田辺誠 衆議院議員
33期国会発言一覧

田辺誠[衆]在籍期 : 29期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期-40期
田辺誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田辺誠衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

田辺誠[衆]本会議発言(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 衆議院本会議 第3号(1974/07/31、33期、日本社会党)

○田邊誠君 民主政治の基本は選挙にあります。狂乱物価のもとにおける参議院第十回通常選挙の結果、国民は、田中政治に対して、明らかにノーの意思を表明いたしたのであります。  私は、ここに日本社会党を代表して、深い憤りと大きな怒りを込めて国会を見守っておる国民とともに、田中内閣不信任決議案に対して賛成の討論を行ないます。(拍手)  一昨年七月、田中内閣の登場は、長期にわたる官僚型保守政治に怨嗟の念を深くしていた国民にとって、暗いトンネルから抜け出たときの太陽のごとく強烈なまぶしさを覚えさせるに十分でありました。しかし、それから満二万年、次第に光になれた国民の目に映じた田中内閣の正体は、全く期待を裏切……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 衆議院本会議 第3号(1974/12/16、33期、日本社会党)

○田邊誠君 私は、日本社会党を代表して、石橋書記長の総括的な質問に続き、三木新内閣の立ち向かうべき基本的施策について、総理及び関係閣僚に対し、具体的にただしてまいりたいと思います。(拍手)  二年四カ月前、内外の好意あるまなざしと、数多い賛辞の中で登場した田中内閣は、いまや国民のかってないほどの批判と、冷ややかな眼に見据えられながら退陣していったのであります。  しかし、この田中政権の瓦解は、一内閣の運命が断たれたというだけではないのであります。戦後、日本の政治に君臨してきた保守政治への訣別を意味することを自民党の諸君は知らなければなりません。しかるに、国民の意思とは相反し、野党第一党に政権を……

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委員会発言一覧(衆議院33期)

田辺誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 社会労働委員会 第2号(1973/02/06、33期、日本社会党)

○田邊委員 政府を代表する立場で官房長官の御出席を求めておったのですけれども、お見えでありませんけれども、それぞれ所管の労働大臣なり総務長官お見えでございますので、労働基本権の問題について若干質問いたしたいと思います。  日本の労働者に与えられているところのいわゆる労働三権、これが公務員労働者なり、あるいは公企体労働者に大きな制約があることは御存じのとおりでございます。このために起こる紛争が、戦後いろんな形でもって繰り返されてきていることも御案内だろうと思うのですが、特に公労協傘下の組合に対して、不当労働行為なり、あるいはこれに類するところのいろいろな抑圧が数多くなされてまいりました。これに対……

第71回国会 社会労働委員会 第6号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○田邊委員 去る二日、最高裁は年次有給休暇の取り扱いに対する画期的な判決をいたしました。私ども戦後、年次有給休暇は労働者の当然の権利として自由にこれが取得されるものであるということを主張してまいったのでありますが、政府並びに経営者側はこれに対して、年次有給休暇はその請求の中身、請求の日時等によって制限できるというような一方的な解釈をとってまいったのであります。今回の判決によりましてそれらの説というものが全く労基法上許されないということが明白になったのでありまして、いままで古い観念にとらわれた、そういう措置をとってきた関係者にとっては大きな衝撃であったと思いますが、われわれとしては、われわれの主……

第71回国会 社会労働委員会 第7号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○田邊委員 齋藤厚生大臣にお伺いいたしますが、きょうはひとつあなたと私でフリーにいろいろと討議をしていきたいと思います。  社会保障、社会福祉については非常に造詣の深い大臣でありますが、しかしその経験の中で、一体大臣としてどういうふうにこれから対処しようとするのか。ずっとこの国会始まってから私拝見をしておりますると、個々の事象についての質問がかなりあります。これまた重要なことでございまするが、それと同時に、社会保障の基本に触れた原則的な討議というのが、置かれているんじゃないかという気がいたします。これはもちろんわかっているようなことでございまするけれども、私は一面その大原則がよく踏まえられてい……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/03/26、33期、日本社会党)

○田邊委員 いま多賀谷委員から包括的な質問がございましたから、もう私重複いたしませんで、補充をして質問をいたします。建設大臣がお急ぎのようですからそのほうから……。  いま建築基準法上の問題についての質問がございました。これはいろいろ見方がありますけれども、私はやはり、さっき事務当局からお話のあったように、一応耐火構造等の防火区画というこの施行令から見て、違反であるという点は明らかだろうと思うのです。そこで、四十四年、四十五年に改正をした上に立って見れば、なおかつこれが違反であることは間違いないわけです。ダクトを通じて上へ上へと火が行ったわけでありますけれども、一体この宿泊した医師の足元から火……

第71回国会 社会労働委員会 第15号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○田邊委員 郵政省、運輸省、おいでですか。
【次の発言】 ああそうですか。  郵政省が最近支給しております郵便配達あるいは貯金、保険の業務等で使用しているところの自動二輪、いわゆるバイクで最近非常に事故がひんぱんに起こっておるわけですが、その中でもバイクが逆にうしろへ進むという、逆進するという考えられないような事故が続発をいたしておるのでありますが、全国で発生をしているこの逆進事故の中で……
【次の発言】 郵政省が把握したものは一体どのくらいございましょうか。バイクの種別とそれから場所、その日をひとつお知らせいただきたいと思います。そしてまた過去に対してどのくらいの調査をいたしておるかも、あわ……

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○田邊委員 春闘がいよいよ山場に差しかかってまいりましたが、きょうは当面する緊急の問題についてのみ質問をいたしたいと思います。  最初に、郵政大臣にお伺いいたしますが、去る十四日に、郵政省は全逓の組合に対して六千三百二十六名に及ぶ処分を発表いたしました。これは昨年の年末における一斉休暇闘争に対する処分のようでありますが、実は四十六年に郵政省が処分をいたしました八千五百人以来の大量の処分であります。私は、この処分の持つ性格、現在の時点における意味するもの、将来に与える影響を勘案をいたしまして、大臣の明快な見解を承りたいと思っておるのであります。  まず第一には、今回の処分の中身というものが昨年の……

第71回国会 社会労働委員会 第17号(1973/04/24、33期、日本社会党)

○田邊議員 私は、提案者を代表して、緊急雇用安定臨時措置法案の提案の理由を説明いたします。  ドル・ショックに続く円の大幅切り上げ、そして円再切り上げ必至という事態はわが国の社会、経済にさまざまの影響をもたらしました。  円切り上げ不況当時、生産、出荷の大幅な減少、企業収益の低下が顕著であり、また、産業界が全体的に生産調整に入り、減産体制をしいたことは記憶に新しいところであります。  また一方、企業は、不況を利用いたしまして、いわゆる合理化を進めてまいりました。ことに製造業においては、景気が回復していく過程においても、一貫して雇用が減少をするという現象がそのことを物語っているのであります。  ……

第71回国会 社会労働委員会 第20号(1973/05/10、33期、日本社会党)

○田邊委員 関連して。いま質問しております国庫補助に対する、いわばいままでの政府の定見がないというこのことが、実は今後の保険財政の行くえと関連して、私は非常に重要な意味を持っておると思うのです。いま大蔵省からの答弁は、きわめて皮相的な答弁ですね。四十二年に二百二十五億、その前百五十億、四十年三十億、これもいわばつかみだということですね。あなたはつかみだということをまず認められる必要があると思うのです。そしてその後においても、それほど累積赤字が出ていなかった年もあるということも、いま言われましたが、これは四十二年なり四十四年の保険料率の改定によって一時しのいだかっこうなんで、国の補助の導入の可否……

第71回国会 社会労働委員会 第24号(1973/06/07、33期、日本社会党)

○田邊委員 先週わがほうの山本委員、村山委員、あるいは他党の委員が、それぞれ質問をいたしました。したがって、私はその質問にあまり重複しない形で、いままでの質問者の意見を演繹しながら質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 私の質問は、政府案に対して、いろいろなファクターがありまするから、その個々について質問いたしまするけれども、若干の提案もございますので、それについて御答弁いただきたいと思います。  ただ、お断わりしておきたいのは、われわれ個々の問題に入りますると、何か政府案を、その基本において是認するような形に受け取られては、はなはだ迷惑でございまして、われわれが持っている考え方は、すでに……

第71回国会 社会労働委員会 第35号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○田邊委員 いまの村山委員の質問と全く同じなんですが、実は私の県で正月二日に四十五歳の人が、警備員でもって地方公務員共済組合に加入しておったのですが、なくなりました。胃ガンでなくなった。この人はしたがって、この共済組合に七年七カ月加入しておりましたが、それ以前に会社を転々しておりまして、三つの会社を合計して十九年二カ月つとめた。ところが遺族が受け取った金は、退職金の四十万円と共済組合からの死亡一時金約五十万円、それで二十七年もつとめたんだから、年金がおりるであろうと奥さんは思ったところが、遺族年金の支給がない。すなわち共済組合は十年以上でないと遺族年金支給にならない。ところがこれは逆の場合どう……

第71回国会 社会労働委員会 第38号(1973/07/03、33期、日本社会党)

○田邊委員 もう各委員から非常にこまかい質問がありましたので、一言、二言だけ質問をさせていただきます。  大臣、国の雇用政策の基本というのは一体何でしょうか。いまの自由社会といわれる中で、雇用に対して国がとれる部分というのはある種の限定があると思うのですけれども、しかし、それはそれとして、やはり労働力を確保し、そして産業を伸展させる上からいって、雇用問題は非常に重要なものでありますが、私は、第一には、現在の雇用の状態というのがどういうものであるか、需給関係はどうなっているかということの情勢を的確に把握することがやはり必要だろうと思うのですね。それから第二には、現在の雇用情勢の中で特徴的にとらえ……

第71回国会 社会労働委員会 第39号(1973/07/06、33期、日本社会党)

○田邊議員 ただいま議題となりました国民健康保険法一部改正案について提案理由の説明を申し上げます。  国民健康保険組合は、周知のとおり、昭和十三年の国民健康保険法の制定とともに発足し、以来三十有余年、業種別組織たる特性を生かし、民主的かつ効率的運営によって、国民の医療確保とその健康の保持に貢献してまいりました。今日、国民健康保険組合は、店舗自営業者、自由業者、医療関係者などによるもの百五十五、あるいはまた、四十五年六月、日雇い健康保険の擬制適用の廃止によって新設された大工、左官、とび職などによるもの三十八、合計百九十三組合、被保険者総数二百七十万人にも達しております。  さて、これらの最近にお……

第71回国会 社会労働委員会 第41号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○田邊委員 国民の生活の安全をはかるのは、もちろん政治の責任であると同時に、また行政の重要な柱であると思うのであります。今日、国民の命を守り、生活をささえるということが七〇年代における政治の一大眠目になっておるわけでございますが、厚生行政はその中心であろうと思うわけです。ところが最近、右を向いても左も向いても、いわば生命の危険にさらされておる、日常生活が安全にできない、こういう状態になっておるわけでありまして、国民の不安は増すばかりである。 この要因をつくったのは言うまでもなく、そういった国民の切なる願いであり、あるいはまた政治の最も果たすべき要諦である命と暮らしを守るという、そういったことを……

第71回国会 社会労働委員会 第45号(1973/08/31、33期、日本社会党)

○田邊委員 御承知のとおり、公制審は八年目を迎えて、第三次公制審が九月三日期限切れを目前にして、いま作業を進めておるようでございますが、政府はこの公制審の答申が出たならばそれを尊重することを再三にわたって言明をしておるわけであります。しかし私は、そのことは政府が何も意見がない、あるいは無策であってあなたまかせということではないと思うのでありまして、当然労働基本権、まあ一口にいってスト権に対して政府の基本的な態度というものはおありだろうと思うのです。これは総務長官、いかがでございますか。
【次の発言】 経緯は総務長官の言われたような経緯で進んでおると思うのです。そこでいま言われたように、公益側は……

第71回国会 社会労働委員会 第46号(1973/09/14、33期、日本社会党)

○田邊委員 私は、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して、説明にかえさせていただきます。    国民健康保険組合に対する助成の強化に関する件   政府は、最近における医療費の増嵩に伴い、保険料の負担増が著しい傾向にある国民健康保険組合が増加しつつある現況にかんがみ、市町村の国民健康保険事業に対する定率助成措置をも考慮して、これに即応できる体制をすみやかに講ずるよう努力するとともに、これらの国民健康保険組合に対する国庫補助の増額につき、昭和四十九年度において措置すべきである。 以上であります。  何と……

第71回国会 社会労働委員会 第47号(1973/09/18、33期、日本社会党)

○田邊委員 公制審は長年の懸案でありましたいわゆる労働基本権の問題に対する答申をいたしまして、今後の日本の公務員労働者あるいは公共企業体労働者の労働基本権の問題についての一つのステップが踏み出されたわけでありますが、これは、公制審の答申を求める際は担当大臣は総務長官でありましたけれども、今後労働基本権の問題を政府が取り扱うについて、一体どなたがこの責任者になってこの問題を取り扱うのか。せんだっての総評との会合の際は主として労働大臣が当たられたようでありまするけれども、公制審の答申を求める際は、総務長官の担当だということで主として当たられてきた。これは今後は一体どなたが窓口で、政府の意見を統一さ……

第71回国会 懲罰委員会 第6号(1973/06/13、33期、日本社会党)

○田邊委員 ちょっと関連質問。  いま中村委員が質問していることは、この懲罰事犯の核心に触れるところでありますが、大村議員からの答弁の中にもありましたように、この新幹線網なり高速道路なりが計画をされて、また実施に移されるという段階で、かなり土地の買い占めが全国各地で行なわれていることについては、御承知のとおりですね。それからまた、非常に土地の値上がりを来たしたことも御案内のとおりです。そういった点から見て、日本列島改造論を提唱されている田中総理が、全国各地のいわば地域を指定して、こういうところに中核都市をつくる、あるいはまた、新幹線はこういうところにつくるというようなことを提唱され、本に書かれ……

第71回国会 懲罰委員会 第7号(1973/06/20、33期、日本社会党)

○田邊委員 議会における議員の質問というのは、その質問の目的が一体何であるか、その趣旨が何であるかということがいわば一番重要であります。また、それに答える側も、質問者の質問をしておる中身というものが一体どういうところにねらいがあるのかということを的確につかんで、それに対して適応するような答弁をするというところに、私は国会の権威も保たれ、また質問の妙味も出てくる、こういうふうに思っておるわけです。  小林議員が物価対策特別委員会において質問をいたしました点を私はずっと拝見をいたしますると、やはり非常な物価の値上がりを来たしておるけれども、これを何としてもわれわれ政治の場所にあるものとして抑制をし……

第71回国会 懲罰委員会 第8号(1973/06/23、33期、日本社会党)

○田邊委員 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表いたしまして、本件は懲罰事犯と認められないので、懲罰事犯にあらずと決すべしとの動議を提出いたします。  議員小林政子君の本年四月二十六日、物価問題等に関する特別委員会における発言は、議員の当然の権利としての発言権に基づくものでありまして、何ら懲罰の対象となるものではありません。すなわち小林君の発言は、第一に、物価政策に対する政府の無策を追及し、この基本に関連をして田中総理の政治姿勢をただしたものであります。  特に、田中総理の日本列島改造論が打ち出されて以来、土地の高騰は著しいものがありまして、この政治責任を追及すること……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会 第7号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○田邊委員 インフレの中でもって国民の生活は非常に困窮しているわけであります。しかも、この物価高あるいは物不足といわれるものが、実際には一部の大企業によって仕組まれた物価高だ、こういうふうにいわれておる。われわれは予算委員会等を通じて、その実態を明らかにするために現在審議を展開しているわけですが、こういう中でもって、国民が自分の生活をみずから守ろうとする立場というものは当然理解されてしかるべきであるというふうに思うのです。しかも、国民が困っておる中でもって大企業は大きな利潤をあげておる。こういうことが明らかになればなるほど、国民の怒りは高まってくるという状態であります。おそらく三月の決算期にお……

第72回国会 社会労働委員会 第14号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○田邊委員 わが国の社会保障の中で重要な部面を占めるのは所得保障の中核をなす年金制度で、この年金制度を軸としたいわゆる所得保障は医療保障と並んで社会保障の二大柱でありまするから、この充実強化が政治に課せられた重大な任務であるとわれわれは考えてまいりました。形の上ではいま皆保険、皆年金といわれる時代に到達をいたしまして、年金制度も逐次改善がはかられてきたというふうにいわれております。特に昨年の厚生年金、国民年金等の改正によって、スライド制の実施等一定の前進を見たことも事実であります。しかし私は、まだまだその内容から言い、その基本的なものから推して、これで十分であるとは断じて言いがたいと思うのであ……

第72回国会 社会労働委員会 第16号(1974/04/08、33期、日本社会党)

○田邊議員 私は、提案者の日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表して、賃金及び物価の変動に対応する公的年金給付等の額の改定等に関する特別措置法案の提案理由を御説明いたします。  今日、高齢者や各種の障害者などの生活は、いよいよ困難をきわめております。その原因は、何よりもまず、この異常なインフレであります。昨年十一月、社会保障制度審議会は、政府に対して建議を行ない、「インフレは、少数の豊かな人々をいちだんと豊かにし、貧しい人々をいちだんと貧しくする」として、社会保障財源の緊急増額を要請しております。しかし、政府がこたえたのは、二千円程度の一時金にすぎず、とうていインフレに対応す……

第72回国会 社会労働委員会 第17号(1974/04/11、33期、日本社会党)

○田邊委員 野党各党を代表する形で、三問質問いたします。  第一問は、厚生大臣に対して質問をします。  年金制度は、所得保障制度の根幹をなすものでありまして、わが国も皆年金制度ができておるわけでありまするけれども、その内容はまだまだ不十分な点が多いわけであります。特に年金の水準については、老後の生活、障害者などの生活を保障するには、きわめて低い状態でありまして、これを格段に充実していくことが、今後の施策として望まれるところであります。このためには、現在、八つに分かれておる公的年金制度、これをばらばらに運用しておったのでは、なかなか給付内容について差があるので、その充実強化をはかれないのだという……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、日本社会党)

○田邊委員 去る九日に、公労委は今年の春闘における賃金引き上げについての仲裁裁定を出しました。これは最近の物価の高騰を考えたときには当然のことといわなければならないのであります。確かに単純二九・二二%、二万七千六百九十一円、加重平均で二九・二七%、二万七千五百九十四円はかなりのものといわなければならぬと思うのであります。したがって私は、この仲裁裁定は公労法の定めに従って労使双方を拘束するわけでありますから、これに従わなければならぬことも言わずもがなだろうと思います。こういう立場からいいますならば、政府はこの仲裁裁定についてはこれに従う、完全実施をするということは当然課せられた責務であるというよ……

第72回国会 予算委員会 第29号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○田邊委員 狂乱物価、悪性インフレ、この中で国民は大きな犠牲をこうむっておりまするけれども、中でも、所得の少ない人たち、あるいは低額の年金で暮らしておるお年寄りの方々、その他各層の方々は、この国会における物価問題に対して、真剣なまなざしで見詰めております。それと同時に、一体自分たちの生活を政府はどうやってめんどうを見てくれるのかということに対する、切ない気持ちでわれわれを見詰めておることを、われわれは忘れてはなりません。  したがって、物価問題と並んでこれらの層に対するところの手当てをどうするかということは、現在、政府に課せられた緊急にして最大の課題であると思います。私は、時間が限られておりま……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○田邊委員 関連。いま御答弁がありましたが、私はやはり、この春の情勢とここ数カ月の情勢は非常に変わってきていると思うのですね。ですから、さっき局長から答弁がありましたように、確かに年齢によって格差を設けるという方法は、中高年の雇用が非常に不安定な状況の中では一つの考え方ではあるわけですが、それはあくまでも前提があると思うのです。それはやっぱり若年労働者は再就職が容易である、こういう大前提があると思うのですね。ところが、つい最近を見ますと、若年労働者でもかなり再就職が困難な部面が出てきている、こういう判断をしないわけにはいかぬところにきていると思うのですよ。確かに現在の失業率一・四%ぐらいの状態……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 建設委員会 第7号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○田邊委員 いま河川局長から御答弁がありましたが、私、実はせんだっての予算委員会でこの問題を質問いたしまして、特に水不足に対応するために一体どういう方法をとるべきかという質問をいたしたのでありまするが、それに対して大臣からも、これは非常に多様な方法がある、ダムをつくる必要もあるけれども、そればかりでなくて、流水の利用のこともある、あるいはまた霞ヶ浦開発等の問題もある、そして水の規制、再利用、こういったことも考えなければならぬ、実は質疑応答の中でそういう多様な答弁も承ったのであります。  そこで私は、ダムをつくって対応することも一つの方法であるけれども、その部面はいままでよりもふやすということで……

第75回国会 社会労働委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○田邊委員 労働大臣の所信をお聞きをいたしましたが、非常にむずかしい情勢の中で労働行政を担当されるわけでございまして、ぜひ国民の期待に沿うような労働行政の確立に向かって全力を尽くしていただきたいと思います。  いまお話にもありましたように、現在の経済情勢は、まあ物価高がこのところ少しく鎮静化しつつあると言いますけれども、しかし依然として物価の値上げが続いていることは間違いない事実でありまして、しかも、それに加えて不況の到来という、戦後いわばインフレ時はどちらかといえば景気上昇、そして物価がおさまるときには不況という、こういうことが通説であったわけですけれども、このスタグフレーションと言われるい……

第75回国会 社会労働委員会 第7号(1975/03/18、33期、日本社会党)

○田邊委員 公労法は、成立以来紆余曲折を経てまいりましたけれども、特にILO八十七号条約の批准に関連をして、いわばスト権の問題を中心とした公労法の全体の見直しの問題が注目を浴びているわけであります。したがって、われわれは、四十年から約十年たちました今日、公労法の内容について全体的に洗い直すべきである、ないしは公労法自体を実は廃止をしろという意見もあるわけでありますが、今回の改正はその中の公労委の委員の増員をするという部面に限られておるのは、はなはだ遺憾であると思います。したがって、われわれは機会を見まして、この公労法全体について政府の考え方をただす機会を得たいと考えておりますけれども、きょうは……

第75回国会 社会労働委員会 第11号(1975/03/26、33期、日本社会党)

○田邊委員 最低賃金制の問題については、戦後長い間国会の中で論議をしてまいりましたけれども、いま一つの転機に差しかかっていると思うのでありますが、労働大臣は、現行の最低賃金制というものに対して、一体現状はどうなっているのか、その御認識をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 いまお答えのありましたように、最低賃金制の現状というものは、現在のわが国の社会、経済の現状から見ましたときに、恵まれない労働者の労働条件の面から見まして、きわめて不十分であると言われなければなりません。したがって、われわれは、このような労働者の労働条件の改善をする必要というものが今日ほど高まっていることはないと認識をいたし……

第75回国会 社会労働委員会 第19号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○田邊委員 三公社五現業の労使問題は、公労法適用後長い年月を経て今日に至っておりますが、国民経済の上から言っても、今後の日本の労働組合の運動から言っても、非常に重要な問題を含んでいると思うのであります。このいわば公労法という制約下において三公五現の労使関係が経てきた変遷というものは、いま顧みて非常に屈折があったと私は思っておるのでありますが、せんだっての当社労委員会におきましてもこの三公五現の労使関係についての質疑が交わされ、それぞれ三公社五現業の当局からその経緯と現状についての答弁がありました。これを労働大臣お聞きをいただき、そしてまた、いま申し上げた歴史を振り返られてみて、三公社五現業の労……

第75回国会 逓信委員会 第7号(1975/03/13、33期、日本社会党)

○田邊委員 すでに各委員からあらゆる角度の質問があったと存じますので、重複の点はなるべく簡潔にいたしまして、われわれにいただいた範囲で質問をいたしたいと思います。  NHKは何といっても日本の放送文化の進展の上から重要な役割りを持っておるわけであります。したがって、特殊な立場に立って法人の設立を郵政大臣が認可をいたしておるわけでありますが、私ども実はテレビを見、ラジオを聞く側から言いますと、その中心であるNHKの役割りは一体どうだろうか、現状は一体どうなっているだろうかということに対していろいろと興味を持ち、注目もし、また一面では心配もいたしておるわけでございます。そういった点から見まして、か……

第75回国会 逓信委員会 第9号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○田邊委員 今回郵便料金の値上げを中心といたしまする法案が上程をされておるわけですが、本会議並びに委員会における大臣の提案説明を見ましてもわかるわけですけれども、この法案は、端的に言いまして、料金の値上げをする法案である、こういうふうに思っておるわけですが、大臣、ひとつ一言で言いまして、この法案、いわゆる料金の値上げを提案をする根本的なというか、一番中心の理由は一体何でございましょうか。
【次の発言】 いま大臣がお答えになりましたように、今回の料金改定というのは、郵政事業、特に郵便事業のいわば財政が非常に悪化をしている、この事業収支の改善が急がれるという状態であるということをいま大臣が言われた……

第75回国会 予算委員会 第19号(1975/02/22、33期、日本社会党)

○田邊委員 社会福祉の問題は数多い問題がございますけれども、その最も象徴的なものに障害児問題があることは御案内のとおりであります。いま、動く障害児と言われる心身に非常に障害を持った児童に対しては、その施策を確立することが急がれておるわけでありますけれども、この問題を中心といたしまして質問をしてまいりたいと思います。  びわこ学園の岡崎園長さんがお見えでございますが、昨年、私、社会労働委員会の現地調査でお伺いをいたして大変御厄介になりまして、今回また参考人においでをいただいたわけでありますけれども、岡崎さんにおいでをいただかなければならぬほど、実はこの事態は急迫をしていると私どもは認識をいたして……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 社会労働委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○田邊委員 労働基本権は労働者の生存権であります。これは憲法規定によって明確に、制限なしに与えられるべきものと定められておるのであります。  総理は、ついせんだって先進六カ国会議に行かれました。日本が近代先進国の仲間入りをしたということを誇示されたと聞いておるのであります。これらの国において、労働基本権、すなわち団結権、団体交渉権、争議権、その労働基本権の重要な要素であるスト権は公共部門の労働者にもほとんど例外なしに、経営形態の差異に関係なく認めていることは、総理先刻御承知のとおりだろうと思います。わが国においては、占領政策によって不当にも公労法、地公労法、スト規制法等のいわゆる制限法が制定を……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 懲罰委員会 第4号(1976/11/02、33期、日本社会党)

○田邊委員 紺野議員に手短に質問をいたしたいと思いますが、国会議員の国会におけるところの発言、演説、討論、表決、この行動については院外で責任を問われないという憲法規定があることは、紺野議員も御承知だろうと思いますが、そのとおりですね。
【次の発言】 したがって、われわれは国会の権威にかけて国会内におけるところの発言は厳正に行わなければならぬことは、御案内のとおりです。そこで、われわれは国会の秩序を保ちながらその運営を図っておるわけでありますけれども、議員自身の身分に関することについては、われわれはきわめて慎重を要すると考えております。私が知る範囲においても、過去において同僚議員を懲罰に付すると……


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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○田邊分科員 日本列島どこを見ましても非常に都市化しつつある状態でありますが、われわれとしては、非常に過密過疎になりつつある現代の状態というものをこのまま放置するわけにはいかないというふうに前々から指摘をしてまいったのでありますが、政府の施策はこれに適応しないという状態でございます。  つい最近、田中総理は日本列島改造論を言っていますけれども、しかし、高度経済成長政策というものをそのままにしておいて、はたして列島改造ができるかどうかということについては、われわれは大きな疑問を持たざるを得ないわけであります。しかし、いずれにいたしましても、現在までの首都圏をはじめとする地域に人口が集中をしておる……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○田邊分科員 日本における水の需要は年々歳々非常に多くなってきておるわけですが、この広域利水調査第二次報告書によりましても、昭和四十五年における生活用水、工業用水、農業用水、合計をいたしまして一年間に七百九十三億トン余であるといわれておりますが、これが昭和六十年には千百六十億トンに達するだろう、こういう状態でありますけれども、今日から見て約五〇%の増加が見込まれるわけであります。したがって、われわれとしてはこの水需要の見通しを的確につかんで今後に対処することが望まれるわけでございますが、もちろんこれには、経済の状態、あるいは産業分布の状態、生活の様式の問題等いろいろな要素が重なってくることはい……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○田邊分科員 政府は、異常な物価高の中で、これに対応して、犠牲をこうむっておる人たちに対して十分な手当てを講ずることが当然の成り行きでありますが、二月二十六日に生活安定に資するための緊急特別措置についてということで閣議決定いたしまして、生活保護世帯及び社会福祉施設入所者または老人、心身障害者、母子世帯等に対して特別な給付金を支給することをきめました。平均二千円ということでございまして、まことに内容は乏しいものであります。ちょっと数字をお伺いいたしまするけれども、私のほうで先に言います。この内容で生活保護被保護者に対するところの特別一時金は、対象者は約百十四万人、それに要するところの経費十五億四……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○田邊分科員 大臣御承知のとおり、戦後公営ギャンブルが非常に盛んになってまいりましたが、これによっていろいろな面における弊害が起きてきております。自殺者が出たり一家倒産になったり、いろいろな社会的な悲劇がたび重なる、こういう事態でございます。そういう中で、この公営ギャンブルを廃止すべきであるという世論が非常に高まってきておることは御案内のとおりであります。したがって、政府もこれを受けて三十三年の閣議了解等によって、今後公営ギャンブルの数をふやすことはしない、その後における長沼答申も、数はふやすべきでないというこういう考え方を披瀝されておるわけであります。  この精神は、いま申し上げたようにこの……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○田邊分科員 水の問題を御質問いたします。  毎年実は質問しておりますが、仮谷さんが前に建設政務次官のときも私質問したわけであります。  いま、御承知のとおり大変なスタグフレーションと言われるむずかしい時代になってまいりました。総需要抑制を続けているわけですが、これから先もいままでのような経済の高度成長は望めない、低成長という形になってまいります。特に資源は有限であるという、これは何も油に限ったわけじゃございません。それに関連をいたしまして、もう電気にいたしましても、あるいは水にいたしましても、いずれにいたしましてもそういう有限な資源というものに対するこれから先の求め方、使い方については慎重な……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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