高瀬荘太郎 参議院議員
1期国会発言一覧

高瀬荘太郎[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期- 5期- 6期
高瀬荘太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高瀬荘太郎参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

高瀬荘太郎[参]本会議発言(全期間)
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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第6号(1948/01/24、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 (「総理大臣はどうしたんだ」「総理大臣の出席がない」と呼ぶ者あり)私は今回片山総理大臣が一般施政方針演説におきまして明らかにされた政府の経済政策の中で、最も重要と考えます諸点についてお尋ねをいたしたいのであります。  先ず第一に、片山総理はその演説の冒頭におきまして、今年こそ我が國経済再建の運命を賭ける重大な年である。恒久的な復興再建計画を樹立して、(「総理大臣はどうしたんだ」と呼ぶ者あり)その達成に邁進すべき重大な年だと言つておられるのであります。その片山総理の所見につきましては、無論何人も異論がないだろうと思います。けれども、そういう重大な意義を持ちます恒久的な復興再建計画……

第2回国会 参議院本会議 第46号(1948/06/09、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 私は先ず予算の基礎の問題につきまして、大藏大臣にお尋ねをしたいと思います。大藏大臣は、健全財政の原則を確立するにつきまして、最も大切なことは、國の経済力と予算との均衡である、こう言つておられるのでありますが、この点につきまして、今回の予算が眞の健全財政の原則に反しておるのではないかと考えますので、これをお尋ねしたいのであります。この問題について大藏大臣は、國民所得と一般会計歳出総額との比率を挙げて、昭和二十三年度は、これが二二%に当つて、前年度の一八%と比べれば、多少増率になると言つておられます。政府の國民所得推算の方法等につきましても疑問があるのでありますが、仮にそれが正しい……

第2回国会 参議院本会議 第48号(1948/06/11、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 只今の大蔵大臣の御答弁に対しまして再質問をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 過日の私の質問に対しまして只今北村大蔵大臣から御答弁を頂きましたが、それにつきまして重ねて御質問をいたしたいと思います。  先ず第一に國民所得と歳出総額との均衡の比率が、國の経済力と予算の均衡を図る上において重要な指標になりまして、これがある程度以下に保たれないと、必ず國民生活に重大な圧迫を加えることになるという点から、今年のその均衡の状況が甚だ高過ぎるのではないかという考えから御質問をいたした次第でありまして、それに対する御答弁は、今日の日本の非常に窮迫した國家の財政の状態から申しますと、残円……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第8号(1948/11/10、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 今回の國家公務員法改正は、先に制定されました公務員法に再檢討を加えて、公務員法に関する諸制度を一層合理化し、或いは民主化するというところに根本精神があると考えます。つまり公務員としての身分並びに職責につきまして、最も公正且つ民主的な秩序を作り、その任務の遂行につきまして最も合理的で且つ能率的な規律を作るというところが、今回の改正の根本精神であろうと信じます。このような見地から考えまして、今回の改正はその一般的方針につきましては極めて妥当な改正であると考えまして、賛意を表する次第であります。勿論個々の内容規定につきましては、尚十分愼重に檢討をいたしました上で、質疑を必要とする点が……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第9号(1949/04/05、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 田中議員の御質問にお答いたします。六・三制、公共事業費の補助予算につきましては、まだはつきり確定しておりません。併し(「予算は出てるぞ」と呼ぶ者あり)現在のところは極めて憂慮すべき状態に置かれております。極力本予算に計上方を関係方面に折衝中であります。又引続いて今後予算されます國会等におきましても、これが追加増額を図りたいと努力いたしておる次第であります。(「どれくらい出ておるのか」と呼ぶ者あり)次に文教政策の遂行に必要な予算の獲得につきましては、文部大臣として最善の努力を盡しておるのでありますが、現下の政治的、経済的諸條件の嚴しい制約を受けまして甚だ困難な状況にあ……

第5回国会 参議院本会議 第10号(1949/04/06、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 平岡さんの御質問にお答えいたします。  我が國民主化の基盤であり文化國家の根源を培う義務教育の完成に非常に重大な関係を持つております六・三制建築費國庫補助の予算につきましては、現在尚関係方面と極力折衝中でありますが、未だ見通しが付かない状態でありまして、非常に憂慮しておる次第であります。尚今後におきましても、臨時國会その他あらゆる機会を捉えまして、これが計上増額に努力いたしまして、財政的原因から参ります教育上の欠陥に対しましては、これを極力最小限度に止めるために全力を盡す考えでおります。次に我が國教育界における私学の重要性を考え、又私学の復興経営が現在非常に困難な状……

第5回国会 参議院本会議 第12号(1949/04/08、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 柏木君の御質問にお答いたします。我が國学術の振興発展と関連いたしまして、大学校についての御質問がありましたが、大学校反対の運動は盛に現在行われておるのでありますが、その反対の重要な根拠の一つとして挙げられております点は、只今柏木さん御指摘のように、大学校によりまして基礎科学の研究が大学でできなくなるというようなところにあるようであります。併し反対の対象と考えられておりますところの、いわゆる大学校試案なるものは、大学校案研究の中途における全く一つの試案に過ぎないのでありまして、実際に大学校案原案とも言うべきものはまだでき上つておらないのであります。又そのいわゆる大学校……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして、政府の所見を申述べたいと思います。六・三制の完全実施が、我が國の民主化及び再建のために最も重要な基礎をなすものでありますことは、只今の御決議に明瞭に指摘されました通りであります。然るにその実施以來二年、予期のような十分の成果を挙げることができず、殊にその施設における欠陷が極めて深刻な状況にありますことは、誠に憂慮に堪えないところであります。政府といたしましては、只今の御決議を十分に尊重し、今後一段と努力を傾けまして、これに必要な予算の獲得並びにその他六・三制完遂のために必要なあらゆる方策を講じまして、(「額を示せ」と呼ぶ者あり)本日の御決議……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今スポーツ振興に関しまして重要な御決議ありましたが、その趣旨につきましては政府としても全く同感の次第であります。スポーツの振興が、最近著く低下して参りました我が國民体位の回復向上のために、又健全にして明朗豁達な國民精神の振興のために、極めて重要なことでありますことは、政府としても十分に承知しておりますところであります。又先頃衆議院におきましても本日と同じ趣旨の御決議もありましたのであります。つきましては、今後政府といたしましては、スポーツの振興について本日の御決議の趣旨をできるだけ早く実現いたしますために、各般の施策について一段の努力をいたして参るつもりであります……

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今御質問の問題につきましては、かねて参議院の文部委員会におきまして河野議員から御質問のあつたところであります。その際、私は、文部省としては愼重にこれを研究する、こうお答えをいたして置いたのでありますが、その結果、只今林副総理からお答えいたしましたように、河野議員の御意見とほぼ同樣の方向におきまして、他の地方公務員とひとしく取扱われるという方針で今考慮中でありますから、御了承願いたいと思います。(拍手)

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。本年度の教育予算が非常に削減された結果といたしまして、教育上各種の支障を生じているということについての文部大臣の所感はどうか、こういうお尋ねであつたと思います。(「交渉中はどうした」と呼ぶ者あり)確かに予算が不足いたしますと、教育上当然十分の効果を挙げ得ないことは事実でありますし、いろいろと支障が起きることも事実であります。併しながら私の見るところでは必ずしも只今おつしやいましたように、教育的な意味におきまして非常な支障を現在起しているという事実を知つておらないのであります。実際の実情につきましては、現在各方面の実情を調査いたしております。それから……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第8号(1949/11/11、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一の国宝の問題でありますが、国宝の保護、修理の問題は、我が国文化の振興上極めて重要な事柄でありますので、これについては常に愼重な考慮を拂つておるわけであります。併し厖大な数に上ります国宝の保存、修理を完成いたしますためには、非常に莫大な経費を要するのでありますから、その重要の程度、破損の程度などを十分愼重に考慮いたしまして、緊急性に応じて計画的に順次これを完成して行く考えであります。  第二の科学研究費の問題でありますが、これも勿論非常に重要な問題であります。それで、これは目下その予算について編成中でございます。文部省といたしましてはその充実のために最善の努力をい……

第6回国会 参議院本会議 第9号(1949/11/12、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 教育及び学術研究等に関します予算を豊かにいたしますことが、我が国文化の振興発展のために極めて急務であることは明らかであります。併しながら又窮乏いたしました国家経済の下におきまして、その予算計上に非常に嚴しい制約、限界のあることも明らかであります。従いましてその経済、財政の極度に窮乏しております我が国の現在の実情におきまして、刻下の文化的要求を十分に満足するだけの予算計上は到底困難であるのであります。併し政府といたしましては、教育並びに学術研究の振興に必要な予算を充実することにつきましては不新に努力をいたしておるのでありまして、今年度の補正予算及び来年度予算におきまし……

第6回国会 参議院本会議 第10号(1949/11/14、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一に、国宝の保存の措置及び予算の点についての御質問にお答えいたします。  国宝保存の措置につきましては、予算の外に保存行政及び保存技術などにつきましての改善も是非共必要であると考えまして、これにも十分検討を加えて、万全を期しておる次第であります。尚、国宝保存につきましては、国家も無論責任を負うのでありますけれども、御承知のように国宝の大部分は国家の所有物ではありませんで、個人の所有物であります。従いましてその保存を完全にいたしますにつきましては、所在者個人におかれましても今少し保存の責任を考えて頂く必要があると考えております。併し何と言いましても、今最も重要な故障……

第6回国会 参議院本会議 第16号(1949/11/21、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一の来年度六・三制建築費補助予算の額はどのくらい予定しておるか。こういう御質問でありましたが、これは大蔵大臣からお答えいたしましたように大体四十五億円を予定しておりまして、本年度の補正予算十五億円と加えて六十億円を予定しておるわけであります。  第二のこれだけの予算でどの程度の整備ができるか。こういうお尋ねでありますが、文部省といたしましては、現在仮教室とか、二部授業、三部授業というような非常に惡い状態にありますものを緊急に備整するということを第一段階の計画といたしております。そうして第二段の計画として、その他の不完全な設備に対しまして漸次完成をして行くということ……

第6回国会 参議院本会議 第18号(1949/11/24、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。朝鮮人学校に対する措置につきましてお尋ねがありましたが、この措置は御承知のように二種類ありまして、解散を命ぜられました朝連経営の学校に対する措置、第二は朝連の直接経営に属しない朝鮮人学校に対する措置であります。前者につきましては、経営主体が消滅いたします結果といたしまして、当然閉鎖を命ずるという措置を講じたわけであります。又後者につきましては、二週間の期限付で、朝連による教育支配の排除、又学校教育法に基いての内容の整備等を要求したわけであります、ところが大部分はこれらの要求を満たして参りません結果といたしまして、今月初めに大部分のものに対して閉鎖を……

第6回国会 参議院本会議 第20号(1949/11/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして政府の所見を申述べたいと思います。  科学技術の振興が、我が国再建の基本的な條件でありますと同時に、平和的な文化国家建設の理想でなければならぬということは、政府といたしましても十分に認識しているところでありますが、国家財政の窮乏によりましてこれに必要な予算の計上が甚だ困難な状況にありますことは誠に遺憾な次第であります。つきましては、只今の御決議の趣旨を十分に尊重し、御期待に副うよう今後最善の努力をいたす覚悟であります。(拍手)

第6回国会 参議院本会議 第21号(1949/11/29、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして、政府の所見を申上げたいと思います。  教育、科学及び文化の国際的な協力を促進し、世界の恒久的平和に貢献しようとするユネスコ運動と、平和を基調とする文化国家建設を目指しております我が国の高遠な理想とは、極めて深い関係のありますことは明らかであります。政府は従来におきましても我が国内のユネスコ運動の発展を促進いたしますために相当の努力をして参つたのでありますが、今回の御決議によりまして更に決意を固めまして、御決議の趣旨に副うよう一層の努力をいたしたいと考えております。(拍手)


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第6号(1949/12/21、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。今回地方公務員である教員に対しまして支拂われる年末手当につきましては、後日国庫からその半額を補給するように適当な措置を講ずる考えであります。次にこれに関する必要な法的措置につきましては、後日かかる措置を講ずる場合にこれを具体的に考えるつもりであります。尚、地方教員に年末手当の支給が遅れるようになると甚だ困るという考えから、政府といたしましては特に各地方へ人を派遣いたしまして、政府の趣旨を十分に通達して手違いのないようにいたしております。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第11号(1950/01/26、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今お話がありました通り、今回新たに予算編成の仕方によりまして、地方教育費に対する国庫補助金の予算計上の仕方が変つたわけであります。そうして平衡交付金の中にこれが算入されるということになりましたが、御質問にありましたように、この制度の変化自体によりまして必ずしも地方財政を特に圧迫するという結果にはならないと考えております。特に昭和二十五年度予算におきましては、この平衡交付金の中に算入されます地方教育費に対する国庫補助金は約二十数億円増額される予定になつております。併しお話のありましたように、その運用につきましては、合理的に且つ公平に行われますように……

第7回国会 参議院本会議 第12号(1950/01/27、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。二十五年度の予算に計上されております私学の戰災復旧貸付金二億七千万円は甚だ少いという御説でありますが、確かに私学が蒙むりました戰災の莫大な金額や、現在私学が当面しております財政の窮乏等を考えますと、甚だ不十分だと考えております。併しこの金額は国立の学校の戰災復旧と大体同じ比率で計上されておるわけでありまして、そういう点及び現在の日本の財政の非常に困難な状況と考え合せますと、先ず止むを得ないと考えております。けれども今後日本財政の回復に従いまして、漸次これは増額されるべきものと考えております。尚、私学に対する金融問題と関連いたしまして、先年来問題とな……

第7回国会 参議院本会議 第14号(1950/01/30、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。新らしい教育制度の実施と関連いたしまして、今までありました旧制の中等学校である農業学校が、新制高等学校に総合される傾向が相当顯著に現われておりますことは、御説のように農業教育の水準を低下させる結果になる虞れがあると私も考えておるのであります。併しこれは文部省が実行いたしておるのではございませんで、地方の教育当局が実行いたしておるのであります。併し文部省といたしましては、そういう総合化の傾向というものが農業教育に甚だ好ましくないという考えを持つておりますので、成るべく、止むを得ざる必要のある場合を除きましては、そういうことにならないようにしたいという……

第7回国会 参議院本会議 第15号(1950/01/31、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。最近、青少年の凶悪犯罪とか婦人の家庭破壊というような社会道義頽廃の事件が非常に顯著に認められるという点につきましては、全く遺憾な次第であります。これらの現象は、結局はその根底におきましては、過去におけるような封建的な強制的な社会法律というものから、新らしい民主的な自主的な社会規律への転換期に、なかなかその転換が思うように容易に行けないというようなところに実は根本的な原因があるだろうと考えております。そういう新らしい自主的な社会規律つまり民主的な社会道義を確立する手段といたしましては、お話のような新聞紙その他のジヤーナリズム、又ラジオ、一般出版界とい……

第7回国会 参議院本会議 第16号(1950/02/08、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。定員定額制の問題についてお質問がありましたが、定員定額制というものは二十四年度から初めて実施いたしたのでありまして、最初の実施でありましたために、推定数等に多少実情に合わなかつたというような点があつたことは事実であります。併し補正予算によりまして二億八千万円額をいたしてその調整をいたしましたので、それ程重大な故障はなかつたと思つております。尚、二十五年度につきましては、義務教育を充実したいという見地から、この定員定額予算に対します部分も非常に増額をいたして計上をしております。いわゆる定員定額で、二十四年度におきましては、小学校は教員の数を五十人の級……

第7回国会 参議院本会議 第23号(1950/03/03、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。  戰歿者の遺兒の育英について特別な考慮をする必要があるという点についてのお尋ねでありましたが、無論この点につきましては十分に考えておる次第であります。先ず日本育英会から奬学資金の貸與をいたしておりますが、その場合に戰歿者の遺兒等については家庭の事情等に特殊な考慮を加えておりまするし、又貸與を受けます者の成績條件につきましても、一般では大体成績が二割程度の者までという條件になつておりますけれども、戰歿者の遺兒等につきましては五割程度まで差支がないというふうにいたして、できるだけの考慮をいたしております。それから先程厚生大臣からお答えがありましたよう……

第7回国会 参議院本会議 第44号(1950/04/22、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 一昨日、電気事業再編成法案及び公益事業法案を参議院に送付いたしましたので、この際、その提案理由を一括御説明申上げます。  先ず電気事業再編成法案についてその概要を御説明いたします。  申すまでもなく、電気事業の再編工は、昭山二十三年二月、日発及び各配電会社が集中排除法による指定を受けて以来の縣案でありまして、ポツダム宣言の要請による経済民主化方策の極めて重要な一環をなすものであります。政府としては諸般の客観情勢に鑑み、速かにこの縣案の解決する必要を痛感いたしましたので、昨年十一月、通商産業省に電気事業再編成審議会を設置し、爾来再編成の方策を愼重に審議したのであります……

第7回国会 参議院本会議 第47号(1950/04/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の決議案に対しまして政府の所見を申上げたいと思います。  中国との貿易を促進、振興いたしますことが我が国の経済にとつて極めて重要であるということは全く今御決議の通りであります。政府といたしましても中日貿易の促進につきましては十分の熱意を持つているのでありますが、現在置かれている両国の特殊な関係から、正常な貿易を大幅に実行するという段階にまだ至つておりませんことは、甚だ遺憾な次第であります。併し香港を通じ又は直接にはバーター方式などによりまして、現状において可能なあらゆる手段を通じ今後一段と中日貿易の増進に努力したい所存であります。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。  先ず第一の点は、教育の地方分権と教育の機会均等との関連からいたしまして、義務教育費を国庫から補助するということは教育の民主化という点から言つて決して矛盾するものでない、その点どう考えるかということが中心であつたと思います。私も教育民主化という立場から考えまして、義務教育費に対して国庫が補助するということは決して矛盾するものとは考えておりません。ただ併し国庫の地方財政に対する援助の仕方につきましてはいろいろの方法があるわけでありまして、今回の平衡交付金法による方法もその一つの方法であります。そうでなくて、今までのような教員俸給半額国庫負担というよ……

高瀬荘太郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

高瀬荘太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 商業委員会 第2号(1947/07/24、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 今度の改正の要点は、委員長を認証官にするという点にあるのであると思いますが、私は委員長の職責は非常に重大でありますし、責任も非常に重いことでありますから、今度の改正案が最も適当と考えまして賛成したいと思います。

第1回国会 商業委員会 第5号(1947/08/25、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 ちよつとお尋ねしたいと思いますけれども、今度民間貿易が開始されましても、大體まあ決濟の仕方は今までと同じようなやり方で行くのでございましようね。
【次の発言】 値段の取り決めなんかまでは民間の商社同士ではやらないことになりますのでしようか。
【次の発言】 そうしますと、大體貿易廳の方でお考えになる場合には、やはりこちらで買上げられて、大體の公定價格でお買い上げになるのでしようが、それから向うで賣るドルの値段との比較によつて一體輸出していいかどうかということをお考えになるのではないかと思いますが、その場合にはやはり大體の爲替のレートということをお考えにならんと決められないのではな……

第1回国会 商業委員会 第13号(1947/10/10、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 贊成。


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 財政及び金融委員会 第14号(1948/03/30、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 私も今波多野さんの御質問になつたような點で少し聞きたいと思いますが、やはりこの但書のところが銀行だけになつておるという點ですが、只今政府委員のお答では、こうしたのは銀行には當座預金があつて、從つてそれを利用して株の賣買を頼むという機會が非常に多い、そういう意味でこれをお書きになつた。こういうことでありますけれども、當座預金を持つていさえすれば當座預金で買うならば、その銀行を通さなくても、信託で買うのだつて小切手を書きさへすればできるので、大した違いはないと私は思うのです。その點で銀行だけをここで取上げるというのには餘り理由がなさそうに思いますが、その點と、それから有價證券の賣買……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/07/02、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君  大藏大臣へお尋ねしたいと思いますが、今度の措置を実質的に考えて見ますと、この一年間に期日の参ります利息に相当する三分五厘附の公債を発行しまして、それを銀行へ渡してやるのと全く同じようになると思いますが、違いがございますでしようか。
【次の発言】 そういうふうになりますと、今度の延期によりまして、政府は新たに利子に相当します負債を負う約束をすることになるのではないか、政府は公債に依らないということになつておりますけれども、とにかく利子に相当するものに利息を附けて、今は拂わないが、償還期限でありまする十年先、十五年先に拂うという約束を政府がすると、こういうことになると思いますが、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/07/05、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 大藏大臣に御質問申上げたいと思いますが、この前委員会で実は御質問いたしたのでありますが、お答えにつきましてはつきり私には納得が行かない点がありますので、先ずその点をお尋ねいたしたいと思います。それはこの法案によります処置と、新ただ財政法第四條の規定との関係につきまして、政府はどういうお考え、御解釈でありますか、それを先ず伺いたいと思います。
【次の発言】 私はこの前の委員会のときに、今度の処置はつまりこの一年間に拂うべき利息を拂わないで、十年先或いは十五年先に拂うということにするわけで、その拂いますときには、その間の利息を加算して拂うと、こういう法律になつておりますので、丁度一……

第2回国会 商業委員会 第1号(1948/03/29、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 只今安定本部総務長官の御説明では、一年延長するというような、とにかく差迫つておりまして、先ず一應延長するという外はないというようなお考でお出しになつたということでありますが、その点は全く御尤もで止むを得ないと思います。ただ延長の期限につきまして、委員長は小刻みがよかろう、こういうような御意見であるし、安定本部総務長官は先ず一年として置いて、その間に十分檢討もし、改正すべき点があれば改正もし、又必要があれば廃めるというような考であります。その延長の期限の問題は、客観的な事情の見通し如何の問題だと思います。私共の見通しではどうもそれくらいは延長して置いても結局止むを得ないのではない……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/21、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 極く簡單に申上げたいと思います。この法案によります政府職員の給與の標準は、支拂いの方法と関連して見ますと、どうも甚だ矛盾した点があるように思うのであります。形式的に六千三百七円の基準を取つておるということになつておりますが、支拂の方法を見ますと、一月、二月は五千何円ということになつておりますので、そこにどうも重大な矛盾があるように思います。第二には、この標準を取りますと、私はやはり民間給與に対しまして、非常に重大な影響があるものと確信をいたします。つまりそれがために物價と賃金の惡循環は避けられないものでありましようし、從つてインフレも必ず促進される、そう考えております。第三には……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/10、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 私は予算委員会で、人事院に対する御質問と、大藏大臣に対する御質問をいたしたいと思うのでありますが、大藏大臣御出席がないようでありますから、先ず人事院に対する質問だけいたしまして、大藏大臣に対する質問は、大藏大臣がお見えになつたときにいたしたいと思いますから、そう御了承願いたいと思います。  先ず公務員の給與決定に関する、人事院の権限、義務及び責任の問題につきまして、お尋ねをいたしたいと思います。  公務員法によりまして公務員の給與に関する問題は専ら人事院の所管に属する事柄で、公務員給與水準に関します立案及びこれを内閣に勧告いたしますことは人事院の権限に属しますと同時に、それは人……

第4回国会 予算委員会 第8号(1948/12/12、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 すでに多くの方々から御質問があつたことでありますし、審議期間を非常にいろいろの事情から制限されて來ておるようでありますから、或るべく簡單に質問をいたしますので、明瞭にお答えを頂きたいと思います。  先ず第一に、今回人事院から公務員の給與に関する提案があり、又大藏省から予算と関連いたしまして、公務員の給與に関する提案がありまして、二つの提案があるわけであります。その場合の給與立案権というようなものと、予算編成権というようなものとの間に非常に矛盾があるというように思うのでありますが、それがために今度のような二つの提案が行われ、人事院と内閣が対立をするというような形になつておるのでは……

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 今回政府から提出されております追加予算案につきましては、我々としていろいろ不満を感ずる次第であります。併し現下の甚だ切迫いたしました政府経済の情勢を考えまして、我々の態度を明らかにいたしました上で、賛成をいたす次第であります。時間が五分間に限定されておりますので、御説明の時間はございませんが、極めて簡單に意見を述べます。不満に感じます重要な点を列挙いたしますと、第一に、今回の追加予算が、予算の健全性の原則に十分合致しておらないという点であります。つまり歳入面からも物價騰貴通貨膨脹等によるインフレ促進の危險があり、歳出面からも同じく物價騰貴、賃金引上げを刺戟するというような点で、……

第4回国会 両院法規委員委員会 第1号(1948/12/09、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 理事の数は二名とし、委員長の御指名に一任するの動議を提出いたします。
【次の発言】 藤井さんの御意見には賛成です。法規上の解釈がはつきりしていなかつた点もあるし、又委員長の互選がこんなに延び延びになつて仕舞つたという事情もあつたので今度は問題としないことにして、今後はこの法規を如何に解釈するかということをよく議した上で、法規通りに運営して行きたいと思います。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会 第16号(1949/05/21、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします、お話がありましたように、今までの機構でありますと体育は体育局というのがありまして全般を統一してやつておつたわけであります。今度の機構によりますと、それを小中学、高等学校は初等中等教育局、それから大学につきましては大学局というふうに各局に分けたわけであります。分けた方がいいか、統一しておいた方がいいかということは問題であります。どちらも一長一短でありまして、やはり体育局にいたしましても初等、中等の場合と大学の場合とでは大分違つた特殊な点がありますから、それを十分に活かして特殊性に應じた体育行政をやろうという点から申しますと、各局に分割した方が徹底いた……

第5回国会 農林委員会 第21号(1949/05/18、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。第一点は、終戰後賭博行爲が非常に盛んになつて來ております。社会的に一應これが少年兒童に対して惡い影響を與えるんじやないか。それについてどういうことを文部省は考えておるか。こういう御質問だと思います。無論終戰後のいろいろ人心の頽廃とか、道義の低下というような事柄も関連いたしまして、自然賭博等も又盛んに行われるようになつて來たと考えます。それでまあ元來は賭博行爲は大人が普通やつておる。それが少年、兒童等に眞似られて惡い影響を持つて來るということになつておるかと思います。それでこれを根本的に直して行くためには、先ず大人の方の賭博的な風潮というものをなくさ……

第5回国会 文部委員会 第閉会後1号(1949/06/16、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今委員長から御質問のありました諸点につきましてお答えをいたします。文教審議会というものができることになつたということについては、皆さんも御承知頂いておるかと思いますが、そのできるようになりました経緯は、実は総理大臣が今日の我が國における道義の現状を非常に憂えられまして、何とかして道義をもつと確立する必要がある。それについてどうしたらよいだろう。とにかく終戰前は教育勅語というものがあつて、教育の大本というようなものがはつきり決つておつた。新らしい日本建設についてこれがなくなつたわけであります。ついてはどういうふうにしたらば道義の確立についての教育上の処置が十分徹底で……

第5回国会 文部委員会 第4号(1949/04/08、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 六三制の建築費國庫補助の予算につきましての数日前までの状況はお話いたしましたから、大体お分りじやないかと思います。その後の状況について申上げたいと思います。  その後大藏大臣から関係方面への折衝をいたしました。まあ案を一つ作つて持つて來て見ろ、こういうようなことになりまして、内閣として一つの案を作りまして出しました。それで昨日、安本長官と私と又折衝をいたしました。一昨日は丁度アーミー・デーというので、あちらが休みだつたので、それでまだ十分檢討してない。だから檢討をする、併しあの五百億の枠の中では今までの項目というものも、非常に議論して切りつめて決めてあるのであるから……

第5回国会 文部委員会 第6号(1949/04/19、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 六三の建築費國庫補助の予算につきましては、今までの状況はいろいろ申上げてあります。それでその後の折衝を続けまして土曜日にも私は折衝に参りました。併しまだ決まらないで、而も非常に困難な状況にありまして、皆さんの御期待にまだ副い得ないということについては甚だ遺憾に思つております。
【次の発言】 只今岩間委員からお話のありましたような非常に困難な状況が各地において起るということについて、私も相当理解しておるつもりであります。從いまして何とかそういう問題をこちらとしても考えて行きたいということで現在も努力しておるわけであります。今後若し臨時國会等が開かれる場合におきましては……

第5回国会 文部委員会 第閉会後7号(1949/09/16、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) この前の委員会には止むを得ない差支えがありまして、出席いたしませんでしたが、今の問題についてお話がありまして、文部省としては無論この問題は前から考えて折衝は続けておつたわけであります。この前の委員会の後、尚いろいろと考え、折衝をいたしておりますが、自治廳が出した通達についての問題が一つあるのでありますが、これは通達を撤回するように、文部省からというようなお話がありました。併し文部省としては、自治廳の解釈は解釈として、又一應法律的に、全然そういうことはできないということはないと私共も思います。併しそこを実際的に解決したいというつもりで以て努力をしておりまして、この前の……

第5回国会 文部委員会 第9号(1949/05/07、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 今回政府から提出いたしました社会教育法案について御説明申上げます。  終戰後早くも四年になろうといたしておりますが、祖國再建のための重要なる施策の中で、最も重要なるものの一つは教育でありますことは勿論であります。なかんずく、祖國再建を担う現在の國民の間で行われる社会教育の重要性は、今更多くの言葉を用いる必要のないことと存じます。元來社会教育は、國民相互の間において行われる自主的な自己教育ではありますが、教育基本法第七條にもありますように、一面國及び地方公共團体によつて積極的に奬励されなければならないものであります。然るに、從來國及び地方公共團体の社会教育に関する任務……

第5回国会 文部委員会 第閉会後11号(1949/10/07、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 先ず第一に、最近國立の大学等におきまして、教職員の解任等の事実が頻繁に起つて來ておるという問題でありますが、それにつきましては、文部省としてどうしろというようなことを具体的に指示したことは一切ありません。ただ私は私の就任以來教育界でも可なりに秩序が混乱しておる状況がありますので、これは何とか秩預の確立を図らなければならんということは特に考えておりました。就任以來機会のある度に当局の方に会えば、その点について十分に注意して貰いたいということは言つてあります。そうして特に破壊的な言動とか、暴力的な行動というようなものは飽くまで排除する方針でやつて貰いたいということは言つ……

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/21、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答え申上げます。國宝その他重要文化財の保護の問題は最近非常に重要視されている問題でありまして、殊に法隆寺火災事件以來、各方面からこれが論議され、輿論と殆んどなつているといつてもいい問題だろうと思います。從いまして今までの古い國宝保存法、重要美術の保存法等では甚だ不十分である。何かもつと強力な、適切な法案が必要であり、これに関する強力な機構、適切な運営が要望されていると考えていいと思つております。從いまして文部省としても、特に法隆寺火災事件以來機構の改革、運営の改革等につきまして極力研究を進めておつたわけであります。そこへ今國会において、特に参議院文部委員会におきま……

第5回国会 文部委員会 第18号(1949/05/22、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 昨日詳しく御説明があつたそうですから、成るべくなら一つ、同じ質問は同じ委員会では繰返して頂きたくないと思います。併しお答えをいたします。只今の御質問は学校教育法によりますと、大学の設置につきまして大学設置委員会に諮問して文部大臣が決めるということになつておる、それで文部大臣が決める場合に設置委員会の意見を聽くわけでありますが、それと國会へ法案として出された場合に國会でこれを審議する、この審議権との関係がどうか、こういう御質問じやないかと思います。私の考えといたしましては國会の審議権は無論独立してあるものと考えております。併しながら学校教育法の精神も無論尊重すべきもの……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 堀越さんの御質問に対しまして、お答えをいたしたいと思います。國宝問題につきましては、私の就任する以前でありますが、世界的に最も貴重なる文化財であります法隆寺壁画が焼失いたしましたことは、甚だ遺憾な次第であります。あれを契機といたしまして、國宝保存に関する問題が一般的にも非常に関心が強くなり、文部省といたしましても、勿論尚一層の努力をしなくてはならないということで研究を進めているわけであります。それで最初に先ず第一の御質問の点は国宝の数が非常に現在多くなつ來ている。そうしてますますその指定が殖えて行くような状況にある。こうなつては国宝の保存修理にいたしましても、十分行……

第5回国会 両院法規委員委員会 第1号(1949/02/11、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 只今委員長及び藤井理事から前の申合せによりまして新らしい國会の始まる場合に辞任をされたいという、こういう申合せがありました。前の委員会での申合せが確かにそういうことになつておりますので、委員会としては承認するより外ないのではないかと思います。非常に短かい間でありましたけれども、委員長及び理事共にいろいろお世話を頂いて御苦労を頂きましたことを大変有難いと思います。

第5回国会 両院法規委員委員会 第2号(1949/02/11、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 両院法規の委員長の互選につきましては、前からの慣習、やり方等によりまして、ほか常任委員会の委員長のように、各党に割当てるとか、各党で相談して來て決めるというような方法は決して採らない。委員の間だけで以て最も適当と思う方を互選すると、こういうことになつておると思いますから、この際もそういう方法で行つて頂きたいと思います。そういう点から考えまして、私は委員の藤井新一君が今までこの委員会の委員として相当長くやつておつて頂いておりますし、非常に熱心にやつて頂いておるのだ最も適当な方だと思いますので、この新らしい会期については藤井新一君を委員長にお願いするのが一番適当じやないかと思います……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 文部委員会 第1号(1949/10/31、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今議題となりました国立学校設置法の一部を改正する等の法律案につきまして、御説明申し上げます。  この法律は、商船大学を設置し、及び国立学校の職員の定員を行政機関職員定員法の規定に合致させる等のため、国立学校設置法及び運輸省設置法の一部を改正すること等について規定するものであります。  商船大学の設置につきましては、昨年以来運輸省及び高等商船学校において同校と海務学院とを合わせて学校教育法による国立大学にすることを計画し、本年三月大学設置審議会の審査の結果、適当であるとの答申を得ているのであります。文部省におきましても、さきに第五国会に提出した国立学校設置法案には、……

第6回国会 文部委員会 第2号(1949/11/10、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。  湯川博士がノーベル賞を受けられたということにつきましては、只今お話がありましたように、学界は勿論国民挙げて感激しておるところであります。文部省といたしましても、早速新聞に文部大臣としての談話を述べまして出たものと出ない新聞とありましたが、出たものもあります。それから早速祝電を湯川博士宛に送りまして、国民的な感謝の意を表しました。早速湯川博士から、鄭重な祝電を感謝するという返電が参りまして、これをやはり新聞の方に発表いたしまして出すことも、只今やつしやつたような意味で、相当の効果があるだろうというので、新聞にこれを出すようにいたしました。それから……

第6回国会 文部委員会 第4号(1949/11/18、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今上程になりました私立学校法案につきまして、大要説明申上げます。  私立学校は、その数におきまして新制高等学校以上の学校の半数以上を占めているのみならず、その特有な学風及び伝統を以て、我が国の学校教育に貢献をしたことは、誠に大なるものがあるのであります。  この点に鑑みますとき、私立学校の教育を振興するということは、我が国の教育全般の振興を図る上からも忽せにすることのできない重要問題でありまして、只今私立学校法案を上程致しました理由も、一人にここにあるのであります。  以上の趣旨によりまして、私立学校に関する教育行政について、私立学校の特性を尊重した特別な立法の必……

第6回国会 文部委員会 第5号(1949/11/22、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今岩間委員からお話のありましたような事件が、東京都教育委員会において起きたという事実は、私は新聞によつて承知しております、詳しいことは、直接には調査いたしませんで、新聞によつて承知しておるのでありますが、勿論どういう事情がありましようとも、暴力を用いるということは甚だ好ましくないことであります。殊に教育委員というような重大な職責にある人間が暴力を用いて、暴力を用いるというようなことは無論避けなければならんことでありまして、甚だ遺憾なことだと思つております。その善後措置につきましては、これはやはり教育委員会自体が、自主的に処置するのが適当であると私……

第6回国会 文部委員会 第10号(1949/11/30、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今提案いたしました私立学校法案が可決せられましたことは、文部省の意図しております私立学校発展のために、甚だ喜ばしいことと存じております。つきましては、本委員会におきまして、私立学校行政一般の問題、又本法案運用に関する問題、又将来における必要なる本法案に対する修正の問題、特に私立大学に対する特殊の措置を考慮するという問題、それらについての御意見及び要望がありました。これらにつきましては文部省として今後十分愼重に考慮いたしまして、誤りなきよう善処いたしたいと考えております。

第6回国会 予算委員会 第5号(1949/11/25、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。教育というものが生産的な効果を持つという点につきましては、私も大体同意見であります。ただお話がありましたように、教育の生産的効果というものが或る時間を要するというようなところから、又その他、教育も重要であるけれども、とにかくその日その日の経済生活の上でどうしても緊急必要であるというような面の経費もありまして、それらの点から考えて、教育がどうしても後廻しにされ易いという欠点のあるということも事実であります。  私は教育の予算の上で重点を置かなければならないという点は同意見でありますけれども、やはり国家の予算を編成するという上から申しますと、今日計上さ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会 第19号(1950/03/08、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 岡本委員長から、今度の国会に提案を予定して今手続中であります標準義務教育費の確保に関する法律案につきまして、いろいろ議論があり、反対の陳情もあるので、私からその趣旨等を御説明申上げるようにと、こういうようなお話がありましたので、今日伺つたのであります。細かい点につきましては、法案を提案いたしましてから十分御検討願いたいと思いますが、大体の構想、骨子をお話申上げて御了解を頂きたいと思います。  この法案を制定しようとしました理由を先ず簡単に申上げますと、義務教育というものは御承知のように憲法でも規定されておりまして、非常に重要な問題で、国家的の義務と言つてもいい問題で……

第7回国会 地方行政委員会 第35号(1950/04/22、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 御説のように、確かに新らしい租税体系によりまして、企業に対するいろいろの重大な影響が生じて参ります。物価にも影響があると私も考えております。ただその影響が事業の種類、規模等によつて余程違つておると思うのであります。具体的に業種別、規模別等によつてその影響を私の方はまだはつきり調査がついておりませんので、細かいことは実はお答えができないようなわけであります。
【次の発言】 そういう点につきまして詳細な調査が実際は必要であろうという点は同感であります。ただ併しこれは非常に複雑な問題でありまして、税の種類が沢山ある。この中で或るものは止めになり、或いは軽減され、成るものは……

第7回国会 地方行政委員会 第41号(1950/04/28、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御質問のうちで、少し訂正をいたして置きたいと考えている点がございますが、それは平衡交付金の中かち教員の俸給等として先生一人当り三千二百円に当るものを出すというようなふうに申上げたようなお話でありましたけれども、私はそういうことは申上げなかつたかと思つております。平衡交付金というものは御承知のように教育費のためであるとか、土木費のためであるというような区別をつけて出されるものでございませんで、不足の分を一括して一定の金額で出されるものでありますから、たとえ義勝教育費の方の支出で非常な不足ができたというようなことがありましても、これは平衡交付金制度から申しますと、……

第7回国会 通商産業委員会 第20号(1950/04/20、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 私このたび通商産業大臣に兼任を命ぜられまして、通商産業省の仕事をすることになりました。只今まで文部省の仕事だけをやつておりまして、急にこちらの仕事をすることになりましたので、まだ十分に今までの様子等は心得ておりませんが、段々に引継ぎを受けまして、できるだけ早く今までの行政上の問題等も心得て行きたいと考えております。どうぞ皆さんの御協力を得まして、私いつまでやつておるか分りませんですが、やつておりまする間通商産業省関係の問題につきまして、何とか皆さんの御援助をお願い申上げたいと思います。一言御挨拶を申上げます。

第7回国会 通商産業委員会 第27号(1950/05/01、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 先般本院の本会議におきまして、只今お話がありましたように、吉田さんの御質問に対して、池田前通商産業大臣から、抗内夫の基準賃金を九千円と申上げようであります。併し、これは一ケ月の稼働日数を二十五日として計算をしたわけでありまして、通常の考え方のように、坑内夫の平均稼働を二十二日といたしますれば、約八千円になるわけであります。この点につきまして、前大臣の答弁の不十分でありました点を、補足訂正いたしたいと思います。
【次の発言】 只今御希望という意味でお話がありました石炭生産の我が国経済における重要性、今後におけるその重視の必要というような点につきましては、私も同感であり……

第7回国会 通商産業委員会 第28号(1950/05/02、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 綿製品につきましては、輸出の関係のものにつきましては統制が外れるというようなことで、直ぐできるわけでありますが、国内につきましては、現在のところではまだ直ぐというわけに参りませんし、はつきりした時期は無論分りませんが、生産も段々進んで来ておりますし、まあ近い将来に統制を解かれてできるだろうというように見通しておりますけれども、はつきりした見通しはまだ申上げられない状況であります。
【次の発言】 今般本委員会において可決に相成りました「臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案」が施行せられました場合には、同法第三條によつて改正されました通商産業省設置法第二十八條、同じく……

第7回国会 電力問題に関する特別委員会 第17号(1950/04/24、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 池田前通産大臣が、料金地域差の調整につきまして賦課金制度をとり、それを実施するについて立法措置を講ずる、こういうようなお話があつた。ところが今度の法案では何ら立法措置の点が書いてない、こういうことについての御質問だと思います。私は国務大臣として閣議におりまして、この問題の重要な部分について今まで考えられておつた点、そうして池田大蔵大臣が向うと折衝をされておつた点等はほぼ承知しております。確かに池田大蔵大臣の初めの方針としては賦課金制度でやろう、こういうように私も承知をいたしております。併し御承知のように現在法案を作るにつきましては関係方面との折衝がありまして、非常に……

第7回国会 電力問題に関する特別委員会 第23号(1950/05/01、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 昨日、実は午前中は出ておりましたけれども、少し気分が惡くなりまして、家へ帰つておりましたために、この委員会からの御要求に応じ得ないで、大変失礼をいたしました。本日御質問を頂きますれば、お答えをすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 一時間ぐらいです。
【次の発言】 両法案の提出が、大変会期終了の間際になつて、御審議を願う期間が甚だ短くなりましたので、その点は、提案者として甚だ申訳ないと思つております。併し、何故遅れたかということは、何にしても法案が重大で、複雑な問題を含んでおりますので、検討、折衝等相当時間を要じまして、その結果提案が遅れたわけで、甚だ残念に……

第7回国会 内閣委員会 第7号(1950/03/03、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今議題となりました文部省設置法の一部を改正する法律案の提案理旧について、御説明申し上げます。  御承知のように、新らしい文部省は昨年六月から発足いたしましていまだ一年も経過しないのでありますが、その後の状勢によ。まして今回左の二点について改革を必要とするに至つたのであります。  即ち第一は、政府全体の方針にも基くのでありますか、各種審議会の整理統合を行おうという点であります。現在、文部省設置法によりますと、二十四の各種審議会が設けられておりますが、類似のもの等をこの際整理統合いたしまして十八にいたしたいと考えた次第であります。勿論御承知の、ごとく、文部省の審議会は……

第7回国会 文部委員会 第9号(1950/03/07、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今議題となりました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の骨子を御説明申上げます。  昨年、国立学校設置法が公布施行されまして、約七十の国立学校が発足いたしましたが、以来約一年を経過いたしまして、今や第二年目を迎えようとしおります。その間におきまして各国立大学は、いずれも鋭意その組織の整備と内容の充実に努めて参つたのでございますが、この整備充実の結果を法文化するために、国立学校設置法の一部を改正する必要が生じました。これが、この法律案を提出した理由でございます。  以下、その内容の骨子を簡單に御説明申上げます。  先ず、北海道大学外……

第7回国会 文部委員会 第10号(1950/03/10、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 一昨年七月十五日公布施行されました教育委員会法の一部を改正する法律案をこの度国会に提出いたしましたのにつきましてその提案の理由と改正要点を御説明いたしたいと思います。  第一は市町村に設けられる教育委員会の設置の時期についてであります。これにつきましては、去る第五国会において中央、地方の財政状態その他の事情に鑑みましてその設置を昭和二十五年度は昭和二十七年度とするよう法律改正が行われたのでありますが、この度町村の地域に設けられる教育委員会はすべて昭和二十七年度に、市に設けられるものは昭和二十五年度又は昭和二十七年度に設置しうることといたしました。  その理由は、町村……

第7回国会 文部委員会 第12号(1950/03/29、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 四百九十一名の増員は今度の国立学校設置法一部改正と関連いたしまして、どうしても必要な増員であります。その理由は私から説明するまでもなくもう御承知だろうと思います。それでただ一方におきまして、文部省だけでなく各省を通じての行政簡素化その他の理由による定員の縮減を図りたいという方針があるわけであります。これとの関連の御質問と思いますが、国立学校設置法と問題しての具体的な増員につきましては、これは別個に切離して考えて償いて結構だと思うのであります。只今政府部内で各省を通じていろいろ一般的な減員ということが問題になつております。ですから四百九十一名は一応別に手を触れないで考……

第7回国会 文部委員会 第13号(1950/03/30、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 小学、中学の教育を向上充実さして行く上からいたして、教育養成というものが実は一番根本的な重要な問題だと私も考えております。施設の方面ももとより重要でありますけれども、尚一層私は重要だと思つているのであります。それに対して只今お話がありましたように、昨年度は教員養成の大学及び学部に対する志願者が非常に少くて、定員に満たないところが非常に多かつたというような実情にありましたことは、非常に遺憾でありまして、何とかそれに対する対策を考えなければならないということで、文部省はいろいろと工夫努力をして参つたのであります。その一つとしては、只今もお話がありましたけれども、いわゆる……

第7回国会 予算委員会 第10号(1950/03/09、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。シャウプ勧告によつて新たに実行されることになりました平衡交付金の制度と関連して、義務教育費の確保について十分の考慮をしなくてはならないという点について、その理由を詳しく御発表になりましたが、お話になりましたような点は私も全く同感であります。従つて文部省といたしましては、この平衡交付金制度が実施されるということになりまして以来、これを如何にして実行して行くかということについて愼重に研究をいたして参つたのであります。  そこで義務教育というものはお説にもありましたように、憲法に規定されております非常に重大な国家的な義務を判うものであります。国民にとりま……

第7回国会 予算委員会 第17号(1950/03/18、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 赤木さんの只今の御意見は私も大体同感であります。お話に出ましたのは、二十五年度から初めて終戰後行われることに予定されております科学技術輸入についての研究者派遣ということだと思います。今まで二十四年度におきましても留学生派遣はいたしました。百五十……昨年の九月五十名、この一月が五十名、まだ殖えるようでありますが、その金は日本の金でありませんで、アメリカの方の金で行くのであります。そうしてこれは專ら大学に行きまして、理論的な、学問的な研究を自分の專門について深めて行くという趣旨で行つておるわけであります。従つてその方は今のお話と多少性質が違うと思います。けれども新たに計……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/24、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。細かい点は、今局長を呼んでおりますから、私でお答えできない点はあとからお答えをしたいと思います。看護婦の資格、定員という問題でございますが、終戦後看護婦の資格につきましても相当に検討を加えられ、それを十分引上げなければならんということでいろいろと改善が行われ来ておるということは御承知の通りだと思います。今まで確かに井上さんのおつしやるような点でいろいろと欠陥もあつたかと思いますが、今後は文部省としては、今お話のありましたような点は十分に考えて大学附属病院の看護婦については、今のような御趣旨で実行して行こうという考えでおります。定員の問題は予算上では……

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。お話のように現在は平仮名中心でやつておる現状でありまして、お話のような不便があり、過渡期にいろいろ困つておることは事実であります。従いましてやはり片仮名についてももう少し考慮する必要があるということについては、私も考えていろいろ検討いたしております。
【次の発言】 只今御質問でもお話がありましたように、現在は出版法も廃止されておりまして、出版の自由、思想の自由というものが嚴重に尊重されておるわけであります。この立場から文部省は依然こういうような書物の文化的な内容等についての判断、検閲ということは一切しないということになつておるわけであります。従いま……


高瀬荘太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

高瀬荘太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第2号(1949/05/15、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 文部省の行政整理について御説明申上げます。本省につきましては三割整理の原則が適用されたわけでありますが、この本省のうちで統計職員は二割、それから教育施設局出張所技術職員は二割、こういう例外が認められておるのであります。それから第二に本音以外の各廳でありますが、これは原則の三割を適用しない例外として認められるということになつておりまして、その中で科学博物館、統計数理研究所、教育研究修所、國立博物館、これだけは教務及び技術系統の職員は欠員の相当人員の二分の一を減員する。事務系統の職員は欠員相当人員を減員するということになつております。次に緯度観測所、國立國語研究所につき……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政・大蔵・文部連合委員会 第1号(1950/04/30、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 河野さんの御意見のような点については、法律上の規定はないわけであります。併し地方長官としても教育ということは無論重大視されるでしようし、委員会としては無論自分の主張には強力に主張されることでしようから知事に対しまして、委員会から強力な要望をするというようなことは無論できるわけでありまして、ただ法律的にお話のような点が規定されておらないということは事実だと思います。
【次の発言】 地方財政の状況が甚だしく困難で、平衡交付金の予算が非常に不十分であるという場合には、たしかに河野委会のおつしやつたような欠陷が教育方面、その他に起きるわけであります。併し地方財政につきまして……



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