このページでは紅露みつ参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○紅露みつ君 私は只今上程されました決議案に対して、民主党を代表いたしまして賛成の意を表する者であります。 終戰後四ケ年、戰爭犠牲者に対する社会の関心は漸く簿らごうといたしております時、去る五月六日に、ソ連地区から本年度引揚の第一船を迎えまして以來、引続いて引揚は継続され、埠頭に、駅頭に、夢寝にも忘れ得なかつた夫婦、親子、兄弟が、帰還の喜びに相擁して嬉し涙に咽び合う劇的な情景を展開いたしまして、今更のごとく世人に深い感動を與えております。 終戦似來、今日までに引揚げました者五百八十余万、それに現在の未帰還者を加えまして、実に六百五十余万に及ぶ同胞を全部本年中に引揚する予定でございます。從い……
○紅露みつ君 私は只今上程されました未復員者給與法の一部を改正する法律案に対し、極めて簡單に賛成の辞を申述べたいと存じます。 これが内容につきましては、提案者の趣旨説明において詳細述べられたところでありまするし、且つ本院の皆様におかれましては、この引揚に関する問題につきましては、從來全く政党政派を超越して、引揚の促進に、又引揚後の厚生対策に、或いは又遺家族、留守家族の援護に、深い関心を寄せられつつあるのでありまして、今回のこの改正につきましても、勿論御異論のあろう筈はないと信ずるのでございます。只今御説明がありました通り、未復員者の給與額が今日このインフレ下におきまして僅か一ケ月百円と申しま……
○紅露みつ君 只今議題となりました舞鶴暴行事件調査について在外同胞引揚問題に関する特別委員会の審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 本件は昨年十一月一日及び二日のシベリア方面から英彦丸、惠山丸、高砂丸で引揚げられた八千七百余名が舞鶴引揚援護局に滯在中、引揚者相互間に紛爭を生じ、その間殴打事件を惹起した件であります。本件につきましては、すでに昨年十一月二十四日に共産党細川嘉六議員よりの質問書に対し政府から答弁書も発せられ、事件の外貌は一應明らかにされたのでありますが、本件に附随いたしまして、英彦丸が航海中に十三名の引揚者が海中に投ぜられ死亡したという流説もあり、細川議員は十一月十七日……
○紅露みつ君 只今議題となりました海外残留同胞引揚促進に関する決議案の趣旨につきまして弁明申上げたいと存じます。 先ず、その案文を朗読いたします。 海外残留同胞引揚促進に関する決議 終戰以來今日まで連合國の積極的な厚意により六百余万の引揚が実施せられたことは、全國民の深く感謝するところである。 しかし、今なお四十数万同胞が國外に残留を余儀なくされている。昨年は、五月六日ソ連地区から引揚第一船の入港をみた。しかるに本年は、まだ引揚再開の予報さえなく、その引揚如何は全國民の悲痛極まりない関心事である。 この際、われわれは、更に一段の努力と施策をなすことを決意する。政府は、本年度……
○紅露みつ君 只今議題となりました吉村隊事件調査の件につきまして、在外同胞引揚問題に関する特別委員会の審議の経過並びに結果の中間報告を申上げます。詳細は文書による報告に讓りまして、ここでは極めて簡單にその概要のみに止めたいと存じます。 ソ連関係地域からの残留同胞の引揚につきましては、昨年二十一日ソ連大使館から約九万五千の人々を本年中に還送する旨の発言がなされたと聞いておりまするが、この発表は生存者の数等につきまして残留同胞の身の上を思う國民にひとしく大きな衝撃を與えたのであります。而してこの残留者の上を思う國民の心情が、本吉村隊事件、曉に祈る等の問題につきましても、世の耳目を集めしめることと……
○紅露みつ君 只今議題となりました請願並びに陳情につきまして、在外同胞引揚問題に関する特別委員会の審議の結果を御報告申上げます。 請願第七百四十号、引揚者に連合軍放出衣料品優先拂下げの請願、同じく第五百五十九号、厚生連盟消費組合に連合軍放出衣料品拂下げの請願、同じく第七百三十九号及び第八百八十一号、引揚者事業体に住宅建設資材優先発註の請願、同じく第七百四十一号、引揚者を行政整理より除外するの請願、同じく第七百四十二号及び第八百八十号、引揚者住宅対策に関する請願、同じく第七百四十三号、中共地区の一般未帰還者に対する給與の請願、同じく第七百四十四号、上椎葉水力発電所建設に引揚者優先起用の請願、同……
○紅露みつ君 只今議題となりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案につきまして、簡單に委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず内容につきまして御説明申上げます。この審議会は、法律によりますと、その設置期間は施行の日より一年となつておりまして、本年八月三十一日で廃止されることになつております。そこで、この一年とありますのを、もう一年延長して二年に改めるというのが本法律案の改正点でございます。本委員会におきましては別に質疑もなく、直ちに採決に入りました結果、全会一致を以て可決すべきものと決定いたしました。併し本年はまだ引揚が再開されるに至らず、且つは経済新……
○紅露みつ君 本員は、この際、母子家庭の福祉対策に関して緊急質問をいたしますことの動議を提出いたします。
【次の発言】 年の瀬を控えまして、国鉄従業員や、国家公務員の年末手当、賃金ベース改訂等の問題が重大化して参りまして、賃金ベースの改訂は暫くおくといたしましても、年末手当につきましては、不満足ながら一応その要求員容れられようとしておりますことは、御同慶の至りでございます。併しながら政府がこれを以て能事終れりとしておられまするならば、それは頗る認識不足であり、且つ片手落な政治であると言わなければなりません。私は民主党を代表いたしまして、この点を指摘し、全国二百万になんなんとする未亡人中、子供を……
○紅露みつ君 賛否を先に申上げます。第一に本両案はかねて勤労大衆の要望するところであり、第二に企業体におきましても、勤労者が離職の際、最底生活の保障が得られるという安全感により、日常生産に專念でき、延いては勤労意慾の昂揚ともなるという観点から、更に第三には國家公共の立場からこれを見ましても、我が國が文化國家として世界的水準に到達する第一段階として、或いは又再建途上にある我が國現下の客観情勢から見ましても当然実施さるべきものでありまして、本案は勤労大衆、企業体、更に國家公共、いずれの立場から勘案いたしましても必要であり、有益であると認め、一應速かにこれが確立されんことを希望し、賛成いたす者でござ……
○紅露みつ君 各委員から熱烈な御意見の發表がありまして、もう申上げる必要がないかとも思いますが、證人の方々はそれぞれの立場において、十分御言い分があると思います。そうして引揚者につきましては、この生業資金ばかりでなく、いろいろお世話のかかつたことと思いますので、お忙しかつたということもよく分りますけれども、全く今の中平先生のおつしやられたように、これは何と申しても、この生業資金というものの精神が、證人の方々に十分呑み込まれておらなかつたということは、これは否定できないと思います。 この分擔しておられます各立場において、若しもどなたかが本當に熱烈なお氣持があつたならば、こういう事態は發生しなか……
○紅露みつ君 先程から兒童の問題が採上げられておりまして、大臣のお話でも今後の厚生行政が兒童福祉に重点を置いて行かれるということでございまして、これは結構だと存じますが、それにつきまして、私は満洲に取残されておるといいます浮浪兒の問題でちよつと伺いたいと思います。又お願いをいたしたいと思います。これは引揚委員会の方で採上げられることになつておりまして、まだ審議されておりませんのでございますが、今日は幸い大臣もお見えのことでございますし、お聽き頂いて置いた方がいいと存じますし、もう揃つておることですから、それに兒童の問題が出ておりますので、関連して飼いたいと思います。 聞くところによりますと、……
○紅露みつ君 私も住宅とか燃料とかいう問題は、これは本当に欠くことのできない援護物資だと思うのでありますが、私共一番心配しますのは、住宅建築に要する資材とか或いは燃料とかいうものは、また都合の付けようもあろうかと思いますけれども、蒲團それからその他の下着類とかいうような防寒の纖維類が非常に心配になつておつたのでありますが、今矢野委員からのお話で、それは心配することはない、物資は十分あるというようなお話で、それが本当だとすると、これはもう安心いたすのでございますが、蒲團ばかりではないと思いますので、今申上げる通り下着も要りますし、上着も要りますし、これは融通の付けようがないと思います。國民の間に……
○紅露みつ君 未復員者のこの災害補償問題について先程からだんだんお話を伺つて、その全貌がすつかり出て参りました。それで私共の感じますことは、これは法的ないろいろの解釈もございましようし、予算の問題もございましようけれども、一旦通牒を出しておきながら、それが間もなく停止される、そういうようなつまり朝令暮改というような解釈を政府が取られるといたしますなら、國民はどの法律を信ずることも、亦政府を信頼することもできないと思います。殊にこの未復員者、それから未復員者の家族というような方々は非常に力の弱いものでございますから、それがこうした予算の問題とか、なんとか、まあ外に原因があるにいたしましたところで……
○紅露みつ君 只今お話の未復員者給與法、それから災害補償法、失業保險法、これらの問題は、これまでたびたび当委員会で問題になつて來たところでございまして、こんな分り易い問題がいつまでも解決されないことは誠に遺憾だと存じております。これは余りに規則に捉われてむずかしくお考えになるということが、解決を見ない原因ではなかろうかと思います。政治は偉大なる常識だと言われておりますが、政府がこれに親心を持つて、常識的に考えて頂けば、おのずと解決の途が開かれるのではなかろうかと思うのであります。それとも外にこの解決を阻むような理由があるのでしようか。只今伺つたところでは、規則の上でということだけのように思いま……
○紅露みつ君 この第八條でございますが、審議会の会議は必要に應じて開く、但し正当な理由があつて開けない場合は、三ケ月に一回が最小限度の期間としてあるようでございますが、これはこんな大きな問題を審議しますのに、何だか大変悠長なような感じがいたしますが、どういうふうに常にされますか、そうして三ケ月に一回というのは、どういうところから割出されたのでございましようか、伺いたい。
○紅露みつ君 矢野委員のお話も分りますが、初から四名であるならよろしいのですが、数を殖すなら感じがよろしいのですけれでも、減らすことは感じの問題で如何がかと存じます。
○紅露みつ君 私は遅くなりましたのでお答えになつたかと思いますが、あなたがあちらへ長くいらつしやるつもりでおいでになつたのかどうか。今度はどういうおつもりでお帰りになりましたか。お帰りになりたくてお帰りになつたと思いますが、そんな不都合のない所でござしましたら……帰りたい人が沢山あると思いますが、もう少し帰りたい人が先にお帰りになつた方がよかつたんじやないかと思いますが、先程もちよつとそんなお話が出たんじやないかと思いますけれども、私共は眞劍になつて待ち焦れている人を、この目で見、この耳で聞いているのです。現実にあなたは相当の目に接していらつしやるか知れませんけれども、私はより沢山の人に接して……
○紅露みつ君 生業資金の問題は、お話を伺つて、大変たよりないのでございますが、私共は國民金融公庫と申しますか、この方の法案が出ると思つて期待しておつたのでございますが、これも先般來のお話では、恩給金庫の方の問題で、スムースに行かないということでございますが、そうすると、差し当つてこの小口の金融はどういうことになりますでしようか、早速これは地方に出ますと、第一の聞かれることだと思うのですが、この公庫が設立されない内は、やはり生業資金は、これまでの何にで申込んでよろしいわけでございましようか、その財源が大変たよりないようでございますが、どういうことに具体的になりましようか、もう少しはつきり聞かして……
○紅露みつ君 各委員からの御発言によりまして、私もやはりこれは採択すべきもののように考えますが、一つ御子柴さんの伺いたいと思いますのは、たまたまこれが請願、陳情として國会に出たものでございますから、ここでお話合いができるのでありますけれども、若しそうでなかつたならば、やはり直接都の管理しておられるのでなくても、それは何とかお考えになつて、解決をお諮りにならなければならん問題なのですが、あなたといたしまして、いつまでにこれが立退くのか、これははつきりいたしておりませんが、どういうふうにこれを解決して行つたらいいかと、これまでお考えになりましたか、今お考えになつておられますか、それも一應伺いたいと……
○委員長(紅露みつ君) ちよつと御挨拶申上げます。本日図らずも私が第五國会の委員長としての御推挙を頂きまして、大変面はゆいことに存じております。元來当委員会は非常に接触面が多いと申しますか、取扱います事項が廣汎に亘つておりますので、非常に廣い知識と豊富な経驗とこれらを持つた、そうして廣い視野に起つて行かなければならない委員会でございますので、それなればこそ各派から有数な委員がお出になりまして、私考えますのに、外の委員会の追随を許さない程に能率を挙げ、成果を收めております。それで代々委員長も非常に立派な方がお坐りになりまして、こうした立派な運営を遂げて参つておるのであります。ところが今回私のよう……
○委員長(紅露みつ君) これから委員会を開会いたします。この間八月の三日に懇談会をいたしまして、今次引揚につきまして、いろいろ御協議申上げたのでありますが、主な問題は引揚指定列車の問題、それからカンパンの問題、それから吊し上げ問題、こういうようなことを議題にして、いろいろ御協議いたしたのでございますが、出席の方も少うございましたし、むし返しの観があるかも知れませんが、今次の引揚について、いろいろ御審議願いたいと思います。只今御出席願つておりますのは、船舶運営会の帰還輸送課長の井上氏と、同課の中村氏がお見えになつております。あと援護廳関係の御出席を願つております。殊に定著援護、北海道の入植につい……
○委員長(紅露みつ君) 只今から委員会を開会いたします。先ず理事の互選をいたしたいと存じます。その方法は……。
【次の発言】 それじや北條委員の御提案に御異議がないものと認めまして進めることにいたします。
【次の発言】 それでは只今各派から御推薦頂きました理事の方は、緑風会岡元義人、敬称を省かさして頂きます。民主自主党淺岡信夫、日本社会党天田勝正、懇談会星野芳樹、新政クラブその他から鈴木憲一の各委員を理事にお願いすることにいたしたいと存じます。それで御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたしました。
【次の発言】 北條委員の動議に御異議ありませんか。
○委員長(紅露みつ君) これから委員会を開会いたします。今朝は大変俄かの豪雨で、まだ人員も揃つておらないようですけれども、時間が経過しておりますので、これから始めます。 今日の議案でございますが、お手許に差上げてございます通り、定着援護に機構拡充に関する件、國民金融公庫の財源補填及び割当に関する件、それから更生資金及び住宅対策に関する新、信洋丸明優丸事件に関する件、小林菊三郎人民裁判に関する証人換問の件、朝鮮、台湾、関東州地区の恩給扶助料に関する件、これだけでございますが、順序を変更いたしまして、政府側からの御出席の都合もありますので、一番しまいの、六、朝鮮、台湾、関東州地区の恩給扶助料に関……
○委員長(紅露みつ君) これから委員会を開会いたします。
【次の発言】 岡元委員から御発言がありましたが御異議がなければ……。
【次の発言】 それではこれは大藏省の方に御説明を願うことに……。
【次の発言】 それでは先に大藏省前野課長に御説明を願いまして、その後で外務省の小島課長に御説明を頂くことにいたしたいと思います。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)それではそういうことにいたします。どうぞ。
【次の発言】 岡元委員から御提案になりました証券類の問題、それから軍事公債の問題、これらを引つ括めまして、地方に周知徹底させるために何らか予算的措置をとつた頂く。こういうことを委員の皆さんにお諮りす……
○委員長(紅露みつ君) それでは委員会を開会いたします。
本日の案件は、一、引揚者に対する水産資材優先割当に関する件、二、定着援護の補正予算に関する件、三、國民金融公庫に関する件、四、更生資金及び住宅対策に関する件、五、引揚者に対する援護物資に関する件、六、小林菊三郎人民裁判に関する証人喚問の件、とこうなつておりますが、水産廳から資材課長がお見えになつておりますから、一から始めることにいたします。
【次の発言】 一の水産廳関係は資材課長の石川さんがお見えになつております。それから定着援護に関しては大藏大臣が閣議で欠席、大藏省の主計局長が会議で出席ができません。それから厚生政務次官が御出席の筈……
○委員長(紅露みつ君) それでは、これから在外同胞引揚問題に関する特別委員会を開会いたします。
本日は先ず入植の問題を議題に供したいと思います。
【次の発言】 それでは全國開拓民自興会の代表の方から、先ず陳情の趣旨を聽取いたしたいと存じます。説明員として安本の建設局長の高野氏がお見えになつております。ではお名前をどうぞ。
【次の発言】 それでは最近の引掲者の方からお話を伺うことにしまして、御決意の程をということでございますから、どうぞ……。
【次の発言】 今の矢野委員の御発言の通りでよろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは吉崎さんに一つ人選を願いまして、簡單に熱意のあるところを一つ御……
○委員長(紅露みつ君) これより委員会を開会いたします。 休会中折角各委員の方々がそれぞれ各地に御活躍になりまして御苦労樣でございました。余りお顔は揃つておりませんけれども、本日の案件は、休会中の審査を取纒めての報告書でございますが、一應案件を読みますから、悪いところがございましたらお直し頂いて、そうして御署名を願いたいと思いますが、ではちよつと読上げますから……。 経過の概要 在外同胞引揚問題に関する特別委員会においては、第一回國会以來海外同胞の引揚促進並びに引揚者関係の諸問題について鋭意これが実現考究に努力して來たのであるが、第五回國会会期中において、これに関する調査を終了しな……
○委員長(紅露みつ君) 墾談会に引続いて委員会を開会いたします。
【次の発言】 それでは岡元委員から御提案になりました國会再会を期して三月中旬頃この帰還された方の中から割合元氣で証人として出席ができるというような人を選んで、三名くらいずつ國会に御出席願うかも知れないというような、予告とでも申しますか、そういうようなことを復員課長の高山さんにお願いしたいと思いますが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 そうですね、その方が……。
【次の発言】 淺岡委員如何ですか。
【次の発言】 それではその点は後で又御墾談をいたしましよう。(「議事進行」呼ぶ者あり)
○委員長(紅露みつ君) これより委員会を開会いたします。午前の部が証人喚問に関する件、それから紡織設備等登録に関する件、未復員者失業保險適用に関する件でございますが、まだ商工省が見えておりませんししますから、労働省から亀井失業保險課長がお見えになつておりますので、第三件を繰上げて御論議したいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 ちよつと速記を止めて……。
【次の発言】 では速記を始めて下さい。
【次の発言】 ちよつと止めて頂きます。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 もう一回それじや休んで下さい。
【次の発言】 速記を始めて……。
○委員長(紅露みつ君) まだ十分お揃いにならないようですけれども、時間の関係がありますから、これから委員会を開会いたします。本日の議題は、淺岡理事辞任に伴う補選の件、それから二番に引揚者及び復員者失業対策に関する件、三が紡織業引揚者枠割当に関する件、四が農地法改正に関する件、五、引揚途中における死亡者資料提出に関する件、この外に引揚兒童就学に関する件というのを追加いたします。それで、第四の農地法改正に関する件と引揚兒童就学に関する件は午後に廻しまして、その他を午前中に済ましたいと思います。理事補選の件は後に廻して如何でしようか。民自党からどなたもまだ御出席がございませんので……。
○委員長(紅露みつ君) 只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会を開会いたします。本日の議題は昨年十一月一日、二日、舞鶴入港の英彦丸、惠山丸、高砂丸の暴行事件に関して、共産党細川委員からしばしば政府当局に対し質問書を発し、答弁を求められ、又昨年十一月十八日参議院本会議において細川議員よりこの暴行事件に対して十三名の人たちが行方不明になつており、二、三名の人が殺されている、この報道を我々は今追及しているというような発言もありましたし、又横浜市在外同胞帰還促進同盟の金子道氏よりお手許に配付した資料第一のような英彦丸乘込の一團が、二日入港の高砂丸にて帰還した者を殴打し、死者三名、負傷者五十名、入院……
○委員長(紅露みつ君) 只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会を開会いたします。議題は昨日からの続行でございますが、念のため繰返しここに申上げることにいたします。昨年十一月一日、二日、舞鶴入港の英彦丸、惠山丸、高砂丸の暴行事件に関して、共産党の細川委員よりしばしば政府当局に対し質問書を発し答弁を求められ、又昨年十一月十八日参議院本会議において細川議員より、この暴行事件に対して十三名の人たちが行方不明になつており、二三名の人が殺されておる、この報道を我々は今追求しておるというような発言もありましたし、又横浜市在外同胞帰還促進同盟の金子道氏よりお手許に配付した資料第一のごとき、英彦丸乘込の一團……
○委員長(紅露みつ君) 委員会を開会いたします。
議題は先だつての証人の問題、昭和二十三年十一月初旬の舞鶴における引揚者暴行事件に関する件でございます。
【次の発言】 お諮りいたしたいと思います。先刻から草葉委員の動議にかかります去る三月の二十四、五日の両日に亘りまして証人喚問をいたしました舞鶴リンチ事件の結論でございますが、十三名の行方不明者、三名の死亡者、そういうことが言われておつたのでございまするが、物的証拠によりましても、又証人全員の証言によりましてもこれを肯定する何物もなかつた、即ちそうした事実は全然無根の噂さであつた、こういうことに結論をすることと、こういう動議についてお諮りいた……
○委員長(紅露みつ君) 只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会を開会いたします。本日の議題はソ連における抑留者の実情聽取の件であります。証人といたしまして、赤鹿理氏を御出頭願つております。
それでは証人の宣誓を後に廻しまして、先だつて三月二十四日、五日に亘つて、当委員会が証人として喚問したしました大内浩氏、この方が欠席されましたので、その理由について調査いたしましたところ、これは正当の理由あるものとかように認めましたので、欠席はこのまま認めることにいたしました。
【次の発言】 承知いたしました。今後氣を付けることにいたします。
【次の発言】 今それをお諮りしたいと思います。次に只今木下委……
○委員長(紅露みつ君) 只今より在外同胞引揚問題に関する特別委員会を開会いたします。本日の議題は通称吉村隊事件の審査をいたすわけでありますが、本委員町は先に英彦丸事件赤鹿元中將等の証人喚問によりまして、ソ連地区内に残留しておりまする人達に関する貴重な資料を得つつあるのでございますが、本年度こそは待ちに待つております在留同胞も皆帰つて來ることと想像されるのでございます。併しながら当委員会としまして最も懸念いたしておりますところの残留同胞中の死亡者の記録は未だに得ておりませんので、本年度は当然予想せられました問題として、國民に対し、この問題に関し、万遺漏なきを期するために、又一般留守家族に取りまし……
○委員長(紅露みつ君) それではこれから委員会を開会いたします。 私昨日舞鶴の視察から帰つて参りましたが、留守中に何か新聞記事について問題であつたそうでございますので、一應経緯を申上げたいと思います。後程この新聞を御覽頂けば直ぐお分りになることと存じますが、十四日の晩に立ちまして、それから十五、十六と舞鶴を視察いたしたのでございますが、この間に二回新聞記者に会いました。それは施設を視察しておりますときに三人程見えましたし、その十五日の夜分に一組見えましたが、いずれも私一人で記者に会つたことはございません。むしろ同行の草葉委員からお話がありましたが、私の談として出ておりましたので、京都新聞が一……
○委員長(紅露みつ君) これより委員会を開会いたします。 議事に先立つて一言申上げたいと思います。私先月の二十六日に、中國、四國の授産事業ブロツク協議会に出席のため東京を立ちまして、その後援護施設の視察をいたしておりますうちに病氣になりまして、帰京後も暫らく靜養しなければいけないということで今日まで登院ができませんで、その間皆さんにお骨折りをかけ、又御心配を頂きまして、大変恐縮に存じますが、大体恢復いたしましたのでどうぞ御安心頂きます。 それでは本日の議題でございますが、新聞記事に対する法務総裁に関する件、それから吉村隊事件に関する件、人民裁判に関する件、これだけが議題に上つております。法……
○委員長(紅露みつ君) 只今より開会いたします。本日は吉村隊事件に関する調査報告書案について協議いたします。速記を止めて。
午前十一時二十一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。只今結論を出すということになりまして、六項目にこれを纏めるか、三項目にするかという両論になつておるところでございますが、どうぞ矢野委員。
【次の発言】 北條委員に申上げますが、その前にそれは問題になつたのでございまして、この中に含まれておりますいわゆる人民裁判の問題が含まれておりましても、後にいたしました証人の喚問につけて整理をしていいかということをお諮りしたのでございました。御出席がなかつたのじやないですか。……
○委員長(紅露みつ君) 只今より委員会を開会いたします。本日は吉村隊事件に関する調査報告書案を議題といたします。速記を止めて。
午前十一時十一分速記中止
【次の発言】 速記を入れて。
【次の発言】 葉草委員の発言の通り、これが昨日の委員会の決定でございますので、その方針で、これから討論につき御希望のおありの方から順次発言を許すことにいたします。
【次の発言】 一應先程決まつたことでございますけれども、もう一遍更めてああいう御意見が出ております。
【次の発言】 一應決定したのです。
【次の発言】 だから、それはおつしやつただけで、それに対する決定をしておりませんから、そう承知いたしましたと……
○委員外議員(紅露みつ君) お尋ねの点ですが、どうも私は遺憾ながらそれを肯定せざるを得ないのでございまして、星野委員はどうも協力が願えなかつたと思いますし、私は婦人であるという何も、相当に星野委員の行動に現われておつた、そう考えられます。
【次の発言】 協力願えなかつたというようなことは、細かい点では随時現われておつたのでございますが、最後の討論の、いや最後の日でございましたか、その討論もそうでございますが、その前にいろいろ報告書をまとめます上において、この点は後で審議をする。こういうような決定を見ましたときにも、それに服さない。大多数で決つたことでございますのに、議事進行に名を借りて発言を求……
○紅露みつ君 委員長の交代に当りまして、一言御挨拶申上げたいと存じます。不省私が第五国会におきまして、皆様の御推薦を頂きましてからすでに十ケ月になります。これまでにないこの長い期間つぎつぎにかずかずの難問題が起つて参りましたことを顧みまして、私といたしましては全く感慨深いものがございます。併しながら幸いにこの難関を切抜けまして、大過なく今日に至りましたことは、全く委員皆様のよい御協力と御指導の賜であつたと深く感謝申上げる次第であります。今後におきましても、本委員会の使命が終了いたしますまでは、相変らず皆様の驥尾に附して微力を盡したいと存じますから、どうぞ今後ともよろしくお願いを申上げます。簡單……
○紅露みつ君 失業保險の問題は、これは只今も岡元委員からもお話がございましたように、昨年来の問題でございます。そうして面もこの引揚の問題というものは、これは申上げるまでもございませんけれども、長く続く問題じやございません。そういうことはもう十分分り切つておりますし、それに本年度の引揚の状況についても、国民一般或は又政府としても相当これは御心配頂いておると思うんですが、その中で只今これはまあお話が進んでおるのでございますが、失業保険の問題を以て伺いますれば、何か退職金の考え方で行こうかというようなことがあり、又これは退職金の問題というようなことで行けば、或は失業保険の問題ということで労働省に廻つ……
○紅露みつ君 今伺つておりましたのですけれども、大蔵委員会にかけるという六・六・四ですね。それはこちらの議院提案で出ますことと、それはどういう関係になりますか、ダブルようになるのじやないですか。そこのところをはつきりもう少し説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 この六・六・四の問題は相当前から当委員会で審議されたことですし、そうして今回の、の議員提案のこの改正と同じ性質のものだと思いますので、やはり議員提案でこちらに付託替ができるならばやつたらいいと思います。
【次の発言】 穗積委員のおつしやる通り、私も先程からそう思つておりました。どういうものか一応それを聞かないことには判断がつかない……
○紅露みつ君 杉田証人に伺いたいと思いますが、先程ハルピンの難民收容所に駆け込んだ婦女子が、農奴のような状態に置かれておつた人たちで、殆んど半裸と言いますか、全裸に等しいような様子で駆け込んで来たというようなお話を伺つたのでございますけれども、その農家で働かされております時には、まさかそんな風で働いておつたとは思えませんけれども、どうしてそんな状態になつて、この收容所に駆け込んで来たかということも伺いたいと思うし、それから收容所に入りましてから、どうしてこの人達が普通の衣服をまとい、ここに暮すようになつたか、その先も伺いたいと思います。それから孤児の問題でございますが、これは私共こちらにおりま……
○紅露みつ君 どうぞよろしくお願い申上げます。
○紅露みつ君 資材課長に伺いますが、この割当の数量は、大体これは資料を頂いておらないのでございましようか、まだ今度のは……。
【次の発言】 それを今度この委員会で伺いたいということになつておつたと思うのでございますが、それをまあ一つお伺いしたいと思います。これはもう繰返して言うことはないと思いますが、引揚者の全部についての問題ですが、外の一般業者と区別をしないで公平にということでございますけれども、公平にということで行きますと、実は公平に行かないのでございます。不公平にやらないと公平にならないというのが、これは引揚者の全体の行き方でございますから、通牒をお出しになります場合には、特にこれは公平……
○紅露みつ君 ちよつとお尋ねいたしますが、あの大蔵省はこういうふうに行き違つたと言いますか、解釈のしにくい状態にこの問題がなつておるということを今まで御承知なかつたのでしようか。それからですね、銀行の方に趣旨が徹底していると思うから、余計の支拂をしておる心配はないということを考えて、そういうお問合せもなかつただろうと思いますが、その点も銀行の方からこの問題についてはどうかというような、確めるようなお問合せがなかつたかどうか。それから暮に是非手に入るようにという親心は分るのですけれども、早く渡して下さるというお気持は分りますが、二十六日で打切るというような、これは二十日間です。これはどうも余り感……
○理事(紅露みつ君) これは名称を変えても差支ないと思いますけれども、援護局の局長さんどうですか、この点について何か御意見或いはいい思いつきがございますか。
【次の発言】 それではこの点は保留して頂きまして、御で御説明をよくして頂くことにいたしましよう。
【次の発言】 只今の対日理事会の傍聽ですが、これは制限があれば仕方がありませんが、余り嚴しい制限がなかつたら、委員長、理事、或いは外の方も希望者、成るべく希望がある向きは傍聽した方がいいと思いますので、そのおつもりでお打合せ願いたいと思います。
○紅露みつ君 小倉証人にお尋ねいたしますが、あなたが先程の証言中に、裸にして戸外に繋いで、そうして水をかけて朝までに凍らせたというような御発言がありました、御証言がありましたが、それはあなたがどこかで御覧になつたのですか、目撃されたのですか。
【次の発言】 それでは目撃なさつたわけではありませんね。
【次の発言】 今委員長からの何がありましたので、それに関連して水野証人にお尋ねしたいと思いますが、ずい分あなたはあちらこちらと放浪なさつたわけですが、その途中で日本の帰女子の方にどこかでお会いになつたというようなことがございますか。
【次の発言】 全然会いませんでしたか。
○紅露みつ君 先刻問題になりました、引揚は誰が遅らしたかという日本新聞の寄稿者の隅田という人の身分が判明せずに問題が残つておりますが、引揚を誰が遅らせたかというようなことは、これは引揚の問題に対して重要な問題だと思いますので、他の証人の証言を求めたいと存じますが、先ず岡本証人から、若し隅田という人を御存じでございましたなら……
【次の発言】 そういうことになりますと、昨日の高山証人の証言と大変食違つて参りますが、その点につきまして一ノ關証人は御存じございませんか。隅田という人に関する……
【次の発言】 重ねて伺いますが、これがコバレンコ氏のペンネームであるというふうにお考えになりませんか。
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