このページでは剱木亨弘参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○剱木亨弘君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、委員長に阿部竹松君を推選することの動議を提出いたします。
○剱木亨弘君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、委員長に阿部竹松君を推選することの動議を提出いたします。
○剱木亨弘君 ちょっと大臣に。これは質疑と申しますか、お願いということになるかもしれませんが、第六条に関連いたしまして、先般近藤委員だったと思いますが、建設省の係官を呼びまして、建設省関係の地方建設工事の中小企業への発注状況について質疑がありました。そのとき関連して私はお聞きしようと思いましたが、ちょうど大臣がおられませんで、これは閣議その他の問題だと思いますが、建設省のほうは地方に地建というものを持って、相当の機関能力がございますので、地方の中小企業の建設業者の実態というものを十分把握してこれを登録し、それに対して事業の状況によって中小企業に発注すると、こういう能力があるようでございます。大……
○剱木亨弘君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、委員長に阿部竹松君を推選することの動議を提出いたします。
○理事(剱木亨弘君) ただいまから石炭対策特別委員会を開会いたします。
阿部委員長から、委員長辞任の申し出がございますので、私が委員長の職務を代行いたします。
委員長辞任の件についておはかりいたします。
阿部竹松君から委員長辞任願いが提出されております。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって辞任を許可することに決定いたしました。
【次の発言】 次に、直ちに委員長の補欠互選を行ないます。
互選の方法はいかがいたしましょうか、おはかりいたします。
【次の発言】 ただいまの小林君の動議に御異議ございませんか。
○剱木亨弘君 第二班の派遣報告をいたします。 派遣委員は小林理事、小野理事、鬼木理事、久保委員、阿部委員と私の六名で、現地では小柳委員も参加されました。期間は二月二十日から二十三日までの四日間でありました。 日程は、端島、大ノ浦、山野、本添田の各炭鉱を視察するとともに、福岡通産局において、通産局、鉱山保安監督局、関係事業団、福岡県庁、教育委員会、九炭労、三池炭鉱罹災者家族等からそれぞれの意見を聴取しました。なお、産炭地教育の特性にかんがみまして、小野理事と久保委員は、教育事情を視察するため、二十一日には長崎県松浦市の今福中学校、調川小学校、志佐小学校を、二十三日には福岡県筑豊地方の稲築東中……
○理事(剱木亨弘君) ただいまから石炭対策特別委員会を開会いたします。
大河原委員長から、委員長の辞任願が提出されましたので、私が委員長の職務を行ないます。
まず、委員長辞任の件をおはかりいたします。
大河原一次君から委員長辞任願が提出されております。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
【次の発言】 引き続きまして、委員長の補欠互選を行ないます。
つきましては、互選の方法はいかがいたしましょうか。おはかりいたします。
【次の発言】 ただいまの鬼木君の動議に御異議ございませんか。
○剱木亨弘君 ちょっといまの問題と関係がないのですが、お許しをいただきまして、特にまたこれは商工委員会所管の問題ではないのですけれども、急を要しますので、一言政務次官にお願いをしておきたいと存じます。 それは、実は石炭対策の問題でございますが、私ども先般石炭対策で北海道に二日間現地視察をいたしました。その問題につきましては、石炭対策委員会で特にまたいろいろ報告いたしますなり審議をいただかなければならぬことがあると存じますが、その際に、具体的な一つの問題でございますが、実は北海道におきまして合同庁舎を、第一次合同庁舎が完了しまして、第二次合同庁舎がいま建設されつつございます。第一次合同庁舎は、……
○剱木亨弘君 ちょっと速記をとめていただいていいですか。
○国務大臣(剱木亨弘君) 今回政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、国立学校における学年の進行等に伴い、国立学校の職員の定員を改めるものであります。すなわち、国立学校における学年の進行等に伴い必要とする国立学校の職員の増員について、は昭和四十二年度暫定予算に計上することとしており、この増員のため文部省の職員の定員を改めようとするものであります。 国立学校におきましては、昭和四十一年度以前に新設または拡充されました学部、学科等の学年進行に伴って必要な教職員を四月から増員する必要があるとともに、昭……
○国務大臣(剱木亨弘君) お尋ねのとおり、実は現在、大学病院におきます無給医局員の取り扱い方といいますか、これは非常にむずかしい問題でございまして、現在全国の国立学校に約八千名の無給医局員がおります。これは基本的に申しますれば、各大学におきまして、各講座ごとに無給で学術研究なり診療研究のために入ってまいっておりますが、実態上は、各科におきまして研究、診療その他の局員としての仕事もやっておるという状況でございます。この問題は非常に現在問題になっておりまして、この解決をいたすべきときがきておると思いますが、実は御承知のように、ただいまこれに関連といいますか、問題になっておりますのは、大学におきます……
○国務大臣(剱木亨弘君) 今回政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、文部省の附属機関として京都国立近代美術館を設け、本省の学術奨励審議会の名称及び目的を改めるとともに、文部省の職員の定員を改めようとするものであります。 まず、京都国立近代美術館の設置について申し上げます。 従来、国立近代美術館は、東京都に本館を、京都市にその分館を置き事業を行なってまいりましたが、このたび京都分館を京都国立近代美術館として独立の附属機関とし、これに伴い本館を東京国立近代美術館としようとするものであります。京都……
○国務大臣(剱木亨弘君) これはきわめて専門的な会議でございまして、文部省と、ああいう政策的なものと相当違いますので、学者の学術会議その他と相談をいたしましたり、その道の権威者をできるだけ集めるというので、文部省の私的な意見はほとんど入れないで選んでまいる予定でございます。
【次の発言】 インターンの問題に関しまして、ただいま申しました医療教育懇談会、これが最終答申を最近において出してまいりました。そこで、今後インターンを廃止いたしまして、大学を卒業いたしますと同時に国家試験を受けまして、国家試験を受けました際に、この診療研修を、まあ義務制ではございませんけれども、これをやる。やる場合は、国立……
○国務大臣(剱木亨弘君) 第五十五国会において、文教各般の問題について御審議をいただくにあたり、文教行政に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。 文教のことは、申すまでもなく、国政の基本であり、国家興隆の源泉であります。わが国の教育は、長い伝統と関係者の熱意と努力によって、世界的にも高い水準に達しておりますが、なお改善充実につとめなければならない課題がいろいろとあると思います。 今後における学校教育の拡充整備と質的向上については、新学制実施後すでに二十年を経た今日、また今後における産業、経済の発展と国民生活の向上を考え、世界の趨勢も考慮し、現行制度を基盤としながら、長期的視野に立って十……
○国務大臣(剱木亨弘君) この国立西洋美術館の購入いたしましたドラン作の「ロンドンの橋」とデュフィの「アンジュ湾」ですか、この問題につきまして小林委員からいろいろ例証をあげられまして、これに対しまする購入その他について間違いがあるんじゃないかというような意味合いの御質疑が繰り返されて、私、ずっと伺っておったわけでございますが、しかし、西洋美術館といたしまして、この購入に際しまして、購入選考委員も正式に十分鑑定いたしますし、価格につきましても、価格委員会の議を経て十分注意をいたしまして購入して、しかも館長が責任を持ってこれが本物であるという御断言をしておるのでございまして、現段階におきましては、……
○国務大臣(剱木亨弘君) いま局長からお話ししたとおりでございますが、法制局の作業も相当進捗しつつございます。できたらこの国会に提出したいという準備を進めてまいったのでございますが、法制局のほうの関係も多少おくれておる。それからもう一つは、この七月にストックホルムでベルヌ条約の改定の国際会議がございます。この国際会議の結果によりまして、また新たなる、何か条約上のものが出てくる可能性もあるのでありまして、この会議の結果を見る必要がある。この二つの理由がおもな理由でございます。でございますが、あまりに遷延いたしますことは、いままでずいぶん長く遷延いたしてまいったのでございますから、これを一年に限り……
○国務大臣(剱木亨弘君) 第一の問題でございますが、宇宙航研の経理並びにそれに対する対策の問題でございますが、これは委員長よろしゅうございますか、――委員長を通じまして……。 それから第二の米国陸軍の極東研究開発局から援助を受けております問題につきましては、御承知のように予算委員会で資料の要求がございまして、いまその作成中でございます。もう近日中にできる予定でございますが、予算委員会に提出いたしますと同時に、本委員会にも必ず提出いたします。 それから資料につきまして、私もちょっと承りまして、まことに申しわけなかったと存じます。率直におわびを申し上げます。今後できるだけの資料を提出するように……
○国務大臣(剱木亨弘君) このたび政府から提出しました札幌オリンピック冬季大会の準備等のために必要な特別措置に関する法律案につきまして、提案の理由とその概要について御説明申し上げます。 アジアで最初の札幌オリンピック冬季大会の開催については、昭和四十年九月、政府としても閣議了解をもって協力援助を行なうこととし、また招致決定後におきましては、昨年、札幌オリンピック冬季大会組織委員会の成立とともに、大会の準備に関し、政府に関係省庁の職員をもって組織する準備対策協議会を設けるなど、この大会の準備に対する協力体制を樹立し、大会の成功を期しておるところであります。 この冬季オリンピック大会は、かつて……
○国務大臣(剱木亨弘君) このたび政府から提出いたしました国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和四十二年度における国立大学の学部、大学院及び付置研究所、国立短期大学、国立高等専門学校並びに国立養護教諭養成所の新設並びに昭和四十三年度における国立大学の新設等について規定しているものであります。まず第一は、国立大学の学部の新設についてでありまして、北海道大学及び九州大学に歯学部を、山形大学及び茨城大学に人文学部及び理学部を、東京工業大学に理学部及び工学部を、横浜国立大学に経営学部をそれぞ……
○国務大臣(剱木亨弘君) この教員養成大学につきましては、特にいろいろ歴史的に論議がかわされてまいりまして、大体、時代とともに大きな流れが変わってきたと思いますけれども、特に終戦後におきましては、あの当時、師範学校をどういうふうにするかという問題のときに、いわゆる昔の師範学校のあり方が、一つの教員の養成機関という狭い視野に立って人間養成をしたことに対して、非常な欠陥があったということから、一般教養の先生の養成をして、その一般教養から出ました者が、必ずしも教員になるということではなしに、その中から教員の特別課程を履修した者に教員の免許状を与えるというような考え方で、いわゆるリベラルアーツでござい……
○国務大臣(剱木亨弘君) 発足当初におきまして、大蔵省とのいきさつから申しますと、私どもとしてこれを発足するためには、ある程度大蔵省の言い分も聞かなければならぬというときがあったと思います。大蔵省はどうしてもこういう特殊法人に対しまして収入支出面で採算がとれるようにということを常に言っておるわけでございます。それで発足のときは私どももこれは一応やむを得ないことだと思いますけれども、しかし、これは完全に青少年の健全育成、宿泊研修による育成でございまして、その目的はあくまで教育的な目的でございますし、小林委員のおっしゃいますとおり、これは一片の宿泊だけの施設ということに終わっては、この置かれた趣旨……
○国務大臣(剱木亨弘君) ただいま組織委員会におきまして、いろいろな施設の計画の調査とか、また、関連いたしております公共事業等の関係等がまだ調査段階にございまして、ごく正確な結論は出ていないのでございますが、まあ大体におきまして東京オリンピックの約三分の一ぐらいな経費は必要とするであろうと予想されております。その内容につきましては、まだ準備段階でございますから詳しくは申し上げかねる次第でございます。
【次の発言】 冬季オリンピックに対しまする文部省の考え方といたしましては、第一段階といたしまして、直接に選手強化ということをいまからやるということでなしに、実は冬季オリンピックがございますのを契機……
○国務大臣(剱木亨弘君) 大体私どもとしましては、体育協会に相談いたしまして、五億六千万程度で最終段階まで、その年次計画に従いまして、将来の問題は、あるいはこれからふえるかもわかりません。また多少の変動があるかもわかりませんが、本年度の予算におきましては、この年次計画に基づきまして二千万円、これは体協のほうに選手強化のために、いわゆる支出したい。これは予算が通過しましたら体育協会にすぐ差し上げることになっております。 それから立ったついででございますから、いわゆる施設の直接の設備のほうはやはり文部省の責任でやることになると思います。それで選手強化のほうにおきましては、これはいま体協のほうで御……
○国務大臣(剱木亨弘君) 私は、機会あるごとに率直に私の意見を申しておるのでございますが、まさに人事院の勧告も近づいてまいっておると思います。で、私どもは調査をいたしまして、いま局長の申しますように、集計の途中でございますが、結果はわかりませんけれども、私としましては、できるだけ早く調査結果を出し、教員の勤務状況によります給与の処置につきましては、できるだけ今度の人事院勧告に間に合うように、私どもとしては申し込みたいという希望をもちまして急いでやる予定でございます。とにかくこの問題につきまして、せっかく年間調査をいたしたのでございますから、文部省としましては、これに対して必ず結論をどうするとい……
○国務大臣(剱木亨弘君) このたび政府から提出いたしました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 高等学校は、後期中等教育を担当する学校として、中学校からの進学率も年々上昇し、わが国の学校教育においてまことに大きな役割を果たしております。公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律は、このような高等学校教育の重要性にかんがみ、昭和三十六年に制定されたのでありますが、この法律に定める学級編制及び教職員定数の標準並びにそれに基づく国の財源措置は、各都道府県における高等学……
○国務大臣(剱木亨弘君) ちょっと、私も入学試験の問題ずいぶん関心を持ってまいりましたので、一言私からお答えいたしたいと思います。 実は、ひとつ国立大学の場合考えてみますと、入学試験につきまして、かつて旧制度の場合におきまして、いま新制大学ができましたけれども、昔の旧帝大等は一つの高等学校という段階を間にはさんでおったわけです。ですから、大学自体が入学試験をやりますのは、実は高等学校の生徒から選ぶのでございまして、その間の入学試験に対する考え方がだいぶ違っておったと思います。一ぺんの形式的な、たとえば英語だけとか、数学だけとか、そんなことだけでも判別して、そして入れても大して大学について悪い……
○国務大臣(剱木亨弘君) 中教審から後期中等教育の振興につきまして答申があったわけでございますが、文部省の学制の全体から申しまして、いわゆる十五歳から十八歳程度の年齢層におきまして、まあ人間としての能力の一番伸びると申しますか、その適性に応じた教育を必要とする時期に際会しておると思います。そういう意味におきまして、この答申が出されたのでございます、なお、実際問題として、今日、後期中等教育すなわち高等学校の教育に対しまして、就学率と申しますか、入学者の率は非常にだんだん上昇してまいりまして、今後まあ八〇%にも及び傾向になっておりまして、いま義務教育の問題が論議されておりますけれども、いわば準義務……
○国務大臣(剱木亨弘君) 省令で学校基準をきめまして、四十人として、それはやはり高等学校の学級のあり方についての一つの理想的な姿を打ち出し、それに到達するまでやむを得ない事情があれば、この四十人でなくても差しつかえないというあれを出しておりますが、私はやはり教育的な見地から考えますと、これは正確に一学級何名が一番正しいという学問的な結論はまだ定説として出ていないと思いますが、しかし私ども旧制の――旧学校制度におきまして私ども旧制の高等学校で学んだのでありますが、旧制高等学校においても学級は四十名でございました。一応この四十名というのが一つの理想的な形態ではないかと思います。これは局長からも申し……
○国務大臣(剱木亨弘君) 火曜日の閣議の問題だと思いますが、一昨日ですが、実は学校教育法につきまして、私のほうでは、党の総務会を通しまして、提出時期については党幹部が決定するという取りきめになっておりました。ところが、会期延長になりまして、延長になりますと、延長してから新たな法案は、まあ出さないとは限らんと思いますけれども、非常に出しにくくなる、そういう状況でございまして、党内におきましてもこの問題についてどうするのだというような非常な要望がございまして、閣議におきまして、私が学校教育法におきましては、御承知のように各種学校の改正と外国人学校の二つを含んでおるわけでございますから、この問題を政……
○国務大臣(剱木亨弘君) このたび、政府から提出いたしました公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、最近における国家公務員等の災害補償制度の改正にならって、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償制度の改正を行なおうとするものであります。 すなわち、第一には、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部改正でありますが、その内容は、国家公務員等の災害補償制度にならって、打ち切り補償を廃止し、負傷または疾病がなお……
○国務大臣(剱木亨弘君) 実はいまも、ちょっと余談でございますけれども、私の父が実はいなかの学校医をやっております。その実態等を思い浮かべましてお答えするわけですが、確かに府県において学校医の制度につきましては、相当前時代的な遺風が残っておるかと思います。特に学校の保健関係が非常に重要になってまいっておる時代でございますので、学校医制度につきましては、やはりはっきりした一つの制度を出さなければならぬ時代がきておる。文部省でいま一応予算的に考えておりますのは、僻地等の無医村等の学校に対しまして、学校医、学校歯科医及び薬剤師を遠方から派遣する経費につきましては、これを僻地に補助をいたしておるのでご……
○国務大臣(剱木亨弘君) このたび政府から提出いたしました日本学術振興会法案につきまして、提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 学術の急速な進歩とその影響力の飛躍的な増大とは、現代世界の著しい特色であり、このような動向を反映して諸外国は、学術の振興につき国として各種の方法手段を通じ、多角的かつ効率的な施策を講じつつあり、わが国においても学術の振興をはかることはいまや国に課せられた重要な責務であると考えます。一方、最近の学術研究の急速な進展に伴い、共同研究を通じての研究の組織化、国際化の傾向が強まるとともに、また研究の規模も拡大の一途をたどっております。 このような研究活動の態様の……
○国務大臣(剱木亨弘君) お答えいたします。札幌オリンピック冬季大会が一九七二年に開催されることになりまして、これが東京オリンピックに比較しまして劣らないようなりっぱな成績をあげるということのためには、相当いまから準備をしなければならぬと思います。西田委員も申されましたように、ただいま組織委員会で着々と準備の相談をしていただいておるのでございますが、この組織委員会には私ども関係閣僚も入りまして、できるだけの協力をいたして、完全に成功するようにという準備を進めたいと思っております。準備におきましては、いま申されましたように、競技施設の準備をどういうふうにしてやるかということが一つと、それから競技……
○国務大臣(剱木亨弘君) 仰せの、ただいま私学関係におきまして、特に授業料等の値上げのために引き続きまして学校騒動が起こりました。現段階におきまして、私学におきまする経営は、授業料収入によるのが大部分でございますが、授業料の額も限界点に来ておると思います。そこで、私学経営の根本的な対策を講じなければならぬのでございますが、いま申されましたように、あるいは経常費の補助というようなことも考えられるのでございますが、この六月末をもちまして、せっかくただいま私学振興対策調査会におきまして結論を得ることに急いでおるのでございます。どういうような方法におきまして抜本対策を講ずるか、その結論を得るのも間近で……
○国務大臣(剱木亨弘君) 学会の国際会議につきましては、御承知のように、いかなる学会を開催するかということにつきましては、ただいま、大体学術会議で選択し、これに対しまして、決定いたしましたものにつきましては学術会議を通じまして援助をやっておるわけでございます。具体的にお尋ねのものにつきましては、後ほど詳細に調べましてお答えをいたします。
○国務大臣(剱木亨弘君) お答えいたします。一昨日の御質問にあたりまして、五月五日の朝日新聞の記事についての御質疑がございました。その点につきまして二点あると思うのでございますが、一つは、半導体の国際会議に対しまする米国陸軍極東研究開発局、これから金が出ておるという問題についてのお尋ねと、もう一つは、小柳委員からの御質疑の中で資料の要求がありました、各大学への寄付金の状況についてであると思うのであります。 国際会議のあり方につきましては、大体二通りの方法がございまして、一つは、日本学術会議で主催をいたします国際会議、それから主催者のほうで行ないまする国際会議とあるわけでございますが、学術会議……
○国務大臣(剱木亨弘君) お答えいたします。 学校教育法の改正案は、ただいままだ提案するかどうかということを決定をいたしておりません。ただ、案の内容につきまして、この機会にひとつ誤解のないようにお願いをしたいと存じます。学校教育法によりましては、御承知のように、私ども予定いたしておりますのは、三つの重大な改正点がございます。その一つは、高等商船学校の創設でございますが、これは論外といたしまして、特に学校教育法の改正をわれわれ意図いたしましたのは、ただいまの各種学校をいかにするか。いわゆるこれは中教審の答申に基づきまして各種学校の格上げをし、それに対して性格のはっきりした格づけをいたそう、こう……
○国務大臣(剱木亨弘君) 新学制を終戦後しきましてから、日本の教育は、相当、数的にも世界的に認められるように発展してまいりました。また、六・三制も、わが国の民主教育に対して相当の効果をあげてまいったことは事実だと思います。ただ、戦後二十年でございまして、経済社会情勢が相当な進展をし、また、国民の文化水準も相当に上がってまいりました。そこで、いまの学制についていろいろな論議も行なわれておるのでございますが、私といたしましては、やはり学制の改革の問題はそう思いつきでにわか仕込みでやるわけにはまいりませんから、根本的にこれを再検討する時期が来ておると思います。ただいま、文部省も、幼稚園、幼児教育につ……
○国務大臣(剱木亨弘君) 人的能力の開発につきまして、特に労働力の質的改善ということはきわめて現段階において必要だと存じます。いま船田委員の申されましたように、文部省といたしましては後期中等教育の整備につきまして、昨年十月の中教審の答申に基づきまして、この拡充整備にいま全力を注いでおるわけでございます。 第一問でございます高等学校の多様化の問題でございますが、これはあらゆる能力及び社会的需要に応じましてこの高等学校の教育を多様化するという面につきまして、ただいま理科教育及び産業教育審議会に具体的な内容につきまして諮問をいたしまして、審議をいたしていただいているわけでございますが、その結果によ……
○国務大臣(剱木亨弘君) 私も全く聞いておりませんので、必要があれば調べてみます。
【次の発言】 お答えいたします。
お尋ねの第一点は、私学振興会から私立学校に対します融資の条件の問題であろうかと存じます。これは融資条件につきましては、こういう問題について、私学のいまの調査会の中間報告に基づきまして、私学振興会の融資の額を増額いたしますと同時に、その貸し付け条件の緩和をいたしたのでございまして、特に従来、この貸し付けが二年据え置きの、七年もしくは十二年となっておりましたものを、相当大幅に延ばしまして、最高は二十五年、また一番短いもので十二年、その各融資の種類によりまして、相当こまかな条件緩和……
○国務大臣(剱木亨弘君) 先日御要求になりました資料は、ただいま手元に差し上げてあります。大体その資料でごらんいただければわかると思いますが、一九五九年から今日までずっと続きまして、件数としては約九十六件、金額といたしましては三億八千七百万円、こういう状況になっておるようでございます。それで、きょうお手元にお配りしました資料で一応なおお断わりしておかなければなりませんと思いますのは、ここで各機関の名称だけを出しておるのでございまして、しかし事実は、医学部とございますれば医学部の中の特定の教授にこれが渡っておるわけでございます。この名前を、私としてお許しを願いましたのは、個人の名前は直接的にはこ……
○国務大臣(剱木亨弘君) 昨日の資料要求につきまして、極力調査をいたしました。ただ、どうしてもわからない面もございますけれども、私どものほうでできるだけの調査をいたしましたので、その結果につきまして、大学局長から説明させていただきます。
【次の発言】 私もこの契約の内容につきまして亀田委員の言われたこと、そのとおりであるという確認は現在においていたしておりません。ただ、私が存じておりますこの契約書の中におきまして、実施権は常にやはりその発明をした、研究をした研究者が持っておるのでございまして、ただアメリカにも、ただ無償にこの実施権を認めるというような形になっておると存じます。ただ、ここで私が申……
○国務大臣(剱木亨弘君) 札幌オリンピック冬季大会につきましては、政府といたしましても国家的行事として、また東京オリンピックはああいうように成功いたしましたので、相当の成果をあげるためには、国といたしましても相当の協力をすることをきめておるわけでございます。お話しのございました各競技施設の建設区分及び規模その他工事スタイル等につきましては、さきごろ一応冬季オリンピックのこの組織委員会におきまして大体の成案を得て、ただいまわれわれのところに参っております。しかし、この成案をそのとおりに決定するかどうかにつきましては、いろいろこの関係各省との関係、またその施設を将来どういう使用をいたしていくかと、……
○国務大臣(剱木亨弘君) 調査会の審議は、御承知のように六月の末日ということになっておりまして、ただいま非常な御勉強で、結論を出すということに非常にまあ努力されておりますが、また、審議の内容につきましては、調査会に御一任しておりますので、結論についていまから予想はできないのでございますが、しかし、この結論が永久的な意味におきまする抜本策になるか、あるいはその現時点において考えられる最高の案になるか、その点はまだ明確な見通しはついていない状況でございます。
【次の発言】 私学振興の問題につきましては、私自身といたしましては、就任以来、私の非常に大きな課題といたしまして振興に努力をしてまいる決意で……
○国務大臣(剱木亨弘君) 国立大学の研究体制につきましては、御承知のとおり最近におきましていろいろ学術の進歩が非常に急激にまいりまして、個人研究のみならず研究所におきましても共同研究の研究所を設置する必要等が起こってまいっております。基本的にはこの研究所の設置等につきましては、まず学術会議からいろいろの問題につきまして、研究所の設置等につきまして文部省に勧告があるわけでありまして、この勧告の線に沿って、文部省は、具体的には文部省にございます学術審議会の意見を聞きながら、各大学とも相談いたしまして、研究体制の整備に努力をいたしておりますし、また、いま御指摘にございましたように、今回、前国会におき……
○国務大臣(剱木亨弘君) 筑波の学園都市への移転計画につきましては大体八月の末日に一応の決定案を提出するという運びにいたしておりまして、その八月末日に一応の決定案を出すべく、ただいませっかく計画を立てつつあるのでございます。現在までの計画におきましてほぼ移転が可能もしくは予定として認められますのは、東京教育大学とそれから東京医科歯科大学の分室と申しますか、分室の建設と、それから図書館短期大学の移転、次に素粒子関係の研究所の設置でございますが、素粒子研究所につきましては、筑波にただいま予定地をとっておるのでございますが、その土地が、はたして素粒子巨大加速器の建設に適当であるかどうか、近くボーリン……
○国務大臣(剱木亨弘君) まあ朝鮮人の学校、大学の問題がいま問題になっておりますが、少しく御説明を申し上げたほうがいいと思いますが、この外国人学校の問題は、日本の終戦後における一つの歴史的な課題であろうと思います。まあ事実上、世界的にもほとんどこういう例はないのでございますが、世界相互に、相互の各国間におきましては、たとえば外交官でございますとか、あるいは商社の滞在者の子弟の教育のために、短期間に滞在する者は帰るわけでございますが、その母国に帰りました際の教育上のギャップを補う意味におきまして、その滞在する国におきまして本国の教育をいたすことは、まあ相互におきまして認め合っておるというのが現状……
○国務大臣(剱木亨弘君) 私は六人委員会にみずから進んで入らしてもらいまして七人委員会なわけでございますが、全国約七十万の教育者のために人事院の勧告を尊重するべく最善の努力をいたしておるつもりでございます。その方向に向かいまして、今後とも最後の決定をするまで努力をしてまいる覚悟でございます。
【次の発言】 校長、教頭に対しまする管理職手当、これは国家公務員にはないというお話でございますが、実は地方教育公務員は国家公務員に準じて給与が定められることになっておりまして、国立の場合におきましては名称は違いますけれども特別調整額として管理職手当に相当するものがございまして、それに準じて地方教育公務員に……
○国務大臣(剱木亨弘君) この前にも御答弁申し上げましたように、人事に関しましては、やはり憲法十九条の精神にのっとりまして、思想的なことによって左右されるものでないということは全く私の――これは私だけでなしに、全教育行政に携わっている者の当然に守らなければならない責務だと思います。北海道の思想調査の問題が起こりましたが、この問題につきましては、この前の国会においてもお答えいたしましたように、私どものとりました手段としては、教育委員会及び教育庁、責任者のただいま意見を聴取いたしまして、そういう事実は全くないという御答弁に基づいて、その事実の有無その他につきましては、今後この問題について調査される……
○国務大臣(剱木亨弘君) 教員の人事に関しましては、もちろんあくまでこの憲法第十九条に定めます「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」という意味合いにおきまして、その人の思想とか考え方、立場というようなものを人事におきまして不公正な取り扱いをしてはならないという方針をもちまして、文部省といたしましては終始一貫そういう方針のもとに行政指導も行なっておるわけでございます。
【次の発言】 教育関係の教員といたしましては、当然にやはり教育に適性と申しますか、一定の資格が要るわけでございまして、その意味におきまして、教員の資格要件が法律で定められているわけでございます。したがいまして、その資格……
○国務大臣(剱木亨弘君) いま、六人委員会といいますが、七人委員会でございます。 これまで委員会でいろいろ論議はいたしておりますが、委員会における論議の段階におきまして、個々の大臣がどういうふうに言ったということは私から申し上げるわけにはいかないと思います。ただ、実施の時期につきましては、大蔵大臣のほうで、十五日以降でないと明確なる財政見通しができかねるから、その財政見通しがつくまでその実施の時期の論議はしばらく待ってほしい、こういう意見がございまして、ただいま増子局長から申しましたように、いままで主として費やされましたのは都市手当の問題でございまして、時期等につきましては、最終的な論議は、……
○国務大臣(剱木亨弘君) 養護教員養成所の予算関係につきましては、もう少し詳しく私調査してお答えしたいと存じますが、実は予算編成にあたりましては、大体文部省として各大学の要望をできるだけ取り入れて編成いたすことにいたしておりますが、各大学の要望を全部いれるわけにもまいりませんから、大学での全体としての要望順位を取り上げて、最も緊要と考えるものから予算のほうに組み入れると、こういう従来の形になっておりまして、おそらく、そういう関係から大学の要望の順位の問題でこれは取り上げることができなかったのじゃないかと思います。しかし、お説のとおり、これは一面また国の施策の面から、大学の要望度のいかんにかかわ……
○剱木亨弘君 発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 過去約一年間にわたりまして文教の仕事をさしていただきましたが、その間、きわめて私、微力非才でございまして、いろいろ文教行政につきましては不十分なことばかりであったかと存じますが、その間におきまして、特に参議院文教委員の方々には、非常な御厚情、御支援、御鞭撻を賜わりまして、まことにありがとうございました。とにかく一応の任務を終えまして、あと私どもの尊敬いたします灘尾文相にバトンを渡すことができたのでございますが、今後私も文教委員の一人として勉強さしていただきたいと存じますので、諸先生方のこれまでと変わらざる御指導をひとえに……
○剱木亨弘君 ちょっと関連。中教審のメンバーでいろいろお尋ねがありますけれども、私のときに任命がえしたのであります。それで、いまの現場の声という意味で、人員が限られておりますから、そうたくさんなことを現場からというわけにはいきませんけれども、多少その点は考慮しまして、中学校長及び高等学校長を私たちはとにかく入れましたし、なお、メンバーは中教審の本委員は少ないのですけれども、しかし、臨時委員とか、あるいは事柄によりましては専門委員とか、そういうものは中教審で予算を取っているはずですから、必要に応じて現場の方をお呼びするということはできるようになっているはずでございます。これは文部大臣あるいはお気……
○剱木亨弘君 ただいまの市川君の発言中、不穏当な点があったと思いますので、後ほど速記録等調べまして、委員長において善処されたいと思います。
○理事(剱木亨弘君) 矢追君の質疑の途中ですが、午後二時四十五分再開することとし、これにて休憩いたします。 午後一時四十四分休憩
○理事(剱木亨弘君) 予算委員会を再開いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、内藤誉三郎君が辞任され、その補欠として土屋義彦君が選任されました。
【次の発言】 次に、ただいまの委員の異動に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、その補欠互選を行ないます。
互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に内田芳郎君を指名いたします。
【次の発言】 それでは山本君の質疑を続行いたします。山本君。
【次の発言】 山本君、簡単にしてください。
○理事(剱木亨弘君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、北村暢君、森中守義君、大森久司君が辞任され、その補欠として占部秀男君、小野明君、田村賢作君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十三年度一般会計予算、昭和四十三年度特別会計予算、昭和四十三年度政府関係機関予算。
以上三案を一括して議題といたします。
昨日に続いて、宮崎君の質疑を行ないます。宮崎君。
【次の発言】 以上をもちまして、宮崎君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、鈴木強君。
【次の発言】 質問を続けてください。
○国務大臣(剱木亨弘君) 昭和四十二年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は五千八百四十五億八千六百二十九万円、国立学校特別会計の予算額は二千二百七十二億八千六百四十八万一千円でありまして、その純計は六千二百二十九億六千九十二万八千円となっております。 この純計額を前年度当初予算と比較いたしますと、およそ八百三億円の増額となり、その増加率は一四・八%となっております。 以下、昭和四十二年度の予算案におきまして特に重点として取り上げました施策について御説明申し上げます。 まず第一は、教育費の負担軽減と育英奨学事業の拡充でありま……
○理事(剱木亨弘君) それでは、各公述人の方に御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
この際、特に御質疑の方及び公述人の方にお願いしますが、時間の関係もございますので、ひとつ簡潔に御質疑なり御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑はこの程度にとどめます。
公述人の方々には、長時間有益な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。
午後一時再開することといたしまして、これにて休憩いたします。
午後零時二十八分休憩
【次の発言】 ただいまから予算委員会公聴会を再開いたします。
午後も、お三人の公述人の方に御出席願っております。これか……
○剱木亨弘君 ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって、私が主査及び副主査の選挙の管理を行ないます。
これより主査及び副主査の互選を行ないますが、互選は、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、主査に宮崎正義君、副主査に船田譲君を指名いたします。(拍手)
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