このページでは小林武治参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(小林武治君) 放送番組のことにつきましては、総理がお答えになりましたように、政府は介入した事実はありません。また、介入する意図も持っておりません。ただ、問題の番組につきましては、新聞に大きく批判的な報道がありましたので、どんな内容かと、係の者がそれぞれ放送当事者の好意で見せてもらったのでありますが、これはもとより、介入とか、あるいはこれを規制するとかの意図によるものではないのでございます。この点に関しましては、私どもも今後誤解を受けることのないように気をつけてまいりたいと思います。また、偏向ということでございますが、これは御承知のとおり、放送法に番組の基準というものが響いてあります……
○国務大臣(小林武治君) 電電公社の工事請負の問題でありますが、電電の仕事が一種の独占事業である、また、その工事がきわめて専門的、特殊なものであるために、請負をするものにおいてもおのずから限定されておる、こういうことでお話しのような疑惑を受けるきらいがあるのでありますが、これは当事者としてはあくまでも気をつけてやらなければならぬのでありまして、いやしくも世間の疑惑を招くようなことのないように、十分配慮するように、私から電電公社に申し入れておりまするし、また、さようなもし事実があるとするならば厳重に処置すべきである、こういうふうに申しておるのであります。 また、先般予算委員会で、郵政職員が航空……
○国務大臣(小林武治君) 公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 最近における経済の成長、社会開発の進展、国民生活の向上等に伴い、加入電話の架設に対する国民の要望は増大の一途をたどっており、申し込んでもつかない、いわゆる積滞の数は、現在二百二十万をこえている状況であります。このような需要に対応して加入電話の増設を円滑に行なう必要がありますが、その新規架設に要する費用の一部に充てるため、加入電話の設備料の額を改定する必要があります。 このため、一加入電話ごとに一万円となっている現行設備料の額を、単独電話及び構内交換電話の局線部分につきましては一加入電……
○国務大臣(小林武治君) 今回の地震に際しまして、北海道方面に対する全通信が二時間余にわたって途絶をした。そのために、国民の間に無用な不安を増大させた。こういうことは、私どもとして、深く遺憾としておるのであります。当局といたしましても、この際、十分な反省をいたし、今後の対策樹立に資したいと思っておるのであります。 いまのマイクロ回線等は、昨夜半に全部回復をいたしたのでございまするし、また、北海道方面においては、通信関係においてはほとんど被害がなかった。こういうことが申せるのでありますし、東北方面におきましては、小さい局の電話が、十局程度故障を生じたのでありますが、これらも大かた復旧いたしてお……
○小林武治君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○小林武治君 いまここに漏れていますがね。今度公営掲示板ができて、そこへ違反文書がときどき張られる。全国区の人が張ったりする。そいつを選挙管理委員会は、その市町村なりの責任者がいないから、通知するとかなんとかいったって通知もできないし、結局そのまま何とか放置する、こういうことになってしまう。また、選挙管理委員会で、違反文書は自分で処置できるようにならぬものか、配慮が私は必要だと思うのです。現にわれわれもそういうようなものを幾つか見ていますが、いつまでたってもはがない。それを選挙管理委員会が実質的には処分できない。責任者に通告するなんて、責任者がいない。結局いつまでも違反文書がそのままになってし……
○理事(小林武治君) ただいまから公職選挙法改正に関する特別委員会を開会いたします。
石井委員長から、委員長辞任の申し出がございますので、私が暫時委員長の職務を行ないます。
委員長辞任の件についておはかりいたします。
ただいま申し上げましたように、石井桂君から委員長辞任願いが提出されております。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、新谷寅三郎君が辞任されまして、その補欠として川野三暁君が選任されました。
○小林武治君 いまの公報の関連で、私の考えを述べてひとつ大臣のお考えをただしておきたいと思います。選挙公報の目的というものははっきりしておると思うのですが、それはどういうことですか。
【次の発言】 いま、まだ政党選挙なんということは少し飛び過ぎるかと思うのですが、現在の選挙制度を土台にしての考え方からいけば、私は大臣、かおっしゃるように、選挙公報の目的というものは、個人なら個人の経歴なりあるいは個人のいままでのいろいろの考え方、あるいは政策、あるいは政見、こういうものを選挙民に知らせる、こういう意味で公報というものが行なわれていると思う。したがって、現在までどうも選挙管理委員会は、表現の自由だ……
○理事(小林武治君) ただいまから公職選挙法改正に関する特別委員会を開会いたします。公職選挙法の一部を改正する法律案(閣法第一三一号)を議題といたします。
本案につきましては、前回までに提案理由の説明を聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 本案についての本日の審査はこの程度にいたします。
次回は、明後五月十三日午後一時に開会する予定であります。
これにて散会いたします。
午後四時十四分散会
○小林武治君 関連。私もいま占部君と同意見であることを申し述べておきます。
○小林武治君 関連。いま原田委員が、プロパンガスの家庭用には課税すべきでないと、こういうお話がありましたが、私も課税せぬほうがいい、こういうふうに思いますが、これは都市ガスとの関連があって――現在同じような効用を持っているプロパンガスと都市ガスは半々、同じくらいの量になっていますので、都市ガスだけ課税されてプロパンだけ課税せぬということは権衡を失する。しかし、私はプロパンには課税しないほうがいいと思う。ですから、都市ガスについても、これからの問題として、電気ガス税からはずしてしまう、家庭用のガスは免税にしたらいいじゃないか、こういう意見が相当にあるのです。私も、プロパンガスの関連からいって、都……
○小林武治君 ちょっと迂遠なことを両先生に伺いますが、地方税とか地方制度とか地方行政、そういうことは大学では何か講座で扱っておられますか、どういうふうな名前でお扱いになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、地方財政は独立した講座としてあるのですか。
【次の発言】 そうすると、いまの税制とか交付税とか、こういうふうなことは、お扱いになりますが、地方自治とか地方制度とか、こういうふうな問題については、行政法の一部として何かお扱いになっている、こういうことですか。
【次の発言】 一つ伺いますが、先ほど木村先生は、どうも特別財源を持たすといっても限度があるし、交付税も必要で、どうしていいか、いま……
○小林武治君 いまのこの問題でございますが、五年の始期はいつですか、始まるのは。いつから五年計算するのですか。
【次の発言】 いまの更新はいいんだが、古いものからということがいま法律で書いてあるのか、古いものから……。
【次の発言】 更新を受けないものはそれで無効になる、無効になるということは、もう所持ができない。したがって、不法所持にいつからなりますか、不法所持ということに。
【次の発言】 失効した場合はどうなんですか。不法所持ということによると、それは没収するとか、それはどうやるんです。さっきから鈴木さんが心配した、失効したらどういう手続をとるんですか。
○小林武治君 いま鈴木委員がお話しになっているように、どうもやはり私も民有林と比較して非常に安いということはわれわれもよく感じているし、それから所在市町村でも始終そういうことを言っている。ことに私のほうは静岡県ですが、静岡県などは、いまあなたの回答するような北海道なんかと違って、相当利用度の高いところにあるのに相当安い、その市町村では交付金を上げてもらいたいということを始終言っておりますから、私はやはりこれからも随時価格の評価がえということをやってもらいたい、そうして少しでも民有林との権衡が、バランスがとれるようにしてもらいたいと、そういうふうに思いますから、その点は私からもひとつ特に要望して……
○小林武治君 自治大臣に伺いますが、最近どうも地方公共団体の特別職の者が私企業等の兼職が非常に多い、こういう傾向を聞いておりますが、これについて大臣どうお思いになりますか。
【次の発言】 自治大臣は、最近地方団体がむやみに何か出資をするとか、公社をつくるとか、そういうふうなことを盛んにやっていて、それに対してはいろいろ役員を出しておる。私はこれは非常に弊害が多いので、兼職そのものは私は禁止しろとは申しませんが、ああいう傾向はよろしくない。県が当然やるべき仕事を、やれ何とか社、何とか団というものをつくって、そしてそこへ県から直接役員を派遣する、こういうようなことは、県の責任を明確にする点からいう……
○小林武治君 私はこの公営企業法の修正について二、三質問をいたします。特に提案者である与党の方から御答弁を得たいと思いまするのは、これは私が申すまでもなく、政府提案というものは与党と政府が責任を持って提出した案でありまするから、中途において与党からみだりに修正などはすべきでない、こういうことはよく御存じのはずであります。さような意味からいたしまして、このたびの修正がどういういきさつで修正になったか、この経緯をひとつ伺っておきます。
【次の発言】 だから、その経緯を聞きたい。中には相当重大な修正を加えております。特に政府部内でいろいろお話もあろうし、また、大蔵省関係のことも、この法案を提出するま……
○小林武治君 いま両大臣のごあいさつがございましたが、私も一言注文を申し上げておきたいと思います。 行政管理庁あるいは自治省、それぞれたんのうな、また誠実な方を迎えたことを、われわれは非常に多といたしておりますが、この際、私は一つの注文を申し上げたい。 それは、やはり綱紀の粛正、こういうことをひとつ厳にやってほしいと、両大臣はこれを厳正にやる資格を十分に持っておると、こういうふうに私は思うのでありまして、地方団体等におきましても、むだを省く、浪費を戒める、こういうふうな方面においても十分ひとつ注意していただきたい。 これにつきまして私は先般、地方の知事とか副知事とか、あるいは出納長の特別……
○国務大臣(小林武治君) 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計、簡易生命保険及び郵便年金特別会計並びに一般会計の昭和三十九年度決算について、その概要と会計検査院から指摘のありました事項について申し上げます。 郵政事業特別会計の歳入予算額は三千一百二十八億二千一百余万円、歳出予算現額は三千三百六億二千二百余万円でありまして、これに対する決算額は、歳入では三千三百八億六千六百余万円、歳出では三千三百億余万円となっております。 この中には収入印紙等の業務外収入支出や借り入れ金、建設費等の資本的収入支出が含まれていますので、これらを除きました事業の運営による歳入歳出は、歳入では二千四百八十一億八千三……
○国務大臣(小林武治君) いまの要するに、九分に回さなければ約束の給付ができない、こういうふうな状態からいたしまして、互助会としましては、運用の利回りを有利にするために、いろいろな方法をとられておったわけであります。ところが、いわゆる志と違うというようなことで、子会社も赤字を出しておる、あるいは、中には、ある程度の不良と思われる貸し付けもないわけではない、こういうことでありますから、このままでいけば、あるいは給付について再考をしなければならない事態も来ないとは私は限らぬと思いますが、そういうことのないように、これからも注意をしていかなければならない、かように考えております。お話しのように、九分……
○国務大臣(小林武治君) 郵政部内職員の不正行為につきまして、なおあとを断たないことはまことに遺憾に存じます。私どもは、平素業務運営の上におきましても、監察活動の面においても、犯罪防止に全力をあげておりますが、特に今後は、管理者の防犯意識の高揚をはかるとともに、犯罪の未然防止と早期発見につとめる等、実効ある防犯対策を実施することにより、不正行為の絶滅をはかるよう、一そうの努力をいたす所存でございます。
○国務大臣(小林武治君) 私は昨年十二月郵政大臣を拝命いたしたのでありますが、その後、適当の機会もなく、ごあいさつが延び延びに相なっておることをおわび申し上げます。どうぞこれからよろしくお願いをいたします。さて、所管行政の問題でありますが、御承知のとおり、郵政所管行政には、事業の近代化、電波、放送並びに衛星通信等、多くの重要な課題がございます。私は、全力を尽くしまして、これらの問題の解決に当たる所存でありますが、幸い、当委員会の各位は、郵政行政に精通されておられますので、御指導、御協力によりまして、この重責を果たしてまいりたい所存でありますので、あらためてよろしくお願い申し上げます。 この機……
○国務大臣(小林武治君) これはもう詳しく申し上げると、介入した事実もないし、また介入する意図もない。それから多少誤解を受けるようなことがあったかと思うが、誤解を受けることのないように気をつけたい、こういうことを申し上げたのでありまして、事実問題をもし詳しく申せと、こういうことであれば、また申し上げますが、そういうことでございますので、この際は以上にとどめておきます。
【次の発言】 これは事実をごく簡単に申し上げますれば、これは御承知のように、二月九日かに「現代の主役・日の丸」の問題についての放送があったと、こういうことで、その翌日の新聞に大きく――この放送については中止を求める、あるいは非難……
○国務大臣(小林武治君) ただいまのお話でありますが、昨年共同修正の案ができた、こういうことでありますが、あの共同修正そのものについて各党の間にまだ異論が出たために結局通らなかった、こういうことになるからして、あの共同修正案そのまま提案してしかるべきものかどうか、こういうことも考えなければなりませんし、ことに自由民主党の方面にあれに対する不満が相当強かったということは御承知のとおりであります。そういうことで、その点も考慮しなければならぬし、それから、いまの段階におきましては、実は要綱等も大体できたように聞いておりますが、まだ私ども省議としてこれを検討しておりません。したがって、今後それができて……
○国務大臣(小林武治君) これは横川委員がいろいろこういう御指摘をなさっておりますが、そのとおりだと思うのでありまして、郵政省の郵便局の建物がよその官庁の建物に比べて非常に劣っているということは、これは否定できません。やっぱり郵政省として一番大きな問題は、局舎問題であろう、従来ややもすれば、きたない建物があったら郵便局と思え、こういうことまで言われておる環境の悪いところでいい仕事をしようといってもこれは無理なんです。どうしても私は、従業員の保健衛生上はもとより、仕事の能率をあげるためにはよい環境をつくる、したがって、よい局舎をつくってやる、また、十分な局舎をつくってやるということが、郵政省とし……
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました日本放送協会の昭和三十九年度財産目録、貸値対照表及び損益計算書並びにこれらに関する説明書の国会提出につきまして、概略御説明申し上げます。 これらの書類は、放送法第四十条第三項の規定により、会計検査院の検査を経まして国会に提出いたすものであります。 日本放送協会から提出された昭和三十九年度の貸借対照表等によりますと、昭和四十年三月三十一日現在における資産総額は八百二億一千二百万円で、前年度に比し、百四十八億四千五百万円の増加となっており、これに照応する負債総額は三百五十三億三千万円で、前年度に比し、四十六億九千六百万円の増加、資本総額は四百四……
○国務大臣(小林武治君) 私はこまかい経過等につきましては存じておりませんので、電波局長が参りました際にひとつお答え申し上げたいと、かように考えます。
【次の発言】 趣旨から申せば、私も、電波というものがだいぶ公共的に利用されておると、こういうことからいって、あまり好ましくないと、こういうふうに思いますが、他との関連もありまして、今度はこういうものができると。しかし、この内容そのものは、これはいままでのものにはかけない、新規に開設されるもの、こういうものが対象になる。それからして、そのほかに、できるだけこれが一般的でないようにということを私ども希望しておるので、いま具体的の内容というものは政令……
○国務大臣(小林武治君) 電波の関係は、御承知のように、国際機関によって割り当てをきめておる。事態がどうあろうと、こういうことに影響なしにきめてある、こういうことでありますので、もしまた、直すことがあれば、毎年会議を開いておりますので、国際協議の上でもって適当な会議を持つ、こういうようなことでありますが、いまの問題については、さしむきの関係はないと、かように考えております。
【次の発言】 そういう計画のあることは知っております。しかし、これは政府段階のお話でございませんので、われわれ直接これにはタッチしておらぬ、こういうことでございます。
○国務大臣(小林武治君) 郵便募金管理会のことは、臨調の勧告があった。その後、また行政管理庁の何とか審議会から、置いてもいいような書面も出ておることは、巷間流布されておりますが、こういうことで私どものほうも行政管理庁の態度があいまいだというふうな気持ちを持っております。しかし、何か管理庁が新聞に出すつど、郵便募金管理会というのが載っているのでありまして、私もいろいろ考えまして、大局的にこれはやめたい。やめて、そして善後処置を講じたいと、こういうことで、私もそういうふうなことを郵政省の幹部にも申し伝えておるわけでありますが、いずれにしましても、私は毎々この委員会でもお話がありましたように、郵便に……
○国務大臣(小林武治君) これは逓信委員の各位も御承知のように、年々、郵政省で貸し付けをさしてもらいたいという予算の要求をいたしております。これは、大蔵省は資金のいわゆる統一運用と申しますか、そういうようなたてまえからして、容易にこれに賛成をされない。それで、毎年要求をしておりますが、そういう事情でこれが実現しておらない。いまお話しの簡易保険に比べれば、簡易保険は貸し付けも行なっている。また、加入者に対する還元という意味で、簡易保険事業団が保養センターとか、あるいは老人ホームとか、その他のいろいろの仕事をして、加入者に対して還元をしている。しかし、貯金は何もしておらないじゃないか、これは同じ募……
○国務大臣(小林武治君) これはもうお話のような問題があることは私もよく認識をいたしております。すなわち、これはもう保険思想の普及とかいうことから始まって、しかも、無診査で保険に加入させるということが特質であったのでありますが、いわゆる独占禁止と、こういうふうな思想からと思いますが、昭和二十二年に無診査保険が民間に認められた、こういうこと以来、いわば民間保険と簡易保険とがどこが違うのかというと、きわめて不明確になってきておる。そうして同じレベルにおいて競争をしなければならぬということで、いまの特徴は、ただ一番大きな特徴は、全国に窓口が二万近くもある、しかも、国家の直営である、こういうことが違っ……
○国務大臣(小林武治君) これは非常にごもっともなお話でありまして、私どもも、いまは、最も国営保険の特徴であった無診査保険というものが、昭和二十二年に独占でなくなった、こういうことが一番大きな時期でございまして、あの以後は、一体民保と比べてほんとうに違ったものがあるかというと、それは正直いえば、多少それはいろいろありますが、大きく見て、ない。結果的に見て、ただ契約が五兆円になって、一兆数千億円の積み立て金で国家財政において大きな役割りをしておる、こういうことが結果論として非常に大きな特徴になっておる。また、その特徴になっておるということは、募集に当たる郵政省が、運用権がきわめて狭いと、こういう……
○国務大臣(小林武治君) いまのお話は、かなり常識的な国民の要望であろうと思いますが、実は、この厚生年金あるいは共済の養老年金等の、いわゆる強制的なものについても、ああいう規定は設けましたが、一体、規定を実施する条件が一切欠けておる。どれだけになったらやるんだ、どういう事態ができたらスライドするんだと、ああいうふうな一つの宣言はしておりまするが、実施についての各種の要件が全然示されておらない。こういうことになるから、事実上は、これはなかなか実現が困難だと、こういうふうな理解をわれわれもしております。それに対しまして、保険にしても、年金にしても、これは任意の契約であって、民間の保険、あるいは民間……
○国務大臣(小林武治君) これは一応の議論としてあり得ることであって、一般会計からある程度見てもらいたいということは、これは私どももやはりそういうことも一つ考えたのでございます。したがって、その向きと折衝も十分した、こういうことでございますが、しかし、この問題はこの問題だけで片づかない、他にいろいろ波及する問題がございまして、こういう特別会計でやっているものに一般会計からある程度の繰り入れとか、こういうような手段をとるということは、ほかのいろいろの問題に関係があるから、これだけの決定はできない、こういうことでいろいろ折衝いたしましたが、われわれとしても、この際、この問題の処理としてはもうやむを……
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました放送法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 放送法第三十二条第一項におきましては、日本放送協会の放送を受信することのできる受信設備を設置している者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならないと定めております。 この契約は、協力がその使命を達成する上に必要な経費の財源として徴収する受信料の基礎となるものであります。 現在、この契約に関し、協会におきましては、すべての種類の放送の受信について契約と、ラジオ放送のみの受信についての契約とに分けて締結しているところでありますが、最近における放送の普及発……
○国務大臣(小林武治君) この法律を出したいきさつについては非常な御理解があって、私どもけっこうだと思いますが、これはどういうふうに理解されることもけっこうであります。ただ、これを理論的にどうこうということになると、私もあまり頭がよくないから、あまりはなやかな理論などということはなかなか私には考えられない。しかし、要するに、こういうものはきめ方の問題であるのです。こういうふうにきめる、ああいうふうにきめるということで、なぜとならば、私は前に申したように、NHKを経営するに受信料でやるということにきめただけであって、税金でやっているところもあれば、放送そのものについては商業放送もある。日本ではこ……
○国務大臣(小林武治君) いまの問題、大きく見て、国家的に見て二重投資をすべきでない、同じようなものを、二つアンテナを建てるとか、そういうことをすべきでない、そういうのが根本の方針でなければならぬ。二重投資などのむだなことをすべきでない。したがって、いまのような場合においては、やっぱりお互いに協力するということが必要であり、また、われわれが必要と認める場合にはさようなあっせんをすることがよかろう、こういうふうに考えます。
【次の発言】 これはまあお話のように、いままで、放送法が根本的に改正できたらひとつやりましょうということでだんだん延び延びになってきておるが、それができないで、このまままたで……
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました郵政省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、郵政省の所管行政の合理的運営をはかり、及び地方管理組織の適正化をはかるための改正であります。 まず、改正の第一点は、大臣官房に特別な職として置かれる電気通信監理官を廃止して電気通信監理局を設置しようとするものであります。 電気通信監理官は、日本電信電話公社の監督のみを行なっているのではなく、電波監理行政を除いた電気通信行政全般を所掌するものでありますが、最近における電気通信行政は、国際的にも国内的にも、昭和二十七年の電気通信監理官制度発足当時予想もされなかっ……
○国務大臣(小林武治君) 最近の調査では約千三百カ所ぐらいあると、こういうことでございます。
【次の発言】 これは北九州だけの問題でありません。やはり日本の全国を通じて調査をして、できるだけやはり一行政区域のものは市内通話にするのが私はあるべき姿であろうと、かように考えておるわけであります。最近、北九州についての御質問があったから北九州について御返事を申し上げた、こういうことでありまして、これだけの問題ではありません。
【次の発言】 行政区域と電話の通話区域が一致しなければならぬと、こういうような別段の法律の規定はございません。しかし、従前ともそういうことをやってきておる。ところが一方、とにか……
○国務大臣(小林武治君) 私どもは、電電公社は、公社になってから非常な十分な機能を発揮して、わりあいに円滑な経営が行なわれておる、こういうふうに考えております。それは政府の監督等ももう比較的緩和されておるのでありまして、過去において臨時行政調査会から、監理委員会等設けて政府の監督を離したらどうかと、こういうお話もありましたが、電気通信というのは、国内だけの問題でない、どうしても国内、国際、いろいろの関係もあるのでありまするから、郵政省の監督からは解いて、そうして監理委員会を設けるということには必ずしも賛成できないと思います。こういうふうな考え方を持っております。
○国務大臣(小林武治君) 最近には予定ありません。
【次の発言】 この問題は、もう昨年、御承知のようにいろいろな経緯を経て審議未了になっている。そういうことで、その後これらの問題の再調整につきましても十分な見通しがまだ困難である、こういうことで、この際率直に申し上げれば、おそらく、昨年のような放送法、電波法等の改正案を提案することは困難ではないかと、かようにいま考えております。
【次の発言】 これは、その後事情の変化により、御承知のような宇宙通信衛星、こういうふうな問題、これらの問題について新しく追加すべき事項がいろいろある。それからまた、昨年問題になったことにつきましてもなかなか調整の見通し……
○国務大臣(小林武治君) 郵政省関係では、郵便募金管理会を中央共同募金に一緒にしたらどうか、こういうお話でありますが、募金管理会の募金そのものは御承知のように、郵便切手に付加された寄付金で特別なものでありまして、しかもその資金が共同募金は単なる社会福祉事業と、こういうふうに限定されておりますが、郵便募金のほうはガン対策とか小児麻痺とかあるいは原爆治療とかあるいは南方同胞援護とかいろいろのことをやっておりますので、その目的が共同募金会とは非常に異なっておる、こういうことでありますし、しかもこれらの寄付金を配分したところに対しては監査等のこともやっておるということで、共同募金に合併してもあまり経済……
○国務大臣(小林武治君) 昭和四十年度日本電信電話公社の決算書類を会計検査院の検査報告とともに第五十四回国会に提出いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十年度における日本電信電話公社の決算は、前年度に引き続き黒字決算となっておりますが、損益計算上の利益金は、事業規模の拡大等による資本費用、人件費等の増大のため、前年度に比べ大幅に減少し、三百五十一億円余となっております。 また、建設計画につきましては、補正予算で追加された三万加入を含め、加入電話百六万加入の増設をはじめ、予定の工程をおおむね順調に実施いたしました。 以下決算の内容を勘定別に御説明申し上げます。 損益勘定……
○国務大臣(小林武治君) 誠意をもって答弁いたしておるつもりでありますし、その実行も御趣旨に沿いたいと、かように考えております。
【次の発言】 これは、私から基本的なことを申し上げますれば、それぞれの要望事項も出ておる。したがって、これを誠意をもって交渉に当たる、こういうことが基本的な態度でございます。
【次の発言】 年賀はがきは元旦に配達さるべきである、またさようになるようにわれわれも対処する、こういうことでいまのような投げやりのことは申しておりません。
【次の発言】 これは結果的にであれ、物理的にそういう事態が発生するということは、必ずしも絶対ないとは申せませんが、私どもも、そういうことの……
○国務大臣(小林武治君) 前回の当委員会には、私がやむを得ざる緊急の用事のために出席できなかった、こういうことにつきまして、この際遺憾の意を表します。
【次の発言】 閣議の問題につきましては、発表する問題、発表しない問題があります、この問題については、私が何らここで申し上げる自由がないと、こういうことを申し上げます。
【次の発言】 さようなことも申し上げられません。
【次の発言】 私は、知らないと申しているのじゃありません。そういうことについて私が申し上げる自由を持たないと、こういうことを言っておるのであります。閣議の発表の問題、これは官房長官の責任でございますから、私どもこの問題について、大……
○国務大臣(小林武治君) 郵政犯罪の防止につきましては、省をあげて取り組んでおるのでありますが、いまだに職員の不正があとを断たない、こういうことは私どもの責任としてまことに遺憾に存じます。私どもは、今後ともさらに努力を重ねて、適時適切な防犯対策を実施して、かかる不正の根絶をはかる決意でございます。
○国務大臣(小林武治君) 私、続いて郵政大臣をいたすことになりましたので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 私、ただいまのお話のような局の紛争等については報告を受けておりませんので、政府委員のほうから御説明申し上げます。
【次の発言】 局舎は本人が提供するか、あるいは国でつくるか、こういうことがござ
いますけれども、郵政省としては、とにかく本人
の名前のうちがあって、それを提供する。こういうことになれば、通常の順序を踏んだと、こういうことになっておりまして、特別の問題のない限りは、それのいろいろな内情に立ち入って調べるというようなことがなかったことと思います。まあさような問題におい……
○国務大臣(小林武治君) 電報電話料金につきましては、電電公社では来年の十月から平均して二二%上げたいと、こういうことで八月末に大蔵省に概算を提出いたしております。しかし、その後いろいろの事情も変わってまいっておりまするし、また、物価問題等からも慎重に考えなければならない、こういうことでございまして、私どもとしては、なるべく来年度はできるだけ上げないでまいりたい、こういうことで検討をいたしております。
【次の発言】 行政区域が広がるに従って電話加入区域もなるべくこれに合わせる、こういうふうにするべきだと思っておりますが、北九州市につきましては、すでに相当長い間これらのことが行なわれないで、たい……
○国務大臣(小林武治君) ただいまの経過をよく承りましたが、談合罪に当たる当たらぬという、こういうことは別といたしまして、いやしくも世間の疑惑を招くようなことはすべきでない。また疑惑があるとすればこれを解明する、こういうことにつとめるべきである。私どもは今後注意をいたしまして、さような疑惑を受けないようにひとつやってもらいたい、かように考えております。
○国務大臣(小林武治君) この答申は、すでに出て三年か幾らになりますが、私どもは、あれが結果的に見て全料金の二二%ほど、こういうふうなかっこうになっておりますが、私は、いまの料金体系がいけないと、時勢に合わないと、こういうふうに思っておりますので、たとえば基本料の問題にしても、市外通話料にしても、こういうふうなものをひとつ体系を変えてもらいたい。その結果どういう数字が出るか、これは別として、単なる従来の料金を何%上げろなんていう方法は、もうとりたくない、こういうふうに考えて、私どもまあ公社に対しては、料金体系をひとつ根本的に検討してもらう、ああいう古いものはそのままで置くことはいけない、そうい……
○国務大臣(小林武治君) ただいま御決議のありました郵政省関係の諸点につきましては、警告の趣旨を体し、一そう留意、努力いたす所存であります。 なお、日本電信電話公社に対してもご主旨の徹底をはかり、指導監督につとめてまいりたいと存じます。
○国務大臣(小林武治君) 初めに、森中前委員長にはたいへん御苦労をいただきましてありがとうございました。お礼を申し上げます。 それでは、私から郵政省所管行政の概略について御説明申し上げたいと存じます。 最初に、昭和四十三年度予算案の概略について申し上げます。 まず、一般会計の予算でありますが、歳出予定額は五十三億二千四百万円で、前年度予算額に比較して四億八千二百万円の増加となっております。この予算には、人工衛星研究開発のための試験及び測定機器並びに衛星開発実験庁舎の新営に必要な経費として、国庫債務四億九千八百万円を含め十億九千七百万円が計上されております。 次に、郵政事業特別会計であり……
○国務大臣(小林武治君) これはお話のように、できるだけ会社当局の自主性と申しますか、創意くふうをこらして、そして自由濶達にひとつ通信線の開拓をしてもらいたい、こういう考え方に変わりございません。したがって、もう御承知のように会社設立当時は国が相当な株式を所有しておりましたが、これらはすべて開放いたした。こういう関係でありますから、財務関係等についてもまだ法律の規定にかかわらず、大蔵省等からの干渉と申しますか、牽制とか、こういうものはもう受けない、こういろことで、むしろ非常に自由にやってもらっておる、こういうことでありまして、お話のような趣旨は十分まあ具現したい、こういうふうに考えております。
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました日本放送協会の昭和四十三年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由につきまして御説明申し上げます。 この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定によりまして、郵政大臣の意見を付して国会に提出するものであります。 これら収支予算等についての概略を申し上げます。 まず収支予算につきましては、その規模は、収入におきましては九百九十八億五千百万円で、昭和四十二年度に比べますと二十五億六千三百万円の増加、支出におきましては一千四億五千百万円で十一億六千三百万円の増加となっており、このほか、前年度からの繰り越し金六億円を収入と……
○国務大臣(小林武治君) いまの御質問の前に、提案がおそかった、これはもう私どもも十分な審議期間を両院において得ることができなかったということは、われわれも責任を感じ遺憾に存じております。これは実は三月十二日に国会に今度出しております。前例は、これは悪い前例を引いてたいへん恐縮でございますが、昨年は三月十四日だったそうでございます。そういうこともあるということだけ念のために申し上げておきます。それからNHKからは二月八日に郵政省に出しております。この間約一カ月になっておりますが、これは御案内のように、いまお話のような受信料に相当な変革があった、こういうことで郵政省も簡単にこれをそのままお取り次……
○国務大臣(小林武治君) これはお話のとおり、十分な審議期間がないということは、私どももまことに遺憾に存じます。NHKからももう少し早く出してもらうということをきのうもお願いしましたし、われわれもそれに応じてひとつ早く提出すると、こういうことをここに御約束申し上げます。
昨日は、実は与党議員からなぜおくれたかと、こういうお話があったからして、私はただ一部事実を申し上げてはなはだ御迷惑だったと思いますが、さような事情もあった。しかし、これらは言いわけにはならぬということも私はよく存じておりますから、お話のようにいたしたいと考えます。
【次の発言】 NHKは、国民の全体のための放送をする、要する……
○国務大臣(小林武治君) いまの問題は他の委員よりお話がありまして、提出時期がおくれておると、十分な審議期間がないということは私ども大いに責任を感じておりますが、次の機会からはもっと早く出したい。したがって、NHK自身に対しても一月中にはもう予算は郵政省へ出してもらいたい。そうして郵政省でも、これは意見書その他でこれを検討する必要があるから、さようなはからいをしたいと思っておりますが、今回の事態におきましては、あしたは日曜日、万一これが通らない、こういうことがありますれば、あしたの時間もありまするし、急いでこれの編成もできますし、また電波監理審議会は持ち回り等も可能でありますから、一日にもしそ……
○国務大臣(小林武治君) お話のとおりであります。
【次の発言】 労使関係はもう私が言うまでもなく一方的な問題ではない、相互の問題で、お互いの信頼と、だからしてお互いが十分の反省をしていくのが必要である。そういうことでありまして、私は郵政省がいろいろの面において厳正な態度をとっておる。それから郵政省自体が紛争そのものが、他の企業、公企業よりは多いのだとこういうふうに思うのでありまして、私は従来必ずしもこれらのことが緩漫に行なわれておったということを申すわけではありませんが、私は管理者がすべきことは誠意をもってすると、またこれに組合の方も十分に答えていただきたい、こういうふうに考えておるのであり……
○国務大臣(小林武治君) 国家公務員法によったものであります。
【次の発言】 この大船渡局は、最近衆議院の逓信委員会でも非常に種々論議があって、私も前々からどうも問題の局だと、こういうことを言っておりますし、いろいろのお話もあるから、私は人事局が直接係官をやって、そして双方のことをほんとうに調査してもらいたいと、こういうことを指示いたしております。いろいろ問題になったようなことは、現地でいわゆる第三者的な本省の係官がひとつ調べるようにと、こういうことを申しておりますし、また不当労働行為なんかは、何も大船渡局に限らず、どことでも明らかにそういう行為があったとするならば、これは十分管理者も戒むべき……
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 郵便切手類及び収入印紙の売りさばき人に対して支払う現行の売りさばき手数料の率は、昭和四十一年四月に改正されて今日に至ったものでありますが、その後における労賃その他売りさばきに要する経費の増加等の状況にかんがみまして、適正なものに改めようとするものであります。 改正内容は、売りさばき人の買い受け月額のうち、十万円をこえ二十万円以下の金額に対する手数料の率を百分の一・五から百分の二・五に、二十万円をこえ五十万円以下の金額に対する手数料の率を……
○国務大臣(小林武治君) いまのように理解されてけっこうであります。
【次の発言】 このことはいまおっしゃるとおり、われわれに明言できませんから御想像にまかせますが、それぞれみんなお考えになっているところがあろうと、常識的なものがあろうとかように考えます。
【次の発言】 あまり各人各様でもあるまいと思います、この問題は。
【次の発言】 これは、私は前に財投と申し上げましたが、今度財投が沖繩に支出できる法律をいま国会に提出しております。だから、ことし初めてそういう措置ができる、こういうことでありまして、たとえば、今度のマイクロウエーブの下り線の向こうの端局装置は財投でもって融通されると、こういう……
○国務大臣(小林武治君) このお話は、衆議院の逓信委員会でもありまして、私どもも妥当だと思いますので、次の近い機会に、続いてひとつ十万円以下のものも改定したいということを私答弁をいたしておきましたから、その点申し添えておきます。
【次の発言】 私は、いままあ永岡委員の御意見などもしごくごもっともと思うんでありまして、これは郵便法でもって政令または省令に委任すれば十分やれるんじゃないかと思いますので、次の郵便法改正等の機会があったら、さようなひとつ措置をとることがよいのではないかと思いますので、その向きのことをひとつ積極的に検討いたしたいと、かように思います。
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりました公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。 最近における経済の成長、社会開発の進展、国民生活の向上等に伴い、加入電話の架設に対する国民の要望は増大の一途をたどっており、申し込んでもつかない、いわゆる積滞の数は現在二百二十万をこえている状況であります。このような需要に対応して加入電話の増設を円滑に行なう必要がありますが、その新規架設に要する費用の一部に充てるため、加入電話の設備料の額を改定する必要があります。このため、一加入電話ごとに一万円となっている現行設備料の額を、単独電話及び構内交換電話の局線部分につきましては一……
○国務大臣(小林武治君) ことし、その設備料だけをなぜ出したか。これは非常に率直に申せば、これは設備料というのは一種の特殊料金、いわゆる反復したサービスに対する対価としての料金とは少し様子が違うのですね。一体純粋な料金と言えるかどうかわからぬくらい微妙なものであるから、これを別に扱っても、そうおかしくないと、特に公社の扱いは、これはもう普通の料金は必ず損益勘定の収入にしますが、これは損益勘定に入らぬ、すぐに建設勘定のほうのいわゆる資本勘定のほうに入る。すなわち、他人資本として扱われておる。そういうふうに性格的にも非常に違っておるから、これだけ取り出してやっても、別段これはそうおかしくないと、こ……
○国務大臣(小林武治君) 電話の料金を値上げをしたいというような意見がもうここ三、四年来あることは御承知のとおりでございまして、電電公社当局でも、この電話の需要を満たすためにはどうしても資金が足りないと、こういうことを言うておるのでありまして、この四十三年度の予算につきましても、電話料金を上げると同時にこの設備料も上げてもらいたいと、こういう概算を出したことは、御承知のとおりでございます。大体概括的に申せば、いまの電話の施設の範囲においては黒字経営ができると、こういう大体状態でありますが、何といたしましても、この熾烈な要望に対して電話をつけていくためには金が足りない、こういうことでありまして、……
○国務大臣(小林武治君) ただいま議題となりましたお年玉つき郵便葉書及び寄附金つき郵便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、寄付金の処理に関する事務を一元化するため、郵便募金管理会を解散し、その事務を郵政省において行なうこととするとともに、近時の社会的要請に応ずるため、寄付金の配分を受ける団体の範囲を広げ、また、お年玉として交付する金品の単価の最高限を引き上げようとするものであります。 改正の内容は、まず第一に、郵便募金管理会を解散して、同会が行なっていた寄付金の処理事務を郵政省で行なおうとするものであります。郵便募……
○国務大臣(小林武治君) 大体そのとおりでございます。
【次の発言】 私は、とにかく本州、北海道の全回線が二時間もとまったということは重大な問題でありまして、しかも、海底線がありながら海底線が使える状況になかった、こういうようなことについても、私は少し公社が安易にすぎたんじゃないかと、しかも事故発生後の処置についても私は必ずしも適正ではなかった、こういうふうに思うのでありますから、これらの事故てんまつ書というものを出してもらいたい、こういうことを要望いたしております。
【次の発言】 過般のこの参議院の本会議でも、この事態は政府としてもきわめて遺憾に思っておる、これをひとつこの機会に反省をして、……
○国務大臣(小林武治君) そういうような事実があります。子供保険局と、こういうようなものが全国で三百近くあります。
【次の発言】 実は、簡易保険におきましては、団体加入というのがありまして、団体で入ると、百分の七という保険料の割引があるのでありますが、学校のPTA等が、あるいは子供が加入して団体で加入することによって七%のいまの割引がある、こういうことがありまして、これらが学校で利用されておると、こういうふうな事実がありますが、これは実は学校がおやりになっておるのじゃなくて、PTAがおやりになっておって、そこの団体に割引があって、その割引を学校に寄付する等によって学校の教材その他に活用されてお……
○国務大臣(小林武治君) これは前年も計上いたしておりませんが、今年も同様でございます。しかし、裁定がありますれば私どもとしては、予備費あるいは経費の節約、あるいは弾力条項による事業増加に対する増収、こういうものを充当いたしまして、でき得る限り裁定の完全実施をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 ただいまのお尋ねでございますが、私どもの関係におきましては、さしむきさようなことは考えておりません。
【次の発言】 機械化、合理化いろいろの問題がありますが、これが首切りにつながるというようなことは考えておりません。
【次の発言】 さようでございます。
○国務大臣(小林武治君) どの程度も関与できません。
【次の発言】 要するに、番組については、これらについてはわれわれは関与することができないと、こういうのが法のたてまえでございます。
【次の発言】 閣議ではいろいろな話が出ますが、これはまあ自由でございます。それぞれの考え方を述べる。これが行為に移らない限りは、それぞれの御感想を持ち出されることもございます。
【次の発言】 格別調べたということはありません。ああいう事実が新聞その他で出たからして、様子をお聞きした事実はございます。私がお聞きをした事実はございます。
【次の発言】 ああいううわさがありましたので、真相はどうかということを私が電話……
○国務大臣(小林武治君) 郵政省所管各会計の昭和四十二年度予算案につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、一般会計の予算でありますが、歳出予定額は、四十七億一千百万円で、前年度予算額四十二億一千三百万円に比較して四億九千八百万円で一二%の増加となっております。 この予算には、宇宙開発体制の整備強化、すなわち、人工衛生開発研究に必要な諸施設費及びATSによる国際協同実験に参加するに必要な地上施設の整備費七億二千二百万円(国庫債務負担行為二億七千万円を含む)、電波監視体制の整備強化に必要な経費六千百万円が含まれております。 次に、郵政事業特別会計でありますが、この会計の歳入予定額は……
○国務大臣(小林武治君) この問題は前からの方針に変わりがありません。したがって、最近の機会においてこのラジオ単独の関係の受信料は取らないと、こういう趣旨の改正を放送法の料金の条文を改正することによっていたしたいということで、おそらく今月中には国会に提案をしたいと、かように考えております。
【次の発言】 お話のような配慮は十分した上で、これを提出するということはもう当然なことでございます。NHKが受信料あるいは聴視料で経営されると、こういう基本的な問題に融れるようなことはないようにむろん考えております。
【次の発言】 私は趣旨としてまことにけっこうじゃないか、できるだけそういう方向に向かってひ……
○国務大臣(小林武治君) 郵政省所管各会計の昭和四十三年度予算案につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、一般会計の予算でありますが、歳出予定額は、五十三億二千四百万円で、前年度予算額四十八億四千二百万円に比較しまして、四億八千二百万円、一〇%の増加となっております。 この予算には、人工衛星研究開発のための試験及び測定機器並びに衛星開発実験庁舎の新営に必要な諸施設費として、国庫債務負担行為四億九千八百万円を含めて十億九千七百万円を計上いたしております。 次に、郵政事業特別会計でありますが、この会計の歳入予定額は五千七百四十二億八千五百万円で、前年度予算額四千八百七十九億七千四百……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。