このページでは植竹春彦参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(植竹春彦君) お答えいたします。 まず御質問の要旨は、電話の破壊に対する対策いかんという御質問でございまするので、これに対しまする資金面の対策と設備に対しまする対策とに分けてお答えいたします。 今回の災害は、電話関係は二十八億でありましたので、そのうち一億は超過勤務等の人件費に使うわけでありますが、それに対する財源は、予算の給与総額のうちから支出いたすことにいたしております。また二十億につきましては、事業収入の増収に対する弾力措置をいたしますわけでありますが、それは予算総則の第二十二条第一項に基づきまして支出するのであります。次に、建設勘定の支弁の方からは六億が必要であるわけで……
○国務大臣(植竹春彦君) お答え申し上げます。 まず第一の御質問は、遅配の原因は団交拒否のためではないか、それで年賀郵便を完全に配達できるかという御質問でございますが、遅配の原因は必ずしも団交拒否のためではないと、さように考えます。何となれば、この遅配の現象は、これは団交の問題が起こりました以前からすでに遅配をやっておった個所がございます。いわんや、この遅配をやっております郵便局の数というものは、全国的にはごくわずかであることは御存じの通りであります。でありますから、年賀郵便が完全に配達されるかどうかということにつきましては、これは完全に配達ができるということを明確にお答え申し上げることがで……
○国務大臣(植竹春彦君) お答え申し上げます。 わが国におきますカラーテレビの研究は、昭和二十七年、白黒テレビの標準方式の決定に引き続きまして始められたのでありますが、昭和三十一年にNHKがVHF帯で実験放送を開始いたしましてからも、もうすでに今日まで三年以上を経過いたしておりまして、その間、研究の成果が得られまして、また世論の一部には早期実施を強く要望いたしましたにかかわりませず、政府といたしましては、最近まで慎重な方針をとりまして、確定を保留いたしておりましたことは、いろいろな点にかんがみまして十分に見通しを立てることが必要だったからであります。そのいろいろな点と申しますのは、第一に、送……
○国務大臣(植竹春彦君) ごあいさつを申し」げたいと存じます。 私が、このたび郵政大臣に就任いたしましたのでありますが、郵政省関係の行政につきましては、今後解決をして参らなければなりません問題が、重要課題が山積しておるのでございます。これらの懸案の解決に努力をいたす所存でございまするので、委員各位におかれましても、何とぞ御教示、御支援を賜わりますように特にお願いを申し上げる次第でございます。 本日は、当委員会に初めて出席いたしましたので、この機会に、簡単に郵政省の当面する課題につきまして、御説明を申し上げまして、御参考に供したいと存じます。 まず労働問題でございまするが、全逓信労働組合と……
○国務大臣(植竹春彦君) お答え申し上げます。全逓の組織が、ただいますでに解雇されました人たちが組合員になり、さらに委員長以下役員になっておられますために、公労法四条三項に照らしまして違法な組合であるという解釈のもとに政府といたしましては、まことに残念ながら、団体交渉に応ずるわけにはいかないという建前をとっておるわけであります。私たち郵政行政の担当者といたしましては、全逓とも一日も早く団体交渉を再開いたしたい熱意に燃えておるのでございます。同じ郵政という家棟に苦楽を共にいたしております。従業員の、しかもその一番大きな組合である全逓の諸君と団体交渉ができませんことは、まことに残念でありますけれど……
○国務大臣(植竹春彦君) その当時の郵政大臣は、ただいまの御発言の通りに考えて、その通り処置いたした、御発言の通り処置したと了承いたしております。
【次の発言】 私はただいまの大橋総裁と全く考えを同じくしておりますが、なお、その上に監督行政の任務を持っております立場から申しますと、公社は組織で仕事をいたしておりますので、国内の調査機関ばかりでなく、日々に発達進歩して参ります電気通信の趨勢、設備等の調査も行なっておりますので、従って、こういったような機会には、この十七人の人員を派遣いたしまして、海外に調査するだけのゆとりがむろんございませんければ、公社はその使命の完全な遂行ができないと考えますの……
○国務大臣(植竹春彦君) この決算委員会のことにつきましては、御質問がかなり詳細にわたりますので、できるだけ完全に御質問に対してお答え申し上げたいと思いまして、その取り計らいをしましたのですが、その範囲につきましては、森中委員からの御要求もございまして、その御趣旨に従って取り計らったわけでございますが、ただいまの矢嶋委員の御発言もまことにごもっともでございます。その御意向を尊重して出席者を決定していきたいと存じます。
【次の発言】 御説の通りにいたします。
【次の発言】 昭和三十二年度決算検査報告につきまして説明を申し上げます。
郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計並びに簡易生命保険及び郵便年……
○国務大臣(植竹春彦君) 私は郵政省にこの六月入りましたときに、実に郵政省というのは和気あいあいとして、こんなにみんなの気持も心も一致した役所はない。それでまた事案につきましてもほんとうに寛厳よろしきを得てやっておる役所だと、私にはさように思われるのでございますが、ただいま御指摘もございましたからには、そういうふうなお気づきの点があったからであるわけだと考えまして、御趣旨を十分に尊重して、反省して、順次問題を取り扱って参りたいと存じますが、私が先に寛厳よろしきを得たと申し上げますわけは、具体的にもそういう事例が私が就任後もございます。法に照らしましては、かなりもっともっと厳罰であるべきところを……
○国務大臣(植竹春彦君) 郵政省所掌事務について、災害状況等の概略を御説明申し上げたいと存じます。七月以降数次にわたる局地的豪雨、台風等により、通信関係におきましても大きな被害を受け、職員中からも犠牲者を出し、また、多数の被災者を出しましたことは、まことに遺憾でありまして、これらの方々に対して深く哀悼と同情の意を表する次第であります。 まず、七月十四日には、北九州、西中国に局地的豪雨があり、八月十四日には台風第七号の来襲により、近畿、中部、北陸及び関東の各地方にわたりかなりの被害が発生いたしました。特に山梨、長野両県下においては、河川のはんらんにより道路が破壊され、郵便物運送線路にも被害があ……
○国務大臣(植竹春彦君) 日本放送協会昭和三十三年度貸借対照表等の国会提出について御説明申し上げます。 説明の内容は、昭和三十二年度の財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書の概要であります。 日本放送協会のこれらの書類は、放送法第四十条の規定に基づきまして、国会に提出いたすものであります。 協会から提出されました昭和三十二年度の貸借対照表等の詳細は、お手元の書類の通りでありますが、その概要について御説明申し上げますと、昭和三十三年三月三一日呈現在における資本総額は四十八億六千三百余万円で、前年度末に比し六億九千三百余万円の増加となっております。 また、これに照応する……
○国務大臣(植竹春彦君) NHKのような公的な仕事をやって参りますところでは、大体において聴取者が聴取料を払いまして、それによって日本放送協会の、NHKの会計をまかなっていって、それで、このプラス・マイナス・ゼロというのが、それは原則として、そうあるべきだと思いますが、しかしそれだけではなく、やはり聴取者も負担者の一部になりまして、それから出た黒字によりまして、さらに全体のためになるような海外放送を使命とすることも、決してこれは、行き過ぎでない。
政府としての放送協会に対する方針として、さように考えております。
【次の発言】 御質問の要点はよく理解されました。全くお話の通りであります。その努……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま責任についての御質問でございますが、これが、たとい非常勤であろうと、また常勤者による事故であろうと、また、それが過失であろうとも、また故意であろうとも、すべて郵政の担当者に責任のあることは自覚しておりますが、その責任の種類につきましては、いろいろあろうかと存じます。 たとえば、自分がその執行、配達、現実に、具体的に配達の立場にある者の場合、あるいは指示、指揮命令を与えます者の立場にある責任等によりまして、直接間接の責任は分れるわけでございましょう。 そこで、最後の指揮監督しの責任は、郵政大臣にあることを自覚いたしておりますが、さて私といたしましては、この郵……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま委員長の御発言、まことにいたみ入ります。今後、遅刻いたさないように努めて参ります。きょうは、自動車のエンジンが水に入りまして、大へん遅刻いたしましたことをお詑び申し上げます。
【次の発言】 第二次五ヵ年計画、この電信電話の五ヵ年計画につきましては、公社としても計画を立てられ、また監督の立場にある郵政省としても、一応その計画に基づいて進行し始めたものの、御案内の通りそれでは、さらに急激に増して参りました電信電話の需要に応じ切れないということが判明いたしましたので、さらに第二次五ヵ年計画を立案いたしまして、御審議を願うことになったわけでございますので、私といたしま……
○国務大臣(植竹春彦君) これは報告のありましたものを総合計いたしまして申し上げたものでありますが、ただいま三六協定によりまして円満に年末年始の郵便事務を遂行いたしたいと考えておりますので、ここで事業場別に各個別に申し上げますことは、かえって円満にことを運んで参れませんので、ただいま進行の途上におきましては各個別に申し上げますことを差し控えることをどうぞお許し願いたいと存じますが、なお残余の四八%につきましては、これを全部協力を得られる見通しがついたというふうには申し上げなかったつもりで、自余の分につきましても、この動きで見て参りますと、どんどんと参加してもらえる見通しであるということは、ただ……
○国務大臣(植竹春彦君) 郵政省の立場から申し上げますと、通商産業省と十分打ち合わせの上、このプラント輸出またそのアフター・ケア、それから施設が海外に出ました上におきまして、運営の面、運営の面と申しますか、オペレーションと申しますか、そっちの方に郵政省としては当然総合的に海外通信政策を考えていかなければならない。そして、その海外通信政策の根本は、海外に進出するという考え方でなく、海外と協力して、海外と提携して、海外のまだ施設の不十分な国々に協力していく、提携していく、こういう建前で海外通信政策を推し進めて参りたいと思います。 そこで、具体的に申し上げますと、それを遂行いたしますために、今日と……
○国務大臣(植竹春彦君) 前国会におきます政府委員の答弁と、それから私が今回答弁申しあげました内容に食い違いのあるという御指摘につきましては、今ちょっと速記録を取り寄せておりますので、手元にすぐ参りますが参りますまで読みしげられませんので、多少食い違っておる点あるかと思いますが、ただいま私申し上げますことは、まず速記録を読まないで申し上げましても、大体違いないことと思いますのでお答え申し上げます。 この前の国会で政府が御答弁申し上げたことは、官房長は他の本省内の部局長と同列である。しかし一方において官房の長という立場もあるので、その性格から考えて図表等は大へん書きにくいという御答弁を申し上げ……
○国務大臣(植竹春彦君) 郵政省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を申し上げます。 この法律案は、大臣官房に「官房長」を置くことを内容とするものであります。 郵政省の大臣官房は、二十六万余の職員を有する行政官庁の官房として、省の発足以来、人事部等三部を含む大きな機構であったのでありますが、電波ないし電気通信行政をも行なうようになり、その事務が質的及び量的にも発展して参ったのであります。それに伴ないまして、省外との接触、総合調整その他内外にわたる官房の事務を一そう適切確実に行なう必要度が増大して参りましたので官房長を設置しようとするものであります。 以上が、この法律案を提出いたし……
○国務大臣(植竹春彦君) 事業官庁といたしましては、定員法のワクがはずれた方がきわめて円滑に事業を行なえてよいと考えております。ただ問題は、私たちが事業官庁として行政やって参ります上に給与の総額と財政上の予算生活をいたします関係上、それを定員のワクをはずしました場合と、その予算給与総額との関係をどういうふうに持っていったならば円滑な郵政の行政ができ上がるかということが、今検討の最も中心課題であるわけでございますが、何とかしてこの点に調整点を見出しまして、郵政事業が円滑に行なわれるようにという目安で行政管理庁とも折衝、検討を続けている最中でございます。
○国務大臣(植竹春彦君) 存じません。
【次の発言】 二十八国会でありましたか、その国会の回数は記憶いたしませんが、行政機構を国会で御審議になりました際に、郵政省と、もう一つ、どこの省でありましたか、その際に官房長が置かれないように結末はなったということは承知いたしております。ただいま御質問のように、決議でございましたか、何ですか、その形は記憶いたしておりませんが、置かないことになったということを承知いたしております。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、その国会の回数、それからまた、小委員会であったか、全体の委員会でありましたかは、ただいま承知いたしておりませんが、ただいま申し上げま……
○国務大臣(植竹春彦君) 委員長の御許可を得まして、ただいま御審議御採決いただきました郵政省設置法の一部を改正する法律案につきましてお札の言葉を申し上げたいと存じます。 今日まで慎重御審議を賜わりましてこの法案がこの委員会を通過いたしましたことを、ありがたく委員長初め委員の皆様方に厚くお札を申し上げます。 かかる上は、ただいま御質問の中に、また討論の中に御発言のございましたことを十分尊重いたしまして、御趣旨に沿うようにこの設置法改正に基づきましてさらに努力を続けて参ることを、ごあいさつに申し上げましてお札の言葉といたします。
○国務大臣(植竹春彦君) 郵政省関係の災害状況の概略を御説明申し上げます。 七月以降数次にわたる局地的豪雨、台風等によりまして、通信関係におきましても大きな被害を受けましたことは、まことに遺憾に存ずる次第であります。 まず、七月十四日には北九州、西中国に局部的豪雨がありまして、八月十四日には台風第七号の来襲により、近畿、中部、北陸及び関東の各地方にわたりまして、かなりの被害が発生いたしました。特に山梨、長野両県下においては、河川のはんらんによりまして道路が破壊され、郵便物運送路線にも被害がありまして、一部地域に郵便物の欠配、遅配を生じ、また電信電話回線の被害は約四万六千に達しました。 次……
○国務大臣(植竹春彦君) 郵政省といたしましては、補正予算を要求したものは何もありません。(「被害は」と呼ぶ者あり)損害の総額は郵便局舎関係四億ありますが、そのうち二億三千万円は建設勘定で、残りの一億七千万円は庁費の関係でありますので、四億でありますから、損勘定で支弁いたしましたので、要求しないで処置ができたわけであります。電電公社関係は二十八億四千四百万円、そのほかに五億四千六百万円ありますけれども、この五億四千六百万円は三十五年度の予算要求でありまして、補正には要求しておりません。それから二十八億四千四百万円の方は、内訳がこの八億が既定経費でもって支弁し、二十億は増収分で支弁いたし引き当て……
○国務大臣(植竹春彦君) お答えいたします。ただいま総理の答弁せられました通りで、自分もそれを使命と考えております。
【次の発言】 お説の通りであります。
【次の発言】 団体交渉禁止の規定はございません。それから先ほどの御質問の、この郵便局の完全配達につきます年末年始の問題につきましては、これはただいま全逓と政府との間に団体交渉が行なわれておらない状態であることは、御承知の通りでございまするけれども、この年末年始につきましては、これは各単位団体におきまして二六協定――単位団体と申しますか、明確に申し上げますれば、各郵便局ごとに三六協定を結ばれまして、それによりまして業務の運営の使命を迅速かつ完……
○国務大臣(植竹春彦君) 昭和三十三年度日本電信電話公社決算書類を会計検査院の検査報告とともに第三十四回通常国会に提出いたしましたが、その大要を御説明申し上げます。 昭和三十三年度は電信電話拡充第二次五ヵ年計画の初年度に当たりますが、金融引き締め政策の影響により、前年度の第四・四半期から現われた増収の伸び悩みも、三十三年度は下半期からの景気の回復に伴いまして、事業収入は順調に伸び、予定収入をかなり上回ったのであります。これは公社職員のたゆまない努力によるものでありますが、電話の熾烈な需要が景気変動の影響を打ち消して事業収入を増加させていることにも起因するものと考えられます。 これに対しまし……
○国務大臣(植竹春彦君) それでは郵政省の所管事項につきまして概略御説明申し上げます。まず、ただいまのところ、この国会で御審議をいただくこととしております法律案は、すでに提出いたしました電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律案及び日本電信電話公社法の一部を改正する法律案のほか、簡易生命保険法の一部を改正する法律案であります。電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律案の内容は、電信電話に対する国民の需要が急激に増大したことに対応いたしまして第二次五カ年計画の拡大改定により、電信電話設備の飛躍的な拡充計画を実施するためには、膨大な建設資金を必要といたしますので、加入電話の加入申込者等……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま議題になりました電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律案について御説明申し上げます。 公衆電気通信設備の整備拡充につきましては、政府及び日本電信電話公社において鋭意努力しているところでありまして、加入電話の数は、昨年末において戦後最高の百八万加入の約三倍に当たる三百十四万加入に達するという目ざましい実績をおさめております。しかしながら、わが国経済の急速な成長を反映いたしまして、加入電話に対する需要の伸びはまことに著しいものがあり、日本電信電話公社において実施いたしております電信電話拡充第二次五カ年計画策定当時の予想をはるかに上回り、加入申し込みをして……
○国務大臣(植竹春彦君) 閣議に出席いたしておりまして、閣議の直後には、衆議院の逓信委員会で、ほかの答弁との関係で、すぐに出席して答弁せよということで、両院の委員部同士合議の上、衆議院の逓信委員会の方へ出席するように連絡が参りましたので、さようにいたした次第でございます。
【次の発言】 はい、承知いたしております。
【次の発言】 本日までのことは存じておりますが、本日のことは、ただいま初めて承ったのであります。
【次の発言】 行政組織法一応は読みましたけれども、十七条第三項にはどういうことが書いてあったか記憶いたしておりません。暫時御猶予をいただけば、ただいまちょっと読んでみます。
○国務大臣(植竹春彦君) 組合の方からどういう要求があったかという御質問でございますので、お答えを申し上げます。 これは、一九六〇年二月五日、全逓信労働組合臨時組合代表者尾島繁君の名前で発信がございまして、郵政大臣植竹あてに要求書が提出されたものでございまして、その内容を申し上げます。 要 求 書 全逓信労働組合は昭和三十五年四月以降の賃金について左記の通り改訂することを要求する。 記 一、全逓信労働組合の組合員の賃金(俸給)を一人当り三、〇〇〇円引上げること。 二、引上げ額は仲裁々定策四十七号にもとずく賃金(俸給)決定額にそれぞれ一律に附加すること。 三、現行賃金体系……
○国務大臣(植竹春彦君) 承知いたしました。
【次の発言】 国家全体の財政ということをしばらく別の問題といたしますれば、郵政省としては、全く鈴木委員の御意見と同感でございますので、もしこの運用の道が開きますれば、非常に郵政省の活動といたしましても寄与するところが大きいと存じます。ただ、国家財政全体の関係から、この問題なかなか今日まで開発されておらないのは、まことに郵政省だけの考えといたしますれば残念に存じますが、この点につきましては、大蔵省とも打ち合わせ中ではございますが、さらに鋭意この問題の打開のための努力を続ける所存でございます。
○国務大臣(植竹春彦君) 事実でございます。
【次の発言】 当委員会に対しましてはむろんのこと、国会に対しましても、むろん御意見を十分に尊重いたすべきであることは申し上げるまでもない次第でございます。ただいま、国会が立法機関の中枢としてといろお言葉のございました通りに、まことに私もそのように存じまして、尊重しておるわけでございます。このカラーテレビの電波監理審議会にかけますことにつきましては、行政の担当者といたしまして、電波監理審議会にかけることはその時期であると考えまして、御説のございました後にも、十分に慎重に考慮いたしました上、それはやはり時期的に見ましても、十八日の電波監理審議会に諮問は……
○国務大臣(植竹春彦君) 私は、まず、本日おくれましたことをおわび申し上げたいと思います。と申しますのは、本日は同時刻に予算委員会と当委員会とが開催せられることになりまして、本日朝の閣議の席上、官房長官より特に発言がございまして、本日の予算委員会は、どんなことがあってもおくれないように、全閣僚が出席するようにとの予算委員会からの申し入れであるから、ぜひそれを実行するようにというお話がございました。それから、私といたしましては、当委員会でもぜひ皆様の御了解を得て御審議願いたい立場もございますので、ただいま予算、逓信両委員長との間に、役所の方から連絡を申し上げまして、その時間若干遅刻いたしました次……
○国務大臣(植竹春彦君) NHKの予算につきまして、最初のころはラジオの方は発達しておりましたが、テレビの方はまだ発達していなかったために、その経理を別々にいたしておきませんと、どの程度の収支がラジオに起こり、またどの程度の収支の出入りが経理面がテレビに生じたかという区別が明確にされないことでは、テレビの開発のためにも、ラジオの発展のためにも、明確な経理上の管理をやって運営をやっていくことができない。さような観点から区別をいたしておったのでございますけれども、今日のようにテレビが非常に急激に伸びまして、もうラジオと比肩することができるような状態になりましたからには、むしろこれを一緒にいたしまし……
○国務大臣(植竹春彦君) この審議のおそくなりましたことが、私のカラーテレビにつきましての処置、また、その質疑にあたりまして、同僚議員の御質問に対しまして、十分な御期待に沿うような答弁ができませなんだことをまことに遺憾に存じている次第でございますが、これにつきましては、私といたしましては、十分検討もいたしまして、また、本会議等の御質疑もございまして、また当委員会におきましても、いろいろと御質疑に応じて参ったつもりではございましたが、ただいまの野上委員の御指摘によりまして、私といたしましても、そのお言葉を尊重いたしまして、十分に反省を重ねていきたいと思います。 この重要法案が延びておりますこと……
○国務大臣(植竹春彦君) 全く御意見のような意向を持っております。自主性を十分に認めまして、公社としてやっていってくれる趣旨をよく考えております。
【次の発言】 ただいま鈴木委員の述べられました給与についてり御意見は、私も全くその通りだと思います。第三十条の第一項と第二項とは並列的に表示してはおりますものの、第一項が原則的であり、第一項はむしろただし書き的のものであり、考慮ということは、これも鈴木委員の御指摘の通り、中をとるという意味ではない。その業績いかんによりまして、よた公共の利益、利便ということを考えまして、また社会福祉ということを考えまして、公社法第一条の趣旨にのっとりましてこの給与の……
○国務大臣(植竹春彦君) これはただいまの御意見と私は同意見であります。今回のこの拡充法案につきましても、衆議院から付帯決議が出ております。その第三番目には、ただいまの公社総裁に対する御質問にありました労働条件の特異性につきましても、付帯決議をいただいておりますので、私はこの決議を尊重いたしまして、公社ともよくこの問題を打ち合わせまして、また監督の立場から、その監督という独自の立場からも十分に検討いたしまして、公社と連絡をとりまして、付帯決議が実現されまするように努力する所存でございます。
【次の発言】 このただいま申し上げました付帯決議の第三番目に、「電信電話事業における労働条件の特異性にか……
○国務大臣(植竹春彦君) 前回の委員会におきまして、鈴木強委員からの御質問がございましたので、それに対する答弁を申し上げます。 まず、対外電気通信政策につきましての御質問に対してお答え申し上げます。 日本のこの対外電気通信政策につきまして、まとめて答弁するようにとの御質問でございますが、これにつきましては、まず国際通信そのものについての発展という問題がございます。この点につきましては、KDDの活躍によりまして、日本の対外通信連絡は非常に整備いたして参ってはおりますけれども、しかも、なお世界的な通信網の進展に伴いまして、日本としてもこれに立ちおくれてはいけないというその必要から、このために最……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいまのマイクロのお話につきましては、ただいまお述べになりました通り、従来の方針を厳格に踏襲して参ります。
○国務大臣(植竹春彦君) ただいまの御質問に、大体におきまして電電公社の総裁から御答弁申し上げた通りでありますが、監督の立場にございます私といたしましても、電話の拡充は、できるならば自己資金をもってまかないたい、それでどうしてもいけないときには、国家資金また公募債等によってやって参らせたい、さようなまた国会におきます御決議もいただいておりますので、これを尊重いたしまして、できるだけ加入者に御負担をかけないという建前で計画を進めて参ることを公社にも慫慂し、また関係機関におきます協議の際にもそういう趣旨でやって参ったのでございますけれども、なかなか今総裁の述べられました通りに、加入者にも御協力いた……
○国務大臣(植竹春彦君) 治山治水とか道路建設とか、あるいは電信電話の拡充とか、それぞれの目的によりまして長期計画完成の目途も相異なるのは当然と存じますが、治水におきましても、たとえば砂防事業とか、あるいは河川改修とか、そういったようなことは、ほんとうは一年間でやり上げれば、不慮の水害に対しまして対処ができるわけでございますが、これは主として財政的な長期計画に基づきまして五年五年、十カ年ということが割り出される。道路にいたしましても六カ年ということでやるといったような財政的な見地から割り出されたところが電信電話につきましては、それとは相異なりまして、積滞数の解消ということを目安にいたしましたの……
○国務大臣(植竹春彦君) 現在電電公社といたしましては、これをできるだけ自主的に自己資金でもってまかない、また加入者の御協力を得まして債券を負担していただくという方法をとりたいとは存じましたが、加入者の協力にも限度がございまするし、また公社経営の大方針といたしましては、長期かつ低利の資金をもって充当していかなければならない、さように考えてその計画を立てたのでございますが、他面におきまして、本年度の財政投融資が五千九百四十一億円で、そのうち公募債でまかなえるものが千百十五億円という金額になっておりますが、それに引きかえまして、電電公社の建設資金が総額では六千二百三十億円という巨額に上りますので、……
○国務大臣(植竹春彦君) この問題はその懸念がないと考えておりますけれども、万が一御懸念のようなことが予想いたされます場合には、そういったような借り入れを、公社自体も十分に自戒しておりますし、監督官庁といたしましてもそういうふうな金融には絶対に依頼しないという方針を堅持いたしております、電信電話公社の結局信用の問題がその御懸念の一番の根幹かと存じますが、幸いに電信電話に対するアメリカの信用状態はきわめて厚く、なかんずく日本の電信電話公社に対しまする信用状態から見まして、その点の懸念はないと考えておりますが、詳細は当委員会におきまして全く同じ御質問が反復いたされましたときに申し上げた通り、今日も……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま御意見のように、私たちも政府といたしまして、できるだけ外資を導入しないでやっていこうとは考えましたのですが、ちょうど財政投融資を使ってやりたいいろいろな国内の他の仕事がございますわけで、五千九百四十一億の財政投融資に対しまして公募債に割り当てられましたのが千百十五億、そのうちから八十億だけは電電公社の方に今年度回してもらいましたものの、金繰りの都合上、いたし方なく外資にも頼らざるを得なかったわけでございますが、ただいま御質問の一番の中心点でありますことにつきましては、外資によりますれば比較的長期で、かつ低利でもって借りられるというふうなところから、外資にもよっ……
○国務大臣(植竹春彦君) チリ地震津波による通信関係の被害及びこれに対する措置、模様につきまして状況を御説明申し上げます。 まず、郵政関係について申し上げます。郵便局舎の被害は、東北地方を中心として全国三十七局に及び、特に被害の大きかった地域に対しましては被災当初、移動郵便車を派遣して、窓口業務の確保に努めておりましたが、五月二十八日までにはこれらの局の業務も正常に復しております。また、鉄道線路の冠水、道路の決壊等により郵便路線の断絶した個所に対しましては、臨時自動車便、人夫送り等により、郵便物運送の確保に努め、特に仙台、大船渡間には五月二十四日から二十七日までヘリコプターを運行いたしました……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま議題となりました公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 公共企業体職員等共済組合法は、昭和三十一年に、旧国家公務員共済組合法及び恩給法から独立して、三公社職員等に固有の制度として発足したのでありますが、その後昭和三十三年に、国家公務員共済組合法が全部改正になり、また恩給法等の一部改正がありましたので、それと関連する規定の改正を必要とするに至りました。すなわち、長期給付について、国家公務員共済組合法の全部改正及び恩給法等の一部改正後のこれらの給付と比較しますと、その内容に不均衡を生ずることとなり……
○国務大臣(植竹春彦君) お答えいたします。お説の通り第三条三項によって協定に基づいてやっておりますが、ことにただいまのインフォメーション・サービスにつきましては、三条二項の末段にあります暫定措置によりましてNHKが放送いたしております。
【次の発言】 その点は取りきめによってきまるのでありますから、わが国の不利益になるような取りきめはいたさないわけで、また行政協定にかわります、今度は新しい協定に基づきまして、その目的、その精神に違反したような取りきめはいたさないわけであります。従ってその御懸念はないことと御理解いただきます。
【次の発言】 周波数その他の、ただいま御指摘のことに関しまする協定……
○国務大臣(植竹春彦君) お答えいたしますのを二つに分けてお答え申し上げます。 第一は電報の場合でございますが、これは電報に従事いたします者は、電電公社に所属いたしますその全電通の組合の人たちが従事しておりますので、郵政省としてはこれを、電電公社を行政監督いたしております立場でございますので、その処置につきましては、電電公社の方で検察当局と連絡をとりまして、処置いたしておる次第でございます。 私が郵政大臣として直接の監督の任に当たっておりますのは、御質問の後段にありました手紙の場合、郵便事務の場合であるわけでございますが、これにつきましては、御指摘の通り、郵便法第七十九条によりまして、郵便……
○国務大臣(植竹春彦君) お答え申し上げます。 一番初めの御質問の、政治的圧力ということは絶対にございません。 それから、NHKと民間放送のことでございますが、ただいまのお話の通り、NHKは公共性をもっぱらといたしておりますので、全国民の要望にこたえ得るような放送をするように育成いたしておるわけでございますが、育成はいたしますが、これは政府が放送業務に関与することはしないことにして、自主的に運営してもらうことにいたしております。具体的に育成方法を申し上げますと、NHKの場合には、まず周波数の割当、あるいは中継放送局とか、その他放送局の許可につきましては、格別の配慮もいたしております。技術的……
○国務大臣(植竹春彦君) お答え申し上げます。ただいまの御質問の第一点であります有線放送と、それから一般の、普通の電電公社でやっております電話と両方ある場合でも、その市町村に有線放送を広げていって、許可していくべきではないかという御質問につきましては、一般の電電公社の電話は、これは有線電気信通法、あるいは公衆電気通信法、また、日本電信電話公社法等の法律に基づきまして、電電公社がこれを施行しておるわけでございますので、もし有線放送を電電公社の施行しております地域に同時に行なうということにつきましては、日本の電話政策の基本問題に触れて参るわけでございますので、これは慎重に検討しなければならない問題……
○国務大臣(植竹春彦君) お答えいたします。政務次官と私との間に食い違いは全然ございません。新聞記事だけを見ますと、あたかも食い違いのあるように載っておりましたけれども、政務次官が旅行から帰りまして事情を聞きましたところが、全然食い違いはございません。それで郵便料金につきましてはこの国会に提出しようと思いましても、これは物理的に日取りがございません、できません。それじゃ、日取りがあれば出すかどうかということにつきましては、すべての郵便料金につきまして検討すべきである、さように考えております。また、郵便料金のうちにはでこぼこのものもございますので、このでこぼこのものにつきまして、はたしてどういう……
○国務大臣(植竹春彦君) ただいま御指摘になりましたことは、まことにその通りでございまして、郵便物が誤り送られたり、あるいは郵便物を整理区分いたしますときにも誤られましたりいたしましたりすることは、まことに遺憾に存じます。これを統合組みかえでもって解消に努めておるわけでございますが、また、おそいという御指摘につきましては、早くこれを届ける、そういうふうにするには、統合組みかえだけではいけませんので、やはり郵便ルート、郵便線路を変えて参りませんと、その目的を達せられませんので、この点にも留意いたしまして、ただいままで努力いたしては参りましたものの、全く御指摘の通り、いろいろな事情、たとえば、地元……
○国務大臣(植竹春彦君) 昭和三十五年度の郵政省所管予算案について御説明申し上げます。 まず、郵政事業特別会計におきましては、歳入歳出予算総額は、千八百九十三億二千二百万円でありまして、前年度と比較しますと百五十三億四千八百万円(九%)の増加となります。 この歳出予算の内訳は、業務費が千三百九十二億百万円、業務外支出が四百二十四億二千五百万円、局舎その他建設費が五十億七千四百万円、公債及び借入金償還金が十八億三千百万円、予備費が八億円となっております。また、予算定員は、二十六万九千九十九人でありまして前年度と比較しますと、四千五百三十三人の増員となりますが、この増員は、主として郵便及び電気……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。