度が実現化されるまでの過渡的な措置であるという御説明がありました……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど国際連合のお話がありましたので、林副総理にこの際お聞きしたいと思いますが、政府の最近発表せられております外交方針なり外交政策と引揚げ促進の問題との関連につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。政府はいわゆる單独講和、または多数講和ということをうたつておられるのでありますが、これはアメリカあるいはイギリス等の諸国とは講和を結ぶけれども、中共やソビエト同盟とはいまだ講和を結ばないという結果に相なろうことは当然推定できるのであります。従つてこれら諸国とわが国との関係は依然として占領、被占領の関係になりますので、われわれはこれらの政府と対等の立場においてものを申し上……

第8回国会 厚生委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は社会党の立場から、この画期的な社会保障制度の試案要綱が、ようやく日の目を見たことにつきましては、社会保障制度審議会の各委員諸兄に対して衷心より敬意を表し、感謝の意を表したいと思います。あわせてまたその間きわめて多端なる会長の職務をとられたる大内教授の御労苦に対しましても、私は衷心から感謝をいたす次第であります。この試案要綱は、今私どもの手元にいただきましたので、これをしさいに目を通して、いろいろ細部にわたつて何かと会長の御意見を伺いたいと思つておりますが、その余裕もありませんので、今大内教授の御説明になつたお言葉について二、三点お尋ねをいたしたいと思います。  私どもの考え……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま御説明があり、また昨日の参議院の本会議で、堂森芳夫君からこの問題について質疑があり、これに対する御答弁があつたのでありますが、これらを総合いたしまして、二、三点お尋ねいたしたいと思います。  これは私ども、その間の事情はよく熟知しておりませんが、ただいま次官の御説明にありましたところの、昨年七月に来朝いたしましたアメリカ薬剤師協会の総司令部へのレポートは、これは総司令部へのレポートであつて、ただちに日本政府への勧告であるかどうかという点について、ただいまの御説明では、日本政府への勧告であるというような御説明でありましたが、そのような慣例で取扱われるものでありましようか。……

第8回国会 厚生委員会 第9号(1950/09/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今度厚生常任委員会においては、この問題を中心といたしまして、医療制度等についての熱心な検討が始まるので、私どももその機会にいろいろ当局にもお伺いをしたいと思いますが、この間の第八臨時国会において、私が葛西事務次官に御質問を申し上げた。これはこの二つの調査会の性格について御質問を申したのでありましたが、その点について、総務課長のお考えとの間に多少食い違いがあるようでありますから、なお一応念のために伺つておきたいと思います。  第一点は私は前回の質問においては、この調査会はいわゆる医療強制分業のための前提となるべき基礎資料をつくるための目的をもつてつくられたものであるかどうかという……

第8回国会 厚生委員会 第10号(1950/10/12、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど来三団体の代表の方々のそれぞれの参考意見を聞かせていただきまして、私も医師会の一人ではありますが、できるだけ公正な国民の代表という場合において判断をしたいと努力いたしておるのであります。ところが三団体の方のおつしやることは、前提としては、国民の医療費を合理化し、低減しなければならない、あるいは医療費の内容の控除をはからねばならないということを前提として、しかも実際問題としては、強制医薬分業を一方では医療費が高くなると言われ、一方では安くなると言われるというようなことで、実際問題になると、まつたく黒と白の結果が出ておるようであります。こういうことでは、皆さんの揚げられる結論……

第8回国会 厚生委員会 第11号(1950/10/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保險組合の最初に発言をされたお方にお尋ねをいたしたいと思いますが、医薬分業に御賛成の理由の第一点として、それぞれ專門的な技能と申しますか、学識を持つている者がやつた方が、結果において総体的によいのだということでありましたが、具体的に薬剤師と医師とを対立させてみて、專門的な技術というものをどういうふうに御理解なさいますか。と申しますのは、強制分業ということになると、医者は処方箋を書いて患者に渡す、この書いて渡した処方箋を患者かあるいはその家族が持つて薬局の窓口を訪れる。そこで薬剤師は自己の薬室あるいは薬だなからその書かれてある薬を取上げ、グラム天秤かメスチリングで正確にはかつ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 厚生大臣に二、三点お伺いいたしたいと思います。この健康保險法の一部改正法律案、ただいま議題となつておりまするこの改正そのものは、ほんの字句の修正という点でありますが、しかし問題は私は非常に重大であると思うのであります。御存じのように、すでに十月十六日付をもつて、社会保障制度審議会は正式に政府に対して勧告をしておる。その中では、特に医療の保障については大きな重点としてうたつておられますし、また十一月六日の、参議院の厚生委員会における大内会長のお話によりますると、この制度のねらいとするところ、特に医療、保險においては、被保險者の負担を軽からしむると同時に、また医療を担当するものに対……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1951/07/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 援護局長ではございませんが、山本次官にお尋ねをいたしたいと思います。中共地区並びにソビエト社会主義連邦における同胞の引揚げについては、ローマ法王庁としては将来の努力についてどういうようなお約束をしておられましたか、ちよつと、お尋ねいたします。
【次の発言】 四月の二十日の日に私もヴアチカンでピオ十二世にお目にかかりましたが、その日ピオ十二世にたくさんの謁見があつたので、十五分ばかり一問一答でお願いをして、あとは国務卿のモンテーニ氏と約三時間ばかり私は引揚げ問題について従来のお骨折りを謝し、今後のことについてもお願いをいたしましたが、実は非常に残念なことには、モンテーニ氏ははつき……

第10回国会 厚生委員会 第18号(1951/03/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 本請願の請願者は、宇都宮市外中丸国立療養所梅花寮内瀧山邦夫君外百九十七名の出したものであります。  その要旨は、現在結核の病床はわずかに七万床前後であつて、現在のように、結核患者がどんどんふえておる実情に対しては、なかなか応じきれるものではないので、ぜひとも少くとも三十万床ぐらいは結核病床を国の責任においてふやしてもらいたいという趣旨であります。
【次の発言】 本請願の請願者は、東京都北多摩郡清瀬村日本患者同盟の代表である近藤正雄君であります。  本請願の要旨は、作業療法は、病状の安定した患者に歩行、農耕等の仕事を病状に応じて行わせることにより、相当程度の負担に堪えられる体力並……

第10回国会 厚生委員会 第19号(1951/03/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 簡単に申し上げますが、かねて衆議院も院議をもつて国民健康保険の運営上、当面する財政の危期を克服するために、療養給付費の国庫による補助の実現を要求していることは御存じの通りであります。かつまた社会保障制度審議会の勧告においても、その点を強調しておることもこれまた御存じの通りであります。ところが本修正案は、これを単純にながめますると、組合員が払い込むべき保険料を税金の形で取立ててもいいということによつて、いわば強制する、いわば払わなければ差押えするとともできるというふうなことだけが強調されるような趣があるのであります。従いましてわれわれは健康保険を愛するという気持、これを育て上げよ……

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 児童福祉法に直接関係はないかもしれませんが、しかしごく特別な環境にある子供たちのことで、今は医務局の方で取扱つておられますので、久下さんに少し御意見を承りたいと思います。と申しますのは、全国合せてわずかに二百名足らずの子供たちだと思いますが、国立癩療養所に附設されている保育所にいる子供たちであります。長島の愛生園や、栗生の楽生園等に四、五十名ずつおりますが、これは今どういうふうな形で子供の保育をやつておられるのか、予算の数字、施設の内容等についてお話を願いたいと思います。
【次の発言】 事情は御存じの通りだと思いますが、何しろ癩が発生する可能性が非常に多い。栗生楽生園の統計では……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま特に大蔵省側の方のいろいろ御説明を承りまして、私も青柳さん同様、納得の行く点もあれば、またきわめて納得の行かない点もありますので、いささか問題の焦点を離れますが、原則的に大蔵省のお心組みを承りたいと思うのであります。  御存じのように、日本は憲法によつて、国民の最低の文化的な健康な生活を営む権利が認められ、国もまた、公衆衞生なり生活の福祉については、保障する義務がうたわれております。そういうような建前から、われわれ厚生行政に携わる者は、こういう一般的な福祉行政なり、あるいは衞生行政なり、保健行政なりは、あくまでも国が義務づけられた保障という建前で、ギブ・アンド・テークと……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま、大臣からの御答弁で、結核の対策については、当初の予算よりも、かなり縮小した実行予算を編成されるかのような疑惧をわれわれは持つておつたのだありまするが、そのようなことがないような御意見を承つて、われわれもようやく安堵いたしておるのでありますが、それでは、たとえばわれわれが聞いたところでは、本年度の当初予算では一万七千二百床の増床である。ところがそれも二千床ばかりは、お隣りの伝染病のためのべツドを転用することになつておつたが、これも伝染病の猖獗等のために転用できない。かつまた予算単価も、資材の値上り等によつて、当初の予算をもつてしては残り一万五千二百床もできないというよう……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/08/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 外務政務次官にお尋ねを申し上げたいのでありますが、それは先般来留守家族の代表の非常に切実な運動、また政府当局のいろいろな御配慮が効を奏しまして、やつとどうやら第六条のb項において、日本国軍隊の郷里への復帰が明文としてうたわれておるのであります。ポツダム宣言の第九条においても、日本軍人は武装解除され云々ということで、家庭への復帰が一応約束されておりますが、実は私どもこの引揚げの問題については、単に未復員者だけではなく、未帰還者を含めて在外同胞一般についての引揚げを留守家族といたしましても、われわれといたしましても、要求しておりますが、この条文によりますると、日本国軍隊、いわゆる未……

第11回国会 厚生委員会 第1号(1951/08/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 世界保健機関、これは厚生省のどの課で取扱つておられるのですか。
【次の発言】 厚生省は一昨年ジュネーヴに本部のある国際社会保障協会に加入しておられると思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 会議に出席しましたのならばけつこうでありますが、ここにWHOの情報連絡条項がうたつてあります。国際社会保障協会は終戦以来たびたび厚生省に対して、日本の身体障害者の医師判定の措置あるいは産業災害の補償等に対する法律的な措置等について数回日本の法律について実情を知らせてもらいたいということを促しておるが、一向日本の方から知らせて来ないということで、私どもジュネーヴで、その当時者の理事長か……

第11回国会 厚生委員会 第2号(1951/09/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 公衆衛生局長にお伺いしたいのですが、優生保護法の実施について、予算が、四千万円ばかり計上されております。これは何をやられるのです。
【次の発言】 最近の統計で、人工妊娠中絶をやつた届出の母親は、一体どれくらいありますか。
【次の発言】 任意は幾らと推定されているのですか。
【次の発言】 人口問題はいろいろ重要な問題になつておるようですが、そうしますと大体五十万人は現在でも人上妊娠中絶をしておる、任意を加えれば大体百万に近い。その中で七千人分たけは国が国の費用でやる。こういう筋になるのでございますね。
【次の発言】 それはよくわかりました。そこで優生保護法にもちやんと明文化されて……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣は行かれましたが、問題は、大臣の御答弁を聞いていると、この問題についての黒白を、厚生省の責任においてつけることについて、何ら明確な態度の表明がない。結核予防法をわれわれが大幅に改正し、その名のごとく、あの予防法の中で予防の一番大きな武器は、いわばBCGであります。この効果が全国的に疑われるような大きな衝撃を與える結果を誘致しておいて、政府としてはつきりと黒白をつけることについてきわめて逡巡しておられる印象を與えていることは、法律に協賛したわれわれとしても、国民にまことに相済まないところである。しかしこの責任は一応おくとして、幸いに次官も公衆衞生局長もおられますので、橋本厚生……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど前田会長のお言葉の中に、委員の中には、もし政府がこの勧告を顧みないというときには、進退を考慮する人もあるかもしれないというお言葉がありましたが、御存じのように、昨年の七月には試案要綱が出、十月には全面的な体系づけられた勧告が出た。それで国民としても、その実施の一日もすみやかならんことを非常に、いわば旱天の慈雨を待つ気持で期待をしておつたことは、御存じの通りだと思います。しかもあの時の勧告は、大内教授も――大体財政学の権威と目される大内教授が、現在の日本の財政規模において可能であるということを、はつきりと銘を打たれて勧告を出したにもかかわらず、政府はそれを十分に実行していな……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/11/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今ほど厚生大臣のお答えの中で、保險医が各府県で保險医たることを辞退する決議をしている。しかしながらそれには一箇月の予告期間もあることだから、その間に政府としては善処したい、こういう御発言がありました。言うまでもなく、このように資源も乏しく、医大な人口を狭い領土に擁しておる日本の経済的な原動力は、国民の健康よりない。この健康を守るために、政府管掌保險は二十年の歴史を持ち、国保も十三年の歴史を持つている。しかもその発展は一にかかつて医療担当者の協力にあつたのであつて、これが現在いかなる理由があろうとも、十七府県において総辞退を敢行しなければならないということは、医療担当者として実に……

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 橋本厚生大臣のおとりはからいも、実はわれわれ納得はできるのですが、ただその場合、たとえば前提として、結核菌が体内にない者を選別してBCGをするということは、もちろん鉄則になつております。そこで現在のマントー氏液では、結核にかかつておる者でも陰性に出る可能性がある。従つて二千倍溶液でいいか、もつと濃厚なものを使わなければいけないかということについても、検討を要すると思います。BCG接種の大前提について今後研究されるというのですが、一体どういう方法で研究をされるのか。何かこうしたならば鑑別できるという方法がありますか。これを公衆衛生局長にお伺いします。

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は、学校及び保育所の給食の用に供するミルク等の譲与並びにこれに伴う財政措置に関する法律案に関連いたしまして、文部当局の意向を徴したいと思うのであります。この法律案は学童給食に重大な関係をもつているものであります。そこで先般来学童給食の存続については全国的に、父兄といわず、学校といわず、その存続についてほうはいたる輿論が巻き起つて、文部大臣もその実現に相当な努力をせられ、ようやく納得の行く解決を見たわけでありますが、この学童給食の問題にからみまして、新聞紙の伝えるところによりますと、文部省の一部幹部の中に汚職事件があつた。この学童給食は、言うまでもなく学童の共同親和の精神を養い……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど菅野副長官のお話では、平和條約が効力を発生していよいよ独立ということになれば、公職追放等のことは政府としてはする意図がないということを繰返しおつしやいましたが、岡崎官房長官もそういう御意思でございますか。
【次の発言】 九月六日の毎日新聞――非常にわれわれも大きな衝動を與えられましたが、あれでは団規法、公職追放令を一本にして、ゼネストの禁止とか、各府県に行われている公安條例、またプレスコードも強化した国家安全保障法というようなものが大橋法務総裁の構想として伝えられております。十一月一日の朝日新聞では多少緩和され、公職追放という文字が消えて就職制限という文字となつてやはり新……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 議事進行について。――ただいま人口問題に関する小委員会の件をお諮りでございましたが、御存じのように、先々の通常国会から引続いて遺家族援護に関する小委員会が開かれて、無慮二十六回、きわめて格勤精励な委員会と自他ともに許されておつたのであります。この問題が、いよいよ政府の方においても法律的にも予算的にも具体化しようとするときに、われわれ委員会といたしましては、従来の関係もあり、重大な責任を感じ、また関心を持つておるわけですが、これが先般、引揚促進の特別委員会の中に、遺家族援護に関する委員会というものが一緒になつた特別な形の委員会が本会議で決定されております。そこで当時この引揚げ促進……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいまの予算編成の技術的な御説明を承りまして、厚生関係の予算が、きわめてわれわれの意に満たないことは遺憾でありまするが、それ将来のわれわれの問題といたしまして、それぞれ委員会においていろいろと要望申し上げたいのです。ただいまの御説明を中心に予算編成の技術的な面について、二、三の疑点でありますので、ただしたいと思います。  国立病院の移管の問題が、今関係者からは非常に注目を浴びておりまするが、前年度の国立病院に対する特別会計の方の国庫の補助と申しましようか、本年度の看護婦養成等に関する補助との間に、格段の開きが金額の上でありますが、これはいかなる理由によつてこういう減額が起つた……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 統計の方を一生懸命やつていただいて、実に浩瀚な資料をいつもいただいておることは、われわれも感謝にたえないのでありますが、問題は、やはり厚生行政上の統計、死亡にしろ、出生にしろ、疾病にしろ、あるいは衛生にしろ、やはり統計学者の興味に終つては何にもならないので、これがやはり厚生行政のスタート・ラインになつて行くという形ができるか。そういう点で、実にみごとに体系づけられた統計でありながら、はたしてそれが厚生行政の上にどの程度まで生きたデータとして活用されておるかという点になると、たとえば人口問題の解決の点につきましても、われわれは遺憾な思いがするのです。これは統計部長として、あなた方……

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 公衆衛生局の一般会計予算について、二、三点お尋ねしたいのですが、局長あるいは会計課長にちよつとお尋ねをした資料に基いて、大臣にまず質問をすることをお許し願いたいと思います。  第一点は、受胎調節普及に必要な経費であります。昨年度厚生省が示されたる原案では、五百万円以下の費用が受胎調節普及に一応用いらるるかのごとき印象でありまして、われわれもこの点については、もつと大規模な徹底的な受胎調節に乗り出してもらいたいということを要請したのであります。その結果が現在二千二百六十五万円余が計上されておるのでありますが、その説明を見ますると、最近人工妊娠中絶が激増の傾向にあるそれで人工妊娠中……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣がお見えになるまで、ただいま御説明の医務局の予算の積算の基礎となつた数字について承りたいと思います。看護婦の講習ということが御説明にありましたが、看護婦法の改正でもつて、国家試験も一応はないというふうなことにはなりましたけれども、しかし日進月渉の医学の発展に伴つて、看護婦の技術等もやはりそれに遅れないように、再教育と申しましようか、講習には十分な力を入れてもらいたいということは、看護婦の方でも強く要求しておるようであります。そこで一体来年の計画としては、どういう方法で看護婦の講習をなさるのか、またそれによつて再教育を受け得る看護婦は、大体何万客という一応の基礎的な数字を持つ……

第13回国会 厚生委員会 第6号(1952/02/07、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 生活保護法の関係ですが、今度遺家族の基本年金が千円ということで、その他家族手当のようなものが出る。しかしそれはまつたく乏しいものであるから、従つて遺族の生活の保障は、生活保護法でもつて補完しようという大臣の御答弁があつたわけです。ところが、一方生活保護費の中で四億三千万円ばかりが、遺族に関する生活保護にこれまで支給しておられる分の中から差引かれておる。一体この積算の基礎をどこに置いて、この四億三千万円を引かれたかということを、まずお聞きしたい。
【次の発言】 これは非常に重大な問題が、今後にはらんでおると思うのです。かりにその三億何千万なり四億三千万円というものは、一応それぞれ……

第13回国会 厚生委員会 第7号(1952/02/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保険の審査ですが、この社会保険の審査に必要な経費に関連して、医療内容の審査を相当嚴重にやつておられますが、大体どういう方針でこの医療内容というものの規格を維持し、あるいはまた向上させようとしておられるのか、保険局なり厚生省の基本的な考えを承りたい。
【次の発言】 それでは具体的にお尋ねしますが、たとえばここに結核の患者がいる。そこで許可を得てストレプトマイシンを注射しておる。ところがはげしくせき込んでおるので、夜も十分眠れない。しかし鎮咳剤や去痰剤等の水散薬をのますことは、審査ではのませてはならないという取扱いを受けて、これを手控えている。あるいはその患者が脚気を併発してお……

第13回国会 厚生委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 青柳委員から、昨年来われわれの大きな達成目標として、それぞれ党へ帰つても、同僚議員の同意を得て、この兒童保護費のひもつきという問題は、本年度の予算において、はつきりとわれわれの期待する通りに実現され得るものと、実は期待しておつたのでありますが、それがわれわれの期待にそむいたことは、きわめて残念に思つておる次第であります。そこで岡野国務大臣にまず関連して二、三点お尋ねしたいと思います。  第一点は、兒童福祉に関する保護費を、交付金の中に込みにしないで、ひもつきにするということと関連いたしまして、大蔵省当局が、生活保護費の国の補助率を交換的に引下げようという意図を明示したという情報……

第13回国会 厚生委員会 第11号(1952/02/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 引揚援護庁の長官の御出席を願つて、責任ある御返答をいただきたい点もありますので、その点は御出席を得てただしたいと思いますから、さしあたりの問題としては、主として小山総務課長に率直なる御見解をただしておきたいと思うのであります。  第一点は、引揚げ問題の今日までの推移、その過程を見ましても、また最近国会を通じて決定されるであろう遺族あるいは戦傷病者に対する国の責任における援護の法律――特に予算はすでに通過いたしましたが、こういうことになりますと、引揚援護庁というものの構成、たとえば、現在は引揚援護局、第一復員局、第二復員局というふうにわかれておりますが、そのうち陸軍、海軍にわたる……

第13回国会 厚生委員会 第12号(1952/03/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいまの吉武厚生大臣の金子委員に対する御答弁について、少し私としてはふに落ちない点がありますので、お伺いいたしたいと思います。われわれも現在の日本の行政機構を見ますときに、そのきわめて繁文褥糺的な、またきわめて複雑多岐な姿を、なるべくこれを能率化し、簡素化するという点については、原則的に反対をするものではありませんが、といつて、それでは日本の現在の政治を執行する上において、いかなる形においてこれを能率化し、簡素化するかという観点から、ただいまの大臣のお答えを拝聴しておりますると、非常に納得が行かない。たとえば、今大臣のおつしやつたところでは、水と油では一緒にはならない、しかし……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/03/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 関連してお尋ねをしたいと思います。国民金融公庫が、年金証書なりあるいは公債を担保としての貸付は、現在の法規上至難であるということを承知しておりますが、先般の予算委員会において――これは吉武厚生大臣も御同席の席上で、本年度三十億の政府出資を国民金融公庫がする、そのうちの何パーセントかは、これを遺族の生業資金に充てる措置をとりたいということを、大蔵大臣は言明しておられました。それでは何パーセント充てていただけるのであるかということを重ねてお尋ね申し上げましたところが、これは国民金融公庫の方とよく打合せした上で、適当なパーセンテージを、その方に優先的に振り向けるようにしたいという御答……

第13回国会 厚生委員会 第15号(1952/03/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま御提出の船員保險法の一部を改正する法律案については、現在の現実の情勢とにらみ合せての事務当局の御苦心を了として賛成をいたしますが、この機会に二、三の希望を強く付したいと思うのであります。  この提案理由の説明にもうたわれておりますように、船員保險制度の合理化並びに船員保險財政の健全化をはからんとするものであると言われておりますが、今日までわれわれこの委員会が、しばしばかかる理由のもとに保險法の改正に当つて参つております。ところが、その場合、合理化がただちに健全化であるかどうかという点において、大きな矛盾を感ずることがしばしばあつたことも、また事実なんであります。今日、た……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/03/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど苅田委員からのお尋ね、それからせんだつての堤委員のお尋ねについて、今ほども大臣から、この法案は暫定的なものではある、しかし一応法案として出しておる以上、これについては、あるいは恩給法特例審議会の調査審議をまつて、別途な措置は講ずるとしても、ともあれこの法案としては独自の立場から提出する、こういうふうな御答弁であろうと思うのであります。この点は非常にわれわれも審議をする場合の大きな前提として、重要視しておるのであります。この点について、政府当局としてのはつきりとした態度をお伺いしたいと思うのであります。十八日に菅野副長官の青柳委員への御答弁では、いずれは恩給法の復活を適当な……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 国民金融公庫の方が来ておられますので、二、三お尋ねをしたいと思います。  遺族に対する国家補償と申しましようか、一時金なり、あるいは年金等を支給いたしましても、やはり生活に自立性を与えるという意味から、自活のための具体的な職業に立たしめるという措置が、何と申しましても一番大切なことだと思いますので、遺族に対する生業資金を供与するということは、この法案の運営の万全を期する意味においても、何らか責任ある政府の御措置をお願いいたしたいと思いまして、先般予算委員会においても、大蔵大臣に対して、今度金融公庫の方へ政府から三十億の出資をいたされますが、その中で、遺族の生業資金あるいは戦傷病……

第13回国会 厚生委員会 第20号(1952/04/03、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、政府はこの提出されました戰傷病者戦没者遺族等援護法案は、潔く撤回をしていただいて、平和條約が発効後すみやかに今国会中に遺族並びにわれわれが納得し得る遺族あるいは戰傷病者に関する保障制度を実現していただきたい、こう考えておるのであります。  戦争に負けた国、あるいは戦争に勝つた国も、戦争が済んだあとで、まず何よりも急いでやらなければならないことは、その戰争に従事をして、その従事をしておつた公務に基く事故によつてあるいは死亡し、あるいは肢体が不自由になつた、こういう犠牲者に対してできるだけ手厚く報いるということは、これは国の重要な責任であり、義務であろうと……

第13回国会 厚生委員会 第21号(1952/04/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 昨年保険の単価の問題が非常にやかましくなつて、結局多少引上げられた。あのときに橋本厚生大臣は、医師会の方から強く申し入れた結果として、暫定的なものであるということをお答えになつて、言質を与えられておるのです。この暫定的であるというのは、そのときには、いつ幾日までという話も別になかつたのです。が、保険局長の方では、これを今後どういうふうに取扱つて行かれるおつもりですか。
【次の発言】 私は、別に医師会の利益を代弁してという意味ではないのですが、ただ、あの当時、厚生大臣との交渉の衝に直接当つておりましたので、実はこの機会に伺つておるわけです。そこで、あのときには、今度の単価の引上げ……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/04/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、ただいま御提出の医療法の一部を改正する法律案並びに優生保護法の一部を改正する法律案には、次のような希望を付して賛意を表したいと思います。  医療法の一部を改正する法律案でありまするが、これは当初内外科十科であつた診療科名に最近神経科等五科名が追加され、いままたさらに気管食道科に関する新科名が附加されるのであります。しかしながら、今日の医療のあり方から見まして、常に專門科名が解剖学に準拠しておる。であるから、当初内科外科であつたものが、神経科となり、あるいは肛門病科までできて来るというように、解剖学に準拠しているというような專門科名にとどまるということで……

第13回国会 厚生委員会 第25号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 一昨年、山陰地方国政調査に参りまして、鳥取県また鳥取市の理事者の方に、県あるいは市の事情を承る機会を得まして、ただいま稻田さんの御意見のように、市も県も財政的に至つて恵まれていないということを繰返し強調されておられたことは、われわれもいまだに記憶に新たなところであります。鳥取市が再度の大きな災害にあいまして、今度たいへんなことになつた、一日も早く復旧せられろことを、われわれの立場においても念願をいたしております。  そこで、ただいまの政府当局からの御答弁に関連いたしまして、二、三お尋ねをいたしたいのでありますが、鳥取市の県立第一中央病院の復旧については、起債の許可等について、で……

第13回国会 厚生委員会 第26号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この法案の御提出とともに、小委員会で、細部にわたつてはいろいろ当局との間に懇談的に論議が重ねられましたので、残された二、三の要点だけをこの際ただしておきたいと思います。  第一に、国民健康保険の昨年度の赤字はどれだけであつたか、また一点単価の引上げに伴う負担加重分はどれだけであるか、また来年度における国保の推定される赤字はどれだけであるか、一点単価の引上げに伴う負担加重分はどれだけであるか、二十七年度のこの数字をお伺いしたい。
【次の発言】 そういたしますと、この資金を貸し付けることによつて、多少の赤字が軽減されて来るわけですが、この赤字が昭和二十六年度において、単価の引上げも……

第13回国会 厚生委員会 第27号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま上程になりました国民健康保險再建整備資金の貸付に関する法律案並びにその修正案に対しまして、私は日本社会党の立場から、強い希望を付して賛成の意を表明いたしたいと思います。  言うまでもなく、国民健康保険制度は、現在二千四百万の国民を含み、しかもこれが主として農民であつて、生産農民の健康を病気から守らんとする現在のわが国における社会保障制度の重要なる一環である。その成長は農民のみならず、福祉国家としてのあり方からも、全国民、国会が待望しているものであります。ところで、特に独立に伴いまして、経済自立の最も重要なる支柱は、申し上げるまでもなく主要食糧の自給態勢の確立であります。……

第13回国会 厚生委員会 第34号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この問題で多少紛糾と申しましようか、議論え沸騰いたしまいたのも、御存じのように、行政協力の政府の取扱い手続の問題において、われわれは憲法の第七十三條によつて、事後においてでも国会の承認を求むべきであるということについての、違憲的な手続であつたという考え方と、その次には、刑事訴訟法あるいは税法等において、どんどん特例が出て来る、そこへまた、今度の外国艦船の検疫に関する特例が出て来たというとろから、やはり問題が特に、いわばセンシブルな形をとつたと思うのであります。幸いに外務政務次官が御出席なので、この機会に最初大体の概括的な問題から始めて、ごく簡単ではありますが、しぼつてこの検疫の……

第13回国会 厚生委員会 第39号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 「当分の間」ですが、当分の間というのは、要するに会員の会費でまかなえるまでの当分の間ということですが、ここに日赤の副社長も来ておられますが、大体あなた方の方で、どの程度に考えておられますか。
【次の発言】 日本赤十字社法案については、私どもの方では堤ツルヨ委員が、当初から熱心に小委員会あるいは本委員会を通じて、いろいろ意見を表明し、また私どもの要望等を重ねておられますので、この点につきましては、私どもは堤ツルヨ君が明日出席せられるのを待つて、この法案がその熱心さに報ゆるがごとき形で通過されることが妥当ではなかろうかと、実は思つておつたのでありまするが、遺憾ながら出席することがで……

第13回国会 厚生委員会 第42号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 国民健康保険の決議案の出されたのはすでに三回、今度は四回目でありますが、依然としてわれわれが一番念願しておる強制――強制という問題は惡いといたしましても、全市町村を含むということ、あわせて療養給付費の二割負担は実現されておりません。本会議にこの決議案が上程されましても、厚生大臣は常に善処するというふうなその場限りの御答弁でありますので、今度はぜひとも本会議では大蔵大臣の責任ある言明をもあわせ求めるよう、特に委員長の方から議運の方へも申入れをしていただきたいと思います。
【次の発言】 私はただいま御提案になつておるこの栄養改善法案に対しましては、心から賛意を表する次第でありまする……

第13回国会 厚生委員会 第46号(1952/07/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大したことではないのですけれども、先ほど来丸山さんから、イソニコチン酸ヒドラジツドの問題で、いろいろお尋ねがつたのですが、この前やはり山口さんにお尋ねして、その効果の検定等に要する時日、また効果の検定がいつごろわかるのか、わかつたらどういうふうに取扱われるのかということをお伺いしたのですが、今お話を承つておりますと、どうも最近はイソニコチン酸ヒドラジツドの製造が、当初一般から期待されたほどのものでもないような事例も報告されておるということで、そういうことになつておると、あれの発売を非常に軽々に許可されたということに、やはり問題があると思うのです。これはあなた方の方と薬務局の方で……

第13回国会 人事委員会 第19号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大橋国務大臣に二、三点お伺いいたしたいと思います。実は私のお尋ねいたしたいことは、保安庁法案の審議の際に、その当該委員会において論議も相当したのではないかと思いますが、その速記録もまだ入手いたしておりませんので、保安隊の給与に関して相当な国費が投入される以上、保安隊の性格というふうなものに触れて、これは多少委員長の御注意があるかもしれませんが、掘り下げてお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一にお伺いしたいことは、行政協定第二十四條の規定と、この保安隊の出動その他に関連性のある問題でありますが、行政協定には「日本区域において敵対行為又は敵対行為の急迫した脅威が生じた場合には、……

第13回国会 人事委員会 第20号(1952/05/31、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ごく数字的な点について、簡單に給與課長にお伺いしたいと思いますが、まず第一に、この法律案によつて支給されるこの六月分の臨時手当の予算の総額はどれだけでありますか。
【次の発言】 中央庁における一般職員、係長及び課長、局長、大体この四段階、それはそれぞれ号俸があるようでありますが、大体それら四段階の諸君において、現在この法律によつて受ける臨時手当の実額の推定をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 今のお話は大体税引の手取りということでありますが、この課税の方法は六月分の俸給にプラス臨時手当、その中から所得税によつて源泉課税が徴收されるのでございますか。

第13回国会 地方行政委員会 第18号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 地方税改正に関連いたしましてお尋ねをいたしたいと思いますが、石川県におきまして目下開会されております県議会に上程になつておる税に関する條例の一部改正があるのでありますが、その中に道路補修特別税と称するものを徴収することになつております。これはもちろん地財委等の許可を得て條例として提出されたものと思いますが、この道路補修特別税を徴収することに対して許可を與えられたる理由と申しましようか、経緯と申しましようか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 この條例によりますと、県民の普遍的な負担によつて道路、橋梁等の改良補修費を充足するために、道路補修特別税を課するというふうになつて……

第13回国会 通商産業委員会 第50号(1952/06/10、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は社会党の立場から、特にこの法律にまだ十分明文化されておらない、調整が発動した場合に労働者の生活についてどういうふうな構想があるかという点を中心としてただしたいと思います。その前に一応この案の実質的な検討をしぼるために提案者に伺いたいことは、現在中小企業が非常な難関に立つている、それは單に中小企業ないしそれに従事する従業員の生活問題ではなく、もはや数年来大きな社会問題、政治問題としてクローズ・アップされておるのでありますが、特に絹織物、人絹織物等についてなぜこういう臨時措置的な対策を講じなければならないのであるか、その基本的な原因、特に貿易の事情あるいは国際市場の最近の情勢、……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は議事進行に関しまして動議を提出いたしたいと思います。  それは衆議院規則第五十三條にのつとりまして、前厚生大臣橋本龍伍氏を証人として、本委員会の決議をもつてその証言を求めるという動議であります。  その理由は、申し上げるまでもなく、戰争犠牲者、なかんずく戰歿者の遺族と、傷痍軍人、その他の国家補償の問題は、單にわが国だけではなく、国際的にも重大な戦後の跡始末の問題といたしまして、すでにイタリアや西ドイツにおいても一昨年十月にその法制化が終り、昨年度の予算においては相当大規模な予算措置をもつて国家補償の全きを期しておるのであります。従いまして、われわれ衆議院といたしましても、す……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、戦歿者の遺族並びに戰傷病者の国家補償に対する政府の施策について、ただすべきことをただし、あわせて私どもの主張の実現に政府の善処を促したいと思うのであります。  昨日来国民民主党の早川君からも、またきわめて熱心なるわれわれの遺家族援護に関する小委員会の委員長であつた高橋等君からも、ただされた問題でありまするが、すでに昨年の十一月二十八日に、衆議院の厚生常任委員会は、国家補償の観念に立脚をして、遺族あるいは戦傷病者の補償に遺憾なきを期してもらいたいということとを強く要望し、委員会の決議をもつて政府に申し入れたのであります。この国家補償という観念が、このたび……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 午前中に上林山さんのお尋ねに対して、まことに意気昂然たる三百五十万頭の大動物導入という構想を拝聴いたしまして、意を強うしたのであります。しかしながら現在日本の農家が大動物を導入いたします場合に、先ほど来論議の種となつております飼料問題も一つではありますが、御存じのように都会における消費生活そのものが、まだ十分に合理的な食生活を営むような建前になつておらないことは、大臣も御存じの通りと思います。そこで先ほど食生活の改善についての費目を計上しておられるとのことでありますが、いかなる方向に食生活の改善を持つて行かれんとするのか、その基本的なお気持を承りたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、昭和二十七年度の社会保障関係予算を中心に、以下数点について政府の所見をただしたいと思うのであります。  社会保障ないし国民の最低生活の保障は、これはもう憲法に明らかなるごとく、当然政府の責任でもあります。かつはまた敗戦後のこの国民経済棒非常に底の浅い、消費水準の低い、エンゲル係数の高い、人口の盲目的に膨脹する、生活保護法の適用を希望する者も圧倒的にふえつつあるというこの現状において、社会保障制度が国民の大きな輿論であり要望であることは、すでに政府も御承知の通りだと思いまするが、これについては、たとえば一昨年十月、また昨年の十月の二回にわたつて、社会保障……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法案の審議も最終の段階になつており、その間大蔵大臣の責任ある言明を得たいという問題が相当出ておるのでございまして、与党、野党を問わず大蔵省当局の御出席を求めておりますが、その機会も失われまして、審議がその点で非常に不完全になつております。その中でも二、三重要な点について簡潔に、デイスカッシヨン抜きに、ポイントだけをお尋ねいたしまして、大臣もまた御信念のほどだけを簡潔にお答え願いたいと思います。  第一の問題は、援護法案に盛られておる遺族一時金でありますが、この遺族一時金の性格についてであります。これは弔慰金として供与されるものであるか、あるいは恩給法特別……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 厚生委員の岡でございますが、ただいま委員長のお話で家屋税の半減は新しく新設されたものだけというお話でございましたが、第七條第三項によりますと、改築もしくは増築あるいは取得の土地というような項目がありますので、これは改築をいたしましたときにも、やはり家屋税は半減になるのでございましようね。
【次の発言】 その点に関しまして、今ほど地方行政委員の方から御意見がございましたが、たとえば実例を申し上げたいと思います。石川県におきましては山中、山代等現在八つの温泉がありますが、これらの町ないし村は、ほとんど温泉旅館よりの諸税收入によつて町村の財政をまかなつております。そこでオン・リミツト……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 午前中にも他の同僚委員からお尋ねもあつたことと存じますが、なお引続き午後の公述人の皆さんの御意見を聞きましても、現在のこの擬護法というよりも、遺族あるいは傷痍軍人に対する処遇に対する国の根本的なあり方についての御意見が、大きくわかれておる印象を受けます。たとえば、午前中の末高さんのお考えでは、公的扶助というふうなものを、もつと大規模に徹底させろ、その中に遺族の処遇等をも包含すべきであるというふうな点を強調しておられました。また特に佐藤さんの御意見では、生活保護法の前に国家の補償は優先する、従つて生活保護法の適用と見まぎらわしいような処遇でなく、あくまでも国家の補償という建前にお……

第13回国会 大蔵委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど来いろいろお答えもありましたので、ごく簡單にお尋ねしたいと思います。今度のこの地方移讓は、私どもから見ると非常に突如としてなされる印象を受けるのであります。そこで、厚生当局の方の地方移讓についてのいろいろな理由は、これまでもしばしば承つておりまするが、なお他に、大蔵省としても何らか財政的な理由等もあつて、この挙に出られたのであるかどうか、その点を承りたい。
【次の発言】 それでは、先ほど高田次長のお話では、残置するものはメデイカル・センターというような役割を持たす、そうして府県に移讓を予定されておる病院は、原則として府県営たらしめたいという考え方でありますが、一体府県に移……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣に二、三点お伺いしたい。第一点は、平衡交付金が実施されましてから、これが必ずしも満足すべきものでないために、地方財政上大きなウエイトを占めている義務教育費が、非常に不当な圧迫を受けていることは大臣も御存じの通りだろうと思うのであります。しかも累年その減少が著しいというふうに地方も訴えております。そういう事情を勘案いたしましたときに、やはり義務教育費についての適当な負担額と申しまするか、こういうものを算定して、最終的な責任は国が持つてこれをまかなうというような、義務教育費国庫負担法とでも申しましようか、そういう措置でもつて地方財政上の圧迫を緩和しつつ、かつ義務教育をその名のご……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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