このページでは松浦清一参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○松浦清一君 私はこの際、漁業対策に関する緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は最近伝えられておりまする漁業協定に関する問題、又日本沿岸において行われておりまする連合国海軍の演習地の水産損害に対しまする補償の問題、又東支那海や北洋方面において拿捕されておりまする漁船の返還並びに補償の問題等について質問を行いたいと存じます。
第一点は、漁業協定に関する問題でございますが、今月二十四日、外務省情報部の発表によりますと、日本政府はアメリカ、カナダに対しまして漁業協定を行うことの招請を発しまして、アメリカ、カナダはこれに応ずることの回答を寄せられまして、十一月の五日からこの協……
○松浦清一君 只今議題となりました漁港法の一部を改正する法律案について、水産委員会におきまする審議の経過並びにその結果につき御報告を申上げます。 この法律案は衆議院水産委員長冨永格五郎君ほか十九名の議員によつて提出されまして、去る十一月二十日衆議院より送付されたものでありますが、先ず提案理由を申上げます。即ち、先に漁港法の施行によりまして、我が国漁業上の重要施策である漁港の修築、維持、管理等に関する制度が確立され、法律に規定されている漁港の指定、漁港の整備計画等も順次進捗を見、その運用も軌道に乗つて来たのでありますが、一方、漁港管理者の指定、並びに漁港管理委員のうちの漁業者代表たる委員の選任……
○松浦清一君 私は只今上程されました昭和二十六年度神正予算に対し、日本社会党を代表いたしまして、以下述べる理由により、一括反対の意を表明すると共に、これが組替えを要求するものであります。(拍手) 我が党の本予算に対する態度につきましては、先に池田大蔵大臣の財政演説に対する質疑におきまして、又本日の予算委員会における討論の過程において、同僚波多野委員から極めて詳細に表明せられており、時間の関係等もございまするので、努めてその要点のみを簡潔に申述べることにいたします。 先ず本補正予算に反対しなければならない第一の理由は、政府の信奉いたしまする自由主義政策の欠陷が極めて明瞭に現われておるという点……
○松浦清一君 私はこの際、第七次後期造船計画金融に関する緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、政府の第七次後期造船に関する金融措置についてここに緊急質問を行い、政府の明快なる御答弁を得たいと存じます。
造船融資に関する問題につきましては、前の国会以来しばしば問題となりまして、これに対しまする政府の御答弁は、金融の操作ができないので、造船の必要は認めるが、今のところこれ以上どうにもできないと、要約いたしますると、このような御答弁であつたのであります。併しながら我が国の置かれておりまする立場から考えて見まして、又我が国経済の早期自立達成という……
○松浦清一君 私はこの際、漁業問題に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、国民が久しい間の待望でありました北太平洋ブリストル湾におきまする母船式「かに」漁業が、出漁直前に急遽中止になつたことに関しまして、所管大臣のおとりになりました措置並びにその実相についてお伺いをいたしたいと思います。
昨年十二月仮調印せられました日米加三国の漁業條約は、日本政府が終戰後初めて完全な主権国として、且つ主権のある国の立場において招集いたしました国際会議でございまして、その結果は、その後に来たるべき日本と米加以外の諸国との間に締結されることを予想されまする同様條約の先例となる條約であるとい……
○松浦清一君 私はこの際、漁業対策に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は社会党第二控室を代表いたしまして、アメリカにおける日本の輸入冷凍まぐろに関する関税の問題その他緊急を要する漁業條約の問題等につきまして、政府の所信を質したいと存じます。最近の新聞紙の伝えるところによりますと、今月九日の米国上院財政委員会は、生及び冷凍まぐろに対する輸入関税創設の法案を可決したとのことでございます。尤もこの法案はなお上院本会議において審議されることでもあり、且つこの上院財政委員会の態度に対しましてアチソン国務長官は、国内における少数業者の利益を図るために経済的国家主義政策をとることは、必……
○松浦清一君 私は只今の荒木君の動議に賛成をいたします。
○松浦清一君 只今議題となつておりまする破壊活動防止法案並びに公安調査庁設置法案、公安審査委員会設置法案を法務委員会に再付託する動議について、その趣旨を弁明いたします。 破壊活動防止法案ほか二件は、各位がすでに御承知の通り、国民生活の上に極めて重大なる影響を持つている法案でございます。本院におきましても、先月二十日以来この法案の審議に関連をいたしまして、数回に亘り議場が混乱に陷り、議事運営に関しまする談合もなかなかにまとまらずして、議長職権の発動により本会議の開会を余儀なくされるような事態が起りましたのも、この法案審議の結果が日本の民主主義の運命を決するほどの重大な内容を持つているからであり……
○松浦清一君 私はこの際、東京湾等に施設されております防潜網による漁業被害に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、東京湾、大村湾等に施設されておりまする防潜網による漁業被害並びにその必要とする実情について質問をいたしたいと存じます。
先ず東京湾についてその実情を見ますると、昭和二十六年一月富津岬突端より旗山岬にかけて防潜網を施設されましたため、外洋より産卵のために北上回游しておりました魚類は全くその進路を断たれまして、今やこれらの魚類は激減又は皆無に等しい状態を呈しておるのであります。これを内湾主要魚類の王者である「いわし」に例をとつ……
○松浦清一君 私はこの際、済州島沖における日本人射殺事件に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、本年二月の四日に朝鮮の済州島沖で起りました日本人の漁船船員の射殺事件に関する緊急質問を行いたいと存じます。この事件の概要を申上げますと、二月の四日の八時十分から八時二十分頃に、農林漁区二百八十三区、北緯三十三度三十一分、東経百二十五度五十一分の、これは済州島西方約二十マイルの地点でございますが、この地点で、福岡市にありまする大邦漁業株式会社所有の第一大邦丸、第二大邦丸の両船が操業をいたしておりました際に、韓国漁船の昌運号という船が近づいて参りまして、どうも今までその附近における……
○松浦清一君 この間から問題になつております機船底曳の繋船による補償金問題は、大蔵省との交渉の経過はどういうふうになつておりますか。もうこの国会は数日で終ろうとしておるし、船は繋船になるし、船員は失業しようとしておるわけですが、急速に大蔵省当局と御折衝になりましたその結果をこの委員会に一応御報告願いたいと思います。その御報告に基いて偶若干申上げたい件がございますから、できれば明後日の委員会までにそのお答えを頂けるように御配慮願いたいと思います。
○松浦清一君 それはもう衆議院の委員会で決まつたのですか。
【次の発言】 これは何ですか、予算はもう決つているわけなんでしよう。
○松浦清一君 只今の妥結の問題でありますが、妥結というと如何にも妥協するようなふうに聞こえますけれども、必ずしも私はそう考えておらん。今長官の御意見にもありましたように、この問題が非常に急速に進展いたしまして、話は早くなりましたけれども許可をしたというようないわゆる青天の霹靂のようなことで、その間にしつくりと両者が話合いの機会もなしに、一方はどうでもこうでもこれを差止めなければならぬ、差止めなければいけないというような今日の情勢になつておるために、いわゆる両者が本当に話合いで納得の行くような機会もない。これが一応両者が少し落ち着いて話合つて見る、そうして納得が行かなければ行くまで話を続けて行つ……
○松浦清一君 ちよつと説明をされるのに、こういう予算を組まれた経緯と、それから大蔵省と折衝中ということですが、その経過を一つ……。
○松浦清一君 水産庁の長官にこんな重大な問題をお伺いするのは、答弁も非常にお困りになると思いますけれども、今日御答弁にならなくても、單に水産庁という立場でなしに、日本政府の講和後における日本の水産業のありかたについての方針をきめて後刻御回答頂きたいと思うのですが、今問題になつておりまする講和条約と日本の漁業権の問題というものは非常に重大な関係があると思うのであります。我々はまあ未だに全面雄和説というものを捨てないでいるのですが、これは好むと好まざるとにかかわらず、ダレス特使が訪日されていろいろ残して行かれた言葉の中から考えて見ても、世界のいろいろの情勢から考えて見ても、單独講和乃至は多数講和の……
○松浦清一君 日本漁船の拿捕事件に関連して真相究明のため証人を喚問することの動議を提出したいと思いますから御採択願いたいと思います。
【次の発言】 私の提案をいたした動議は、東支那海に限つてであります。それから北洋方面における問題に関連しては、非常に重大な問題が内蔵しておるように床間をしておるのであります。この点については別の方法において後刻提議をしたい、こう考えておりますから、今の問題の提議されておりますのは東支那と限定されております。
【次の発言】 これを言うと長くなるので……。とにかく早く証人を喚問……ちよつと速記とめて。
【次の発言】 その前に、喚問をしなければならぬと考えておる事情の……
○松浦清一君 外務省のほうお見えになつておるのですね。
【次の発言】 この委員会で一九四九年以来、つまり終戦後東支那海を中心とする以西定曳の日本漁船がしばしば中共それから韓国、台湾、その方面の船に拿捕せられ、中には船を返してもらつたのもございます。又船員だけ送還せられて船はまだ返してもらえない、そういう船もたくさんにありますので、その事件が起りましたその都度、この委員会では問題にいたしまして、その真疑、それからそれに対する日本政府の対策、それからその結果等の質問を繰返し申上げて来たのでございますが、その都度水産庁の御当局では、外務省方面と十分の連絡をとりつ適宜応急の措置を講じつあると、こういう……
○松浦清一君 異議はございませんですが、その養成は水産庁でやろうというのですか。
【次の発言】 そうすると、この委員会としては水産庁でやろうと運輸省でやろうと、いずれの役所でやつてもいいが、とにかく漁船船員の養成所、再教育の養成をやつてくれ、そういう趣旨なんでございますね。
【次の発言】 結構ですね。
【次の発言】 その予算の措置を講じてもらう際に気を付けてもらわなければならん点は、今の大型船員の再教育を神戸の海技專門学院でやつておるのですが、そこで養成されて再教育を受けておる者は、全部船主との雇用関係が存続しておつて、船主が給料を払つておるのです。漁船船員の再教育をやろうということになれば、……
○理事(松浦清一君) それでは只今から委員会を開会いたします。 この前の委員会で、木下委員長が渡米不在中、私に委員長代理をやれと、こういうことなんですが、本来から言いますると、実は私は専門家でなく、ほかの委員のかたがたが専門家であられるので、委員長の代理という重責は経験の深い専門のかたがたにおやりを願うほうが非常に結構だと思いますが、たまたま慣例によつてきめられております理事として、私はたつた一人残つたものですから、ニカ月になりますか、三カ月になりますか、その間皆さんの御協力を得まして、過ちをおかさないように、一つこの委員会の運営をして行きたいと思つております。どうか一つ御協力願います。 ……
○理事(松浦清一君) それではこれから委員会を開きます。かねて公報で御通知申上げておきましたように、昨日久里浜の水産大学の敷地及び校舎に関する文部委員会との合同委員会を開きまして、証人として棚橋水産大学事務局長、岡田水産大学教授、鍋島大日本水産会長、増原警察予備隊本部長官、内田大蔵省管財局長、久保田文部省管理局長等の御出席を求めておきましたが、そのうちで増原警察予備隊の長官と久保田文部省管理局長とが都合で出席ができないので代理を差向けるという書面の通知がございましたが、証人の代理ということは法的に認められておりませんので、代理として御出席になりました警察予備隊本部次長の江口見登留、それから文部……
○理事(松浦清一君) それではこれより委員会を開会いたします。
過日の委員会で、次回の委員会において漁船の災害補償に関する問題について当局の経過内容を承わるということに決定をいたしておりましたので、只今から水産庁の伊藤漁船保険課長から漁船損害補償制度要綱についての御説明を承わることにいたします。
【次の発言】 内容の説明を承わりたいのです。
【次の発言】 只今の御説明に対して御質疑がございますか。
【次の発言】 如何でしよう。漁船保険協会の細川副会長が、この問題についての陳情に見えておられるわけですが、一応陳情の趣旨を承わることにしてよろしうございますか。
○理事(松浦清一君) それではこれより委員会を開きます。本日の会議の目的は講和条約の調印に伴いましてアメリカそれから濠洲その他の国々との間に漁業協定が結ばれる段階に立つておりますので、外務当局の今日に至りますまでの漁業協定に関する準備或いは話合い、そういう程度の経過をお伺いをいたしたい。それからもう一点は、講和条約の発効に伴いまして従来のマツカーサー・ラインというものが解消されることになるわけでありますが、今までのマツカーサー・ラインは日本漁業の一つの制限線であつたと同時に、もう一方の側から考えて見ますというと、一つの保護ラインでもあつた。曾つて中共に拿捕された底曳の乗組船員諸君が帰還をして参……
○理事(松浦清一君) それでは委員会を開会いたします。三重県の漁業協同組合連合会から、漁業権証券に対し非課税の措置を講ぜられたいほか十項目、合計十一項目の陳情書が提出せられまして、只今陳情者がその趣旨弁明のために来ておられるわけですが、発言を許可して陳情をお聞きしてよろしうございますか。
【次の発言】 それでは承わることにいたします。
【次の発言】 何か陳情者に対して御質問なさることございますか……。御質問がなければ、それではいろいろ御苦労様でございましたが、只今御陳情になりました第一の漁業権証券に対し非課税の措置を講ぜられたい、それから第四の水産省設置の問題、この問題等はすでにこの参議院の水……
○理事(松浦清一君) それではこれから委員会を開きます。 本日の委員会の目的は、漁網に対する固定資産税の問題、それから「さんま」が盛漁期に入りまして、輸送の関係についていろいろ当局の事情を伺いまして、これに対する対策等を考究したい、こういうのが目的でございましたが、まだ運輸当局がお見えになりませんので、先に速記をやめまして、固定資産税に関する問題について大蔵当局の御意見を懇談の形で承わつて、あとで速記を入れまして、「さんま」の輸送事情についての当局の事情を承わる、こういうふうに議事を運んで行きたいと思いますが、よろしゆうございますか。
○理事(松浦清一君) それではこれより委員会を開会いたします。
お諮りいたしますが、かねて閉会中に継続調査して参りました水産物増産対策に関する調査案件の未了報告書を議長宛に提出しなければならないことになつておりますが、これを提出することに御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めまして、さよう決定いたします。この報告書の内容につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。委員長の提出いたしまする報告書に多数意見者の署名を付けることになつておりますので、順次御署名をお願いいたします。
多数意見者署……
○松浦清一君 この問題が最初に提案されてこの委員会に総括的な御説明を当局から承わりました際に、理解のどうしてもできなかつた点が幾つかあつたわけなんですが、その理解のできなかつた主な点が只今委員長がおつしやつておられたように、運搬船に転用するとか、ほかの漁業に転用するというような方法を考えておる。こういうような説明でありましたが、運搬船に転用するということは、到底高い修繕費を出して引合いのとれるような船ができようとは考えられないし、又どうせ機帆船のようなものにして、沿岸輸送をやるということになるでしようが、沿岸輸送をやつている機帆船自体が行き詰つておるという状態でありまするから、いわんや漁船に使……
○理事(松浦清一君) それではこれから委員会を開会いたします。 本日の問題は石油類の政府当局における値上等に関する問題なんですが、政府当局からは物価庁の森第三部長、安本の近藤燃料課長、資源庁鉱山局の百武配油課長、水産庁の曾根水産課長のお越しを願つております。前の委員会で重油が約八%の値上げ、それに反して揮発油のほうは若干の値上げをやる、こういうことを政府当局において考えておられるということを聞きましたので、その理由、それからその実情等の御報告を願つたわけでありますが、水産庁当局の御説明だけではまだその実情を十分に把握することができなかつたわけなので、値上げが妥当であるかないか、或いは統制の撤……
○松浦清一君 私修正点について、誠に素人らしいことを聞くのですが、附則の第三項の「主務大臣が定める海域」というのはどういうところなんでしようね。
【次の発言】 具体的に説明をする資料ございますか。例えば、何県の何村というような……、それはまだ御調査になつていない……。
【次の発言】 今お持ちでなければ、一つあとから資料を頂きたい。
続いてちよつと質問いたしますが、私は素人だから変なことを聞いて笑われるかも知れませんが、第六十六条ですね、第六十六条にずつと出ております中型まき網漁業、小型機船底びき網漁業という、これはこの法律を改正することによつて初めてこういう指定をしたものですか、前からあつた……
○松浦清一君 私は一般論でなしに、具体的に少し伺いたいことがあるのですが、今度の漁業協定の交渉が開始されるということは、日本の政府がアメリカ、カナダに招請状を発して、それに応じてアメリカ、カナダが参画したのだと、こういう建前で漁業條約の交渉が開始されていることは、前回の委員会で水産庁の山本さんから御説明がありましたから私はそれを了承しているのですが、今度の漁業協定をするに当りまして日本は勿論、日本の招請に応じて参加しておりまするアメリカ、それからカナダも同様に公海自由の操業ということを基本理念としてこの交渉が始められているということは、これは私遅く来ましたから、若し私が参ります以前にそういうい……
○松浦清一君 こういう法律の改正案が出た場合の審議のやり方なんですが、大体ずつと全文を見てみるというと、総体的にはどういうふうに改正しようということの趣旨はわかるのですが、併し念には念を入れて審議するためには、逐條、各項目別に、やはりこれでいいか悪いか、例えば第六十六條の二にある「中型まき網漁業、」云々というようなことについて、これはこういう工合にきめれば一体瀬戸内の漁船はどうなるのか、紀伊水道の漁船はどうなるのか。どの辺でどういうふうにやつておればどうなるのかということを、もう少し検討したいと思いますが……。
【次の発言】 ちよつと資料の提出を求めたいのですが……。今のアメリカ、カナダとの漁……
○松浦清一君 いつの委員会でありましたか、日にちは忘れたんですが、やはり物価庁その付関係方面の係官の御出席を願つて、一応物価庁のほうで考えておられる石油の価格の改訂、値上げという問題について御説明を承わつておつたんです。その際の結論としては、今の油の出廻り量の関係からいつて、統制を撤廃するということの方針に政府の部内も意見が一致したので、総司令部関係のほうと今は折衝中であると、こういうお話であつたのであります。でいつ頃統制が撤廃になるか、それは総司令部の許可がなければ現在のところ撤廃するということはできないということであつたんですが、そのときの結論ではなお交渉を続けておると、こういうことであつ……
○松浦清一君 簡單に基本的なことだけ伺つておきたいのですが、結局この法律というものは、先ほど、ここを通りました漁業法の一部改正の法律の裏腹と、こういう御説明であつたのですが、小型漁船、底びき漁船の整理に関する点については、改正された漁業法の施行実施要領と、こういう工合に解釈していいわけですね。
【次の発言】 言葉は間違つておるかも知ませんが、そういうわけですね。そうすると、改正された漁業法のほうの中型まき網漁業、瀬戸内海機船船びき網漁業、それとこれとは全然関連なしに考えていいわけですか。
【次の発言】 それではちよつと伺つておきたいのですが、今秋山委員が御質問になつたことと内容はほほ類似してお……
○松浦清一君 この前にも山本次長が御出席の際でありましたか、お伺いをしておつたのですが、漁業協定の交渉が始まりましてから長官が初めてお見えになつたので、そのときにも明確になつていなかつたのですが、改めて伺いたいのは、日米加の漁業条約が成立すると、一体日本の漁業はどの方面まで操業が可能になるのかということなんです。言換えると、どの海域の漁業についてアメリカ、カナダと協定しようとしているのかという基本的なことがわからないのです。
【次の発言】 そうすると、やはり条約の中で北緯何度とか、東経何度とかいつて、そういうことで表現することになりますか、水域については……。
○松浦清一君 あとから來て……、どういう審議の……。
【次の発言】 先に遡及したらいけませんか。
【次の発言】 ちよつと教えてもらいたいことがあるのですが、非常に不勉強なものですからわからないのですが、先にひつくり返して済みませんが、第一章総則の二条の「公共の用に供しない水面」というのはどういうことですか。「公共の用に供する水面」と「公共の用に供しない水面」とはどういう区別がありますか。
【次の発言】 それは明確に区分ができるわけですね、公共の用に供しない水面であるということは。
【次の発言】 それから第四条第一項の第二号の「水産動植物の販売又は所持に関する制限又は禁止」というのですが、水産資……
○松浦清一君 只今予算のほうの説明で準備費ですが、一億円を補正予算に、もうすでに衆議院で通過したのでしようが、若しこの法律案が通れば実施は四月一日ですから、人員等の点に関しては、來年度の予算に人件費等問題になるでしようが、今の定員法の改正ですね、整理の関係とはどういう関連がございますか、全然関連なしに考えているわけなんですか。
【次の発言】 今内閣委員会で審議されておる定員法の中の整理をされる部分の中には、すでにその水産庁関係で法律ができておつて、当然増員をしなければならん点まで減員をせられるというようなうき目になつておるわけなんです。そういう状態にあるときに、どの程度復活するか知りませんけれ……
○松浦清一君 簡單にちよつと伺いたいのですが、今までの運輸制度で、水産食料品に対する長距離割引制度というものがあつたのですが、それが今度の改正ではないように見受けるのですが、どういうことになつておるか。例えば鮮魚を長距離輸送するというと、鮮度が非常に低くなつて消費地では値段が下つて来るとか、加工水産品であつても長距離運ぶと、ほかの貨物とは違つて損耗率が非常に高い、こういう関係で今まで長距離輸送する場合の距離に従つて逓減制度というのがあつたのです。それがないのはどういうことになつておるか。
【次の発言】 そうすると、今のよりも割合がよくなるわけなんですか。
○松浦清一君 連合国軍に使用されている労務者の関係なんですが、私の今まで理解しておるところによりますと、これらの労務者は日本の政府が雇用をして、連合国軍に労務提供をしておるという考え方でおつたのですが、今でもそのような状態であるか、若しそうでなければ、この労務者の雇用の主体は日本政府であるのか、或いは連合国であるのかということを伺いたい。それからそれらの労務者に支払つておる給与その他の労務費の負担の割合、全額日本政府が負担しておるのであるか、又連合国軍が負担しておるのであるか、両方が負担しておるのであるならば、その割合を伺いたい。それからもう一点は、連合軍使用の船舶であつて、日本の船員法の適用……
○松浦清一君 農林大臣がお見えになつてからでないと工合が惡いから、ちよつと待ちましよう。
【次の発言】 只今日本とアメリカ、カナダの間に行われておりまする漁業協定の問題なんですが、この漁業協定に関しましては、曾つての本会議で私は緊急質問を農林大臣にいたしました際に、飽くまでも平等の権利において交渉が進められ、而も公海操業の自由というものを確保される、この原則に立つてこの協定の交渉が始められておるということを承わつたのですが、今までの経過から考えて見ましても、この交渉が始められまする一番の最初の動機は、曾つての吉田、ダレス書簡から出発をいたしまして、平和條約の第九條にこの條約が発効されるまでに関……
○松浦清一君 今度の補正予算の審議が始りましてから約四十日ばかり、或るときに総理の出席を求め、或るときには関係各大臣の出席を求めまして、我々はできるだけの検討を続けて來たのでありますが、なお今日に至りまして若干その予算の組み方、内容につきまして、得心の行きかねる点がございますので、その主な二、三点について総理の御答弁を願いたいと存じます。 その第一点は、地方財政平衡交付金の問題でございますが、今年度の当初予算を編成するに際しまして、地方のほうからは交付金として千二百九億円、地方債五百七十五億円、これだけの金がなければ本年度の地方財政はやつて行けない、こういうことをきめて政府に折衝いたしました……
○松浦清一君 私申上げておきますけれども、野党第一党が第一陣をやつて、第二からは大会派順ということが今までの前例であるということを前提にして了承いたしますが、若しそれを調べて前例でないということでは了承いたしませんから、その点だけは保留いたしておきます。
【次の発言】 そうでありません。それはやはり施政方針に対する一般質問が済んだあとでやりたい。こういうのであります。
【次の発言】 それはそれでもいいですよ。どうせ一般質問が済んで、そのあとでやろうと、こういう気持なんですから、保留しておいて……。ただそれが済んだあとで優先的に緊急質問を許すと、こういう了解さえあれば、保留しても差支えありません……
○松浦清一君 今日の予定はどこまでときまつておるわけではありませんね。
○松浦清一君 発言をもらつているじやないか。あとから発言をもらつたから、もう黙りなさい……、私は議長にちよつとお尋ねいたします。昨日私ちよつと聞き洩らしましたからお尋ねいたしますが、会期延長のために、議長は委員長の懇談会を開かれたということを承知しております。その場合に、地方行政委員長は、議事の経過をどのように報告されたか。ちよつともう一回お知らせを願いたいと思います。(「説明したよ」と呼ぶ者あり)もう一回やつてくれと言つておるじやないか。(「事務総長、答弁しなさい」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今お話を聞きまして、委員長の報告の内容は了承いたしましたが、その意図を地方行政委員の各位は、或い……
○松浦清一君 韓国とか中国とかいう所は代表部が日本に存在しておるので、拿捕船の返還、抑留船賃の送還、こういう問題については十分話をつけておられることと思いますが、中共、ソ連等に対してはですね、どういうふうになつているのでしようね。私は何遍もくどくこのことは伺つているのですが、一向に交渉の進展のあとが見られないのですがね。
【次の発言】 中共やソ連に対する交渉が、外交部を通じてやつてもなかなか困難であるという事情は了承されるのですが、なお積極的に促進して頂くということを要望するのほかないと思うのですが、中国のほうはどういう機関にどういう交渉をしておられるのでしようね、中国、韓国は……。
○松浦清一君 北洋漁業のかに工船の許可問題についていろいろ新聞報道がなされておりますが、最近の新聞報道によりますと、農林大臣は出願をしている各会社に別の新会社を作つて、それにやらせるのだというような方針であるということを言つたと、こう報道されているのですが、その辺の経過について長官の御説明を伺えれば結構だと思います。
【次の発言】 只今の御説明になつたような政府の方針は大体結構だと思うのですが、若しその新会社を作る場合には、「かに」のほうと「さけ」、「ます」のほうとは全然別個のものを構想しているのか、或いは一つのものを構想しているのかという点、それから若しそういう新会社を作るということに応じな……
○松浦清一君 中共の拿捕船の問題でもう少し伺つておきたいのですが、私は曾つて前に廣川さんが農林大臣をしておられるときに御出席を願つてお聞きしたことがあるのですが、講和條約が締結されて一つも得の行かないのは日本の漁業界である、それはやはり中共、それからソ連との関係において日本の今日までの遠洋漁業の最も重要な地点でありた東支那海や、ソ連に近接した北洋関係の漁場が開放されないということでお伺いを申上げたことがあるのですが、その後拿捕船の問題についてしばしば御質問申上げるたび、ごとに、外務省を通して総司令部から向うに交渉をしておる、精一杯努力をしておる、こういうことであつたわけです。そこで一体これから……
○松浦清一君 これはもうこの問題の審議をやりますたびに同じようなことを発言をしておるのですが、その法律の各條細目に亘つての検討という前に、これだけの船を整理して三億三千万円の補助金を出す。その整理の仕方についてトン当り幾らという説明も承わりましたが、残されておる問題は、整理をされた船主が受取つた補助金の使い方なんです。政府御当局が出しておる資料によりますと、取りあえず数を挙げて四万八千の船員が失業する。こういう数字が当局から示されておるにかかわらず、この失業する船員に対する補助金は補助金の総額の中に入つてない、こういう説明を承わつて、先般の委員会では、長官が何か失業保険に類するようなものに加入……
○松浦清一君 この法律の趣旨は、今同僚委員から述べられましたように、日本の養殖真珠の質、量ともに海外における市場においてその信用を確保して行く、そのことのために計画生産をやろうと、こういうわけなんですが、その趣旨は非常に賛成なんです。ただ一点明らかにしておきたいことは、計画生産をやるために融資のあつ旋をするということがその裏付になつているわけなんですが、大体今予定されているのは、業界からの一億円の寄附と、そのほかに今次官が御答弁になりましたように開発銀行等の方面から融資をするつもりだという、こういうことなんですが、私が聞きたいのは、一体一億円の寄附というのは確実に一億円の寄附というものを確保で……
○松浦清一君 その御説明の前にちよつと提案者にお伺いしたいのですが、提案理由説明書の中でプリントの間違いか、お読み違いか、ちよつと意味の違う所があるのでお伺いしたいのですが、一枚目の裏の最後から四行目の下のほうの「保險会社並の」と私のプリントにあるのですが、「並びに」とお読みになつたんですが、これはどつちが本当ですか。
【次の発言】 それではプリントが正しいのですね。それからもう一枚めくつて、三枚目の最初から四行の下のほうに「決議又は」とあるのを、ここは消してあるのですが、これをお読みになるときは「決議又は」とお読みになつたのですが、これは消してあるのが本当ですか。
○松浦清一君 只今審議されておりまする小型底曳網漁船の減船整理に伴いまして、現地における具体的な実情を調査する要があるということで、青山委員、私と林専門員三名が、兵庫県、和歌山県に出張いたしまして、現地の調査をやつたわけであります。三月の二十一日に東京を出まして、二十五日に帰つて参りましたが、調査の目的は小型底曳網漁船の減船整理に伴う現地の実情の調査、こういうことを主題目標にして出掛けて行つたわけでございます。即ち減船することによつて起る乗組船員の失業問題や、補償金に対する現地の見解等を中心として調査を進めて参りました。 先ず最初に二十二日には兵庫県において県庁、瀬戸内海漁業調整事務局、県漁……
○松浦清一君 大蔵省と折衝された結果の一カ月分の手当というものは、これは雇用契約のある船員だけでございますか、それとも家族の船員も含まれておりますか。
【次の発言】 小型漁船の減船整理計画、昭和三十一年までに一万六千隻を整理するという計画なんですが、二十七年度の分は大体わかりますけれども、二十八年度以降の年度別の整理計画はわかつておりますでしようか。
【次の発言】 二十七年度の千二百十隻の整理の割振りですね、どこで何隻整理するかというようなことは、どういう方法で二十七年度の整理すべき分と、二十八年度に残すべき区別を付ける御方針なんですか。
○理事(松浦清一君) 速記を始めて下さい。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて下さい。
午後一時四十八分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。先ほど委員長が開会劈頭に、本日はかねて北海道の十勝沖の地震の調査に御足労を煩わした千田委員の報告を承わるということにいたしておりましたが、都合でその報告は次回に延期することにいたしたいと思います。御了承を願います。何かはかに御質疑がなければ……。
○松浦清一君 こういう災害によつて受ける被害の実被害を知るということは、これはなかなかむずかしいことであるということはよくわかるのですが、今現場を調査された千田委員の報告を伺い、又水産庁の各県庁から寄せられた報告による数字を伺いましても、千田委員の調査に基くところは十五億一千万円である。それから水産庁の調べておるのは十一億円である。ここにはや四億円の開きがあるわけですが、おつしやる通り、或いは所によつてはその所自身が的確に被害の実体というものをつかむことができなくて、大体見当で報告された所もあると思うのですが、水産庁の言われるごとく十一億円と仮定しても、損失補償を予定して融資機関と政府が契約を……
○松浦清一君 鮫島先生からこういうような説明を承わらなかつたのですが、私はこの図面によつて想像するのですが、この南東に向いておる防波堤の入口から入つて来る波は大きいかも知れない、これは私の想像ですから大きいかも知れないと思うのですが、併しこの入口を南に向けますと真正面にぶつかりますね、波は小さいかも知れないけれども南から入つて来る風というものが真正面にぶつかつて来て全体に対する風の影響というものは非常に大きい。南東のほうに向けて入口を作る場合には入つて来る風は非常に大きいかも知れないけれども、中の掘割に対する影響というものは非常に軽い。こういう意味でこういう設計をされたものじやなかろうかと思う……
○松浦清一君 第二條第二項の「前項の規定により補償する損失は、通常生ずべき損失とする。」という、その通常生ずべき損失ということの判断はどういうところに基礎を置いて判断をなさるというお考えでしようか。
【次の発言】 いろいろ損失の額というものについての算定の基準というものは大変技術上むずかしい問題だと思いますが、例えば第一條に書いてある最後の禁止をするとか、制限をするとかいうその制限の範囲、例えば禁止をするということになれば、その区域の中における漁業はできないということになるから、今おつしやつたような勘定の仕方ですね、それが少い多いということは別の問題として、直ぐにでもそれは制限するということに……
○松浦清一君 条文を追うて委員長から第一条はどうか、第二条はどうかと、こういうふうに言つて頂きますと、原案に異議がなければ異議がないというようにやつたほうが、審議上よいじやないかと思いますが……。
【次の発言】 第二項の「保険加入の申込は、漁船ごとに、当該乗組員の全員について」これを行うということなんですが、やはりその申込をする場合には、内容については省令できめるでしようけれども、各人の氏名を記入して申込をすることになるのでございますね。
【次の発言】 第七条の「内訳保険金額」の算定の方法なんですが、よくまあ見ればわかるのですけれども、簡単にわかりやすく言つて見ると、これはどういうふうに表現し……
○松浦清一君 一昨日の委員会で第十一條の第二項の「正当な事由がある場合」の質疑応答がありまして結論が得られないままに散会となつておるのですが、この字句を入れた法制局側の理由、この「正当な事由がある場合」とは如何なる場合を指しているというお考えであるか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 大体法律案の基礎についての正当な事由の御説明は意味はよくわかりましたが、その事由を要約して申しますと、一つには労働協約とかその他の方法で抑留中にも給與が保証されるということがはつきりした場合ですね、抑留中にも給與は保險によらずして事業主が支拂うのだということがはつきりした場合。それからもう一つは危險区……
○松浦清一君 私はこの法律案に対して賛成をいたします。ただ、今までの逐條審議の過程におきましていろいろ問題になり、又それが立案者のほうから解明された点等に鑑みまして、第六條、第七條、第八條等に関連いたしまする契約の保険金額、給与額等という問題がいろいろからみ合つておりまするので、省令を出される場合には、混乱が起らないように明確にして頂きたいという希望を申述べておきます。 それから第二十條の「抑留が、国際法規、法令又は法令に基く命令に違反して航行し」というふうにある国際法規とは、どのような法規であるか、法令というのはどのようなものであるかということが質疑応答されたわけなんですが、その点について……
○松浦清一君 衆議院の修正案の八十七条の第二項の「全国を地区とする連合会」と、その「全国を地区とする」という定義を一つ御説明を願いたいと思います。法制局のほうでも水産庁でも結構です。
【次の発言】 そうすると全国連合会を組織する場合の構成の単位は県の連合会を単位とするのであるか、又連合会がなくて単位組合が一つある県があるとすれば、その単協でも一単位とこうみなすのであるか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 冒頭委員長から、若し全国の連合会を組織する場合に、先ほど説明のありました奈良県とか山梨県、栃木県、群馬県等の協同組合の存在しない県が入らないと、まあ入りませんが、そうすると全国ではない……
○松浦清一君 三十日は現在のところ会期の最終日でありますから、延期になるかならないかわかりませんが、ともかくも残つておる法案全部が本会にかけられるということになりましようし、委員会を開く余裕がございませんから、若し延期になれば三十日の次の日、七月の一日、今いろいろお話のありました点等についての打合せもございますから、七月の一日に招集をされんことを御希望申上げます。
【次の発言】 三十日には本国会の最終的な委員会と、こういう意味でお開きになるわけなんですか。いずれにしても延長なるならぬにかかわらず、三十日にすぐに審議すべきものというのは、本会議でたくさんあると、長い時間かかつて委員会でいろいろ御……
○松浦清一君 本会議も開かれておりますけれども、参考人の先生がた大変御多忙中おいでを願つておるのですから、このまま続行してお開きになることを希望します。
【次の発言】 参考人の先生がたにいろいろお教え願いたいのですが、私どもが、日本の国の置かれている国際的な環境、それから国際的な情勢の上から判断した日本の将来の立場というものを考えてみまするというと、どうしてもやはり日本は工業国として立つて行くということが必然的に運命づけられているような気がするわけなのですが、日本に工業が発展するということは、或る意味においては国際的な非常な危機を思わせるし、或る意味においては非常にいいということも考えられるの……
○松浦清一君 私は今日出て来て初めて書類を前におかれて、全く白紙の状態なんで、而もその無線機というようような技術上の問題などはまるで素人でありますから、質問が当らないかも知れませんが、今までの十五周波というやつが三十四周波に切替えられるということで、無線機の企画というものは、どのように変わるのでしようか。あなたのほうの御説明によりますと、水晶発振子の取換えを行えばそれでいいんだと、こういうふうに了解のできるような御所見であつたと思うのですが、どうなんですか。
【次の発言】 そういたしますと、漁業者側からのほうの陳情の中には、今度の周波数の切替えによつて漁業用無線機の殆んどすべてが改造しなければ……
○松浦清一君 酒井さんにばかり質問がたくさん行つて誠に恐縮ですが、銀行の代表はあなた一人でありますので、ちよつと御辛抱願いたいと思います。私は具体的な問題についてお伺いしたいのですが、今年政府が三十万トンの造船計画をやりまして、その造船計画に対して予算の上で問題になつているのは百四十億の見返資金を流用するということであつて、百四十億円の見返資金を出すというとあとは市中銀行から百四十億の融資が予定されているだけなんですが、三十万トン造るには四百六十六億円金がかかるが、そうするとそのあと百八十何億という金の出どころについては開発銀行からどうかするとか、或いは自己資金を調達させるとか、そういうことで……
○松浦清一君 どうも即座に御賛成して頂けないようですが、私も内容はあまり知りませんが、何か委員会でやるより本会議でやろうという意見があつたのだろうと思いますが、十五分ぐらいですから御了承願います。
【次の発言】 私は名前だけ聞いておるんだが、保留されて、どれくらいの重要度があるか内容を聞いてみましよう。
【次の発言】 その理由が明瞭になりましたならば、十五日の朝のこの委員会で優先的に審議をして頂いて、同日採上げて頂くということもあり得ることを条件にして保留します。
○松浦清一君 第七議案の決算の問題で我が党のカニエ議員がこれに承認できない点があるというので、本会議において少数意見を述べたいというお申出が出ておりますが……。
○松浦清一君 日取の関係は異議ございませんが、大臣の施政方針演説を、もう一遍確認したいと思いますが、総理大臣、大蔵大臣、外務大臣と……。
○松浦清一君 三と四の問題は、保留になつておりますけれども、前にその緊急性についての内容の説明があつたかも知れません。私が出しております第五の問題は、新聞或いは各委員会の質疑応答の経過によつて御了承を得ておりましようが、二月四日に第一、第二大邦丸が、朝鮮の漁船と称し、或いは官憲の使用する船と称せられる怪船に襲撃をされまして、漁撈長一名が射殺されたという事件、この問題は翻つて日韓会談の関係にも微妙な関連性を持つておるものでありますが、日本政府からの厳重な抗議に対する新聞に報道されたような韓国金公使の反対声明があつて、又それに対する反対的な声明が行われているというような、双方非常に微妙な関係に置か……
○松浦清一君 防潜網それから演習による漁業被害の問題につきましては、たびたび委員会で問題になりましたし、今日も又質疑応答が続けられておりますので、細かい註釈を交えることをやめて、私は端的にお伺いしたいのですが、前の第十三回国会の終ります直前に私は本会議でこの問題について緊急質問を行いました際に、岡崎外務大臣が私の、防潜網それから演習による漁業被害が非常に大きいので、防潜網を例えば撤去するとか、或いは演習地を漁業被害のないような方面に変えてもらうというような建前で交渉をすることはできないのかという質問に対して、外務大臣は現在の日本の政府の考え方なり、とつておる態度というものは、防潜網を撤去したり……
○松浦清一君 それじや時間の関係もあるようですから、私は結論だけ伺いたいのですが、今までの各委員の質疑に対する御答弁、又昨日の秘密会における御説明、昨日の御説明で李承晩ラインを発表し、或いはクラークの防衛海域の設定という問題が起つて来た経緯と、それに対して日本の政府がとつて来ました交渉の経過というものは十分了承することができるわけなのですが、併しまだ今までの質疑応答の過程を通して、私は頭が悪いからどうも受け取り方が非常にまずいのかも知れませんが、私が受け取つた判断に従いますと、結論としてはつきり聞きたいということが、まだ最後の答えが出ていないように思うのです。それは前の第十三回国会以来、李承晩……
○松浦清一君 ちよつと御質問申上げたいのですが、この二番目の漁船乗組員養成事業で昨年度一千万円、来年度四千万円、その予算ですか、今までの実績とそれから来年度の計画を概略でよろしうございますからちよつと御説明願いたいと思います。それから二十八番目の北洋漁業に対する指導、監督並びに助成、こういう項があるのですが、これはあの又来年ブリストル湾の蟹漁業が問題になつて来ると思うが、その内容はこの中に含まれておるのですかどうですか。 それから漁港のずつとしまいのほうの項の二という漁港の修築事業の予算、これは漁港に指定されて、そうして農林省関係で補助金を出して行くという指定される経過から、どういう割合でそ……
○松浦清一君 実施期日はこれは何日になつておりますか。明確に日にちをお示し願いたいのですが。
【次の発言】 つかぬことを伺いますけれども、この法律が通つたのは何日でしたですかね。
【次の発言】 そうするとこの法律の条文の上から行くということになると二十五日にこれを施行しなきやならんこいうことになりますね。そういうここですか。
【次の発言】 そうすると今の国会の情勢というものは、これはどういうここになるか、予想でありますからわかりませんが、二十四日までには予算が遡るか通らんかということは、なかなかこれはむずかしい問題だと思います。現在の御承知の情勢から行けば……。で、若し二十六日に予算が通るとか……
○松浦清一君 今の若干の字句の修正は委員長に御一任申上げて結構ですが、その送り先はどこですか。
【次の発言】 運輸委員会のほうでは、この貨物運賃の問題が取上げられておるようなんですが、参議院の運輸委員長に対しても、水産委員会で只今のような決定をしたということの御通告をお取計らい願うと甚だ結構だと思います。私は先般来このことが問題になりましてから、運輸委員長に、これは非公式ですけれども、こういう要望があるから、運賃問題が取上げられる際には、二十一級を二十三級に直すようにやつてもらいたいということを要望をいたしておきましたところ、国鉄当局と個別に委員長も折衝しておる、こういう話を聞いておりますので……
○松浦清一君 途中で参りまして、最初のうちに御説明があつたかも知れませんが、この第四条の公庫の資本金の問題で、端的に申しますと、出発当時の資本金は、「農林漁業資金融通特別会計の廃止の際におけるその資産の価額から負債の金額を差し引いた額」、この額が幾らになるかということです。それから第三十二条第五項の、政府の米国対日援助見返資金特別会計から公庫に対し出資があつたものとされた金額、その金額が幾らになつて、その合計額は幾らになるかということをお伺いいたします。
【次の発言】 その合計額がこの公庫の出発時における資本金の総額ということになるわけですか。
○松浦清一君 施行規定の第九条の「この法律に定むるものの外、この法律の施行に関し必要な事項は、政令で定める」というのですが、定めるもののほかに、この法律の施行に関して政令を出そうとするもの、予想されるものはどういう点なんですか。
【次の発言】 この頃の法律の作り方というのは、できるだけ政令とか省令とかいうものを避けて、できるだけ法律の中に織込むということが大体最近の法律を作る形式のように心得ておりますが、例えば府県知事が融資した場合に報告をするというようなことは、政令で定めるのでなしに、法律の中に織込むと何か不便なことが起るのでしようか。
○松浦清一君 遠藤課長に伺いたいのですが、この鮮魚の下級魚と上級魚の区別なんですが、下級の種類は何と何とになつておりますか。
【次の発言】 くじら肉はどこに入つておりますか。
【次の発言】 国鉄の経営方針というものが独立採算制でやつて行こうという方針であることは御尤なことで、基本的には私どう了承しているところでありますが、今度の運賃の一割値上げというこの値上げについて等級指数等の変更が行われたわけなんですが、最終的と、どうも今の御発言の内容から見ると、国鉄側から見ておられるこの等級指数の表に現われておるこれに当てはめて行つて、運賃の総合計が一割値上げ、こういうことになるのですか。
○松浦清一君 その点に関して、議事進行……もうすぐお立ちになるのですか。
【次の発言】 何が紛糾しているか知らんが、農林委員会も重要でしようか、今日突然出て来られて、今は提案された法案を説明するだけというつもりで御出席になつたか知りませんが、この委員会に大臣が見えることは数が少い、而も大臣なかなか新任早々人気かあつて、あなたが御出席になるということで、これくらい委員の顔触れが揃つたことは未だ曾つてないのです。今日各委員がいろいろ日本の漁議題についての大臣の施政方針ともいうべき基本問題について聞きたいと考えている、私も基本的な漁業問題に対する施政方針のみならず、具体的に起つておる重要問題について……
○松浦清一君 私は本案に賛成をいたします。ただ一点、この法律の施行につきまして希望を申上げておきたいことがございますのですが、これは第二条の損失の補償を受けようとする者というこの項目について、先般の委員会で調達庁の川田不動産部長に御質問を申上げましたけれども、若し漁業協同組合或いは農業協同組合等が補償を受けようとするものの委任を受けた場合には代理をして補償金の交付を受けることができる、こういうことの御回答があつたわけですが、そのときに関連して御質問を申上げて、御答弁が保留されております。千葉県の今日までの漁業損害の見舞金の交付に際して一割五分の頭がはねられて残りを分配したということが伝えられて……
○松浦清一君 山本証人にお伺いをいたします。只今いろいろと詳しい御証書があつたのですが、上海で取調べを受けました際に、一番最初は上海水産公司社長に調べられて、その次は水産管理局長に調べられて、第三番目には海軍司令部の将校に調べられた、こう御証言なさつたのですが、この上海水産公司それから水産局、それから海軍司令部、これらの関係についてお知りの点があればお答え願いたい。
【次の発言】 具体的にこの三つの関係がおわかりにならないかと思いますが、取調べを受けておりまするその際の感じの上から言つて、この三つのうちのどれが中共政府の代表機関であるというようなふうにお感じになつたかお知りになりませんか。
○松浦清一君 只今、木村委員からおつしやつておられましたように、各証人のいろいろ証言、説明によりましてて、久里浜水産大学というものは極めて水産技術教育をするに適当でないということは明らかになつたのでありますが、このことはすでに警察予備隊が久里浜の水産大学の校舎を使われるというようなときからすでにわかつていた。それから又田中説明員のお話がありましたように、新制大学としての、又水産大学としての技能教育をするについても適当でないということは極めてその当時から明らかになつておつた事実でありますが、ただ一点だめを押しておきたいことは、文部省当局として、今田は証人ですから政府当局としての立場でないでしよう……
○松浦清一君 先ほど大野君が質問しようとしたのは全然別個の問題なんです。今の高良さんの質問というのは基本的にはやはり関連があるので簡単に総裁にお答え願つたほうがいいのじやないかと思います。
○松浦清一君 議事進行について…。今伺つたのですが、何か委員長だけの質問に限定するというような打合せで連合委員会を開かれたということになつておりますが、そういうことになつておりますか。
【次の発言】 それでは大体意味がわかりましたから各委員長が発言をされたあとで、時間的な関係等を考慮して、あとで意見を申述べたいと思います。
【次の発言】 議事進行についてですが、先ほど私が質問を保留しておつたのは、大体水産、農林の各委員長が総括的な質問をされて、そうしてそのあとで各委員が補足的な質問をされる、こういうふうに議事を進行すれば非常にいい、こういうふうに考えて、農林委員長が質問されるならば、その余の時……
○松浦清一君 簡単にちよつとお伺いしたいのですが、第二条の「損失の補償を受けようとする者は、」とあるこの者は損害をこうむつた個人を指しておるものと了解するのですが、若し委任状等を提出して、その補償金の交付を受ける場合に、例えば損害をこうむつた者が農協という団体或いは漁協という団体にその交付受理方を委任するという行為があつた場合には、漁業協同組合、農業協同組合等に補償金を交付するということがあり得ますか。
【次の発言】 それから附則の第二項の調達庁設置法の一部改正のところも、五頁の一番最初のところに、中央調達不動産審議会というのがあつて、これは現存しているものと思うのですが、二十人を二十三人にす……
○松浦清一君 私はこの質問をいたしまする冒頭に、この種の重要問題に大臣が一人も出席をされないということは甚だ遺憾であるので、大臣の出席を要求いたしまして出席されてから質問をいたしたいと考えておつたのですが、折角遠方からお越しを願つた証人の各位に時間を取らせることは甚だ気の毒でありますから、遺憾ではありますけれども大臣不在のままで証人に実情について二、三点伺つておきたいと思います。 今まで第一、第二大邦丸、その他の証人諸君よりの証言によりますると、この発砲されたときの両船の船の位置は、北緯三十二度三十三分、東経百二十五度五十五分の地点であつた、こう証言されておるのですが、その地点であるというこ……
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