長谷川保 衆議院議員
26期国会発言一覧

長谷川保[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期
長谷川保[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは長谷川保衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

長谷川保[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第23号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○長谷川保君 ただいま上程せられました社会保険審査官及び社会保険審査会法案に対しまして、私は日本社会党を代表いたしまして反対の討論をなさんとするものであります。  御承知のごとく、従来、健康保険法、船員保険法及び厚生年金保険法に基く保険給付の処分に不服のある被保険者及び保険料の賦課、徴収、滞納の処分に不服のある事業主は社会保険審査会に審査の請求ができることとなつておりました。この審査会は、各六名よりなる被保険者、すなわち労働者代表、事業、主代表、公益代表の三者構成によつて民主的に公正な運営がなされ、被保険者の利益が守られて来たのであります。今回、政府は、最近の審査請求の増加と、現在百六十件の審……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第40号(1954/04/22、26期、日本社会党(左))

○長谷川保君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました厚生年金保険法案修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、なお多くの点について不満がありまするが、賛成の意を表せんとするものであります。  第一に、わが国における社会保障制度の確立は焦眉の急を要するものでありますが、この厚生年金保険こそは将来のわが国社会保障制度の根幹となるべきものであります。さればこそ、本法は俗に労働者の恩給とも言われ、今回の改正にあたりましては、社会保障制度審議会を初め各方面から、これを機会に、今日わが国に行われておりまする各種年金、恩給、社会保険、共済組合制度の統合等を意図しての改正並びに適用範囲の……

長谷川保[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

長谷川保[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会 第2号(1953/05/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 最近厚生省の非常な御尽力にもかかわらず、新しい癩予防法に対しまする全国の患者の了解が得られなくて、あちこちで大分騒ぎが起つているようでありますが、その現状についてできる限り御報告いただきたいと思います。

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は食品衛生法の一部を改正する法律案について伺いたいのであります。本改正法案をお出しになりましたについては、輸入食品につきまして衛生上相当有害なものがあつたと思うのでございます。たとえば昨年黄変米等の問題がありましたが、食肉の方でもそういうような実例が相当あつたのでございましようか。
【次の発言】 全国に配給されておりまする脱脂粉乳等で、酸化しているものがあるやに伺うのであります。これらの検査はどういうようにいたしておるのでございましようか。
【次の発言】 すでに配給いたしました脱脂粉乳等の検査はどういうようにいたしておりましようか。相当酸化しておるものが各学校にあるという……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この法律は、全体としては非常にいい法律だと思いますが。簡易屠場の問題で、これが部落の周辺に非常にたくさんつくられて、環境改善上非常に困る面が出て来はせぬかというおそれがあるのでありますが、この点について当局はどういうようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 今日まで全国の部落が非常に水準が上つて参りまして、ほぼ一般社会と同水準になつて来たところもずいぶん多く見受けられるのであります。われわれは喜びにたえないのでありますけれども、しかしただいま申しましたように、せつかくここまで水準の上つて参りました部落が、この種屠場が多数できますと、そこにいろいろな意味におきましての悪……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 第八条に屠畜場の使用料及び屠殺解体料についてのことが書かれておりますが、その額はどれくらいに押えているのでありましようか。一応の押えがありますならばお知らせいただきたい。
【次の発言】 今のは使用料でしようか、解体料でしようか。
【次の発言】 それぞれ大家畜もあり、小家畜もあるのですが、その獣畜の種類によつてかわつておるのでありましようか。その点を……。
【次の発言】 この屠殺の手数料が食肉の値段に取入れられるというところから、一般食肉業者からは屠殺手数料の値下げ運動があるようでありますけれども、現在大体ただいまおつしやいましたような金額でやられておるのでありましようか、今……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本改正案に賛成せんとするものであります。  本法案の改正にあたりまして、われわれが強く主張いたしました通信教育の問題、あるいは夜学、あるいは国民学校令によりまする高等小学の卒業生等に受験の道を開かれることを明確にせられましたことを、私は深く喜びとするものであります。さらにまた受験者に対しまして、今年末までその期間を延長せられ、いまだ合格いたしません五千人の人々に対して、これを救済する道を開きましたことについても、私は深く喜びとする次第であります。しかしながら今後この法の運営にあたりまして、私は次の諸点について、当局の十分な御配慮を要請せんと……

第16回国会 厚生委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 健康保険、船員保険、厚生年金保険、さらにまた本日の議題ではありませんが、国民健康保険あるいは国家公務員共済組合その他に対しましては、相当根本的な手を入れなければならない。もうその時が来ておる。国民の徹底的な社会保障制度実地に対する要望は非常に強いのでありまして、この点すみやかに政府はその根本的な改正に対する手を打つべきであると思うのでありますが、まず第一に、今日の国家公務員共済組合あるいは船員保険、健康保険等における傷病手当金、療養給付に対しまする条件がみな違うのでありますが、これはどういうように違つておりましようか、お尋ねいたしたいのであります。

第16回国会 厚生委員会 第9号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今の杉山委員の質問にも関連するものでありますが、医師が都市に集中して僻陬地に参りません理由は、申すまでもなく収入の問題でございます。従つて今の田地、乙地の問題でありますが、僻陬地に医師を定住せしめるためには今の反対の考え方、僻陬地の方の診療報酬単価、一点単価の問題等につきまして、特別な考慮をしなければならぬじやないかというように思うのでありますが、これについて当局はどういうようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 医療行政全般の問題としまして、ただいまの問題を考えるということはよくわかりますが、同時に僻陬地に対しましては、国民健康保険組合をつくり、特にその直営の診療所……

第16回国会 厚生委員会 第10号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この国民健康保険再建整備資金貸付法の一部改正は非常に時宜に適したものであると思うのでありますが、この改正によりましてなお救い得ない、立ち直り得ない組合がございましようか。あれば、どの程度でありましようか。
【次の発言】 戦時中から戦後にかけましてまつたく壊滅をしてしまいまして、今日組合の解散をしてしまつたというようなものが相当数あると思いますが、数でどれくらいございますか。
【次の発言】 最近の、前国会にこの法案が出、あるいは国民健康保険組合に対する国庫補助という線が出ましてから、私もあちこちでそういうけはいを感ずるのでありますが、具体的にどれくらいの休廃止をしております組……

第16回国会 厚生委員会 第11号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 それでは、本日は全般の問題と考えておつたのでありますが、健保に関する問題ということでありますので、伺いたいのでありますが、健保の療養給付を三年に延長することにつきまして、生活保護におきまする医療費の節約が相当できると思います。これは私は相当大きな額と見るのであります。医療給付の三年延長について事業者側からあるいは労働者側から相当強硬な国庫負担に対する要望がありますが、この額をそれにまわしたらどうかと思うのでありますが、先ほど来大臣は社会保障制度の実施につきまして大きな熱意を持ち、ことに一昨日の行政全般に対しまする説明におきましては、その第一の点として疾病の医療に対する保障に……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨日の委員会で私は厚生大臣に対しまして、健保の給付が三年に延長されるということについて、この延長されることによつてこれらの人々に給付される療養給付は、当然今まで生活保護によつて保護されておりました被保護者であつた人々の分がこつちに肩がわりして来る、そういう類のものが、今後そのように生活保護から健保に切りかえられて行くということでありますから、当然その生活保護に使うべきところのものを健保の方の医療給付に対しまする国庫の負担金にすべきだという筋のことを申し上げたのでありましたが、その額等が十分おわかりにならないというので、十分な御答弁をいただけなかつたのであります。これについて……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 まず五条及び六条についてでございますが、この六条等につきましては、当局におかれましても相当親切にお考えになつてこの条文をつくられておることを多とするものでありますが、今日患者が強制検診、強制収容等の条項を削ることをあくまでも要求しておりますことについては、私ども常人としては考え得ないほどの実情のあることを、ここに深く考えなければならないのであります。私は先ごろこのらい予防法のできますことについて、長年癩患者の収容に当つておりまするある有能な公吏と懇談する時を持つたのでありますが、そのときに彼がこういうように申しておりました。癩家族は周囲の非常な白眼視、迫害の中で、彼らはその……

第16回国会 厚生委員会 第16号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今日この社会保険審査会と同じような審査会が、労災保険、失業保険等の審査制度の中につくられているが、そちらの方は今までの制度である三者構成と同じように行われ、うまく行つているように聞いているのでありますが、この社会保険審査会だけがうまく行かないその理由はどこにございましようか。
【次の発言】 非常に手がまわりかねるというお話ですが、私の方の資料によると、昭和二十五年四月から二十七年十二月までの三十三箇月間に、審査会の開催された数はわずかに三十回、平均一箇月に一回も開かれないという事情で、しかもその開く時間は午後二時くらいから四時半くらいまでの二時間半くらいしか開かない。こうい……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 国立病院の地方移譲が前々国会において決定したということで、その方向へ政府は進められておるようでありますが、どうもその後の事情を見ておりますと、秋田、山形等の移譲ができ、なおまた福島、岐阜、飯坂、下呂、和歌山等が近く移譲の予定であると申しますが、全体から申しますと、まことに遅々として進まぬ現状であると思います。地方におきましても、これを受けていることを必ずしもよしとしないという面が非常に多いようでありまするし、医療従業者の関係の方でもこれに反対をずいぶんしておるようであります。このように遅々として進まないのでありますならば、この際根本的に考え直すことが必要ではないか、こう思う……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 御承知のように、今回国民健康保険に対しまして療養費給付の二割国庫補助が行われるようになつたことは、私ども喜びにたえないことでありますが、さて国保に対しましてかように二割の療養費の国庫補助が行われるというようになりました今日、まだ衆議院を通つただけでありますけれども、こういう場合に今政府御提出のこの日雇い健保におきまして、事務費のほかはほとんど――施設を二箇所かつくるようでありますか、そのほかには何らの国庫補助も国庫負担もない、こういうようなことは不均衡だと思うのでありますけれども、当局の御意見を承りたい。
【次の発言】 国保に対しまする国庫の補助が行われる、それは国保がまさ……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました財団法人日本遺族会に対する国有財産の無償貸付に関する法律案に対しまして、賛成をするものであります。  ただ、すでに前同僚議員によつて討論せられましたように、この大きな日本の国有の財産が一部利権屋どもに利用せられて、当初の目的を損じないように、当局が厳重なる監督をされ、ただに軍人、軍属、その遺族のみならず、公務死の意味を、国家総動員法等によつて動員せられておりました遺族等に至るまで広くせられまして、気の毒なる遺族諸君のために、またその幸福のために、十分活用せられるように望みまして、賛成するものであります。

第16回国会 内閣委員会 第15号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先日来しばしば聞かれたことでありますが、どうも緒方副総理に伺いましても、今回の軍人恩給の復活についての考え方がはつきりいたさないようであります。軍人恩給を打切られたと言うかと思うと、潜在的な特権だと言うし、あるいはまた新制だとも言うし、どうもはつきりいたさないのであります。たいへん恐縮でありますけれども、もう一度私は恩給局長に、今回の軍人恩給を復活するについて関連してではありますが、恩給ということについての基本的な観念というか、理念というか、原理を伺いたい。
【次の発言】 今の経済能力の喪失に対する補填という意味の補償という考え方だというお話でありますが、退職金というような……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川委員 ただいま私途中から参りましたので、あるいはこの点当局から十分な御説明があつたかも知れませんけれども、ただいま配布されました予算調の書類の中の母子福祉貸付金、及び国民健康保険貸付及補助金に関する項であります。これは特別措置法の建前から申しまして多分水害に関することであるのでありますが、さよう考えてよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、ただいまの大臣の生活保護に関する御説明にもありましたが、東北、北海道その他の冷害地が相当深刻なる様相を呈しておつて、すでに娘売りというようなこともぽつぽつ始まるように聞いておるのでありますか。この冷害地に対しましても、同様の母子福祉……

第17回国会 厚生委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私はただいま提案されました二つの法律案について政府当局に伺いたいのでありますが、先般当委員会におきまして、私はただいま上程せられました意味の改正をする意思が政府当局にあるかどうかということをお伺いいたしました。その際厚生大臣は目下冷害地につきましては、これらの点について調査中である、調査の結果が判明次第善処をするというようにお答えになつたのでありますが、その後政府当局のこれらに対しまする調査の結果はどうなつておりましようか、お伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 冷害地の事情を伺いますと、この提案の説明に書かれておりますように、実に言語に絶する飢饉であるようであります……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今の保険局長さんのお話の中の調査は、どの線でなさいましたか。
【次の発言】 私伺いたいのは、今二つの線から報告があつて、それがちぐはぐであるというふうに伺つたのでありまするが、県の方からの調査と、いま一つの資料というのはどういう機関からの細査でございますか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、もう調査が正確な資料が得られなければならない時期であると思うのですが、正確な資料なしではこちらとしても手はないわけであります。どうかすみやかに資料をまとめてわれわれの方に提出せられんことを望みます。

第18回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今補正第2の一般会計の支出の方を伺いましたが、私どもに配られております補正第2号の説明書の一般会計の歳入の方に、厚生省関係のものといたしまして、病院収入六億五千五百二十八万二千円というのがございます。説明には「病院収入の追加額は、健康保険法等の規定による診療報酬点数の引上げに伴う入院料金等の増加見込額である。」と書いてございますが、この病院収入という病院は何をさしているのでありましようか。
【次の発言】 昨日大蔵大臣は、二十九年度の予算編成の骨格について、防衛と賠償に相当重点を置いて行かれるというようなことを言うておるのでありますが、私は最近の国の事情、政治の事情等を見まし……

第18回国会 厚生委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 児童局長にちよつとお伺いをしておきたいのでありますが、最近冷害地等におきまして保育所の給食用のミルクをとらないものが出て来ておる。理由はとる金がないからということで、引取らなくて倉庫に入れてあるというものがふえて来たという報告が私の方に来ておりますけれども、冷害地ほどむしろそういう上質な食糧というものは子供たちになおさらとらせる必要があるわけでありますけれども、こういうようなことになつて来るということは非常に困つたことであると思います。児童局の方にはそういう報告が来ておるかどうか伺いたいのであります。
【次の発言】 この冷害地等におけるこういう事情は、今年はすでにそういう事……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今柳田君が率直にわれわれの意見を代表してくれたのでありますが、私も再開国会の初めにあたりまして、どうも厚生行政、社会保障の問題は、今度のこのひどいはしにも棒にもかからぬような大蔵原案の出ましたときに、それぞれの方が、また厚生省の方でもいろいろ努力し、党派を越えまして努力をしたというところに率直に現われておりまするように、われわれも常にこの社会保障制度の前進、厚生行政の円満な遂行ということにつきまして協力を惜しまないということはしばしば申し上げた通りであります。そういう意味で、ここは決して変なあげ足とりというような考えはどなたも持つていらつしやらないと思いますので、ただいちず……

第19回国会 厚生委員会 第4号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この改正案の第六条の3及び4についてでありますが、捕獲しようとして追跡中の犬がその所有者またはその他の者の土地、建物または船車内に逃げ入つた場合て捕獲するために、予防員がその土地、建物または船車等に立ち入ことができるということになつておるわけであります。その条件として「合理的に必要と判断される限度において、」という言葉がある。またそれを拒絶する方にも四項に「何人も、正当な理由がなく、前項の立入を拒んではならない。」というようなことがございますけれども、この法律案によりますと、予防員が捕獲のために他人の所有の土地、建物等に立ち入るように読まれるのでありますが、実際においては予……

第19回国会 厚生委員会 第7号(1954/02/18、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨年夏以来医療扶助の激増あるいはまた保育所の児童の数が非常に多くなつて来たというようなところからいたしまして、生活保護費、児童措置費等の問題、さらに援護率、措置費等の問題が、その方面の非常に大きな問題となつて、当委員会において、私も社会局長及び児童局長にもいろいろ事情を承つたのでございますが、当時社会局長は、一月までの生活保護費は、大体それぞれ都道府県に流してある。四・四半期の分等につきましては、大体一月に入つて間もなく流すつもりであるというようなお話を承つたと思うのであります。また児童局長からは予備費で何とかするようにするというようなお話を承つておると思うのであります。本……

第19回国会 厚生委員会 第10号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、狂犬病予防法の一部を改正する法律案の修正案に賛成し、修正部分を除く原案に賛成するものであります。  すでに論議されましたように、本案の趣旨に対しましては、狂犬病予防撲滅の立場からして何人も異論のないところであろうと思うのであります。ただ問題はただいまも指摘されましたが、予防員の家屋、屋敷等に対する立入りの問題、これが法の実施にあたりまして予防員ならざる捕獲員が立ち入ることによつてそこに紛争が起り、また住居権が侵害され、家宅侵入というような問題が起つて来るであろうということが懸念されるのであります。これにつきましては、法の実施にあたりましては……

第19回国会 厚生委員会 第11号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 未帰還者留守家族等援護法について少し伺いたいのでありますが、今この法律によつてこれを適用されまして、入院して療養いたししておりまする者の数は現在どれくらいございますか。
【次の発言】 この人々は今年の十二月二十八日で、療養の方は一応期限切れになるかと思つておるのでございますが、さようでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、そのあとについて何らかの方策を当局としてはお持ちでありましようか。
【次の発言】 この療養中の人々の病気は、やはり呼吸器病が多いのでしようか、種類はどうなつておりますか。
【次の発言】 これについては一応国家の名前で召集した人々でありますから、ここ……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は消費生活協同組合のことについてまずお尋ねしたいのです。いわゆる福祉国家といわれておるデンマーク、スエーデンあるいは英国、カナダ、ニユージーランド等におきましても、あの健康な社会をつくつておりまする根底には、協同組合の運動が根強く徹底しております。そこに考えさせられるものが非常にあると思うのであります。さらにまたソ連におきましても、革命の当時一応レーニンは協同組合の組織を破壊いたしましたけれども、後にこれを再建し、ソ連社会の重要な制度の一つとなつておると思いまするし、また中共におきまして、いわゆる合作社の運動は今日非常に盛んであり、新しい社会をつくつて参りまする重要な一つ……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほどの柳田委員の御質問はきわめて重大なるものを中に含んでおると思う。現に広島にあります米国側の原子病の研究機関は、治療はしない、研究だけするということを建前としておるようであります。従つて原爆障害を受けました広島市民諸君にとつては非常な不満があつた。つまりモルモツトにしておるというわけであります。研究が主体になつておるということを考えますと、推量をたくましくいたしますれば、当然治療さるべきものでも、研究の都合によつては治癒を遅らせるというようなこともなきにしもあらずと考えられるのであります。従いまして今回の事件もこれに関連いたしますけれども、われわれ日本人といたしましても……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 前回の委員会で私は消費生活協同組合が日本にどうして発達しなかつたか。将来の健全な社会を建設するために、この協同組合はなくてはならぬものである。そのなくてはならぬものがかくまで発達しない理由について、まず金融の面から伺つたのであります。その結果金融関係におきましては、当局提出の資料によりますと、政府からの貸付金がほとんど金融の大部分であります。あのわずか二千五百万円がその種でありまして、そのほかには労働金庫法の道が開かれておりますけれども、ほとんど言うに足りない。こういうことであつてはとうてい消費生活協同組合の発達をはかることはできないことは明らかであるわけでありまして、これ……

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 現行消費生活協同組合法によりますと、地域、職域という種別がはつきりとつけられております。これは戦時中の配給関係等から起つて来たものでありまして、消費生活協同組合の今後の発展上、地域、職域という問題はわけておく必要はないと思うのでありますが、わけておかなければならぬという理由がありましようか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そういう火災共済等の問題等で何か新しい事態が起つて来ておるやに伺うのでありますが、そういうこと炉あるのでありましようか。
【次の発言】 地域とすることによつて、職域と地域とをわけてしまう、そうしないで職域のものも地域のものも一緒くたになつてやれば、それ……

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 被爆を受けましたことによつて起つて参ります損害の補償の問題がどうも区々としておりまして、確定をしていないのであるが、私ども新聞等で拝見しますと各委員会で伺つて考えるのでありますが、まず第一にその漁夫の医療費及びその家族の生活保護、また家族が東京に参りますその旅費等につきましては、予備費から出るというようなことも、先ごろ厚生大臣から伺つたように思うのでありますが、これは決定しておりましようか、伺いたいのであります。
【次の発言】 そうすると厚生省では予備費から出すということを一応考えているのでしようか。
【次の発言】 今の生活保護の点で、家族の生活保護の関係について伺いたいの……

第19回国会 厚生委員会 第22号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 委員長から簡単にというお話がございますので、かいつまんで要点を伺いたいのであります。  御承知のように、ただいま内閣委員会におきしまして、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案が審議せられております。この中に厚生省関係の国立病院、国立療養所の職員の問題も入つております。国立病院、国立療養所の現状を見てみますると、まずたとえば国立療養所のごとき、昭和二十七年には千五百床増床されておりますが、全然職員がふえておりません。昭和二十八年におきましては、一部国立病院の国立療養所に対する転換によつてその部分だけがふえております。また二十九年の今回の予算におきましては、国立療養所のふえ……

第19回国会 厚生委員会 第23号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今までの不合理な点が大分是正されて来ているようで、私も喜んでおる次第でありますけれども、念のためにもうちよつと伺つておきたいと思うのであります。今度の改正案によりますと、たとえば戦地で、実例をあげて伺うわけでありますが、昭和二十年の終戦に近い日に生きておられた。その後帰つて来た人によつて死んだということがわかつた。その帰つて来た人の話を聞くと、結局栄養失調で倒れたらしい、こういうような例がたくさんあると思うのであります。そういうような場合に、栄養失調で、あの戦争の苛烈なときであり、ことにあの敗戦という混乱の中でありますから、内地におきましても同様の例がたくさんありましようが……

第19回国会 厚生委員会 第24号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 らい予防法の一部改正について伺いたいのでありますが、前国会におきましてらい予防法が改正されましたときに九箇条の附帯決議がなされまして、この附帯決議につきましては、すみやかにこれを実現するように将来本法を改正するということになつておりました。それに伴いままして今回の一部改正がなされたと存ずるのでありますが、第一及び第二の附帯決議がほぼ今回実現をされて来たわけであります。従つて後の条項について伺いたいのであります。まず「入所患者の自由権を保護し、文化生活のための福祉施設を整備する」というようなことにつきましては、その後どういうふうになつて来ておりましようか、実情を伺いたいのであ……

第19回国会 厚生委員会 第25号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 厚生大臣が御出席でありますので、時間もございませんから、きわめて簡単に三つの問題について伺いたいと思うのであります。  第一点は、御承知のように各都道府県に保険課がございまして、その職員諸君が約六千人おられます。この人々の身分は御承知のように国の官吏である。ところが業務は地方の業務であるというわけで、たとえば給与の点でも恩給の点でも、あるいは業務自体の点でも非常に困つております。前年来この関係を何とか割切つだものにしてほしいということが、たびたび私ども国会議員の方に陳情されて参つておるのであります。私どもも当然これは筋の通つたものにしてそうして能率的に仕事ができるように、ま……

第19回国会 厚生委員会 第28号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ビキニの被爆事件によります漁夫の被害、漁船の被害のその後の事情を承りたいと思います。
【次の発言】 それらの魚、船あるいは間接的な魚価の値下り、船の碇泊によります損害等についての補償の関係はその後どのようになつておりましようか。
【次の発言】 何分にも一般の漁業家はそう十分な資本があつてやつているわけではないのでありますから、その補償がすみやかになされるかいなかによつては重大な生活上の脅威を受けると思うのでありますが、これらに対する補償がいつなされるかという見通しにつきましてはどのようになつておりますか。
【次の発言】 今の三崎の第十三光栄丸の件でありますが、新聞紙の報ずる……

第19回国会 厚生委員会 第29号(1954/04/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ひとつ具体的な例を伺つておきたいのでありますが、この医薬分業がいよいよ行われたといたしまして、たとえば医療扶助あるいは社会保険によつて診療をするという場合に、今日行われておりまするような濃厚診療を認めたというようなときには、すでに医者は処方箋を書き、そして薬剤師は薬剤の投与をしてしまつたわけでありますが、濃厚診療なるがゆえにというので、これを払わないというような場合には、その責任はだれが負うのでありましようか。
【次の発言】 そういたしますと、今のような濃厚診療で保険の方では払わないという場合には、医者だけが払われないのでしようか。医者の処方箋に従つて薬剤師は調剤をしておる……

第19回国会 厚生委員会 第30号(1954/04/05、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました消費生活協同組合法の一部を改正する法律案に関します修正案並びに修正案を除きます原案に賛成の意を表するものであります。  思うに、わが国におきます消費生活協同組合の発展が今日のごとく非常に困難な事情は種々あると思いますけれども、何にいたしましても、率直に申しましてこの消費生活協同組合に対します育成発展をはかります政府の努力が――中小企業協同組合あるいは水産業協同組合あるいは農業協同組合等に対します政府の育成、発展、指導というようなものは問題にならないほど微力である。ことにその資金、金融の面に対します政府の施策は実質的には……

第19回国会 厚生委員会 第31号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほど来質疑応答がございましたが、私は、今日の政府の社会保障制度の考え方は、口では非常に重んずるとおつしやいますけれども、事実そうでないことは明らかであると思うのであります。たとえだ社会保障制度審議会の勧告をほとんど実現せられません。すでに国会におきましてたびたび決議までいたしましたけれども、いまだに実現をされておらないのであります。また今回、勤労者の恩給と言われておりますような重大な、社会保障制度の根幹をなす厚生年金保険法の審議がなされるときにおきましても、社会保障制度審議会におきまして大臣等の出席を要望せられましても、これに出席をなさらないのであります。また先ほど来、予……

第19回国会 厚生委員会 第35号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 関連して。先ほどの岡委員の発言の点でありますが、私の党におきましても重大問題視しております。また各地から私どもに対しまして、どうも恩給を給付されるのに五年もかかるだろうというので非常に心配をして参ります。もつともしごくだと思うのです。私どもたとえば地方から申して参りましたのを気の毒だと思いまして、復員局に参りましていろいろお世話願うのですが、市ヶ谷の世話課なんかに参りましても、女の子が四、五人いるだけで、五、六回われわれが通つてもどうにもならないというような状態であります。私は閣僚の一人としてお聞き願いたいのでありますが、どうか責任を持つてこれをすみやかに解決するように十分……

第19回国会 厚生委員会 第36号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 第三種被保険者の問題でありますが、政府当局は、第三種被保険者を鉱業法第四条に規定する事業の事業場に使用され、常時坑内作業に従事する被保険者、いわゆる坑内夫に限つているようでありますが、坑内夫のみならずたとえば恩給法三十八条におきまする今国会における改正等によりますいわゆる不健康業務あるいは労災法、労基法等によりまして、それぞれ規定されておりまする危険業務、不健康業務等があり、あるいは年齢五十才くらいで職場を転換しなければならないという重労働者があると思うのでありますが、何ゆえに坑内夫にだけこれを限つたのであるか、その理由をお示し願いたい。

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この際政府当局に資料をお願いをいたしたいのであります。それは資金運用部の運用の状況についてであります。今資金運用部の金をどういうように運用しているか、詳細なる資料がほしいのであります。ことにいただきたいのは、旧特殊銀行等の債権及び貸付金の内訳の詳細なるものであります。それから旧特殊会社等の債権及び貸付金の詳細なる内訳をいただきたいのでございます。さらにいま一つ、政府職員の共済組合の方の積立金の運用につきましての詳細なる内訳をいただきたいのであります。この三つの資料を当委員会に御提出願います。
【次の発言】 その点は、私どもの方でも一応の資料がございますけれども現状でけつこう……

第19回国会 厚生委員会 第39号(1954/04/21、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 議事進行について緊急動議を提出いたします。  御承知のように、佐藤自由党幹事長に対しまする逮捕の許諾請求に対しまして、目下国会で重要議案が審議中であるとの理由をもつて、法務大臣の指揮監督権を発動いたしましてこれを拒否するということが新聞に発表されております。そのことはわれわれは絶対に納得できないところであります。国民諸君もまたいよいよ国会に対します不信を強めることと思うのであります、目下この問題につきまして、野党四派の緊急の国会対策委員長会議を開いております。この緊急国会対策委員長会議がどういう結論を得まするか、その結論が出まするまで、その会議が終りまするまで、この委員会の……

第19回国会 厚生委員会 第45号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 時間がないので、簡単に実情を伺いたいのであります。御承知のように、熊本の恵楓園の未感染児童保育所であります龍田寮、ここに収容しておりまする児童の新入学生四名の熊本市黒髪小学校への通学の問題につきまして、われわれの方にも先般来患者の方からたびたび陳情が参つております。私もあまりこれは表面化しない方がいいという意味で、今日まであまり問題にしないで、問題が問題でありますからすみやかに解決すると、こういう見通しでおつたのでありますが、事態はいよいよ険悪になつて参りまして、この四名の新入学生は、恵楓園長やあるいは熊本医大等におきまして、この健康児については何ら危険はないということをは……

第19回国会 厚生委員会 第48号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつと関連して。ついでに全国の中毒者の見込み数。

第19回国会 厚生委員会 第49号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先般来の厚生省当局その他の非常な御努力によって、画期的なわが国の結核の実態調査の結果が判明したようでありますが、それによりますと、かつての日本の結核の状態につきましての推定は根本的に立て直さなければならないようになったと思うのでありますが、今日、全国の結核のベツドの数は幾らまで整備されて来ているのか、かつての結核五箇年対策の計画がどこまで進んでおるのか、まずベツドの数を伺いたいと思います。
【次の発言】 十一万床の公私立、法人立等の内訳はどうなつておりますか。
【次の発言】 今回の実態調査によりますと、大体進行性の者が二百五十万人くらいあるようであります。そのうちの空洞を持……

第19回国会 厚生委員会 第53号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 いろいろ教えられてありがたいのでありますが、簡単に林先生、竹山先生にお伺いをいたしたいのであります。今まで私どもは、このヒロポン中毒の者を精神病院に収容いたしますると、非常にあばれましたり、秩序を乱しましたり、あるいは逃亡いたしましたりするので、病院としては非常に迷惑で困つてしまう、各精神病院はこれを収容することを非常にきらうというふうに実は伺つて来たのでありますが、ただいまお話を伺つておりますと、私ども今まで伺つて参りましたのと少し違うのではないかというふうにも感ずるのであります。従いまして、現に収容いたしまして、ただいま申しましたような非常に乱暴したり、秩序を乱したり、……

第19回国会 厚生委員会 第55号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 去る五月十三日の当委員会におきまして、私は熊本市の国立癩療養所恵楓園の未感染児童保育所龍田寮の児童の黒髪小学校への入学拒否の問題につきましていろいろお尋ねをいたし、また文部委員会におきましても、五月二十二日にこの問題につきまして質疑応答がありました。わずか数名の、全部でも二十三名の児童の問題でありますが、御承知のように、その父兄たちは、社会のために、いわば基本人権を制限をされまして、公衆衛生というような立場からいたしまして、国立癩療養所の中に収容されていられるのであります。この不幸なる癩者たちは、社会全体のために不本意ながら非常に不自由な御生活をなさつておるわけであります。……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 担当官に来ていただかなかつたので、恐縮でありますが、ついでに厚生大臣にざつと伺いたいと思います。  奄美大島がまた日本に帰つて参りました。聞くところによりますと、非常に生活程度が悪いということでありますが、今日奄美大島の島民の生活状態はどんなふうでありましようか。専門の担当官がお見えになつておりませんからこまかいことを伺おうとは思いませんが、大ざつぱのことでけつこうでありますが伺いたいと思います。
【次の発言】 生活保護法にかけなければならぬような者がよほどおるようでしようか。わからなければあとでけつこうですが、いかがでしようか。

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 これは滝井先生から聞こうとするところかもしれませんが、今の単価の問題であります。これは医薬分業にも関係しますし、すでに東京都の医師会は四千人の会員を集めまして、非常な決意をもつて厚生大臣の退陣要求の決議をもいたしておるわけであります。しかもその東京都の医師会の大会には全国の都道府県の医師会長というような人々も非常に多数お集まりでございまして、各都道府県におきましても続々この大会が開かれ、しかのみならずその東京都医師会の大会は、日本医師会の大会の開催要求を決議いたしておるところからみましても、これはきわめて重大な問題に当面しておるのであります。従いまして、これは短時日の間に非……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私も資料をひとつお願いしたいのです。それは世界各国の国民の医療費に対する公費負担の関係、つまり国民総医療額に対する公費負担の額、その割合、またその中におきまする各種医療関係の保険に対する公費負担の割合、同様にわが国のものにつきましても、ごめんどうでございますが、資料を提出していただきたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第67号(1954/10/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 きようは土曜日でたいへん恐縮でありますが、月曜日の審議のために必要でございますので、月曜日の朝まででいいのでありますが、武長その他日本の大きな製薬会社の、新聞に広告いたします程度のものでけつこうでありますから、最近の決算報告書を五つくらい御提出願いたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 まず大臣に伺いたいのでありますが、今日新医療費体系を実施する、また同じく来年一月一日から医薬分業を実施するということになつたわけでございます。このときにあたりまして医療を担当する医師の団体であります日本医師会とまつこうから対立をするということになつております。これはきわめて重大なる問題であり、またきわめて遺憾な問題だと思うのであります。この医師の団体である日本医師会とまつこうから対立した状況におきまして、この新医療費体系あるいは医薬分業ということはできるはずがないのであります。私はできるはずがないと思う。もししいてやるとすれば、大混乱の起きることは火を見るよりも明らかであり……

第19回国会 厚生委員会 第70号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 一昨日の質問で、私は新医療費体系について重大なる欠陥があるということを指摘したのでございましたが、もう少し続いて、私は別の角度から、基本的な問題について伺いたいのでありますが、厚生大臣はおいでにならぬでしようか。
【次の発言】 それでは各局長さんに御答弁を願いたいと思いますが、昭和二十六年の六月二日の衆議院に驚きまする厚生委員会の質疑応答を、速記録によつて調べてみますと、調剤いう問題が取上げられております。申すまでもなくこの医薬分業新医療費体系では調剤と処方箋の問題が中心問題です。御承知のように医師法、歯科医師法及び薬事法の一部改正法案は、昭和二十六年の第十国会に提出されま……

第19回国会 厚生委員会 第71号(1954/10/15、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先般滝井委員から二十七年十月におきまする東京都内の社会保険関係の診療所で千点くらい無作為に抽出して、日本医師会立会いで、この新医療費体系を適用した場合にどういうような結果になるかということを具体的に調べて、その資料を提出してほしいというきわめて適切な、またきわめて重要な御要求があり、私どもそれに賛成をいたしたのでありましたが、本日その資料を厚生当局から渡されましたのを拝見いたしますと、非常に重大な問題になつて来たのであります。今日までこの新医療費体系につきまして厚生当局の払われました御努力に対しましては、全委員をあげて本委員会におきましてもしばしばその労を多とする、敬意を表……

第19回国会 厚生委員会 第73号(1954/11/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつと今席をはずしておりましたので同僚議員の質問と二重になりましたらお許しを願いたいと思いますが、時間がありませんので簡単にお伺いしたいと思います。  まず第一に法律によりますれば、一月一日から医薬分業をするというので、その基礎になるべき新医療費体系をわれわれは今論議しておるのでありますが、ただいま参議院におきましても、これを延期するというような法案も出て、継続審議されているやに聞くのでありますが、この医薬分業を一月一日から実施しない場合でも、新医療費体系は一月一日から実施なさるのであるかどうか、厚生省のおつもりを伺いたいのであります。

第19回国会 厚生委員会 第76号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいまの御調査に対して、私どもは国会議員といたしましての良識によつて十分判断することができるのでありまして、私はこの努力に対しまして深く感謝の意を表するものであります。

第19回国会 大蔵委員会 第25号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○長谷川保君 諸君御承知のように、いわゆる福祉国家、デンマーク、スエーデン、英国、ニユージーランド、カナダ、その他の国々におきましては協同組合がきわめて発達しております。それが健全なる国家の柱になつていることは御承知の通りであります。また共産主義国家におきましても、同様に、レーニンが革命後協同組合をつぶしましたけれども、再びこれを復活し、さらにまた中国におきましても、いわゆる合作社といたしまして、これが中国社会の健全な発達の大きな基盤になつております。わが国におきましても、早くこの制度を取入れましたが、いわゆる農協の面におきましては相当進歩いたしましたが、都市の消費生活協同組合におきましては、……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいま井手委員から義務費予算等の関係が質問されましたが、私もちよつとその点を伺つておきたいのであります、義務費として出すべきもの、たとえば二十八年度に支出すべきものがある、それを、二十八年度の予算がないために。二十八年度の予算の中に組まないで、ずるずるに三十九年度の予算によつて支払うということがあります場合には、財政法第十三条の違反にならないか、この点を伺います。
【次の発言】 当然昭和二十八年度に支払うべきものであるにかかわらず、二十八年度の予算がない。そういたしますれば、先ほどのお話でもわかりますように、また私どもの常識から申しまして、義務費でありますから二十八年の補……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大蔵省が見えましてから……。
【次の発言】 今法制局次長の言うのは私は間違いだと思う。というのは、この食品衛生法その他の法律につきましては、昭和二十五年予防接種法等による国庫負担の特例等に関する法律というものが出ておる。それによつてなされておる。これは法律をごらんになればわかりますが、一年しかやつておらない。一年の期間がある。それを二十六年にさらに一年延期してある。これでおしまいになつている。だからこれはただいま申しましたような食品衛生法その他法律が生きて来なければならぬ。しかし今日私どもが非常に真剣にこれを取上げておりますのは、非常に大きな問題が起きておる。今日のあのビキ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 厚生委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられました医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しまして賛成するものであります。  ただここで一言いたしておきたいことは、この医薬分業の問題が昭和二十六年に国会において決定せられまして以来三年をけみするのでありますが、その間に政府はこれに関係いたします日本医師会及び日本薬剤師会に対しまして、十分な協力態勢をつくるべきであつた、この点が私は最も遺憾な点であります。それをつくるべきであつたのに、その三年の間ほとんどなすことがなかつた。国民の運命に大きな影響を及ぼします医療制度の革命というような……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 厚生委員会 第1号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大臣はお忙しいようですし、先ほど来お話のように、主として選挙管理ということを任務として内閣ができておるようですから、私は緊急の問題について、実際の行政に当つておる局長さんたちに伺つておきたいのであります。  第一に社会局長に伺いたいのでありますが、御承知のように炭鉱地帯が非常にひどく痛んでおります。食物にすら非常に不自由するようなことでございますが、この炭鉱地帯の非常な窮迫に対して、当局はどういうような手を打つておられるか、それをこまかに伺いたいのであります。
【次の発言】 炭鉱地帯をまわつて来られた諸君の話を聞きますと、九州の炭鉱あるいは常磐炭鉱、ことに九州の炭鉱などにお……


長谷川保[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 未帰還者留守家族のことで。帰つて来られた方が結核にかかつているので、そのまま療養所に入つた、こういうような方は帰つて来たときに港で未帰還者でなくなるのか。
【次の発言】 すると療養の給付は本人は受けられるが、家族はこの法律では何の援護もないわけでございますか。
【次の発言】 留守家族の手当の二千百円及び四百円の数字、この数字はどういう根拠のもとにきめられたのでありますか。
【次の発言】 そうすると遺族援護法の方でもあるいはこちらも留守家族の援護法の方でも、ただ財政上の見地、予算上の見地からだけで一等兵並みにする、こういうことでございますか。

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほどからの応答を伺つておりますと、副総理のお答えでは、一応今回の恩給法一部改正は、潜在しているという形であるけれども、軍人としての既得権の復活ということ、それから太平洋戦争の責任を軍人にのみ負わせるということはよくないというお考えのもとに、今回の改正をせられるというように伺つたのでございますが、そうすると今回の恩給法の一部改正の主たる目的は、職業軍人の既得権の復活、その恩給の復活ということを中心としていると考えてよろしいわけでございますか。
【次の発言】 私は今回の恩給法の改正の根本的な観念に対して、非常な疑問があるのであります。この点は堤委員もちよつと伺つたようでありま……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつとさつき聞き漏らしたので、たいへん恐縮なのでありますが、今先生のおつしやる公務扶助料と普通扶助料との関係はどういう関係でございますか、これはどういうふうにお考えになつているか。
【次の発言】 高木さんにお伺いいたしたいのでありますが、この法案に御賛成のように先ほどお話がございましたが、戦争の犠牲が全国民的であるということは間違いのないことである。しかしその中で傷痍者やあるいは遺族の方々の物心両面の損害というものは甚大でありますから、これに対しまして特別な補償をするということは、私ども社会党といたしましても賛成であります。しかし同時にこの法律で私は非常に不満に思いますこ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 末高先生にお教えをいただきたいのでありますが、先ほど先生は脱退手当金についてお話がございましたが、日本の現状のように職業の転換が著しい――私ども政府から提出されておる資料を見ましても、すでにきわめて短期間に転換をして行く人が多いのでありますが、こういうような職業転換の非常にはなはだしい現状において、またことに今日の短期間的な見方といたしますれば、失業者がおびただしく出て行くであろう、また現在出ておる、今後盛んに出て行くであろう、こういうような場合におきまして、やはり脱退手当金を廃止すべきである、こういうように考えるべきでありましようかどうか、この点、先生の御教示をいただきた……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 よろしゆうございます。
【次の発言】 教職員の保健管理についてのことでありますが、学校教職員の中に結核の蔓延が相当はげしいものがあるというように考えられておりますが、今日中学校、小学校等におきまする結核の教員の数はどれくらいでありますか。
【次の発言】 これに対しまして教員のための結核のベツド、教員保養所のベツドはどれくらいございますか。
【次の発言】 現在のベツド総数はどれくらいございますか。
【次の発言】 そういたしますと、まだずいぶんベツドが下足をいたしております。二十九年度予算におきまして相当補助金が出ておりますが、それが前年度より減つた理由は、単に緊縮予算というこ……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨日伺いました日本医療団のことにつきましては、御調査をいただいておると思うのでありますが、もし御調査いただいてありますならば、六億円余の財産についてどういうように今日まで使つてありましようか、あるいは使う予定になつておりましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 これは明らかに使わないことにつきまして、このほんの数日中にこれをきめてしまうというように伺つている。そうなつているに違いないと私は思う。ついては更正省の方に当然これは御相談があつてしかるべきだと思うのですが、次長が御承知ないということはまことに解せないことでありますが、そうなつているに違いないと思いますから、明日……



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データ更新日:2023/02/05

長谷川保[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期
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