このページでは近藤信一参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○近藤信一君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました中小企業信用保険臨時措置法案外一件に関し、総理大臣並びに関係大臣に対し、若干の質問を行ないたいと存じます。 わが国経済の最近の動向を見まするに、依然として景気は不振の一途をたどり、不況はますます深刻化の様相を呈しております。今年三月期決算に引き続いて、九月期決算においても、赤字会社や減配会社、無配会社が続出し、また、企業倒産件数もその高水準を続け、景気回復のきざしは見えず、まことに憂慮すべき段階に達しているのであります。政府は、去る七月末に、財政支出の増額、繰り上げ支出など、一連の景気刺激対策を打ち出したのでありますが、この結果……
○近藤信一君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告のありました「中小企業に関する年次報告」について、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたしたいと思います。 この報告は、中小企業基本法第八条によって提出されたものでありまして、政府は、毎年国会に、中小企業の動向及び中小企業に関して講じた施策と、動向を考慮して講じようとする施策を明らかにした文書を作成して、提出することになっているのであります。動向については毎年よく勉強されて、今回も実に詳細な報告が出たわけであります。ことに、中小企業の構造的変化を綿密に調査し、従来欠如していた商業に関する調査にまで及んでいることには、敬意を払うのであります。……
○近藤信一君 私は、藤田君の動議に賛成いたします。
○近藤信一君 私は、ただいまの藤田君の動議に賛成いたします。
○近藤信一君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案された法律案に対して、総理はじめ関係各大臣にその所信をただすものであります。 割賦販売法は、割賦販売等の取引を公正にして、商品の円滑なる流通を促進することを目的にしていますが、さらに一般消費者の利益の保護をはかることも一つの大きな使命であると思います。しかし、遺憾ながら、割賦販売の現状は消費者の保護という点には欠けるところ多く、それが今回の改正の理由にもなっていることは、ただいまの御説明にもあるとおりであります。 消費者のために一体何がなされたでありましょうか、消費者の最も関心の深い物価をとってみても、政府は引き上げることに熱心で、下げ……
○近藤信一君 委員長、ちょっと速記を……。
【次の発言】 本来ならば、通産大臣に御出席願って御質問するところでございまするけれども、予算委員会で通産大臣が余儀なくこちらに出席できない、こういうことでございまするから、後ほどまた通産大臣の御出席を願っていろいろとお尋ねする点もございまするが、とりあえず私は若干の質問をいたしたいと思います。
そこで、まず法案に入る前にただしておきたいと思うのですが、これは私の意見も交えて御質問をいたしたいと思います。去る七月七日の経済閣僚懇談会で、佐藤総理は、不況対策として産業界の自主的な調整の促進をやらなければならぬ、こう言って指示をしております。これに基づい……
○近藤信一君 第二班の派遣報告を行ないます。 第二班は近藤英一郎委員、阿部委員、向井委員と私の四人で、九月十三日から十八日までの六日間にわたって、仙台、八戸の両火力発電所、八戸新産都市、小坂、花岡、松峯、釈迦内の各鉱山、金属鉱物探鉱促進事業団の探鉱現場、石油資源開発会社の申川工場、帝石八橋等を視察してまいりました。 まず、八戸新産都市は食料品、鉄鋼、化学、紙パルプ等の工業が中心で、現在これら工場の建設、港湾の整備が進められており、市全体に活気を呈しておりました。東北地方におきましては、仙塩、常磐、八戸、新潟の指定、秋田の指定予定等、新産都市の指定個所が比較的多かったことは、開発のおくれてい……
○近藤信一君 ただいま通産大臣からいろいろとごあいさつがございましたが、若干の御質問をしたいと思います。 大臣は、輸出の振興が大切だということは常々言っておられますし、また、日本のような国としては、輸出を大いに伸ばしていかなければいけないと思うのです。それが国民生活の水準を向上することにもなってくると思うのですが、そこで、輸出の相手国として、ソ連、中共、こうした国に対しては、決して軽く見るという態度はとられないと私は思うのです。大臣の就任以来、大胆がしばしば言っておられることからも、このことは十分うかがい知ることができると思うので、非常に私どもとしては力強く思っておるわけなんです。また、大臣……
○近藤信一君 ただいま新委員長から、ごりっぱな所信の発表がございました。しかし、このりっぱな所信の表明がございましたが、それをいかにして生かしていくかということが私は問題でなかろうかと思うのであります。やはり従来公取委員長から、新委員長が言われましたように、何回もそのような所信の御発表がございましたけれども、いろいろと今日までに問題が多々起こっておることを新委員長も御承知のとおりだと思います。 そこで私は、新委員長に望みたいことは、これらのいろいろいま所信表明されましたごもっともな御意見、これをどのようにして実践的に効果をあらしめるようにするか、これは私はことばの上では簡単に言えるけれども、……
○近藤信一君 関連して。 いま柳岡委員からも言っておりましたが、三十九年三月にこの連絡会議が発足した。そして、もうこれ二年になるわけなんです。そういたしますると、その間の連絡会議は一回やって、あとは幹事会をやっておる。しかし、これは対策だけであって、二年かかって、まだ具体的な対策は立っていない。これまた私はおかしなことじゃないかと思うのです。今日、産業公害ということは、もういま始まった問題じゃないと思うのです。これはもう、産業が発展してくれば、だんだんとそういう公害が出てくることは必然的なことでございまして、通産省ではやはり通産省としていろいろと対策を立てられておるのですが、たとえば地下水の……
○近藤信一君 関連。関連質問で瀬谷委員がどこかへ吹っ飛んじゃうようなんですが……先ほどからの瀬谷委員の煙突問答じゃないけれども、いま長官は煙突を高くすることも一つの方法だと、こう言われたけれども、私は煙突というものは、そんな簡単なものじゃないと思うのですよ。たとえば前には、石炭が相当利用された場合には、ばい煙が残って、煙突はなかなか問題になった。今度は石炭を使わずに重油を使うようになったら亜硫酸ガス問題――煙突を高くすればいいということになった。高くすれば、その周辺はいいかもしれませんけれども、高くなれば高くなったで、今度はほかのほうへ影響が与えられる。たとえば四日市で亜硫酸ガスが煙突からどん……
○近藤信一君 ただいま補足説明がございましたし、特にいま問題になって、おります二法案は非常に急を要する問題もございますし、審議の日程も、年末のことで長くもかかっておれないという点もございまするから、この際、二法案に関連する資料の要求をいたしまして、その資料が提出されましたならば、その資料内容を御説明いただければ、審議もすみやかに進むのじゃないかと考えますので、私は七点一ほどにわたりまして、資料の提出方の要望をするわけであります。 その一つといたしましては、最近における倒産に関する統計でございまするが、過日の委員会でも私が御質問いたしましたが、いわゆる民間機関による倒産調査というものは相当進ん……
○近藤信一君 本来ならば、大臣の御出席を願って、大臣から御答弁を願いたいのでありまするけれども、大臣は予算のほうに呼ばれておられますし、なかなか時間的にも逼迫しておる問題もありまするので、優秀な政務次官もおられますから、私が一応質問をしたいと思うのですが、まず、今回提案されました二法案、この二法案を出さざるを得なくなった背景というものがあると思うのです。やはりなぜ二法案を出さなければならなかったか、これにはいろいろと現下の不況という問題が深刻になってきておる、こういうことから特に中小企業にそのしわ寄せがきておる、一体なぜそういう結果になってきたか。特に産業界で言われておりますることは、政府が七……
○近藤信一君 実は、きょうは大臣がきておられれば相当突っ込んでいろいろと質問をいたしたいと考えておりましたけれども、大臣が衆議院の予算の分科会のほうへ出席されて、こちらへ出席されない、こういう連絡がございましたので、一点だけ質問したいと思うのですが、これは特に昨年の暮れ本委員会で審議いたしまして、中小企業の問題に関して倒産関連会社に対する法律案が審議されました。一体、その後倒産関連の中小企業に対する対策というか、指定、こういうことは一体どういう経過になっておるか、長官から若干説明が願いたいと思います。
【次の発言】 いま御答弁がございましたように、現在調査中であるということでございますが、播磨……
○近藤信一君 関連して。いわゆる尺貫法が昭和三十三年の十二月でこれは禁止になっておる。その場合にはヤードボンドは三十八年までですか、猶予を見る。それからさらに土地、建物は昭和四十一年の三月まで見ると、こういうことで、一応尺貫法の事実上の禁化というのは三十三年の十二月でこれは禁止しているわけです。それと同時に、製造販売も中止させているわけですね。ところが、今日までひそかにこれがつくられて売られておるという事実が私はあると思うんですよ。これらに対して両大臣そういう事実を知って、みえるかどうか、この点お伺いいたします。
【次の発言】 通産大臣から答弁があっただけでいいです。いま通産大臣言われましたよ……
○近藤信一君 過日、本委員会で大臣が所信表明をされまして、それ以後予算委員会で、大臣が本委員会へ出席される機会というものがなかったのでございますが、幸い、きょうは公聴会で、大臣もこちらに御出席されましたので、若干の質問をいたしたいと思います。 まず私は、特振法が、一昨年だったと思うのですが、国会で廃案になった。しかし特振法が廃案になりました後、通産省としては、いろいろと多くの業種にわたりまして行政指導というものが行なわれておる。この行政指導につきましては、過ぐる日にも本委員会で大臣にいろいろと御質問を申し上げた次第でありまするが、特に私は行政指導というものは、法律によらない通産省の指導である……
○近藤信一君 関連。ちょっとお尋ねしますが、最終的には規格の表示というものは調査会で決定されるわけですね。そこで調査会の委員というものが法律で二百四十名以内、これは第四条に二百四十人以内ということがはっきりと示されておるわけなんです。だから人員に対して、ここに規定されておりまする今度の各部門に対する、特に金属関係の加工部門に対する規格の調査というものがふえてくるものなんですが、これに対して人員の改正は何ら法律には出ていないわけなんですが、この二百四十人以内の人員で、新たにできるところの加工部門に対するところの調査というものができるかどうか、この点いかがですか。
○近藤信一君 この際、ちょっと関連して御質問申し上げておきたいと思うのでありますが、工業技術院におきましてはいろいろと研究を重ねておられまして、今日では高度な技術が発展していっていることも事実でございます。特に今回の法案でメッキそれから金属熱処理、金属表面処理、こういうようなものに対して新しく表示をしよう、こういうことでございまするが、たとえばメッキ等の技術というものも非常にこのごろ高度な技術をもちまして、いろいろな面にメッキがなされておるわけなんです。たとえばトランジスターの外箱などはプラスチックにメッキがなされておる、こういうプラスチックその他いろいろなものにメッキがなされて、これからもい……
○近藤信一君 前回質問を申し上げましたが、途中で中断いたしましたので、それに引き続いて若干の質問をいたします。 昭和三十四年の新聞代一斉値上げの際に、私どもやはり本委員会でいろいろと公取委員会の御意見も聞き、いろいろと議論もいたしました。私どもの考え方といたしましては、これは当然独占禁止法違反になるのじゃないかというふうに考えて、当時議論をしたわけであります。ところが、公正取引委員会は当時の状況判断の上に立って、拘束性ある申し合わせでなかったという結論で、この新聞値上げ事件というものが不問に付されたことがあるのです。また昨年ですね、やはり新聞料金の値上げがなされて、そのときには国会での議論も……
○近藤信一君 ただいま提案されましたところの法律案でございますが、本来ならば、大臣にずっといていただいて御答弁を願いたいと思いまするけれども、予算の分科会等で大臣非常にお忙しいようでございまするから、まず最初に大臣に対する質問だけをいたしまして、残余の問題、質問につきましては、中小企業庁または政務次官に対して御質問することにいたします。 この三案を一括して質問するわけでございますが、まず最初に、近代化促進法の問題について若干お尋ねをしたいと思います。近代化促進法では、業種別に近代化計画というものを立てて、そしてこれを円滑に実施しよう、こういうものでありまするが、私どもの心配しているのは、その……
○近藤信一君 昨日に引き続いて若干御質問を申し上げますが、今度の改正案の中で「小売商業連鎖化計画」というものがあるわけなんでございますが、これとレギュラー・チェーンと一体どのように内容的に違っておるのか、この点を一応御説明願いますと同時に、この目的とするところは一体どこにあるのか。たとえば経営近代化を考えて、この目的達成のためにこういうふうなことを計画されておるのか、この点お尋ねいたします。また組織、機構についての構想、こういう点についてもあわせて御答弁願います。
【次の発言】 ボランタリー・チェーンは共同仕入れ機構とどのように差異があるのか。またボランタリー・チェーンのほうがその組織なり共同……
○近藤信一君 関連。いまの御答弁の中で、計量器の販売のことが触れられましたですが、これは計量器販売に対しましていろいろと疑問の点があって、昭和三十三年の改正のときに、特に同僚阿部竹松委員から、この点を、時の局長、岩武さんが重工業局長、それから前尾通産大臣、このお二人からの答弁の中で明らかになっておるのですが、薬事法によると、やはり販売は登録が必要である、しかし、これを広く普及するためにおいては、たとえば農業協同組合だとか、または生協とか、その他の厚生団体でもよろしいし、こういうところで販売のあっせんをする、こういうのに対しては登録の必要はない、こういうことを明らかに答弁をしておられるのですが、……
○近藤信一君 ちょっと関連。先ほど永岡委員から土地・建物計量法のことでちょっと質問があったのですが、本委員会で、これは四月一日から施行になるから、ぜひこれを四月一日施行できるようにやってもらいたい、こういうことで本委員会におきましても積極的にあの土地・建物計量法については成立をみるべく努力をしてきた。ところが、先ほど永岡委員が言われましたように、やつてみたら今度はこれが結果的には四月一日から間に合わない、これは登記の点でおくれているから間に合わないということであって、併記することを認めるというふうなことが衆議院の委員会において質問の点で明らかになり、そういうことをしなければならぬような結果にな……
○近藤信一君 この際大臣が御出席されておりますので、若干の御質問をしたいと思うんですが、いま審議しておりまするところの金属鉱物探鉱促進事業団法の改正案でございますが、私どもが長年にわたって本委員会において審議してまいりました法案の中で似通った法案というものがありまして、またそれぞれの法案に基づいてそれぞれの会社が組織されておるわけなんです。それは何かというと、同じ地下資源開発の線で現在ございますのは、石油資源開発株式会社 これがありますし、北海道地下資源開発株式会社、これが存在しております。それに金属探鉱促進事業団と同じような地下資源を求めるこの会社、事業団というものがあるわけなんです、似通っ……
○近藤信一君 機械工業臨時措置法改正に伴いまして、若干の質問をするわけですが、先般、機械類賦払信用保険臨時措置法の改正が本委員会で成立を見たのでございますが、これは臨時措置法を恒久法にしようと、そういう考えのもとにあの措置法というものが成立したわけであります。この機振法は、さかのぼって考えまするならば、過去二回、昭和三十一年に五年間の臨時法としてこれが制定されました。その後三十六年にさらに五年間これが延長されて今日に至ったわけであります。ここで今般また改正が出されまして、さらに三度目の五年間これを延長しようという考えからこの法律案が出されたわけでございますが、この三回も延長するというふうなこと……
○近藤信一君 一昨日に引き続きまして若干質問いたしますが、一昨日御質疑いたしました銅の生産の問題で、だいぶ払底してきておるというふうなことで私質問したのですが、一昨日の新聞を見ますると、国際的に銅が非常に高値を呼んでまいりまして、国内の銅も一これを値上げせなければならぬというふうなことで、これが一両日中に大幅な値上げがされるであろう。さきにトン当たり四万円の値上げがありまして、それを今度は、現在トン当たり四十二万円でございまするが、これを一両日中に五十二万円前後に引き上げるような見通しだ、こういうことが新聞に出ておるわけなんです。一トン当たり約十万円の値上がりということになりますると、この銅を……
○近藤信一君 参考人の方々にきょうは出席願って御意見を聴取するわけですが、もし参考人の方で印刷物でもございましたならば、ひとつ委員の全員に御配付願えれば幸いだと思いますので、その点ひとつ委員長から取りはからってください。
【次の発言】 それでは持ってみえる人はお願いいたします。
【次の発言】 参考人の方々からは、たいへん貴重な御意見を承ったわけでございますが、これから若干の質問をいたしたいと思いますが、その前に通産省に一、二点お尋ねしておきたいと思います。
ただいま参考人からいろいろグループ化の御意見がございまして、ちょうど十七日の日本工作機械自動盤協議会の結成によりまして、現在十グループが……
○近藤信一君 大臣が他のほうに所用があって退席されるそうでございますから、その前に一点だけちょっと大臣にお尋ねをしておきますが、これは機械工業の不況の問題でございますが、昭和三十六年末をピークといたしまして、非常に機械工業に対しては不況になってきた。特に工作機械業界におきましては、受注も頭打ちになってずっと下降線をたどってきておる。それから三十八年以降は、これははっきりと大臣も御承知のように、不況色に塗りつぶされたというような形になって今日になっているわけです。そこでその原因といたしましては、基本的には金融の引き締めによりますところの一般経済界の沈滞、これがございますけれども、やはり何といいま……
○近藤信一君 中小企業団体が長年にわたって官公需の発注の問題を要望しておられたので、これが今度政府案、さらに社会党、民社党案として審議されておるわけで、間もなく今国会でこれは私は成立をみると思うのですが、そこで、私は問題になると思うのは、まあこれは完全なものではないから、やはり将来またこの改正等についても考えていかなければならぬと私は思うのです。そこで、いままで各参考人の方々から御意見を拝聴しておりますると、先ほど小柳委員が御質問をいたしましたように、官庁では現金で支払う、ところが、下請の皆さんのところには今度は手形でくる、こういうような問題がある。これは受注するほうも、官庁の仕事は安いけれど……
○近藤信一君 この際、大臣に若干の質問をいたしますが、私はいま汚職問題というのが、非常に官庁における問題になっておるので、この点についてお尋ねするわけですが、内閣が生まれるたびに、いつも綱紀粛正ということが言われておりますし、また官紀の振粛ということも盛んに言われてきております。特に佐藤総理も今国会の施政演説で、公務員は一そう厳正な規律の保持と、行政の能率的運営につとめ、国民に対する義務を忠実に果たさなければならない、こう施政演説に言われておるわけなんです。しかし官吏の汚職問題といいますか、これはなかなかあとを断つに至っていないわけでございます。特に通産省におきましても、朝日新聞を見ますると、……
○近藤信一君 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成するものであります。 自民党政府は、口には中小企業対策の重要性を唱えておりますが、その実体はいつも大企業擁護でありまして、中小企業庁の調査では、昭和三十八年度の中央官庁の官公需調達の相手方は大企業が六七・三%、中小企業が三一・九%という実績が出ておるわけであります。こういう状態が政府の真の姿であります。これを改善して、中小企業に相当部分の発注を確保することこそ国がなすべき最も手近な政策と言うべきであります。わが党はこの点にかんがみまして、すでに第四十六国会に官公需の中小企業者に対する発注の確保に関する法律案を提案し、また今国会にもそ……
○近藤信一君 私は日本万国博覧会の法律案に対して質問をするものでありますが、きょうは衆議院の予算委員会のため、担当大臣がこちらにお見えになっておりませんから、大臣に対する質問に対しましては、大臣御出席の後に御質問を申し上げたいと思います。 そこで、その担当局長である企業局長が御出席になっておられまするが、まず最初に私がお尋ねしておきたいことは、御承知のように、第五十一国会は明後日六月二十七日で終わるわけであります。しかも委員会といたしましては、従来の慣例からいくならば、最終日はどこの委員会も、定例日でなくてもやるという慣例があるわけでございまするから、本委員会におきましても、最終日の二十七日……
○近藤信一君 まず最初に堀田参考人にお尋ねするわけでありますが、私のノートに、博覧会国際事務局長バルティエ氏のことばとして、「日本万国博は、何よりも東洋と西洋とを結ぶ友情を深め、世界平和に貢献するものと思う。」と、こう書いてあるわけなんです。いつ言われたのかちょっと覚えておりませんが、とにかく西洋と東洋、言いかえればアジアを結ぶものである。したがって東洋に貢献するということも相当大きいであろうと、こういうふうにもまた言われておる。この点は、私も同感でございます。堀田さんはその西洋を博覧会のことでずっと視察してこられたと聞いておりますが、この西洋と東洋とどんなふうに一体これが結びつけられたらよい……
○近藤信一君 電気製品の問題について若干の質問をするわけでありますが、去る八月の二十四日の衆議院大蔵委員会で、わが党の平林委員が、閣議でも問題となった工業製品、特にカラーテレビの国内販売価格と輸出価格の相違について問題にしております。 そのときの質問の中心点は、十九インチのカラーテレビがわが国の国内向けの小売り価格で大体十九万八千円前後だ、メーカーからの卸売り価格にいたしましても十五万円前後でありますのにかかわらず、輸出FOBの価格は平均六万五千円程度というようでございます。この点の違いは一体どこにあるのか。さらに、カラーテレビだけでなく、他の電気製品や自動車、たとえばブルーバードが、国内価……
○近藤信一君 本日は、業界の方々や労働組合の方々に御出席願いまして、いろいろと貴重な御意見を承ったわけでありまするが、まず質問に入る前に、私の私見を一言申し上げまして、それから順次御質問を申し上げたいと存ずる次第であります。 繊維新法が施行されましたのが昭和三十九年の十月でございます。この繊維新法は、御承知のとおり過剰設備をかかえて慢性的操短体制下にあった紡績業の構造を打開するとともに、複合繊維の増加、労働需給の変化に対処して、わが国繊維産業を今後とも輸出産業として確立していくために、企業の自由な創意を発揮し得る基盤を造成するということでつくられたものであります。ところが、こういう目的でつく……
○近藤信一君 産業公害ではいろいろと問題になっているのです。この産業公害ではやはり国会にも特別委員会が設けられていろいろと議論をするわけです。政府としても産業公害に対しては相当苦労をしておられると思うのです。国家百年の計といいますが、いまこれを見ますと公害百年と、こういうことにもなろうかと思うのです。そこで問題はやはり工業がだんだんと発展してまいり、そうするとやはり公害問題がいろいろといろいろの面に出てくるわけですね。それで、じゃ公害を絶対に出さぬようにできるかというと、そのきめ手というものは私はいまないと思うのです。しかし昔と違っていまでは相当技術も高度化していっているし、近代化をやればある……
○近藤信一君 本日は、いま委員長が言われましたように、企業合併の問題からお尋ねしたいと思うんですが、今後の経済成長あるいは資本の自由化などに対処するためには産業界の新しい体制づくりとか、また産業再編成ということがいろいろと論議されるとともに、それはすでに現実の動きとしてあらわれてきているのであります。わが国の産業が国際競争力を強化するためには、いろいろとそこに無理な問題が出てくるのでなかろうかとも思いますし、もはや、いままでのやり方では立ちいかないというふうな見方もあるわけであります。そこで経済全般の構造改革が必要であることでございますし、ことに、ここ一、二年企業の合併ということがいろいろと行……
○近藤信一君 いままでの繊維政策についての通産省の姿勢について若干申し上げまして、それから順次御質問を申し上げたいと思います。 答申案についての質問に入りまする前に、今日まで通産省の繊維政策について若干の反省を促しておきたいのであります。通産省が昭和三十九年に立案し成立しました繊維新法、あるいは織布業に対するところの団体法による設備規制、生産調整政策は、たまたま産業界全体の不況と相まって、もうどうにもならない、こういうところまできてしまったことはもう局長も十分御承知のとおりだと思います。今日出ました答申によりますると、構造改善対策を行なおうとするのでございますが、日本の繊維工業というものがこ……
○近藤信一君 まず、内容に入る前に若干質問をしておきたいと思うのですが、きょう大臣が、一時から委員会という公報でありましたけれども、それが理事会で二時になった。私のところには朝参事官が参りまして、内閣委員会が終わったらすぐこちらのほうに入るというお話でしたが、いま聞きますると、何か商工会の大会があったからそちらのほうへいらっしゃったので時間が一時間延長になったと私聞いておるんですが、それはいかがですか。ほんとうですか。
【次の発言】 大臣は、いま長官が補足説明の中でも言われましたように、六月一日からこの法律施行ということでございますが、この六月一日といいますると明後日でございます。委員会も、い……
○近藤信一君 ちょっと関連。いま局長から答弁がございました経過措置の中でだんだんと確立していく、ところが、今度の受託保証金というものが本店につきましては六十万円から九百万円と、こう大きな幅があるのですよ。それはいまあなたが言われました大中小とこうある、こういうことにもなろうかと思いますので、そこでいま仲買い人は一定の数というものがきめられているのですね、現在の取引所に対して。そうすると新しくやろうとしたらなかなかこれはできない。そこでどうしても権利金を出して権利を買う。仲買い人に私の知っている人があるのです。事実権利を買うにはその権利金が二百万や三百万じゃない、何千万という権利金が必要なんです……
○近藤信一君 中小企業信用保険法の改正に対して御質問するものでありますが、その前にちょっとお尋ねしておきたいことがございます。これは昭和四十年の十二月に臨時措置法、こういうことで成立をしたわけであります。当時の参議院の附帯決議の中にございまする問題に関連して若干お尋ねをしたいと思います。それと申しまするのは、特別小口保険の普及徹底、こういうことが附帯決議の中に書いてございましたが、この附帯決議を尊重して、当局としてはいろいろとこれの普及のために努力をされたものと私は思っておりまするけれども、実際にはこの中小企業者の中にはこの問題について、まだ存じておられない方も多々あるのじゃないかと私は思うの……
○近藤信一君 私は、まず中小企業団体法と小規模企業共済法、この二つの法律案の内容に入る前に、一言大臣に注文をしておきたいと思うのです。 それは、大臣がいつも提案説明の場合にも言われることばで、慎重審議をやってもらいたいということでございますが、いつも会期末になると参議院のほうに、わが委員会でもどんどんと法律が来て、私どもが慎重に審議する実際の時間というものは少ないと思うのですよ。いままで本委員会では予備審査ということをやったことはないのです。その慣例を破って、今度は委員長・理事の協力で、予備審査をやろうということで、非常に協力的に参議院ではやっているわけなんです。それと申しますのも、やはり衆……
○近藤信一君 関連。いま高山委員から織布の零細企業といいますか、その問題について質問がありました、私それに関連しまして、本委員会に提案されております、あとから御審議になる団体法の改正による協業組合の問題があるわけなんです。おおむね織布業におきましては、いま高山委員も言われましたように家内工業的な零細企業が非常にある、これは各産地にあるわけなんで、団体法が改正されました暁に協業組合ができるわけなんですね。その協業組合と産地組合との今後のかね合いの問題、それをどういうふうにやっていくか、これは将来大きな問題として各織布業においていろいろと各地にできてくるだろう、こういうことを私は想像しましてお尋ね……
○近藤信一君 前に若干御質問をいたしましたが、小規模企業共済事業団の問題について、引き続いて質問をいたします。事業団ができましてからもう二年というものを経過しておるわでございますが、いろいろと資料をいただきますると、この二年間でこれを利用したというのは比較的少ないんじゃないかと思うんです。この前もこの利用状況の資料をいただいたのです。これを見て私非常にふしぎに思ったのでございますが、特に中小企業の多い都市における利用者というものは、非常に少ない。比較的中小企業の少ない地方のほうがこれの加入者が多い、私どもからこれを見ますると、非常に変則的なように思われるわけでございまするけれども、一体こういう……
○近藤信一君 ちょっと関連。いま竹田委員からも質問がありましたけれども、これはまだ私は修正案を見ていないからわかりませんよ、私は原案でいくんだから。ところがいまも竹田委員が言っておられましたように、何か衆議院の委員会で修正が加えられた。しかも内容の修正ということについては、しばしばいままで従来もありましたけれども、この法律案の題自体、貿易大学校法案というのが、今度は全然変わっちゃったらしいんですね。内容はまだ私は修正の案を見ておりませんが。で、一体この委員会の審議を通じて題まで変えねばならなかったというふうな、そんなに通産省は自信がなかったのかということ、そんな権威のないものをよくもどうして国……
○近藤信一君 私は、貿易問題について大臣に若干の質問を申し上げたいと思いますが、特にわが国の貿易環境というものは、英国のポンドの切り下げ、また米国の輸入制限、こういう非常にきびしい動きに対して、いろいろと対処していかなければならぬ、こういう状況のもとに、日本の貿易の拡大ということは、これは市場の多様化ということをまず考えていかなければならぬでなかろうかと思うのです。特にわが国は、米国との貿易に対しましては三割というものが依存されておるわけでございます。ところが、米国経済の変動がございますと、すぐこの変動が日本に直輸入されておる。これが日本の今日の貿易の現状ではないかというふうに私は思うのです。……
○近藤信一君 ちょっと関連して。いま阿部理事から一言苦言がございましたが、これはいま阿部理事も言っておられましたように、貿易大学の法案審議の際に、私からあれは口がすっぱいほど言ったんです。それはいままでもそうでございましたが、何か往々にして衆議院で長い時間審議しておりまして、そうして最後に参議院へ持ってきて、何とかこれをわずかの数時間足らずの時間で審議をしてくれ、上げてくれと、このことは、非常に参議院を軽視していることじゃないか。これでは参議院の運営上に対しても今後困る。だからわれわれに十分審議期間をひとつもらいたい、こういうことを私はくどくあのときに注文をいたしました。大臣はおかわりになった……
○近藤信一君 電気用品取締法の内容の質問に入る前提として、ちょっとお尋ねをいたしまして、お尋ねをしながら資料もあわせて要求しておきたいと思いますので、そのつもりでひとつお願いをしたいと思います。 いろいろと今度の電気用品の取締法、これの説明書等々を拝見いたしますると、非常に今度の改正案で、何が一体重点になっておるか、こういうことを検討してみますると、まず冒頭に書かれておりますることは、電気用品による火災だとか感電等の危険及び障害の発生の防止、こういうことが重点的のようにも考えられるわけでございますが、このような説明を、私どもお聞きしまして感ずることは、第一に、最近これは二、三年のことでいいと……
○近藤信一君 いま参考人の方々からるる御意見を拝聴いたしましたが、私どもがこの法律の改正案を審議するにあたりまして、若干御意見に基づいてお尋ねをしておきたいと思います。 昨年でしたか、行政管理庁から消費者保護のための行政監察の問題がございまして、電気用品の取り締まりに対しまして、次のような勧告が通産省に行なわれたのでございますが、いまも内容お話がございましたような〒マークがついていても不良品があり、それが不良品であっても〒マークがあるために販売、使用が禁止されていない。そこでこういうものに対しまして立ち入り検査を強化することと、また業者に対して不良品の回収義務を課することを検討せよと、こうい……
○近藤信一君 私は、去る七日の本委員会で、アメリカの輸入課徴金制度創設の問題について通産大臣に質問を申し上げたのでありますが、その際に、大臣のお答えは、大体において課徴金制度が創設されると、わが国の受ける打撃というものは著しく深刻なものがあり、何とかしてこれを阻止いたしたいということでございました。そのときに私は、この問題に対する国会の意思を何らかの形で表現すべき時期がきているのではないかと、こういうことを委員長に申し上げたのでありますが、今回各派の御賛同を得て、委員会で決議案を議決しようということになりましたので、ここに提案申し上げる次第であります。 まず、案文を朗読いたします。 米……
○近藤信一君 三時半ごろまで大臣がおられるというお話ですから、私からまず中小企業信用保険公庫法について御質問いたします。 公庫が設立されました後、毎年融資基金は追加出資を行なってきたのであります。保険準備基金の追加出資は行なっていなかったということでございまして、保険準備基金の追加出資を今度の改正によりましてやるわけでございますが、四十二年度は信用保証協会の代位弁済というものが非常にふえたので、これは公庫から保証協会に支払う保険金が多くなりました。そこで公庫の準備基金が大幅に減少したのでございます。そこで、四十三年度に保険公庫は九十五億円を出資するうち二十五億円を保険準備基金として充てようと……
○近藤信一君 私は、本案と直接関係はございませんけれども、昨日来非常に問題になっておりまするアメリカ原子力潜水艦のソードフィッシュによる放射能の問題について、この際、若干緊急性がございますので、御質問をしておきたいと思います。 まず第一に、今度の場合、いま専門的な学者の皆さんが寄って、いろいろと結論を急いでおられるようでございますけれども、やはり原潜寄港の際に、放射能の測定を、科学技術庁として、あるいは専門機関がやらなかったというところに今度の問題の中心があるのじゃないか。こういうふうにいろいろといわれておるわけなんですが、この点は科学技術庁としてどのような措置をとっておられたのか。この点を……
○近藤信一君 簡単に二、三お尋ねしたいと思うのですか、まず堀参考人からお尋ねをするわけでございますが、割賦販売の現状では、割賦販売業者は自己資金や、それから自己の信用ということを基礎にしていろいろ借り入れ金などをやって、そして割賦販売ということをやっておる。しかし、今後割賦販売に対する社会的需要というものが高まってくる、そういたしますと、早晩割賦資金の逼迫ということが考えられるんじゃないかと思うわけでございますが、割賦資金の円滑な供給のためにはどんな方策というものがあるか、具体的にもしあるならば、この点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 これは両先生とも、先ほど来この割賦金融の問題、……
○近藤信一君 関連。先ほどから答弁聞いておりますると、長官が責任を持つ、責任を持つと、こう言っておられますが、従来われわれもずいぶんそういう責任を持つという答弁を聞いておりますけれども、参議院選挙が終われば内閣改造があるやにもまた聞いておりますし、内閣改造を終えて、長官がまた長官になられればこの責任も全うできますけれども、やはり大体お役所仕事は、かわればあとは自分の問題じゃない、こういうことで、いままでずいぶん私ども苦い経験をなめさせられてきておるのです。その点、長官がもしおかわりになっても、必ずあなたがいまお約束された問題について、これを実現するのだ、こういうことをはっきりと私は誓っておいて……
○近藤信一君 総理に若干質問をいたしますが、私どもの商工委員会では、なかなか総理の姿も見ることがまれでございまして、会議録を見ますると、衆議院の商工委員会にはしばしば出席しておられるけれども、本院の本委員会にはなかなか御出席していただけません。私の記憶によると、これで、五十八国会は二回だと思うのです。万国博覧会といまの法案と二回なんですが、そこで、まず私は基本的な問題について総理に一言お尋ねしたいのですが、昨日も、私、担当大臣の御所見を伺ったわけでございまするけれども、総理も御承知のように、この法律案は非常に重要法案であると、こういうことで三月に国会に上程されたわけなんです。ところが、本委員会……
○近藤信一君 国有鉄道運賃制度の改正は、この値上げが国民生活全般にわたりまして非常に大きな影響力を持っておるのでございます。したがいまして、あらゆる角度から十分にこれを検討する必要がある、こういう意味で、私ども商工委員会としても連合審査をお願いしたわけでございまして、この連合審査に運輸委員長並びに運輸委員の諸君がこれを了とせられまして、この連合審査になりましたことを私は厚く感謝いたします。 そこで私は、運輸行政に対しましては非常にしろうとでございまするから、運輸委員の諸君が質問されたことと重複するかもわかりませんが、また、とんちんかんな質問が出るかもわかりませんが、その点はひとつ御了承を願い……
○近藤信一君 私は当面しておる問題で若干質問するのですが、朝通告しました時間が、だいぶ協力しなければならぬということでございますから……。 問題は当面しておる緊急の問題だけにしぼって若干質問いたしますが、まず最初に、中小企業の倒産問題でございますが、これは昨年来、私ども商工委員会でもしばしばこの点については政府当局にもいろいろと忠告をしてきたわけでございますが、東京商工興信所の調査によりますれば、昨年一カ年間の倒産が八千百九十二件という大きな数字を示しておるわけなんです。このことは過去十数年来最高の記録をつくったということになる。そこで、私どもは四十三年になればさらに倒産の件数というものはふ……
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